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8月に見られた蛾⑱

2017年8月31日(木)
8月に見られた蛾⑱ 撮影日:2017/08/28,08/31 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は8月28日に花の蜜すいと,8月31日に勿来の関の灯火へ飛来した蛾です。

コスズメ
①コスズメ(スズメガ科)
クサギの花の香が漂っている近くにコスズメが休んでいます。
前翅外縁の傷痕を見ると3回以上嘴の痕があります。
必死に逃げて休んでいるのかも知れません。


ソトシロオビエダシャク
②ソトシロオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
今日,灯火の近くを探しますとあまり見慣れない蛾が止まっています。
それもそのはずです。
勿来の関では,食餌植物のマユミやコマユミの分布が少ないからです。
外側にある薄褐色の帯を白帯に見立ててソトシロオビエダシャクと名付けたのでしょう。


セアカヨトウ
③セアカヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
中央にある六角形の紋が同定ポイントです。
腎状紋と環状紋があるのでヨトウガの仲間を探すと速く見つかります。
この紋の回りが赤味を帯びて見えるのでセアカヨトウと呼ばれるのでしょう。


ネグロヨトウ
④ネグロヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
似た蛾にホソバネグロヨトウが居ます。
黒い帯状にある白点の大きさで区別することが出来ます。
写真の様に小さいときはネグロヨトウです。
胸部が褐色を帯びていてネグロヨトウでは?と思われるほど個体差があります。
腎状紋(緑矢印)と環状紋(赤矢印)がある蛾は語尾にヨトウが付くことが多いのでヨトウ亜科やヒメヨトウ亜科を調べると速いです。



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tag : 8月に見られた蛾⑱

8月に見られた蛾⑰

2017年8月30日(水)
8月に見られた蛾⑰ 撮影日:2017/08/29,08/30 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月29日と8月30日に飛来した蛾です。

シロテンツマキリアツバ
①シロテンツマキリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
前方へ出ている下唇鬚(かしんひげ)からアツバの仲間だと分かります。
前翅にある小黒点がもう少し大きければ白い髪飾りをつけた子に見えるのですが・・・


ツマジロツマキリアツバ
②ツマジロツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
前方へ突き出る下唇鬚(かしんひげ)からアツバの仲間だと分かります。
後翅の端に見られる白紋が綺麗でこの蛾を見る度シャッターを押してしまいます。
前翅が谷折りのように折れ曲がっているのでなかなか焦点が合わず苦労します。


チャノウンモンエダシャク
③チャノウンモンエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
似ている蛾にチャノウンモンエダシャクが居ます。
「前後翅とも外横線の少し外側まで黒く、赤茶色の部分が少ない。」と「みんなで作る日本蛾類図鑑」には説明があります。
しかし,慣れないと判断に迷います。
でも,その方法よりもいい方法があるので紹介します。
それは赤矢印と桃矢印で示した外横線の様子を見れば一目瞭然なのです。
写真の様に外横線が鋸歯状になって無く滑らかならばチャノウンモンエダシャクです。
詳しくは<こちらをご覧下さい。>


スカシドクガ
④スカシドクガ(ドクガ科)
よく見ないと真っ白な蛾に見えてしまいます。
ところが,赤矢印の所に小黒点があり同定ポイントになっています。
明るい場所だと透けて見える感じなのでスカシドクガと呼ばれるのでしょう。
ドクガ科でも毒針毛は無いので触れても安心です。



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tag : 8月に見られた蛾⑰

8月に見られた昆虫②

2017年8月29日(火)
8月に見られた昆虫② 撮影日:2017/08/26~08/28 場所:勿来の関

 今日,紹介する昆虫は野外で見られたものと勿来の関の灯火へ8月26日に飛来した昆虫です。

ツチイナゴ
①ツチイナゴ幼虫(バッタ目バッタ科)
前から緑色をしているのに何故ツチイナゴというのだろうと思っていました。
そしたら何と,これはツチイナゴの幼虫だったのです。
そう言えば,まだ翅が短く茶色で長い翅はありません。
目の下にある黒い筋は「涙目」といって同定ポイントになっています。


ウシアブ
②ウシアブ(ハエ目アブ科)
複眼には赤矢印で示したように黒い横筋が見られます。
これが同定ポイントになっていてウシアブと分かります。
幼虫は肉食でミミズなどを食べます。


キアゲハ
③クサギの花の蜜を吸うキアゲハ(チョウ目アゲハチョウ科)
似たものにアゲハが居ます。
違いは次の通りです。
赤矢印の部分が黒ずんでいます。・・・・・キアゲハ
赤矢印の部分に黄色の筋があります。・・・アゲハ
後翅後角(腹端の近く)に赤い紋があります。・・・キアゲハ


