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シロモンシマメイガ

2022年12月31日(土)
シロモンシマメイガ 撮影日2022/07/06 撮影場所:勿来の関

シロモンシマメイガ
①シロモンシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
桃矢印は触角を指しています。
触角を背にして止まっています。
この様な蛾はメイガ科・ツトガ科の仲間です。
しかも地色が小豆色の仲間はメイガ科に多いです。


シロモンシマメイガ
②シロモンシマメイガ
赤矢印は内横線を指しています。
緑矢印は外横線を指しています。
どちらの横線も前翅前縁付近で太くなりますが,外横線の方は特に太くなっています。
前翅長は9㎜程度の小さな蛾です。
本種に似た蛾でトビイロフタスジシマメイガが居るので注意が必要です。
外横線の太くなった部分の形が違います。
それよりも縁毛の色が本種は翅色と同じなのにトビイロフタスジシマメイガは白い斑があります。


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モンスカシキノメイガ

2022年12月30日(金)
モンスカシキノメイガ 撮影日2022/07/05 撮影場所:勿来の関

モンスカシキノメイガ
①モンスカシキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
午前9時頃歩道を歩いていると突然飛び出して来たものが居ます。
小さな蛾でしたのであまり興味が湧きませんでしたが複数枚撮りました。
小さなものでもそれなりに自己表現をしているからです。
写真を撮りながら,触角の位置が背の上にあるのでツトガ科・メイガ科と思いました。
そして,黄色い地に褐色の紋が有るのでツトガ科で間違い有りません。


モンスカシキノメイガ
②モンスカシキノメイガ 何枚か撮っている内に突然場所を変え翅を閉じました。
家に帰ってネットで調べると11年間観察していない初見の蛾でした。
本種はノメイガ亜科に属していますが,「ノメイガ亜科」の「ノ」の意味が分かりませんでした。
でもある日突然閃いて「そうだ。野原の野という意味だ。」と理解しました。
野原で生育している植物の葉を食べている仲間なのです。
ところが,そう考えると全てに「ノ」が付いてしまいます。
樹木ではない毎年寒くなると枯れてしまう草です。
そういう草が見られる野原の「ノ」だったのです。



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イチモジフユナミシャク

2022年12月29日(木)
イチモジフユナミシャク 撮影日2022/12/29 撮影場所:勿来の関

イチモジフユナミシャク
①イチモジフユナミシャク♂(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印は外横線,緑矢印は亜外縁線を指しています。
不明瞭ですが,外横線と亜外縁線の間に「U字形」が幾つも並んでいます。
更に亜外縁線にも「U字形」が並んでいます。
このような特徴を示すのはシャクガ科ナミシャク亜科の仲間に多いです。


イチモジフユナミシャク
②イチモジフユナミシャク♂
今日は別々の離れた灯火の近くに少し外横線が違う本種が止まっていました。
最初の写真のものは外横線の外側に濃褐色の帯が有ります。
二枚目のものは濃褐色の帯は無く少し太くなっているだけです。
でも,どちらもイチモジフユナミシャクです。
濃い横線が1本目立つので名前にイチモジと付けられたのでしょう。
本種も♀の翅が退化して飛べないいわゆる「冬尺蛾」です。



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シロオビフユシャク

2022年12月28日(水)
シロオビフユシャク 撮影日2022/12/28 撮影場所:勿来の関

シロオビフユシャク
①シロオビフユシャク♂(シャクガ科フユシャク亜科)
本種は普通,左右の翅を重ねて止まります。
翅頂から斜めに立ち上がる黒い筋(桃矢印)も同定のポイントです。
本種は♀の翅が退化しているいわゆる「冬尺蛾」です。
この仲間の多くは♂の翅に桃矢印が指している様な斜上線があります。


