fc2ブログ

クロホシフタオ

2023年1月31日(火)

クロホシフタオ 撮影日2022/05/22 撮影場所:勿来の関

クロホシフタオ
①クロホシフタオ(ツバメガ科フタオガ亜科)
翅を大きく開いて止まっています。
しかし,前翅は壁に貼り付いているようですが,後翅は少し浮き上がった感じです。
更に前翅と後翅の間に大きな隙間がありシャクガ科とは違った感じを受けます。

何といっても本種の大きな特徴は後翅外縁から飛び出ている2本の尾状突起です。
それで名前にフタオと付いています。

赤矢印は前翅後角を指しています。
緑矢印は外横線の接線になるように引いた線です。
本種はヒメクロホシフタオと似ていて混同してしまいます。
その接線が後角を大きく反れています。
さらに,桃矢印が指している所が円みを帯びていることからクロホシフタオと同定しました。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
スポンサーサイト



プライヤエグリシャチホコ

2023年1月30日(月)

プライヤエグリシャチホコ 撮影日2022/05/19 撮影場所:勿来の関

プライヤエグリシャチホコ
①プライヤエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
外縁から腹端は覗いていませんが,この様な性質を持つのはシャチホコガ科の仲間です。

赤小矢印は内横線,赤大矢印は外横線を指しています。
この2つの横線の間が濃褐色になっていて本種を見分けるポイントになっています。
「プライヤ」とはイギリス生まれの昆虫学者・鳥類学者の名前です。
幼虫はケヤキの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ウスキシャチホコ

2023年1月29日(日)

ウスキシャチホコ 撮影日2022/05/18 撮影場所:勿来の関

ウスキシャチホコ
①ウスキシャチホコ♂(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるようにして止まっています。
しかも,腹端が外縁から飛び出しています。
この様な仲間はシャチホコガ科の仲間です。

似た蛾にキシャチホコがいるので注意が必要です。
でも,胸部背を見れば区別がつきます。
本種の胸部背にはナースキャップのようなものが見られますがキシャチホコには有りません。
本種は外見で♂♀が分かります。
♂は腹端が出ていて,♀は出てないからです。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

マエチャオオハビロキバガ

2023年1月28日(土)

マエチャオオハビロキバガ 撮影日2022/06/20 撮影場所:勿来の関

マエチャオオハビロキバガ
①マエチャオオハビロキバガ(ヒゲナガキバガ科ハビロキバガ亜科)
頭部付近を見ると発達した下唇鬚(かしんひげ)が目立っています。
ですから,「四国産蛾類図鑑」でキバガ科の仲間から探すと速く見つかります。


マエチャオオハビロキバガ
②マエチャオオハビロキバガ
前翅長は11㎜程度でキバガの仲間では大きい方です。
本種は前翅に小黒点が無数に有るものとほとんど目立たないものも有ります。
この写真には明瞭な黒点が2つありますが,外縁に近い方の大きな黒点のみという蛾も居ます。
幼虫はリンゴ,アケビ,ヤマブドウ,クリ,コナラ,クロモジの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

マンレイカギバ

2023年1月27日(金)

マンレイカギバ 撮影日2022/05/17 撮影場所:勿来の関

マンレイカギバ
①マンレイカギバ(カザリバガ科)
本種の特徴は翅頂付近にあります。
鉤状に曲がっていることに気付かれたと思います。
この様に鉤状に曲がった翅頂を持つものをカギバガ科として分類しています。
私は十年以上蛾の観察を続けていますが,未だ3回しか見ていません。
本種と似た蛾にオガサワラカギバがいるので注意が必要です。
似ているといっても横脈点を見れば簡単に区別することができます。
はっきりした横脈点を2つ持っているからです。
本種には不明瞭な横脈点が1つあるだけですから。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

リンゴドクガ

2023年1月26日(木)

リンゴドクガ 撮影日2022/05/06 撮影場所:勿来の関

リンゴドクガ
①リンゴドクガ(ドクガ科)
毛深くて長い前足を前方へ突き出して止まっています。
少々ではありますがこのような格好で止まっていればドクガ科,シャチホコガ科を探すと速く見つかります。

