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マツキリガ

2023年3月31(木)

マツキリガ 影日2023/03/31 撮影場所:勿来の関

マツキリガ
①マツキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
明るい褐色で中くらいの大きさの蛾が灯火枠に止まっています。
今までの観察からマツキリガだろうと予想がつきました。

画像を確認すると腎状紋(赤矢印)や環状紋(桃矢印)が明瞭に見られました。
これらの紋が観察されたのでヤガ科ヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。


マツキリガ
②マツキリガ
普通,茶褐色の蛾はぱっとしませんが,本種は明るい赤茶色なので綺麗に見えます。
更に緑矢印が指している銀色紋(V字紋)があって本種を引き立てています。
本種の♀の触角は糸状で♂は微毛状です。
だからこの写真の蛾は♂だと言えます。
幼虫はアカマツ・クロマツの葉を食べます。



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ヒメシロノメイガ

2023年3月30(木)

ヒメシロノメイガ 影日2011/09/29 撮影場所:勿来の関

ヒメシロノメイガ
①ヒメシロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事で本種はツトガ科・メイガ科と分かります。
それら2つの内,翅を大きく開いている白っぽい蛾はツトガ科にいます。

本種は勿来の関で観察することはほとんどありません。
というのは幼虫の餌となる植物,イボタノキ,ネズミモチの分布が少ないからです。



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アカバキリガ

2023年3月29(水)

アカバキリガ 影日2023/03/29 撮影場所:勿来の関

アカバキリガ
①アカバキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
胸部背に毛が密集しています。
更に,環状紋(赤矢印前方)や腎状紋(桃矢印前方)が不明瞭ながら前縁近くに見えています。
この様なことから本種はヨトウガ亜科・キリガ亜科だと分かります。

本種の撮影をしていて感じたことがあります。
それは目で見たときには翅の色が褐色なのに写真に撮ると赤味を帯びることです。
だから名前にアカバと付くのだと感じました。


アカバキリガ
②アカバキリガ
本種の特徴を紹介します。
何といっても翅の中央付近にある黒紋が同定ポイントです。
本種の黒紋は数字の1が向かい合っているように見えます。
またアルファベットのIにも見えます。

胸部近くにある黒三角と小黒点(緑矢印)も同定ポイントに成ります。
幼虫はサクラ,クヌギ,カシワ,コナラ,アベマキ,エノキの葉を食べます。



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オスグロホソバアツバ

2023年3月28(火)

オスグロホソバアツバ 影日2023/03/28 撮影場所:勿来の関

オスグロホソバアツバ
①オスグロホソバアツバ(ヤガ科アツバ亜科)  真上の方向から撮影
真っ直ぐ突き出た下唇鬚(かしんひげ)からヤガ科アツバ亜科の蛾であると分かります。
名前が示している様に♂は色が濃く黒ずんでいて白っぽい所はほとんどありません。


オスグロホソバアツバ
②オスグロホソバアツバ  斜め上方向から撮影
似通った蛾が居るので同定には注意が必要です。
主な同定ポイントを挙げます。
緑矢印が指しているのは胸部と腹部の境にある毛束です。
翅頂付近に薄褐色の紋があってその紋の中に2つの小黒点(赤楕円内)があります。
白矢印が指している所に黒色の突起が有ります。



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ウスサカハチヒメシャク

2023年3月27(月)

ウスサカハチヒメシャク 影日2020/09/05 撮影場所:勿来の関

ウスサカハチヒメシャク
①ウスサカハチヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
後翅がよく分かるよに大きく開いています。
壁に貼り付くように平たく翅を広げています。
この様な仲間はシャクガ科に多いです。

ここまでは簡単に進みましたが,主にエダシャク亜科を探していたのでなかなか同定ができませんでした。
そのうちシャクガ科にはヒメシャク亜科も有ると気づき探していたら見つかりました。
本種と似たものが幾つかあるので注意が必要です。
特に注意するべき事は筋模様はあっていても,外縁沿って小黒点がきちんと並んでいるかどうかです。
数あるなかには前翅翅頂に近い部分だけ小黒点があるものがいるからです。

同定ポイントは赤矢印が指している横線を挟むように小黒点があることです。
前翅内側に1つ,後翅外側に1つあるかどうかです。
赤矢印が指している線から外側へ順に太い,細い,太い,白くて細い線(緑矢印)が並んでいます。

キナミシロヒメシャク
②キナミシロヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
キナミシロヒメシャクとウスサカハチヒメシャクの画像を比べて下さい。

