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ヨスジノコメキリガ

2017年11月30日(木)
ヨスジノコメキリガ 撮影日:2017/11/30 場所:勿来の関

ヤガ科キリガ亜科のヨスジノコメキリガを紹介します。
昨日は南風の吹き込みで暖かい日でしたので蛾の出現を期待していました。
新たな出現は一種類だけでしたが,初見の蛾でした。
横線が4本もある蛾は初めての観察でしたので夢中で写真を撮りました。
昨日とは一転の低い気温で,写しやすいように向きを変えてもそのままじっと動かずに居ました。
縁毛が綺麗に生え揃っている擦れが無い新鮮な個体だと感じました。

ヨスジノコメキリガ
胸部背に鶏冠のような毛束があるヨスジノコメキリガ

似ているヨスジキリガとは横線の色の違いで区別がつきます。
ヨスジノコメキリガ・・・赤い横線です。
②ヨスジキリガ ・・・白い横線です。

ヨスジノコメキリガ
ちょこんと出てる円みのある下唇鬚(かしんひげ)が可愛いヨスジノコメキリガ。
胸部背に鶏冠(とさか)のような毛束(赤矢印)が見られます。
外縁(黄矢印)は鋸の目のようなので,ヨスジノコメキリガと呼ばれるのでしょう。
灯火よりも糖蜜に飛来するようです。
暖かい地方で観察されるようです。

ヨスジノコメキリガ
外縁が鋸の目のようなヨスジノコメキリガ。

科名 ヤガ科キリガ亜科
和名 ヨスジノコメキリガ
大きさ 開張 38㎜ 前翅長20㎜
分布  本州,四国,九州
出現月 10,3~4月
食餌動植物 幼虫は広葉樹の葉を食べます。(サクラ類やシラカンバ等を食べるようです。)
特徴 

ポイントは 赤筋4つ 並んでる


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tag : ヨスジノコメキリガ

オオウスヅマカラスヨトウ

2017年11月29日(水)
オオウスヅマカラスヨトウ 撮影日:2015/07/26,2012/07/27,2011/07/21 場所:勿来の関

ヤガ科カラスヨトウ亜科のオオウスヅマカラスヨトウを紹介します。
勿来の関では,7月下旬頃に出現するのが多いです。

オオウスヅマカラスヨトウ
名付けられたように外側(外縁側)が薄くなっているオオウスヅマカラスヨトウ
一見,オオシマカラスヨトウに似ていて同定に苦労しました。
しかし次の様な特徴があるので区別できます。
①外横線の外側が名前のように薄褐色になっています。・・・オオウスヅマカラスヨトウ
②外横線に沿った白い帯が見られます。   ・・・オオシマカラスヨトウ

オオウスヅマカラスヨトウ
内横線も外横線も二重になっているオオウスヅマカラスヨトウ。
主な特徴は次の様です。
①内横線(赤矢印)には薄褐色の縁取りがあります。
②その内横線の外側に楕円形の環状紋があります。
 その中に褐色紋があります。
③外横線は二重になっています。
④黄矢印の所には褐色の筋が2本あります。
⑤外横線は前縁近くで急に上(緑矢印)に曲がります。

オオウスヅマカラスヨトウ
黄矢印の所には2本の褐色筋があるオオウスヅマカラスヨトウ。
科名 ヤガ科カラスヨトウ亜科
和名 オオウスヅマカラスヨトウ
大きさ 開張 43~46㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 7~9月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

ポイントは 環状紋に 黒い紋


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tag : オオウスヅマカラスヨトウ

ウスタビガ

2017年11月28日(火)
ウスタビガ 撮影日:2017/11/25,11/26 場所:勿来の関

ヤママユガ科のウスタビガを紹介します。
2015年と2016年は観察されていない蛾なので,出現を今か今かと待ち望んでいました。
すると,11月25日は雄が,11月26日は雌が観察されました。
ウスタビガ雄
翅の色が茶褐色なのでウスタビガ雄だろうと思いました。緑矢印の触角を見ると櫛歯が長いので雄だと分かりました。
過去7年間の観察資料は次の通りです。(月/日どちらが飛来)
2011年11/18雄,11/23雌,11/28雄雌,12/7雄雌
2012年11/21雄,11/23雄
2013年11/28雌
2014年11/17雄,11/19雌
2015年飛来無し
2016年飛来無し
2017年11/25雄,11/26雌

ウスタビガ雌
翅の色が黄色を帯びているのでウスタビガの雌だろうと思いました。
念のため櫛歯の長さを確認すると短かったので雌だと分かりました。

ウスタビガは雄と雌では色が違います。
①雄は茶褐色です。
②雌は黄~黄橙色です。

ウスタビガ雌の触角
雄と比べて櫛歯が短いウスタビガ雌の触角。
でも,念のために触角の様子で雌雄の判断をするのが確実です。
③雄の触角は,櫛歯が長い(緑矢印)です。
④雌の触角は,櫛歯が短い(赤矢印)です。

雌の腹部は太くて沢山の毛が生えています。
毛深いのは恐らく中の卵を寒さから守る為でしょう。

ウスタビガ雌の腹部
太くて毛深いウスタビガ雌の腹部。

科名 ヤママユガ科
和名 ウスタビガ
大きさ 開張 雄75~90㎜ 雌80~110㎜
分布  本州,四国,九州
出現月 10~11月
食餌動植物 幼虫はクヌギ,コナラ,カシワ,サクラ,カエデ,ケヤキ,カバノキ科,ニレ科,バラ科の葉を食べます。
特徴 幼虫は押すとキュウキュウと鳴きます。

だいたいは 色の違いで 雄雌が


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tag : ウスタビガ

11月に見られた蛾④

2017年11月27日(月)
11月に見られた蛾④ 撮影日:2017/11/17,11/24 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は11月17日と11月24日に勿来の関の灯火へ飛来した蛾です。
 蛾の観察数が少なくなってきました。

