ツマキリウスキエダシャク
2021年9月30日(木)
2752 ツマキリウスキエダシャク 撮影日2021/09/28 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月28日に観察したツマキリウスキエダシャクです。

①ツマキリウスキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
ガラス窓に止まっている本種を写そうとして近付くと逃げられてしまいました。
何処に止まるのかじっと見ていると白い壁に止まりました。
似ている種が居るので定かではなかったのですがあまり見ない蛾だと思いました。
後翅がよく見えるほど前翅を広げています。
この様な止まり方をするのはシャクガ科の仲間です。

②ツマキリウスキエダシャク2015/09/12撮影
本種の特徴は緑矢印が指している所に見られる焦茶紋です。
その焦茶紋は外縁沿いに見られますが,端の方に長方形のものが重なっています。
青矢印は外横線を指しています。
灰矢印は内横線を指しています。(鼻の高い人の横顔に見えます。)
この二つの横線の間に小黒点が見られます。
幼虫はエゴノキの葉を食べます。
勿来の関にはこのエゴノキの分布が少しなのでツマキリウスキエダシャクはあまり見られません。

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2752 ツマキリウスキエダシャク 撮影日2021/09/28 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月28日に観察したツマキリウスキエダシャクです。

①ツマキリウスキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
ガラス窓に止まっている本種を写そうとして近付くと逃げられてしまいました。
何処に止まるのかじっと見ていると白い壁に止まりました。
似ている種が居るので定かではなかったのですがあまり見ない蛾だと思いました。
後翅がよく見えるほど前翅を広げています。
この様な止まり方をするのはシャクガ科の仲間です。

②ツマキリウスキエダシャク2015/09/12撮影
本種の特徴は緑矢印が指している所に見られる焦茶紋です。
その焦茶紋は外縁沿いに見られますが,端の方に長方形のものが重なっています。
青矢印は外横線を指しています。
灰矢印は内横線を指しています。(鼻の高い人の横顔に見えます。)
この二つの横線の間に小黒点が見られます。
幼虫はエゴノキの葉を食べます。
勿来の関にはこのエゴノキの分布が少しなのでツマキリウスキエダシャクはあまり見られません。

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トビスジトガリナミシャク
2021年9月29日(水)
トビスジトガリナミシャク 撮影日2021/09/29 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月29日に観察したトビスジトガリナミシャクです。

①トビスジトガリナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
灯火近くの窓ガラスに止まっていました。
一枚は撮りましたが逃げられたので何処に止まるか目で追いました。
すると幸運にも窓枠に止まってくれました。
逆光にならずに素直な写真が撮れるのでほっとしました。

②トビスジトガリナミシャク2013/10/03撮影
写真を見ると赤矢印が指している外横線には「U字形」が並んでいます。
この事から本種はシャクガ科ナミシャク亜科と分かります。
緑矢印は翅頂からのびる焦茶色の線を指しています。
普通本種には,この線が見られます。

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トビスジトガリナミシャク 撮影日2021/09/29 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月29日に観察したトビスジトガリナミシャクです。

①トビスジトガリナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
灯火近くの窓ガラスに止まっていました。
一枚は撮りましたが逃げられたので何処に止まるか目で追いました。
すると幸運にも窓枠に止まってくれました。
逆光にならずに素直な写真が撮れるのでほっとしました。

②トビスジトガリナミシャク2013/10/03撮影
写真を見ると赤矢印が指している外横線には「U字形」が並んでいます。
この事から本種はシャクガ科ナミシャク亜科と分かります。
緑矢印は翅頂からのびる焦茶色の線を指しています。
普通本種には,この線が見られます。

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キベリハイヒゲナガキバガ
2021年9月28日(火)
2750 キベリハイヒゲナガキバガ 撮影日2021/09/28 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月28日に観察したキベリハイヒゲナガキバガです。

①キベリハイヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科ホソバヒゲナガキバガ亜科)
赤矢印が指しているのは後方へ反り返った下唇鬚(かしんひげ)です。
この様な下唇鬚を持つのはヤガ科クルマアツバ亜科とキバガの仲間です。
体形が細長ければキバガの仲間です。
前翅長が7㎜程度の小さな蛾です。

②キベリハイヒゲナガキバガ
緑矢印は薄黄色を帯びた前翅前縁を指しています。
それで名前に「キベリ」と付けられています。
更に,前翅が灰色なので「ハイ」と付けられました。
黒い筋がある触角は翅より少し長く交差させた状態で止まることが多いです。
幼虫は枯葉を食べます。

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2750 キベリハイヒゲナガキバガ 撮影日2021/09/28 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月28日に観察したキベリハイヒゲナガキバガです。

①キベリハイヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科ホソバヒゲナガキバガ亜科)
赤矢印が指しているのは後方へ反り返った下唇鬚(かしんひげ)です。
この様な下唇鬚を持つのはヤガ科クルマアツバ亜科とキバガの仲間です。
体形が細長ければキバガの仲間です。
前翅長が7㎜程度の小さな蛾です。

②キベリハイヒゲナガキバガ
緑矢印は薄黄色を帯びた前翅前縁を指しています。
それで名前に「キベリ」と付けられています。
更に,前翅が灰色なので「ハイ」と付けられました。
黒い筋がある触角は翅より少し長く交差させた状態で止まることが多いです。
幼虫は枯葉を食べます。

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ソトウスグロアツバ
2021年9月27日(日)
2749 ソトウスグロアツバ 撮影日2021/09/27 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月27日に観察したソトウスグロアツバです。

①ソトウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
この蛾が何故クルマアツバ亜科に属するのか分かりませんでした。
そこで今日は頭部の写真を撮って確かめようと思いました。
するとどうでしょう。(二枚目の写真を見て下さい。)
下唇鬚(かしんひげ)が小さいながらも後方へ反り返っているではありませんか。(赤矢印)

②ソトウスグロアツバ
本種はヒロオビウスグロアツバと似ているので注意が必要です。
それで同定を先送りにしていましたが,勇気を出して私なりに同定しました。
外横線の様子,薄褐色の部分の様子等から同定を進めました。
黄矢印は内横線をさしていますが,内側に褐色の縁取りが有ります。
緑矢印は外横線を指していますが,外側に褐色の縁取りが有ります。
青矢印は亜外縁線を指していますが,少し不明瞭です。
二枚目の写真を見れば大体の走り具合が分かります。
今回は反り返っている下唇鬚を確かめることができてよかったです。

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2749 ソトウスグロアツバ 撮影日2021/09/27 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月27日に観察したソトウスグロアツバです。

①ソトウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
この蛾が何故クルマアツバ亜科に属するのか分かりませんでした。
そこで今日は頭部の写真を撮って確かめようと思いました。
するとどうでしょう。(二枚目の写真を見て下さい。)
下唇鬚(かしんひげ)が小さいながらも後方へ反り返っているではありませんか。(赤矢印)

