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ヨツボシホソバ

2021年6月30日(水)
2699 ヨツボシホソバ 撮影日2021/06/17,06/28 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月17日と28日に観察したヨツボシホソバです。

ヨツボシホソバ
①ヨツボシホソバ♂(ヒトリガ科コケガ亜科)
この種は♂と♀では全く紋様が違います。
頭部から胸部までは黄色,胸部から外縁までは灰色になっているのが♂です。
困ったことにマエグロホソバに似ているので注意が必要です。
でも,♂の方は違いがあるので区別はできます。
その違いは赤矢印が指している所に有ります。
次のような違いがあります。
前翅基部が黒い・・・ヨツボシホソバ
前翅前縁が黒い・・・マエグロホソバ


ヨツボシホソバ
②ヨツボシホソバ♀ 6月28日撮影
♂と違って♀は私の能力では外見で見分けることができないでいます。
でも運が良いことにマエグロホソバの♂が勿来の関では見つかっていません。
従って,マエグロホソバの♀も居ないということになります。
今までの十年余りの観察で,雄と雌の出現はほとんど雄の方が早いです。



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セスジナミシャク

2021年6月29日(火)
2698 セスジナミシャク 撮影日2021/06/28 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月28日に観察したセスジナミシャクです。

セスジナミシャク
①セスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
普通は灯火近くの壁に止まることが多いのですが下に止まっていました。
勿来の関では複数回観察されます。
それは幼虫の餌であるアケビ・ミツバアケビが普通に分布しているからです。
黒い地に白や淡黄色の紋様があるのでよく目立ちます。
前翅長は10~14㎜しかない小さな蛾です。


セスジナミシャク
②セスジナミシャク 2019/04/30撮影
この蛾がナミシャク亜科だというので驚きです。
外横線に「U字形」が並んでいればナミシャク亜科と分かります。
しかし,筋が沢山あり入り乱れているので混乱してしまいます。
よく見ていたら1本だけ筋が太く白っぽく見えるものが有ります。
赤矢印が指している筋が外横線だと気が付きました。
何とそこには後縁から翅の中頃(縁毛が白い所)まで「U字形」が並んでいるではありませんか。
胸部から腹端近くまで背に白い筋(緑矢印)が走っているのでセスジナミシャクと名付けられています。



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マルシラホシアツバ

2021年6月28日(月)
2697 マルシラホシアツバ 撮影日2021/06/28 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月28日に観察したマルシラホシアツバです。

マルシラホシアツバ
①マルシラホシアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
三番目の観察地点で大物との出会いがありました。
前翅に大きな白紋(緑矢印)がある蛾です。
三角形に近い紋ですが,名前は「マル」と付いています。
それはよく似た蛾にオオシラホシアツバが居るからです。
その蛾の白紋は「∟」を太くしたもので比べると円っぽく見えるからでしょう。


マルシラホシアツバ
②マルシラホシアツバ
写した画像を見ると下唇鬚(赤矢印)が後方へ反り返っているのが分かりました。
この事から,クルマアツバ亜科の仲間と分かりました。
この蛾の翅は真っ黒ではなく少し茶色が混ざった感じの色です。
大きさは前翅長が21~25㎜くらいの中くらいの蛾ですが大きく見えます。



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ウスベニコヤガ

2021年6月27日(日)
ウスベニコヤガ 撮影日2021/06/18 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月18日に観察したウスベニコヤガです。

ウスベニコヤガ
①ウスベニコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)
柱に張り付くような感じで平面的に止まっています。
しかし,翅が厚く感じられるのでシャクガ科ではありません。
この蛾は6月までに出現する第1化と7月以降に出現する第2化では大きさも色も違います。


ウスベニコヤガ
②ウスベニコヤガ
第1化は色が濃く少し大きいようです。
特に,赤矢印が指している内横線の色が濃く黒ずむ傾向があります。
前翅長が10㎜程度の小さい蛾です。



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クビシロノメイガ

2021年6月26日(土)
2695 クビシロノメイガ 撮影日2021/06/26 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月26日に観察したクビシロノメイガです。

