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ヨツモンマエジロアオシャク

2022年6月30日(木)
ヨツモンマエジロアオシャク 撮影日2022/06/24 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月24日に撮影したヨツモンマエジロアオシャクです。

ヨツモンマエジロアオシャク
①ヨツモンマエジロアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
例外はありますが翅の色が緑色をしているのでシャクガ科エダシャク亜科と分かります。
アオシャク亜科にも似た様な紋の蛾が多い中で本種は同定で迷わずに済みます。
それは赤矢印が指している白紋があることと腹部背に白点があるからです。


ヨツモンマエジロアオシャク
②ヨツモンマエジロアオシャク  2020/09/13撮影
赤矢印が指している四つの白紋が見られることからヨツモンと付けられました。
前翅前縁(緑矢印)が白くなっているので名前にマエジロと付けられています。
個体差はありますが本種の外縁から縁毛の間に見られる細かな模様が素敵です。



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サラサリンガ

2022年6月29日(水)
サラサリンガ 撮影日2022/06/29 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月29日に撮影したサラサリンガです。

サラサリンガ
①サラサリンガ(コブガ科リンガ亜科)
灯火の周りを見回しても蛾は飛来していません。
ところが,更に二,三歩進んだとき目の前に色鮮やかな原色の蛾が止まっています。
未見の蛾でいつかは見たいなと思っていました。
分布を見ると北海道と沖縄を除いて全国に広がっています。
でも,十年以上続けていて一度も観察していません。
不思議でしたが,今日会えて感激しました。


サラサリンガ
②サラサリンガ
幼虫は袋をつくり集団で越冬します。
越冬後,夜になると袋から出て活動し朝になると袋に戻ります。
灯火に飛来するのは主に♀で,♂は夕方飛翔しチッチッと音を出すそうです。
出現数がかなり少ないのが十年以上も出会えなかった理由のようです。
幼虫が集団で生活をしているので,鳥に一網打尽に掴まってしまうのが原因なのでしょう。
それで鳥に見つからなければ大発生なのでしょう。



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ナミスジコアオシャク

2022年6月28日(火)
2998 ナミスジコアオシャク 撮影日2022/06/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月27日に撮影したナミスジコアオシャクです。
ナミスジコアオシャク①ナミスジコアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
例外はありますが,翅の色彩が緑なのでシャクガ科アオシャク亜科と分かります。
本種の個体は濃色のものが多いですが,やがて色褪せていきます。
幼虫はノイバラ,ネムノキの葉を食べます。



ナミスジコアオシャク
②ナミスジコアオシャク
本種には似た種類のものがいて同定に戸惑います。
でも本種の内横線や外横線は細かくぎざぎざせず滑らかなので区別がつきます。
後翅後縁近くの外横線が一番大きく曲がるのが特徴です。
赤矢印が指している内横線は3の数字を少し崩したように向かい合って並んでいます。
内横線や外横線の様子以上にポイントになるのが腹部背にある白点です。
この白点は合計3つありますが後翅後縁縁毛が被さって後の2つが見えなくなっています。



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オオウスベニトガリメイガ

2022年6月27日(月)
オオウスベニトガリメイガ 撮影日2022/06/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月27日に撮影したオオウスベニトガリメイガです。
オオウスベニトガリメイガ
①オオウスベニトガリメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
名前に似合わず体は小さく前翅長9㎜以下です。
体は小さいですが紅を帯びた翅に白帯があり目立つ存在です。
しかし,前翅を開いていないと白帯が見えないので頭を傾げてしまいます。


オオウスベニトガリメイガ
②オオウスベニトガリメイガ
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科の仲間です。
更に,紅を帯びていたら迷わずメイガ科を検索すれば同定が速く進みます。
そして更に,翅に横線が走っていればシマメイガ亜科なので同定はとんとん拍子に進みます。
本種を横から見るとどんな格好で止まっているか一目で分かります。
待てをしているイヌのの格好と同じです。
前縁には白点が並び,縁毛は白い毛が綺麗に生えていてなかなか洒落ている蛾です。