②ソトウスグロアツバ
本種はヒロオビウスグロアツバと似ているので注意が必要です。
それで同定を先送りにしていましたが,勇気を出して私なりに同定しました。
外横線の様子,薄褐色の部分の様子等から同定を進めました。
黄矢印は内横線をさしていますが,内側に褐色の縁取りが有ります。
緑矢印は外横線を指していますが,外側に褐色の縁取りが有ります。
青矢印は亜外縁線を指していますが,少し不明瞭です。
二枚目の写真を見れば大体の走り具合が分かります。
今回は反り返っている下唇鬚を確かめることができてよかったです。

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ヨツボシホソバ
2021年9月26日(日)
2748 ヨツボシホソバ 撮影日2021/09/14 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月14日に観察したヨツボシホソバです。

①ヨツボシホソバ♂(ヒトリガ科コケガ亜科)
本種は年二化で 6~7月と8~9月に見られます。
暑いときに羽化するもの(8~9月)は,体が小さいです。
本種とよく似たものにマエグロホソバが居ます。
両者の違いは前翅前縁に表れます。
本種は赤矢印が示している様に頭部から胸部にかけて黒い筋が見られます。
一方,マエグロホソバは前翅前縁に黒い筋が見られます。
幸いにも,勿来の関ではマエグロホソバは観察されません。

②ヨツボシホソバ♀
前翅をほとんど開かずに止まっているのが多いのに何故かこんな風に開いてくるくる回転していました。
♀はマエグロホソバとよく似ていて私には区別がつきません。
しかし,この画像はヨツボシホソバの♀だといいきることができます。
それはマエグロホソバの♂を未だ一度も勿来の関で見ていないからです。
前翅を開いていないときは黒点は3つしか見えません。
前翅を閉じるとき後縁から少しずれて互いに重なり合ったままで止まります。
それで,後縁に近い所にある黒点が左右どちらかの前翅の下になって隠れるからです。

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2748 ヨツボシホソバ 撮影日2021/09/14 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月14日に観察したヨツボシホソバです。

①ヨツボシホソバ♂(ヒトリガ科コケガ亜科)
本種は年二化で 6~7月と8~9月に見られます。
暑いときに羽化するもの(8~9月)は,体が小さいです。
本種とよく似たものにマエグロホソバが居ます。
両者の違いは前翅前縁に表れます。
本種は赤矢印が示している様に頭部から胸部にかけて黒い筋が見られます。
一方,マエグロホソバは前翅前縁に黒い筋が見られます。
幸いにも,勿来の関ではマエグロホソバは観察されません。

②ヨツボシホソバ♀
前翅をほとんど開かずに止まっているのが多いのに何故かこんな風に開いてくるくる回転していました。
♀はマエグロホソバとよく似ていて私には区別がつきません。
しかし,この画像はヨツボシホソバの♀だといいきることができます。
それはマエグロホソバの♂を未だ一度も勿来の関で見ていないからです。
前翅を開いていないときは黒点は3つしか見えません。
前翅を閉じるとき後縁から少しずれて互いに重なり合ったままで止まります。
それで,後縁に近い所にある黒点が左右どちらかの前翅の下になって隠れるからです。

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フタヤマエダシャク
2021年9月25日(土)
2747 フタヤマエダシャク 撮影日2021/09/25 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月25日に観察したフタヤマエダシャクです。

①フタヤマエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)
灯火近くにはフタヤマエダシャクが3匹止まっています。
今日はフタヤマエダシャクの羽化日のようです。
何故本種が多く見られるのか興味を持ったので幼虫が何を餌にしているのか調べました。
すると,勿来の関に数多く分布しているアカマツでした。

②フタヤマエダシャク♂
何故フタヤマというのか考えました。
頭を上にして見ると桃三角印の所が谷になってしまいます。
そこで,頭を下にして見て名前を付けたのでしょう。
小さい蛾から中くらいの蛾は止まるとき,頭を下にすることが半分くらいあります。
目立つ特徴は内横線(緑矢印)の内側と外横線(赤矢印)の外側は赤褐色になっています。
内横線と外横線の間は灰褐色を帯びています。
触角は♂が櫛歯状で♀は糸状なのでこれらの写真のものは両方とも雄です。

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2747 フタヤマエダシャク 撮影日2021/09/25 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月25日に観察したフタヤマエダシャクです。

①フタヤマエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)
灯火近くにはフタヤマエダシャクが3匹止まっています。
今日はフタヤマエダシャクの羽化日のようです。
何故本種が多く見られるのか興味を持ったので幼虫が何を餌にしているのか調べました。
すると,勿来の関に数多く分布しているアカマツでした。

②フタヤマエダシャク♂
何故フタヤマというのか考えました。
頭を上にして見ると桃三角印の所が谷になってしまいます。
そこで,頭を下にして見て名前を付けたのでしょう。
小さい蛾から中くらいの蛾は止まるとき,頭を下にすることが半分くらいあります。
目立つ特徴は内横線(緑矢印)の内側と外横線(赤矢印)の外側は赤褐色になっています。
内横線と外横線の間は灰褐色を帯びています。
触角は♂が櫛歯状で♀は糸状なのでこれらの写真のものは両方とも雄です。

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スギタニゴマケンモン
2021年9月24日(金)
2746 スギタニゴマケンモン 撮影日2021/09/24 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月224日に観察したスギタニゴマケンモンです。

①スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
灯火脇の壁に珍しい蛾が止まっています。
勿来の関では9月に見られるのは珍しいことです。
今までは5月は2回,6月は1回でした。
珍しくてコントラストが明瞭なので逃さず撮ろうとして近付くと逃げられました。
幸い近くの地面に止まってくれました。
何枚か撮った後,蛾の周辺を日陰にしました。
蛾の周りに余計なものが写りうるさくなってしまうからです。

②スギタニゴマケンモン
本種には円みのある茶褐色紋が合計6個ります。
緑矢印の前方に2個,赤矢印の前方に4個です。
黒い斑紋が彼方此方に散在しています。
これらの紋をまとめて胡麻に見立てスギタニゴマケンモンとしたのでしょう。
幼虫はオオカメノキの葉を食べます。
この植物はあまり見られないので観察の機会が少ないです。
「スギタニ」とは第三高等学校(現京都大学)数学教授だった杉谷岩彦氏のことで鱗翅学界の巨星ともいわれる。
貴船でスギタニルリシジミを発見されています。

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2746 スギタニゴマケンモン 撮影日2021/09/24 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月224日に観察したスギタニゴマケンモンです。

①スギタニゴマケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
灯火脇の壁に珍しい蛾が止まっています。
勿来の関では9月に見られるのは珍しいことです。
今までは5月は2回,6月は1回でした。
珍しくてコントラストが明瞭なので逃さず撮ろうとして近付くと逃げられました。
幸い近くの地面に止まってくれました。
何枚か撮った後,蛾の周辺を日陰にしました。
蛾の周りに余計なものが写りうるさくなってしまうからです。

