fc2ブログ

シロスジシマコヤガ

2022年9月30日(金)
シロスジシマコヤガ 撮影日2022/08/31 撮影場所:勿来の関

シロスジシマコヤガ
①シロスジシマコヤガ(ヤガ科ベニコヤガ亜科)
前翅を大きく開いて後翅の模様がよく見えています。
だからといってシャクガ科ではありません。
頭部を見ると小さいながら下唇鬚(かしんひげ)が出ています。
このようなものはシャクガ科の蛾には見られません。
何となく翅に厚みを感じます。


シロスジシマコヤガ
②シロスジシマコヤガ
前翅長は8㎜程度の小さな蛾です。
多くの白い筋が走っていて綺麗な模様を作っています。
外縁に沿ってくすんだ小豆色の帯が有り洒落ていて落ち着き感が出ていています。
幼虫は地衣類を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
スポンサーサイト



ソトモンツトガ

2022年9月29日(木)
ソトモンツトガ 撮影日2022/08/01 撮影場所:勿来の関

ソトモンツトガ
①ソトモンツトガ(ツトガ科ツトガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この様な蛾はツトガ科・メイガ科の仲間です。
白い地に筋の色が黄色ならツトガ科に多いです。


ソトモンツトガ
②ソトモンツトガ
前翅長11~13㎜程度の小さな蛾です。
紋様は黄色い二本の筋と外縁に並ぶ六個の黒紋です。
本種を載せているサイトが少しの状況をみるとやや珍しい種のようです。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ムモンキイロアツバ

2022年9月28日(水)
ムモンキイロアツバ 撮影日2022/09/08 撮影場所:勿来の関

ムモンキイロアツバ
①ムモンキイロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
後方へ反り返っているのでヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。
一見,ヨトウガ亜科キヨトウ類と間違いそうですが,下唇鬚の様子で同じ仲間ではないと分かります。
更に似た蛾にタケアツバが居るので注意が必要です。
タケアツバの黒点は二つの黒点が対になっています。
しかし,本種は左右に1個ずつだけです。


ムモンキイロアツバ
②ムモンキイロアツバ
本種は前翅長が10~13㎜程度の小さな蛾です。
本種の大きな特徴は幼虫の食べるものが植物でなくサルノコシカケ科のクジラタケです。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

アカモクメヨトウ

2022年9月26日(火)
アカモクメヨトウ 撮影日2022/09/18 撮影場所:勿来の関

アカモクメヨトウ
①アカモクメヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
緑矢印は腎状紋を指しています。
黄矢印は環状紋を指しています。
この二つの紋が見られるので本種はヨトウガ亜科・キリガ亜科と分かります。


アカモクメヨトウ
②アカモクメヨトウ
翅は全体に赤味を帯びた茶色の様に見えます。
だから名前にアカが付くのでしょう。
本種の腎状紋には特徴があります。
幾つかに切れた白線や三つの白点から作られています。
それに対して環状紋は焦茶色の楕円形をしています。
幼虫はヌマガヤを食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ツマグロシロノメイガ

2022年9月26日(月)
ツマグロシロノメイガ 撮影日2022/09/23 撮影場所:勿来の関

ツマグロシロノメイガ
①ツマグロシロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
前翅を大きく開いているのでシャクガ科のように見えます。
しかし,触角(黄矢印)を背負っているのでツトガ科・メイガ科の仲間と分かります。


ツマグロシロノメイガ
②ツマグロシロノメイガ
体の色に白色のほかに明るい色の橙色があるので目を引く蛾です。
外縁に沿って黒い筋や模様が見られます。
特に,前翅前縁の翅頂近くに黒班があるのでツマグロ,全体に白いのでシロノメイガと名付けられたのでしょう。
幼虫はイボタノキの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ミツモンキンウワバ

