7月に見られた蛾⑧
2019年7月18日(木)
7月に見られた蛾⑧ 撮影日:2019/07/06,07/08 撮影場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関で7月6日と8日に観察した蛾です。

①テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)
黄橙色の小さい下唇鬚(かしんひげ)が目を引きます。
「テンモン」とは天文ではなく点紋だと赤矢印が指している紋を見て気が付きました。
翅頂付近が鉤のように曲がっているのでカギアツバ亜科に分類したのでしょう。

②マエモンクロヒロズコガ(ヒロズコガ科)
頭が白いものは,ヒロズコガ科に多いことからその科を探していると見つかりました。
前翅前縁後半に台形に似た白紋が見られます。
この白紋の中には少し黒ずんだ部分が見られます。
マエモンクロのマエモンとは前翅前縁に白紋があるからで,次のクロとは地が黒という意味です。
なお科も頭の様子も違いますが,コシロモンヒメハマキに似ています。

③フタテンシロカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
この蛾の同定には時間がかかります。
それは誰もこの蛾がカギバガ亜科と予想できないからです。
翅頂付近の形がはっきりと鉤状になっていないのが原因になっています。
このようなはっきりしない種は9種類ほど居ます。
フタテンと名付けられていますが,前翅に黒点は一つしかありません。
本来は赤矢印の所に黒点がはっきり見られますが,この写真には微かに写っています。

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7月に見られた蛾⑧ 撮影日:2019/07/06,07/08 撮影場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関で7月6日と8日に観察した蛾です。

①テンモンシマコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)
黄橙色の小さい下唇鬚(かしんひげ)が目を引きます。
「テンモン」とは天文ではなく点紋だと赤矢印が指している紋を見て気が付きました。
翅頂付近が鉤のように曲がっているのでカギアツバ亜科に分類したのでしょう。

②マエモンクロヒロズコガ(ヒロズコガ科)
頭が白いものは,ヒロズコガ科に多いことからその科を探していると見つかりました。
前翅前縁後半に台形に似た白紋が見られます。
この白紋の中には少し黒ずんだ部分が見られます。
マエモンクロのマエモンとは前翅前縁に白紋があるからで,次のクロとは地が黒という意味です。
なお科も頭の様子も違いますが,コシロモンヒメハマキに似ています。

③フタテンシロカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
この蛾の同定には時間がかかります。
それは誰もこの蛾がカギバガ亜科と予想できないからです。
翅頂付近の形がはっきりと鉤状になっていないのが原因になっています。
このようなはっきりしない種は9種類ほど居ます。
フタテンと名付けられていますが,前翅に黒点は一つしかありません。
本来は赤矢印の所に黒点がはっきり見られますが,この写真には微かに写っています。

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