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8月(2018年)に見られた蛾⑩

2018年8月31日(金)
8月(2018年)に見られた蛾⑩  撮影日:2018/08/21,08/22 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月21日と22日に勿来の関で観察したものです。

クビワシャチホコ
①クビワシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から太い腹部が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。
胸部から外縁に達している濃褐色の線がこの蛾の特徴です。
この線を首輪に見立ててクビワシャチホコと名付けたのでしょう。


コスジシロエダシャク
②コスジシロエダシャク雌(シャクガ科エダシャク亜科) 糸状の触角から雌と分かります。
雌の触角は糸状で雄は櫛歯状です。
この蛾は後縁の縁毛が外縁の縁毛よりも長く目立ちます。
雌の後縁縁毛はこのように白いです。
ところが,雄のは黄ばんでいます。


カラスヨトウ
③カラスヨトウ(ヤガ科カラスヨトウ亜科)
見る角度により光って見えるときがあります。
これといった紋様はありませんが全体が紫褐色であることが特徴の蛾です。
紫褐色の蛾を見たらヤガ科のカラスヨトウの仲間と思って下さい。



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tag : 8月(2018年)に見られた蛾⑩

8月(2018年)に見られた蛾⑨

2018年8月28日(火)
8月(2018年)に見られた蛾⑨  撮影日:2018/08/10,08/20 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月10日と20日に勿来の関で観察したものです。

オビガ
①オビガ(オビガ科)
ふたのあるお椀の形をしていて翅頂から翅頂へ走る横線があればオビガです。
横に走る線を帯に見立ててオビガとしたのでしょう。
雌はあまり灯火に来ないそうです。


ウンモンオオシロヒメシャク
②ウンモンオオシロヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
この蛾がシャクガに属すると予想はついてもエダシャク亜科かナミシャク亜科かヒメシャク亜科か判断するのは私にはまだできません。
後翅外横線のぎざぎざが反対向きならば(外側に丸味があるなら)ナミシャク亜科なのですが・・・。
さんざん迷ったあげくヒメシャク亜科から探し出しました。


コガタシロモンノメイガ
③コガタシロモンノメイガ(ツトガ科 ノメイガ亜科)
この蛾は触角を空中に立てておくのが多いです。
黒褐色の地色に白紋ときたらノメイガ亜科と相場が決まっています。
この蛾の触角は,途中に瘤がある変わったものです。



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tag : 8月(2018年)に見られた蛾⑨

ツマジロカラスヨトウ

2018年8月25日(土)
ツマジロカラスヨトウ  撮影日:2018/08/29,2011/07/12 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するツマジロカラスヨトウは2018年と2011年に観察されたものです。

ツマジロカラスヨトウ
ツマジロカラスヨトウ
白紋が翅頂近くにあり紫褐色なので,ツマジロカラスヨトウと名付けられました。
新鮮な個体の白紋(赤矢印)は星印の形をしています。
この白紋のおかげで直ぐ名前が覚えられます。


ツマジロカラスヨトウ
ツマジロカラスヨトウ
前翅長を測ると30㎜ちかくあるので大きいと感じてしまいます。
新鮮な個体は紫褐色をしていて黒光を放っています。
擦れてくると焦茶色を帯びてきます。
緑矢印の場所には小さい白点が見られます。


ツマジロカラスヨトウ
ツマジロカラスヨトウ
内横線も外横線もぎざぎざ曲がっています。
どちらかというと内横線の凸凹の変化が大きいです。
山地性とありますが,勿来の関周辺は標高50m以下の平地に近い場所です。


和名 ツマジロカラスヨトウ
開張 50~56㎜
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 7~9月
科名 ヤガ科カラスヨトウ亜科
食餌動植物 ブナ科,カバノキ科の葉を食べます。
特徴 翅頂に白紋があります。
    白色で小さい環状紋があります。
     山地性です。

目立ちたり 翅頂近くの 白紋が


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tag : ツマジロカラスヨトウ

8月(2018年)に見られた植物③

2018年8月28日(火)
8月(2018年)に見られた植物③  撮影日:2018/08/18,08/27 撮影場所:北茨城

今日,紹介する植物は8月18日と27日に北茨城で観察したものです。

オニグルミ
①オニグルミ(クルミ科)  赤矢印の木がオニグルミです。
北茨城の里根川沿いを歩いていると幹が白みを帯びた木(赤矢印)が目に留まりました。
何の気だろうと近づきながら見上げると実が房(赤矢印)になってぶら下がっていました。
春になると紅色の雌花が素敵だというので楽しみにしています。


オニグルミ
オニグルミ(クルミ科) 房のように実って垂れ下がります。(赤矢印)
落葉高木で主に川沿いに見られます。
それは,果実が運ばれて分布したと思われるからです。
果実の殻が非常に堅いのでスタッドレスタイヤの素材に用いられています。


ヤマノイモ
②ヤマノイモ(ヤマノイモ科)  桃色の花はコマツナギです。
昨日,紹介したカクレミノの近くにヤマノイモが咲いていました。
花よりも先に鼻で存在をしりました。
周りを見回すと白い花が沢山咲いていました。
すべて上を向いていて雄花だと分かりました。
所々枯れていたので写すのをやめて進んでいくと,今度は雌花を見つけました。
花穂(赤矢印)が垂れているので雌花と分かります。
でも,香りは何故か感じられません。不思議です。


