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アオスジナミシャク

2022年4月30日(土)
アオスジナミシャク 撮影日2022/04/26 採集場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月26日に撮影したアオスジナミシャクです。

アオスジナミシャク
①アオスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印が指している所を見ると「U字形」が横に並んでいるのでナミシャク亜科と分かります。
「みんなで作る日本蛾類図鑑」によると本種は珍品というだけあってネットに掲載している方は少なく44名です。
この様に少ないのは本種が薄黒い色をしているのが一番の原因でしょう。
私は珍品と分かっているので写真を撮りますが多くの方は見てもシャッターをお好きにならないと思われます。


アオスジナミシャク
②アオスジナミシャク  04/28撮影
でも裏を一度ご覧になれば撮影する方が増えると思っています。
その訳は裏には金色を帯びた筋が何本も走っていて綺麗だからです。
白色と濃褐色の縞模様を金色の筋が縦に横切るように走っているのです。
この個体は4月27日に採集し袋詰めにしていたら翌日には息が絶えたので撮影したものです。
本種と似ているクロテンサビイロナミシャクには,この様な金色の筋が走っていないので区別がつきます。



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ヨモギヒラタマルハキバガ

2022年4月29日(金)
ヨモギヒラタマルハキバガ 撮影日2022/04/26 採集場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月26日にヨモギヒラタマルハキバガを撮影したものです。

ヨモギヒラタマルハキバガ
①ヨモギヒラタマルハキバガ(ヒラタマルハキバガ科)
青矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)が鋭く尖って反り返っています。
これをキバに見立てています。
「四国産蛾類図鑑」でキバガのなかまを探すと見つかります。


ヨモギヒラタマルハキバガ
②ヨモギヒラタマルハキバガ
本種は前翅長10㎜程度の小さな蛾です。
幼虫はヨモギの葉を食べます。
本種を特徴づけるポイントが三つ有ります。
1前翅前縁の胸部側が白っぽくなっています。
2黄楕円内に二つの小黒点が見られます。
3赤楕円内に二つの小白点が見られます。



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イタヤマダラメイガ

2022年4月27日(木)
2941 イタヤマダラメイガ 撮影日2022/04/28 採集場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月28日にイタヤマダラメイガを撮影したものです。

イタヤマダラメイガ
①イタヤマダラメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
この事からメイガ科・ツトガ科と分かります。
細長い体形で違った色がいり混ざっている種はマダラメイガ亜科の蛾です。
止まる所が変わっています。
平らな面ではなく,面と面が直角に交差している角に止まることが多いです。


イタヤマダラメイガ
②イタヤマダラメイガ
似た種にネアカマダラメイガ居て判断に迷ってしまいます。
そこで同定ポイントを調べました。
A下唇鬚(かしんひげ)が長い。(青矢印)
B黄矢印が指している横線の直ぐ内側に楕円紋がある。(緑矢印)
 不明瞭な白線で囲まれたり,不明瞭な黒紋や褐色紋が有ったりする。
C赤矢印の横線の内側は直ぐ濃赤褐色になるものも,赤橙色が入るものもある。



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クロサンカクモンヒメハマキ

2022年4月27日(水)
クロサンカクモンヒメハマキ 撮影日2022/04/21~04/25 採集場所:勿来の関

クロサンカクモンヒメハマキ
①クロサンカクモンヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)  04/21撮影
どの写真の前縁にも焦茶色~黒色の三角形状の紋(赤矢印)が並んでいます。
この紋が見られればヒメハマキガ亜科と分かります。
私はこの紋をヒメハマキガ紋と言って同定に役立てています。


クロサンカクモンヒメハマキ
②クロサンカクモンヒメハマキ  04/23撮影
本種を特徴づける紋の一つは,緑矢印が指している所に有る黒紋です。
この写真の蛾は偶々三角形をしていますが,個体によっていろいろまちまちです。
今年本種に出会ったのは多くて合計3回に達しました。