フタテンナカジロナミシャク
①フタテンナカジロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印で示した外横線が波を打っているのでナミシャク亜科と分かります。
縁毛がほとんど無いほど擦れているので,同定に時間がかかりました。
「高知の自然2 高知市 鏡ライトトラップ 20171107」の記事から名前が分かりました。


ナカオビカバナミシャク
②ナカオビアキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
毎年,11月下旬になると普通に見られる蛾です。
この蛾が見られる場所の近くに幼虫の餌となるリョウブが何本もあるからでしょう。


チャエダシャク
③チャエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
今から3年前に初めて観察した蛾です。
ハミスジエダシャクと似ているので見過ごしていたのかも知れません。
茶色でもないのに,何故チャエダシャクというのだろうと思っていました。
恐らく幼虫が「チャ」の葉を餌にするからだろうと思っています。


カバエダシャク
④カバエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
最近(11月23日頃から),沢山観察している蛾です。
その訳は多くの植物を餌としているからだと思います。
幼虫はヤナギ科,ブナ科,マンサク科,バラ科,カエデ科,モクセイ科,スイカズラ科などの葉を餌にしています。



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tag : 11月に見られた蛾④

トンボエダシャク

2017年11月26日(日)
トンボエダシャク 撮影日:2012/06/27,2017/05/16 場所:勿来の関

シャクガ科エダシャク亜科のトンボエダシャクを紹介します。
満開のクリの花の蜜を求めて多くの蛾が飛び交っています。
なかなか止まらず撮影に時間が掛かりました。
クリの木から少し離れた所に止まっていた蛾を写せたので奇麗に撮れました。

トンボエダシャク
腹部背にある黒紋はどれも大きいトンボエダシャク
同定に時間が掛かりました。
それは,似ている蛾が2種類居たからです。
トンボエダシャクとヒロオビトンボエダシャクです。
今日改めて2種類の画像を見比べました。
すると頭に近い黒紋の大きさは次の様でした。
①  トンボエダシャク ・・・極端に小さくありません。
②ヒロオビトンボエダシャク・・・緑矢印紋の面積の半分くらいしかなく小さいです。

トンボエダシャク
白い線はどれも太いトンボエダシャク幼虫。
両者の幼虫も似ています。
①トンボエダシャクの白い筋は太いものだけです。
②ヒロオビトンボエダシャクの方は細い線があります。
<詳しくはこちらの画像をご覧下さい。>

ヒロオビトンボエダシャク
一番上の黒紋(上の赤矢印)が小さいヒロオビトンボエダシャク。

科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 トンボエダシャク
大きさ 開張 47~58㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 6月
食餌動植物 幼虫はツルウメモドキの葉を食べます。
特徴 腹部背にある黒い紋の様子で区別します。最初の紋が小さくならない。

腹部背の はじめの紋も 大きいぞ


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tag : トンボエダシャク

ヒロオビトンボエダシャク

2017年11月25日(土)
ヒロオビトンボエダシャク 撮影日:2017/06/17,2016/05/13 場所:勿来の関

シャクガ科エダシャク亜科のヒロオビトンボエダシャクを紹介します。
いつも通る歩道を歩いていると見覚えのある蛾が止まっています。
翅の色が白と黒のツートンカラーの蛾がアオキの葉に止まっています。
羽化したばかりなのか近付いても逃げません。
ここでは1年前に幼虫が見つかっていましたので成虫の姿を見たいと思っていました。

ヒロオビトンボエダシャク
翅も腹部もツートンカラーのヒロオビトンボエダシャク
似ている蛾にトンボエダシャクが居ます。
主な違いは次の通りです。
①腹部背の黒い紋の大きさが不揃いです。   ・・・ヒロオビトンボエダシャク
 上にある黒い紋と下にある紋の大きさが極端に違います。
②腹部背の黒い紋の大きさにあまり違いがありません。・・・トンボエダシャク

ヒロオビトンボエダシャク
腹部背に不揃いの黒紋があるヒロオビトンボエダシャク。
両者の幼虫も似ていますが以下のような違いがあります。
③トンボエダシャクには,太い白線と太い白線の間に桃矢印のような細い白線がありません。
④トンボエダシャクの白線は太線のみで細い線はありません。

ヒロオビトンボエダシャク幼虫
桃矢印で示した細い白線があるヒロオビトンボエダシャク幼虫。

科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ヒロオビトンボエダシャク
大きさ 開張 48~58㎜
分布  北海道,本州,四国,九州
出現月 6,7,8月
食餌動植物 幼虫はツルウメモドキ、マユミの葉を食べます。
特徴 トンボエダシャクに似ていますが腹部背にある黒い紋の様子で区別します。

ポイントは 腹部背にある 黒い紋



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tag : ヒロオビトンボエダシャク

オオシロテンアオヨトウ

2017年11月24日(金)
オオシロテンアオヨトウ 撮影日:2017/06/14 場所:勿来の関

ヤガ科ヨトウガ亜科のオオシロテンアオヨトウを紹介します。
緑の斑模様がある蛾が下に下りています。
今までに見たことのない蛾です。

オオシロテンアオヨトウ
緑の斑模様があるオオシロテンアオヨトウ
環状紋(赤矢印)や腎状紋(緑矢印)があるのでヨトウガ亜科だと分かります。
①環状紋の中には黒紋があります。
②腎状紋の中にも黒紋があります。
③それらの黒紋と輪郭の間は緑に染まっています。
④環状紋と腎状紋の間に細長い大きな白紋があります。

オオシロテンアオヨトウ
前翅の中央にある大きな白紋が目立つオオシロテンアオヨトウ

科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
和名 オオシロテンアオヨトウ
大きさ 開張 45~48㎜
分布  北海道,本州,四国,九州
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はミゾソバの葉を食べます。
特徴 

