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ムカシヤンマ

2019年12月31日(火)
ムカシヤンマ 撮影日:2017/05/21,2015/05/22 撮影場所:勿来の関

この一年,当ブログを見ていただき有り難うございます。

今日紹介するのは勿来の関で2017年5月21日と2015年5月22日に観察したムカシヤンマです。

ムカシヤンマ
①ムカシヤンマ(トンボ目ムカシヤンマ科)
体が大きいのでオニヤンマかなと思ってしまいます。
胸部背に方形の黄金紋があります。
更に,緑を帯びた複眼を持つオニヤンマと比べてこちらは黒ずんでいます。
腹部にある黄紋はオニヤンマより複雑です。
ということで,オニヤンマとは違う種だと分かります。


ムカシヤンマ
②ムカシヤンマ
原始的な特性を持つのでムカシヤンマと名付けられました。
幼虫(ヤゴ)の生態は変わっています。
水中で生活しないで水がしたたり落ちるゴケが生えているところに穴を掘って住みます。
水に入らずコケの中のトンネルで半水性の生活を過ごします。



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マエモンコヤガ

2019年12月30日(月)
2207 マエモンコヤガ 撮影日:2017/05/23 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2017年5月23日に観察したマエモンコヤガです。

マエモンコヤガ
①マエモンコヤガ(ヤガ科スジコヤガ亜科)
あまり見かけない蛾です。
そうすると以前に観察していても何の仲間か忘れてしまいます。
一見,コブガ科に似ているので探しましたが見つかりません。
変だなと思っていたら突然,コヤガ類かもしれないと気づきました。


マエモンコヤガ
②マエモンコヤガ
この蛾の特徴は,赤矢印が指している所に大小二つの黒紋があることです。
前縁に沿って焦茶色の紋があるので,マエモンコヤガと名付けられたのでしょう。
開張19~20㎜の小さい蛾で幼虫はカマツカを食べます。



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イチモジフユナミシャク

2019年12月29日(日)
2206 イチモジフユナミシャク 撮影日:2019/12/29 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年12月29日に観察したイチモジフユナミシャクです。

イチモジフユナミシャク
①イチモジフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
昨晩はあまり風の無い夜だったので少し期待して勿来の関へ出かけました。
灯火にはナミスジフユナミシャク・チャバネフユエダシャクといった「冬尺蛾」が飛来していました。
更に最後の灯火にはイチモジフユナミシャクが止まっていました。
一見,クロスジフユエダシャクに似ていますが,翅頂の尖り具合や外横線の様子が違うので
区別が出来ます。


イチモジフユナミシャク
②イチモジフユナミシャク
赤矢印が指している横線は「U字形」の波筋なのでナミシャク亜科と分かります。
2枚目の写真は2018年1月10日に撮ったものです。
今年は10日以上もはやく出現しました。



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12月27日に見られた蛾

2019年12月28日(土)
2205 12月27日に見られた蛾 撮影日:2019/12/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年12月27日に観察した蛾です。
昨日はナミスジフユナミシャクを紹介しましたが,他にも飛来している蛾が居ました。

チャバネフユエダシャク
①チャバネフユエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
毎年12月20日頃観察している蛾です。
♂は前翅長が21~27㎜程ありますが,♀は翅がありません。
♂の紋様には大きく分けて二つのタイプがあります。
先ず最初のものは外横線の外に幅のある縁取りがあり黒点は不明瞭なタイプです。


チャバネフユエダシャク
②チャバネフユエダシャク
次にあげるものは,外横線が細く黒点が不明瞭なタイプです。


チャバネフユエダシャク
③チャバネフユエダシャク
最後にあげるものは,外横線が細く黒点がぼんやりしているタイプです。
どのタイプも翅頂は尖らず円みがあります。


ナカオビアキナミシャク
④ナカオビアキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
11月下旬に見られたものが12月下旬になっても見られました。
赤矢印が指している横線は,後縁から前縁近くまでは真っ直ぐで前縁近くで急に頭の方へ曲がります。



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ナミスジフユナミシャク

2019年12月27日(金)
ナミスジフユナミシャク 撮影日:2019/12/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年12月27日に観察したナミスジフユナミシャクです。

ナミスジフユナミシャク
①ナミスジフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
似ている蛾にクロオビフユナミシャクが居て混同しがちです。
しかし,翅頂から斜めに立ち上がる線がナミスジフユナミシャクには無いので区別がつきます。
幼虫は広食性で,カバノキ科,ブナ科,クルミ科,バラ科,ニレ科,ムクロジ科,アオイ科,ツツジ科の葉を食べます。
そのため12月~1月まで複数回観察されます。


