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トビフタスジアツバ

2017年12月31日(日)
トビフタスジアツバ 撮影日:2017/06/27 場所:勿来の関

ヤガ科カギアツバ亜科のトビフタスジアツバを紹介します。
外縁に沿った部分が焦茶色で外は,白っぽい色の蛾が止まっています。

トビフタスジアツバ
外縁沿いの焦茶色がトビの名の元になっているトビフタスジアツバ
前方へ小さく突き出た下唇鬚(かしんひげ)が見られるのでアツバの仲間と分かります。
その部分が焦茶色(鳶色:とび色)で,2つの横線があるのでトビフタスジアツバと呼ばれるのでしょう。

トビフタスジアツバ
外横線が美しい曲線を描いているトビフタスジアツバ。
外横線が美しくカーブを描いているところが何ともいえないです。

毎日記事を書いていたらあっという間に1年が過ぎました。
皆さん,1年間お世話になり有り難うございます。
良い年をお迎え下さい。

トビフタスジアツバ
小さいなりに前に突き出た下唇鬚(かしんひげ)を持つトビフタスジアツバ。

科名 ヤガ科カギアツバ亜科
和名 トビフタスジアツバ
大きさ 開張 24~29㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はエゴノキ,ハクウンボクの葉を食べます。
特徴 

ポイントは 外横線の 曲がり方


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tag : トビフタスジアツバ

キシャチホコ

2017年12月30日(土)
キシャチホコ 撮影日:2015/06/26,08/08,2014/07/20 場所:勿来の関

シャチホコガ科のキシャチホコを紹介します。
薄褐色の翅を急勾配の屋根形にして止まっている蛾がいます。

キシャチホコ
最後の写真に比べると翅頂から根元まである筋が薄いキシャチホコ
腹端が翅から出ていれば,直ぐシャチホコガ科と分かりますが,例外もいるようです。

キシャチホコ
腹端が覗いていないシャチホコガ科もいるキシャチホコ
同定ポイントは暗褐色の筋が翅頂から付け根まであります。
これは雄の途中で,雌には無いそうです。
黒い点が外縁にほぼ平行に並んでいます。

キシャチホコ
暗褐色の線が翅頂から根元まであるキシャチホコ。

科名 シャチホコガ科
和名 キシャチホコ
大きさ 開張 42~50㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,種子島
出現月 4~6,8~9月
食餌動植物 幼虫はネザサ類,クマザサ類の葉を食べます。
特徴 ウスキシャチホコに似ています。

焦茶線 翅頂から出て 根元まで


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tag : キシャチホコ

ナミガタエダシャク

2017年12月29日(金)
ナミガタエダシャク 撮影日:2012/06/19,06/27,2017/08/28 場所:勿来の関

シャクガ科エダシャク亜科のナミガタエダシャクを紹介します。
ウスバミスジエダシャクに似た大きい蛾が止まっています。

ナミガタエダシャク
赤矢印と緑矢印の線が決め手となるナミガタエダシャク
前翅や後翅の横線の違いから区別がつきます。
主な特徴は次の通りです。
①前翅にある赤矢印と緑矢印の横線が後縁近くで急に接近し平行に並びます。
②後翅の白矢印の横線が滑らかな曲線になっています。
 一方,ウスバミスジエダシャクの方は凸凹しています。(5個以上の山が見られます。)

ナミガタエダシャク
後翅の白矢印の線があまり凸凹しない点も大事なポイントのナミガタエダシャク

ナミガタエダシャク
後翅の横脈紋が隠れていても同定出来るナミガタエダシャク。

科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ナミガタエダシャク
大きさ 開張 38~41㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 5~6月
食餌動植物 幼虫はソメイヨシノ,コナラ,アカガシ,マサキ,チャ,ウメ,エノキの葉を食べます。
特徴 ウスバミスジエダシャクに似ています。

横線が 後縁近く 平行に


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tag : ナミガタエダシャク

ツマトビコヤガ

2017年12月28日(金)
ツマトビコヤガ 撮影日:2012/06/19,06/27,2017/08/28 場所:勿来の関

ヤガ科ベニコヤガ亜科のツマトビコヤガを紹介します。
翅頂近くに薄褐色の紋が有る小さな蛾が止まっています。
壁に張り付くように止まっているのでシャクガ科のように見えます。
でも,矢尻の様な三角形をしているのでヤガ科です。

ツマトビコヤガ
見やすくする為に写真を180°回転しているツマトビコヤガ
ツマトビコヤガの主な特徴は次の通りです。
①この蛾は2番目,3番目の写真の様に下を向いて止まることが多い蛾です。
②頭が黒いです。
③翅頂近くに薄褐色紋が有ります。
④前翅前縁には焦茶色と薄褐色の斑模様があります。

ツマトビコヤガ
実際はこの様に頭を下にして止まっているツマトビコヤガ。

ツマトビコヤガ
翅頂近くに薄褐色紋があるツマトビコヤガ。

科名 ヤガ科ベニコヤガ亜科
和名 ツマトビコヤガ
大きさ 開張 16~18㎜
分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

頭が黒く 翅頂近くに 薄い紋


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tag : ツマトビコヤガ

コアヤシャク

2017年12月27日(水)
コアヤシャク 撮影日:2012/05/19,05/24,08/10 場所:勿来の関

シャクガ科アオシャク亜科のコアヤシャクを紹介します。
灰褐色で中くらいの蛾です。
オオアヤシャクやウスアオアヤシャクと似ています。

コアヤシャク
内横線と外横線が外の2種とは違っているコアヤシャク
しかし,内横線や外横線の様子が違うので区別がつきます。
オオアヤシャクの特徴は次の通りです。
①内横線が胸部を囲もうとせず直線的です。
②前翅の外横線は中央付近で外に大きく出張ります。
③外横線が前翅でも後翅でも不明瞭になる傾向があります。
<オオアヤシャクの記事はこちらです。>