シロオビフユシャク
②シロオビフユシャク  偶然翅を開いて止まりました。
翅の真ん中を横に走る濃灰色の帯の内側と外側は白く縁取られています。
内側の白線は内横線(緑矢印),外側の白線は外横線(赤矢印)です。
これらの2本の白線を帯と見立ててシロオビフユシャクと名付けたのでしょう。
クロバネエダシャクに似ているので注意が必要です。
前翅長17㎜と中くらいの蛾です。



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マメドクガ

2022年12月27日(火)
マメドクガ 撮影日2022/07/04 撮影場所:勿来の関

マメドクガ
①マメドクガ♂(ドクガ科)
灰矢印が指している触角を見ると大きくて立派なことが分かります。
しかも,この触角を体外に出して止まっています。
この様な仲間はドクガ科に多く見られます。

黄褐色の地色に茶褐色の筋等があります。
赤矢印が指している外横線が一番太くて明瞭です。
その外横線の直ぐ近くに白矢印が指している2本の円弧と2本の線で囲まれた腎状紋が有ります。
腹部背中央付近に2本の黒い毛束が見えます。(緑矢印)

触角が体に似合わず大きいのはこの触角を利用して迅速かつ正確に♀の位置を探りあてるためなのでしょう。



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オオアトキハマキ

2022年12月26日(月)
オオアトキハマキ 撮影日2022/07/04 撮影場所:勿来の関

オオアトキハマキ
①オオアトキハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科) 
釣り鐘のような形をして止まっています。
翅の色は普通薄褐色をしています。
さらに触角は体の外に出しています。
この様な蛾の仲間はハマキガ科ハマキガ亜科に多く見られます。


オオアトキハマキ
②オオアトキハマキ
斑紋には個体差があったり本種と似た蛾がいたりして同定には注意が必要です。
薄褐色の地に濃褐色の紋が3つ有るのが本種です。
緑矢印が指している紋は両手を斜めに上げているように見えます。
黄矢印が指している紋は逆立ちした人が両足を斜めに広げたように見えます。
赤矢印が指している紋は岩の上に立つ鳥居のように見えます。
幼虫はリンゴ,ナシ,コナラ,チャ,ヨモギ,フキ,イラクサ,ドクダミ,モミ,ヒメオドリコソウ,アキグミ等を食べます。



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カバイロキバガ

2022年12月24日(日)
カバイロキバガ 撮影日2022/07/03 撮影場所:勿来の関

カバイロキバガ
①カバイロキバガ(キバガ科フサキバガ亜科)
赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
前翅長が10㎜程と小さくて発達した下唇鬚があるのでキバガ科と分かります。


カバイロキバガ
②カバイロキバガ
前翅外縁に沿って濃褐色の紋が有ります。
下唇鬚から前翅前縁の半分くらいも濃褐色に染まっています。
幼虫はサクラ,ウメ,エドヒガン,ソメイヨシノ,スモモなどの葉を食べます。



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クシヒゲシャチホコ

2022年12月24日(土)
クシヒゲシャチホコ 撮影日2022/12/24 撮影場所:勿来の関

クシヒゲシャチホコ
①クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科)
赤矢印は外横線を指しています。
左右の翅を近くまで寄せて屋根形にして止まっています。
腹端が外縁からはみ出していれば,決まりですが例外もあるのですね。


クシヒゲシャチホコ
②クシヒゲシャチホコ
何といっても本種の特徴は触角(緑矢印)にあります。
羽毛状の触角が左右に大きく広がっています。
この触角が目立ちすぎるので名前がクシヒゲシャチホコと付いたのでしょう。

写真を撮っていて翅の向こう側が透けて見えることに気付きました。
と言うことは詰まり翅が薄いことを表しています。
それで本種を何か弱々しい蛾だと感じています。

赤矢印が指しているのは外横線です。



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キマエキリガ

2022年12月23日(金)
キマエキリガ 撮影日2022/12/19 撮影場所:勿来の関

キマエキリガ
①キマエキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
翅は少し勾配のある屋根形をして止まっています。
緑矢印が指しているのは腎状紋と思われる三角紋です。
これらのことから本種はヤガ科と推定できます。


