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テンクロアツバ

2023年4月30(日)

テンクロアツバ 撮影日2023/04/29 撮影場所:勿来の関

テンクロアツバ
①テンクロアツバ(ヤガ科テンクロアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が小さいながらも前方へ突き出ています。
二枚の翅を重ねたまま矢の先端の形(矢尻型)をして止まっています。
このような特徴の仲間はヤガ科に多いです。


テンクロアツバ
②テンクロアツバ
本種は逃げ足が速くてなかなか写真が撮れないでいました。
今まではカメラを近づける度に逃げられていました。
不思議にも今回は四回ほどシャッターを押させてくれました。
5回目を押そうとしたら逃げられてしまいました。
本種の外横線(赤矢印)は鋸歯状になっていて前縁近くで急に頭の方に曲がっています。
名前のいわれにもなっているように緑円内に2つの小黒点があります。
前翅長が10㎜程度の小さな蛾です。



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キシャチホコ

2023年4月29(土)

キシャチホコ 撮影日2023/04/29 撮影場所:勿来の関

キシャチホコ
①キシャチホコ(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
しかも左右の翅の間はあまり隙間がありません。
この様な仲間の多くはシャチホコガ科に見られます。

本種は昨日紹介したウスキシャチホコに似ています。
初めは翅の紋様を見ていましたが,個体差があるので全体を見ていると胸部背が違うことに気が付きました。
キシャチホコ・・・ライオンのたてがみのように胸部全体を毛が被っています。(灰矢印)
ウスキシャチホコ・・・一枚の布で側面~前面~側面を囲んでいます。(赤矢印)

♂の触角は両櫛歯状で♀は糸状です。


ウスキシャチホコ
②ウスキシャチホコ♂(シャチホコガ科) 比較しやすいように掲載しました。
緑矢印は腹端を指しています。



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ウスキシャチホコ

2023年4月28(金)

ウスキシャチホコ 撮影日2023/04/28 撮影場所:勿来の関

ウスキシャチホコ
①ウスキシャチホコ♂(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
更に,腹端が外縁から飛び出しています。(緑矢印)
この様な仲間はシャチホコガ科に多いです。


ウスキシャチホコ
②ウスキシャチホコ♀  2018/05/04撮影
あるとき,この写真と似た蛾の写真を撮ったことがありました。
それは腹端が出ていない画像でした。
目にする画像のほとんどが腹端の出ているものばかりで種が違うのだとばかり思っていました。
ところが「ウスキシャチホコ - かのんの樹木図鑑 - FC2」と「ウスキシャチホコ 広島大学東広島キャンパス」の2つのブログが腹端の出てない写真を載せていました。
この2つのブログのお陰でウスキシャチホコの♀であることが分かり感激しました。

本種と似たものにキシャチホコがいるので同定には注意が必要です。
両者の違いは赤矢印が指している所にあります。


②ウスキシャチホコ♀  2018/05/04撮影
あるとき,この写真と似た蛾の写真を撮ったことがありました。
それは腹端が出ていない画像でした。
目にする画像のほとんどが腹端の出ているものばかりで種が違うのだとばかり思っていました。
ところが「ウスキシャチホコ - かのんの樹木図鑑 - FC2」と「ウスキシャチホコ 広島大学東広島キャンパス」の2つのブログが腹端の出てない写真を載せていました。
この2つのブログのお陰でウスキシャチホコの♀であることが分かり感激しました。

本種と似たものにキシャチホコがいるので同定には注意が必要です。
両者の違いは赤矢印が指している所にあります。

カザリツマキリアツバ

2023年4月27(木)

カザリツマキリアツバ 撮影日2023/04/27 撮影場所:勿来の関

カザリツマキリアツバ
①カザリツマキリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
前翅を大きく開いて平らに止まっています。
しかし,シャクガ科の仲間ではありません。

緑矢印は前翅外縁の真ん中辺を指しています。
この指した部分を頂点とするように翅頂や後縁の方向へ切り込まれています。
これがツマキリと名付けられた理由です。



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ハンノトビスジエダシャク

2023年4月26(水)

ハンノトビスジエダシャク 撮影日2023/04/24 撮影場所:勿来の関

ハンノトビスジエダシャク
①ハンノトビスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
今まで何回も観察していた蛾ですが,特徴を捉えにくく同定ができませんでした。
目で見たときの印象と写真の画像とに差がありすぎて同定が進みませんでした。