コアヤシャク
前翅も後翅も外横線は明瞭なコアヤシャク
昨日,紹介したウスアオアヤシャクにも似ています。
主な特徴は次の通りです。
①外横線の上から2番目の所(赤矢印)が出張ります。
②内横線の緑矢印の所が内側に凹みます。
③頭部が白いです。
食餌植物は,よく分布しているハギです。
そのためかウスアオアヤシャクよりも観察される機会は多いです。

コアヤシャク
内横線と外横線の間にある短い黒い筋が明瞭なコアヤシャク。

科名 シャクガ科アオシャク亜科
和名 コアヤシャク
大きさ 開張 32~35㎜
分布  本州,四国,九州
出現月 4~5,7~8月
食餌動植物 幼虫はハギの葉を食べます。
特徴 

ポイントは 外横線が 出張ります


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tag : コアヤシャク

ウスアオアヤシャク

2017年12月26日(火)
ウスアオアヤシャク 撮影日:2017/06/17 場所:勿来の関

シャクガ科アオシャク亜科のウスアオアヤシャクを紹介します。
一見してコアヤシャクだと思いました。
それにしても,全体に緑を帯びていて違和感がありました。
そのときは,何となく違うと感じただけでした。

ウスアオアヤシャク
外横線は赤矢印の所が外へ出張っていないウスアオアヤシャク
その後両者の違いに気が付きました。
主な特徴は次の通りです。
①内横線が3の数字になっていて,外への出っ張りに凹み(緑矢印)が見られません。
②赤矢印で示した所で外横線が外へ出張っていません。
③名前の通り全体的に緑を帯びています。

ウスアオアヤシャク
緑を帯びているだけでなく内横線や外横線にも違いが見つかったウスアオアヤシャク

科名 シャクガ科アオシャク亜科
和名 ウスアオアヤシャク
大きさ 開張 37~38㎜
分布  本州,四国,九州
出現月  6~7月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

外横線 外に出張らぬ 所あり


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tag : ウスアオアヤシャク

ソトシロオビエダシャク

2017年12月25日(月)
ソトシロオビエダシャク 撮影日:2017/06/16,2013/08/23,2011/08/29 場所:勿来の関

シャクガ科エダシャク亜科のソトシロオビエダシャクを紹介します。
亜外縁線の内側に薄褐色の帯がある蛾が壁に止まっています。
この薄褐色の帯を白帯と見立ててソトシロオビエダシャクと名付けたのでしょう。

ソトシロオビエダシャク
縁毛が綺麗に生え揃っていて擦れていないと思われるソトシロオビエダシャク
主な特徴は次の通りです。
①亜外縁線の内側に薄褐色の帯(赤矢印)があります。
②前翅後縁に赤褐色の紋(緑矢印)があります。
③雄の触角は櫛歯状(3枚目の写真),雌は糸状(2枚目の写真)です。

ソトシロオビエダシャク
触角が糸状なので雌と分かるソトシロオビエダシャク。
勿来の関ではあまり見られない蛾です。
それは,食餌植物のマユミ,コマユミがあまり分布していないからだと思われます。

ソトシロオビエダシャク
触角が櫛歯状なので雄と分かるソトシロオビエダシャク。

科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ソトシロオビエダシャク
大きさ 開張 35~48㎜
分布  北海道,本州,四国,九州
出現月  6~8月
食餌動植物 幼虫はマユミ,コマユミの葉を食べます。
特徴 雄の触角は櫛歯状,雌は糸状です。

ポイントは 外縁に沿う 薄い線


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tag : ソトシロオビエダシャク

リンゴツノエダシャク

2017年12月24日(日)
リンゴツノエダシャク 撮影日:2011/08/02,201206/19,2017/06/02 場所:勿来の関

シャクガ科エダシャク亜科のリンゴツノエダシャクを紹介します。
灰褐色で左右に長い蛾が止まっています。
しかも,フタヤマエダシャクに似ています。

リンゴツノエダシャク
胸部背付近に白い帯があるリンゴツノエダシャク雄。
触角が櫛歯状なので雄と分かります。

一見しただけでは,違いが分かりませんでした。
暫く見ているうちに,2種類の違いが分かりました。
①外横線に2つの谷(黄矢印)があります。・・・フタヤマエダシャク
 頭の方から見ると2つの山が並んでいるのでフタヤマエダシャクと名が付いたのでしょう。
②外横線に谷は一つしかありません。 ・・・リンゴツノエダシャク

リンゴツノエダシャク
外横線に谷(外に出張っている所)は1つだけのリンゴツノエダシャク雌。
触角が糸状なので雌と分かります。

リンゴツノエダシャクの雄の触角は櫛歯状で,雌は糸状(2番目の写真)です。
胸部背付近に白い帯模様があります。

フタヤマエダシャク
黄矢印で示したように谷(外に出張っている所)が2つあるフタヤマエダシャク。

科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 リンゴツノエダシャク
大きさ 開張 45~58㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
出現月  5~8月
食餌動植物 幼虫はヤナギ科,ブナ科,ニレ科,バラ科,カエデ科,ツツジ科,キク科の葉を食べます。
特徴 雄の触角は櫛歯状,雌は糸状です。

