リンゴツマキリアツバ
2021年1月31日(日)
2546 リンゴツマキリアツバ 撮影日2020/08/22 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月22日に観察したリンゴツマキリアツバです。

①リンゴツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
外縁が外側へ円くなく,内側に凹んだような感じです。
それを端を切ったようなという意味でツマキリと名付けたのでしょう。
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると少し後方へ反り返っているのでアツバの仲間と分かります。

②リンゴツマキリアツバ
似ている種にウンモンツマキリアツバ・ムラサキツマキリアツバ・シロモンツマキリアツバ
が居るので注意が必要です。
次のような二つの特徴が同定ポイントになります。
青矢印が指している白紋はお結びを半分にしたような形をしています。
黄矢印が指している後翅外縁の近い所にぎざぎざした線があります。
それから,ツマキリアツバ亜科の特徴として緑矢印の所で前翅が折れ曲がっています。

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2546 リンゴツマキリアツバ 撮影日2020/08/22 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月22日に観察したリンゴツマキリアツバです。

①リンゴツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
外縁が外側へ円くなく,内側に凹んだような感じです。
それを端を切ったようなという意味でツマキリと名付けたのでしょう。
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)を見ると少し後方へ反り返っているのでアツバの仲間と分かります。

②リンゴツマキリアツバ
似ている種にウンモンツマキリアツバ・ムラサキツマキリアツバ・シロモンツマキリアツバ
が居るので注意が必要です。
次のような二つの特徴が同定ポイントになります。
青矢印が指している白紋はお結びを半分にしたような形をしています。
黄矢印が指している後翅外縁の近い所にぎざぎざした線があります。
それから,ツマキリアツバ亜科の特徴として緑矢印の所で前翅が折れ曲がっています。

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リンゴドクガ
2021年1月30日(土)
2545 リンゴドクガ 撮影日2020/08/22 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月22日に観察したリンゴドクガです。

①リンゴドクガ(ドクガ科)
外横線より内側にバナナ紋(赤矢印)があります。
(バナナに似ているので私がバナナ紋と名付けました。)
足を見ると毛深くなっています。
これらからリンゴドクガとわかります。

②リンゴドクガ
この蛾を同定していて何か変だと感じました。
それは白っぽく感じたからです。
特に緑矢印の間の色が薄いのです。
これは縁毛を見ると全然生えていないことから擦れた個体だったからです。
黄矢印が指している胸部背の黒紋もリンゴドクガであることを物語っています。

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2545 リンゴドクガ 撮影日2020/08/22 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月22日に観察したリンゴドクガです。

①リンゴドクガ(ドクガ科)
外横線より内側にバナナ紋(赤矢印)があります。
(バナナに似ているので私がバナナ紋と名付けました。)
足を見ると毛深くなっています。
これらからリンゴドクガとわかります。

②リンゴドクガ
この蛾を同定していて何か変だと感じました。
それは白っぽく感じたからです。
特に緑矢印の間の色が薄いのです。
これは縁毛を見ると全然生えていないことから擦れた個体だったからです。
黄矢印が指している胸部背の黒紋もリンゴドクガであることを物語っています。

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ツマジロシャチホコ
2021年1月29日(金)
2544 ツマジロシャチホコ 撮影日2020/08/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月21日に観察したツマジロシャチホコです。

①ツマジロシャチホコ(シャチホコガ科)
開張が36~42㎜と中くらいの蛾です。
赤矢印が指している腹端が外縁から覗いています。
成虫になると食べないシャチホコガ科の仲間は養分貯蔵庫の腹部が発達していて大きいのです。

②ツマジロシャチホコ
青矢印が指している端の部分が白っぽく見えることからツマジロと名前が付いています。
胸部背にはインディアンハットの様な毛束(緑矢印)が見られます。
腹部背にも毛束(桃矢印)が見られます。

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2544 ツマジロシャチホコ 撮影日2020/08/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月21日に観察したツマジロシャチホコです。

①ツマジロシャチホコ(シャチホコガ科)
開張が36~42㎜と中くらいの蛾です。
赤矢印が指している腹端が外縁から覗いています。
成虫になると食べないシャチホコガ科の仲間は養分貯蔵庫の腹部が発達していて大きいのです。

②ツマジロシャチホコ
青矢印が指している端の部分が白っぽく見えることからツマジロと名前が付いています。
胸部背にはインディアンハットの様な毛束(緑矢印)が見られます。
腹部背にも毛束(桃矢印)が見られます。

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クワゴモドキシャチホコ
2021年1月28日(木)
2543 クワゴモドキシャチホコ 撮影日2020/08/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月21日に観察したクワゴモドキシャチホコです。

①クワゴモドキシャチホコ(シャチホコガ科)
クワゴモドキシャチホコと名付けられましたが姿は全然似ていません。
でも,翅の色が似ているので,名付けたのでしょう。
開張が30~35㎜と中くらいの大きさの蛾です。

②クワゴモドキシャチホコ
左右の翅を合わせるように立てて止まります。
腹端(赤矢印)が外縁から飛び出ています。
シャチホコガ科の仲間が見せる習性です。

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2543 クワゴモドキシャチホコ 撮影日2020/08/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月21日に観察したクワゴモドキシャチホコです。

①クワゴモドキシャチホコ(シャチホコガ科)
クワゴモドキシャチホコと名付けられましたが姿は全然似ていません。
でも,翅の色が似ているので,名付けたのでしょう。
開張が30~35㎜と中くらいの大きさの蛾です。

②クワゴモドキシャチホコ
左右の翅を合わせるように立てて止まります。
腹端(赤矢印)が外縁から飛び出ています。
シャチホコガ科の仲間が見せる習性です。

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ウスベニニセノメイガ
2021年1月27日(水)
ウスベニニセノメイガ 撮影日2020/08/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月19日に観察したウスベニニセノメイガです。
初めてブログに載せる新しい種です。

①ウスベニニセノメイガ(ツトガ科ニセノメイガ亜科)
5年前に観察していた蛾です。
しかし名前を忘れてしまいました。
そこでヤガ科を調べると似た画像が出てきません。
困ったと思いながら写真をよく見ると触角を背負っているではありませんか。
触角を背負って止まる蛾はツトガ科・メイガ科です。
そして更に,黄色の地に焦茶紋ときたらツトガ科に相場は決まりです。

②ウスベニニセノメイガ
外縁に沿って焦茶紋があります。
その紋の内側は,ほんのりと紅を帯びています。
言い換えると赤い矢印が指している外横線の外側です。
それで和名の初めにウスベニと付いたようです。
科名 ツトガ科ニセノメイガ亜科
和名 ウスベニニセノメイガ
開張 28㎜
出現月 7~8月(北海道)
分布 本州,四国,対馬
食餌動植物 アブラナ科の葉を食べます。
特徴
外側が 薄紅染まる ほんのりと

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ウスベニニセノメイガ 撮影日2020/08/19 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月19日に観察したウスベニニセノメイガです。
初めてブログに載せる新しい種です。

