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カバマダラヨトウ

2020年7月31日(金)
カバマダラヨトウ 撮影日2020/07/30 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月30日に観察したカバマダラヨトウです。

カバマダラヨトウ
①カバマダラヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
黄矢印が指している腎状紋からヨトウガの仲間と分かります。
次にあげるポイントをたよりに検索しました。
・A胸部背が薄褐色
・B前翅後縁沿いの薄褐色の部分
・C緑矢印が指している王冠印の上端部分
・D翅頂近くの薄褐色紋(赤矢印)
・E腎状紋(黄矢印)


カバマダラヨトウ
②カバマダラヨトウ
上記のように手掛かりがあるので簡単に見つかると思っていました。
ところが個体によって色の濃淡は濃いものから薄いものまであって容易に見つかりません。
色だけに頼らず決め手となるポイントを決めました。
BとD,つまり後縁沿いが薄褐色で翅頂近くに薄褐色紋があるかで探しました。
胸部背を見ると毛が立ち上がっている所が三つあります。
これは上から写真を撮っているだけでは分かりません。
深く知ろうとして,いろいろな方向から狙うと面白いです。



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トサカフトメイガ

2020年7月30日(木)
トサカフトメイガ 撮影日2020/07/30 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月30日に観察したトサカフトメイガです。

トサカフトメイガ
①トサカフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
灯火近くの高い所に止まっていたので棒に掴まらせて移動しました。
その間飛び立とうともせず大人しくアカメガシワの葉上に移すことが出来ました。
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科と分かります。
ヤガ科やシャクガ科以外にも内横線(黄矢印)や外横線(赤矢印)は見られます。
外横線は前縁から少し進んだ所で急に外側へふくらみます。


トサカフトメイガ
②トサカフトメイガ
1枚目と3枚目の写真は横から写しています。
そのようにしたお陰で表面の様子を知ることが出来ました。
腹部背(桃矢印)だけでなく前翅にも毛が立ち上がっている所(桃長矢印)があることが分かりました。


トサカフトメイガ
③トサカフトメイガ
灰矢印が指しているのは下唇鬚(かしんひげ)です。
尾根状に少し高くなっている部分を雌鳥の鶏冠(とさか)に見立ててトサカフトメイガと名付けたのでしょう。



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ホソバネグロシャチホコ

2020年7月29日(水)
ホソバネグロシャチホコ 撮影日2020/07/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月12日に観察したホソバネグロシャチホコです。

ホソバネグロシャチホコ
①ホソバネグロシャチホコ(シャチホコガ科)
腹部が太く腹端(青矢印)が外縁より覗いています。
このことから,シャチホコガ科と分かります。
シャチホコガ科の成虫の腹部は太いのが特徴です。
それは成虫に口が無いことと関係があります。
成虫では退化して口が無いために幼虫のときに出来るだけ沢山養分を溜め込むからだと思われます。


ホソバネグロシャチホコ
②ホソバネグロシャチホコ
赤矢印が指している部分は黒ずんでいます。
次の写真でも分かるように胸部の回りを囲むように黒ずんでいます。
これがネグロと名付けられた理由です。
胸部背は毛で盛り上がって鶏冠(とさか)のようです。
緑矢印が指している外横線は二重になっています。
幼虫が餌としているヒサカキは勿来の関に普通に分布しているので複数回観察されます。



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ヨツボシホソバ

2020年7月28日(火)
ヨツボシホソバ 撮影日2020/07/02,07/03 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月2日と7月3日に観察したヨツボシホソバです。

ヨツボシホソバ
①ヨツボシホソバ ♂(ヒトリガ科コケガ亜科)
体形が細長く胸部からほぼ太さが変わらないものはヒトリガ科です。
この蛾は♂と♀では,これで同種かと思うほど翅色が違います。
困ったことに似ている種が居ます。
未だ♂の方は見分けるポイントがあるから大丈夫です。
それは赤矢印が指している部分に黒い筋があるからです。
ヨツボシホソバは♂も♀も灯火に飛来します。
出現が早いのは他の種と同じく♂の方です。


ヨツボシホソバ
②ヨツボシホソバ ♀
黒い紋を星に見立ててヨツボシホソバと名付けました。
でも,星は三つしかありません。
その訳は左右の翅が重なっているので,後縁近くにある黒い紋が見えないからです。