キナミシロヒメシャクの<記事はこちらです。>



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ウスアトキハマキ

2023年3月26日(日)

ウスアトキハマキ 撮影日2023/03/15 撮影場所:勿来の関

ウスアトキハマキ
①ウスアトキハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
釣り鐘形をした蛾を見たらハマキガ科を検索するとはやく同定が進みます。


ウスアトキハマキ
②ウスアトキハマキ
本種と似たような紋を持つ仲間がいるので同定には注意が必要です。
赤矢印は前縁と後縁を結ぶように走っている斜線です。
桃矢印は三角形に似た褐色紋を指しています。
これら2つの紋があるだけの蛾ですが,個体変異があるので同定には戸惑います。



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ハスオビエダシャク

2023年3月25日(土)

ハスオビエダシャク 撮影日2023/03/21 撮影場所:勿来の関

ハスオビエダシャク
①ハスオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
胸部背に密集している毛がありますが,ヤガ科ではありません。
ヤガ科のように後縁の一部を重ねて止まっていますがヤガ科ではありません。
ヤガ科らしくてシャクガ科らしくないシャクガ科です。

何といっても目立つのは赤矢印が指している翅頂近くから後縁の方へ伸びる斜線です。
これが線ではなく点列になっているものもあります。
この目立つ斜線から名前がハスオビエダシャクとなったものと思われます。
この写真のものは桃矢印が指している4つの小黒点がありますが無いものもあるので驚きです。



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ニッコウエダシャク

2023年3月24日(金)

ニッコウエダシャク 撮影日2023/03/23 撮影場所:勿来の関

ニッコウエダシャク
①ニッコウエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
後翅の紋様がよく見えるほど前翅を開いて止まっています。
平らな面に張り付くように平たく止まっています。
胸部背に毛が密集していません。
これらのことから本種はシャクガ科の仲間と分かります。

本種の主な同定ポイントは胸部背(赤楕円)にある黒筋です。
本種のような立派な横筋は見当たりません。
更に,腹部背に見られる五対の小黒点も同定ポイントです。(白楕円)
3つの横線と前翅前縁の交差点は太くて濃くなっています。
桃楕円に囲まれた所も濃くて太くなっています。



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ヨモギヒラタマルハキバガ

2023年3月23日(木)

ヨモギヒラタマルハキバガ 撮影日2023/03/23 撮影場所:勿来の関

ヨモギヒラタマルハキバガ
①ヨモギヒラタマルハキバガ(ヒラタマルハキバガ科)
前翅長は10㎜程度の小さな蛾です。
触角を見ると後方へ反り返った下唇鬚(かしんひげ)があるのでキバガ科・キバガの仲間と分かります。(緑矢印)


ヨモギヒラタマルハキバガ
②ヨモギヒラタマルハキバガ
頭胸部に三日月状の白紋があります。
前翅前半には白い縁取りのある小黒点(赤楕円)があります。(縁取りが無いものもいます。)
前翅中頃には白点があります。(桃楕円)
幼虫はヨモギの葉を食べます。



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スモモキリガ

2023年3月22日(水)

スモモキリガ 撮影日2023/03/22 撮影場所:勿来の関

スモモキリガ
①スモモキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
胸部背に毛が密集していて腎状紋(緑矢印)が見られるのでヤガ科の仲間と分かります。
この蛾の環状紋は不明瞭ですが,もう少しはっきりした紋を持つ個体も多いです。


スモモキリガ
②スモモキリガ
本種で特徴的なものは,2つの小黒点です。
この特徴的な二小黒点(桃楕円)を記憶していれば同定が速やかに進みます。
この黒点に接するように走っているのは外横線(桃矢印)です。
本種の外横線は線ではなくて点が並んでいます。
内横線(赤矢印)も線ではなく点が並んでいます。
腎状紋(緑矢印)の後縁側は黒ずんでいます。
本種は止まるとき前翅の後縁を重ねます。



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ヒロバトガリエダシャク

2023年3月21日(火)

ヒロバトガリエダシャク 撮影日2023/03/21 撮影場所:勿来の関

ヒロバトガリエダシャク
①ヒロバトガリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
胸部背に毛が密集していますが,ヤガ科ではありません。
普通のシャクガ科ならば,多少なりとも前翅を開くのですが例外中の例外です。
本種を最初に同定したときには彼方此方探し回ってやっと見つけたのを思い出します。


