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フタクロテンナミシャク

2021年12月31日(金)
フタクロテンナミシャク 撮影日2021/5/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月27日に観察したフタクロテンナミシャクです。

フタクロテンナミシャク
①フタクロテンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印が指している横線を見ると「U字形」が沢山並んでいます。
外横線ばかりでなくその外側の横線でも「U字形」が有れば,ほぼナミシャク亜科で決まりです。


フタクロテンナミシャク
②フタクロテンナミシャク
翅頂付近に二つの黒紋が並んでいるのでフタクロテンナミシャクと名付けたのでしょう。



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スズキドクガ

2021年12月30日(木)
スズキドクガ 撮影日2021/5/30 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月30日に観察したスズキドクガです。

スズキドクガ
①スズキドクガ(ドクガ科)
開張17~21㎜程度の中くらいの蛾です。
似た様な蛾にスギドクガ(名前も似ている)が居るので注意が必要です。
全体的に黒ずんでいて毛深い蛾です。
特に前足や中足は毛がふさふさしています。
腹端が外縁から出ていてシャチホコガ科と紛らわしいです。


スズキドクガ
②スズキドクガ  2017/06/16撮影
赤矢印が指しているのは外横線です。
この線の内側に大きな白紋(緑矢印)があります。
外横線の外側には鱗のように見える紋様が見られます。

スギドクガは本種よりも白っぽい感じで,白紋の位置が違います。
スギドクガの白紋は内横線の内側に有るので胸部の両側辺りです。
鱗状の紋様が外縁沿いに見られません。



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クリイロアツバ

2021年12月29日(水)
クリイロアツバ 撮影日2021/5/30 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月30日に観察したクリイロアツバです。

クリイロアツバ
①クリイロアツバ(ヤガ科テンクロアツバ亜科)
昨年の9月に初めて観察した蛾ですが今年は5月に見ていました。
前翅長10㎜の小さな蛾です。
そのためか下唇鬚(かしんひげ)は短く目立ちません。
でも,(緑矢印が指している)腎状紋が有るのでヤガ科と分かります。


クリイロアツバ
②クリイロアツバ
本種の際だって目立つ点は前翅後縁が止まっているときに垂直に曲がっていることです。
ですから,そこが盛り上がっているように見えます。
本種の外横線(赤矢印)は前縁近くで急に頭の方へ曲がっています。
翅頂近くに黒くて円形の紋が有るので同定に役立っています。
幼虫はネザサの葉を餌にしています。



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オビカギバ

2021年12月28日(火)
2831 オビカギバ 撮影日2021/5/31 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月31日に観察したオビカギバです。

オビカギバ
①オビカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
赤矢印が指している鉤状の翅頂付近を見れば何の仲間か直ぐ分かります。
ほとんど鉤状にならないものもいますが本種ははっきり鉤状になっていて同定しやすい種です。
全体に茶褐色ですが濃淡の差が大きい種です。
緑矢印の所が欠けていますが,鳥にくちぱくされたか枝にひっかかって失ったかのどちらかでしょう。


オビカギバ
②オビカギバ
本種は山地性とありますが,標高50mにも満たない勿来の関は平地と言ってもいい所でしょう。
そんな場所で山地性のオビカギバが見られるのはヤシャブシが普通に分布しているからでしょう。
一般に♂の触角は発達していて立派で,♀のは貧弱に見えます。
本種の♀は触角の枝が短いそうです。
でも比べてないので今のところ分かりません。



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エゾコヤガ

2021年12月27日(月)
2830 エゾコヤガ 撮影日2021/5/24 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月24日に観察したエゾコヤガです。

エゾコヤガ
①エゾコヤガ(ヤガ科スジコヤガ亜科)
三角形の矢尻型をしているのでヤガ科を連想させます。
前翅長8㎜程度の小さな蛾です。
幼虫は何を食べるか未だ不明です。


エゾコヤガ
②エゾコヤガ
白地に黒・灰色なので目に留まりやすい蛾です。
赤矢印は外横線を指しています。
緑矢印は内に二つの小黒点が有る腎状紋を指しています。
青矢印は外縁に沿って並ぶ三つの小黒点を示しています。



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マエベニノメイガ

2021年12月26日(日)
2829 マエベニノメイガ 撮影日2021/5/20 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月20日に観察したマエベニノメイガです。