ナミスジフユナミシャク
②ナミスジフユナミシャク
赤矢印が指している横線は「U字形」で波目模様が連なっています。
だから,ナミシャク亜科と分かります。
♀は翅が退化していて短く飛べません。
いわゆる「冬尺蛾」です。
<♀の画像はこちらです。>



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キカマキリモドキ

2019年12月26日(木)
キカマキリモドキ 撮影日:2019/07/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年7月12日に観察したキカマキリモドキです。

キカマキリモドキ
①キカマキリモドキ(アミメカゲロウ目カマキリモドキ科)
灯火近くの壁に黄色を帯びた昆虫が止まっています。
頭部はカマキリに似ています。
腹部は黄色と黒の縞模様でハチに似ています。


キカマキリモドキ
②キカマキリモドキ
前に見たことがあるので見覚えがあります。
「確かカマキリモドキ科だった。」と思い調べ始めました。
似ているものが二種いるので,てこずりました。
両者を見比べているうちに違いが分かりました。
キカマキリモドキ ・・・胸部(赤矢印)が黄色です。
ヒメカマキリモドキ・・・胸部が褐色です。



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クロフタオ

2019年12月25日(水)
クロフタオ 撮影日:2019/08/25 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年8月25日に観察したクロフタオです。

クロフタオ
①クロフタオ♀(ツバメガ科フタオガ亜科)
初めて見る蛾です。
シャクガ科の蛾のように見えましたが,赤矢印が指している所を見て気が付きました。
「きっとツバメガ科だろう。」と思いツバメガ科を調べたら予想的中でクロフタオらしいと分かりました。
でも,「何か変。どこか違うようだ。」と感じました。
「虫ナビ」さんの記事を読んだり,画像を見たりしてその訳が分かりました。
それは,♂と雌で白紋の様子が違うからでした。
♀は前翅中央と後翅前縁が白くなります。
♂は全体的に黒い翅です。
♂の触角は櫛歯状です。


科名 ツバメガ科フタオガ亜科
和名 クロフタオ
開張 15~20㎜
出現月 7~8月
分布  北海道,本州,四国,九州
食餌動植物 幼虫はナナカマド,ハシドイを食べます。
特徴 

雌と雄 白紋の位置 違うなり


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アオマツムシ

2019年12月24日(火)
アオマツムシ 撮影日:2019/10/03,09/30 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年9月30日と10月3日に観察したアオマツムシです。

アオマツムシ
①アオマツムシ♂(バッタ目マツムシ科)
緑色をしているのでバッタの仲間と予想がつきます。
林縁の樹上で生活します。
中国から入ってきた帰化昆虫です。
♂と♀では羽根の模様に違いが見られます。
このように模様があるのが♂です。
♂はフィリリリリリと、かん高くよく響く声で鳴きます。


アオマツムシ
②アオマツムシ♀
♀は♂と違って模様が無く緑一色です。
♀も♂も触角が長く体長の1.5倍くらいあります。
8~11月頃見られます。
本州,四国,九州に分布しています。



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ツノトンボ

2019年12月23日(月)
ツノトンボ 撮影日:2019/08/15,2018/07/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年8月20日と2018年7月27日に観察したツノトンボです。

ツノトンボ
①ツノトンボ♀(脈翅目ツノトンボ科)
トンボに似たような昆虫が灯火に止まっています。
灯火に飛来して外枠に止まっていたものを窓の近くに移動して写しました。
しかし,トンボとは違って先が膨らんだ長い触角があります。
この長い触角をツノに見立ててツノトンボと名付けたのでしょう。
腹端には付属物が無いので♀です。
♀は頭から腹端まで背が薄黄色です。
トンボと違い下方に翅を畳みます。


ツノトンボ
②ツノトンボ♂
腹端に付属物(赤矢印)があるので♂と分かります。
♂は♀の背と違い腹部背が赤味(緑矢印)を帯びています。
触角は付け根から途中まで円く膨らんでいてその後,真っ直ぐに伸びています。
幼虫は根ぎわや石の下に潜み小昆虫を捕らえて食べます。