①ウスベニニセノメイガ(ツトガ科ニセノメイガ亜科)
5年前に観察していた蛾です。
しかし名前を忘れてしまいました。
そこでヤガ科を調べると似た画像が出てきません。
困ったと思いながら写真をよく見ると触角を背負っているではありませんか。
触角を背負って止まる蛾はツトガ科・メイガ科です。
そして更に,黄色の地に焦茶紋ときたらツトガ科に相場は決まりです。

②ウスベニニセノメイガ
外縁に沿って焦茶紋があります。
その紋の内側は,ほんのりと紅を帯びています。
言い換えると赤い矢印が指している外横線の外側です。
それで和名の初めにウスベニと付いたようです。
科名 ツトガ科ニセノメイガ亜科
和名 ウスベニニセノメイガ
開張 28㎜
出現月 7~8月(北海道)
分布 本州,四国,対馬
食餌動植物 アブラナ科の葉を食べます。
特徴
外側が 薄紅染まる ほんのりと

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セスジナミシャク
2021年1月26日(火)
2541 セスジナミシャク 撮影日2020/08/15 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月15日に観察したセスジナミシャクです。

①セスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
ナミシャク亜科の蛾なら外横線にU字形が並んでいるはずだと思いました。
今まではナミシャク亜科の目印(U字形の並び)を確認しないできました。
そこで今日はそれが何処に並んでいるか探すことにしました。
それは二つの赤矢印が指している線を前縁から後縁まで辿る途中にありました。
それは外横線と思われますが4つの「U字形」が並んでいます。
このことから,この蛾はナミシャク亜科と分かります。

②セスジナミシャク 実際はこのように逆さになっていました。
前翅長14㎜以下の小さな蛾です。
しかし,黒地にクリーム色の筋が走っているので目に付く蛾です。
羽化したばかりで黒い鱗粉等が擦れていない個体はとても綺麗です。
腹部背に白っぽい筋(黄矢印)が見られます。
それでセスジナミシャクと名付けられました。

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2541 セスジナミシャク 撮影日2020/08/15 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月15日に観察したセスジナミシャクです。

①セスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
ナミシャク亜科の蛾なら外横線にU字形が並んでいるはずだと思いました。
今まではナミシャク亜科の目印(U字形の並び)を確認しないできました。
そこで今日はそれが何処に並んでいるか探すことにしました。
それは二つの赤矢印が指している線を前縁から後縁まで辿る途中にありました。
それは外横線と思われますが4つの「U字形」が並んでいます。
このことから,この蛾はナミシャク亜科と分かります。

②セスジナミシャク 実際はこのように逆さになっていました。
前翅長14㎜以下の小さな蛾です。
しかし,黒地にクリーム色の筋が走っているので目に付く蛾です。
羽化したばかりで黒い鱗粉等が擦れていない個体はとても綺麗です。
腹部背に白っぽい筋(黄矢印)が見られます。
それでセスジナミシャクと名付けられました。

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ヒメカギバアオシャク
2021年1月25日(月)
2540 ヒメカギバアオシャク 撮影日2020/08/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月13日に観察したヒメカギバアオシャクです。

①ヒメカギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
緑色の濃淡が美しい蛾です。
翅頂が鉤(かぎ)(赤矢印)の様に曲がっているのでカギバアオシャクと呼ばれます。
ヒメと付くのはカギバアオシャクと比べると小さいのでヒメと付きました。
ヒメカギバアオシャクの開張は29-40㎜で,カギバアオシャクの開張は55-70㎜です。

②カギバアオシャク2016/09/05撮影
比較するためにこの蛾の画像を載せました。
ヒメより鉤の様子が大きく感じます。
白い外横線が波を打つ模様が綺麗です。

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2540 ヒメカギバアオシャク 撮影日2020/08/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月13日に観察したヒメカギバアオシャクです。

①ヒメカギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
緑色の濃淡が美しい蛾です。
翅頂が鉤(かぎ)(赤矢印)の様に曲がっているのでカギバアオシャクと呼ばれます。
ヒメと付くのはカギバアオシャクと比べると小さいのでヒメと付きました。
ヒメカギバアオシャクの開張は29-40㎜で,カギバアオシャクの開張は55-70㎜です。

②カギバアオシャク2016/09/05撮影
比較するためにこの蛾の画像を載せました。
ヒメより鉤の様子が大きく感じます。
白い外横線が波を打つ模様が綺麗です。

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キイロアツバ
2021年1月24日(日)
キイロアツバ 撮影日2020/08/11,2020/05/25 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月11日と5月25日に観察したキイロアツバです。

①キイロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
似ている蛾にツマオビアツバ・ヒメツマオビアツバが居るので注意が必要です。
外横線が黄矢印の所で急に頭の方へ曲がったり,亜外縁線(緑矢印)が翅頂から出ていたりして似ているからです。
でも,内横線(赤矢印)が波を打っているので簡単に区別がつきます。

②キイロアツバ
下唇鬚(かしんひげ)の先端が後方へ反り返っているのでクルマアツバ亜科と分かります。(黄矢印)
幼虫はカシワの葉を食べます。

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キイロアツバ 撮影日2020/08/11,2020/05/25 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月11日と5月25日に観察したキイロアツバです。

①キイロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
似ている蛾にツマオビアツバ・ヒメツマオビアツバが居るので注意が必要です。
外横線が黄矢印の所で急に頭の方へ曲がったり,亜外縁線(緑矢印)が翅頂から出ていたりして似ているからです。
でも,内横線(赤矢印)が波を打っているので簡単に区別がつきます。

②キイロアツバ
下唇鬚(かしんひげ)の先端が後方へ反り返っているのでクルマアツバ亜科と分かります。(黄矢印)
幼虫はカシワの葉を食べます。

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ムラサキイラガ
2021年1月23日(土)
2538 ムラサキイラガ 撮影日2020/08/31,2014/06/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月31日と2014/年6月13日に観察したムラサキイラガです。

①ムラサキイラガ(イラガ科)
前翅長15㎜以下の小さい蛾です。
左右の翅を合わせるように立てて止まります。
このことからイラガ科の仲間と予想できます。

②ムラサキイラガ
腹端を頭上高く上げて止まるという変わり種です。
この蛾にはウスムラサキイラガという似た種が居るので注意が必要です。
でも見分け方があるので安心です。
赤矢印で示した外横線が矢印の所で角張っていればムラサキイラガです。
ウスムラサキイラガは山地性なので勿来の関周辺には居ないと思っています。

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2538 ムラサキイラガ 撮影日2020/08/31,2014/06/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月31日と2014/年6月13日に観察したムラサキイラガです。

①ムラサキイラガ(イラガ科)
前翅長15㎜以下の小さい蛾です。
左右の翅を合わせるように立てて止まります。
このことからイラガ科の仲間と予想できます。

②ムラサキイラガ
腹端を頭上高く上げて止まるという変わり種です。
この蛾にはウスムラサキイラガという似た種が居るので注意が必要です。
でも見分け方があるので安心です。
赤矢印で示した外横線が矢印の所で角張っていればムラサキイラガです。
ウスムラサキイラガは山地性なので勿来の関周辺には居ないと思っています。

