4月(2018年)に見られた蛾⑮
2018年4月30日(月)
4月(2018年)に見られた蛾⑮ 撮影日:2018/04/29,04/30 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月29日と30日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①フタボシヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)
灯火の近くで蛾を探していると突然焦茶色の蛾が目の前に止まりました。
大変小さい蛾で前翅長7㎜程度しかありません。
触角を背にしていますが細い釣鐘型のヒメハマキガ亜科の蛾です。
前縁に沿って白い筋模様が並んでいるのがその証拠です。

②アカヒゲドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を前方へ伸ばす姿からドクガ科・シャチホコガ科と分かります。
紋様には少し個体差があります。
赤矢印で示した紋を手掛かりにして同定することが出来ました。

③スジベニコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
こんなに奇麗な蛾がいるんだと初めて観察したときには感じました。
コケガ亜科には明るい色彩の蛾が幾つか居ます。
胸部背に人面の模様が見られます。

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4月(2018年)に見られた蛾⑮ 撮影日:2018/04/29,04/30 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月29日と30日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①フタボシヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)
灯火の近くで蛾を探していると突然焦茶色の蛾が目の前に止まりました。
大変小さい蛾で前翅長7㎜程度しかありません。
触角を背にしていますが細い釣鐘型のヒメハマキガ亜科の蛾です。
前縁に沿って白い筋模様が並んでいるのがその証拠です。

②アカヒゲドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を前方へ伸ばす姿からドクガ科・シャチホコガ科と分かります。
紋様には少し個体差があります。
赤矢印で示した紋を手掛かりにして同定することが出来ました。

③スジベニコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
こんなに奇麗な蛾がいるんだと初めて観察したときには感じました。
コケガ亜科には明るい色彩の蛾が幾つか居ます。
胸部背に人面の模様が見られます。

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑮
4月(2018年)に見られた蛾⑭
2018年4月29日(日)
4月(2018年)に見られた蛾⑭ 撮影日:2018/04/24,04/28 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月24日と28日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①ギンボシリンガ(コブガ科リンガ亜科)
白い地に黒で縁取られた橙色の筋が鮮やかな蛾です。
勿来の関には食草のミツバツツジが彼方此方に植えられているので観察できるのでしょう。
しばらく取り上げないでいたら何の仲間か忘れてしまいました。
でも,ヤガ科でもシャクガ科でもないことは覚えていました。

②ナシケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
どうも擦れたような個体なので紋様がはっきりしていません。
でも,赤矢印を付けた環状紋と黄矢印の白紋を頼りに探しました。
名前にナシが付きますが幼虫はナシの外にサクラの葉も食べるので勿来の関で観察できます。
<擦れていない画像はこちらです。>

③オオハガタナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
似ている蛾にハガタナミシャクがいます。
でも,それには赤矢印で示した横線が無いので区別することが出来ます。
赤矢印と外縁の間にあるぎざぎざした紋様を歯に見立ててオオハガタナミシャクと名付けたのでしょう。
この蛾は腹端を高く上げて止まる性質があります。

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4月(2018年)に見られた蛾⑭ 撮影日:2018/04/24,04/28 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月24日と28日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①ギンボシリンガ(コブガ科リンガ亜科)
白い地に黒で縁取られた橙色の筋が鮮やかな蛾です。
勿来の関には食草のミツバツツジが彼方此方に植えられているので観察できるのでしょう。
しばらく取り上げないでいたら何の仲間か忘れてしまいました。
でも,ヤガ科でもシャクガ科でもないことは覚えていました。

②ナシケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
どうも擦れたような個体なので紋様がはっきりしていません。
でも,赤矢印を付けた環状紋と黄矢印の白紋を頼りに探しました。
名前にナシが付きますが幼虫はナシの外にサクラの葉も食べるので勿来の関で観察できます。
<擦れていない画像はこちらです。>

③オオハガタナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
似ている蛾にハガタナミシャクがいます。
でも,それには赤矢印で示した横線が無いので区別することが出来ます。
赤矢印と外縁の間にあるぎざぎざした紋様を歯に見立ててオオハガタナミシャクと名付けたのでしょう。
この蛾は腹端を高く上げて止まる性質があります。

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑭
4月(2018年)に見られた蛾⑬
2018年4月28日(土)
4月(2018年)に見られた蛾⑬ 撮影日:2018/04/28,04/26 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月26日と28日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①セスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
黒い地に白い筋模様が印象的な蛾です。
勿来の関では食餌植物のミツバアケビが彼方此方に分布しているので普通に見られます。
腹部背に白い筋があるのでセスジナミシャクと名付けられたのでしょう。

②クロフシロヒトリ(ヒトリガ科)
白い地に黒い棒状の紋が規則的に並ぶ綺麗な模様の蛾です。
腹部背が赤い蛾で,頭部の一部も赤くなっています。
勿来の関には食餌植物のサクラが沢山分布しているので普通に見られる蛾です。

③ホソバヤマメイガ(ツトガ科ヤマメイガ亜科)
前翅7㎜程度の小さな蛾です。
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科の蛾であることが分かります。
ヤマメイガ亜科の蛾は紋様に個体差があるので慎重に見比べる必要があります。

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4月(2018年)に見られた蛾⑬ 撮影日:2018/04/28,04/26 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月26日と28日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①セスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
黒い地に白い筋模様が印象的な蛾です。
勿来の関では食餌植物のミツバアケビが彼方此方に分布しているので普通に見られます。
腹部背に白い筋があるのでセスジナミシャクと名付けられたのでしょう。

②クロフシロヒトリ(ヒトリガ科)
白い地に黒い棒状の紋が規則的に並ぶ綺麗な模様の蛾です。
腹部背が赤い蛾で,頭部の一部も赤くなっています。
勿来の関には食餌植物のサクラが沢山分布しているので普通に見られる蛾です。

③ホソバヤマメイガ(ツトガ科ヤマメイガ亜科)
前翅7㎜程度の小さな蛾です。
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科の蛾であることが分かります。
ヤマメイガ亜科の蛾は紋様に個体差があるので慎重に見比べる必要があります。

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑬
アトボシエダシャク
2018年4月27日(金)
アトボシエダシャク 撮影日:2018/04/24 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のアトボシエダシャクを紹介します。
今までに何回か見てきました。
しかし,何時も翅を完全に開かずに止まっているので見過ごして来ました。

半開きにして止まるので写しづらいアトボシエダシャク。
最近になって,この状態が普通の姿なのかも知れないと思い写真を撮りました。
写す面が平らで無く奥行きがあるので,必ずどこかがぶれてしまいます。
ぶれを最小限に抑える為に少し離れて写真を撮りました。

止まるときには何時もこんな姿のアトボシエダシャク。
前翅の表側には,はっきりと内横線と外横線が写っています。
後翅の表側には,外横線だけが写っています。
表側からも裏側からも黒点が確かめられます。
でも,後翅の黒点の方が大きくてはっきりしています。
(それでアトボシエダシャクと名付けられたのでしょう。)
雄の触角は櫛歯状で雌の方は糸状です。

前翅にも後翅にも黒点がありますが後翅の黒点が目立つアトボシエダシャク。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 アトボシエダシャク
大きさ 開張 22~25㎜
分布 北海道,本州,四国,九州
出現月 3~4月
食餌動植物 幼虫はコナラ,レンゲツツジの葉を食べます。
特徴 翅を半開きにしたまま止まります。
いつ見ても 半開きにし 止まります

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アトボシエダシャク 撮影日:2018/04/24 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のアトボシエダシャクを紹介します。
今までに何回か見てきました。
しかし,何時も翅を完全に開かずに止まっているので見過ごして来ました。

半開きにして止まるので写しづらいアトボシエダシャク。
最近になって,この状態が普通の姿なのかも知れないと思い写真を撮りました。
写す面が平らで無く奥行きがあるので,必ずどこかがぶれてしまいます。
ぶれを最小限に抑える為に少し離れて写真を撮りました。

止まるときには何時もこんな姿のアトボシエダシャク。
前翅の表側には,はっきりと内横線と外横線が写っています。
後翅の表側には,外横線だけが写っています。
表側からも裏側からも黒点が確かめられます。
でも,後翅の黒点の方が大きくてはっきりしています。
(それでアトボシエダシャクと名付けられたのでしょう。)
雄の触角は櫛歯状で雌の方は糸状です。

前翅にも後翅にも黒点がありますが後翅の黒点が目立つアトボシエダシャク。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 アトボシエダシャク
大きさ 開張 22~25㎜
分布 北海道,本州,四国,九州
出現月 3~4月
食餌動植物 幼虫はコナラ,レンゲツツジの葉を食べます。
特徴 翅を半開きにしたまま止まります。
いつ見ても 半開きにし 止まります

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tag : アトボシエダシャク
4月(2018年)に見られた植物⑧
2018年4月26日(木)
4月(2018年)に見られた植物⑧ 撮影日:2018/04/21,04/23 場所:勿来の関,北茨城
今日,紹介するものは4月21日~23日に勿来の関・北茨城で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①ライラック(別名リラ:モクセイ科落葉樹)
いつも通る道路より高い所にあってなかなか写せないでいました。
今年やっと近くまで寄って写すことが出来ました。
開花はじめの頃は穂状に咲いているのがよく分かります。
良い香がすると評判なので鼻を近付けました。
しかし,あまり香はありません。
咲く時期に因るのでしょうか。

