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オオベニヘリコケガ

2020年9月30日(水)
オオベニヘリコケガ 撮影日2020/09/10,15 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月10日と15日に観察したオオベニヘリコケガです。

オオベニヘリコケガ
①オオベニヘリコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
コケガ亜科でも美麗種としてあげられるほど美しい蛾です。
勿来の関周辺の蛾は黄橙色の部分が大きな面積を占めています。
ところが,本州でも西の方はこの黄橙色が薄くなり朱色が濃くなっています。
詰まり,東日本では黄橙色が明瞭で,西日本ではほとんどが朱色になります。


オオベニヘリコケガ
②オオベニヘリコケガ
撮った写真を見て気が付いたことをお知らせします。
それは1枚目の蛾の触角は櫛歯状ですが,2枚目の蛾の触角は鋸歯状になっていることです。
更に,体の大きさが1枚目は小さいのに2枚目は大きく感じます。
これらの違いはどう考えたらよいのでしょうか。
おそらく性別の違いから生まれた差だと思われます。
一般的に,♂の触角は♀より発達して大きいです。
ところが♀は産卵のため腹部が太く,体は大きいです。



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シロモンノメイガ

2020年9月29日(火)
シロモンノメイガ 撮影日2020/09/28 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月28日に観察したシロモンノメイガです。

シロモンノメイガ
①シロモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
灯火近くの壁には未だ2回しか見ていない蛾が止まっています。
逃げられないようにとそっと近づきシャッターを切りました。
予想通り逃げ足の速いツトガ科でした。
それは,赤矢印が指している触角を背負っていることで分かります。
でも,メイガ科も触角を背負っています。
そんなときは,青矢印が指している白い白紋が役立ちます。
私はその紋を魚紋と呼んでツトガ科のトレードマークにしています。


シロモンノメイガ
②シロモンノメイガ
前翅長9㎜程度の小さな蛾です。
黒地に大きな白い紋が8個ちりばめられています。
これがシロモンノメイガと呼ばれる理由です。
上手いネーミングです。
翅頂に白紋が有るものと無いものがいます。
この蛾には翅頂に白紋が有りません。
前翅も後翅も黒くて何処が境なのか見てみると緑矢印が指している白紋から胸部までだと分かりました。



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ウストビモンナミシャク

2020年9月28日(月)
ウストビモンナミシャク 撮影日2020/09/28 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月28日に観察したウストビモンナミシャクです。

ウストビモンナミシャク
①ウストビモンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
灯火近くの壁には独特の格好で止まる蛾が居ます。
腹部を曲げて腹端を頭上に持ち上げています。
何故こんな変わった格好で止まるのか不思議で一杯です。
翅色には個体差があって薄褐色のものから濃褐色のものまであります。
この写真の蛾は胸部背の紅色が鮮やかで見とれてしまいました。(二枚目の写真です。)


ウストビモンナミシャク
②ウストビモンナミシャク  2019/10/7撮影
触角を背負って止まっていますが,ツトガ科でもメイガ科でもありません。
何にでも例外があって戸惑ってしまいます。
何の仲間か予想がつかないことと思います。
赤矢印が指している所は「n」字形(頭を上にして見るとU字形)になっています。
それが横に幾つか並んでいます。
頭を上にするとU字形が並びナミシャク亜科の仲間と分かります。
桃矢印が指しているのは口吻です。
のけぞる腹部・鮮やかな胸部・ナミシャク亜科なのに触角を背負うといった不思議さ一杯のウストビモンナミシャクです。



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ツマグロシロノメイガ

2020年9月27日(日)
2479 ツマグロシロノメイガ 撮影日2020/09/26 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月26日に観察したツマグロシロノメイガです。

ツマグロシロノメイガ
①ツマグロシロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角(緑矢印)を背負っているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
さらに,これほど白っぽい蛾はメイガ科には居ないのでツトガ科となります。
翅の色は白・茶・黒で,明るい色が大きく広がっているので目に留まります。