クロサンカクモンヒメハマキ
今日紹介するのは勿来の関で2022年4月21日~25日にクロサンカクモンヒメハマキを撮影したものです。
③クロサンカクモンヒメハマキ  04/25撮影
本種を特徴づけるもう一つの紋は,黄矢印が指している薄褐色の紋です。
場所は黒紋の近くですが,形はまちまちです。
本種の前翅長は10㎜程度です。
幼虫はミズナラの実を食べますが分布を考えるとコナラの実と思われます。



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クロスジキリガ

2022年4月26日(火)
クロスジキリガ 撮影日2022/04/26 採集場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月26日にクロスジキリガを撮影したものです。

クロスジキリガ
①クロスジシャチホコ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
赤矢印は腎状紋を,緑矢印は環状紋を指しています。
これらの紋が有るので本種はヨトウガ亜科・キリガ亜科の蛾と分かります。


クロスジキリガ
②クロスジキリガ
何といっても本種を特徴づけるのは青矢印が指している黒筋です。
前縁から外縁の方へ走っています。


クロスジキリガ
③クロスジキリガ
幼虫はシラカシの葉を食べます。
しかし,シラカシはほとんど分布していないのであまり観察できないでいます。
壁に止まっているのを見つけ,詳しく写真を撮ろうとして葉の上に乗せました。



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ナカアオナミシャク

2022年4月25日(月)
2938 ナカアオナミシャク 撮影日2022/04/25 採集場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月25日にナカアオナミシャクを撮影したものです。

ナカアオナミシャク
①ナカアオナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印は外横線を指しています。
前縁から後縁まで「U字形」が並んでいるのでナミシャク亜科とわかります。


ナカアオナミシャク
②ナカアオナミシャク
前翅長10㎜程度の小さな蛾です。
カバナミシャク類の仲間に格好は似ていますが,色彩が違うので直ぐ見分けが付きます。
腹部背に四角形の白紋があり小黒紋(桃矢印)が有ります。
前翅前縁近くには(緑矢印の前方に)小黒紋が有ります。



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クロエグリシャチホコ

2022年4月24日(日)
クロエグリシャチホコ 撮影日2022/04/24 採集場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月24日にクロエグリシャチホコを撮影したものです。

クロエグリシャチホコ
①クロエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まります。
この様な止まり方をするのはシャチホコガ科の仲間です。
本種に似たものにスジエグリシャチホコ・エグリシャチホコ・エゾエグリシャチホコが居るので注意が必要です。

赤矢印は外横線を指しています。
この線は前縁近くで大きく鋸歯状に曲がり太くなります。
更にこの外側には,うっすらと不明瞭な帯状の亜外縁線が見られます。(桃矢印)
この亜外縁線も前縁近くで特に太く濃くなります。
しかしこの亜外縁線はあまりにも不明瞭なことが多く同定で困惑します。
前縁近くの濃い部分だけ残る個体もあります。

外横線と亜外縁線の間に薄褐色の線があればスジエグリシャチホコとなります。


クロエグリシャチホコ
②クロエグリシャチホコ
黄矢印は毛束を指しています。
横から見ると腹部背から出ているように思っていました。
ところが今日灯火に止まっているのを発見し撮影のため下に降りてもらいました。
そのとき偶然に翅を開いたのです。
開いたときの写真は撮影したことがないので,ここぞとばかり写しまくりました。
するとどうでしょう。
後縁の一部から突き出ている事が分かったのです。
この事から推測するとアトジロエダシャクの(垂直尾翼のような)突起もこんな感じなのでしょう。
写真を撮って確かめようと袋詰めにして置いたらごみとして捨てられ,まだ目的達成しておりません。
YAMKENさん回答できずにいてごめんなさい。

