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7月に見られた蛾⑬

2019年7月24日(水)
7月に見られた蛾⑬ 撮影日:2019/07/14,07/15 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で7月14日と15日に観察した蛾です。

アミメマドガ
①アミメマドガ(マドガ科)
開張24㎜の小さい蛾です。
幼虫は勿来の関に沢山分布しているヒサカキを餌としています。
翅の付け根から外縁方向へ走る多くの翅脈が斑模様をはめこんでいるように見えます。


オオケンモン
②オオケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
写真に写っているオオケンモンは羽化途中に何らかの事故に遭ったと思われます。
それは,前翅前縁が黄矢印から翅頂まで真っ直ぐ伸びていないで内側に曲がっているからです。
後縁も外縁も歪んでいます。
これは恐らく翅が伸びる方向に障害物があって充分に伸びることが出来なかったからです。
赤矢印が指しているのは,剣の形をした黒い筋模様です。
片方に三つの剣の形が見られます。
この形を剣紋(けんもん)といいます。
大きい蛾だと感じながら前翅長を測ると30㎜ありました。


サラサエダシャク
③サラサエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
最初の出会いの頃は,なんだこの蛾は翅を閉じているけど・・・。
翅を開いたときに撮影しようと思っていました。
ところが,いつ見ても閉じています。
これが,この蛾の習性だったのです。



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7月に見られた蛾⑬

2019年7月23日(火)
7月に見られた蛾⑬ 撮影日:2019/07/10~07/14 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するのは勿来の関で7月10~14日に観察した蛾です。

ベニモントガリホソガ
①ベニモントガリホソガ(カザリバガ科)
開張12~15㎜の細長い蛾です。
小さい蛾にも関わらず色彩の豊かさに見とれてしまいます。


ベニモントガリホソガ
②真上から写したベニモントガリホソガ


オオツマキトガリホソガ
③オオツマキトガリホソガ(カザリバガ科)
開張約10㎜の細長い蛾です。
下唇鬚(かしんひげ)が目立ちますが,キバガの仲間ではなくカザリバガ科に属します。
何故か小さい蛾には赤目が多いようです。


オオツマキトガリホソガ
④斜め上から写したオオツマキトガリホソガ
体の前半は暗紫色で後半は黄色という目立つ組み合わせになっています。


ウスイロカザリバ
⑤ウスイロカザリバ(カザリバガ科)
開張11~15㎜の細長い蛾です。
小さい体に似合わない大きな下唇鬚(かしんひげ)が目に留まります。
黒ずんだ地色に白い横線が走っています。
黄色の帯の両側には銀帯があります。
黄色の帯でなく橙色の種も居ます。
それで,こちらを薄色と見立ててウスイロカザリバと名付けたのでしょう。
幼虫はネザサ,クマザサ,ヤダケ,スズタケの葉に潜って居ます。



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