アオスジアゲハ
④ヤブガラシの花の蜜を吸うアオスジアゲハ(チョウ目アゲハチョウ科)
雨の後,アオスジアゲハが土の水分を吸っているのを見たことがあります。
この様な行動をとるのは雄に多いそうです。
速いスピードで飛び回るのでなかなかシャッターチャンスは訪れません。
しかし,花の蜜を吸うときは,その機会があります。
でも,橙色をしたヤブガラシの花から蜜を吸っているときさえ翅は小刻みに動いています。



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tag : 8月に見られた昆虫②

8月に見られた蛾⑯

2017年8月28日(月)
8月に見られた蛾⑯ 撮影日:2017/08/25,08/28 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月25日と8月28日に飛来した蛾です。

ツマグロシロノメイガ
①ツマグロシロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
写真では鮮やかさが無くなるので,印象に残らないでしょうが実物はずっと綺麗です。
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科だと分かります。


カクモンキシタバ
②カクモンキシタバ(ヤガ科シタバガ亜科)
灯火の近くに止まっていました。
開張が60~67㎜もある大きな蛾で迫力があります。
名前にキシタバとあるように後翅に黄色い紋があります。


ヒメツマオビアツバ
③ヒメツマオビアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が後方へ反り返っているのでアツバの仲間と分かります。
赤矢印で示した亜外縁線が翅頂から出ていることが同定ポイントの1つになっています。
似ている蛾にツマオビアツバが居ます。
しかし,内横線の様子で両者は区別がつきます。


ヘリグロキエダシャク
④ヘリグロキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
以前,本州では福井県と伊豆半島以北の記録がなかったが,現在は宮城県付近まで分布しているようです。
関東地方より北では海岸に沿って分布していると思われます。
それは,食餌植物であるタブノキの分布が海岸近くに限られているからです。



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tag : 8月に見られた蛾⑯

8月の植物① 

2017年8月27日(水)
8月の植物① 撮影日:2017/08/18~08/22 場所:勿来の関・北茨城

 今日,紹介する花は勿来の関・北茨城で8月18日~8月22日に見られた植物です。

タマアジサイ
①タマアジサイ(アジサイ科の落葉低木)
蕾がボールのような玉の形をしているのでタマアジサイと呼ばれます。
この中から両性花や白い装飾花が少しずつ出て来ます。
花粉や蜜を求めて昆虫が集まります。
この写真にはアシグロツユムシの幼虫が写っています。


ハナトラノオ
②ハナトラノオ(シソ科の植物)
北アメリカ原産の植物です。
地下茎で増えていきます。
シソ科なので茎は四角になっています。


クサギ
③クサギ(シソ科の落葉小高木)
葉が独特の匂いがするのでクサギと呼ばれます。
しかし,そんなに嫌な臭いではありません。
花が咲きますと良い匂いがするので蝶や蛾が集まってきます。


サルスベリ
④サルスベリ(ミソハギ科の落葉中高木)
お盆の頃から咲き始めます。
幹がすべすべしています。
「サルでも滑ってしまう。」という意味でサルスベリと呼ばれています。

サルスベリ
違う色の花もありますが,私はこの桃色のサルスベリの花が好きです。


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tag : 8月の植物①

8月に見られた蛾⑮

2017年8月26日(土)
8月に見られた蛾⑮ 撮影日:2017/08/26 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月26日に飛来した蛾です。

ハガタキコケガ
①ハガタキコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
大きくぐにゃぐにゃと曲がる線を歯型に見立ててハガタと名付けたのでしょう。
縁毛も鱗粉もきれいに揃っていることから羽化したばかりの個体と思われます。


フタマタノメイガ
②フタマタノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
似ている蛾にヨスジノメイガ・マタスジノメイガが居て同定で迷ってしまいます。
赤矢印の線に注目すると同定が楽になります。
この短い線は途中から上の線と分かれるように見えます。
だから,フタマタと名がついているのでしょう。


クロモンドクガ
③クロモンドクガ(ドクガ科)
黄色の地に胡麻を振りかけたような紋様から,ドクガ科を連想できたら立派です。
胸部背にある黄色い毛もドクガ科を思わせます。
ところが,この蛾には毒針毛が無く触れても大丈夫のようです。
今日,カメラを近付けたら急に下に下りました。
毒針毛を持つ蛾には見られない行動をとったから私は驚いてのけぞりました。
毒針毛を持つキドクガ・ゴマフリドクガに擬態していると思われます。


ベニヒメシャク
④ベニヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
見た瞬間メイガ科と思った私は,その科を探しました。
しかし,よく探しても見つかりません。
写真を見ると触角を背負っていません。
そこで,ヒメシャク亜科を探してやっと見つけました。