本種は前翅を大きく開き,壁に対して平らに止まっています。
この様な蛾はシャクガ科に多いです。

横線が前縁近くで濃く太くなっていますが,他の所では不明瞭です。
内側から順番に上げていきます。
赤矢印は内横線,灰大矢印は中横線,灰小矢印は外横線を指しています。
亜外縁線の白い縁取り(緑矢印)が明瞭で前翅から後翅まで続いています。
今回の同定では,この白い亜外縁線の縁取りを手掛かりにしました。
腹部背に並んでいる対になった小黒点も同定ポイントです。



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モミジツマキリエダシャク

2023年4月25(火)

モミジツマキリエダシャク 撮影日2023/04/25 撮影場所:勿来の関

モミジツマキリエダシャク
①モミジツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
止まっている壁に対して平らに止まっています。
この様な仲間の多くはシャクガ科に見られます。

本種と似た種が居るので注意が必要です。
でも目印となるものがあるので大丈夫です。
それは緑楕円内にある2つの小黒点です。

前翅外縁において赤矢印が指している部分が尖っています。
赤矢印が指している点を頂点として翅頂及び後角を結ぶ線で切り取ったような形をしています。
端(つま)を切ったような感じなのでツマキリエダシャクと名付けたのでしょう。



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アカモンナミシャク

2023年4月24(月)

アカモンナミシャク 撮影日2023/04/24 撮影場所:勿来の関

アカモンナミシャク
①アカモンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
ふと窓ガラスを見ると蛾が止まっていますが,逆光で筋や紋様が分かりません。
そこで,近くに生えているアカメガシワの葉を貼り付けました。
光を遮るには,面積が広い方が便利だからです。
すると,前よりずっと見やすくなりました。
写真を撮りながら本種は今まで観察したことが無いことに気付きました。
それから撮影に熱が入り何枚も撮りました。

淡い緑色の地に筋や紋様がありますがアオシャク亜科とは感じが違います。
赤矢印が指している外横線(不明瞭ながら外横線と思われる)の外側に鱗状の「U字形」が沢山見られます。
この事から本種はナミシャク亜科と分かります。

本種を特徴づけているのは白矢印が指している亜外縁線の外側に見られます。
そこには名前のいわれとなっている赤茶色の紋が並んでいます。

幼虫はシラカシを食べます。
シラカシの分布は福島県~新潟県を結んだ線より南側です。
ということは,勿来の関から白河の関を結んだ線より南の地域に本種の分布があると考えられます。



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キハラゴマダラヒトリ

2023年4月23(日)

3280 キハラゴマダラヒトリ 撮影日2023/04/23 撮影場所:勿来の関

キハラゴマダラヒトリ
①キハラゴマダラヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)
翅が真っ白い蛾はヒトリガ科やドクガ科にいますが,足や触角が黒いものはヒトリガ科です。
本種の翅にある黒点は,個体差があって数や大きさや位置はまちまちです。


キハラゴマダラヒトリ
②キハラゴマダラヒトリ
本種とアカハラゴマダラヒトリ・オビヒトリは似ているので注意が必要です。
特に,本種とアカハラゴマダラヒトリは腹部背の色を確認すればきちんと同定することができます。
腹部背が黄色ならばキハラゴマダラヒトリです。
腹部背が赤色ならばアカハラゴマダラヒトリです。

ヒトリガ科の多くは止まっている蛾に触っても逃げ出さず,下に落ち死んだふりをするのを思い出しました。
触れると仰向けに落ちましたが,腹部背が見えません。
そこで,腹に触ると腹端を持ち上げ腹部背を少しの間見せてくれました。
その間にすかさず撮影しました。



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ツツジハマキホソガ

2023年4月22(土)

ツツジハマキホソガ 影日2023/04/22 撮影場所:勿来の関

ツツジハマキホソガ
①ツツジハマキホソガ(ホソガ科)
犬が待ての姿勢で待っているような格好で止まっています。
体は細長く前翅長は5㎜程度です。
この様な仲間はホソガ科に多いです。


ツツジハマキホソガ
②ツツジハマキホソガ
本種の特徴は何といっても2つの矢印が指している部分にあります。
緑矢印が指している所は黄色の部分が飛び箱の様に盛り上がっています。
これがポイントになって同定できました。
赤矢印が指している所は目と目の間ですが,ここが黄色くなっています。
それから前足と中足が並んでいます。



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クロスジシャチホコ

2023年4月21(金)