胸部背の毛の色は写真で撮ると白く出てしまうのでカメラの向きをいろいろ変え本物に近くなるよう努力しました。



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モミジツマキリエダシャクの裏面

2022年4月23日(土)
モミジツマキリエダシャクの裏面 撮影日2022/04/23 採集場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月21日に採集後,2日経った日にモミジツマキリエダシャクの裏面を撮影したものです。

モミジツマキリエダシャクの裏面
①モミジツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
内横線・外横線と外縁に沿った部分が濃褐色になっていて「四国産蛾類図鑑」の4月の標本に近い写真です。

「モミジツマキリエダシャク - かのんの樹木図鑑」に本種の同定について確実な方法が載っています。

念には念を入れて,裏面の写真を撮ることにしました。

二枚目の写真を撮った20日には裏面も写すことを考えていなかったので,21日に掴まえることにしました。
次の日同じ場所に行ったところ幸いにも動かずに居てくれました。
素早く袋詰めにして動かなくなるのを待っていると23日の朝には絶命していました。
早速裏面の撮影に入りました。

前翅表面にある外横線が裏面では途中で消失するというのです。
後翅(緑矢印)が前翅を被っていて消失しているかどうか分かりません。
鉛筆で後翅をどかすと黄矢印から後縁までの間が消失しているのが分かりました。

ところが,鉛筆をどかすと後翅が被って写真が撮れません。
絶命すると体が固くなってしまうからです。
それで左右の翅を五百円硬貨やピンセットで押さえてやっと写真を撮りました。
赤楕円形周辺の白く見えるものは前翅表面の鱗粉です。
蛾をずらしたとき擦れて落ちたのです。


モミジツマキリエダシャク
②モミジツマキリエダシャク  4月20日撮影
本種は年2化で7~8月に出現するものは主に筋模様だけが目立つので,裏面の様子を写真にとって本種の同定を確かなものにしたいと思っています。



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ヒメクビグロクチバ

2022年4月21日(金)
ヒメクビグロクチバ 撮影日2022/04/21 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月21日に観察したヒメクビグロクチバです。

ヒメクビグロクチバ
①ヒメクビグロクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
緑矢印が指しているのは少し前方にある黒点の集まりです。
これは腎状紋です。
今までは腎状紋といったら線で囲まれたものとばかり思っていました。
ところが,こんな腎状紋もあるのだと知って驚きです。
腎状紋があるのでヤガ科と予想がつきます。


ヒメクビグロクチバ
②ヒメクビグロクチバ
本種を特徴づける最大のものは黄矢印が指している黒紋(黄矢印)です。
この黒紋を見ればクビグロクチバの仲間と分かりますが,似たものが3種類居ます。
ヒメクビグロクチバ・ナニワクビグロクチバ・クビグロクチバの3種類です。
不明瞭ですが赤矢印は内横線をさしています。
この内横線と腎状紋の間に白点・黒点が有る種が居ます。
以下の様に名前が付いています。
・白点がある・・・ナニワクビグロクチバ
・黒点がある・・・クビグロクチバ
・点が無い・・・・ヒメクビグロクチバ



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アトボシウスキヒゲナガ

2022年4月21日(木)
アトボシウスキヒゲナガ 撮影日2022/04/19 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月19日に観察したアトボシウスキヒゲナガです。

アトボシウスキヒゲナガ
①アトボシウスキヒゲナガ(ヒゲナガガ科)
4月17日にウスキヒゲナガを紹介しました。
今年はウスキヒゲナガをよく見る年で17日には2匹,19日には1匹でした。
ところが,撮影した写真を見ると後縁中央に白紋(緑矢印)があるのです。
念のために何枚か撮りましたがやはり白紋が写っています。


アトボシウスキヒゲナガ
②アトボシウスキヒゲナガ
ウスキヒゲナガの白紋は赤矢印の所だけですがアトボシウスキヒゲナガは後縁中央にもあるのです。
前翅長は10㎜程度で触角は体長の2倍くらいあってウスキヒゲナガとほとんど変わりません。
「四国産蛾類図鑑」を見るとアトボシウスキヒゲナガは掲載されていません。
しかし,ウスキヒゲナガは掲載されています。
分布を調べるとアトボシウスキヒゲナガは北海道・本州になっていて暖かい地方の四国や九州には記録がありません。