ポイントは 外横線に 谷1つ


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tag : リンゴツノエダシャク

ウスアオエダシャク

2017年12月23日(土)
ウスアオエダシャク 撮影日:2017/06/14,2011/05/17 場所:勿来の関

シャクガ科エダシャク亜科のウスアオエダシャクを紹介します。
白い地に2本横線がある蛾が壁に止まっています。
名前はウスアオエダシャクですが,青味がかっているところはありません。
翅が壁にはりついた格好なのでシャクガ科の蛾と予想を立てて探しました。

ウスアオエダシャク
2本の横線とその間に短い不明瞭な線があるウスアオエダシャク
その2本の横線は淡い褐色です。
2本の横線の間に短い不明瞭な線があります。
この不明瞭な線は無い個体もあるようです。

ウスアオエダシャク
短い不明瞭な線が確認しづらいウスアオエダシャク。

科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ウスアオエダシャク
大きさ 開張 25~27㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月  5~6,7月
食餌動植物 幼虫はクヌギ,ミズナラ,クリの葉を食べます。
特徴 

ポイントは 白地に2本 横筋が


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tag : ウスアオエダシャク

シロテンキノメイガ

2017年12月22日(金)
シロテンキノメイガ 撮影日:2016/07/16,2017/06/02,2015/07/20 場所:勿来の関

ツトガ科ノメイガ亜科のシロテンキノメイガを紹介します。
触角を背負っているので,ツトガ科・メイガ科だと分かります。
更に,黄色・褐色・焦茶色の蛾はツトガ科だと絞り込むことが出来ます。

シロテンキノメイガ
触角を背負っている蛾はツトガ科・メイガ科だと分かるシロテンキノメイガ
開張が14㎜なので前翅長は約半分の7㎜と小さい蛾です。
似ている蛾としてイノウエノメイガ・サツマキノメイガがあげられます。

シロテンキノメイガ
前翅前縁中央より外に半円形の紋があるシロテンキノメイガ
ポイントが4つあります。
①前翅前縁中央より外に半円形の紋が有ります。
②緑矢印の所にオタマジャクシ紋が有ります。
③目と目の間(頭)が薄黄色になっています。
④腹部背には焦茶色の帯が幾つも見られます。

シロテンキノメイガ
緑色矢印の所にオタマジャクシ紋が有るシロテンキノメイガ。

科名 ツトガ科ノメイガ亜科
和名 シロテンキノメイガ
大きさ 開張 14㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,沖縄
出現月  5~9月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

ポイントは 前翅前縁の 半円と


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tag : シロテンキノメイガ

ウスバミスジエダシャク

2017年12月21日(木)
ウスバミスジエダシャク 撮影日:2017/06/05 場所:勿来の関

シャクガ科エダシャク亜科のウスバミスジエダシャクを紹介します。
灰褐色の大きな蛾が止まっています。
横線が沢山ありますが,波を打たずに鋸歯状なのでエダシャク亜科だと分かります。

ウスバミスジエダシャク
似ているオオバナミガタエダシャクとは赤矢印や黄矢印で示した楕円紋が線状なので区別がつくウスバミスジエダシャク

ポイントが3つあります。
①赤矢印の所に線状の楕円紋が有ります。
②中横線と外横線が後縁近くで急に狭く(緑矢印)なっています。
③前翅前縁近く(黄矢印)にも線状の楕円紋が有ります。

科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ウスバミスジエダシャク
大きさ 開張 32~44㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,屋久島
出現月  5~8月
食餌動植物 幼虫はヤナギ科,クルミ科,カバノキ科,ブナ科,ニレ科,クワ科,ビャクシン,クスノキ科,バラ科,マメ科,カエデ科,グミ科,ブナ科カシワの葉を食べます。
特徴 

ポイントは 線でかかれた 楕円紋


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tag : ウスバミスジエダシャク

ハイイロマダラノコメキバガ

2017年12月20日(水)
ハイイロマダラノコメキバガ 撮影日:2017/06/04 場所:勿来の関

キバガ科のハイイロマダラノコメキバガを紹介します。
壁に灰褐色の小さな蛾が止まっています。
画像を拡大すると下唇鬚(かしんひげ)から後方へ反り返ったキバが生えています。

ハイイロマダラノコメキバガ
黒紋が彼方此方に有りますが,3矢印の紋を手掛かりに同定したハイイロマダラノコメキバガ
このキバのお陰でキバガ科の蛾であることが分かりました。
前翅前縁中央の大黒紋(赤矢印)と彼方此方にある黒紋が手掛かりになりました。
特に,黄矢印と緑矢印がよい目印になっています。

ハイイロマダラノコメキバガ
下唇鬚(かしんひげ)から後方へ反り返るキバがあるハイイロマダラノコメキバガ

科名 キバガ科
和名 ハイイロマダラノコメキバガ
大きさ 前翅長8㎜
分布  北海道,本州,四国
出現月  6~8月
食餌動植物 幼虫はオオヤマザクラ,カシワの葉を食べます。
特徴 

ポイントは 三黒紋と 反るキバと


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tag : ハイイロマダラノコメキバガ

ミヤマツバメエダシャク

2017年12月19日(火)
ミヤマツバメエダシャク 撮影日:2017/05/28,2011/06/07,2014/08/08 場所:勿来の関

シャクガ科エダシャク亜科のミヤマツバメエダシャクを紹介します。
後翅後角に突起物が見られる大きい蛾が止まっています。
この突起物がツバメの尾に似ているので「ツバメ」と名がついているのでしょう。