②スギタニゴマケンモン
本種には円みのある茶褐色紋が合計6個ります。
緑矢印の前方に2個,赤矢印の前方に4個です。
黒い斑紋が彼方此方に散在しています。
これらの紋をまとめて胡麻に見立てスギタニゴマケンモンとしたのでしょう。
幼虫はオオカメノキの葉を食べます。
この植物はあまり見られないので観察の機会が少ないです。
「スギタニ」とは第三高等学校(現京都大学)数学教授だった杉谷岩彦氏のことで鱗翅学界の巨星ともいわれる。
貴船でスギタニルリシジミを発見されています。

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オイワケヒメシャク
2021年9月23日(木)
2745 オイワケヒメシャク 撮影日2021/09/22 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月22日に観察したオイワケヒメシャクです。

①オイワケヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
後翅が見えるように前翅を開いて,壁に張り付いたように止まっています。
このような蛾はシャクガ科です。
検索してもエダシャク亜科には見つかりません。
前翅長は10㎜程度なのでヒメシャク亜科を調べたらみつかりました。
赤矢印は外横線を指していますが,翅脈上で濃くなるので点線状に見える所があります。
緑矢印は中横線を指しています。
前翅ではこの線の内側に,後翅ではこの線の外側に小黒点があります。

②オイワケヒメシャク 2017/06/07撮影
目立つ特徴として外縁上に小黒点が規則正しく並んでいます。
最後に外横線は前縁と後縁で特に太く明瞭になります。

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2745 オイワケヒメシャク 撮影日2021/09/22 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月22日に観察したオイワケヒメシャクです。

①オイワケヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
後翅が見えるように前翅を開いて,壁に張り付いたように止まっています。
このような蛾はシャクガ科です。
検索してもエダシャク亜科には見つかりません。
前翅長は10㎜程度なのでヒメシャク亜科を調べたらみつかりました。
赤矢印は外横線を指していますが,翅脈上で濃くなるので点線状に見える所があります。
緑矢印は中横線を指しています。
前翅ではこの線の内側に,後翅ではこの線の外側に小黒点があります。

②オイワケヒメシャク 2017/06/07撮影
目立つ特徴として外縁上に小黒点が規則正しく並んでいます。
最後に外横線は前縁と後縁で特に太く明瞭になります。

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カクバネヒゲナガキバガ
2021年9月22日(水)
2744 カクバネヒゲナガキバガ 撮影日2021/09/22 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月22日に観察したカクバネヒゲナガキバガです。

①カクバネヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科ホソバヒゲナガキバガ亜科)
灯火近くの柱を見ると真っ白い触角を左右にのばした蛾が止まっています。
本種は外縁を頭部より45度程上げて止まる変わった習性が有ります。
幼虫は枯葉を食べます。
前翅長は5㎜程の小さい蛾です。

②カクバネヒゲナガキバガ
下唇鬚(かしんひげ)が後方へ反り返っていますがヤガ科クルマアツバ亜科ではありません。
縁毛が外側からいうと白色,焦茶色,薄褐色の順に並んでいます。
緑矢印が指している前方には黒い筋があります。
さらに,それより頭に近い方に小黒点があります。(青矢印の前方にあります。)
翅頂がかくばって尖っていて触角が長いのでカクバネヒゲナガキバガと名付けられたのでしょう。

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2744 カクバネヒゲナガキバガ 撮影日2021/09/22 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月22日に観察したカクバネヒゲナガキバガです。

①カクバネヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科ホソバヒゲナガキバガ亜科)
灯火近くの柱を見ると真っ白い触角を左右にのばした蛾が止まっています。
本種は外縁を頭部より45度程上げて止まる変わった習性が有ります。
幼虫は枯葉を食べます。
前翅長は5㎜程の小さい蛾です。

②カクバネヒゲナガキバガ
下唇鬚(かしんひげ)が後方へ反り返っていますがヤガ科クルマアツバ亜科ではありません。
縁毛が外側からいうと白色,焦茶色,薄褐色の順に並んでいます。
緑矢印が指している前方には黒い筋があります。
さらに,それより頭に近い方に小黒点があります。(青矢印の前方にあります。)
翅頂がかくばって尖っていて触角が長いのでカクバネヒゲナガキバガと名付けられたのでしょう。

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ツマトビコヤガ
2021年9月21日(火)
2743 ツマトビコヤガ 撮影日2021/09/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月21日に観察したツマトビコヤガです。

①ツマトビコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
灯火より少し離れた所に小さい蛾が止まっています。
写そうとカメラをそっと近づけていくと突然飛び回って近くに止まりました。
少し高くて上手く写せないので用意してある踏台に乗って撮影しました。
今度逃げられたら後はない気持ちになって何枚か写真を撮りました。
撮りながら頭部が黒い蛾であることに気が付きました。

②ツマトビコヤガ 2017/08/28撮影
頭部の色の他に気が付いたのは翅頂近くに四角い白紋(赤矢印)があることです。
後翅が見えるように開いているのでシャクガ科のようですがどことなく翅が厚ぼったく感じます。
それは厚い鱗粉に被われているからでしょう。
そう感じたらヤガ科を検索すれば同定が進みます。
さらに,小さいのでコヤガの仲間を検索しました。
緑矢印が指しているのは内横線ですが,この内側は白くなっています。
この線を境に外側に褐色のグラデーションが見られ落ち着いた色調になっています。
外縁の方の端(つま)が鳶色(とびいろ=茶褐色)になっているのでツマトビコヤガとなったのでしょう。

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2743 ツマトビコヤガ 撮影日2021/09/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月21日に観察したツマトビコヤガです。

①ツマトビコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
灯火より少し離れた所に小さい蛾が止まっています。
写そうとカメラをそっと近づけていくと突然飛び回って近くに止まりました。
少し高くて上手く写せないので用意してある踏台に乗って撮影しました。
今度逃げられたら後はない気持ちになって何枚か写真を撮りました。
撮りながら頭部が黒い蛾であることに気が付きました。

②ツマトビコヤガ 2017/08/28撮影
頭部の色の他に気が付いたのは翅頂近くに四角い白紋(赤矢印)があることです。
後翅が見えるように開いているのでシャクガ科のようですがどことなく翅が厚ぼったく感じます。
それは厚い鱗粉に被われているからでしょう。
そう感じたらヤガ科を検索すれば同定が進みます。
さらに,小さいのでコヤガの仲間を検索しました。
緑矢印が指しているのは内横線ですが,この内側は白くなっています。
この線を境に外側に褐色のグラデーションが見られ落ち着いた色調になっています。
外縁の方の端(つま)が鳶色(とびいろ=茶褐色)になっているのでツマトビコヤガとなったのでしょう。