マエベニノメイガ
①マエベニノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
緑矢印は触角を指しています。
このように触角を背負っているので,この蛾はツトガ科・メイガ科と分かります。
翅全体が明るい色のものはノメイガ亜科に多いです。
前翅長が10㎜程の小さな蛾ですが鮮やかな桃色なので直ぐ目に付きます。
しかし,綺麗な桃色は前翅だけなのでマエベニノメイガと付けられています。


マエベニノメイガ
②マエベニノメイガ
本種は桃色が一様に広がっているように見えますが,少しくすんだ桃色の部分(黄矢印)があります。
今年2月に命名されたばかりというアメリカピンクノメイガと本種は遠目には瓜二つです。
しかし本種のように斑模様も後縁が黄色くもなっていません。



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スジエグリシャチホコ

2021年12月25日(土)
2828 スジエグリシャチホコ 撮影日2021/5/17 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月17日に観察したスジエグリシャチホコです。
水曜日から土曜日まで年賀状作成をしてましてブログを休んでいました。
昨年プリンターが壊れてしまい今年の十月に購入しました。
新機種で低価格の物をと思っていましたが新しい物は未だ無く残っている物を買いました。
一年経っても生産は軌道に乗っていないようです。

スジエグリシャチホコ
①スジエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
この様な止まり方をするのはシャチホコガ科の一部に見られる特徴です。

桃矢印が指している胸部背の毛束は白っぽいですが,検索するとほとんど褐色を帯びています。
地域差があるのでしょうか。


スジエグリシャチホコ
②スジエグリシャチホコ
この中間は似た種があってなかなか同定が進みません。
私が捉えた特徴は次の通りです。
赤矢印は外横線を指しています。
この外側の少し離れた所に薄褐色の横線があります。
この薄褐色の線から少し外側の翅脈上に白っぽい線が目立ちます。
この白っぽい線が目立つのはスジエグリシャチホコに多いので,これが目立つ物を取り上げました。
エグリシャチホコの仲間は外縁から腹端を出さず前縁から外に腹部(灰矢印)を出します。



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フタスジオエダシャク

2021年12月21日(火)
フタスジオエダシャク 撮影日2021/5/14 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月14日に観察したフタスジオエダシャクです。

フタスジオエダシャク
①フタスジオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が突き出ているのでアツバの仲間と思ってしまいます。
でも,前縁が水平よりも翅頂の方が少し持ち上がっています。
ヤガ科の仲間は翅の付け根より翅頂の方が低くなっていて翅が垂れ下がった感じがします。
従って本種はシャクガ科の蛾となります。
前翅長は13㎜程度の小さな蛾です。


フタスジオエダシャク
②フタスジオエダシャク  2016/08/06撮影
緑矢印は内横線,赤矢印は外横線を指しています。
その色は褐色から濃褐色まで有ります。
内横線の内側と外横線の外側に白い縁取りが有ります。
青矢印は後翅外縁中央の少し出張った部分を指しています。
それを尾と見立ててフタスジオエダシャクと名付けています。
幼虫はアオハダ,ミヤマウメモドキ,タンナサワフクギの葉を食べます。



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フトベニスジヒメシャク

2021年12月20日(月)
フトベニスジヒメシャク 撮影日2021/5/14 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月14日に観察したフトベニスジヒメシャクです。

フトベニスジヒメシャク
①フトベニスジヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
止まる面にぴったり接するように止まっています。
後翅ががよく見えるように前翅を大きく開いています。
ですから,シャクガ科の蛾だと分かります。

今年になって初めて翅頂付近の紅色の部分が広がっている蛾を見つけました。(桃矢印の部分)
検索するとフトベニスジヒメシャクと分かりました。
名前のごとく中横線(緑矢印)が太くなっています。
幼虫はミズヒキ,ミゾソバ,イヌタデの葉を食べます。


ベニスジヒメシャクの仲間
②ベニスジヒメシャクの仲間  2014/07/20撮影(シャクガ科ヒメシャク亜科)
今まではこの写真の様に赤い横線が左右の翅頂を結ぶように走っている物ばかりでした。
一枚目の写真の様に青矢印が指している所が紅色になっていません。