2022年9月25日(日)
ミツモンキンウワバ 撮影日2022/09/11 撮影場所:勿来の関

ミツモンキンウワバ
①ミツモンキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)
左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
しかも,胸部背に長い毛がV字形に立っています。
この様な蛾はヤガ科に多いです。


ミツモンキンウワバ
②ミツモンキンウワバ  2022/09/03撮影
本種はイチジクキンウワバと似ているので注意が必要です。
白紋と近い所に白線で囲まれた紋が有ります。
この紋の線が明瞭ですっきりしていれば本種です。
緑矢印が指しているのは不明瞭な線で囲まれた紋です。
この紋を入れると斜めに三つ紋が並んでいるのでミツモンキンウワバと名付けたのでしょう。
本種を特徴づけるのは何といっても胸部背や腹部背に見られる長い毛です。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

キスジツマキリヨトウ

2022年9月24日(土)
3078 キスジツマキリヨトウ 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関

キスジツマキリヨトウ
①キスジツマキリヨトウ(ヤガ科ツマキリヨトウ亜科)
全体的に紫を帯びた蛾だったのでムラサキツマキリヨトウと思ってしまいました。
この仲間には似た仲間がいて同定に時間がかかります。
ムラサキツマキリヨトウだと最初は思ってしまいました。


キスジツマキリヨトウ
②キスジツマキリヨトウ
でも,前翅中央辺りにある白点がムラサキツマキリヨトウと少し違っていて気になりました。
そこで,この白点を持つ蛾を探すとキスジツマキリヨトウにたどり着きました。
更に幾つかの資料を読んで次のようなことが分かりました。
・白点に接している紋は腎状紋です。
・この腎状紋に接している白点は大きく湾曲している外横線との間にあります。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ハコベヤガ

2022年9月23日(金)
ハコベヤガ 撮影日2022/09/23 撮影場所:勿来の関

ハコベヤガ
①ハコベヤガ(ヤヤガ科モンヤガ亜科)
前翅長は23㎜程度の中くらいの蛾です。
一見カギモンヤガと似たような黒紋が有りますが,大きく感じました。
腎状紋(赤矢印前方)や環状紋(緑矢印前方)があるのでヤガ科で決まりです。
だからといって,いつもヨトウガ亜科・キリガ亜科とは限りません。
腎状紋・環状紋がはっきりしているのはモンヤガ亜科の可能性があります。


ハコベヤガ
②ハコベヤガ
赤矢印は外横線を指しています。
この外横線の外側は灰色を帯びています。
外縁線の外側には綺麗に生え揃った縁毛が有ります。
それだけに擦れた所が無く紋様がはっきりしています。
白い内横線(桃矢印)は二重になっています。
この内横線と腎状紋の間に鍵穴のような黒紋が見られます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

マエホシヨトウ

2022年9月22日(木)
マエホシヨトウ 撮影日2022/09/21,09/22 撮影場所:勿来の関

マエホシヨトウ
①マエホシヨトウ(ヤガ科ヒメヨトウ亜科)
今年の9月,最初に見つけた個体です。
運良く腎状紋(黄矢印の先)や環状紋(青矢印の少し先)が明瞭な個体でした。
これらの紋が有るのでヨトウガ亜科・キリガ亜科・ヒメヨトウ亜科の何れかと分かります。


マエホシヨトウ
②マエホシヨトウ
本種は個体変異が大きくこれで同種なのと思えるものもいます。
でも,亜外縁線(赤矢印)は赤褐色でほとんど変異はありません。


マエホシヨトウ
③マエホシヨトウ
緑矢印が指しているのは外縁と直角に交差する黒い線です。
この線はどの個体にも見られます。


マエホシヨトウ
④マエホシヨトウ
翅頂付近には,白っぽく見える斑紋が見られます。
見る角度を変えると見えるようになることがあります。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ホソナミアツバ

