5月に見られた蛾⑥
2019年5月15日(水)
5月に見られた蛾⑥ 撮影日:2019/05/06,05/07 撮影場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関で5月6日と7日に観察した蛾です。

①エグリイチモジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
名前にエグリとあるのは,後翅後縁が抉られたように凹んでいるからでしょう。
この蛾は,わざと水平に止まらず斜めに止まることが多いです。
そうすることで,重力を利用して腹部を曲げています。
左右対称になるのを避けて天敵の目から逃れているようです。

②クロテンヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
黒点(少し前縁の方へ寄っていますが真ん中辺に)があるので,名前が付けられました。
少し濃い褐色の横帯の外側に腎状紋(黄矢印)が見えます。
外横線は二重構造になっているように見えます。
即ち,外側が黒い点列(赤矢印から赤矢印)になっていて内側は不明瞭な線が見られます。

③ゴマフリドクガ(ドクガ科)
毒針毛があって接触したりすると酷い目に遭います。
大きくても前翅長15㎜程度ですが黄色いので目立つ存在です。
このゴマフリドクガは一度止まると,そこから動かず何日も同じ所に居ます。
シャチホコガ科のオオエグリシャチホコも一度止まると,そこから動かず何日も居ます。
この性質は成虫になると餌を食べないことと関係が有ると思っています。
ドクガ科とシャチホコガ科の仲間は成虫になると口が退化してありません。
無闇に動いてエネルギーを消費するよりも動かずに居て交尾相手が飛来するのを待っていた方が効率がよいのでしょう。

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5月に見られた蛾⑥ 撮影日:2019/05/06,05/07 撮影場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関で5月6日と7日に観察した蛾です。

①エグリイチモジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
名前にエグリとあるのは,後翅後縁が抉られたように凹んでいるからでしょう。
この蛾は,わざと水平に止まらず斜めに止まることが多いです。
そうすることで,重力を利用して腹部を曲げています。
左右対称になるのを避けて天敵の目から逃れているようです。

②クロテンヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
黒点(少し前縁の方へ寄っていますが真ん中辺に)があるので,名前が付けられました。
少し濃い褐色の横帯の外側に腎状紋(黄矢印)が見えます。
外横線は二重構造になっているように見えます。
即ち,外側が黒い点列(赤矢印から赤矢印)になっていて内側は不明瞭な線が見られます。

③ゴマフリドクガ(ドクガ科)
毒針毛があって接触したりすると酷い目に遭います。
大きくても前翅長15㎜程度ですが黄色いので目立つ存在です。
このゴマフリドクガは一度止まると,そこから動かず何日も同じ所に居ます。
シャチホコガ科のオオエグリシャチホコも一度止まると,そこから動かず何日も居ます。
この性質は成虫になると餌を食べないことと関係が有ると思っています。
ドクガ科とシャチホコガ科の仲間は成虫になると口が退化してありません。
無闇に動いてエネルギーを消費するよりも動かずに居て交尾相手が飛来するのを待っていた方が効率がよいのでしょう。

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