ヨツボシホソバとマエグロホソバは似ています。
ヨツボシホソバの分布は北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島です。
マエグロホソバの分布は本州,四国,九州で,千葉県で観察されています。
いままでの経験から大抵千葉県で観察されていれば勿来の関でも見られます。
ところが,マエグロホソバだけは例外のようです。



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ヤマガタアツバ

2020年7月27日(月)
ヤマガタアツバ 撮影日2020/07/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月12日に観察したヤマガタアツバです。

ヤマガタアツバ
①ヤマガタアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
先端が上を向いていますが真っ直ぐな下唇鬚(青矢印)が前方へ突き出ています。
この下唇鬚(かしんひげ)からアツバの仲間と分かります。
この仲間には似ているものが居るので注意が必要です。
それらはシラクモアツバ・ハングロアツバ等です。


ヤマガタアツバ
②ヤマガタアツバ
でも,それらの蛾には後縁と緑矢印の所に薄褐色の部分があるので区別がつきます。
<シラクモアツバの画像はこちらです。>後縁との間に薄褐色の部分があります。
腹部背には三つの毛束(黄矢印)が並んでいます。
幼虫の餌となるウツギは勿来の関に普通に分布しているので毎年観察されています。



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シロモンシマメイガ

2020年7月26日(日)
シロモンシマメイガ 撮影日2020/07/24 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月24日と7月10日に観察したシロモンシマメイガです。

シロモンシマメイガ
①シロモンシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
触角(緑矢印)を背負っているのでメイガ科・ツトガ科と分かります。
更に翅色が小豆色なのでメイガ科まで絞ることが出来ます。
前翅長10㎜以下の小さな蛾です。
前翅で内横線・外横線は前縁近くで急に太くなります。
その太くなった所を紋に見立ててシロモンと名付けたのでしょう。
同定するときには縁毛(赤矢印)の色も大切なポイントになります。
このシロモンシマメイガの縁毛は前翅も後翅も小豆色です。
種によっては前翅と後翅で違うものや,前翅や後翅の途中から色が違うものもあります。


シロモンシマメイガ
②シロモンシマメイガ
似たような種類の蛾が居るので注意が必要です。
似ている蛾として2種類あげることができます。
トビイロシマメイガ・フタスジシマメイガです。
縁毛の色や前縁近くでの内横線・外横線の太さを見比べて違いを見つけます。
<トビイロシマメイガの画像はこちらです。>後翅の縁毛が白くなっています。
<フタスジシマメイガの画像はこちらです。>前縁近くの外横線の太さと長さが小さいです。



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スミナガシ

2020年7月25日(土)
スミナガシ 撮影日2020/07/24 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月24日に観察したスミナガシです。

スミナガシ
①スミナガシ(チョウ目タテハチョウ科)
蛾を探していると黒いチョウが突然飛んで来て,逆さに止まり翅をゆっくり閉じたり開いたりを始めました。
チョウ目が止まっていて翅を開閉しているときは蜜を吸うときです。
そこで頭部近くを見ると,棒状のものが動いています。
しかも,それは紅(赤矢印)を帯びています。
壁に付いているものを舐めるような感じです。
体から液を出して壁に付いているものを溶かして体に戻して必要な養分を取り入れているのです。


スミナガシ
②スミナガシ
食事中は移動しないので写真撮影の絶好の機会です。
夢中でシャッターを押しましたが,翅の開閉に合わせて押すのは案外難しいです。
開ききってから押したのでは遅いのです。
開ききる少し前にシャッターを押すと上手くいきます。

スミナガシは光の当たり具合によって色が違って見えます。
青や緑を帯びた色に見えることがあります。
最初の写真で向かって右側の翅は緑を帯びた所や黒ずんだ所があります。
このように複雑な色の紋様が墨を流して見られるものに似ているのでスミナガシとしたのでしょう。


スミナガシ
③スミナガシ
裏側の紋様です。
前翅裏側には白い紋様が並んでいます。



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ハナオイアツバ

2020年7月24日(金)
ハナオイアツバ 撮影日2020/07/20,07/24 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月20日と7月24日に観察したハナオイアツバです。

ハナオイアツバ
①ハナオイアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
この蛾は開張が23~33㎜の小さい蛾です。
赤矢印が指しているのは下唇鬚(かしんひげ)です。
小さい体ながら下唇鬚(かしんひげ)が発達していて内横線(緑矢印)まで伸びています。
この下唇鬚を鼻に見立て,背中に背負っているように見えるのでハナオイアツバと名付けられました。
この反り返って大きな下唇鬚(かしんひげ)からヤガ科クルマアツバ亜科と分かります。