クビシロノメイガ
①クビシロノメイガ♀(ツバメガ科ノメイガ亜科)
勿来の関ではあまり見られない蛾が出現してくれました。
黒い地に白い紋ときたらほぼツトガ科できまりです。
触角を背負わず前方へ突き出していてもツトガ科です。

目と目の間が白っぽいのと白い首輪が名前の由来でしょうか。


クビシロノメイガ
②クビシロノメイガ♀(下の方の灰色のものは鏡に映った裏の様子です。)
前縁沿いに並ぶ3つの白紋が同定ポイントです。
特に,真ん中の白紋は四角形で手掛かりになります。
一番内側には小さな白三角紋,外側には円錐状の白紋が見られます。
赤矢印と緑矢印は縁毛が白くなっている所を指しています。
♂は触角の途中に瘤があります。
この写真のものには瘤が無いので♀です。
近付くと逃げ足が速くなかなか写真が撮れません。



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アカイラガ

2021年6月25日(金)
アカイラガ 撮影日2021/06/21 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月21日に観察したアカイラガです。

アカイラガ
①アカイラガ(イラガ科)
前翅長12㎜程度の小さな蛾です。
幼虫の餌はコナラ,サクラ,ソメイヨシノ,クワ,ウメ,ネジキで普通に分布しています。
餌が豊富で多くの卵を産めるので複数回観察しています。


アカイラガ
②アカイラガ
翅の色は暗紅色から明紅色まであります。
赤矢印が指しているのは外横線です。
その内側は濃紅褐色で外側は淡紅褐色です。
胸部背にある毛束(緑矢印)は立ち上げたり下げたりすることができるようです。





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ナミスジコアオシャク

2021年6月24日(木)
2693 ナミスジコアオシャク 撮影日2021/06/16,06/21 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月16日と21日に観察したナミスジコアオシャクです。

ナミスジコアオシャク
①ナミスジコアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
緑色の蛾を見たら,シロモンアオヒメシャクを除いてほとんどアオシャク亜科です。
青矢印が指しているのは内横線です。
外側に濃緑の縁取りが見られます。
赤矢印が指しているのは外横線ですが,内側に濃緑の縁取りが有ります。
この二つの横線を波に見立ててナミスジと付けたのでしょう。


ナミスジコアオシャク
②ナミスジコアオシャク
腹部背に白紋が3つ有るので同定に役立ちます。
ただ,後翅後縁に隠れて全部が見えないときがあります。
名前に「コ」が付くほどなので大きさは前翅長が9㎜程しか有りません。
幼虫はクリ,ノイバラ,ネムノキといったものを餌にしているので複数回観察しています。
小さいながらも緑色が濃いものが居て目を引きます。
白い触角が目を引き洒落た蛾を演出しています。



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チャノウンモンエダシャク

2021年6月23日(水)
2692 チャノウンモンエダシャク 撮影日2021/06/23 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月23日に観察したチャノウンモンエダシャクです。

チャノウンモンエダシャク
①チャノウンモンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
この蛾によく似たキタウンモンエダシャクが居るので注意が必要です。
外横線(緑矢印・黄矢印)に着目すれば同定は手早く進みます。
外横線(緑矢印)から外側に出張った黒三角(▽)がありますが山が低すぎます。
キタウンモンエダシャク(二枚目の写真)では,もっと山が高くなっています。
後翅の外横線にも黒三角(▽)がありますが山が低すぎます。
前翅や後翅の黒ずんだ地色は緑矢印や黄矢印の外縁までで,それより外側には広がっていません。


キタウンモンエダシャク
②キタウンモンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科) 2012/06/23撮影
外横線(赤矢印)から外側に出張った黒三角(▽)があればキタウンモンエダシャクです。
前翅後縁へ続く外横線には小さい黒三角がいくつも並んでいます。
後翅外横線にも小さい黒三角がいくつも並んでいます。
黒ずんだ地は赤矢印や桃矢印の外横線を越え黒三角の頂点まではみ出ています。
ところが,チャノウンモンエダシャクの方は外横線の外側から直ぐ褐色の地になっています。