ポイントは 紋の間の 白い紋


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tag : オオシロテンアオヨトウ

クロフヒメエダシャク

2017年11月23日(木)
クロフヒメエダシャク 撮影日:2012/08/31,2017/08/23 場所:勿来の関

シャクガ科エダシャク亜科のクロフヒメエダシャクを紹介します。
同じシャクガ科のヒメシャク亜科の蛾と似ているものが壁に止まっています。
今までに二度しか見てない蛾です。
フチベニヒメシャクやキオビベニヒメシャクと似ていて見過ごしてきたかも知れません。

クロフヒメエダシャク
ヒメシャク亜科の蛾やシャクガ科の蛾に似ているクロフヒメエダシャク
検索するとウチムラサキヒメエダシャクにも似ていて迷いました。
でも次の様な紋様の違いで区別がつきます。
クロフヒメエダシャク・・・外縁に沿った太帯の直ぐ内側には隙間があります。
②ウチムラサキヒメエダシャク・・・外縁に沿った後翅太帯の内側に隙間がありません。
 (食べ物が丼に装われているのを縦に切って見たような感じです。)
詳しくは<ウチムラサキヒメエダシャクの記事>をご覧下さい。

クロフヒメエダシャク
似ているウチムラサキヒメエダシャクとの区別に迷ったクロフヒメエダシャク。

科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 クロフヒメエダシャク
大きさ 開張 17-19㎜
分布  本州,四国,九州,対馬
出現月 6~8月
食餌動植物 幼虫はキンシバイの葉を食べます。
特徴 

ポイントは 外縁に沿う 太い帯


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tag : クロフヒメエダシャク

ウスグロコケガ

2017年11月22日(水)
16545 ウスグロコケガ 撮影日:2011/07/03 場所:勿来の関

ヒトリガ科コケガ亜科のウスグロコケガを紹介します。
灰褐色の地にいろいろな紋があるコケガの仲間が壁に止まっています。
外横線がヤガ科らしいですが翅の様子が,薄いような弱々しいような感じがするのでコケガ亜科と分かります。

ウスグロコケガ
赤矢印の場所に縦長の焦茶色紋があるウスグロコケガ
主な特徴は次の通りです。
①地の色は淡い灰褐色です。
②前翅中央付近に縦長の焦茶色紋(赤矢印)があります。
③焦茶色紋の外側に明瞭な黒点があります。

ウスグロコケガ
外横線がヤガ科に似ているウスグロコケガ

科名 ヒトリガ科コケガ亜科
和名 ウスグロコケガ
大きさ 前翅長 7㎜
分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 6~7,8月
食餌動植物 幼虫は地衣類を食べます。
特徴 

ポイントは 焦茶紋と 黒点と


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tag : ウスグロコケガ

11月に見られた蛾③

2017年11月21日(火)
11月に見られた蛾③ 撮影日:2017/11/20,11/21 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は11月20日と11月21日に勿来の関の灯火へ飛来した蛾です。
 現在,月明かりがほとんど無く蛾の出現に好条件ですが,寒くて種類も数もめっきり少なくなってしまいました。

カシワキボシキリガ
①カシワキボシキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
この蛾に会うのはこれで二度目です。
見られるのが少ないのは,食餌植物のクヌギ・カシワの分布が少ないからだと思われます。
緑矢印で示したワイングラス紋が同定ポイントになっています。
赤矢印で示した腎状紋の後縁側が濃くなっています。


フタスジクリイロハマキ
②フタスジクリイロハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
寒くなってこのフタスジクリイロハマキを見る機会が増えました。
釣鐘形からハマキガ科と分かります。


ケンモンミドリキリガ
③ケンモンミドリキリガ(ヤガ科モクメキリガ亜科)
写真に写っている画像よりも実物の方がもっと鮮やかです。
それで何度も写していますが,ついシャッターを押してしまいました。
赤矢印の斜め斜線が同定ポイントです。


ミドリアキナミシャク
④ミドリアキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
赤矢印で示した焦茶色の線が外横線です。
その外側にある波打つ曲線(緑矢印)からナミシャク亜科だと分かります。
地の色は緑を帯びています。



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tag : 11月に見られた蛾③

ヨツモンムラサキアツバ

2017年11月20日(月)
ヨツモンムラサキアツバ 撮影日:2011/07/26 場所:勿来の関

ヤガ科ムラサキアツバ亜科のヨツモンムラサキアツバを紹介します。
昨日取り上げたムラサキアツバに似た蛾です。

ヨツモンムラサキアツバ
ムラサキアツバと稲妻紋(赤矢印)の位置が逆になるヨツモンムラサキアツバ
事故で左側の下唇鬚(かしんひげ)を失っているようです。
それが見られるのでアツバの仲間だと分かります。
幼虫が何を食べるか分かっておりませんが,同じムラサキアツバ亜科のムラサキアツバが,キノコを食べることから,ヨツモンムラサキアツバもキノコの仲間だろうと推測している方が居ます。

ヨツモンムラサキアツバ
稲妻紋から出る白い点列が不明瞭なヨツモンムラサキアツバ。
主な特徴は次の通りです。
①稲妻紋(赤矢印)がムラサキアツバとは逆に翅頂に近い方にあります。
②ムラサキアツバに稲妻紋があった位置(青矢印)には不明瞭な薄褐色紋があります。
③稲妻紋から出る白い点列ははっきり出るものが多いのに勿来の関のものは不明瞭です。
 ただ,前翅後縁には,はっきりと出ています。

ムラサキアツバ
昨日紹介したムラサキアツバ。比べやすいように載せました。

科名 ヤガ科ムラサキアツバ亜科
和名 ヨツモンムラサキアツバ
大きさ 開張 25㎜
分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島,沖縄
出現月 5~8月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

ポイントは 稲妻紋が 下にある


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tag : ヨツモンムラサキアツバ

ムラサキアツバ

2017年11月19日(日)
ムラサキアツバ 撮影日:2013/06/23,2011/08/16 場所:勿来の関

ヤガ科シタバガ亜科のムラサキアツバを紹介します。
地味な蛾が壁に止まっています。
暗褐色で際立った特徴が無いので同定は困難でした。

ムラサキアツバ
地味な蛾でしたが後方へ反り返る下唇鬚(かしんひげ)があるムラサキアツバ
後方へ反り返る下唇鬚(かしんひげ)が見られるのでアツバの仲間だと分かります。
幼虫はキノコの仲間を食べる変わり種です。