コベニスジヒメシャク・ベニスジヒメシャク・ウスベニスジヒメシャクは似ているので注意が必要です。
これらは外観での区別は難しいです。



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イタヤマダラメイガ

2021年12月19日(日)
イタヤマダラメイガ 撮影日2021/5/11 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月11日に観察したイタヤマダラメイガです。

イタヤマダラメイガ
①イタヤマダラメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)
触角を背負っているので,メイガ科・ツトガ科となります。
細長い体形で翅の色は橙色・紅色・灰色・黒色が斑なので,マダラメイガ亜科の蛾です。
前翅長は12㎜程度の小さな蛾です。
しかし,橙色や紅色が綺麗で目をひきます。


イタヤマダラメイガ
②イタヤマダラメイガ
幼虫はイタヤカエデ・シナノキ・ハルニレの葉を食べます。
以前はナシハマキマダラメイガでしたが,ナシの葉を食べないことが分かりイタヤマダラメイガとなりました。
ネアカマダラメイガと似ているので同定には注意が必要です。



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クロモンドクガ

2021年12月18日(土)
クロモンドクガ 撮影日2021/6/10 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月10日に観察したクロモンドクガです。

クロモンドクガ
①クロモンドクガ♀(ドクガ科)
毛深い足を前方へ出して止まっています。
この様な蛾はドクガ科に多いです。
一般に灯火に飛来するのは♂がほとんどですが,本種は反対に♀が大部分というので驚きです。


クロモンドクガ
②クロモンドクガ♀
本種は毒針毛を持つキドクガやチャドクガに擬態していると思われます。
足や胸部背に毛が有るのは似ていますが,赤矢印が指している所に黄色い毛が逆立っていません。
ドクガ科で毒針毛を持つものは逆立つ毛が有るので,本種には毒針毛が無いと分かります。



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ナカジロアツバ

2021年12月17日(金)
ナカジロアツバ 撮影日2021/05/09,05/10 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月9日と10日に観察したナカジロアツバです。

ナカジロアツバ
①ナカジロアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
上から見ると三角形の形をしていて下唇鬚(かしんひげ)が小さいながらも突き出ているのでアツバ亜科と分かります。
前翅長が13㎜程度の小さな蛾です。
幼虫はコマツナギの葉を食べます。


ナカジロアツバ
②ナカジロアツバ
本種の同定ポイントは二つあります。
一つ目は赤矢印が指している横線の外側が白っぽくなっていることです。
二つ目は緑矢印が指している対になった白点と黒点です。
横線の外側が白くなっているのでナカジロアツバと名付けられたのでしょう。



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コシロモンヒメハマキ

2021年12月15日(水)
2822 コシロモンヒメハマキ? 撮影日2021/05/07 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月7日に観察したコシロモンヒメハマキ?です。

コシロモンヒメハマキ
①コシロモンヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)
初めは,シロモンヒメハマキと思っていました。
ところが,「みんなで作る日本蛾類図鑑」を読んでいると「白紋内の前縁でヒメハマキ模様が出ない。」とありました。
赤矢印から赤矢印までの黒筋をヒメハマキ模様とよんでいます。


コシロモンヒメハマキ
②コシロモンヒメハマキ
しかし,この写真には白紋内にヒメハマキ模様が有るのです。
この意味ではシロモンヒメハマキではないはずです。
更に困ったことには,翅の付け根から白紋の始点が遠すぎるのです。
遠すぎるのはシロモンヒメハマキに似ていることになります。
コシロモンヒメハマキの開張は11~12㎜で,シロモンヒメハマキの開張は19~26㎜なので大きさを測っておけばよかったと後悔しています。



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フタモンヒロズコガ

2021年12月15日(水)
2821 フタモンヒロズコガ 撮影日2021/06/30 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月30日に観察したフタモンヒロズコガです。

フタモンヒロズコガ
①フタモンヒロズコガ(ヒロズコガ科)
今回で2度目の観察です。
写真は灯火近くのタオルに止まった本種を写したものです。
本種には緑矢印と青矢印の二箇所に白っぽい紋が有るのでフタモンと名付けられたのでしょう。
開張が7㎜程度の小さな蛾です。
幼虫は鳥の巣内の羽毛,毛,ペリット(吐いた物)を食べます。