クロスジシャチホコ 

クロスジシャチホコ
①クロスジシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端が覗いています。
この事から本種はシャチホコガ科と分かります。


クロスジシャチホコ
②クロスジシャチホコ
前翅前縁中頃には名前にあるように黒い筋が見られます。
本種は灰褐色を帯びています。


クロスジシャチホコ
③クロスジシャチホコ
本種の特徴は何といっても胸部背にあるモヒカン刈りです。
徐々に高くなって前面で切り立った崖のようにそびえているところが目を引きます。
前面から見ると子犬の顔のように見え可愛らしいです。



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モンシロツマキリエダシャク

2023年4月20(木)

モンシロツマキリエダシャク 影日2023/04/20 撮影場所:勿来の関

モンシロツマキリエダシャク
①モンシロツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
触角を背負っていても本種はツトガ科・メイガ科ではありません。
前翅を大きく開いて平らに止まっています。
この事から本種はシャクガ科と分かります。

でも,普通シャクガ科なら触角を背負って止まりません。
ですから,本種はシャクガ科の中でも例外中の例外です。
ヒゲマダラエダシャクもシャクガ科エダシャク亜科の蛾ですが止まっているとき触角を背負っています。

赤矢印は外横線を指しています。
本種の外横線は線では無く,点列になっています。
この外横線に褐色の円い紋が接触しています。
この写真では紋が褐色で白くありません。
紋の色は個体差があって褐色のものと白いものがあります。
緑矢印は前翅外縁の真ん中辺を指しています。
この指している所を頂点とするかのように翅頂や後角まで刃物で切ったようになっています。
ツマキリエダシャクと名付けたのはそのような意味からでしょう。



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ナカジロアツバ

2023年4月19(水)

ナカジロアツバ 影日2023/04/19 撮影場所:勿来の関

ナカジロアツバ
①ナカジロアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
短いですが前方へ突き出ています。
この事から本種はヤガ科アツバ亜科だと分かります。


ナカジロアツバ
②ナカジロアツバ
緑矢印は横線を指しています。
この横線の外側は白を帯びています。
だからナカジロアツバと名付けられました。
本種の特徴は,この横線と桃円内の2つの白紋です。
桃円内には三角紋と短白線が見られます。
幼虫はコマツナギの葉を食べます。



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フタトビスジナミシャク

2023年4月18(火)

フタトビスジナミシャク 影日2023/04/14 撮影場所:勿来の関

フタトビスジナミシャク
①フタトビスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
前翅を平らに開いて止まっています。
赤矢印は外横線を指しています。
この線上には少しだけ弧を描いている「U字形」が幾つも並んでいます。
更には,外横線の外側には3本の横線が走っていて何れも「U字形」が並んでいます。
この様な仲間はナミシャク亜科に多いです。
緑矢印は内横線を指しています。
その上,指している所のみ切れ込みが入っています。



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カブラヤガ

2023年4月17(月)

カブラヤガ 影日2023/04/17 撮影場所:勿来の関

カブラヤガ
①カブラヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
赤矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。
これらの紋が観察されるので本種はヤガ科モンヤガ亜科・ヨトウガ亜科・キリガ亜科の仲間と分かります。
本種を特徴づけるものは何といってもV字状の楔(くさび)状紋です。(緑矢印)
二重になった内横線に接触しています。


カブラヤガ
②カブラヤガ
幼虫はネキリムシと言われて農家に嫌われています。
広食性でマメ科,イネ科,タデ科,アブラナ科,サトイモ科,アオイ科,ショウガ科,シソ科,セリ科,バラ科,キク科,ユリ科,ウリ科などの地際部の茎をかじってしまいます。
花壇の仕事をしていたとき,植えて間もない苗の幾つかが地際から倒れているのを見て何者の仕業だろうと思ったことがありました
一緒に作業していた方に尋ねると,「夜になると土の中から出て来てかじり倒すネキリムシです。」と教えてくれました。
「苗の近くを少し掘り返すと見つかりますよ。」と教わり,その通りにしたら面白いように見つかりました。



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アシブトチズモンアオシャク

2023年4月16(日)

アシブトチズモンアオシャク 影日2023/04/16 撮影場所:勿来の関

アシブトチズモンアオシャク
①アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
胸部背に密集した毛はなく柱の面に貼り付くように止まっています。
それより何より褐色の地色に緑の紋が大きな割合を占めています。
これにより本種はシャクガ科アオシャク亜科と分かります。