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tag : 8月に見られた蛾⑮

8月に見られた昆虫①

2017年8月25日(金)
8月に見られた昆虫① 撮影日:2017/08/18~08/24 場所:勿来の関

 今日,紹介する昆虫は野外及び勿来の関の灯火へ8月22日と24日に飛来した昆虫です。

スケバハゴロモ
①スケバハゴロモ(カメムシ目ハゴロモ科)
「クモの巣状の翅で飛べるの?」と思ってしまいます。
しかし,透明な翅なので飛べます。
カメムシの仲間なので,針のような口で植物の汁を吸うのでしょう。


ハグロトンボ
②ハグロトンボ(トンボ目カワトンボ科)
林の縁で立ったいたら,どこからともなくすうっと現れました。
腹部が金緑色に輝いていていつ見ても綺麗なトンボです。
近くには沢を流れる小さな川があるから,そこで生まれたのでしょう。


コカスリウスバカゲロウ
③コカスリウスバカゲロウ( ウスバカゲロウ科)
最初は,ウスバカゲロウだと思っていました。
以下の理由でコカスリウスバカゲロウと判断しました。
①長い触角をもっている。
②翅脈の様子
③足が細長い。


ハヤシノウマオイ
④ハヤシノウマオイ(バッタ目キリギリス科)
斜め上から写していたので同定が楽になりました。
①胸部背に円い緑色の紋(赤矢印)があります。
②腹部の端から長い注射針のようなものが出ずにVの字状(青矢印)のものが出ている。
以上の理由からハヤシノウマオイと同定しました。
前足脛節に生えている刺は捉えた昆虫を逃さないようにしているものと思われます。



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tag : 8月に見られた昆虫①

8月に見られた蛾⑭

2017年8月24日(木)
8月に見られた蛾⑭ 撮影日:2017/08/24 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月24日に飛来した蛾です。

コガタシロモンノメイガ
①コガタシロモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
前翅長が10㎜にも足りない小さな蛾です。
雄の触角には途中にコブガあります。触角を背負わず立てていることが多いです。
青矢印から青矢印まで縁毛は白くなっています。


カノコガ
②カノコガ(ヒトリガ科カノコガ亜科)
黒い地に半透明の斑模様があります。
この斑模様が鹿の毛の模様に似ているのでカノコガ(鹿の子蛾)と呼ばれます。
昼行性で特に午前7時~9時頃活発に行動します。


リンゴコブガ
③リンゴコブガ(コブガ科コブガ亜科)
前翅長10㎜程度の小さい蛾です。
幼虫は脱皮した抜け殻の内,頭の部分のみを次々と重ねていきます。
終齢幼虫は7齢なので,一番多いもので6個重なります。


キマダラオオナミシャク
④キマダラオオナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
大きくて黄色い蛾なので目立ちます。
赤矢印がついている外横線が波を打っているのでナミシャク亜科と分かります。
ナミシャク亜科なのに(この写真ではよく分かりませんが)触角を背負っている変わり種です。



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tag : 8月に見られた蛾⑭

8月に見られた蛾⑬

2017年8月23日(水)
8月に見られた蛾⑬ 撮影日:2017/08/13,08/23 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月13日と8月23日に飛来した蛾です。

ゴマフボクトウ
①ゴマフボクトウ(ボクトウガ科)
腹端が外縁から覗いていますがシャチホコガ科の仲間ではありません。
幼虫は葉を食べるのではなく,各種広葉樹に穿孔して食べます。


ウスヅマクチバ
②ウスヅマクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
暗い所に居るとほとんど黒く見えます。
中央の暗色部は,光の当たり具合によって紫色に光ります。


ホソバハラアカアオシャク
③ホソバハラアカアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
腹部中央にある白色と茶色の紋が同定のポイントです。
この紋は個体によって無いものがあります。


クロフヒメエダシャク
④クロフヒメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
勿来の関では,ほとんど見られない蛾です。
その訳は,幼虫が園芸植物のキンシバイを食べるからです。



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tag : 8月に見られた蛾⑬

8月に見られた蛾⑫

2017年8月22日(火)
8月に見られた蛾⑫ 撮影日:2017/08/17~08/22 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月17日~8月22日に飛来した蛾です。

トビイロリンガ
①トビイロリンガ(コブガ科リンガ亜科)
黄色の地に茶褐色の紋がある蛾です。
雄の前翅前縁中頃は凹み(雌は僅かに凹む程度)があるので,写真の蛾は雌です。


ヒメハナマガリアツバ
②ヒメハナマガリアツバ (ヤガ科クルマアツバ亜科)
後方へ反り返る下唇鬚(かしんひげ)があるので,アツバの仲間だと分かります。
前翅にある金色の楕円紋には斜めの線があります。


ナニワクビグロクチバ
③ナニワクビグロクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
似ている蛾にヒメクビグロクチバがいます。
しかし,ナニワクビグロクチバには次のような特徴があります。
①赤矢印で示した様な小さな白点があります。
②一番外側の横線は後縁近くで不明瞭になっています。