ムラサキアツバ
白い点列が目立つムラサキアツバ
主な特徴は次の通りです。
①青矢印の場所に稲妻状の薄褐色紋があります。
②赤矢印から緑矢印まで白い点列が見られます。
③赤矢印より前縁側には明瞭な薄褐色紋があります。
④緑矢印には,はっきりした白紋があります。

ムラサキアツバ
前縁には薄褐色紋が並んでいるムラサキアツバ。

科名 ヤガ科シタバガ亜科
和名 ムラサキアツバ
大きさ 開張 28~30㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はカワラタケ,シュタケ,コフキサルノコシカケを食べます。
特徴 シイタケの害虫です。

ポイントは 稲妻紋と 点列と


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tag : ムラサキアツバ

11月に見られた植物②

2017年11月18日(土)
11月に見られた植物② 撮影日:2017/11/18 場所:勿来の関,北茨城

昆虫が観察できなかったので,今日も観察した植物を紹介します。

フユイチゴ
①フユイチゴ(バラ科つる性常緑小低木)
図鑑によると分布は,関東地方南部となっていますが,現在は福島県にも広がっています。
葉の先がわずかに尖るもの(黄矢印)もありますが,多くのものは円みがあります。
冬に実が熟すのでフユイチゴの名があります。


ビワ
②ビワ(バラ科の常緑高木)
実が6月から7月頃に実りますから,半年も前に花が咲きます。
寒い時期に咲くのはヤツデと同じです。
花が寒さにやられないように薄褐色の毛で被われています。
ビワもヤツデと同じで時期をずらして開花しています。
「虫を呼ぶ為なのでしょう」花は品の良い香がします。


ヤツデ
③ヤツデ(ウコギ科ヤツデ属の常緑低木)
名前は葉に深い切れ込みがあって幾つもに分かれているからです。
寒い時期に開花する植物の1つです。
どうも,ヤツデは一斉に開花せず時期をずらしているように思われます。
水色矢印のものは,もう実になろうとしています。
赤矢印のものは,現在開花中です。
黄矢印のものは,これから開花するものでしょう。
残念ながら花の臭いは嗅いでいません。


ハナイソギク
④ハナイソギク(キク科)
葉の縁と裏(赤矢印)が白いのでイソギクと思いながら写していました。
ところが,ネットで調べるとイソギクには白い花びら(舌状花)がありません。
調べていくうちに,千葉県から静岡県まで分布しているイソギクとキク属との交配種だと分かりました。



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tag : 11月に見られた植物②

11月に見られた植物

2017年11月17日(木)
11月に見られた植物 撮影日:2017/11/17 場所:北茨城

昆虫は観察できなかったので,平潟港の周辺で見られた植物を紹介します。

ヒメツルソバ
①ヒメツルソバ(タデ科原産地はヒマラヤ)
乾燥に強い植物なのでしょう。
石垣を被うように広がっていました。
毎年同じ場所で見られるのは,地上部が枯れても根が残って冬を越すからです。
黄矢印の所に薄い膜状のさやが見られたのでタデ科であることが分かりました。
タデ科で検索すると植物図鑑(教育学部 理科教育講座-岐阜大学)のサイトに載っていました。


ヒヨドリジョウゴ
②ヒヨドリジョウゴ(ナス科)
他物にからみついてのびる蔓性の植物です。
葉には深い切れ込み(赤矢印)があります。


チェリーセージ
③チェリーセージ(シソ科アメリカ南部・メキシコ原産)
茎を見ると四角で葉が対生だったのでシソ科で検索しました。
すると植物図鑑(教育学部 理科教育講座-岐阜大学)のサイトに載っていました。
紅と白のツートンカラーで目を引く花です。
紅色の部分が唇に似た形をしていることからホット・リップスの名があります。
乾燥に強く道路脇の石垣に根を下ろしています。


キンギョソウ
④キンギョソウ(ゴマノハグサ科)
光が当たっていたせいかとても奇麗に見えました。
白い花もですが黄色の花は,やはり色が飛んでしまいました。
その名の通り金魚に似た花を咲かせます。
花の色は赤・桃・白・橙・黄があって綺麗です。



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tag : 11月に見られた植物

ナシケンモン

2017年11月15日(水)
ナシケンモン 撮影日:2017/09/01,2015/09/05,2013/09/02 場所:勿来の関

ヤガ科ケンモンヤガ亜科のナシケンモンを紹介します。
黒ずんだ地味な蛾です。
しかし,独特な紋様があるので同定は難しくありません。

ナシケンモン
左右の翅を重ねているので細く見えるナシケンモン
細長い蛾のように見えます。
けれども,これは左右の翅を重ね合わせているからです。

ナシケンモン
赤矢印と黄矢印の紋が同定ポイントであるナシケンモン
ナシケンモンの特徴は次の通りです。
①黄矢印で示した様に円い環状紋が見られます。
②赤矢印で示した様に白いVの字紋があります。

ナシケンモン
円い紋は環状紋であるナシケンモン。

科名 ヤガ科ケンモンヤガ亜科
和名 ナシケンモン
大きさ 開張 32~43㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はナシ,サクラ,スモモ,アブラナ,マメ,サクラタデ,ボントクタデ,ハナタデ,オオケタデ,イヌタデ,ギシギシ,ヤナギ,ポプラ,タチアオイ,ヨモギ,キショウブの葉を食べます。
特徴 

ポイントは Vの字紋と 円い紋


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tag : ナシケンモン

クロモンコヤガ

2017年11月15日(水)
クロモンコヤガ 撮影日:2017/09/13 場所:勿来の関

ヤガ科スジコヤガ亜科のクロモンコヤガを紹介します。
灯火近くの足元で何かが飛びました。
まだ見たことが無い紋様の蛾です。
そっと逃げられないように写していましたが,2枚目を写したところで逃げられました。

