ハナオイアツバ
2022年7月31日(日)
ハナオイアツバ 撮影日2022/07/31 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月31日に撮影した ハナオイアツバです。

①ハナオイアツバ♂(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印は立派な下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
この下唇鬚を鼻に見立て,背負っているように見えるのでハナオイアツバと名付けました。
この様な下唇鬚を持つ仲間はヤガ科クルマアツバ亜科です。
本種の下唇鬚は♂と♀では形状に違いがあります。
♀の方も後方へ反り返っていますが,小さく針金状で貧弱です。

②ハナオイアツバ♂
桃矢印は内横線を指しています。
緑矢印は外横線を指しています。
内横線は外横線に比べると直線的ですが,外横線は前縁近くで急に頭の方へ曲がっています。
これら2つの横線の間は濃褐色になっています。
翅の中頃ですが,かなり前縁近くに一対の白点と白紋が有ります。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ハナオイアツバ 撮影日2022/07/31 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月31日に撮影した ハナオイアツバです。

①ハナオイアツバ♂(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印は立派な下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
この下唇鬚を鼻に見立て,背負っているように見えるのでハナオイアツバと名付けました。
この様な下唇鬚を持つ仲間はヤガ科クルマアツバ亜科です。
本種の下唇鬚は♂と♀では形状に違いがあります。
♀の方も後方へ反り返っていますが,小さく針金状で貧弱です。

②ハナオイアツバ♂
桃矢印は内横線を指しています。
緑矢印は外横線を指しています。
内横線は外横線に比べると直線的ですが,外横線は前縁近くで急に頭の方へ曲がっています。
これら2つの横線の間は濃褐色になっています。
翅の中頃ですが,かなり前縁近くに一対の白点と白紋が有ります。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
スポンサーサイト
アオフトメイガ
2022年7月30日(土)
3030 アオフトメイガ 撮影日2022/07/30 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月30日に撮影した アオフトメイガです。

①アオフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この様な仲間はメイガ科・ツトガ科です。

②アオフトメイガ
赤矢印が指している黒い横線は内側も外側も緑色を帯びた帯が広がっています。
この緑色は時間が経つにつれて薄れていきます。
緑矢印が指しているのは外横線です。
この外横線は中央付近で外側に出張り「U字形」(桃矢印)になっています。
「U字形」の外側は淡褐色になっています。

③アオフトメイガ
白矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
他の蛾にはあまり見られないほど太くてがっちりしています。
胸部背には瘤状の出っ張りが見られます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
3030 アオフトメイガ 撮影日2022/07/30 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月30日に撮影した アオフトメイガです。

①アオフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この様な仲間はメイガ科・ツトガ科です。

②アオフトメイガ
赤矢印が指している黒い横線は内側も外側も緑色を帯びた帯が広がっています。
この緑色は時間が経つにつれて薄れていきます。
緑矢印が指しているのは外横線です。
この外横線は中央付近で外側に出張り「U字形」(桃矢印)になっています。
「U字形」の外側は淡褐色になっています。

③アオフトメイガ
白矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
他の蛾にはあまり見られないほど太くてがっちりしています。
胸部背には瘤状の出っ張りが見られます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
キスジコヤガ
2022年7月29日(金)
3029 キスジコヤガ 撮影日2022/06/10 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年6月10日に撮影した キスジコヤガです。

①キスジコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
前翅を大きく開いて後翅が見えています。
しかし,シャクガ科では有りません。
赤味を帯びたシャクガ科はヒメシャク亜科にしか居ません。
翅に厚みか感じられるのでヤガ科が予想されます。

②キスジコヤガ 2022/07/24撮影
地衣類を食べるのはヒトリガ科だけかと思っていたら本種の幼虫も食べます。
本種の後翅には紅色の紋が有って,そこに淡黄色の筋が横に走っています。
この目立つ筋があるのでキスジコヤガと名付けたのでしょう。
前翅や後翅の外縁も紅を帯びているので綺麗です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
3029 キスジコヤガ 撮影日2022/06/10 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年6月10日に撮影した キスジコヤガです。

①キスジコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
前翅を大きく開いて後翅が見えています。
しかし,シャクガ科では有りません。
赤味を帯びたシャクガ科はヒメシャク亜科にしか居ません。
翅に厚みか感じられるのでヤガ科が予想されます。

②キスジコヤガ 2022/07/24撮影
地衣類を食べるのはヒトリガ科だけかと思っていたら本種の幼虫も食べます。
本種の後翅には紅色の紋が有って,そこに淡黄色の筋が横に走っています。
この目立つ筋があるのでキスジコヤガと名付けたのでしょう。
前翅や後翅の外縁も紅を帯びているので綺麗です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ウスキヒメアオシャク
2022年7月28日(木)
ウスキヒメアオシャク 撮影日2022/07/28 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月28日に撮影した ウスキヒメアオシャクです。

①ウスキツバメエダシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
例外はありますが翅の色が緑色なのでシャクガ科アオシャク亜科と分かります。
前翅長は10㎜程度の小さな蛾です。

②ウスキヒメアオシャク
でも翅の紋様を見るとはっとさせられます。
外横線(赤矢印)にも内横線(緑矢印)にも細かいぎざぎざした白い曲線が見られるからです。
更に腹部背には白点が見られます。
本種を特徴づけているものは,外縁沿いに並ぶ白点です。
幼虫は普通に分布しているヤマモミジ,ヤマツツジ,コナラの葉を食べます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ウスキヒメアオシャク 撮影日2022/07/28 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月28日に撮影した ウスキヒメアオシャクです。

①ウスキツバメエダシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
例外はありますが翅の色が緑色なのでシャクガ科アオシャク亜科と分かります。
前翅長は10㎜程度の小さな蛾です。

②ウスキヒメアオシャク
でも翅の紋様を見るとはっとさせられます。
外横線(赤矢印)にも内横線(緑矢印)にも細かいぎざぎざした白い曲線が見られるからです。
更に腹部背には白点が見られます。
本種を特徴づけているものは,外縁沿いに並ぶ白点です。
幼虫は普通に分布しているヤマモミジ,ヤマツツジ,コナラの葉を食べます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ユウグモノメイガ
2022年7月27日(水)
ユウグモノメイガ 撮影日2022/07/20 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月20日に撮影した ユウグモノメイガです。

①ユウグモノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事からツトガ科・メイガ科と分かります。
更に地色が黄色なのでツトガ科の仲間と分かります。

②ユウグモノメイガ 2019/08/05撮影
地色が黄で紅色の紋が有る蛾です。
この紅色の紋を夕焼け雲に見立てて名付けたのでしょう。
幼虫はスイバの茎・根を食べます。
スイバは北海道〜九州に分布する多年草なので本種も北海道〜九州に分布しています。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ユウグモノメイガ 撮影日2022/07/20 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月20日に撮影した ユウグモノメイガです。

①ユウグモノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事からツトガ科・メイガ科と分かります。
更に地色が黄色なのでツトガ科の仲間と分かります。

②ユウグモノメイガ 2019/08/05撮影
地色が黄で紅色の紋が有る蛾です。
この紅色の紋を夕焼け雲に見立てて名付けたのでしょう。
幼虫はスイバの茎・根を食べます。
スイバは北海道〜九州に分布する多年草なので本種も北海道〜九州に分布しています。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
アカウスグロノメイガ
2022年7月26日(火)
アカウスグロノメイガ 撮影日2022/07/24 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月24日に撮影した アカウスグロノメイガです。

① アカウスグロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この様な止まり方をするのはツトガ科・メイガ科です。
暗褐色に見えますが黄土色が混ざっている様に見えます。
この様な仲間はツトガ科に多いです。
二枚とも同一蛾です。

② アカウスグロノメイガ
本種と似た種にヒメアカウスグロノメイガ,モンウスグロノメイガが居て外見での同定は難しいとあります。
それで, アカウスグロノメイガとしてありますが似た種の可能性がありますので,ご了承下さい。
桃矢印は褐色紋を指しています。
このモンの外側には淡黄紋が有ります。
赤矢印は外横線を指しています。
前縁近くで頭の方へ少し曲がります。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
アカウスグロノメイガ 撮影日2022/07/24 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月24日に撮影した アカウスグロノメイガです。

① アカウスグロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この様な止まり方をするのはツトガ科・メイガ科です。
暗褐色に見えますが黄土色が混ざっている様に見えます。
この様な仲間はツトガ科に多いです。
二枚とも同一蛾です。

② アカウスグロノメイガ
本種と似た種にヒメアカウスグロノメイガ,モンウスグロノメイガが居て外見での同定は難しいとあります。
それで, アカウスグロノメイガとしてありますが似た種の可能性がありますので,ご了承下さい。
桃矢印は褐色紋を指しています。
このモンの外側には淡黄紋が有ります。
赤矢印は外横線を指しています。
前縁近くで頭の方へ少し曲がります。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
クロキシタアツバ
2022年7月25日(月)
クロキシタアツバ 撮影日2022/07/24 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月24日に撮影したクロキシタアツバです。

①クロキシタアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が前方へ伸びています。
先端が直角に曲がっているので後方へは反り返っていません。
ですから本種は,ヤガ科アツバ亜科に属する蛾です。
タイワンキシタアツバと似ているので注意が必要です。
本種の黒紋(赤矢印)は後縁と接触していますが,後縁と黒紋の間に隙間がある方がタイワンキシタアツバです。

②クロキシタアツバ 2022/07/25撮影
本種の大事な同定ポイントは二つあります。
内横線(桃矢印)と黒紋(赤矢印)です。
この内横線はくの字に曲がっています。
黒紋は後縁と接触しています。
青矢印は外横線を指しています。
この外横線は大きく波を打っていて三つの山が有ります。
ただこの波は地域差があって勿来の関周辺で見られるクロキシタアツバに見られるようです。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
クロキシタアツバ 撮影日2022/07/24 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月24日に撮影したクロキシタアツバです。

①クロキシタアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が前方へ伸びています。
先端が直角に曲がっているので後方へは反り返っていません。
ですから本種は,ヤガ科アツバ亜科に属する蛾です。
タイワンキシタアツバと似ているので注意が必要です。
本種の黒紋(赤矢印)は後縁と接触していますが,後縁と黒紋の間に隙間がある方がタイワンキシタアツバです。

②クロキシタアツバ 2022/07/25撮影
本種の大事な同定ポイントは二つあります。
内横線(桃矢印)と黒紋(赤矢印)です。
この内横線はくの字に曲がっています。
黒紋は後縁と接触しています。
青矢印は外横線を指しています。
この外横線は大きく波を打っていて三つの山が有ります。
ただこの波は地域差があって勿来の関周辺で見られるクロキシタアツバに見られるようです。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
セダカシャチホコ
2022年7月24日(日)
セダカシャチホコ 撮影日2022/07/24 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月24日に撮影したセダカシャチホコです。

①セダカシャチホコ(シャチホコガ科)
久し振りに大きな蛾に出会い興奮しました。
巻き尺で測ると前翅長が33㎜も有りました。
薄褐色の地色に3本の横線が走っています。
前翅中央から前縁寄りになりますが,2つの淡褐色紋が有ります。
外縁から腹端が覗いてはいませんが,左右の翅を合わせるように屋根の形を作って止まっています。
この事からシャチホコガ科を予想できます。

②セダカシャチホコ
本種の特徴は何といっても胸部背に有ります。
インディアンハットのような帽子を被っているようです。
このような格好が背を高く見せているのでセダカシャチホコという名が付いたのでしょう。
撮影しづらい所に止まっていたのでアカメガシワの葉の上に乗せて移動させることにしました。
葉を足の下に滑り込ませるようにして押し込むと足をちょこちょこと動かし体が半分くらい進みました。
それ以上やると嫌がって逃げてしまうのでやめます。
このようにすると自由な角度から写せるので便利です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
セダカシャチホコ 撮影日2022/07/24 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月24日に撮影したセダカシャチホコです。

①セダカシャチホコ(シャチホコガ科)
久し振りに大きな蛾に出会い興奮しました。
巻き尺で測ると前翅長が33㎜も有りました。
薄褐色の地色に3本の横線が走っています。
前翅中央から前縁寄りになりますが,2つの淡褐色紋が有ります。
外縁から腹端が覗いてはいませんが,左右の翅を合わせるように屋根の形を作って止まっています。
この事からシャチホコガ科を予想できます。

②セダカシャチホコ
本種の特徴は何といっても胸部背に有ります。
インディアンハットのような帽子を被っているようです。
このような格好が背を高く見せているのでセダカシャチホコという名が付いたのでしょう。
撮影しづらい所に止まっていたのでアカメガシワの葉の上に乗せて移動させることにしました。
葉を足の下に滑り込ませるようにして押し込むと足をちょこちょこと動かし体が半分くらい進みました。
それ以上やると嫌がって逃げてしまうのでやめます。
このようにすると自由な角度から写せるので便利です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
オオシロモンノメイガ
2022年7月23日(日)
オオシロモンノメイガ 撮影日2022/07/23 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月23日に撮影したオオシロモンノメイガです。

①オオシロモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
焦茶色の地に白紋や白筋がある蛾です。
この組み合わせはツトガ科となります。
本種の撮影は失敗することが多いです。
人や物が近付くと直ぐ逃げるからです。
一般にツトガ科の蛾にはそのような習性があるようです。