ツマグロシロノメイガ
②ツマグロシロノメイガ
翅頂近くの外縁に黒い紋が有ります。
和名にツマグロ(端黒)とあるのは,この黒い紋が端に見られるからです。
幼虫はイボタノキの葉を食べます。



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クリイロアツバ

2020年9月26日(土)
クリイロアツバ 撮影日2020/09/26 撮影場所:北茨城

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月26日に観察したクリイロアツバです。

クリイロアツバ
①クリイロアツバ(ヤガ科テンクロアツバ亜科)
この蛾は9月26日以前にも9月21日に観察しています。
でも上手く撮影出来なかったので掲載を延ばしていました。
しかし,それ以前にも三回見かけていました。
カメラを近づける度に逃げられ悔しい思いをしていました。
朝晩の気温低下で昆虫の活動が鈍くなったからでしょうか,最後まで協力的でした。

前翅は開かず矢尻の形をしているのでヤガ科を検索したら予想が的中しました。
蛾の観察を始めて10年以上になりますが初めて見る蛾です。


クリイロアツバ
②クリイロアツバ
撮影しながら奇異に感じたのは緑矢印が指しているように後縁が90°折れ曲がっていることでした。
この様な蛾は初めてです。
腎状紋に小黒点があって雰囲気が似ています。
しかし,前翅頂に黒紋が有るので簡単に区別がつきます。(赤矢印)

主な特徴は以下の通りです。
◎前翅長に黒紋が有ります。
◎後縁が90°折れ曲がっている。
◎腎状紋に2つの小黒点が有ります。


科名 ヤガ科テンクロアツバ亜科
和名 クリイロアツバ
前翅長 10㎜
出現月 5,8~11月
分布  本州,四国,対馬
食餌動植物 幼虫はネザサの葉を食べます。
特徴 

はっきりと 前翅頂に 黒紋が



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セスジスズメ

2020年9月25日(金)
セスジスズメ 撮影日2020/09/1 撮影場所:北茨城

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月1日に観察したセスジスズメです。

セスジスズメ
①セスジスズメ(スズメガ科ホウジャク亜科)
井戸の脇にある桶を見ると珍しい客が止まっています。
三角翼のジェット機の様な格好を見てスズメガ科と分かりました。
腹部背に2本の白い筋が見られます。
この白い筋(黄矢印)が有ることからセスジスズメと名付けられました。


セスジスズメ
②セスジスズメ  (動かずに居ますがじっとこちらの様子を見ています。)
幼虫の餌となるヤブカラシ,ノブドウが分布しているからセスジスズメが出現したのでしょう。
このセスジスズメは夕方まで桶にしがみついていました。
セスジスズメの幼虫はホウセンカも餌にしています。
以前プランターにホウセンカを植えていた頃は黒い体に黄や赤の円紋があるカラフルな幼虫が見られました。



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チズモンアオシャク

2020年9月24日(木)
チズモンアオシャク 撮影日2020/09/3 撮影場所:勿来の関・勿来駅西公園

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月3日に観察したチズモンアオシャクです。

チズモンアオシャク
①チズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
緑色の翅色からアオシャク亜科であることが分かります。
似た蛾にアシブトチズモンアオシャクが居るので注意が必要です。
同定ポイントは二つあります。
一つは内横線と後縁が交差する角度です。
・チズモンアオシャクは直角より傾いています。(青矢印)
・アシブトチズモンアオシャクは直角に近い角度で交差しています。


チズモンアオシャク
②アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)  2020/3/28撮影
二つ目は黄矢印や赤矢印が指している部分の外横線の様子です。
・先が尖っている。(黄矢印)・・・チズモンアオシャク
・先が平らである。(赤矢印)・・・アシブトチズモンアオシャク