ミヤマツバメエダシャク
前縁と後角を結ぶ線が前翅は不明瞭なミヤマツバメエダシャク
以前に見たことがあるキマダラツバメエダシャクに似ています。
でも,違いがあるので区別がつきます。

ミヤマツバメエダシャク
前翅にも後翅にも横に広がる帯模様(緑矢印)があるミヤマツバメエダシャク
その違いは次の様です。
①前翅前縁から後角へのびる筋が不明瞭です。後翅は明瞭です。・・・ミヤマツバメエダシャク
②前翅も後翅も前縁から後角へ延びる線が明瞭です。・・・キマダラツバメエダシャク
③前翅と後翅中央に水平にのびる黄色の帯模様(緑矢印)があります。・・・ミヤマツバメエダシャク

キマダラツバメエダシャク
前翅にも後翅にも前縁と後角を結ぶ線が明瞭なキマダラツバメエダシャク。

科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ミヤマツバメエダシャク
大きさ 開張 45~55㎜
分布  本州,四国,九州,,対馬
出現月  5月
食餌動植物 幼虫はミズタマソウの葉を食べます。
特徴 

ポイントは 横に広がる 帯模様


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tag : ミヤマツバメエダシャク

ヒメキホソバ

2017年12月18日(月)
ヒメキホソバ 撮影日:2014/07/19,2016/05/25,2017/05/22 場所:勿来の関

ヒトリガ科コケガ亜科のヒメキホソバを紹介します。
壁に黄色から黄橙色で細長い蛾が止まっています。

ヒメキホソバ
地の色と黒い斑色も濃いヒメキホソバ
見て通りの細長い体形からホソバの仲間だと分かります。
この仲間の多くは幼虫のときに地衣類を食べます。

ヒメキホソバ
地の色が薄いヒメキホソバ
黄色い地に黒い斑模様があります。
その斑模様は翅脈の間に並んでいます。

ヒメキホソバ
幼虫は地衣類を食べているヒメキホソバ。

科名 ヒトリガ科コケガ亜科
和名 ヒメキホソバ
大きさ 開張 28~30  二回目22~26㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,,対馬,屋久島
出現月  5,7~8,9月
食餌動植物 幼虫は地衣類などを食べます。
特徴 

ポイントは 黒い斑と 黄色い地


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tag : ヒメキホソバ

アトモンヒロズコガ

2017年12月17日(日)
アトモンヒロズコガ 撮影日:2012/08/09,2014/05/26,2017/05/24 場所:勿来の関

ヒロズコガ科のアトモンヒロズコガを紹介します。
パンダと同じくツートンカラーの蛾が壁に止まっています。
ただ,白い地は少し黄ばんでいます。

アトモンヒロズコガ
白地は少し黄色を帯びているアトモンヒロズコガ
前翅後縁中央に黒紋が有るので,アトモンと名付けられたのでしょう。
この背にある黒紋も前縁に並ぶ黒紋と同じく個体によって少し形が違っています。

アトモンヒロズコガ
黒紋の大きさや形は個体によって差があるアトモンヒロズコガ
逃げ足が速くカメラを近付けた途端逃げらることが多いです。
頭が白や褐色が多いヒロズコガ科の中で頭が黒いのは珍しい方です。

アトモンヒロズコガ
ヒロズコガ科で頭が黒いのは珍しいアトモンヒロズコガ。

科名 ヒロズコガ科
和名 アトモンヒロズコガ
大きさ 開張 14~22㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,沖縄
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はサルノコシカケ類のキノコを食べます。
特徴 

前縁に 並ぶ黒紋 違ってる


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tag : アトモンヒロズコガ

クロホシフタオとヒメクロホシフタオ

2017年12月16日(土)
クロホシフタオとヒメクロホシフタオ 撮影日:2017/05/25,2014/08/24,2012/05/22 場所:勿来の関

ツバメガ科のクロホシフタオとヒメクロホシフタオを紹介します。
後翅が谷折りや山折りになっている蛾が壁に止まっています。

クロホシフタオ
前翅外縁中央に凹み(青矢印)があるクロホシフタオ。
緑矢印の所に突起物が見られます。
丁度ツバメの尾の様なのでツバメガ科に属しています。

ヒメクロホシフタオ
前翅外縁中央に凹み(青矢印)が無いヒメクロホシフタオ。
似ている蛾にクロホシフタオとヒメクロホシフタオが居ます。
学者の方でも間違えている蛾だそうです。
でも,どこか違いはないかと探した結果すっきり分けられる決め手を見つけました。
①外横線(黄矢印)の外への張り出しが弱いとありますが,幾つもの個体を比べないと分かりません。
②後縁に半月形の「クロホシ」があるとありますが,クロホシフタオにもあるので決め手になりません。
③前翅外縁中央に凸凹(曲がっています)があるのがクロホシフタオです。
④前翅外縁中央に凸凹が無いものはヒメクロホシフタオです。

ヒメクロホシフタオ
前翅外縁中央に凹み(青矢印)が無いヒメクロホシフタオ。

科名 ツバメガ科
和名 ヒメクロホシフタオ
大きさ 開張 16~21㎜
分布  北海道,本州,四国,九州
出現月 6,8月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