②オオシロモンノメイガ 2022/06/05撮影
白紋と白筋は個体差があって大きさや形は様々です。
その中にあって赤矢印が指している紋と黄矢印が指している三日月紋は比較的安定している紋です。
撮影していて目の前方へ何か突き出ていることに気が付きました。(緑矢印)
写真を見て口吻だと気が付きました。
口吻は普段はぜんまいのように丸まって収納されています。
しかし,養分や水分をとるときは伸ばして使います。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
オオシロモンノメイガ 撮影日2022/07/23 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月23日に撮影したオオシロモンノメイガです。

①オオシロモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
焦茶色の地に白紋や白筋がある蛾です。
この組み合わせはツトガ科となります。
本種の撮影は失敗することが多いです。
人や物が近付くと直ぐ逃げるからです。
一般にツトガ科の蛾にはそのような習性があるようです。

②オオシロモンノメイガ 2022/06/05撮影
白紋と白筋は個体差があって大きさや形は様々です。
その中にあって赤矢印が指している紋と黄矢印が指している三日月紋は比較的安定している紋です。
撮影していて目の前方へ何か突き出ていることに気が付きました。(緑矢印)
写真を見て口吻だと気が付きました。
口吻は普段はぜんまいのように丸まって収納されています。
しかし,養分や水分をとるときは伸ばして使います。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
コシロスジアオシャク
2022年7月22日(金)
コシロスジアオシャク 撮影日2022/07/22 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月22日に撮影したコシロスジアオシャクです。

①コシロスジアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
例外はありますが,緑色をした翅からシャクガ科アオシャク亜科と分かります。
幼虫はボタンヅル,センニンソウを食べます。
これらの植物は木本でなく草本です。
一般に草本の植物を餌にしている蛾は観察する数が少ない気がします。

②コシロスジアオシャク
腹部背には白点と褐色を帯びた紋の段だら模様が見られます。
不明瞭ですが,縁毛には灰褐色の縞模様があります。
内横線と外横線は前翅前縁に近いほど不明瞭になります。
大きさは前翅長が17㎜程の中くらいの蛾です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
コシロスジアオシャク 撮影日2022/07/22 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月22日に撮影したコシロスジアオシャクです。

①コシロスジアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
例外はありますが,緑色をした翅からシャクガ科アオシャク亜科と分かります。
幼虫はボタンヅル,センニンソウを食べます。
これらの植物は木本でなく草本です。
一般に草本の植物を餌にしている蛾は観察する数が少ない気がします。

②コシロスジアオシャク
腹部背には白点と褐色を帯びた紋の段だら模様が見られます。
不明瞭ですが,縁毛には灰褐色の縞模様があります。
内横線と外横線は前翅前縁に近いほど不明瞭になります。
大きさは前翅長が17㎜程の中くらいの蛾です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
セスジヨトウ
2022年7月21日(木)
セスジヨトウ 撮影日2022/06/29 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年6月29日に撮影したセスジヨトウです。

①セスジヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
緑矢印は腎状紋を指しています。
この紋が有り後縁を少し高くして止まっていることからヤガ科ヨトウガ亜科の蛾と予想されます。
幼虫はイネ科の根際部や茎、カヤツリグサ科の根際部や茎を食べます。

②セスジヨトウ 2020年6月29日撮影
個体差があって色彩や紋様には違いがあります。
同定ポイントを3つ紹介します。
A胸部背には黒ずんだ突起が有ります。
B外縁に沿った所にも黒ずんだ所があります。(赤矢印)
C翅頂付近に薄褐色の所があります。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
セスジヨトウ 撮影日2022/06/29 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年6月29日に撮影したセスジヨトウです。

①セスジヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
緑矢印は腎状紋を指しています。
この紋が有り後縁を少し高くして止まっていることからヤガ科ヨトウガ亜科の蛾と予想されます。
幼虫はイネ科の根際部や茎、カヤツリグサ科の根際部や茎を食べます。

②セスジヨトウ 2020年6月29日撮影
個体差があって色彩や紋様には違いがあります。
同定ポイントを3つ紹介します。
A胸部背には黒ずんだ突起が有ります。
B外縁に沿った所にも黒ずんだ所があります。(赤矢印)
C翅頂付近に薄褐色の所があります。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ベニシマコヤガ
2022年7月20日(水)
ベニシマコヤガ 撮影日2022/07/18 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月18日に撮影したベニシマコヤガです。

①ベニシマコヤガ(ヤガ科ベニコヤガ亜科)
前翅長が10㎜にも満たない小さな蛾です。
小さな蛾ですが色彩豊かでハイカラな蛾です。
後翅がよく見えるほど前翅を開いて止まっていますがシャクガ科では有りません。

②ベニシマコヤガ
色彩が豊かな蛾はどちらかというとヤガ科に多いです。
地色は桃色を帯びていて縁毛は紅色です。
前翅前縁には白糸で刺繍をしたような模様が見られます。
白い触角が全体にアクセントをつけ目に留まります。
黒ずんだ外横線の先端がくるりと曲がっていて笑い顔に見えてきます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ベニシマコヤガ 撮影日2022/07/18 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月18日に撮影したベニシマコヤガです。

①ベニシマコヤガ(ヤガ科ベニコヤガ亜科)
前翅長が10㎜にも満たない小さな蛾です。
小さな蛾ですが色彩豊かでハイカラな蛾です。
後翅がよく見えるほど前翅を開いて止まっていますがシャクガ科では有りません。

②ベニシマコヤガ
色彩が豊かな蛾はどちらかというとヤガ科に多いです。
地色は桃色を帯びていて縁毛は紅色です。
前翅前縁には白糸で刺繍をしたような模様が見られます。
白い触角が全体にアクセントをつけ目に留まります。
黒ずんだ外横線の先端がくるりと曲がっていて笑い顔に見えてきます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
シロスジキノコヨトウ
2022年7月19日(火)
シロスジキノコヨトウ 撮影日2022/07/19 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月19日に撮影したシロスジキノコヨトウです。

①シロスジキノコヨトウ(ヤガ科キノコヨトウ亜科)
ふと灯火枠を見上げるとインディアンハットを被ったような蛾が止まっています。
赤矢印は外横線を指しています。
その線の直ぐ脇にある紋は腎状紋です。(桃矢印)
左右の翅を合わせるようにし背を高くして止まるのはヤガ科の特徴です。

②シロスジキノコヨトウ
前翅前縁にある焦茶紋の内側には白い筋が走っています。
この筋より後縁に近い方は緑を帯びています。
腎状紋の直ぐ外側の色は緑を帯びていますが外縁に近付くと黒や焦茶の紋が有って鳥の糞のように見せているそうです。
何といっても本種の一番の特徴は胸部背にあります。
とさか状に盛り上がった鱗粉塊(緑矢印)です。
この鱗粉塊は伊達に付けているのではなく♀に持てるように発達させたものと思っています。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
シロスジキノコヨトウ 撮影日2022/07/19 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月19日に撮影したシロスジキノコヨトウです。