本種はチズモンアオシャクと似ているので注意が必要です。
両者の違いは二つの矢印が指している所に見られます。
赤矢印は外横線の出っ張りを指しています。
本種の出っ張りは大きくチズモンアオシャクの方は小さいです。

白矢印は内横線と後縁の交差点を指しています。
本種はほぼ直角に交差していますが,チズモンアオシャクは斜めに交わります。
これは個体差があって本種の中でも少し斜めに交差するものもいます。
そのときは,赤矢印の所を見て出っ張りの大きさを確認すればいいのです。
つまり,少し斜めに交差していても出っ張りが大きければ本種です。

本種の後ろ足には毛が生えていて,太く見えることからアシブトと名付けられました。



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マエキトビエダシャク

2023年4月15(土)
マエキトビエダシャク 影日2023/04/11 撮影場所:勿来の関

マエキトビエダシャク
①マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
少し前翅を開いて平たく止まっています。
胸部背には毛が密集して生えていません。
この様な仲間はエダシャク亜科に多いです。

本種にはオオマエキトビエダシャクという似た種が居るので注意が必要です。
緑の線の部分を見比べると,区別することができます。
本種は緑色より前縁に近い部分が平らになっています。
しかし,オオマエキトビエダシャクは線の真ん中を頂点とするように尖っています。
詳しくは<こちらを見て下さい。>



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アオスジアオリンガ

2023年4月14(金)

アオスジアオリンガ 影日2023/04/14 撮影場所:勿来の関
アオスジアオリンガ
①アオスジアオリンガ(コブガ科リンガ亜科)  ♀と思われます。
本種を初めて見る方はヤガ科と思ってしまうでしょう。
胸部背には毛が密集して生えていますし,翅を屋根形にして止まっているからです。
しかし,残念ながらコブガ科の蛾です。


アオスジアオリンガ
②アオスジアオリンガ
赤矢印も桃矢印も白線を指しています。
この白線が前縁に近付くと狭くなるのがアカスジアオリンガで,平行なままの方はアオスジアオリンガです。
この写真を見る限りほぼ並行に走っているように見えます。
だから,本種はアオスジアオリンガと判断しました。

富山県産蛾類博物館の画像を見ると翅頂から白線が斜上するのは♀らしいことが分かります。
幼虫はブナ,ミズナラ,コナラ,クヌギ,シラカンバの葉を食べます。



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コクロモクメヨトウ

2023年4月13(木)

コクロモクメヨトウ 影日2023/04/13 撮影場所:勿来の関

コクロモクメヨトウ
①コクロモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
赤矢印は腎状紋を指しています。
緑矢印は環状紋を指しています。
この2つの紋があるので本種はキリガ亜科・ヨトウガ亜科だと分かります。
本種の前翅長は20㎜程あり細長い体形をしています。


コクロモクメヨトウ
②コクロモクメヨトウ
本種の実際の色は2枚目の写真に近く黒ずんだ色をしています。
だから名前にクロが付けられたのでしょう。
筋や紋様がよく分かるようにソフトを使って少し明るくしたので茶色を帯びています。
桃矢印は外横線を指しています。
この外横線は大きく曲がって前縁中程から後縁中程まで達しています。
本種の大きな特徴は後縁沿いの薄褐色紋にあります。
幼虫はムラサキシキブの葉を食べます。



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オオエグリシャチホコ

2023年4月12(水)

オオエグリシャチホコ 影日2023/04/12 撮影場所:勿来の関

オオエグリシャチホコ
①オオエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
緑矢印が指している腹端を見ると外縁から飛び出ているのが分かります。
この事から本種はシャチホコガ科の仲間と分かります。

本種の特徴として発達した下唇鬚(かしんひげ)(赤矢印)をあげることができます。
桃矢印は外横線を指していますが,後縁側の部分が抉られたように凹んでいるのでオオエグリシャチホコと名付けられました。
幼虫は普通に分布しているフジの葉を食べます。
だから毎年複数回観察されます。



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サカハチトガリバ

2023年4月11(火)

サカハチトガリバ 影日2023/04/11 撮影場所:勿来の関

サカハチトガリバ
①サカハチトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
前縁を斜めに走る二筋の線を見て以前の記憶が蘇ってきました。
勿来の関では,あまり見られない蛾で11年間で二回しか会ったことがありません。