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ハガタキコケガ
2021年9月20日(月)
2742 ハガタキコケガ 撮影日2021/09/03,09/07 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月3日と7日に観察したハガタキコケガです。

①ハガタキコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
前翅長10㎜程度の小さな蛾です。
黄色の地に黒の筋と紋が有る蛾です。
僅かに前縁と外縁が濃い黄色で縁取られています。
幼虫の餌は地衣類です。

②ハガタキコケガ
赤矢印は外横線を指しています。
後縁から黒点の辺りまで大きく上下に揺れています。
その様子を歯形に見立ててハガタキコケガとなづけています。
外横線の外側には黒点が並んでいる亜外縁線が見られます。

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2742 ハガタキコケガ 撮影日2021/09/03,09/07 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月3日と7日に観察したハガタキコケガです。

①ハガタキコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
前翅長10㎜程度の小さな蛾です。
黄色の地に黒の筋と紋が有る蛾です。
僅かに前縁と外縁が濃い黄色で縁取られています。
幼虫の餌は地衣類です。

②ハガタキコケガ
赤矢印は外横線を指しています。
後縁から黒点の辺りまで大きく上下に揺れています。
その様子を歯形に見立ててハガタキコケガとなづけています。
外横線の外側には黒点が並んでいる亜外縁線が見られます。

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ヤママユ
2021年9月19日(日)
2741 ヤママユ 撮影日2021/09/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月19日に観察したヤママユです。

①ヤママユ(ヤママユガ科)
2020年9月9日には本種を観察しているので,9月に入ってからは「今日は飛来しているかも。」と毎日灯火を期待しながら見続けました。
すると,嵐の来る晩に飛来して灯火に止まっていました。
久々に会えた喜びがこみあげてきて顔がほころびました。
小雨程度の弱い雨は夕方には止み風のない晩でした。

②ヤママユガ
翅の状態を見ると何処にも傷が無く綺麗な個体です。
本種の翅色は褐色から黄橙色まであり個体差が大きいです。
私はどちらかというと明るい色をした黄橙のものが好きです。
見上げる位置をずらすと発達した触角が見えています。
写真を見て確認すると羽毛状(赤矢印)でしたので♂だと分かりました。

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2741 ヤママユ 撮影日2021/09/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月19日に観察したヤママユです。

①ヤママユ(ヤママユガ科)
2020年9月9日には本種を観察しているので,9月に入ってからは「今日は飛来しているかも。」と毎日灯火を期待しながら見続けました。
すると,嵐の来る晩に飛来して灯火に止まっていました。
久々に会えた喜びがこみあげてきて顔がほころびました。
小雨程度の弱い雨は夕方には止み風のない晩でした。

②ヤママユガ
翅の状態を見ると何処にも傷が無く綺麗な個体です。
本種の翅色は褐色から黄橙色まであり個体差が大きいです。
私はどちらかというと明るい色をした黄橙のものが好きです。
見上げる位置をずらすと発達した触角が見えています。
写真を見て確認すると羽毛状(赤矢印)でしたので♂だと分かりました。

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アカスジシロコケガ
2021年9月18日(土)
2740 アカスジシロコケガ 撮影日2021/09/18 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月18日に観察したアカスジシロコケガです。

①アカスジシロコケガ♀(ヒトリガ科コケガ亜科)
灯火近くの窓ガラスには,白地に赤い筋が走っている蛾が止まっています。
単純な模様ですが,白地に赤の組み合わせは目立ちます。
蛹の外側に幼虫時代に生えていた黒い毛を編んだすかし俵に似たような繭を作ります。

②アカスジシロコケガ♂ 2021/07/16撮影
本種は♂と♀で僅かに模様が違います。
赤筋と黒点の数です。
赤筋の様子は説明しづらいので黒点の数についてお話しします。
♀の方は一つで,♂の方は大小一個ずつの黒点が有ります。
前縁に近い方が小さく,前縁から遠い方が大きい黒点になっています。

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2740 アカスジシロコケガ 撮影日2021/09/18 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月18日に観察したアカスジシロコケガです。

①アカスジシロコケガ♀(ヒトリガ科コケガ亜科)
灯火近くの窓ガラスには,白地に赤い筋が走っている蛾が止まっています。
単純な模様ですが,白地に赤の組み合わせは目立ちます。
蛹の外側に幼虫時代に生えていた黒い毛を編んだすかし俵に似たような繭を作ります。

②アカスジシロコケガ♂ 2021/07/16撮影
本種は♂と♀で僅かに模様が違います。
赤筋と黒点の数です。
赤筋の様子は説明しづらいので黒点の数についてお話しします。
♀の方は一つで,♂の方は大小一個ずつの黒点が有ります。
前縁に近い方が小さく,前縁から遠い方が大きい黒点になっています。

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オオキノメイガ
2021年9月17日(木)
2739 オオキノメイガ 撮影日2021/09/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月17日に観察したオオキノメイガです。

①オオキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
2本の触角を見ると背負っていることが分かります。
これでツトガ科・メイガ科と分かります。
翅が黄色と褐色ならツトガ科ノメイガ亜科まで絞ることができます。
ツトガ科としては大きい部類に入ります。
縦の方向よりも横方向に長い種です。
黄色い蛾なので目に留まりやすく目立つ蛾です。
幼虫はヤナギ科の葉を食べますが勿来の関周辺にはほとんど分布していないので観察する機会は少しです。

②オオキノメイガ
「みんなで作る日本蛾類図鑑」によると分布が本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄となっています。
これを見て寒い北海道には分布していないのだと思いました。
念のため青森県では見つかっているか「あおもり昆虫記」を調べると発見されています。
では更に北に位置する北海道はどうか気になりました。
北海道で蛾を扱っているブログは「こんちゅう探偵団」です。
このブログを利用して検索するとオオキノメイガが見つかりました。
それもそのはずです。
北海道にはポプラが分布しているからです。
その中でも北海道大学のポプラ並木は有名です。

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2739 オオキノメイガ 撮影日2021/09/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月17日に観察したオオキノメイガです。

①オオキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
2本の触角を見ると背負っていることが分かります。
これでツトガ科・メイガ科と分かります。
翅が黄色と褐色ならツトガ科ノメイガ亜科まで絞ることができます。
ツトガ科としては大きい部類に入ります。
縦の方向よりも横方向に長い種です。
黄色い蛾なので目に留まりやすく目立つ蛾です。
幼虫はヤナギ科の葉を食べますが勿来の関周辺にはほとんど分布していないので観察する機会は少しです。

②オオキノメイガ
「みんなで作る日本蛾類図鑑」によると分布が本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄となっています。
これを見て寒い北海道には分布していないのだと思いました。
念のため青森県では見つかっているか「あおもり昆虫記」を調べると発見されています。
では更に北に位置する北海道はどうか気になりました。
北海道で蛾を扱っているブログは「こんちゅう探偵団」です。
このブログを利用して検索するとオオキノメイガが見つかりました。
それもそのはずです。
北海道にはポプラが分布しているからです。
その中でも北海道大学のポプラ並木は有名です。