①シロスジキノコヨトウ(ヤガ科キノコヨトウ亜科)
ふと灯火枠を見上げるとインディアンハットを被ったような蛾が止まっています。
赤矢印は外横線を指しています。
その線の直ぐ脇にある紋は腎状紋です。(桃矢印)
左右の翅を合わせるようにし背を高くして止まるのはヤガ科の特徴です。

②シロスジキノコヨトウ
前翅前縁にある焦茶紋の内側には白い筋が走っています。
この筋より後縁に近い方は緑を帯びています。
腎状紋の直ぐ外側の色は緑を帯びていますが外縁に近付くと黒や焦茶の紋が有って鳥の糞のように見せているそうです。
何といっても本種の一番の特徴は胸部背にあります。
とさか状に盛り上がった鱗粉塊(緑矢印)です。
この鱗粉塊は伊達に付けているのではなく♀に持てるように発達させたものと思っています。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
キクビゴマケンモン
2022年7月18日(月)
キクビゴマケンモン 撮影日2022/07/18 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月18日に撮影したキクビゴマケンモンです。

①キクビゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
翅の厚みが厚く感じられ三角の形をしているのでヤガ科と予想されます。
黄矢印は外横線を指しています。
本種と似たものにゴマケンモンが居るので注意が必要です。
外横線の外側には焦茶色の紋が後縁から前縁近くまで広がっています。
その焦茶色紋は縁毛にまで広がっています。
ゴマケンモンの方は焦茶色紋が狭いので区別がつきます。

②キクビゴマケンモン
本種の同定ポイントは他にも2つあります。
その一つは大桃矢印が指している胸部背の毛叢の端にある褐色紋です。
もう一つは小桃矢印が指しているたてがみ状の褐色紋です。
本種の特徴は外横線外側の焦茶紋・胸部背毛叢端の褐色紋・たてがみ状の褐色紋の三つです。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
キクビゴマケンモン 撮影日2022/07/18 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月18日に撮影したキクビゴマケンモンです。

①キクビゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
翅の厚みが厚く感じられ三角の形をしているのでヤガ科と予想されます。
黄矢印は外横線を指しています。
本種と似たものにゴマケンモンが居るので注意が必要です。
外横線の外側には焦茶色の紋が後縁から前縁近くまで広がっています。
その焦茶色紋は縁毛にまで広がっています。
ゴマケンモンの方は焦茶色紋が狭いので区別がつきます。

②キクビゴマケンモン
本種の同定ポイントは他にも2つあります。
その一つは大桃矢印が指している胸部背の毛叢の端にある褐色紋です。
もう一つは小桃矢印が指しているたてがみ状の褐色紋です。
本種の特徴は外横線外側の焦茶紋・胸部背毛叢端の褐色紋・たてがみ状の褐色紋の三つです。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ハラアカウスアオナミシャク
2022年7月17日(日)
ハラアカウスアオナミシャク 撮影日2022/06/03 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年6月3日に撮影したハラアカウスアオナミシャクです。

①ハラアカウスアオナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印は外横線を指しています。
この外横線には多くの「U字形」が並んでいます。
ですからシャクガ科ナミシャク亜科とわかります。
ほしの特徴は何といっても赤味を帯びた腹部背面にあります。
腹部背面が赤味を帯びているのは本種のみだそうです。
腹部背面を詳しく観察すると緑矢印が指している方向にうっすらと白線があります。
更に小さな突起が幾つか並んでいます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ハラアカウスアオナミシャク 撮影日2022/06/03 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年6月3日に撮影したハラアカウスアオナミシャクです。

①ハラアカウスアオナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印は外横線を指しています。
この外横線には多くの「U字形」が並んでいます。
ですからシャクガ科ナミシャク亜科とわかります。
ほしの特徴は何といっても赤味を帯びた腹部背面にあります。
腹部背面が赤味を帯びているのは本種のみだそうです。
腹部背面を詳しく観察すると緑矢印が指している方向にうっすらと白線があります。
更に小さな突起が幾つか並んでいます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
オオマエベニトガリバ
2022年7月16日(土)
オオマエベニトガリバ 撮影日2022/07/16 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月16日に撮影したオオマエベニトガリバです。

①オオマエベニトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
ヤガ科の蛾と感じてしまいますが違います。
赤矢印が指している所を見て下さい。
翅頂付近から斜めに立ち上がる線が有ります。
(他のトガリバガ亜科の仲間は翅頂から立ち上がっているように見えます。)
私はこの線をトガリバガ線と呼んで同定に役立てています。
即ちこの様な線がある蛾はカギバガ科トガリバガ亜科の蛾です。

②オオマエベニトガリバ
そういう訳で腎状紋(大緑矢印)や環状紋(小緑矢印)が見られてもヤガ科ではありません。

③オオマエベニトガリバ
灯火を見上げたら大きな蛾が枠に止まっています。
棒で落としたら明るい出口の方へ飛んでいきました。
残念と思いながら見ているとクモの糸に引っかかり盛んに羽ばたいています。
やがて振りほどき逃げてしまうのだろうと思いながら見ていました。
すると,ぱたっと音がして窓枠の近くへ落ちました。
これ幸いと何枚も撮り写真を見ると未だ二回しか観察していない珍しい蛾です。
しかも,前翅長が25㎜もあり喜びがこみ上がってきました。
勿来の関では幼虫が食べるソメイヨシノ,ウワミズザクラは普通に分布しています。
ですからもっと観察されてもいいはずなのに少ないのはどうしてなのでしょう。

④オオマエベニトガリバ
前翅前縁の付け根から三分の一くらいまでが紅を帯びています。(黄矢印)
それでオオマエベニトガリバと名付けられました。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
オオマエベニトガリバ 撮影日2022/07/16 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月16日に撮影したオオマエベニトガリバです。

①オオマエベニトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
ヤガ科の蛾と感じてしまいますが違います。
赤矢印が指している所を見て下さい。
翅頂付近から斜めに立ち上がる線が有ります。
(他のトガリバガ亜科の仲間は翅頂から立ち上がっているように見えます。)
私はこの線をトガリバガ線と呼んで同定に役立てています。
即ちこの様な線がある蛾はカギバガ科トガリバガ亜科の蛾です。

