ウコンエダシャク
2021年4月30日(金)
ウコンエダシャク 撮影日2021/04/30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月30日に観察したウコンエダシャクです。

①ウコンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
昨晩は雨が降り続いて蛾の飛来は期待できませんでしたが勿来の関へ出かけました。
すると,窓ガラスに黄色の蛾が止まっているではありませんか。
あまり観察していない蛾なので何枚も撮りました。
ウコンの根のように鮮やかな黄色なのでウコンエダシャクと名付けられたのでしょう。

②ウコンエダシャク 2014/07/21撮影
この蛾にはヒメウコンエダシャクに似ているので注意が必要です。
違いは赤矢印が指している紋が内側にあって大きいのがウコンエダシャクです。
ところが,ヒメウコンエダシャクは外側にあるのです。
驚くことに♂と♀では前翅の紋様が違います。
胸部近くの目のような透明部分があるのが♂です。
もっと驚くことは,ここを使って音を出すことです。

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ウコンエダシャク 撮影日2021/04/30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月30日に観察したウコンエダシャクです。

①ウコンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
昨晩は雨が降り続いて蛾の飛来は期待できませんでしたが勿来の関へ出かけました。
すると,窓ガラスに黄色の蛾が止まっているではありませんか。
あまり観察していない蛾なので何枚も撮りました。
ウコンの根のように鮮やかな黄色なのでウコンエダシャクと名付けられたのでしょう。

②ウコンエダシャク 2014/07/21撮影
この蛾にはヒメウコンエダシャクに似ているので注意が必要です。
違いは赤矢印が指している紋が内側にあって大きいのがウコンエダシャクです。
ところが,ヒメウコンエダシャクは外側にあるのです。
驚くことに♂と♀では前翅の紋様が違います。
胸部近くの目のような透明部分があるのが♂です。
もっと驚くことは,ここを使って音を出すことです。

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テンヅマナミシャク
2021年4月29日(木)
2633 テンヅマナミシャク 撮影日2021/04/29 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月29日に観察したテンヅマナミシャクです。

①テンヅマナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
地色が褐色で多くの横線が走っています。
左右の翅を大きく開いて床に貼り付くように止まっているのでエダシャク亜科と思ってしまいました。
検索しても見つからず,写真をじっと見たら「U字形」が見えるではありませんか。
ナミシャク亜科を探しテンヅマナミシャクを見つけました。
緑矢印は外横線に並ぶ「U字形」を示すために付けました。
横線が沢山並んでいる蛾はほぼナミシャク亜科です。

②テンヅマナミシャク 2017/05/04撮影
横線と共に目に付くのは外縁に沿って並ぶ小白点です。
端(=つま・はし)に小白点が並ぶナミシャクという意味でテンヅマナミシャクと名付けられました。
二枚目の写真は綺麗に小白点が並んでいます。
幼虫はクサギを餌にしていますが分布する場所が限られているので,見かけることは少ないです。

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2633 テンヅマナミシャク 撮影日2021/04/29 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月29日に観察したテンヅマナミシャクです。

①テンヅマナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
地色が褐色で多くの横線が走っています。
左右の翅を大きく開いて床に貼り付くように止まっているのでエダシャク亜科と思ってしまいました。
検索しても見つからず,写真をじっと見たら「U字形」が見えるではありませんか。
ナミシャク亜科を探しテンヅマナミシャクを見つけました。
緑矢印は外横線に並ぶ「U字形」を示すために付けました。
横線が沢山並んでいる蛾はほぼナミシャク亜科です。

②テンヅマナミシャク 2017/05/04撮影
横線と共に目に付くのは外縁に沿って並ぶ小白点です。
端(=つま・はし)に小白点が並ぶナミシャクという意味でテンヅマナミシャクと名付けられました。
二枚目の写真は綺麗に小白点が並んでいます。
幼虫はクサギを餌にしていますが分布する場所が限られているので,見かけることは少ないです。

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ケンモンキリガ
2021年4月28日(火)
2633 ケンモンキリガ 撮影日2021/04/28 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月28日に観察したケンモンキリガです。

①ケンモンキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
この蛾でなんて言っても目立つのは,赤矢印が指している黒筋の紋です。
この黒筋を剣(けん)と見立ててケンモンキリガと名付けています。
A赤矢印が指している所以外でも,少し胸部に寄った所にも見られます。
B前翅後角へ入り込む黒筋はVの字に見えます。
これらABの黒筋が同定ポイントになっています。

②ケンモンキリガ 2015/05/21撮影
「四国産蛾類図鑑」でお馴染みのnabeさんによるとライトトラップで飛来する蛾の中で一番多いのはケンモンキリガだそうです。
何と三桁飛来することは度々だそうです。
それは幼虫の餌と関係しております。
幼虫はヒノキ,スギ,アスナロ等人工林でよく植えられる木を餌としているからです。

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2633 ケンモンキリガ 撮影日2021/04/28 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月28日に観察したケンモンキリガです。

①ケンモンキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
この蛾でなんて言っても目立つのは,赤矢印が指している黒筋の紋です。
この黒筋を剣(けん)と見立ててケンモンキリガと名付けています。
A赤矢印が指している所以外でも,少し胸部に寄った所にも見られます。
B前翅後角へ入り込む黒筋はVの字に見えます。
これらABの黒筋が同定ポイントになっています。

②ケンモンキリガ 2015/05/21撮影
「四国産蛾類図鑑」でお馴染みのnabeさんによるとライトトラップで飛来する蛾の中で一番多いのはケンモンキリガだそうです。
何と三桁飛来することは度々だそうです。
それは幼虫の餌と関係しております。
幼虫はヒノキ,スギ,アスナロ等人工林でよく植えられる木を餌としているからです。

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アトボシエダシャク
2021年4月27日(火)
2632 アトボシエダシャク 撮影日2021/04/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月19日に観察したアトボシエダシャクです。

①アトボシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
この蛾の最大の特徴は止まるときの格好にあります。
いつでもこの様に翅を少し開いただけで止まります。
赤矢印が指しているのは後翅にある小黒点です。
これが名前のいわれになっています。
似た蛾にハガタムラサキエダシャクが居るので注意が必要です。

②アトボシエダシャク
全体にピントが合うように少し離れた所から写しました。
薄褐色の地に細波のような短線が散在しています。
緑矢印が指している外横線より内側は褐色が濃くなっています。
縁毛には焦茶紋があって斑模様になっています。

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2632 アトボシエダシャク 撮影日2021/04/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月19日に観察したアトボシエダシャクです。

①アトボシエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
この蛾の最大の特徴は止まるときの格好にあります。
いつでもこの様に翅を少し開いただけで止まります。
赤矢印が指しているのは後翅にある小黒点です。
これが名前のいわれになっています。
似た蛾にハガタムラサキエダシャクが居るので注意が必要です。