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モミジツマキリエダシャク

2022年4月20日(水)
モミジツマキリエダシャク 撮影日2022/04/19,04/20 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月19日と4月20日に観察したモミジツマキリエダシャクです。

モミジツマキリエダシャク
①モミジツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁に貼り付くように止まっているので,シャクガ科と分かります。
筋中心の紋様が多いシャクガ科にあって明るい紋様があるので綺麗に見えます。

似た種にツマキリエダシャクが居るので注意が必要です。
この種は本種のような斑模様がありません。
本種は内横線と外横線の間の褐色が薄くなって横線に近い所だけ濃くなっています。
さらに外縁に沿った所も褐色が濃くなっています。

今まで同定してきて,この両者の内どちらなんだろうと思い悩んだことがあります。
これを解決するような方法が見つかりそうなので何かわくわくしています。
それは「モミジツマキリエダシャク - かのんの樹木図鑑」に掲載されています。
<ここを見て下さい。>


モミジツマキリエダシャク
②モミジツマキリエダシャク
赤矢印は内横線を指しています。
緑矢印は外横線を指しています。
黄楕円形は一対の黒点を示しています。
今日紹介している蛾は翅の斑模様の様子からモミジツマキリエダシャクだと思っています。



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キンイロキリガ

2022年4月19日(火)
キンイロキリガ 撮影日2022/04/19 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月19日に観察したキンイロキリガです。

キンイロキリガ
①キンイロキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
昨晩は満月の翌日で月明かりが明るすぎて蛾の飛来は期待できないと思っていました。
ところが小雨が止み月明かりは雲が遮ってくれたお陰で蛾が飛来してくれました。
本種はスギタニキリガと同じくらい様子が似ていて気に入っています。

大小の黄矢印は腎状紋(大黄矢印)・環状紋(小黄矢印)を指しています。
これらの矢印が見られるので本種はヨトウガ亜科・キリガ亜科の蛾と分かります。


キンイロキリガ
②キンイロキリガ
上からは紋様の美しさが,横からは格好の良さが分かります。
前方へ可愛らしく突き出た下唇鬚(かしんひげ)・頭に被ったインディアンの飾り(大小の赤矢印)が見られて造形の美にため息が出ます。
幼虫はクヌギ,コナラ,カシワ,サクラの葉を食べるので観察する機会は少なくないです。
沖縄を除く全国に分布しています。



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ウスキヒゲナガ

2022年4月17日(日)
ウスキヒゲナガ 撮影日2022/04/17 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月17日に観察したウスキヒゲナガです。
ウスキヒゲナガ
①ウスキヒゲナガ(ヒゲナガガ科 ウスキヒゲナガガ亜科)
昨晩は満月に近い月齢でした。
この様なとき灯火の明かりは月の明かりに負けてしまい蛾の飛来は期待できません。
しかし,溜めていた写真が底をついてしまったので勿来の関へ出かけました。
「どうか一種類は飛来していて欲しい。」と祈りながら探し回りました。


ウスキヒゲナガ
②ウスキヒゲナガ
本種を特徴づけているのは白いヒゲ(触角)です。
大変ヒゲ(触角)が長い種で体長の約2倍ほど有ります。(緑矢印)
本種にはアトボシウスキヒゲナガというよく似た種が居るので注意が必要です。
後縁中ほどに白い紋が有るので区別は簡単です。
本種には赤矢印が指している場所に白い紋が有ります。
本種は淡褐色の地色ですが,網の目状の紋様があります。



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オオトビサシガメ

2022年4月16日(土)
オオトビサシガメ 撮影日2022/04/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月12日に観察したオオトビサシガメです。

