ウンモンクチバ
2022年5月31日(火)
ウンモンクチバ 撮影日2022/05/30,31 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月30日と31日に撮影したウンモンクチバです。

①ウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 05/30撮影
本種と似ていて同定が困難な蛾にニセウンモンクチバが居るので注意が必要です。
サイトの記事を読むと後翅が見られれば区別は簡単と書かれてあります。
緑矢印が指している後翅外縁沿いの色が赤矢印が指している所の色より明瞭か不明瞭かで決まります。
結論は次の通りです。
・緑矢印の指している所が不明瞭・・・ウンモンクチバ
・緑矢印の指している所が明瞭・・・・ニセウンモンクチバ

②ウンモンクチバ 05/30撮影
灯火下にはこの様な紋様の蛾が止まっています。
毎年分からないことが多いので今年こそ名前が分かればいいなと思いながら写しました。
家に帰りネットで調べると後翅の色彩が分からないと無理だと分かりました。
後悔先に立たずでがっかりしてしまいました。
でも明日も同じ場所に居たら後翅の写真が撮れます。
幸運を祈りながら明朝出かけて行きました。

ンモンクチバ 05/31撮影
覗き込むように昨日の場所を見ると「何と全然動かずに止まっているではありませんか。」
でも,未だ安心はできません。
前翅を開かせて写真を撮らなければならないからです。
それには体に触らなければなりません。
指だと力が入りすぎると思い,脇に生えていたスギナの茎で触ることにしました。
驚いて飛んでいかないように祈って外縁を触りました。
びくともしません。
今度は前縁に触りました。
驚いて少し前進しましたが,前翅は開いてくれません。
最後の手段として敏感な触角に触れてみることにしました。
今度は驚き彼方此方飛び回りもう少しで飛び去る所でした。
幸い明るい窓ガラスに止まってくれました。
そこをすかさず撮影したのが最後の写真です。
後翅外縁沿いの色が前翅の色(赤矢印が指している外縁沿いの色)より暗いのでこの蛾はウンモンクチバです。

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ウンモンクチバ 撮影日2022/05/30,31 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月30日と31日に撮影したウンモンクチバです。

①ウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 05/30撮影
本種と似ていて同定が困難な蛾にニセウンモンクチバが居るので注意が必要です。
サイトの記事を読むと後翅が見られれば区別は簡単と書かれてあります。
緑矢印が指している後翅外縁沿いの色が赤矢印が指している所の色より明瞭か不明瞭かで決まります。
結論は次の通りです。
・緑矢印の指している所が不明瞭・・・ウンモンクチバ
・緑矢印の指している所が明瞭・・・・ニセウンモンクチバ

②ウンモンクチバ 05/30撮影
灯火下にはこの様な紋様の蛾が止まっています。
毎年分からないことが多いので今年こそ名前が分かればいいなと思いながら写しました。
家に帰りネットで調べると後翅の色彩が分からないと無理だと分かりました。
後悔先に立たずでがっかりしてしまいました。
でも明日も同じ場所に居たら後翅の写真が撮れます。
幸運を祈りながら明朝出かけて行きました。

ンモンクチバ 05/31撮影
覗き込むように昨日の場所を見ると「何と全然動かずに止まっているではありませんか。」
でも,未だ安心はできません。
前翅を開かせて写真を撮らなければならないからです。
それには体に触らなければなりません。
指だと力が入りすぎると思い,脇に生えていたスギナの茎で触ることにしました。
驚いて飛んでいかないように祈って外縁を触りました。
びくともしません。
今度は前縁に触りました。
驚いて少し前進しましたが,前翅は開いてくれません。
最後の手段として敏感な触角に触れてみることにしました。
今度は驚き彼方此方飛び回りもう少しで飛び去る所でした。
幸い明るい窓ガラスに止まってくれました。
そこをすかさず撮影したのが最後の写真です。
後翅外縁沿いの色が前翅の色(赤矢印が指している外縁沿いの色)より暗いのでこの蛾はウンモンクチバです。

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ウスイロギンモンシャチホコ
2022年5月30日(月)
ウスイロギンモンシャチホコ 撮影日2022/05/30 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月30日に撮影したアシベニカギバです。

①ウスイロギンモンシャチホコ(シャチホコガ科)
赤矢印は腹端を指しています。
この腹端が外縁からはみ出しているのでシャチホコガ科と分かります。
翅中央に横並びにある白い紋を銀に見立ててギンボシシャチホコと名付けています。
本種に似た蛾でギンモンシャチホコという焦茶色の蛾と比べて薄茶色なので,本種をウスイロギンモンシャチホコというのでしょう。

②ウスイロギンモンシャチホコ
写真を撮ったときに,緑矢印の部分がこんな色だったか気になりました。
そこで,今までの写真と見比べました。
褐色のものが多いが,赤茶色のものもいます。
しかし,この写真の様に鮮やかなものはいません。
本種の幼虫は,ミズナラ・コナラの葉を食べます。

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ウスイロギンモンシャチホコ 撮影日2022/05/30 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月30日に撮影したアシベニカギバです。

①ウスイロギンモンシャチホコ(シャチホコガ科)
赤矢印は腹端を指しています。
この腹端が外縁からはみ出しているのでシャチホコガ科と分かります。
翅中央に横並びにある白い紋を銀に見立ててギンボシシャチホコと名付けています。
本種に似た蛾でギンモンシャチホコという焦茶色の蛾と比べて薄茶色なので,本種をウスイロギンモンシャチホコというのでしょう。

②ウスイロギンモンシャチホコ
写真を撮ったときに,緑矢印の部分がこんな色だったか気になりました。
そこで,今までの写真と見比べました。
褐色のものが多いが,赤茶色のものもいます。
しかし,この写真の様に鮮やかなものはいません。
本種の幼虫は,ミズナラ・コナラの葉を食べます。

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アシベニカギバ
2022年5月29日(日)
アシベニカギバ 撮影日2022/05/29 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月29日に撮影したアシベニカギバです。

①アシベニカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
緑矢印が指している所をご覧下さい。
鉤状に曲がっているのが分かったと思います。
この事から鉤状に曲がっている仲間をカギバガ科と名付けました。
本種の特徴は翅の色彩に二種類あることです。
一つは外横線(桃矢印)から二色に分かれる型と,もう一つは全部同じ色のものです。
私はこの写真の様に二色に分かれる型の方が明るい色で目立つから好きです。
全部同じ色になるものは,褐色になります。

②アシベニカギバ
本種の特徴は足にあります。
名前に「足紅」と付けられているように足が紅(赤矢印)になっていることがポイントです。
もっと足が見えるように壁から体が離れていればよいのですが見えただけでも幸運です。

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アシベニカギバ 撮影日2022/05/29 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月29日に撮影したアシベニカギバです。

①アシベニカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
緑矢印が指している所をご覧下さい。
鉤状に曲がっているのが分かったと思います。
この事から鉤状に曲がっている仲間をカギバガ科と名付けました。
本種の特徴は翅の色彩に二種類あることです。
一つは外横線(桃矢印)から二色に分かれる型と,もう一つは全部同じ色のものです。
私はこの写真の様に二色に分かれる型の方が明るい色で目立つから好きです。
全部同じ色になるものは,褐色になります。

②アシベニカギバ
本種の特徴は足にあります。
名前に「足紅」と付けられているように足が紅(赤矢印)になっていることがポイントです。
もっと足が見えるように壁から体が離れていればよいのですが見えただけでも幸運です。

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ホソバネグロシャチホコ
2022年5月28日(土)
ホソバネグロシャチホコ 撮影日2022/05/28 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月28日に撮影したホソバネグロシャチホコです。

①ホソバネグロシャチホコ(シャチホコガ科)
前翅長が20㎜程度の中くらいの蛾です。
蛾もこのくらいになると大きいと感じるようになります。
この蛾の特徴は何といっても腹部(緑矢印)の大きいことでしょう。
実はこれには訳があるのです。
成虫での口を退化させた本種は羽化後の活動エネルギーを貯蔵庫から消費しています。
腹部を貯蔵庫代わりに使用しているため太くて大きくなっているのです。
その結果腹端(緑矢印)が外縁から覗くようになりました。