オビガ
④オビガ(オビガ科)
ずんぐりした形の蛾で前翅の筋模様に圧倒されます。
この蛾は全体に褐色で焦茶紋が所々にあります。
翅色には個体差があって黄褐色から焦茶色まであります。
黄色の線を挟んで上に細い焦茶色線,下に太い焦茶色線があります。
この線を帯に見立ててオビガと呼ぶのでしょう。



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tag : 8月に見られた蛾⑫

8月に見られた蛾⑪

2017年8月21日(月)
8月に見られた蛾⑪ 撮影日:2017/08/21 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月21日に飛来した蛾です。

アカキリバ
①アカキリバ(ヤガ科キリバ族)
あまり見ない蛾で久し振りに観察しました。
全体的に褐色ですが,内横線と外横線の間はやや濃くなっています。
外横線より少し内側に2つの黒点が,内横線の近くには小白点があります。


ホソナミアツバ
②ホソナミアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)がつんと前方へ出ているのでアツバの仲間だと分かります。
外縁線から縁毛の端まで,焦茶色の紋様が3列並んでいて上品な感じがする蛾です。


オオカバスジヤガ
③オオカバスジヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
似ている蛾にカバスジヤガ・ウスイロカバスジヤガがいて同定は難しいです。
環状紋と後縁の間に黒点があります。
これがあるのはオオカバスジヤガに多いようです。


ウンモンスズメ
④ウンモンスズメ(スズメガ科)
灯火を見上げますと緑色をしたスズメガ科が止まっています。
緑色をしているのはウンモンスズメしか居ません。
この緑色が素敵なので棒に掴まらせて下に下りてもらうことにしました。
しかし,降りたとたん羽ばたきを始めてしまいました。
体を温めて飛んで行く準備です。
未だ,記念写真を撮ってないので羽ばたきをやめてもらうことにしました。
前翅を上から軽く押しているだけ(2秒くらい)でいいのです。
ウンモンスズメの後翅には紅色の紋があります。
上から写すとその紅色が少し覗いているのが分かります。


ウンモンスズメ
前足は前方へ中足は左右に伸ばしているウンモンスズメ。


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tag : 8月に見られた蛾⑪

8月に見られた蛾⑩

2017年8月20日(日)
8月に見られた蛾⑩ 撮影日:2017/08/08~08/17 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月8日~8月17日に飛来した蛾です。

モンシロドクガ
①モンシロドクガ(ドクガ科)
白い地に黒い紋がある蛾です。
横から見ると赤矢印で示した様に毛が沢山生えているのが分かります。
ドクガ科で毒針毛を持つものは,この様な毛が見られます。
近寄らないことが一番よいですが,万一触れた場合は掻かずに水洗いをして下さい。


ドクガ
②ドクガ(ドクガ科)
卵から成虫まで一生の全てを毒針毛で武装しているのはモンシロドクガと同じです。
横から見ると赤矢印で示した様に毛が生えているのが分かります。
蛾に触れると10日間痒みが続くそうです。
毒針毛は目に見えないほど小さく風で飛ばされます。
近寄らないことが一番です。
ドクガ科については<次を見て下さい>。


クロモンウスチャヒメシャク
③クロモンウスチャヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
この蛾は後翅に白紋があります。
似た蛾にシロモンウスチャヒメシャクが居ますが,後翅にある紋は褐色です。
紋の色が白のときはクロといい,黒(あるいは褐色)のときはシロといい混同してしまいます。
同定のポイントは青矢印で示した外横線線がこの写真の様に点が並ぶときはクロモンウスチャヒメシャクです。
勿来の関ではクロモンウスチャヒメシャクは,ほとんど見ない蛾です。


テンモンシマコヤガ
④テンモンシマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜)
頭部が橙色をした小さな蛾です。
内横線も外横線も前縁近くで急に約直角ほど曲がります。



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tag : 8月に見られた蛾⑩

8月に見られた蛾⑨

2017年8月19日(土)
8月に見られた蛾⑨ 撮影日:2017/08/16 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月16日に飛来した蛾です。

カシワマイマイ♀
①カシワマイマイ(ドクガ科)
ふと,前方のサクラを見ると幹に薄褐色の葉がついているように見えます。
何だろうと思いながら近づくと前翅長がなんと50㎜もある蛾でした。
写真には白く写っていますが,実際は少し薄褐色を帯びていました。
足や胸部に赤い部分があるのが印象に残っています。
裏側はどんな色をしているかと思い覗きました。
すると,雄(青矢印)が雌にしがみついて交尾中でした。
だから私が写真を撮るのに近付いてもじっとして動かなかったのです。

交尾中のカシワマイマイ
交尾中のカシワマイマイ。雄は雌の腹にしがみついています。

トサカフトメイガ
②トサカフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科と分かります。
胸部を囲むように内横線が円弧を描いています。