外縁の 中央曲がれば クロホシだ


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tag : クロホシフタオとヒメクロホシフタオ

コネアオフトメイガ

2017年12月15日(金)
コネアオフトメイガ 撮影日:2015/07/28,2013/07/20 場所:勿来の関

メイガ科フトメイガ亜科のコネアオフトメイガを紹介します。
自動販売機に頭から内横線(赤矢印)近くまで黒い蛾が止まっています。

コネアオフトメイガ
2回も見当が外れたコネアオフトメイガ
それで,ネグロフトメイガだと思っていました。
今日改めて検討しました。
見当はじめの頃は,ネグロフトメイガとミドリネグロフトメイガが候補に挙がっていました。
しかし,中央の白い部分と外横線付近の様子が違います。

ネアオフトメイガ
こんな白と黒のツートンカラーならすぐネアオフトメイガと分かったのに・・・。
ミドリネグロフトメイガは外横線の外側の白い縁取りがこの蛾のように明瞭でありません。
この蛾には緑色を帯びたところが全然ありません。
その上,内横線の内側に白い縁取りがあります。
以上の結果,ミドリネグロフトメイガでなくコネアオフトメイガと同定しました。

コネアオフトメイガ
赤矢印や黄矢印の線に縁取りがあるコネアオフトメイガ。

科名 メイガ科フトメイガ亜科
和名 コネアオフトメイガ
大きさ 開張 18~21㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 6~8月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

ポイントは 白い縁取り はっきりと


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tag : コネアオフトメイガ

ギシギシヨトウ

2017年12月14日(木)
ギシギシヨトウ 撮影日:2015/06/23 場所:勿来の関

ヤガ科キリガ亜科のギシギシヨトウを紹介します。
全体が褐色を帯びた蛾が壁に止まっています。
腎状紋(赤矢印)や環状紋(空色矢印)があるのでヨトウガの仲間だと分かります。
最近,ヨトウガ亜科からキリガ亜科へ移動しました。
写真のギシギシヨトウは全体に褐色ですが,緑を帯びているものも居ます。

ギシギシヨトウ
緑を帯びたところが無く全体が褐色のギシギシヨトウ
ヨトウガ亜科やキリガ亜科のものは似たような紋様が多く同定に苦労します。
ギシギシヨトウには次のような特徴があります。
①環状紋が真ん丸い形をしています。
②後縁中央にある王冠紋(私が説明用に付けた名)の外側(黄矢印)が薄褐色になっています。

ギシギシヨトウ
環状紋が真ん丸いギシギシヨトウ。

科名 ヤガ科キリガ亜科
和名 ギシギシヨトウ
大きさ 開張 35~42㎜
分布  本州,四国,九州,対馬
出現月 6~8月
食餌動植物 幼虫はカモジグサ,イネ科の根際部や茎,カヤツリグサ科の根際部や茎を食べます。
特徴 

真ん丸い 環状紋が 決め手なり


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tag : ギシギシヨトウ

キイフトメイガ

2017年12月13日(火)
キイフトメイガ 撮影日:2016/08/06 場所:勿来の関

メイガ科フトメイガ亜科のキイフトメイガを紹介します。
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科だと分かります。
初めは,ネアオフトメイガだと思っていました。
しかし,紋様がどことなく違っていると感じていました。

キイフトメイガ
ネアオフトメイガに似ていると感じていたキイフトメイガ
そこで,今日,四つの矢印のものを手掛かりに同定しました。
①黄矢印がついた黒紋が長方形だったらもっと早く同定出来ました。
 長方形が普通ですが,円味があるものがごく希にあるようです。
②薄褐色の縁取りがある内横線は後縁近くではっきりしています。
③赤矢印を挟むように黒い紋が前縁沿いに有ります。
 その一つが空色矢印です。

キイフトメイガ
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科だと分かるキイフトメイガ
④緑矢印の所に黒点があります。
⑤緑矢印の前縁沿いに黒紋が有ります。
⑥緑色を帯びるものが普通ですが,この個体は褐色を帯びています。
73件と少ないのは個体差が大きて同定困難なことも影響していると思われます。

キイフトメイガ
個体差があるフトメイガ亜科のキイフトメイガ。
キイフトメイガをキフトメイガと思い込んでいました。何故黄色くないのにキフトメイガなのかと思いました。
よく見たらキイフトメイガでした。おそらく紀伊で最初に発見されたのでしょう。


科名 メイガ科フトメイガ亜科
和名 キイフトメイガ
大きさ 開張 18~21㎜
分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 7~8月
食餌動植物 幼虫はコナラ,クヌギ,アベマキの葉を食べます。
特徴 

内横線 後縁近くで はっきりと


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tag : キイフトメイガ

ハガタナミシャク

2017年12月12日(火)
ハガタナミシャク 撮影日:2012/05/17,2017/05/07,2011/04/30 場所:勿来の関

シャクガ科ナミシャク亜科のハガタナミシャクを紹介します。
一見してオオハガタナミシャクと思ってしまう蛾が止まっています。

ハガタナミシャク
筋模様を見て縦線があることに気が付いたハガタナミシャク
ところが,よく見ると赤矢印の内横線と緑矢印の外横線を結ぶ縦線(黄矢印)があります。
オオハガタナミシャクには,この縦線がありません。
ネットで調べるとハガタナミシャクであることが分かりました。
勿来の関のものは,この線が1本しかありませんが,2本あるものが多いです。

オオハガタナミシャク
上下をつなぐ縦線が無いオオハガタナミシャク。
今まで写してきた写真を探したら,2011/04/30に写したものがありました。
まだ2回しかハガタナミシャクは観察していません。
というわけで圧倒的にオオハガタナミシャクの出現数が多いことが分かりました。
このハガタナミシャクもオオハガタナミシャクと同じく腹端を上に上げて止まることが多いです。