キマエキリガ
②キマエキリガ
本種の特徴は何といっても前縁が薄褐色を帯びていて褐色の三角紋が有ることでしょう。
前縁が薄褐色であることからキマエと名付けられたのでしょう。
前翅長は15㎜程度の中くらいの蛾です。
11年蛾の観察を続けて来てこの蛾を見るのは初めてです。

ナミスジフユナミシャク

2022年12月19日(月)
ナミスジフユナミシャク 撮影日2022/12/19 撮影場所:勿来の関

ナミスジフユナミシャク
①ナミスジフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
壁に貼り付くように平らに翅を開いています。
緑矢印は外横線を指しています。
この横線を含め内側にも外側にも「U字形」が並んでいます。
このような特徴を持つ仲間はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾です。

本種の♂と♀は同じ種とは思えないほど違っています。
♀の翅は退化して短くなっています。
いわゆる「冬尺蛾」です。
幼虫は広食性で、カバノキ科,ブナ科,クルミ科,バラ科,ニレ科,ムクロジ科,アオイ科,ツツジ科の葉を食べます。



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クロオビフユナミシャク

2022年12月18日(日)
クロオビフユナミシャク 撮影日2022/12/17 撮影場所:勿来の関

クロオビフユナミシャク
①クロオビフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
翅を水平に広げています。
緑矢印は外横線を指しています。
この横線の内側も外側も「U字形」が並んでいます。
この様な仲間はシャクガ科ナミシャク亜科の蛾です。

本種の♂と♀は,同じ種と思えないほど違っています。
♀の翅は退化して短くなっているからです。
だから飛べません。
移動は歩く以外にありません。
翅の他に口も退化しています。
幼虫のときに溜め込んだ養分で暫くの間,子孫を残す為に活動します。



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チャバネフユエダシャク

2022年12月17日(土)
チャバネフユエダシャク 撮影日2022/12/17 撮影場所:勿来の関

チャバネフユエダシャク
①チャバネフユエダシャク♂太い横線が二本のタイプ(シャクガ科エダシャク亜科)
翅を平たく開いて壁に貼り付くように止まっています。
前翅をほとんど開いていませんが,平面的に広げている仲間はシャクガ科です。


チャバネフユエダシャク
②チャバネフユエダシャク♂
緑矢印は全て外横線を指しています。
最初の写真の蛾は太い横線が二本あるタイプです。
二枚目と三枚目の蛾は細い横線が一本有るタイプです。
三枚目の写真の蛾は外横線の段差が一番小さい蛾です。


チャバネフユエダシャク
③チャバネフユエダシャク♂
本種の♀は翅が退化していて飛ぶことができません。
いわゆる「冬尺蛾」です。
♀は白地に黒の斑模様が有るいわゆる「ホルスタイン」です。
画像は<こちらです。>
移動するときは6本の足を使います。



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バイバラシロシャチホコ

2022年12月16日(金)
バイバラシロシャチホコ 撮影日2022/09/06 撮影場所:勿来の関

バイバラシロシャチホコ
①バイバラシロシャチホコ(シャチホコガ科)
緑矢印は腹端を指しています。
腹端が外縁からはみ出していればシャチホコガ科とみて探すと速く見つかります。
それから,シャチホコガ科の仲間は前翅の下から後翅(赤矢印)がはみ出ているのがしばしば見られます。


バイバラシロシャチホコ
②バイバラシロシャチホコ
本種にはシロシャチホコという似た蛾が居るので画像を見て同定することは困難です。
でも決め手となる奥の手があります。
それはシロシャチホコは山地性なのです。
山地性と言えば1日の寒暖の差が大きい所です。
しかし,どれほどの高さから観察できるのか分かっていません。
勿来の関は山と言えるほどの高さは無いのでバイバラシロシャチホコと同定しました。



