10月に見られた蛾⑯
2019年10月31日(木)
10月に見られた蛾⑯ 撮影日:2019/10/31 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月31日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ウスキトガリキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
いよいよ秋キリガ登場です。
成虫越冬できずに卵で冬を越します。
薄褐色の内横線と外横線は真っ直ぐです。
胸部中央の毛束が発達していて盛り上がっています。
幼虫はツバキやサクラ類の花を食べます。

②キトガリキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
この種も秋キリガ(テロータ属)の仲間です。
地の色が明るい茶色で,中央は少し淡い色になっています。
内横線も外横線も緩い曲線になっています。
内横線は後縁近くで,外横線の方は前縁近くで少し曲がっています。
幼虫はナシ,クヌギ,アベマキ,アラカシ,サクラ類の花を食べます。

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10月に見られた蛾⑯ 撮影日:2019/10/31 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月31日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ウスキトガリキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
いよいよ秋キリガ登場です。
成虫越冬できずに卵で冬を越します。
薄褐色の内横線と外横線は真っ直ぐです。
胸部中央の毛束が発達していて盛り上がっています。
幼虫はツバキやサクラ類の花を食べます。

②キトガリキリガ(ヤガ科キリガ亜科)
この種も秋キリガ(テロータ属)の仲間です。
地の色が明るい茶色で,中央は少し淡い色になっています。
内横線も外横線も緩い曲線になっています。
内横線は後縁近くで,外横線の方は前縁近くで少し曲がっています。
幼虫はナシ,クヌギ,アベマキ,アラカシ,サクラ類の花を食べます。

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10月に見られた蛾⑮
2019年10月30日(水)
10月に見られた蛾⑮ 撮影日:2019/10/13,10/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月13日と21日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①トガリバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印が指している所に「U字形」の筋模様が左右に並んでいます。
だから,ナミシャク亜科と分かります。
幼虫はセンニンソウ,ボタンヅルを食べます。

②クシナシホシオビコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
最近(2017年)まではホシオビコケガとされていました。
しかし,2018年から「クシナシホシオビコケガ」と「クシヒゲホシオビコケガ」に分かれました。
区別点は以下の通りです。
Aクシナシホシオビコケガ・・・赤矢印の所に大小2個ずつの黒点が有ります。
緑矢印の所に大1個,小2個の黒点が有ります。
Bクシヒゲホシオビコケガ・・・赤矢印の所に大小2個ずつの黒点が有ります。(小は不明瞭)
緑矢印の所に大1個の黒点が有ります。

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10月に見られた蛾⑮ 撮影日:2019/10/13,10/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月13日と21日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①トガリバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印が指している所に「U字形」の筋模様が左右に並んでいます。
だから,ナミシャク亜科と分かります。
幼虫はセンニンソウ,ボタンヅルを食べます。

②クシナシホシオビコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
最近(2017年)まではホシオビコケガとされていました。
しかし,2018年から「クシナシホシオビコケガ」と「クシヒゲホシオビコケガ」に分かれました。
区別点は以下の通りです。
Aクシナシホシオビコケガ・・・赤矢印の所に大小2個ずつの黒点が有ります。
緑矢印の所に大1個,小2個の黒点が有ります。
Bクシヒゲホシオビコケガ・・・赤矢印の所に大小2個ずつの黒点が有ります。(小は不明瞭)
緑矢印の所に大1個の黒点が有ります。

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10月に見られた蛾⑭
2019年10月29日(火)
10月に見られた蛾⑭ 撮影日:2019/10/29 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月29日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①オオノコメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
後翅が見えるようには止まっていませんがエダシャク亜科の蛾です。
似た種にヒメノコメエダシャクが居るので注意が必要です。
でも区別は簡単です。
赤矢印で示した中横線が明瞭なのでオオノコメエダシャクと分かります。
<ヒメノコメエダシャクの画像はこちらです。>
この仲間は腹部先端を地面の方へ曲げる習性があります。

②ナカジロトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
灯火の金枠に見覚えのある蛾が止まっています。
翅を丸めているのでマツの葉で移動させようとしたら近くの壁に止まってくれました。
二本の濃褐色横線の間が白っぽいのでナカジロトガリバと名付けられたのでしょう。
翅頂から斜上するトガリバガ線(私が命名しました)がもっと明瞭ならば直ぐにトガリバガ亜科と分かったのですが少し時間がかかりました。

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10月に見られた蛾⑭ 撮影日:2019/10/29 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月29日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①オオノコメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
後翅が見えるようには止まっていませんがエダシャク亜科の蛾です。
似た種にヒメノコメエダシャクが居るので注意が必要です。
でも区別は簡単です。
赤矢印で示した中横線が明瞭なのでオオノコメエダシャクと分かります。
<ヒメノコメエダシャクの画像はこちらです。>
この仲間は腹部先端を地面の方へ曲げる習性があります。

②ナカジロトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
灯火の金枠に見覚えのある蛾が止まっています。
翅を丸めているのでマツの葉で移動させようとしたら近くの壁に止まってくれました。
二本の濃褐色横線の間が白っぽいのでナカジロトガリバと名付けられたのでしょう。
翅頂から斜上するトガリバガ線(私が命名しました)がもっと明瞭ならば直ぐにトガリバガ亜科と分かったのですが少し時間がかかりました。

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10月に見られた昆虫(キタテハ)
2019年10月28日(月)
10月に見られた昆虫(キタテハ) 撮影日:2019/10/28 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月28日に観察したキタテハです。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ツワブキの花の蜜を吸うキタテハ(タテハチョウ科)
久しぶりに晴れました。
寒くなると咲き始めるツワブキを見ているとどこから来たのか橙色のチョウが止まりました。
蜜を吸っている時間が長くて落ち着いて写真が撮れました。

②キタテハ
蜜を吸いながら翅を開閉します。
全開のときを撮ろうとするのですが,なかなかタイミングが合いません。

③キタテハ
全開したときシャッターを押しても遅く早めに押す様にしてやっと撮れました。
秋型のものには緑矢印の所に小さな黒褐点があります。
似ているシータテハにはそのような点はありません。

④キタテハ
念のために裏も取りました。
赤矢印の所が尖っているのでキタテハです。
シータテハは尖らずまるみがあります。
翅の裏には「L字紋」か「C字紋」が見られます。
キタテハは「L字紋」といわれていますが,どちらにも見えてしまいます。

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10月に見られた昆虫(キタテハ) 撮影日:2019/10/28 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月28日に観察したキタテハです。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ツワブキの花の蜜を吸うキタテハ(タテハチョウ科)
久しぶりに晴れました。
寒くなると咲き始めるツワブキを見ているとどこから来たのか橙色のチョウが止まりました。
蜜を吸っている時間が長くて落ち着いて写真が撮れました。

②キタテハ
蜜を吸いながら翅を開閉します。
全開のときを撮ろうとするのですが,なかなかタイミングが合いません。

③キタテハ
全開したときシャッターを押しても遅く早めに押す様にしてやっと撮れました。
秋型のものには緑矢印の所に小さな黒褐点があります。
似ているシータテハにはそのような点はありません。

④キタテハ
念のために裏も取りました。
赤矢印の所が尖っているのでキタテハです。
シータテハは尖らずまるみがあります。
翅の裏には「L字紋」か「C字紋」が見られます。
キタテハは「L字紋」といわれていますが,どちらにも見えてしまいます。

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10月に見られた蛾⑬
2019年10月27日(日)
10月に見られた蛾⑬ 撮影日:2019/10/20,10/27 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月20日と27日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ハイイロリンガ(コブガ科リンガ亜科)
今まで何回もハイイロリンガを見てきましたが,一番綺麗なものです。
前翅半分上の部分が螺鈿(らでん)細工のように見えるからです。
下の方も細かい模様が見られて手が込んだ細工のようです。

②ハイイロリンガ
横から見た様子もなかなかのものです。
鱗のように見える白い部分に光るものがあって螺鈿(らでん)細工の様です。
一本の棒のように見えていた下唇鬚が少しずれています。
胸部が少しふくらんでいます。

③オオトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端が覗いているので,シャチホコガ科と分かります。
灰色の地に褐色の筋模様が見られます。
緑矢印で示した太い内横線と赤矢印で示した細い外横線があります。
胸部背の後縁側には焦茶色の紋が見られます。