2022年9月20日(火)
ホソナミアツバ 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関

ホソナミアツバ
①ホソナミアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
本種を同定するまで10日以上かかりました。
写真を真上からだけしか撮ってなかったことと下唇鬚(かしんひげ)をよく見なかったことが重なったからです。
赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
真っ直ぐ伸びているように見えてしまったので同定が進まなかったのです。
斜め後方か横から写しておけば下唇鬚の様子がよく掴めたのに迂闊でした。


ホソナミアツバ
②ホソナミアツバ
真っ直ぐ伸びているようだったのでアツバ亜科やアツバのなかまやコヤガ類1・コヤガ類2
を何回も探しました。
そこで,エダシャク亜科にも似ているので調べました。
全て無駄に終わり諦めかけた頃,下唇鬚の先を見て気が付きました。
後方へ反り返っているではありませんか。
この様な太くてがっちりした下唇鬚を持つ蛾はエダシャク亜科には居ないのに無駄骨を折ってしまいました。
黄矢印は外横線を指しています。
本種の外横線は細かく曲がっています。
緑矢印は亜外縁線を指しています。
本種の亜外縁線には白い縁取りが有り後翅後角から出ているように見えます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

コマエアカシロヨトウ

2022年9月19日(月)
コマエアカシロヨトウ 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関

コマエアカシロヨトウ
①コマエアカシロヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
赤矢印は腎状紋を指しています。
緑矢印は環状紋を指しています。
これら二つの紋があるので本種はヨトウガ亜科かキリガ亜科と分かります。


コマエアカシロヨトウ
②コマエアカシロヨトウ
本種の特徴は頭から後縁に沿って後角まで白い模様が続きます。
反対に前縁の方には赤味を帯びた模様が続きます。
これが,マエアカシロヨトウと名前が付いた理由でしょう。
幼虫はカヤツリグサ科スゲ属の根際茎内に入り込んで養分を取ります。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

オオバナミガタエダシャク

2022年9月8日(日)
オオバナミガタエダシャク 撮影日2022/09/17 撮影場所:勿来の関

オオバナミガタエダシャク
①オオバナミガタエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅は後翅がよく見えるほど大きく開いています。
しかも,壁に貼り付いているように止まっています。
更に綺麗な紋様が無く筋や曲線で内横線・中横線・外横線が作られています。
この様な止まり方や横線を持つのはシャクガ科です。


オオバナミガタエダシャク
②オオバナミガタエダシャクの裏面
本種の特徴は外横線(赤矢印)の周辺に集まっています。
外横線は赤矢印が指している所から急に前縁に向かって曲がります。
この特徴をよく捉えておくと同定が捗ります。
更にこの外横線は「N字」紋が幾つも並んでいて波の模様に見えることから名前にナミガタが付けられています。
緑矢印は亜外縁線を指しています。
この線には白い縁取りが付いていて同定のポイントになっています。
本種の横脈紋(黄矢印)は二本線の間が空いていません。

本種と似通った種にアキバエダシャクが居ます。
でも本種の裏面を撮っておくと区別が簡単です。
翅頂付近の白紋と横線が手掛かりとなって区別がつきます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

コウモリガ

2022年9月17日(土)
コウモリガ 撮影日2022/09/17 撮影場所:勿来の関

コウモリガ
①コウモリガ(コウモリガ科)
暫く出会いが無かったコウモリガに今日は会うことができました。
7年前の9月中旬でした。
本種と似ているものにキマダラコウモリがいます。
前翅中頃に白点がある種がキマダラコウモリと覚えておくと区別がつきます。


コウモリガ
②コウモリガ
本種は前足と中足の4本足でぶら下がる姿を見ることが多いです。
夕方,飛びながら産卵するそうです。
ぶら下がる様子と夕方の飛行がコウモリと似ていることからコウモリガと名前が付けられたのでしょう。


コウモリガ
③コウモリガ
今までの観察ではキマダラコウモリを四回,コウモリガを2回だけ見ています。
この写真の蛾の前翅長は30㎜程でした。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

