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モンキクロノメイガ

2023年8月31(木)

モンキクロノメイガ 撮影日2023/07/02 撮影場所:勿来の関

モンキクロノメイガ
①モンキクロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事から本種はツトガ科・メイガ科の仲間と分かります。
黒い地に白い紋はツトガ科ノメイガ亜科に仲間が多いです。

本種の前翅には魚紋(赤矢印),四角紋(緑矢印)といった特徴ある紋が見られます。
本種と似た蛾にモンシロルリノメイガが居ますが,紋の形が違うので区別がつきます。
幼虫はブドウ、エビヅル、ヤブカラシ、ヤマブドウ、ノブドウの葉を食べます。



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ナミスジコアオシャク

2023年8月30(水)

ナミスジコアオシャク 撮影日2023/07/02 撮影場所:勿来の関

ナミスジコアオシャク
①ナミスジコアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
翅色が緑色ならアオシャク亜科とは限りません。
それは例外があるからですが,今回は大丈夫です。
シロモンアオヒメシャクは翅色が緑色ですがヒメシャク亜科です。
翅を左右に開いていて翅の色が緑色なのでアオシャク亜科と分かります。

本種はナミガタウスキアオシャクと似ているので注意が必要です。
でも,出っ張りから水平に線を引くと同種か異種か分かります。
外横線が後縁と交わる点の方が出ているか同じならナミスジコアオシャクだからです。
しかし,今回交差点の方が少しだけ凹んでいます。
ナミガタウスキアオシャクの外横線は滑らかでなく曲がる所が円みが無く尖るものが多いことから本種はナミスジコアオシャクといたしました。
本種の特徴は腹部に小白点があるので絞り込みに役立っています。



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クロフケンモン

2023年8月29(火)

クロフケンモン 撮影日2023/08/29 撮影場所:勿来の関

クロフケンモン
①クロフケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
大黄矢印は腎状紋,小黄矢印は環状紋を指しています。
この2つの紋の存在から本種はヨトウガ亜科・キリガ亜科・ケンモンヤガ亜科が予想されます。
青楕円内の剣状紋の存在から本種はケンモンヤガ亜科の仲間と分かります。


クロフケンモン
②クロフケンモン(二枚とも同一個体)
本種の特徴は腎状紋と環状紋の間に黒帯があることです。
だから名前にクロフ(黒斑)と付いたのでしょう。
胸部脇には先端が輪になっているものが付いている剣状紋があります。
赤矢印が指している点線は外縁線です。
この外縁線も同定に役立ちました。
本種の地色は白いものから褐色のものまであるようです。



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キボシアツバ

2023年8月28(月)

キボシアツバ 撮影日2023/07/05 撮影場所:勿来の関

キボシアツバ
①キボシアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
頭部を見ると小さいながらも突き出た下唇鬚(かしんひげ)が見られます。
四国産蛾類図鑑による分類によるとコヤガ類1に入っています。

本種で目立つのは橙黄色の頭部と黄色の腎状紋です。
全体に霜が降ったような小白点が無数に散在している。
赤矢印は内横線,緑矢印は外横線を指しています。
前翅長は10㎜程度の小さい蛾です。



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クロハナコヤガ

2023年8月27(日)

クロハナコヤガ 撮影日2023/07/05 撮影場所:勿来の関

クロハナコヤガ
①クロハナコヤガ(ヤガ科ベニコヤガ亜科)
小さい蛾で前翅長9㎜程度の蛾です。
一見,ツマキリアツバ亜科の蛾のように見えます。
でも,頭部を見ると小さいながらも下唇鬚(かしんひげ)が見られます。
というわけでコヤガの仲間を調べると,はやく見つかります。


クロハナコヤガ
②クロハナコヤガ
赤矢印は鋸歯状の内横線を指しています。
桃矢印は鋸歯状の外横線を指しています。
緑楕円内には大小の黒点があります。
本種で目立つものは,黒い色の下唇鬚です。
そのため名前にクロハナと付けられました。
翅頂近くの前縁に台形状の黒紋があります。



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チャハマキ

2023年8月26(土)