ヒロバトガリエダシャク
②ヒロバトガリエダシャク
前翅長は20㎜程度の中くらいの蛾です。
最初の写真を見ると前縁の方の長さが翅頂から翅頂までの長さより長く見えます。
しかし,実際は翅頂から翅頂までの方が少し長いのです。
前翅の色はどちらかというと白っぽい灰色ですが,外縁に近い方は色が濃くなっています。
本種の主な特徴は次の通りです。
桃矢印は外横線を指しています。
この外横線と外縁の中間辺りに(少し外縁よりですが)ぎざぎざした白線(亜外縁線)があります。
赤矢印は小黒点を指しています。



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クロカギヒラタマルハキバガ

2023年3月20日(月)

クロカギヒラタマルハキバガ 撮影日2023/03/12 撮影場所:勿来の関

クロカギヒラタマルハキバガ
①クロカギヒラタマルハキバガ(ヒラタマルハキバガ科)
前翅長10㎜程度の小さな蛾です。
小さな蛾の撮影には頭部の様子が良く分かるように写した方がいいです。
というのはキバが写っていたらキバガ科・キバガのなかま(四国産蛾類図鑑)を探せば同定が速く進むからです。
写しながらこの事を考え二枚目の写真ような角度から迫ったので後方へ反る様子が表現出来ました。


クロカギヒラタマルハキバガ
②クロカギヒラタマルハキバガ
本種はサンショウヒラタマルハキバガと似ているので注意が必要です。
前縁から胸部背までの灰色を帯びた部分が本種にはあるので区別がつくと思います。
灰色を帯びた部分の他に本種を特徴づけるものは赤矢印が指している黒い筋の紋です。
この紋が物を引っかけるときに使う鉤に似ているのでクロカギという名前が付きました。
この紋の外側には小白点(桃矢印)があり同定のポイントになっています。



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コツバメ

2023年3月19日(日)

コツバメ 撮影日2023/03/15 撮影場所:勿来の関

コツバメ
①コツバメ(シジミチョウ科シジミチョウ亜科)
久し振りにチョウの仲間を撮影しました。
小さいのでシジミチョウの仲間と分かります。

昼の日光が降り注ぐお昼頃,道路脇のアセビが満開に花を咲かせています。
2匹のコツバメが白いアセビの花の近くを飛んでいます。
その内アセビの花に止まるとほとんど動きません。
撮影のチャンスだとばかりに止まった場所から目を離さないようにして近付きました。


コツバメ
②コツバメ  正面から写しても口吻は写りません。
幸運なことにコツバメは発見した場所から動かずにいてくれました。
コツバメの横から写真を撮ったり,正面の方から撮ったりしました。
それは口吻を伸ばして蜜を吸っている様子を写したかったからです。
写した写真の画像を拡大しながら確かめましたが,どの写真にも口吻は写っていません。
近付けば写るかもと思い試みましたが写りません。

四日ほど経ってからやっとその訳が分かりました。
コツバメは蜜を吸うためにアセビの花に止まったのではなかったからです。
まだ気温が高くない今の時期は体を暖める必要があったから日向ぼっこをしていたのです。



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ヒメクルマコヤガ

2023年3月18日(土)

ヒメクルマコヤガ 撮影日2020/08/02 撮影場所:勿来の関

ヒメクルマコヤガ
①ヒメクルマコヤガ(ヤガ科ベニコヤガ亜科)
暗い場所で撮影したせいか,色が上手く出せず申し訳ありません。
前縁に沿って白い所はもう少し白く,前翅や後翅の茶色の部分は焦茶色でした。
止まり方がシャクガ科に似ていますが,ヤガ科の仲間です。
前翅長は8㎜程度の小さな蛾です。
幼虫は葉ではなくイネコウジ(動物性)を食べる変わり種です。

赤矢印が指している所に黒くて短い線があります。
それから不明瞭な個体もいますが赤楕円内には2小黒点があります。



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ウスミドリコバネナミシャク

2023年3月17日(金)

ウスミドリコバネナミシャク 撮影日2023/03/15 撮影場所:勿来の関

ウスミドリコバネナミシャク
①ウスミドリコバネナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印が指している外横線を見ると多くの「U字形」が並んでいます。
この事から本種はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾と分かります。

昨日掲載したウスベニスジナミシャクと違いオタマジャクシ状の黒い紋(桃矢印)があります。
桃楕円内に見られる太くて黒い筋も同定ポイントになっています。
名前にミドリと付く訳は翅が緑を帯びるからです。