暗色体の前縁近くにはバナナに似た格好の紋(緑矢印)があります。
幼虫はリンゴ,ナシ,サクラ,ヤナギ類,ポプラ,コナラ,クヌギ,アベマキ,カエデ科の葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

カノコガ

2023年1月25日(水)

カノコガ 撮影日2022/06/27 撮影場所:勿来の関

カノコガ
①カノコガ(ヒトリガ科カノコガ亜科)
トンボを小さくしたような蛾です。
翅にある白っぽい紋は半透明になっています。
この紋を鹿の紋に見立ててカノコガ(鹿の子蛾)と名付けました。
腹部にある2つの黄色い縞が目立って見えます。
♂も♀も似たように見えますが腹部が太い方が♀です。
草原や林縁で昼間見られます。
特に早朝6時前後には♂♀入り乱れて低空を飛び回ります。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

クロモンドクガ

2023年1月24日(火)

クロモンドクガ 撮影日2022/06/26 撮影場所:勿来の関

クロモンドクガ
①クロモンドクガ♀(ドクガ科)
黄色の地に黒紋はドクガ科の印象が強いです。
横から見たとき赤矢印が指している辺りに毛が直立していれば毒針毛が有る仲間と思った方が無難です。
写真にはそのような毛が確認できないので本種はドクガ科でも安全な蛾です。


クロモンドクガ
②クロモンドクガ♀
本種は変わった性質を持っています。
それは灯火に飛来するのは一般に♂の方なのに本種は♀の方なのです。
灯火に飛来してきた♂に未だ出会ったことがありません。
♂は黒紋の大きさが広く前翅前縁に沿った部分が少しだけ黄色になっているだけです。
本種の触角は♂も♀も櫛歯状になっていますが♀の方は短くなっています。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

シャクドウクチバ

2023年1月23日(月)

シャクドウクチバ 撮影日2022/06/18 撮影場所:勿来の関

シャクドウクチバ
①シャクドウクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
前方へ突き出ているので,シタバガ亜科かアツバ亜科と分かります。
今までは,シタバガ亜科を候補に入れてきませんでした。


シャクドウクチバ
②シャクドウクチバ  2018/05/12撮影
緑矢印は外横線を指しています。
本種の特徴は翅の色彩にあります。
外横線の直ぐ外側まではほんのりと青味がかった色をしています。
ところが,一寸白っぽく見える所を境として急に赤みがかった褐色に変わります。
その色を赤銅色に見立てて本種をシャクドウクチバと名付けました。
一枚目の写真は擦れているので擦れていない写真を探して載せました。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ハグルマエダシャク

2023年1月22日(日)

ハグルマエダシャク? 撮影日2022/06/15 撮影場所:勿来の関

ハグルマエダシャク
①ハグルマエダシャク?(シャクガ科エダシャク亜科)
左右の翅を大きく開いて止まっています。
しかも,壁に貼り付くように翅は平らです。
この様な仲間はシャクガ科に多いです。

本種はミナミハグルマエダシャクに似ていて解剖しないと分からないようです。
黄矢印は外横線を指しています。
この横線の様子が歯車の形にそっくりなので名前にハグルマが付いたようです。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ウスグロアツバ

2023年1月21日(土)

ウスグロアツバ 撮影日2022/06/10 撮影場所:勿来の関

ウスグロアツバ
①ウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
先ず,下唇鬚(かしんひげ)を見て下さい。
後方へ反り返った下唇鬚が有ります。
この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。

本種の仲間はちょっとした所が違うことが多く種は少なくありません。
その例として赤矢印が指しているのは内横線ですが指している部分から急に頭の方へ曲がります。
曲がらず真っ直ぐ走るものも居ます。
更に,緑矢印が指しているのは亜外縁線ですが真っ直ぐ前縁まで走っています。
真っ直ぐ走らず翅頂付近に向かうものも有ります。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

キヅマアツバ

2023年1月20日(金)