アオアツバ

2022年9月16日(金)
3072 アオアツバ 撮影日2022/09/14 撮影場所:勿来の関

アオアツバ
①アオアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
緑矢印は前方へ真っ直ぐ出ている下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
この事から本種はヤガ科アツバ亜科と分かります。
幼虫はメドハギ,マルバハギ,コナラ,クヌギの葉を食べます。


アオアツバ
②アオアツバ
黄矢印は,内横線を指しています。
大きな鋸歯状です。
赤矢印は,外横線を指しています。
白く縁取られているので見やすくなっています。
この2つの横線の間は濃い褐色になっています。
外横線の外側には点状の亜外縁線が見られます。
色や紋様は個体差があって様々です。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

タケカレハ

2022年9月15日(木)
タケカレハ 撮影日2022/09/15 撮影場所:勿来の関

タケカレハ
①タケカレハ(カレハガ科)
灯火近くの壁を見るとヨシカレハと似ている蛾が止まっています。
ただ,翅の色が本種は濃くて茶色です。
慣れてくれば翅色が薄褐色ならヨシカレハ,茶褐色ならタケカレハと分かるようになります。
黄矢印が指しているのは前翅前縁からはみ出している後翅です。
カレハガ科の多くは,この様に前縁から後翅がはみ出しています。


タケカレハ
②カレハガ
主な特徴は次の通りです。
大小一つずつの白紋が翅中央付近に有ります。
大きい白紋には内側に三角の褐色紋が見られます。(赤矢印)
ヨシカレハの大きな白紋は細長い白紋ですから区別する大きなポイントです。
緑矢印は外横線を指しています。
指している辺りから急に後縁の方へ曲がります。
両者の幼虫はクマザサ,ススキ,ヨシを食べますが違うのは本種のみがタケ・ササを食べることです。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ウスクモエダシャク

2022年9月14日(水)
ウスクモエダシャク 撮影日2022/09/13 撮影場所:勿来の関

ウスクモエダシャク
①ウスクモエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
本種を見ると大きな蛾に感じます。
でも,実際に前翅長を測ると20㎜程度で中くらいの蛾に入ります。
前翅を大きく開き後翅がよく見えています。
しかも,壁に貼り付くように止まる蛾はシャクガ科です。


ウスクモエダシャク
②ウスクモエダシャク  09/11撮影
黄矢印は内横線を指しています。太くて二重のように見えます。
黄矢印が指している近くは内側に凹み外側に小黒点があります。
緑矢印は外横線を指しています。こちらは細くて明瞭な線です。
内横線と外横線の間は薄褐色の地が広がっています。
しかし,後翅の方は外横線に近い方は褐色の色が濃くなっています。
本種の色彩は特に後翅外縁沿いは個体差があります。
赤矢印が指している褐色の筋は淡褐色のものから褐色のものまであります。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

クロモンフトメイガ

2022年9月13日(火)
クロモンフトメイガ 撮影日2022/08/23 撮影場所:勿来の関

クロモンフトメイガ
①クロモンフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
あまり見かけない蛾が止まっています。
でも,触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科までは分かります。


クロモンフトメイガ
②クロモンフトメイガ  08/15撮影
大緑矢印は外横線を指しています。
この外横線の内側が白っぽいものはただ一種類だけフトメイガ亜科にいます。
前翅翅頂付近が黒っぽいのでクロモンフトメイガと名付けたのでしょう。
もう一つ同定ポイントになるものは小緑矢印が指している小黒紋です。
幼虫はヌルデの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

マタスジノメイガ

2022年9月12日(月)
マタスジノメイガ 撮影日2022/09/04 撮影場所:勿来の関

マタスジノメイガ
①マタスジノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
さらに黄色い地に褐色の筋があることからツトガ科と分かります。
本種はヨスジノメイガと似ているので毎年迷っています。
でも,写真を撮っていて両者の違いに気付き増した。
その違いは本種の線はインクが滲んだようになっていてぼやけています。
要するに線が太くなっていると言うことです。