勿来の関では腹部が黒ずんだオオツノトンボも見られます。
<その画像はこちらです。>


科名 脈翅目ツノトンボ科
和名 ツノトンボ
開張 63~75㎜
出現月 5~9月
分布  本州,四国,九州
食餌動植物 幼虫は小昆虫を食べます。
特徴 

似ているが トンボと違う ツノがある


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勿来の関で見られた昆虫

2019年12月22日(日)
勿来の関で見られた昆虫 撮影日:2019/08/20,10/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年8月20日と10月27日に観察したカメムシの中間です。

マツヘリカメムシ
①マツヘリカメムシ(カメムシ目ヘリカメムシ科ヘリカメムシ亜科)
北米からの来た昆虫でマツ類の汁を吸うマツの害虫です。
今では東京から関東地方をこえ東北南部まで広がっています。
上翅の中央に白い筋模様があります。
さらに,後ろ足の節が膨れているのが目立ちます。


チャバネアオカメムシ
②チャバネアオカメムシ(カメムシ目カメムシ科カメムシ亜科)
体長11㎜程の小さいカメムシです。
サクラやクワの実の汁を吸ったり,カキ・ナシなど果樹園の果実を食害するので嫌われます。
灯火に飛来したものを写しました。



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シャチホコガ

2019年12月21日(土)
シャチホコガ 撮影日:2015/08/10,2017/05/05,2019/05/04 撮影場所:勿来の関
6月27日
今日紹介するのは勿来の関で2015年8月10日,2017年5月5日,2019年5月4日に観察した蛾です。

シャチホコガ
①シャチホコガ(シャチホコガ科ウチキシャチホコ亜科)
シャチホコガは体が大きくて前翅内に収めきれない様です。
緑矢印が指しているのは後翅ですが,大きくて前翅前縁からはみ出しています。
赤矢印が指しているのは腹端ですが,外縁から飛び出ています。


シャチホコガ
②シャチホコガ 窓ガラスに止まっています。
シャチホコガ科のシャチホコガはこの蛾です。
科名と同じ名前が付いています。
開張が50~60㎜と大きい蛾です。
幼虫が食べるのは,カエデ科,ニレ科,カバノキ科,クルミ科,ブナ科,ヤナギ科,バラ科,ミズキ科,シナノキ科,マメ科と多くの植物です。
でもその割に成虫の観察は多くありません。


シャチホコガ
③シャチホコガ
シャチホコガは成虫になると何も食べません。
口は退化して無いそうです。
幼虫のときに溜め込んだ養分で活動するのです。
使えば無くなってしまうので,一度止まった所から動かずにいます。


科名 シャチホコガ科ウチキシャチホコ亜科
和名 シャチホコガ
開張 50~60㎜
出現月 4~6月,7~9月
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
食餌動植物 幼虫はカエデ科,ニレ科,カバノキ科,クルミ科,ブナ科,ヤナギ科,バラ科,ミズキ科,シナノキ科,マメ科の葉を食べます。
特徴 幼虫はシャチホコの様な格好をとります。

出ているぞ 後翅脇から 腹下に


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サッポロチャイロヨトウ

2019年12月20日(金)
サッポロチャイロヨトウ 撮影日:2019/05/24,06/27 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年5月24日と6月27日に観察した蛾です。

サッポロチャイロヨトウ
①サッポロチャイロヨトウ(ヤガ科)
個体差があるので同定にてこずりました。
赤矢印が指しているのは腎状紋でそれより頭に近い方には環状紋があります。
腎状紋の外側にイガグリのような紋様(緑矢印)が有ります。
これら三つの様子からサッポロチャイロヨトウと同定しました。


サッポロチャイロヨトウ
②サッポロチャイロヨトウ
名前にサッポロとありますが,地方の蛾ではなく全国で見られる蛾です。
この蛾にも前の写真の様な腎状紋・環状紋・イガグリのような紋様があるのでサッポロチャイロヨトウとしました。


科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
和名 サッポロチャイロヨトウ
開張 29~36㎜
出現月 7~8月
分布  北海道,本州,四国,九州
食餌動植物 分かっていません。
特徴 

イガグリの 様な模様が ポイントに


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ムラクモアツバ

2019年12月19日(木)
2196 ムラクモアツバ 撮影日:2019/05/21 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年5月21日に観察した蛾です。

ムラクモアツバ
①ムラクモアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が長く前方へ出ているのでアツバの仲間と分かります。
薄暗い所に居たので真っ黒な蛾に見えました。
その印象から進んで写そうという意欲は湧きませんでした。
どんな紋様なのか明るくするとヤマガタアツバの様な紋様があらわれました。