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フタキボシアツバ

2022年12月15日(木)
フタキボシアツバ 撮影日2022/09/04 撮影場所:勿来の関

フタキボシアツバ
①フタキボシアツバ(ヤガ科亜科不確定)
桃矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
腎状紋と環状紋(赤矢印)があって下唇鬚が前方へ突き出ているのでアツバの仲間と分かります。
本種はシタバガ亜科でしたが,現在は亜科不確定です。

前翅長が10㎜程度の小さな蛾です。
幼虫はコケ植物を食べます。
腎状紋は横長の紋で環状紋は大変小さな紋です。
下唇鬚は小さい体のわりに大きいです。



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キマダラテングイラガ

2022年12月14日(水)
キマダラテングイラガ 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関

キマダラテングイラガ
①キマダラテングイラガ(イラガ科)
本種は犬がお座りの姿勢をとっている感じで壁に止まるときもあります。
小さい蛾で前翅長10㎜未満です。


キマダラテングイラガ
②キマダラテングイラガ
赤矢印が指しているのは下唇鬚(かしんひげ)と思っていますが,これを大きい天狗の鼻に見立ててキマダラテングイラガと名付けました。
古くはテングイラガと呼ばれていましたが,クロフテングイラガ,キマダラテングイラガ,ウスイロテングイラガの三種に分かれました。
幼虫はクリやカエデ類の葉を食べます。



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クロスジアオナミシャク

2022年12月13日(火)
クロスジアオナミシャク 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関

クロスジアオナミシャク
①クロスジアオナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
翅が緑を帯びていてもアオシャク亜科ではありません。
赤矢印は内横線を指しています。
緑矢印は外横線を指しています。
この横線の間にも内側・外側にも「U字形」が並んでいます。
この様な仲間はナミシャク亜科に該当します。


クロスジアオナミシャク
②クロスジアオナミシャク
前翅長が10㎜も無い小さい蛾です。
縁毛に黒い斑紋があり,腹部背に白点が並んだり隅から隅まで手が込んでいます。
幼虫は葉ではなくイタドリ・ムラサキシキブの花を食べるそうです。



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ウスムラサキイラガ

2022年12月12日(月)
ウスムラサキイラガ 撮影日2022/09/04 撮影場所:勿来の関

ウスムラサキイラガ
①ウスムラサキイラガ(イラガ科)
本種はほとんど勿来の関では見掛けない蛾です。
2011年から2022年まての間に観察したのはたった2回です。
何故でしょうか。
「虫ナビ」さんのウスムラサキイラガの記事には「山地にのみ生息している。」と書いてあります。
でも,私の観察している勿来の関は標高が50m程の低い山ですから山地とは言えないでしょう。
しかし,高さはありませんが東北と関東の境に位置する所は,山地のように寒暖の差があるからでしょう。
それで山地に住むウスムラサキイラガが勿来の関で見られるのでしょう。


ウスムラサキイラガ
②ウスムラサキイラガ
腹部が左右の翅の間から少し出ていれば何の仲間かヒントになるのですが・・・。
でも左右の翅を合わせるようにして止まっているからイラガ科を予想できます。
本種の前翅の基部には明瞭な白点(緑矢印)があります。
外縁から頭の方に向かって走る細くて白い線が2本から3本あります。
前翅長は12~15㎜ある小さな蛾です。
前翅の色は黒ずんだ薄紫というより茶褐色で明るい色をしています。



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ナカジロフトメイガ

2022年12月11日(日)
ナカジロフトメイガ 撮影日2022/07/01 撮影場所:勿来の関

ナカジロフトメイガ
①ナカジロフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
背負って止まる仲間にはメイガ科とツトガ科がいます。
翅が分厚く感じるのでメイガ科と予想が立ちます。