緑矢印が指している線は前翅後縁付近で交差しています。
Y字路のような又になっているのでマタスジノメイガと名付けたのでしょう。


マタスジノメイガ
②ヨスジノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)  09/06撮影
こちらがよく似たヨスジノメイガです。
ヨスジと言っても線は5本有ります。
一番内側の淡い線を入れなければ4本になりますが・・・。
ヨスジノメイガの線は細くて締まっています。
「みんなで作る日本蛾類図鑑」の説明に「旧名,別名:ホソヨスジノメイガ」と書かれてあるのを見てほっとしています。
幼虫は両者ともムラサキシキブの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

クワゴマダラヒトリ

2022年9月11日(日)
クワゴマダラヒトリの雌と雄  撮影日2022/09/11 撮影場所:勿来の関

クワゴマダラヒトリ
①クワゴマダラヒトリ♀  アカメガシワの葉に産卵(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)
駐車場からアカメガシワの葉を見ると二つか三つ白っぽく見える所があります。
どうして白っぽく見えるのだろうと思いながら近付いていきました。
すると白い蛾がクリーム色の卵塊(卵塊:卵が集まったもの)を産んでいました。(緑矢印)


クワゴマダラヒトリ
②クワゴマダラヒトリ♀  産卵後絶命
近くの葉にも卵塊を産み付けられています。
そっと翅を上に上げてみると腹部脇は黄橙色をしています。(桃矢印)
触角や翅に触ってもぴくりともしません。
不思議に思って息を吹きかけました。
それでもクワゴマダラヒトリの♀は動きません。
何をしても動かないはずです。
絶命していたのでした。
卵塊を翅で被いながら子孫を残そうとしている♀の姿にじーんとくるものがありました。


クワゴマダラヒトリ
③クワゴマダラヒトリ♂  灯火に飛来
♂の翅色は♀とは対照的に淡黒色です。
でも共通点が一つあります。
それは,えりに当たる部分が橙色を帯びていることです。
一般に多くの種の♂は♀よりも早く出現しますが,♀は遅れて出現します。
今年は9月10日(土)頃,アカメガシワに産卵するのを観察しました。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ヨシカレハ

2022年9月10日(土)
ヨシカレハ 撮影日2022/09/10 撮影場所:勿来の関

ヨシカレハ
①ヨシカレハ(カレハガ科)
カレハガ・タケカレハに似た格好をしています。
本種はカレハガと違って前翅外縁に鋸歯状のぎざぎざはありません。
個体差は少ないので翅の色彩でも区別がつきます。
薄褐色なら本種,焦茶色ならタケカレハです。


ヨシカレハ
②ヨシカレハ
少し前縁近くなりますが前翅中頃に短い白筋と白点が一つずつあります。
本種の幼虫はヨシ,クマザサ,ススキの葉を食べます。
カレハガと違って本種の後翅は前翅に対して直角になりません。
写真を見ると前翅より下にはみだしているだけです。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

シロスジアツバ

2022年9月9日(金)
シロスジアツバ 撮影日2022/09/09 撮影場所:勿来の関

シロスジアツバ
①シロスジアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
桃矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っていることが分かります。
下唇鬚が反り返っていればヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。
前翅長が10㎜程度の小さな蛾です。
幼虫は広葉樹の枯葉を食べます。


シロスジアツバ
②シロスジアツバ
似た蛾にフタスジアツバが居るので注意が必要です。
両者とも白線は二本あります。
しかし,白線の様子が違います。
本種は前翅前縁に近付くにつれて内横線も外横線も頭の方に曲がります。
それに対してフタスジアツバの方の白線は直線なので区別は簡単です。
短赤矢印は内横線,長赤矢印は外横線,緑矢印は亜外縁線を指しています。
亜外縁線は前縁近くのみ明瞭ですがそこ以外は不明瞭です。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

