クロコハマキ
2021年11月30日(火)
2811 クロコハマキ 撮影日2021/11/30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月30日に観察したクロコハマキです。

①クロコハマキ(ハマキガ科)
歩道を少し進むと突然飛び立つ昆虫が居ます。
行方を目で追っていると三歩先へ止まりました。
止まった所をじっと見つめながら近付くと濃焦茶色の翅に後角周辺から外縁にかけて薄褐色になっています。
釣り鐘形をしているのでハマキガ科と分かります。

②クロコハマキ
前翅長は9㎜程度の小さな蛾です。
過去3度観察していますが,いずれも12/02,02/28,01/01と寒い時期です。

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2811 クロコハマキ 撮影日2021/11/30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月30日に観察したクロコハマキです。

①クロコハマキ(ハマキガ科)
歩道を少し進むと突然飛び立つ昆虫が居ます。
行方を目で追っていると三歩先へ止まりました。
止まった所をじっと見つめながら近付くと濃焦茶色の翅に後角周辺から外縁にかけて薄褐色になっています。
釣り鐘形をしているのでハマキガ科と分かります。

②クロコハマキ
前翅長は9㎜程度の小さな蛾です。
過去3度観察していますが,いずれも12/02,02/28,01/01と寒い時期です。

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シロマダラコヤガ
2021年11月29日(月)
2810 シロマダラコヤガ 撮影日2021/06/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年6月4日に観察したシロマダラコヤガです。

①シロマダラコヤガ(ヤガ科スジコヤガ亜科)
赤矢印は腎状紋,緑矢印は環状紋を指しています。
腎状紋や環状紋が見られるのでヤガ科の仲間と分かります。
前翅長は12㎜程度の小さな蛾です。
ですから,「四国産蛾類図鑑」でコヤガ類1・コヤガ類2から探すと速く見つかります。

②シロマダラコヤガ 2020/06/15撮影
本種には同定ポイントになる目立つ紋があるので検索しやすい蛾です。
その目立つ紋というのは,黄矢印が指している楔状(くさびじょう)紋です。
白くて太いので,直ぐ目に留まります。
本種は触角を背負っているように見えますが,ツトガ科・メイガ科ではありません。
幼虫が食べるのはアキメヒシバ,チヂミササ,イネです。

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2810 シロマダラコヤガ 撮影日2021/06/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年6月4日に観察したシロマダラコヤガです。

①シロマダラコヤガ(ヤガ科スジコヤガ亜科)
赤矢印は腎状紋,緑矢印は環状紋を指しています。
腎状紋や環状紋が見られるのでヤガ科の仲間と分かります。
前翅長は12㎜程度の小さな蛾です。
ですから,「四国産蛾類図鑑」でコヤガ類1・コヤガ類2から探すと速く見つかります。

②シロマダラコヤガ 2020/06/15撮影
本種には同定ポイントになる目立つ紋があるので検索しやすい蛾です。
その目立つ紋というのは,黄矢印が指している楔状(くさびじょう)紋です。
白くて太いので,直ぐ目に留まります。
本種は触角を背負っているように見えますが,ツトガ科・メイガ科ではありません。
幼虫が食べるのはアキメヒシバ,チヂミササ,イネです。

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ベニシマコヤガ
2021年11月28日(日)
2809 ベニシマコヤガ 撮影日2021/07/30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月30日に観察したベニシマコヤガです。

①ベニシマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
前翅長が7㎜程の小さな蛾です。
小さいながらもハイカラな蛾です。
うっすらと紅を帯びた翅に真っ白な触角や紅を帯びた縁毛をつけ目を惹きつけます。

②ベニシマコヤガ 2013/08/09撮影
幼虫はヒトリガ科コケガ亜科ではありませんが,地衣類を食べる変わり種です。
本種はハエによる寄生が非常に高いそうです。

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2809 ベニシマコヤガ 撮影日2021/07/30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月30日に観察したベニシマコヤガです。

①ベニシマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
前翅長が7㎜程の小さな蛾です。
小さいながらもハイカラな蛾です。
うっすらと紅を帯びた翅に真っ白な触角や紅を帯びた縁毛をつけ目を惹きつけます。

②ベニシマコヤガ 2013/08/09撮影
幼虫はヒトリガ科コケガ亜科ではありませんが,地衣類を食べる変わり種です。
本種はハエによる寄生が非常に高いそうです。

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クロキシタアツバ
2021年11月27日(土)
クロキシタアツバ 撮影日2021/07/25 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月25日に観察したクロキシタアツバです。

①クロキシタアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)が前方へ突き出ています。
二枚目の写真では反り返っているように見えますが,先端が上へ曲がっているからです。
この事からヤガ科アツバ亜科の蛾であることが分かります。
幼虫はヤブマオ,カラムシの葉を食べます。
それらの分布が少ないのであまり見られません。

②クロキシタアツバ
本種は濃褐色の地に小白点が無数に散在しています。
黄矢印の矢の部分と交差しているのが外横線です。
この外横線の内側に濃褐色の紋があります。
その濃褐色の紋は台形に見えますが,上辺の端から斜め上方へ線が走っていて角のように見えます。
台形紋と角のような線が同定ポイントになっています。

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クロキシタアツバ 撮影日2021/07/25 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月25日に観察したクロキシタアツバです。

①クロキシタアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)が前方へ突き出ています。
二枚目の写真では反り返っているように見えますが,先端が上へ曲がっているからです。
この事からヤガ科アツバ亜科の蛾であることが分かります。
幼虫はヤブマオ,カラムシの葉を食べます。
それらの分布が少ないのであまり見られません。

②クロキシタアツバ
本種は濃褐色の地に小白点が無数に散在しています。
黄矢印の矢の部分と交差しているのが外横線です。
この外横線の内側に濃褐色の紋があります。
その濃褐色の紋は台形に見えますが,上辺の端から斜め上方へ線が走っていて角のように見えます。
台形紋と角のような線が同定ポイントになっています。

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アトキスジクルマコヤガ
2021年11月26日(木)
2807 アトキスジクルマコヤガ 撮影日2021/07/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月17日に観察したアトキスジクルマコヤガです。

①アトキスジクルマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
後翅がよく見えるほど前翅を開いていますがシャクガ科ではありません。
翅が何となく厚ぼったい感じがするのでヤガ科に属します。

②アトキスジクルマコヤガ 2018/09/03撮影
外横線の外側,外縁に沿って並ぶ白っぽい筋模様が本種の美しさを引き立てています。
幼虫は枯葉・ヌルデを食べます。
前翅長は10㎜程度の小さい蛾です。