ハナオイアツバ
②ハナオイアツバ  発達した下唇鬚(かしんひげ)から♂と分かります。
蛾の多くの種は灯火に飛来します。
その多くは圧倒的に♂が多いです。
でも,偶に♀が飛来することがあります。
♀の下唇鬚(かしんひげ)を見ると先の方が針金のように細くなっていて短いです。
<♀の画像はこちらの二枚目の写真です。>



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シロホシクロアツバ

2020年7月23日(木)
シロホシクロアツバ 撮影日2020/07/23 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月23日に観察したシロホシクロアツバです。

シロホシクロアツバ
①シロホシクロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
今年最初に見たのは7月21日です。
暗い所でしたので,大小一対の白紋が目立っていました。
横線には気がつくほど明瞭でありませんでした。
辛うじて凹凸が分かる感じでした。


シロホシクロアツバ
②シロホシクロアツバ
ところが今日は明るい所に止まって居たので横線もはっきり確認出来ました。
明るい場所での撮影のためぶれずにはっきりと写せ思わず笑みがこぼれました。
前翅長11㎜程度の小さな蛾ですが格好が良い蛾のように思えてきました。
赤矢印が指している後方へ反り返った下唇鬚(かしんひげ)からクルマアツバ亜科と分かります。
大きな白紋を見ると三つの紋から出来ていることが分かります。
扇形の大きな紋の左右に小白点が一つずつあります。



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オオミズアオ

2020年7月22日(水)
オオミズアオ 撮影日2020/07/22 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月22日に観察したオオミズアオです。

オオミズアオ
①オオミズアオ(ヤママユガ科)
似ている蛾にオナガミズアオが居ます。
両者の割合はオオミズアオが多数を占め,同定が困難なので私はオオミズアオとしています。
灯火近くの壁に止まっています。
たいていの場合,前翅の重みで前縁を水平に保つことが出来ずに少し垂れ下がります。
そのため後翅の眼状紋が隠れて見えなくなっていることが普通です。
そこであるとき左右の前翅外縁をそっと上へずらしてみました。
するとどうでしょう,眼状紋が暫くの間見えているではありませんか。
でも,やがて前翅が被さり見えなくなってしまいます。
そうなる前にすかさず写したものがこの写真です。


オオミズアオ
②オオミズアオ
こちらの蛾は同じ日に違う場所で見つけたオオミズアオです。
壁ではなく下に降りていました。
この日には胴体が食べらればらばらになった翅が見られました。
翅を持ち上げていなくてよいので後翅の眼状紋は見えています。
幼虫の餌は普通に分布しているカエデ,サクラの葉なので複数回観察されます。



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セダカシャチホコ

2020年7月21日(火)
セダカシャチホコ 撮影日2020/07/21 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月21日に観察したセダカシャチホコです。
セダカシャチホコセダカシャチホコ
①セダカシャチホコ(シャチホコガ科)
久しぶりに前翅長が30㎜をこす大型の蛾に会うことが出来ました。
ガ・チョウでは30㎜をこすと大型種として扱います。
大きくて格好も良い種に合うと何かわくわくしてきます。
毎年出会えるとは限らない種です。
幼虫が食べるコナラは普通に分布しているので,大きい為に目立ってしまい食べられやすいからでしょうか。


セダカシャチホコセダカシャチホコ
②セダカシャチホコ
胸部背には毛が集まって立っています。
ナースキャップや鶏の鶏冠(とさか)のようです。(赤矢印)
腹部背真ん中あたり(桃矢印)が少し盛り上がっています。
この二つの盛り上がりがあるのでセダカシャチホコと名付けたのでしょう。
この蛾の外縁はノコギリの歯のようにぎざぎざになっています。
前翅前縁中頃に淡黄色をした二つの小紋が有ります。



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ウンモンスズメ

2020年7月20日(月)
ウンモンスズメ 撮影日2020/07/20 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月20日に観察したウンモンスズメです。

ウンモンスズメ
①ウンモンスズメ(スズメガ科)
灯火近くの壁には緑色の蛾が止まっています。
姿を見て直ぐスズメガ科と分かりました。
翅を八の字にして真ん中の開いた所に太い腹部が見えたらスズメガ科です。
褐色系の翅色が多い蛾の中で緑色のウンモンスズメを見ると珍しいものに出会えたうれしさで一杯になります。