②オオマエベニトガリバ
そういう訳で腎状紋(大緑矢印)や環状紋(小緑矢印)が見られてもヤガ科ではありません。

③オオマエベニトガリバ
灯火を見上げたら大きな蛾が枠に止まっています。
棒で落としたら明るい出口の方へ飛んでいきました。
残念と思いながら見ているとクモの糸に引っかかり盛んに羽ばたいています。
やがて振りほどき逃げてしまうのだろうと思いながら見ていました。
すると,ぱたっと音がして窓枠の近くへ落ちました。
これ幸いと何枚も撮り写真を見ると未だ二回しか観察していない珍しい蛾です。
しかも,前翅長が25㎜もあり喜びがこみ上がってきました。
勿来の関では幼虫が食べるソメイヨシノ,ウワミズザクラは普通に分布しています。
ですからもっと観察されてもいいはずなのに少ないのはどうしてなのでしょう。

④オオマエベニトガリバ
前翅前縁の付け根から三分の一くらいまでが紅を帯びています。(黄矢印)
それでオオマエベニトガリバと名付けられました。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ネグロヨトウ
2022年7月15日(金)
ネグロヨトウ 撮影日2022/07/03,07/19 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月3日と7月19日に撮影したネグロヨトウです。

①ネグロヨトウ(ヤガ科ナカジロシタバ亜科) 2022/06/19撮影
小灰矢印は環状紋をさしています。
大灰矢印は腎状紋を指しています。
これら2つの紋が見られる仲間はヨトウガ亜科やキリガ亜科等です。
同定の方法のひとつに黄矢印が指している白点の形で区別する方法がありました。
しかし,この方法では上手く分けられないことが分かりました。
こんなとき「虫ナビ」さんか行っている方法を見てこれはいい方法だと思いました。

②ネグロヨトウ 2022/06/03撮影
その方法のポイントは2つあります。
ポイント1・・・外横線(桃矢印)の様子で区別する。
ポイント2・・・黒縦筋(赤矢印)の有無で区別する。
外横線が鋸歯状になっていない・・・・・・・ネグロヨトウ
赤矢印が指している所に黒い縦筋がある・・・ネグロヨトウ
緑矢印が指している内横線より内側が黒ずんでいるのでネグロヨトウと名付けられました。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ネグロヨトウ 撮影日2022/07/03,07/19 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月3日と7月19日に撮影したネグロヨトウです。

①ネグロヨトウ(ヤガ科ナカジロシタバ亜科) 2022/06/19撮影
小灰矢印は環状紋をさしています。
大灰矢印は腎状紋を指しています。
これら2つの紋が見られる仲間はヨトウガ亜科やキリガ亜科等です。
同定の方法のひとつに黄矢印が指している白点の形で区別する方法がありました。
しかし,この方法では上手く分けられないことが分かりました。
こんなとき「虫ナビ」さんか行っている方法を見てこれはいい方法だと思いました。

②ネグロヨトウ 2022/06/03撮影
その方法のポイントは2つあります。
ポイント1・・・外横線(桃矢印)の様子で区別する。
ポイント2・・・黒縦筋(赤矢印)の有無で区別する。
外横線が鋸歯状になっていない・・・・・・・ネグロヨトウ
赤矢印が指している所に黒い縦筋がある・・・ネグロヨトウ
緑矢印が指している内横線より内側が黒ずんでいるのでネグロヨトウと名付けられました。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
アカスジシロコケガ
2022年7月14日(木)
アカスジシロコケガ 撮影日2022/07/01,07/12 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月1日と7月12日撮影したアカスジシロコケガです。

①アカスジシロコケガ♂ 2022/07/01撮影(ヒトリガ科コケガ亜科)
本種の紋様は雌雄によって違います。
色彩は同じですが筋の走り方と黒点の数が違います。

②アカスジシロコケガ♀ 2022/07/12撮影
筋の走り方は♂の方が♀より2つ多いです。
具体的には赤矢印と桃矢印が指しているように♂は横線から外へ出張った筋があります。
黒点の数は♂の方が2つで♀は1つです。(大小緑矢印前方)
今までの観察から分かったことは,♂の方の出現が♀より早いことです。
この事実は本種だけではなく他の種にも当てはまります。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
アカスジシロコケガ 撮影日2022/07/01,07/12 撮影場所:勿来の関
今日の紹介は勿来の関で2022年7月1日と7月12日撮影したアカスジシロコケガです。

①アカスジシロコケガ♂ 2022/07/01撮影(ヒトリガ科コケガ亜科)
本種の紋様は雌雄によって違います。
色彩は同じですが筋の走り方と黒点の数が違います。

②アカスジシロコケガ♀ 2022/07/12撮影
筋の走り方は♂の方が♀より2つ多いです。
具体的には赤矢印と桃矢印が指しているように♂は横線から外へ出張った筋があります。
黒点の数は♂の方が2つで♀は1つです。(大小緑矢印前方)
今までの観察から分かったことは,♂の方の出現が♀より早いことです。
この事実は本種だけではなく他の種にも当てはまります。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ハガタキコケガ
2022年7月13日(水)
ハガタキコケガ 撮影日2022/06/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年6月26日に撮影したハガタキコケガです。

①ハガタキコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
翅の縁が紅だったらハガタベニコケガかベニヘリコケガとなります。
ところが本種は縁が黄色なのでハガタキコケガと名づけられています。

②ハガタキコケガ
前翅長は11~12㎜程度の小さい蛾です。
コケガ亜科に属していて幼虫は地衣類を食べます。
撮影中は気が付きませんでしたが写真を見て気が付きました。
ところが何と半透明状の卵が5個産み付けられていました。
写真を撮りながらハガタキコケガにしては少し大きいなと感じていました。
一般に蛾は雌の方が大きいので納得しました。
写真に写っている蛾は雌のハガタキコケガです。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ハガタキコケガ 撮影日2022/06/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年6月26日に撮影したハガタキコケガです。

①ハガタキコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
翅の縁が紅だったらハガタベニコケガかベニヘリコケガとなります。
ところが本種は縁が黄色なのでハガタキコケガと名づけられています。

②ハガタキコケガ
前翅長は11~12㎜程度の小さい蛾です。
コケガ亜科に属していて幼虫は地衣類を食べます。
撮影中は気が付きませんでしたが写真を見て気が付きました。
ところが何と半透明状の卵が5個産み付けられていました。
写真を撮りながらハガタキコケガにしては少し大きいなと感じていました。
一般に蛾は雌の方が大きいので納得しました。
写真に写っている蛾は雌のハガタキコケガです。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
シロホシクロアツバ
2022年7月12日(火)
シロホシクロアツバ 撮影日2022/07/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月12日に撮影したシロホシクロアツバです。

①シロホシクロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
小緑矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
後方へ反り返っていのでヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。
幼虫は広葉樹の枯葉を食べるので分布は全国に広がっています。