②サンショウ(ミカン科落葉低木)
雌雄異株で雌株には9~10月頃赤い実が成ります。
中にはつやのある黒い種子が入っています。
葉を揉むと独特の香がします。
その香の為に食材として利用されています。
似ているものにイヌサンショウがあります。
葉を揉んで芳香を放つものがサンショウです。
もう一つの見分け方は,赤矢印で示した様に刺が対になって出るのがサンショウです。
1個しか出ないのは,イヌザンショウです。

③シャガ(アヤメ科多年草)
林周辺の木陰に群生する植物です。
平たい葉は冬でも枯れません。
中国原産の帰化植物です。
日本のものは3倍体で種子は出来ません。

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4月(2018年)に見られた植物⑧ 撮影日:2018/04/21,04/23 場所:勿来の関,北茨城
今日,紹介するものは4月21日~23日に勿来の関・北茨城で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①ライラック(別名リラ:モクセイ科落葉樹)
いつも通る道路より高い所にあってなかなか写せないでいました。
今年やっと近くまで寄って写すことが出来ました。
開花はじめの頃は穂状に咲いているのがよく分かります。
良い香がすると評判なので鼻を近付けました。
しかし,あまり香はありません。
咲く時期に因るのでしょうか。

②サンショウ(ミカン科落葉低木)
雌雄異株で雌株には9~10月頃赤い実が成ります。
中にはつやのある黒い種子が入っています。
葉を揉むと独特の香がします。
その香の為に食材として利用されています。
似ているものにイヌサンショウがあります。
葉を揉んで芳香を放つものがサンショウです。
もう一つの見分け方は,赤矢印で示した様に刺が対になって出るのがサンショウです。
1個しか出ないのは,イヌザンショウです。

③シャガ(アヤメ科多年草)
林周辺の木陰に群生する植物です。
平たい葉は冬でも枯れません。
中国原産の帰化植物です。
日本のものは3倍体で種子は出来ません。

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tag : 4月(2018年)に見られた植物⑧
4月(2018年)に見られた植物⑦
2018年4月25日(水)
4月(2018年)に見られた植物⑦ 撮影日:2018/04/17,04/18,04/23 場所:勿来の関・いわき
今日,紹介するものは4月17日~23日に勿来の関で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①ヤマツツジ(ツツジ科半落葉低木)
サクラの花が散り,トウゴクミツバツツジが満開の頃,咲き始めます。
蕾の頃は濃朱色で開花すると少し薄れて朱色になります。
北茨城市や勿来の関で一番多く見られるツツジはこのヤマツツジです。
雄しべの数は5本と少ないのが特徴です。

②ハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ:ミズキ科の落葉高木)
ハナミズキの名はミズキ科の植物で花が綺麗だから付けられました。
アメリカヤマボウシの名はアメリカ原産でヤマボウシに似ているからです。
白い花弁のように見えるものは総苞で,真ん中にある緑色のものが花です。
赤矢印で示したようにハナミズキは凹んでいます。
一方,ヤマボウシは凹みがありません。

③ベニバナノツクバネウツギ(スイカズラ科落葉低木)
中部地方の標高1000~2000mの山地に分布とありますが,勿来の関では標高50m以下ですが見られます。
蕾のときは濃褐赤色で,開花近くになると色が薄れ濃赤色になります。
普通花は2個ずつついています。
花筒の内側には橙色の網目模様があります。

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4月(2018年)に見られた植物⑦ 撮影日:2018/04/17,04/18,04/23 場所:勿来の関・いわき
今日,紹介するものは4月17日~23日に勿来の関で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①ヤマツツジ(ツツジ科半落葉低木)
サクラの花が散り,トウゴクミツバツツジが満開の頃,咲き始めます。
蕾の頃は濃朱色で開花すると少し薄れて朱色になります。
北茨城市や勿来の関で一番多く見られるツツジはこのヤマツツジです。
雄しべの数は5本と少ないのが特徴です。

②ハナミズキ(別名アメリカヤマボウシ:ミズキ科の落葉高木)
ハナミズキの名はミズキ科の植物で花が綺麗だから付けられました。
アメリカヤマボウシの名はアメリカ原産でヤマボウシに似ているからです。
白い花弁のように見えるものは総苞で,真ん中にある緑色のものが花です。
赤矢印で示したようにハナミズキは凹んでいます。
一方,ヤマボウシは凹みがありません。

③ベニバナノツクバネウツギ(スイカズラ科落葉低木)
中部地方の標高1000~2000mの山地に分布とありますが,勿来の関では標高50m以下ですが見られます。
蕾のときは濃褐赤色で,開花近くになると色が薄れ濃赤色になります。
普通花は2個ずつついています。
花筒の内側には橙色の網目模様があります。

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tag : 4月(2018年)に見られた植物⑦
4月(2018年)に見られた植物⑥
2018年4月24日(火)
4月(2018年)に見られた植物⑥ 撮影日:2018/04/17 場所:勿来の関・北茨城
今日,紹介するものは4月17日に勿来の関で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①アオダモ(モクセイ科落葉広葉樹)
雌雄異株の植物です。
この木は,やがて赤茶色の実をつけるので雌株です。
枝を水に浸けておくと水が青い蛍光色になることからアオダモと名付けられたのでしょう。

②ギョイコウ(御衣黄:バラ科)
サクラの栽培品種で,花期はソメイヨシノより遅いです。
いつも通る道から「花の色が変わったサクラだな。」と思いながら見ていました。
近付くと花弁が幾重にも重なって咲いています。
何よりも目立つのは,緑色をした花弁です。
しかし,一週間経つと桃色を帯びてきました。
花の緑色は葉緑体によるものだそうです。
濃緑色の部分の裏側には、ウコンの花にはない気孔が存在するそうです。

③チゴユリ(ユリ科多年草)
茎の先に花を斜め下向きに一輪咲かせます。
たまに二輪咲かせるときもあります。
小さくて可愛いという意味を込めて稚児(ちご)ユリと名付けられました。

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4月(2018年)に見られた植物⑥ 撮影日:2018/04/17 場所:勿来の関・北茨城
今日,紹介するものは4月17日に勿来の関で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①アオダモ(モクセイ科落葉広葉樹)
雌雄異株の植物です。
この木は,やがて赤茶色の実をつけるので雌株です。
枝を水に浸けておくと水が青い蛍光色になることからアオダモと名付けられたのでしょう。

②ギョイコウ(御衣黄:バラ科)
サクラの栽培品種で,花期はソメイヨシノより遅いです。
いつも通る道から「花の色が変わったサクラだな。」と思いながら見ていました。
近付くと花弁が幾重にも重なって咲いています。
何よりも目立つのは,緑色をした花弁です。
しかし,一週間経つと桃色を帯びてきました。
花の緑色は葉緑体によるものだそうです。
濃緑色の部分の裏側には、ウコンの花にはない気孔が存在するそうです。

③チゴユリ(ユリ科多年草)
茎の先に花を斜め下向きに一輪咲かせます。
たまに二輪咲かせるときもあります。
小さくて可愛いという意味を込めて稚児(ちご)ユリと名付けられました。

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tag : 4月(2018年)に見られた植物⑥
4月(2018年)に見られた蛾⑫
2018年4月23日(月)
4月(2018年)に見られた蛾⑫ 撮影日:2018/04/20,04/23 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月20日と23日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①キバラケンモン(ヤガ科ウスベリケンモン亜科)
2年前に初めて観察したときには,黒い筋模様の美しさに見とれてしまいました。
3年以上前には観察したことがなかった蛾ですが,最近は複数回見られます。
食餌植物がソメイヨシノなので,沢山の飛来が期待できるのですが・・・。
似ている種にニセキバラケンモンとキタキバラケンモンがいます。
赤矢印の所にはっきりした横線があればキバラケンモンと断言できるのですが・・・。
<はっきりした画像はこちらです。>

②クロエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
全体に黒褐色なのでクロエグリシャチホコと名付けられたのでしょう。
似た種のスジエグリシャチホコとは区別が難しいです。
外横線(黄矢印)の外側に薄褐色の筋が無いのでクロエグリシャチホコとしました。
外横線(黄矢印)と翅頂の間に黒い筋(赤矢印)があるのはクロエグリシャチホコの特徴です。
エグリシャチホコの仲間は前縁(赤矢印)から下の方向へ腹端(緑矢印)を出す癖があるようです。

③マエベニノメイガ( ツトガ科ノメイガ亜科)
紅色が美しく見とれてしまいます。
この色は食餌植物の実の色と同じ色をしています。
触角を背負っていますのでツトガ科・メイガ科の蛾になります。
後翅の色は黄褐色なので,前翅が紅色だからマエベニノメイガと呼ばれるのでしょう。

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4月(2018年)に見られた蛾⑫ 撮影日:2018/04/20,04/23 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月20日と23日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①キバラケンモン(ヤガ科ウスベリケンモン亜科)
2年前に初めて観察したときには,黒い筋模様の美しさに見とれてしまいました。
3年以上前には観察したことがなかった蛾ですが,最近は複数回見られます。
食餌植物がソメイヨシノなので,沢山の飛来が期待できるのですが・・・。
似ている種にニセキバラケンモンとキタキバラケンモンがいます。
赤矢印の所にはっきりした横線があればキバラケンモンと断言できるのですが・・・。
<はっきりした画像はこちらです。>

②クロエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
全体に黒褐色なのでクロエグリシャチホコと名付けられたのでしょう。
似た種のスジエグリシャチホコとは区別が難しいです。
外横線(黄矢印)の外側に薄褐色の筋が無いのでクロエグリシャチホコとしました。
外横線(黄矢印)と翅頂の間に黒い筋(赤矢印)があるのはクロエグリシャチホコの特徴です。
エグリシャチホコの仲間は前縁(赤矢印)から下の方向へ腹端(緑矢印)を出す癖があるようです。

③マエベニノメイガ( ツトガ科ノメイガ亜科)
紅色が美しく見とれてしまいます。
この色は食餌植物の実の色と同じ色をしています。
触角を背負っていますのでツトガ科・メイガ科の蛾になります。
後翅の色は黄褐色なので,前翅が紅色だからマエベニノメイガと呼ばれるのでしょう。

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑫
4月(2018年)に見られた蛾⑪
2018年4月22日(日)
4月(2018年)に見られた蛾⑪ 撮影日:2018/04/22 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月22日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①オオエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
翅を屋根形にして腹端を外に出して止まっているのでシャチホコガ科と分かります。
頭部を見ると細長く突き出ているのでワニに見えてしまいます。
この蛾が毎年普通に見られるのは食餌植物のフジが沢山見られるからでしょう。

②ナカキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
褐色の横線が幾本も並んでいる蛾です。
それにも関わらず何故ナカキなのか理由が分かりません。
この蛾は止まるとき,写真の様に腹端を上げて止まる習性があります。

③マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
似た種にオオマエキトビエダシャクが居ます。
赤矢印で示した所で同定すると速いです。
富士山のような形・・・マエキトビエダシャク
槍ヶ岳のような形・・・オオマエキトビエダシャク

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4月(2018年)に見られた蛾⑪ 撮影日:2018/04/22 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月22日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①オオエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
翅を屋根形にして腹端を外に出して止まっているのでシャチホコガ科と分かります。
頭部を見ると細長く突き出ているのでワニに見えてしまいます。
この蛾が毎年普通に見られるのは食餌植物のフジが沢山見られるからでしょう。

②ナカキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
褐色の横線が幾本も並んでいる蛾です。
それにも関わらず何故ナカキなのか理由が分かりません。
この蛾は止まるとき,写真の様に腹端を上げて止まる習性があります。

③マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
似た種にオオマエキトビエダシャクが居ます。
赤矢印で示した所で同定すると速いです。
富士山のような形・・・マエキトビエダシャク
槍ヶ岳のような形・・・オオマエキトビエダシャク

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑪
4月(2018年)に見られた蛾⑩
2018年4月21日(土)
4月(2018年)に見られた蛾⑩ 撮影日:2018/04/20 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月20日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①クロスジキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
あまり見掛けない蛾です。
ブログ「蛾色灯」によると食草は近年シラカシと判明したようです。
勿来の関周辺にはシラカシは植えたもの以外は分布していないからです。

②リンゴドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を前方へ伸ばして止まっているので,ドクガ科と予想することが出来ます。
雄と雌では前翅の模様が違います。
雌には2本の横線があり,雄はこの写真の様に2本の横線の間が黑っぽくなっています。

③アカジママドガ(マドガ科)
前翅長が10㎜程度の小さな蛾です。
カメラが近付くとめざとく見つけて逃げられます。
横線は黒いですが,格子状の線が赤味を帯びています。
だから,アカジママドガと呼ばれるのでしょう。

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4月(2018年)に見られた蛾⑩ 撮影日:2018/04/20 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月20日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①クロスジキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
あまり見掛けない蛾です。
ブログ「蛾色灯」によると食草は近年シラカシと判明したようです。
勿来の関周辺にはシラカシは植えたもの以外は分布していないからです。

②リンゴドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を前方へ伸ばして止まっているので,ドクガ科と予想することが出来ます。
雄と雌では前翅の模様が違います。
雌には2本の横線があり,雄はこの写真の様に2本の横線の間が黑っぽくなっています。

③アカジママドガ(マドガ科)
前翅長が10㎜程度の小さな蛾です。
カメラが近付くとめざとく見つけて逃げられます。
横線は黒いですが,格子状の線が赤味を帯びています。
だから,アカジママドガと呼ばれるのでしょう。

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑩
4月(2018年)に見られた蛾⑨
2018年4月20日(金)
4月(2018年)に見られた蛾⑨ 撮影日:2018/04/015~04/19 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月15日~19日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①ヘリグロホソハマキモドキ(ホソハマキモドキガ科)
スズメノヤリ(イグサ科)が生えている道端を歩いていると,小さな昆虫が飛び立ちます。
毎年,今頃見られるヘリグロホソハマキモドキが逃げ回っているのです。
小さいながら外縁沿いにある黒筋と白い筋模様が奇麗な蛾です。

②ナシハマキマダラメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)

②ナシハマキマダラメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)
触角が途中で翅の下になっていますが,触角を背にしています。
だから,メイガ科・ツトガ科の仲間と分かります。
翅に紅・朱・灰・焦茶の斑模様があるので,マダラメイガ亜科の蛾です。
食餌植物はナシ・リンゴとなっていますが,勿来の関周辺には分布していません。
だから,同じ仲間であるサクラ類の葉を幼虫は食べるのだと思っています。
柱の角を利用して止まっているのを多く見掛けます。

③ギンモンカギバ(カギバガ科)
翅頂が鉤のように曲がっているので,カギバガ科と分かります。
褐色の目玉模様で似た外の種と区別がつきます。
翅頂近くと前縁沿いに銀粉が付いているのでギンモンカギバと呼ばれるのでしょう。

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4月(2018年)に見られた蛾⑨ 撮影日:2018/04/015~04/19 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月15日~19日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①ヘリグロホソハマキモドキ(ホソハマキモドキガ科)
スズメノヤリ(イグサ科)が生えている道端を歩いていると,小さな昆虫が飛び立ちます。
毎年,今頃見られるヘリグロホソハマキモドキが逃げ回っているのです。
小さいながら外縁沿いにある黒筋と白い筋模様が奇麗な蛾です。

②ナシハマキマダラメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)

②ナシハマキマダラメイガ(メイガ科マダラメイガ亜科)
触角が途中で翅の下になっていますが,触角を背にしています。
だから,メイガ科・ツトガ科の仲間と分かります。
翅に紅・朱・灰・焦茶の斑模様があるので,マダラメイガ亜科の蛾です。
食餌植物はナシ・リンゴとなっていますが,勿来の関周辺には分布していません。
だから,同じ仲間であるサクラ類の葉を幼虫は食べるのだと思っています。
柱の角を利用して止まっているのを多く見掛けます。

③ギンモンカギバ(カギバガ科)
翅頂が鉤のように曲がっているので,カギバガ科と分かります。
褐色の目玉模様で似た外の種と区別がつきます。
翅頂近くと前縁沿いに銀粉が付いているのでギンモンカギバと呼ばれるのでしょう。

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑨
イボタガ
2018年4月19日(木)
イボタガ 撮影日:2013/04/06,2018/04/19 場所:勿来の関
イボタガ科のイボタガを紹介します。
今年を入れて3回目の観察となります。
灯火近くで足元を見ますと大きい蛾が止まっています。
前翅長を測ると55㎜もあります。

成虫になると何も食べないイボタガ。
細かい黒の筋模様と大きな目玉模様からイボタガだと分かりました。
前回の観察から5年経ちます。
久し振りの再会で嬉しくなり密着取材となりました。
見た目には薄褐色に見えるのに,写真には緑を帯びて写ります。
どうしてそうなるのか不思議に思っています。
私だけかと思いネットに出ている写真を見ました。
すると,同じく緑がかって写っています。

大きな目玉模様があってフクロウに擬態していると思われるイボタガ。
今日の蛾は2枚目の写真と同じく前翅前縁を水平になるまで上げていませんでした。
そこで。近くにある小枝で触角に触りました。
すると,翅をV字に上げゆっくりと下ろして写真の様な姿勢をとってくれました。
体に触れて見ずらかった触角を前方へ広げてくれました。
ヤママユガ科の蛾に同じことをすると翅を3~4回パタパタ動かして暴れます。
この落ち着いた態度は,フクロウの顏に擬態していて自信があるからなのでしょうか。

触角を触ると前翅前縁を水平に開いたイボタガ。緑がかって写るのが不思議です。
科名 イボタガ科
和名 イボタガ
大きさ 開張 80~115㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,屋久島
出現月 3~4月
食餌動植物 幼虫はイボタノキ,モクセイ,トネリコ,ネズミモチ,ヒイラギ,マルバアオダモ,ヤナギの葉を食べます。
特徴 成虫は何も食べません。 春に出現する大型蛾です。
並んでる 細い黒筋 見事なり

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イボタガ 撮影日:2013/04/06,2018/04/19 場所:勿来の関
イボタガ科のイボタガを紹介します。
今年を入れて3回目の観察となります。
灯火近くで足元を見ますと大きい蛾が止まっています。
前翅長を測ると55㎜もあります。