ヤマホロシ
③ヤマホロシ(ナス科)
似た植物にヒヨドリジョウゴがあります。
全体に毛深く白い花なので一目で分かります。
この花を見た瞬間,紫を帯びていたのでヤマホロシと分かりました。
花の後には赤い実がなります。



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tag : 8月(2018年)に見られた植物③

カクレミノに集まる昆虫

2018年8月27日(月)
カクレミノに集まる昆虫  撮影日:2018/08/27 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月27日に北茨城の街路樹へ飛来した蛾です。
国道6号線(ローソン 北茨城大津町店)から茨城県天心記念五浦美術館へ通じる道には街路樹が植えられています。
その中の1つにカクレミノ(ウコギ科)があります。

カクレミノとタテハチョウ科
①カクレミノとタテハチョウ科のチョウ(シータテハ or キタテハ)
樹皮は灰白色で白っぽい斑模様があります。
何よりも変わっているのは,一本の木にいろいろな形の葉が見られることです。
A深く3裂するもの,浅く3裂するもの
B2列するもの
C切れ込みがないもの
D葉脈は3脈が目立っています。

チョウを拡大すると後翅に「C」のような「L」のようなものが見られます。
だから,シータテハかキタテハかのどちらかと分かりました。
表の紋様が分かればどちらかはっきりするのですが,今の私にはここまでしか分かりません。


カクレミノとオオチャバネセセリ
②カクレミノとオオチャバネセセリ(セセリチョウ科)
カクレミノの花は開花する時期に差があるので,小さな実から成熟した実まで同時に見ることができます。

後翅にある白紋の様子からオオチャバネセセリと分かります。


カクレミノとキムネクマバチ
③カクレミノとキムネクマバチ(ミツバチ科)
この花の蜜を吸いに飛び回っていたハチの仲間は,胸に黄色の毛が生えているキムネクマバチです。
キムネクマバチの雄の胸毛は,茶色で雌は黄色を帯びています。
だから,写真のものは雌と思われます。
悪さをすると刺すのは雌です。



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tag : カクレミノに集まる昆虫

8月(2018年)に見られた蛾⑧

2018年8月26日(日)
8月(2018年)に見られた蛾⑧  撮影日:2018/08/10 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月10日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

ニトベシャチホコ
①ニトベシャチホコ(シャチホコガ科)
太い腹部が外縁から覗いています。
このことから,シャチホコガ科であろうと予想がつきます。
シャチホコガ科は成虫になると口が無くなり成虫の間は何も食べずにいます。
活動する養分は幼虫時代に一生懸命食べて腹部に蓄えられています。
だから,腹部が太いのです。
胸部背から体の真ん中頃まで変わった紋様が見られます。
それは,バトミントンで使うシャトルに似ているように見えます。


モンキクロノメイガ
②モンキクロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科になります。
でも,黒地に白い紋ときたら,ツトガ科のノメイガ亜科に相場が決まっています。
この蛾の同定にはサカナ紋があるかどうかで決まります。
赤矢印を付けた紋が魚に似た形をしているので私はサカナ紋と呼んでいます。


ハミスジエダシャク
③ハミスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
この蛾は個体差があってぴったり同じ紋様の蛾はいません。
でも,ある程度の型は決まっています。
A後翅中横線は太くて濃くなっています。
B前翅中横線は後縁で太く濃くなります。
C前翅外横線は真ん中あたりで濃くなります。



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tag : 8月(2018年)に見られた蛾⑧

クロフオオシロエダシャク

2018年8月25日(土)
クロフオオシロエダシャク  撮影日:2018/08/24,2013/07/22 撮影場所:勿来の関

クロフオオシロエダシャク
クロフオオシロエダシャク
今日,紹介するクロフオオシロエダシャクは2018年と2013年に観察されています。
見る機会が少ないのは,食草と関係していると思われます。
シキミという木本の植物の葉を幼虫は食べます。
このシキミは猛毒なので家の周りには普通植えてません。
餌としているものが少ないので,クロフオオシロエダシャクはあまり見られないのでしょう。


クロフオオシロエダシャク
クロフオオシロエダシャク
白地に黒紋や黄紋が並ぶ蛾はエダシャク亜科ばかりではありません。
ナミシャク亜科にも存在しているので覚えていると検索が速くなります。
この蛾の主な特徴は次の通りです。
①胸部背に橙色の毛があります。
②腹部背は白い地色に長方形の黒紋が五対ほど並んでいます。
③後翅中央付近に楕円形の黒紋(赤矢印)が2対並んでいます。
④赤矢印の元の所の黒紋は特に小さくなっています。
⑤④のことは前翅にも見られ小さな紋が並んでいます。


科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 クロフオオシロエダシャク
前翅長 46~53㎜
分布 本州,四国,九州,対馬,トカラ列島,屋久島,奄美大島,沖縄
出現期 4,7~8月
食餌動植物 シキミ
特徴 

腹部背に 黒紋並ぶ 対をなし


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tag : クロフオオシロエダシャク

8月(2018年)に見られた蛾⑦

2018年8月24日(金)
8月(2018年)に見られた蛾⑦  撮影日:2018/08/05/0808/08/10 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月5日から10日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

ゴマダラベニコケガ
①ゴマダラベニコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
似ている蛾にスジベニコケガがいるので注意が必要です。
A外横線を構成している黒紋とその外側にある黒紋がつながらないことが多いです。
  スジベニコケガの方はそれらの一部がつながっています。
B胸部背の人面模様の黒点が小さいです。
  スジベニコケガの方は黒点が大きくてはっきりしています。