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ゴマフキエダシャク
2021年9月16日(木)
2738 ゴマフキエダシャク 撮影日2021/09/07 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月7日に観察したゴマフキエダシャクです。

①コナフキエダシャク♂(シャクガ科エダシャク)
前翅を大きく開いてほぼ壁にくっつくように開いています。
こんな蛾はシャクガ科です。
ただこの蛾は後翅の外縁を少し壁から離す特徴があります。

②ゴマフキエダシャク♀
本種は♂と♀では触角の様子が違います。
♂の触角は赤矢印が指しているように櫛歯状になっています。
一方,♀の方は糸状の触角です。
♂の縁毛は短くなっているので擦れた個体だと分かります。
ところがこちら(♀)の縁毛は長くなっているので,ほとんど擦れていないことが分かります。
翅だけでなく縁毛も黒の斑模様になっていることが分かりました。

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2738 ゴマフキエダシャク 撮影日2021/09/07 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月7日に観察したゴマフキエダシャクです。

①コナフキエダシャク♂(シャクガ科エダシャク)
前翅を大きく開いてほぼ壁にくっつくように開いています。
こんな蛾はシャクガ科です。
ただこの蛾は後翅の外縁を少し壁から離す特徴があります。

②ゴマフキエダシャク♀
本種は♂と♀では触角の様子が違います。
♂の触角は赤矢印が指しているように櫛歯状になっています。
一方,♀の方は糸状の触角です。
♂の縁毛は短くなっているので擦れた個体だと分かります。
ところがこちら(♀)の縁毛は長くなっているので,ほとんど擦れていないことが分かります。
翅だけでなく縁毛も黒の斑模様になっていることが分かりました。

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アシベニカギバ
2021年9月15日(水)
2737 アシベニカギバ 撮影日2021/09/15 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月15日に観察したアシベニカギバです。

①アシベニカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
緑矢印を見ると何の仲間か分かる種です。
鉤状に曲がっているのでカギバガ科となります。
幼虫はスイカズラ科の植物を食べますが,その中で勿来の関に普通に分布しているガマズミの葉を食べます。
それで複数回観察されます。

②アシベニカギバ
翅の色には二つのタイプあります。
A一つは,この写真の様に外横線(桃矢印)から外側が黄色になるものです。
Bもう一つは,全体が褐色になっているものです。
二枚目の写真は正面から写したものです。
6本の足が赤味を帯びています。(赤矢印)
それで名前に「アシベニ」と付けられています。

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2737 アシベニカギバ 撮影日2021/09/15 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月15日に観察したアシベニカギバです。

①アシベニカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
緑矢印を見ると何の仲間か分かる種です。
鉤状に曲がっているのでカギバガ科となります。
幼虫はスイカズラ科の植物を食べますが,その中で勿来の関に普通に分布しているガマズミの葉を食べます。
それで複数回観察されます。

②アシベニカギバ
翅の色には二つのタイプあります。
A一つは,この写真の様に外横線(桃矢印)から外側が黄色になるものです。
Bもう一つは,全体が褐色になっているものです。
二枚目の写真は正面から写したものです。
6本の足が赤味を帯びています。(赤矢印)
それで名前に「アシベニ」と付けられています。

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ヒメカギバアオシャク
2021年9月14日(火)
2736 ヒメカギバアオシャク 撮影日2021/09/14 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月14日に観察したヒメカギバアオシャクです。

①ヒメカギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
灯火から少し離れた壁に緑色の蛾が止まっています。
緑色の蛾といえば勿来の関では一つの例外を除いてシャクガ科アオシャク亜科です。
その一つの例外とは,シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)です。
幼虫はコナラの葉を食べますが,普通に分布しているので複数回観察されます。

②ヒメカギバアオシャク 2017/08/03撮影
赤矢印は翅頂が鉤状に曲がっている様子を指しています。
鉤状に曲がっていることから名前に「カギバ」が付いています。
ところが,以前に撮った写真ではそれ程曲がっていないので首をかしげてしまいます。
曲がる程度は個体差があるようです。
下唇鬚(かしんひげ)が見えていますが,以前のものは見えていません。(緑矢印)
これから分かることは以前のものは目が写ってないので下を見ているものと思われます。

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2736 ヒメカギバアオシャク 撮影日2021/09/14 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月14日に観察したヒメカギバアオシャクです。

①ヒメカギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
灯火から少し離れた壁に緑色の蛾が止まっています。
緑色の蛾といえば勿来の関では一つの例外を除いてシャクガ科アオシャク亜科です。
その一つの例外とは,シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)です。
幼虫はコナラの葉を食べますが,普通に分布しているので複数回観察されます。

②ヒメカギバアオシャク 2017/08/03撮影
赤矢印は翅頂が鉤状に曲がっている様子を指しています。
鉤状に曲がっていることから名前に「カギバ」が付いています。
ところが,以前に撮った写真ではそれ程曲がっていないので首をかしげてしまいます。
曲がる程度は個体差があるようです。
下唇鬚(かしんひげ)が見えていますが,以前のものは見えていません。(緑矢印)
これから分かることは以前のものは目が写ってないので下を見ているものと思われます。

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オオベニヘリコケガ
2021年9月13日(月)
2735 オオベニヘリコケガ 撮影日2021/09/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月13日に観察したオオベニヘリコケガです。

①オオベニヘリコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
灯火近くの壁に目が覚めるような美しい蛾が止まっています。
語尾にコケガと付いているように幼虫は地衣類を食べます。
前翅長は10㎜から15㎜くらいの小さな蛾です。

②オオベニヘリコケガ
前縁や外縁の縁が紅を帯びています。
だから,ベニヘリコケガなのですが既にベニヘリコケガは存在するので区別するために語頭にオオが付けられました。
北海道,本州,四国に分布しています。

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2735 オオベニヘリコケガ 撮影日2021/09/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月13日に観察したオオベニヘリコケガです。

①オオベニヘリコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
灯火近くの壁に目が覚めるような美しい蛾が止まっています。
語尾にコケガと付いているように幼虫は地衣類を食べます。
前翅長は10㎜から15㎜くらいの小さな蛾です。

②オオベニヘリコケガ
前縁や外縁の縁が紅を帯びています。
だから,ベニヘリコケガなのですが既にベニヘリコケガは存在するので区別するために語頭にオオが付けられました。
北海道,本州,四国に分布しています。

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アカモクメヨトウ
2021年9月12日(日)
アカモクメヨトウ 撮影日2021/09/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月12日に観察したアカモクメヨトウです。

①アカモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
窓枠に止まっていた本種を撮ろうとした途端,逃げられてしまいました。
私の足下付近で急に姿を消しました。
近くを探しましたが,見つかりません。
二,三歩歩いた途端,動いたものが居ます。
止まった後,見に行くと白紋が有る褐色の蛾です。

②アカモクメヨトウ
腹端が外縁から覗いていますが,下記の理由でシャチホコガ科ではありません。
白い腎状紋(赤矢印)と細長い環状紋(緑矢印)からヤガ科のヨトウガの仲間と判断して探しました。
本種の環状紋は円くなく細長くなっています。
幼虫は湿地に生育するヌマガヤを食べます。
最近湿地は埋め立てられて少なくなっているのであまり観察できません。

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アカモクメヨトウ 撮影日2021/09/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月12日に観察したアカモクメヨトウです。

①アカモクメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
窓枠に止まっていた本種を撮ろうとした途端,逃げられてしまいました。
私の足下付近で急に姿を消しました。
近くを探しましたが,見つかりません。
二,三歩歩いた途端,動いたものが居ます。
止まった後,見に行くと白紋が有る褐色の蛾です。

②アカモクメヨトウ
腹端が外縁から覗いていますが,下記の理由でシャチホコガ科ではありません。
白い腎状紋(赤矢印)と細長い環状紋(緑矢印)からヤガ科のヨトウガの仲間と判断して探しました。
本種の環状紋は円くなく細長くなっています。
幼虫は湿地に生育するヌマガヤを食べます。
最近湿地は埋め立てられて少なくなっているのであまり観察できません。

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オオシラナミアツバ
2021年9月11日(土)
2733 オオシラナミアツバ 撮影日2021/09/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月10日に観察したオオシラナミアツバです。

①オオシラナミアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見れば,ヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。
それが後方へ反り返っているからです。
遠目でも目立つ翅中央を走る太い焦茶色の横帯を目印に探し出しました。

②オオシラナミアツバ
前翅長が10㎜程度の小さな蛾で,幼虫は枯葉を食べます。
桃矢印は外横線を指していますがぎざぎざしています。
青矢印は濃褐色で中央と翅頂少し手前で外へ出張っています。

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2733 オオシラナミアツバ 撮影日2021/09/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月10日に観察したオオシラナミアツバです。

①オオシラナミアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見れば,ヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。
それが後方へ反り返っているからです。
遠目でも目立つ翅中央を走る太い焦茶色の横帯を目印に探し出しました。

②オオシラナミアツバ
前翅長が10㎜程度の小さな蛾で,幼虫は枯葉を食べます。
桃矢印は外横線を指していますがぎざぎざしています。
青矢印は濃褐色で中央と翅頂少し手前で外へ出張っています。

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ミヤマフタオビキヨトウ
2021年9月10日(金)
2732 ミヤマフタオビキヨトウ 撮影日2021/09/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月10日に観察したミヤマフタオビキヨトウです。

①ミヤマフタオビキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
今回を入れて2回目となる観察です。
幼虫はイネ科のカモガヤ,ススキ,ヤマヌカボ,ヌマガヤの葉を食べます。
どうも草本を餌にしている種は観察する機会が少ないです。
腹端が外縁から覗いていますが,一目でヤガ科と予想が立ったのでキリガ亜科を中心に探しました。
しかし,なかなか見つかりません。

②ミヤマフタオビキヨトウ
その原因はフラッシュを焚いて撮影したことも大きく影響しました。
赤味のある茶色に写ってしまったからです。
内横線(緑矢印)と外横線(赤矢印)の様子からやっと本種を探し出しました。
桃矢印は腎状紋を指していますが,矢印の所で切れて白紋と黒い筋になっています。

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2732 ミヤマフタオビキヨトウ 撮影日2021/09/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月10日に観察したミヤマフタオビキヨトウです。

①ミヤマフタオビキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
今回を入れて2回目となる観察です。
幼虫はイネ科のカモガヤ,ススキ,ヤマヌカボ,ヌマガヤの葉を食べます。
どうも草本を餌にしている種は観察する機会が少ないです。
腹端が外縁から覗いていますが,一目でヤガ科と予想が立ったのでキリガ亜科を中心に探しました。
しかし,なかなか見つかりません。

②ミヤマフタオビキヨトウ
その原因はフラッシュを焚いて撮影したことも大きく影響しました。
赤味のある茶色に写ってしまったからです。
内横線(緑矢印)と外横線(赤矢印)の様子からやっと本種を探し出しました。
桃矢印は腎状紋を指していますが,矢印の所で切れて白紋と黒い筋になっています。

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タケカレハ・ヨシカレハ
2021年9月9日(木)
2731 タケカレハ・ヨシカレハ 撮影日2021/09/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月9日に観察したタケカレハ・ヨシカレハです。

①タケカレハヨシカレハ(カレハガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まりますが,ヤガ科ではなくカレハガ科です。
本種と似た種にヨシカレハが居るので,注意が必要です。
私の観察では濃褐色ならタケカレハで,黄土色~淡褐色からヨシカレハです。
翅中央に見られる大小の紋は明瞭です。

②ヨシカレハ(カレハガ科)
全種と同様な止まり方をします。
翅中央に見られる白紋は不明瞭です。
赤矢印が指している白紋より後方へ(外縁の方へ)薄黄色の紋が見られます。
これはタケカレハには見られないので同定ポイントとして重要です。

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2731 タケカレハ・ヨシカレハ 撮影日2021/09/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月9日に観察したタケカレハ・ヨシカレハです。

①タケカレハヨシカレハ(カレハガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まりますが,ヤガ科ではなくカレハガ科です。
本種と似た種にヨシカレハが居るので,注意が必要です。
私の観察では濃褐色ならタケカレハで,黄土色~淡褐色からヨシカレハです。
翅中央に見られる大小の紋は明瞭です。

②ヨシカレハ(カレハガ科)
全種と同様な止まり方をします。
翅中央に見られる白紋は不明瞭です。
赤矢印が指している白紋より後方へ(外縁の方へ)薄黄色の紋が見られます。
これはタケカレハには見られないので同定ポイントとして重要です。

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マダラツマキリヨトウ
2021年9月8日(水)
2730 マダラツマキリヨトウ 撮影日2021/09/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月8日に観察したマダラツマキリヨトウです。

①マダラツマキリヨトウ(ヤガ科ツマキリヨトウ亜科)
翅を屋根形にして止まっています。
ヤガ科の他にも幾つかいますが,圧倒的に数が多いヤガ科を調べると同定が速いです。
ツマキリヨトウ亜科にはこの種と似たものが多いので注意が必要です。
赤矢印が指している紋は白い筋で囲まれたもので楕円形をしています。