ハガタナミシャク
上と下をつなぐ縦線(緑矢印)があるのでハガタナミシャクと同定しました。。

科名 シャクガ科ナミシャク亜科
和名 ハガタナミシャク
大きさ 開張 30~43㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,屋久島
出現月 5,8~10月
食餌動植物 幼虫はツタ,ヤマブドウの葉を食べます。
特徴 不思議にもオオハガタナミシャクよりも大きいです。

縦の線 上下の線を つないでる


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tag : ハガタナミシャク

オオハガタナミシャク

2017年12月11日(月)
オオハガタナミシャク 撮影日:2011/05/20,2012/05/13,2014/08/18 場所:勿来の関

シャクガ科ナミシャク亜科のオオハガタナミシャクを紹介します。
一見して,ナミシャク亜科と分かる蛾が壁に止まっています。
青矢印の外横線が波を打っているからです。

オオハガタナミシャク
青矢印の線が波打っているのでナミシャク亜科と分かるオオハガタナミシャク
赤矢印の波打つ線がぎざぎざになっているのを歯形に見立ててオオハガタナミシャクと名付けているのでしょう。
似ていて今日まで混同していた蛾にハガタナミシャクが居ます。
その蛾については明日記事にします。

オオハガタナミシャク
赤矢印の線の様子を歯型に見立てて名付けられたオオハガタナミシャク
このオオハガタナミシャクは腹端を上に上げて止まることが多いです。

オオハガタナミシャク
腹端を上に上げて止まることが多いオオハガタナミシャク

科名 シャクガ科ナミシャク亜科
和名 オオハガタナミシャク
大きさ 開張 24~32㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島,沖縄
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はノブドウ,エビヅル,ツタ,サンカクヅル,ヤブカラシの葉を食べます。
特徴 不思議にもハガタナミシャクよりも小さいです。

鋭い歯 幾つも並ぶ オオハガタ


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tag : オオハガタナミシャク

キノカワハゴロモ

2017年12月10日(日)
キノカワハゴロモ 撮影日:2011/09/22,2017/09/01 場所:勿来の関

カメムシ目アオバハゴロモ科のキノカワハゴロモを紹介します。
柱に似通った色の昆虫が止まっています。
色が似ていて見過ごしてしまうところでした。

キノカワハゴロモ
白っぽいところがコケのように見えるキノカワハゴロモ
行司が持っている軍配に似た形をしています。
翅を立てずに平べったくして止まります。
翅の表面が何か堅い感じがするので蛾とは違うと感じました。

キノカワハゴロモ
翅の表面が凸凹していて樹皮のように見えるキノカワハゴロモ
しばらく何の仲間か分からずにいました。
セミやカメムシの仲間かもと思い苦労して名前を調べ出しました。
翅の所々が白っぽくてコケのようです。
表面が平らでは無く凸凹しているので木の幹に似ています。
木の皮に似ているので,キノカワハゴロモと名付けたのでしょう。

キノカワハゴロモ
木目の無いところだったら気が付きにくいキノカワハゴロモ。

科名 カメムシ目アオバハゴロモ科
和名 キノカワハゴロモ
大きさ 体長 12㎜
分布  本州,四国,九州,南西諸島
出現月 10月
食餌動植物 幼虫も成虫も木の汁を食べます。
特徴 

木の皮に 似せて木に化け 止まりたる


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tag : キノカワハゴロモ

11月下旬から見られた蛾

2017年12月9日(土)
11月下旬から見られた蛾 撮影日:2017/11/28,12/01,12/08 場所:勿来の関
今日は11月下旬から12月上旬に見られた蛾を紹介します。
いよいよ「冬尺蛾」が出現してきました。

クロスジフユエダシャク
①クロスジフユエダシャク雄。(シャクガ科エダシャク亜科 「冬尺蛾」)
この蛾を観察したのはまだ2回しかありません。
おそらく昼行性だからでしょう。
雌の翅は退化して短いです。
雄は触角を写真の様に前方へ出して止まることが多いです。


ソトシロオビナミシャク
②ソトシロオビナミシャク(シャクガ科 ナミシャク亜科)
赤矢印より少し内側にある外横線が波を打っているのでナミシャク亜科だと分かります。
個体変異があって,この蛾は赤矢印で示した白帯が途中で茶褐色になっています。
多くの個体はこの部分が白,緑,黒の3色になっています。


クロオビフユナミシャク
③クロオビフユナミシャク雄(シャクガ科ナミシャク亜科 「冬尺蛾」)
赤矢印で示した外横線が波を打っていますのでナミシャク亜科だと分かります。
雌は翅が退化していて短いです。
その雌の様子は<こちらです。>


チャバネフユエダシャク
④チャバネフユエダシャク雄(シャクガ科エダシャク亜科 「冬尺蛾」)
雌は退化して翅が全然ありません。
白と黒の斑模様があって丁度乳牛のホルスタインに似ています。
その雌を一昨年初めて観察しました。
その雌の様子は<こちらです。>