オオトビサシガメ
①オオトビサシガメ(カメムシ目サシガメ科)
カメムシの仲間に似た格好をしているのでカメムシ周辺を探すと見つかります。
体全体が黒っぽく緑矢印が指している筋が真っ白いヨコヅナサシガメに似ています。
本種は灯火に飛来したものですが樹上・草上で見かけます。
日本には本州・四国・九州に分布しています。


オオトビサシガメ
②オオトビサシガメ
小昆虫を捕らえては口吻(赤矢印)をさして体液を吸います。
普段口吻は写真の様に体の下に折り畳まれています。
本種に刺されるとアシナガバチに刺されたように痛いそうです。
手で掴んだり,服の中に入り込まれてもがいたりしたとき刺されます。
昆虫や人を刺すのでサシガメと名が付いたのでしょう。



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アシブトチズモンアオシャク

2022年4月15日(金)
アシブトチズモンアオシャク 撮影日2022/04/10 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月10日に観察したアシブトチズモンアオシャクです。

アシブトチズモンアオシャク
①アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
本種は翅の色を見れば何の仲間か直ぐ分かります。
地の色は茶褐色ですが,紋の色が緑色なのでアオシャク亜科となります。
何故緑なのに青シャクなのかというと,昔緑を青と呼んでいたからです。


アシブトチズモンアオシャク
②チズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)  2016/09/02撮影
本種にはチズモンアオシャクという似た種が居る注意が必要です。
個体差があって同定するのはハードルが高いです。
私なりに考えた方法なら間違えずに同定出来るので試して下さい。
赤矢印が指した所と黄楕円形で囲まれた所を見てください。
赤矢印の方は富士山のような格好ですが,黄楕円形の方は筑波山の様に二つの山頂に分かれています。
富士山の格好・・・アシブトチズモンアオシャク
筑波山の格好・・・チズモンアオシャク

多くの図鑑による方法
内横線が後縁にほぼ直角に入る・・・アシブトチズモンアオシャク
内横線が後縁に斜めに入る  ・・・チズモンアオシャク



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ハサミツノカメムシ

2022年4月14日(木)
ハサミツノカメムシ 撮影日2022/04/11 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月11日に観察したハサミツノカメムシです。

ハサミツノカメムシ
①ハサミツノカメムシ♂(カメムシ目ツノカメムシ科)
秋も寒くなってくると家の中に飛び込んでくるクサギカメムシに格好が似ているのでカメムシの仲間を検索しました。
すると,10個以上科が見つかりました。
その中の一つにツノカメムシ科があってその中からみつかりました。
本種に似ているものにヒメハサミツノカメムシが居るので注意が必要です。
両者の違いはハサミの出る方向にあります。
♀にはこの様な突起は有りません。


ハサミツノカメムシ
②ハサミツノカメムシ♂
本種の特徴は何といっても腹端から一対の赤い突起を出していることです。(赤矢印)
この突起を「ハサミ」に見立てて名前を付けています。
もう一つ,緑矢印が指している所にも赤味を帯びた突起が見られます。
こちらは「ツノ」に見立てて名前に付けています。
このカメムシは灯火に飛来したものです。
灯火から20m離れた所にミズキ・ヤマウルシがあるのでこの近くから飛来したのでしょう。
なぜならそれらは幼虫の餌だからです。



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ノヒラトビモンシャチホコ

2022年4月13日(水)
2925 ノヒラトビモンシャチホコ 撮影日2022/04/10 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月10日に観察したノヒラトビモンシャチホコです。

ノヒラトビモンシャチホコ
①ノヒラトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
桃矢印が指している場所を見ると太い腹端が覗いています。
前足の付け根が毛深く,腹端が覗いていると来たらシャチホコガ科できまりです。
この科は成虫になると一切ものを食べません。
幼虫時に食べて腹に溜め込むため腹が太くなっています。