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カラスヨトウ
2021年1月22日(金)
2537 カラスヨトウ 撮影日2020/08/08,08/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月8日と8月9日に観察したカラスヨトウです。

①カラスヨトウ(ヤガ科カラスヨトウ亜科)
前翅長20㎜程度の中くらいの蛾です。
暗い所では黒っぽく見えますが,明るい所では暗紫褐色に見えます。
黒ずんで見えることからカラスヨトウと名付けられたのでしょう。
羽化したばかりのものは,光の反射によって青味を帯びる場合があります。(赤矢印)

②カラスヨトウ
幼虫はタンポポ,ヤブガラシ,バラ,セリ,イタドリ等を食べます。
後翅が黄褐色のため飛んでいるときは目立ちます。

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2537 カラスヨトウ 撮影日2020/08/08,08/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年8月8日と8月9日に観察したカラスヨトウです。

①カラスヨトウ(ヤガ科カラスヨトウ亜科)
前翅長20㎜程度の中くらいの蛾です。
暗い所では黒っぽく見えますが,明るい所では暗紫褐色に見えます。
黒ずんで見えることからカラスヨトウと名付けられたのでしょう。
羽化したばかりのものは,光の反射によって青味を帯びる場合があります。(赤矢印)

②カラスヨトウ
幼虫はタンポポ,ヤブガラシ,バラ,セリ,イタドリ等を食べます。
後翅が黄褐色のため飛んでいるときは目立ちます。

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ハングロアツバ
2021年1月21日(木)
2536 ハングロアツバ 撮影日2020/09/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年9月21日に観察したハングロアツバです。

①ハングロアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
外横線より少し頭に寄った所に濃褐色の腎状紋があります。
更にもう少し頭の方によった所には環状紋があります。
今までは環状紋ばかり目についていました。
しかし,腎状紋もあるんだと今日初めて気が付きました。
外横線の外側は藤色を帯びています。

②ハングロアツバ
ヤマガタアツバに似ているので注意が必要です。
両者の違いは灰矢印が指している線にあらわれます。
この線が後縁にほぼ平行になっていればハングロアツバです。
ヤマガタアツバの方は後縁に平行になっていません。
ハングロアツバの下唇鬚(かしんひげ)は上下にずれているのが普通です。(赤矢印)
腹部背には毛束の突起が三つあります。

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2536 ハングロアツバ 撮影日2020/09/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年9月21日に観察したハングロアツバです。

①ハングロアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
外横線より少し頭に寄った所に濃褐色の腎状紋があります。
更にもう少し頭の方によった所には環状紋があります。
今までは環状紋ばかり目についていました。
しかし,腎状紋もあるんだと今日初めて気が付きました。
外横線の外側は藤色を帯びています。

②ハングロアツバ
ヤマガタアツバに似ているので注意が必要です。
両者の違いは灰矢印が指している線にあらわれます。
この線が後縁にほぼ平行になっていればハングロアツバです。
ヤマガタアツバの方は後縁に平行になっていません。
ハングロアツバの下唇鬚(かしんひげ)は上下にずれているのが普通です。(赤矢印)
腹部背には毛束の突起が三つあります。

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チャオビチビコケガ
2021年1月20日(水)
チャオビチビコケガ 撮影日2020/10/11 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年10月11日に観察したチャオビチビコケガです。

①チャオビチビコケガ♀(ヒトリガ科コケガ亜科)
前翅長8㎜程度の小さい蛾なので名前に「チビ」と名付けられたのでしょう。
赤矢印が指している外横線より内側は,灰色を帯びています。
外横線より外側は,焦茶色になっています。
そして外縁に沿った部分が灰色を帯びていて丁度焦茶色の帯に見えます。

②チャオビチビコケガ♀
一方♂の方は,全体的に焦茶色ですが,黒紋の周囲だけが茶褐色になっているので一目で♂♀が分かります。
♂の翅色については下記の記事を参照して下さい。
http://kitaibaraki987.blog.fc2.com/blog-entry-2191.html

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チャオビチビコケガ 撮影日2020/10/11 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年10月11日に観察したチャオビチビコケガです。

①チャオビチビコケガ♀(ヒトリガ科コケガ亜科)
前翅長8㎜程度の小さい蛾なので名前に「チビ」と名付けられたのでしょう。
赤矢印が指している外横線より内側は,灰色を帯びています。
外横線より外側は,焦茶色になっています。
そして外縁に沿った部分が灰色を帯びていて丁度焦茶色の帯に見えます。

②チャオビチビコケガ♀
一方♂の方は,全体的に焦茶色ですが,黒紋の周囲だけが茶褐色になっているので一目で♂♀が分かります。
♂の翅色については下記の記事を参照して下さい。
http://kitaibaraki987.blog.fc2.com/blog-entry-2191.html

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ヘリグロキエダシャク
2021年1月19日(火)
2534 ヘリグロキエダシャク 撮影日2020/09/27,09/30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年9月27日と9月30日に観察したヘリグロキエダシャクです。

①ヘリグロキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅長10㎜程度の小さな蛾です。
黄色の地だけに小さくても目立ちます。
前翅後縁と後翅前縁の半分が離れているので「あれっ。何だ。」と思ってしまいます。
1枚目の写真は待ての姿勢で止まっていますが,2枚目の写真は伏せの姿勢です。

②ヘリグロキエダシャク
ヘリグロキエダシャクの分布は幼虫がタブノキの葉を食べるのでタブノキの分布と重なります。
つまり,山奥では無く海岸沿いに見られます。
外縁が茶褐色で縁取られ黒ずんで見えることからヘリグロと呼ばれるのでしょう。

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2534 ヘリグロキエダシャク 撮影日2020/09/27,09/30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年9月27日と9月30日に観察したヘリグロキエダシャクです。

①ヘリグロキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅長10㎜程度の小さな蛾です。
黄色の地だけに小さくても目立ちます。
前翅後縁と後翅前縁の半分が離れているので「あれっ。何だ。」と思ってしまいます。
1枚目の写真は待ての姿勢で止まっていますが,2枚目の写真は伏せの姿勢です。

②ヘリグロキエダシャク
ヘリグロキエダシャクの分布は幼虫がタブノキの葉を食べるのでタブノキの分布と重なります。
つまり,山奥では無く海岸沿いに見られます。
外縁が茶褐色で縁取られ黒ずんで見えることからヘリグロと呼ばれるのでしょう。

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マエジロアツバ
2021年1月18日(月)
2532 マエジロアツバ 撮影日2020/09/26,2018/09/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年9月26日と2018年9月8日に観察したマエジロアツバです。