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10月に見られた蛾⑬ 撮影日:2019/10/20,10/27 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月20日と27日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ハイイロリンガ(コブガ科リンガ亜科)
今まで何回もハイイロリンガを見てきましたが,一番綺麗なものです。
前翅半分上の部分が螺鈿(らでん)細工のように見えるからです。
下の方も細かい模様が見られて手が込んだ細工のようです。

②ハイイロリンガ
横から見た様子もなかなかのものです。
鱗のように見える白い部分に光るものがあって螺鈿(らでん)細工の様です。
一本の棒のように見えていた下唇鬚が少しずれています。
胸部が少しふくらんでいます。

③オオトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端が覗いているので,シャチホコガ科と分かります。
灰色の地に褐色の筋模様が見られます。
緑矢印で示した太い内横線と赤矢印で示した細い外横線があります。
胸部背の後縁側には焦茶色の紋が見られます。

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10月に見られた蛾⑫
2019年10月26日(土)
10月に見られた蛾⑫
撮影日:2019/10/23,10/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月23日と26日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①アオバハガタヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
久しぶりに緑が濃いアオバハガタヨトウに会えました。
アオシャク亜科同様,緑色は時間とともに薄くなっていきます。
環状紋(緑矢印)や腎状紋(赤矢印)は緑色で,腎状紋の下部は白く縁取られています。
外横線の外側も緑色で,下向きの鋭い歯(黄矢印)が幾つも見られます。
これを歯形に見立ててアオバハガタヨトウと名付けたのでしょう。

②オオハガタヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
上の蛾と同じく環状紋(緑矢印)と腎状紋(赤矢印)が見られるのでヤガ科の蛾でヨトウガの仲間と分かります。
しかし,属名が変わりヨトウガ亜科からキリガ亜科へ移りました。
この蛾の環状紋はいびつの楕円形になっているのが特徴的です。
外横線の外側に並んでいる何本かの黒い筋(黄矢印)を歯形に見立ててオオハガタヨトウと名付けたのでしょう。

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10月に見られた蛾⑫
撮影日:2019/10/23,10/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月23日と26日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①アオバハガタヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
久しぶりに緑が濃いアオバハガタヨトウに会えました。
アオシャク亜科同様,緑色は時間とともに薄くなっていきます。
環状紋(緑矢印)や腎状紋(赤矢印)は緑色で,腎状紋の下部は白く縁取られています。
外横線の外側も緑色で,下向きの鋭い歯(黄矢印)が幾つも見られます。
これを歯形に見立ててアオバハガタヨトウと名付けたのでしょう。

②オオハガタヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
上の蛾と同じく環状紋(緑矢印)と腎状紋(赤矢印)が見られるのでヤガ科の蛾でヨトウガの仲間と分かります。
しかし,属名が変わりヨトウガ亜科からキリガ亜科へ移りました。
この蛾の環状紋はいびつの楕円形になっているのが特徴的です。
外横線の外側に並んでいる何本かの黒い筋(黄矢印)を歯形に見立ててオオハガタヨトウと名付けたのでしょう。

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10月に見られた蛾⑪
2019年10月25日(金)
10月に見られた蛾⑪ 撮影日:2018/10/18 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月18日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ヒメノコメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
よく似た蛾にオオノコメエダシャクが居ますので注意が必要です。
でも,赤矢印で示した外横線の違いで区別することが出来ます。
写真のように外横線が点列になっています。
一方,オオノコメエダシャクの外横線は線になっています。
この蛾は止まるときに腹部を曲げて止まる習性があります。

②ソトウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)が後方へ反り返っているので,アツバ亜科と分かります。
この蛾にも似た蛾がいるので注意が必要です。
似た蛾とはヒロオビウスグロアツバですが,同定は難しく混同してしまいます。
強いて違いを挙げれば,ソトウスグロアツバは緑矢印で示した胸部背が黒褐色になる傾向があると言えます。

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10月に見られた蛾⑪ 撮影日:2018/10/18 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月18日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ヒメノコメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
よく似た蛾にオオノコメエダシャクが居ますので注意が必要です。
でも,赤矢印で示した外横線の違いで区別することが出来ます。
写真のように外横線が点列になっています。
一方,オオノコメエダシャクの外横線は線になっています。
この蛾は止まるときに腹部を曲げて止まる習性があります。

②ソトウスグロアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
赤矢印が指している下唇鬚(かしんひげ)が後方へ反り返っているので,アツバ亜科と分かります。
この蛾にも似た蛾がいるので注意が必要です。
似た蛾とはヒロオビウスグロアツバですが,同定は難しく混同してしまいます。
強いて違いを挙げれば,ソトウスグロアツバは緑矢印で示した胸部背が黒褐色になる傾向があると言えます。

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10月に見られた蛾⑩
2019年10月24日(木)
10月に見られた蛾⑩ 撮影日:2018/10/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月17日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①スカシカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
見方によってがらっと変わります。
初めは,翅中央の透けている部分がどくろの目の様に見えて不気味でした。
前翅長24~31㎜と大きい部類にはいる蛾です。
幼虫の餌となっているクヌギ,シラカシ,ウバメガシ,アラカシ,カンボクは少ししか分布していないのであまり見られないのが残念です。

②オオネグロウスベニナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
緑矢印を付けた所には横に「U字形」の紋様が並んでいます。
この紋様が並ぶ仲間はナミシャク亜科の蛾です。
フタモンクロナミシャクと謝って同定するところでした。
でも,赤矢印を付けた筋がそれにはありません。
やっとナミシャク亜科の中からオオネグロウスベニナミシャクをみつけました。
しかし,一難去ってまた一難。
ネグロウスベニナミシャクにも似ています。
写真のように外縁の方が濃褐色ですが,その蛾は淡色というのでオオネグロウスベニナミシャクと判断しました。

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10月に見られた蛾⑩ 撮影日:2018/10/17 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月17日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①スカシカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
見方によってがらっと変わります。
初めは,翅中央の透けている部分がどくろの目の様に見えて不気味でした。
前翅長24~31㎜と大きい部類にはいる蛾です。
幼虫の餌となっているクヌギ,シラカシ,ウバメガシ,アラカシ,カンボクは少ししか分布していないのであまり見られないのが残念です。

②オオネグロウスベニナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
緑矢印を付けた所には横に「U字形」の紋様が並んでいます。
この紋様が並ぶ仲間はナミシャク亜科の蛾です。
フタモンクロナミシャクと謝って同定するところでした。
でも,赤矢印を付けた筋がそれにはありません。
やっとナミシャク亜科の中からオオネグロウスベニナミシャクをみつけました。
しかし,一難去ってまた一難。
ネグロウスベニナミシャクにも似ています。
写真のように外縁の方が濃褐色ですが,その蛾は淡色というのでオオネグロウスベニナミシャクと判断しました。

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10月に見られた蛾⑨
2019年10月23日(水)
10月に見られた蛾⑨ 撮影日:2018/10/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月13日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①エグリヅマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
毎年複数回見られる蛾です。
幼虫はサクラ,ツツジ科,ブナ科,ミズキ科など広く分布しているものを食べるからでしょう。
赤矢印が指している前翅外縁上部(翅頂に近い方)が鋸歯状になっています。
それらが抉られたようなので,エグリヅマエダシャクと名が付いたのでしょう。
逃げ足が速い蛾ですが,寒くなると撮影に協力的になってきます。

②ホシヒメホウジャク(スズメガ科ホウジャク亜科)
赤矢印で示した所は後翅の出張りです。
昼間飛びながら花の蜜を吸います。
十月になると灯火に飛来して壁などに止まっているのを見かけます。

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10月に見られた蛾⑨ 撮影日:2018/10/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月13日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少なくても,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①エグリヅマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
毎年複数回見られる蛾です。
幼虫はサクラ,ツツジ科,ブナ科,ミズキ科など広く分布しているものを食べるからでしょう。
赤矢印が指している前翅外縁上部(翅頂に近い方)が鋸歯状になっています。
それらが抉られたようなので,エグリヅマエダシャクと名が付いたのでしょう。
逃げ足が速い蛾ですが,寒くなると撮影に協力的になってきます。