ノヒラトビモンシャチホコ
②ノヒラトビモンシャチホコ
黄矢印が指しているのは内横線で二重になっている様に見えます。
緑矢印が指しているのは中横線で不明瞭です。
赤矢印が指しているのは外横線で二重になっている様に見えます。
胸部背には「八」の字状の紋様があります。



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ケンモンキリガ

2022年4月12日(火)
2924 ケンモンキリガ 撮影日2022/04/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月12日に観察したケンモンキリガです。

ケンモンキリガ
①ケンモンキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
赤の大小矢印が指している所に腎状紋・環状紋が有ることからヨトウガ亜科・キリガ亜科と分かります。
本種のこれらの紋は不明瞭なことが多く注意して見ないと気が付かないときがあります。
四国産蛾類図鑑のnabeさんによるとライトトラップで飛来する一番多い種は本種だそうです。
3桁飛来することが度々あるそうです。
でも,勿来の関ではそれ程多くはありません。
ライトトラップはしておりませんが植物相の違いで少ないと思われます。
勿来の関周辺は県立公園になっているので勝手に植物の伐採や植林ができません。
そのため多くの植物が分布しているからでしょう。


ケンモンキリガ
②ケンモンキリガ
本種には変わった紋が有ります。
それは緑矢印が指している所に有る剣状紋です。
更にもう一つ,後角に向かって走る黒い線があります。
これがあるためにVの字に見えます。



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フサヤガ

2022年4月11日(月)
2923 フサヤガ 撮影日2022/04/11 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月11日に観察したフサヤガです。

フサヤガ
①フサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科)
本種の特徴は三つ有ります。
一つ目は前翅・後翅を折りたたんで止まります。
二つ目は腹端を上に上げて止まることが多いです。
三つ目は胸部背前面にナポレオンハット(赤矢印)のようなものがあります。


フサヤガ
②フサヤガ
灯火を見上げるとフサヤガらしいものが止まっています。
下に降ろして写真を撮ろうと棒を使いました。
今までの経験から飛んでいかないと思ったからです。
予想通りふわっと下りました。
マツの葉を使ってフサヤガを葉の上に乗せました。
このとき腹端の毛(黄矢印)が葉に触れて毛が少し抜けてしまいました。(黄楕円形内)



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エゾヨツメ

2022年4月10日(日)
2922 エゾヨツメ 撮影日2022/04/09 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月9日に観察したエゾヨツメです。

エゾヨツメ
①エゾヨツメ(ヤママユガ科)
去年は観察できずにいたのでがっかりしていました。
2年ぶりに再会できて感激しました。
明るい橙色の翅に4つの眼状紋がある魅力ある蛾です。
特に後翅にある眼状紋は黒い縁取りが有って水色の中に白紋が光ります。


エゾヨツメ
②エゾヨツメ
翅を閉じている写真は止まっているときの様子です。
翅の裏はくすんだ色で白紋以外は目立ちません。
明るい翅の表を写したくて下に降りてもらいました。
下に着くと明るい翅を見せてくれました。
撮影していると突然明るい方へ飛んで行き次第に翅を閉じました。
止まっている壁に垂直に止まれず翅が壁に倒れかかるような止まり方をするのが多いです。
成虫になるとシャチホコガ科の蛾のように何も食べずに活動します。



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ヒメサビスジヨトウ

2022年4月9日(土)
ヒメサビスジヨトウ 撮影日2022/04/09 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月9日に観察したヒメサビスジヨトウです。

ヒメサビスジヨトウ
①ヒメサビスジヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
止まっている形が矢尻に似ていて腎状紋(桃矢印)があることからヤガ科のキリガ亜科・ヨトウガ亜科と分かります。
幼虫はエゾギク,タンポポ類,ヨモギ,スイバ,クサギの生葉や枯れ葉を食べます。
一般に草本類の葉を食べる種は出現する割合が少ない傾向にあります。
似た種にクロテンヨトウなどが居るので注意が必要です。