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クロフケンモン

2022年6月26日(日)
クロフケンモン 撮影日2022/06/26 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月26日に撮影したクロフケンモンです。
クロフケンモン
①クロフケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
緑矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。
これらの紋が見られることから本種はヤガ科と分かります。
更に,赤矢印の指している黒い筋が翅の根元から続いているので,この紋は剣紋と分かります。
従いまして,本種はケンモンヤガ亜科と分かります。


クロフケンモン
②クロフケンモン  2015/06/12撮影
本種を特徴づけるものは真ん中辺に横に広がる黒い斑紋です。
だから名前にクロマダラと名付けられています。
この写真の剣紋は先端が白抜きになっていますが,二枚目の写真の様に明瞭でないものも居ます。
紋様や色彩は個体差があって戸惑います。



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オオアヤシャク

2022年6月25日(土)
オオアヤシャク 撮影日2022/06/25 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月25日に撮影したオオアヤシャクです。
オオアヤシャク
①オオアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
上を見上げると大きな蛾が止まっています。
前翅後翅ともに灰緑色を帯びた細波模様が綺麗な蛾です。
翅が緑を帯びていることからアオシャク亜科と分かります。
天井が高く私が使っているデジカメでは大きく写せないので踏み台の上からシャッターを押すことにしました。
僅か60㎝の高さですが,ふらついて怖く落ちたら骨折で現在の活動はできなくなります。
人生をかけた命懸けの活動です。


オオアヤシャク
②オオアヤシャク
人影に驚いて下に降りてきたとき前翅長を測ると30㎜程ありました。
上に止まっていたときは翅の下に隠れて触角の一部しか見えませんでした。
ところが下に降りたときには前方へ広げていました。
♂の触角は櫛歯状、♀は糸状なので本種は♀だと分かります。
勿来の関周辺には本種の幼虫が食べるホオノキが分布しているので毎年オオアヤシャクが観察できています。


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フトジマナミシャク

2022年6月24日(金)
フトジマナミシャク 撮影日2022/06/23 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月23日に撮影したフトジマナミシャクです。

フトジマナミシャク
①フトジマナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤大矢印は外横線をさしています。
この横線には幾つもの「U字形」が並んでいます。
だからこの蛾はナミシャク亜科と分かります。

赤小矢印は内横線を指しています。
これら2つの横線で囲まれた部分が太い縞になっているのでフトジマナミシャクと名付けたのでしょう。
同定ポイントとして緑矢印が指している線を上げます。
翅頂から斜めに立ち上がる白い線です。
偶然にもトガリバガ亜科に出てくる線(あの線の色は黒ですが)に似ています。



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クロギシギシヤガ

2022年6月23日(木)
クロギシギシヤガ 撮影日2022/06/23 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月23日に撮影したクロギシギシヤガです。

クロギシギシヤガ
①クロギシギシヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
今日,私にとって珍しい蛾に出会いました。
十年以上,蛾の写真を撮り続けてきましたが,未見の蛾です。
私が見ていないのだから恐らく他の人も見ていないだろうと思いながらTwitterで調べました。
すると,どうでしょう。
驚くことに多くの方々が投稿写真を載せているではありませんか。
写真の説明を纏めてみました。
「灯火よりも糖蜜、訪花、樹液の方がよく取れる。」
「マサキやイボタノキ、クリなどの花に夜行くと出会える。」
というわけで灯火周り専門の私は今日まで出会えなかったのです。

それなのに何故,勿来の関の灯火に飛来したのか考えてみました。
最近,灯火近くのコナラの樹液が盛んに出ていて甘酸っぱい匂いが周りに漂っています。
その匂いに誘われて本種が飛来し,帰る途中灯火目指して飛んで来たのでしょう。


クロギシギシヤガ
②クロギシギシヤガ
ところで同定するときには,ほとんど「四国産蛾類図鑑」を使用させて頂いています。
私が検索したい蛾はほとんど掲載されているからです。
でも,偶に掲載されていない種も有ります。
今回のクロギシギシヤガがそうでした。
図鑑作成のnabeさんはライトトラップ中心なので糖蜜・樹液・訪花に集まる蛾は登場しないからです。