クロモンコヤガ
足元に止まった蛾は初見のクロモンコヤガでした。
白い地に黒い紋がある小型の蛾です。
腎状紋(緑矢印)が見られるのでコヤガの仲間を探しました。
翅頂付近に黒紋があります。
その紋を二つに分けるように白い筋(赤矢印)があります。
ほぼ中央に王感に似た紋があります。
中央の黒紋を除けば,前縁に沿って3つの黒い紋が並んでいます。

クロモンコヤガ
白地に黒紋が散在しているクロモンコヤガ

科名 ヤガ科スジコヤガ亜科
和名 クロモンコヤガ
大きさ 開張 25㎜
分布  北海道,本州,四国,九州
出現月 6~9月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

黒紋は 前縁沿って 並びたり


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tag : クロモンコヤガ

アキカバナミシャク

2017年11月14日(火)
アキカバナミシャク 撮影年:2017,2016,2014 場所:勿来の関

シャクガ科ナミシャク亜科のアキカバナミシャクを紹介します。
毎年,11月中旬頃から出現する蛾です。
外横線(青矢印の直ぐ内側の線)が波を打っているのでナミシャク亜科と分かります。

アキカバナミシャク
2017年11月10日に観察したアキカバナミシャク。暗い所に居たので全体に暗い色になりました。
ネットで検索しても,なかなか同じような紋様の画像が見つかりません。
もしかして,アキカバナミシャクかもしれないと気が付きやっと投稿できる運びとなりました。


アキカバナミシャク
2017年11月14日に観察したアキカバナミシャク。
主な特徴は次の通りです。
①鋸歯状の白い亜外縁線(赤矢印)が見られます。
②緑矢印で示した位置に一対の白点があります。
③赤矢印の所から頭の方へ向かう黒筋があります。(個体によっては目立たないものも居ます。)


アキカバナミシャク
2016年11月25日に観察したアキカバナミシャク。
④外横線の外側の横帯が前縁近くで明瞭になります。
⑤胸部背に白紋が見られます。
⑥外縁と縁毛の境にある線が破線になっています。


アキカバナミシャク
2016年11月30日に観察したアキカバナミシャク。
アキカバナミシャクの資料が約 42 件と少ない状況です。
その訳の一つは,分布が局所的で少ないからと思われます。
もう一つは,カバナミシャクの仲間は似たものが多くて簡単に同定が出来ないからだと思われます。
そういう訳で今までの資料から選んでアキカバナミシャクの記事を投稿します。


アキカバナミシャク
2014年11月20日に観察したアキカバナミシャク。
科名 シャクガ科ナミシャク亜科
和名 アキカバナミシャク
大きさ 前翅長 11~13㎜
分布  本州,四国,九州
出現月 11~12月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

目立ちたる 亜外縁線 白点も


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tag : アキカバナミシャク

最近の観察⑩

2017年11月13日(月)
最近の観察⑩ 撮影日:2017/11/13 場所:勿来の関

ツワブキ
①ツワブキ(キク科の常緑多年草)
北茨城では海岸近くに分布する植物で群生しています。
10mにも及ぶ断崖に咲き誇る姿には神々しさを感じます。
花は甘い香りを放ち虫たちを誘っていました。


トベラ文450" />
②トベラ(トベラ科の常緑低木)
雌雄別株で海に近い所に生育しています。
私はまだ花の香りを嗅いでいませんが,香がよい花を咲かせるようです。
黄矢印で示したものが実です。
その実の左上にある赤いものが種子です。
種子は粘液に包まれていて,それをなめると甘いです。


ハマギク
③ハマギク(キク科)。白い花がハマギクで,黄色の花はツワブキです。
茨城県を南限とする植物です。
海岸に沿って分布しているのでハマギクと呼ばれています。
1mにもなる亜低木です。
葉を揉むと嫌な臭いがします。

コハマギク
④コハマギク(キク科)ハマギクのように見えますが葉(赤矢印)の様子が違うので区別がつきます。
コハマギク
⑤コハマギク(キク科)。若い内の花弁は白く次第に桃色を帯びるようになります。
ハマギクと同じ頃咲きますが少し遅く咲きます。
どちらも白い花で間違えやすいですが,葉を見れば一目瞭然です。
ハマギクの葉 ・・・先の尖った楕円形
コハマギクの葉・・・柄があって中くらいに裂けた鋸歯があります。
コハマギクの花弁はしおれるにつれて桃色を帯びます。
ハマギクと同じく茨城県が南限となっています。


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tag : 最近の観察⑩

11月に見られた昆虫②

2017年11月12日(日)
11月に見られた昆虫② 撮影日:2017/11/12 場所:勿来の関

今日,紹介するのは11月12日に勿来の関で観察した昆虫です。

ヨコヅナサシガメ幼虫
①ヨコヅナサシガメ幼虫(カメムシ目サシガメ科)
幼虫も成虫に似て腹部脇に白い縞模様があります。
更に,腹部上と下に赤い紋があります。
今日は木の窪みに多くの幼虫が群がっていました。


クビキリギス
②クビキリギス(バッタ目キリギリス科)
バッタの仲間が息絶えて床に倒れています。
頭部付近を見ると赤くなっています。
そこが赤いバッタの仲間はクビキリギスと相場が決まっています。
まだ頭部を写していなかったので口の部分を拡大して写しました。


ヤマトクサカゲロウ
③ヤマトクサカゲロウ(アミメカゲロウ目クサカゲロウ科)
このヤマトクサカゲロウは,越冬時期になりますと緑色から薄褐色に変化します。
もとの緑色のままでは,草や木の葉が紅葉・黄葉しているので目立つからでしょう。
今までは,クサカゲロウ科にはこの様な色の昆虫はいないと諦めていました。