フタモンヒロズコガ
②フタモンヒロズコガ
何の仲間かぴんとくる方は少ないと思われます。
私は次のように工夫して覚えています。
本種は頭が薄黄色で白っぽく見えます。
そこで,白い頭→ヒロズコガ科(白とヒロを引っ掛けて)覚えています。
名前が分かるまでの経緯をお話しします。
1頭が白いのでヒロズコガ科と見当を付け「四国産蛾類図鑑」を調べました。
2見つからないので「あおもり昆虫記」の中の「さまざまな小ガたち 」を検索しました。
3見つからないので「富山県産蛾類博物館」の中の「ヒロズコガ科」を検索し見つけました。



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クロスジアオナミシャク

2021年12月14日(月)
2820 クロスジアオナミシャク 撮影日2021/06/09 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月9日に観察したクロスジアオナミシャクです。

クロスジアオナミシャク
①クロスジアオナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
例外は必ず有るもので,翅が緑色の蛾,必ずしもアオシャクに非ずです。
緑色の蛾必ずしもアオシャクに非ずはシロモンアオヒメシャクにも当てはまります。
赤矢印は外横線を指しています。
太赤矢印から細赤矢印まで「U字形」が並んでいるのでナミシャク亜科の仲間と分かります。


クロスジアオナミシャク
②クロスジアオナミシャク  2019/006/27撮影
前翅長が7㎜程度の小さな蛾です。
幼虫はイタドリの花,ムラサキシキブの花を食べる変わり種です。



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クロオビフユナミシャク

2021年12月13日(月)
2819 クロオビフユナミシャク 撮影日2021/12/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年12月12日に観察したクロオビフユナミシャクです。

クロオビフユナミシャク
①クロオビフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
緑矢印は「U字形」が横に並んでいる外側の線を指しています。
前縁から後縁まで「U字形」が八つから九つ並んでいます。
不思議なことに左側が一つ少なくなっています。
二枚目の写真の緑矢印も同じです。
「U字形」が並んでいる仲間はシャクガ科ナミシャク亜科です。


クロオビフユナミシャク
②クロオビフユナミシャク
本種の幼虫は勿来の関に普通に分布するコナラの葉を食べます。
ですから,複数回観察されます。
本種は「冬尺蛾」の仲間でもあります。
主な特徴は次の通りです。
・♀の翅が退化していて無いか,小さい。
・口が退化していて成虫後は何も食べません。



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ツマジロツマキリアツバ

2021年12月12日(日)
ツマジロツマキリアツバ 撮影日2021/06/30 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月30日に観察したツマジロツマキリアツバです。

ツマジロツマキリアツバ
①ツマジロツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指しています。
一枚目のものは前方へ伸びているように見えますが,二枚目は反り返っています。
これらのことからアツバの仲間と分かります。


ツマジロツマキリアツバ
②ツマジロツマキリアツバ  2011/06/21撮影
緑矢印は前翅外縁に沿って並んでいます。
何か刃物で切ったような感じです。
これがツマキリと名が付いたいわれです。
灰矢印は後翅外縁沿いに並ぶ白紋を指しています。
この白紋は前翅外縁にもあるので端(つま)が白っぽく見えます。
それでツマジロツマキリアツバと名付けられたのでしょう。



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エグリノメイガ

2021年12月11日(土)
エグリノメイガ 撮影日2021/06/24 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月24日に観察したエグリノメイガです。

エグリノメイガ
①エグリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
桃矢印は触角を指しています。
本種はその触角を背負っています。
それ故,本種はツトガ科・メイガ科と分かります。


エグリノメイガ
②エグリノメイガ
本種の最大の特徴は腹端を斜め上に上げて止まる習性があることです。
まるで斜め倒立をしている吊り輪の選手のようです。
外横線と内横線の真ん中辺りに小さな突起(灰矢印の少し前方)があって遠目には小黒点に見えます。



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カシワキボシキリガ

2021年12月10日(金)
カシワキボシキリガ 撮影日2021/12/10 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年12月10日に観察したカシワキボシキリガです。

カシワキボシキリガ
①カシワキボシキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
赤矢印は腎状紋,桃矢印は環状紋を指しています。
これらがあるので,本種はヤガ科であると分かります。
写真では少し褐色を帯びていますが,実際には灰白色をしています。