ムラクモアツバ
②ムラクモアツバ
初めて見るアツバの仲間です。
白い外横線の外側に短冊がかたまったような紋様が見られます。
これを群雲(意味:ひとかたまりの雲)と見立てて名付けたのでしょう。
腹部背には三箇所あまり突起があります。
ネットでは約59 件と資料が少ない蛾です。


科名 ヤガ科アツバ亜科
和名 ムラクモアツバ
前翅長 14~15㎜
出現月 6~7月
分布  本州,四国,九州
食餌動植物 分かっていません。
特徴 

黒い蛾を 明るくして見る アツバかな


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クシヒゲシャチホコ

2019年12月18日(水)
2195 クシヒゲシャチホコ 撮影日:2019/12/18 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年12月18日に観察した蛾です。

クシヒゲシャチホコ
①クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科)  触角に櫛髭が無いので♀です。
昨晩は寒い夜でしたが曇天で月明かり無く蛾の飛来が期待できそうだったので出かけて行きました。
予想通りクシヒゲシャチホコ2匹,チャバネフユエダシャク1匹が飛来していました。


クシヒゲシャチホコ
②クシヒゲシャチホコ  触角に櫛髭が有るので♂です。
初めに灯火近くの蛾を黒い棚に載せて写しました。
写しながら「あの立派な櫛髭が無いけど,どうして。」と頭をひねりました。

次に灯火から離れた所に居たものを黒い棚に載せて写すと長い櫛髭が付いているではありませんか。
これで疑問が解けました。
初めの蛾は♀で,次に写した蛾は♂だということです。


クシヒゲシャチホコ
③クシヒゲシャチホコ  緑矢印の方が♀で赤矢印の方は♂です。
次に♀と♂の大きさを比べるために横に並べて写真を撮りました。
その前に両者の体長を測りました。
前翅長を測りたかったのですが,付け根がはっきり分からないので体長にしました。
すると,予想に反してどちらも20㎜ありました。
予想では,♀の方が大きいと思っていました。
しかし,緑矢印が指している♀の方は後縁の部分が幅広く,赤矢印が指している♂の方は幅が狭いです。
詰まり,体長は同じでも♀は翅が幅広く大きく見えます。



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イタヤマダラメイガ

2019年12月17日(火)
イタヤマダラメイガ 撮影日:2019/05/20 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年5月20日に観察した蛾です。

イタヤマダラメイガ
①イタヤマダラメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)
触角を背にしているのでメイガ科・ツトガ科と分かります。
細長い蛾で翅色が一様で無いものはマダラメイガ亜科です。
似た蛾が居るので注意が必要です。


イタヤマダラメイガ
②イタヤマダラメイガ
旧称はナシハマキマダラメイガでしたが,幼虫がナシを食べないことからイタヤマダラメイガと改められました。
勿来の関には食草とされていたナシの分布は無く疑問でした。
ナシと同じ科のサクラでも食べているのだろうと思っていましたが,疑問が解けました。



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キトガリヒメシャク

2019年12月15日(日)
2193 キトガリヒメシャク 撮影日:2019/09/18 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年9月18日に観察した蛾です。

キトガリヒメシャク
①キトガリヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
ほとんど観察する機会が無い蛾です。
2年前に観察していたにもかかわらずすっかり忘れていました。
ネットでは約71 件と資料が少ないです。
何という蛾なのかなかなか分かりませんでした。
後翅にある横筋が波目模様に見えたのでナミシャク亜科を探しましたが見つかりません。
前翅にもそれに似た模様があるのに,いったい何の仲間か考えました。
エダシャク亜科を探してもだめだったのでヒメシャク亜科を探しやっと見つけました。
紋様の濃淡は個体差があって様々です。
<その画像はこちらです。>



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ゴマダラキコケガ

2019年12月15日(日)
ゴマダラキコケガ 撮影日:2017/09/01,2011/08/28 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2017年9月1日と2011年8月28日に観察した蛾です。

ゴマダラキコケガ
①ゴマダラキコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
灯火に飛来したものを写しました。
黄色い地に小黒点が並んでいる蛾です。
胸部背にも一対の黒点があります。


ゴマダラキコケガ
②ゴマダラキコケガ
大きさは前翅長が13~15㎜の小さい蛾です。
幼虫は地衣類を食べます。


科名 ヒトリガ科コケガ亜科
和名 ゴマダラキコケガ
前翅長 13~15㎜
出現月 6~8月
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,奄美大島
食餌動植物 幼虫は地衣を食べます。
特徴 