①マエジロアツバ(ヤガ科ムラサキアツバ亜科)
後翅がよく見えるほど開いている点はシャクガ科に似ていますが,翅が厚ぼったい感じするのでヤガ科を予想して検索しました。
マエジロとは前縁が半分近く白いので付けられたのでしょう。
真上から写真を撮るよりも頭を構図の真ん中に来るようにして撮った方が良い写真が撮れるようです。

②マエジロアツバ
前翅長が10~13㎜程度の小さい蛾です。
前翅縁毛には黒っぽい色の斑模様(赤矢印部分)があります。
胸部背に黒ずんで丸味がある突起が見られます。
幼虫はキノコの仲間のカワラタケを食べる変わり種です。

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2532 マエジロアツバ 撮影日2020/09/26,2018/09/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年9月26日と2018年9月8日に観察したマエジロアツバです。

①マエジロアツバ(ヤガ科ムラサキアツバ亜科)
後翅がよく見えるほど開いている点はシャクガ科に似ていますが,翅が厚ぼったい感じするのでヤガ科を予想して検索しました。
マエジロとは前縁が半分近く白いので付けられたのでしょう。
真上から写真を撮るよりも頭を構図の真ん中に来るようにして撮った方が良い写真が撮れるようです。

②マエジロアツバ
前翅長が10~13㎜程度の小さい蛾です。
前翅縁毛には黒っぽい色の斑模様(赤矢印部分)があります。
胸部背に黒ずんで丸味がある突起が見られます。
幼虫はキノコの仲間のカワラタケを食べる変わり種です。

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オオトビモンシャチホコ
2021年1月17日(日)
2532 オオトビモンシャチホコ 撮影日2020/11/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月13日に観察したオオトビモンシャチホコです。

①オオトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
上から狙った写真を見ると腹端が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。
シャチホコガ科の蛾は幼虫のとき食べた養分を蓄えるために腹部が発達しているからです。
その蓄えた養分で活動できるので成虫になったら食べません。

②オオトビモンシャチホコ
赤矢印が指しているのは外横線です。
この蛾の外横線は大きく湾曲しているので同定ポイントとして役立っています。
緑矢印の先には白線で囲まれた腎状紋が見られます。

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2532 オオトビモンシャチホコ 撮影日2020/11/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月13日に観察したオオトビモンシャチホコです。

①オオトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
上から狙った写真を見ると腹端が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。
シャチホコガ科の蛾は幼虫のとき食べた養分を蓄えるために腹部が発達しているからです。
その蓄えた養分で活動できるので成虫になったら食べません。

②オオトビモンシャチホコ
赤矢印が指しているのは外横線です。
この蛾の外横線は大きく湾曲しているので同定ポイントとして役立っています。
緑矢印の先には白線で囲まれた腎状紋が見られます。

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キトガリキリガ
2021年1月16日(土)
2531 キトガリキリガ 撮影日2020/11/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月21日と2018年11月6日に観察したキトガリキリガです。

①キトガリキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
二枚目の写真を見ると薄褐色の縁取りで囲まれた腎状紋や環状紋があります。
これらから,ヨトウガ亜科と分かります。
緑矢印が指しているのは,内横線です。
後縁近くで,外縁の方へ少し出張ります。(a)
赤矢印が指しているのは,外横線です。
前縁近くなると急に頭の方へ曲がります。(b)
翅頂付近が少しだけ外へ出ています。(青矢印)(C)
これがトガリと名付けられたゆえんでしょう。

②キトガリキリガ
このキトガリキリガには別種と思ってしまうほど紋様が似ていないものが居ます。
上の写真の蛾と下の写真の蛾がその例です。
最初の蛾は外横線の外側の褐色が濃いので二枚目の蛾とは別種だと思ってしまいます。
でもよく見ると二枚目の蛾の紋様も似たような紋様になっています。
別種と思わせるもう一つの要因は内横線・外横線の色が薄褐色と灰白色になっているからでしょう。
しかし,(a)(b)(C)の理由で同じ種だと分かります。

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2531 キトガリキリガ 撮影日2020/11/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月21日と2018年11月6日に観察したキトガリキリガです。

①キトガリキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
二枚目の写真を見ると薄褐色の縁取りで囲まれた腎状紋や環状紋があります。
これらから,ヨトウガ亜科と分かります。
緑矢印が指しているのは,内横線です。
後縁近くで,外縁の方へ少し出張ります。(a)
赤矢印が指しているのは,外横線です。
前縁近くなると急に頭の方へ曲がります。(b)
翅頂付近が少しだけ外へ出ています。(青矢印)(C)
これがトガリと名付けられたゆえんでしょう。

②キトガリキリガ
このキトガリキリガには別種と思ってしまうほど紋様が似ていないものが居ます。
上の写真の蛾と下の写真の蛾がその例です。
最初の蛾は外横線の外側の褐色が濃いので二枚目の蛾とは別種だと思ってしまいます。
でもよく見ると二枚目の蛾の紋様も似たような紋様になっています。
別種と思わせるもう一つの要因は内横線・外横線の色が薄褐色と灰白色になっているからでしょう。
しかし,(a)(b)(C)の理由で同じ種だと分かります。

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ニトベエダシャク
2021年1月15日(金)
2530 ニトベエダシャク 撮影日2020/11/25 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月25日に観察したニトベエダシャクです。

①ニトベエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
初めて見る人には何の仲間か分からないと思います。
こんなときには,ヤガ科かシャクガ科を探すのが一番です。
シャクガ科ならエダシャク亜科を探すと早く見つけられます。

②ニトベエダシャク♂
広食性の割りには今年の出現数が少ないと感じました。
♂の触角は櫛歯状で,♀は糸状なので,この写真の蛾は♂です。
和名の最初に付いているニトベは昆虫学者の新渡戸稲雄が命名したからです。

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2530 ニトベエダシャク 撮影日2020/11/25 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月25日に観察したニトベエダシャクです。

①ニトベエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
初めて見る人には何の仲間か分からないと思います。
こんなときには,ヤガ科かシャクガ科を探すのが一番です。
シャクガ科ならエダシャク亜科を探すと早く見つけられます。

②ニトベエダシャク♂
広食性の割りには今年の出現数が少ないと感じました。
♂の触角は櫛歯状で,♀は糸状なので,この写真の蛾は♂です。
和名の最初に付いているニトベは昆虫学者の新渡戸稲雄が命名したからです。

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ミドリアキナミシャク
2021年1月14日(木)
ミドリアキナミシャク 撮影日2020/11/24 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月24日に観察したミドリアキナミシャクです。

①ミドリアキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印が指しているのは「U字形」が横に幾つも並ぶ横線です。
この事からナミシャク亜科の仲間と分かります。
翅全体が緑色を帯びているのでミドリアキナミシャクと名付けられたのでしょう。

②ミドリアキナミシャク
アキナミシャクと似ているので注意が必要です。
外縁線を挟んで並ぶ黒紋に注目すると区別が簡単です。
縁毛(緑矢印)に並ぶ黒紋とその上に並ぶ黒紋が対をなしているのはミドリアキナミシャクです。
ところが,黄矢印が指している黒紋が2個ずつ並んでいるのはアキナミシャクです。