カシワキボシキリガ
②カシワキボシキリガ
腎状紋は矢が指している部分の色が濃い黒になっています。
赤矢印の柄の部分にはワイングラスの様な紋があります。
眼状紋と腎状紋の間に黒斑があります。
成虫で越冬し翌年の4月まで見られます。



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ホソトガリバ

2021年12月9日(木)
ホソトガリバ 撮影日2021/06/08 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月8日に観察したホソトガリバです。

ホソトガリバ
①ホソトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
写真は灯火枠に止まっているホソトガリバです。
赤矢印は翅頂から斜上する線を指しています。
私はこの線をトガリバガ斜上線と呼んで同定に役立てています。
幼虫はクヌギ,コナラの葉を食べます。


ホソトガリバ
②ホソトガリバ
本種はオオバトガリバと似ているので同定には注意が必要です。
緑矢印は腎状紋を指しています。
腎状紋の中に黒色部がありますが,オオバトガリバより強く出ることが多いそうです。
桃矢印は眼状紋を指しています。
オオバトガリバの眼状紋より大きく,ほぼ円に近い形です。
眼状紋の位置には変異があって離れているものや接触に近いものがあるようです。
トガリバガ亜科のものは胸部に防寒帽を被っているものが多いです。



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ハガタベニコケガ

2021年12月8日(水)
ハガタベニコケガ 撮影日2021/06/06 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月6日に観察したハガタベニコケガです。

ハガタベニコケガ
①ハガタベニコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
橙色と紅色の明るい色に黒い筋・点がある派手な蛾です。
前翅長12㎜程度の小さな蛾です。
本種はベニヘリコケガと似ているので注意が必要です。


ハガタベニコケガ
②ハガタベニコケガ
横線の名前は頭に近い方から,内横線(黄矢印)・中横線(緑矢印)・外横線(赤矢印)です。
内横線と中横線は黄矢印が指している近くで接してますが,接してない個体もあります。
外横線は大きく屈曲し,その先に黒点が並んでいます。
紅が濃いのは前縁沿いから外縁沿いです。



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ウンモンツマキリアツバ

2021年12月7日(火)
2813 ウンモンツマキリアツバ 撮影日2021/06/06 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月6日に観察したウンモンツマキリアツバです。

ウンモンツマキリアツバ
①ウンモンツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)を見ると前方へ突き出しています。
この事からアツバの仲間と分かります。
本種は翅頂から外縁の部分が凹んだようになっていて切り取られた感じがします。(灰矢印)
つまり端を切り取った感じなのでツマキリ(端切)アツバの名が付けられています。
幼虫はイボタノキの葉を食べますが,あまり分布していないので観察の機会は限られています。


ウンモンツマキリアツバ
②ウンモンツマキリアツバ
本種はムラサキツマキリアツバとよく似ているので注意が必要です。
黄矢印は後翅の外横線を指しています。
ここが小さいながらも強くうねっています。
緑矢印は亜外縁線を指しています。
外縁に沿って褐色の点が並んでいます。
大赤矢印は淡白紋,小赤矢印は小淡白紋を指しています。



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ゴマケンモン

2021年12月6日(月)
2816 ゴマケンモン 撮影日2021/07/19 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年7月19日に観察したゴマケンモンです。

ゴマケンモン
①ゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
ケンモンミドリキリガ,キクビゴマケンモンに似ているので注意する必要があります。
特にキクビゴマケンモンに似ていますが黄矢印が指している外横線とその外側の様子が違うので区別がつきます。
外横線が黄矢印の所で切れています。
外横線の外側はいちような焦茶色にならず淡褐色で緑色の部分もあります。(緑矢印)
翅色が緑色の地に白と黒の筋模様が有るので目立ちます。


ゴマケンモン
②ゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
比較しやすいようにこの画像を載せました。
外横線の外側が濃焦茶色です。(赤矢印から赤矢印まで)
黄矢印が指している外横線は切れ目無く繋がっています。(下の写真)



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ホソバナミシャク

2021年12月5日(日)
ホソバナミシャク 撮影日2021/06/06,06/07 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月6日と6月7日に観察したホソバナミシャクです。

ホソナミアツバ
①ホソバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印は外横線を指しています。
その少し外側に「U字形」の紋が並んでいます。(灰矢印)
この事から,シャクガ科ナミシャク亜科とわかります。