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カバイロモクメシャチホコ

2021年6月2日(火)
2691 カバイロモクメシャチホコ 撮影日2021/06/22 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月22日に観察したカバイロモクメシャチホコです。

カバイロモクメシャチホコ
①カバイロモクメシャチホコ(シャチホコガ科)
灯火を見上げると何やら薄褐色の蛾が止まっています。
棒に掴ませて下に降りてもらうことにしました。
腹端が外縁から出ていませんが,シャチホコガ科の仲間です。
頭部から胸部背は二つに分かれニッコウトガリバの様です。(緑矢印)


カバイロモクメシャチホコ
②カバイロモクメシャチホコ
赤矢印が指している焦茶色の横線は白い縁取りがあります。
更にその外側に走っている筋模様は木目に似ています。
だから,モクメシャチホコと名付けられたのでしょう。


カバイロモクメシャチホコ幼虫
③カバイロモクメシャチホコ幼虫 2014/05/13撮影
背に突起があって変わった幼虫だなと思いながら写したものです。
頭部近くに一つ小さなものが,真ん中頃と端近くに一つずつ大きな突起があります。
この幼虫はサクラ類,ズミの葉を食べます。



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モモスズメ

2021年6月21日(月)
2690 モモスズメ 撮影日2021/06/21 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月21日に観察したモモスズメです。

モモスズメ
①モモスズメ(スズメガ科)
灯火近くの白い壁を見ると毎年観察しているモモスズメが止まっています。
スズメガ科の多くは壁に止まらず下に降りています。
それは自分の体重が重く支えきれないからです。
三角翼のステルス戦闘機に似た格好をしていれば大概スズメガ科です。
今年は蛾を食べに来る小鳥とネコのせいでなかなか載せられませんでした。
食べ残されたモモスズメの翅を見てネコを捨てていった人を非難する気持ちが強くなりました。


モモスズメ
②モモスズメ
クチバスズメに似ていると言いますが,モモスズメは濃褐色で暗い感じがします。
前翅後縁沿いに焦茶色を帯びた紋(緑矢印)が有るので同定ポイントになっています。
モモスズメのいわれになっている後翅の紅色紋を写そうとして外縁を頭の方へ上げました。
前翅をずり上げた手を放した途端,重みで紅色紋は直ぐ見えなくなりました。
そこで,下に降りれば紅色紋は見えたままになっていると思い葉の上に乗ってもらうことにしました。
近くから葉の大きいアオキを探して来て足に近づけるとちょこちょこと動かし写すことに成功しました。
早速,前翅外縁をずり上げて手を放しました。
すると紅色紋は隠れず鮮やかな色を見せているではありませんか。



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フトジマナミシャク

2021年6月20日(土)
2689 フトジマナミシャク 撮影日2021/06/20 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月20日に観察したフトジマナミシャクです。

フトジマナミシャク
①フトジマナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
灯火近くにあまり見かけない蛾が止まっています。
逃げられないように近付き慎重にに写真を撮りました。
前翅と後翅の中頃を横に走る太くて濃褐色の縞模様が特徴の蛾です。
だから,フトジマという名前が付いたのでしょう。


フトジマナミシャク
②フトジマナミシャク 2016/11/15撮影
赤矢印が指している横線には「U字形」が並んでいます。
その線の外側にも「U字形」が並んでいます。
この様な紋様の蛾はナミシャク亜科です。
翅頂(緑矢印が指している所)から斜め上に走る白線が有り同定ポイントになっています。
幼虫はニンジン,ミツバ,アブラナ科野菜,センダングサ等の草本を餌にしています。
一般に草本を食べる種は木本を食べる種より観察する機会は少ないです。



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ヘリジロヨツメアオシャク・アカアシアオシャク

2021年6月19日(土)
2688 ヘリジロヨツメアオシャク・アカアシアオシャク 撮影日2021/06/04,06/07 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月4日に観察したヘリジロヨツメアオシャクと
6月7日に観察したアカアシアオシャクです。