ヒメサビスジヨトウ
②ヒメサビスジヨトウ
赤矢印が指しているのは,中横線です。
この線は明瞭ですが,残りの二つの横線は不明瞭です。
この線のすぐ外側に白筋や複数の小白点からなる腎状紋(桃矢印)が見られます。
緑矢印が指しているのは内横線です。
写真のものは所々切れていますが,切れていないものも居ます。
黄矢印が指しているのは外横線です。
外横線の外側には翅脈上に小黒点が並んでいます。



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ハスオビエダシャク

2022年4月8日(金)
ハスオビエダシャク 撮影日2022/03/28,04/06 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年3月28日と4月6日に観察したハスオビエダシャクです。

ハスオビエダシャク
①ハスオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
翅を閉じて止まっているので,シャクガ科と思えませんがシャクガ科の蛾です。
地色は薄黄色で,焦茶色の線や点が見られます。
翅頂からのびる斜線には個体差が見られます。
線状のものや点列状のものがあります。


ハスオビエダシャク
②ハスオビエダシャク
♀の翅は細く翅頂は細長く尖ります。
幼虫はカバノキ科,ブナ科,ヤマグルマ科,バラ科,トチノキ科,ツバキ科,ミズキ科の葉を食べます。
餌がいっぱい有るので複数回見られます。



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ニッコウエダシャク

2022年4月7日(木)
ニッコウエダシャク 撮影日2022/04/06,04/07 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月6日と4月7日に観察したニッコウエダシャクです。

ニッコウエダシャク
①ニッコウエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
灰白色から灰褐色の蛾が壁に止まっています。
昨日暖かかったので今日は合計3匹も見つかりました。
前翅を大きく開いて壁に貼り付くように止まっています。
ですからシャクガ科と予想がたちます。


ニッコウエダシャク
②ニッコウエダシャク
本種の横線は不明瞭ですが,辛うじて外横線は確認出来ます。
3本の横線は前縁の部分だけは黒くてはっきりしています。
赤矢印は内横線を指しています。
緑矢印は中横線を指しています。
桃矢印は外横線を指しています。


ニッコウエダシャク
③ニッコウエダシャク
本種の胸部背を見ると青矢印が指している所に黒筋が有ります。
腹部背には3対以上の小黒点が見られます。
幼虫はミズナラ,リンゴの葉を食べると記載されています。
しかし,それらが分布していない勿来の関で本種が出現しているのでコナラ・サクラの葉も食べていることになります。



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モンシロツマキリエダシャク

2022年4月6日(水)
2918 モンシロツマキリエダシャク 撮影日2022/04/06 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月6日に観察したモンシロツマキリエダシャクです。

モンシロツマキリエダシャク
①モンシロツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅を大きく開いて平たく止まっています。
ですからシャクガ科と予想が立ちます。
ところが,触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科と思われ混同してしまいます。
前翅長が20㎜ほどあり,こんなに大きなツトガ科・メイガ科は居ません。
本種はヒゲマダラエダシャクと同じでエダシャク亜科なのですが触角を背負っています。

触角を拡大したところ,ヒゲマダラエダシャクのように斑模様になっていました。
でも,櫛歯までは,なっていないように感じました。


モンシロツマキリエダシャク
②モンシロツマキリエダシャク
内横線や中横線は茶色の太い線でできています。
しかし,桃矢印が指している外横線は小黒点が並んで作られています。
この外横線の直ぐ外側に黒紋が見られます。
この黒紋の中心には少しだけ白く見える部分があるのでモンシロの名前が付けられたのでしょう。
緑矢印が指した所と翅頂までは,端が切られたように凹んでいます。
それでツマキリと名付けたのでしょう。
後翅の外縁には赤矢印が指しているように幾つかの鋸歯が見られます。