ナカジロフトメイガ
②ナカジロフトメイガ
前翅長14㎜程度の小さな蛾です。
幼虫は何を食べるか分かっていません。
本種はあまり観察されません。



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ウスバカミキリ

2022年12月10日(土)
ウスバカミキリ 撮影日2022/08/06,08/08 撮影場所:勿来の関

ウスバカミキリ
①ウスバカミキリ(甲虫目カブトムシ亜目カミキリムシ科ノコギリカミキリ亜科)
赤矢印は産卵管を指しています。
この産卵管を手掛かりに探しました。
運が悪いことに図鑑には載っていなくネットで調べました。


ウスバカミキリ
②ウスバカミキリ
運良くネットに出ていて名前が分かりました。
夜行性で灯火に飛来したものを写しました。
大きさは40~60㎜とシロスジカミキリやミヤマカミキリと並んで大きい種です。
翅が薄いことからウスバカミキリと名付けられました。
翅の色は茶色を帯びたものから黒ずんだ色まで個体差が大きいです。



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キヅマアツバ

2022年12月9日(金)
キヅマアツバ 撮影日2022/08/21 撮影場所:勿来の関

キヅマアツバ
①キヅマアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
あまり発達していませんが少しだけ前方へ出ています。
だからヤガ科のアツバの仲間を探すと見つかります。(四国産蛾類図鑑)


キヅマアツバ
②キヅマアツバ
緑小矢印は内横線を指しています。
緑大矢印は外横線を指しています。
この間は紫褐色を帯びています。
外横線外側は黄褐色を帯びているので端の方が黄色を帯びているという意味でキヅマアツバと名付けられました。



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ウスオビヒメエダシャク

2022年12月8日(木)
ウスオビヒメエダシャク 撮影日2022/08/31 撮影場所:勿来の関

ウスオビヒメエダシャク
①ウスオビヒメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅を大きく開いて後翅が見えるように止まっています。
しかも翅をほぼ平らかに広げています。
この様な蛾はシャクガ科の仲間に多いです。

前翅は10㎜程度以上の小さな蛾です。
薄黄色の翅に淡い黄色の横筋が有ります。
後縁から外縁まで黒いさざなみ状の紋が無数に有ります。

写真に写っているものは♂と分かります。
触角を見ると両櫛歯状になっているからです。
♀の触角は糸状です。
幼虫はウリハダカエデ,ウリカエデの葉を食べます。



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マイマイガ

2022年12月7日(水)
マイマイガ 撮影日2022/08/06 撮影場所:勿来の関

マイマイガ
①マイマイガ ♂(ドクガ科)
発達した触角を横に広げたり,前方へ伸ばしたりしていればドクガ科の可能性が大です。
本種は別種と思われるほど♂と♀では色も大きさも違います。
 ♂(雄)・・・焦茶色で♀より小
 ♀(雌)・・・灰色で♂より大
♂は羽毛状の触角をウサギの耳のように立てます。

似ている点は中横線(緑矢印)に接するように「へ」の字形の横脈紋(黄矢印)が有ります。
外縁に黒点が並んでいます。


マイマイガ
②マイマイガ ♀(ドクガ科)2021/07/16撮影
赤矢印は外横線を指していますが不明瞭です。
外縁には黒点が並んでいます。
触角は櫛歯状で♂♀を区別する大事なポイントです。
幼虫はいろいろな植物の葉を食べる多食性です。



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クシヒゲキヒロズコガ

2022年12月6日(火)
クシヒゲキヒロズコガ 撮影日2022/08/05 撮影場所:勿来の関

クシヒゲキヒロズコガ
①クシヒゲキヒロズコガ(ヒロズコガ科)
牙のように見える下唇鬚(かしんひげ)がありますがキバガ科ではありません。
本種の頭には白い毛が生えていますが黒い毛が生えた仲間もいます。
頭が広く見えるためかヒロズコガ科に分類されています。

本種の特徴は2つあります。
その一つは前縁に沿って小さい黒紋が集まったものと大きい黒紋とが交互に並んでいます。
二つ目は,黄色の斑紋が横につながっているように並んでいます。