食べ物も違います。
・コイケマ,ガガイモを食べる・・・チズモンアオシャク
・テイカズラを食べる    ・・・アシブトチズモンアオシャク



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マメノメイガ

2020年9月23日(水)
マメノメイガ 撮影日2020/09/21 撮影場所:勿来の関・勿来駅西公園

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月21日に観察したマメノメイガです。

マメノメイガ
①マメノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科と分かります。(赤矢印)
止まり方が変わっている蛾が壁に止まっています。
犬が待ての姿勢をとっているように前足を立てて立っているようです。
ツトガ科だけに人が近づくと直ぐ飛び去ってしまいます。
ところがこの蛾は全く逃げる気配がありません。
画像を見て初めてその訳が分かりました。
(緑矢印が指している)口吻を伸ばして壁に付いている養分を食べていたからです。
食事中は用心がおろそかになります。


マメノメイガ
②マメノメイガ  (2011/08/30撮影)
後翅の白く見える部分は半透明で,向こう側が少し透けて見えます。
緑色の葉が透けて見えています。
和名に付いているマメは何故付いているのでしょう。
そうです。幼虫が食べる餌と関係があります。
幼虫はマメ科(ササゲ,アズキ,インゲン,ダイズなど)の花や莢を食べるようです。



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ギンスジアオシャク

2020年9月22日(火)
ギンスジアオシャク 撮影日2020/09/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月4日に観察したギンスジアオシャクです。

ギンスジアオシャク
①ギンスジアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
灯火近くの壁には翅が緑色の蛾が止まっています。
一見してアオシャク亜科とわかります。


ギンスジアオシャク
②ギンスジアオシャク  (2017/6/23撮影)
羽化したばかりの蛾は赤矢印が指している外縁が銀色に輝いて綺麗です。
前翅同様後翅の外縁も銀色ならば更に綺麗に見えるのに黒ずんでいるのが残念です。
幼虫はクサイチゴを食べます。



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スギドクガ

2020年9月21日(月)
スギドクガ 撮影日2020/09/01 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月1日に観察したスギドクガです。

スギドクガ
①スギドクガ(ドクガ科)
灰色を帯びた蛾が梁に止まっています。
腹端が外縁から見えていますがシャチホコガ科ではありません。
毛深い前足を前方へ出しているのでドクガ科です。
ドクガ科といっても毒針毛を持っていないのでスギドクガに触っても大丈夫です。
今回を含めて未だ3回しか観察していません。
その訳は幼虫の餌となるスギ,ヒノキ,サワラは勿来の関にあまり分布してないからです。


スギドクガ
②スギドクガ  2015/5/21撮影
こちらは上の写真と比べて褐色を帯びています。
灰色を帯びている方が圧倒的に多いですが偶に褐色を帯びたものも見られます。
紋様の方も多少個体差が見られる種です。
しかし,スギドクガであると同定出来るポイントが有ります。
それは赤矢印が指しているバナナ紋です。
バナナに似た形をしているので筆者が名付けました。
このバナナ紋が有ればスギドクガです。



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カギバアオシャク

2020年9月20日(日)
カギバアオシャク 撮影日2020/09/20 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月20日に観察したカギバアオシャクです。

カギバアオシャク
①カギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
翅の色が青く一見してアオシャク亜科と分かる蛾です。
前翅長を測ると31㎜もある大きい蛾です。


カギバアオシャク
②カギバアオシャク  (少し斜め上方から撮影)
翅頂付近を見ると鉤状に曲がっている感じを受けます。(赤矢印)
これがカギバアオシャクと名付けられた理由です。
前翅は平らな感じを受けますが,前縁側が反り上がっています。


カギバアオシャク
③カギバアオシャク
腹部背には小白点が6個並んでいます。
外横線より外側には白くて似たような紋様が並び美しさを醸し出しています。



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トビイロシマメイガ

2020年9月19日(土)
2471 トビイロシマメイガ 撮影日2020/09/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月4日に観察したトビイロシマメイガです。

トビイロシマメイガ
①トビイロシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科と分かります。
そして更に小豆色と黄色の組み合わせはメイガ科できまりです。
前翅長8㎜程度の小さい蛾です。


