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コヨツメアオシャク

2023年7月31(月)

コヨツメアオシャク 撮影日2023/07/31 撮影場所:勿来の関

コヨツメアオシャク
①コヨツメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
翅色が緑色で左右の翅を大きく開いて止まっています。
これらから本種はシャクガ科アオシャク亜科の仲間と分かります。

本種は前翅長が10㎜程度の小さな蛾ですが,新鮮な個体は綺麗です。
縁毛が薄黄色で,外縁線が黒いので全体のアクセントとなっています。
それぞれの翅に黄色の縁取りが有る小さな紋が1個ずつ有ります。
その紋を目に見立ててコヨツメアオシャクと名付けられました。
幼虫はズミ,リョウブ,ヒサカキ,タラノキ,サンゴジュ,ネナシカズラ,オミナエシの花や蕾を食べます。



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コウンモンクチバ

2023年7月30(日)

コウンモンクチバ 撮影日2023/07/26 撮影場所:勿来の関

コウンモンクチバ
①コウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
一見,シャクガ科のように見えますが,ヤガ科です。
桃矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると前方へ出ています。
だからヤガ科と分かりますがアツバ亜科でなくシタバガ亜科です。

赤矢印は内横線,緑矢印は外横線,灰矢印は亜外縁線を指しています。
白楕円内には2つの白点があります。
亜外縁線内外から外側は濃褐色になっています。
幼虫はフジ、ナツフジ、ニセアカシア、ハギ類、ヤブマメ,スイバ等を食べます。



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オオアヤシャク

2023年7月29(土)

オオアヤシャク 撮影日2023/07/26 撮影場所:勿来の関

オオアヤシャク
①オオアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
左右の翅を大きく開いて止まっています。
翅の色は緑を帯び平らかに開いて止まっています。
このような格好の蛾はアオシャク亜科に多く見られます。

本種の翅は緑に灰色が混ざったような色をしています。
この色を写真で再現するのは難しくいつも気に入らない色になってしまいます。
しかし,今回は実際の色に近く仕上がりました。
緑矢印は内横線,赤矢印は外横線,灰矢印は亜外縁線を指しています。
外横線はほとんどずれないで1本の線のように繋がっています。
幼虫はモクレンの仲間の葉を食べます。



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チズモンアオシャク

2023年7月28(金)

チズモンアオシャク 撮影日2023/07/28 撮影場所:勿来の関

チズモンアオシャク
①チズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
翅の色が緑色なのでアオシャク亜科と分かります。
本種にはよく似たアシブトチズモンアオシャクが居るので注意が必要です。
同定するには2つの方法があります。
一つは赤矢印が前翅後縁と交差する角度が直角よりも小さく成っています。
もう一つは白楕円内の山が低く形が富士山でなく筑波山の様に峰が2つあります。
比べた方が分かりやすいので見比べて下さい。


アシブトチズモンアオシャク
②アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)  2023/04/22撮影
後縁との交差角度がチズモンアオシャクよりも大きくなっています。
(この角度は個体差があって迷ってしまいます。)
山の高さが高く形が富士山にちかくなっています。



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トビモンアツバ

2023年7月27(木)

トビモンアツバ 撮影日2023/07/26 撮影場所:勿来の関

トビモンアツバ
①トビモンアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が前方へ長く突き出ています。
この事から本種はヤガ科アツバ亜科と分かります。
本種は個体差が大きく同定に手こずります。
しかも,紋様がはっきりした秋型とそうでないものもいるのでなおさら難しいです。


トビモンアツバ
②トビモンアツバ
今回写真を撮ったものは幸いにも秋型だったので自信を持ってブログに載せられます。
・紫楕円内の内横線が大きく鋸歯状になっています。(拡大して見て下さい。)
・緑楕円内の黒い紋様が独特です。
・赤矢印が指している外横線の外側は薄紫を帯びています。
・外横線と外縁の真ん中頃に黒ずんだ帯が見られます。
・外横線にはフタコブラクダのように二つの山が見られます。