アミメクサカゲロウ
④アミメクサカゲロウ(アミメカゲロウ目 › クサカゲロウ科)
触角が体長よりも長いです。
翅は平らにして止まります。



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tag : 11月に見られた昆虫②

ビロードハマキ

2017年11月5日(土)
ビロードハマキ 撮影日:2017/09/30 場所:勿来の関

ハマキガ科ハマキガ亜科のビロードハマキを紹介します。
灯火近くの白壁でビロードハマキが交尾中でした。
まず,壁に止まったままの状態を写してから下に降りてもらうことにしました。
下に降ろすときに失敗しました。
途中で見失ってしまったのです。
よく探したら肩から提げていたペットボトルにしがみついていました。
雌は蓋の上に,雄はそれより少し下に止まっていました。

交尾中のビロードハマキ
交尾中のビロードハマキ。上が雌で下は雄です。
今まで,「雌の紋様は広くて黒い地が少なく,雄の紋様は狭いので黒い地の面積が広い」という説明がされていました。
でも,雄雌並べて比較しないと分からないと思っていました。

ビロードハマキ雌
下に降ろそうとしたら偶然にも,ペットボトルの蓋に雌が,その下には雄が止まりました。
今が比べる絶好の機会だと緊張しながら写しました。
比較して分かったことは次の通りです。
交尾中の写真では,雌が大きく雄は小さいので上が雌で下は雄です。
①雌は白っぽく見えます。
②雌の紋様は大きくて太いです。
③雄は黒っぽく見えます。
④雄の紋様は小さくて細いです。

でも,雌ばかりだったり逆に雄ばかりだったら私は判断がつきません。

温暖化で分布を北に広げていて,現在は勿来の関(福島県)までは発生が見られます。

ビロードハマキ雄
雌と雄を同時に比較することで初めて違いが分かった雄のビロードハマキ。

科名 ハマキガ科ハマキガ亜科
和名 ビロードハマキ
大きさ 開張 雄34~40㎜ 雌40~59㎜
分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 6~7,9~10月
食餌動植物 幼虫はアセビ,ツバキ,カシ,モミジ,ヤマモモ,オガタマノキの葉を食べます。
特徴 昼行性です。

雌でかく 雄の紋様 こぢんまり


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tag : ビロードハマキ

最近の観察⑨

2017年11月10日(金)
最近の観察⑨ 撮影日:2017/10/025,11/05 場所:勿来の関

今日,紹介するのは10月25日と11月5日に勿来の関で観察した生き物(植物)です。

コウヤボウキ
①コウヤボウキ(キク科の落葉小低木)
花は必ず枝先につきます。
だから,似ているナガバノコウヤボウキと区別することが出来ます。
勿来の関ではコウヤボウキの花は10月になってから,ナガバノコウヤボウキの花は9月頃咲きます。
高野山で枝を箒に使ったことからコウヤボウキと名付けられました。


センリョウ
②センリョウ(センリョウ科の常緑小低木)とキミノセンリョウ(センリョウ科の常緑小低木)
赤い実の方をセンリョウ,黄色の実の方をキミノセンリョウと言います。
名前がめでたいので,正月の縁起物として喜ばれます。


ツワブキ
③ツワブキは、(キク科の常緑多年草)
寒くなり花の少ない時期に咲くので,目をひく植物です。
花が黄色なので尚更目に留まります。
しかも,香が良いので好きな花の一つです。
勿来の関に近い北茨城の五浦(いづら)海岸では海に臨む崖一面にツワブキが群生しています。


キッコウハグマ
④キッコウハグマ(キク科の多年草 )
三つの小花が集まって一つの花を構成しています。
雌しべが桃色を帯びているので可愛らしさを強調しています。
花びらの先がくるりと捻れているので風車のようで趣があります。
葉がカメの甲羅に似ているので名付けられました。



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tag : 最近の観察⑨

10月に見られた昆虫①

2017年11月9日(木)
10月に見られた昆虫① 撮影日:2017/10/01~10/08 場所:勿来の関

今日,紹介するのは10月1日~10月8日に勿来の関で観察した生き物(植物・昆虫・鳥等)です。

クロウリハムシ
①クロウリハムシ(ハムシ科)
カメラを近付けると直ぐ逃げてしまいなかなか写真が撮れない昆虫です。
体長6~7㎜の小さな昆虫です。
カラスウリの葉を好んで食べます。


シロオビアワフキ
②シロオビアワフキ(カメムシ目アワフキムシ科)
初めて見る昆虫です。
幼虫は泡の中に居て身を隠しています。
その幼虫の腹部は鮮やかな赤色をしています。


アカスジカメムシ
③アカスジカメムシ(カメムシ目カメムシ科)
紅と黒の筋がある流行の先端を行くような模様のカメムシです。
紅の色は個体差があって薄いものから濃いものまで居ます。
セリ科の花で蜜を吸っているのをよく見ます。


マダラガガンボ
④マダラガガンボ(ハエ目ガガンボ科)
体長30~40mmもある日本最大級のガガンボです。
翅にある斑紋で同定することが出来ました。
腹部が長く翅からはみ出ています。



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tag : 10月に見られた昆虫①

11月に見られた蛾②

2017年11月8日(水)
11月に見られた蛾② 撮影日:2017/11/06,11/06 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は11月6日と11月8日に勿来の関の灯火へ飛来した蛾です。
 今は月明かりが明るく灯火に飛来する昆虫は少ないです。
 でも,昨晩は曇で暗かったので期待しながら出掛けました。

ニシキキンウワバ
①ニシキキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)
前翅中央に写真の様な白線と白紋がある蛾はヤガ科キンウワバ亜科と相場が決まっています。
似たような紋様の蛾が居るので注意が必要です。
資料は,たった67件と少ないです。
薄紫を帯び,外縁の細かい紋様や胸部背の鶏冠(とさか)状の毛束に引かれます。
ゴボウを食べるらしいです。


キトガリキリガ
②キトガリキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
内横線と外横線の間に環状紋と腎状紋があるのでヨトウガ亜科だと分かります。
食餌植物はナシとなっていますが,勿来の関近くには栽培している所はありません。
ですから,同じバラ科植物のサクラを餌にしていると思われます。