ヘリジロヨツメアオシャク
①ヘリジロヨツメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
A前翅前縁(赤矢印)と縁毛が白くなっています。
B前翅後角と後翅翅頂には褐色の地に白紋が有ります。(青矢印)
Aのことからヘリジロと,Bのことからヨツメと名付けられたのでしょう。
幼虫は普通に分布しているコナラを餌としているので複数回見られます。


アカアシアオシャク
②アカアシアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
腹部背に褐色の紋(緑矢印)が有るので同定が速く進みます。
縁毛には褐色を帯びた紋が有りますが,前翅外縁の中頃までその紋が無いものと有るものが居ます。
後翅外縁には桃矢印が指している所に凹みが見られます。
幼虫が餌としているシロツメクサ,クワは普通に分布しているので複数回見られます。



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アシベニカギバ

2021年6月18日(金)
アシベニカギバ 撮影日2021/06/02,06/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月2日と4日に観察したアシベニカギバです。

アシベニカギバ
①アシベニカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
赤矢印が指している所をご覧下さい。
翅頂付近が鉤状に曲がっているのがお分かりでしょう。
この形状がカギバと名前が付いた所以です。
上や横からは足を見ることができますが,その足が紅を帯びているのでアシベニカギバと名付けられました。


アシベニカギバ
②アシベニカギバ
この種は個体変異が大きく翅の色はまちまちです。
最初の写真の様に二色のものと次の写真の様に褐色だけのものが居ます。
翅の色はまちまちでも,共通しているものが有ります。
緑矢印が指している「<」と「.」の白紋が見られます。
青矢印が指している前翅後角に小さい黒紋が有ります。



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クロシタアオイラガ

2021年6月17日(木)
2685 クロシタアオイラガ 撮影日2021/06/14,06/15 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月14日と15日に観察したクロシタアオイラガです。

クロシタアオイラガ
①クロシタアオイラガ(イラガ科)
壁に左右の翅を合わせるように立てている緑色と褐色の蛾が止まっています。
この様な止まり方をするのは大概イラガ科とヤガ科です。
前翅長が11㎜程度の小さな蛾です。
後翅の色が赤矢印のある場所と同じ色(=黒っぽい色)なのでクロシタアオイラガと名前が付いています。
昔,緑のことを青と言っていたので青と名が付きました。


クロシタアオイラガ
②クロシタアオイラガ
外縁に近い横線が赤矢印の所で頭の方へ出張っているのが同定ポイントです。
前足と中足の付け根に長方形に似た紋が有ります。
以前,サクラの葉を取ろうとして触った瞬間,指に痛みが走りました。
葉の裏に隠れていたイラガの幼虫の針が指に刺さったからです。
半日くらい痛みが続きました。



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ベニヘリコケガ

2021年6月16日(水)
ベニヘリコケガ 撮影日2021/06/06 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月6日に観察したベニヘリコケガです。

ベニヘリコケガ
①ベニヘリコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
明るい色彩の蛾で綺麗な蛾です。
前翅長が10㎜程度の小さな蛾です。
前縁の中央辺りから急に曲がっています。(緑矢印)


ベニヘリコケガ
②ベニヘリコケガ
前縁から外縁まで縁が橙色に染まっていることからベニヘリコケガの名前があります。
この種は変異が大きく胸部近くの紋様はまちまちです。
その上,ハガタベニコケガと似ているので注意が必要です。



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クチバスズメ

2021年6月15日(火)
2683 クチバスズメ 撮影日2021/06/15 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月15日に観察したクチバスズメです。

クチバスズメ
①クチバスズメ(スズメガ科)
暗い場所に止まっていたので明るい場所へ移動しようと考えました。
いつも,マツの葉に掴ませていましたが今日は直接葉を体の下に入れることにしました。
失敗すると驚き逃げてしまうからです。
葉は直ぐ脇に生えているアカメガシワです。
大きくて柔らかく写真写りが明るいので重宝です。
葉を下に入れようとするとぴょんと飛び乗ってくれました。