サラサエダシャク
③サラサエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
この蛾は翅を閉じて止まる習性があるのでほとんど表は見られません。
前翅翅頂付近に半月形の白紋があります。


アトグロアミメエダシャク
④アトグロアミメエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)
雄の触角は櫛歯状で雌は糸状なので写真の蛾は♂です。
外縁沿いの焦茶紋が無ければ網目模様の綺麗な蛾に見えます。
後ろの方が黒くなっているのでアトグロアミメエダシャクと呼ばれるのでしょう。



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tag : 8月に見られた蛾⑨

8月に見られた蛾⑧

2017年8月18日(金)
8月に見られた蛾⑧ 撮影日:2017/08/18 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月18日に飛来した蛾です。

ウスアオキノコヨトウ
①ウスアオキノコヨトウ(ヤガ科キノコヨトウ亜科)
内横線が二重になっていて,翅は少し緑色を帯びています。
胸部背にインディアンハットの様なものが見られます。


クロフケンモン
②クロフケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科)
暗い所で撮影すると黒く写ってしまいます。
黒ずんだ横帯の下側には腎状紋,上側には眼状紋が見られます。


シロヒトモンノメイガ
③シロヒトモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
白い服を着た人が手をつないでいるように見えます。
止まるときに触角を背負う習性があるツトガ科にあって,前方へ伸ばしたまま止まります。


オスグロトモエ♀
④オスグロトモエ♀(ヤガ科シタバガ亜科)
似た蛾にハグルマトモエが居て同定が難しいです。
しかし,春型のオスグロトモエを見つけているのでオスグロトモエとしました。
この蛾を肉眼で見ると薄褐色に見えますが,写真を撮ると少し緑色を帯びて写ります。
表を写し終えたとき裏側が赤かったことを思い出しました。
それで,最後に裏側を写しました。


オスグロトモエ♀
翅の裏は赤橙色をしています。


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tag : 8月に見られた蛾⑧

8月に見られた蛾⑦

2017年8月17日(木)
8月に見られた蛾⑦ 撮影日:2017/08/11~08/12 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月11日から8月12日に飛来した蛾です。

ヘリジロヨツメアオシャク
①ヘリジロヨツメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
地が鮮やかな緑色をしているので羽化したばかりだと思われます。
アオシャク亜科の蛾は時間の経過と共に緑色が褪せていくからです。
前翅にも後翅にも小さい黒点が一つずつあります。
それを目に見立ててヨツメと呼んでいるのでしょう。


キシタミドリヤガ
②キシタミドリヤガ(ヤガ科モンヤガ亜科)
実際には白い紋が目立つ蛾です。
最初,この蛾は白い白紋が1つだけしか見えませんでした。
それは,左右の前翅を重ねていたからです。
私が,驚いて飛び去らないように,そっと後縁を押したら前翅を少し開いてくれました。


ハガタベニコケガ
③ハガタベニコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
燃えるような色の地に黒い筋模様があるので目に留まります。
地衣類を食べる蛾にはこの様に鮮やかなものが外にも居ます。


ナカスジシャチホコ
④ナカスジシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。
九州~沖縄には分布せず,四国ではなかなか見られない種なので寒い地方の蛾だと思われます。



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tag : 8月に見られた蛾⑦

8月に見られた蛾⑥

2017年8月16日(水)
8月に見られた蛾⑥ 撮影日:2017/08/08~08/09 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月8日から8月9日に飛来した蛾です。

リンゴドクガ
①リンゴドクガ(ドクガ科)
毛深い前足を前方へ伸ばし腹端が外縁から覗いていたらドクガ科・シャチホコガ科です。
この写真の蛾は雄です。内横線と外横線の間が焦茶色になっています。
雌は白い地に内横線と外横線があるだけだからです。


キボシアツバ
②キボシアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
洒落た蛾で頭部と腎状紋が橙色です。
内横線も外横線も前縁近くで急に頭の方へ曲がります。


クロスジキノメイガ
③クロスジキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っていて黄色い地のものはツトガ科の蛾です。
体操の選手のように斜め倒立の状態で止まります。
縁毛は白と焦茶の斑になっています。


ウコンカギバ
④ウコンカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
似ている蛾にヒメウコンカギバが居ます。
外見では区別がつかないとあります。
そこで,食餌植物の分布を考えました。
ウコンカギバの食餌植物・・・シラカシ,アラカシ,アカガシ,コナラ,クヌギ,スダジイ
ヒメウコンカギバの食餌植物・・・スダジイ
勿来の関にはスダジイは,ほとんど分布していません。
しかし,コナラは沢山分布しています。
ということで,ウコンカギバの可能性が大きいのでウコンカギバとしました。



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tag : 8月に見られた蛾⑥

8月に見られた蛾⑤

2017年8月15日(火)
8月に見られた蛾⑤ 撮影日:2017/08/05~08/08 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月5日から8月8日に飛来した蛾です。