②マダラツマキリヨトウ
外縁は黄矢印が指している所を頂点にするような形をしています。
だから,ツマキリと名付けられたのでしょう。
本種は胸部脇から少し長い毛が放射状に出ています。(緑矢印)
足にはふさふさした毛が生えています。(二枚目写真青矢印)
幼虫はシダの仲間を食べます。
褐色~濃褐色の地に淡褐色の筋が走っていて遠目からでも目立ちます。

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2730 マダラツマキリヨトウ 撮影日2021/09/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月8日に観察したマダラツマキリヨトウです。

①マダラツマキリヨトウ(ヤガ科ツマキリヨトウ亜科)
翅を屋根形にして止まっています。
ヤガ科の他にも幾つかいますが,圧倒的に数が多いヤガ科を調べると同定が速いです。
ツマキリヨトウ亜科にはこの種と似たものが多いので注意が必要です。
赤矢印が指している紋は白い筋で囲まれたもので楕円形をしています。

②マダラツマキリヨトウ
外縁は黄矢印が指している所を頂点にするような形をしています。
だから,ツマキリと名付けられたのでしょう。
本種は胸部脇から少し長い毛が放射状に出ています。(緑矢印)
足にはふさふさした毛が生えています。(二枚目写真青矢印)
幼虫はシダの仲間を食べます。
褐色~濃褐色の地に淡褐色の筋が走っていて遠目からでも目立ちます。

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クワゴマダラヒトリ
2021年9月7日(火)
2729 クワゴマダラヒトリ 撮影日2021/09/05 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月5日に観察したクワゴマダラヒトリです。

①クワゴマダラヒトリ♀(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)
本種は♂♀で翅の色が違うので戸惑ってしまいます。
翅の色は違いますが,同種の証に胸部背には橙色の筋(赤矢印)が見られます。
一般に蛾は♀の方が体が大きいです。
前翅長が30㎜ほど有りました。
黒い筋模様は個体差があってばらばらです。

②クワゴマダラヒトリ♂
この日には,三つの観察地点の内二箇所でクワゴマダラヒトリが見られました。
♀とは違って♂の翅色は焦茶色ですが,黒い斑模様は感じが似ています。
♂の胸部背にも橙色の筋が見られます。
♂の触角は櫛歯状で,♀は遠目には糸状に見えます。
♂は♀よりも体が小さく前翅長を測ると20㎜ほどしかありませんでした。

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2729 クワゴマダラヒトリ 撮影日2021/09/05 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月5日に観察したクワゴマダラヒトリです。

①クワゴマダラヒトリ♀(ヒトリガ科ヒトリガ亜科)
本種は♂♀で翅の色が違うので戸惑ってしまいます。
翅の色は違いますが,同種の証に胸部背には橙色の筋(赤矢印)が見られます。
一般に蛾は♀の方が体が大きいです。
前翅長が30㎜ほど有りました。
黒い筋模様は個体差があってばらばらです。

②クワゴマダラヒトリ♂
この日には,三つの観察地点の内二箇所でクワゴマダラヒトリが見られました。
♀とは違って♂の翅色は焦茶色ですが,黒い斑模様は感じが似ています。
♂の胸部背にも橙色の筋が見られます。
♂の触角は櫛歯状で,♀は遠目には糸状に見えます。
♂は♀よりも体が小さく前翅長を測ると20㎜ほどしかありませんでした。

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カレハガ
2021年9月6日(月)
2729 カレハガ 撮影日2021/09/06 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月6日に観察したカレハガです。

①カレハガ(カレハガ科)
初めて観察する方は「あれ。何だろう。」と思うでしょう。
赤矢印が指しているものを見て,そう感じる方は探究心が強い人です。
これは後翅が前翅と同じように動かず,水平のままだからです。
だから,はみでているように見えるのです。
それは,橙色の濃い後翅が出ていた方が枯葉に似て見えるからでしょう。

②カレハガ
前翅長を測ると28㎜程度有りました。
30㎜以上になると大きい蛾に入りますが,普段小から中くらいの蛾ばかり見ている私には大きい蛾に見えます。
写真を写していて,今回気が付いたことが二つあります。
それは,桃矢印と青矢印の所です。
桃矢印が指しているのは,人間でいうとまつげに当たるものでごみが入らないようにしているのでしょう。
次に青矢印のものは何だろうと考えましたが分かりません。
胸部背にそれとほぼ同じくらいの大きさのものが見えます。
恐らくこれは上下に動くもので,現在開いたままだと思います。
これは交尾するときに俺は大きいぞと♀に訴えるものだと思えてきました。

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2729 カレハガ 撮影日2021/09/06 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月6日に観察したカレハガです。

①カレハガ(カレハガ科)
初めて観察する方は「あれ。何だろう。」と思うでしょう。
赤矢印が指しているものを見て,そう感じる方は探究心が強い人です。
これは後翅が前翅と同じように動かず,水平のままだからです。
だから,はみでているように見えるのです。
それは,橙色の濃い後翅が出ていた方が枯葉に似て見えるからでしょう。

②カレハガ
前翅長を測ると28㎜程度有りました。
30㎜以上になると大きい蛾に入りますが,普段小から中くらいの蛾ばかり見ている私には大きい蛾に見えます。
写真を写していて,今回気が付いたことが二つあります。
それは,桃矢印と青矢印の所です。
桃矢印が指しているのは,人間でいうとまつげに当たるものでごみが入らないようにしているのでしょう。
次に青矢印のものは何だろうと考えましたが分かりません。
胸部背にそれとほぼ同じくらいの大きさのものが見えます。
恐らくこれは上下に動くもので,現在開いたままだと思います。
これは交尾するときに俺は大きいぞと♀に訴えるものだと思えてきました。

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ソトモンツトガ
2021年9月5日(日)
2728 ソトモンツトガ 撮影日2021/09/05 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月5日に観察したソトモンツトガです。

①ソトモンツトガ(ツトガ科ツトガ亜科)
窓枠にはあまり観察することがない小さな蛾が止まっています。
前翅長は10㎜程度です。
触角を背負って止まっているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
更に黄色の筋模様と白い地色からツトガ科と予想が立ちます。

②ソトモンツトガ
本種で目立つのは三つ有ります。
A白地に黒い細波模様があって綺麗さを強調している。
B明るく対になった黄色い筋模様が黒い細波を背景に目立っている。
C前翅外縁に並ぶ六個ずつの黒紋が一番目に付きます。

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2728 ソトモンツトガ 撮影日2021/09/05 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月5日に観察したソトモンツトガです。

①ソトモンツトガ(ツトガ科ツトガ亜科)
窓枠にはあまり観察することがない小さな蛾が止まっています。
前翅長は10㎜程度です。
触角を背負って止まっているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
更に黄色の筋模様と白い地色からツトガ科と予想が立ちます。

②ソトモンツトガ
本種で目立つのは三つ有ります。
A白地に黒い細波模様があって綺麗さを強調している。
B明るく対になった黄色い筋模様が黒い細波を背景に目立っている。
C前翅外縁に並ぶ六個ずつの黒紋が一番目に付きます。