クチバスズメ
②クチバスズメ
勿来の関でよく観察されるスズメガ科はモモスズメですが,クチバスズメは淡褐色なので一目で分かります。
ただ,前翅にも後翅にも後角近くに焦茶紋があります。
撮影の途中で向かって左側の触角が外側に出ていないことに気づきました。
何か不自然なのでマツの葉で軽く触れようと思い付きました。
触角の付け根近くに触れると予想通り外へ出してくれました。
最後に後翅はどんな色をしているか知りたかったので外縁を頭の方へずらしてみました。
紅色の紋が出てくると思いきや出てきたのは少し濃い褐色部分だけでした。
この様に全体が褐色で枯葉(=朽ち葉)の様だからクチバスズメと名付けられたのでしょう。



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カエデシャチホコ

2021年6月14日(月)
2682 カエデシャチホコ 撮影日2021/06/13 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月13日に観察したオカエデシャチホコです。

カエデシャチホコ
①カエデシャチホコ(シャチホコガ科)
灰色矢印が指しているのは腹端です。
腹部が太く外縁からはみ出しているのでシャチホコガ科と分かります。
赤矢印が指している横線より内側は濃褐色,外側は灰褐色になっています。
緑矢印は胸部背にある黒紋と筋模様を指しています。
これらは同定ポイントになっています。


カエデシャチホコ
②カエデシャチホコ
撮影しづらい位置に止まっていたので移動させようと枝で触った途端,一枚目の写真の様な格好になりました。
撮影場所を変えようとして葉を持ち上げたら左右の翅を合わせるような格好に戻りました。
すると不思議なことに翅に凹み(桃矢印)が二つ入りました。

胸部背にインディアンハットの様な毛叢(桃矢印)が見られます。
幼虫は主にカジカエデ,ヤマシバカエデ,ウリカエデ,イロハカエデの様なカエデ類を食べるのでカエデシャチホコと呼ばれています。



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オオウスベニトガリメイガ

2021年6月13日(日)
2681 オオウスベニトガリメイガ 撮影日2021/06/13 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月13日に観察したオオウスベニトガリメイガです。

オオウスベニトガリメイガ
①オオウスベニトガリメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科と分かります。
その中で翅が紅を帯びたものは,ほとんどがメイガ科です。
前翅を開くと後翅の白紋が赤矢印が指している内横線の外側に見られます。
しかし,閉じているとその白紋が見られず何という種か思い付かないときがあります。
大きくても前翅長が10㎜程度の小さい蛾です。


オオウスベニトガリメイガ
②オオウスベニトガリメイガ
目立った特徴は次の通りです。
前翅前縁に白紋が並び綺麗です。
外縁の外側には白い縁毛(青矢印)が生えています。
イヌが待ての姿勢をする様な格好でこの蛾は止まります。
止まっているのを横から見ると腹端を反らしています。



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ルリモンシャチホコ

2021年6月12日(土)
2680 ルリモンシャチホコ 撮影日2021/06/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月12日に観察したルリモンシャチホコです。

ルリモンシャチホコ
①ルリモンシャチホコ(シャチホコガ科)
灯火を見上げると少し大きいなと感じる蛾が止まっています。
試し撮りの画像でシャチホコガ科と分かりました。
しかし,灯火枠が邪魔して上手く撮れません。
そこでビニル袋に入れて帰ることにしました。
ところが棒を近づけた途端,落下し見失ってしまいました。
よくよく下を探しましたが,見つかりません。
諦めかけた頃,羽ばたきながら草陰から飛び出してきました。
袋に詰めて家の窓の近くで袋から出すと窓ガラスに飛び移ってくれました。
そのままでは逆光になるため窓ガラスの外側に封筒を置き暗くしました。


ルリモンシャチホコ
②ルリモンシャチホコ
腹端が外縁から飛び出ているのでシャチホコガ科と分かります。
似た蛾にナカキシャチホコが居て注意が必要です。
同定ポイントは青矢印が指している内横線付近に有ります。
内横線内側に白い縁取りと,更にその内側に黒ずんだ斑模様が有って同定ポイントになっています。
前翅前縁中程に淡白色の楕円紋が見られます。



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ムラサキイラガ・ウストビイラガ

2021年6月11日(金)
ムラサキイラガ・ウストビイラガ 撮影日2021/06/03,06/05 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月3日と6月5日に観察したムラサキイラガとウストビイラガです。