ベニモントガリホソガ
①ベニモントガリホソガ(カザリバガ科)
前翅長が7㎜程度の小さい蛾ですが,奇麗な蛾です。
カザリバガ科に属する蛾には,この様に美しい蛾が多いです,


キスジツマキリヨトウ
②キスジツマキリヨトウ(ヤガ科ツマキリヨトウ亜科)
ツマキリヨトウ亜科には似ている種がいてとてには注意が必要です。
実際に,私はこの蛾をムラサキツマキリヨトウだと思っていました。
この蛾の幼虫はシダ植物を食べます。


アトモンヒロズコガ
③アトモンヒロズコガ(ヒロズコガ科)
開張が14~22㎜と幅があるので,小さいものから大きいものまで居ます。
この写真の蛾は大きい方です。
後縁に黒い紋があるので,アトモンヒロズコガと呼ばれるのでしょう。


トビイロトラガ
④トビイロトラガヤガ科(トラガ亜科)
似ている蛾にベニモントラガが居るので注意が必要です。
後翅は黄色なので前翅を開くと綺麗です。



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tag : 8月に見られた蛾⑤

8月に見られた蛾④

2017年8月14日(月)
8月に見られた蛾④ 撮影日:2017/08/05,08/06 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月5日と8月6日に飛来した蛾です。

シロモンアオヒメシャク
①シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
一見,アオシャク亜科の蛾にみえます。
しかし,青いもの全てアオシャク亜科ならずで,ヒメシャク亜科の蛾です。
資料が少ない蛾で32件しかありません。


モンムラサキクチバ
②モンムラサキクチバ(ヤガ科シタバガ亜科)
逃げ足が速い蛾で近付きすぎたり少し動いたりすると直ぐ飛び去ってしまいます。
幼虫はフジ,ネムノキの葉を食べます。


ルリモンシャチホコ
③ルリモンシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。
似ている蛾にナカキシャチホコが居るので同定には注意が必要です。
前翅中央より上の所が白くなっていて,外横線の白い縁取りが同定ポイントです。


オオシロモンノメイガ
④オオシロモンノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているので,ツトガ科・メイガ科と分かります。
白くて大きな紋が前後翅に2つ以上あります。
幼虫は何を食べるか分かっていませんが,成虫は。クヌギなどの樹液,花の蜜です。



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tag : 8月に見られた蛾④

8月に見られた蛾③

2017年8月13日(日)
8月に見られた蛾③ 撮影日:2017/08/03 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火へ8月3日に飛来した蛾です。

アトキスジクルマコヤガ
①アトキスジクルマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
筋模様が白く見えるのに何故,キスジというのかよく分かりませんでした。
よく観察すると,前翅前縁の筋も入れて薄褐色に見えます。


ギンモンシャチホコ
②ギンモンシャチホコ(シャチホコガ科)
この蛾と似ているウスイロギンモンシャチホコとよく私は混同してしまいます。
葉脈の様な筋があるので落ち葉に擬態していると思われます。
白紋は虫食い痕を示しているのでしょうか。


チビスカシノメイガ
③チビスカシノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科です。
似ている蛾にスカシノメイガやクワノメイガが居ますので注意が必要です。
後翅の焦茶色の横筋が前翅の位置より大きくずれているので区別がつきます。


ベニシマコヤガ
④ベニシマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
小さい蛾ですが,洒落ていて好きな蛾の一つです。
外縁と縁毛の境に白い破線があり,頭部には白い触角が鉢巻きのように見えるからです。



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tag : 8月に見られた蛾③

8月に見られた蛾②

2017年8月12日(土)
8月に見られた蛾② 撮影日:2017/08/01~08/03 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火に8月1日から8月3日に飛来した蛾です。

キスジコヤガ
①キスジコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
前翅長約10㎜程度の小さな蛾です。
後翅の紅色紋と黄色い筋で人の顔に見えます。
髭を生やした赤鬼のようです。


リンゴツマキリアツバ
②リンゴツマキリアツバ(ヤガ科ツマキリアツバ亜科)
前翅が谷折りのように折れているので,全体のどこかが必ずぼけてしまいます。
前翅前縁中頃にある白紋が同定のポイントになりますが,似た種が5つもあるので注意が必要です。


ソトモンツトガ
③ソトモンツトガ(ツトガ科ツトガ亜科)
触角を背負っていますのでツトガ科・メイガ科の仲間です。
前翅にある黄色い筋模様がミズメイガ亜科を思わせますがツトガ亜科です。
前翅外縁にある黑丸が同定ポイントです。
黒くて短い筋模様がアクセントになっていて綺麗な蛾です。


ホソスジナミシャク
④ホソスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
前翅長が10㎜程度の小さな蛾です。
写真を見ると筋模様が綺麗なので驚きます。
外側にある4本の筋が波打っているのでナミシャク亜科と覚えれば同定が楽です。