ウンモンスズメ
②ウンモンスズメ
スズメガ科の蛾は体が重いのか壁の面に足を引っ掛けて止まることは余りありません。
でも,ウンモンスズメは体が軽いのか壁に足を引っ掛けて止まれるようです。
それでも体は重いのでしょう,タイルとタイルの間のざらざらした面を利用して引っ掛けています。
左前足が間の凹んだ所に伸びているのがお分かりのことと思います。
勿来の関周辺には幼虫が食べるケヤキ,マユミがあまり分布していないので年に1回観察できれば幸運です。



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アカテンクチバ

2020年7月19日(土)
アカテンクチバ 撮影日2020/07/19 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月19日に観察したアカテンクチバです。
灯火近くの紙に掴まっていました。
暗い所だったので明るい場所へ紙ごと移動しました。

アカテンクチバ
①アカテンクチバ(ヤガ科 シタバガ亜科からトモエガ亜科に移りました)
写真を見て直ぐアカテンクチバと分かりました。
それは翅頂近くに三日月紋(赤矢印)が有ったからです。
更に翅頂に近い所には小黒紋が有ります。
黄矢印が指しているのは,前翅で一番明るく大きな紋です。
胸部背の近くに黒い筋の「八の字紋」(緑矢印)が見られます。
この紋は個体差があって大きさ・形がまちまちです。
幼虫はフジ,クズの葉を食べます。


アカテンクチバ
②アカテンクチバ
上からばかり見ていないで横から見ると蛾の体について理解が深まります。
青矢印が指しているのは下唇鬚(かしんひげ)です。
アツバの仲間とは違って先の方が丸く少し太くなっています。
まるで棍棒のようです。
桃矢印が指しているのはナースキャップの様な感じで毛が束になって立っています。
灰矢印が指しているのは腹部背に見られる毛束です。



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コシロスジアオシャク

2020年7月18日(土)
コシロスジアオシャク 撮影日2020/07/18 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月18日に観察したコシロスジアオシャクです。

コシロスジアオシャク
①コシロスジアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
窓ガラスに少し大きな緑色の蛾が止まっています。
生憎逆光で写しづらいので逆光補正で写したので黒くならずに写りました。
翅か緑色なのでシャクガ科アオシャク亜科と分かります。
日本全国に分布するセンニンソウ,ボタンヅルの葉を幼虫が食べるので沖縄を除く日本各地で見られます。


コシロスジアオシャク
②コシロスジアオシャク
コシロオビアオシャクと名前からして似ています。
外横線の外側に不明瞭な線があればコシロオビアオシャクです。
<コシロオビアオシャクの画像はこちらです。>
コシロスジアオシャクには3つの大きな特徴があります。
・内横線が赤矢印の所で急に頭の方へ曲がります。
・腹部背に3つの白紋が有ります。
・外縁縁毛特に後翅縁毛に褐色の筋模様が見られます。



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モントガリバ

2020年7月17日(金)
2407 モントガリバ 撮影日2020/07/17 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月17日に観察したモントガリバです。

モントガリバ
①モントガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
灯火近くの梁(はり)を見上げると薄桃色(赤矢印)の紋が有る蛾が止まっています。
薄桃色の回りに白い縁取りの有る円い紋が4つあります。
真ん中が茶色のものを入れると6つになります。
特に目立つのは翅頂近くにある紋です。
この薄桃色に惹かれて毎年写真を撮っていますが,上手く色が出てくれません。


モントガリバ
②モントガリバ
胸部背にある毛束は高く盛り上がっています。
それで胸部を後方から見ると崖のように見えます。
幼虫が餌としているのはエビガライチゴ,カジイチゴ,クロイチゴ,モミジイチゴの葉です。
この中のモミジイチゴが勿来の関には普通に分布しています。
それで毎年複数回観察されています。



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ミスジツマキリエダシャク

2020年7月16日(木)
2406 ミスジツマキリエダシャク 撮影日2020/07/16 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月16日に観察したミスジツマキリエダシャクです。
今日ミスジツマキリエダシャクには3匹と会えました。