②ホソバネグロシャチホコ
もう一つ目立つ特徴を上げると胸部の色と大きさです。
赤矢印は内横線を指しています。
この線は胸部を囲んでいて囲まれた所は黒ずんでいます。
それで翅の付け根が黒く見えることからネグロシャチホコと名付けられました。
横から本種を見ると胸部が高く盛り上がって見えます。
幼虫の餌は普通に分布しているヒサカキです。

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ホソバネグロシャチホコ 撮影日2022/05/28 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月28日に撮影したホソバネグロシャチホコです。

①ホソバネグロシャチホコ(シャチホコガ科)
前翅長が20㎜程度の中くらいの蛾です。
蛾もこのくらいになると大きいと感じるようになります。
この蛾の特徴は何といっても腹部(緑矢印)の大きいことでしょう。
実はこれには訳があるのです。
成虫での口を退化させた本種は羽化後の活動エネルギーを貯蔵庫から消費しています。
腹部を貯蔵庫代わりに使用しているため太くて大きくなっているのです。
その結果腹端(緑矢印)が外縁から覗くようになりました。

②ホソバネグロシャチホコ
もう一つ目立つ特徴を上げると胸部の色と大きさです。
赤矢印は内横線を指しています。
この線は胸部を囲んでいて囲まれた所は黒ずんでいます。
それで翅の付け根が黒く見えることからネグロシャチホコと名付けられました。
横から本種を見ると胸部が高く盛り上がって見えます。
幼虫の餌は普通に分布しているヒサカキです。

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キイロアツバ
2022年5月27日(金)
2966 キイロアツバ 撮影日2022/05/27 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月27日に撮影したキイロアツバです。

①キイロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
トビスジアツバに似ていますが翅の色彩が焦茶色でない蛾が止まっています。
何といってもこの蛾で目立っているのは,赤矢印が指している横線です。
この横線は翅頂から翅頂へと走っている亜外縁線です。
翅頂から翅頂へと走る亜外縁線を持つものは全部で7種類います。
毎年複数回見られるのは,普通に分布しているコナラのお陰でしょう。
本種の幼虫がコナラの葉を餌にしているからだと思われます。

②キイロアツバ
緑矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見て下さい。
真ん中辺りを過ぎる頃から後方へ反り返っています。
下唇鬚がくるまっていることからヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。
桃矢印が指している内横線を見て下さい。
ぎざぎざと鋸歯状に曲がって居て大切な同定ポイントに成っています。

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2966 キイロアツバ 撮影日2022/05/27 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月27日に撮影したキイロアツバです。

①キイロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
トビスジアツバに似ていますが翅の色彩が焦茶色でない蛾が止まっています。
何といってもこの蛾で目立っているのは,赤矢印が指している横線です。
この横線は翅頂から翅頂へと走っている亜外縁線です。
翅頂から翅頂へと走る亜外縁線を持つものは全部で7種類います。
毎年複数回見られるのは,普通に分布しているコナラのお陰でしょう。
本種の幼虫がコナラの葉を餌にしているからだと思われます。

②キイロアツバ
緑矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見て下さい。
真ん中辺りを過ぎる頃から後方へ反り返っています。
下唇鬚がくるまっていることからヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。
桃矢印が指している内横線を見て下さい。
ぎざぎざと鋸歯状に曲がって居て大切な同定ポイントに成っています。

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コガタツバメエダシャク
2022年5月26日(木)
コガタツバメエダシャク 撮影日2022/05/24,26 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月24日と26日に撮影したコガタツバメエダシャクです。

①コガタツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科) 2022/05/24撮影
壁に貼り付くように止まっています。
この事からシャクガ科の仲間と予想が立ちます。
本種の特徴を簡単にいうと白い地に灰色の筋が有り後翅外縁が尖っている蛾と言えます。
毎年,ウスキツバメエダシャクとコガタツバメエダシャクは同じ頃出現します。
その年の条件によってどちらが速くなるか分かりません。
今年はコガタツバメエダシャクの方が早かったです。

②コガタツバメエダシャク 2022/05/26撮影
緑矢印が指している所が2つに分かれていてツバメの尾のようです。
だから,ツバメエダシャクと付けられたのです。
大型のウスキツバメエダシャクに比べて本種は小さい蛾です。
多少個体差があって後翅外縁の尖り方は一枚目と二枚目では微妙に違っています。
後翅に見られる筋模様は,丼の格好に似ています。(桃矢印)
この形はツバメエダシャクの仲間の同定においてポイントになります。

③コガタツバメエダシャク 2022/05/24撮影
ウスキツバメエダシャクの場合は顔写真を撮らないと,はっきり断定できませんが本種の場合は似ているものがヒメツバメエダシャクだけなので大丈夫でしょう。
あいにく下を向いていたので,思うように撮れませんでした。
どんな顔をしているのか拡大したら黄色の横線が見られました。

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コガタツバメエダシャク 撮影日2022/05/24,26 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月24日と26日に撮影したコガタツバメエダシャクです。

①コガタツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科) 2022/05/24撮影
壁に貼り付くように止まっています。
この事からシャクガ科の仲間と予想が立ちます。
本種の特徴を簡単にいうと白い地に灰色の筋が有り後翅外縁が尖っている蛾と言えます。
毎年,ウスキツバメエダシャクとコガタツバメエダシャクは同じ頃出現します。
その年の条件によってどちらが速くなるか分かりません。
今年はコガタツバメエダシャクの方が早かったです。

②コガタツバメエダシャク 2022/05/26撮影
緑矢印が指している所が2つに分かれていてツバメの尾のようです。
だから,ツバメエダシャクと付けられたのです。
大型のウスキツバメエダシャクに比べて本種は小さい蛾です。
多少個体差があって後翅外縁の尖り方は一枚目と二枚目では微妙に違っています。
後翅に見られる筋模様は,丼の格好に似ています。(桃矢印)
この形はツバメエダシャクの仲間の同定においてポイントになります。

③コガタツバメエダシャク 2022/05/24撮影
ウスキツバメエダシャクの場合は顔写真を撮らないと,はっきり断定できませんが本種の場合は似ているものがヒメツバメエダシャクだけなので大丈夫でしょう。
あいにく下を向いていたので,思うように撮れませんでした。
どんな顔をしているのか拡大したら黄色の横線が見られました。

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モモスズメ
2022年5月25日(水)
モモスズメ 撮影日2022/05/25 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月25日に撮影したモモスズメです。

①モモスズメ(スズメガ科)
いつ姿を見られるかなと思っていたら,ついに今年も現れました。
今日は2匹観察しましたが,手を伸ばせば撮影出来るモモスズメにしました。
本種と似た蛾にクチバスズメが居るので注意が必要です。
普段は焦茶色が濃ければモモスズメ,黄土色に近ければクチバスズメとしていました。
しかし,中には紛らわしいものが居るので,もう一つの同定ポイントをお知らせします。
それは緑矢印が指している横線です。
その横線は弓のように見えたり,数字の3のように見えたりします。
クチバスズメの方は,ほぼ真っ直ぐです。

②モモスズメ(後翅の色彩を確認するために前翅外縁を頭の方へずらしました。)
最後の決定的なポイントは後翅の色彩です。
名前にモモと付けられたように桃色(赤矢印)をしています。
クチバスズメには赤矢印が指している所に桃色の紋は有りません。
毎年本種は多数観察されています。
その原因の一つは幼虫が食べる植物の分布と関連があります。
その植物とはウメ,サクラ,ヤマブキ,ウワミズザクラ,ニシキギ等で普通に分布しているからです。

③モモスズメ
実際はもっと前翅を上に上げているのですが,押し戻されて桃色の部分が狭くなってしまいます。

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モモスズメ 撮影日2022/05/25 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月25日に撮影したモモスズメです。

①モモスズメ(スズメガ科)
いつ姿を見られるかなと思っていたら,ついに今年も現れました。
今日は2匹観察しましたが,手を伸ばせば撮影出来るモモスズメにしました。
本種と似た蛾にクチバスズメが居るので注意が必要です。
普段は焦茶色が濃ければモモスズメ,黄土色に近ければクチバスズメとしていました。
しかし,中には紛らわしいものが居るので,もう一つの同定ポイントをお知らせします。
それは緑矢印が指している横線です。
その横線は弓のように見えたり,数字の3のように見えたりします。
クチバスズメの方は,ほぼ真っ直ぐです。