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tag : 8月に見られた蛾②

ヒメスジホソメイガ

2017年8月11日(木)
1642 ヒメスジホソメイガ 撮影日:2011/08/27,201708/09 場所:勿来駅西公園,勿来の関

メイガ科マダラメイガ亜科のヒメスジホソメイガを紹介します。
淡い桃色をした細長い蛾が壁に止まっています。

ヒメスジホソメイガ
この蛾は横から写しておくと同定するのに役に立つヒメスジホソメイガ
赤矢印と青矢印で示された白い箒の形が同定ポイントです。

触角を背負っているのでメイガ科・ツトガ科だと分かります。
箒(ほうき)の形をした白筋が前翅に二組(赤矢印と青矢印)ずつあります。
赤矢印で示した方が太い筋ではっきりしています。
胸部背にU字形の隆起(緑矢印)が見られます。

ヒメスジホソメイガ
上から写した写真ですと青矢印のものしか見えないヒメスジホソメイガ
ウスアカスジマダラメイガ・オオマエジロホソメイガ・マエジロホソメイガにに似いて同定は難しいです。
資料が少なく全部で13件しかありません。

ヒメスジホソメイガ
胸部背には緑矢印で示したU字形の隆起が見られるヒメスジホソメイガ。

科名 メイガ科マダラメイガ亜科
和名 ヒメスジホソメイガ
大きさ 前翅長7~8㎜
分布  詳しく分かっていません。
出現月 詳しく分かっていません。
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

淡い地に 白筋箒 二組が


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tag : ヒメスジホソメイガ

シロモンノメイガ

2017年8月10日(木)
シロモンノメイガ 撮影日:2011/08/27,201708/09 場所:勿来駅西公園,勿来の関

ツトガ科ノメイガ亜科のシロモンノメイガを紹介します。
黒地に水玉模様をあしらった小さな蛾が天井近くに止まっています。
2度しか出会ってない珍しい蛾です。

シロモンノメイガ
葉の裏に止まっていたところを写したシロモンノメイガ
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科と分かります。

写真では上手く撮れないのでビニル袋に入れて持ち帰ることにしました。
網でつかまえた後,ビニル袋へ逃げられないように慎重に入れました。
窓に止まらせて写すことにしました。
しかし,元々黒い地が,逆光で益々黒くなるだけで面白みがありません。

シロモンノメイガ
窓に止まっていたが次の日は天井に止まっていたシロモンノメイガ
触角は背負わず前方へ出しています。

窓に止まっている蛾をそのままにして,翌日部屋を見ました。
窓には止まっていません。
窓ガラスやカーテンの近くを探している内に天井に止まっていることに気が付きました。
午前中撮影後,放っていたら午後,床の上に降りているように見えました。
しかし,それは仰向けに息絶えた姿でした。
シロモンノメイガさん御免なさい。

シロモンノメイガ
午後になったら仰向けで息絶えていたシロモンノメイガ。
翅の紋様は表も裏もあまり変わらない蛾です。腹部裏面の白い縞模様は太くはっきりしています。


科名 ツトガ科ノメイガ亜科
和名 シロモンノメイガ
大きさ 開張 18~21㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島,トカラ列島,奄美大島,沖縄
出現月 5~6,8~9月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。成虫は花の蜜です。
特徴 

黒い地に 白紋くっきり ついている


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tag : シロモンノメイガ

ハイイロエグリツトガ

2017年8月9日(水)
ハイイロエグリツトガ 撮影日:2017/05/24,2012/06/17 場所:勿来の関

ツトガ科ツトガ亜科のハイイロエグリツトガを紹介します。
黒ずんだ小さな蛾が壁に止まっています。

ハイイロエグリツトガ
翅頂近くに黄色い紋とその中に白紋があるハイイロエグリツトガ
翅頂付近にある黄色い紋(赤矢印)と白紋を手掛かりに名前を探しました。
クロエグリツトガに似ていて困りましたが,前翅前縁中頃に黄色い紋があるかどうかで区別がつくことに気が付きました。

ハイイロエグリツトガ
前翅前縁中頃にも黄色い紋があるハイイロエグリツトガ
両者の違いは次の通りです。
①前翅前縁中頃に黄色い紋(青矢印)がある。・・・ハイイロエグリツトガ
②前翅前縁中頃に黄色い紋が無い。   ・・・クロエグリツトガ
この蛾は33件と資料が少ないです。

ハイイロエグリツトガ
翅色は個体差があり黒ずんだものと灰色を帯びたものがあるハイイロエグリツトガ。

科名 ツトガ科ツトガ亜科
和名 ハイイロエグリツトガ
大きさ 前翅長 10㎜
分布  本州,四国,九州,屋久島
出現月 6,8月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