黄色地に 小黒点が 並んでる


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12月に見られた蛾④

2019年12月14日(土)
12月に見られた蛾④ 撮影日:2019/12/12,2018/12/11 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年12月12日と2018年12月11日に観察した蛾です。

マユミオオクチブサガ
①マユミオオクチブサガ(クチブサガ科)
似ている蛾が居るので注意が必要です。
焦茶色の地色に薄褐色の筋が見られます。
赤矢印で示した所に黒点があるので同定ポイントになります。
毛深い下唇鬚(かしんひげ)があるのでクチブサ(口房)と名付けたのでしょう。


カレハガ
②ウスズミカレハ(カレハガ科)
前翅の色は焦茶色から黒色まであります。
産卵数が少ないのか勿来の関での観察では2013年,2015年,2018年の3回だけです。


カレハガ
③ウスズミカレハ
外縁から腹端が覗いていますがシャチホコガ科ではなくカレハガ科の蛾です。



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12月に見られた蛾③

2019年12月13日(金)
 12月に見られた蛾③ 撮影日:2019/12/12 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年12月12日に観察した蛾です。

クロオビフユナミシャク
①クロオビフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
暖かい日の翌朝だったからでしょうか毎年観察している蛾が灯火側の壁に止まっています。
赤矢印が指している横線は「U字形」つながっています。
だから,ナミシャク亜科と分かります。
この写真の蛾は♂ですが,♀は翅が未発達で短いです。
いわゆる「冬尺蛾」です。
実際の画像は<こちら>です。


チャバネフユエダシャク
②チャバネフユエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
これは♂のチャバネフユエダシャクの写真です。
♀は黒と白の斑模様があるので「ホルスタイン」の愛称で呼ばれています。
これも「冬尺蛾」です。
実際の画像は<こちら>です。



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マツノマダラメイガ

2019年12月12日(木)
マツノマダラメイガ 撮影日:2019/09/16 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年9月16日に観察したマツノマダラメイガです。

マツノマダラメイガ
①マツノマダラメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)
触角を背にして止まっているのでメイガ科・ツトガ科と分かります。
更に翅の紋様が斑なのでメイガ科マダラメイガ亜科に決まりです。
しかし,マダラメイガ亜科は似ているものが居て注意が必要な仲間です。


マツノマダラメイガ
②マツノマダラメイガ
主な紋様は次の通りです。
緑矢印で示した外縁線が明瞭な破線になっています。
似ているマツノシンマダラメイガは少し不明瞭です。
黄矢印が指している所に白紋があります。(ピストルに似た紋の中にあります。)
白い縁取りの波状紋(桃矢印)が見られます。
赤茶色紋(赤矢印)があります。


科名 メイガ科マダラメイガ亜科
和名 マツノマダラメイガ
前翅長 11~13㎜
出現月 5,10月
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
食餌動植物 幼虫はトドマツ,エゾマツ,ストローブマツ,ドイツトウヒ,スギを食べます。
特徴 似た種類の蛾がいます。


白紋と 赤茶色紋 目立ちたり


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キベリハイヒゲナガキバガ

2019年12月11日(水)
キベリハイヒゲナガキバガ 撮影日:2013/07/02 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2013年7月2日に観察したキベリハイヒゲナガキバガです。

キベリハイヒゲナガキバガ
①キベリハイヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科)
細長い翅を持つうえに翅よりも少し長い触角を持つ蛾です。
開張12~17㎜と小さい蛾です。
緑矢印が指している反り返った下唇鬚(かしんひげ)からキバガ科の仲間と分かります。


キベリハイヒゲナガキバガ
②キベリハイヒゲナガキバガ
前翅は灰褐色で地味ですが,前翅前縁が黄色です。
翅の縁(へり)が黄色で灰色をした翅を持ち触角の長いキバガという意味でキベリハイヒゲナガキバガと名付けられたのでしょう。
似た蛾に前翅前縁が黄色でないものがいますので注意が必要です。


科名 ヒゲナガキバガ科
和名 キベリハイヒゲナガキバガ
開張 12~17㎜
出現月 5,10月
分布  本州,伊豆諸島,四国,九州,沖縄
食餌動植物 幼虫は枯れ葉を食べます。
特徴 前翅前縁が黄色です。