ウスベニコヤガ
②ウスベニコヤガ(ヤガ科カギアツバ亜科)
5~6月(第1化)と7~9月(第2化)の年2回羽化します。
第1化と第2化では成虫の翅色が違います。
第1化はこの写真よりも全体に黒ずんでいます。
第2化は白ずんでいて紅(特に後翅に)が見られます。


ヘリグロキエダシャク
③ヘリグロキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
この蛾を掲載しているサイトは約 122 件と少ないです。
それは幼虫の食草であるタブノキに起因しています。
東北地方から九州・沖縄に分布し、とくに海岸近くに多いからです。
「みんなで作る日本蛾類図鑑」では関東ではほとんどとれないとあります。
しかし,東北地方南部の勿来の関では毎年よく見られる種です。
それは海岸に近くて太いタブノキが分布しているからだと思っています。



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tag : 8月(2018年)に見られた蛾⑦

8月(2018年)に見られた蛾⑥

2018年8月23日(木)
8月(2018年)に見られた蛾⑥   撮影日:2018/08/10 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月10日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

アカテンクチバ
①アカテンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
ヤガ科であろうと見当をつけましたが,なかなか探せませんでした。
何の仲間か分からなかったので,翅頂近くの三日月紋(赤矢印)を頼りに見つけ出しました。
青矢印で示した焦茶色紋も同定に役立ちました。


ベニシタバ
②ベニシタバ(ヤガ科シタバガ亜科)
前翅長が30㎜以上もある蛾が止まっていたので驚きました。
写しながら,W字谷紋(赤矢印)があるのでカトカラ属だと分かりました。
後から翅を開いて確かめればよかったと後悔しました。


サラサエダシャク
③サラサエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
ほとんどの蛾は,翅を開いたままで止まります。
ところが,サラサエダシャクは何時も閉じたままで止まります。
黄褐色を帯びた翅裏の翅頂付近にある白紋がトレードーマークになっています。



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tag : 8月(2018年)に見られた蛾⑥

8月(2018年)に見られた蛾⑤

2018年8月22日(水)
8月(2018年)に見られた蛾⑤   撮影日:2018/08/05,08/06 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月5日と6日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

カシワマイマイ
①カシワマイマイ(ドクガ科)
触角が翅の下に納めきれないほど大きい種はドクガ科に属することが多いです。
このカシワマイマイは黒ずんでいるので雄だと分かります。
雌は白っぽく,体は雄の2倍近く大きいです。
その様子は<次のブログをご覧下さい。>


アゲハモドキ
②アゲハモドキ(アゲハモドキガ科)
一年に6月と8月の2回,羽化します。
幼虫は成虫からは連想できないほど差が大きいです。
詰まり,幼虫は真っ白く毛糸のような毛で被われています。
羽化したばかりなのか擦れた所がなく綺麗な個体です。


ウスグロセニジモンアツバ
③ウスグロセニジモンアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
腹部背には虹色に光る斑紋を数対持っています。
その虹色に光る斑紋は,2列に並んでいます。
こんなに綺麗に光る紋は初めてです。



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tag : 8月(2018年)に見られた蛾⑤

8月(2018年)に見られた蛾④

2018年8月21日(火)
8月(2018年)に見られた蛾④   撮影日:2018/08/04 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月4日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

ナカスジシャチホコ
①ナカスジシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端が覗いているのでシャチホコガ科と予想が立ちます。
このナカスジシャチホコは春の5月23日にも観察されています。
従って,年2回春と夏に羽化するようです。


ギンモンシロウワバ
②ギンモンシロウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)
この仲間は似ていて同定が難しいですが,翅の色が銀色を帯びているので区別がつきます。
後縁から垂れ下がるように出ている鞍(くら)の様な帯に白紋があるので同定は簡単です。
腹背には毛束があります。(赤矢印)


シロテンウスグロヨトウ
③シロテンウスグロヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
似ている蛾が居るので注意が必要です。
A外横線の外側に薄褐色の帯状紋があります。
B内横線の内側に薄褐色の帯状紋があります。
中横線の近くに白点がありますが,2つあるものが多いです。
でも,AとBの特徴からシロテンウスグロヨトウと判断しました。



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tag : 8月(2018年)に見られた蛾④

モンキアゲハ

2018年8月20日(月)
モンキアゲハ  撮影日:2018/08/19 撮影場所:北茨城

今日,紹介するモンキアゲハは2018年8月19日に北茨城市で観察したものです。
キツネノカミソリを見つけたので近づいて見ると2種類の大きなチョウが花の蜜を求めて飛び回っています。

モンキアゲハ
モンキアゲハ  
黒い方のチョウは白紋が目立っています。
白紋の周りに赤い紋があります。
以前からこのモンキアゲハを狙っていましたが,なかなか機会がありませんでした。
今日がチャンスとばかり集中して写しました。


モンキアゲハ
後翅には白紋だけでなく赤紋もあるモンキアゲハ
来年はキツネノカミソリの満開の時期に是非写真を取ろうと決心しました。


モンキアゲハ
モンキアゲハ  花の蜜を吸うときは動きが止まるので絶好のシャッターチャンスです。

モンキアゲハ
後翅の白紋が目立つモンキアゲハ

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tag : モンキアゲハ

8月(2018年)に見られた植物②

2018年8月19日(日)
8月(2018年)に見られた植物②   撮影日:2018/08/19 撮影場所:北茨城市

今日,紹介するものは8月19日に北茨城で観察した植物です。

ネムノキ
①ネムノキ(マメ科の落葉高木)
勿来の関ではとっくに散り終わって見ることができません。
ところが,わずか2㎞しか離れていないのにここでは花が満開です。
一月近く差があるので驚きました。