ミスジツマキリエダシャク
①ミスジツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
灯火近くの柱にあまり見かけない蛾が止まっています。
前翅を開き後翅が見えているのでシャクガ科の仲間と分かります。
「U字形」が並んでいないのでナミシャク亜科以外です。
ところで,この蛾は触角(緑矢印)を背負っていますが,ツトガ科・メイガ科ではありません。
何にでも例外があるように,触角を背負っていてもシャクガ科なのです。
シャクガ科の中で触角を背負って止まるものはヒゲマダラエダシャク・キリバエダシャク等です。


ミスジツマキリエダシャク
②ミスジツマキリエダシャク
横筋を数えると4本有ります。
それなのにミスジとは是如何にです。
翅頂に一番近い横筋が不明瞭だったので数に入れなかったのでしょうか。
4本有る横筋の中で一番ぐにゃぐにゃ曲がっているのは赤矢印が指している外横線です。
この外横線と内側にある中横線の間は他の部分よりも色が濃くなっている個体が多いです。
青矢印の所で前翅外縁が切られたようにV字になっています。
それで,名前にツマキリと付いています。



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ナカアオフトメイガ

2020年7月15日(水)
ナカアオフトメイガ 撮影日2020/07/15 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月15日に観察したナカアオフトメイガです。

ナカアオフトメイガ
①ナカアオフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
個体差が大きい蛾で同定で苦労しました。
赤矢印が指しているのは触角です。
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科とわかります。
緑矢印がそして居るのは下唇鬚(かしんひげ)です。
これが発達している写真の蛾は♂です。
他の種と違い厚みの有る板状に見えます。


ナカアオフトメイガ
②ナカアオフトメイガ  発達した下唇鬚から♂と分かります。
似ていると感じた蛾が3種類居ます。
ネグロフトメイガ,コネアオフトメイガ,ナカアオフトメイガです。
・ネグロフトメイガには黄矢印が指している線状の紋が有りません。
 桃矢印が指している内横線が直線的で私が写した写真と違います。
・コネアオフトメイガにも黄矢印が指しているような線状の紋は有りません。
・ナカアオフトメイガは内横線と外横線(灰矢印)の間が黒ずんでいるものと白っぽいものが居ます。
 幸いにもネットで検索していたらその間が白いものを見つけナカアオフトメイガと分かり ました。



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キバラエダシャク

2020年7月14日(火)
キバラエダシャク 撮影日2020/07/2,07/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月2日と7月12日に観察したキバラエダシャクです。

キバラエダシャク
①キバラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
後翅が見えるようにして止まっているのでシャクガ科の仲間らしいと予想がつきます。
犬が前足を伸ばして待っているような格好で止まることが多いです。
出現月が7~10月と長く広食性なので年に複数回観察されます。


キバラエダシャク
②キバラエダシャク
個体差が大きく色も紋様も格好も様々な種です。
色・紋様・格好には次のようなものが見られます。
・焦茶色,薄褐色,茶色味が濃いもの
・半透明の斑紋が有るもの,無いもの(外横線の内側に有るモザイク状のもの)
・後翅外縁や前翅外縁が鋸歯状になっているもの,後翅外縁だけのもの
・緑矢印が指している所に白紋が有るもの無いもの



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マダラエグリバ

2020年7月13日(月)
マダラエグリバ 撮影日2020/07/13 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月13日に観察したマダラエグリバです。

マダラエグリバ
①マダラエグリバ(ヤガ科エグリバ亜科)
灯火近くの梁を見ると金色に輝く部分を持つ蛾が居ます。
画像を見ると今まで見たことが有るような無いような蛾です。
赤矢印が指している胸部近くの所が金色に輝き眩(まばゆ)いばかりです。
その他に外縁に沿った所(赤矢印)も,翅頂近くの所も金色に輝いています。
今までの画像は薄褐色で面白味が無い蛾だと思っていましたが,色彩豊かな蛾だと改めて感じました。
<その画像はこちらです。>


マダラエグリバ
②マダラエグリバ
横から見ると前縁が平らになっていません。
このような蛾は翅が抉(えぐ)られたようになっているので名にエグリバと付いているのでしょう。
今回はマダラエグリバで新たに気が付いたことが有ります。
それは緑矢印が指している所に青い線が有るということです。
灰矢印が指しているのは上を向いている下唇鬚(かしんひげ)です。
エグリバ亜科には上を向いている下唇鬚(かしんひげ)を持つものが他にも居ます。