トビイロシマメイガ
②トビイロシマメイガ
でも後翅の内側が鮮やかな紅色で,縁毛が黄色なので目が覚めるような美しさがあります。
ところが,前翅を閉じたまま止まると鮮やかな紅色が見えなくなり名前が思い出せなくなります。
幼虫はイチイの葉,エゾマツの葉,スギの球果,ヤマトアシナガバチの巣を食べます。



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コブノメイガ

2020年9月17日(金)
コブノメイガ 撮影日2020/09/18 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月18日に観察したコブノメイガです。

コブノメイガ
①コブノメイガ♂ (ツトガ科ノメイガ亜科)
黄色い地に黒い縁取りが有る蛾が止まっています。
大きさは前翅長が9㎜程度の小さい蛾です。
触角を背負っていることからツトガ科・メイガ科と分かります。
でも,黄色の地に黒褐色の筋ときたら相場はツトガ科で決まりです。


コブノメイガ
②コブノメイガ♀  (2010/8/28撮影)
この蛾の♂には♀には無い特徴があるので翅を見れば性別が分かります。
その特徴というのは赤矢印が指している瘤(こぶ)です。
前縁の表面に球を半分に切って被せたような出っ張りです。
腹端に近い所には白・黒・白の筋模様が見られます。
コブノメイガの幼虫は稲の葉を食べてしまう害虫として農家では困っています。



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オオシロテンクチバ

2020年9月17日(木)
2469 オオシロテンクチバ 撮影日2020/09/16 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月16日に観察したオオシロテンクチバです。

オオシロテンクチバ
①オオシロテンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
翅が開かず後翅が見えない状態で止まっています。
更に大変細い下唇鬚(かしんひげ)が見えます。(赤矢印)
こんな性質を持つのはシタバガ亜科の蛾に多いです。
幼虫はハチジョウクサイチゴ,ニガイチゴ,キイチゴなどの葉を食べる。


オオシロテンクチバ
②オオシロテンクチバ  (2012/7/20撮影)
前翅長よりも翅頂から翅頂までの長さの方が長いので大きく見える蛾です。
主な特徴は次の通りです。
A黒ずんで見えますが,青味を帯びています。
B腎状紋の回りに小白点があります。
C腎状紋の斜め上には小白点があります。(緑矢印)
D外縁に沿って小白点が並んでいます。
E外縁は鋸歯状に凸凹しています。



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フサヤガ

2020年9月16日(水)
2468 フサヤガ 撮影日2020/09/15 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月15日に観察したフサヤガです。

フサヤガ
①フサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科)  前翅長約17㎜
天井を見上げると黒くて細い翅を持つ蛾が止まっています。
遠くて上手く撮影できないので,下に降りてもらうことにしました。
棒でそっと触れると落下しながら途中で羽ばたき白い壁に止まりました。
止まった場所は幸運にも楽に写せる所でした。
翅色には暗褐色から褐色まであるので色で同定は無理です。


コフサヤガ
②コフサヤガ(触角が鋸歯状なので)
この蛾は止まるときに前翅も後翅も折りたたんで細長くなっているからフサヤガ亜科と分かります。(緑矢印)
困ったことにコフサヤガという似た蛾が居て同定で迷ってしまいます。
そこで登場するのが前翅長の測定です。
17㎜以上ならフサヤガです。
それより小さければコフサヤガです。
赤矢印は鶏冠状の毛束を指しています。
折りたたまれた翅とこの毛束がフサヤガ亜科の特徴です。



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クロキシタアツバ

2020年9月15日(日)
2467 クロキシタアツバ 撮影日2020/09/15 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月15日に観察したクロキシタアツバです。

クロキシタアツバ
①クロキシタアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
一見ヤマガタアツバのような蛾が止まっています。
でも,外縁線(緑矢印)から外に出張る部分がありません。
しかも白色の鱗粉が散布されていて感じが違います。
タイワンキシタアツバと似ているので注意が必要です。
赤矢印が指している所から斜めに立ち上がる線が有るのでタイワンキシタアツバとは区別が出来ます。(これが大事なポイントです。)


