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フタヤマエダシャク

2023年9月30日(土)

フタヤマエダシャク 撮影日2023/09/24 撮影場所:勿来の関

フタヤマエダシャク
①フタヤマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
左右に翅を大きく開き,平らかに広げています。
これと言った紋様は無く,主に2本の横線があるだけです。
この様な蛾はシャクガ科エダシャク亜科に多く仲間が見られます。

緑矢印は内横線を指しています。
赤矢印は外横線を指しています。
この2本の横線の間は灰色です。
この外横線は2箇所で外横線の方へ出張っています。
その出っ張りを山と見立ててフタヤマエダシャクと名付けています。
内横線の内側,外横線の外側は赤味を帯びた褐色になっています。
赤味を帯びた褐色は丁度幼虫が食べるアカマツの樹皮色と似ています。



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オオバナミガタエダシャク

2023年9月29日(金)

オオバナミガタエダシャク 撮影日2023/09/28 撮影場所:勿来の関
オオバナミガタエダシャク

①オオバナミガタエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
左右に翅を開き,平らかに広げて居ます。
これと言った模様は別に無く横に走る筋が目立っています。
この様なものはシャクガ科エダシャク亜科に多く見られます。

本種はウスバミスジエダシャクと似ているので同定には注意が必要です。
主な違いは2つの楕円の所にあります。
青矢印は亜外縁線を指しています。
この横線には白い縁取りが有ります。
次に緑矢印は外横線を指しています。
この緑楕円形内の山の出っ張りが大きく外縁の方へ出ているのが本種の大きな特徴です。
ウスバミスジエダシャクの方はこれ程出張りません。
赤矢印は中横線を指しています。
この中横線と外横線は黄楕円内で接近しますが両者の違いは次の通りです。
 ☆あまり接近しない・・・オオバナミガタエダシャク
 ☆たいへん接近する・・・ウスバミスジエダシャク



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ウンモンオオシロヒメシャク

2023年9月28日(木)

ウンモンオオシロヒメシャク 撮影日2023/09/18 撮影場所:勿来の関

ウンモンオオシロヒメシャク
①ウンモンオオシロヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
左右に大きく翅を開き平らかに翅を広げて居ます。
大きさは大きくなく小さい蛾です。
この様な蛾はシャクガ科ヒメシャク亜科に仲間が見られます。
白地に灰色の紋を主に外縁に沿って広げています。
淡くて落ち着いた模様です。
幼虫はスイカズラ,オオバヒョウタンボクの葉を食べます。



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キバラエダシャク

2023年9月27日(水)

キバラエダシャク 撮影日2023/09/26 撮影場所:勿来の関

キバラエダシャク
①キバラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
左右の翅を大きく開き平らかに伸ばして止まっています。
この様な止まり方をするのはシャクガ科に多く見られます。

本種はイヌが待ての姿勢を取って居るような姿勢で止まっています。
緑矢印は外横線を指しています。
この外横線の内側には白紋が並んでいます。
個体によっては白紋が無いものも居ます。
本種の外縁は鋸歯状に波打っています。
それが原因で翅頂近くが鉤状に見えますがカギバガ亜科ではありません。
本種の翅色は明るい赤茶色なので直ぐ目に付きます。
幼虫はモミジイチゴ,ヤマツツジ,イボタノキ,エゾイボタ,ヤブデマリ,ミズキの葉を食べます。



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ヤママユ

2023年9月26日(火)

ヤママユ 撮影日2023/09/26 撮影場所:勿来の関

ヤママユ
①ヤママユ(ヤママユガ科)
今年の夏は暑かったせいかヤママユの出現が7日ほど遅れたようです。
本種の地色は黄褐色~茶褐色~暗褐色まであり変異が大きいです。
本種の大きな特徴は前翅にも後翅にも一対の円い眼状紋があることです。
ところで,普通の状態では後翅には眼状紋が無いように見えます。(最初の写真)


ヤママユ
②ヤママユ
これは前翅の重さで前翅が下がってしまい後翅の眼状紋が隠れてしまうからです。
それで私は前翅の外縁を爪で持ち上げ隠れてる後翅の眼状紋を見えるようにしたものが2枚目の写真です。
赤矢印は後翅の眼状紋のある方向を指しています。