②モモスズメ(後翅の色彩を確認するために前翅外縁を頭の方へずらしました。)
最後の決定的なポイントは後翅の色彩です。
名前にモモと付けられたように桃色(赤矢印)をしています。
クチバスズメには赤矢印が指している所に桃色の紋は有りません。
毎年本種は多数観察されています。
その原因の一つは幼虫が食べる植物の分布と関連があります。
その植物とはウメ,サクラ,ヤマブキ,ウワミズザクラ,ニシキギ等で普通に分布しているからです。

③モモスズメ
実際はもっと前翅を上に上げているのですが,押し戻されて桃色の部分が狭くなってしまいます。

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フタオビキヨトウ
2022年5月24日(火)
フタオビキヨトウ 撮影日2022/05/24 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月24日に撮影したフタオビキヨトウです。

①フタオビキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
写真を撮り終えて帰ろうとしたら灯火下に止まっている蛾が居ます。
明るい褐色を帯びていて目を惹きつけます。
撮影すると少し赤味が増す傾向があります。
名前にキヨトウが付くのに変ですが茶色が強く出るからでしょう。
横線2本に白紋2つの簡単な紋様です。
内横線(緑矢印)は後縁から前縁近くまでは真っ直ぐですが前縁近くで急に曲がります。
外横線(赤矢印)はほぼ真っ直ぐですが,やはり前縁近くで少し曲がって居ます。

②フタオビキヨトウ(撮影しづらいので葉の上に乗せて移動しました。)
桃矢印が指している細長い白紋は「へ」の字状で腎状紋が変形したものです。
環状紋は見当たりませんが腎状紋があるのでヤガ科のヨトウガ亜科・キリガ亜科・モンヤガ亜科辺りの仲間と分かります。
本種と似ている蛾にミヤマフタオビキヨトウが居ます。
変形腎状紋が細長くなっていないので区別がつきます。

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フタオビキヨトウ 撮影日2022/05/24 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月24日に撮影したフタオビキヨトウです。

①フタオビキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
写真を撮り終えて帰ろうとしたら灯火下に止まっている蛾が居ます。
明るい褐色を帯びていて目を惹きつけます。
撮影すると少し赤味が増す傾向があります。
名前にキヨトウが付くのに変ですが茶色が強く出るからでしょう。
横線2本に白紋2つの簡単な紋様です。
内横線(緑矢印)は後縁から前縁近くまでは真っ直ぐですが前縁近くで急に曲がります。
外横線(赤矢印)はほぼ真っ直ぐですが,やはり前縁近くで少し曲がって居ます。

②フタオビキヨトウ(撮影しづらいので葉の上に乗せて移動しました。)
桃矢印が指している細長い白紋は「へ」の字状で腎状紋が変形したものです。
環状紋は見当たりませんが腎状紋があるのでヤガ科のヨトウガ亜科・キリガ亜科・モンヤガ亜科辺りの仲間と分かります。
本種と似ている蛾にミヤマフタオビキヨトウが居ます。
変形腎状紋が細長くなっていないので区別がつきます。

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ウスキミスジアツバ
2022年5月23日(月)
ウスキミスジアツバ 撮影日2022/05/22 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月22日に撮影したウスキミスジアツバです。

①ウスキミスジアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見て下さい。
途中から急に後ろへ反り返っています。
この事からヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。
昨日紹介したトビスジアツバと違うのは下唇鬚か頭部に接触している部分が短いことです。
根元に近い部分に毛が生えているのも違います。

②ウスキミスジアツバ
本種に似た仲間が多い中で,同定ポイントになるのは内横線(緑矢印)です。
前縁近くまで真っ直ぐ走りそこで急に直角に曲がります。
短桃矢印が指している外横線は「へ」の字状の紋の外側でほんの僅か凹むものが居ます。
長桃矢印は亜外縁線を指していますが,ほとんど曲がって居ません。
この様に本種は真ん中を走る外横線以外真っ直ぐな横線の持ち主です。
幼虫は枯葉を食べます。

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ウスキミスジアツバ 撮影日2022/05/22 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月22日に撮影したウスキミスジアツバです。

①ウスキミスジアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見て下さい。
途中から急に後ろへ反り返っています。
この事からヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。
昨日紹介したトビスジアツバと違うのは下唇鬚か頭部に接触している部分が短いことです。
根元に近い部分に毛が生えているのも違います。

②ウスキミスジアツバ
本種に似た仲間が多い中で,同定ポイントになるのは内横線(緑矢印)です。
前縁近くまで真っ直ぐ走りそこで急に直角に曲がります。
短桃矢印が指している外横線は「へ」の字状の紋の外側でほんの僅か凹むものが居ます。
長桃矢印は亜外縁線を指していますが,ほとんど曲がって居ません。
この様に本種は真ん中を走る外横線以外真っ直ぐな横線の持ち主です。
幼虫は枯葉を食べます。

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トビスジアツバ
2022年5月22日(日)
トビスジアツバ 撮影日2022/05/22 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月22日に撮影したトビスジアツバです。

①トビスジアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見て下さい。
後方へ大きく反り返っています。
この事からヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。

②トビスジアツバ
緑矢印は内横線を指しています。
この横線は個体差が大きく,写真の様にぐにゃぐにゃ曲がるものもあまり曲がらないものも居ます。
桃矢印は外横線を指しています。
「W」の字を少し変形させた感じですが,内横線ほど個体差はありません。
外横線の直ぐ内側の近くを焦茶色の帯が走っています。
今日はもう一種類のクルマアツバ亜科が出現していました。
いよいよクルマアツバ亜科の出現でしょうか。

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トビスジアツバ 撮影日2022/05/22 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月22日に撮影したトビスジアツバです。

①トビスジアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見て下さい。
後方へ大きく反り返っています。
この事からヤガ科クルマアツバ亜科の仲間と分かります。

②トビスジアツバ
緑矢印は内横線を指しています。
この横線は個体差が大きく,写真の様にぐにゃぐにゃ曲がるものもあまり曲がらないものも居ます。
桃矢印は外横線を指しています。
「W」の字を少し変形させた感じですが,内横線ほど個体差はありません。
外横線の直ぐ内側の近くを焦茶色の帯が走っています。
今日はもう一種類のクルマアツバ亜科が出現していました。
いよいよクルマアツバ亜科の出現でしょうか。

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オオネグロウスベニナミシャク
2022年5月21日(土)
オオネグロウスベニナミシャク? 撮影日2022/05/21 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月21日に撮影したオオネグロウスベニナミシャク?です。

①オオネグロウスベニナミシャク?(シャクガ科ナミシャク亜科)
灯火より少し離れた所に大きく見える蛾が止まっています。
黒ずんで見える蛾を撮影すると緑色のグラデーションに感嘆しました。
でもカメラで見ると綺麗なのに写真にするとそうでもないので残念です。
緑矢印は外横線を指しています。
この横線には「U字形」が沢山並んでいます。
この様な仲間はシャクガ科ナミシャク亜科とわかります。

②オオネグロウスベニナミシャク?
この緑色はやがて色褪せ褐色になります。
写真の個体は縁毛が綺麗に生え揃っていて羽化し立てと思われます。
だから緑色の鱗粉が落ちずに綺麗な緑色を保っているのでしょう。
本種にはネグロウスベニナミシャクというよく似た種が居るので注意が必要です。
両者の違いは翅の裏側の黒紋を見ないと分かりません。
細長い黒紋ならネグロウスベニナミシャク,楕円紋なら本種です。
裏面を見て確認していないので和名の後に「?」を付けました。
ネグロウスベニナミシャクの幼虫は草本のヨモギ,オオヨモギを食べ,本種の幼虫は木本の
キツネヤナギ,コナラを食べます。
草本を食べる蛾よりも木本を食べる蛾の方が観察する機会が多いことが分かっているので,本種の可能性が大きいと思っています。

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オオネグロウスベニナミシャク? 撮影日2022/05/21 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月21日に撮影したオオネグロウスベニナミシャク?です。