キヅマアツバ 撮影日2022/06/09 撮影場所:勿来の関

キヅマアツバ
①キヅマアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
左右の翅は開かず,壁に貼り付くように止まっています。
しかし,シャクガ科ではありません。
止まっている感じは三角形で,矢尻の形をしています。
そんなところからヤガ科となったのでしょう。


キヅマアツバ
②カギアツバ亜科
赤矢印は外横線をさしています。
この外横線は3箇所が外へ出張っています。
その内の二つは前縁近くにありもう一つは後縁の脇にあります。
緑矢印は内横線を指しています。
この二つの横線の間は紫色を帯びて黒っぽく見えます。

この黒ずんだ帯の外側は薄褐色の部分があります。
ここが黄色を帯びているので本種はキヅマアツバとなりました。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ギシギシヨトウ

2023年1月19日(木)

ギシギシヨトウ 撮影日2022/06/09 撮影場所:勿来の関

ギシギシヨトウ
①ギシギシヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
桃矢印は環状紋を指しています。
赤矢印は腎状紋を指しています。
この二つの紋が有るので本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科のどちらかです。


ギシギシヨトウ
②ギシギシヨトウ
黒ずんだ色をしていますが緑色を帯びているらしいです。
本種の名前はギシギシヨトウとなっていますが幼虫はギシギシという草は食べません。
イネ科やカヤツリグサ科の根際部や茎を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ツマキシロナミシャク

2023年1月18日(水)

ツマキシロナミシャク 撮影日2022/06/09 撮影場所:勿来の関

ツマキシロナミシャク
①ツマキシロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印は外横線の一部分と思っています。
本種がナミシャク亜科の仲間とは何かぴんときません。
それは赤矢印が指している黒紋が独立していて線として繋がっていないからです。
でも,よく見ると外縁に近い部分に「U字形」が見られます。
緑矢印は亜外縁線と思っています。
この外側に「U字形」が後縁の方まで幾つもぶら下がっているように見えます。
そういう訳で本種はナミシャク亜科の仲間だと判断しました。

本種を見る機会はあるのですが,撮った写真の数は少ないのです。
その理由は写真を撮ろうとして近付く度に逃げられてしまうからです。
本種はヒョウモンエダシャクに似ています。
こちらは本種ほど逃げ足が速くありません。
食草であるアセビの毒を体に溜め込んでいるから鳥が食べるのを嫌っているからです。
それなら似ている本種も逃げずにいればと思うのですが何故か逃げるのです。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

フタクロテンナミシャク

2023年1月17日(火)

フタクロテンナミシャク 撮影日2022/06/08 撮影場所:勿来の関

フタクロテンナミシャク
①フタクロテンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
緑大矢印は外横線を指しています。
この外横線にも「U字形」は見られますが,この線の外側には明瞭な「U字形」が見られます。
だから,本種はナミシャク亜科の仲間です。

緑小矢印は内横線を指しています。
この横線にも「U字形」がならんでいます。
この様にナミシャク亜科の仲間は内横線にも「U字形」か並んでいます
翅頂近くに2つの黒紋が見られます。
この2つの黒紋を点と見なしてフタクロテンナミシャクと名付けたのでしょう。
幼虫は何を食べるか分かっていません。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ホソバシャチホコ

2023年1月16日(月)

ホソバシャチホコ 撮影日2022/06/08 撮影場所:勿来の関

ホソバシャチホコ
①ホソバシャチホコ(シャチホコガ科)
緑矢印は腹端を指しています。
外縁から腹端が出ている仲間はシャチホコガ科です。
シャチホコガ科の成虫は口が退化しています。
そのため幼虫のときにせっせと腹部に溜め込むので大きくなっています。


ホソバシャチホコ
②ホソバシャチホコ
本種を横から見ると赤矢印が指している前方に黒ずんだ紋が見られます。
この黒ずんだ紋は個体差があって不明瞭なものも有ります。
赤矢印の右にある二重線は外横線です。
幼虫はミズナラ,コナラ,クヌギ,アラカシの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

モンシロクルマコヤガ

2023年1月15日(日)

モンシロクルマコヤガ 撮影日2022/06/08 撮影場所:勿来の関

モンシロクルマコヤガ
①モンシロクルマコヤガ(ヤガ科ベニコヤガ亜科)
壁に貼り付くように平たく止まっています。
後翅がよく見えるほど大きく開いています。
でもシャクガ科の仲間ではありません。