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ナシイラガ

2023年7月26(水)

ナシイラガ 撮影日2023/07/26 撮影場所:勿来の関

ナシイラガ
①ナシイラガ(イラガ科)
外縁から腹端が出ていますが,シャチホコガ科とは違います。
本種の腹端は尖っていますがシャチホコガ科の方は平らです。


ナシイラガ
②ナシイラガ
本種の特徴は胸部に雄ライオンのたてがみようなふさふさした毛が見られます。
しかも,その色が鮮やかな黄色なので目に留まります。
幼虫はサクラの仲間・コナラ・イロハモミジ等の普通に分布している植物の葉を食べるので毎年観察されます。



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ナミテンアツバ

2023年7月25(火)

ナミテンアツバ 撮影日2023/07/25 撮影場所:勿来の関

ナミテンアツバ
①ナミテンアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
頭部を見ると下唇鬚(かしんひげ)が前方へ突き出ています。
この事から本種はヤガ科アツバ亜科と分かります。
緑矢印は内横線を指しています。
赤矢印は外横線を指しています。
波打つ内横線とその近くにある小白点が目立ちます。
そこで本種をナミテンアツバと名付けたような気がします。

本種の灯火飛来数は多くの種類とは違っています。
それは一般的に灯火に飛来するのは♂の方が多いのに本種は♀の方が多く飛来します。
この写真は♀のナミテンアツバです。
外横線が暗褐色と淡褐色の2本だからです。
太い暗褐色の外横線を持つ♀も居ます。
幼虫はヌスビトハギの葉を食べます。



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シロモンツマキリアツバ

2023年7月24(月)

シロモンツマキリアツバ 撮影日2023/07/23 撮影場所:勿来の関

シロモンツマキリアツバ
①シロモンツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)を見ると先端が少し上方へ曲がっているだけなのでアツバ亜科と分かります。
似たような種が幾つか居るので注意が必要です。
でも下のような同定ポイントになる目印があるので参考にして下さい。
赤楕円内には数字の3が見られます。
緑円内には白紋が3つ見られます。
ところがモンが入らないシロツマキリアツバもいるので注意が必要です。
前翅外縁の中頃(灰矢印)が出張っていてそこから翅頂・後縁に向かって切ったような形をしているのでツマキリアツバと言われます。



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シロヒトモンノメイガ

2023年7月23(日)

シロヒトモンノメイガ 撮影日2023/07/23 撮影場所:勿来の関

シロヒトモンノメイガ
①シロヒトモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角が前方へ突き出ています。
触角を背負っているものだけでなくこの様に突き出したものもツトガ科の仲間に多く見られます。

本種の大きな特徴は,各翅に一つずつ白紋が有ることです。
本種の命名者は発想が豊かな人だったと思っています。
というのはこの白紋を服と見立てて祭りで人が踊っていると思い浮かんだのでしょう。
前翅に近い人が踊っているように私には見えます。



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ヨツモンマエジロアオシャク

2023年7月22(土)

ヨツモンマエジロアオシャク 撮影日2023/07/21 撮影場所:勿来の関

ヨツモンマエジロアオシャク
①ヨツモンマエジロアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
本種の大きな特徴は翅の色が緑色をしていることです。
それで,本種はシャクガ科アオシャク亜科の仲間と分かります。
ただ例外もあってシロモンアオヒメシャクのように翅色が緑色でもヒメシャク亜科のものも有ります。

二つ目の特徴は前翅前縁が白くなっていることです。
そのため,名前にマエシロと付けられました。
三つ目の特徴は前翅後角と後翅翅頂に白紋があることです。
そのため,名前にヨツモンと付けられました。



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マダラニジュウシトリバ

2023年7月21(金)