①オオネグロウスベニナミシャク?(シャクガ科ナミシャク亜科)
灯火より少し離れた所に大きく見える蛾が止まっています。
黒ずんで見える蛾を撮影すると緑色のグラデーションに感嘆しました。
でもカメラで見ると綺麗なのに写真にするとそうでもないので残念です。
緑矢印は外横線を指しています。
この横線には「U字形」が沢山並んでいます。
この様な仲間はシャクガ科ナミシャク亜科とわかります。

②オオネグロウスベニナミシャク?
この緑色はやがて色褪せ褐色になります。
写真の個体は縁毛が綺麗に生え揃っていて羽化し立てと思われます。
だから緑色の鱗粉が落ちずに綺麗な緑色を保っているのでしょう。
本種にはネグロウスベニナミシャクというよく似た種が居るので注意が必要です。
両者の違いは翅の裏側の黒紋を見ないと分かりません。
細長い黒紋ならネグロウスベニナミシャク,楕円紋なら本種です。
裏面を見て確認していないので和名の後に「?」を付けました。
ネグロウスベニナミシャクの幼虫は草本のヨモギ,オオヨモギを食べ,本種の幼虫は木本の
キツネヤナギ,コナラを食べます。
草本を食べる蛾よりも木本を食べる蛾の方が観察する機会が多いことが分かっているので,本種の可能性が大きいと思っています。

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アカヒゲドクガ
2022年5月20日(金)
アカヒゲドクガ 撮影日2022/05/20 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月20日に撮影したアカヒゲドクガです。

①アカヒゲドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を揃え前方へ出して止まっています。
この止まっている蛾を見て大きな蛾だなと思いました。
フラッシュを焚いて何枚か撮影したため驚いて前足を少し曲げてしまいました。
一般的にこんな止まり方をするのはドクガ科の特徴です。

②アカヒゲドクガ
もう一枚フラッシュを焚いて撮影しようとしたらぼだっと落ちてしまいました。
何しろ前翅長35㎜と大きい蛾ですから体も重いです。

③アカヒゲドクガ
いつものように葉の上に乗せ明るい場所に移動しました。
するとその途中,明るさが明るくなって驚いたのでしょう。
羽ばたき落下して手洗い場の中に入り止まってしまいました。

④アカヒゲドクガ
前方の方から撮影すると前足にも中足にも長い毛が生え毛深いことが分かります。
本種の同定ポイントは赤矢印が指している紋にあります。
一番上にある円いものは橙です。
この紋を私は重ね餅と呼んで同定に役立てています。
この重ね餅紋は♂にも♀にも見られます。
この紋を覚えておけばアカヒゲドクガの同定が速く済みます。
「アカヒゲ」の由来ですが触角が赤味を帯びているので付けられた名前なのでしょう。

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アカヒゲドクガ 撮影日2022/05/20 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月20日に撮影したアカヒゲドクガです。

①アカヒゲドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を揃え前方へ出して止まっています。
この止まっている蛾を見て大きな蛾だなと思いました。
フラッシュを焚いて何枚か撮影したため驚いて前足を少し曲げてしまいました。
一般的にこんな止まり方をするのはドクガ科の特徴です。

②アカヒゲドクガ
もう一枚フラッシュを焚いて撮影しようとしたらぼだっと落ちてしまいました。
何しろ前翅長35㎜と大きい蛾ですから体も重いです。

③アカヒゲドクガ
いつものように葉の上に乗せ明るい場所に移動しました。
するとその途中,明るさが明るくなって驚いたのでしょう。
羽ばたき落下して手洗い場の中に入り止まってしまいました。

④アカヒゲドクガ
前方の方から撮影すると前足にも中足にも長い毛が生え毛深いことが分かります。
本種の同定ポイントは赤矢印が指している紋にあります。
一番上にある円いものは橙です。
この紋を私は重ね餅と呼んで同定に役立てています。
この重ね餅紋は♂にも♀にも見られます。
この紋を覚えておけばアカヒゲドクガの同定が速く済みます。
「アカヒゲ」の由来ですが触角が赤味を帯びているので付けられた名前なのでしょう。

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クロスジシャチホコ
2022年5月19日(木)
クロスジシャチホコ 撮影日2022/05/19 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月19日に撮影したクロスジシャチホコです。

①クロスジシャチホコ(シャチホコガ科)
黒褐色の壁に止まっていたため遠目には分かりませんでした。
あれ,何か止まっていると気づき近付くと見覚えのある蛾でした。
緑矢印は腹端を指しています。
この腹端が外縁からはみ出ています。
この事から本種はシャチホコガ科と分かります。

②クロスジシャチホコ
本種の同定ポイントは2つあります。
その一つは,名前のいわれになっているクロスジです。
桃矢印が指している所に有る太くて短い黒い筋です。
前縁の付け根から黒三角紋が2つ並んだ後に有ります。
最後の1つは,赤矢印が指している胸部背にある毛束です。
まるでモヒカン族に見られる髪型に似ています。
勿来の関にはヤシャブシが普通に分布しているので,本種は複数回見られます。

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クロスジシャチホコ 撮影日2022/05/19 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月19日に撮影したクロスジシャチホコです。

①クロスジシャチホコ(シャチホコガ科)
黒褐色の壁に止まっていたため遠目には分かりませんでした。
あれ,何か止まっていると気づき近付くと見覚えのある蛾でした。
緑矢印は腹端を指しています。
この腹端が外縁からはみ出ています。
この事から本種はシャチホコガ科と分かります。

②クロスジシャチホコ
本種の同定ポイントは2つあります。
その一つは,名前のいわれになっているクロスジです。
桃矢印が指している所に有る太くて短い黒い筋です。
前縁の付け根から黒三角紋が2つ並んだ後に有ります。
最後の1つは,赤矢印が指している胸部背にある毛束です。
まるでモヒカン族に見られる髪型に似ています。
勿来の関にはヤシャブシが普通に分布しているので,本種は複数回見られます。

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オオバコヤガ
2022年5月18日(水)
オオバコヤガ 撮影日2022/05/18 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月18日に撮影したオオバコヤガです。

①オオバコヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
赤大矢印は腎状紋を指しています。
赤小矢印はいびつな環状紋を指しています。
この矢印の前方には小黒点が有ります。
これらの紋が見られるのでヨトウガ・キリガの仲間・モンヤガ亜科を探せば見つかります。
コウスチャヤガに似ているので注意が必要です。
両者の同定ポイントは環状紋の形にあります。
環状紋が円形 ・・・コウスチャヤガ
環状紋がいびつ・・・オオバコヤガ

②オオバコヤガ
緑大矢印は外横線を指しています。
緑小矢印は中横線を指しています。
中横線は腎状紋に接触しています。
本種の幼虫はエゾノギシギシ,イヌタデ,アキノウナギツカミ,アオミズ,オカトラノオ等の草本を食べます。
草本を餌にしている蛾は観察する機会が何故か少ないです。
♂と♀では,翅の色が違います。

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オオバコヤガ 撮影日2022/05/18 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月18日に撮影したオオバコヤガです。

①オオバコヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
赤大矢印は腎状紋を指しています。
赤小矢印はいびつな環状紋を指しています。
この矢印の前方には小黒点が有ります。
これらの紋が見られるのでヨトウガ・キリガの仲間・モンヤガ亜科を探せば見つかります。
コウスチャヤガに似ているので注意が必要です。
両者の同定ポイントは環状紋の形にあります。
環状紋が円形 ・・・コウスチャヤガ
環状紋がいびつ・・・オオバコヤガ

②オオバコヤガ
緑大矢印は外横線を指しています。
緑小矢印は中横線を指しています。
中横線は腎状紋に接触しています。
本種の幼虫はエゾノギシギシ,イヌタデ,アキノウナギツカミ,アオミズ,オカトラノオ等の草本を食べます。
草本を餌にしている蛾は観察する機会が何故か少ないです。
♂と♀では,翅の色が違います。

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ウンモンツマキリアツバ
2022年5月17日(火)
ウンモンツマキリアツバ 撮影日2022/05/17 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月17日に撮影したウンモンツマキリアツバです。

①ウンモンツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)からアツバの仲間と分かります。
本種はムラサキツマキリアツバと似ているので注意が必要です。
同定ポイントは大小の赤矢印が指している白紋です。
大赤矢印が指しているのは半月状の白紋です。
この白紋の外側に小さいながらもう一つの白紋(小赤矢印)が有ります。