カレハガ

2022年9月3日(木)
カレハガ 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関

カレハガ
①カレハガ(カレハガ亜科)
緑矢印は後翅を指しています。
前翅は左右の翅を合わせるようにして止まるため,2つの翅は葯90度で接しています。
この様な止まり方をするのはカレハガ科の一部だけです。
写真の蛾の前翅長を測ると23㎜あったので中くらいの蛾ですが大きく見えます。


カレハガ
②カレハガ
前翅や後翅の外縁は大きく鋸歯状態になっています。
前翅後翅とも茶褐色ですが緑矢印が指している所だけ黄橙色で目立っています。
本種はシャチホコガ科の蛾と同じく成虫の口は有りません。
幼虫はサクラ,リンゴ,ナシ,モモ,ウメ,スモモ,アンズ,ヤナギの葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

マメチャイロキヨトウ

2022年9月7日(水)
マメチャイロキヨトウ 撮影日2022/09/07 撮影場所:勿来の関

マメチャイロキヨトウ
①マメチャイロキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
赤矢印は腎状紋を指しています。
緑矢印は環状紋を指しています。
これら2つの紋があるのでヤガ科ヨトウガ亜科・キリガ亜科の仲間と分かります。


マメチャイロキヨトウ
②マメチャイロキヨトウ
本種は個体差が大きく斑紋や色彩は変異があります。
本種として見られる特徴のある紋を紹介します。
・青矢印が指している薄褐色紋(翅頂から斜めに立ち上がっています。)
・緑楕円形内にある2つのくさび紋
・桃楕円形内にあるナイキ紋
幼虫はヌマガヤ,ネズミガヤの葉を食べます。
前翅長14㎜の小さい蛾です。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

オオエグリバ

2022年9月5日(月)
3062 オオエグリバ 撮影日2022/09/05 撮影場所:北茨城

オオエグリバ
①オオエグリバ(ヤガ科エグリバ亜科)
一見アケビコノハと思ってしまいますが違います。
目より左の先を見て下さい。
先が丸まった下唇鬚(かしんひげ)が有りません。
豚の顔を横から見たように平らになっています。


オオエグリバ
②オオエグリバ  翅を広げて絶命していました。2022/08/25撮影
左右の翅を合わせるようにして止まると後縁の中頃が凹んでいます。
それで本種をオオエグリバと名付けたようです。
似た蛾にハイイロオオエグリバが居ますがよく見ると違いが見つかります。
本種は黄矢印指している所に淡い色の小白点があるのです。
後翅を見ればもっとはっきりした違いがあります。
アケビコノハは後翅の地が黄色ですが本種の地は褐色です。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

セスジスズメ

2022年9月5日(月)
セスジスズメ 撮影日2022/09/05 撮影場所:北茨城

セスジスズメ
①セスジスズメ(スズメガ科ホウジャク亜科)
三角翼のジェット機の様な感じの翅を持ち前翅後縁後半がえぐれていることからスズメガ科と分かります。
腹部背に2本の白線があることからセスジスズメと名前が付けられました。


セスジスズメ
②セスジスズメ
昨日勿来の関で蛾やその他の昆虫の飛来がありませんでしでした。
その原因は節電のためか事故のためか分かりませんが灯火に灯りがつかなかったからです。
落胆して家に着くと目の前の道具置き場に大きな蛾が止まっているではありませんか。
すかさず何枚も写真を撮りました。
幼虫はヤブカラシ,サトイモ,ホウセンカ,サツマイモ等の葉を食べますが自宅周辺にはありません。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ベニスズメ

2022年9月4日(日)
ベニスズメ 撮影日2022/09/04 撮影場所:勿来の関

ベニスズメ
①ベニスズメ(スズメガ科)
フラッシュが壊れて使用不可なので懐中電灯を照らしながら撮影しました。
それで綺麗に写せませんでした。
左右に大きめの翅をのばし前翅後縁後半がえぐれていることからスズメガ科と分かります。