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2807 アトキスジクルマコヤガ 撮影日2021/07/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月17日に観察したアトキスジクルマコヤガです。

①アトキスジクルマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
後翅がよく見えるほど前翅を開いていますがシャクガ科ではありません。
翅が何となく厚ぼったい感じがするのでヤガ科に属します。

②アトキスジクルマコヤガ 2018/09/03撮影
外横線の外側,外縁に沿って並ぶ白っぽい筋模様が本種の美しさを引き立てています。
幼虫は枯葉・ヌルデを食べます。
前翅長は10㎜程度の小さい蛾です。

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ネグロアツバ
2021年11月24日(水)
2806 ネグロアツバ 撮影日2021/07/02 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月2日に観察したネグロアツバです。

①ネグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反っていることが分かります。
これはヤガ科クルマアツバ亜科特有の特徴です。
幼虫は,シダ類の生葉や蘚類を食べます。

②ネグロアツバ 2020/06/26撮影
大きい緑矢印は内横線を指しています。
小さい緑矢印は外横線をさしています。
両方の横線は前縁付近の部分が太くて濃い焦茶色になっています。
名前にあるネグロの意味は翅の付け根の部分が黒いので付けられています。

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2806 ネグロアツバ 撮影日2021/07/02 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月2日に観察したネグロアツバです。

①ネグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると後方へ反っていることが分かります。
これはヤガ科クルマアツバ亜科特有の特徴です。
幼虫は,シダ類の生葉や蘚類を食べます。

②ネグロアツバ 2020/06/26撮影
大きい緑矢印は内横線を指しています。
小さい緑矢印は外横線をさしています。
両方の横線は前縁付近の部分が太くて濃い焦茶色になっています。
名前にあるネグロの意味は翅の付け根の部分が黒いので付けられています。

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ミドリアキナミシャク
2021年11月24日(水)
2806 ミドリアキナミシャク 撮影日2021/11/24 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月24日に観察したミドリアキナミシャクです。

①ミドリアキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科と分かります。
赤矢印は外横線を指していますが,その外側にかまぼこ状のものが沢山並んでいます。
この事から,本種はナミシャク亜科と分かります。

②ミドリアキナミシャク
本種は毎年秋の終わり頃から見られるナカオビアキナミシャクと同じ頃登場します。
本種の幼虫の餌は普通に分布するコナラの葉なので,場所を選ばず観察できます。
一枚目と二枚目の写真の蛾は,どちらが擦れていないか分かりますか。
縁毛の生えている様子で判断すれば,よく生え揃っている二枚目の方が擦れていないと思います。

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2806 ミドリアキナミシャク 撮影日2021/11/24 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月24日に観察したミドリアキナミシャクです。

①ミドリアキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科と分かります。
赤矢印は外横線を指していますが,その外側にかまぼこ状のものが沢山並んでいます。
この事から,本種はナミシャク亜科と分かります。

②ミドリアキナミシャク
本種は毎年秋の終わり頃から見られるナカオビアキナミシャクと同じ頃登場します。
本種の幼虫の餌は普通に分布するコナラの葉なので,場所を選ばず観察できます。
一枚目と二枚目の写真の蛾は,どちらが擦れていないか分かりますか。
縁毛の生えている様子で判断すれば,よく生え揃っている二枚目の方が擦れていないと思います。

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ナカオビアキナミシャク
2021年11月22日(月)
2805 ナカオビアキナミシャク 撮影日2021/11/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月19日に観察したナカオビアキナミシャクです。

①ナカオビアキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科と分かります。
細赤矢印は外横線を指していますが,その外側の太赤矢印が指している横線を見て下さい。
「U字形」が横一線に並んでいます。
この事から,この蛾はナミシャク亜科と分かります。

②ナカオビアキナミシャク
毎年11月下旬から複数回見られる蛾です。
勿来の関では灯火に集まる蛾を観察できるのは三箇所です。
その中の一箇所でのみ本種を観察しています。
それは幼虫の餌となる植物(リョウブ)と関係があります。
その一箇所だけは,直ぐ脇に大きなリョウブが生育しているからです。

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2805 ナカオビアキナミシャク 撮影日2021/11/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月19日に観察したナカオビアキナミシャクです。

①ナカオビアキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
壁に貼り付くように止まっているのでシャクガ科と分かります。
細赤矢印は外横線を指していますが,その外側の太赤矢印が指している横線を見て下さい。
「U字形」が横一線に並んでいます。
この事から,この蛾はナミシャク亜科と分かります。

②ナカオビアキナミシャク
毎年11月下旬から複数回見られる蛾です。
勿来の関では灯火に集まる蛾を観察できるのは三箇所です。
その中の一箇所でのみ本種を観察しています。
それは幼虫の餌となる植物(リョウブ)と関係があります。
その一箇所だけは,直ぐ脇に大きなリョウブが生育しているからです。

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ウストビハマキ
2021年11月22日(月)
ウストビハマキ 撮影日2021/09/07 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月7日に観察したウストビハマキです。

①ウストビハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
釣り鐘形で小さい蛾とくれば相場はハマキガ科に決まりです。
前翅長9㎜程度の小さな蛾です。
ハマキガ科は逃げ足が速くなかなか写真が撮れませんが偶々逃げずに止まっていたので撮影できました。

②ウストビハマキ
本種はアカトビハマキと似ているので注意が必要です。
本種は名前にウスとあるように淡い褐色なので区別がつきました。
幼虫はバラ科,マメ科,ブナ科,ヤナギ科,タデ科,スイカズラ科,マツ科等と多食性です。

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ウストビハマキ 撮影日2021/09/07 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月7日に観察したウストビハマキです。

①ウストビハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
釣り鐘形で小さい蛾とくれば相場はハマキガ科に決まりです。
前翅長9㎜程度の小さな蛾です。
ハマキガ科は逃げ足が速くなかなか写真が撮れませんが偶々逃げずに止まっていたので撮影できました。

②ウストビハマキ
本種はアカトビハマキと似ているので注意が必要です。
本種は名前にウスとあるように淡い褐色なので区別がつきました。
幼虫はバラ科,マメ科,ブナ科,ヤナギ科,タデ科,スイカズラ科,マツ科等と多食性です。

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ナンカイカラスヨトウ
2021年11月21日(日)
ナンカイカラスヨトウ 撮影日2021/11/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月19日に観察したナンカイカラスヨトウです。