②ホシヒメホウジャク(スズメガ科ホウジャク亜科)
赤矢印で示した所は後翅の出張りです。
昼間飛びながら花の蜜を吸います。
十月になると灯火に飛来して壁などに止まっているのを見かけます。

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10月に見られた蛾⑧
2019年10月22日(火)
10月に見られた蛾⑧ 撮影日:2018/10/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月21日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ウスチャヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
茶一色によるグラデーション蛾です。
止まっているときの格好が矢尻形なのでヤガ科と推測できます。
毎年複数回観察できます。
幼虫はギシギシ,イタドリ,ヨモギ,キリ,カラスノエンドウの葉を食べます。
キリを除いて他は草ですが普通に分布しているので多く見られるのでしょう。

②ムラサキトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
灯火に飛来した蛾を葉の上に移動させて写真を取りました。
似た蛾にニッコウトガリバが居るので注意が必要です。
でも,それには腹部背に黒い毛束が見られるので区別がつきます。
翅頂から斜めに上る線:トガリバガ線(私が命名しました。)があるのでトガリバガ亜科と分かります。

③ムラサキトガリバ
別な場所で見つけたものを写しました。
こちらの写真は胸部背の毛が隆起して格好良く見えるムラサキトガリバです。
トガリバガ亜科の蛾は普通こんな格好で止まることが多いです。
でも,何故このような格好を取るのか知りたいものです。

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10月に見られた蛾⑧ 撮影日:2018/10/21 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月21日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ウスチャヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
茶一色によるグラデーション蛾です。
止まっているときの格好が矢尻形なのでヤガ科と推測できます。
毎年複数回観察できます。
幼虫はギシギシ,イタドリ,ヨモギ,キリ,カラスノエンドウの葉を食べます。
キリを除いて他は草ですが普通に分布しているので多く見られるのでしょう。

②ムラサキトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
灯火に飛来した蛾を葉の上に移動させて写真を取りました。
似た蛾にニッコウトガリバが居るので注意が必要です。
でも,それには腹部背に黒い毛束が見られるので区別がつきます。
翅頂から斜めに上る線:トガリバガ線(私が命名しました。)があるのでトガリバガ亜科と分かります。

③ムラサキトガリバ
別な場所で見つけたものを写しました。
こちらの写真は胸部背の毛が隆起して格好良く見えるムラサキトガリバです。
トガリバガ亜科の蛾は普通こんな格好で止まることが多いです。
でも,何故このような格好を取るのか知りたいものです。

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10月に見られた蛾⑦
2019年10月21日(月)
10月に見られた蛾⑦ 撮影日:2018/10/05,10/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月5日と9日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①トビスジトガリナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
後角に角が無いのでどこからが外縁か分からない種です。
シャクガ科までは分かりますが,亜科名までは・・・と考えながら赤矢印付近を見ました。
すると,「U字形」が並んでいることに気づきました。
それが並んでいるのでナミシャク亜科の蛾だと分かりました。

②サビイロヤガ(ヤガ科アオイガ亜科)
背景が緑色なのは,逆光で対象が黒くなってしまうのでガラス窓枠に葉を挟めたからです。
止まっている形が矢尻型なので,ヤガ科と予想できます。
前翅中央付近にある楕円形の白紋が特徴的です。

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10月に見られた蛾⑦ 撮影日:2018/10/05,10/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月5日と9日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①トビスジトガリナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
後角に角が無いのでどこからが外縁か分からない種です。
シャクガ科までは分かりますが,亜科名までは・・・と考えながら赤矢印付近を見ました。
すると,「U字形」が並んでいることに気づきました。
それが並んでいるのでナミシャク亜科の蛾だと分かりました。

②サビイロヤガ(ヤガ科アオイガ亜科)
背景が緑色なのは,逆光で対象が黒くなってしまうのでガラス窓枠に葉を挟めたからです。
止まっている形が矢尻型なので,ヤガ科と予想できます。
前翅中央付近にある楕円形の白紋が特徴的です。

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スッポンダケ
2019年10月20日(日)
スッポンダケ 撮影日:2018/10/16,10/20 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月5日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。
初めて去年観察してから気になっていたキノコです。
今日か明日かと毎日観察していました。
途中台風で観察できない日がありましたが,10月16日になってやっと姿を現してくれました。

①キノコのてっぺんには,円い穴が開いたものが見えるスッポンダケ
赤矢印で示したものは,何かの鼻によく似ています。
そうです。スッポンの鼻です。
スッポンの鼻の穴は二つですが,スッポンダケのはひとつです。

②手ぬぐいを被ったような感じのスッポンダケ
<スッポンの鼻の様子はこちらのサイトをご覧下さい。>
スッポンの頭部に似たキノコなのでスッポンダケと名付けられたのでしょう。

③伸びすぎて支えきれずに倒れたスッポンダケ
スッポンダケを見ながら立っていると酸っぱい匂いが漂ってきました。
丁度風下に私が立って見ていたので匂いを嗅ぐことが出来たのです。

④飛来したハエに胞子が食べられるスッポンダケ
スッポンダケが匂いを出しているのは昆虫を呼ぶためだと考えたのでしばらく腰を下ろして待っていました。
すると飛んできたのは,ハエ(赤矢印)の仲間でした。

⑤飛来したハエに胞子が食べられるスッポンダケ
ハエ(赤矢印)は茎のような白い部分よりも黒褐色の部分に多く止まります。
そこは粘々していて胞子も有ります。
このように胞子を提供すると同時に,体に付いた胞子を彼方此方にばらまいてもらっているのです。

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スッポンダケ 撮影日:2018/10/16,10/20 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月5日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。
初めて去年観察してから気になっていたキノコです。
今日か明日かと毎日観察していました。
途中台風で観察できない日がありましたが,10月16日になってやっと姿を現してくれました。

①キノコのてっぺんには,円い穴が開いたものが見えるスッポンダケ
赤矢印で示したものは,何かの鼻によく似ています。
そうです。スッポンの鼻です。
スッポンの鼻の穴は二つですが,スッポンダケのはひとつです。

②手ぬぐいを被ったような感じのスッポンダケ
<スッポンの鼻の様子はこちらのサイトをご覧下さい。>
スッポンの頭部に似たキノコなのでスッポンダケと名付けられたのでしょう。

③伸びすぎて支えきれずに倒れたスッポンダケ
スッポンダケを見ながら立っていると酸っぱい匂いが漂ってきました。
丁度風下に私が立って見ていたので匂いを嗅ぐことが出来たのです。

④飛来したハエに胞子が食べられるスッポンダケ
スッポンダケが匂いを出しているのは昆虫を呼ぶためだと考えたのでしばらく腰を下ろして待っていました。
すると飛んできたのは,ハエ(赤矢印)の仲間でした。

⑤飛来したハエに胞子が食べられるスッポンダケ
ハエ(赤矢印)は茎のような白い部分よりも黒褐色の部分に多く止まります。
そこは粘々していて胞子も有ります。
このように胞子を提供すると同時に,体に付いた胞子を彼方此方にばらまいてもらっているのです。

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10月に見られた蛾⑥
2019年10月19日(土)
10月に見られた蛾⑥ 撮影日:2018/10/05 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月5日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ギンボシリンガ(コブガ科リンガ亜科)
シャクガ科のように後翅を見せて止まりません。
白い地に黄橙色の筋模様が見られる蛾です。
幼虫はヤマツヅジ・ミツバツツジなどを食べます。
それらは勿来の関に普通に分布しているので毎年複数回見られます。

②クサシロキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
似た蛾にスジシロキヨトウが居るので注意が必要です。
<その蛾の画像はこちらです。>
両者の違いは次の通りです。
前翅後縁から前縁まで(赤矢印)黒い点が並んでいます。
黒い点が一列・・・クサシロキヨトウ
黒い点が二列・・・スジシロキヨトウ

③クサシロキヨトウ
上の蛾と同一個体ですが,光の反射の具合で同じ個体とは思えません。
緑矢印で示した所に白点(矢印の元)と黒点(矢印の先)が有ります。

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10月に見られた蛾⑥ 撮影日:2018/10/05 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月5日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ギンボシリンガ(コブガ科リンガ亜科)
シャクガ科のように後翅を見せて止まりません。
白い地に黄橙色の筋模様が見られる蛾です。
幼虫はヤマツヅジ・ミツバツツジなどを食べます。
それらは勿来の関に普通に分布しているので毎年複数回見られます。

②クサシロキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
似た蛾にスジシロキヨトウが居るので注意が必要です。
<その蛾の画像はこちらです。>
両者の違いは次の通りです。
前翅後縁から前縁まで(赤矢印)黒い点が並んでいます。
黒い点が一列・・・クサシロキヨトウ
黒い点が二列・・・スジシロキヨトウ

③クサシロキヨトウ
上の蛾と同一個体ですが,光の反射の具合で同じ個体とは思えません。
緑矢印で示した所に白点(矢印の元)と黒点(矢印の先)が有ります。

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10月に見られた蛾⑤
2019年10月18日(金)
10月に見られた蛾⑤ 撮影日:2018/10/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月4日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ウスイロカザリバ(カザリバガ科)
開張が11~15㎜の小さな蛾です。
小さいながらも,着飾って目を引く蛾です。
さらに,赤矢印で示した下唇鬚(かしんひげ)も特徴的です。

②マエジロアツバ(ヤガ科ムラサキアツバ亜科)
アツバの仲間とは思えない貧弱な下唇鬚(かしんひげ)です。
前翅前縁の半分が白くなっているので,マエジロアツバと呼ばれるのでしょう。
幼虫はキノコの仲間のカワラタケを食べる変わり種です。

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10月に見られた蛾⑤ 撮影日:2018/10/04 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月4日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ウスイロカザリバ(カザリバガ科)
開張が11~15㎜の小さな蛾です。
小さいながらも,着飾って目を引く蛾です。
さらに,赤矢印で示した下唇鬚(かしんひげ)も特徴的です。

②マエジロアツバ(ヤガ科ムラサキアツバ亜科)
アツバの仲間とは思えない貧弱な下唇鬚(かしんひげ)です。
前翅前縁の半分が白くなっているので,マエジロアツバと呼ばれるのでしょう。
幼虫はキノコの仲間のカワラタケを食べる変わり種です。

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10月に見られた蛾④
2019年10月17日(木)
10月に見られた蛾④ 撮影日:2018/10/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月3日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①クロミスジシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
幼虫の食草は,エゴノキ・ハクウンボクですが勿来の関には分布が少なくあまり観察されません。
後翅後角付近にある黄橙色の紋がこの蛾の魅力を上げています。
すっきりした紋様に明るい紋があるので好きな蛾です。

②アオアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)からアツバ亜科と分かります。
翅頂から斜めに立ち上がり途中から頭の方へ向かう黒い筋模様が特徴的な蛾です。
個体差があり次のように3つの型に分けられます。
A赤矢印で示した所が薄褐色のもの
B外横線(緑矢印)の内側が濃褐色で外側が薄褐色のもの
C外横線(緑矢印)に白い縁取りがあるもの

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10月に見られた蛾④ 撮影日:2018/10/03 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月3日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①クロミスジシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
幼虫の食草は,エゴノキ・ハクウンボクですが勿来の関には分布が少なくあまり観察されません。
後翅後角付近にある黄橙色の紋がこの蛾の魅力を上げています。
すっきりした紋様に明るい紋があるので好きな蛾です。

②アオアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
前方へ突き出た下唇鬚(かしんひげ)からアツバ亜科と分かります。
翅頂から斜めに立ち上がり途中から頭の方へ向かう黒い筋模様が特徴的な蛾です。
個体差があり次のように3つの型に分けられます。
A赤矢印で示した所が薄褐色のもの
B外横線(緑矢印)の内側が濃褐色で外側が薄褐色のもの
C外横線(緑矢印)に白い縁取りがあるもの

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10月に見られた蛾③
2019年10月16日(水)
10月に見られた蛾③ 撮影日:2018/10/02 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月2日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ヒトツメカギバ(カギバガ科)
何の仲間か見当を付けるのが難しい種です。
普通に見たらシャクガ科ですが,実際はカギバガ科です。
そんなら翅頂近くに鉤状の形を残しておけば,よいのにと思ってしまいます。

②オビガ(オビガ科)
日本ではオビガ科はただ一種類しか居ません。
そんなに寒くない時期に出現する蛾ですが,全身毛深い蛾です。
翅頂から翅頂へと走る1本の黄色い横筋が特徴的な蛾です。
体形は普通の蛾とは違う空飛ぶ円盤のような感じに見えます。

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10月に見られた蛾③ 撮影日:2018/10/02 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月2日に観察した蛾です。
十月に入ると出現する昆虫がめっきり減りました。
そこで,掲載する昆虫が少しでも,毎日続けることが大事と思い掲載数にこだわらずに続けていきますのでご了承下さい。
また,今年のものに限らず去年や以前に出現したものも入れていこうと思います。

①ヒトツメカギバ(カギバガ科)
何の仲間か見当を付けるのが難しい種です。
普通に見たらシャクガ科ですが,実際はカギバガ科です。
そんなら翅頂近くに鉤状の形を残しておけば,よいのにと思ってしまいます。

②オビガ(オビガ科)
日本ではオビガ科はただ一種類しか居ません。
そんなに寒くない時期に出現する蛾ですが,全身毛深い蛾です。
翅頂から翅頂へと走る1本の黄色い横筋が特徴的な蛾です。
体形は普通の蛾とは違う空飛ぶ円盤のような感じに見えます。

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勿来の関周辺の昆虫 カミキリムシ科
2019年10月15日(火)
勿来の関周辺の昆虫 カミキリムシ科 撮影日:2019/08/06,8/15 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で8月6日と15日に観察したウスバカミキリです。

①ウスバカミキリ♀(甲虫目カミキリムシ科)
日本では,シロスジカミキリやミヤマカミキリと並んで大きいカミキリムシです。
翅が透けて見えるような感じなのでウスバカミキリと呼ばれています。
夜間,灯火に飛来したウスバカミキリを写すと赤矢印のようなものが見えました。
「これは何?」と思って,調べると産卵管であることが分かりました。
すると,写真のカミキリムシは雌であることが分かりました。

②ウスバカミキリ♀
腹端から出ている棒状のもの(赤矢印)を脇から写しました。
前方を向いたペンチの刃のような大顎に挟まれないようにしないと大変です。

③ウスバカミキリ♂
腹端から棒状の産卵管が出ていません。
このことから,この写真のウスバカミキリは雄だと分かります。

④ウスバカミキリ♂
雌の触角と比べると表面が滑らかでなく,小さな突起物が無数あります。
さらに,体の割に太くて不格好に見えます。
朽木を食べるので害虫扱いはしていません。

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勿来の関周辺の昆虫 カミキリムシ科 撮影日:2019/08/06,8/15 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で8月6日と15日に観察したウスバカミキリです。

①ウスバカミキリ♀(甲虫目カミキリムシ科)
日本では,シロスジカミキリやミヤマカミキリと並んで大きいカミキリムシです。
翅が透けて見えるような感じなのでウスバカミキリと呼ばれています。
夜間,灯火に飛来したウスバカミキリを写すと赤矢印のようなものが見えました。
「これは何?」と思って,調べると産卵管であることが分かりました。
すると,写真のカミキリムシは雌であることが分かりました。

②ウスバカミキリ♀
腹端から出ている棒状のもの(赤矢印)を脇から写しました。
前方を向いたペンチの刃のような大顎に挟まれないようにしないと大変です。

③ウスバカミキリ♂
腹端から棒状の産卵管が出ていません。
このことから,この写真のウスバカミキリは雄だと分かります。

④ウスバカミキリ♂
雌の触角と比べると表面が滑らかでなく,小さな突起物が無数あります。
さらに,体の割に太くて不格好に見えます。
朽木を食べるので害虫扱いはしていません。

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勿来の関周辺の昆虫 カミキリムシ科
2019年10月14日(月)
勿来の関周辺の昆虫 カミキリムシ科 撮影日:2019/08/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で8月10日に観察したノコギリカミキリです。

①ノコギリカミキリ(甲虫目カミキリムシ科)
体全体が真っ黒なカミキリムシです。
胸部には赤矢印で示している様に6個の刺が見られます。
上から写した画像からはノコギリカミキリの名のいわれは理解できません。