マダラニジュウシトリバ 撮影日2023/07/21 撮影場所:勿来の関

マダラニジュウシトリバ
①マダラニジュウシトリバ(ニジュウシトリバガ科)
本種に似たものにヤマトニジュウシトリバが居るので注意が必要です。
両者の違いは緑楕円内に有ります。
ヤマトニジュウシトリバには本種のような濃色紋は有りません。

24本の枝分かれした翅脈が独立していて美しい蛾です。
左右合わせて24本の鳥の羽が付いた蛾という意味です。
これで多少隙間があっても自由に飛べてしまうから驚きです。
前翅長6㎜程度の小さな蛾の翅の仕組みがこんなに手が込んだものとは知りませんでした。
幼虫はスイカズラの葉を食べます。



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コアヤシャク

2023年7月20(木)

コアヤシャク 撮影日2023/07/20 撮影場所:勿来の関

コアヤシャク
①コアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
左右の翅を大きく開いて止まっています。
しかも壁に貼り付くように止まっています。
この様なものは,シャクガ科エダシャク亜科の仲間に多く見られます。

本種はウスアオアヤシャクと似ているので注意が必要です。
赤矢印は外横線,緑矢印は内横線を指しています。
この2本の横線の内,外横線を見ると両者の違いが分かります。
ウスアオアヤシャクの方は前縁から半分くらいまで鋸歯が浅くなっています。
それに対し本種の外横線は鋸歯が深くなっています。



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シロマダラノメイガ

2023年7月19(水)

シロマダラノメイガ 撮影日2023/07/11 撮影場所:勿来の関

シロマダラノメイガ
①シロマダラノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事から本種はツトガ科・メイガ科の仲間と分かります。
更に,白地に焦茶色の紋や筋模様が有るのでツトガ科と分かります。

本種は前翅長が10㎜程度の小さな蛾ですが筋模様を見て驚きます。
赤矢印の前方に目玉模様が有って,まるで竜の透かし彫りに見えます。
幼虫はガガイモ,キョウチクトウ,テイカズラ等を食べます。



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オオシロモンノメイガ

2023年7月18(火)

オオシロモンノメイガ 撮影日2023/07/17 撮影場所:勿来の関

オオシロモンノメイガ
①オオシロモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
翅を大きく開いて止まっていますが,シャクガ科の仲間ではありません。
触角を見ると背負っています。
この事から本種はツトガ科・メイガ科の仲間と分かります。
更に,焦茶色と白色の組み合わせはツトガ科ノメイガ亜科で決まりです。

通常,ツトガ科の仲間は人が近づくと直ぐ逃げますが,この蛾は逃げずに止まっていました。
本種は前翅後縁近くに三日月形の白紋が有るのが目印となっています。
寒い北海道では観察されないようです。
本州では宮城県以南に分布しています。



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フタスジツヅリガ

2023年7月17(月)

フタスジツヅリガ 撮影日2023/07/17 撮影場所:勿来の関

フタスジツヅリガ
①フタスジツヅリガ(メイガ科ツヅリガ亜科)
触角を見ると背負われています。
この事から本種はメイガ科・ツトガ科と分かります。


フタスジツヅリガ
②フタスジツヅリガ
本種の大きな特徴は,前翅前縁が下に折れ曲がっていることです。
特に後半ほど折れ曲がる幅が大きくなっていることです。
名前の通りに2本の横線があり,頭に近い方が内横線で遠い方が外横線です。
この外横線の前縁側に帯状の紋が有ります。



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フタテンオエダシャク

2023年7月16(日)

フタテンオエダシャク 撮影日2023/07/16 撮影場所:勿来の関

フタテンオエダシャク
①フタテンオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
左右の翅を大きく開いて止まっています。
目立つのは,2本の横線です。
このような特徴を持つのはシャクガ科エダシャク亜科に多く見られます。