赤矢印は亜外縁線を指していますが,翅頂から斜上する細い黒筋があります。
私はこれをトガリバガ斜上線と名付けて同定に役立てています。
緑矢印は角(つの)或いは耳のように見えものを指しています。
これは毛が集まってできていると思われます。
トガリバガ斜上線と角のように見えるものがあればカギバガ科トガリバガ亜科の仲間です。


サカハチトガリバ
②サカハチトガリバ
前翅の色は前縁を除けば薄褐色で,前縁近くは白です。
この白い所に2本の褐色の斜め線があります。
これを横から見ると漢字の八に見えます。
ところが上から見ると向かい側は八を逆さにしたように見えます。
それで名前がサカハチトガリバとなったのです。



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クロシオハマキ

2023年4月10(月)

クロシオハマキ 影日2023/04/10 撮影場所:勿来の関

クロシオハマキ
①クロシオハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
釣り鐘形をしていて短い触角を背負っています。
この様な仲間はハマキガ科に多いです。


クロシオハマキ
②クロシオハマキ
♂と♀では色や斑紋が違います。
どちらかと言えば,この写真の様なものは♂に多く見られます。
幼虫はクサギ,カラタチバナ,ヒメユズリハ,ツバキの葉を食べます。



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シタコバネナミシャク

2023年4月9(日)

シタコバネナミシャク 影日2023/04/09 撮影場所:勿来の関

シタコバネナミシャク
①シタコバネナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印は外横線を指しています。
この外横線には「U字形」が幾つも並んでいます。
外横線に「U字形」が並ぶ仲間はシャクガ科ナミシャク亜科に多いです。

本種の大きな特徴は緑楕円内にある薄赤褐色の紋です。
幼虫はコナラ,イタヤカエデの葉を食べます。



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キンイロキリガ

2023年4月7(金)

キンイロキリガ 影日2023/04/08 撮影場所:勿来の関

キンイロキリガ
①キンイロキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
赤矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。
この2つの紋の存在から本種はヤガ科ヨトウガ亜科・キリガ亜科とわかります。


キンイロキリガ
②キンイロキリガ
この2つの紋は親鳥が餌をあげているように見えます。
丁度スギタニキリガに似た感じです。
どちらかと言えば本種よりスギタニキリガの紋様の方が好きです
幼虫が食べるものは普通に分布しているコナラ,サクラなので毎年観察されます。



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ノヒラトビモンシャチホコ

2023年4月7(金)

3265 ノヒラトビモンシャチホコ 影日2023/04/06 撮影場所:勿来の関

ノヒラトビモンシャチホコ
①ノヒラトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
腹端が外縁からはみ出しています。
この事から本種はシャチホコガ科の仲間と分かります。
昨日紹介したアオシャチホコと同じシャチホコガ科ですが後翅に生えている毛がはみ出していません。

赤矢印は褐色の内横線を指しています。
この線の内側には白い縁取りが有ります。

緑矢印は褐色の外横線を指しています。
この線の外側には白い縁取りが有ります。
外横線は鋸歯状になっていて大きなぎざぎざが見られます。

内横線の白い縁取りの内側には黒ずんだ部分(桃矢印)が見られます。
外横線の白い縁取りの前縁寄りの外側には黒い斑紋があります。



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アオシャチホコ

2023年4月6(木)

アオシャチホコ 影日2023/04/06 撮影場所:勿来の関

アオシャチホコ
①アオシャチホコ(シャチホコガ科)
本種が何の仲間かを知るには赤矢印・緑矢印が指している所を見れば分かります。
赤矢印が指している所は腹端(腹部の端)です。
本種の特徴は腹端が外縁からはみ出ていることです。
何故本種の腹端がはみ出すようになったかですが,それは本種の成虫には口が無いことと関係しています。
成虫になると何も食べられないため幼虫のときにせっせと食べて腹部に養分を溜め込んだからです。
その養分のお陰で何も食べなくとも暫くの間は活動出来るのです。
この1つだけの特徴でシャチホコガ科だと分かります。


アオシャチホコ
②アオシャチホコ
その1つだけでは心配だという方は緑矢印が指している直ぐ前方を見て下さい。
これは後翅の前縁に生えている毛です。
この様に前翅前縁から後翅前縁の毛がはみ出していれば間違いなくアオシャチホコだといえるでしょう。
緑矢印の少し前方には米粒のような白紋があります。
この個体には白紋がありますが,無い個体も多いです。
本種と似た種類にオオアオシャチホコが居るので注意が必要です。
本種は灰色を帯びています。
ところが,オオアオシャチホコの方は前翅中頃の横に茶褐色を帯びた帯が有ります。