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ミドリアキナミシャク 撮影日2020/11/24 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月24日に観察したミドリアキナミシャクです。

①ミドリアキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印が指しているのは「U字形」が横に幾つも並ぶ横線です。
この事からナミシャク亜科の仲間と分かります。
翅全体が緑色を帯びているのでミドリアキナミシャクと名付けられたのでしょう。

②ミドリアキナミシャク
アキナミシャクと似ているので注意が必要です。
外縁線を挟んで並ぶ黒紋に注目すると区別が簡単です。
縁毛(緑矢印)に並ぶ黒紋とその上に並ぶ黒紋が対をなしているのはミドリアキナミシャクです。
ところが,黄矢印が指している黒紋が2個ずつ並んでいるのはアキナミシャクです。

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トビイロリンガ
2021年1月13日(水)
2528 トビイロリンガ 撮影日2020/11/11 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月11日に観察したトビイロリンガです。

①トビイロリンガ♂(コブガ科リンガ亜科)
今までの写真には,前翅前縁に凹みがあるものはありません。
何故このトビイロリンガだけ凹んでいるのか不思議に思いました。
検索しているうちに♂だと分かりました。
そうすると♀の方が灯火に飛来する習性が強いようです。
分布は関東地方以西となっていますが,東北地方南部にまで広がっているようです。
幼虫の餌は四国産蛾類図鑑の「nabe」さんのブログからアラカシと分かりました。

②トビイロリンガ♂
何の仲間か分からず戸惑う種です。
しかし,翅にあるこぶ状の突起からコブガ科を予想出来れば素晴らしいです。
でも,運悪くこの蛾が♀だったら突起が無いので無理です。
このトビイロリンガは見ただけで♂と分かります。
それは前翅中央付近(赤矢印)が凹んでいるからです。
さらにその凹みから頭に近い部分(緑矢印)に突起があります。
その突起は渦状の毛塊です。

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2528 トビイロリンガ 撮影日2020/11/11 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月11日に観察したトビイロリンガです。

①トビイロリンガ♂(コブガ科リンガ亜科)
今までの写真には,前翅前縁に凹みがあるものはありません。
何故このトビイロリンガだけ凹んでいるのか不思議に思いました。
検索しているうちに♂だと分かりました。
そうすると♀の方が灯火に飛来する習性が強いようです。
分布は関東地方以西となっていますが,東北地方南部にまで広がっているようです。
幼虫の餌は四国産蛾類図鑑の「nabe」さんのブログからアラカシと分かりました。

②トビイロリンガ♂
何の仲間か分からず戸惑う種です。
しかし,翅にあるこぶ状の突起からコブガ科を予想出来れば素晴らしいです。
でも,運悪くこの蛾が♀だったら突起が無いので無理です。
このトビイロリンガは見ただけで♂と分かります。
それは前翅中央付近(赤矢印)が凹んでいるからです。
さらにその凹みから頭に近い部分(緑矢印)に突起があります。
その突起は渦状の毛塊です。

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ウスモンフユシャク
2021年1月12日(火)
2527 ウスモンフユシャク 撮影日2021/1/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月12日に観察したウスモンフユシャクです。

①ウスモンフユシャク♂(シャクガ科フユシャク亜科)
三角形の前翅前縁を合わせるようにして止まる蛾が出てくると真冬の到来を感じます。
前縁は重なっても外縁が斜に交差するのは「フユシャク」の特徴です。
翅の色は薄褐色から焦茶色まであって変化に富んでいます。
この仲間には似た蛾が居るので注意が必要です。

②ウスモンフユシャク♂
主な特徴は以下の通りです。
a内横線(緑矢印)は不明瞭です。矢印の所で急に曲がります。
b黒点は不明瞭あるいは小さいです。(黄矢印)中には消滅しているのもあります。
c外横線(赤矢印)も不明瞭です。矢印の所で急に折れ曲がります。
紋や横線が名前のように薄いのが特徴です。

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2527 ウスモンフユシャク 撮影日2021/1/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月12日に観察したウスモンフユシャクです。

①ウスモンフユシャク♂(シャクガ科フユシャク亜科)
三角形の前翅前縁を合わせるようにして止まる蛾が出てくると真冬の到来を感じます。
前縁は重なっても外縁が斜に交差するのは「フユシャク」の特徴です。
翅の色は薄褐色から焦茶色まであって変化に富んでいます。
この仲間には似た蛾が居るので注意が必要です。

②ウスモンフユシャク♂
主な特徴は以下の通りです。
a内横線(緑矢印)は不明瞭です。矢印の所で急に曲がります。
b黒点は不明瞭あるいは小さいです。(黄矢印)中には消滅しているのもあります。
c外横線(赤矢印)も不明瞭です。矢印の所で急に折れ曲がります。
紋や横線が名前のように薄いのが特徴です。

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クロオビフユナミシャク
2021年1月11日(月)
2526 クロオビフユナミシャク 撮影日2020/12/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年12月9日に観察したクロオビフユナミシャクです。

①クロオビフユナミシャク♂(シャクガ科ナミシャク亜科)
似た蛾にヒメクロオビフユナミシャクが居るので注意が必要です。
赤矢印が指している横線が波を打っています。
このことから,ナミシャク亜科の仲間と分かります。
特に中央にある二つの波形(赤矢印)は目立っています。

②クロオビフユナミシャク♂
いわゆる「フユシャク」の仲間です。
♀の翅は退化していて小さいです。
退化しているといっても体長の63%あり「フユシャク」の中では発達しています。
それでも♀は飛べないので移動は足を使って歩きます。
成虫は一切食べませんが,その訳は次の二つです。。
一つは食べたものが凍るのを防いでいるのです。
二つ目は翅に費やすエネルギーを卵の生産に回して子孫を増やそうとしているのです。

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2526 クロオビフユナミシャク 撮影日2020/12/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年12月9日に観察したクロオビフユナミシャクです。

①クロオビフユナミシャク♂(シャクガ科ナミシャク亜科)
似た蛾にヒメクロオビフユナミシャクが居るので注意が必要です。
赤矢印が指している横線が波を打っています。
このことから,ナミシャク亜科の仲間と分かります。
特に中央にある二つの波形(赤矢印)は目立っています。

②クロオビフユナミシャク♂
いわゆる「フユシャク」の仲間です。
♀の翅は退化していて小さいです。
退化しているといっても体長の63%あり「フユシャク」の中では発達しています。
それでも♀は飛べないので移動は足を使って歩きます。
成虫は一切食べませんが,その訳は次の二つです。。
一つは食べたものが凍るのを防いでいるのです。
二つ目は翅に費やすエネルギーを卵の生産に回して子孫を増やそうとしているのです。

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チャバネフユエダシャク
2021年1月10日(日)
2525 チャバネフユエダシャク 撮影日2020/12/26,2021/1/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年12月26日と2021年1月4日に観察したチャバネフユエダシャクです。

①チャバネフユエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
「フユシャク」の仲間です。
♀は翅が退化していて飛べず歩いて移動します。
♂も♀も「フユシャク」としては大きいです。
前翅には焦茶色の外横線(赤矢印)と少し薄い焦茶色の内横線(緑矢印)が見られます。
この写真の蛾は触角を背負っていますが普通,翅の下に収納しています。

②チャバネフユエダシャク
♀の地色は白で黒い斑模様があるのでホルスタインの愛称が有ります。
幼虫は普通に分布しているコナラ、サクラ、ウメ、ウリハダカエデ、イタヤカエデ、ノイバラ等の葉を食べるので年に複数回見られます。

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2525 チャバネフユエダシャク 撮影日2020/12/26,2021/1/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年12月26日と2021年1月4日に観察したチャバネフユエダシャクです。

①チャバネフユエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
「フユシャク」の仲間です。
♀は翅が退化していて飛べず歩いて移動します。
♂も♀も「フユシャク」としては大きいです。
前翅には焦茶色の外横線(赤矢印)と少し薄い焦茶色の内横線(緑矢印)が見られます。
この写真の蛾は触角を背負っていますが普通,翅の下に収納しています。

②チャバネフユエダシャク
♀の地色は白で黒い斑模様があるのでホルスタインの愛称が有ります。
幼虫は普通に分布しているコナラ、サクラ、ウメ、ウリハダカエデ、イタヤカエデ、ノイバラ等の葉を食べるので年に複数回見られます。

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シロオビフユシャク
2021年1月9日(土)
2524 シロオビフユシャク 撮影日2021/1/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月8日に観察したキノカワガです。

①シロオビフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科)
いわゆる「フユシャク」の仲間です。
♀は退化して翅がありません。
灯火から少し離れたクモの巣にかかっていました。
絶命しているのだろうと思いながらクモの巣からそっとはずして板の上に乗せました。
すると足を動かしているではありませんか。

②シロオビフユシャク
息を吹きかけると,さらに翅を少し開きました。
この蛾はこんなに翅を左右に開かないのですかさず,写真を撮りました。
櫛歯状の触角も左右に開きました。
似た蛾にクロバネフユシャクが居るので注意が必要です。
翅の色がクロバネフユシャクは黒っぽく感じます。

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2524 シロオビフユシャク 撮影日2021/1/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月8日に観察したキノカワガです。

①シロオビフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科)
いわゆる「フユシャク」の仲間です。
♀は退化して翅がありません。
灯火から少し離れたクモの巣にかかっていました。
絶命しているのだろうと思いながらクモの巣からそっとはずして板の上に乗せました。
すると足を動かしているではありませんか。

②シロオビフユシャク
息を吹きかけると,さらに翅を少し開きました。
この蛾はこんなに翅を左右に開かないのですかさず,写真を撮りました。
櫛歯状の触角も左右に開きました。
似た蛾にクロバネフユシャクが居るので注意が必要です。
翅の色がクロバネフユシャクは黒っぽく感じます。

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シロオビフユシャク
2021年1月9日(土)
シロオビフユシャク 撮影日2021/1/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月8日に観察したキノカワガです。

①シロオビフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科)
いわゆる「フユシャク」の仲間です。
♀は退化して翅がありません。
灯火から少し離れたクモの巣にかかっていました。
絶命しているのだろうと思いながらクモの巣からそっとはずして板の上に乗せました。
すると足を動かしているではありませんか。

②シロオビフユシャク
息を吹きかけると,さらに翅を少し開きました。
この蛾はこんなに翅を左右に開かないのですかさず,写真を撮りました。
櫛歯状の触角も左右に開きました。
似た蛾にクロバネフユシャクが居るので注意が必要です。
翅の色がクロバネフユシャクは黒っぽく感じます。

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シロオビフユシャク 撮影日2021/1/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月8日に観察したキノカワガです。

①シロオビフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科)
いわゆる「フユシャク」の仲間です。
♀は退化して翅がありません。
灯火から少し離れたクモの巣にかかっていました。
絶命しているのだろうと思いながらクモの巣からそっとはずして板の上に乗せました。
すると足を動かしているではありませんか。

②シロオビフユシャク
息を吹きかけると,さらに翅を少し開きました。
この蛾はこんなに翅を左右に開かないのですかさず,写真を撮りました。
櫛歯状の触角も左右に開きました。
似た蛾にクロバネフユシャクが居るので注意が必要です。
翅の色がクロバネフユシャクは黒っぽく感じます。

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キノカワガ
2021年1月8日(金)
2523 キノカワガ 撮影日2021/1/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月8日に観察したキノカワガです。

①キノカワガ(コブガ科キノカワガ亜科)
昨晩は月の光が暗く風が無かったので蛾の飛来が期待できたので観察に出かけました。
ところが1月4日とは違いあまり見ることは出来ませんでした。
それでも一匹ずつですが5種類の蛾を見つけられました。
これで帰ろうと思いましたが,ナミスジフユナミシャクが桜の幹で交尾している写真を思い出しました。
そこで桜の幹を1本ずつ探すことにしました。
運が良いことに3本目の木にあまり見かけない蛾を発見しました。
二枚の写真とも同じ我です。

②キノカワガ
ヤガ科の仲間に似ていますが翅が釣り鐘形で表面に突起した物が見られます。
胸部や外縁沿いにそれが見られます。
こんな特徴があるのはコブガ科に見られます。
翅色や紋様は個体差があって様々です。
この蛾は胸部背付近に一対の黒紋が有ります。
黒紋が有る物はあまり多くありません。
キノカワガを見ているとがっちりした感じを受けます。
木の皮(樹皮)によく似ているので注意して見ないと気が付きません。
木の皮に似ているのでキノカワガと命名したのでしょう。

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2523 キノカワガ 撮影日2021/1/08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月8日に観察したキノカワガです。

①キノカワガ(コブガ科キノカワガ亜科)
昨晩は月の光が暗く風が無かったので蛾の飛来が期待できたので観察に出かけました。
ところが1月4日とは違いあまり見ることは出来ませんでした。
それでも一匹ずつですが5種類の蛾を見つけられました。
これで帰ろうと思いましたが,ナミスジフユナミシャクが桜の幹で交尾している写真を思い出しました。
そこで桜の幹を1本ずつ探すことにしました。
運が良いことに3本目の木にあまり見かけない蛾を発見しました。
二枚の写真とも同じ我です。

②キノカワガ
ヤガ科の仲間に似ていますが翅が釣り鐘形で表面に突起した物が見られます。
胸部や外縁沿いにそれが見られます。
こんな特徴があるのはコブガ科に見られます。
翅色や紋様は個体差があって様々です。
この蛾は胸部背付近に一対の黒紋が有ります。
黒紋が有る物はあまり多くありません。
キノカワガを見ているとがっちりした感じを受けます。
木の皮(樹皮)によく似ているので注意して見ないと気が付きません。
木の皮に似ているのでキノカワガと命名したのでしょう。