科名 ヤガ科エグリバ亜科
和名 マダラエグリバ
開張 25~32㎜
出現月 5~9月
分布  本州,四国,九州,対馬
食餌動植物 幼虫はアオツヅラフジ,コウモリカズラの葉を食べます。
特徴  金色に光る部分が有ります。

見直した あちこち光る 金色に



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ナニワクビグロクチバ

2020年7月12日(日)
ナニワクビグロクチバ 撮影日2020/07/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月12日に観察したナニワクビグロクチバです。

ナニワクビグロクチバ
①ナニワクビグロクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
正面や横から写すと顔が滑稽な表情をしています。
緑矢印が指している黒い紋は正面から見るとナポレオンハットやナースキャップに見えます。
この紋を見るとクビグロクチバの仲間と分かります。
ところで,この仲間は3種類いるのです。


ナニワクビグロクチバ
②ナニワクビグロクチバ
それらはナニワクビグロクチバ・ヒメクビグロクチバ・クビグロクチバです。
違いは次の通りです。
・赤矢印の所に小白点が有る ・・・ナニワクビグロクチバ
・赤矢印の所に小白点が無い ・・・クビグロクチバ,ヒメクビグロクチバ
・黄矢印の黒紋が大きく出張る・・・ナニワクビグロクチバ
・黄矢印の黒紋が大きく出ない・・・クビグロクチバ,ヒメクビグロクチバ



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ウスイロカザリバウスイロカザリバ

2020年7月11日(土)
ウスイロカザリバ 撮影日2020/07/11 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月11日に観察したウスイロカザリバです。

ウスイロカザリバ
①ウスイロカザリバ(カザリバガ科)
蛾を探していると突然目の前に黒くて細長い蛾が飛来しました。
すかさず写すと真ん中より後半に綺麗な紋様が写っているではありませんか。
これはカザリバガ科の特徴を示しています。
この綺麗な紋様の他に目立つのはキバガ科に負けず劣らない大きな下唇鬚(かしんひげ)です。


ウスイロカザリバ
②ウスイロカザリバ
似ている蛾にカラムシカザリバがいます。
でも,それには桃矢印が指している筋が無いので区別がつきます。
その他にも赤矢印が指している部分の色が次のように違います。
・ウスイロカザリバ・・・クリーム色
・カラムシカザリバ・・・橙色
名前にあるウスイロとはどの部分を指しているのか分かりませんでしたが,赤矢印が指している部分だと思われます。



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トビイロシマメイガ

2020年7月10日(金)
2400 トビイロシマメイガ 撮影日2020/07/10 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月10日に観察したトビイロシマメイガです。

トビイロシマメイガ
①トビイロシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
触角を背負って止まっています。
このことから,メイガ科・ツトガ科の仲間と分かります。
更に小豆色の翅からメイガ科の仲間と分かります。
メイガ科の仲間は腹端を反らせて止まるものが多いです。
この蛾はメイガ科の中で3本の指に入るくらい美しい蛾です。


トビイロシマメイガ
②トビイロシマメイガ
後翅に見られる明るい紅色が2本の白い筋模様を浮き立たせています。
しかも明るい黄色の縁毛が引き立てています。
幼虫はヤマトアシナガバチの巣を食べたりスギの球果を食べたりします。
前翅長が8~10㎜程度の小さい蛾です。



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コウンモンクチバ

2020年7月9日(木)
コウンモンクチバ 撮影日2020/07/09 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月9日に観察したコウンモンクチバです。

コウンモンクチバ
①コウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
灯火下に居たのですが,私が近づくと外に飛び出してしまいました。
すかさず写真を撮り確かめると下唇鬚(かしんひげ)が前方へ出ています。(緑矢印)
しかし外横線が「U字形」に似ています。
何か尖っている所がありナミシャク亜科ではないような感じです。
そこで,アツバの仲間を検索しましたが,見つかりません。
「シタバガ亜科もアツバの仲間に似ている」ことを思い出し検索すると予想的中で見つかりました。


コウンモンクチバ
②コウンモンクチバ
個体差が大きく翅色や紋様は様々です。
たとえば後縁中頃に有る黒い紋(桃矢印)は1枚目の写真にはあり,2枚目にはありません。
1枚目の蛾は薄褐色で2枚目は黒ずんだ色彩です。
同じ種なので下のような共通点があります。
・翅頂から後縁まで走る外縁に沿った薄褐色の亜外縁線があります。
・赤矢印の近くに2つの小白点があります。