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クロテンヨトウ

2023年4月5(水)

3263 クロテンヨトウ 影日2023/03/31 撮影場所:勿来の関

クロテンヨトウ
①クロテンヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
胸部背に毛が密集して生えています。
更に腎状紋(赤楕円内の淡色点)と環状紋(白矢印)が見られるのでヤガ科の仲間とわかります。
そして環状紋と腎状紋が有るのでキリガ亜科かヨトウガ亜科を探すと速く見つかります。


クロテンヨトウ
②クロテンヨトウ
前翅長が15㎜程度の中くらいの蛾です。
緑矢印は内横線を指しています。
腎状紋に接触している横線が中横線でW字のような格好をしています。
腎状紋の外側にある点列状の横線が外横線です。



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ナカモンキナミシャク

2023年4月4(火)

ナカモンキナミシャク 影日2023/03/31 撮影場所:勿来の関

ナカモンキナミシャク
①ナカモンキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
前翅を大きく開いていませんが平たく止まっています。
赤矢印も青矢印も外横線を指していますが,この線には「U字形」が沢山並んでいます。
この様な仲間はシャクガ科ナミシャク亜科に多いです。

本種はモンキキナミシャクに似ていてなかなか同定が捗りません。
でも現在私が分かっていることは青矢印の部分に凹みがあります。
この凹みがあればナカモンキナミシャクと私は同定しています。
青矢印と赤矢印の高さが大きいときは,ほぼナカモンキナミシャクで決まりです。
一番外へ出張っている部分を除いて「U字形」の大きさがほぼ揃っているのがモンキキナミシャクです。



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フトフタオビエダシャク

2023年4月3(月)

フトフタオビエダシャク 影日つ2023/03/21 撮影場所:勿来の関

フトフタオビエダシャク
①フトフタオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅を大きく開いてよく後翅が見えています。
胸部に少しだけ毛が生えていますが壁に平たく止まっています。
この様な蛾の仲間はシャクガ科に多いです。

本種はウストビスジエダシャクに似ているので注意が必要です。
緑矢印は前翅・後翅の外横線を指しています。
この外横線の中央外側に黒ずんだW字紋(赤楕円)が見られます。
前翅の方が濃くて明瞭ですが,後翅にも不明瞭ながら見られます。
最後の特徴として後翅亜外縁線の後縁近くの様子をあげることができます。
桃楕円内の形状を見て下さい。
フタコブラクダの瘤(こぶ)状のものが見られます。



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キジマエダシャク

2023年4月2(日)

キジマエダシャク 影日つ2023/03/31 撮影場所:勿来の関

キジマエダシャク
①キジマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
後翅の様子は見えませんが平たく止まっています。
胸部に毛が密集していません。
この様な仲間はシャクガ科に多いです。

本種の特徴は何といっても黄色を帯びた縞模様です。
それで名前に「キジマ」と付けられました。
縁毛にある褐色の縦縞模様も目を引きます。
本種はどちらかというと西日本より東日本・北日本に多く分布する蛾です。



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エゾヨツメ

2023年4月1(土)

エゾヨツメ 影日つ2023/03/31 撮影場所:勿来の関

エゾヨツメ
①エゾヨツメ(ヤママユガ科)
3月31日(金)は久し振りに朝早くから蛾の観察に出かけました。
灯火を見上げると翅を閉じたままのエゾヨツメが止まっています。
本種は翅を閉じたまま止まることが多い蛾です。


エゾヨツメ
②エゾヨツメ
自宅に連れ帰り写真撮影をすることにしました。
ビニル袋に入れて帰り部屋で袋を開けると袋から歩いて出ました。
でも,ちっと目を離した隙に姿が消えてしまいました。
でも落胆はしませんでした。
蛾は明るい方向へ飛んで行く習性があるので窓の周辺を探しました。
予想通りカーテンとカーテンの間で翅をパタパタさせていました。
カーテンの上の方へ少し動くと後は落ち着きました。
ここで写真を何枚か撮りました。


エゾヨツメ
③エゾヨツメ
もう少し格好良く撮れないかと畳の上に場所を変えました。
今度は翅を大きく開いてくれ格好良く撮れました。
写真を撮りながら感じた本種の特徴は次の通りです。
前翅も後翅も翅頂から前縁に沿った横線までの間が白っぽくなっています。
後翅の眼状紋は明るい場所より暗い場所で写した方が青味がかった色がよく出ます。



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