緑矢印は外横線を指しています。
この外横線の外側には黄色を帯びた紋(赤大矢印)が有ります。
ところが後翅にも似たような紋(赤小矢印)が有ります。
しかし,こちらの紋は白を帯びています。
前翅前縁にはしろくて細長い紋が有ります。
前翅長が10㎜程度の小さな蛾ですが,素敵に見えます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

クロシタキヨトウ

2023年1月14日(土)

クロシタキヨトウ 撮影日2022/06/05 撮影場所:勿来の関

クロシタキヨトウ
①クロシタキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科キヨトウ類)
なだらかな屋根形を作って止まっています。
さらに地色は淡黄色をしています。
この様な仲間はヤガ科ヨトウガ亜科に多いです。
後翅の色が黒ずんでいるのでクロシタキヨトウと名付けられたと思われます。


クロシタキヨトウ
②クロシタキヨトウ
赤小矢印は内横線を指しています。
3つの小黒点が並んでいます。
前縁に近い2つは接近していて外側にV字形の線があります。
緑矢印はぼんやりとした黒班を指しています。
その内側には薄黄色の斑点の中心に小黒点が有ります。
赤大矢印は外横線を指しています。
この外横線は緑矢印が指している黒班の下で外へずれています。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ツマオビアツバ

2023年1月13日(金)

ツマオビアツバ 撮影日2022/06/05 撮影場所:勿来の関

ツマオビアツバ

①ツマオビアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。
この事から本種はヤガ科クルマアツバ亜科の仲間だと分かります。

本種にはヒメツマオビアツバという似た種が居るので注意が必要です。
でも内横線の形状で区別がつきます。
本種の内横線(緑小矢印)は直線ですがヒメツマオビアツバの方は曲がっています。
緑大矢印は外横線を指しています。
赤矢印は亜外縁線を指しています。
本種に似ている蛾が幾つかいますが,この亜外縁線が本種のように翅頂から出ているかどうかは大事な同定ポイントです。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

クロテンフユシャク

2023年1月12日(木)

クロテンフユシャク 撮影日2023/01/12 撮影場所:勿来の関

クロテンフユシャク
①クロテンフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科)
左右の翅を重ねて止まっています。
寒い冬に出現するこの様な仲間はシャクガ科フユシャク亜科です。

本種の特徴は明瞭で少し大きめの黒点が有ることです。
緑矢印は外横線を指していますが,ここではっきりと曲がっています。
ここの点を頂点とするような小さな三角形が見られます。
少し白っぽく見えます。

ウスバフユシャクに似ていますが幾つか違いがあります。
ウスバフユシャクの曲がり方は緩やかで本種のようにはっきりと曲がりません。
外横線の外側に白い縁取りが有りません。


クロテンフユシャク

クロテンフユシャク

クロテンフユシャク
②~④は今日観察したクロテンフユシャクです。
外横線の曲がり方が緩やかでなくはっきりしています。


自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

カクモンヒトリ

2023年1月11日(水)

カクモンヒトリ 撮影日2022/0.6/04 撮影場所:勿来の関

カクモンヒトリ
①カクモンヒトリ♂(ヒトリガ科)
翅の後縁が少し高くなっています。
翅は開かずに閉じて止まっています。
足を見ると黒くなっています。
足が黒いのはヒトリガ科に仲間が多いです。


カクモンヒトリ
②カクモンヒトリ
本種の♂と♀では翅の色に違いがあります。
♂は写真の様に橙色を帯びていますが♀の翅は真っ白です。
黒い筋は個体差があって様々です。
♀と♂では♀の方が大きいです。
似ている種にスジモンヒトリがいるので注意が必要です。
幼虫はサクラ,ナシ,クワの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

フユシャク

2023年1月10日(火)

フユシャク 撮影日2023/01/10 撮影場所:勿来の関

フユシャク
①フユシャク(シャクガ科)
フユシャクとは冬の期間活動するシャクガ科の仲間の総称で,♀は翅が退化して無いか短くなっています。
シャクガ科の中でもフユシャク亜科・エダシャク亜科・ナミシャク亜科の仲間達です。