②シロホシクロアツバ
赤矢印は内横線を指しています。
桃矢印は外横線を指しています。
緑矢印は亜外縁線を指しています。
上の二つは前縁近くでは白い縁取りが有って確認しやすくなっています。
ところが,亜外縁線は前縁から後縁まで白い縁取りが有るので確認しやすくなっています。
なお,内横線と外横線の間には前縁に沿って大小一つずつの白点が並んでいます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
シロホシクロアツバ 撮影日2022/07/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月12日に撮影したシロホシクロアツバです。

①シロホシクロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
小緑矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
後方へ反り返っていのでヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。
幼虫は広葉樹の枯葉を食べるので分布は全国に広がっています。

②シロホシクロアツバ
赤矢印は内横線を指しています。
桃矢印は外横線を指しています。
緑矢印は亜外縁線を指しています。
上の二つは前縁近くでは白い縁取りが有って確認しやすくなっています。
ところが,亜外縁線は前縁から後縁まで白い縁取りが有るので確認しやすくなっています。
なお,内横線と外横線の間には前縁に沿って大小一つずつの白点が並んでいます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
カシノシマメイガ
2022年7月11日(月)
カシノシマメイガ 撮影日2022/07/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月9日に撮影したヘカシノシマメイガです。

①カシノシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科の仲間と分かります。
腹端を上げて止まることが多いです。
明るい所で撮影すると腹部や前縁などが薄褐色でなかなか洒落ています。
一般にメイガ科・ツトガ科の蛾は人影を見ると逃げ足が速くなかなか写真が撮れません。

②カシノシマメイガ 2018/06/25撮影
名前は菓子類を好んで食べることから付けられました。
乾燥貯穀物をつづって巣を作りその中で食べます。
食べ物は乾燥貯穀物や菓子類等なので全国に分布しています。
前翅長は10㎜くらいの小さいです。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
カシノシマメイガ 撮影日2022/07/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月9日に撮影したヘカシノシマメイガです。

①カシノシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科の仲間と分かります。
腹端を上げて止まることが多いです。
明るい所で撮影すると腹部や前縁などが薄褐色でなかなか洒落ています。
一般にメイガ科・ツトガ科の蛾は人影を見ると逃げ足が速くなかなか写真が撮れません。

②カシノシマメイガ 2018/06/25撮影
名前は菓子類を好んで食べることから付けられました。
乾燥貯穀物をつづって巣を作りその中で食べます。
食べ物は乾燥貯穀物や菓子類等なので全国に分布しています。
前翅長は10㎜くらいの小さいです。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
コヨツメアオシャク
2022年7月10日(日)
コヨツメアオシャク 撮影日2022/07/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月10日に撮影したヘコヨツメアオシャクです。

①コヨツメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
例外はありますが,翅色が緑色をしているのでアオシャク亜科と分かります。
前翅後翅にそれぞれ褐色で白っぽい縁取りが有る紋があります。
これらを目に見立ててコヨツメアオシャクと名前を付けました。
本種より体も紋も大きなヨツメアオシャクが居るので注意が必要です。

②コヨツメアオシャク
本種の幼虫はヒサカキの葉や花を食べます。
毎年複数回観察しているのは勿来の関にヒサカキが普通に分布しているからでしょう。
このコヨツメアオシャクは翅の色が濃い緑色で綺麗です。
でも羽化して何日も経過すると緑色が薄れていきます。
この個体は縁毛が綺麗に生え揃っているので羽化後間もない個体と思われます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
コヨツメアオシャク 撮影日2022/07/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月10日に撮影したヘコヨツメアオシャクです。

①コヨツメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
例外はありますが,翅色が緑色をしているのでアオシャク亜科と分かります。
前翅後翅にそれぞれ褐色で白っぽい縁取りが有る紋があります。
これらを目に見立ててコヨツメアオシャクと名前を付けました。
本種より体も紋も大きなヨツメアオシャクが居るので注意が必要です。

②コヨツメアオシャク
本種の幼虫はヒサカキの葉や花を食べます。
毎年複数回観察しているのは勿来の関にヒサカキが普通に分布しているからでしょう。
このコヨツメアオシャクは翅の色が濃い緑色で綺麗です。
でも羽化して何日も経過すると緑色が薄れていきます。
この個体は縁毛が綺麗に生え揃っているので羽化後間もない個体と思われます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ヘリグロキエダシャク
2022年7月9日(土)
ヘリグロキエダシャク 撮影日2022/07/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月9日に撮影したヘリグロキエダシャクです。

①ヘリグロキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
犬が待ての姿勢をとった格好で止まっていることが多いです。
前翅を大きく開き後翅の間に隙間ができるとそれ程開かず隙間が無いときもあります。
蛾は頭を下にして止まることも多いです。
頭を下にして止まっても待ての姿勢で止まるので撮影は楽です。
蛾に対してカメラを平行にして写すからです。
カメラマンが頭を下にしなくてもよいからです。

②ヘリグロキエダシャク
本種の分布は限られています。
関東北部から東北地方までは海岸地方に限られています。
それは本種の幼虫がタブノキの葉を食べるからです。
タブノキは特に暖地の海岸近くの丘陵地などに多く自生します。
従って本種の分布は海岸の近くに限られてしまいます。
本種のtwitterでの投稿を見ると数が少ないのは海岸近くでしか観察されないからでしょう。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ヘリグロキエダシャク 撮影日2022/07/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月9日に撮影したヘリグロキエダシャクです。

①ヘリグロキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
犬が待ての姿勢をとった格好で止まっていることが多いです。
前翅を大きく開き後翅の間に隙間ができるとそれ程開かず隙間が無いときもあります。
蛾は頭を下にして止まることも多いです。
頭を下にして止まっても待ての姿勢で止まるので撮影は楽です。
蛾に対してカメラを平行にして写すからです。
カメラマンが頭を下にしなくてもよいからです。

②ヘリグロキエダシャク
本種の分布は限られています。
関東北部から東北地方までは海岸地方に限られています。
それは本種の幼虫がタブノキの葉を食べるからです。
タブノキは特に暖地の海岸近くの丘陵地などに多く自生します。
従って本種の分布は海岸の近くに限られてしまいます。
本種のtwitterでの投稿を見ると数が少ないのは海岸近くでしか観察されないからでしょう。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ゼニガサミズメイガ
2022年7月8日(金)
ゼニガサミズメイガ 撮影日2022/07/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月8日に撮影したゼニガサミズメイガです。

①ゼニガサミズメイガ(ツトガ科ミズメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事からツトガ科・メイガ科のどちらかと分かります。
黄色や焦茶色・白色の色彩を持つ蛾はメイガ科にはいません。
ですから本種はツトガ科に属する蛾です。

②ゼニガサミズメイガ
本種は外縁に沿って鮮やかな黄色の帯があるので綺麗な蛾に見えます。
後翅の大きな白紋が焦茶色の線に囲まれて目立っています。
前翅長が9㎜程度の小さな蛾です。
幼虫が何を食べるか分かっていません。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ゼニガサミズメイガ 撮影日2022/07/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月8日に撮影したゼニガサミズメイガです。