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カバイロモクメシャチホコ

2020年7月8日(火)
カバイロモクメシャチホコ 撮影日2020/06/23 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月23日に観察したカバイロモクメシャチホコです。

カバイロモクメシャチホコ
①カバイロモクメシャチホコ(シャチホコガ科)
開張が50㎜を超えるので大きく感じる蛾です。
外縁近くの濃淡褐色入り交じった筋模様を木目に見立ててカバイロモクメシャチホコと名付けたのでしょう。
似た蛾にスジモクメシャチホコが居るので注意が必要です。
でも,緑矢印が指しているような外横線の有無で区別がつきます。


カバイロモクメシャチホコ
②カバイロモクメシャチホコ
勿来の関に普通に分布するサクラ類の葉を食べるので複数回観察されます。
腹端が外縁から覗いていれば決め手となるのですが,左右の翅を屋根形にして止まっているのでシャチホコガ科を検索すると速く見つかります。
多くのシャチホコガ科の仲間同様成虫になると何も食べません。
口が退化しているからです。



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キマダラテングイラガ

2020年7月7日(火)
キマダラテングイラガ 撮影日2020/07/07 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月7日に観察したキマダラテングイラガです。

キマダラテングイラガ
①キマダラテングイラガ(イラガ科)
前翅長9㎜と小さな蛾です。
左右の翅を屋根形に立て,前足を伸ばして止まります。
丁度イヌが待てをしているような格好です。


キマダラテングイラガ
②キマダラテングイラガ
小さいのにも関わらず,大きな下唇鬚(かしんひげ)が有ります。(赤矢印)
少し上の方へ沿っています。
これを天狗の鼻に見立ててキマダラテングイラガと名付けたのでしょう。
緑矢印が指している部分は少し盛り上がっています。
恐らく腹端が押しているからでしょう。
腹端が外縁から覗いていればシャチホコガ科の仲間です。
しかし,この様に後縁から覗いていればイラガ科を探すと早いでしょう。



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ハガタフタオ

2020年7月6日(月)
ハガタフタオ 撮影日2020/07/06 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月6日に観察したハガタフタオです。

ハガタフタオ
①ハガタフタオ(ツバメガ科)
赤矢印が指している尾状突起を見ると何の仲間か直ぐ分かります。
ツバメの尾に似たような感じなのでツバメガ科です。
開張が10㎜程度が多いツバメガ科で,ハガタフタオは25~27㎜と少し大きな感じです。


ハガタフタオ
②ハガタフタオ
黄矢印は横に4つほど並んでいる黒い紋を指しています。
この黒い紋は四角形で丁度歯のように見えるのでハガタフタオと名付けられたのでしょう。
勿来の関でこの蛾を観察したのは,今回で2回目です。
少ない訳は,幼虫が食べる餌ヒメユズリハの分布と関係があります。
勿来の関周辺にはほとんど分布していないためハガタフタオが少ないのです。



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アオスジカミキリ

2020年7月5日(日)
アオスジカミキリ 撮影日2020/07/02 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月2日に観察したアオスジカミキリです。

アオスジカミキリ
①アオスジカミキリ(カミキリムシ科カミキリ亜科)  体長より長い触角を持っています。
灯火近くの壁を見ると細長い体の昆虫が居ます。
棒を使って下に降りてもらいました。
すると触角が長いのでカミキリムシの仲間だと分かりました。


アオスジカミキリ
②アオスジカミキリ
胸部や上翅には金属緑色の筋が輝いていて目を惹きつけます。
光の当たり具合が良い所は眩しく光って綺麗です。
黄矢印が指しているのは複眼の一部です。
顔に大きな複眼があり触角を取り囲むようにして頭部上まで達しています。
この複眼のおかげて敵がどの方向から近づいて来るか分かってしまいます。


アオスジカミキリ
③アオ/スジカミキリ
去年の8月3日が最初の観察でした。
今年より一月早い観察です。
少し離れた所にこの昆虫が餌としているネムノキがあるので灯火に飛来したのでしょう。



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ウスベニトガリメイガ・キベリトガリメイガ

2020年7月4日(土)
ウスベニトガリメイガ・キベリトガリメイガ 撮影日2020/07/01,07/03 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月1日と7月3日に観察したウスベニトガリメイガとキベリトガリメイガです。