目立つ特徴は後翅外縁中央が尾のように出張っていることです。(灰矢印)
だから名前にオエダシャクが付くのです。
翅脈に沿った薄褐色の細線が本種の美しさを強調しています。
赤矢印は内横線,緑矢印は外横線を指しています。
ウスオエダシャクと雰囲気が似ているので注意が必要です。



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アトボシエダシャク

2023年7月15(土)

アトボシエダシャク 撮影日2023/07/14 撮影場所:勿来の関

アトボシエダシャク
①横から見たアトボシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
本種の大きな特徴は左右の翅をあまり開かずに止まることです。
私は翅を大きく開いて止まっているのを見たことはありません。
翅の裏も表も淡褐色で横線と小黒点が濃褐色から黒色になっています。
赤矢印は外横線,緑矢印は小黒点を指しています。


アトボシエダシャク
②上から見たアトボシエダシャク
前翅には濃い褐色の内横線と褐色の外横線が見られます。
後翅には前翅の外横線に続いた外横線が見られます。
本種は内横線と外横線それに小黒点から構成されています。
これらを考えるとシャクガ科エダシャク亜科の仲間と思われます。



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ナカスジシャチホコ

2023年7月15(土)

ナカスジシャチホコ 撮影日2023/07/15 撮影場所:勿来の関

ナカスジシャチホコ
①ナカスジシャチホコ(シャチホコガ科)
腹端が外縁の外にはみ出しています。
しかも,この腹部は太いです。
この様な仲間はシャチホコガ科の仲間に多く見られます。

本種は九州や高知県では観察されていないようです。
ですから,どちらかといえば寒い地方で見られる蛾のようです。
幼虫はナナカマド,マメザクラの葉を食べます。



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ホソミスジノメイガ

2023年7月13(木)

ホソミスジノメイガ 撮影日2023/07/13 撮影場所:勿来の関

ホソミスジノメイガ
①ホソミスジノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
このような格好の蛾はツトガ科・メイガ科に多いです。
更に翅色が黄色で筋が焦茶色のものはツトガ科に多いです。

桃矢印は内横線,赤矢印は外横線を指しています。
内横線は緩いカーブを描いています。
しかし,外横線は真ん中辺りで直角に近い方向に曲がります。
後翅の外横線も直角に近い方向へ曲がっています。
緑矢印は縁毛を指しています。
本種は前翅長が10㎜程度の小さい蛾です。
ツトガ科の蛾は逃げ足が速いですが,この蛾は最後まで逃げずに写真を撮らせてくれました。



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ビロードスズメ

2023年7月12(水)

ビロードスズメ 撮影日2023/07/12 撮影場所:勿来の関

ビロードスズメ
①ビロードスズメ(スズメガ科ホウジャク亜科)
後縁を抉ったように凹ませ腹部がよく見えています。
このような格好で止まる蛾はスズメガ科に多く見られます。


ビロードスズメ
②ビロードスズメ
写真を撮っていて不思議に思ったことは,写す角度によって翅色が急に変わることです。
焦茶色だった翅色がカメラの角度を少し変えただけで突然灰褐色になるのです。
少し高い所に止まっていてよく確かめられません。
そこで,ネットで調べ実際の色に近いのはどちらか調べました。
暗い所では焦茶色に見え明るい所では灰褐色に見えるのだろうという結論に達しました。



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ヒメクロアツバ

2023年7月11(火)

ヒメクロアツバ 撮影日2023/07/11 撮影場所:勿来の関

ヒメクロアツバ
①ヒメクルマコヤガ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。
このことから本種はヤガ科クルマアツバ亜科の蛾であることが分かります。

私は12年間,蛾の観察を続けていますが今年初めて観察した蛾です。
ネットでもこの蛾の資料を載せているサイトは少ないです。
前翅長が10㎜程度の小さい蛾です。
赤矢印は外横線,緑矢印は亜外縁線を指しています。



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ベニモントガリホソガ

2023年7月10(月)