②ウンモンツマキリアツバ
ここまでは,ムラサキツマキリアツバと同じですが,緑矢印が指している所で違いが見られました。
これは後翅の外横線ですが,二重になっていて大きく波を打っています。
Wの字に似ていて濃い焦茶色になっています。
幼虫はイボタノキの葉を食べます。
本種は外縁の中頃を頂点(桃矢印)とするように翅頂や後縁まで真っ直ぐ切り取ったような形をしています。
それでツマキリの名前が付けられています。

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ウンモンツマキリアツバ 撮影日2022/05/17 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月17日に撮影したウンモンツマキリアツバです。

①ウンモンツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)からアツバの仲間と分かります。
本種はムラサキツマキリアツバと似ているので注意が必要です。
同定ポイントは大小の赤矢印が指している白紋です。
大赤矢印が指しているのは半月状の白紋です。
この白紋の外側に小さいながらもう一つの白紋(小赤矢印)が有ります。

②ウンモンツマキリアツバ
ここまでは,ムラサキツマキリアツバと同じですが,緑矢印が指している所で違いが見られました。
これは後翅の外横線ですが,二重になっていて大きく波を打っています。
Wの字に似ていて濃い焦茶色になっています。
幼虫はイボタノキの葉を食べます。
本種は外縁の中頃を頂点(桃矢印)とするように翅頂や後縁まで真っ直ぐ切り取ったような形をしています。
それでツマキリの名前が付けられています。

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コウチスズメ
2022年5月16日(月)
コウチスズメ 撮影日2022/05/16 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月16日に撮影したコウチスズメです。

①コウチスズメ(スズメガ科)
灯火近くにあったタオルにしがみついてる感じのコウチスズメです。
スズメガ科の蛾は体重が重いため前足でぶら下がることが多いです。
緑矢印は後翅を指しています。
桃矢印は腹部と翅の間にできる隙間です。
これらの特徴が見られたらスズメガ科の蛾に間違いはありません。
幼虫はドウダンツツジ,スノキの葉を食べます。

②コウチスズメ
後翅の眼状紋を写せばよかったと家に帰ってから気が付きました。
後翅は桃色の地と黒い眼状紋のコントラストが綺麗だからです。
触角や翅・腹部をそっと触って刺激すればよかったのです。
そのときはそんなことをすれば直ぐ飛んで行ってしまうだろうと思ったからです。
そうです。刺激を与えるのはブログの写真を撮り終えてからにすればよかったのです。
逃げられても既に写真は確保できているからです。
本種を特徴づけるポイントは二つあります。
・一つは胸部背にある太い褐色紋(赤矢印)です。
・もう一つは内横線の内側が薄褐色になっていることです。
本種が灯火に飛来するのは未明の頃だそうです。

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コウチスズメ 撮影日2022/05/16 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月16日に撮影したコウチスズメです。

①コウチスズメ(スズメガ科)
灯火近くにあったタオルにしがみついてる感じのコウチスズメです。
スズメガ科の蛾は体重が重いため前足でぶら下がることが多いです。
緑矢印は後翅を指しています。
桃矢印は腹部と翅の間にできる隙間です。
これらの特徴が見られたらスズメガ科の蛾に間違いはありません。
幼虫はドウダンツツジ,スノキの葉を食べます。

②コウチスズメ
後翅の眼状紋を写せばよかったと家に帰ってから気が付きました。
後翅は桃色の地と黒い眼状紋のコントラストが綺麗だからです。
触角や翅・腹部をそっと触って刺激すればよかったのです。
そのときはそんなことをすれば直ぐ飛んで行ってしまうだろうと思ったからです。
そうです。刺激を与えるのはブログの写真を撮り終えてからにすればよかったのです。
逃げられても既に写真は確保できているからです。
本種を特徴づけるポイントは二つあります。
・一つは胸部背にある太い褐色紋(赤矢印)です。
・もう一つは内横線の内側が薄褐色になっていることです。
本種が灯火に飛来するのは未明の頃だそうです。

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スズキシャチホコ
2022年5月15日(日)
スズキシャチホコ 撮影日2022/05/15 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月15日に撮影したスズキシャチホコです。

①スズキシャチホコ(シャチホコガ科)
赤矢印は腹端を指しています。
緑矢印は後翅前縁に生えている毛です。
外縁から腹端が覗いていたり,後翅前縁の毛が覗いていたりすればシャチホコガ科の仲間です。

②スズキシャチホコ
行儀よく毛深い両足を前方へ揃えて止まる蛾はシャチホコガ科やドクガ科に多いです。
本種は前翅長23㎜ほどの中くらいの大きさです。
ウグイスシャチホコは本種に似ていますが,ブナ・イヌブナが生育している標高が高い所で観察されます。
一方,本種の幼虫は低山に生育するコナラ,クヌギ等の植物の葉を食べます。

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スズキシャチホコ 撮影日2022/05/15 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月15日に撮影したスズキシャチホコです。

①スズキシャチホコ(シャチホコガ科)
赤矢印は腹端を指しています。
緑矢印は後翅前縁に生えている毛です。
外縁から腹端が覗いていたり,後翅前縁の毛が覗いていたりすればシャチホコガ科の仲間です。

②スズキシャチホコ
行儀よく毛深い両足を前方へ揃えて止まる蛾はシャチホコガ科やドクガ科に多いです。
本種は前翅長23㎜ほどの中くらいの大きさです。
ウグイスシャチホコは本種に似ていますが,ブナ・イヌブナが生育している標高が高い所で観察されます。
一方,本種の幼虫は低山に生育するコナラ,クヌギ等の植物の葉を食べます。

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ウスアオアヤシャク
2022年5月14日(土)
ウスアオアヤシャク 撮影日2017/06/17 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2017年6月17日に撮影したウスアオアヤシャクです。

①ウスアオアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
昨日コアヤシャクの画像を探していたら似ていて同定が難しい本種に出会いました。
本種を初めて見つけたときには,全く気が付きませんでした。
ところが,昨日はじめて両者の違いに気が付きました。
その違いは前翅前縁の外横線にあったのです。
前翅前縁で赤矢印が指している所までを見るとあまり湾曲していません。
途中一箇所だけ(真ん中より少し前縁寄りの所)僅かに凹みがあるだけです。
その赤矢印の所より後縁に近い部分は湾曲が大きくなっています。
ここがウスアオアヤシャクの重要ポイントです。

②コアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科) 2022/05/08撮影
一方,コアヤシャクのほうは前縁から緑矢印までも湾曲が大きくなっています。
この様に湾曲が全て大きくなっているのがコアヤシャクの特徴です。
コアヤシャクの幼虫はハギの葉を食べますが,ウスアオアヤシャクの幼虫の餌は分かっておりません。

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ウスアオアヤシャク 撮影日2017/06/17 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2017年6月17日に撮影したウスアオアヤシャクです。

①ウスアオアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
昨日コアヤシャクの画像を探していたら似ていて同定が難しい本種に出会いました。
本種を初めて見つけたときには,全く気が付きませんでした。
ところが,昨日はじめて両者の違いに気が付きました。
その違いは前翅前縁の外横線にあったのです。
前翅前縁で赤矢印が指している所までを見るとあまり湾曲していません。
途中一箇所だけ(真ん中より少し前縁寄りの所)僅かに凹みがあるだけです。
その赤矢印の所より後縁に近い部分は湾曲が大きくなっています。
ここがウスアオアヤシャクの重要ポイントです。

②コアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科) 2022/05/08撮影
一方,コアヤシャクのほうは前縁から緑矢印までも湾曲が大きくなっています。
この様に湾曲が全て大きくなっているのがコアヤシャクの特徴です。
コアヤシャクの幼虫はハギの葉を食べますが,ウスアオアヤシャクの幼虫の餌は分かっておりません。

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コアヤシャク
2022年5月13日(金)
コアヤシャク 撮影日2022/05/08 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月8日に撮影したコアヤシャクです。

①コアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
灰色の地にうっすらと緑色を帯びた蛾です。
うっすらとしか緑色を帯びないのでよく観察しないとアオシャク亜科であることを見逃してしまいます。
でも,壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科であると分かります。