ムラサキイラガ
①ムラサキイラガ(イラガ科) 2021/06/03撮影
左右の翅を合わせるように立てて止まります。
さらに,腹部を上へ突き上げシャチホコの様に反らします。
このような格好をするものはイラガ科の仲間です。
前翅長13㎜程度の小さな蛾です。
幼虫はクヌギ,クリ,サクラ,ウメ,チャ,等の葉を食べ年に複数回見られます。
似た蛾にウスムラサキイラガが居ますが,山地性の様で勿来の関では未だ観察していません。


ウストビイラガ
②ウストビイラガ(イラガ科) 2021/06/05撮影
黄土色を薄めたような色の蛾です。
腹部を上に突き上げて止まるのでムラサキイラガの仲間と分かります。
ムラサキイラガよりも横幅がある蛾ですが前翅長は同じくらいです。
幼虫はヤマモミジ,アワブキ,リョウブ,マンサク等の葉を食べます。

ムラサキイラガは黒ずんだ色,ウストビイラガは黄土色なので簡単に見分けられます。



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オスグロトモエ

2021年6月10日(木)
2678 オスグロトモエ 撮影日2021/06/10 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月10日に観察したオスグロトモエです。

オスグロトモエ
①オスグロトモエ(ヤガ科トモエガ亜科)
壁の上の方を見て驚きました。
年に1回見られれば幸運なオスグロトモエが止まっていたからです。
幼虫の餌はネムノキ,アカシアの葉です。
勿来の関にはアカシアはほとんど分布していませんが,今日観察した所から近い所に大きなネムノキがあります。
2017年8月18日には夏型の♀を観察しています。


オスグロトモエ
②オスグロトモエ 赤橙色をしている腹部
春型は♂も♀も似たような紋様をしています。
「四国産蛾類図鑑」によると♂の方は巴紋が黒く出ています。
更に赤矢印が指している横線(外横線と思われる)には小黒点が並んでいます。
翅の裏や腹部は鮮やかな赤橙色になっています。
<以前にそれを写した画像は此方です。>



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オオミズアオ

2021年6月9日(水)
2677 オオミズアオ 撮影日2021/06/02 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月2日に観察したオオミズアオです。

オオミズアオ
①オオミズアオ(ヤママユガ科)
灯火近くで足下を見るとほとんど無傷のオオミズアオが居ました。
前翅長が40㎜を超える大きな蛾です。
大きくて水のような青い色をしているのがオオミズアオと言われる所以です。
大きくて体が重く支えきれないのでしょう。
下に降りている蛾が多いです。
そうすると小鳥が餌を求めてやって来て翅が散らばっているときがあります。
その上捨てられたネコもやって来て写真を撮る前に餌食になる蛾が居て残念に思っています。


オオミズアオ
②オオミズアオ
似た蛾にオナガミズアオが居るので注意が必要です。
オオミズアオの餌はバラ科,ブナ科,カバノキ科,ミズキ科と圧倒的に多いです。
オナガミズアオはカバノキ科ハンノキ属に限定されるので少ないです。
植物の葉を食べる幼虫の数は植物の分布量に比例しますから我々が観察する数は圧倒的にオオミズアオが多いと言えます。
それで私はこの様な蛾を見たら即オオミズアオとしています。

赤矢印は後翅の眼状紋を指しています。
この紋は普通辛うじて見える程度なので,はっきり見えるように前翅を少し頭の方へずらして写しました。



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アオバシャチホコ

2021年6月8日(火)
アオバシャチホコ 撮影日2021/06/07 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月7日に観察したアオバシャチホコです。

アオバシャチホコ
①アオバシャチホコ(シャチホコガ科)
緑矢印は外縁から覗いている腹端を指しています。
このことからシャチホコガ科に属する蛾であることが分かります。
幼虫はヤマボウシ,ミズキ,クマノミズキの葉を餌としています。
現在,勿来の関ではヤマボウシが満開を迎えて目を楽しませてくれています。
満開を迎えて数日後アオバシャチホコが出現しています。