クロギシギシヤガ
③クロギシギシヤガ
未見の蛾だったので同定はなかなか進みませんでした。
赤矢印は腎状紋,矢印は環状紋を指しています。
これらの紋が有るのでヤガ科のヨトウガ亜科やキリガ亜科を探せば見つかるだろうと思いました。
しかし,見つかりません。
検索しながら,モンヤガ亜科には腎状紋がくっきりしているものが居ることに気付きました。
でも先ほどの理由で見つかりません。
そこで,「みんなで作る日本蛾類図鑑」のモンヤガ亜科から見つけ出しました。

同定ポイントとなるものを二つ上げます。
一つ目は青矢印が指している外横線です。
薄褐色で小さいぎざぎざが続いています。
二つ目は黄矢印が指している所にある尖り黒紋です。



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カバイロモクメシャチホコ

2022年6月22日(水)
カバイロモクメシャチホコ 撮影日2022/06/22 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月22日に撮影したカバイロモクメシャチホコです。

カバイロモクメシャチホコ
①カバイロモクメシャチホコ(シャチホコガ科)
灯火枠に薄褐色の蛾が止まっています。
遠目でも色彩からいって予想が立ちました。
棒に掴ませて降ろそうとしたら掴まずぼだと落ちました。
落ちた蛾の正体は予想通りカバイロモクメシャチホコでした。


カバイロモクメシャチホコ
②カバイロモクメシャチホコ
木片の内部は薄褐色で端の方は濃褐色になっていてまさに木片のようです。
シャチホコガ科の仲間は上や横から見ると大抵腹端が覗いています。
しかし本種の腹端は見えません。
シャチホコガ科にも例外はあるのでしょう。
本種の幼虫はサクラ類,ズミの葉を食べます。



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オオベニヘリコケガ

2022年6月21日(火)
オオベニヘリコケガ 撮影日2022/06/21 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月21日に撮影したオオベニヘリコケガです。

オオベニヘリコケガ
①オオベニヘリコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
本種は前翅長14~15㎜程度の中くらいの蛾です。
すっきりした模様で誠に美しい蛾です。
四国産のものより綺麗に見えます。
というのは地色の黄色や黒い筋模様が淡い色でぼけたように見えるからです。


オオベニヘリコケガ
②オオベニヘリコケガ
地色は黄で,縁は紅,翅脈が有る所が黒く染まっていて全体を占めています。
ベニヘリコケガ・ハガタベニコケガも綺麗ですが本種は品があります。
ヒトリガ科の中には黒い足を持つものが居て不気味に見えます。
しかし本種の足は先端と節が黒く他は橙なので洒落ています。
幼虫は地衣類などを食べます。



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マエチャオオハビロキバガ

2022年6月20日(月)
マエチャオオハビロキバガ 撮影日2022/06/20 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月20日に撮影したマエチャオオハビロキバガです。
マエチャオオハビロキバガ
①マエチャオオハビロキバガ(ヒゲナガキバガ科)
前翅長11㎜の小さな蛾です。
小さな蛾を撮ったときには,頭部の様子をいろいろな方向から撮っておくと役立ちます。
今回のようにキバ(赤矢印)が生えていたら同定が速く進むからです。
今回はキバが生えていたので,キバガのなかま・キバガ科を検索すれば済みました。


マエチャオオハビロキバガ
②マエチャオオハビロキバガ
本種の特徴は何といっても前縁が濃褐色になっていることです。
この部分は翅の下になって隠れてしまいがちなので撮影しづらい所です。
ですから名前にマエチャと付いています。
もっと上げると前縁近くにある大小一つずつの黒点です。
偶にこれらの黒点が不明瞭なときがあります。
幼虫は普通に分布しているアケビ,コナラ,クリの葉を食べます。
ところが,ネット検索では,たった29件しかヒットしません。
恐らく蛾には見えなくて見過ごしてしまったのでしょう。



