クロモンドクガ
2020年6月16日(月)
クロモンドクガ 撮影日2020/06/16 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年6月16日に観察したクロモンドクガです。

①クロモンドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を前方へ伸ばし触角も前へ突き出していれば相場はドクガ科に決まりです。
地色が黄色で黒い紋を持っていれば,毒針毛を持つ毒蛾となりますが,この蛾は例外で触れても害は無いそうです。
おそらく,毒針毛を持つゴマフリドクガやチャドクガに擬態していると思われます。
でも,それらに似ているといっても肝心なことが抜けているとクロモンドクガは気が付きました。
色や紋様が似ていても毒針毛らしい物が何一つ無いからです。
そこで,苦心惨憺して考えたものが胸部背にある「いがぐり」状(赤矢印)の毛です。
横からゴマフリドクガやチャドクガを見ると毒針毛を持つ毛が真上に突き出ています。
丁度緑矢印の場所(胸部から後角まで)に沢山の毛が立ち並んでいます。
それらの無数の毛を胸部だけの毛でごまかしているのですから安上がりです。
これはいがぐり状の毛に疑問を持った私が辿り着いた仮説です。
<沢山の毛が立ち並んでいる様子はこちらです。>

②クロモンドクガ
この写真の蛾の性別は,何と驚くことに♀なのです。
普通♂は灯火に飛来しますが,♀はほとんど灯火に飛来しないからです。
♂の黒紋は,外縁まで広がっているので♂♀の区別は簡単です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
1日1回, バナーをclickして下さ~い。
クロモンドクガ 撮影日2020/06/16 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で2020年6月16日に観察したクロモンドクガです。

①クロモンドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を前方へ伸ばし触角も前へ突き出していれば相場はドクガ科に決まりです。
地色が黄色で黒い紋を持っていれば,毒針毛を持つ毒蛾となりますが,この蛾は例外で触れても害は無いそうです。
おそらく,毒針毛を持つゴマフリドクガやチャドクガに擬態していると思われます。
でも,それらに似ているといっても肝心なことが抜けているとクロモンドクガは気が付きました。
色や紋様が似ていても毒針毛らしい物が何一つ無いからです。
そこで,苦心惨憺して考えたものが胸部背にある「いがぐり」状(赤矢印)の毛です。
横からゴマフリドクガやチャドクガを見ると毒針毛を持つ毛が真上に突き出ています。
丁度緑矢印の場所(胸部から後角まで)に沢山の毛が立ち並んでいます。
それらの無数の毛を胸部だけの毛でごまかしているのですから安上がりです。
これはいがぐり状の毛に疑問を持った私が辿り着いた仮説です。
<沢山の毛が立ち並んでいる様子はこちらです。>

②クロモンドクガ
この写真の蛾の性別は,何と驚くことに♀なのです。
普通♂は灯火に飛来しますが,♀はほとんど灯火に飛来しないからです。
♂の黒紋は,外縁まで広がっているので♂♀の区別は簡単です。

自然観察 ブログランキングへ

にほんブログ村
●2つのランキングに参加中です!! ●
お時間が御座いましたら ポチっ ポチっと1日1回, バナーをclickして下さ~い。
スポンサーサイト