①ナンカイカラスヨトウ(ヤガ科カラスヨトウ亜科) フラッシュ撮影
地色が暗褐色で,緑矢印の所に白紋が有る蛾を見つけました。
一見オオシマカラスヨトウに似ています。
でも,よく見ると白紋(緑矢印)の中に小黒点が有りません。

②ナンカイカラスヨトウ
そこで,腹部に縦の白い縞があるか写すことにしました。
勿来の関では逃げられる恐れがあるので,袋詰めして持ち帰り家で撮影することにしました。
部屋の窓を閉めてから袋の外へ出し手に乗せました。
飛び出そうとはしませんが,腹部の縞模様がよく見えるようにと向きを変える度に動いてしまいます。
そこで透明のビニル袋に入れて撮影することにしました。
撮影の結果,不明瞭な白い縞(赤矢印3本)はありましたが,オオシマカラスヨトウの様な明瞭な縞模様はありません。
これで,この蛾はナンカイカラスヨトウと同定しました。
<オオシマカラスヨトウの腹部縞模様はこちらです。>
名前にナンカイと有るので南方系の蛾だと思い分布が心配になりました。
「分布は本州:秋田・岩手以南。宮城県では普通に得られるよう。」とあり安心しました。

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ナンカイカラスヨトウ 撮影日2021/11/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月19日に観察したナンカイカラスヨトウです。

①ナンカイカラスヨトウ(ヤガ科カラスヨトウ亜科) フラッシュ撮影
地色が暗褐色で,緑矢印の所に白紋が有る蛾を見つけました。
一見オオシマカラスヨトウに似ています。
でも,よく見ると白紋(緑矢印)の中に小黒点が有りません。

②ナンカイカラスヨトウ
そこで,腹部に縦の白い縞があるか写すことにしました。
勿来の関では逃げられる恐れがあるので,袋詰めして持ち帰り家で撮影することにしました。
部屋の窓を閉めてから袋の外へ出し手に乗せました。
飛び出そうとはしませんが,腹部の縞模様がよく見えるようにと向きを変える度に動いてしまいます。
そこで透明のビニル袋に入れて撮影することにしました。
撮影の結果,不明瞭な白い縞(赤矢印3本)はありましたが,オオシマカラスヨトウの様な明瞭な縞模様はありません。
これで,この蛾はナンカイカラスヨトウと同定しました。
<オオシマカラスヨトウの腹部縞模様はこちらです。>
名前にナンカイと有るので南方系の蛾だと思い分布が心配になりました。
「分布は本州:秋田・岩手以南。宮城県では普通に得られるよう。」とあり安心しました。

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ニセウンモンクチバ
2021年11月20日(土)
2803 ニセウンモンクチバ 撮影日2021/09/07 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月7日に観察したニセウンモンクチバです。

①ニセウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
本種とウンモンクチバは似ていて解剖しないと同定は出来ないそうです。
でもよく観察すると内横線の様子で区別できそうに感じました。
内横線が前縁近くで緩やかに曲がりながら前縁に達しています。
後縁の方を見るとこちらも緩やかに曲がりながら後縁に達しています。
多くのウンモンクチバの画像を見ると内横線が微妙に曲線を画いていてどっちつかずのものが居ました。
だから最後の決め手は解剖なのでしょう。

②ウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 2018/05/15撮影
内横線が緩やかな曲線を画くニセウンモンクチバと違って,こちらのは直線的です。
しかし,後縁近くを見ると緩やかな曲線を画きながら後縁に達しています。
この様に微妙な違いを見せるので解剖による同定が必要になるのでしょう。
ただ,今の段階では次のように分けて同定することにしました。
内横線が緩やかな曲線を画く・・・ニセウンモンクチバ
内横線が直線的である・・・・・・ウンモンクチバ

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2803 ニセウンモンクチバ 撮影日2021/09/07 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月7日に観察したニセウンモンクチバです。

①ニセウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
本種とウンモンクチバは似ていて解剖しないと同定は出来ないそうです。
でもよく観察すると内横線の様子で区別できそうに感じました。
内横線が前縁近くで緩やかに曲がりながら前縁に達しています。
後縁の方を見るとこちらも緩やかに曲がりながら後縁に達しています。
多くのウンモンクチバの画像を見ると内横線が微妙に曲線を画いていてどっちつかずのものが居ました。
だから最後の決め手は解剖なのでしょう。

②ウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科) 2018/05/15撮影
内横線が緩やかな曲線を画くニセウンモンクチバと違って,こちらのは直線的です。
しかし,後縁近くを見ると緩やかな曲線を画きながら後縁に達しています。
この様に微妙な違いを見せるので解剖による同定が必要になるのでしょう。
ただ,今の段階では次のように分けて同定することにしました。
内横線が緩やかな曲線を画く・・・ニセウンモンクチバ
内横線が直線的である・・・・・・ウンモンクチバ

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コアヤシャク
2021年11月19日(金)
2802 コアヤシャク 撮影日2021/09/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月8日に観察したコアヤシャクです。

①コアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
本種はアオシャク亜科といっても,僅かに緑を帯びるといった感じで濃い緑色の翅は持ちません。
シャクガ科だけあって壁に張り付く感じで止まっています。
幼虫はハギの葉を食べます。

②コアヤシャク 2020/06/12撮影
赤矢印は内横線を指しています。
数字の3に似た紋様です。
緑矢印は黒い外横線を指しています。
前翅前縁から後翅前縁を経て後翅後縁に繋がる大きな筋模様です。
この外横線は翅脈と交わる所で外側に短い刺状の支線を出しています。
黄矢印は白い亜外縁線を指しています。
この亜外縁線は外縁に沿うように走っています。

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2802 コアヤシャク 撮影日2021/09/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月8日に観察したコアヤシャクです。

①コアヤシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
本種はアオシャク亜科といっても,僅かに緑を帯びるといった感じで濃い緑色の翅は持ちません。
シャクガ科だけあって壁に張り付く感じで止まっています。
幼虫はハギの葉を食べます。

②コアヤシャク 2020/06/12撮影
赤矢印は内横線を指しています。
数字の3に似た紋様です。
緑矢印は黒い外横線を指しています。
前翅前縁から後翅前縁を経て後翅後縁に繋がる大きな筋模様です。
この外横線は翅脈と交わる所で外側に短い刺状の支線を出しています。
黄矢印は白い亜外縁線を指しています。
この亜外縁線は外縁に沿うように走っています。