ヤママユ
③ヤママユ(触角が羽毛状なので雄です。)
本種は雌雄で触角の様子が違います。
雄はこの写真の様に触角が羽毛状になっています。(緑矢印)
雌の触角は短い両櫛歯状になっています。



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オオベニヘリコケガ

2023年9月25日(月)

オオベニヘリコケガ 撮影日2023/09/25 撮影場所:勿来の関

オオベニヘリコケガ
①オオベニヘリコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
極彩色の蛾が止まっています。
地色の黄褐色に黒い筋が走り更にその上,紅色の縁取りが目を引き付けます。
赤・黄・黒の翅色はヒトリガ科コケガ亜科に多く見られます。
地色については地域差があり,四国産と九州産ではもっと赤味が強く出ます。



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マメノメイガ

2023年9月24日(日)

マメノメイガ 撮影日2023/09/24 撮影場所:勿来の関

マメノメイガ
①マメノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
緑矢印は触角を指しています。
触角を背負っているので,ツトガ科・メイガ科と分かります。
本種は犬が待ての姿勢で待っているような格好で壁に止まっています。
この様な種類はツトガ科にしか見られません。

本種はノメイガ亜科の蛾ですので人が近づくと直ぐ逃げます。
その中でも,なかなか逃げないものを狙って撮ったのがこの写真です。
本種の翅で白っぽく見える所は半透明の部分です。
幼虫はマメ科のササゲ,アズキ,ダイズ,インゲンマメの花や莢を食べるそうです。
でも周囲は山林で畑はありませんからそれらに代わるものを食べているのでしょう。。



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ツマジロシャチホコ

2023年9月23日(土)

ツマジロシャチホコ 撮影日2023/09/22 撮影場所:勿来の関

ツマジロシャチホコ
①ツマジロシャチホコ(シャチホコガ科)
灰矢印は腹端を指しています。
二枚目の写真を見ると腹端が外縁から覗いています。
この事から本種はシャチホコガ科と分かります。


ツマジロシャチホコ
②ツマジロシャチホコ
目立つ特徴として黄矢印が指している場所の色彩をあげることができます。
周りは黒ずんだ褐色なのに翅頂付近だけ薄褐色で目立っています。
そのためツマジロシャチホコと名付けられています。
2番目の特徴として緑楕円内の紋を挙げることができます。
3番目特徴としての赤矢印が指しているインディアンハットの様な立ち上がっている毛を挙げることができます。
タカオシャチホコに似ているので注意が必要です。



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エゾギクキンウワバ

2023年9月22日(金)

エゾギクキンウワバ 撮影日2023/09/21 撮影場所:勿来の関

エゾギクキンウワバ
①エゾギクキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)
翅を屋根形にして止まっています。
胸部背や腹部背に毛が立っているのが目につきます。
この様なものはヤガ科キンウワバ亜科に多く見られます。

目立つ特徴として取り上げるのは黄矢印が指している白紋です。
写真のものは白紋が明瞭ですがはっきりしないものや消失しているものも居ます。
この様に白紋が明瞭で大きなものはエゾギクキンウワバだけです。
幼虫はエゾギク,ヒメジョオン,アレチノギク,キンセンカを食べます。



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オオキノメイガ

2023年9月21日(木)

オオキノメイガ 撮影日2023/09/21 撮影場所:勿来の関

オオキノメイガ
①オオキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。
更に,黄色い地に褐色の紋様を持つことからツトガ科ノメイガ亜科と分かります。

メイガ科としては,大きい方で横方向に長く前翅長が20㎜程度あります。
本種は地色が黄色のため止まっていると直ぐ目に付きます。
緑矢印は内横線,赤矢印は外横線を指しています。
どちらの横線も小さな褐色点が並んでいます。
幼虫はヤナギ科のヤマナラシ,イイギリの葉を食べます。



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モンキノメイガ

2023年9月20日(水)