成虫になると何も食べないイボタガ。
細かい黒の筋模様と大きな目玉模様からイボタガだと分かりました。
前回の観察から5年経ちます。
久し振りの再会で嬉しくなり密着取材となりました。
見た目には薄褐色に見えるのに,写真には緑を帯びて写ります。
どうしてそうなるのか不思議に思っています。
私だけかと思いネットに出ている写真を見ました。
すると,同じく緑がかって写っています。

大きな目玉模様があってフクロウに擬態していると思われるイボタガ。
今日の蛾は2枚目の写真と同じく前翅前縁を水平になるまで上げていませんでした。
そこで。近くにある小枝で触角に触りました。
すると,翅をV字に上げゆっくりと下ろして写真の様な姿勢をとってくれました。
体に触れて見ずらかった触角を前方へ広げてくれました。
ヤママユガ科の蛾に同じことをすると翅を3~4回パタパタ動かして暴れます。
この落ち着いた態度は,フクロウの顏に擬態していて自信があるからなのでしょうか。

触角を触ると前翅前縁を水平に開いたイボタガ。緑がかって写るのが不思議です。
科名 イボタガ科
和名 イボタガ
大きさ 開張 80~115㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,屋久島
出現月 3~4月
食餌動植物 幼虫はイボタノキ,モクセイ,トネリコ,ネズミモチ,ヒイラギ,マルバアオダモ,ヤナギの葉を食べます。
特徴 成虫は何も食べません。 春に出現する大型蛾です。
並んでる 細い黒筋 見事なり

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tag : イボタガ
4月(2018年)に見られた植物⑤
2018年4月18日(水)
4月(2018年)に見られた植物⑤ 撮影日:2018/04/06 場所:勿来の関・北茨城
今日,紹介するものは4月6日に勿来の関・北茨城で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①レンギョウ(モクセイ科落葉低木)
黄色の花を多数つけるので遠くにあっても気が付きます。
沢山の花が写ってしまうと目移りするので,少ない部分を選んで写しました。
この花は春の訪れを知らせくれる花で,春の季語になっています。
花の柄から千切って空中高く放り投げるとくるくる回転しながら落ちてきます。

②モミジイチゴ(バラ科キイチゴ属)
白い五弁の花は下を向いて咲きます。
東日本に分布しています。
西日本に分布しているものはナガバモミジイチゴです。
葉がモミジに似ているのでこの名が付いています。
実は6~7月頃熟し食べられます。

③ヤマブキ(バラ科落葉低木)
これも黄色の花なので目に留まる花です。
昔から,山吹色に輝く小判の色に似ているため庶民に好まれた花です。
太田道灌を紹介するときに出て来る次の歌は有名です。
「七重八重 花は咲けども ヤマブキの 実の一つだに なきぞ悲しき」

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4月(2018年)に見られた植物⑤ 撮影日:2018/04/06 場所:勿来の関・北茨城
今日,紹介するものは4月6日に勿来の関・北茨城で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①レンギョウ(モクセイ科落葉低木)
黄色の花を多数つけるので遠くにあっても気が付きます。
沢山の花が写ってしまうと目移りするので,少ない部分を選んで写しました。
この花は春の訪れを知らせくれる花で,春の季語になっています。
花の柄から千切って空中高く放り投げるとくるくる回転しながら落ちてきます。

②モミジイチゴ(バラ科キイチゴ属)
白い五弁の花は下を向いて咲きます。
東日本に分布しています。
西日本に分布しているものはナガバモミジイチゴです。
葉がモミジに似ているのでこの名が付いています。
実は6~7月頃熟し食べられます。

③ヤマブキ(バラ科落葉低木)
これも黄色の花なので目に留まる花です。
昔から,山吹色に輝く小判の色に似ているため庶民に好まれた花です。
太田道灌を紹介するときに出て来る次の歌は有名です。
「七重八重 花は咲けども ヤマブキの 実の一つだに なきぞ悲しき」

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tag : 4月(2018年)に見られた植物⑤
4月(2018年)に見られた植物④
2018年4月17日(火)
4月(2018年)に見られた植物④ 撮影日:2018/04/15 場所:勿来の関・北茨城
今日,紹介するものは4月15日に勿来の関・北茨城で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①カジイチゴ(バラ科キイチゴ属 落葉低木)
北茨城では海岸の近くで見られる植物です。
白い花は3~4㎝と大きく上の方を向いて咲きます。
珍しいことにキイチゴ属でも刺がありません。
5月頃,橙黄色に実が熟し食べられます。

②キバナオドリコソウ(シソ科常緑多年草)
ヨーロッパの東部〜西アジア原産の植物です。
葉に銀灰色の斑がある種が栽培されているうちに逸脱したものと思われます。
花の様子はオドリコソウにそっくりです。

③トウゴクミツバツツジ(ツツジ科落葉低木)
紅紫色の鮮やかな花をつけるので遠くからでも分かります。
勿来の関吹風殿の立て札には「ミツバツツジ」とありました。
ところが,雄しべの数は5本ではなく10本あるのです。
だから,この写真のものは「ミツバツツジ」でないことが分かりました。
宮城県から近畿地方東部までの太平洋側に分布しているトウゴクミツバツツジの可能性が大きいと思っています。

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4月(2018年)に見られた植物④ 撮影日:2018/04/15 場所:勿来の関・北茨城
今日,紹介するものは4月15日に勿来の関・北茨城で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①カジイチゴ(バラ科キイチゴ属 落葉低木)
北茨城では海岸の近くで見られる植物です。
白い花は3~4㎝と大きく上の方を向いて咲きます。
珍しいことにキイチゴ属でも刺がありません。
5月頃,橙黄色に実が熟し食べられます。

②キバナオドリコソウ(シソ科常緑多年草)
ヨーロッパの東部〜西アジア原産の植物です。
葉に銀灰色の斑がある種が栽培されているうちに逸脱したものと思われます。
花の様子はオドリコソウにそっくりです。

③トウゴクミツバツツジ(ツツジ科落葉低木)
紅紫色の鮮やかな花をつけるので遠くからでも分かります。
勿来の関吹風殿の立て札には「ミツバツツジ」とありました。
ところが,雄しべの数は5本ではなく10本あるのです。
だから,この写真のものは「ミツバツツジ」でないことが分かりました。
宮城県から近畿地方東部までの太平洋側に分布しているトウゴクミツバツツジの可能性が大きいと思っています。

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tag : 4月(2018年)に見られた植物④
4月(2018年)に見られた植物③
2018年4月16日(月)
4月(2018年)に見られた植物③ 撮影日:2018/04/14 場所:勿来の関・北茨城
今日,紹介するものは4月14日に勿来の関・北茨城で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①サルトリイバラ(ユリ科多年生植物)
昔,この花は何だと思いながら蔓を掴んで痛い経験をしたことを思い出します。
蔓にある刺に刺さったからです。
雌雄別株で雌株には10月を過ぎると赤い実がなります。
写真のものは,葯が写っているので雄株です。

②イロハモミジ(カエデ科落葉高木)
もう,そろそろモミジ類の花が咲く頃だと歩きながら葉を見ていました。
すると,何と赤いものが,幾つもぶら下がっているではありませんか。・
花が,もう既に咲き始めました。
勿来の関では,サクラが散り終わる頃,カエデ類が咲き始めることが分かりました。
赤くなるからモミジと言ったり,カエルの手のような葉だからカエデと言ったりします。

③シバザクラ(ハナシノブ科多年草)
サクラに似た形の花が咲きます。
桃・赤・薄紫・白の花を咲かせます。
地を這うように広がり地面を覆うので満開のときはの様です。
埼玉県秩父市にある羊山公園のシバザクラは見事です。

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4月(2018年)に見られた植物③ 撮影日:2018/04/14 場所:勿来の関・北茨城
今日,紹介するものは4月14日に勿来の関・北茨城で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①サルトリイバラ(ユリ科多年生植物)
昔,この花は何だと思いながら蔓を掴んで痛い経験をしたことを思い出します。
蔓にある刺に刺さったからです。
雌雄別株で雌株には10月を過ぎると赤い実がなります。
写真のものは,葯が写っているので雄株です。

②イロハモミジ(カエデ科落葉高木)
もう,そろそろモミジ類の花が咲く頃だと歩きながら葉を見ていました。
すると,何と赤いものが,幾つもぶら下がっているではありませんか。・
花が,もう既に咲き始めました。
勿来の関では,サクラが散り終わる頃,カエデ類が咲き始めることが分かりました。
赤くなるからモミジと言ったり,カエルの手のような葉だからカエデと言ったりします。

③シバザクラ(ハナシノブ科多年草)
サクラに似た形の花が咲きます。
桃・赤・薄紫・白の花を咲かせます。
地を這うように広がり地面を覆うので満開のときはの様です。
埼玉県秩父市にある羊山公園のシバザクラは見事です。

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tag : 4月(2018年)に見られた植物③
4月(2018年)に見られた植物②
2018年4月15日(日)
4月(2018年)に見られた植物② 撮影日:2018/04/15 場所:勿来の関
今日,紹介するものは4月15日に勿来の関で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①クサイチゴ(バラ科落葉小低木)
背丈が20~60㎝と低く,草のように見えるのでクサイチゴと呼ばれるのでしょう。
花は上向きに咲きます。
大きな赤い実がなり酸味が少ない甘い実がなり食べられます。