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tag : 11月下旬から見られた蛾

ルリモンエダシャク

2017年12月8日(金)
ルリモンエダシャク 撮影日:2013/05/04,05/19 場所:勿来の関

シャクガ科エダシャク亜科のルリモンエダシャクを紹介します。
一見して,シャクガ科と分かる蛾が壁に止まっています。

ルリモンエダシャク
糸状の触角から雌だと分かるルリモンエダシャク
今まで観察してきた蛾とは紋様が違っています。
それは赤矢印の所に尾のついた黒い紋が有ったからです。
エダシャク亜科の仲間は似たような紋様が多く避けてしまいます。
しかし,この紋様があるなら手早く調べられると取り組みました。
その結果,ルリモンエダシャクと分かりました。

ルリモンエダシャク
赤矢印の場所に尾つき紋が有るので同定しやすいルリモンエダシャク。
主な特徴は次の様です。
①赤矢印の所に尾のついた紋が有ります。
②腹部背(黄矢印)に黒い横筋があります。
③内横線(緑矢印)の内側に黒い帯状の紋が有ります。
④雌の触角は糸状,雄は櫛歯状です。

ルリモンエダシャク
腹部背(黄矢印)にも内横線(緑矢印)の内側にも黒い紋が有るルリモンエダシャク。

科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ルリモンエダシャク
大きさ 開張 29~32㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,屋久島
出現月 5~6月
食餌動植物 幼虫はコナラ,リンゴ,カスミザクラ,シラカンバの葉を食べます。
特徴 

尾のついた 黒紋どうし 向かい合い


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tag : ルリモンエダシャク

ツマキナカジロナミシャク

2017年12月7日(木)
ツマキナカジロナミシャク 撮影日:2012/11/14,2013/05/18 場所:勿来の関

シャクガ科ナミシャク亜科のツマキナカジロナミシャクを紹介します。
焦茶色の蛾が壁に止まっています。
外横線(赤矢印)が波打っているのでナミシャク亜科だと分かります。

ツマキナカジロナミシャク
赤矢印から翅頂まで薄褐色なのでツマキナカジロナミシャクなのでしょう。
中が焦茶色でナカジロとは,名付け方がおかしいと思っていました。
すると,この蛾は個体差があって,名前の通りに中央が白いものも居ます。
標本にした蛾が,偶々白っぽかったのでしょう。
この蛾の食餌植物は下記の通りですが,勿来の関に分布しているのは,ホツツジです。
しかし,少ししか分布していません。
だから,ほとんど見掛けない蛾だと分かりました。

ツマキナカジロナミシャク
縁毛に黒の斑模様があるツマキナカジロナミシャク
主な特徴は次の通りです。
①翅頂から斜めに立ち上がる線があります。
②縁毛に黒い斑模様があります。 
③後縁に3対の白紋が有ります。
④似ている蛾にマエキナカジロナミシャクが居ますが,一般に山地寒地性というのでツマキナカジロナミシャクとしました。

ツマキナカジロナミシャク
後縁沿いに3対の白紋が有るツマキナカジロナミシャク。

科名 シャクガ科ナミシャク亜科
和名 ツマキナカジロナミシャク
大きさ 開張 24~34㎜
分布  北海道,本州,四国,九州
出現月 4~5,10~12月
食餌動植物 幼虫はタカネウスユキソウ,ベニバナイチゴ,オヤマソバ,ウラジロタデ,ツクロマメノキ,ホツツジ,ハクサンシャクナゲの葉を食べます。
特徴 

個体差で 中黒も居る ツマキかな


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tag : ツマキナカジロナミシャク

ネジロコヤガ

2017年12月6日(水)
ネジロコヤガ 撮影日:2017/09/02 場所:勿来の関

ヤガ科スジコヤガ亜科のネジロコヤガを紹介します。
翅を屋根形にして止まっている小さい蛾が居ます。
まだ見たことがない蛾です。

ネジロコヤガ
紫褐色紋の内側は白っぽいと見立てられたネジロコヤガ
小型で屋根形にして止まるのはヤガ科に多いです。
外側と比べて頭の方は白っぽいのでネジロコヤガと名付けられたのでしょう。

ネジロコヤガ
後縁の中頃から翅頂を結ぶ線の外側が紫褐色のネジロコヤガ。
後縁の中頃と翅頂を結ぶ線の外側に紫褐色紋があります。
その線の内側は薄褐色です。
紫褐色紋のほぼ中央に白い筋があります。

ネジロコヤガ
紫褐色紋には白い筋があるネジロコヤガ。

科名 ヤガ科スジコヤガ亜科
和名 ネジロコヤガ
大きさ 開張 17㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

頭の方が 白くて名前 ネジロなり


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tag : ネジロコヤガ

ヒメクサキリ

2017年12月5日(火)
16558 ヒメクサキリ 撮影日:2017/08/26 場所:勿来の関

バッタ目キリギリス科のヒメクサキリを紹介します。
細長い緑色のバッタの仲間が灯火近くに止まっています。

ヒメクサキリ
矢印の所が黒い色のヒメクサキリ
初めは,クサキリと思いました。
ところが,両者は足の色が違うことに気が付きました。
ヒメクサキリの足の色は次の通りです。
①全ての足の跗節(赤矢印)が黒色です。・・・ヒメクサキリ
②後足の脛節(黄矢印)が黒色です。  ・・・ヒメクサキリ

クサキリの足の色は次の通りです。
③全ての足の脛節と跗節が黒色です。

ヒメクサキリ
草食なので足には刺が無いヒメクサキリ。
この写真のヒメクサキリは雌です。
それは産卵管があるからです。
その先は翅端を超えています。
ヒメクサキリの他の特徴を上げます。
①胸部背に2本の白筋があります。
②足には刺がありません。
(昆虫を食べずに植物を食べるからです。)