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クロスジフユエダシャク
2021年1月7日(木)
2522 クロスジフユエダシャク 撮影日2020/12/07,2015/12/07 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年12月7日と2015年12月7日に観察したクロスジフユエダシャクです。

①クロスジフユエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)
今まで観察したのは,3回しかありません。
それは昼行性の蛾だからと思われます。
不思議なことにそれらの観察日は12月7日です。
観察ポイントとして外横線の形状が上げられます。
外横線(緑矢印)が直線的で後縁に近い部分が太くて濃くなっています。

②クロスジフユエダシャク♂
外横線の他にもう一つポイントを上げることが出来ます。
それは止まっているときに触角(赤矢印)が翅の下に隠れず前方へ突き出ている事です。
さらに櫛歯状の触角は弱々しい櫛歯です。
2021年1月5日(火)に紹介したように♀は翅が退化していて飛べません。
成虫になると何も食べずに交尾後,卵を産んで一生を終えます。
食べたものが凍ったり多くの卵を産んだりするためだと考えられています。
小さな翅にすることで余ったエネルギーを卵の生産に回すためだったのです。

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2522 クロスジフユエダシャク 撮影日2020/12/07,2015/12/07 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年12月7日と2015年12月7日に観察したクロスジフユエダシャクです。

①クロスジフユエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)
今まで観察したのは,3回しかありません。
それは昼行性の蛾だからと思われます。
不思議なことにそれらの観察日は12月7日です。
観察ポイントとして外横線の形状が上げられます。
外横線(緑矢印)が直線的で後縁に近い部分が太くて濃くなっています。

②クロスジフユエダシャク♂
外横線の他にもう一つポイントを上げることが出来ます。
それは止まっているときに触角(赤矢印)が翅の下に隠れず前方へ突き出ている事です。
さらに櫛歯状の触角は弱々しい櫛歯です。
2021年1月5日(火)に紹介したように♀は翅が退化していて飛べません。
成虫になると何も食べずに交尾後,卵を産んで一生を終えます。
食べたものが凍ったり多くの卵を産んだりするためだと考えられています。
小さな翅にすることで余ったエネルギーを卵の生産に回すためだったのです。

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イチモジフユナミシャク
2021年1月6日(水)
2521 イチモジフユナミシャク 撮影日2021/1/4 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月4日に観察したイチモジフユナミシャクです。

①イチモジフユナミシャク♂(シャクガ科ナミシャク亜科)
その日は合計2匹見つかりました。
中横線(赤矢印より少し上に有る横線)と思われる焦茶色の横線が目立つ蛾です。
赤矢印が指している横線(外横線と思われます)は「U字形」が並んでいるのでナミシャク亜科と分かります。

②イチモジフユナミシャク♂
桃矢印が指している横線(亜外縁線)にも「U字形」が並んでいます。
緑矢印が指しているのは内横線と思われます。
この内横線と中横線が濃い横線として目立っています。
赤矢印から翅頂にかけて円みがあります。
♀のイチモジフユナミシャクは昨日紹介したナミスジフユナミシャクの♀と似ていて翅が退化しています。
いわゆる「フユシャク」の仲間です。
未だ一度も見ていないので見つけようと努力しています。

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2521 イチモジフユナミシャク 撮影日2021/1/4 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月4日に観察したイチモジフユナミシャクです。

①イチモジフユナミシャク♂(シャクガ科ナミシャク亜科)
その日は合計2匹見つかりました。
中横線(赤矢印より少し上に有る横線)と思われる焦茶色の横線が目立つ蛾です。
赤矢印が指している横線(外横線と思われます)は「U字形」が並んでいるのでナミシャク亜科と分かります。

②イチモジフユナミシャク♂
桃矢印が指している横線(亜外縁線)にも「U字形」が並んでいます。
緑矢印が指しているのは内横線と思われます。
この内横線と中横線が濃い横線として目立っています。
赤矢印から翅頂にかけて円みがあります。
♀のイチモジフユナミシャクは昨日紹介したナミスジフユナミシャクの♀と似ていて翅が退化しています。
いわゆる「フユシャク」の仲間です。
未だ一度も見ていないので見つけようと努力しています。

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ナミスジフユナミシャク
2021年1月5日(火)
2519 ナミスジフユナミシャク 撮影日2021/1/4 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月4日に観察したナミスジフユナミシャクです。

①ナミスジフユナミシャク♂(シャクガ科ナミシャク亜科)
昨日の1月4日は合計10匹以上の♂個体が見られました。
赤矢印が指している外横線は「U字形」が横に並んでいます。
この事からナミシャク亜科だと分かります。
この蛾は翅が退化していないので♂です。
♂の前翅長は17~19㎜です。
緑矢印が指しているのは,前翅からはみ出ている後翅です。

②ナミスジフユナミシャク♀
こちらは♀のナミスジフユナミシャクです。
体長は8~9㎜程で小さいです。
♂と♀の区別は,一目で分かります。
♀は翅(黄矢印)が退化していて,体よりも小さいからです。
翅には黒い筋模様が有ります。
腹部背には6対ほどの黒点があります。

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2519 ナミスジフユナミシャク 撮影日2021/1/4 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月4日に観察したナミスジフユナミシャクです。

①ナミスジフユナミシャク♂(シャクガ科ナミシャク亜科)
昨日の1月4日は合計10匹以上の♂個体が見られました。
赤矢印が指している外横線は「U字形」が横に並んでいます。
この事からナミシャク亜科だと分かります。
この蛾は翅が退化していないので♂です。
♂の前翅長は17~19㎜です。
緑矢印が指しているのは,前翅からはみ出ている後翅です。

②ナミスジフユナミシャク♀
こちらは♀のナミスジフユナミシャクです。
体長は8~9㎜程で小さいです。
♂と♀の区別は,一目で分かります。
♀は翅(黄矢印)が退化していて,体よりも小さいからです。
翅には黒い筋模様が有ります。
腹部背には6対ほどの黒点があります。

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クシヒゲシャチホコ
2021年1月4日(月)
クシヒゲシャチホコ 撮影日2021/1/4 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月4日に観察したクシヒゲシャチホコです。
月の明かりが明る過ぎて蛾の飛来が期待できない日が続いていました。
でも昨晩は雲がかかっていたので観察に出掛けることにしました。

①クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科)
予想通り複数の蛾が飛来していましたか,今日はクシヒゲシャチホコの紹介です。
壁に止まっていた蛾をそっと黒い台の上へ移動しました。
移動中,運悪く下に落ち隠れていた触角(緑矢印)が表にあらわれました。
でも,翅は屋根形を保ったままで細長く見えます。

②クシヒゲシャチホコ
撮りやすい向きにしようとマツの葉で向きを変えていたら,突然翅を左右に広げました。
こうなると大きな蛾に見えます。
外横線(赤矢印),内横線(黄矢印)は茶色ですが,薄褐色の縁取りが有ります。
似た蛾にエゾクシヒゲシャチホコが居ますが,外横線も内横線も白いです。