触角を 前に突き出し 止まります


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モトキメンコガ

2019年12月10日(火)
モトキメンコガ 撮影日:2012/07/21 撮影場所:北茨城

今日紹介するのは北茨城で2012年7月21日に観察したモトキメンコガです。

モトキメンコガ
①モトキメンコガ(ヒロズコガ科メンコガ)
過去の画像を見ていたら,モトキメンコガの写真がありました。
前翅の半分は薄黄色で後は焦茶色です。
似ている蛾にクロエリメンコガが居るので注意が必要です。
クロエリメンコガとの区別は次の通りです。
・胸部背は薄黄色・・・モトキメンコガ
・胸部背は焦茶色・・・クロエリメンコガ


モトキメンコガ
②モトキメンコガ
頭から前翅の半分近くまで薄黄色です。
元の方から黄色なのでモトキメンコガと名付けられたのでしょう。
この蛾は止まるとき触角を前方へ伸ばします。


クロエリメンコガ
③クロエリメンコガ(ヒロズコガ科メンコガ)  2012/06/20撮影
昨日の写真では黒くなっている様子が分かりづらいのでよく分かる写真を載せます。
頭は薄黄色です。
前胸部(赤矢印)が焦茶色になっていて,襟巻きをしているようです。


科名 ヒロズコガ科メンコガ亜科
和名 モトキメンコガ
開張 10~12㎜
出現月 5,7月
分布  本州,四国,九州
食餌動植物 分かっていません。
特徴 クロエリメンコガに似ています。


頭から 翅の半分が 薄黄色


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クロエリメンコガ

2019年12月9日(月)
クロエリメンコガ 撮影日:2011/06/17,2016/08/21,2019/09/08 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは北茨城で2019年9月8日に観察したクロエリメンコガです。

クロエリメンコガ
①クロエリメンコガ(ヒロズコガ科メンコガ亜科)  2011/06/17撮影
似ている蛾にモトキメンコガが居るので注意が必要です。
でも頭部の色で簡単に区別がつくので安心です。
・頭部が焦茶色・・・クロエリメンコガ
・頭部が薄黄色・・・モトキメンコガ


クロエリメンコガ
②クロエリメンコガ  2016/08/21撮影
前翅の色は薄黄色と焦茶色のツートンカラーです。
頭部は焦茶色になっていて黒い襟巻きをしているようです。
だから,クロエリメンコガと名付けられたのでしょう。


クロエリメンコガ
③クロエリメンコガ  2019/09/08撮影
前翅長は5~6㎜で小さい蛾です。
幼虫の食性はシナノキの枯枝を食べるという変わり種です。


科名 ヒロズコガ科メンコガ亜科
和名 クロエリメンコガ
開張 10~12㎜
出現月 5~10月
分布  北海道,本州,四国,九州
食餌動植物 シナノキの枯枝を食べます。
特徴 モトキメンコガに似ています。


薄黄色 下は焦茶で 頭が黒い


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セミヤドリガ(幼虫)

2019年12月8日(日)
セミヤドリガ(幼虫) 撮影日:2019/09/01 撮影場所:北茨城

今日紹介するのは北茨城で2019年9月1日に観察したセミヤドリガ(幼虫)です。

セミヤドリガ
①セミヤドリガ(セミヤドリガ科)  脇腹に付いている白いものが幼虫です。
床にセミが止まっています。
ところが,脇腹に何やら白い物体が付いています。
セミは胸部背の模様からミンミンゼミと分かりました。


セミヤドリガ
②セミヤドリガ  脇腹に付いている白いものが幼虫です。
白いものを見ているうちに突然,「これは,セミヤドリガだ。」と気が付きました。
蛾の幼虫の多くは,植物の葉・花等を食べて大きくなります。
ところが,セミヤドリガはセミに取り付いて養分を摂取して大きくなります。
セミヤドリガの幼虫はセミの羽化から息が絶えるまでの約2週間余りで孵化から終齢幼虫まで育たなければなりません。
産み落とされた卵がセミに辿り着く方法はよく分かっていません。
いろいろな仮説があり興味を持ちました。
詳しくは『ウィキペディア(Wikipedia)』のセミヤドリガをご覧下さい。


科名 セミヤドリガ科
和名 セミヤドリガ
開張 16~18㎜
出現月 8~9月
分布  本州,四国,九州
食餌動植物 ヒグラシ,ミンミンゼミ,アブラゼミ,ツクツクホウシ,ニイニイゼミ,ヒメハルゼミ等に取り付き養分を摂取します。
特徴 幼虫は白く成虫は黒いです。セミに寄生して成長します。