クサギ
②クサギ(シソ科の落葉小高木)
葉に臭みがあるので,この名がつきましたが,それほどいやな匂いではありません。
逆に花には香りがあり周辺に漂います。
勿来の関では,花の蜜を求めてチョウや蛾の仲間が飛来します。 
花の後には紅を帯びた萼の中心に青色の実がつき綺麗です。


キツネノカミソリ
③キツネノカミソリ(ヒガンバナ科の多年生で球根植物)
お盆の頃はキツネノカミソリが咲き,彼岸にはヒガンバナが咲きます。
どちらも,花の咲く頃,葉は見られません。
キツネノカミソリの葉は早春の頃から見られます。
花の近くに見えている葉はイネ科のものです。



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tag : 8月(2018年)に見られた植物②

クルマバッタモドキ

2018年8月18日(土)
1778 クルマバッタモドキ  撮影日:2018/08/18 撮影場所:北茨城

今日,紹介するクルマバッタモドキは2018年8月18日に北茨城市で観察したものです。

クルマバッタモドキ
クルマバッタモドキ 斜め横から写しました。
今日は海岸にどんなものが見られるか観察に出かけました。
海岸は護岸工事で様変わりして昔の面影はありません。


クルマバッタモドキ
クルマバッタモドキ 斜め横から写しました。
帰ろうとすると,突然バッタが飛び出しました。
写し終わって画像を見ると勿来の関で見たことがあるバッタであることが分かりました。
勿来の関で観察したクルマバッタモドキは<こちらです。>
また,クルマバッタは<こちらです。>


クルマバッタモドキ
クルマバッタモドキ 上の方から写しました。
今までの観察では,クルマバッタは少なく圧倒的にクルマバッタモドキが多く見られます。
クルマバッタモドキの主な特徴は次の通りです。
①目を通る線があります。(緑矢印)
②胸部背に菱形の紋があります。(赤矢印)
③顔中央を走る太い横線があります。(黄矢印)


科名 バッタ目バッタ科
和名 クルマバッタモドキ
体長 雄40㎜, 雌60㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,沖縄
出現期 7~11月
食餌動植物 
特徴 

菱形の 紋が背にある モドキには


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tag : クルマバッタモドキ

8月(2018年)に見られた植物①

2018年8月14日(金)
8月(2018年)に見られた植物①   撮影日:2018/08/14, 08/15 撮影場所:北茨城市

今日,紹介するものは8月14日と8月15日に北茨城で観察した植物です。

ハナトラノオ
①ハナトラノオ(シソ科)
カナダ原産の宿根草で白や桃色の花を咲かせます。
一度植えるとどんどん増えるのは,地下茎を伸ばすからです。
7月頃から咲き始めセセリチョウがよく蜜を吸いに飛来します。
シソ科ですので,茎は四角で葉は対生です。


サルスベリ
②サルスベリ(ミソハギ科の落葉中高木)
お盆が近づくと,この明るい桃色の花が見られるようになります。
花の色では,桃色でなく紅色のものがありますが桃色のものが風情があっていいです。
黄色のおしべを狙って写しましたが,桃色の花弁の明るさに負けてしまいました。


タカサゴユリ
③タカサゴユリ(ユリ科)
イトトンボ類がいる沼の脇の空き地に,ぽつぽつとテッポウユリの仲間が咲いています。
10年前には見られませんでしたが,近年見られるようになりました。
近づいて見ると花弁の外側に紫の筋があります。
これはタカサゴユリの特徴です。
テッポウユリとの交雑種が多く変異が起きやすいので注意が必要です。



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tag : 8月(2018年)に見られた植物①

アオモンイトトンボ

2018年8月16日(木)
アオモンイトトンボ  撮影日:2018/08/15,08/16 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するアオモンイトトンボは2018年8月15日と16日に北茨城市で観察したものです。

アオモンイトトンボ
横から見たアオモンイトトンボ
平潟にある唯一の沼で最初に発見したのは,アオモンイトトンボです。
ひょろひょろと飛ぶ様子を見て「へー。こんな生き物が居るんだ。」と驚きました。
それにもまして,腹端の青い紋がきらきら輝いて見えたのを思い出しました。


アオモンイトトンボ
交尾中のアオモンイトトンボ
アオモンイトトンボの腹部の節は全部で10個あります。
胸部の方から数えて第8節は全部青くなっています。
第9節は下の方が青くなっています。
しかし,最後の第10節は青くはありません。


アオモンイトトンボ
上から見たアオモンイトトンボ
第1節と第2節の境には腹背に緑の筋が見られます。
その2つの節の側面には緑の紋があります。
「キノコを縦に半分にしたような紋」縮めて「キノコ半分紋」が見られるのがアオモンイトトンボです。


科名 トンボ目イトトンボ科
和名 アオモンイトトンボ
開張 30~35㎜
分布 本州,四国,九州,沖縄
出現期 4~11月
食餌動植物 
特徴 眼後紋が離れています。
  第8節と第9節は青くなっています。

アオモンは 海の近くの 池や沼


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tag : アオモンイトトンボ

アジアイトトンボ

2018年8月15日(水)
アジアイトトンボ  撮影日:2018/08/15 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するアジアイトトンボは2018年8月15日に北茨城市で観察したものです。