ベニモントガリホソガ 撮影日2023/07/10 撮影場所:勿来の関

ベニモントガリホソガ
①ベニモントガリホソガ(カザリバガ科)
本種は前翅長が6.5㎜と小さな蛾です。
しかし写真を撮って見ると色彩豊かでキバガを思わせるような大きな下唇鬚(かしんひげ)があるので驚きます。

後方へ反り返っている下唇鬚からキバガ科を連想しますがカザリバガ科です。
前翅後半に見られる黄色の紋が目立っています。
それに加えて前翅前半に見られる紅色の縦縞模様も目を引き付けます。
目の色は赤です。
名前の最後が科名或いは亜科名を示す言葉でないので間違いやすい。
できるならベニモントガリカザリバと命名して欲しかった。



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ツマキシマメイガ

2023年7月9(日)

ツマキシマメイガ 撮影日2023/07/09 撮影場所:勿来の関

ツマキシマメイガ
①ツマキシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
腹部を見ると触角を背負って止まっています。
この事から本種はメイガ科・ツトガ科と分かります。
更に翅色が紅・黄を帯びているのでメイガ科と分かります。


ツマキシマメイガ
②ツマキシマメイガ
本種の前翅長は12㎜程度の小さな蛾です。
腹端を直角に曲げて止まっているのを多く見ます。
内横線(緑矢印)と外横線(赤矢印)に挟まれた所は紅色が少し濃くなっています。
縁毛の付け根は紅色で半分より先は黄色になっています。
後翅の地は灰色です。



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ウスイロギンモンシャチホコ

2023年7月8(土)

ウスイロギンモンシャチホコ 撮影日2023/06/10 撮影場所:勿来の関

ウスイロギンモンシャチホコ
①ウスイロギンモンシャチホコ(シャチホコガ科)
赤矢印は二叉に分かれた腹端を指しています。
この様に腹端が外縁からはみ出しているのはシャチホコガ科の仲間に多く見られます。

本種の特徴は左右の翅を合わせるようにして止まります。
前翅には大小幾つかの白紋が見られます。
成虫には口はありませんが,大丈夫です。
幼虫のときに腹に溜め込んだ養分で活動出来るからです。
幼虫が食べる葉はミズナラ,コナラで勿来の関には普通に分布しています。



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タイワンモンキノメイガ

2023年7月7(金)

タイワンモンキノメイガ 撮影日2023/07/04 撮影場所:勿来の関

タイワンモンキノメイガ
①タイワンモンキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
腹部背を見て下さい。
触角を背負っています。
触角を背負って止まる蛾の多くはツトガ科・メイガ科です。
更に翅色が焦茶色と薄褐色ならばツトガ科で決まりです。

ノメイガ亜科の仲間は撮影するのに一苦労です。
近付いたり,動いたりすると直ぐ逃げてしまうからです。
本種は前翅長が17㎜あるのでこの仲間では大きい種です。
幼虫は普通に分布しているノブドウを食べるので複数回観察されます。



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ヘリグロキエダシャク

2023年7月6(木)

ヘリグロキエダシャク 撮影日2023/07/05 撮影場所:勿来の関

ヘリグロキエダシャク
①ヘリグロキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
一見ウコンエダシャクに似ていますが,紋様が違います。
前翅の外縁よりも後翅の外縁に幅がある褐色の帯が見られます。
縁が黒ずんでいるので名前がヘリグロとつけられました。
前翅を大きく開いて止まっています。
本種は犬が待ての姿勢で待つ格好で止まる変わった習性が有ります。
本種の分布は変わっていて,山奥でなく海沿いの近くに見られます。
それは幼虫が食べるタブノキの分布と一致しています。
勿来の関は海から1㎞より近くぽつぽつとタブノキが生育しています。



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ヒトツメオオシロヒメシャク

2023年7月5(火)