幼虫は セミに取り付き でかくなる


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冬赤い実がなる木

2019年12月7日(土)
冬赤い実がなる木 撮影日:2018/12/04 撮影場所:いわき市

今日紹介するのはいわき市で2018年12月4日に観察した赤い実をつける木です。

クロガネモチ
①クロガネモチ(モチノキ科)
歯科医院の脇を通ろうとしたら赤い実がなっている高い木があります。
赤い実は葉柄の近くに密集してなっています。
冬赤い実をつけるものにモチノキがあったのでモチノキ科から探して見つけました。


クロガネモチ
②クロガネモチ
この木は雌雄異株です。
写真に写した木は実がなっているから雌株です。
そうすると近くに雄の木が植わっているはずです。
写真を撮ろうとしていたとき大きい鳥が飛び去ろうとしていました。
体の大きさからいってヒヨドリです。
この赤い実を食べに来た鳥だったようです。


アメリカヒイラギ
③アメリカヒイラギ(モチノキ科)
ここの医院の庭は通り抜けできるので進んでいくと,赤い実をつけている別の木がありました。
この木になっている赤い実も集中しています。
初めて見る木だったので,葉の様子が分かるように写真を撮りました。


アメリカヒイラギ
④アメリカヒイラギ
赤い実がなっている木の葉は先が尖っています。
その上触ると刺状になっているから痛いです。
周りを見回すと太い木の根元から何本か新しい芽が出て葉をつけています。
赤い実をつけている枝の葉と同じものもあれば,ヒイラギに似た葉もあります。
その葉のお陰でクリスマスのとき飾りに使うアメリカヒイラギと分かりました。
今年もこの木を観察に行ったら葉が黒くなる病気にかかっていました。



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ニレキリガ

2019年12月6日(金)
ニレキリガ 撮影日:2018/10/29 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2018年10月29日に観察したニレキリガです。

ニレキリガ
①ニレキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
歩道を歩いていると突然何かが飛びました。
飛び降りた辺りを探すと褐色の蛾が止まっています。
逃げないようにそっと近づき写真を写しました。


ニレキリガ
②ニレキリガ
画像を見ると白い縁取りで特徴ある外横線(外縁に近い赤矢印)を持っています。
前縁近くで急に頭部の方へ曲がっています。
頭に近い方の赤矢印が指している内横線は前縁近くで「くの字」に曲がります。
緑矢印で示した所に二つの黒点が有ります。


ニレキリガ
③ニレキリガ
勿来の関周辺には,幼虫の餌のエノキ,ハルニレ,ケヤキ,ニレがあまり分布していません。
そのせいかニレキリガはあまり観察する機会は有りません。
それでネットではどうかと思い件数を調べると約百件です。
♀が産む産卵数が少ないからなのではと予想しています。


科名 ヤガ科キリガ亜科
和名 ニレキリガ
開張 30~34㎜
出現月 6~10月
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
食餌動植物 エノキ,ハルニレ,ケヤキ,ニレ
特徴 

ポイントは 白筋二本 黒い点



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11月~12月に見られた蛾②

2019年12月5日(木)
11月~12月に見られた蛾② 撮影日:2019/11/27,12/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年11月27日と12月4日に観察した蛾です。

ソトシロオビナミシャク
①ソトシロオビナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印が指している所の左右に「U字形」が並んでいるのでナミシャク亜科と分かります。
開張14~20㎜の小さな蛾です。
幼虫はツツジ類,シャクナゲ,ヨウラク,ヒサカキ,クロマメノキなどの花を食べます。


ソトシロオビナミシャク
②ソトシロオビナミシャク (2017/05/04撮影)
この蛾は,ナミシャク亜科であるにもかかわらずアツバ亜科のように長い下唇鬚(かしんひげ)を持っています。(緑矢印)
上の写真で桃矢印の部分が白くなっていることからソトシロオビと名付けられたと思われます。


フクラスズメ
③フクラスズメ(ヤガ科ウスベリケンモン亜科)
灯火近くには黒い個体が隅に頭を付けるようにして止まっています。
カラスヨトウかなと思いながら近づくと褐色の地に黒い筋が有るフクラスズメです。
開張が85㎜と大きな蛾です。
幼虫の餌はコアカソ,カラムシ,ヤブマオ,ラセイタソウカナムグラ,クワ,イラクサです。
体に触れたり止まっている植物を揺らすと左右に体を動かします。
成虫で越冬します。