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ウスベニスジナミシャク

2023年3月16日(木)

ウスベニスジナミシャク 撮影日2023/03/15 撮影場所:勿来の関

ウスベニスジナミシャク
①ウスベニスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印は外横線を指しています。
この外横線だけではなく近くの横線に「U字形」が並んでいる蛾はナミシャク亜科に多い蛾です。


ウスベニスジナミシャク
②ウスベニスジナミシャク
主な特徴は次の通りです。
外横線の内外に「U字形」が並んでいます。
桃楕円内は白っぽい斑紋の所です。
緑矢印が指している所に黒三角紋があります。(目立たないものもいます。)



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カギモンヤガ

2023年3月15日(水)

カギモンヤガ 撮影日2023/03/13 撮影場所:勿来の関

カギモンヤガ
①カギモンヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
黒い紋が鍵穴の形をしているのでカギモンヤガと名付けられたのでしょう。
漢字で表記すれば鍵紋ヤガとなるでしょう。
カギモンキリガが居ますが,黒い紋が鉤状になっているので名付けられましたが,こちらは鉤紋キリガとなるでしょう。


カギモンヤガ
②カギモンヤガ
胸部背に毛が密集している蛾はヤガ科に多いです。
幼虫はウラシマソウ,アマドコロの葉を食べます。



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ヒゲマダラエダシャク

2023年3月14日(火)

ヒゲマダラエダシャク 撮影日2023/03/12 撮影場所:勿来の関

ヒゲマダラエダシャク
①ヒゲマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
ヤガ科のように胸部背から後角までを高くして屋根形にせず前翅を大きく開いて平らかに止まっています。
この様な蛾はシャクガ科の仲間に多いです。


ヒゲマダラエダシャク
②ヒゲマダラエダシャク
本種は前翅長が30㎜も有り,遠目に見ただけでも大きく見えます。
前翅にも後翅にも焦茶色に見える部分があってお世辞にも綺麗とは言えない蛾です。
でも,亜外縁線に沿って青味を帯びた部分があって注意を引きます。
何よりも特徴的なのは触角にあります。
A多くのシャクガ科の仲間は止まるときに触角を翅の下に収めます。
 ところが本種は触角を背負って止まる所が変わっています。
B触角の様子がよく分かるように大きく掲示しました。
 赤楕円内を見ると触角の所々が白っぽくなって斑になっています。
 これがヒゲマダラエダシャクと名付けられた所以です。

外縁特に後翅外縁を見ると鋸目状の鋸歯が綺麗に並んでいます。



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アカエグリバ

2023年3月13日(月)

アカエグリバ 撮影日2023/03/12 撮影場所:勿来の関

アカエグリバ
①アカエグリバ(ヤガ科エグリバ亜科)
3月に本種を観察したことは今までありませんでした。
これは,温暖化の影響でしょうか。

赤矢印は後縁が凹んでいて抉られたようになっている所を指しています。
翅がこの様に凹んでいればヤガ科エグリバ亜科の仲間です。
この凹みがエグリバと名付けられた所以です。


アカエグリバ
②アカエグリバ
本種を特徴づけているもう一つのものは,頭胸部の色です。
顔の凸凹を表している褐色の筋と鮮やかな赤橙色が目を釘付けにしてしまいます。
これがアカエグリバと呼ばれる所以でしょう。

翅頂が枯葉そっくりに擬態していると感心します。
それに前翅には主脈の他に支脈もあって手が込んでいます。



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スギタニキリガ

2023年3月12日(日)

スギタニキリガ 撮影日2023/03/12 撮影場所:勿来の関

スギタニキリガ
①スギタニキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
二日続けて暖かい日が続き,月の出が遅くなり9時過ぎないと月の出が無いので期待して勿来の関へ出かけました。
すると4種類もの蛾が飛来していて予想通りでした。

胸部背に毛が密集していて腎状紋・環状紋が見られるのでヨトウガ亜科・キリガ亜科と分かります。

私は本種を見ると嬉しくなります。
大きくて紋様が素敵だからです。
赤矢印が指しているのは親鳥で雛に餌をあげているように私には見えます。
画像を縦にすると大樹のように見えます。


スギタニキリガ
②スギタニキリガ
さて,腎状紋と環状紋はどれでしょうか。
腎状紋は赤矢印が指している紋の右側にある紋です。
そして環状紋は赤矢印が指している紋です。



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フジロアツバ

2023年3月11日(土)