チャハマキ 撮影日2023/08/26 撮影場所:勿来の関
チャハマキ
①チャハマキ ♂ (ハマキガ科)
本種は釣り鐘のような形をしています。
この事から本種はハマキガ科と分かります。

本種の大きな特徴は♂と♀で外見が違うことです。
写真のものは赤矢印が指している前縁褶があるので♂と分かります。
幼虫はチャ,ネムノキ,クマノミズキ等の葉を食べます。



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スギドクガ

2023年8月25(金)

スギドクガ 撮影日2023/08/24 撮影場所:勿来の関
スギドクガ
①スギドクガ(ドクガ科)
同定が終わるまで時間がかかりました。
腹端が覗いているのでシャチホコガ科を探しました。
しかし,シャチホコガ科では見つかりません。
次に注目したのは桃矢印が指している亜外縁線と思われる白い横線でした。
似たような写真はありましたが,個体差があってそっくり同じものは見つかりません。
以前同定しているときのことを思い出しました。
前翅前縁近くにバナナの格好に似た紋を持つ蛾が居ることを思い出したのです。
私が今,同定している本種もバナナ紋(赤矢印前方)があります。
更にバナナ紋があった蛾はドクガ科だったことを思い出しました。
個体差が大きくて全く同じものはありませんでした。
雌雄の違いもあってなかなか同定しづらい種です。
 

スギドクガ
②スギドクガ
写真では白っぽく写っていますが,全体に黒ずんでいます。
白っぼく見えるのは内横線より内側の部分です。
目立つのは白い横線(亜外縁線)とバナナ紋です。
毛深い前足を伸ばして止まるのはドクガ科に多いです。




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オオシラホシアツバ

2023年8月24(木)

オオシラホシアツバ 撮影日2023/08/24 撮影場所:勿来の関

オオシラホシアツバ
①オオシラホシアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると突き出ているようにも後方へ反り返っているようにも見えます。
突き出ていればアツバ亜科を後方へ反り返っていればクルマアツバ亜科を検索すれば見つかります。
アツバ亜科から調べたら見つからず,クルマアツバ亜科だと分かりました。

検索の手助けとなったのは太くて白いV字紋(以後V字紋)です。
本種に似たものにマルシラホシアツバが居るので注意が必要です。
白紋の形が違うので区別は簡単です。
本種には内横線と外横線の2つの横線が見られますが,地色と似ているので目立ちません。
幼虫はコナラ,クヌギの葉を食べます。



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ヒメカギバアオシャク

2023年8月23(水)

ヒメカギバアオシャク 撮影日2023/08/23 撮影場所:勿来の関

ヒメカギバアオシャク
①ヒメカギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
左右の翅を大きく開き平らかに止まっています。
更に翅の色が緑色なので本種はシャクガ科アオシャク亜科と分かります。

本種には際立った特徴があります。
それは赤矢印が指している翅頂が鉤状に尖っていることです。
幼虫はクリ,クヌギ,アラカシ,ウバメガシ,コナラ,アベマキの葉を食べます。
それらの植物は普通に分布しているのに,本種を観察する機会が少ないのは不思議です。



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カレハガ

2023年8月22(火)

カレハガ 撮影日2023/08/22 撮影場所:勿来の関

カレハガ
①カレハガ(カレハガ科)
本種は止まるときの格好が変わっています。
前翅前縁に対して直角に後翅が広がっているからです。
このような格好で止まるのはカレハガ科の仲間に多いです。


カレハガ
②カレハガ
私が本種に魅力を感じるのは胸部や後翅基部が赤味を帯びた橙色をしているからです。
カレハガを見る度,この綺麗な色に見とれてしまいます。
この蛾はクモの糸に止まっていました。
上手く写せないのでクモの糸をゆっくり引いたら下に落ちてしまいました。
写した画像を見るとぶれているので小さな懐中電灯で明るくして撮影しました。
すると光が当たってない所は暗く写りこの様な写真になりました。



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ウスマダラマドガ

2023年8月21(月)

ウスマダラマドガ 撮影日2023/08/21 撮影場所:勿来の関

ウスマダラマドガ
①ウスマダラマドガ(マドガ科)
翅を大きく開いて止まっていますが,シャクガ科てはありません。
本種は全てで10種余りしか居ない小さな科の仲間です。
その小さな科の名前はマドガ科です。