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ホソスジナミシャク

2022年6月19日(日)
ホソスジナミシャク 撮影日2022/06/19 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月19日に撮影したホソスジナミシャクです。

ホソスジナミシャク
①ホソスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
褐色の地に多数の白線が並んでいます。
緑矢印は外横線を指しています。
前翅前縁から後縁までただ一つの「U字形」しか有りませんがナミシャク亜科です。
今までの経験から横線が積み重なるように並んでいるときもナミシャク亜科になるようです。


ホソスジナミシャク
②ホソスジナミシャク  実際は頭を下にしていました。
本種は頭を下に向け,外縁側を少し高くして止まります。
ですから下から見上げるようにして写真を撮りました。
本種と似た種類は3種類居ますが本種だけは翅頂から白線が出ていません。
中くらいの蛾で幼虫は,ツタ・ヤマブドウの葉を食べる。



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シラフクチバ

2022年6月18日(土)
シラフクチバ? 撮影日2022/06/17 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月17日に撮影したシラフクチバです。

シラフクチバ
①シラフクチバ?(ヤガ科シタバガ亜科)
黒ずんだ翅に青味を帯びた横線や白い横線が走って居るので目立つ蛾です。
触角を見ると前に突き出ていますが細くて弱々しい感じがします。
こんな触角を持つのはシタバガ亜科を調べると見つかる可能性が大きいです。


シラフクチバ
②シラフクチバ?
何といっても本種で目立つのは網の目状の横線です。
この様な横線を持つ種はシラフクチバやクロシラフクチバが居ます。
両者とも似ていて外見だけで区別するのは困難です。



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ヘリジロヨツメアオシャク

2022年6月17日(金)
ヘリジロヨツメアオシャク 撮影日2022/06/17 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月17日に撮影したヘリジロヨツメアオシャクです。
ヘリジロヨツメアオシャク
①ヘリジロヨツメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
翅の色が緑色なのでシャクガ科アオシャク亜科と分かります。
前翅前縁が白いことからヘリジロ,各翅に1個ずつ黒点が有るのでそれを目にたとえヨツメアオシャクと名付けられたのでしょう。


ヘリジロヨツメアオシャク
②ヘリジロヨツメアオシャク
幼虫はコナラやシダレヤナギの葉を食べます。
アオシャク亜科の蛾は羽化後の時間経過に比例して緑色が薄れていきます。
腹部背に紋が有る種は同定が速く済むので,意欲的にブログ編集に取り組めます。



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コフサヤガ

2022年6月16日(木)
2986 コフサヤガ? 撮影日2022/06/15,16 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月15日と16日に撮影したコフサヤガ?です。

コフサヤガ
①コフサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科)
本種を見ても何の仲間か思い出せずにいました。
それは,いつも見る格好と違った格好で止まっていたからです。
写真を撮っている内に赤矢印が指しているナースキャップに似たものを見たときにやっとフサヤガの仲間だと思い出しました。


コフサヤガ
②コフサヤガ
本種にはコフサヤガという外見では区別がつかない種が居ます。
前翅長を測ればどちらの種か分かるので早速,前翅長を測ることにしました。


コフサヤガ
③コフサヤガ  (次の日にはこの様に翅を閉じていました。)
翅の付け根に目印があれば正確に測れるのですが,今回も不正確になってしまいました。
何度も測り直して15㎜から17㎜と分かりました。
YAMKENさんの記事で前翅長がほぼ17㎜以下ならコフサヤガと考えていいだろうというのを読みました。
それで本種をコフサヤガといたしました。


コフサヤガ
④コフサヤガ
正面から見ると腹端が右の方へ傾いています。
その訳は向かって右側が下になるように止まっていたからです。
この仲間は重力が引く方へ腹端を曲げる性質があるのです。

翅を開いているとき,翅の色のグラデーションに圧倒されます。



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ウスシロフコヤガ

2022年6月15日(水)
ウスシロフコヤガ 撮影日2022/06/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月4日に撮影したウスシロフコヤガです。