名前は櫛状の触角を持った黄色の斑紋が有るヒロズコガという意味で付けられました。



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クロシタアオイラガ

2022年12月4日(日)
3147 クロシタアオイラガ 撮影日2022/07/01 撮影場所:勿来の関

クロシタアオイラガ
①クロシタアオイラガ(イラガ科)
左右の翅を合わせるように近づけ,壁に対して直角に立てています。
この様な蛾はイラガ科に多いです。


クロシタアオイラガ
②クロシタアオイラガ
赤矢印は外横線を指しています。
本種の特徴は,外横線が赤矢印の所で頭の方へ出張っていることです。
そして胸部脇に四角の褐色紋が有ることです。(緑矢印)

「クロシタ」と名付けられた訳は後翅全体が外横線から外側と同じ色をしているからです。
シタとは後翅を意味しているので,黒ずんだ後翅という意味であろうと思いネットで後翅の写真が乗っているサイトを探しました。
やっと下記のサイトを見つけ予想が合っていることを確認しました。
https://yohbo.main.jp/moth_zukan/syu/05_madaraga_etc/1_kurositaao_iraga.html



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アカマダラメイガ

2022年12月3日(土)
アカマダラメイガ 撮影日2022/08/12 撮影場所:勿来の関

アカマダラメイガ
①アカマダラメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)
細長くて綺麗な蛾です。
触角を背負って止まっているのでメイガ科かツトガ科と分かります。
赤桃色とクリーム色が混ざっているのでメイガ科と分かります。


アカマダラメイガ
②アカマダラメイガ
前翅前縁が白色・後縁沿いがクリーム色で2つに挟まれた所が赤桃色になっています。
本種の特徴は白色・赤桃色・クリーム色の3色が斑になっていることです。
だから,マダラメイガ亜科に分類されているのでしょう。
前翅長が12㎜程度の小さな蛾です。
幼虫はメドハギの葉を食べます。



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クロスジフユエダシャク

2022年12月2日(金)
クロスジフユエダシャク 撮影日2022/12/02 撮影場所:勿来の関

クロスジフユエダシャク
①クロスジフユエダシャク ♂(シャクガ科エダシャク亜科)
翅を平たく開いて壁に止まっています。
この事だけで仲間を決めるには少し乱暴ですがエダシャク亜科の蛾です。

青大矢印は外横線,青小矢印は中横線を指しています。
本種の外横線は比較的真っ直ぐで,この線の外側は少し褐色が濃くなっています。
ただ,大小の緑矢印の間は少し凹んでいます。
前翅後縁から緑大矢印の間は直線的で太くて濃褐色になっています。
中横線は不明瞭で無い蛾も居ます。


本種は♂と♀では体形が大きく違います。
♀は翅が退化して小さく飛ぶことができないいわゆる「冬尺蛾」です。



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アケボノマルハキバガ

2022年11月1日(木)
アケボノマルハキバガ 撮影日2022/12/01 撮影場所:勿来の関

アケボノマルハキバガ
①アケボノマルハキバガ(キバガ科)
この写真を撮る前日に灯火に止まっている本種を見つけています。
しかし,撮影しづらい場所でしたので諦めていました。
ところが,今日になって近くを探すと撮影しやすい所に移動しているではありませんか。
これ幸いと何枚も写しました。


アケボノマルハキバガ
②アケボノマルハキバガ
数枚写してから画像を見るとハマキガ科ではないようです。
細長い体形なのでキバガ科かもしれないと予想しました。
それなら頭部を横からも,斜め後方からも狙って撮影した方が牙が格好よく写るのです。

本種の特徴は何といっても緑矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)です。
この下唇鬚が牙のように見えるので名前に「キバガ」と付けたのでしょう。
同定のポイントとして役立つのは,赤矢印前方の白点と前縁に並んでいる黒点です。



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