②コアヤシャク
本種に似た種類にウスアオアヤシャクが居るので注意が必要です。
前翅前縁に近い部分の外横線(赤矢印)がかまぼこ状に湾曲しないことで区別がつきます。
その点,本種は前翅に見られる外横線は前縁から後縁までかまぼこ状になっています。
ただし前縁に接触している部分だけは湾曲していません。
緑矢印は内横線を指しています。
この内横線には数字の「3」が向かい合って並んでいます。
幼虫はハギの葉を食べます。

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コアヤシャク 撮影日2022/05/08 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月8日に撮影したコアヤシャクです。

①コアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
灰色の地にうっすらと緑色を帯びた蛾です。
うっすらとしか緑色を帯びないのでよく観察しないとアオシャク亜科であることを見逃してしまいます。
でも,壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科であると分かります。

②コアヤシャク
本種に似た種類にウスアオアヤシャクが居るので注意が必要です。
前翅前縁に近い部分の外横線(赤矢印)がかまぼこ状に湾曲しないことで区別がつきます。
その点,本種は前翅に見られる外横線は前縁から後縁までかまぼこ状になっています。
ただし前縁に接触している部分だけは湾曲していません。
緑矢印は内横線を指しています。
この内横線には数字の「3」が向かい合って並んでいます。
幼虫はハギの葉を食べます。

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ミヤマツバメエダシャク
2022年5月12日(木)
ミヤマツバメエダシャク 撮影日2022/05/11 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月11日に撮影したミヤマツバメエダシャクです。

①ミヤマツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁を見ると30㎜以下ですが大きな蛾が止まっています。
大きな蛾を見ると嬉しくなってカメラを握る手に力が入ります。
壁に対して張り付く感じで止まっています。
だから,シャクガ科の仲間と分かります。

②ミヤマツバメエダシャク
本種の特徴は何といっても大きさで25㎜程度ですが,大きく見えます。
赤矢印が指している所を見るとツバメの尾のように二つに分かれた突起が見られます。
それで名前にツバメがついています。
本種に似た蛾でキマダラツバメエダシャクが居るので注意が必要です。
緑矢印が指している太い焦茶色の線が決め手になっています。
後縁から続く線は途中で切れ前縁まで達していないのがミヤマツバメエダシャクです。

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ミヤマツバメエダシャク 撮影日2022/05/11 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月11日に撮影したミヤマツバメエダシャクです。

①ミヤマツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁を見ると30㎜以下ですが大きな蛾が止まっています。
大きな蛾を見ると嬉しくなってカメラを握る手に力が入ります。
壁に対して張り付く感じで止まっています。
だから,シャクガ科の仲間と分かります。

②ミヤマツバメエダシャク
本種の特徴は何といっても大きさで25㎜程度ですが,大きく見えます。
赤矢印が指している所を見るとツバメの尾のように二つに分かれた突起が見られます。
それで名前にツバメがついています。
本種に似た蛾でキマダラツバメエダシャクが居るので注意が必要です。
緑矢印が指している太い焦茶色の線が決め手になっています。
後縁から続く線は途中で切れ前縁まで達していないのがミヤマツバメエダシャクです。

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シロモンヤガ
2022年5月11日(水)
シロモンヤガ 撮影日2022/05/11 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月11日に撮影したシロモンヤガです。

①シロモンヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
腎状紋(赤矢印)・環状紋(緑矢印)が見られるのでヨトウガやキリガの仲間と分かります。
本種を特徴づけるものは三角形をした環状紋と鍵穴に似た黒紋です。
それに加えて蹄鉄の様な形をした腎状紋です。
遠目には三角形をした部分は明るく見え目をひきます。

②シロモンヤガ
離れた所に止まっている蛾を写して拡大しました。
すると見たことが無い紋様をしていて初見の蛾です。
棒を使って下に降ろそうとそっと触れた途端落下しました。
逃げられない内にひとまず写真を撮ってから葉の上へ移動させました。
今まではマツの葉を使用していましたが,上手く掴めず落ちていました。
それで葉を直接足の下へ敷くようにしました。
するとどうでしょう。
足を歩くように動かして上手く葉の上にのるではありませんか。

③シロモンヤガ
長い黄矢印は外横線を指しています。
短い黄矢印は亜外縁線を指しています。
亜外縁線の前縁部分には細長い焦茶紋が有ります。
焦茶紋が切れる辺りから亜外縁線は急に外縁の方へ「L」字状に曲がります。
触角を横にぴんと伸ばしているのは,葉が足に触れ驚き,飛び立つ準備をしたからでしょう。

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シロモンヤガ 撮影日2022/05/11 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月11日に撮影したシロモンヤガです。

①シロモンヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
腎状紋(赤矢印)・環状紋(緑矢印)が見られるのでヨトウガやキリガの仲間と分かります。
本種を特徴づけるものは三角形をした環状紋と鍵穴に似た黒紋です。
それに加えて蹄鉄の様な形をした腎状紋です。
遠目には三角形をした部分は明るく見え目をひきます。

②シロモンヤガ
離れた所に止まっている蛾を写して拡大しました。
すると見たことが無い紋様をしていて初見の蛾です。
棒を使って下に降ろそうとそっと触れた途端落下しました。
逃げられない内にひとまず写真を撮ってから葉の上へ移動させました。
今まではマツの葉を使用していましたが,上手く掴めず落ちていました。
それで葉を直接足の下へ敷くようにしました。
するとどうでしょう。
足を歩くように動かして上手く葉の上にのるではありませんか。

③シロモンヤガ
長い黄矢印は外横線を指しています。
短い黄矢印は亜外縁線を指しています。
亜外縁線の前縁部分には細長い焦茶紋が有ります。
焦茶紋が切れる辺りから亜外縁線は急に外縁の方へ「L」字状に曲がります。
触角を横にぴんと伸ばしているのは,葉が足に触れ驚き,飛び立つ準備をしたからでしょう。

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ニセオレクギエダシャク
2022年5月10日(火)
ニセオレクギエダシャク 撮影日2022/05/10 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月10日に撮影したニセオレクギエダシャクです。

①ニセオレクギエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
今日はニセオレクギエダシャクが5匹も観察されました。
でも,勿来の関には幼虫の餌となるスギ・ヒノキが少ししか分布してないのに不思議です。
壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科と予想が立てられます。

②ニセオレクギエダシャク
本種は個体差が大きく同定には戸惑うことと思います。
本種の4本の横線は後翅では明瞭ですが,前翅では不明瞭です。
内横線だけは明瞭です。
しかし,前縁部分だけは太くて明瞭になっています。
横線の真ん中頃から後縁までが不明瞭になっています。
そのいい例が,緑楕円形内の中横線と桃矢印が指している外横線です。
赤楕円形内の対になった小黒点も同定ポイントとして役立っています。

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ニセオレクギエダシャク 撮影日2022/05/10 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月10日に撮影したニセオレクギエダシャクです。

①ニセオレクギエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
今日はニセオレクギエダシャクが5匹も観察されました。
でも,勿来の関には幼虫の餌となるスギ・ヒノキが少ししか分布してないのに不思議です。
壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科と予想が立てられます。

②ニセオレクギエダシャク
本種は個体差が大きく同定には戸惑うことと思います。
本種の4本の横線は後翅では明瞭ですが,前翅では不明瞭です。
内横線だけは明瞭です。
しかし,前縁部分だけは太くて明瞭になっています。
横線の真ん中頃から後縁までが不明瞭になっています。
そのいい例が,緑楕円形内の中横線と桃矢印が指している外横線です。
赤楕円形内の対になった小黒点も同定ポイントとして役立っています。

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テンスジヒメナミシャク
2022年5月9日(月)
テンスジヒメナミシャク 撮影日2022/05/09 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月9日に撮影したテンスジヒメナミシャクです。

①テンスジヒメナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科の仲間と予想がつきます。
大赤矢印の右側に見える細い褐色線は外横線と思われますが,「U字形」が並んでいません。
しかしながら,筋状のものが何層も並んでいるのは,ナミシャク亜科の特徴です。
前翅長8㎜程度の小さい蛾で幼虫はアカシデ,イタヤカエデの葉を食べます。
写真の蛾は縁毛が長くて綺麗に生え揃っているので羽化して間もない個体と思われます。
鱗粉が落ちずにいるせいか全体に黒く見える個体です。
それで本種の特徴である茶褐色の帯が見られませんでした。
その帯は黒い短線の間を埋めるように大小の赤矢印が指している所を走っています。
それで明るくしたらどうなるか実行しました。
すると「あら不思議」茶褐色の帯が見えるようになりました。
本種の特徴は縁毛にも表れています。
緑矢印が指しているように黒紋と灰褐色が斑になるのが本種の特徴です。

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テンスジヒメナミシャク 撮影日2022/05/09 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月9日に撮影したテンスジヒメナミシャクです。

①テンスジヒメナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科の仲間と予想がつきます。
大赤矢印の右側に見える細い褐色線は外横線と思われますが,「U字形」が並んでいません。
しかしながら,筋状のものが何層も並んでいるのは,ナミシャク亜科の特徴です。
前翅長8㎜程度の小さい蛾で幼虫はアカシデ,イタヤカエデの葉を食べます。
写真の蛾は縁毛が長くて綺麗に生え揃っているので羽化して間もない個体と思われます。
鱗粉が落ちずにいるせいか全体に黒く見える個体です。
それで本種の特徴である茶褐色の帯が見られませんでした。
その帯は黒い短線の間を埋めるように大小の赤矢印が指している所を走っています。
それで明るくしたらどうなるか実行しました。
すると「あら不思議」茶褐色の帯が見えるようになりました。
本種の特徴は縁毛にも表れています。
緑矢印が指しているように黒紋と灰褐色が斑になるのが本種の特徴です。

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カザリツマキリアツバ
2022年5月8日(日)
カザリツマキリアツバ 撮影日2022/05/08 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月8日に撮影したカザリツマキリアツバです。

①カザリツマキリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
緑矢印は前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
この下唇鬚の様子から本種はアツバの仲間と分かります。
しかし,今年撮影した本種は触角を背負っていてツトガ科・メイガ科を思い起こさせます。
ところが,2018年撮影の本種は触角を翅の下に収めています。
そのときの状況に応じて触角を背負ったり収めたりしているようです。

②カザリツマキリアツバ 2018/05/07撮影
本種と似た蛾にチョウセンツマキリアツバが居るので注意が必要です。
でも,赤楕円形内の紋様の違いや翅頂付近の紋様の違いで区別がつきます。
前翅長13㎜程度の小さな蛾で幼虫はアラカシの葉を食べます。

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カザリツマキリアツバ 撮影日2022/05/08 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月8日に撮影したカザリツマキリアツバです。

①カザリツマキリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
緑矢印は前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
この下唇鬚の様子から本種はアツバの仲間と分かります。
しかし,今年撮影した本種は触角を背負っていてツトガ科・メイガ科を思い起こさせます。
ところが,2018年撮影の本種は触角を翅の下に収めています。
そのときの状況に応じて触角を背負ったり収めたりしているようです。

②カザリツマキリアツバ 2018/05/07撮影
本種と似た蛾にチョウセンツマキリアツバが居るので注意が必要です。
でも,赤楕円形内の紋様の違いや翅頂付近の紋様の違いで区別がつきます。
前翅長13㎜程度の小さな蛾で幼虫はアラカシの葉を食べます。

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ウラモンアカエダシャク
2022年5月7日(土)
ウラモンアカエダシャク 撮影日2022/05/07 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月7日に撮影したウラモンアカエダシャクです。

①ウラモンアカエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
正面から見ると壁に貼り付いているように見えます。
しかし,少し頭を壁から離して前縁の方を浮かしています。
でも壁から浮かして止まっていてもシャクガ科の仲間です。
その結果,頭の方から見ると裏側が見えます。
裏側は赤味を帯びていて紋があるようです。
それで本種をウラモンアカエダシャクと名付けたのでしょう。

②ウラモンアカエダシャク
緑矢印は外横線を指しています。
後翅の外横線にもつながっていて大きな口に見えます。
前翅中央から前縁寄りの所に小黒点があるので顔のように見えます。
この外横線は少し赤味を帯びて見えます。
幼虫はクマヤナギを食べますが,あまり分布していません。
それで,本種を見かけることはあまりないのでしょう。

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ウラモンアカエダシャク 撮影日2022/05/07 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月7日に撮影したウラモンアカエダシャクです。

①ウラモンアカエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
正面から見ると壁に貼り付いているように見えます。
しかし,少し頭を壁から離して前縁の方を浮かしています。
でも壁から浮かして止まっていてもシャクガ科の仲間です。
その結果,頭の方から見ると裏側が見えます。
裏側は赤味を帯びていて紋があるようです。
それで本種をウラモンアカエダシャクと名付けたのでしょう。

②ウラモンアカエダシャク
緑矢印は外横線を指しています。
後翅の外横線にもつながっていて大きな口に見えます。
前翅中央から前縁寄りの所に小黒点があるので顔のように見えます。
この外横線は少し赤味を帯びて見えます。
幼虫はクマヤナギを食べますが,あまり分布していません。
それで,本種を見かけることはあまりないのでしょう。

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クロフシロヒトリ
2022年5月6日(金)
クロフシロヒトリ 撮影日2022/05/04,05/06 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月4日と5月6日に撮影したクロフシロヒトリです。

①クロフシロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科) 05/04撮影
本種は黒い足をしています。
黒い足をしていたらヒトリガ科を探すと同定の早道です。
クロフシロヒトリという名前は黒い斑模様がある灯蛾(ひとり)という意味です。

②クロフシロヒトリ 05/06撮影
白い地に黒筋の斑模様が有るので大変目立つ蛾です。
黒い筋と黒い筋の間にはよく見ると黄色の線が走っています。
さらに頭部には紅色の筋が有ってなかなかハイカラな蛾です。
前翅長が18㎜以上の中くらいの蛾なのに何を食べるのか分かっていないのは不思議です。
幼虫の写真を誰も掲載していないのも不思議です。

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クロフシロヒトリ 撮影日2022/05/04,05/06 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月4日と5月6日に撮影したクロフシロヒトリです。

①クロフシロヒトリ(ヒトリガ科ヒトリガ亜科) 05/04撮影
本種は黒い足をしています。
黒い足をしていたらヒトリガ科を探すと同定の早道です。
クロフシロヒトリという名前は黒い斑模様がある灯蛾(ひとり)という意味です。

②クロフシロヒトリ 05/06撮影
白い地に黒筋の斑模様が有るので大変目立つ蛾です。
黒い筋と黒い筋の間にはよく見ると黄色の線が走っています。
さらに頭部には紅色の筋が有ってなかなかハイカラな蛾です。
前翅長が18㎜以上の中くらいの蛾なのに何を食べるのか分かっていないのは不思議です。
幼虫の写真を誰も掲載していないのも不思議です。

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オオエグリシャチホコ
2022年5月5日(木)
オオエグリシャチホコ 撮影日2022/05/05 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月5日に撮影したオオエグリシャチホコです。

①オオエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
黄矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)の様子からワニに見えてします蛾です。
腹端(緑矢印)が外縁の外にはみ出していることからシャチホコガ科と分かります。
何故だか腹端が二つに分かれています。

②オオエグリシャチホコ
三つの横線の内,外横線(赤矢印)だけが明瞭です。
前方へ飛び出してワニの口のように見える下唇鬚はどうなっているか気になりました。
そこで,下唇鬚にピントを合わせて写真を撮ったものが二枚目です。
拡大して驚きました。
櫛髭のような感じかなと思っていたらなんと無数の毛が所狭しと生えているではありませんか。
幼虫はイヌエンジュ,フジ,ハリエンジュ,ニセアカシアの葉を食べます。

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オオエグリシャチホコ 撮影日2022/05/05 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月5日に撮影したオオエグリシャチホコです。

①オオエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
黄矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)の様子からワニに見えてします蛾です。
腹端(緑矢印)が外縁の外にはみ出していることからシャチホコガ科と分かります。
何故だか腹端が二つに分かれています。