平潟にある唯一の沼には3種類のイトトンボの仲間が見られます。
一番最初に発見したのは,アオモンイトトンボでした。
よく観察している内に,アジアイトトンボも生息していることが分かりました。

アジアイトトンボ
アジアイトトンボ 腹部の節は10個あります。
今日は久々にその沼に出かけて観察しました。
池近くの草原には,単独で行動しているものやら交尾しているものやら縄張り争いをしているものやらが見られました。


アジアイトトンボ
アジアイトトンボの後尾  上にいるのが雄で下は雌です。
2つの赤矢印が指している眼後紋がアジアイトトンボとアオモンイトトンボは同じなので眼後紋では区別ができません。
小青点が繋がらずにあるので他の種類と区別する大事な同定ポイントになっています。


アジアイトトンボ
アジアイトトンボ  藍矢印の第8節は側面が青くなっています。
最初の写真で腹部下に数字が打ってあります。
胸部と繋がっている方から数えると節は全部で10個あります。
側面が青いのは,第8節と第10節と分かります。
第9節は全体が青くなっています。


科名 トンボ目イトトンボ科
和名 アジアイトトンボ
開張 24~34㎜
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 4~11月
食餌動植物 
特徴 眼後紋が離れています。
  腹側面の内,第8節と第10節は青くなっています。

腹端の 3つの節が 青い色

アジアイトトンボトンボ目イトトンボ科大き24-34mm時期 4-11月分布 北海道・本州・四国・九州オスは、胸部が黄緑色で腹部第9節が青色。メスは、胸部が緑褐色。未成熟なメスの胸部は橙色。おもに平地~丘陵地の、水生植物の多い池沼や湿地、水田などで見られる。


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tag : アジアイトトンボ

8月(2018年)に見られた蛾③

2018年8月14日(火)
8月(2018年)に見られた蛾③   撮影日:2018/08/03, 08/04 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月3日と8月4日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

ヤママユ
①ヤママユ(ヤママユ科)
勿来の関で8月上旬にヤママユが観察されるなんて早い方です。
例年ですと9月になると観察されていました。
私は,ヤママユを見ると嬉しくなってしまいます。
それは,いつも小さな蛾ばかり見ているからです。
右後翅外縁に欠損部分があります。
これは鳥の嘴に挟まれた証拠です。


ツマグロシマメイガ
②ツマグロシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
先日(8月12日)に紹介したマエモンシマメイガは前翅を開いて止まります。
しかし,今日,紹介するツマグロシマメイガは前翅を開かずに止まることが多いです。
内横線・外横線が前縁と後縁で交差する長さは極端に差があります。
真ん中の帯状紋と比べて端の方は黒ずんでいます。
だから,ツマグロシマメイガと名付けられたのでしょう。


ナミスジコアオシャク
③ナミスジコアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
開張が14~20㎜の小さな蛾です。
前翅にある内横線・外横線,後翅にある外横線が波を打っています。
だから,ナミスジコアオシャクと名付けられたのでしょう。
腹部背にある小白点も同定ポイントになっています。



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tag : 8月(2018年)に見られた蛾③

8月(2018年)に見られた蛾 ②

2018年8月13日(月)
8月(2018年)に見られた蛾    撮影日:2018/08/02, 08/03 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月2日と8月3日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

ドクガ
①ドクガ(ドクガ科)
これがドクガ科のドクガです。
黄色の地に平仮名の「く」の字紋が見られます。
これがドクガのトレードーマークです。
今年(2018年)は8月上旬に沢山見られました。
翅を急勾配の屋根形にして止まります。
横から後縁を見ると緑矢印で示したように沢山の毛が見られます。
こんな感じの蛾は毒針毛を持つ毒蛾です。
毒を持つドクガは体の色が黄色・黒色・白色などの色です。
触れると激しいかゆみに襲われます。
触れたら水で流すとよいようです。
ドクガにカメラを近づけても逃げられたことがありません。
いつも堂々と止まっています。
でも,災難はいつ降りかかってくるか分からないので近づかないようにしています。


ウンモンクチバ
ウンモンクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
似た蛾にオオウンモンクチバが居ます。
その蛾には緑矢印あたりにムーミンが見られます。

Aそれに対してウンモンクチバにはウマに似た絵が見られます。
Bさらに,外縁沿いにはカモの様な鳥の絵が見られます。

ところが,AとBはニセウンモンクチバにも見られるので同定は困難です。
正確に同定するなら交尾期の解剖が必要になります。
でも,黄矢印で示した後翅外縁沿いがこの写真の蛾よりもっと濃い黄色ならば,ニセウンモンクチバと思っています。


ゴマフキエダシャク
③ゴマフキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)  触角が櫛歯状なので雄です。雌の触角は糸状です。
この蛾は毎年沢山見られます。
それは幼虫の食餌植物がカバノキ科,ブナ科,ニレ科,マメ科,トチノキ科,アワブキ科,ツツジ科,スイカズラ科,ミカン科等と広いからだと思われます。
この蛾は6月~7月頃と8月~9月頃の年に2回羽化します。
面白いことに2回目に羽化した方の大きさが小さいことが分かっています。
黄色の地に小黒点が前翅後翅に散らばっています。
この黒い斑模様をゴマに見立ててゴマフキエダシャクと名付けたのでしょう。