②アトボシエダシャク
全体にピントが合うように少し離れた所から写しました。
薄褐色の地に細波のような短線が散在しています。
緑矢印が指している外横線より内側は褐色が濃くなっています。
縁毛には焦茶紋があって斑模様になっています。

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ソトシロオビナミシャク
2021年4月26日(月)
2631 ソトシロオビナミシャク 撮影日2021/04/23 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月23日に観察したソトシロオビナミシャクです。

①ソトシロオビナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
窓に緑を帯びた蛾が止まっています。
逆光で画像が黒くなってしまうのでためらいましたが,出現の少ない時季なので写しました。
画像修正ソフトで何とか実物に近い状態に近づけました。
赤矢印が指しているのは外横線ですが,「U字形」並んでいます。
それでナミシャク亜科だと分かります。
幼虫はツツジの仲間やヒサカキの葉を食べます。

②ソトシロオビナミシャク 2019/05/06撮影
この写真は約2年前に写したものですが,これも驚くことにソトシロオビナミシャクです。
個体変異が大きい種で外横線の内側も外側も白っぽくなっています。(緑矢印)
擦れて白っぽくなったのではありません。
その証拠に縁毛が綺麗に揃っています。
命名者が観察した蛾は此方の方が多かったのでしょうか。
それでソトシロオビナミシャクと名付けられたのでしょう。

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2631 ソトシロオビナミシャク 撮影日2021/04/23 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月23日に観察したソトシロオビナミシャクです。

①ソトシロオビナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
窓に緑を帯びた蛾が止まっています。
逆光で画像が黒くなってしまうのでためらいましたが,出現の少ない時季なので写しました。
画像修正ソフトで何とか実物に近い状態に近づけました。
赤矢印が指しているのは外横線ですが,「U字形」並んでいます。
それでナミシャク亜科だと分かります。
幼虫はツツジの仲間やヒサカキの葉を食べます。

②ソトシロオビナミシャク 2019/05/06撮影
この写真は約2年前に写したものですが,これも驚くことにソトシロオビナミシャクです。
個体変異が大きい種で外横線の内側も外側も白っぽくなっています。(緑矢印)
擦れて白っぽくなったのではありません。
その証拠に縁毛が綺麗に揃っています。
命名者が観察した蛾は此方の方が多かったのでしょうか。
それでソトシロオビナミシャクと名付けられたのでしょう。

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モンシロツマキリエダシャク
2021年4月25日(日)
2630 モンシロツマキリエダシャク 撮影日2021/04/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月17日に観察したモンシロツマキリエダシャクです。

①モンシロツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
触角を背負っていますが,ツトガ科・メイガ科ではありません。
前翅が開いているので後翅の紋様が見えています。
前翅長が20㎜を超える大きく見える蛾です。
前翅外縁中央を境に切られたように凹んでいます。
この様な蛾はエダシャク亜科です。

②モンシロツマキリエダシャク
赤矢印から赤矢印まで小黒点が並んでいます。
この小黒点の外側には楕円形の褐色紋があります。
褐色紋には個体差があって褐色紋から褐色紋の中に白紋が有るものまでいます。
幼虫の餌はヤナギ科,カバノキ科,ブナ科,ニレ科,クワ科,クスノキ科,バラ科,ツツジ科,オトギリソウ科,ゼンマイ科と種類が多く普通に分布しています。
ですから,複数回観察されます。

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2630 モンシロツマキリエダシャク 撮影日2021/04/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月17日に観察したモンシロツマキリエダシャクです。

①モンシロツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
触角を背負っていますが,ツトガ科・メイガ科ではありません。
前翅が開いているので後翅の紋様が見えています。
前翅長が20㎜を超える大きく見える蛾です。
前翅外縁中央を境に切られたように凹んでいます。
この様な蛾はエダシャク亜科です。

②モンシロツマキリエダシャク
赤矢印から赤矢印まで小黒点が並んでいます。
この小黒点の外側には楕円形の褐色紋があります。
褐色紋には個体差があって褐色紋から褐色紋の中に白紋が有るものまでいます。
幼虫の餌はヤナギ科,カバノキ科,ブナ科,ニレ科,クワ科,クスノキ科,バラ科,ツツジ科,オトギリソウ科,ゼンマイ科と種類が多く普通に分布しています。
ですから,複数回観察されます。

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ギンモンカギバ・ウスイロカギバ
2021年4月24日(土)
2629 ギンモンカギバ・ウスイロカギバ 撮影日2021/04/17,04/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月17日と4月21日に観察したギンモンカギバ・ウスイロカギバです。

①ギンモンカギバ(カギバガ科カギバガ亜科) 2021/04/17撮影
翅頂付近を見れば鉤状になっているので直ぐカギバガ亜科と分かります。
ところが,ウスイロカギバという似た蛾が居るので注意が必要です。
青矢印が指しているのは褐色の楕円紋です。
この紋が有れば即ギンモンカギバとしたいですが,ウスイロカギバでも僅かに存在するので
注意が必要です。
前縁や外横線に沿って銀粉が見られますが,ウスイロカギバにも見られるので同定ポイントには成りません。

②ウスイロカギバ(カギバガ科カギバガ亜科) 2021/04/21撮影
楕円形の褐色紋が有りませんが,存在するものもいるので注意が必要です。
赤矢印が指している薄褐色の内横線が不明瞭ながら見られるものが居る。
緑矢印が指している鋸歯状の亜外縁線が不明瞭ながら見られるものが居る。

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2629 ギンモンカギバ・ウスイロカギバ 撮影日2021/04/17,04/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月17日と4月21日に観察したギンモンカギバ・ウスイロカギバです。

①ギンモンカギバ(カギバガ科カギバガ亜科) 2021/04/17撮影
翅頂付近を見れば鉤状になっているので直ぐカギバガ亜科と分かります。
ところが,ウスイロカギバという似た蛾が居るので注意が必要です。
青矢印が指しているのは褐色の楕円紋です。
この紋が有れば即ギンモンカギバとしたいですが,ウスイロカギバでも僅かに存在するので
注意が必要です。
前縁や外横線に沿って銀粉が見られますが,ウスイロカギバにも見られるので同定ポイントには成りません。

②ウスイロカギバ(カギバガ科カギバガ亜科) 2021/04/21撮影
楕円形の褐色紋が有りませんが,存在するものもいるので注意が必要です。
赤矢印が指している薄褐色の内横線が不明瞭ながら見られるものが居る。
緑矢印が指している鋸歯状の亜外縁線が不明瞭ながら見られるものが居る。

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スズキシャチホコ
2021年4月23日(金)
2628 スズキシャチホコ 撮影日2021/04/23 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月23日に観察したスズキシャチホコです。