本種のトレードマークは赤矢印が指している翅頂近くの白紋です。
ぶれ防止のために懐中電灯の光を当てながら写真を取りました。
当たる光の量を減らすためにティッシュペーパーをライトに被せて写真を撮りました。
しかし,未だ光が強くて左の前翅が上手く表現できませんでした。
そうでなければ細い褐色の筋模様が綺麗に写せたのですが残念です。



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ウンモンスズメ

2023年8月20(日)

ウンモンスズメ 撮影日2023/08/20 撮影場所:勿来の関
ウンモンスズメ
①ウンモンスズメ(スズメガ科ウチスズメ亜科)
三角翼の最新ジェットの様な感じの昆虫です。
前翅後縁がえぐれて腹部が丸見えになっています。
こんな感じの蛾はスズメガ科の蛾です。

勿来の関にはサクラの仲間が沢山分布しているのでモモスズメが多数見られます。
それに比べてウンモンスズメは1回見られれば良い方です。
その理由は餌となるケヤキ,アキニレ,ハルニレの分布が少ないからです。
灯火近くの本種を撮影しやすいように移動しようとしていました。
ところが枝に掴まらず外へ逃げてしまいました。
でも,運良く近くの木の葉に止まったので網で掴まえました。



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ゴマフボクトウ

2023年8月18(土)
ゴマフボクトウ 撮影日2023/08/19 撮影場所:勿来の関

ゴマフボクトウ
①ゴマフボクトウ(ゴマフボクトウ科)
白地に黒点が翅脈と翅脈の間を埋めるように並んでいます。
この水玉模様が本種のトレードマークです。
左右の翅を合わせるように屋根形にして止まっています。
しかも外縁から腹端が覗いています。
でも,シャチホコガ科ではありません。
本種を含めて1つの科に5種類以内の小さい科であるボクトウガ科の蛾です。


ゴマフボクトウ
②ゴマフボクトウ
この蛾は少し離れた白い壁に止まっていましたが,かなり大きく見えました。
そこで前翅長を測ると35㎜もありました。
一般的に蛾の世界では♂より♀が大きく,開張が35~70㎜というので写真の蛾は♀だと推測されます。(開張÷2=前翅長)
本種の黒点は光の当たり具合で青みがかって見えます。
腹部背は黒と白の斑になっています。
本種は樹木の幹に穿入し食い荒らすので害虫として知られています。
幼虫の入った木の根元には赤褐色の糞が見られるのでゴマフボクトウと分かります。



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ウスイロギンモンシャチホコ

2023年8月18(金)

ウスイロギンモンシャチホコ 撮影日2023/08/18 撮影場所:勿来の関

ウスイロギンモンシャチホコ
①ウスイロギンモンシャチホコ(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
そしてさらに,外縁から腹端がはみ出しています。
この様な仲間はシャチホコガ科に多く見られます。

本種で目立つのは前翅後縁近くにある白紋の群れです。
白紋の群れの真ん中辺りにある一寸大きな偽三角紋がトレードマークになっています。
外縁から腹端を出しているものと出していないものがいますが,出しているものが♂と思われます。
幼虫はコナラ,ミズナラの葉を食べます。



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クロシタアオイラガ

2023年8月17(木)

クロシタアオイラガ 撮影日2023/08/13 撮影場所:勿来の関

クロシタアオイラガ

①クロシタアオイラガ(イラガ科)

翅の色が緑色ですが,アオシャク亜科ではありません。
アオシャク亜科の仲間は翅を左右に開いて止まるからです。
左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
このような格好で止まるのはイラガ科・カレハガ科・シャチホコガ科の仲間です。
この中で翅の色が緑色なのはイラガ科です。

本種は前翅長が12㎜程度の小さな蛾です。
本種のトレードマークは
外縁に沿って褐色帯が広がっていますが,途中1箇所が頭の方へ出ています。
反対に緑色の方は凹んでいてハートのように見えます。
この格好がトレードマークになっています。
赤矢印が指しているのは前翅付け根にある褐色帯です。
幼虫はクヌギ、クリ,サクラ類、ウメ,カキノキの葉を食べます。