モンキノメイガ 撮影日2023/07/09 撮影場所:勿来の関

モンキノメイガ
①モンキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。
地色が褐色で紋や筋が薄褐色なのでツトガ科です。

12年以上蛾の観察を続けていますが本種を観察するのは初めてです。
本種は資料の数が少なく特に関東ではほとんど見かけません。
前翅前縁より少し離れた所に他の紋より少し大きめの紋が目立っています。
この紋が黄色を帯びているので名前がモンキノメイガとなったのでしょう。



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シロオビノメイガ

2023年9月19日(火)

シロオビノメイガ 撮影日2023/09/17 撮影場所:勿来の関

シロオビノメイガ
①シロオビノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角が体の外にもっと出ていればよかったのですが,生憎出ていないので苦労します。
よく見ると向かって右側の触角が1本外に出ていることに気が付きました。
もう1本はちぎれたのでしょうか。
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科と分かります。

本種は灯火にも飛来しますが,野原でよく見かけます。
ですから野原でよく見る蛾という意味でノメイガ亜科の仲間になっています。
言い換えるとノメイガ亜科のノは野という意味です。

本種は洒落ていると感じます。
頭部には,目と目の間に白・襟にも白い部分があります。
足も黒い斑がある白い足をしています。
腹部にも翅にも白い帯模様があります。
縁毛にも白い斑が入っています。
縁毛の外側には白くて太い横線があって白ずくめで飾り立ててあるからです。

本種の幼虫はホウレンソウ,テンサイの害虫で農家には嫌われている。



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キンモンガ

2023年9月18日(月)

キンモンガ 撮影日2023/09/17 撮影場所:勿来の関

キンモンガ
①キンモンガ(アゲハモドキガ科)
昼間ひらひら飛んでは,葉の上に止まるを繰り返します。
黒地に黄色の紋があり目立つ存在です。
更に縁毛に少し青味がかった紋があり目を引きます。
九州には黄色の斑紋ではない白紋のキンモンガが分布しているそうです。

本種は昼行性だけあって目がよくある程度近付くと逃げられてしまいます。
また,折角近付いても体の一部が少し動いただけで逃げてしまいます。
翅を左右に大きく平らかに開いていますが,シャクガ科ではありません。
本種が属するアゲハモドキガ科は小さな集団で3種類あまりしか居ません。
幼虫はリョウブの葉を食べます。



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ホタルガ

2023年9月17日(日)

ホタルガ 撮影日2023/09/17 撮影場所:勿来の関

ホタルガ
①ホタルガ(マダラガ科)
本種が属するマダラガ科は16種類余りの小さな集団です。
体が黒く頭部が赤いホタルに似ているのでホタルガと名付けられたのでしょう。
触角がカラスの羽のようにがっちりしていて大きいです。
真っ黒で無く青味がかっています。
白い帯模様が斜めに走っていてお洒落に見えます。
本種と似た種にシロシタホタルガが居るので注意が必要です。
本種の白い帯は後角から前縁に向かって走っています。
それに対してシロシタホタルガの白い帯は後縁から前縁へ向かって走ります。

本種は昼行性で昼間ひらひら飛んで葉の上に堂々と止まります。
ツトガ科の蛾は葉の裏に隠れますが,種によって随分違います。
本種は昼行性ですが灯火にも飛来します。



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カブラヤガ

2023年9月16日(土)

カブラヤガ 撮影日2023/09/15 撮影場所:勿来の関

カブラヤガ
①カブラヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
左右の翅を重ねずに止まってくれれば紋様がよく観察できたのに残念です。
赤矢印は腎状紋,緑矢印は環状紋を指しています。
この2つの紋があるので,ヤガ科モンヤガ亜科・ヨトウガ亜科・キリガ亜科の仲間と分かります。

最後の決め手となるのが黄矢印が指している楔(けつ)状紋です。
本種の幼虫はネキリムシと呼ばれ根際からかじるため折角大きくなった苗が枯れてしまいます。
幼虫は広食性でマメ科,イネ科,タデ科,アブラナ科,サトイモ科,アオイ科,ショウガ科,シソ科,セリ科,バラ科,キク科,ユリ科,ウリ科等を食べます。