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ニトベエダシャク
2021年11月18日(木)
2801 ニトベエダシャク 撮影日2021/11/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月17日に観察したニトベエダシャクです。

①ニトベエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅と後翅をぴったり合わせて止まっているのでシャクガ科には見えませんがシャクガ科の蛾です。
細緑矢印は内横線を指しています。
太緑矢印は外横線を指しています。
これらの間は淡褐色で,内横線の内側と外横線の外側は焦茶色のツートンカラーです。
幼虫はカバノキ科,ブナ科,ニレ科,クワ科,マンサク科,バラ科,カエデ科,ツツジ科,モクセイ科,スイカズラ科の葉を食べるので複数回観察されます。

②ニトベエダシャク
今まで何度もこの蛾を撮影してきましたが,今年二つほど「あれ何だろう?」と気が付いたことがあります。
A一つは,黄矢印が指している白っぽい突起物です。
最初はごみだと思いそっと爪で払い除けました。
しかし,取れません。
気になってネットで画像を見るとやはり似たようなものが付いています。
B二つ目は後角にある垂直尾翼のような物(赤矢印)です。
何故このような物が後角についているか初めのうちは分かりませんでした。
その内あることに気がつきました。
飛び終えた後翅を閉じるとき左右の翅が重なり合うのを防ぐためではないか。
前翅の表面がざらざらして重なると戻りにくいからなのでしょう。

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2801 ニトベエダシャク 撮影日2021/11/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月17日に観察したニトベエダシャクです。

①ニトベエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅と後翅をぴったり合わせて止まっているのでシャクガ科には見えませんがシャクガ科の蛾です。
細緑矢印は内横線を指しています。
太緑矢印は外横線を指しています。
これらの間は淡褐色で,内横線の内側と外横線の外側は焦茶色のツートンカラーです。
幼虫はカバノキ科,ブナ科,ニレ科,クワ科,マンサク科,バラ科,カエデ科,ツツジ科,モクセイ科,スイカズラ科の葉を食べるので複数回観察されます。

②ニトベエダシャク
今まで何度もこの蛾を撮影してきましたが,今年二つほど「あれ何だろう?」と気が付いたことがあります。
A一つは,黄矢印が指している白っぽい突起物です。
最初はごみだと思いそっと爪で払い除けました。
しかし,取れません。
気になってネットで画像を見るとやはり似たようなものが付いています。
B二つ目は後角にある垂直尾翼のような物(赤矢印)です。
何故このような物が後角についているか初めのうちは分かりませんでした。
その内あることに気がつきました。
飛び終えた後翅を閉じるとき左右の翅が重なり合うのを防ぐためではないか。
前翅の表面がざらざらして重なると戻りにくいからなのでしょう。

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カバエダシャク
2021年11月17日(水)
2800 カバエダシャク 撮影日2021/11/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月17日に観察したカバエダシャクです。

①カバエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)
多くのエダシャク亜科の仲間のように前翅を開いていませんがエダシャク亜科の蛾です。
灯火下の足下に止まっていました。
撮影しづらい所だったのでマツの葉に掴ませて移動しようとしたら上手くいかず飛んで場所を変えました。
場所を変えても止まっているときの格好は変わりませんが,触角だけが見えるようになりました。

②カバエダシャク♂
その触角を写したのが,二枚目の写真です。
触角は羽毛状(赤矢印)です。
♂の触角は羽毛状で♀は糸状に近い櫛歯状です。
緑矢印は内横線を指しています。
この内横線は前縁近くで急に頭部の方へ曲がります。
黄矢印は外横線を指しています。
外横線も前縁近くで頭部の方へ曲がっていますが曲がり方が緩くなっています。
灰矢印の少し前方には小白点があります。
二つの横線と小白点がカバエダシャクの同定ポイントです。

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2800 カバエダシャク 撮影日2021/11/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月17日に観察したカバエダシャクです。

①カバエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)
多くのエダシャク亜科の仲間のように前翅を開いていませんがエダシャク亜科の蛾です。
灯火下の足下に止まっていました。
撮影しづらい所だったのでマツの葉に掴ませて移動しようとしたら上手くいかず飛んで場所を変えました。
場所を変えても止まっているときの格好は変わりませんが,触角だけが見えるようになりました。

②カバエダシャク♂
その触角を写したのが,二枚目の写真です。
触角は羽毛状(赤矢印)です。
♂の触角は羽毛状で♀は糸状に近い櫛歯状です。
緑矢印は内横線を指しています。
この内横線は前縁近くで急に頭部の方へ曲がります。
黄矢印は外横線を指しています。
外横線も前縁近くで頭部の方へ曲がっていますが曲がり方が緩くなっています。
灰矢印の少し前方には小白点があります。
二つの横線と小白点がカバエダシャクの同定ポイントです。

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コトビモンシャチホコ
2021年11月16日(火)
2799 コトビモンシャチホコ 撮影日2021/08/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月26日に観察したコトビモンシャチホコです。

①コトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
赤矢印が指しているのは,外縁から飛び出ている腹端です。
この腹端の太さは他の蛾に比べて太く感じます。
それは成虫は口が退化しているので食べなくても活動出来る養分を腹に蓄えているからです。
更に前足を見ると,付け根の方が毛深くなっています。
このような特徴を持つ蛾の仲間はシャチホコガ科です。

②コトビモンシャチホコ 2021/09/05撮影
緑矢印は白い外横線を指しています。
この外横線の外側には合計4箇所(前縁・後縁)に黒ずんだ褐色紋(黄矢印)が見られます。
これらの紋が鳶(とび)色をしているのでトビモンシャチホコと名付けようとしたのですが,既に使われています。(鳶色=褐色)
そこで,その蛾より少し小さい本種をコトビモンシャチホコと名付けました。

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2799 コトビモンシャチホコ 撮影日2021/08/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月26日に観察したコトビモンシャチホコです。

①コトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
赤矢印が指しているのは,外縁から飛び出ている腹端です。
この腹端の太さは他の蛾に比べて太く感じます。
それは成虫は口が退化しているので食べなくても活動出来る養分を腹に蓄えているからです。
更に前足を見ると,付け根の方が毛深くなっています。
このような特徴を持つ蛾の仲間はシャチホコガ科です。

②コトビモンシャチホコ 2021/09/05撮影
緑矢印は白い外横線を指しています。
この外横線の外側には合計4箇所(前縁・後縁)に黒ずんだ褐色紋(黄矢印)が見られます。
これらの紋が鳶(とび)色をしているのでトビモンシャチホコと名付けようとしたのですが,既に使われています。(鳶色=褐色)
そこで,その蛾より少し小さい本種をコトビモンシャチホコと名付けました。