ウスベニトガリメイガ
①ウスベニトガリメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
触角(黄矢印)を背負っていて小豆色の翅をしているのでメイガ科と分かります。
次の写真のキベリトガリメイガに似ているので注意が必要です。
後翅にある2本の横線は焦茶色(緑矢印)です。
この蛾は縁毛の色の様子が同定に役立ちます。
赤矢印が指している部分は色が黒ずんでいます。
特に外縁の中央にある部分は大きく黒ずんでいます。


キベリトガリメイガ
②キベリトガリメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
この蛾も触角を背負って小豆色の翅をしているのでメイガ科と分かります。
後翅にある2本の横線は薄紅色です。
名前のいわれになっていると思われるのは黄を帯びた縁毛です。(この写真では難しいです。)
前縁には白色の紋が7つほど並んでいます。
この紋には小黒点が一つあることがウスベニトガリメイガと違っています。
<それらがよく出ている画像はこちらです。>



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オオウスベニトガリメイガ

2020年7月3日(金)
オオウスベニトガリメイガ 撮影日2020/07/03 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月3日に観察したオオウスベニトガリメイガです。

オオウスベニトガリメイガ
①オオウスベニトガリメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
変わった格好で止まっている蛾が居ます。
翅を壁に対して90度近い角度まで立てて止まっているのです。
赤矢印が指しているのは触角ですが,この触角を背負っています。
このことから,メイガ科・ツトガ科と分かります。
さらに,小豆色の蛾はツトガ科には居ないのでメイガ科の蛾となります。


オオウスベニトガリメイガ
②オオウスベニトガリメイガ
この蛾の仲間には似ているものが居るので注意が必要です。
でも,この蛾には後翅後縁中央に白紋が有るので区別がつきます。
緑矢印が指しているのは腹端ですが,90度近く曲げて止まっていることが多いです。
似ている蛾が居るときは,灰矢印が指している縁毛の色にも目を向けると同定が早いです。
オオウスベニトガリメイガの縁毛は翅頂に近い部分を除いて白いです。



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クビワシャチホコ

2020年7月2日(木)
クビワシャチホコ 撮影日2020/07/02 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年7月2日に観察したクビワシャチホコです。

クビワシャチホコ
①クビワシャチホコ(シャチホコガ科)
灯火近くにクビワシャチホコが止まっています。
遠くて写真が撮りづらいので棒で下に移ってもらいました。
腹端(緑矢印)が外縁から覗いているのでシャチホコガ科と分かります。

勿来の関でカエデの仲間は普通に分布しています。
幼虫はこのカエデの仲間の葉を食べるので複数回観察しています。


クビワシャチホコ
②クビワシャチホコ
この蛾で,何といっても目立つのは赤矢印が指している黒褐色の筋です。
この黒褐色の筋は後縁沿いと胸部前面を通っていますが,これを首輪に見立ててクビワシャチホコと名付けたのでしょう。
多くのシャチホコガ科の蛾は成虫になるとものを食べません。
クビワシャチホコも例外ではありません。
幼虫のとき食べて蓄えた養分で活動します。


クビワシャチホコ
③クビワシャチホコ
沢山蓄えられるように腹部が太いのでしょう。(太い腹端を見て理解できると思います。)
沢山蓄えたといっても無闇矢鱈に動いては,たちまち養分が無くなってしまいます。
それで,多くのシャチホコガ科の蛾は一度止まった所から動こうとしないのでしょう。



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クロスジシャチホコ

2020年7月1日(水)
クロスジシャチホコ 撮影日2020/06/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2020年6月27日に観察したクロスジシャチホコです。

クロスジシャチホコ
①クロスジシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端(緑矢印)が覗いています。
このことから,シャチホコガ科と分かります。
大きさは前翅長が20㎜程の中くらいの蛾です。
前縁から伸びる黒褐色(黄矢印)の筋が名前のいわれになっています。


クロスジシャチホコ
②クロスジシャチホコ
赤矢印が指しているのは,胸部背にある毛束です。
この毛束はそのときの状況によって形が変わるようです。
A<そのときの画像はこちらです。>
B<そのときの画像はこちらです。>
幼虫が食べる葉は,イヌシデ・アカシデ・ヤシャブシ等のカバノキ科の植物のものです。
勿来の関には普通に見られる植物ですが,その割に観察される機会は少ないです。



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