フジロアツバ 撮影日2020/08/13 撮影場所:勿来の関

フジロアツバ
①フジロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)の様子がもっと上手く撮れたら同定が楽に終えていました。
この写真では後方へ反り返っているかどうかよく分かりません。
初めはアツバの仲間,次にアツバ亜科を探してから最後にクルマアツバ亜科で見つけました。
あまり観察されない蛾です。
幼虫は枯葉を食べます。



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ヨモギネムシガ

2023年3月10日(金)

ヨモギネムシガ 撮影日2020/08/11 撮影場所:勿来の関

ヨモギネムシガ
①ヨモギネムシガ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)
黒い地に白紋や白筋が有る小さな蛾です。
前翅長は10㎜程度の蛾です。
赤矢印は8本ある白い筋の1本を指しています。
これらの線はヒメハマキガ亜科の蛾に見られる線なのでヒメハマキ模様と呼んでいます。
この線の意味を覚えていると同定が捗ります。


ヨモギネムシガ
②ヨモギネムシガ
白くて太い馬蹄形の紋様は個体によって千差万別です。
その様子は<こちら>をご覧下さい。
本種は日本全国に分布しています。
幼虫はヨモギを食べるので名前にヨモギが付いてヨモギネムシガとなったのでしょう。



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ヤシャブシキホリマルハキバガ

2023年3月9日(木)

ヤシャブシキホリマルハキバガ 撮影日2020/08/11 撮影場所:勿来の関

ヤシャブシキホリマルハキバガ
①ヤシャブシキホリマルハキバガ(マルハキバガ科)
前に観察したのは10年前でした。
今回の観察で未だ二回です。
本種は前翅長16㎜とキバガの仲間としては大きいので違和感を感じます。


ヤシャブシキホリマルハキバガ
②ヤシャブシキホリマルハキバガ
下唇鬚(かしんひげ)が細くて貧弱な感じではっきりととらえられませんでしたが,緑矢印が指している所にあります。
本種の特徴は白い筋と茶褐色の毛塊が目立ちます。



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ヒメクビグロクチバ

2023年3月8日(水)

ヒメクビグロクチバ 撮影日2020/08/02 撮影場所:勿来の関

ヒメクビグロクチバ
①ヒメクビグロクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
重なり合って片方の前翅は少しだけしか見えていません。
外横線(赤大矢印)の直ぐ内側に腎状紋(黄矢印)があります。
この様なことからヤガ科と推測できます。

腎状紋は7つの黒紋が集まっています。
赤小矢印は内横線を指しています。
この内横線は前縁に近付くと急に頭部の方へ曲がります。
何といっても本種を特徴づけるものは頭部から胸部背に広がる黒い紋です。
そこを首に見立ててクビグロクチバと名付けました。
幼虫はヤブマメの葉を食べます。



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キイロホソバヒゲナガキバガ

2023年3月7日(火)

キイロホソバヒゲナガキバガ 撮影日2020/08/11 撮影場所:勿来の関

キイロホソバヒゲナガキバガ
①キイロホソバヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科ホソバヒゲナガキバガ亜科)
小さな蛾は頭部の様子が詳しく出るように写真を撮ると同定がしやすくなります。
それはキバが大事なポイントになっているからです。
本種の場合は後方へ反り返った立派なキバが有るのでキバガの仲間・キバガ科と分かります。


キイロホソバヒゲナガキバガ
②キイロホソバヒゲナガキバガ
本種の特徴は触角が前翅長と同じくらいの長さであることです。
赤大矢印が指している前方に小さな焦茶紋があります。
赤小矢印が指している前方に不明瞭な小焦茶点があります。



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クロモンキリバエダシャク

2023年3月6日(月)

クロモンキリバエダシャク 撮影日2023/02/19 撮影場所:勿来の関

クロモンキリバエダシャク
①クロモンキリバエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
床にべったり張り付いた感じで止まっています。
胸部背に毛が集まっていますがヤガ科ではありません。

本種の大きな特徴は亜外縁線に並んでいる黒紋です。
前縁に近い方には三角紋が3つ,後縁側にはへの字形の紋が見られます。
赤矢印が指している所を頂点とするように,翅頂や後角へ真っ直ぐ切ったような形に見えます。
それでキリバエダシャクと名付けられました。


クロモンキリバエダシャク
②クロモンキリバエダシャク幼虫  2017/05/10 撮影
胴体の中央部から枝分かれした長い突起を出します。
ブナ科,タデ科,ヤナギ科,クスノキ科,バラ科,カエデ科等の葉を食べます。