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トビスジヒメナミシャク
2021年9月4日(土)
トビスジヒメナミシャク 撮影日2021/09/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月3日に観察したトビスジヒメナミシャクです。

①トビスジヒメナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科) フラッシュ撮影
赤矢印は外横線を指しています。
この線を見ると「U字形」が連なっています。
この様な蛾はナミシャク亜科の蛾です。
幼虫はギシギシの葉を食べます。

②トビスジヒメナミシャク
桃矢印が指しているのは細い焦茶色の帯です。
トビスジヒメナミシャクで一番目立つのは,この細い焦茶色の帯です。
この帯は細いものから太いものまで有ります。
途中で途切れるものまで有ります。
この帯の中には黒い横脈紋が見られます。
緑矢印が指しているのは亜外縁線です。
亜外縁線は翅頂近くで濃くなり太さも太くなります。

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トビスジヒメナミシャク 撮影日2021/09/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月3日に観察したトビスジヒメナミシャクです。

①トビスジヒメナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科) フラッシュ撮影
赤矢印は外横線を指しています。
この線を見ると「U字形」が連なっています。
この様な蛾はナミシャク亜科の蛾です。
幼虫はギシギシの葉を食べます。

②トビスジヒメナミシャク
桃矢印が指しているのは細い焦茶色の帯です。
トビスジヒメナミシャクで一番目立つのは,この細い焦茶色の帯です。
この帯は細いものから太いものまで有ります。
途中で途切れるものまで有ります。
この帯の中には黒い横脈紋が見られます。
緑矢印が指しているのは亜外縁線です。
亜外縁線は翅頂近くで濃くなり太さも太くなります。

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ウスヒメトガリノメイガ
2021年9月3日(金)
2726 ウスヒメトガリノメイガ 撮影日2021/09/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月3日に観察したウスヒメトガリノメイガです。

①ウスヒメトガリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
更に,黄色と焦茶色の翅色を持つ蛾は,ツトガ科です。

②ウスヒメトガリノメイガ (実際はこの様に頭を下にして止まっていました。)
本種と似た様な蛾が居るので同定には注意が必要です。
所々に淡色部(薄黄色)があって黄色の光を放っているようです。
緑矢印は前翅外横線を指していますが,矢印の所から急に向きを変え頭の方へ曲がっています。
赤矢印は後翅外横線を指していますが,矢印の所から急に頭の方へ曲がっています。

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2726 ウスヒメトガリノメイガ 撮影日2021/09/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年9月3日に観察したウスヒメトガリノメイガです。

①ウスヒメトガリノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負って止まっているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
更に,黄色と焦茶色の翅色を持つ蛾は,ツトガ科です。

②ウスヒメトガリノメイガ (実際はこの様に頭を下にして止まっていました。)
本種と似た様な蛾が居るので同定には注意が必要です。
所々に淡色部(薄黄色)があって黄色の光を放っているようです。
緑矢印は前翅外横線を指していますが,矢印の所から急に向きを変え頭の方へ曲がっています。
赤矢印は後翅外横線を指していますが,矢印の所から急に頭の方へ曲がっています。

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ツマキシマメイガ
2021年9月2日(木)
ツマキシマメイガ 撮影日2021/07/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月8日に観察したツマキシマメイガです。

①ツマキシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科と分かります。
さらに,薄紅色の地色と薄黄色の筋模様でシマメイガ亜科と分かります。
本種と似た蛾にフタスジシマメイガやツマグロシマメイガが居るので注意が必要です。
前翅長は11~13㎜程度の小さい蛾です。

②ツマキシマメイガ 2016/07/23撮影
赤矢印は外横線を指していますが中央付近で外縁の方へ出張っています。
ツマキと名前にあるように縁毛(緑矢印)が薄黄から黄色になっています。
さらに詳しく見ると縁毛の付け根は紅色で途中から黄色を帯びています。
この縁毛の特徴はフタスジシマメイガやツマグロシマメイガにはないので同定ポイントになります。
外横線と内横線の間に黒点が無いので同定のポイントになります。

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ツマキシマメイガ 撮影日2021/07/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年7月8日に観察したツマキシマメイガです。

①ツマキシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科と分かります。
さらに,薄紅色の地色と薄黄色の筋模様でシマメイガ亜科と分かります。
本種と似た蛾にフタスジシマメイガやツマグロシマメイガが居るので注意が必要です。
前翅長は11~13㎜程度の小さい蛾です。

②ツマキシマメイガ 2016/07/23撮影
赤矢印は外横線を指していますが中央付近で外縁の方へ出張っています。
ツマキと名前にあるように縁毛(緑矢印)が薄黄から黄色になっています。
さらに詳しく見ると縁毛の付け根は紅色で途中から黄色を帯びています。
この縁毛の特徴はフタスジシマメイガやツマグロシマメイガにはないので同定ポイントになります。
外横線と内横線の間に黒点が無いので同定のポイントになります。

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シロヒトモンノメイガ
2021年9月1日(水)
2724 シロヒトモンノメイガ 撮影日2021/08/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月26日に観察したシロヒトモンノメイガです。

①シロヒトモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科) フラッシュ撮影
触角を背負っていませんが,前方へ突き出している蛾もツトガ科の蛾です。
ハナダカノメイガやキボシノメイガ等もとまるとき触角を前に突き出しています。
前翅長は15㎜ほどの中くらいの蛾です。
幼虫はアワブキの葉を食べます。

②シロヒトモンノメイガ 2017/08/18撮影
この蛾には訳が分からぬ名前が付いているので暫く考えていました。
やがて頭に浮かんだのは「白人(シロヒト)紋ノメイガ」でした。
赤矢印が指しているのは白シャツに見えます。
桃矢印が指しているのは腕に見えます。
緑矢印が指しているのは頭に見えます。
つまり,白シャツを着た人が手をつないでいるように見える蛾ということです。

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2724 シロヒトモンノメイガ 撮影日2021/08/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年8月26日に観察したシロヒトモンノメイガです。

①シロヒトモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科) フラッシュ撮影
触角を背負っていませんが,前方へ突き出している蛾もツトガ科の蛾です。
ハナダカノメイガやキボシノメイガ等もとまるとき触角を前に突き出しています。
前翅長は15㎜ほどの中くらいの蛾です。
幼虫はアワブキの葉を食べます。

②シロヒトモンノメイガ 2017/08/18撮影
この蛾には訳が分からぬ名前が付いているので暫く考えていました。
やがて頭に浮かんだのは「白人(シロヒト)紋ノメイガ」でした。
赤矢印が指しているのは白シャツに見えます。
桃矢印が指しているのは腕に見えます。
緑矢印が指しているのは頭に見えます。
つまり,白シャツを着た人が手をつないでいるように見える蛾ということです。

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