ウスシロフコヤガ
①ウスシロフコヤガ(ヤガ科スジコヤガ亜科)
窓を見るとほとんど見たことが無い小さな蛾が止まっています。
地味な色ですが擦れていない綺麗な個体です。
それは綺麗に生え揃っている縁毛を見れば理解できます。

赤小矢印は環状紋を指しています。
赤大矢印は腎状紋を指しています。
これら2つの紋から本種はヤガ科であることが分かります。


ウスシロフコヤガ
②ウスシロフコヤガ
本種はネモンシロフコヤガと似ているので注意が必要です。
緑矢印が指している橙を帯びた紋の内側に白い外横線が見られます。
本種の特徴は緑矢印が指している紋が白くないことが上げられます。
更にもう一つ上げられるのが桃矢印が指している白筋です。



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フタホシコヤガ

2022年6月14日(火)
フタホシコヤガ 撮影日2022/05/25 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年5月25日に撮影したフタホシコヤガです。

フタホシコヤガ
①フタホシコヤガ(ヤガ科スジコヤガ亜科)  2018年5月5日撮影
なかなか擦れてない個体には出会うことがありません。
でも以前に(2018年5月5日),綺麗な個体に出会ったことがあります。
前翅前縁に桃色の斑点がある綺麗な個体です。
この個体の前翅中頃を見ると腎状紋・環状紋があるのでヤガ科と分かります。


フタホシコヤガ
②フタホシコヤガ  2022年5月25日撮影
分布は沖縄を除く日本全国です。
幼虫はササ類・タケ類を食べます。
前翅長は15㎜程度の中くらいの蛾です。



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ナシイラガ

2022年6月13日(月)
ナシイラガ 撮影日2022/06/13 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月13日に撮影したナシイラガです。

ナシイラガ
①ナシイラガ(イラガ科)
灯火枠を見上げると何やら一部橙色の蛾が止まっています。
遠目には正体不明なので棒を使って下に降りてもらうことにしました。
棒を体の下に潜らせるようにして入れると上手い具合に棒を掴んでくれました。
落ちないように近づけ窓枠の近くで棒を軽くぽんと叩きました。
すると,写真の様な格好で窓枠に止まりました。


ナシイラガ
②ナシイラガ
最後の写真の様に左右の翅を近づけて止まってくれればナシイラガと直ぐ分かったでしょう。
しかし,普段見かけている姿でないとぴんとこないものです。
図鑑を見てやっとナシイラガと分かった次第です。


ナシイラガ
③ナシイラガ  2020/06/11撮影
やはりナシイラガにはこのスタイルで登場していただくのが一番です。



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ウスキツバメエダシャク

2022年6月12日(日)
ウスキツバメエダシャク 撮影日2022/06/11 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月11日に撮影したウスキツバメエダシャクです。

ウスキツバメエダシャク
①ウスキツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
後翅が見えるほど前翅を開いて柱にべったり張り付いています。
この事から本種はエダシャク亜科と分かります。
本種には後翅外縁中程に尾状突起(赤矢印)が見られます。
それらが丁度ツバメの尾のように見えるのでツバメエダシャクと名付けられました。
「ウスキ」とは外縁沿いが薄黄色を帯びているからでしょう。


ウスキツバメエダシャク
②ウスキツバメエダシャクの顔写真
本種には似た蛾が6種類も居るので注意が必要です。
ただ,勿来の関周辺には,2種類しか居ません。
ウスキツバメエダシャクとコガタツバメエダシャクです。
勿来の関で早く出現するのはコガタツバメエダシャクの方です。
名前から分かるようにコガタツバメエダシャクの方が小さいです。
両者の顔写真を撮れば,間違わずに分けることができます。

目と目の間が橙黄色になっています。


ウスキツバメエダシャク
③コガタツバメエダシャクの顔写真  2018/05/19撮影
目と目の間が白くなっています。
その下にぜんまい状の口吻を収納しています。
焦茶と橙色の二色の鉢巻きをしています。