ゴマフキエダシャクシャクガ科エダシャク亜科開張(mm)】 35-48/2回目は21-25分布】 本州,四国,九州出現月】 6-7,8-9食餌植物】 カバノキ科,ブナ科,ニレ科,マメ科,トチノキ科,アワブキ科,ツツジ科,スイカズラ科,ミカン科


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tag : 8月(2018年)に見られた蛾

8月(2018年)に見られた蛾 ①

2018年8月12日(日)
8月(2018年)に見られた蛾    撮影日:2018/08/01 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は8月1日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

マエモンシマメイガ
マエモンシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
似た蛾にツマグロシマメイガが居ます。
でも,ツマグロシマメイガは開張が24~31㎜と大きいので区別がつきます。
一方,マエモンシマメイガは開張が15-18㎜と小さいです。
その上,後翅の紋がはっきりしています。
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科です。
でも,翅の色が小豆色なら相場はメイガ科に決まっています。


ハジマヨトウ
②ハジマヨトウ(ヤガ科 ヨトウガ亜科)
前翅前縁後方にある三角状の濃い褐色をした紋が同定に役立ちます。
しかも,その紋と外縁の間に薄褐色の紋(緑矢印)があります。


キマダラテングイラガ
③キマダラテングイラガ(イラガ科)
少し前まではテングイラガといっていました。
最近はキマダラテングイラガと和名がかえられたようです。
犬が待ての姿勢をとっているような格好で止まるときがあります。



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tag : 8月(2018年)に見られた蛾

アカガネマルハキバガ

2018年8月11日(土)
アカガネマルハキバガ  撮影日:2018/08/03 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するクビワウスグロホソバは2018年8月3日に勿来の関で観察したものです。

アカガネマルハキバガ
アカガネマルハキバガ
初めて観察する蛾です。
この蛾を掲載しているサイトは約100件以内と 少ないです。
開張が12㎜と小さく慣れない方にはごみに見えても蛾には見えないのでなかなか気づけないからでしょう。


アカガネマルハキバガ
アカガネマルハキバガ
真上からでは無理ですが,横方向から写した写真を見ると,小さい体に不釣り合いな大きい下唇鬚(かしんひげ)があります。
だから,キバガの仲間と分かります。


アカガネマルハキバガ
アカガネマルハキバガ
この蛾に似た紋様のものは9種類あるので同定には注意が必要です。
地色は黒ずんだ赤茶色です。
だから,名前にアカガネが付くのでしょう。
2本の白い筋と外縁近くにある白紋が同定の決め手になります。


科名 マルハキバガ科
和名 アカガネマルハキバガ
開張 12㎜
分布 本州,四国,対馬,屋久島
出現期 8月
食餌動植物 分かっていません。
特徴 

同定は 2本の筋と 白紋で


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tag : アカガネマルハキバガ

クビワウスグロホソバ

2018年8月10日(金)
クビワウスグロホソバ  撮影日:2018/07/09 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するクビワウスグロホソバは2018年7月9日に勿来の関で観察したものです。

クビワウスグロホソバ
クビワウスグロホソバ
初めて観察する蛾です。
この蛾を掲載しているサイトは約 118 件と何故か少ないです。


クビワウスグロホソバ
クビワウスグロホソバ
一見,キマエクロホソバだと思ってしまうほど似ている蛾です。
でも,前翅前縁が黄色くないのでキマエクロホソバとは簡単に区別がつきます。


クビワウスグロホソバ
クビワウスグロホソバ
胸部には名前の通りに橙色の紋があります。
その後方には青黒い毛が見られます。


科名 ヒトリガ科コケガ亜科
和名 クビワウスグロホソバ
開張 39~50㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 6~7,8月
食餌動植物 地衣類を食べます。
特徴 

鉢巻きに 見える首輪が 可愛らし


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tag : クビワウスグロホソバ

モチツツジメムシガ

2018年8月9日(木)
モチツツジメムシガ  撮影日:2018/05/18 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するモチツツジメムシガは2018年5月18日に勿来の関で観察したものです。

モチツツジメムシガ
モチツツジメムシガ
初めて観察する蛾です。
スガ科の多くは頭部を壁に付けるようにしながら腹端を上げて止まります。


モチツツジメムシガ
モチツツジメムシガ
初めはモチツツジメムスガと呼ばれていたのでしょうが,訛(なま)ってモチツツジメムシガとなったと思われます。
白・黄・薄褐色で彩られているので綺麗に見える蛾です。


モチツツジメムシガ
モチツツジメムシガ
前翅長が5~6㎜くらいの小さな蛾です。
頭部から前翅後縁の半分以上が白いです。
前翅前縁と前翅外縁沿いに白紋が並んでいます。
前足・中足は白いです。
触角には白と黒の斑模様が並んでいます。


科名 スガ科
和名 モチツツジメムシガ
開張 10~12㎜
分布  北海道,本州,四国,九州
出現期 5~7月
食餌動植物  モチツツジ、ヤマツツジ,シロヤシオの新芽を食べます。
特徴 

白い背に 黄色の胸が 洒落ている


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tag : モチツツジメムシガ

キリバエダシャク

2018年8月8日(水)
キリバエダシャク  撮影日:2018/07/29,2011/07/31 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するキリバエダシャクは2018年7月29日と2011年7月31日に勿来の関で観察したものです。