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カシワオビキリガ

2023年3月5日(日)

カシワオビキリガ 撮影日2023/03/01,02 撮影場所:勿来の関

カシワオビキリガ
①カシワオビキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
胸部背を見ると毛が密集しています。
不明瞭ですが内横線・中横線・外横線の横線が見られます。
これらのことから本種はヤガ科と予想することができます。


カシワオビキリガ
②カシワオビキリガ
本種は個体差が大きく似た種類もいるので同定には注意が必要です。
赤矢印が指しているのは腎状紋です。
この腎状紋の内側は黒ずんでいます。
この腎状紋に触れるように中横線が走っています。
中横線は前縁近くで大きく2箇所曲がっています。
緑矢印は不明瞭な内横線を指しています。
この内横線は似たような感じでくねくねしています。



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カバキリガ

2023年3月4日(土)

カバキリガ 撮影日2023/03/04 撮影場所:勿来の関

カバキリガ
①カバキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
腎状紋(赤大矢印)や環状紋(赤小矢印)があり胸部背に毛が密集しています。
この様な仲間はヤガ科のヨトウガ亜科かキリガ亜科の仲間です。


カバキリガ
②カバキリガ
主な特徴は次の通りです。
地色は淡褐色です。
腎状紋はへの字型に曲がっています。
緑矢印が指している亜外縁線は前縁に寄った部分で階段状に曲がっています。
この亜外縁線は前縁側・後縁側・真ん中頃の内側が焦茶色になっています。
幼虫はコナラ,クヌギ,アベマキ,カシワ,サクラ類,リンゴの葉を食べます。




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シロテンエダシャク

2023年3月3日(金)

シロテンエダシャク 撮影日2023/03/02 撮影場所:勿来の関

シロテンエダシャク
①シロテンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁に貼り付くように平たく止まっています。
胸部背にはヤガ科の様に毛が密集していません。
この様な仲間はシャクガ科に多いです。

本種の大きな特徴は緑矢印が指している白点です。
しかしながらこの白点が無いシロテンエダシャクが居るので困ったもんです。
そのときは赤矢印が指している外横線の様子と似ているかどうかで同定します。



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シロトゲエダシャク

2023年3月2日(木)

シロトゲエダシャク 撮影日2023/03/02 撮影場所:勿来の関

シロトゲエダシャク
①シロトゲエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁に貼り付いたように止まっています。
胸部背にはヤガ科の様に毛が密集しておりません。
このことから本種はシャクガ科と分かります。

本種は♂と♀では全然格好が違います。
♀は翅が退化して短くなっています。
いわゆる冬尺蛾です。
本種の四つの横線と前縁が交差する所は濃くなっていて太いです。
赤矢印は外横線を指していますが矢の部分の所が小さな弧を描いていて円く見えます。
赤楕円の所は二重になっていて濃く太くなっています。
幼虫はコナラ,クヌギ,カシワ,ウワミズザクラ,サクラ,イヤタカエデの葉を食べます。



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ヨスジノコメキリガ

2023年3月1日(水)

ヨスジノコメキリガ 撮影日2023/03/01 撮影場所:勿来の関

ヨスジノコメキリガ
①ヨスジノコメキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
昨日は日中暖かく,晩は風がなく蛾の飛来が期待できると思ったので勿来の関へ出かけました。
ただ,月明かりだけが気になる不安材料です。
灯火近くの壁を見るとカバナミシャクの仲間が1匹止まっているだけでした。
丹念に探しているとキリガの仲間が2種類飛来していました。

翅の様子を見ると,なんと四つの筋が有るではありませんか。
2017年の11月末に一度だけ観察した蛾で私にとって珍しいものだったので集中して何枚も撮りました。
胸部背にライオンのたてがみのようなものがあるのでシャクガ科でなくヤガ科と分かります。


ヨスジノコメキリガ
②ヨスジノコメキリガ
赤矢印は外横線を指しています。
この横線は前縁近くで急に頭の方へ曲がっています。
外縁を観察すると鋸目の様な波線があるので名前にノコメキリガと付いています。
一番頭に近い横線は毛で被われ後縁近くが見えなくなっています。
頭に近い方から順番に紹介します。
A亜基線
B内横線
C中横線
D外横線

本種は10月頃羽化し成虫で越冬します。
樹液やヤツデの花に集まります。




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