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フタスジアツバ

2022年6月10日(土)
2980 フタスジアツバ 撮影日2022/06/11 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月11日に撮影したフタスジアツバです。

フタスジアツバ
①フタスジアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
黒い地に白い横線が走る小さい蛾が止まっています。
前翅長は10㎜程度です。
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反り返っています。
この事から,ヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。


フタスジアツバ
②フタスジアツバ
本種はシロスジアツバと似ていますが横線の走り方で区別することができます。
本種の横線・・・・・真っ直ぐな直線です。(亜外縁線だけは不明瞭で曲がっています。)
シロスジアツバ・・・前縁近くで急に曲がります。(亜外縁線は不明瞭で曲がっています。)

本種を特徴付ける紋がシロスジアツバにはあります。
それは黄矢印が指している所にある輪紋です。
楕円形状で不明瞭な個体もあります。



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ウスアオヨトウ

2022年6月10日(金)
ウスアオヨトウ 撮影日2022/06/10 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月10日に撮影したウスアオヨトウです。

ウスアオヨトウ
①ウスアオヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
黄矢印は腎状紋,青矢印は環状紋を指しています。
これら二つの紋が有るのでヨトウガ亜科・ヨトウガの仲間と分かります。
翅中頃に白っぽい紋がありますが,僅かに緑を帯びているように見えます。
だから,ウスアオヨトウと名付けられたのでしょう。


ウスアオヨトウ
②ウスアオヨトウ
赤矢印は外横線を指しています。
外横線の外側で前縁及び後縁寄りの部分を除いた部分は褐色です。
しかも,この褐色の部分が赤味或いは桃色を帯びているように見えるのでウスアオヨトウは綺麗な蛾に見えます。



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シロモンツマキリアツバ

2022年6月9日(木)
シロモンツマキリアツバ 撮影日2022/06/09 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月9日に撮影したシロモンツマキリアツバです。

シロモンツマキリアツバ

①シロモンツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)

一枚目の写真では前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)が目に付きます。
この写真だけならアツバ亜科と同定してしまいます。
三枚目の写真では後方へ反り返った下唇鬚が目に付きます。
この写真からならクルマアツバ亜科と思ってしまいます。
ところで,本種の前翅は緑矢印の所を頂点とするように外縁がほぼ真っ直ぐになっています。
言い換えると,翅頂から緑矢印,緑矢印から後角へと端(つま=はし)を切ったように真っ直ぐになっています。


シロモンツマキリアツバ
②シロモンツマキリアツバ
だから,前翅の外縁を見るとツマキリアツバ亜科の特徴が見られます。
同定するのに,下唇鬚(かしんひげ)に注目するとアツバ亜科かクルマアツバ亜科になります。
でも,外縁の様子に注目するとツマキリアツバ亜科になります。
というわけで,アツバ亜科かクルマアツバ亜科を調べ,その後ツマキリアツバ亜科を調べることになります。
或いは,最初からツマキリアツバ亜科を調べるということになります。


シロモンツマキリアツバ
③シロモンツマキリアツバ
桃楕円形内を見るとその中に白い紋が三つ有ることに気が付きます。
この白紋を手掛かりに同定しました。
本種に似た種にミツボシツマキリアツバが居るので注意が必要です。
白い亜外縁線の様子と後翅外縁線の外側の色彩も同定ポイントになります。

最後の写真を見ると翅が水平でなく斜めに立っているのでピントを合わせるのが大変です。

幼虫はガマズミの葉を食べます。



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ホソバシャチホコ

2022年6月8日(水)
ホソバシャチホコ 撮影日2022/06/08 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月8日に撮影したホソバシャチホコです。

ホソバシャチホコ
①ホソバシャチホコ(シャチホコガ科)  灯火枠に止まっている姿
灯火枠に蛾が止まっています。
赤矢印は腹端を指しています。
腹端が外縁から覗いているのでシャチホコガ科と分かります。
写真を撮りにくいので,いつものようにアオキの葉を取ってきてその上に乗ってもらいました。
乗るのを嫌がっていましたが逃げようとはしません。