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クワゴモドキシャチホコ

2023年8月16(水)

クワゴモドキシャチホコ 撮影日2023/08/13 撮影場所:勿来の関

クワゴモドキシャチホコ
①クワゴモドキシャチホコ(シャチホコガ科)
腹部が前縁から丸見えになっています。
この事はイラガ科に似ていますが,イラガ科ではありません。
腹端が翅頂付近から飛び出す感じになりますが,シャチホコガ科です。
腹端が出ていない本種もいますが,♀だと思われます。
写真の個体は♂だと私は思っています。
前翅長が15㎜程度の小さな蛾です。
トレードマークは前翅中頃にある黒い三角紋です。



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ドクガ

2023年8月15(火)

ドクガ 撮影日2023/08/05 撮影場所:勿来の関

ドクガ
①ドクガ(ドクガ科)
本種が科名と同名のドクガです。
本種に触れると皮膚炎を起こし酷い目に遭いますので触らないようにしましょう。
黄色い蛾を見たら近付かない方が無難です。
横から見て赤矢印が指しているような毛が見えたら毒針毛を持つ毒蛾ですので注意しましょう。

前翅中横線に「く」の字形の暗色帯がトレードマークの1つになっています。
もう一つのトレードマークは外縁近くにある2つの小黒点です。
幼虫はサクラ類,ウメ,バラ類,コナラ,クヌギ,カキノキ,イタドリ,グミ科等の葉を食べます。



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ネグロアツバ

2023年8月14(月)

ネグロアツバ  撮影日2023/07/02 撮影場所:勿来の関

ネグロアツバ
①ネグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。
この事から本種はクルマアツバ亜科と分かります。
本種の下唇鬚は上方から撮影すると反り返りがよく分からないので横の方から狙った方が良いです。

緑矢印は内横線を指しています。
この内横線の内側が黒くなっているのでネグロアツバと名付けられました。
ネグロとは根元の方という意味で,翅の付け根が黒いということです。
内横線の外側に太くて黒い紋がありますが横脈紋です。
黄矢印は白紋を指しています。
紋の大きさには個体差があります。
幼虫はシダ植物の葉を食べます。



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クビワシャチホコ

2023年8月13(日)

クビワシャチホコ  撮影日2023/07/04,0.8/13 撮影場所:勿来の関

クビワシャチホコ
①クビワシャチホコ(シャチホコガ科)  7月4日撮影
赤矢印は外縁からはみ出ている腹端を指しています。
この事から本種はシャチホコガ科の仲間と分かります。
しかし,翅の開き具合によって見えないときもあります。


クビワシャチホコ
②クビワシャチホコ  8月13日撮影
上から見ると黒い襟巻きをしているように見えます。
この黒い筋模様を首輪に見立てクビワシャチホコと名付けています。
勿来の関周辺にはカエデの仲間が沢山分布しています。
それで,毎年複数回観察しています。



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ウスグロアツバ

2023年8月12(土)
ウスグロアツバ  撮影日2023/0.8/09 撮影場所:勿来の関

ウスグロアツバ
①ウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
緑矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。
この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。


ウスグロアツバ
②ウスグロアツバ
本種はトビスジアツバに似ているので注意が必要です。
はっきりした違いは次の通りです。
本種の内横線(桃矢印)は滑らかな弧を描くのに対しトビスジアツバは細かく波を打ちます。
更に本種の外縁線の外側に淡褐色の縁取りが有ります。(緑円内)
トビスジアツバの方は淡褐色の縁取りがはっきりしていません。
本種は年二化で夏に出現するものは小型です。
赤矢印は外横線を指しています。



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ネアオフトメイガ

2023年8月11(金)

ネアオフトメイガ  撮影日2023/07/02 撮影場所:勿来の関

ネアオフトメイガ
①ネアオフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
灯火を見上げると見慣れぬ蛾が止まっています。
カメラがぶれないように腕を固定して写しました。