③クシヒゲシャチホコ
翅を開いてじっとしていたのに突然前方へ歩き出しました。
端まで来ても止まらずに進んだので下に落ちました。
それをまた上に戻したので櫛歯状のひげが乱れてしまいました。

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クシヒゲシャチホコ 撮影日2021/1/4 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2021年1月4日に観察したクシヒゲシャチホコです。
月の明かりが明る過ぎて蛾の飛来が期待できない日が続いていました。
でも昨晩は雲がかかっていたので観察に出掛けることにしました。

①クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科)
予想通り複数の蛾が飛来していましたか,今日はクシヒゲシャチホコの紹介です。
壁に止まっていた蛾をそっと黒い台の上へ移動しました。
移動中,運悪く下に落ち隠れていた触角(緑矢印)が表にあらわれました。
でも,翅は屋根形を保ったままで細長く見えます。

②クシヒゲシャチホコ
撮りやすい向きにしようとマツの葉で向きを変えていたら,突然翅を左右に広げました。
こうなると大きな蛾に見えます。
外横線(赤矢印),内横線(黄矢印)は茶色ですが,薄褐色の縁取りが有ります。
似た蛾にエゾクシヒゲシャチホコが居ますが,外横線も内横線も白いです。

③クシヒゲシャチホコ
翅を開いてじっとしていたのに突然前方へ歩き出しました。
端まで来ても止まらずに進んだので下に落ちました。
それをまた上に戻したので櫛歯状のひげが乱れてしまいました。

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ケンモンミドリキリガ
2021年1月3日(日)
2518 ケンモンミドリキリガ 撮影日2020/11/10,11/11 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月10日とに11日とに観察したケンモンミドリキリガです。

①ケンモンミドリキリガ(ヤガ科モクメキリガ亜科)
ゴマケンモンに似ているので注意が必要です。
外横線(緑矢印)の様子が違うので区別がつきます。
ケンモンミドリキリガの外横線(緑矢印)は白いのにゴマケンモンは黒いです。
同定ポイントになっているのは青矢印が指しているS字紋です。
さらに,赤矢印が指している黒紋が逆さ八の字になっています。

②ケンモンミドリキリガ♂
ゴマケンモンに似ているといっても出現月が大きく違います。
5~7月はゴマケンモンで,10~11月はケンモンミドリキリガです。
雌雄の区別は簡単です。
触角が櫛歯状なら♂,糸状なら♀です。
従って写真のは♂です。

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2518 ケンモンミドリキリガ 撮影日2020/11/10,11/11 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月10日とに11日とに観察したケンモンミドリキリガです。

①ケンモンミドリキリガ(ヤガ科モクメキリガ亜科)
ゴマケンモンに似ているので注意が必要です。
外横線(緑矢印)の様子が違うので区別がつきます。
ケンモンミドリキリガの外横線(緑矢印)は白いのにゴマケンモンは黒いです。
同定ポイントになっているのは青矢印が指しているS字紋です。
さらに,赤矢印が指している黒紋が逆さ八の字になっています。

②ケンモンミドリキリガ♂
ゴマケンモンに似ているといっても出現月が大きく違います。
5~7月はゴマケンモンで,10~11月はケンモンミドリキリガです。
雌雄の区別は簡単です。
触角が櫛歯状なら♂,糸状なら♀です。
従って写真のは♂です。

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ヒメヤママユ
2021年1月2日(土)
2517 ヒメヤママユ 撮影日2020/11/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月12日に観察したヒメヤママユです。

①ヒメヤママユ♂(ヤママユガ科)
毎年10月下旬を過ぎる頃からヒメヤママユが出現しています。
ヤママユガ科の蛾はほとんど前翅にも後翅にも眼状紋が見られます。
しかし,壁や柱に止まっているときは後翅の眼状紋は前翅の下に隠れてしまいます。
前翅が重みで垂れ下がるからです。

②ヒメヤママユ♂
そんなときは前翅の外縁を頭の方へずらせば見えるようになります。
そのようにして写したのが上の写真です。
息を吹きかけても見えるようになるそうです。
♂♀は触角(赤矢印)の様子を見れば分かります。
羽毛状に発達していれば♂です。
♀は櫛歯が短いので,離れて見ると糸状のようです。

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2517 ヒメヤママユ 撮影日2020/11/12 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月12日に観察したヒメヤママユです。

①ヒメヤママユ♂(ヤママユガ科)
毎年10月下旬を過ぎる頃からヒメヤママユが出現しています。
ヤママユガ科の蛾はほとんど前翅にも後翅にも眼状紋が見られます。
しかし,壁や柱に止まっているときは後翅の眼状紋は前翅の下に隠れてしまいます。
前翅が重みで垂れ下がるからです。

②ヒメヤママユ♂
そんなときは前翅の外縁を頭の方へずらせば見えるようになります。
そのようにして写したのが上の写真です。
息を吹きかけても見えるようになるそうです。
♂♀は触角(赤矢印)の様子を見れば分かります。
羽毛状に発達していれば♂です。
♀は櫛歯が短いので,離れて見ると糸状のようです。

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ハスモンヨトウ
2021年1月1日(金)
2515 ハスモンヨトウ 撮影日2020/11/17 撮影場所:勿来の関
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月17日に観察したハスモンヨトウです。

①ハスモンヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
前翅中央を斜めに走る薄褐色の筋模様がスジキリヨトウに似ています。
それで同じキリガ亜科に属する蛾を探すとハスモンヨトウが見つかりました。
翅色は茶褐色というより赤紫を帯びています。
薄褐色の筋模様がはす(斜め)に走るのでハスモンヨトウと呼ばれています。

②ハスモンヨトウ
幼虫は幅広い種類の作物に被害をもたらします。
日中は土の中に潜み、主に夜間に食害するので夜盗蛾と呼ばれています。
胸部背や腹部背には複数の毛束が見られます。
前翅前縁近くには6の数字紋(赤矢印)が見られ同定ポイントになります。

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2515 ハスモンヨトウ 撮影日2020/11/17 撮影場所:勿来の関
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今日紹介するのは勿来の関で2020年11月17日に観察したハスモンヨトウです。

①ハスモンヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
前翅中央を斜めに走る薄褐色の筋模様がスジキリヨトウに似ています。
それで同じキリガ亜科に属する蛾を探すとハスモンヨトウが見つかりました。
翅色は茶褐色というより赤紫を帯びています。
薄褐色の筋模様がはす(斜め)に走るのでハスモンヨトウと呼ばれています。

②ハスモンヨトウ
幼虫は幅広い種類の作物に被害をもたらします。
日中は土の中に潜み、主に夜間に食害するので夜盗蛾と呼ばれています。
胸部背や腹部背には複数の毛束が見られます。
前翅前縁近くには6の数字紋(赤矢印)が見られ同定ポイントになります。

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