②ミミガタテンナンショウ(サトイモ科テンナンショウ属)
テンナンショウ属では,いち早く咲きます。
付属体(黄矢印)の下の付け根付近に雄花や雌花をつけます。
雌雄異株で,地下茎が小さいときは雄性で,何年か経って大きくなると雌性になります。
赤矢印で示した所が耳たぶの様なのでミミガタテンナンショウと呼ばれます。

③ウワミズザクラ(バラ科落葉高木)
小さい花が幾つも集まってホットドックの形に見える花です。
似たような感じの花にイヌザクラがあります。
同定は花をつける枝に葉が有るか無いかで決めます。
写真のものは赤矢印でつけた枝に葉が付いているので,ウワミズザクラです。

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4月(2018年)に見られた植物② 撮影日:2018/04/15 場所:勿来の関
今日,紹介するものは4月15日に勿来の関で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①クサイチゴ(バラ科落葉小低木)
背丈が20~60㎝と低く,草のように見えるのでクサイチゴと呼ばれるのでしょう。
花は上向きに咲きます。
大きな赤い実がなり酸味が少ない甘い実がなり食べられます。

②ミミガタテンナンショウ(サトイモ科テンナンショウ属)
テンナンショウ属では,いち早く咲きます。
付属体(黄矢印)の下の付け根付近に雄花や雌花をつけます。
雌雄異株で,地下茎が小さいときは雄性で,何年か経って大きくなると雌性になります。
赤矢印で示した所が耳たぶの様なのでミミガタテンナンショウと呼ばれます。

③ウワミズザクラ(バラ科落葉高木)
小さい花が幾つも集まってホットドックの形に見える花です。
似たような感じの花にイヌザクラがあります。
同定は花をつける枝に葉が有るか無いかで決めます。
写真のものは赤矢印でつけた枝に葉が付いているので,ウワミズザクラです。

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tag : 4月(2018年)に見られた植物②
4月(2018年)に見られた蛾⑧
2018年4月14日(土)
4月(2018年)に見られた蛾⑧ 撮影日:2018/04/014 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月14日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①ヒメウスアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
前翅長11㎜くらいの小さな蛾です。
透き通っているような感じの翅は,なかなかピントが合いません。
似た種が居て簡単に同定は出来ませんが,屈曲の激しい内外横線からヒメウスアオシャクと同定しました。

②アオスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
遠目には黒ずんだ蛾のように見えます。
写真には茶色を帯びて写ります。
内横線(赤矢印)・亜外縁線(青矢印)が二重になっています。
翅の裏を見て金色の筋があれば間違いなくアオスジナミシャクです。
<翅裏の様子はこちらです。>

③シャチホコガ(シャチホコガ科)
柱を見ると何やら大きい蛾が止まっています。
前翅長を測ると30㎜ですから大きく見えるわけです。
毛深い足を前方へ出し後翅が前翅から左右にはみ出ています。
しかも,腹端が外縁から出ているのでシャチホコガ科の蛾と分かります。

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4月(2018年)に見られた蛾⑧ 撮影日:2018/04/014 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月14日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①ヒメウスアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
前翅長11㎜くらいの小さな蛾です。
透き通っているような感じの翅は,なかなかピントが合いません。
似た種が居て簡単に同定は出来ませんが,屈曲の激しい内外横線からヒメウスアオシャクと同定しました。

②アオスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
遠目には黒ずんだ蛾のように見えます。
写真には茶色を帯びて写ります。
内横線(赤矢印)・亜外縁線(青矢印)が二重になっています。
翅の裏を見て金色の筋があれば間違いなくアオスジナミシャクです。
<翅裏の様子はこちらです。>

③シャチホコガ(シャチホコガ科)
柱を見ると何やら大きい蛾が止まっています。
前翅長を測ると30㎜ですから大きく見えるわけです。
毛深い足を前方へ出し後翅が前翅から左右にはみ出ています。
しかも,腹端が外縁から出ているのでシャチホコガ科の蛾と分かります。

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑧
4月(2018年)に見られた蛾⑦
2018年4月13日(金)
4月(2018年)に見られた蛾⑦ 撮影日:2018/04/011,04/012 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月11日~12日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①モミジツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
「みんなで作る日本蛾類図鑑」では出現月を7~8月としています。
しかし,「四国産蛾類図鑑」や「Mushi Navi」では4月に観察されています。
だから,モミジツマキリエダシャクとしました。

②オオトビスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
灰白色に不明瞭な筋模様がある蛾です。
この仲間は似たような筋模様なので簡単に同定出来ません。
しかし,以下のような特徴から同定することが出来ます。
A赤矢印の両端に黒ずんだ紋があります。.
B緑矢印で示した所に独特の紋があります。(個体差があります。)
C青矢印で示した外横線の様子とその下の黒い紋。
D前翅前縁に3つから4つの黒い紋があります。

③キジマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
黒い斑紋の間を白い横筋と黄色の縦筋が走っています。
その中でも太くて長い黄色の筋が目立ちます。
それで,それを黄縞に見立ててキジマエダシャクと呼んだのでしょう。
<その画像はこちらです。>

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4月(2018年)に見られた蛾⑦ 撮影日:2018/04/011,04/012 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月11日~12日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①モミジツマキリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
「みんなで作る日本蛾類図鑑」では出現月を7~8月としています。
しかし,「四国産蛾類図鑑」や「Mushi Navi」では4月に観察されています。
だから,モミジツマキリエダシャクとしました。

②オオトビスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
灰白色に不明瞭な筋模様がある蛾です。
この仲間は似たような筋模様なので簡単に同定出来ません。
しかし,以下のような特徴から同定することが出来ます。
A赤矢印の両端に黒ずんだ紋があります。.
B緑矢印で示した所に独特の紋があります。(個体差があります。)
C青矢印で示した外横線の様子とその下の黒い紋。
D前翅前縁に3つから4つの黒い紋があります。

③キジマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
黒い斑紋の間を白い横筋と黄色の縦筋が走っています。
その中でも太くて長い黄色の筋が目立ちます。
それで,それを黄縞に見立ててキジマエダシャクと呼んだのでしょう。
<その画像はこちらです。>

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑦
4月(2018年)に見られた蛾⑥
2018年4月12日(木)
4月(2018年)に見られた蛾⑥ 撮影日:2018/04/012 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月12日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①スジエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
食餌植物であるカエデ類の分布が見られるので毎年見られる蛾です。
この仲間は似ているものが居て同定で苦労します。
びったり同じ画像はなく地域ごとに変異があるようです。
スジエグリシャチホコでは胸部背の毛(赤矢印)が,白~薄黄色の画像はほとんど見られ無いのが不思議です。

②シロモンウスチャヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
似た蛾にクロモンウスチャヒメシャクがいます。
違いは以下の通りです。
シロモンウスチャヒメシャク・・・外横線(赤矢印)が線状です。
クロモンウスチャヒメシャク・・・外横線(赤矢印)が点列状です。

③アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
似た蛾にチズモンアオシャクが居ます。
違いは以下の通りです。
A赤矢印をつけた帯状の横線が前縁と交わる所で直角に近い角度ならアシブトチズモンアオシャクです。
B斜めに交わるものはチズモンアオシャクです。
C青矢印の部分が大きく出張るのはアシブトチズモンアオシャクです。
Dあまり出張らないのはチズモンアオシャクです。
<詳しくはこちらをご覧下さい。>

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4月(2018年)に見られた蛾⑥ 撮影日:2018/04/012 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月12日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①スジエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
食餌植物であるカエデ類の分布が見られるので毎年見られる蛾です。
この仲間は似ているものが居て同定で苦労します。
びったり同じ画像はなく地域ごとに変異があるようです。
スジエグリシャチホコでは胸部背の毛(赤矢印)が,白~薄黄色の画像はほとんど見られ無いのが不思議です。

②シロモンウスチャヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
似た蛾にクロモンウスチャヒメシャクがいます。
違いは以下の通りです。
シロモンウスチャヒメシャク・・・外横線(赤矢印)が線状です。
クロモンウスチャヒメシャク・・・外横線(赤矢印)が点列状です。

③アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
似た蛾にチズモンアオシャクが居ます。
違いは以下の通りです。
A赤矢印をつけた帯状の横線が前縁と交わる所で直角に近い角度ならアシブトチズモンアオシャクです。
B斜めに交わるものはチズモンアオシャクです。
C青矢印の部分が大きく出張るのはアシブトチズモンアオシャクです。
Dあまり出張らないのはチズモンアオシャクです。
<詳しくはこちらをご覧下さい。>

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑥
4月(2018年)に見られた蛾⑤
2018年4月11日(水)
4月(2018年)に見られた蛾⑤ 撮影日:2018/04/011 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月11日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①クロオビシロフタオ(ツバメガ科フタオガ亜科)
前翅長が8㎜程度の小さな蛾です。
前翅にある黒い紋を帯に見立ててクロオビと呼んでいるのでしょう。
後翅外縁にある突起を尾(赤矢印)に見立てています。

②カギモンキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
2つの黒い紋を鉤(かぎ:物を引っかける道具)に見立ててカギモンキリガと名付けています。
錠前の鍵穴に似た紋をもつカギモンヤガと混同しないように注意しましょう。
幼虫はツルグミ・ナツグミの葉を食べます。

③ノヒラトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
腹端(赤矢印)が外縁から覗いているのでシャチホコガ科と予想がつきます。
一見コトビモンシャチホコふうの蛾です。
でも,翅頂近くの黒紋に円味が無いのでノヒラトビモンシャチホコと分かります。

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4月(2018年)に見られた蛾⑤ 撮影日:2018/04/011 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月11日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①クロオビシロフタオ(ツバメガ科フタオガ亜科)
前翅長が8㎜程度の小さな蛾です。
前翅にある黒い紋を帯に見立ててクロオビと呼んでいるのでしょう。
後翅外縁にある突起を尾(赤矢印)に見立てています。

②カギモンキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
2つの黒い紋を鉤(かぎ:物を引っかける道具)に見立ててカギモンキリガと名付けています。
錠前の鍵穴に似た紋をもつカギモンヤガと混同しないように注意しましょう。
幼虫はツルグミ・ナツグミの葉を食べます。

③ノヒラトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
腹端(赤矢印)が外縁から覗いているのでシャチホコガ科と予想がつきます。
一見コトビモンシャチホコふうの蛾です。
でも,翅頂近くの黒紋に円味が無いのでノヒラトビモンシャチホコと分かります。

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾⑤
ウスバキエダシャク
2018年4月10日(火)
ウスバキエダシャク 撮影日:2012/04/11,2011/04/07,2017/04/19 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のウスバキエダシャクを紹介します。
今年も,四月になったらウスバキエダシャクが出現してきました。
見ただけでエダシャク亜科と分かりますが,同定するには時間がかかります。
その訳はこの仲間は似ているものが多いからです。

触角が櫛歯状なので雄のウスバキエダシャク。
そこでどのような特徴が見られるか調べました。
内横線は前縁近くで急に頭部の方へ曲がります。
その内横線が後縁まで伸びています。
内横線と後縁の交差点を結ぶと腹部背を通ります。
①その腹部背は黒くなっています。(黄矢印)

これも触角が櫛歯状なので雄のウスバキエダシャク。
前翅外横線(赤矢印)には山のよう高くなった所(2つの赤矢印と前縁に近い所)が3つあります。
②その内の2つ(赤矢印)の所に黒点があります。
雌(最後の写真)では不明瞭です。

触角が糸状なので雌のウスバキエダシャク。
③白い亜外縁線(青矢印~青矢印)があります。
④内横線と外横線の間に短い黒筋があります。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ウスバキエダシャク
大きさ 開張 雄27~31㎜ 雌22~30㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 4~5月
食餌動植物 幼虫はヒメヤシャブシ,クマシデ,イヌツゲ,コマユミ,ナツハゼ,エゴノキ,ハルニレの葉を食べます。
特徴 雄の触角は櫛歯状,雌は糸状です。
腹部背の 内横線を 結ぶ場所(黒くなる)

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ウスバキエダシャク 撮影日:2012/04/11,2011/04/07,2017/04/19 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のウスバキエダシャクを紹介します。
今年も,四月になったらウスバキエダシャクが出現してきました。
見ただけでエダシャク亜科と分かりますが,同定するには時間がかかります。
その訳はこの仲間は似ているものが多いからです。

触角が櫛歯状なので雄のウスバキエダシャク。
そこでどのような特徴が見られるか調べました。
内横線は前縁近くで急に頭部の方へ曲がります。
その内横線が後縁まで伸びています。
内横線と後縁の交差点を結ぶと腹部背を通ります。
①その腹部背は黒くなっています。(黄矢印)

これも触角が櫛歯状なので雄のウスバキエダシャク。
前翅外横線(赤矢印)には山のよう高くなった所(2つの赤矢印と前縁に近い所)が3つあります。
②その内の2つ(赤矢印)の所に黒点があります。
雌(最後の写真)では不明瞭です。

触角が糸状なので雌のウスバキエダシャク。
③白い亜外縁線(青矢印~青矢印)があります。
④内横線と外横線の間に短い黒筋があります。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ウスバキエダシャク
大きさ 開張 雄27~31㎜ 雌22~30㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 4~5月
食餌動植物 幼虫はヒメヤシャブシ,クマシデ,イヌツゲ,コマユミ,ナツハゼ,エゴノキ,ハルニレの葉を食べます。
特徴 雄の触角は櫛歯状,雌は糸状です。
腹部背の 内横線を 結ぶ場所(黒くなる)

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tag : ウスバキエダシャク
ウスキヒゲナガ
2018年4月9日(月)
ウスキヒゲナガ 撮影日:2018/04/09 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月9日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。
ヒゲナガガ科のウスキヒゲナガを紹介します。
灯火の周りをよく探すと触角が長い蛾が居ます。

前翅長は9㎜の小さなウスキヒゲナガ。
その触角の長さは,体長の倍以上あります。
色は白く黒い筋模様があります。

体長の二倍以上長い触角を持つウスキヒゲナガ。
翅色は淡褐色に見えますが,黄土色を濃くした色をしています。
似た蛾にアトボシウスキヒゲナガが居ますが前翅後縁の中央にも白紋があります。
このウスキヒゲナガは後角(赤矢印)にのみ白紋があります。

後角にのみ白紋があるウスキヒゲナガ。
翅には褐色の格子模様が見られます。
前翅長を測ったら9㎜しかない小さな蛾です。

よく似ているアトボシウスキヒゲナガは白紋が後縁中央にもあるのでウスキヒゲナガと区別がつきます。
科名 ヒゲナガガ科
和名 ウスキヒゲナガ
大きさ 開張 19~20㎜
分布 本州,四国,九州
出現月 4~5月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 後角にのみ白紋があります。
ポイントは 後角にのみ 白紋が

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ウスキヒゲナガ 撮影日:2018/04/09 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月9日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。
ヒゲナガガ科のウスキヒゲナガを紹介します。
灯火の周りをよく探すと触角が長い蛾が居ます。

前翅長は9㎜の小さなウスキヒゲナガ。
その触角の長さは,体長の倍以上あります。
色は白く黒い筋模様があります。

体長の二倍以上長い触角を持つウスキヒゲナガ。
翅色は淡褐色に見えますが,黄土色を濃くした色をしています。
似た蛾にアトボシウスキヒゲナガが居ますが前翅後縁の中央にも白紋があります。
このウスキヒゲナガは後角(赤矢印)にのみ白紋があります。

後角にのみ白紋があるウスキヒゲナガ。
翅には褐色の格子模様が見られます。
前翅長を測ったら9㎜しかない小さな蛾です。

よく似ているアトボシウスキヒゲナガは白紋が後縁中央にもあるのでウスキヒゲナガと区別がつきます。
科名 ヒゲナガガ科
和名 ウスキヒゲナガ
大きさ 開張 19~20㎜
分布 本州,四国,九州
出現月 4~5月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 後角にのみ白紋があります。
ポイントは 後角にのみ 白紋が

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tag : ウスキヒゲナガ
4月(2018年)に見られた蛾④
2018年4月8日(日)
4月(2018年)に見られた蛾④ 撮影日:2018/04/08 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月8日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①ウスクモエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
内横線・外横線が黒くて明瞭な蛾です。
内横線が大きく湾曲していますが,その外側に黒点があります。
後翅外横線の外側に薄褐色の筋があります。

②フタナミトビヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
フタナミというのは内横線と亜外縁線が波のように曲がっているからなのでしょうか。
羽化したばかりで擦れていない為か奇麗な蛾です。
特に縁毛の生え際に白い斑模様が等間隔に並んでいてアクセントになっています。

③ヘリスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
この蛾はシャクガ科でも何の仲間なのかいつも迷ってしまいます。
中横線や外横線が波を打っていないのでエダシャク亜科を探しましたが,見つかりません。
次にヒメシャク亜科を探しましたが,見つかりません。
亜外縁線が波を打っているのでナミシャク亜科の可能性があると思い探して見つけました。
4月(2018年)に見られた蛾④ 撮影日:2018/04/08 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月8日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①ウスクモエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
内横線・外横線が黒くて明瞭な蛾です。
内横線が大きく湾曲していますが,その外側に黒点があります。
後翅外横線の外側に薄褐色の筋があります。

②フタナミトビヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
フタナミというのは内横線と亜外縁線が波のように曲がっているからなのでしょうか。
羽化したばかりで擦れていない為か奇麗な蛾です。
特に縁毛の生え際に白い斑模様が等間隔に並んでいてアクセントになっています。

③ヘリスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
この蛾はシャクガ科でも何の仲間なのかいつも迷ってしまいます。
中横線や外横線が波を打っていないのでエダシャク亜科を探しましたが,見つかりません。
次にヒメシャク亜科を探しましたが,見つかりません。
亜外縁線が波を打っているのでナミシャク亜科の可能性があると思い探して見つけました。
tag : 4月(2018年)に見られた蛾④
バラシロエダシャク
2018年4月7日(土)
バラシロエダシャク 撮影日:2013/05/01,03/24,2011/07/30 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のバラシロエダシャクを紹介します。
白い地に黒及び灰色の帯模様や黒点がある蛾です。
しかし,それらの形や濃さには個体差があっていろいろです。