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マエホシヨトウ

2023年9月15日(金)

マエホシヨトウ 撮影日2023/09/15 撮影場所:勿来の関

マエホシヨトウ
①マエホシヨトウ(ヤガ科ヒメヨトウ亜科)
緑矢印は腎状紋,赤矢印は環状紋を指しています。
この2つの紋があるので,本種はヤガ科ヨトウガ亜科・キリガ亜科等の仲間です。

黄矢印は亜外縁線を指していますが,薄褐色のものも不明瞭のものもあります。
本種は色彩や斑紋の個体差が大きく同定するとき苦労します。
幼虫はミゾソバの葉を食べます。



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ヒメツバメアオシャク

2023年9月14日(木)

ヒメツバメアオシャク 撮影日2023/09/14 撮影場所:勿来の関
ヒメツバメアオシャク
①ヒメツバメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
左右に翅を大きく開いて止まっています。
何よりも同定の決め手になるのは翅の色です。
緑色なのでシャクガ科アオシャク亜科と分かります。

本種を最も特徴づけているのは赤矢印が指している尾状突起です。
尾状突起が有る仲間の中でも最も長い突起を持っています。
この突起は外縁中頃に付いています。
内横線より外横線の方が明瞭です。
幼虫はコナラ,ウバメガシ,シラカシ,クリの葉を食べます。



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キマダラツバメエダシャク

2023年9月13日(水)

キマダラツバメエダシャク 撮影日2023/07/10 撮影場所:勿来の関

キマダラツバメエダシャク
①キマダラツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
♂でも前翅長が22㎜以上もある大きい蛾です。
前翅前縁から後翅外縁近くまで外横線(緑矢印)が走っています。
大きくてしかも,翅色が黄色なので目立ちます。
青矢印は後翅外縁中頃にある突起を指しています。
この突起をツバメの尾に見立てて名前をキマダラツバメエダシャクと名付けました。

赤矢印は三角の形をしています。
鳥の嘴で挟まれて失ったものと思われます。
間違って昼間飛んだため鳥に見つかり嘴で挟まれたのでしょう。
だから,蛾は鳥に食われぬように昼間は飛ばずに夜間活動するのでしょう。

左右の翅を平らかに開いて壁に貼り付くように止まっています。
この様な仲間はシャクガ科エダシャク亜科に多く見られます。
幼虫はノブドウ,ヤマブドウ,サンカクヅル等のブドウ科の植物の葉を食べます。



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アカキリバ

2023年9月12日(火)

アカキリバ 撮影日2023/09/12 撮影場所:勿来の関

アカキリバ
①アカキリバ(ヤガ科キリバ亜科)
赤矢印は外横線を指しています。
緑矢印は腎状紋を指しています。
黄矢印は環状紋を指しています。
黄矢印が指す少し前方に小白点がありますが,これが環状紋です。
この2つの紋の存在から本種はヤガ科と分かります。

本種の大きな特徴は外縁が大きく切り込まれ3つの弧が見られることです。
光の反射具合や茶色味が多いと赤っぽく見えます。
それで名前がアカキリバとなったのでしょう。
幼虫はクサイチゴ,カジイチゴ等の葉を食べます。



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ムラサキヒメクチバ

2023年9月11(月)

ムラサキヒメクチバ 撮影日2023/09/11 撮影場所:勿来の関


ムラサキヒメクチバ
①ムラサキヒメクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)が見えます。
この事から本種はアツバ亜科・キリガ亜科或いは希ですがシタバガ亜科と分かります。


ムラサキヒメクチバ
②ムラサキヒメクチバ
本種はリンゴツマキリアツバに似ています。
似てはいますが,緑矢印が指している黒三角紋や黄矢印が指している腎状紋がリンゴツマキリアツバにはありません。
本種は特に外横線の内側が紫を帯びています。
だから,名前にムラサキが付いているのでしょう。
幼虫はテイカカズラの葉を食べます。



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ウスヅマクチバ

2023年9月10(日)

