チャバネフユエダシャク
2015年12月20日(日)
チャバネフユエダシャク 撮影日:2015/12/19(成虫雌),12/13~12/19(成虫雄),05/06(幼虫) 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のチャバネフユエダシャクを紹介します。
私も1度はチャバネフユエダシャクの雌に会いたいと思っていました。何しろ冬の蛾のトップスターでホルスタインの愛称まで持っているのですから憧れてしまいます。
毎年,雄のチャバネフユエダシャクが出現してから暫く経った12月下旬の頃から樹木の幹を探っていました。しかし,そう簡単には見つかりませんでした。

ヘッドライトのように前向きの目の近くには口が見当たらないチャバネフユエダシャクの雌。

雄は灯火に飛来し何回も見られますが,探すコツが分からないものにとっては高嶺の花のチャバネフユエダシャクの雌。

冬の蛾のトップスターであるチャバネフユエダシャクの雌。ホルスタインの愛称まであります。
ところが,昨日(2015/12/19),「今日も坊主か。」と思いながら水飲み場を見ると雌のチャバネフユエダシャクが居るではありませんか。
翅は無くても逃げ足が速いので驚かさないように何枚も写真を撮りました。

2本の太い帯状の紋様があるチャバネフユエダシャクの雄。

1本の細い横線があり,小さな褐色紋が無数にあるチャバネフユエダシャクの雄。

全体が茶褐色で1本の細い横線があるチャバネフユエダシャクの雄。
上や横方向から撮った後,「成虫になってからは口が無く何も食べない。」事を思い出しました。それで,前方から狙って撮った写真が最初のものです。赤矢印で示したように二つの目はヘッドライトのように前を向いています。ぜんまい状の口があれば二つの目の中央より下に見られるはずですが,かけらもありません。
今日も,昨日発見した場所の周辺をくまなく探しましたが,見つけることは出来ませんでした。
昨日の発見は全くの偶然だったかもしれません。神様の贈り物だったかもしれません。
とにかく,幸運な出会いでした。
以前のチャバネフユエダシャクの記事はこちらです。


春のゴールデンウィークの頃,見掛けた綺麗なチャバネフユエダシャクの幼虫。柵を移動中でした。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 チャバネフユエダシャク
大きさ 前翅長 雄21~27mm,雌の体長11~15
食餌動植物 幼虫はコナラ,クヌギ,ヤナギ,ブナ,バラ,ニレ,カバノキ,ツツジなどの広葉樹の葉を食べます。
分布 北海道,本州,四国,九州
出現月(羽化する月) 11~1月
特徴 雄には細い横線が1本あるものと太い帯状のものが2本あるものがいます。
雌の翅は退化していて,白い地に黒の斑模様があります。
幼虫は春出現して5月上旬,土に潜り蛹となります。
今年もと 諦めかけた ときに会え

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チャバネフユエダシャク 撮影日:2015/12/19(成虫雌),12/13~12/19(成虫雄),05/06(幼虫) 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のチャバネフユエダシャクを紹介します。
私も1度はチャバネフユエダシャクの雌に会いたいと思っていました。何しろ冬の蛾のトップスターでホルスタインの愛称まで持っているのですから憧れてしまいます。
毎年,雄のチャバネフユエダシャクが出現してから暫く経った12月下旬の頃から樹木の幹を探っていました。しかし,そう簡単には見つかりませんでした。

ヘッドライトのように前向きの目の近くには口が見当たらないチャバネフユエダシャクの雌。

雄は灯火に飛来し何回も見られますが,探すコツが分からないものにとっては高嶺の花のチャバネフユエダシャクの雌。

冬の蛾のトップスターであるチャバネフユエダシャクの雌。ホルスタインの愛称まであります。
ところが,昨日(2015/12/19),「今日も坊主か。」と思いながら水飲み場を見ると雌のチャバネフユエダシャクが居るではありませんか。
翅は無くても逃げ足が速いので驚かさないように何枚も写真を撮りました。

2本の太い帯状の紋様があるチャバネフユエダシャクの雄。

1本の細い横線があり,小さな褐色紋が無数にあるチャバネフユエダシャクの雄。

全体が茶褐色で1本の細い横線があるチャバネフユエダシャクの雄。
上や横方向から撮った後,「成虫になってからは口が無く何も食べない。」事を思い出しました。それで,前方から狙って撮った写真が最初のものです。赤矢印で示したように二つの目はヘッドライトのように前を向いています。ぜんまい状の口があれば二つの目の中央より下に見られるはずですが,かけらもありません。
今日も,昨日発見した場所の周辺をくまなく探しましたが,見つけることは出来ませんでした。
昨日の発見は全くの偶然だったかもしれません。神様の贈り物だったかもしれません。
とにかく,幸運な出会いでした。
以前のチャバネフユエダシャクの記事はこちらです。


春のゴールデンウィークの頃,見掛けた綺麗なチャバネフユエダシャクの幼虫。柵を移動中でした。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 チャバネフユエダシャク
大きさ 前翅長 雄21~27mm,雌の体長11~15
食餌動植物 幼虫はコナラ,クヌギ,ヤナギ,ブナ,バラ,ニレ,カバノキ,ツツジなどの広葉樹の葉を食べます。
分布 北海道,本州,四国,九州
出現月(羽化する月) 11~1月
特徴 雄には細い横線が1本あるものと太い帯状のものが2本あるものがいます。
雌の翅は退化していて,白い地に黒の斑模様があります。
幼虫は春出現して5月上旬,土に潜り蛹となります。
今年もと 諦めかけた ときに会え

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tag : チャバネフユエダシャク
コメントの投稿
No title
こんばんは!
よかったですねチャバネフユエダシャクの♀、またのはホルスタイン!
ぼくも昔凄く憧れて必死で探したのを思い出します。
今ではいくつかのポイントを押さえてあるので簡単見に行けますが
そこまで来るのに札幌市内。小樽市内をあちこちかけづりまわりました。
よかったですねチャバネフユエダシャクの♀、またのはホルスタイン!
ぼくも昔凄く憧れて必死で探したのを思い出します。
今ではいくつかのポイントを押さえてあるので簡単見に行けますが
そこまで来るのに札幌市内。小樽市内をあちこちかけづりまわりました。
No title
今までに、チャバネフユエダシャクのメス、ホルスタインを
一度見つけて見たいですね。
メスの移動の他にも、若齢幼虫の時に、拡散するために、
クモのように糸を吐いてバルーニングをすると書いてありました。
こちらも お目にかかりたいですね。
一度見つけて見たいですね。
メスの移動の他にも、若齢幼虫の時に、拡散するために、
クモのように糸を吐いてバルーニングをすると書いてありました。
こちらも お目にかかりたいですね。
だんちょう さんへ
おはようございます。
チャバネフユエダシャクの雌に会えるなんて本当に幸運でした。
何度探しても会えなかったので諦めていました。
だんちょうさんは苦労されておられるので直ぐ見つかるのですね。
行けば見つかる場所があるなんて羨ましい限りです。
チャバネフユエダシャクの雌に会えるなんて本当に幸運でした。
何度探しても会えなかったので諦めていました。
だんちょうさんは苦労されておられるので直ぐ見つかるのですね。
行けば見つかる場所があるなんて羨ましい限りです。
ツユヒメ さんへ
諦めず探し続ければ,きっと見つかりますから頑張って下さい。
雌の拡散は足だけで無く,バルーニングもあるのですか。
私も是非見てみたいです。
雌の拡散は足だけで無く,バルーニングもあるのですか。
私も是非見てみたいです。