クロキシタアツバ
②クロキシタアツバ  (上の蛾とは別個体です。)
この蛾がネットに出ている資料は約109件と少ないです。
その理由は幼虫が食べる餌と関係があると思われます。
幼虫がヤブマオ,カラムシといった草本を食べるからだと思っています。
冬になると枯れて地上部が無くなるからだと思っています。

前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)からヤガ科アツバ亜科と分かります。
下唇鬚(かしんひげ)の先が直角に上へ曲がっているのに気づき驚きました。



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ミツモンキンウワバ

2020年9月14日(日)
ミツモンキンウワバ 撮影日2020/09/14 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月14日に観察したミツモンキンウワバです。

ミツモンキンウワバ
①ミツモンキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)
前翅に金色に輝く部分がある蛾が壁に止まっています。
金色に輝く翅を持つものは,ヤガ科キンウワバ亜科の蛾です。
今日まで何故キンウワバというのか理解できずにいました。
前翅後縁沿いに金色に輝く部分があるからだと気づきました。
更にこの種の蛾は胸部背や腹部背に毛束が束になった鶏冠(とさか)状の突起物を持っています。(赤矢印)
この突起物を上に有る羽と見立ててウワバと名付けているのでしょう。


ミツモンキンウワバ
②ミツモンキンウワバ (上と同一個体ですが,光の反射具合で金色に写りません。)
緑矢印が指しているのは,n字紋です。
この斜め後方上に白い楕円紋があります。
更に斜め前方下に不明瞭な瓢箪紋があります。
これらの3つの紋が有るのでミツモンキンウワバと呼ばれます。
イチジクキンウワバに似ているので注意が必要です。
外横線が明瞭なのはミツモンキンウワバなので同定のポイントになります。



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アシベニカギバ

2020年9月13日(日)
アシベニカギバ 撮影日2020/09/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月04日に観察したアシベニカギバです。

アシベニカギバ
①アシベニカギバ(カギバガ科)
上半分が褐色で下半分が黄色の蛾が止まっています。
緑矢印が指している翅頂近くの部分が鉤状に曲がっているのでカギバガ科と分かります。
この蛾は年に複数回見られます。
それは幼虫が餌としているガマズミが勿来の関には普通に分布しているからです。


アシベニカギバ
②アシベニカギバ(2018年5月22日撮影)
この種は個体差が大きく,この写真の様にツートンカラーのものと全体が褐色のものとが居ます。
前縁沿いを注意してみると赤矢印の少し前方に「,>」の様な記号に似た印が見えます。
この印が,明瞭なもの(2枚目の蛾)と不明瞭なもの(1枚目の蛾)が居ます。
青矢印が指している前翅後角近くには大小一対の黒点が見られます。
この黒点も明瞭なものと不明瞭なものとが居ます。



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ルリモンシャチホコ

2020年9月12日(土)
ルリモンシャチホコ 撮影日2020/09/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月12日に観察したルリモンシャチホコです。

ルリモンシャチホコ
①ルリモンシャチホコ(シャチホコガ科)
赤矢印が指している腹端が外縁からはみ出ています。
このことからシャチホコガ科と分かります。
似た蛾にナカキシャチホコが居るので注意が必要です。
勿来の関ではルリモンシャチホコの方が観察回数が多いです。
ナカキシャチホコは横線が明瞭でないから目に留まらないのかもしれません。
ルリモンシャチホコは内横線の内側と外横線の外側に白い縁取りがあるので明瞭です。


ルリモンシャチホコ
②ルリモンシャチホコ
主な特徴は次の通りです。
A内横線の内側に黒班があります。(緑矢印)
B内横線・外横線は白い縁取りが有り明瞭です。
C後角の近くには黒筋が2~3本あります。(黄矢印)
D腹端が外縁からはみ出しています。



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ギンスジカギバ

2020年9月11日(金)
ギンスジカギバ 撮影日2020/09/11 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月11日に観察したギンスジカギバです。