①ゼニガサミズメイガ(ツトガ科ミズメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事からツトガ科・メイガ科のどちらかと分かります。
黄色や焦茶色・白色の色彩を持つ蛾はメイガ科にはいません。
ですから本種はツトガ科に属する蛾です。

②ゼニガサミズメイガ
本種は外縁に沿って鮮やかな黄色の帯があるので綺麗な蛾に見えます。
後翅の大きな白紋が焦茶色の線に囲まれて目立っています。
前翅長が9㎜程度の小さな蛾です。
幼虫が何を食べるか分かっていません。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
カエデシャチホコ
2022年7月7日(木)
カエデシャチホコ 撮影日2022/07/06 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月6日に撮影したカエデシャチホコです。

①カエデシャチホコ(シャチホコガ科)
桃矢印は内横線を指しています。
赤矢印は外横線を指しています。
個体差があって同定しにくい種です。
でも,ぎざぎざしている(特に前縁側)内横線や独特な格好の外横線から同定できます。

②カエデシャチホコ 2021/06/13撮影
腹端(黄矢印)が外横線から覗いています。
このことから本種はシャチホコガ科と分かります。
腹部の上部が淡褐色をしていて最初の写真と違和感があります。
外横線(赤矢印)の外側の様子にも違和感があります。
そんな違和感が有ってもカエデシャチホコです。
外横線の中央では少し頭の方へ凹み,後縁近くで更に頭の方へ大きく凹んでいます。

③カエデシャチホコ 2017/06/12撮影
外横線の前縁近くにはぎざぎざした出っ張りが無く直線に近い感じです。
外横線の中頃から後縁までの形がワイングラスを逆さにしたように見えます。
これが同定ポイントの一つになっています。
緑色の楕円形で囲まれた部分も同定ポイントとして役立ちます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
カエデシャチホコ 撮影日2022/07/06 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月6日に撮影したカエデシャチホコです。

①カエデシャチホコ(シャチホコガ科)
桃矢印は内横線を指しています。
赤矢印は外横線を指しています。
個体差があって同定しにくい種です。
でも,ぎざぎざしている(特に前縁側)内横線や独特な格好の外横線から同定できます。

②カエデシャチホコ 2021/06/13撮影
腹端(黄矢印)が外横線から覗いています。
このことから本種はシャチホコガ科と分かります。
腹部の上部が淡褐色をしていて最初の写真と違和感があります。
外横線(赤矢印)の外側の様子にも違和感があります。
そんな違和感が有ってもカエデシャチホコです。
外横線の中央では少し頭の方へ凹み,後縁近くで更に頭の方へ大きく凹んでいます。

③カエデシャチホコ 2017/06/12撮影
外横線の前縁近くにはぎざぎざした出っ張りが無く直線に近い感じです。
外横線の中頃から後縁までの形がワイングラスを逆さにしたように見えます。
これが同定ポイントの一つになっています。
緑色の楕円形で囲まれた部分も同定ポイントとして役立ちます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ウスヅマクチバ
2022年7月6日(水)
ウスヅマクチバ 撮影日2022/07/06 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月6日に撮影したウスヅマクチバです。

①ウスヅマクチバ(ヤガ科エグリバ亜科)
本種は最近シタバガ亜科からエグリバ亜科に移動しました。
理由は分かりませんが,後角がえぐられて凹んだ格好になっています。
それで,エグリバ亜科に移動したのでしょう。

②ウスヅマクチバ
本種の特徴は真ん中辺を横に走る黒ずんだ帯にあります。
この帯は光の当たり具合で青味を帯びて光ります。
きらきら光るホログラムのようで綺麗です。
幼虫はネムノキの葉を食べます。
今現在ネムノキの花が咲いていますが,それとタイミングを合わせるように出現しています。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ウスヅマクチバ 撮影日2022/07/06 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月6日に撮影したウスヅマクチバです。

①ウスヅマクチバ(ヤガ科エグリバ亜科)
本種は最近シタバガ亜科からエグリバ亜科に移動しました。
理由は分かりませんが,後角がえぐられて凹んだ格好になっています。
それで,エグリバ亜科に移動したのでしょう。

②ウスヅマクチバ
本種の特徴は真ん中辺を横に走る黒ずんだ帯にあります。
この帯は光の当たり具合で青味を帯びて光ります。
きらきら光るホログラムのようで綺麗です。
幼虫はネムノキの葉を食べます。
今現在ネムノキの花が咲いていますが,それとタイミングを合わせるように出現しています。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ルリモンシャチホコ
2022年7月5日(火)
ルリモンシャチホコ 撮影日2022/07/05 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月5日に撮影したルリモンシャチホコです。

①ルリモンシャチホコ(シャチホコガ科)
大赤矢印は前翅の下からはみ出しています。
この様な傾向を示すのはシャチホコガ科とカレハガ科です。
緑矢印は外縁から覗いている腹端を指しています。
後翅がはみ出していて,腹端が覗いている仲間はシャチホコガ科とカレハガ科です。
しかも,両方の科の成虫は口が退化して羽化後何も食べません。

②ルリモンシャチホコ
本種に似ている蛾にナカキシャチホコが居るので注意が必要です。
個体差があってどっちつかずの場合もあり迷ってしまいます。
私の観察では本種の内横線(小赤矢印)が薄褐色の線で縁取られている傾向が多いです。
そのため,本種の内横線は明瞭で,ナカキシャチホコの方は不明瞭です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ルリモンシャチホコ 撮影日2022/07/05 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月5日に撮影したルリモンシャチホコです。

①ルリモンシャチホコ(シャチホコガ科)
大赤矢印は前翅の下からはみ出しています。
この様な傾向を示すのはシャチホコガ科とカレハガ科です。
緑矢印は外縁から覗いている腹端を指しています。
後翅がはみ出していて,腹端が覗いている仲間はシャチホコガ科とカレハガ科です。
しかも,両方の科の成虫は口が退化して羽化後何も食べません。

②ルリモンシャチホコ
本種に似ている蛾にナカキシャチホコが居るので注意が必要です。
個体差があってどっちつかずの場合もあり迷ってしまいます。
私の観察では本種の内横線(小赤矢印)が薄褐色の線で縁取られている傾向が多いです。
そのため,本種の内横線は明瞭で,ナカキシャチホコの方は不明瞭です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
クビワシャチホコ
2022年7月4日(月)
クビワシャチホコ 撮影日2022/07/01 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月1日に撮影したクビワシャチホコです。