♀の翅の退化の他に成虫の口も退化して有りません。
飲まず食わずで約一ヶ月程活動できるそうです。


フユシャク
②フユシャク
ところで今日私が撮ったフユシャクは♀です。
翅が無いから直ぐ分かりました。
壁にこんな格好で止まっていました。
腹端に付いているのは毛です。
卵を産んだ後,上から被せるように毛を置いていきます。
寒さから防ぐためだと思われます。

さていざ同定しようとして困ったことに気が付きました。
♀には♂の様に決まった紋様が無いからです。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ホソバナミシャク

2023年1月9日(月)

ホソバナミシャク 撮影日2022/06/04 撮影場所:勿来の関

ホソバナミシャク
①ホソバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
平面に張り付いたように止まっています。
後翅がよく見えるほど開いて止まっています。
緑大矢印(外横線)を見ると不明瞭ながら「U字形」が並んでいます。
更に桃矢印(亜外縁線)を見ると明瞭に「U字形」がならんでいます。
緑小矢印は中横線を指していますが,ここから桃矢印の間の横線に「U字形」が並んでいればナミシャク亜科の蛾です。

幼虫はタラノキの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ムラサキヒメクチバ

2023年1月8日(日)

ムラサキヒメクチバ 撮影日2022/06/02 撮影場所:勿来の関

ムラサキヒメクチバ
①ムラサキヒメクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が前方へ突き出ているのでヤガ科アツバ亜科と思われます。
更に,先が後方へ反り返っているように見えるのでクルマアツバ亜科とも思われます。
しかし,それらのどれでも無く本種はシタバガ亜科です。
詰まり下唇鬚が発達した仲間はアツバ亜科・クルマアツバ亜科・シタバガ亜科の何れかです。

赤矢印は内横線,緑矢印は外横線を指しています。
外横線の内側は内横線との半分くらいまで濃褐色になっています。
黄矢印は「への字形」をした腎状紋を指しています。
緑矢印と翅頂の間には台形の形をした黒紋が有ります。
その黒紋の下側から後縁に向けて鋸歯状の横線があります。
本種は前翅長15㎜程度の中くらいの蛾で幼虫はテイカカズラの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ウスイロオオエダシャク

2023年1月6日(土)

ウスイロオオエダシャク 撮影日2022/06/01 撮影場所:勿来の関

ウスイロオオエダシャク
①ウスイロオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁に貼り付くように平らに翅を開いて止まっています。
こんな仲間はシャクガ科に多いです。

本種は前翅長30㎜程の大きい蛾です。
内横線(緑矢印)の内側と翅頂付近が茶褐色で地色が薄褐色のあまり目立たない蛾です。
幼虫はマユミ,ツリバナ,マサキ,ツルウメモドキ,ヒロハツリバナの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

マエヘリモンアツバ

2023年1月6日(金)

マエヘリモンアツバ 撮影日2022/06/01 撮影場所:勿来の関

マエヘリモンアツバ
①マエヘリモンアツバ(ヤガ科ムラサキアツバ亜科)
高い所に止まっていて下唇鬚(かしんひげ)を写せませんでした。
それで,2018/05/08撮影の写真を載せました。
その写真では,短い下唇鬚(赤矢印)が平行に伸びていることがわかります。
これらの写真から本種はアツバ亜科と断定するのは無理があります。
ただ,翅の厚さが厚い様に感じるのでヤガ科の可能性が大きいと考えます。


マエヘリモンアツバ
②マエヘリモンアツバ  2018/05/08撮影
本種の特徴は二つあります。
その一つ目は,前翅前縁に並ぶ黒い紋です。
一つだけ特別大きく後の五つは小さい紋です。
これが前縁紋(まえへりもん)アツバの名前の所以です。
その二つ目は,緑矢印が指している外横線です。
鋸歯のようにぎざぎざしています。
このように大きな鋸歯状のものは,多くはありません。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

アミメケンモン

2023年1月5日(木)