太い外横線(青矢印)や太い亜外縁線(緑矢印)が濃いバラシロエダシャク。
個体差はあっても,3つの矢印で示したものはどの個体にもあります。
①前翅中央から少し前縁に寄った場所に黒点(赤矢印)があります。
②幅の広い外横線(青矢印)があります。
③幅の広い亜外縁線(緑矢印)があります。

普通は後翅が見えるように開いて止まることが多いバラシロエダシャク。
幼虫がバラ科の植物を餌としていて白い地なのでバラシロエダシャクと名付けられたのでしょう。

どちらの横線も薄いバラシロエダシャク。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 バラシロエダシャク
大きさ 開張 22~24㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 4~8月
食餌動植物 幼虫はウワミズザクラ,マメザクラ,カスミザクラ,モモ,ズミ,ナナカマドの葉を食べます。
特徴 黒い模様には個体差があります。
ポイントは 黒点1つ 後翅にも

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バラシロエダシャク 撮影日:2013/05/01,03/24,2011/07/30 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のバラシロエダシャクを紹介します。
白い地に黒及び灰色の帯模様や黒点がある蛾です。
しかし,それらの形や濃さには個体差があっていろいろです。

太い外横線(青矢印)や太い亜外縁線(緑矢印)が濃いバラシロエダシャク。
個体差はあっても,3つの矢印で示したものはどの個体にもあります。
①前翅中央から少し前縁に寄った場所に黒点(赤矢印)があります。
②幅の広い外横線(青矢印)があります。
③幅の広い亜外縁線(緑矢印)があります。

普通は後翅が見えるように開いて止まることが多いバラシロエダシャク。
幼虫がバラ科の植物を餌としていて白い地なのでバラシロエダシャクと名付けられたのでしょう。

どちらの横線も薄いバラシロエダシャク。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 バラシロエダシャク
大きさ 開張 22~24㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 4~8月
食餌動植物 幼虫はウワミズザクラ,マメザクラ,カスミザクラ,モモ,ズミ,ナナカマドの葉を食べます。
特徴 黒い模様には個体差があります。
ポイントは 黒点1つ 後翅にも

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tag : バラシロエダシャク
4月(2018年)に見られた蛾③
2018年4月6日(金)
4月(2018年)に見られた蛾③ 撮影日:2018/04/05,04/06 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月5日~6日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①クロテンヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
それぞれの線には次の様な名前がついています。
緑矢印・・・内横線
黄矢印・・・中横線
赤矢印・・・外横線
青矢印・・・亜外縁線
黒点は内横線と中横線の間に一つあります。
外横線と亜外縁線との間にも幾つか並んでいます。

②ケンモンキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
「四国産蛾類図鑑」を掲載されているnabeさんが「高知の自然 ブログ」で「この蛾は三桁飛来する。」とライトトラップを仕掛けたときのことを以上のようにブログで紹介されています。その理由は幼虫がスギ、ヒノキ、アスナロを食べるからです。
この様にケンモンキリガは,我々人間のお陰で現在,大繁栄しています。
次の様な同定ポイントがあります。
A黒い剣紋(棒状の紋)が2対あります。
だから,ケンモンキリガと名付けられたのでしょう。
Bそれらは,赤矢印と緑矢印です。

③バラシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
地が白い所は昨日紹介しましたフタホシシロエダシャクに似ています。
この蛾にも,前縁に黒紋が2つありますが,位置も間隔も違います。
大きな違いは,外縁に沿って広がる黒や灰色の斑模様があることです。

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4月(2018年)に見られた蛾③ 撮影日:2018/04/05,04/06 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月5日~6日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①クロテンヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
それぞれの線には次の様な名前がついています。
緑矢印・・・内横線
黄矢印・・・中横線
赤矢印・・・外横線
青矢印・・・亜外縁線
黒点は内横線と中横線の間に一つあります。
外横線と亜外縁線との間にも幾つか並んでいます。

②ケンモンキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
「四国産蛾類図鑑」を掲載されているnabeさんが「高知の自然 ブログ」で「この蛾は三桁飛来する。」とライトトラップを仕掛けたときのことを以上のようにブログで紹介されています。その理由は幼虫がスギ、ヒノキ、アスナロを食べるからです。
この様にケンモンキリガは,我々人間のお陰で現在,大繁栄しています。
次の様な同定ポイントがあります。
A黒い剣紋(棒状の紋)が2対あります。
だから,ケンモンキリガと名付けられたのでしょう。
Bそれらは,赤矢印と緑矢印です。

③バラシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
地が白い所は昨日紹介しましたフタホシシロエダシャクに似ています。
この蛾にも,前縁に黒紋が2つありますが,位置も間隔も違います。
大きな違いは,外縁に沿って広がる黒や灰色の斑模様があることです。

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾③
4月(2018年)に見られた蛾②
2018年4月5日(木)
4月(2018年)に見られた蛾② 撮影日:2018/04/03,04/04 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月3日~4日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①フタホシシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅前縁に二つの黒紋がある白い地の蛾です。
翅頂に近い方の濃く紋から不明瞭の外横線がでています。

②オオアオシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端が出ていて,前縁から後翅がはみ出ていれば,シャチホコガ科である可能性が大きいです。
似ている蛾にアオシャチホコが居て区別するのに苦労します。
でも区別するのに役立つ方法があります。
この写真の様に赤矢印と青矢印の間が,褐色になっていればオオアオシャチホコです。
赤矢印から頭部までは,緑を帯びています。
青矢印から外縁までも,緑を帯びています。
ただ,この外側の部分が緑を帯びていないものも居ます。

③エゾヨツメ(ヤママユガ科)
灯火の枠にぶら下がっています。
翅を閉じて止まることが多い蛾です。
翅を開くと後翅には大きい青目玉模様があって美しい蛾です。
<翅を開いた画像はこちらです。>

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4月(2018年)に見られた蛾② 撮影日:2018/04/03,04/04 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月3日~4日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①フタホシシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅前縁に二つの黒紋がある白い地の蛾です。
翅頂に近い方の濃く紋から不明瞭の外横線がでています。

②オオアオシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端が出ていて,前縁から後翅がはみ出ていれば,シャチホコガ科である可能性が大きいです。
似ている蛾にアオシャチホコが居て区別するのに苦労します。
でも区別するのに役立つ方法があります。
この写真の様に赤矢印と青矢印の間が,褐色になっていればオオアオシャチホコです。
赤矢印から頭部までは,緑を帯びています。
青矢印から外縁までも,緑を帯びています。
ただ,この外側の部分が緑を帯びていないものも居ます。

③エゾヨツメ(ヤママユガ科)
灯火の枠にぶら下がっています。
翅を閉じて止まることが多い蛾です。
翅を開くと後翅には大きい青目玉模様があって美しい蛾です。
<翅を開いた画像はこちらです。>

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾②
ナシケンモン
2018年4月4日(水)
ナシケンモン 撮影日:2018/04/04,2017/09/01,2015/09/05,2013/09/02 場所:勿来の関
ヤガ科ケンモンヤガ亜科のナシケンモンを紹介します。
満月が少し過ぎ薄曇りで暖かい夜でしたので少しだけ期待して勿来の関へ向かいました。
最初の所では,見慣れたハスオビエダシャク・カギモンヤガが見られました。

2番目の所には,あまり見掛けない蛾が止まっています。
灯火に止まっているのを見ても遠くて分かりません。
しかし,ススキの先で下に下ろした蛾を見たら直ぐ分かりました。

未だ3回だけしか見ていないナシケンモンでした。
3番目の写真で真上を指してる赤矢印の先にある白紋があったからです。
おまけにケンモンヤガ亜科の蛾に多い環状紋もあったからです。

黄矢印は環状紋,真上を向いている赤矢印は白紋を指しています。
食餌植物は多いのにもかかわらず,あまり見掛けないのが不思議です。
もしかして,灯火にはあまり飛来しないのかも知れません。
今までは9月にだけ観察されましたが,今回は4月なので不思議です。
それに,出現月も一(ひと)月速いので理解に苦しみます。

科名 ヤガ科ケンモンヤガ亜科
和名 ナシケンモン
大きさ 開張 32~43㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はナシ,サクラ,スモモ,アブラナ,マメ,サクラタデ,ボントクタデ,ハナタデ,オオケタデ,イヌタデ,ギシギシ,ヤナギ,ポプラ,タチアオイ,ヨモギ,キショウブの葉を食べます。
特徴 環状紋(黄矢印)ととんがり帽子の様な白紋があります。
ポイントは 環状紋と 白い紋

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ナシケンモン 撮影日:2018/04/04,2017/09/01,2015/09/05,2013/09/02 場所:勿来の関
ヤガ科ケンモンヤガ亜科のナシケンモンを紹介します。
満月が少し過ぎ薄曇りで暖かい夜でしたので少しだけ期待して勿来の関へ向かいました。
最初の所では,見慣れたハスオビエダシャク・カギモンヤガが見られました。

2番目の所には,あまり見掛けない蛾が止まっています。
灯火に止まっているのを見ても遠くて分かりません。
しかし,ススキの先で下に下ろした蛾を見たら直ぐ分かりました。