アオバシャチホコ
②アオバシャチホコ
翅頂近くには赤矢印が指していますが,小白点があります。
更に胸部背には白い毛叢が見られます。
デジカメで画像を見ると金や青の鱗粉がきらきら輝き綺麗です。
しかし,パソコンではそれが表現出来なくて残念です。



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コウチスズメ

2021年6月7日(月)
2675 コウチスズメ 撮影日2021/06/07 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月7日に観察したコウチスズメです。

コウチスズメ
①コウチスズメ(スズメガ科ウチスズメ亜科)
高い所に止まっている蛾が居ます。
デジカメを望遠代わりにして写し確かめることにしました。
画像を見るとあまり見かけない蛾です。
そこで棒を滑らすと上手く掴めず落ちてしまいました。
落ちた蛾を見ると鮮やかな紅色の紋が見えているではありませんか。
はやく写真を撮らないと閉じてしまいます。
チャンスは今だとばかりにシャッターを切りました。


コウチスズメ
②コウチスズメ 2019/04/30撮影
前翅が開いていないと地味な蛾に見えあまり興味が湧きません。
似た蛾にウチスズメが居るので注意が必要です。
桃矢印が指している薄褐色の部分に焦茶色の細波(さざなみ)模様があるので同定ポイントになります。
翅頂から出て外縁に沿ってみられる白い筋(緑矢印)も同定ポイントになります。
赤矢印は,はみ出ている後翅を指しています。
コウチスズメの幼虫はサラサドウダンを食べますが,近くにはドウダンツツジしかありません。
毎年のように見られるので同じ仲間のドウダンツツジを食べていると思われます。



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ナシイラガ

2021年6月6日(日)
2674 ナシイラガ 撮影日2021/06/05 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月5日に観察したナシイラガです。

ナシイラガ
①ナシイラガ(イラガ科イラガ亜科)
左右の翅を合わせるように立てて止まります。
何にでも例外はあり外縁から腹端が出ていてもシャチホコガ科ではありません。
幼虫はナシ,クヌギ,カキ,ソメイヨシノ,クリ,ヤマナラシ,ダイズ,ツクシヤブウツギ,ケヤキ等を餌としています。
その中でもナシは被害が多かったのでしょうか。
それでナシイラガと名付けられたのでしょうか。


ナシイラガ
②ナシイラガ
何度見ても黄橙のふさふさした毛をまとった姿は見事です。
闘牛場で牛が今にも襲いかかるような凄まじい格好が気に入っています。
ナシイラガは多くのシャチホコガ科の蛾のように一度止まった所からほとんど動きません。
毛深い所も似ています。
近付いたり,カメラを向けても逃げたりしないので安心して写真を撮ることが出来ます。



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トビイロトラガ

2021年6月5日(土)
2673 トビイロトラガ 撮影日2021/06/05 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月5日に観察したトビイロトラガです。

トビイロトラガ
①トビイロトラガ(ヤガ科トラガ亜科)
左右の翅を合わせるように立てて止まります。
似た蛾にベニモントラガが居るので注意が必要です。
でも両者の区別は簡単です。
それは赤矢印が指している橙色の紋が有るか無いかで決まります。
橙色の紋があればトビイロトラガです。
トラに見られる縞模様が成虫にはありませんが,幼虫には縞模様があります。
それがトラガと呼ばれる所以でしょう。


トビイロトラガ
②トビイロトラガ
黄矢印が刺している方向には白い筋模様と白雲状のものがあります。
地色が暗色なので浮き出て見えクモの巣のようです。
他の生き物から見ればクモの巣をまとっているように見えるので手が出せないでしょう。
全くトビイロトラガは上手い手を考えたものです。

腹部背には三つほどの黒い突起(緑矢印)が見られます。
外縁沿いに青味がかった紋や橙色紋が並んでいて綺麗です。



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オオバナミガタエダシャク

2021年6月4日(金)
オオバナミガタエダシャク 撮影日2021/06/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月4日に観察したオオバナミガタエダシャクです。