ウスヅマクチバ 撮影日2023/09/10 撮影場所:勿来の関

ウスヅマクチバ
①ウスヅマクチバ(ヤガ科エグリバ亜科)(翅が傷んでいる個体です。)
一見,カラスヨトウに似た蛾が止まっています。
下唇鬚(かしんひげ)を見ると短いものが曲がりながら上方へ伸びています。
下唇鬚が前方へ伸びていればアツバ亜科で,後方へ反り返っていればクルマアツバ亜科です。
手掛かりとなる腎状紋や環状紋もありません。
そこで,似ているカラスヨトウ亜科を探しましたが見つかりません。

そうこうするうちに以前に観察した蛾であることを思い出しました。
外縁に近い所の色が薄くなっているのでウスヅマクチバであろう。
予想が的中しやっと探し出せました。
目立つ特徴を上げると緑矢印が指している部分が濃い褐色帯(焦茶色)になっています。
この濃い褐色帯の内側も外側も(端)色が薄くなっているのでウスヅマクチバと名が付いたのでしょう。
それから,赤矢印が指している所に小さな黒紋があります。



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アミメケンモン

2023年9月9(土)

アミメケンモン 撮影日2023/07/12 撮影場所:勿来の関

アミメケンモン
①アミメケンモン(ヤガ科アミメケンモン亜科)
黒地に白線が網の状に走っている蛾です。
名前にケンモンと付いていますがケンモンの仲間ではなく暫定的に決めているようです。
前翅長が16㎜程度の中くらいの蛾です。
幼虫が何を食べているのか未だ分かっていません。



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タケカレハ

2023年9月8(金)

タケカレハ 撮影日2023/09/07 撮影場所:勿来の関

タケカレハ
①タケカレハ(カレハガ科)
高い灯火に止まっていたので下に降ろそうとして棒を近づけると驚いたのか落ちてしまいました。
素早く写そうとカメラを取り出していると羽ばたき始めました。
外に飛んで行ってしまうのかとがっかりしていると運良く隅の方に止まってくれました。

左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
更に赤矢印は外に出ている後翅を指しています。
これらの事から本種はカレハガ科かシャチホコガ科と分かります。
でも,シャチホコガ科には翅を立てて止まることはあっても後翅を出したまま止まる蛾は 居ません。
両方の科を調べると本種はカレハガ科と分かります。

ほかに本種の特徴をあげると次のことがあげられます。
緑矢印は外横線を指していますが,指された所で上へ曲がります。
本種には前縁近くに大小1個ずつの白紋があります。
この白紋の形は円形が多いですが中にはいびつな円形のものも居ます。
写真の本種は焦茶色ですが,個体によって茶褐色のものも居ます。



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ネジロキノカワガ

2023年9月7(木)

ネジロキノカワガ 撮影日2023/09/07 撮影場所:勿来の関

ネジロキノカワガ
①ネジロキノカワガ(コブガ科キノカワガ亜科)
赤矢印は腎状紋を指しています。
腎状紋が有るからと言ってもヤガ科ではありません。
ヤガ科の腎状紋は円くはなく空豆の形に似ているからです。
本種の仲間はヤガ科・シャクガ科のように仲間の数が多くありません。


ネジロキノカワガ
②ネジロキノカワガ
緑楕円内をよく見て下さい。
疣(いぼ)のような突起が5個以上見られます。
そのような突起は緑楕円内だけでなく彼方此方に散在しています。
だから,疣のような突起が見られたらコブガ科を探せば速く見つかるでしょう。
胸部背の周辺が白くなっているので名前にネジロが付けられたのでしょう。
幼虫はクヌギ,コナラの葉を食べます。
年2化で5月・9月に羽化します



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ヒメネジロコヤガ

2023年9月6(水)

ヒメネジロコヤガ 撮影日2023/09/05 撮影場所:勿来の関

ヒメネジロコヤガ
①ヒメネジロコヤガ(ヤガ科スジコヤガ亜科)
一見,コブガ科の蛾のように見えますがコブガ科ではありません。
緑矢印は腎状紋を指しています。
環状紋が私にはどれだか分かりませんが,腎状紋の存在から本種はヤガ科と予想しました。
本種を観察したとき小さいと感じたので四国産蛾類図鑑の「コヤガ類1・コヤガ類2」から探し出しました。