ホソバナミシャク
②ホソバナミシャク
前翅にも後翅にも小黒点があり,二人の顔が見えてきます。
前翅に有る小黒点を中心に見ると若い大きな男の顔になります。
後翅に有る小黒点を中心に見ると年老いた毛深い男の顔になります。
幼虫はタラノキの葉を食べます。



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クロフケンモン

2021年12月4日(土)
クロフケンモン 撮影日2021/06/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月4日に観察したクロフケンモンです。

クロフケンモン
①クロフケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
本種は普通,二枚目の写真の様に中央が黒ずんだ帯のように見えます。(桃矢印)
しかし,黒くてよく分からないのでコントラストや明るさを調節したものがこの写真です。
腎状紋(太赤矢印)や環状紋(細赤矢印)が見られるのでヤガ科だと分かります。
幼虫はトネリコの葉を食べます。


クロフケンモン
②クロフケンモン
黒っぽい斑模様のものが翅中央に見られます。(桃矢印)
翅付け根から内横線までのびる黒くて細長い筋が有ります。(緑矢印)
この細長い筋を剣状紋といいます。
黒い斑模様と剣状紋が有るのでクロフケンモンと名付けられました。



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キエダシャク

2021年12月3日(金)
2812 キエダシャク 撮影日2021/06/06,06/07 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月6日と6月7日に観察したキエダシャクです。

キエダシャク
①キエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁に貼り付くようにではなく間が空いていますが前翅を開き後翅が見えています。
この様に止まる仲間はシャクガ科です。
幼虫はノイバラ,サンショウバラ,バラの葉を食べます。
本種の幼虫には痛そうに見える突起が有りますが,柔らかで痛くないです。
刺状の突起を付けることでバラの枝に擬態していると思われます。


キエダシャク
②キエダシャク
灰矢印は薄ぼんやりとした内横線を指しています。
それに比べて赤矢印が指している外横線は明瞭です。
前翅はこの外横線と外側が焦茶色になっていて,その他はほとんど黄色です。
これがキエダシャクと名付けられた所以です。
緑矢印が指している少し前方には焦茶色の小円紋があります。
外縁は鋸目状になっていて尖った先端は濃褐色です。



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キクビゴマケンモン

2021年12月2日(木)
2812 キクビゴマケンモン 撮影日2021/06/05 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月5日に観察したキクビゴマケンモンです。

キクビゴマケンモン
①キクビゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
前翅を閉じたままで上から見た形が矢尻のようなのでヤガ科と分かります。
本種と似た種にゴマケンモンが居るので注意が必要です。
幼虫はクマシデ,サワシバの葉を食べます。


キクビゴマケンモン
②キクビゴマケンモン
区別点の一つは外横線(黄矢印)の外側にあります。
赤矢印から赤矢印まで外横線に沿って途切れない焦茶色の帯があります。
ゴマケンモンは途中で途切れています。
もう一つの区別点は緑矢印が指している胸部背のたてがみ状の毛色にあります。
たてがみ状の毛色が茶色から焦茶色で白い縁取りが有ります。



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ウスグロアツバ

2021年12月1日(水)
2811 ウスグロアツバ 撮影日2021/06/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月4日に観察したウスグロアツバです。

ウスグロアツバ
①ウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)の先端が後方へ反り返っているのでクルマアツバ亜科と分かります。
ツマオビアツバやヒメツマオビアツバと似ているので注意が必要です。
でも,ツマオビアツバやヒメツマオビアツバとは亜外縁線(緑矢印)が翅頂から出ているかどうかで区別ができます。
亜外縁線が翅頂の離れた所から出ている。・・・ウスグロアツバ
亜外縁線が翅頂の直ぐ近くから出ている。・・・ツマオビアツバ・ヒメツマオビアツバ


ウスグロアツバ
②ウスグロアツバ
それからまた,ヒメコブヒゲアツバとも似ているので注意が必要です。
外横線の内側に薄らと焦茶色をした帯が見られます。・・・本種
外横線の内側に薄らと焦茶色をした帯がありません。・・・ヒメコブヒゲアツバ
地の色が焦茶色ではなく淡い焦茶色なのでウスグロアツバと名付けたのでしょう。
幼虫はカヤツリグサ科,イネ科を食べます。



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