未だ3回だけしか見ていないナシケンモンでした。
3番目の写真で真上を指してる赤矢印の先にある白紋があったからです。
おまけにケンモンヤガ亜科の蛾に多い環状紋もあったからです。

黄矢印は環状紋,真上を向いている赤矢印は白紋を指しています。
食餌植物は多いのにもかかわらず,あまり見掛けないのが不思議です。
もしかして,灯火にはあまり飛来しないのかも知れません。
今までは9月にだけ観察されましたが,今回は4月なので不思議です。
それに,出現月も一(ひと)月速いので理解に苦しみます。

科名 ヤガ科ケンモンヤガ亜科
和名 ナシケンモン
大きさ 開張 32~43㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はナシ,サクラ,スモモ,アブラナ,マメ,サクラタデ,ボントクタデ,ハナタデ,オオケタデ,イヌタデ,ギシギシ,ヤナギ,ポプラ,タチアオイ,ヨモギ,キショウブの葉を食べます。
特徴 環状紋(黄矢印)ととんがり帽子の様な白紋があります。
ポイントは 環状紋と 白い紋

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tag : ナシケンモン
4月(2018年)に見られた植物①
2018年4月3日(火)
撮影日:2018/04/02,04/03 場所:勿来の関
今日,紹介するものは4月2日と4月3日に勿来の関で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①ヤマウグイスカグラ(スイカズラ科落葉低木)
早春に桃色の花が咲きます。
6月頃,赤い実が熟します。
葉・枝・花に毛があるのでウグイスカグラと区別がつきます。

②アオキ(アオキ科常緑低木)
葉は対生し、乾くと黒くなる特性があります。
アオキは雌株と雄株に分かれる雌雄異株です。
写真に写っている株はどちらだか分かりますか。
手掛かりは二つあります。
A赤い実が見えているので雌株。
B緑色の雌しべ(赤矢印)が見えているので雌株。

③ミツバアケビ(アケビ科の落葉性つる性木本)
アケビと似ていますが,葉が3枚ずつつきます。
白矢印は,その内の1枚だけを指しています。
花は雌花と雄花に分かれてつきます。
雌花(赤矢印)は上の方につきます。(どの花序にも,つくとは限りません。)
雄花(青矢印)は下の方に沢山つきます。

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撮影日:2018/04/02,04/03 場所:勿来の関
今日,紹介するものは4月2日と4月3日に勿来の関で観察した植物です。
植物の分類はAPG分類体系でなく旧い分類法を使用しています。

①ヤマウグイスカグラ(スイカズラ科落葉低木)
早春に桃色の花が咲きます。
6月頃,赤い実が熟します。
葉・枝・花に毛があるのでウグイスカグラと区別がつきます。

②アオキ(アオキ科常緑低木)
葉は対生し、乾くと黒くなる特性があります。
アオキは雌株と雄株に分かれる雌雄異株です。
写真に写っている株はどちらだか分かりますか。
手掛かりは二つあります。
A赤い実が見えているので雌株。
B緑色の雌しべ(赤矢印)が見えているので雌株。

③ミツバアケビ(アケビ科の落葉性つる性木本)
アケビと似ていますが,葉が3枚ずつつきます。
白矢印は,その内の1枚だけを指しています。
花は雌花と雄花に分かれてつきます。
雌花(赤矢印)は上の方につきます。(どの花序にも,つくとは限りません。)
雄花(青矢印)は下の方に沢山つきます。

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tag : 4月(2018年)に見られた植物①
4月(2018年)に見られた蛾①
2018年4月2日(月)
4月(2018年)に見られた蛾① 撮影日:2018/04/02 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月2日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①コナフキエダシャク春型(シャクガ科エダシャク亜科)
春型と夏型では紋様が違います。
夏型は焦茶紋が面型から線型に変わります。
面型の上端と下端だけ残り中の方は地色と同じになります。
<それらの写真はこちらです。>

②モンシロツマキリエダシャク(シャクガ科 エダシャク亜科)
近づけない所に止まっていたのでフラッシュを焚いて写しました。
この蛾は,シャクガ科らしくない止まり方をします。
シャクガ科の多くは,この様に触角を背負って止まることは,ほとんど無いからです。
点列の外横線の外側にある黒まるは中に白点が無いものもいます。

③フサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科)
灯火に止まっていた蛾に降りてもらいました。
写真を撮り終えるまで体は硬直したままでした。

腹端を上げ翅を畳んでいるフサヤガ。
次の様に風変わりな格好で止まる蛾です。
A腹端を上げている。
B翅を折り畳んでいる。

ナポレオンハットがよく似合うフサヤガ。
似ているコフサヤガとは前翅長で同定するのが確実です。
C前翅長が17㎜以上はフサヤガ
D前翅長が15㎜以下はコフサヤガ
写真の蛾は前翅長が18㎜だったのでフサヤガとしました。

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4月(2018年)に見られた蛾① 撮影日:2018/04/02 場所:勿来の関
今日,紹介する蛾は4月2日に勿来の関の灯火へ飛来していた蛾です。

①コナフキエダシャク春型(シャクガ科エダシャク亜科)
春型と夏型では紋様が違います。
夏型は焦茶紋が面型から線型に変わります。
面型の上端と下端だけ残り中の方は地色と同じになります。
<それらの写真はこちらです。>

②モンシロツマキリエダシャク(シャクガ科 エダシャク亜科)
近づけない所に止まっていたのでフラッシュを焚いて写しました。
この蛾は,シャクガ科らしくない止まり方をします。
シャクガ科の多くは,この様に触角を背負って止まることは,ほとんど無いからです。
点列の外横線の外側にある黒まるは中に白点が無いものもいます。

③フサヤガ(ヤガ科フサヤガ亜科)
灯火に止まっていた蛾に降りてもらいました。
写真を撮り終えるまで体は硬直したままでした。

腹端を上げ翅を畳んでいるフサヤガ。
次の様に風変わりな格好で止まる蛾です。
A腹端を上げている。
B翅を折り畳んでいる。

ナポレオンハットがよく似合うフサヤガ。
似ているコフサヤガとは前翅長で同定するのが確実です。
C前翅長が17㎜以上はフサヤガ
D前翅長が15㎜以下はコフサヤガ
写真の蛾は前翅長が18㎜だったのでフサヤガとしました。

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tag : 4月(2018年)に見られた蛾①
モンオビオエダシャク
2018年4月1日(日)
モンオビオエダシャク 撮影日:2017/04/27,2014/07/25 場所:勿来の関

外横線に同定ポイントがあるモンオビオエダシャク。
シャクガ科エダシャク亜科のモンオビオエダシャクを紹介します。
似ている蛾マエキオエダシャクの出現月は4月,6~8月と成っていますが4月にはあまり見られないようです。
それで,「みんなで作る日本蛾類図鑑」では「マエキオエダシャクに似るが、出現期が異なる。」と書かれてあるのでしょう。

外横線が鋸歯状で黒い点列が並ぶモンオビオエダシャク。
モンオビオエダシャクの特徴は次の通りです。
①前翅にも後翅にも外横線上に黒い点列が並びます。
②特に,前翅の外横線は大きく鋸歯状になっています。

前縁(黄矢印)が黄色なのでマエキオエダシャクと呼ばれます。
モンオビオエダシャクと比較しやすいように掲示しました。
マエキオエダシャクの特徴は次の通りです。
③前縁の色がモンオビオエダシャクよりも黄色が濃く出ます。
しかも,黒い斑模様があります。
④外横線(赤矢印)は鋸歯状ではありません。
特に,後翅の外横線はなだらかな線です。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 モンオビオエダシャク
大きさ 開張 26~27㎜
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄
出現月 4~5月
食餌動植物 幼虫はイヌツゲの葉を食べます。
特徴 マエキオエダシャクに似ます。
ポイントは 黒い点列 並びます

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モンオビオエダシャク 撮影日:2017/04/27,2014/07/25 場所:勿来の関

外横線に同定ポイントがあるモンオビオエダシャク。
シャクガ科エダシャク亜科のモンオビオエダシャクを紹介します。
似ている蛾マエキオエダシャクの出現月は4月,6~8月と成っていますが4月にはあまり見られないようです。
それで,「みんなで作る日本蛾類図鑑」では「マエキオエダシャクに似るが、出現期が異なる。」と書かれてあるのでしょう。

外横線が鋸歯状で黒い点列が並ぶモンオビオエダシャク。
モンオビオエダシャクの特徴は次の通りです。
①前翅にも後翅にも外横線上に黒い点列が並びます。
②特に,前翅の外横線は大きく鋸歯状になっています。

前縁(黄矢印)が黄色なのでマエキオエダシャクと呼ばれます。
モンオビオエダシャクと比較しやすいように掲示しました。
マエキオエダシャクの特徴は次の通りです。
③前縁の色がモンオビオエダシャクよりも黄色が濃く出ます。
しかも,黒い斑模様があります。
④外横線(赤矢印)は鋸歯状ではありません。
特に,後翅の外横線はなだらかな線です。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 モンオビオエダシャク
大きさ 開張 26~27㎜
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄
出現月 4~5月
食餌動植物 幼虫はイヌツゲの葉を食べます。
特徴 マエキオエダシャクに似ます。
ポイントは 黒い点列 並びます

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tag : モンオビオエダシャク