②ノコギリカミキリ
前足の脛節の上面は溝のように凹みが見られます。
よく灯火に飛来します。
活発に動くため撮影は動かずに止まっているものを選びました。
幼虫は針葉樹・各種広葉樹等の朽木を食べるため害虫には成っていません。

③ノコギリカミキリ
正面から撮影した写真です。
鋸の歯のようなぎざぎざした触角が名前の由来になっています。

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勿来の関周辺の昆虫 カミキリムシ科 撮影日:2019/08/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で8月10日に観察したノコギリカミキリです。

①ノコギリカミキリ(甲虫目カミキリムシ科)
体全体が真っ黒なカミキリムシです。
胸部には赤矢印で示している様に6個の刺が見られます。
上から写した画像からはノコギリカミキリの名のいわれは理解できません。

②ノコギリカミキリ
前足の脛節の上面は溝のように凹みが見られます。
よく灯火に飛来します。
活発に動くため撮影は動かずに止まっているものを選びました。
幼虫は針葉樹・各種広葉樹等の朽木を食べるため害虫には成っていません。

③ノコギリカミキリ
正面から撮影した写真です。
鋸の歯のようなぎざぎざした触角が名前の由来になっています。

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勿来の関周辺の昆虫 イナゴ科
2019年10月13日(日)
2129 勿来の関周辺の昆虫 イナゴ科 撮影日:2019/10/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月13日に観察したミヤマフキバッタの一種です。
強い台風というわりには,あまり被害は無かったようです。

①ミヤマフキバッタの一種(バッタ目イナゴ科フキバッタ亜科)
翅は赤矢印の所までしかありません。
短いので幼虫かというと,そうではなくこれで成虫です。
これがこの仲間の特徴です。

②ミヤマフキバッタの一種
目の後方に黒条(赤矢印)が見られます。
フキやクズなどの葉を食べます。

③ミヤマフキバッタの一種
翅が短く飛べません。
従って,地域ごとに種の分化が進み多くの種が生じていて同定が難しいです。

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2129 勿来の関周辺の昆虫 イナゴ科 撮影日:2019/10/13 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月13日に観察したミヤマフキバッタの一種です。
強い台風というわりには,あまり被害は無かったようです。

①ミヤマフキバッタの一種(バッタ目イナゴ科フキバッタ亜科)
翅は赤矢印の所までしかありません。
短いので幼虫かというと,そうではなくこれで成虫です。
これがこの仲間の特徴です。

②ミヤマフキバッタの一種
目の後方に黒条(赤矢印)が見られます。
フキやクズなどの葉を食べます。

③ミヤマフキバッタの一種
翅が短く飛べません。
従って,地域ごとに種の分化が進み多くの種が生じていて同定が難しいです。

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勿来の関周辺の昆虫 カミキリムシ科
2019年10月11日(土)
勿来の関周辺の昆虫 カミキリムシ科 撮影日:2019/08/14 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で8月14日に観察したゴマダラカミキリです。
元気よく動き回るのでビニル袋に入れて置きました。
気が付いたときは息が絶えていましたが形を整えて写しました。

①ゴマダラカミキリ(コウチュウ目カミキリムシ科フトカミキリ亜科)
体長が25~35㎜で黒い地に白紋があるカミキリムシです。
うっかり胸部を掴むと赤矢印が指しているように尖った刺があるので痛い思いをします。
さらに,キイキイと音を出すので驚いてしまいます。
驚いて手を離した隙に逃げようとしているのです。
触角は体長の2倍近い長さです。

②ゴマダラカミキリ
赤矢印が指しているのは複眼です。
複眼は触角の付け根を囲むように広がっています。

③ゴマダラカミキリ
腹部は青味を帯びています。
足にも青味を帯びた部分があります。

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勿来の関周辺の昆虫 カミキリムシ科 撮影日:2019/08/14 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で8月14日に観察したゴマダラカミキリです。
元気よく動き回るのでビニル袋に入れて置きました。
気が付いたときは息が絶えていましたが形を整えて写しました。

①ゴマダラカミキリ(コウチュウ目カミキリムシ科フトカミキリ亜科)
体長が25~35㎜で黒い地に白紋があるカミキリムシです。
うっかり胸部を掴むと赤矢印が指しているように尖った刺があるので痛い思いをします。
さらに,キイキイと音を出すので驚いてしまいます。
驚いて手を離した隙に逃げようとしているのです。
触角は体長の2倍近い長さです。

②ゴマダラカミキリ
赤矢印が指しているのは複眼です。
複眼は触角の付け根を囲むように広がっています。

③ゴマダラカミキリ
腹部は青味を帯びています。
足にも青味を帯びた部分があります。

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勿来の関周辺の植物 ヤマノイモ科
2019年10月11日(金)
勿来の関周辺の植物 ヤマノイモ科 撮影日:2019/10/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月10日と7月29日~8月9日に観察したヤマノイモです。
ヤマハギの写真を撮る前にヤマノイモが目に留まりました。

①ヤマノイモ雌株(ヤマノイモ科)
ヤマノイモの葉(赤矢印)はハートの形を長くした感じなので直ぐに分かります。
ヤマノイモのつるを探していると以下の様なものが見つかりました。
A花 ・・・灰矢印(花びらは白いです。)
B実 ・・・黄矢印(3つの翼があります。中には扁平で褐色の実が入っています。)
Cムカゴ・・・桃矢印(葉の付け根にできる円みのあるもの。これがこぼれて芽を出します。)
D葉 ・・・赤矢印

②ヤマノイモ雌株 7月29日
ところで,ヤマノイモは雌雄異株で実を付ける雌株と花粉を作る雄株が別々に育ちます。
葉だけを付けている時期はどちらか分かりませんが,花を付けると区別がつきます。
雌花(赤矢印)は垂れ下がるからです。

③ヤマノイモ雄株 8月9日
雄花は雌花と違って花序が立ち上がります。
花びらは6個ありますが,あまり開かないので大きさはほとんど変わりません。

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勿来の関周辺の植物 ヤマノイモ科 撮影日:2019/10/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月10日と7月29日~8月9日に観察したヤマノイモです。
ヤマハギの写真を撮る前にヤマノイモが目に留まりました。

①ヤマノイモ雌株(ヤマノイモ科)
ヤマノイモの葉(赤矢印)はハートの形を長くした感じなので直ぐに分かります。
ヤマノイモのつるを探していると以下の様なものが見つかりました。
A花 ・・・灰矢印(花びらは白いです。)
B実 ・・・黄矢印(3つの翼があります。中には扁平で褐色の実が入っています。)
Cムカゴ・・・桃矢印(葉の付け根にできる円みのあるもの。これがこぼれて芽を出します。)
D葉 ・・・赤矢印

②ヤマノイモ雌株 7月29日
ところで,ヤマノイモは雌雄異株で実を付ける雌株と花粉を作る雄株が別々に育ちます。
葉だけを付けている時期はどちらか分かりませんが,花を付けると区別がつきます。
雌花(赤矢印)は垂れ下がるからです。

③ヤマノイモ雄株 8月9日
雄花は雌花と違って花序が立ち上がります。
花びらは6個ありますが,あまり開かないので大きさはほとんど変わりません。

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勿来の関周辺の植物 マメ科
2019年10月10日(木)
勿来の関周辺の植物 マメ科 撮影日:2019/10/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月10日に観察したヤマハギです。

ヤマハギ
①ヤマハギ(マメ科)
9月頃になると道端に紅紫色の小さい花が目立つようになります。
葉と花序の様子からヤマハギと同定出来ます。
同定ポイントは花序(赤矢印)の長さにあります。
花序とは花が付いている柄のような部分で茎から花の付いている所(赤矢印)までをいいます。
一方,茎から葉が付いている部分までを葉柄(黄矢印)といいます。
写真のように花序(赤矢印)が葉柄(黄矢印)よりも長いものをヤマハギといいます。
花が葉よりも山のように飛び出して高くなっているからヤマハギと覚えると忘れないでしょう。
図鑑でマルバハキの説明に葉の先は凹むとありますが,写真で分かるようにヤマハギの先も凹ん(灰矢印)でいます。
だから,葉の形で区別するよりも花序の長さで同定した方が確実だと思います。
勿来の関で見られるハギの多くはヤマハギで,マルバハキはほんの少しだけです。