キリバエダシャク
キリバエダシャク  触角が櫛歯状なので雄です。
初めて観察する蛾です。
初めは,エグリヅマエダシャクかと思いました。
でも,写しながら何か変だと感じました。
形は似ていても白線で縁取られた外横線がこの蛾には無かったからです。
検索には少し時間がかかりました。
いつも「四国産蛾類図鑑」を利用させていただいていますが,掲載されていなかったからです。
それで,「あおもり昆虫記」から探しだしキリバエダシャクと分かりました。


キリバエダシャク
キリバエダシャク  外横線が途中で消えるタイプです。
この蛾を掲載しているサイトは約 122 件と少ないです。
この蛾はエダシャク亜科にもかかわらず止まるとき触角を背負っている変わり種です。
この蛾は外横線が前縁近くで濃く太くなっていますが,途中で消え後縁まで達していません。
その代わり翅頂を囲むように太くて濃い褐色線が見られます。
ところが,外横線が前縁から後縁まで走っているものもいます。
このように,キリバエダシャクは変わり種ばかりでなく個体差が大きい種です。


科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 キリバエダシャク
開張 37~49㎜
分布  北海道,本州,八丈島,佐渡島,四国,九州
出現期 7~10月
食餌動植物  ミズ,ナラ,ニレ,サクラ,リンゴ,マメザクラ,ヤシャブシ,シナノキ,ヤナギ科
特徴 外縁に鋸歯状が見られますが,個体差があります。

珍しや 触角背負う 変わり種


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tag : キリバエダシャク

エゾコヤガ

2018年8月7日(火)
エゾコヤガ  撮影日:2018/07/14,2011/07/30 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するエゾコヤガは2018年7月14日と2011年7月30日に勿来の関で観察したものです。

エゾコヤガ
エゾコヤガ
白壁に開張16~17㎜の小さな蛾が止まっています。
白地に黒い紋が並んでいます。
一見,コブガ科に見えますがヤガ科コヤガ亜科の蛾です。


エゾコヤガ
エゾコヤガ
①前翅前縁に黒紋が3つ並んでいます。
②前翅外縁沿いにも3つの四角い黒紋が並んでいます。
③前翅中央付近に黒紋(赤矢印)があります。
④前翅後縁中央に帯状の焦茶紋があります。
⑤前翅翅頂付近が白くなります。


エゾコヤガ
エゾコヤガ
似た蛾にマエモンコヤガが居ます。
でも,エゾコヤガには前翅後縁中央付近に黒ずんだ紋があるので区別がつきます。


科名 ヤガ科コヤガ亜科
和名 エゾコヤガ
開張 16~17㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 5~9月
食餌動植物  分かっていません。
特徴 前翅後縁中央に帯状の褐色紋,前翅中央に黒紋があります。

エゾコヤガ 外縁沿いにも 黒い紋



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tag : エゾコヤガ

ミダレモンヒメハマキ

2018年8月6日(月)
ミダレモンヒメハマキ   撮影日:2018/07/11 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するミダレモンヒメハマキは7月11日に勿来の関で観察したものです。

ミダレモンヒメハマキ
ミダレモンヒメハマキ
灯火近くだけでなく葉上にも蛾が止まっていることが観察から分かってきました。
それで,歩きながら葉上を見るようになりました。
すると,ウツギの葉上に薄褐色で細長いミダレモンヒメハマキが止まっていました。


ミダレモンヒメハマキ
ミダレモンヒメハマキ
初めて観察する蛾なので逃げられないように慎重に撮影しました。
幸いこの日は,日差しが強いので手ぶれが少なくなりました。


ミダレモンヒメハマキ
ミダレモンヒメハマキ
主な特徴は次のようです。
①前縁に沿って並ぶ白筋(ヒメハマキ紋)があるのでヒメハマキガ亜科と分かります。
②2本の下唇鬚(かしんひげ)は前方に真っ直ぐ伸びています。
③船を逆さに置いたような格好をしています。
④紋様は個体差が大きく様々なものがあります。


科名 ハマキガ科ヒメハマキガ亜科
和名 ミダレモンヒメハマキ
開張 19~22㎜
分布  本州,九州,対馬,屋久島,奄美大島
出現期 3~10月
食餌動植物  分かっていません。
特徴 前縁沿いにヒメハマキ紋があります。

ミダレモン 前縁沿いに 白き筋


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tag : ミダレモンヒメハマキ

ベニオビヒゲナガ

2018年8月5日(日)
ベニオビヒゲナガ   撮影日:2018/06/19 撮影場所:勿来の関

今日,紹介するベニオビヒゲナガは6月19日に勿来の関で観察したものです。

ベニオビヒゲナガ
ベニオビヒゲナガ
歩きながら木の葉上を見ていました。
すると,突然鮮やかな紅色をした蛾が上から降りてきて止まりました。
おそらく,葉裏にいたものが人影に驚いたのでしょう。


ベニオビヒゲナガ
ベニオビヒゲナガ
触角の半分くらいまでは黒くなっていて,白くなる堺付近で太くなっています。
毛が生えているから太くなっているようです。(赤矢印の所が太くなっています。)
このような構造のものは雌です。


ベニオビヒゲナガ
ベニオビヒゲナガ
一方,雄の触角は白い部分がもっと長くなっています。
その上太さは同じなので触角を見れば,長さと・太さで雄雌が分かります。
前翅の黒ずんでいる所は光の反射の具合で金色に見えます。


科名 ヒゲナガガ科
和名 ベニオビヒゲナガ
開張 17~20㎜
分布  北海道,本州,四国,九州
出現期 5~7月
食餌動植物  分かっていません。
特徴 雄と雌では触角の長さや太さが違います。