①スズキシャチホコ(シャチホコガ科)
灯火枠に止まっている蛾がいます。
遠目で何という蛾か分からないので棒で下に落としました。
すると,写真の様な格好で動きません。
灰色の地に黒い筋模様のある見慣れた蛾です。
外縁から腹端が覗いています。
この事から,シャチホコガ科と分かりました。

②スズキシャチホコ
背景が綺麗な所へ移そうとマツの葉を足の下に入れて持ち上げると壁の方へ歩き出しました。
上手い具合に白い壁の綺麗な所で止まってくれました。
2本の緑矢印が指している所には,白い筋模様があります。
外縁(桃矢印)に沿って台形紋が6つ並んでいます。
スズキシャチホコの中でこの紋はすっきりしていて気に入っています。
胸部背にある叢毛のへりに沿って走る黒い筋も同定ポイントになっています。
これらのことからスズキシャチホコと同定しました。

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2628 スズキシャチホコ 撮影日2021/04/23 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月23日に観察したスズキシャチホコです。

①スズキシャチホコ(シャチホコガ科)
灯火枠に止まっている蛾がいます。
遠目で何という蛾か分からないので棒で下に落としました。
すると,写真の様な格好で動きません。
灰色の地に黒い筋模様のある見慣れた蛾です。
外縁から腹端が覗いています。
この事から,シャチホコガ科と分かりました。

②スズキシャチホコ
背景が綺麗な所へ移そうとマツの葉を足の下に入れて持ち上げると壁の方へ歩き出しました。
上手い具合に白い壁の綺麗な所で止まってくれました。
2本の緑矢印が指している所には,白い筋模様があります。
外縁(桃矢印)に沿って台形紋が6つ並んでいます。
スズキシャチホコの中でこの紋はすっきりしていて気に入っています。
胸部背にある叢毛のへりに沿って走る黒い筋も同定ポイントになっています。
これらのことからスズキシャチホコと同定しました。

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シロモンウスチャヒメシャク
2021年4月22日(木)
シロモンウスチャヒメシャク 撮影日2021/04/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月17日に観察したシロモンウスチャヒメシャクです。

①シロモンウスチャヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
この蛾を初めて見たときには何の仲間か分からず苦労したことを思い出します。
後翅がよく見えるほど開いていて壁に貼り付くように止まっています。
今なら,この事からシャクガ科と予想が立ちます。
ところで,似た蛾にクロモンウスチャヒメシャクが居るので注意が必要です。

②クロモンウスチャヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科) 2017/08/15撮影
緑矢印から緑矢印まで小黒点が並んでいます。
白紋の周りに黒い縁取りがあるだけなのに何故名前はクロモンなのでしょうか。
それは恐らく並んでいる小黒点を黒い紋と見立てたからなのでしょう。
一方,シロモンウスチャヒメシャクの方は黒い点は無く茶色の線があるだけです。

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シロモンウスチャヒメシャク 撮影日2021/04/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月17日に観察したシロモンウスチャヒメシャクです。

①シロモンウスチャヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
この蛾を初めて見たときには何の仲間か分からず苦労したことを思い出します。
後翅がよく見えるほど開いていて壁に貼り付くように止まっています。
今なら,この事からシャクガ科と予想が立ちます。
ところで,似た蛾にクロモンウスチャヒメシャクが居るので注意が必要です。

②クロモンウスチャヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科) 2017/08/15撮影
緑矢印から緑矢印まで小黒点が並んでいます。
白紋の周りに黒い縁取りがあるだけなのに何故名前はクロモンなのでしょうか。
それは恐らく並んでいる小黒点を黒い紋と見立てたからなのでしょう。
一方,シロモンウスチャヒメシャクの方は黒い点は無く茶色の線があるだけです。

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ハガタナミシャク
2021年4月21日(水)
2626 ハガタナミシャク 撮影日2021/04/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月21日に観察したハガタナミシャクです。

①ハガタナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
二枚目の写真の赤矢印は「U字形」が並ぶ外横線を指しています。
特に,赤矢印から赤矢印までが顕著に表れています。
そのことから,この蛾はナミシャク亜科だと分かります。
この写真の蛾の紋様がはっきりしていて綺麗なのは,擦れていないからです。
その証拠に縁毛が綺麗に揃っています。

②ハガタナミシャク
(写真を撮っていると突然下に落ち,こんな格好で止まりました。
お陰で後翅の様子を少し知ることが出来ました。)
勿来の関でハガタナミシャクはあまり観察されません。
それは餌であるツタ,ヤマブドウがあまり分布していないからです。
ツタが絡まっている木はあまり有りませんし,ヤマブドウにいたってはほとんど見かけません。
緑矢印が指しているぎざぎざ線を歯形と見立ててハガタナミシャクと名付けたのでしょう。

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2626 ハガタナミシャク 撮影日2021/04/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月21日に観察したハガタナミシャクです。

①ハガタナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
二枚目の写真の赤矢印は「U字形」が並ぶ外横線を指しています。
特に,赤矢印から赤矢印までが顕著に表れています。
そのことから,この蛾はナミシャク亜科だと分かります。
この写真の蛾の紋様がはっきりしていて綺麗なのは,擦れていないからです。
その証拠に縁毛が綺麗に揃っています。

②ハガタナミシャク
(写真を撮っていると突然下に落ち,こんな格好で止まりました。
お陰で後翅の様子を少し知ることが出来ました。)
勿来の関でハガタナミシャクはあまり観察されません。
それは餌であるツタ,ヤマブドウがあまり分布していないからです。
ツタが絡まっている木はあまり有りませんし,ヤマブドウにいたってはほとんど見かけません。
緑矢印が指しているぎざぎざ線を歯形と見立ててハガタナミシャクと名付けたのでしょう。

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マエキトビエダシャク
2021年4月20日(火)
2625 マエキトビエダシャク 撮影日2021/04/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月17日に観察したマエキトビエダシャクです。

①マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅を開いて後翅が見えていますのでシャクガ科と予想が立ちます。
この蛾は次の写真のオオマエキトビエダシャクに似ているので注意が必要です。
しかし,見分けるのは簡単です。
緑矢印と赤矢印の所がポイントです。
マエキトビエダシャクは山頂がたいらになっています。

②オオマエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科) 2012/05/20撮影
前種同様,前翅前縁が黄色になっていて大きいのでオオマエキと名付けられました。
茶褐色(とびいろ)の紋が有るのでトビと名前に付けられたのでしょう。
赤矢印が指している部分が尖っているのでマエキトビエダシャクと区別がつきます。

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2625 マエキトビエダシャク 撮影日2021/04/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月17日に観察したマエキトビエダシャクです。

①マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅を開いて後翅が見えていますのでシャクガ科と予想が立ちます。
この蛾は次の写真のオオマエキトビエダシャクに似ているので注意が必要です。
しかし,見分けるのは簡単です。
緑矢印と赤矢印の所がポイントです。
マエキトビエダシャクは山頂がたいらになっています。

②オオマエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科) 2012/05/20撮影
前種同様,前翅前縁が黄色になっていて大きいのでオオマエキと名付けられました。
茶褐色(とびいろ)の紋が有るのでトビと名前に付けられたのでしょう。
赤矢印が指している部分が尖っているのでマエキトビエダシャクと区別がつきます。

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ウラモンアカエダシャク
2021年4月19日(月)
2624 ウラモンアカエダシャク 撮影日2021/04/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月19日に観察したウラモンアカエダシャクです。

①ウラモンアカエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
後翅が見えるほど翅を開いているのでシャクガ科と予想がつきます。
予想がつかないときは,ヤガ科・シャクガ科を探せば大概見つかります。
それは勿来の関で観察される約半数がヤガ科とシャクガ科だからです。
左右の翅頂を結ぶように横線が走っているのがこの蛾の大きな特徴です。

②ウラモンアカエダシャク 2012/05/15撮影
算盤の珠・空飛ぶ円盤の様な形をしています。
二つの小黒点を目に見立てるとカッパの顔にも見えます。
資料が割と少なく感じるのは幼虫の餌であるるクマヤナギ,イソノキの分布が少ないからだと思われます。

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2624 ウラモンアカエダシャク 撮影日2021/04/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月19日に観察したウラモンアカエダシャクです。

①ウラモンアカエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
後翅が見えるほど翅を開いているのでシャクガ科と予想がつきます。
予想がつかないときは,ヤガ科・シャクガ科を探せば大概見つかります。
それは勿来の関で観察される約半数がヤガ科とシャクガ科だからです。
左右の翅頂を結ぶように横線が走っているのがこの蛾の大きな特徴です。

②ウラモンアカエダシャク 2012/05/15撮影
算盤の珠・空飛ぶ円盤の様な形をしています。
二つの小黒点を目に見立てるとカッパの顔にも見えます。
資料が割と少なく感じるのは幼虫の餌であるるクマヤナギ,イソノキの分布が少ないからだと思われます。

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リンゴドクガ
2021年4月18日(日)
2623 リンゴドクガ 撮影日2021/04/18 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月18日に観察したリンゴドクガです。

①リンゴドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を前に出して止まっています。
このような止まり方をするのはドクガ科に多いです。
赤矢印が指しているのは内横線です。
青矢印が指しているのは外横線です。
♂は木の間が黒ずんでいますが,♀は全体に白っぽいので区別がつきます。

②リンゴドクガ (上の蛾とは別個体)
黄矢印が指している所にバナナ(以下バナナ紋)に似たような紋(黄矢印)があります。
このバナナ紋もドクガ科に多い紋です。
胸部背に黒い叢毛があるものと白っぽいものとがいる。
ドクガ科に属していますが,一生を通して毒は有りません。

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2623 リンゴドクガ 撮影日2021/04/18 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月18日に観察したリンゴドクガです。

①リンゴドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を前に出して止まっています。
このような止まり方をするのはドクガ科に多いです。
赤矢印が指しているのは内横線です。
青矢印が指しているのは外横線です。
♂は木の間が黒ずんでいますが,♀は全体に白っぽいので区別がつきます。

②リンゴドクガ (上の蛾とは別個体)
黄矢印が指している所にバナナ(以下バナナ紋)に似たような紋(黄矢印)があります。
このバナナ紋もドクガ科に多い紋です。
胸部背に黒い叢毛があるものと白っぽいものとがいる。
ドクガ科に属していますが,一生を通して毒は有りません。

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ヘリグロキエダシャク
2021年4月17日(土)
2622 ヘリグロキエダシャク 撮影日2021/04/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月17日に観察したヘリグロキエダシャクです。

①ヘリグロキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
犬が待ての姿勢をしているような格好で止まっています。
前翅の前縁を180度より広く開いているので大きく見えます。
宮城県から屋久島・奄美大島までの海岸近くに分布しています。
それは幼虫の餌となっているタブノキが海岸近くに分布しているからです。

②ヘリグロキエダシャク(頭部の様子をよく写した写真)
青矢印が指しているのは外横線で矢先は前翅外横線,柄は後翅外横線を指しています。
赤矢印が指しているのは内横線で矢先は前翅内横線,柄は後翅内横線を指しています。

③ヘリグロキエダシャク(止まっている裏側の様子)
緑矢印が指しているのは前翅外縁と後翅外縁です。
どちらの外縁も黒ずんでいます。
これがヘリグロの所以になっていると思われます。

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2622 ヘリグロキエダシャク 撮影日2021/04/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月17日に観察したヘリグロキエダシャクです。

①ヘリグロキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
犬が待ての姿勢をしているような格好で止まっています。
前翅の前縁を180度より広く開いているので大きく見えます。
宮城県から屋久島・奄美大島までの海岸近くに分布しています。
それは幼虫の餌となっているタブノキが海岸近くに分布しているからです。

②ヘリグロキエダシャク(頭部の様子をよく写した写真)
青矢印が指しているのは外横線で矢先は前翅外横線,柄は後翅外横線を指しています。
赤矢印が指しているのは内横線で矢先は前翅内横線,柄は後翅内横線を指しています。

③ヘリグロキエダシャク(止まっている裏側の様子)
緑矢印が指しているのは前翅外縁と後翅外縁です。
どちらの外縁も黒ずんでいます。
これがヘリグロの所以になっていると思われます。

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フタトビスジナミシャク
2021年4月16日(金)
2621 フタトビスジナミシャク 撮影日2021/04/15 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月15日に観察したフタトビスジナミシャクです。

①フタトビスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印が指している横線は外横線です。
一見真っ直ぐに見えますが「U字形」が並んでいます。
このことから,ナミシャク亜科と分かります。
内横線が緑矢印の所でV字形に凹みます。
腹部背には黒褐色の斑紋があります。

②ウスベニスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科) 2019/03/28撮影
似ている蛾にウスベニスジナミシャクが居ますが区別は簡単です。
内横線の黄矢印の所で頭の方へ本種は出張るがフタトビスジナミシャクは出張りません。
後翅はフタトビスジナミシャクと違って白いです。

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2621 フタトビスジナミシャク 撮影日2021/04/15 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月15日に観察したフタトビスジナミシャクです。

①フタトビスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印が指している横線は外横線です。
一見真っ直ぐに見えますが「U字形」が並んでいます。
このことから,ナミシャク亜科と分かります。
内横線が緑矢印の所でV字形に凹みます。
腹部背には黒褐色の斑紋があります。

②ウスベニスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科) 2019/03/28撮影
似ている蛾にウスベニスジナミシャクが居ますが区別は簡単です。
内横線の黄矢印の所で頭の方へ本種は出張るがフタトビスジナミシャクは出張りません。
後翅はフタトビスジナミシャクと違って白いです。