ベニスズメ
②ベニスズメ
腹部の色が鮮やかな紅桃色なのでベニスズメだと分かりました。
全身が紅桃色ではなく前翅や腹部の一部に緑を帯びた帯状のものが見られます。
前縁近くの中頃に小さな白点が見られます。

暫くの間会えませんでしたが,今回で3回目です。
幼虫が食べるホウセンカ,ツリフネソウ,オオマツヨイグサ,ミソハギ等が勿来の関周辺にはほとんど分布していないので観察機会が少ないのです。
前翅長が38㎜程度なのでスズメガ科としては小さい方です。
同じスズメガ科のモモスズメより少し小さい感じです。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ツマジロシャチホコ

2022年9月3日(土)
ツマジロシャチホコ 撮影日2022/09/03 撮影場所:勿来の関

ツマジロシャチホコ
①ツマジロシャチホコ(シャチホコガ科)
腹端が外縁からはみ出しています。
ですから,シャチホコガ科と分かります。


ツマジロシャチホコ
②ツマジロシャチホコ
翅頂から前翅前縁後半三分の一程が白っぽくなっています。
だからツマジロシャチホコの名前が付いています。
翅頂付近だけでなく後縁に沿って頭部から外縁まで白っぽくなっています。
このほかに目立つ特徴は胸部背に見られる毛の集まりです。
まるでモヒカン刈りのようです。
幼虫はクリ,ツノハシバミ,サワシデ,イヌシデ,クマシデ,ミズメ,シラカンバ,コナラ等の葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

ナシケンモン

2022年9月2日(金)
ナシケンモン 撮影日2022/09/02 撮影場所:勿来の関

ナシケンモン
①ナシケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
擦れた個体で申し訳ありません。
擦れているのは,前翅の色の濃さが薄いことで分かります。
それに縁毛が短いことでも分かります。


ナシケンモン
②ナシケンモン
長緑矢印は腎状紋,太緑矢印は環状紋を指しています。
この2つの紋が見られることから本種はヤガ科ヨトウガ亜科,キリガ亜科などを調べると見つかる可能性が高いです。
でも,環状紋がはっきり見えることと胸部脇下(赤矢印基部延長上)にある黒い筋からケンモンヤガ亜科と分かります。
それに,赤矢印が指している白い「ナイキ印」はナシケンモンのトレードマークです。
幼虫はバラ科,マメ科,タデ科,ヤナギ科,アオイ科,キク科,アヤメ科,アブラナ科等多くの種類を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。

モントガリバ

2022年9月1日(木)
モントガリバ 撮影日2022/09/01 撮影場所:勿来の関

モントガリバ
①モントガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
本種がカギバガ科の仲間とは一寸信じられない感じです。
桃色や褐色の紋の周りを白く縁取られているのが特徴です。
紋は全て後縁を中心にして左右対称に並んでいます。
特に綺麗な紋は翅頂近くとその上に並んでいる紋です。
目で見たときの色の方が画像を見たときより綺麗なのはどうしてなのでしょうか。
毎回本種を撮影する度に感じています。


モントガリバ
②モントガリバ
前翅長が30~35㎜の中くらいの蛾です。
幼虫はエビガライチゴ,カジイチゴ,クロイチゴ,モミジイチゴといった木本の苺の仲間の葉を食べます。



自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
クリック応援お願いします。
ブログカウンター
リンク
長方形で囲まれた日を押すとその日の記事がでます。
08 | 2022/09 | 10
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
分野別にまとめてあります。関心のある分野の記事が続けて見られます。
多くの蛾を一度にたくさん見るときには  「蛾の掲載数」 をクリックして下さい。
最新記事:上にあるものほど新しい記事です。
月毎に記事がまとめて見られます。
最新コメント
検索フォーム
掲載写真