雌のひげ 中程黒く 太くなる 


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tag : ベニオビヒゲナガ

7月(2018年)に見られた蛾 (27)

2018年8月4日(土)
7月(2018年)に見られた蛾 (27)   撮影日:2018/07/27, 07/28, 07/29 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は7月27日から29日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

ウスオビヒメエダシャク
①ウスオビヒメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
頭を上にすると黒くて長い所が口髭になります。
ところが,逆になると太いげじげじ眉になります。
触角がひげの代わりになりました。


ツマキシャチホコ
②ツマキシャチホコ(シャチホコガ科)
翅頂付近に薄黄色の紋があるのでツマキシャチホコと名付けられたのでしょう。
今から6年前に一度見ただけですから懐かしくなりました。
似た蛾にタカサゴツマキシャチホコ・ムクツマキシャチホコが居るので同定には注意が必要です。
シャチホコガ科でもこの蛾は1日で見えなくなりました。


ツマキシャチホコ
②ツマキシャチホコ(シャチホコガ科)  キバラモクメキリガ似も似ていますがツマキシャチホコの方が品があります。

キリバエダシャク
③キリバエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
初めて観察する蛾です。
おかげで名前が分かったものは約1219種になりました。
この蛾はエダシャク亜科ですが,珍しいことに触角を背負っています。
内横線は分かりますが,外横線は後縁に近づくにつれて見えなくなります。
見えているものもあって個体差があります。



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tag : 7月(2018年)に見られた蛾(27)

7月(2018年)に見られた蛾 (26)

2018年8月3日(金)
7月(2018年)に見られた蛾 (26)   撮影日:2018/07/21,07/27,07/29 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は7月21日と27日と29日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

ヒメクルマコヤガ
①ヒメクルマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
似ている蛾にモンシロクルマコヤガが居ます。
でも,その蛾は前縁に沿っての白紋の幅が狭く,外縁近くに紋があるので区別がつきます。
ヒメクルマコヤガはイネコウジ(酒を造るときの原料)を食べる変わり種です。


ヨスジノメイガ
②ヨスジノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科と分かります。
地色が黄色なのでノメイガ亜科に属します。
前翅には黄色が少し濃くなった筋を入れると5本になります。
ところが,後翅には筋の数が3本しかありません。
ですから,焦茶色で濃い筋だけを数に入れて命名したものと思われます。


カバイロシマコヤガ
③カバイロシマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
一目見て,端正な蛾に見え好きな蛾の一つです。
外縁に沿って並ぶ白い筋と黒点,縁毛にある縁取りが見場よくしているのでしょう。
前翅前縁にも白い筋と,触角をつないでいる白い帽子状のものがアクセントを付けています。



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tag : 7月(2018年)に見られた蛾(26)

7月(2018年)に見られた蛾 (25)

2018年8月2日(木)
7月(2018年)に見られた蛾 (25)   撮影日:2018/07/25,07/26 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は7月25日と26日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

ツマグロシロノメイガ
①ツマグロシロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科だと分かります。
翅頂近くに黒い紋があることから,ツマグロシロノメイガと名付けられたのでしょう。
橙色を帯びた紋があるので綺麗な蛾に見えます。
勿来の関でこの蛾はあまり見られません。
というのは,食草のイボタノキが近くにないからです。


クロシタシャチホコ
②クロシタシャチホコ(シャチホコガ科)
太い腹部が外縁から覗いています。
このことから,シャチホコガ科であると予想がつきます。
シャチホコガ科は一度止まった場所からあまり動きません。


コウゾハマキモドキ
③コウゾハマキモドキ(ハマキモドキガ科)
ふとヌルデの葉上を見るとコウゾハマキモドキが交尾をしていました。
開張が14~16㎜と小さな蛾です。
体の大きい方が雌だと思われます。



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tag : 7月(2018年)に見られた蛾(25)

7月(2018年)に見られた蛾 (24)

2018年8月1日(水)
7月(2018年)に見られた蛾 (24)   撮影日:2018/07/23,07/24 撮影場所:勿来の関

今日,紹介する蛾は7月23日と24日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

アオフトメイガ
①アオフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
内横線(赤矢印)と外横線(黄矢印)に沿った所が緑なので同定は楽だと思われました。
ところが,なかなか同じような画像が見つかりません。
それらの線の所が白くなっているのです。
何故白くなっていても,アオフトメイガなのだろうと理解できませんでした。
そのとき,アオシャク亜科の蛾はだんだん緑が薄くなることに気がつきました。
詰まり,羽化したばかりの蛾は緑が濃く,やがて時間が経つと白くなるのです。


ネアオフトメイガ
②ネアオフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
触角を背負っているので,メイガ科・ツトガ科の蛾です。
こんな色彩の蛾は,フトメイガ亜科に相場が決まっています。
フトメイガ亜科の蛾は個体差が大きく同定に苦労します。
外横線と前縁が交差する所が特に白くなっています。
その特に白い所と内横線の間に黒点があることなどから同定しました。


シロスジカラスヨトウ
③シロスジカラスヨトウ(ヤガ科カラスヨトウ亜科)
黒地に2本の白線がありますが,外横線の外側にある赤味を帯びた紋が鮮やかなので好きな蛾です。
窓枠に止まっているのを見つけたので,カメラを近づけると,突然,跳ねて下にしていた頭を90度回転しました。
人影に驚いて逃げないように離れた場所から撮影しました。



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tag : 7月(2018年)に見られた蛾(24)

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