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バイバラシロシャチホコ
2021年11月15日(日)
バイバラシロシャチホコ 撮影日2021/08/29 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月29日に観察したバイバラシロシャチホコです。

①バイバラシロシャチホコ(シャチホコガ科)
毛深い前足(細緑矢印)を前方へ突き出し,腹端(赤矢印)が覗いています。
この様な止まり方をするのはシャチホコガ科の仲間です。
更にもう一つ,シャチホコガ科であるのを裏付ける証拠があります。
それは太緑矢印が指している所です。
後翅が前翅よりはみ出しているのです。
この様にシャチホコガ科の蛾は後翅前縁の一部が前翅前縁から覗いています。

②横から見たバイバラシロシャチホコ
私は本種とシロシャチホコは似ていて違いが掴めません。
しかし,幸運にも「みんなで作る日本蛾類図鑑」の「シロシャチホコ」には,山地性と出ているではありませんか。
勿来の関は高さが50m前後の低い所ですので山地とは言えません。
と言うわけで,この写真の蛾はバイバラシロシャチホコと結論づけました。

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バイバラシロシャチホコ 撮影日2021/08/29 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月29日に観察したバイバラシロシャチホコです。

①バイバラシロシャチホコ(シャチホコガ科)
毛深い前足(細緑矢印)を前方へ突き出し,腹端(赤矢印)が覗いています。
この様な止まり方をするのはシャチホコガ科の仲間です。
更にもう一つ,シャチホコガ科であるのを裏付ける証拠があります。
それは太緑矢印が指している所です。
後翅が前翅よりはみ出しているのです。
この様にシャチホコガ科の蛾は後翅前縁の一部が前翅前縁から覗いています。

②横から見たバイバラシロシャチホコ
私は本種とシロシャチホコは似ていて違いが掴めません。
しかし,幸運にも「みんなで作る日本蛾類図鑑」の「シロシャチホコ」には,山地性と出ているではありませんか。
勿来の関は高さが50m前後の低い所ですので山地とは言えません。
と言うわけで,この写真の蛾はバイバラシロシャチホコと結論づけました。

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モンシロルリノメイガ
2021年11月14日(日)
モンシロルリノメイガ 撮影日2021/07/08,2016/09/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月25日と2016年9月3日に観察したモンシロルリノメイガです。

①モンシロルリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
触角を背負う仲間はツトガ科・メイガ科です。
黒地に白紋とくれば相場はツトガ科に決まりです。

②モンシロルリノメイガ
本種と似たような紋を持つ蛾が居るので白紋の形を覚えておくと便利です。
私は後翅にある独特の白紋を「ゾウ紋」と呼んで同定に役立てています。
左右のゾウが向かい合って長い鼻を近づけているように見えるからです。
その他の主な特徴は前翅と後翅の後角に近い縁毛が白いことです。
前翅は緑矢印,後翅は赤矢印です。
幼虫はウツギの葉を餌としています。

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モンシロルリノメイガ 撮影日2021/07/08,2016/09/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月25日と2016年9月3日に観察したモンシロルリノメイガです。

①モンシロルリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
触角を背負う仲間はツトガ科・メイガ科です。
黒地に白紋とくれば相場はツトガ科に決まりです。

②モンシロルリノメイガ
本種と似たような紋を持つ蛾が居るので白紋の形を覚えておくと便利です。
私は後翅にある独特の白紋を「ゾウ紋」と呼んで同定に役立てています。
左右のゾウが向かい合って長い鼻を近づけているように見えるからです。
その他の主な特徴は前翅と後翅の後角に近い縁毛が白いことです。
前翅は緑矢印,後翅は赤矢印です。
幼虫はウツギの葉を餌としています。

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チビスカシノメイガ
2021年11月13日(土)
チビスカシノメイガ 撮影日2021/07/08,2019/05/31 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月8日と2019年5月31日に観察したチビスカシノメイガです。

①チビスカシノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背にしているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
白い地に褐色の紋様があるのは,ほぼツトガ科の蛾です。
本種とクワノメイガは似ているので注意が必要です。

②チビスカシノメイガ 2019/05/31撮影
違いは赤矢印と緑矢印が指している横線にあります。
赤矢印が指している横線は外縁から大分離れています。
緑矢印が指している横線は外縁からそれ程離れていません。
赤が差している横線は,緑が差している横線より2倍近く離れています。
クワノメイガの横線はこれほど太くない細い線です。
<クワノメイガの画像はこちらです。>

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チビスカシノメイガ 撮影日2021/07/08,2019/05/31 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月8日と2019年5月31日に観察したチビスカシノメイガです。

①チビスカシノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背にしているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
白い地に褐色の紋様があるのは,ほぼツトガ科の蛾です。
本種とクワノメイガは似ているので注意が必要です。

②チビスカシノメイガ 2019/05/31撮影
違いは赤矢印と緑矢印が指している横線にあります。
赤矢印が指している横線は外縁から大分離れています。
緑矢印が指している横線は外縁からそれ程離れていません。
赤が差している横線は,緑が差している横線より2倍近く離れています。
クワノメイガの横線はこれほど太くない細い線です。
<クワノメイガの画像はこちらです。>

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ヒメヤママユの雌と雄
2021年11月11日(金)
ヒメヤママユの雌と雄 撮影日2021/11/10,11/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月10日と8日に観察したヒメヤママユです。

①ヒメヤママユ♀(ヤママユガ科)
灯火近くの壁には明るい感じのヒメヤママユが止まっています。
青矢印が指している外横線の外側が焦茶色ではないからです。
特に外縁沿いに黄土色が広がっているから明るく見えます。
胸部背も黄土色が広がっているから明るい感じです。
♀の触角は短櫛歯状(細緑矢印)で,♂は羽毛状なのでこの写真の蛾は♀です。
♀の腹部は卵を蓄えているので桃矢印の近くまで太くなっています。

②ヒメヤママユ♂
比較しやすいように♂の画像を載せました。
触角は♀と違って羽毛状です。(太緑矢印)
赤矢印が指している腹部は端になるほど次第に細くなっているのが分かるでしょう。
灯火に飛来するのは圧倒的に雄が多いです。
一般に♂は焦茶色の個体が多く,♀は黄土色がある明るい個体が多いです。
でも,色で♂♀を分けずに触角と腹端の様子で区別する方が間違いが無いと思います。