①クビワシャチホコ(シャチホコガ科)
二枚目の写真にある赤矢印は外縁から覗いている腹端を指しています。
例外は必ずありますが,腹端が覗いていればほぼシャチホコガ科です。
成虫は退化して口吻が無いことと関係しています。
つまり幼虫のときに溜め込まれた養分が腹部にあるからです。
そのために腹部が長く太くなって覗くようになったのです。

②クビワシャチホコ
本種の特徴は何といっても黄矢印が指している黒い筋にあります。
この黒筋は胸部前面を通って後縁沿いに走り外縁まで達しています。
これを首輪に見立てて名前がクビワシャチホコと付けられました。
幼虫はカエデ類の葉を食べます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
クビワシャチホコ 撮影日2022/07/01 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月1日に撮影したクビワシャチホコです。

①クビワシャチホコ(シャチホコガ科)
二枚目の写真にある赤矢印は外縁から覗いている腹端を指しています。
例外は必ずありますが,腹端が覗いていればほぼシャチホコガ科です。
成虫は退化して口吻が無いことと関係しています。
つまり幼虫のときに溜め込まれた養分が腹部にあるからです。
そのために腹部が長く太くなって覗くようになったのです。

②クビワシャチホコ
本種の特徴は何といっても黄矢印が指している黒い筋にあります。
この黒筋は胸部前面を通って後縁沿いに走り外縁まで達しています。
これを首輪に見立てて名前がクビワシャチホコと付けられました。
幼虫はカエデ類の葉を食べます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ウスイロカザリバ
2022年7月3日(日)
ウスイロカザリバ 撮影日2022/07/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月3日に撮影したウスイロカザリバです。

①ウスイロカザリバ(カザリバガ科)
注意して見ないと見逃してしまうほど小さい蛾が止まっています。
前翅長が6㎜程度なので慣れていないと気付かないと思われます。
細い体だったので,もしかして綺麗な模様がある仲間かもしれないと思いました。
本種には赤矢印が指しているように立派な下唇鬚(かしんひげ)があります。
横方向や斜め後方から狙うと格好よく写ります。

②ウスイロカザリバ
予想したとおり写真を見ると黄色の帯の両側に金色のドームが並んで眩しく見えます。
黒ずんだ翅には細い筋が走りなかなか洒落ています。
小さいからといってがっかりすることはありません。
綺麗で洒落たものが見つかります。
本種を見つけた場所は近くにヤダケが分布しています。
幼虫はこのヤダケの葉に潜り込んで養分を食べ大きくなります。
潜り込まれた葉は色が薄褐色になるので分かります。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ウスイロカザリバ 撮影日2022/07/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月3日に撮影したウスイロカザリバです。

①ウスイロカザリバ(カザリバガ科)
注意して見ないと見逃してしまうほど小さい蛾が止まっています。
前翅長が6㎜程度なので慣れていないと気付かないと思われます。
細い体だったので,もしかして綺麗な模様がある仲間かもしれないと思いました。
本種には赤矢印が指しているように立派な下唇鬚(かしんひげ)があります。
横方向や斜め後方から狙うと格好よく写ります。

②ウスイロカザリバ
予想したとおり写真を見ると黄色の帯の両側に金色のドームが並んで眩しく見えます。
黒ずんだ翅には細い筋が走りなかなか洒落ています。
小さいからといってがっかりすることはありません。
綺麗で洒落たものが見つかります。
本種を見つけた場所は近くにヤダケが分布しています。
幼虫はこのヤダケの葉に潜り込んで養分を食べ大きくなります。
潜り込まれた葉は色が薄褐色になるので分かります。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ニッコウフサヤガ
2022年7月2日(土)
ニッコウフサヤガ 撮影日2022/06/22,23 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年6月22日と23日に撮影したニッコウフサヤガです。

①ニッコウフサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科) 6月22日撮影
赤矢印は腎状紋,緑矢印は環状紋を指しています。
これら2つの紋が見られるのでヤガ科と分かります。
二つの紋の内,腎状紋はハート形をしていて白く縁取られているので目立ちます。

②ニッコウフサヤガ 6月23日撮影
本種の腹端は真っ直ぐ下を向かないで右か左に曲がっていることが多いです。
しかし,適当に曲がっているわけではありません。
腹端が曲がっている方向に地面があります。
幼虫はオオモミジの葉を食べます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
ニッコウフサヤガ 撮影日2022/06/22,23 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年6月22日と23日に撮影したニッコウフサヤガです。

①ニッコウフサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科) 6月22日撮影
赤矢印は腎状紋,緑矢印は環状紋を指しています。
これら2つの紋が見られるのでヤガ科と分かります。
二つの紋の内,腎状紋はハート形をしていて白く縁取られているので目立ちます。

②ニッコウフサヤガ 6月23日撮影
本種の腹端は真っ直ぐ下を向かないで右か左に曲がっていることが多いです。
しかし,適当に曲がっているわけではありません。
腹端が曲がっている方向に地面があります。
幼虫はオオモミジの葉を食べます。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
トビイロシマメイガ
2022年7月1日(木)
トビイロシマメイガ 撮影日2022/07/01 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月1日に撮影したトビイロシマメイガです。

①トビイロシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
普段はこの様に前翅を大きく開いて止まっています。
開いて止まると後翅の紅色部分が見られ鮮やかさに釘付けになってしまいます。
閉じて止まっていると「あなたは誰。」的な存在になります。
灯火近くの窓ガラスに止まっていました。
この状態で写すと逆光になるので,ガラスにアカメガシワの葉を貼り付けました。
すると背景が明る過ぎず適度になりました。

②トビイロシマメイガ
この写真を見ると触角を背負って止まっています。
こんな止まり方をするのはメイガ科・ツトガ科です。
しかも翅の色が小豆色で白や薄黄色の縞模様があればメイガ科シマメイガ亜科です。
幼虫はスギの球果やヤマトアシナガバチの巣を食べます。
何といっても目立つのは後翅の紅色と黄色い縁毛です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
トビイロシマメイガ 撮影日2022/07/01 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年7月1日に撮影したトビイロシマメイガです。

①トビイロシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
普段はこの様に前翅を大きく開いて止まっています。
開いて止まると後翅の紅色部分が見られ鮮やかさに釘付けになってしまいます。
閉じて止まっていると「あなたは誰。」的な存在になります。
灯火近くの窓ガラスに止まっていました。
この状態で写すと逆光になるので,ガラスにアカメガシワの葉を貼り付けました。
すると背景が明る過ぎず適度になりました。

②トビイロシマメイガ
この写真を見ると触角を背負って止まっています。
こんな止まり方をするのはメイガ科・ツトガ科です。
しかも翅の色が小豆色で白や薄黄色の縞模様があればメイガ科シマメイガ亜科です。
幼虫はスギの球果やヤマトアシナガバチの巣を食べます。
何といっても目立つのは後翅の紅色と黄色い縁毛です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。