ホソバシャチホコ
②ホソバシャチホコ  葉の上に乗っているのを正面上の方から
正面から眺めてみると雄ライオンの鬣(たてがみ)のようなものをまとっているように見えます。


ホソバシャチホコ
③ホソバシャチホコ  横の方から
本種はあまり見ない蛾です。
幼虫が何を食べるか調べてみるとコナラ,クヌギ,アラカシ,ミズナラです。
コナラは勿来の関で普通に分布している植物です。
というと卵を産む数が少ないのでしょうか。
緑小矢印は外横線,緑大矢印は内横線を指しています。
どちらも二重になっています。
この写真では緑小矢印の近くに筋状の黒紋が見られますが個体差があって様々な紋が有ります。



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ヤマガタアツバ

2022年6月7日(火)
ヤマガタアツバ 撮影日2022/05/28 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年5月28日に撮影したヤマガタアツバです。

ヤマガタアツバ
①ヤマガタアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
桃矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
先端だけ直角に曲がっていますが,前方へ突き出ています。
この様な仲間はヤガ科クルマアツバ亜科に属します。

幼虫はウツギ,マルバウツギ,アカソの葉を食べます。


ヤマガタアツバ
②ヤマガタアツバ
緑矢印が指しているのは外横線です。
この外横線は真ん中辺りで外縁の方へ出張って山のよう(頭を下にして見ると)です。
だから本種をヤマガタアツバと名付けたのでしょう。
外横線は前縁近くは水平に走り,後縁近くでは頭の方へ傾斜しています。
赤矢印は内横線を指しています。
内横線と外横線に挟まれた部分は濃褐色です。
毎年不思議に思っていることは,桃矢印が指しているように左右の下唇鬚がいつ見ても上下にずれていることです。



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クロヘリキノメイガ

2022年6月6日(月)
クロヘリキノメイガ 撮影日2022/06/01 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月1日に撮影したクロヘリキノメイガです。

クロヘリキノメイガ
①クロヘリキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
翅の色が黄色で縁が黒い蛾が壁に止まっています。
写真を一枚撮ったら逃げられました。
幸いにもガラス窓に止まってくれました。
クロズノメイガに似ているので注意が必要です。
本種と比べて外縁沿いの筋が太く区別は簡単です。
写真を撮り終えてから,ツトガ科の仲間は兎に角逃げ足が速いので慎重に行動しなければ,逃げられることを思い出しました。


クロヘリキノメイガ
②クロヘリキノメイガ
撮った写真を見ると触角を背負っています。
翅色が黄で筋が黒い蛾は相場がツトガ科と決まっています。
同定に役立つポイントを二つ紹介します。
一つ目は緑矢印が指している少し前方に「K」字紋が有ります。
二つ目は腹端に黒三角状の紋が2つ並んでいます。



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バラシロヒメハマキ

2022年6月5日(日)
バラシロヒメハマキ 撮影日2022/06/05 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月5日に撮影したバラシロヒメハマキです。

バラシロヒメハマキ
①バラシロヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)
同定するときには,先ず最初に何の仲間か分かることが大事です。
そのとき手助けとなるのが緑楕円形内に有る筋模様です。
この様な筋模様をヒメハマキガ模様と名付けて同定の手助けとしています。
ヒメハマキガ亜科に見られる特徴だからです。


バラシロヒメハマキ
②バラシロヒメハマキ  2011/06/20撮影
本種は止まっているとき翅を横に平たく開かずに,箱形のようにしています。
翅の端を見れば角張っているのが分かると思います。


バラシロヒメハマキ
③バラシロヒメハマキ(一枚目の写真と同じ個体)
ヒメハマキガ模様の他に目立った特徴を二つ紹介しましょう。
一つ目は黄矢印が指している一対の黒紋です。
二つ目は赤楕円内に見られる角張った形です。
幼虫はバラ,ノイバラ,ハマナスといったバラ科の植物を食べるので名前にバラが付くのでしょう。