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アシブトチズモンアオシャク
2021年4月15日(木)
アシブトチズモンアオシャク 撮影日2021/04/15 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月15日に観察したアシブトチズモンアオシャクです。

①アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
地の色は褐色ですが,緑色の紋が有るのでアオシャク亜科の蛾です。
この蛾にはチズモンアオシャクという似た蛾が居るので注意が必要です。
赤矢印が接触している線が外横線ですが,赤矢印の所で外縁の方へ飛び出ています。
その飛び出している長さで区別出来ます。
長い・・・アシブトチズモンアオシャク
短い・・・チズモンアオシャク

②アシブトチズモンアオシャク 2020/04/22撮影
その他にも区別する方法があります。
それは,内横線(黄矢印)が後縁と交差する様子で区別しています。
この写真よりももっと斜めである・・・チズモンアオシャク
でもこの方法は両者を見ないと判断できない欠点があります。
次のような出現月なので,出現月による判断も使えます。
アシブトチズモンアオシャクの出現月4~5月,7~8月
チズモンアオシャクの出現月6~8月
4~5月上旬までならアシブトチズモンアオシャクと判断できるでしょう。

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アシブトチズモンアオシャク 撮影日2021/04/15 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月15日に観察したアシブトチズモンアオシャクです。

①アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
地の色は褐色ですが,緑色の紋が有るのでアオシャク亜科の蛾です。
この蛾にはチズモンアオシャクという似た蛾が居るので注意が必要です。
赤矢印が接触している線が外横線ですが,赤矢印の所で外縁の方へ飛び出ています。
その飛び出している長さで区別出来ます。
長い・・・アシブトチズモンアオシャク
短い・・・チズモンアオシャク

②アシブトチズモンアオシャク 2020/04/22撮影
その他にも区別する方法があります。
それは,内横線(黄矢印)が後縁と交差する様子で区別しています。
この写真よりももっと斜めである・・・チズモンアオシャク
でもこの方法は両者を見ないと判断できない欠点があります。
次のような出現月なので,出現月による判断も使えます。
アシブトチズモンアオシャクの出現月4~5月,7~8月
チズモンアオシャクの出現月6~8月
4~5月上旬までならアシブトチズモンアオシャクと判断できるでしょう。

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フタナミトビヒメシャク・シタコバネナミシャク
2021年4月14日(水)
2619 フタナミトビヒメシャク・シタコバネナミシャク 撮影日2021/04/12,04/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月12日と4月4日に観察したフタナミトビヒメシャク・シタコバネナミシャクです。

①フタナミトビヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)04/12撮影
壁に貼り付いたように止まり,後翅がみえるほど開いているのでシャクガ科と分かります。
小黒点の直ぐ脇にある横線の外側が赤味のある褐色を帯びていて目を引く蛾です。
前翅長が10㎜程度の小さい蛾です。
幼虫は普通に分布するノイバラ,ヤマハギ,ミゾソバ,イノコズチを餌としているので複数回見られます。

②シタコバネナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)04/04撮影
緑矢印が指している外横線には「U字形」が並んでいるのでナミシャク亜科と分かります。
更に赤矢印が指している所に褐色の紋が有ります。
そして更に外縁に沿って対になった小黒点があるので,これらを手掛かりに探しました。

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2619 フタナミトビヒメシャク・シタコバネナミシャク 撮影日2021/04/12,04/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月12日と4月4日に観察したフタナミトビヒメシャク・シタコバネナミシャクです。

①フタナミトビヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)04/12撮影
壁に貼り付いたように止まり,後翅がみえるほど開いているのでシャクガ科と分かります。
小黒点の直ぐ脇にある横線の外側が赤味のある褐色を帯びていて目を引く蛾です。
前翅長が10㎜程度の小さい蛾です。
幼虫は普通に分布するノイバラ,ヤマハギ,ミゾソバ,イノコズチを餌としているので複数回見られます。

②シタコバネナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)04/04撮影
緑矢印が指している外横線には「U字形」が並んでいるのでナミシャク亜科と分かります。
更に赤矢印が指している所に褐色の紋が有ります。
そして更に外縁に沿って対になった小黒点があるので,これらを手掛かりに探しました。

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ネグロハマキ
2021年4月13日(火)
2618 ネグロハマキ 撮影日2021/04/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月12日に観察したネグロハマキです。

①ネグロハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
キバが無く釣り鐘形をした小さい蛾はハマキガ科を探すと速く見つかります。
この蛾の特徴は二つあります。
一つは,胸部背が黒いことです。
翅の付け根が黒いことからネグロハマキと付けられたのでしょう。

②ネグロハマキ
もう一つは赤矢印が指している所に黒い突起物が有ることです。
この種は個体変異が大きく胸部背が黒くないものもいます。
トサカハマキに似た紋様があるので間違ってしまうほどです。
でも,黒い突起物でなく白い突起物が付いているので区別がつきます。
<その画像はこちらをご覧下さい。>
http://kitaibaraki987.blog.fc2.com/blog-entry-2239.html
緑矢印が指している所に銀色に光る一対の突起物があります。

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2618 ネグロハマキ 撮影日2021/04/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月12日に観察したネグロハマキです。

①ネグロハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
キバが無く釣り鐘形をした小さい蛾はハマキガ科を探すと速く見つかります。
この蛾の特徴は二つあります。
一つは,胸部背が黒いことです。
翅の付け根が黒いことからネグロハマキと付けられたのでしょう。

②ネグロハマキ
もう一つは赤矢印が指している所に黒い突起物が有ることです。
この種は個体変異が大きく胸部背が黒くないものもいます。
トサカハマキに似た紋様があるので間違ってしまうほどです。
でも,黒い突起物でなく白い突起物が付いているので区別がつきます。
<その画像はこちらをご覧下さい。>
http://kitaibaraki987.blog.fc2.com/blog-entry-2239.html
緑矢印が指している所に銀色に光る一対の突起物があります。

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ナカキエダシャク
2021年4月12日(月)
2617 ナカキエダシャク 撮影日2021/04/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月12日に観察したナカキエダシャクです。

①ナカキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
写真を取ったときはほとんど前翅を開いていない状態でした。
しかし,後翅が見えるように大きく開いて止まることもある蛾です。
最大の特徴は止まるとき腹端(赤矢印)を上に上げることです。
その角度は30度くらいから90度をこえることもあります。

②ナカキエダシャク
地色は黄色で無数の焦茶色の横線が走っています。
♂の触角は櫛歯状,♀では糸状なのでこの写真の蛾は♂です。(拡大すると分かります。)
幼虫の餌は普通に分布しているコナラやキイチゴなので複数回観察されます。

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2617 ナカキエダシャク 撮影日2021/04/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月12日に観察したナカキエダシャクです。

①ナカキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
写真を取ったときはほとんど前翅を開いていない状態でした。
しかし,後翅が見えるように大きく開いて止まることもある蛾です。
最大の特徴は止まるとき腹端(赤矢印)を上に上げることです。
その角度は30度くらいから90度をこえることもあります。

②ナカキエダシャク
地色は黄色で無数の焦茶色の横線が走っています。
♂の触角は櫛歯状,♀では糸状なのでこの写真の蛾は♂です。(拡大すると分かります。)
幼虫の餌は普通に分布しているコナラやキイチゴなので複数回観察されます。

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ナカモンキナミシャク
2021年4月11日(日)
2616 ナカモンキナミシャク 撮影日2021/04/02 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月2日に観察したナカモンキナミシャクです。

①ナカモンキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
黄矢印が指している外横線を見て下さい。
「U字形」が前縁から後縁まで並んでいます。
これが並んでいるのはナミシャク亜科の仲間です。

②ナカモンキナミシャク2020/03/23撮影
この種とよく似たものにモンキキナミシャクがいるので注意が必要です。
両者の違いは黄矢印の所が頭の方へ曲がっているかどうかです。
内横線と外横線の間にある小黒点から外縁の方へ降ろした線と交わる所が黄矢印の場所です。
勿来の関で十年観察していますが,まだモンキキナミシャクは一度も観察していません。

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2616 ナカモンキナミシャク 撮影日2021/04/02 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月2日に観察したナカモンキナミシャクです。

①ナカモンキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
黄矢印が指している外横線を見て下さい。
「U字形」が前縁から後縁まで並んでいます。
これが並んでいるのはナミシャク亜科の仲間です。

②ナカモンキナミシャク2020/03/23撮影
この種とよく似たものにモンキキナミシャクがいるので注意が必要です。
両者の違いは黄矢印の所が頭の方へ曲がっているかどうかです。
内横線と外横線の間にある小黒点から外縁の方へ降ろした線と交わる所が黄矢印の場所です。
勿来の関で十年観察していますが,まだモンキキナミシャクは一度も観察していません。

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スジエグリシャチホコ
2021年4月10日(土)
スジエグリシャチホコ 撮影日2021/04/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月3日に観察したスジエグリシャチホコです。

①スジエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まります。
真上から見下ろすと薄い板状に見えます。
こんな止まり方をする蛾は6種類ほどいますがシャチホコガ科の仲間です。

②スジエグリシャチホコ
この仲間は似ているのでなかなか見分けることが難しいですが,この種は目印があるので区別がつきます。
それは黄矢印が指している焦茶色の外横線の外側にあります。
翅脈上にある薄褐色の短い筋(赤矢印がその内の一つを指しています。)が8個くらい並んでいます。
この筋が有ればスジエグリシャチホコです。

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スジエグリシャチホコ 撮影日2021/04/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月3日に観察したスジエグリシャチホコです。

①スジエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まります。
真上から見下ろすと薄い板状に見えます。
こんな止まり方をする蛾は6種類ほどいますがシャチホコガ科の仲間です。

②スジエグリシャチホコ
この仲間は似ているのでなかなか見分けることが難しいですが,この種は目印があるので区別がつきます。
それは黄矢印が指している焦茶色の外横線の外側にあります。
翅脈上にある薄褐色の短い筋(赤矢印がその内の一つを指しています。)が8個くらい並んでいます。
この筋が有ればスジエグリシャチホコです。

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ウスキヒメアオシャク
2021年4月9日(金)
2613 ウスキヒメアオシャク 撮影日2021/04/07,8 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月7日と8日に観察したウスキヒメアオシャクです。

①ウスキヒメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
毎年同定にてこずっているアオシャク亜科の蛾です。
似ている蛾が居る上に個体差があるからてこずっています。
似ている蛾とはヒメウスアオシャクです。
両者の大きな違いは外縁に白点が並んでいるかどうかです。
最初の写真を見ると明瞭な白点が並んでいます。
だからウスキヒメアオシャクと同定しました。

②ウスキヒメアオシャク?
ところが,この写真の様に白点があっても明瞭でないものがいて判断に迷うものが居ます。
いずれにせよ内横線も外横線も非常に屈曲が大きい種です。
幼虫の餌はヤマモミジ,ヤマツツジで勿来の関には普通に分布しています。

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2613 ウスキヒメアオシャク 撮影日2021/04/07,8 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月7日と8日に観察したウスキヒメアオシャクです。

①ウスキヒメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
毎年同定にてこずっているアオシャク亜科の蛾です。
似ている蛾が居る上に個体差があるからてこずっています。
似ている蛾とはヒメウスアオシャクです。
両者の大きな違いは外縁に白点が並んでいるかどうかです。
最初の写真を見ると明瞭な白点が並んでいます。
だからウスキヒメアオシャクと同定しました。

②ウスキヒメアオシャク?
ところが,この写真の様に白点があっても明瞭でないものがいて判断に迷うものが居ます。
いずれにせよ内横線も外横線も非常に屈曲が大きい種です。
幼虫の餌はヤマモミジ,ヤマツツジで勿来の関には普通に分布しています。

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アカバキリガ
2021年4月8日(木)
アカバキリガ 撮影日2021/04/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月8日に観察したアカバキリガです。

①アカバキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
赤矢印・緑矢印の前方に腎状紋と環状紋が見られるのでヨトウガ亜科と分かります。
更に黄矢印が指している所に小黒点が有ります。
キリガ類の仲間の多くは胸部背の脇(黄矢印)に小黒点を持つものが多いです。
その形状は様々です。
勿来の関では4月上旬に見られます。
前翅長23㎜程の中くらいの蛾です。

②アカバキリガ
この蛾の特徴は二つあります。
一つは「1」の字の黒紋です。
「1」の字が互いに向かい合っています。
もう一つは,撮影していて感じたことですが翅が赤味を帯びていることです。
だから,アカバキリガと名付けられたのでしょう。

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アカバキリガ 撮影日2021/04/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月8日に観察したアカバキリガです。

①アカバキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
赤矢印・緑矢印の前方に腎状紋と環状紋が見られるのでヨトウガ亜科と分かります。
更に黄矢印が指している所に小黒点が有ります。
キリガ類の仲間の多くは胸部背の脇(黄矢印)に小黒点を持つものが多いです。
その形状は様々です。
勿来の関では4月上旬に見られます。
前翅長23㎜程の中くらいの蛾です。

②アカバキリガ
この蛾の特徴は二つあります。
一つは「1」の字の黒紋です。
「1」の字が互いに向かい合っています。
もう一つは,撮影していて感じたことですが翅が赤味を帯びていることです。
だから,アカバキリガと名付けられたのでしょう。

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コナフキエダシャク
2021年4月6日(火)
2612 コナフキエダシャク 撮影日2021/04/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月4日に観察したコナフキエダシャクです。

①コナフキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
普通止まるときは2枚目の写真の様に前翅を開いて後翅か見えるように開きます。
そして左右の翅は平面的になっているのでシャクガ科です。
翅が茶褐色で細波(さざなみ)状の細い線が沢山ある蛾です。
この蛾の特徴は春型(4月~5月)と夏型(7月~8月)で紋様が違うことがあげられます。
春型の前翅は内横線と外横線の間が濃い茶色になっています。

②コナフキエダシャク (2019/08/31撮影)
夏型の前翅は内横線(緑矢印)と外横線(赤矢印)だけが濃い茶色になっています。
夏型の後翅は外横線のみ少しだけ濃い茶色~濃い茶色になっています。
幼虫の餌となる植物は普通に分布しているブナ科,バラ科,ツツジ科なので複数回観察されます。

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2612 コナフキエダシャク 撮影日2021/04/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月4日に観察したコナフキエダシャクです。

①コナフキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
普通止まるときは2枚目の写真の様に前翅を開いて後翅か見えるように開きます。
そして左右の翅は平面的になっているのでシャクガ科です。
翅が茶褐色で細波(さざなみ)状の細い線が沢山ある蛾です。
この蛾の特徴は春型(4月~5月)と夏型(7月~8月)で紋様が違うことがあげられます。
春型の前翅は内横線と外横線の間が濃い茶色になっています。

②コナフキエダシャク (2019/08/31撮影)
夏型の前翅は内横線(緑矢印)と外横線(赤矢印)だけが濃い茶色になっています。
夏型の後翅は外横線のみ少しだけ濃い茶色~濃い茶色になっています。
幼虫の餌となる植物は普通に分布しているブナ科,バラ科,ツツジ科なので複数回観察されます。

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フサヤガ
2021年4月5日(月)
2611 フサヤガ 撮影日2021/04/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月4日に観察したフサヤガです。

①フサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科)
面白い格好をした蛾なので一度見たら忘れられません。
次の三つの特徴が上げられます。
A腹端を高く上げ90度くらい前方へ反ります。
B前翅も後翅も止まるときは折りたたんで細く見えることが多い。
Cナポレオンハットの様(緑矢印)なものが胸部に見えます。
うつむき加減の円らな瞳が可愛いです。(赤矢印)

②フサヤガ
似ている蛾にコフサヤガが居るので注意が必要です。
以前は前翅長が17㎜ほどあったらフサヤガとしてきました。
しかし,今回は16.5㎜で微妙な長さなのです。
そこで,資料を探していたら次の記事が目に留まりました。
それは「YAMKEN明石の蛾達:コフサヤガ」です。
(http://yamken.jp/yam-hp3/kofusayaga.html)
そこには成虫以外越冬と書いてありました。(コフサヤガは成虫で越冬しない。)
出現月がどちらも6月以降なので4月頃見られるのはフサヤガとなります。

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2611 フサヤガ 撮影日2021/04/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月4日に観察したフサヤガです。

①フサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科)
面白い格好をした蛾なので一度見たら忘れられません。
次の三つの特徴が上げられます。
A腹端を高く上げ90度くらい前方へ反ります。
B前翅も後翅も止まるときは折りたたんで細く見えることが多い。
Cナポレオンハットの様(緑矢印)なものが胸部に見えます。
うつむき加減の円らな瞳が可愛いです。(赤矢印)

②フサヤガ
似ている蛾にコフサヤガが居るので注意が必要です。
以前は前翅長が17㎜ほどあったらフサヤガとしてきました。
しかし,今回は16.5㎜で微妙な長さなのです。
そこで,資料を探していたら次の記事が目に留まりました。
それは「YAMKEN明石の蛾達:コフサヤガ」です。
(http://yamken.jp/yam-hp3/kofusayaga.html)
そこには成虫以外越冬と書いてありました。(コフサヤガは成虫で越冬しない。)
出現月がどちらも6月以降なので4月頃見られるのはフサヤガとなります。

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シャチホコガ
2021年4月5日(月)
シャチホコガ 撮影日2021/04/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月5日に観察したシャチホコガです。

①シャチホコガ(シャチホコガ科)
太い腹端(緑矢印)が外縁から覗いているのでシャチホコガ科です。
もちろん,この蛾がシャチホコガ科のシャチホコガです。
赤矢印指しているのは後翅です。
前翅前縁から後翅が大きくはみ出ています。
後翅がはみ出て止まっていることが多いです。
前翅長27㎜あり中くらいの蛾に入っていますが,大きく見えます。

②シャチホコガ
横から見ると腹部背に幾つかの黒っぽい突起物(黄矢印)が見られます。
後翅前縁は長い毛が生えています。
その他にも胸部背・腹端・前足が毛深くなっているのが分かります。
幼虫はカエデ科,ニレ科,カバノキ科,ブナ科,バラ科等の葉を食べるので複数回観察されます。
成虫は何も食べませんが,幼虫のとき食べて溜めた養分があるので平気です。
腹部に溜めるので太くて大きい腹をしているのです。

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シャチホコガ 撮影日2021/04/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月5日に観察したシャチホコガです。

①シャチホコガ(シャチホコガ科)
太い腹端(緑矢印)が外縁から覗いているのでシャチホコガ科です。
もちろん,この蛾がシャチホコガ科のシャチホコガです。
赤矢印指しているのは後翅です。
前翅前縁から後翅が大きくはみ出ています。
後翅がはみ出て止まっていることが多いです。
前翅長27㎜あり中くらいの蛾に入っていますが,大きく見えます。

②シャチホコガ
横から見ると腹部背に幾つかの黒っぽい突起物(黄矢印)が見られます。
後翅前縁は長い毛が生えています。
その他にも胸部背・腹端・前足が毛深くなっているのが分かります。
幼虫はカエデ科,ニレ科,カバノキ科,ブナ科,バラ科等の葉を食べるので複数回観察されます。
成虫は何も食べませんが,幼虫のとき食べて溜めた養分があるので平気です。
腹部に溜めるので太くて大きい腹をしているのです。

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イボタガ
2021年4月4日(日)
2609 イボタガ 撮影日2021/04/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月4日に観察したイボタガです。

①イボタガ(イボタガ科)
勿来の関にある三つ目の灯火で足下を見ると何と三年ぶりに会うイボタガがいるではありませんか。
毎年観察できないのは勿来の関に幼虫の餌のイボタノキ・ネズミモチがあまり分布していないからです。
嬉しくなって夢中で撮影しました。
胸部背を見ると薄褐色の筋が上半分ほど消え茶褐色になっています。
これは狭い所に居て擦れたのでしょうか。
でも,縁毛が綺麗揃っているので羽化してからそれ程時間は経っていないと思われます。