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ヒメヤママユの雌と雄 撮影日2021/11/10,11/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月10日と8日に観察したヒメヤママユです。

①ヒメヤママユ♀(ヤママユガ科)
灯火近くの壁には明るい感じのヒメヤママユが止まっています。
青矢印が指している外横線の外側が焦茶色ではないからです。
特に外縁沿いに黄土色が広がっているから明るく見えます。
胸部背も黄土色が広がっているから明るい感じです。
♀の触角は短櫛歯状(細緑矢印)で,♂は羽毛状なのでこの写真の蛾は♀です。
♀の腹部は卵を蓄えているので桃矢印の近くまで太くなっています。

②ヒメヤママユ♂
比較しやすいように♂の画像を載せました。
触角は♀と違って羽毛状です。(太緑矢印)
赤矢印が指している腹部は端になるほど次第に細くなっているのが分かるでしょう。
灯火に飛来するのは圧倒的に雄が多いです。
一般に♂は焦茶色の個体が多く,♀は黄土色がある明るい個体が多いです。
でも,色で♂♀を分けずに触角と腹端の様子で区別する方が間違いが無いと思います。

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トガリバナミシャク
2021年11月11日(木)
2795 トガリバナミシャク 撮影日2021/11/05,11/11 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月5日と11日に観察したトガリバナミシャクです。

①トガリバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
灯火近くで足下を見ると薄褐色の蛾が止まっています。
前翅長は大きく開いて後翅がよく見えています。
更に,赤矢印が指している外横線を見ると「U字形」が沢山並んでいます。
これら二つのことからこの蛾はナミシャク亜科と分かります。

②トガリバナミシャク
本種のようにナミシャク亜科の蛾は外横線の内側にも外側にも多くの外横線が並んでいるように見えます。
緑矢印が指している部分を見るとカギバガ科トガリバガ亜科の仲間のように尖っています。
それでトガリバナミシャクと名が付いたのでしょう。
幼虫はキンポウゲ科のセンニンソウやボタンヅルの葉を食べます。

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2795 トガリバナミシャク 撮影日2021/11/05,11/11 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月5日と11日に観察したトガリバナミシャクです。

①トガリバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
灯火近くで足下を見ると薄褐色の蛾が止まっています。
前翅長は大きく開いて後翅がよく見えています。
更に,赤矢印が指している外横線を見ると「U字形」が沢山並んでいます。
これら二つのことからこの蛾はナミシャク亜科と分かります。

②トガリバナミシャク
本種のようにナミシャク亜科の蛾は外横線の内側にも外側にも多くの外横線が並んでいるように見えます。
緑矢印が指している部分を見るとカギバガ科トガリバガ亜科の仲間のように尖っています。
それでトガリバナミシャクと名が付いたのでしょう。
幼虫はキンポウゲ科のセンニンソウやボタンヅルの葉を食べます。

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アケビコノハ
2021年11月10日(水)
アケビコノハ 撮影日2021/11/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月10日に観察したアケビコノハです。

①アケビコノハ(ヤガ科エグリバ亜科)
昨晩の強い雨のお陰でしょうか,アケビコノハが灯火近くに止まっていました。
大きいので直ぐ目に留まりました。
前翅長はなんと44㎜もありました。
詳しく写真を撮りたいので棒を使って下に降りてもらいました。
気温が下がり途中で羽ばたけるとは思えなかったからです。
予想通り足からふわりと着地しました。
用意していた葉を足の下に滑らしますと足を器用に動かして葉上に乗ってくれました。
このアケビコノハの地色は濃い焦茶色ですが,フラッシュを焚くと少し淡い色になってしまいます。

②アケビコノハ
翅頂から斜め上に走る線は葉の主脈そっくりです。
翅頂の出っ張りが葉柄の様です。
赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指していますが,先の方がしゃもじのように広くなっています。
前足の付け根近くには小白点(黄矢印)があります。
前翅中央から少し前縁に寄った所には緑色を帯びた紋(緑矢印)が有ります。
何かの間違いかもしれないと思いネットで調べると似たような緑色の紋が有ります。
恐らく腎状紋かもしれないと思います。
本種を正面から見ると胸部背が盾のように広がってトリケラトプスの様に見えます。

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アケビコノハ 撮影日2021/11/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月10日に観察したアケビコノハです。

①アケビコノハ(ヤガ科エグリバ亜科)
昨晩の強い雨のお陰でしょうか,アケビコノハが灯火近くに止まっていました。
大きいので直ぐ目に留まりました。
前翅長はなんと44㎜もありました。
詳しく写真を撮りたいので棒を使って下に降りてもらいました。
気温が下がり途中で羽ばたけるとは思えなかったからです。
予想通り足からふわりと着地しました。
用意していた葉を足の下に滑らしますと足を器用に動かして葉上に乗ってくれました。
このアケビコノハの地色は濃い焦茶色ですが,フラッシュを焚くと少し淡い色になってしまいます。

②アケビコノハ
翅頂から斜め上に走る線は葉の主脈そっくりです。
翅頂の出っ張りが葉柄の様です。
赤矢印は下唇鬚(かしんひげ)を指していますが,先の方がしゃもじのように広くなっています。
前足の付け根近くには小白点(黄矢印)があります。
前翅中央から少し前縁に寄った所には緑色を帯びた紋(緑矢印)が有ります。
何かの間違いかもしれないと思いネットで調べると似たような緑色の紋が有ります。
恐らく腎状紋かもしれないと思います。
本種を正面から見ると胸部背が盾のように広がってトリケラトプスの様に見えます。

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ナカアオフトメイガ
2021年11月9日(火)
ナカアオフトメイガ 撮影日2021/07/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月12日に観察したナカアオフトメイガです。

①ナカアオフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
赤矢印が指している触角を見ると背おられています。
触角を背負う蛾の仲間はメイガ科・ツトガ科です。
胸部から腹端まで背の部分が剥き出しになっているのはフトメイガ亜科の特徴です。

②ナカアオフトメイガ
翅色は緑色を帯びているもの・紫褐色を帯びているものの二通りです。
内横線と外横線の間は灰色・紫褐色・緑色の三通りです。
外横線は後縁近くでは水平になっています。
腹部背に黒三角紋(黄矢印)が二つから三つ並んでいます。

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ナカアオフトメイガ 撮影日2021/07/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月12日に観察したナカアオフトメイガです。

①ナカアオフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
赤矢印が指している触角を見ると背おられています。
触角を背負う蛾の仲間はメイガ科・ツトガ科です。
胸部から腹端まで背の部分が剥き出しになっているのはフトメイガ亜科の特徴です。