オオバナミガタエダシャク
①オオバナミガタエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
今日は出現時期なのか3匹に出会いました。
柱に張り付くように止まっているのでエダシャク亜科と分かります。
大きい蛾で前翅長を測ると30㎜ありました。
翅の裏側を見なくても赤矢印が指している横脈紋が一様に黒いのでオオバナミガタエダシャクと分かります。
緑矢印は後縁近くの中横線を指しています。
黄矢印は後縁近くの外横線を指しています。
これら二つの横線は前縁から後縁まで急接近せずに走っています。


ウスバミスジエダシャク
②ウスバミスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
オオバナミガタはウスバミスジに似ているので比較のために載せました。
オオバナミガタエダシャクよりも小さいと感じながら測ると前翅長が25㎜ありました。
横脈紋は中が白抜きになっています。
中横線と外横線は後縁に近づくにつれて間隔が狭くなっています。



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セグロシャチホコ

2021年6月3日(木)
2671 セグロシャチホコ 撮影日2021/06/03 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月3日に観察したセグロシャチホコです。

セグロシャチホコ
①セグロシャチホコ♂(シャチホコガ科)
奇しくも去年も同じ6月3日に観察しています。
柱に止まっていたのでそっと近づくと突然私の方へ飛んできました。
そして突然姿を消してしまいました。
辺りを見回しましたが,姿はありません。
今日のブログに載せようとほくそ笑みましたが糠喜びに終わってしまったとがっかりしました。
ふと窓に近い壁を見ると先ほどの蛾が止まっているではありませんか。
今度は慎重に近付き写真を撮りました。


セグロシャチホコ
②セグロシャチホコ♂
腹端が外縁から飛び出ているのでシャチホコガ科と分かります。
頭部から胸部背(赤矢印)にかけて黒くなっているのが名前の由来になっています。
♀の腹端は外に出ても僅かでこの写真の様に飛び出ません。
だからこの写真の蛾は♂と分かります。



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コシロオビアオシャク・カギシロスジアオシャク

2021年6月2日(水)
コシロオビアオシャク・カギシロスジアオシャク 撮影日2021/06/02,2021/05/18 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年6月2日と5月18日に観察したコシロオビアオシャクとカギシロスジアオシャクです。

コシロオビアオシャク
①コシロオビアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
一見カギシロスジアオシャクに似ているので注意が必要です。
でも,赤矢印が指している外横線が後縁近くで太くなり頭の方へ出張っているので区別がつきます。
更に頭部(緑矢印)が白くなっています。カギシロスジアオシャクの方は緑色です。
両者とも大体同じくらいの大きさですが,少しばかりコシロオビアオシャクの方が大きいです。


カギシロスジアオシャク
②カギシロスジアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
外横線が前翅前縁(桃矢印)で鉤状に交差するので名前にカギが使われています。
止まったときに前翅外横線と後翅外横線が一直線になっています。
外横線の外側にある亜外縁線は大変不明瞭で気をつけて見ないと存在に気付けません。
頭は緑色でコシロオビアオシャクと違っています。
幼虫は普通に分布しているコナラを食べるので毎年観察されています。



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ハミスジエダシャク

2021年6月1日(火)
2668 ハミスジエダシャク 撮影日2021/05/18 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2021年5月18日に観察したハミスジエダシャクです。

ハミスジエダシャク
①ハミスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅長を一杯に広げ後翅がよく見えています。
しかも壁に張り付いているように止まっているのでシャクガ科と分かります。
灰褐色の地に細かい細波模様があります。
前翅長が20㎜~32㎜あって中くらいから大きな蛾まで居ます。
幼虫は普通に分布しているコナラ,アカメガシワ等の葉を食べるので複数回見られます。


ハミスジエダシャク
②ハミスジエダシャク 2012/08/23撮影
紋様には個体差があって大きく分けて二つのタイプに分けられます。
一つは,最初の写真の様に赤矢印の所に黒紋が有るタイプです。
もう一つは二枚目の写真の様に黒紋が無いタイプです。
前翅中横線(緑矢印)と前翅外横線(桃矢印)は後縁近くでかなり接近しています。
細かく見ると後翅外横線や亜外縁線の様子が違っています。



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