ヒトツメオオシロヒメシャク 撮影日2023/07/05 撮影場所:勿来の関

ヒトツメオオシロヒメシャク
①ヒトツメオオシロヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
後翅が見えるほど大きく開いて止まっています。
平らかに止まっています。
この様な仲間はシャクガ科に多く見られます。

ヒメシャク亜科は小さい蛾が多いですが本種は前翅長が20㎜をこえるほど大きい種です。
幼虫はイボタノキの葉を食べます。
しかし,勿来の関では残念ながらイボタノキの分布が多くなく本種はあまり見られません。



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マルバネウスグロアツバ

2023年7月4(火)

マルバネウスグロアツバ 撮影日2023/07/04 撮影場所:勿来の関

マルバネウスグロアツバ
①マルバネウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
後方へ反り返り胸部背の上にまで伸びています。
このような格好の蛾はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間に多く見られます。


マルバネウスグロアツバ
②マルバネウスグロアツバ
灯火近くの壁を見るとHydrillodesの仲間が止まっています。
いつも写りが悪く同定ができずにいました。
ところが,今日の蛾は模様がはっきりしています。

前翅長の真ん中辺が薄褐色で紋様がはっきりしています。
マルバネと名前に付いているのは前翅前縁が円みを帯びていることからのようです。



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ホソスジナミシャク

2023年7月3(月)

ホソスジナミシャク 撮影日2023/06/29 撮影場所:勿来の関

ホソスジナミシャク
①ホソスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
翅を大きく開いて止まっています。
一番外側の線に注目すると「U字形」が4つ並んでいます。
(頭が上になるようにして見ると「U字形」になります。)
ですから本種はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾と分かります。

本種の特徴は頭を下にして外縁を少し上になるようにして止まります。
翅色は胸部近くは濃い褐色で外縁に近いほど薄褐色になります。
シロホソスジナミシャクに似ていますが,翅頂から出る白線が本種には無いので区別がつきます。
幼虫はツタの葉を食べます。



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ギンツバメ

2023年7月2(日)

ギンツバメ 撮影日2023/07/02 撮影場所:勿来の関

ギンツバメ
①ギンツバメ(ツバメガ科)
一見シャクガ科のような感じの蛾です。
でも翅頂を見ると,カギバガ科を思わせる感じで尖っています。
しかし,この尖りが後翅外縁にあればツバメガ科と分かりますが前翅翅頂では判断の仕様がありません。

本種の地色は白で翅頂から多くの横線がはしっています。
後翅にも似たような横線があって翅を広げると上手く繋がって違和感が有りません。
翅頂近くには褐色の模様が有りますが,色が違う所はここだけです。
幼虫はガガイモ,オオカモメヅル,コカモメヅル,トキワカモメヅル,ナンゴクカモメヅルといったガガイモ科の植物の葉を食べます。
灯火に飛来することがありますが,葉の表面に止まっていることがあります。
それはガガイモ科の持っている毒を溜め込んでいるから鳥に食われないからでしょう。



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ウスクモエダシャク

2023年7月1(土)

ウスクモエダシャク 撮影日2023/07/01 撮影場所:勿来の関

ウスクモエダシャク
①ウスクモエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
左右の翅を大きく開いて後翅がよく見えています。
更に平たく翅を伸ばしています。
この様な止まり方をするのはシャクガ科の仲間に多く見られます。

本種と似た種にハルタウスクモエダシャクが居るので注意が必要です。
違いは後翅の外縁近くにある白い横線に有ります。
本種はこの横線の白矢印が指している所が頭の方へ尖ります。
ハルタウスクモエダシャクは尖りません。
赤矢印は内横線を指しています。
3の数字の凹んだ所に小黒点が見られます。
緑矢印は後翅の外横線を指しています。
幼虫は広食性でブナ科,カバノキ科,クスノキ科,カエデ科,クロウメモドキ科,タデ科,カキノキ科等の葉を食べます。



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