アミメケンモン 撮影日2022/07/05 撮影場所:勿来の関

アミメケンモン
①アミメケンモン(ヤガ科 アミメケンモン亜科)
地は緑を帯びたくすんだ黒色に編み目状の白い筋が見られます。
白い筋が無ければ目立たない地味な蛾です。


アミメケンモン
②アミメケンモン 2018/08/11撮影
前翅長16㎜程度の中くらいの蛾です。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

アカウスグロノメイガ

2023年1月4日(水)
アカウスグロノメイガ 撮影日2022/07/31 撮影場所:勿来の関

アカウスグロノメイガ① アカウスグロノメイガ♂(ツトガ科ノメイガ亜科)
腹部の上を見ると触角が腹部の上に乗っているのが分かります。
こんな特徴を示す仲間はツトガ科・メイガ科です。
更に,黄褐色の地色に焦茶色の筋であるのでツトガ科と分かります。



アカウスグロノメイガ
② アカウスグロノメイガ♀  2022/07/24撮影
本種は♂と♀では体形に違いが見られます。
違いは全部で2つあります。
1つは腹部の長さと太さです。
♂の腹部は細くて長くなっています。(緑矢印)
それに対して♀の腹部は太くて短くなっています。
多くの子孫を残すために沢山の卵が腹に入っているからです。
もう一つは後翅後縁の近くが表側にふくらむことです。(赤矢印)
ということで本種の♂には特徴があるのではっきり同定することができます。
でも♀の方はヒメアカウスグロノメイガ,アカウスグロノメイガ,モンウスグロノメイガと似ているものが有って区別は困難です。
でも,♂と♀を比較するために本種の♀と思われる写真を載せます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

アミメマドガ

2023年1月3日(火)
アミメマドガ 撮影日2022/07/30 撮影場所:勿来の関

アミメマドガ
①アミメマドガ(マドガ科)
本種は仲間の数が少ない科に属する蛾です。
さざ波状の横線と翅脈が交差して網の目状の模様を作っています。
翅中央には太くて濃褐色の横線が走っています。


アミメマドガ
②アミメマドガ
本種が壁に止まる姿は,待てと言われた犬が前足を立てて座っている格好に似ています。
腹端や外縁は壁に接触していて,胸から上の部分は空いています。

前翅長は12㎜程度の小さい蛾です。
幼虫はカキ,ヒサカキ,チャ等の葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

クロキシタアツバ

2023年1月2日(月)
3171 クロキシタアツバ 撮影日2022/07/18 撮影場所:勿来の関

クロキシタアツバ
①クロキシタアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)を見ると先だけ曲がっているだけで前方へ伸びています。
この様な仲間はヤガ科アツバ亜科です。


クロキシタアツバ
②クロキシタアツバ
赤矢印は内横線を指しています。
本種は,この内横線がV字に曲がっています。
黄矢印は黒紋が後縁に接していることを指しています。
この2つのことから本種はクロキシタアツバと同定することができます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ビロードナミシャク

2023年1月1日(日)
ビロードナミシャク 撮影日2022/07/18 撮影場所:勿来の関

ビロードナミシャク
①ビロードナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
灯火下を見ると絶命している蛾がいます。
ほとんど見ない蛾なので名前を調べるために写真を撮りました。

赤矢印は白くて明瞭な白線を指しています。
この線は恐らく外横線だと思うのですがどうでしょうか。
この外横線にぶら下がるような感じで付いているのが緑矢印が指している細い線です。
この細い線は「U字形」です。
「U字形」が並んでいるので本種はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾となります。

本種は全国に分布している蛾で前翅長18㎜程度の中くらいの蛾です。
幼虫はヤマアジサイの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
クリック応援お願いします。
ブログカウンター
リンク
長方形で囲まれた日を押すとその日の記事がでます。
12 | 2023/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
分野別にまとめてあります。関心のある分野の記事が続けて見られます。
多くの蛾を一度にたくさん見るときには  「蛾の掲載数」 をクリックして下さい。
最新記事:上にあるものほど新しい記事です。
月毎に記事がまとめて見られます。
最新コメント
検索フォーム
掲載写真