ニトベエダシャク
③ニトベエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
毎年,11月になると見られます。
焦茶色と白のツートンカラーの蛾です。


エグリヅマエダシャク
④エグリヅマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
餌とする植物が多く,出現月が4~6月,9~11月と広いのでよく見られる蛾です。
赤矢印で示した所が欠けています。
欠けた部分が嘴状に尖っているので恐らく鳥に食われたのでしょう。



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tag : 11月に見られた蛾②

センダングサの仲間

2017年11月7日(火)
センダングサの仲間 撮影日:2017/11/05 場所:勿来の関

 今日,紹介する植物は11月5日に勿来の関で観察された植物です。
 尚,分類は最近のAPG体系によらず,従来の分類法新エングラー体系によっています。

上部の枝先に黄色の花を咲かせ,果実が衣服に付く仲間を探しました。
3種類見つかりましたが,いずれも小さい花です。
チョウの仲間が蜜を求めて止まっているのをよく見掛けます。
そんなときには,決まって同じ花に長時間止まっています。
これらの植物の果実の先には複数の刺(以後:冠毛)があります。
これらの冠毛には下向きの刺があって,動物の体や衣服に刺さって運ばれます。

シロノセンダングサ
①シロノセンダングサ(キク科センダングサ属)。別名コシロノセンダングサ・シロバナセンダングサ
A3種類の中では唯一,大きな白い舌状花(黄矢印)をつけます。
B総苞(3番目の写真の水色矢印)はコセンダングサと同じくらいです。
C果実は棒状で,先端の冠毛は2〜4本です。


アメリカセンダングサ
②アメリカセンダングサ(キク科センダングサ属)
A舌状花は小さいです。
B総苞(赤矢印)は長いです。
C果実は扁平で幅広く,先端の冠毛は3~4本です。


コセンダングサ
③コセンダングサ(キク科センダングサ属)
A舌状花はありません。
B総苞(水色矢印)はシロノセンダングサと同じくらいです。
C果実はやや平たい線形で,冠毛は3〜4本です。

勿来の関で見られる数は次の通りです。
第一位・・・コセンダングサ(圧倒的に多かったです。)
第二位・・・シロノセンダングサ(三株くらいです。)
第三位・・・アメリカセンダングサ(一株だけでした。)



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tag : センダングサの仲間

カネタタキ

2017年11月6日(月)
カネタタキ 撮影日:2017/11/06 場所:北茨城

バッタ目カネタタキ科のカネタタキを紹介します。
井戸水を汲もうと手押しポンプに近寄ると,奇妙な昆虫がポンプに止まっています。
1箇所に固まって3匹居ました。

カネタタキ雌
まるで裸同然の姿のカネタタキ雌。
翅が無いので奇妙に見えます。
何か裸で暮らしているように感じます。
産卵管(黄矢印)を見て,こちらは雌だと思いました。
産卵管があるものはもう1匹居ました。

カネタタキ雌
カメラを見て逃げているカネタタキ雌。産卵管(黄矢印)を見て雌だと分かりました。
3匹居る中で少し小柄なものが居ます。
産卵管の代わりに小さな翅(赤矢印)が付いています。
こちらは雄です。
この翅を鳴くときに擦すり合わせます。
大きい翅はいらないとここまで小さくしたようです。
「チッチッチッチッ」とか「チンチンチンチン」と鳴くようです。
まるでかねをたたいたときのような音なのでカネタタキと名付けられました。
音源が小さいので音は高いようです。

カネタタキ雄
産卵管の代わりに小さな翅があるカネタタキ雄。

科名 バッタ目カネタタキ科
和名 カネタタキ
大きさ 体長 9~15㎜
分布  本州,四国,九州,南西諸島
出現月 8~12月
食餌動植物 ごく小型の昆虫の死骸や若葉などであろうと推測されています。
特徴 樹上性で雌は翅が無く雄は短い翅があります。

カネタタキ 翅は雄だけに 付いている


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tag : カネタタキ

ミノウスバ

2017年11月5日(土)
ミノウスバ 撮影日:2017/11/05 場所:勿来の関

マダラガ科のミノウスバを紹介します。
勿来の関から戻り,12時20分頃家へ入ろうとしました。
すると,腹部が橙色をした昆虫がセメントの上に居ました。
初めて見る昆虫です。

ミノウスバ
こんな感じでセメントの上に居たミノウスバ雌。
しゃがんでこの昆虫を見ました。
翅の付け根から3分の1くらいまで綺麗な薄黄色に染まっています。
後の残りは半透明になっています。
素敵な昆虫に見えました。
触角の太い部分が長いので蛾であると予想しました。
一週間前にもこの昆虫と同じものを見つけています。
その個体は片方の触角が無く,翅を少しだけ動かしますが元気がありません。
今日見つけた蛾も元気がありません。

ミノウスバ
翅や触角に触れても元気なく逃げようとしないミノウスバ雌。
ネットで調べてミノウスバだと分かりました。
我が家から20mくらい離れた所にマサキがあります。
恐らくそれを食べて大きくなったのでしょう。

ミノウスバ
腹は太いのに円くなくひしゃげていたミノウスバ雌。
このミノウスバは糸状の触角なので雌です。
雄は櫛歯状の触角を持っています。
再度,腹部を見ると円くはなくひしゃげています。
それを考えるとこの写真の雌は産卵して力尽きてしまったのでしょう。
飛ぶ力もなく地面に降りていたと思われます。
ミノウスバは年に一回,11月に羽化して出現します。
今頃がその最盛期なのでしょう。

ミノウスバ
産卵が終わって力尽きたと思われるミノウスバ雌。

科名 マダラガ科
和名 ミノウスバ
大きさ 開張 31~33㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 11月
食餌動植物 幼虫はニシキギ,マユミ,マサキ,ツルウメモドキ,コマユミの葉を食べます。
特徴 昼行性です。