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勿来の関周辺の植物 マメ科 撮影日:2019/10/10 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月10日に観察したヤマハギです。

ヤマハギ
①ヤマハギ(マメ科)
9月頃になると道端に紅紫色の小さい花が目立つようになります。
葉と花序の様子からヤマハギと同定出来ます。
同定ポイントは花序(赤矢印)の長さにあります。
花序とは花が付いている柄のような部分で茎から花の付いている所(赤矢印)までをいいます。
一方,茎から葉が付いている部分までを葉柄(黄矢印)といいます。
写真のように花序(赤矢印)が葉柄(黄矢印)よりも長いものをヤマハギといいます。
花が葉よりも山のように飛び出して高くなっているからヤマハギと覚えると忘れないでしょう。
図鑑でマルバハキの説明に葉の先は凹むとありますが,写真で分かるようにヤマハギの先も凹ん(灰矢印)でいます。
だから,葉の形で区別するよりも花序の長さで同定した方が確実だと思います。
勿来の関で見られるハギの多くはヤマハギで,マルバハキはほんの少しだけです。

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勿来の関周辺の昆虫 トンボ科
2019年10月9日(水)
勿来の関周辺の昆虫 トンボ科 撮影日:2019/10/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月9日に観察したノシメトンボです。

①ノシメトンボ(トンボ科)
勿来の関にはベンチが彼方此方にあります。
ベンチに荷物を置くのに近づくとトンホが止まっています。
翅端に黒褐色班があります。
その班を見てノシメトンボかもしれないと思いました。

②ノシメトンボ
それを確かめるには胸の黒条を見るのが一番です。
楕円筋とL字筋があったのでノシメトンボと同定しました。

③ノシメトンボ
腹端の様子を写したら赤い斑紋の様子が分かりました。
赤矢印が指しているものは小さく,緑矢印が指しているのは端に近い方が明るくなっています。

④ノシメトンボ
上からも撮ってみました。
朝日が当たって明るく写っていますが,アキアカネのように赤く輝いていません。
最後の赤い斑紋(赤矢印)はやはり小さく写っています。
緑矢印が指しているものは拡大して見ると端の方が明るくなっているのが分かりました。

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勿来の関周辺の昆虫 トンボ科 撮影日:2019/10/09 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月9日に観察したノシメトンボです。

①ノシメトンボ(トンボ科)
勿来の関にはベンチが彼方此方にあります。
ベンチに荷物を置くのに近づくとトンホが止まっています。
翅端に黒褐色班があります。
その班を見てノシメトンボかもしれないと思いました。

②ノシメトンボ
それを確かめるには胸の黒条を見るのが一番です。
楕円筋とL字筋があったのでノシメトンボと同定しました。

③ノシメトンボ
腹端の様子を写したら赤い斑紋の様子が分かりました。
赤矢印が指しているものは小さく,緑矢印が指しているのは端に近い方が明るくなっています。

④ノシメトンボ
上からも撮ってみました。
朝日が当たって明るく写っていますが,アキアカネのように赤く輝いていません。
最後の赤い斑紋(赤矢印)はやはり小さく写っています。
緑矢印が指しているものは拡大して見ると端の方が明るくなっているのが分かりました。

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10月に見られた蛾②
2019年10月8日(火)
10月に見られた蛾② 撮影日:2019/10/02~08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月2日~8日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①ウストビモンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
触角を背にして止まっています。
しかし,ツトガ科・メイガ科ではありません。
頭を上にしたとき「U字形の筋模様」(赤矢印)が見られるのでナミシャク亜科と分かります。
いつ見ても腹端を頭上に上げ腹部を反らしたままにしています。
胸部背の赤橙の色が見事です。

②ナカウスエダシャク♀(シャクガ科エダシャク亜科)
一見,フタヤマエダシャクに見えてしまいます。
しかし,フタヤマエダシャクには無い亜外縁線があります。
さらに後翅の色彩が前翅のように外横線で分かれていません。
♂の触角は櫛歯状で♀は糸状です。
従ってこの写真のものは♀です。

③マエモンクロヒロズコガ(ヒロズコガ科)
小さい蛾で頭部が白いのでヒロズコガ科と分かります。
前翅前縁後半に台形状の白紋があります。
この白紋の形からシロモンヒメハマキではないと分かります。
前縁に紋がある黒地の蛾という意味でマエモンクロと名付けたのでしょう。

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10月に見られた蛾② 撮影日:2019/10/02~08 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月2日~8日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①ウストビモンナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
触角を背にして止まっています。
しかし,ツトガ科・メイガ科ではありません。
頭を上にしたとき「U字形の筋模様」(赤矢印)が見られるのでナミシャク亜科と分かります。
いつ見ても腹端を頭上に上げ腹部を反らしたままにしています。
胸部背の赤橙の色が見事です。

②ナカウスエダシャク♀(シャクガ科エダシャク亜科)
一見,フタヤマエダシャクに見えてしまいます。
しかし,フタヤマエダシャクには無い亜外縁線があります。
さらに後翅の色彩が前翅のように外横線で分かれていません。
♂の触角は櫛歯状で♀は糸状です。
従ってこの写真のものは♀です。

③マエモンクロヒロズコガ(ヒロズコガ科)
小さい蛾で頭部が白いのでヒロズコガ科と分かります。
前翅前縁後半に台形状の白紋があります。
この白紋の形からシロモンヒメハマキではないと分かります。
前縁に紋がある黒地の蛾という意味でマエモンクロと名付けたのでしょう。

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10月に見られた蛾①
2019年10月7日(月)
10月に見られた蛾① 撮影日:2019/10/01~05 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月1日~5日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①ハコベヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
環状紋(赤矢印)や腎状紋(緑矢印)があるのでヤガ科と分かります。
だからといって,ヨトウガ亜科ではありません。
モンヤガ亜科に属する蛾です。
だから,この仲間は語尾に「ヤガ」が付きます。

②ウスキツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
十月に入ると,ウスキツバメエダシャクの出現が目立つようになります。
今日も1つの灯火に5匹も飛来していました。
出現数が多いのは,幼虫がいろいろな植物の葉を食べるからです。

③ウスキツバメエダシャク
後翅外縁は薄黄色を帯びる傾向があり,さらに尾状突起が見られます。
これをツバメの尾に見立ててウスキツバメエダシャクと名付けたのでしょう。
似た種が居るので注意が必要ですが,目と目の間がこのように焦茶色になっています。

④シロオビノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
草むらや道端を歩いていると飛び出して直ぐ葉の裏に隠れます。
葉の裏にいても人影が近づくと直ぐ逃げるので,この蛾を写すのは大変です。
写真の蛾は灯火に飛来しました。
でも,不用意に近づくと逃げられるので慎重に近づいて写真を撮りました。
一の字に伸びた白い筋を白帯に見立てて,シロオビノメイガと名付けたのでしょう。

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10月に見られた蛾① 撮影日:2019/10/01~05 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で10月1日~5日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①ハコベヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
環状紋(赤矢印)や腎状紋(緑矢印)があるのでヤガ科と分かります。
だからといって,ヨトウガ亜科ではありません。
モンヤガ亜科に属する蛾です。
だから,この仲間は語尾に「ヤガ」が付きます。

②ウスキツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
十月に入ると,ウスキツバメエダシャクの出現が目立つようになります。
今日も1つの灯火に5匹も飛来していました。
出現数が多いのは,幼虫がいろいろな植物の葉を食べるからです。

③ウスキツバメエダシャク
後翅外縁は薄黄色を帯びる傾向があり,さらに尾状突起が見られます。
これをツバメの尾に見立ててウスキツバメエダシャクと名付けたのでしょう。
似た種が居るので注意が必要ですが,目と目の間がこのように焦茶色になっています。

④シロオビノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
草むらや道端を歩いていると飛び出して直ぐ葉の裏に隠れます。
葉の裏にいても人影が近づくと直ぐ逃げるので,この蛾を写すのは大変です。
写真の蛾は灯火に飛来しました。
でも,不用意に近づくと逃げられるので慎重に近づいて写真を撮りました。
一の字に伸びた白い筋を白帯に見立てて,シロオビノメイガと名付けたのでしょう。