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ヒロバトガリエダシャク

2022年4月5日(火)
ヒロバトガリエダシャク 撮影日2022/03/29,04/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年3月29日と4月4日に観察したヒロバトガリエダシャクです。

ヒロバトガリエダシャク
①ヒロバトガリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅を閉じて止まっているのでヤガ科に見えてしまいます。
毛深い前足を前方へ伸ばしているのでドクガ科・シャチホコガ科にも見えますが違います。
尖った翅頂からトガリバガ亜科も予想されますが翅頂から斜上する線がありません。
結局,この様な蛾はヒロバトガリエダシャクと覚えておくしかないようです。
本種はホソバトガリエダシャクという似た種が居るので注意が必要です。


ヒロバトガリエダシャク
②ヒロバトガリエダシャク
赤矢印は外横線を指しています。
桃矢印は内横線を指しています。
緑矢印は亜外縁線を指しています。
この横線の外側に白っぽい縁取りが有ります。
幼虫はクヌギ,ケヤキ,コウゾ,サクラ,レンゲツツジ,ヤナギ科,クルミ科の葉を食べます。
前翅長は20㎜程度の中くらいの蛾です。



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アカバキリガ

2022年4月3日(日)
アカバキリガ 撮影日2013/04/20,2016/04/04,2022/04/03 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2013年4月20日と2016年4月4日と2022年4月3日に観察したアカバキリガです。

アカバキリガ
①アカバキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)  2013/04/20撮影
緑矢印は環状紋を指しています。
赤矢印は腎状紋を指しています。
これらの紋が見られることから写真の蛾はヨトウガ亜科・キリガ亜科の蛾であることが分かります。


アカバキリガ
②アカバキリガ  2016/04/04撮影
本種を特徴づけるポイントは一対の黒紋です。
数字の1を思わせる紋が左右対称に並んでいます。
名前に「アカバ」とつくのは翅全体がほんのり赤味を帯びているからでしょう。
腎状紋の外側に1個ずつ,胸部背脇に一対ずつの黒点が見られます。
環状紋は腎状紋と少し間を取って並んでいますが,腎状紋と直角に接するように向き合っています。


アカバキリガ
③アカバキリガ  2022/04/03撮影
今日,勿来の関へ出かけるとあまり見かけない蛾が止まっています。
でも,胸部背の毛叢が擦れて無くなっている個体です。
長い縁毛が付いているのに胸部背が擦れているのは狭い空間で何度ももがいたからでしょう。



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ナカモンキナミシャク

2022年4月2日(土)
ナカモンキナミシャク 撮影日2022/03/28,03/31 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年3月28日と3月31日に観察したナカモンキナミシャクです。

ナカモンキナミシャク
①ナカモンキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
緑矢印は外横線を指しています。
この外横線には多くのU字形が並んでいます。
ですから本種はシャクガ科ナミシャク亜科とわかります。


ナカモンキナミシャク
②ナカモンキナミシャク
本種にはモンキキナミシャクという似た種類が居るので注意が必要です。
区別するのには緑矢印の所を見れば分かります。
急に凹む方がナカモンキナミシャクです。
ミズナラの自生がない所でも本種が観察されていることから,近縁種のコナラを餌にしていると思われます。



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スギタニキリガ

2022年4月1日(金)
スギタニキリガ 撮影日2022/04/01 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2022年4月1日に観察したスギタニキリガです。

スギタニキリガ
①スギタニキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
一目で好きになってしまう蛾です。
何しろ大きくて紋様が格好良く,頭胸部の毛束の集まりは手が込んでいるからです。
幼虫は普通に分布しているコナラ,クヌギ,サクラを食べるので観察する機会が多いです。


スギタニキリガ
②スギタニキリガ
赤矢印は腎状紋を指しています。
黄矢印は環状紋を指しています。
これらの紋が有るので本種はヨトウガ亜科・キリガ亜科の蛾だと分かります。
本種の紋様は親鳥が大木の脇で餌をあげているように見えます。



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