６月に見られた蛾(30)

２０１９年７月６日(土)
６月に見られた蛾(30)　撮影日：2019/06/25，06/26　撮影場所：勿来の関

今日，紹介するのは勿来の関で６月２５日と２６日に観察した蛾です。


①モンクロシャチホコ(シャチホコガ科)
これからお盆の頃までサクラの木の下を通ると黒くて小さい粒が目に留まるようになります。
それは，このモンクロシャチホコの幼虫が出した糞です。
糞は糞でも，人糞と違いよい香りがします。
道路が黒くなるほど落ちていたら桜の枝を見て下さい。
葉が少なくなっている枝が見つかるはずです。



②シロモンシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
似た種にトビイロフタスジシマメイガが居ます。
次の点が違います。
　縁毛がすべて小豆色　・・・シロモンシマメイガ(赤矢印)
　縁毛に白い部分がある・・・トビイロフタスジシマメイガ
　前翅内横線は前縁近くで太くなる・・・シロモンシマメイガ(緑矢印)
　前翅内横線はどこも同じ太さです・・・トビイロフタスジシマメイガ



③ナシイラガ(イラガ科)
腹端を覗かせていますが，シャチホコガ科ではなくイラガ科の蛾です。
頭胸部の毛が雄ライオンの鬣(たてがみ)のようで格好よく見えます。
勿来の関の道沿いに幼虫の餌のソメイヨシノが沢山分布しているため複数回観察されます。



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