ギンスジカギバ
①ギンスジカギバ(カギバガ科オオカギバガ亜科)
実際は頭を下にして止まっていましたが見やすくするため180°回転しました。
灯火近くの壁には見覚えの有る蛾が止まっています。
それもそのはず,名前が分かるまで四年以上もかかった因縁のある蛾だからです。
この蛾を観察した頃は蛾に興味を持ち初めの頃で,どんな仲間が居るのかも分からぬ頃だったので時間がかかったのです。
壁に貼り付くように止まっているので,一見シャクガ科のように見えてしまいます。


ギンスジカギバ
②ギンスジカギバ  (上と同一蛾です。)
ところが,赤矢印が指している翅頂付近は鉤のように曲がっている雰囲気があります。
鉤状といっても直角に曲がるものも居れば,それ程曲がらぬものも居ます。
結論を簡単に言います。
シャクガ科で見つからぬものは,カギバガ科を探すと見つかる可能性があるということです。

十年以上前に観察したのが初めてで,今回で二回目の出会いです。
この蛾の資料が約103件と少ないのはウリノキという白い花弁が反り返る植物を餌にしているからです。
このウリノキの分布がそもそも少ないからです。
褐色の地色に細かな曲線が走っています。
この曲線が銀色のように妖しく光るのが魅力です。



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アオアツバ

2020年9月10日(木)
アオアツバ 撮影日2020/09/10 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月10日に観察したアオアツバです。

アオアツバ
①アオアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)からアツバ亜科と分かります。
面白いことにこの種の下唇鬚は上から見たときと横から見たときでは格好が違って見えます。
上からのときは細長く,横からのときは幅広くしかも先に突起が付いています。
こんな形状だったとは今年まで気が付きませんでした。


アオアツバ
②アオアツバ (円らな大きい目が可愛い。)
写真を撮りながら気づいたことですが,この蛾は赤矢印の所や外横線に沿った頭に近い部分が青味がかっています。
これでアオと和名に付けられたのでしょう。
緑矢印が指しているのは内横線です。
この内横線はWの字のようにくねくねしています。
内横線の少し外側に小白点が見えますが,個体差があって黒いものも居ます。
勿来の関のものは白いものが多いです。
白い縁取りの有る「∧」形の線は外横線です。
翅頂から外横線までの前縁に近い部分が白っぽくなっています。



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ヤママユ

2020年9月9日(水)
ヤママユ 撮影日2020/09/09 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月9日に観察したヤママユです。

ヤママユ
①ヤママユ(ヤママユガ科)
灯火近くの壁を探していて,ふと上を向き驚きました。
大きな蛾ヤママユが止まっていたからです。
灯火に近いだけあってぶれずに撮影でき幸運でした。
無傷のヤママユと思っていたら,緑矢印の所に嘴(くちばし)の跡が見られます。
翅を広げると120㎜もあるので飛んでいたり,止まっていたりすれば直ぐ見つかってしまうのでしょう。


ヤママユ
②ヤママユ(触角の様子を撮りました。)
9月になると見られるようになりますが,何故か毎年とは限りません。
黄矢印が指しているのは眼状紋です。
向かって右の眼状紋は右前翅の重さを支えきれず端の一部が見えているだけです。
低い所に止まっていればそっと翅を持ち上げ両方見えるように出来るのですが・・・。
♀♂が気になったので,触角の様子を撮りました。
赤矢印が指している触角には立派な髭(ひげ)があるので♂と分かります。
♀にはもっと短い髭が付いています。



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クロウスムラサキノメイガ

2020年9月8日(火)
クロウスムラサキノメイガ 撮影日2020/09/08 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月8日に観察したクロウスムラサキノメイガです。

クロウスムラサキノメイガ
①クロウスムラサキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
年に複数回観察する蛾です。
幼虫の餌となるコナラが数え切れないほど分布しているからでしょう。
この蛾はウスムラサキノメイガに似ていて注意が必要です。
先頭にクロと付きますが色の様子で同定することは出来ません。
暗い場所と明るい場所でとったものは濃さが違ってくるからです。