フクラスズメ
④フクラスズメ
赤矢印は腎状紋で,緑矢印は環状紋を指しています。
波形の内横線やW型の外横線が目立つ蛾です。
翅頂を中心に画いた円弧が特徴的です。
後縁側が濃焦茶色であるのに対し,前翅前縁は薄褐色になっているからでしょう,シタバガ亜科から最近ウスベリケンモン亜科に移動しました。



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12月に見られた蛾①

2019年12月4日(水)
12月に見られた蛾① 撮影日:2019/12/04 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年12月4日に観察した蛾です。

カシワオビキリガ
①カシワオビキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
似た種が居るので注意が必要です。
環状紋や腎状紋があるので以前はヨトウガ亜科に属していましたが今はキリガ亜科です。
白く縁取られた腎状紋の後縁側が濃褐色になっています。
V字型の中横線がその濃褐色の所を通っています。
晩秋に羽化して成虫で越冬し春まで見られます。


クロスジフユエダシャク
②クロスジフユエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
「冬尺蛾」の一種です。
昼行性ですが,灯火にも飛来します。
♂の触角には短い毛が生えています。
♀の翅は退化していて前翅長3~4㎜で飛べません。



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アトスジグロナミシャク

2019年12月3日(火)
アトスジグロナミシャク 撮影日:2019/06/09 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年6月日9に観察したアトスジグロナミシャクです。

アトスジグロナミシャク
①アトスジグロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
この焦茶色の蛾の同定がなかなか進みませんでした。
翅を平べったく広げて止まっているのでシャクガ科と予想して探しました。
予想したシャクガ科には見当たりません。
ナミシャク亜科だったら外横線に「U字形紋」が並ぶはずです。
それらしい紋は見つかりません。
しかし,その紋が無くてもナミシャク亜科のものもいるので念のために探しました。
半信半疑で探していたら,アトスジグロナミシャクをついに見つけることが出来ました。


アトスジグロナミシャク
②アトスジグロナミシャク
似ている蛾にシロシタトビイロナミシャクが居るので注意が必要です。
ポイントは次のようなものです。
A赤矢印が指している長短一本ずつの黒線が有ります。
B後縁に沿って黒い筋があります。
 緑矢印が指している黒い筋です。
 途中で切れて二本になっています。

この黒い筋が後縁に有るのでアトスジグロナミシャクと名付けられたのでしょう。



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ヒメマエジロホソメイガ

2019年12月2日(月)
ヒメマエジロホソメイガ 撮影日:2019/07/24 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年7月日24に観察したヒメマエジロホソメイガです。

ヒメマエジロホソメイガ
①ヒメマエジロホソメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)
この蛾は緑矢印が指しているように触角を背負って止まっています。
この事からメイガ科かツトガ科とわかります。
細長く赤味を帯びているのでメイガ科と判断できます。


ヒメマエジロホソメイガ
②ヒメマエジロホソメイガ
この蛾に関するネットの資料は全6件で大変少ないです。
そのため,餌や出現月等は詳しく分かっていません。
前翅前縁が白いので名前に「マエジロ」が付きます。


科名 メイガ科マダラメイガ亜科
和名 ヒメマエジロホソメイガ
開張 9~11㎜
出現月 7月頃
分布  本州
食餌動植物 分かっておりません。
特徴 コマエジロホソメイガに似ています。

科の仲間 触角背負う メイガかな



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カバフクロテンキヨトウ

2019年12月1日(日)
カバフクロテンキヨトウ 撮影日:2019/06/05 撮影場所:勿来の関

今日紹介するのは勿来の関で2019年6月5日に観察した蛾です。

カバフクロテンキヨトウ
①カバフクロテンキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
薄褐色から褐色で,しかも何本もの筋が目立つ仲間をキヨトウ類といいます。
ヨトウと名前に有るようにヨトウガ亜科です。
開張が約30㎜と中くらいの蛾です。
幼虫はチヂミササを食べます。


カバフクロテンキヨトウ
②カバフクロテンキヨトウ
この仲間は似たようなものが多いですが,クリーム色の少し幅広い縦長紋(赤矢印)が有るので同定が楽です。
縦長紋と外縁の中間に黒点が5つ以上湾曲して並んでいます。
それらの最初と最後の黒点を緑矢印で示しました。
更に黒点は,後縁と縦長紋のほぼ中間あたりに有ります。(赤矢印の元近くです。)


科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
和名 カバフクロテンキヨトウ
開張 約30㎜
出現月 4~5,8~9月
分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島
食餌動植物 幼虫はチヂミササを食べます。
特徴 

縦長の 褐色紋が ポイントに



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