②オオエグリシャチホコ
三つの横線の内,外横線(赤矢印)だけが明瞭です。
前方へ飛び出してワニの口のように見える下唇鬚はどうなっているか気になりました。
そこで,下唇鬚にピントを合わせて写真を撮ったものが二枚目です。
拡大して驚きました。
櫛髭のような感じかなと思っていたらなんと無数の毛が所狭しと生えているではありませんか。
幼虫はイヌエンジュ,フジ,ハリエンジュ,ニセアカシアの葉を食べます。

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アオシャチホコ
2022年5月4日(水)
アオシャチホコ 撮影日2022/04/24,05/03 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年4月24日と5月3日に撮影したアオシャチホコです。

①アオシャチホコ(シャチホコガ科) 04/24撮影
赤矢印が指している腹端が外縁より外側にはみ出しています。
これは幼虫のときにせっせと養分を腹に溜め込んだ証拠でシャチホコガ科のポイントになっています。
成虫の活動分を溜め込んでしまうので口は必要がなくなり退化してしまいました。
無駄な動きは溜め込んだ養分の浪費になるので一度止まった所からほとんど動きません。

②アオシャチホコ 05/03撮影
本種と似た蛾にオオアオシャチホコが居るので注意が必要です。
真ん中頃が横に茶褐色になっているか,全体が灰色になっているかで見分けています。
写真の蛾は全体に灰色になっているのでアオシャチホコと同定しました。
緑矢印は後翅前縁に生えている毛を指していますが,はみ出して見えています。
この毛のはみ出しもシャチホコガ科を探し出すのに役立っています。
桃矢印は白点を指しています。
この白点は明瞭な個体から不明瞭な個体までありまちまちです。

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アオシャチホコ 撮影日2022/04/24,05/03 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年4月24日と5月3日に撮影したアオシャチホコです。

①アオシャチホコ(シャチホコガ科) 04/24撮影
赤矢印が指している腹端が外縁より外側にはみ出しています。
これは幼虫のときにせっせと養分を腹に溜め込んだ証拠でシャチホコガ科のポイントになっています。
成虫の活動分を溜め込んでしまうので口は必要がなくなり退化してしまいました。
無駄な動きは溜め込んだ養分の浪費になるので一度止まった所からほとんど動きません。

②アオシャチホコ 05/03撮影
本種と似た蛾にオオアオシャチホコが居るので注意が必要です。
真ん中頃が横に茶褐色になっているか,全体が灰色になっているかで見分けています。
写真の蛾は全体に灰色になっているのでアオシャチホコと同定しました。
緑矢印は後翅前縁に生えている毛を指していますが,はみ出して見えています。
この毛のはみ出しもシャチホコガ科を探し出すのに役立っています。
桃矢印は白点を指しています。
この白点は明瞭な個体から不明瞭な個体までありまちまちです。

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チャハマキ
2022年5月3日(火)
チャハマキ 撮影日2022/05/02,05/03 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月2日と3日に撮影したチャハマキです。

①チャハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
翅頂より頭部に少し寄った所が僅かに凹んでいて釣り鐘形をしています。
ちょっと短めの触角を背負っています。
この様な蛾はハマキガ科です。
幼虫は主にチャ,ミカン類,ネムノキ,クマノミズキの葉を食べます。

②チャハマキ 05/03撮影
本種は♂と♀では外見が違います。
♂には赤矢印が指している所に折りたたみが出来る物が着いています。
それを前縁褶と呼んでいます。
この前縁褶は閉じているときは赤矢印が指しているように,開いたときは緑矢印が指しているようになります。
この前縁褶の隣(黄矢印)には黒紋が見られます。
体の真ん中頃には本を開いたような格好の茶褐色が見られます。

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チャハマキ 撮影日2022/05/02,05/03 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月2日と3日に撮影したチャハマキです。

①チャハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
翅頂より頭部に少し寄った所が僅かに凹んでいて釣り鐘形をしています。
ちょっと短めの触角を背負っています。
この様な蛾はハマキガ科です。
幼虫は主にチャ,ミカン類,ネムノキ,クマノミズキの葉を食べます。

②チャハマキ 05/03撮影
本種は♂と♀では外見が違います。
♂には赤矢印が指している所に折りたたみが出来る物が着いています。
それを前縁褶と呼んでいます。
この前縁褶は閉じているときは赤矢印が指しているように,開いたときは緑矢印が指しているようになります。
この前縁褶の隣(黄矢印)には黒紋が見られます。
体の真ん中頃には本を開いたような格好の茶褐色が見られます。

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オオマエキトビエダシャク
2022年5月2日(月)
オオマエキトビエダシャク 撮影日2022/05/02 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月2日に撮影したオオマエキトビエダシャクです。

①オオマエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
マエキトビエダシャクにはよく会えますが,本種にはあまり会えない蛾です。
どちらかというと暖かい地方に見られる種の様です。
両者に会えたときには真っ先に赤矢印が指している部分を見ます。
ここが同定のポイントになっているからです。
ここが平らにならず尖っていればオオマエキトビエダシャクです。
二枚目の写真と比べれば尖っている感じですが少し平らな感じです。
そこで,もう一つの同定ポイントに目を留めました。
二枚目の写真の緑楕円の部分です。
はっきり二つに分かれていないので,オオマエキトビエダシャクです。

②マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科) 2020/05/11撮影
赤矢印の指している部分が平らになっています。
緑楕円で囲まれた部分の黄紋がはっきり二つに分かれています。
これらの2点が大事な同定ポイントです。
前縁が黄色で大部分が褐色なのでマエキトビエダシャク(前黄鳶枝尺)と名が付きました。

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オオマエキトビエダシャク 撮影日2022/05/02 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月2日に撮影したオオマエキトビエダシャクです。

①オオマエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
マエキトビエダシャクにはよく会えますが,本種にはあまり会えない蛾です。
どちらかというと暖かい地方に見られる種の様です。
両者に会えたときには真っ先に赤矢印が指している部分を見ます。
ここが同定のポイントになっているからです。
ここが平らにならず尖っていればオオマエキトビエダシャクです。
二枚目の写真と比べれば尖っている感じですが少し平らな感じです。
そこで,もう一つの同定ポイントに目を留めました。
二枚目の写真の緑楕円の部分です。
はっきり二つに分かれていないので,オオマエキトビエダシャクです。

②マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科) 2020/05/11撮影
赤矢印の指している部分が平らになっています。
緑楕円で囲まれた部分の黄紋がはっきり二つに分かれています。
これらの2点が大事な同定ポイントです。
前縁が黄色で大部分が褐色なのでマエキトビエダシャク(前黄鳶枝尺)と名が付きました。

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ヒメマダラエダシャク
2022年5月1日(日)
2943 ヒメマダラエダシャク 撮影日2022/05/01 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月1日に撮影したヒメマダラエダシャクです。

①ヒメマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科と分かります。
本種と似た種にヒメマダラエダシャクが居るので注意が必要です。
両者の違いは赤矢印が指している所に黒い輪が有るか無いかで区別がつきます。
黒い輪がある・・・ヒメマダラエダシャク
黒い輪が無い・・・ユウマダラエダシャク
本種は年二化で5~6月と8~9月に出現します。
大きさはこの写真の蛾で20㎜程度です。
幼虫はツルウメモドキ,クロヅルを食べます。
勿来の関では未だユウマダラエダシャクを見ていません。
それは幼虫の餌となっているマサキ,コマユミ,ツルマサキが勿来の関では分布していないからです。

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2943 ヒメマダラエダシャク 撮影日2022/05/01 採集場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2022年5月1日に撮影したヒメマダラエダシャクです。

①ヒメマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科と分かります。
本種と似た種にヒメマダラエダシャクが居るので注意が必要です。
両者の違いは赤矢印が指している所に黒い輪が有るか無いかで区別がつきます。
黒い輪がある・・・ヒメマダラエダシャク
黒い輪が無い・・・ユウマダラエダシャク
本種は年二化で5~6月と8~9月に出現します。
大きさはこの写真の蛾で20㎜程度です。
幼虫はツルウメモドキ,クロヅルを食べます。
勿来の関では未だユウマダラエダシャクを見ていません。
それは幼虫の餌となっているマサキ,コマユミ,ツルマサキが勿来の関では分布していないからです。

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