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9月に見られた蛾(26)
2019年10月6日(日)
9月に見られた蛾(26) 撮影日:2019/09/27,30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月27日と30日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①ナカジロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
白くなっている部分には頭を上にしてみたときU字形の筋模様があるのでナミシャク亜科と分かります。
翅中央に白い部分が見られるのでナカジロナミシャクと名付けられたのでしょう。
外縁中央にある白円紋は濃いものも薄いものも居ます。

②ハイイロシャチホコ(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
この様な止まり方はシャチホコガ科に特有のものです。(ただし全てではありません。)
白い縁取りの有る外横線や翅中央を走る黒い筋模様が同定ポイントです。

③キシタホソバ(ヒトリガ科コケガ亜科)
この仲間は見た目だけで同定するのは困難といわれています。
でも,私なりに見た感じで区別しましたのでご了承下さい。
A前翅外縁の赤矢印区間が真っ直ぐになっています。
B前翅外縁の縁毛が灰褐色です。
C目と目の間が薄褐色です。(緑矢印)
以上の三点からキシタホソバと判断しました。

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9月に見られた蛾(26) 撮影日:2019/09/27,30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月27日と30日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①ナカジロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
白くなっている部分には頭を上にしてみたときU字形の筋模様があるのでナミシャク亜科と分かります。
翅中央に白い部分が見られるのでナカジロナミシャクと名付けられたのでしょう。
外縁中央にある白円紋は濃いものも薄いものも居ます。

②ハイイロシャチホコ(シャチホコガ科)
左右の翅を合わせるように立てて止まっています。
この様な止まり方はシャチホコガ科に特有のものです。(ただし全てではありません。)
白い縁取りの有る外横線や翅中央を走る黒い筋模様が同定ポイントです。

③キシタホソバ(ヒトリガ科コケガ亜科)
この仲間は見た目だけで同定するのは困難といわれています。
でも,私なりに見た感じで区別しましたのでご了承下さい。
A前翅外縁の赤矢印区間が真っ直ぐになっています。
B前翅外縁の縁毛が灰褐色です。
C目と目の間が薄褐色です。(緑矢印)
以上の三点からキシタホソバと判断しました。

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9月に見られた蛾(25)
2019年10月5日(土)
9月に見られた蛾(25) 撮影日:2019/09/27~29 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月27日~29日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①ミツモンキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)
何故ミツモンというのか疑問のままでした。
画像をよく見ていたら,1と2の紋は白くはっきりしています。
しかし,3は薄くてぼんやりしています。
薄くても紋ですからこれを入れてミツモンとしたのでしょう。
胸部背から腹部背に毛束が立っています。
これらをウワバと呼んでいると思われます。

②クロズウスキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
この種は年2回羽化します。
6月頃と9~10 月頃の2回です。
毎年複数回観察しています。

③クロズウスキエダシャク
真上から写すと頭部の色が分かると思いましたがよく分かりません。
そこで,正面から写しました。
触角の根元が薄褐色で目と目の間(赤矢印)が黒いので,クロズウスキエダシャクと名付けたのでしょう。

④キイロフチグロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているので,ツトガ科・メイガ科と分かります。
さらに,黄色の地に褐色筋の組み合わせはノメイガ亜科で決まりです。
翅の周囲が焦茶色で縁取られているのでキイロフチグロノメイガと名付けられたのでしょう。
赤矢印で指している所が凹んでいます。
♂の方が♀よりも凹みが大きいような気がします。

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9月に見られた蛾(25) 撮影日:2019/09/27~29 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月27日~29日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①ミツモンキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)
何故ミツモンというのか疑問のままでした。
画像をよく見ていたら,1と2の紋は白くはっきりしています。
しかし,3は薄くてぼんやりしています。
薄くても紋ですからこれを入れてミツモンとしたのでしょう。
胸部背から腹部背に毛束が立っています。
これらをウワバと呼んでいると思われます。

②クロズウスキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
この種は年2回羽化します。
6月頃と9~10 月頃の2回です。
毎年複数回観察しています。

③クロズウスキエダシャク
真上から写すと頭部の色が分かると思いましたがよく分かりません。
そこで,正面から写しました。
触角の根元が薄褐色で目と目の間(赤矢印)が黒いので,クロズウスキエダシャクと名付けたのでしょう。

④キイロフチグロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているので,ツトガ科・メイガ科と分かります。
さらに,黄色の地に褐色筋の組み合わせはノメイガ亜科で決まりです。
翅の周囲が焦茶色で縁取られているのでキイロフチグロノメイガと名付けられたのでしょう。
赤矢印で指している所が凹んでいます。
♂の方が♀よりも凹みが大きいような気がします。

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マエホシヨトウ
2019年10月4日(金)
マエホシヨトウ 撮影日:2019/09/20~30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月20日~30日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。
※3つのタイプと同定ポイント
個体変異が大きいので,いつも同定で苦労していました。
画像をよく見ているうちに,同定ポイントが3つあることに気がつきました。
これらの3つのポイントを覚えていれば迷わずに同定出来ると思われます。
先ずマエホシヨトウには3つのタイプがあるのでそれを紹介します。
・全体が白っぽいタイプ
・後縁中央付近が白いタイプ
・焦茶色タイプ
次に3つの同定ポイントです。これらのポイントがあればマエホシヨトウです。
A薄褐色の亜外縁線
B黒い縦筋(亜外縁線を中断しています。)
C外横線(緑矢印)と内横線(黄矢印)が後縁と交差する所が白い

①マエホシヨトウ 全体が白っぽいタイプ (ヤガ科ヒメヨトウ亜科)
赤矢印・・・薄褐色の亜外縁線があります。
青矢印・・・黒い縦筋があります。
黄矢印と緑矢印・・・白い紋があります。
以上のポイントのほかに環状紋と腎状紋が見られます。

②マエホシヨトウ 全体が白っぽいタイプ

③マエホシヨトウ 焦茶色タイプ
かすかに環状紋と腎状紋が見られます。

④マエホシヨトウ 焦茶色タイプ
亜外縁線を中断している黒い縦筋があります。

⑤マエホシヨトウ 後縁中央付近が白いタイプ
環状紋と腎状紋が見られます。

⑥マエホシヨトウ 後縁中央付近が白いタイプ
環状紋と腎状紋が見られます。
これらの紋があることからヨトウガの仲間と分かります。

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マエホシヨトウ 撮影日:2019/09/20~30 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月20日~30日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。
※3つのタイプと同定ポイント
個体変異が大きいので,いつも同定で苦労していました。
画像をよく見ているうちに,同定ポイントが3つあることに気がつきました。
これらの3つのポイントを覚えていれば迷わずに同定出来ると思われます。
先ずマエホシヨトウには3つのタイプがあるのでそれを紹介します。
・全体が白っぽいタイプ
・後縁中央付近が白いタイプ
・焦茶色タイプ
次に3つの同定ポイントです。これらのポイントがあればマエホシヨトウです。
A薄褐色の亜外縁線
B黒い縦筋(亜外縁線を中断しています。)
C外横線(緑矢印)と内横線(黄矢印)が後縁と交差する所が白い

①マエホシヨトウ 全体が白っぽいタイプ (ヤガ科ヒメヨトウ亜科)
赤矢印・・・薄褐色の亜外縁線があります。
青矢印・・・黒い縦筋があります。
黄矢印と緑矢印・・・白い紋があります。
以上のポイントのほかに環状紋と腎状紋が見られます。

②マエホシヨトウ 全体が白っぽいタイプ

③マエホシヨトウ 焦茶色タイプ
かすかに環状紋と腎状紋が見られます。

④マエホシヨトウ 焦茶色タイプ
亜外縁線を中断している黒い縦筋があります。

⑤マエホシヨトウ 後縁中央付近が白いタイプ
環状紋と腎状紋が見られます。

⑥マエホシヨトウ 後縁中央付近が白いタイプ
環状紋と腎状紋が見られます。
これらの紋があることからヨトウガの仲間と分かります。

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9月に見られた蛾(24)
2019年10月3日(木)
9月に見られた蛾(24) 撮影日:2019/09/25,09/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月25日と26日に観察した蛾です。
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出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①マメノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているので,ツトガ科・メイガ科と分かります。
後翅の白っぽく見える所は半透明に成っています。
半透明の翅を持つものはメイガ科には存在しないのでツトガ科となります。
一般に,ツトガ科に属する蛾は逃げ足が速く人やカメラが近づくと直ぐ逃げてしまいます。
でも,9月頃出会うものは撮影に協力的的になってくるから不思議です。