クロウスムラサキノメイガ
②クロウスムラサキノメイガ
緑矢印が指しているのは触角です。
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科となります。
似ている両者を同定するポイントは赤矢印が指している所にあります。
そこにある黒い毛で膨らんでいればクロウスムラサキノメイガです。
和名のクロはここの色を指しているのでしょう。



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タケカレハ

2020年9月7日(月)
タケカレハ 撮影日2020/09/02 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月2日に観察したタケカレハです。

タケカレハ
①タケカレハ(カレハガ科)
赤矢印が指しているのは,前翅前縁からはみでている後翅です。
このように前翅前縁からはみ出る後翅を持つものはカレハガ科・シャチホコガ科です。
その中で左右の翅を合わせるようにして止まるのはカレハガ科です。
勿来の関にはタケ・ササ・ススキが普通に分布しているので複数回観察されます。


タケカレハ
②タケカレハ 上とは別個体です。
勿来の関で観察するタケカレハは,ほとんど地色が茶色から焦茶色をしたものです。
地色が黄土色をしたものもいるようです。
円らな大きい目をして撮影者をじっと見ていますがカメラを近づけても逃げません。
主な特徴は次のようです。
A翅の真ん中辺に大小一個ずつの白紋があります。
 大きい白紋には「<」の記号が見えます。
B翅頂から斜めに立ち上がる外横線は後縁近くで急に直角に曲がります。



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オオキノメイガ

2020年9月6日(日)
オオキノメイガ 撮影日2020/09/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月4日に観察したオオキノメイガです。

オオキノメイガ
①オオキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
梁(はり)を見ると黄色い地に焦茶色の紋がある蛾が止まっています。
黄色で目立つほかに大きいので直ぐ目に付きます。
高い所に止まっていたので拡大するとぼけてしまいこの大きさ以上は無理です。
ぶれのため触角の様子が分からないので以前の写真を見て下さい。
<以前の写真はこちらです。触角の様子をご覧下さい。>
いずれも触角を背負っています。
この事からツトガ科・メイガ科と分かります。
黄色の地に焦茶紋とくれば相場はツトガ科に決まりです。


オオキノメイガ
②オオキノメイガ
勿来の関にはヤナギ科の植物が少ないです。
だから,幼虫の餌となるネコヤナギ・ポプラはほんの僅かです。
というわけで,オオキノメイガは滅多に見られない蛾です。
といっても,十年間で今回の観察は四回目です。
最初の写真の蛾が細長く見えるのはほとんど真下から写しているからです。



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コテングアツバ

2020年9月5日(土)
2457 コテングアツバ 撮影日2020/09/05 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月5日に観察したコテングアツバです。

コテングアツバ
①コテングアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
灯火近くの壁には,細長い三角形の蛾が止まっています。
小さい体の割に長く突き出た下唇鬚(かしんひげ)が目立っています。
緑矢印が指している下唇鬚が長いことからアツバ亜科と分かります。
和名のテングは長い下唇鬚を天狗の鼻に見立てたのでしょう。
コテングアツバのコは前翅長が11~13㎜と小さいからでしょう。


コテングアツバ
②コテングアツバ
この蛾を最初に観察したのは2015年9月15日でした。
二回目の出会いでしたが,最初の出会いは窓に止まっていて上手く写せませんでした。
主な特徴は次の通りです。
A少し凸凹はありますが,頭部から後縁沿いに外縁まで達する薄褐色の帯が見られます。
B黄矢印が指している所に小黒点が有ります。
C赤矢印が指している所に太くて黒い筋が見られます。
D翅頂から斜めに立ち上がる淡褐色の線が外横線近くまでのびています。


科名 ヤガ科アツバ亜科
和名 コテングアツバ
前翅長 11~13㎜
出現月 7~10,3月
分布  本州,四国,九州,石垣島
食餌動植物 分かっていません。
特徴 

頭から 外側までも 帯のびる



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フクラスズメ

2020年9月4日(金)
フクラスズメ 撮影日2020/09/01 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月1日に観察したフクラスズメです。