触角を背負って止まっているので本種はメイガ科・ツトガ科と分かります。
更に翅色が白・黒・褐色で止まっている形が三角形はメイガ科に仲間が多いです。

外横線と思われる横線の一部が緑円で外に飛び出すようにぎざぎざになっています。
この横線の外側には白い縁取りが見られます。(赤矢印)
外縁に沿って黒い破線が並んでいます。
フトメイガ亜科は個体差が大きく似たような種が居るので同定が大変ですが以上の特徴からネアオフトメイガと同定しました。



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キイロアツバ

2023年8月10(木)

キイロアツバ  撮影日2023/08/10 撮影場所:勿来の関

キイロアツバ
①キイロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
頭部を見ると下唇鬚(かしんひげ)が後方へ反り返っています。
この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。

2つの同定ポイントを上げます。
一つは,胸部近くのぎざぎざした内横線です。
翅頂から後角付近に向かって走る亜外縁線です。
この2つのポイントを押さえておけば同定が速やかに進みます。



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アカアシアオシャク

2023年8月9(水)

アカアシアオシャク  撮影日2023/08/09 撮影場所:勿来の関

アカアシアオシャク
①アカアシアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
壁に貼り付くように平たく止まっています。
更に翅の色が緑色なのでシャクガ科アオシャク亜科の仲間と分かります。

アオシャク亜科には似たような種が何種類も居ます。
しかし,腹の背に茶色の紋があるので同定が楽です。
更に縁毛には茶色の斑紋が見られるので益々同定が楽です。
前翅縁毛の真ん中から後角方向に3つの斑紋は少し太くなっています。
後翅外縁の真ん中辺に凹みが見られます。

この蛾は♂だと分かります。
それは触角が櫛歯状になっているからです。



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モンクロギンシャチホコ

2023年8月8(火)

モンクロギンシャチホコ  撮影日2023/08/08 撮影場所:勿来の関

モンクロギンシャチホコ
①モンクロギンシャチホコ(シャチホコガ科)
赤矢印が指している腹端を見ると外縁からはみ出しています。
この事から本種はシャチホコガ科と分かります。
名前にモンクロと付く蛾はモンクロシャチホコが居ますが区別するため本種にはギンを付けています。


モンクロギンシャチホコ
②モンクロギンシャチホコ
勿来の関にはソメイヨシノは普通に分布しています。
本種の幼虫はソメイヨシノを餌にしているのに何故かそんなに沢山見られません。
終齢幼虫の体長が35mm前後で大きいからだと思われます。
緑や茶の斑紋様でだましているのでしょうが動けば鳥には分かってしまうでしょう。



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ナカスジシャチホコ

2023年8月7(月)

ナカスジシャチホコ  撮影日2023/08/07 撮影場所:勿来の関

ナカスジシャチホコ
①ナカスジシャチホコ(シャチホコガ科)
腹端を見ると外縁からはみ出しています。
この事から本種はシャチホコガ科と分かります。

本種はどちらかというと北方系の蛾だと思います。
分布が北海道,本州,四国,アムールとなっていて九州や沖縄は含まれていないからです。
幼虫の食べ物はナナカマド,マメザクラとなっていますが,それら以外にバラ科の植物を食べているように思います。

本種はシャチホコガ科だけあって一旦止まった場所からずれずに同じ所に止まっています。
これがシャチホコガ科の特徴です。



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ヘリジロヨツメアオシャク

2023年8月6(日)

ヘリジロヨツメアオシャク  撮影日2023/08/06 撮影場所:勿来の関

ヘリジロヨツメアオシャク
①ヘリジロヨツメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
翅の色は緑色で,大きく開いて止まっています。
これらから本種はシャクガ科アオシャク亜科の仲間と分かります。

腹部背に白紋が見られ同定に役立っています。
前翅前縁が白くて目立っています。
小さいですが各翅に1個ずつ小黒点が見られそれを目に見立てています。
それで,本種はヘリジロヨツメアオシャクと名付けられました。
勿来の関には幼虫が餌としているコナラが普通に分布しています。
そのためか毎年複数回見られます。



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ツマジロツマキリアツバ

2023年8月5(土)