②ヨツボシホソバ♂(ヒトリガ科コケガ亜科)
♂と♀では斑紋が違う種です。
♀はマエグロホソバと似ていて同定が難しいですが,♂は易しいです。
それは,黄橙色の胸部前縁側(赤矢印)黒くなっているからです。

③クスサン(ヤママユガ科)
9月24日に今年初めて観察したクスサンですが,2日後に再会できました。
しかも,無傷のクスサンにです。
今回は前回の反省を生かし後翅の眼状紋がはっきり見えるようにして写しました。
その方法は驚かないようにそっと前翅の外縁を上の方へ持ち上げれば良いのです。
前翅と後翅の眼状紋は大きさも色も違っています。
後翅の眼状紋は二重の縁取りが有って真ん中は黒いので目立ちます。
それに比べて前翅の眼状紋は小さくて周囲の色と同じなので目立ちません。

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9月に見られた蛾(24) 撮影日:2019/09/25,09/26 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月25日と26日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①マメノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているので,ツトガ科・メイガ科と分かります。
後翅の白っぽく見える所は半透明に成っています。
半透明の翅を持つものはメイガ科には存在しないのでツトガ科となります。
一般に,ツトガ科に属する蛾は逃げ足が速く人やカメラが近づくと直ぐ逃げてしまいます。
でも,9月頃出会うものは撮影に協力的的になってくるから不思議です。

②ヨツボシホソバ♂(ヒトリガ科コケガ亜科)
♂と♀では斑紋が違う種です。
♀はマエグロホソバと似ていて同定が難しいですが,♂は易しいです。
それは,黄橙色の胸部前縁側(赤矢印)黒くなっているからです。

③クスサン(ヤママユガ科)
9月24日に今年初めて観察したクスサンですが,2日後に再会できました。
しかも,無傷のクスサンにです。
今回は前回の反省を生かし後翅の眼状紋がはっきり見えるようにして写しました。
その方法は驚かないようにそっと前翅の外縁を上の方へ持ち上げれば良いのです。
前翅と後翅の眼状紋は大きさも色も違っています。
後翅の眼状紋は二重の縁取りが有って真ん中は黒いので目立ちます。
それに比べて前翅の眼状紋は小さくて周囲の色と同じなので目立ちません。

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9月に見られた蛾(23)
2019年10月2日(水)
9月に見られた蛾(23) 撮影日:2019/09/22,09/24 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月22日と24日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①クスサン(ヤママユガ科)
ヤママユガ科の蛾を見ると嬉しくなってしまいます。
それは普通に見られる蛾よりずっと大きいからです。
勿来の関周辺ではクスサンがヤママユガ科の中で一番早く出現します。
ヤママユガ科の蛾は大きくて目立つので,天敵の鳥に狙われ翅がぼろぼろに成っているのをよく見かけます。
ところが今年は無傷の蛾を二匹も観察できました。

②薄褐色のクスサン
前翅には二重で大きく波を打っている横線(赤矢印)が見られます。
更によく見ないと見過ごしてしまいそうな眼状紋(緑矢印)が見られます。
家に帰ってからクスサンの写真を見ると後翅には立派な眼状紋が有るのを知り今度見たらそれも写そうと後悔しました。

③ビロードハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
ハマキガ科の中では最も大きな蛾です。
黒い地に白色の斑点が無数にあり一対の赤い筋が見られる綺麗な蛾です。
雄と雌では白色の斑点等の大きさが違います。
昼行性ですが,灯火に飛来したものを写しました。

④マメチャイロキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
前翅長13~15㎜の小さい蛾です。
前翅前縁の近い所に環状紋と腎状紋が見られるのでヨトウガ亜科の蛾と分かります。
黄色の地に焦茶色の斑紋がある小さい蛾という意味でマメチャイロキヨトウと名付けられたのでしょう。

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9月に見られた蛾(23) 撮影日:2019/09/22,09/24 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月22日と24日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①クスサン(ヤママユガ科)
ヤママユガ科の蛾を見ると嬉しくなってしまいます。
それは普通に見られる蛾よりずっと大きいからです。
勿来の関周辺ではクスサンがヤママユガ科の中で一番早く出現します。
ヤママユガ科の蛾は大きくて目立つので,天敵の鳥に狙われ翅がぼろぼろに成っているのをよく見かけます。
ところが今年は無傷の蛾を二匹も観察できました。

②薄褐色のクスサン
前翅には二重で大きく波を打っている横線(赤矢印)が見られます。
更によく見ないと見過ごしてしまいそうな眼状紋(緑矢印)が見られます。
家に帰ってからクスサンの写真を見ると後翅には立派な眼状紋が有るのを知り今度見たらそれも写そうと後悔しました。

③ビロードハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
ハマキガ科の中では最も大きな蛾です。
黒い地に白色の斑点が無数にあり一対の赤い筋が見られる綺麗な蛾です。
雄と雌では白色の斑点等の大きさが違います。
昼行性ですが,灯火に飛来したものを写しました。

④マメチャイロキヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
前翅長13~15㎜の小さい蛾です。
前翅前縁の近い所に環状紋と腎状紋が見られるのでヨトウガ亜科の蛾と分かります。
黄色の地に焦茶色の斑紋がある小さい蛾という意味でマメチャイロキヨトウと名付けられたのでしょう。

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9月に見られた蛾(22)
2019年10月1日(火)
9月に見られた蛾(22) 撮影日:2019/09/20,09/22 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月20日と22日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①アヤトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
この蛾がトガリバガ亜科とはなかなか分からず時間がかかりました。
この蛾を見る度に疑問に思っていることがあります。
それは胸部背が盛り上がっているのに腹部背が凹んでいてすべすべになっているのはどうしてだろうということです。
腹部背は無防備のままで大丈夫なのだろうかと思っています。

②モンオビヒメヨトウ(ヤガ科ヒメヨトウ亜科)
左右の翅を合わせて止まっているのでシャチホコガ科と思ってしまいますがヤガ科です。
それを裏付けるように中頃より前方へ白円紋(環状紋)と中頃に腎状紋が見られます。
開張24~28㎜と小さい蛾なのでヒメヨトウ亜科に分類されているのでしょう。

③フタヤマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
後翅がよく見えるほど翅を広げて居るのでシャクガ科と分かります。
内横線と外横線の間はこのように白っぽく蛾もいるし薄赤褐色の蛾も居ます。
赤矢印が指している外向きの山が2つ有ることからフタヤマエダシャクと名付けられたのでしょう。

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9月に見られた蛾(22) 撮影日:2019/09/20,09/22 撮影場所:勿来の関
今日紹介するのは勿来の関で9月20日と22日に観察した蛾です。
9月からは掲載したばかりのものでも載せていきます。
出現する種が少なくなって記事が書けなくなるからです。

①アヤトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
この蛾がトガリバガ亜科とはなかなか分からず時間がかかりました。
この蛾を見る度に疑問に思っていることがあります。
それは胸部背が盛り上がっているのに腹部背が凹んでいてすべすべになっているのはどうしてだろうということです。
腹部背は無防備のままで大丈夫なのだろうかと思っています。

②モンオビヒメヨトウ(ヤガ科ヒメヨトウ亜科)
左右の翅を合わせて止まっているのでシャチホコガ科と思ってしまいますがヤガ科です。
それを裏付けるように中頃より前方へ白円紋(環状紋)と中頃に腎状紋が見られます。
開張24~28㎜と小さい蛾なのでヒメヨトウ亜科に分類されているのでしょう。

③フタヤマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
後翅がよく見えるほど翅を広げて居るのでシャクガ科と分かります。
内横線と外横線の間はこのように白っぽく蛾もいるし薄赤褐色の蛾も居ます。
赤矢印が指している外向きの山が2つ有ることからフタヤマエダシャクと名付けられたのでしょう。

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