ミノウスバ 半透明の 翅が素敵


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tag : ミノウスバ

11月に見られた昆虫①

2017年11月4日(土)
11月に見られた昆虫① 撮影日:2017/11/03 場所:勿来の関

今日,紹介するのは11月2日と11月4日に勿来の関で観察した生き物(植物・昆虫・鳥等)です。

ヤマトクサカゲロウ
①ヤマトクサカゲロウ(クサカゲロウ科)
体長(頭から翅端まで)20㎜程度の小さな昆虫です。
翅は緑色の筋模様が綺麗です。
頭部から腹端まで緑色ですが,背には黄色の筋が1本あります。


マルカメムシ
②マルカメムシ(カメムシ目マルカメムシ科)
臭い匂いで嫌われるクサギカメムシ同様に臭い匂いを出すそうです。
体長5㎜程の小さなカメムシです。
集団で居る所を一度見たことがあります。


チャモンシロハマキ
③チャモンシロハマキ(ハマキガ科)
釣鐘形をしているのでハマキガ科と分かります。
前縁に沿って富士山のシルエットのような紋様が,あります。
その頂上から横にたなびく雲のような紋様があります。


マツヘリカメムシ
④マツヘリカメムシ(ヘリカメムシ科北米西部原産)
灯火に飛来します。
背中央に白い縁取りの平行四辺形紋(青矢印)があります。
後ろ足腿節には刺(黄矢印)があります。
後ろ足脛節には翼があります。



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tag : 11月に見られた昆虫①

最近の観察⑧

2017年11月3日(金)
最近の観察⑧ 撮影日:2017/11/03 場所:勿来の関

今日,紹介するのは11月3日に勿来の関で観察した生き物(植物・昆虫・鳥等)です。

ニッコウトガリバ
①ニッコウトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
赤矢印で示した所に毛束があります。
似ている蛾にウスムラサキトガリバが居ますが,赤矢印で示したような毛束がありません。
黄矢印の所には突起がありますが,白い紋が見られることがあります。
黄矢印より頭部に寄った所にも突起がありますが,大きい場合が普通です。
翅頂から立ち上がる斜線(緑矢印)があるので,トガリバガ亜科だと分かります。


アオバハガタヨトウ
②アオバハガタヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
環状紋・腎状紋が見られるのでヨトウガ亜科と分かります。
緑色の紋や帯模様が目を引く蛾です。
帯状に広がった亜外縁線が鋸歯状なので歯型に見立てたのでしょう


ケンモンミドリキリガ
③ケンモンミドリキリガ(ヤガ科モクメキリガ亜科)
窓に止まっていました。
逆光で暗くなってしまうので,外からアカメガシワの葉を当てて写しました。
後角の近くに一対の黒筋があるので同定のポイントになっています。


オニドコロ
④オニドコロ(ヤマノイモ科)
この写真を撮っていたら,「ヤマノイモだ。」と言いながら通った人がいます。
ヤマノイモの葉は昨日紹介したようにもっと細長い形をしています。
こちらのオニドコロの方がハートに近い形です。
実(赤矢印)は円くなく細長いです。
どちらも黄色く色ずくので目立ちます。



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tag : 最近の観察⑧

最近の観察⑦

2017年11月2日(木)
最近の観察⑥ 撮影日:2017/11/02 場所:勿来の関

今日,紹介するのは11月2日に勿来の関で観察した生き物(植物・昆虫・鳥等)です。

ヤブコウジ
①ヤブコウジ(ヤブコウジ科常緑の小低木)
十両とも呼ばれます。
常緑でしかも赤い実が美しいので栽培されたり植えられたりします。
縁起を担いで千両や万両といっしょに植えます。


フクラスズメ
②フクラスズメ(ヤガ科シタバガ亜科)
灯火近くの天井には黒っぽく見える大きな蛾が止まっています。
翅頂近くに薄褐色の紋があるのでフクラスズメと分かります。
胸部外側が白っぽく見えるのはぶれ防止にフラッシュ撮影をしたからです。


ナギナタコウジュ
③ナギナタコウジュ(シソ科)
薄赤紫の花の穂を片側に付けます。
全体に強い匂いがします。
図鑑などには強い香と書いてありますが,私は嫌な臭いと感じています。


ヤマノイモ
④ヤマノイモ(ヤマノイモ科のつる性多年草)
葉(黄矢印)はハートを縦に長くした形をしています。
実(赤矢印)には扁平で円い翼が三つあります。
雌雄異株なので,この写真の株は雌株です。(実を付けているからです。)


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11月に見られた蛾①

2017年11月1日(水)
11月に見られた蛾① 撮影日:2017/11/01 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は11月1日に勿来の関の灯火へ飛来した蛾です。

ニッコウナミシャク
①ニッコウナミシャク(エダシャク科ナミシャク亜科)
ニッコウと名が付いていても全国区の蛾です。
赤矢印をつけた横線は外横線の一部だと思っています。
恐らくこの蛾の外横線は帯状になっていると思います。
それで,この線が波を打っているのでナミシャク亜科に属するのでしょう。


ウスキトガリキリガ
②ウスキトガリキリガ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
内横線の外側に,外横線の内側に薄褐色の縁取りがあるのが特徴です。
これらの線の間に環状紋と腎状紋があるのでヨトウガの仲間だと分かります。
似た蛾にノコメトガリキリガが居ますが外縁が波を打っている方がウスキトガリキリガです。


オオトビモンシャチホコ
③オオトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
灯火近くの窓枠に止まっていました。
シャチホコガ科としては珍しく腹端が覗いていませんが,赤矢印で示した外横線がポイントです。


ナカジロトガリバ
④ナカジロトガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
前翅長20㎜,左右の翅頂から翅頂までは19㎜です。
何の仲間か分からず困ったことがありました。
でも,翅頂から出る斜線(赤矢印)があればトガリバガ亜科です。
ヒメナカジロトガリバと似ていますが前翅長が20㎜と長いのでナカジロトガリバとしました。



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