②ナカアオフトメイガ
翅色は緑色を帯びているもの・紫褐色を帯びているものの二通りです。
内横線と外横線の間は灰色・紫褐色・緑色の三通りです。
外横線は後縁近くでは水平になっています。
腹部背に黒三角紋(黄矢印)が二つから三つ並んでいます。

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シタクモエダシャク
2021年11月8日(月)
シタクモエダシャク 撮影日2021/08/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月17日に観察したシタクモエダシャクです。

①シタクモエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁に対して平行になる感じで止まっています。
しかも,後翅が見えるように前翅を開いています。
この様な止まり方をするのはシャクガ科の仲間です。

②シタクモエダシャク
黄矢印が指している所には,黒ずんだ雲のようなものが有るように見えます。
従って後翅(=したば)に雲のような紋があると見なしてシタクモエダシャクと名付けたのでしょう。
前翅長が15㎜に満たないほどの小さな蛾です。
幼虫はクロヅル,コマユミ,ツルウメモドキの葉を食べます。

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シタクモエダシャク 撮影日2021/08/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月17日に観察したシタクモエダシャクです。

①シタクモエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
壁に対して平行になる感じで止まっています。
しかも,後翅が見えるように前翅を開いています。
この様な止まり方をするのはシャクガ科の仲間です。

②シタクモエダシャク
黄矢印が指している所には,黒ずんだ雲のようなものが有るように見えます。
従って後翅(=したば)に雲のような紋があると見なしてシタクモエダシャクと名付けたのでしょう。
前翅長が15㎜に満たないほどの小さな蛾です。
幼虫はクロヅル,コマユミ,ツルウメモドキの葉を食べます。

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ノコメトガリキリガ
2021年11月7日(日)
ノコメトガリキリガ 撮影日2021/10/30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年10月30日に観察したノコメトガリキリガです。

①ノコメトガリキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
10月30日には,本種が2匹灯火に飛来していました。
赤矢印が指しているのは腎状紋,灰矢印が指しているのは眼状紋です。
これらの紋が有るので写真の蛾はヤガ科のヨトウガの仲間・キリガの仲間だと分かります。
青矢印が指している亜外縁線が鋸の目のようなので「ノコメ」と名付けられました。

②ノコメトガリキリガ
黄矢印は内横線,緑矢印は外横線を指しています。
どちらの横線も直線的で少し赤味を帯びています。
特に二枚目の蛾はその傾向があります。

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ノコメトガリキリガ 撮影日2021/10/30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年10月30日に観察したノコメトガリキリガです。

①ノコメトガリキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
10月30日には,本種が2匹灯火に飛来していました。
赤矢印が指しているのは腎状紋,灰矢印が指しているのは眼状紋です。
これらの紋が有るので写真の蛾はヤガ科のヨトウガの仲間・キリガの仲間だと分かります。
青矢印が指している亜外縁線が鋸の目のようなので「ノコメ」と名付けられました。

②ノコメトガリキリガ
黄矢印は内横線,緑矢印は外横線を指しています。
どちらの横線も直線的で少し赤味を帯びています。
特に二枚目の蛾はその傾向があります。

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ナカモンツトガ
2021年11月6日(土)
ナカモンツトガ 撮影日2021/09/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月8日に観察したナカモンツトガです。

①ナカモンツトガ(ツトガ科ツトガ亜科)
赤矢印は触角を指しています。
止まっているときこの様に触角を背負っている蛾はツトガ科・メイガ科の仲間です。
メイガ科には地が白いものはいませんので,ツトガ科の仲間になります。

②ナカモンツトガ
緑矢印~緑矢印の間には小黒点が「くの字」に並んでいます。
幾つか小黒点が有りますが,中央付近が特に濃くなっていて紋のように見えます。
だからナカモンツトガと名付けたのでしょう。

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ナカモンツトガ 撮影日2021/09/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月8日に観察したナカモンツトガです。

①ナカモンツトガ(ツトガ科ツトガ亜科)
赤矢印は触角を指しています。
止まっているときこの様に触角を背負っている蛾はツトガ科・メイガ科の仲間です。
メイガ科には地が白いものはいませんので,ツトガ科の仲間になります。

②ナカモンツトガ
緑矢印~緑矢印の間には小黒点が「くの字」に並んでいます。
幾つか小黒点が有りますが,中央付近が特に濃くなっていて紋のように見えます。
だからナカモンツトガと名付けたのでしょう。

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ケンモンミドリキリガ
2021年11月5日(金)
ケンモンミドリキリガ 撮影日2021/11/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月4日に観察したケンモンミドリキリガです。

①ケンモンミドリキリガ(ヤガ科モクメキリガ亜科)
緑色の翅を持っていても開いてないのでシャクガ科でありません。
アオシャク亜科で白と黒の筋を持つものは居ません。
矢尻の格好で翅に厚みがあるのでヤガ科と予想が立ちます。

②ケンモンミドリキリガ
本種と似ているものにゴマケンモンが居るので注意が必要です。
でも紋様が違うので区別がつきます。
内横線(赤矢印)の外側が白く,外横線(緑矢印)の内側が白くなっているので目立つ筋模様です。

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ケンモンミドリキリガ 撮影日2021/11/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月4日に観察したケンモンミドリキリガです。

①ケンモンミドリキリガ(ヤガ科モクメキリガ亜科)
緑色の翅を持っていても開いてないのでシャクガ科でありません。
アオシャク亜科で白と黒の筋を持つものは居ません。
矢尻の格好で翅に厚みがあるのでヤガ科と予想が立ちます。

②ケンモンミドリキリガ
本種と似ているものにゴマケンモンが居るので注意が必要です。
でも紋様が違うので区別がつきます。
内横線(赤矢印)の外側が白く,外横線(緑矢印)の内側が白くなっているので目立つ筋模様です。

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ヒメヤママユ
2021年11月4日(木)
2788 ヒメヤママユ 撮影日2021/10/31 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年10月31日に観察したヒメヤママユです。

①ヒメヤママユ(ヤママユガ科)
前翅と後翅に1個ずつ眼状紋(赤矢印)が有ります。
眼状紋がある蛾はヤママユガ科です。
前翅長は40㎜と大きな蛾です。
毎年11月下旬から出現します。
2021年10月31日には,5匹も灯火に飛来してました。
幼虫はサクラ,ウメ,ガマズミ,クヌギ,ミズキ,ウツギ,カエデ等の葉を食べます。