ツマジロツマキリアツバ 撮影日2023/08/05 撮影場所:勿来の関

ツマジロツマキリアツバ
①ツマジロツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)を見ると前方へ出ているようにも,後方へ反り返っているようにも見えます。
この事からアツバの仲間までは分かります。
以前はシタバガ亜科でしたが,現在はツマキリアツバ亜科に変更されています。
下唇鬚が発達している仲間は次のようになっています。
・カギアツバ亜科ツマキリアツバ亜科ムラサキアツバ亜科ベニスジアツバ亜科エグリバ亜科
・アツバ亜科
・クルマアツバ亜科


ツマジロツマキリアツバ
②ツマジロツマキリアツバ
本種が他の種と大きく違うのは前翅の三分の二ほどが縦方向に折れて止まることです。
そのため,上から撮影してもどこかがぼけてしまいます。
それで少しでもぶれを減らすには外縁側から狙うのが良いようです。
前翅には特徴がある白紋があります。
緑矢印が指している前方に大股で歩いている人形の白紋です。
この白紋は同定に役立ちます。
何といっても目立つのは外縁沿いに並ぶ5つのモアイ像でしょう。
この5つのモアイ白紋が目立つので名前にツマジロと付けられました。



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ホソスジツトガ

2023年8月4(金)

ホソスジツトガ 撮影日2023/08/04 撮影場所:勿来の関

ホソスジツトガ
①ホソスジツトガ(ツトガ科ツトガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事から本種はツトガ科・メイガ科と分かります。
更に白地に茶褐色の組み合わせはツトガ科に多く見られます。


ホソスジツトガ
②ホソスジツトガ
本種の特徴はふさふさした毛が下唇鬚(かしんひげ)に生えていることです。
これはツトガ亜科仲間に多く見られます。
本種はノメイガ亜科の蛾とは違ってカメラを近づけても逃げませんでした。


ホソスジツトガ
③ホソスジツトガ
前翅長が10㎜未満の小さい蛾です。
名前通りに細い横線が2本見られます。
桃楕円内には少し大きな黒紋が見られます。
更に赤楕円内には3つの小黒点が並んでいます。



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アカウスグロノメイガ

2023年8月3(木)

アカウスグロノメイガ 撮影日2023/07/10 撮影場所:勿来の関

アカウスグロノメイガ
① アカウスグロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っていることから本種はツトガ科・メイガ科と分かります。
更に本種は焦茶色の筋と薄黒いが黄色を帯びている事からツトガ科と分かります。


アカウスグロノメイガ
②アカウスグロノメイガ  2023/07/16撮影
本種の際立った特徴は白矢印が指している所に見られる後翅の膨らみです。
これは雄のみに見られる特徴です。
本種の仲間は最近5つに分かれましたが,雄が後翅に膨らみを持つものは本種だけです。
雌雄の区別は腹部にも表れています。
雌は太くて短く雄は細長いです。



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エサキモンキツノカメムシ

2023年8月2(水)

エサキモンキツノカメムシ 撮影日2023/08/02 撮影場所:勿来の関

エサキモンキツノカメムシ
①エサキモンキツノカメムシ(カメムシ目ツノカメムシ科)
タイミングよく♂と♀が交尾している場面に出合わせました。
どちらが♂でどちらが♀なのでしょうか。
別々に出合ったら似たような格好なので分かりません。
しかし,交尾している場合は予想することができます。
昆虫界では卵を産まなければならない♀の体を大きくして子孫繁栄を図ってきました。
ですから,左側の小さい方が♂で,右の大きい方が♀だと予想することができます。

本種の大きな特徴は胸部背に鮮やかな淡黄色のハート紋が有ることです。
本種に似たモンキツノカメムシは淡黄色紋に凹みが有りません。
本種の♀は卵を産みっぱなしにせず脇を離れず見守り続けます。



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シロホシクロアツバ

2023年8月2(水)

シロホシクロアツバ 撮影日2023/08/02 撮影場所:勿来の関

シロホシクロアツバ
①シロホシクロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。
このような格好の蛾はヤガ科クルマアツバ亜科に多く仲間が見られます。

本種には小白点と横に長い白紋の二対があるので同定に役立っています。
本種には白くぎざぎざした3本の横線がありこれも同定に役立ちます。
少し大きい横長白紋の内側を通る濃色の横線もあります。
幼虫は広葉樹の枯葉を食べます。



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