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ネジロキノカワガ

2022年6月4日(土)
ネジロキノカワガ 撮影日2022/06/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月4日に撮影したネジロキノカワガです。

ネジロキノカワガ
①ネジロキノカワガ(コブガ科ナンキンキノカワガ亜科)
本種の特徴は胸部背から前翅後縁半ばまで白くなっていることです。
それで翅の付け根が白いのでネジロキノカワガと名付けられました。
前翅長中頃に眼状紋があって目を惹きつけます。


ネジロキノカワガ
②ネジロキノカワガ
赤矢印が指している所を見ると鱗粉が隆起しています。
この様にコブガ科は瘤状の突起が複数見られます。
幼虫はクヌギ,コナラの葉を食べます。
この二つの内コナラは普通に分布しているので本種を観察する機会は少なくはありません。



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シロテンツマキリアツバ

2022年6月3日(金)
シロテンツマキリアツバ 撮影日2022/06/03 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月3日に撮影したシロテンツマキリアツバです。

シロテンツマキリアツバ
①シロテンツマキリアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
白小矢印が指しているのは黒い下唇鬚(かしんひげ)です。
長い下唇鬚が前方へ伸びているのでアツバの仲間と分かります。
八時だよ全員集合に出てくる馬鹿殿に似ていて滑稽な表情をしています。


シロテンツマキリアツバ
②シロテンツマキリアツバ
本種の特徴といったら何といっても複数に分かれている白点でしょう。
この白点のお陰で間違わずに同定ができます。
写真を撮りながら気付いたことは赤味を帯た所が全部で三箇所あることです。
一つ目は前翅前縁中頃,二つ目は後翅後縁,三つ目は翅全体です。
       (緑小矢印)    (緑大矢印前方)
赤味を帯びていることに気付いたお陰で愉快な蛾になりました。
これまでは地味で暗い印象の蛾でした。

名前にツマキリと付いていますが,それは白大矢印が指している所を頂点とするように切り取った感じを受けるからでしょう。



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キバラヒメアオシャク

2022年6月2日(木)
2972 キバラヒメアオシャク 撮影日2022/06/01 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年6月1日に撮影したキバラヒメアオシャクです。

キバラヒメアオシャク
①キバラヒメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
物陰を覗くと隠れるようにして緑色の蛾が止まっています。
翅の色からアオシャク亜科と分かるのでこの仲間は同定が捗ります。
更に腹部背に褐色の紋が有り同定の手助けをしてくれているようです。


キバラヒメアオシャク
②キバラヒメアオシャク  2013/06/17撮影
本種と似た蛾がにヘリグロヒメアオシャクが居るので注意が必要です。
違いは外縁に沿って小白点が並んでいたり,内横線・外横線に小白点が並ぶので区別がつきます。
もう一つ,本種を特徴づけるものが有ります。
それは縁毛に黒い縞模様が並んでいることです。
二枚目の写真は暗い所で撮影したため縁毛が少し黄ばんで写ってしまいました。



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カギシロスジアオシャク

2022年6月1日(水)
カギシロスジアオシャク 撮影日2022/06/01 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年6月1日に撮影したカギシロスジアオシャクです。

カギシロスジアオシャク
①カギシロスジアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
翅の色が緑色で前翅を大きく開いているのでアオシャク亜科と分かります。
本種は前翅長が22㎜と中くらいの蛾ですが,大きく見えます。

幼虫はクリの球果,コナラ,クヌギ,ミズナラを食べます。
特にコナラは普通に分布しているので餌は豊富にあります。

マエモンシロスジアオシャク・クロスジアオシャクという本種に似ている蛾が居るので注意が必要です。


カギシロスジアオシャク
②カギシロスジアオシャク
本種の特徴は何といっても前翅前縁に見られる鉤状の横線です。
赤矢印は外縁線,緑矢印は内横線を指しています。
名前もこの特徴を上手く捉えてカギシロスジアオシャクと名付けています。
不明瞭でぐにゃぐにゃ曲がっている亜外縁線が趣を添えています。



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