ヒメクサキリ
よい資料が少なく同定で苦労したヒメクサキリ。

科名 バッタ目キリギリス科
和名 ヒメクサキリ
大きさ 体長 雄39~ 44mm 雌42~ 48mm
分布  北海道,本州,四国,九州
出現月 7~10月
食餌動植物 幼虫はイネ科・カヤツリグサ科の葉や種子を食べます。
特徴 触角・後ろ足が長いです。

ポイントは 跗節が全て 黒い色


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tag : ヒメクサキリ

コフサキバガ

2017年12月4日(月)
コフサキバガ 撮影日:2017/10/14,2012/09/24 場所:勿来の関

キバガ科のコフサキバガを紹介します。
細長い蛾が壁に止まっています。

コフサキバガ
毛の生えた下唇鬚(かしんひげ)から細いキバがでているコフサキバガ
前に突き出た下唇鬚(かしんひげ)から後方へ鋭角に曲がる細いキバが出ています。
この細いキバも下唇鬚に入るか分かりませんが,これからキバガ科と分かります。
下唇鬚(かしんひげ)に毛が生えているのを房に見立てています。

コフサキバガ
フサキバガの仲間と比べて小さいのでコフサキバガと呼ばれるのでしょう。
前翅中頃と後半に焦茶紋が四つあります。
この四つの焦茶紋を同定ポイントとして「四国産蛾類図鑑 キバガ科」から探し出しました。

コフサキバガ
四つの焦茶紋が同定ポイントになっているコフサキバガ。

科名 キバガ科
和名 コフサキバガ
大きさ 開張 11~13㎜
分布  本州,四国,九州
出現月 5~10月
食餌動植物 幼虫はコマツナギ,シロツメクサ,アカツメクサの葉を食べます。
特徴 

ポイントは 翅にある四つの 焦茶紋


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tag : コフサキバガ

11月と12月にに見られた鳥

2017年12月3日(日)
11月と12月にに見られた鳥 撮影日:2017/11/15~12/2 場所:勿来の関

今日紹介するのは,11月15日から12月2日の間に観察した鳥です。

ヤマガラ
勿来の関では,紅葉の時期になると小鳥たちで賑やかになります。
ヤマガラが道路や歩道に落ちている餌を探しています。
人の気配に気づいたのでしょう。私の方を見ています。


シジュウカラ
どうやらヤマガラはシジュウカラの群れといっしょだったようです。
シジュウカラの群れは一心不乱で餌を探しています。
赤矢印の所に白帯があり目の下が白いのでシジュウカラでしょう。
ネクタイも上の所だけ見えていますから。


ジョウビタキ
広羽近くの茂みから何か飛び出しました。
追いかけて行くと,幸運にも枯れ木に止まりました。
翼に白斑があるのでジョウビタキと分かりました。
更に,頭が白くないので雌のジョウビタキです。


モズ
林から鳥が飛び出し柵に止まりました。
翼に白紋があるので,ジョウビタキかなと思いました。
しかし,目を通る線(過眼線)があるのでモズだと分かりました。
白紋から雄だと分かります。
勿来の関で初めて観察することが出来ました。



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tag : 11月と12月にに見られた鳥

11月に見られた植物③

2017年12月2日(土)
11月に見られた植物③ 撮影日:2017/11/15~11/30 場所:勿来の関

今日紹介するのは,11月15日から30日の間に観察した植物を紹介します。

皇帝ダリア
①皇帝ダリア(キク科)
初めての出会いは,東京都八王子市で12月でした。
冬にもかかわらず桃色の花を空高く咲かせていました。
あまりの見事さに暫く見ていました。
帰化植物だろうと思いながらやっとの事で探し当てました。


ツルウメモドキ
②ツルウメモドキ(ニシキギ科落葉つる性木本)
道を歩きながら昆虫を探していると,見覚えのある黄橙色した実が落ちていました。
緑が割れて中の赤い種子が見えているのもありました。
直ぐツルウメモドキと分かったので,上を見上げると多くの実がついていました。


ビナンカズラ
③ビナンカズラ(マツブサ科の常緑つる性木本)
以前に紹介したビナンカズラとは違った所に分布しているものです。
和菓子の赤い「京かのこ」が,ぶら下がっているように見えます。
この植物は雌株雄株に分かれています。
実をつけているので,雌株の方です。


イロハカエデ
④イロハカエデ(カエデ科)
紅葉・黄葉した葉に光が当たると見違えるほど綺麗に見えます。
まさにその瞬間を写した写真です。



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tag : 11月に見られた植物③

シロオビクロコケガ

2017年12月1日(金)
シロオビクロコケガ 撮影日:2012/07/02,2011/08/17 場所:勿来の関

ヒトリガ科コケガ亜科のシロオビクロコケガを紹介します。
薄褐色の帯模様がある小さな蛾が壁に止まっています。

シロオビクロコケガ
黒ずんだ翅に薄褐色の帯が目立つシロオビクロコケガ
黒褐色の翅の中程に薄褐色の白帯がある蛾です。
その白帯の真ん中頃に黒点があります。
触角には黒と白の斑模様があります。
検索すると46件と資料が少ない蛾です。

シロオビクロコケガ
触角には白と黒の斑模様があるシロオビクロコケガ

科名 ヒトリガ科コケガ亜科
和名 シロオビクロコケガ
大きさ 開張 10㎜
分布  本州,四国,九州,対馬
出現月 6,7~8月
食餌動植物 幼虫は地衣類を食べます。
特徴 

ポイントは 黒褐色に 白い帯


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