②イボタガ(袋に入れて持ち帰ろうと足に小枝を掴ませて持ち上げたら失敗し左右に翅を開きました。)
赤矢印が指している三角の部分が有りませんが,どうしたのでしょうか。
鳥がくちばしではさみ取ったもの(口パクされた)と思われます。
後翅も同じ形状で無くなっているので前翅と後翅を重ねていたときに口パクされたと思われます。
一方,青矢印が指している場所はどうして無いのでしょう。
三角形でなく長方形なので藪で枝に引っかかり失ったのでしょうか。
翅頂脇にある黒いハート紋に目が留まります。

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2609 イボタガ 撮影日2021/04/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月4日に観察したイボタガです。

①イボタガ(イボタガ科)
勿来の関にある三つ目の灯火で足下を見ると何と三年ぶりに会うイボタガがいるではありませんか。
毎年観察できないのは勿来の関に幼虫の餌のイボタノキ・ネズミモチがあまり分布していないからです。
嬉しくなって夢中で撮影しました。
胸部背を見ると薄褐色の筋が上半分ほど消え茶褐色になっています。
これは狭い所に居て擦れたのでしょうか。
でも,縁毛が綺麗揃っているので羽化してからそれ程時間は経っていないと思われます。

②イボタガ(袋に入れて持ち帰ろうと足に小枝を掴ませて持ち上げたら失敗し左右に翅を開きました。)
赤矢印が指している三角の部分が有りませんが,どうしたのでしょうか。
鳥がくちばしではさみ取ったもの(口パクされた)と思われます。
後翅も同じ形状で無くなっているので前翅と後翅を重ねていたときに口パクされたと思われます。
一方,青矢印が指している場所はどうして無いのでしょう。
三角形でなく長方形なので藪で枝に引っかかり失ったのでしょうか。
翅頂脇にある黒いハート紋に目が留まります。

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モミジツマキリエダシャク
2021年4月3日(土)
2608 モミジツマキリエダシャク 撮影日2021/04/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月3日に観察したモミジツマキリエダシャクです。
+
①モミジツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
灯火下を見ると薄褐色~茶褐色の変化が綺麗な蛾が止まっています。
後翅の紋様が見えるほど前翅を開いているのでシャクガ科と分かります。

②モミジツマキリエダシャク
外横線は緑矢印の所で急に前縁の方へ曲がっています。
外横線の外側に2つの小黒点が有ります。
濃褐色の部分は内横線・外横線・外縁に沿った所に有りますが個体差が大きいです。

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2608 モミジツマキリエダシャク 撮影日2021/04/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月3日に観察したモミジツマキリエダシャクです。

①モミジツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
灯火下を見ると薄褐色~茶褐色の変化が綺麗な蛾が止まっています。
後翅の紋様が見えるほど前翅を開いているのでシャクガ科と分かります。

②モミジツマキリエダシャク
外横線は緑矢印の所で急に前縁の方へ曲がっています。
外横線の外側に2つの小黒点が有ります。
濃褐色の部分は内横線・外横線・外縁に沿った所に有りますが個体差が大きいです。

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ノヒラトビモンシャチホコ
2021年4月2日(金)
ノヒラトビモンシャチホコ 撮影日2021/04/02 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月2日に観察したノヒラトビモンシャチホコです。

①ノヒラトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端(桃矢印)が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。
一見オオトビモンシャチホコに似ていますが外横線(黄矢印)の形状で区別が出来ます。
外横線が鋸歯状で横に走る・・・・ノヒラトビモンシャチホコ
外横線が大きく湾曲している・・・オオトビモンシャチホコ
このノヒラトビモンシャチホコの出現は勿来の関では4月上旬でシャチホコガ科としては先頭を切っています。

②ノヒラトビモンシャチホコ
横から観察すると胸部背は叢毛(赤矢印)で高くなっています。
前翅長20㎜で中くらいの蛾です。
写しずらい場所に居たので葉の上に移ってもらいました。
格好の良い姿勢にしようと何回も足の位置を変えている内に羽ばたき運動を始めてしまいました。
ところが,シャチホコガ科は活動的で無いため直ぐその運動をやめ最後まで撮影に協力してくれました。

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ノヒラトビモンシャチホコ 撮影日2021/04/02 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月2日に観察したノヒラトビモンシャチホコです。

①ノヒラトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端(桃矢印)が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。
一見オオトビモンシャチホコに似ていますが外横線(黄矢印)の形状で区別が出来ます。
外横線が鋸歯状で横に走る・・・・ノヒラトビモンシャチホコ
外横線が大きく湾曲している・・・オオトビモンシャチホコ
このノヒラトビモンシャチホコの出現は勿来の関では4月上旬でシャチホコガ科としては先頭を切っています。

②ノヒラトビモンシャチホコ
横から観察すると胸部背は叢毛(赤矢印)で高くなっています。
前翅長20㎜で中くらいの蛾です。
写しずらい場所に居たので葉の上に移ってもらいました。
格好の良い姿勢にしようと何回も足の位置を変えている内に羽ばたき運動を始めてしまいました。
ところが,シャチホコガ科は活動的で無いため直ぐその運動をやめ最後まで撮影に協力してくれました。

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ヨホシナミシャク
2021年4月1日(木)
ヨホシナミシャク 撮影日2021/04/01 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月1日に観察したヨホシナミシャクです。

①ヨホシナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
こんな格好で地色が薄褐色~褐色だったらカバナミシャクの仲間になります。
白い地色のナミシャクは珍しいので一度見たら忘れられません。
前翅長10㎜程の小さな蛾です。
小さな体に似合わない長くて黒い下唇鬚(かしんひげ)があります。(灰矢印)
翅の中頃に黒紋(緑矢印)が有ります。

②ヨホシナミシャク 2020年4月5日撮影
前翅前縁には4つの黒紋が並んでいます。
これらを星に見立ててヨホシナミシャクと名付けたのでしょう。
翅頂から頭部に近付くにつれ紋は大きくなります。
翅の付け根にある黒紋は赤矢印を長辺とする長方形の様な形をしています。
二枚目の写真から分かるように黒紋は個体差があって大きさや形は様々です。

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ヨホシナミシャク 撮影日2021/04/01 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年4月1日に観察したヨホシナミシャクです。

①ヨホシナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
こんな格好で地色が薄褐色~褐色だったらカバナミシャクの仲間になります。
白い地色のナミシャクは珍しいので一度見たら忘れられません。
前翅長10㎜程の小さな蛾です。
小さな体に似合わない長くて黒い下唇鬚(かしんひげ)があります。(灰矢印)
翅の中頃に黒紋(緑矢印)が有ります。

②ヨホシナミシャク 2020年4月5日撮影
前翅前縁には4つの黒紋が並んでいます。
これらを星に見立ててヨホシナミシャクと名付けたのでしょう。
翅頂から頭部に近付くにつれ紋は大きくなります。
翅の付け根にある黒紋は赤矢印を長辺とする長方形の様な形をしています。
二枚目の写真から分かるように黒紋は個体差があって大きさや形は様々です。

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