②ヒメヤママユ
最初の写真は下に止まっていた個体です。
この様に普段の後翅眼状紋は前翅に隠れて見えません。
ところが敵に襲われたときは,二枚目の写真の様に前翅を開き眼状紋をさらします。
緑矢印が指しているのは羽毛状の触角です。
ですから,この写真の蛾は♂です。

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2788 ヒメヤママユ 撮影日2021/10/31 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年10月31日に観察したヒメヤママユです。

①ヒメヤママユ(ヤママユガ科)
前翅と後翅に1個ずつ眼状紋(赤矢印)が有ります。
眼状紋がある蛾はヤママユガ科です。
前翅長は40㎜と大きな蛾です。
毎年11月下旬から出現します。
2021年10月31日には,5匹も灯火に飛来してました。
幼虫はサクラ,ウメ,ガマズミ,クヌギ,ミズキ,ウツギ,カエデ等の葉を食べます。

②ヒメヤママユ
最初の写真は下に止まっていた個体です。
この様に普段の後翅眼状紋は前翅に隠れて見えません。
ところが敵に襲われたときは,二枚目の写真の様に前翅を開き眼状紋をさらします。
緑矢印が指しているのは羽毛状の触角です。
ですから,この写真の蛾は♂です。

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ホソバハラアカアオシャク
2021年11月3日(水)
ホソバハラアカアオシャク 撮影日2021/08/27 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月27日に観察したホソバハラアカアオシャクです。

①ホソバハラアカアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
翅の色が緑色なら百%アオシャク亜科とは限りませんがアオシャク亜科と分かります。
腹部背にある赤茶色の紋を手掛かりに同定を進めるとホソバハラアカアオシャクと分かりました。
普通アオシャク亜科には緑色が薄れたものが多いのですが濃い緑色をしているので不思議に思いました。

②ホソバハラアカアオシャク
そこで,ネットを利用して本種の画像を探しました。
すると,薄い緑色のものも居ましたが濃い緑色のものも多く見られました。
外横線の一部は(真ん中より前縁寄りの部分が)点列に成る傾向があります。
前縁と二つの横線が白く濃緑色の翅と赤茶色の紋がアクセントになって魅力的に見えます。

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ホソバハラアカアオシャク 撮影日2021/08/27 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月27日に観察したホソバハラアカアオシャクです。

①ホソバハラアカアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
翅の色が緑色なら百%アオシャク亜科とは限りませんがアオシャク亜科と分かります。
腹部背にある赤茶色の紋を手掛かりに同定を進めるとホソバハラアカアオシャクと分かりました。
普通アオシャク亜科には緑色が薄れたものが多いのですが濃い緑色をしているので不思議に思いました。

②ホソバハラアカアオシャク
そこで,ネットを利用して本種の画像を探しました。
すると,薄い緑色のものも居ましたが濃い緑色のものも多く見られました。
外横線の一部は(真ん中より前縁寄りの部分が)点列に成る傾向があります。
前縁と二つの横線が白く濃緑色の翅と赤茶色の紋がアクセントになって魅力的に見えます。

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ナカジロトガリバ
2021年11月2日(火)
2786 ナカジロトガリバ 撮影日2021/10/31 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年10月31日に観察したナカジロトガリバです。

①ナカジロトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
ちょっと何の仲間か迷う蛾です。
前翅を開いていないからシャクガ科ではありません。
黄矢印が腎状紋を指していますが,環状紋が無いのでヤガ科とも何か違う感じがします。
こんなときには翅頂付近に目を向けましょう。
すると緑矢印が指している所に斜めに立ち上がる線があることに気がつきます。
この線を私はトガリバガ線と称して同定に役立てています。

②ナカジロトガリバ
赤矢印は外横線を指しています。
青矢印は内横線を指しています。
これら2つの線の間が白っぽいのでナカジロトガリバと名付けられています。

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2786 ナカジロトガリバ 撮影日2021/10/31 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年10月31日に観察したナカジロトガリバです。

①ナカジロトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
ちょっと何の仲間か迷う蛾です。
前翅を開いていないからシャクガ科ではありません。
黄矢印が腎状紋を指していますが,環状紋が無いのでヤガ科とも何か違う感じがします。
こんなときには翅頂付近に目を向けましょう。
すると緑矢印が指している所に斜めに立ち上がる線があることに気がつきます。
この線を私はトガリバガ線と称して同定に役立てています。

②ナカジロトガリバ
赤矢印は外横線を指しています。
青矢印は内横線を指しています。
これら2つの線の間が白っぽいのでナカジロトガリバと名付けられています。

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オオトビモンシャチホコ
2021年11月1日(月)
2785 オオトビモンシャチホコ 撮影日2021/11/01 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月1日に観察したオオトビモンシャチホコです。

①オオトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
最初の写真は上からの様子を撮ったものですが,赤矢印が指している所に腹端が覗いています。
緑矢印が指しているのは,ふさふさした毛で被われている前足です。
これら2つの特徴があるのはシャチホコガ科の特徴です。
シャチホコガ科の成虫には口が退化してありません。
でも大丈夫なのです。
何も食べなくても幼虫時代に食べて溜め込んだ養分が腹部にあるからです。
食べなくても充分な養分が腹部にあるので,太くて長い腹があるのです。

②オオトビモンシャチホコ
灰矢印が指しているのは,円みを帯びた外横線です。
それに対して内横線(桃矢印)は直線的です。
このオオトビモンシャチホコは10月下旬から11月にかけて複数回見られます。
その原因は餌であるコナラが普通に分布していることと卵を沢山産むからだと考えています。

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2785 オオトビモンシャチホコ 撮影日2021/11/01 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年11月1日に観察したオオトビモンシャチホコです。

①オオトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
最初の写真は上からの様子を撮ったものですが,赤矢印が指している所に腹端が覗いています。
緑矢印が指しているのは,ふさふさした毛で被われている前足です。
これら2つの特徴があるのはシャチホコガ科の特徴です。
シャチホコガ科の成虫には口が退化してありません。
でも大丈夫なのです。
何も食べなくても幼虫時代に食べて溜め込んだ養分が腹部にあるからです。
食べなくても充分な養分が腹部にあるので,太くて長い腹があるのです。

②オオトビモンシャチホコ
灰矢印が指しているのは,円みを帯びた外横線です。
それに対して内横線(桃矢印)は直線的です。
このオオトビモンシャチホコは10月下旬から11月にかけて複数回見られます。
その原因は餌であるコナラが普通に分布していることと卵を沢山産むからだと考えています。

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