赤矢印は内横線を指しています。
この内横線の内側が白くなっているので,名前にネジロと付いています。
幼虫はオヒシバ,イネの葉を食べます。



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サンカクモンヒメハマキ

2023年9月5(火)

サンカクモンヒメハマキ 撮影日2023/09/05 撮影場所:勿来の関

サンカクモンヒメハマキ
①サンカクモンヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)
前翅前縁に見られる白い筋模様でヒメハマキガ亜科と分かります。
この筋模様をヒメハマキガ模様として覚えておくと同定が捗ります。


サンカクモンヒメハマキ
②サンカクモンヒメハマキ
似た名前のクロサンカクモンヒメハマキが居るので注意が必要です。
本種とは違って翅色が褐色を帯びているので区別がつきます。
本種は全体に灰色を帯びていて白筋や黒筋・黒紋が見られます。
後角と後縁に近い所に三角に似たものが見られるので名前にサンカクモンヒメハマキと付けられたのでしょう。
本種は今まで見たことが無い初観察の蛾です。



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ウスアオキノコヨトウ

2023年9月4(月)

ウスアオキノコヨトウ 撮影日2023/07/21 撮影場所:勿来の関
ウスアオキノコヨトウ
①ウスアオキノコヨトウ(ヤガ科キノコヨトウ亜科)
緑大矢印は腎状紋を,緑小矢印は環状紋を指しています。
これらの紋の存在から本種はヨトウガ亜科・キリガ亜科・キノコヨトウ亜科の仲間と分かります。

本種は前翅長10㎜程度の小さい蛾です。
幼虫は地衣類を食べます。
赤矢印は外横線を指しています。



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リンゴツマキリアツバ

2023年9月3(日)

リンゴツマキリアツバ 撮影日2023/09/03 撮影場所:勿来の関

リンゴツマキリアツバ
①リンゴツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
頭部を見ると下唇鬚(かしんひげ)が突き出ているのが分かります。
この事から本種はヤガ科アツバ亜科と分かります。


リンゴツマキリアツバ
②リンゴツマキリアツバ
本種には似た種類のものが居るので注意が必要です。
前翅前縁には灰色の三角の紋(緑矢印)があります。
しかし,他の種類にもあるので決め手には成りません。
でも,幸運にも赤矢印が指している所に鋸歯状の横線があれば本種なので区別がつきます。
この写真は横方向から下唇鬚(かしんひげ)を写したものです。
先端が上方向に曲がっていて下唇鬚が後方へに反り返っているようにも見えます。
でも,先端だけが曲がっているだけなので(ツマキリ)アツバ亜科なのでしょう。



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ウスオビトガリメイガ

2023年9月1(土)

ウスオビトガリメイガ 撮影日2023/07/09 撮影場所:勿来の関

ウスオビトガリメイガ
①ウスオビトガリメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事から本種はメイガ科・ツトガ科と分かります。
更に,翅色が紅を帯びているのでメイガ科と分かります。


ウスオビトガリメイガ
②ウスオビトガリメイガ
本種は犬が待ての姿勢で待っているような格好で止まります。
赤矢印は内横線を指しています。
この内横線の内側は褐色で外側は紅を帯びています。
内横線の外側に短い白線が後縁側に見られます。
前翅長が10㎜程度小さい蛾です。



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モンクロシャチホコ

2023年9月1(金)

モンクロシャチホコ 撮影日2023/07/09 撮影場所:勿来の関

モンクロシャチホコ
①モンクロシャチホコ(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
腹端は外縁から出ていませんがこの様な仲間の多くはシャチホコガ科に多く見られます。

本種の幼虫はサクラの葉を集団で食べます。
葉の数が少ない枝の下は地面が糞で黒くなっています。
この糞の匂いをかぐとサクラ餅のようないい香りがします。
幼虫は黒い体に薄黄色の毛が生えていますが,この幼虫を食べると上手いのだそうです。
しかも,良い香りもして一度食べたら病み付きになるそうです。



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