フクラスズメ
①フクラスズメ(ヤガ科ウスベリケンモン亜科)
柱の上を見上げると大きな蛾が止まっています。
一目でフクラスズメと分かりました。
赤矢印が指している紋は,画像を見ると青味を帯びて光っています。
勿来の関の道路沿いにヤブマオが生えている場所で葉が食われている所を探すと必ず幼虫が見つかります。
幼虫が居る茎を振ると首を左右に揺らして威嚇します。


フクラスズメ
②フクラスズメ
内横線と外横線の間に大小一対ずつの黒点があります。
大きい黒点には「>」の記号が2つ白抜きになっています。
この大きい黒点は腎状紋で,頭に近い方の小黒点は環状紋です。
緑矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)は顔に密着しているように見えます。



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ヒメウスベニトガリバ

2020年9月3日(木)
ヒメウスベニトガリバ 撮影日2020/09/03 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月3日に観察したヒメウスベニトガリバです。

ヒメウスベニトガリバ
①ヒメウスベニトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
灯火を見るとアヤトガリバに似た紋様の蛾が止まっています。
すぐ「四国産蛾類図鑑」で検索すると外縁近くの紋様が似ている蛾が見つかりました。
その名はウスベニアヤトガリバです。
いざ,まとめようという段階にきたら緑矢印が指している「R」字紋を囲む線が見つかりません。
ネットで画像を探してもウスベニアヤトガリバには「R」字紋を囲む線がありません。
そこで違う種類を探すとヒメウスベニトガリバにはその線があります。
そういうことでこの蛾をヒメウスベニトガリバと同定しました。


ヒメウスベニトガリバ
②ヒメウスベニトガリバ
説明をよく見ると次のように書かれています。
ヒメウスベニトガリバ・・・平地から山地まで広く分布している。
ウスベニアヤトガリバ・・・山地性。
勿来の関は標高50m未満の所なので山地とは言えない所です。
ですから山地性の蛾ウスベニアヤトガリバは居ないと言えるでしょう。



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ハングロアツバ

2020年9月2日(水)
ハングロアツバ 撮影日2020/09/01 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月.1日に観察したハングロアツバです。

ハングロアツバ
①ハングロアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
8月31日は満月に近い月の明かりが台風による雲の発生で暗い晩となりました。
そのお陰でいつもより多くの蛾が灯火に飛来しました。
緑矢印が指している長い下唇鬚(かしんひげ)が前方へ突き出ているのでアツバ亜科と分かります。
この蛾の下唇鬚(かしんひげ)は,止まるときに上下にずれているのが不思議です。
その影を見ればずれが確認出来ます。


ハングロアツバ
②ハングロアツバ
外横線の真ん中当たりが外側に大きく出張ります。
外縁に沿った部分(赤矢印が指している少し濃い部分)は藤色になっているのが特徴です。
外横線の外側には濃色の部分が5つあります。
最初の写真の蛾は縁毛が短くなっています。
次の写真のものは長いです。
このことから縁毛が長いものの方が羽化してから間もないことが分かります。



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ヨシカレハ

2020年9月1日(火)
ヨシカレハ 撮影日2020/09/01 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年9月.1日に観察したヨシカレハです。

ヨシカレハ
①ヨシカレハ(カレハガ科)
似た感じの蛾にタケカレハが居るので注意が必要です。
赤矢印が指しているのは後翅前縁の一部分です。
後翅前縁の一部分が前縁からはみ出ていて直角に曲がっています。
これはカレハガ科の仲間の一部が持つ特徴です。
前翅中央には楕円形の白紋が見られます。


ヨシカレハ
②ヨシカレハ
私がヨシカレハを観察したのは2012年6月と2015年8月に続いて三回目です。
緑矢印が指しているのは発達した立派な触角です。
カレハガ科にはこのような立派な触角を持つ種類が少なからず居ます。
壁に止まった蛾を移そうとしたらツツジの方へ逃げて止まりました。
<タケカレハの画像はこちらです。>



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