黄色紋 中に白紋 ついている


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tag : ハイイロエグリツトガ

スジモンコヤガ

2017年8月8日(火)
スジモンコヤガ 撮影日:2017/08/08 場所:勿来の関

ヤガ科スジコヤガ亜科のスジモンコヤガを紹介します。
昨夜は台風五号の影響で雨が断続的に降りました。
灯火の近くに避難している蛾が居るかも知れないと思いながら勿来の関へ行きました。
すると,筋模様が目立つ前翅長10㎜程度の蛾が止まっています。
初めて見る蛾です。
撮影しづらい所に止まっていますが,角度を変えながら撮り続けました。

スジモンコヤガ
名前通り筋模様が目立つスジモンコヤガ
このスジモンコヤガには,ナースキャップというかインディアンハットというかそれらに似たもの(青矢印)が頭部にあります。
でも,見られないものも居ます。
何か立てたり倒したり出来るような気がします。

スジモンコヤガ
L字紋(緑矢印)と翅頂からL字紋までの濃薄褐色の筋が目立つスジモンコヤガ。
名前通りに筋模様が目立つ蛾です。
①L字紋があります。
②翅頂からL字紋の間にある筋は薄褐色が濃くなっています。
③その内側にある筋は焦茶色になっています。
④前翅前縁中央には焦茶色の三角紋があります。
スジモンコヤガの資料は38件と少ないです。

スジモンコヤガ
濃薄褐色の筋の内側と三角紋が焦茶色になっているスジモンコヤガ。

科名 ヤガ科スジコヤガ亜科
和名 スジモンコヤガ
大きさ 開張 21㎜
分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はクズ,ツルマメ,ヤブマメの葉を食べます。
特徴 

L字紋 三角紋と 並んでる


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tag : スジモンコヤガ

ギンシャチホコ

2017年8月7日(月)
ギンシャチホコ 撮影日:2017/07/29,07/31 場所:勿来の関

シャチホコガ科のギンシャチホコを紹介します。
灯火には灰色を帯びた見慣れない蛾が止まっています。

ギンシャチホコ♀
真上から見たギンシャチホコ♀。右の触角が折れているのが分かります。
運悪く灯火の明かりで上手く写すことが出来ません。
やむを得ずビニル袋に入れ連れ帰ることにしました。
シャチホコガ科はじっと止まっていることが多いので,入れられてもじっとしていると思いました。
ところが,さに非ずしばらく羽ばたいていました。
そのためなのでしょう。
右の触角が折れてしまいました。

ギンシャチホコ♀
前翅後縁沿いに黒い筋が見えるギンシャチホコ♀。縁毛が無いので擦れた個体だと分かります。
最初の写真を見ると,外縁から腹端が出ています。
この事から,シャチホコガ科と予想がつきます。
胸部背から前翅後縁の中頃まで黒い筋が走っています。
写真を撮った後,2日後袋を見ますと淡い灰色の小さな粒が袋の表面についていました。
表面には土星の円い輪のような模様がありました。
このギンシャチホコは雌だったのです。

ギンシャチホコの卵
土星のような輪が見られるギンシャチホコの卵。黒くて短い毛のようなものは蛾の鱗粉と思われます。
卵はビニルにはりついています。薄黒いものは影です。ビニルが下の紙より僅かに離れているので浮いているように見えます。


科名 シャチホコガ科
和名 ギンシャチホコ
大きさ 開張 45~49㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 5,7月
食餌動植物 幼虫はクリ,クヌギ,コナラ,カシなどの葉を食べます。
特徴 

ギンシャチは 後縁沿いに 黒い筋


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tag : ギンシャチホコ

カバマダラヨトウ

2017年8月6日(日)
カバマダラヨトウ 撮影日:2017/08/01,2011/07/30 場所:勿来の関

ヤガ科ヨトウガ亜科のカバマダラヨトウを紹介します。
窓枠の隅に黒っぽく見える蛾が止まっています。

カバマダラヨトウ
胸部背から後角まで縦に3箇所が斑が目立つカバマダラヨトウ
ところが画像を見ると,所々に薄褐色の斑模様(赤矢印)があります。
胸部背から後角近くまで縦に3箇所もあります。

カバマダラヨトウ
頭を上にして見たとき腎状紋の下(緑矢印)の薄褐色が目立つカバマダラヨトウ
更には,翅頂近くとその斜め隣(赤矢印)にも薄褐色の紋があります。
腎状紋の下側(頭を上にしてみたとき)に薄褐色の筋が濃くあらわれます。
カバマダラヨトウの資料が83件と少ないのはメダケだけを食べるからでしょうか。

カバマダラヨトウ
縁毛がほとんど無く擦れた個体と思われるカバマダラヨトウ。

科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
和名 カバマダラヨトウ
大きさ 前翅長 15~16㎜
分布  本州,四国,九州
出現月 7~8月
食餌動植物 幼虫はメダケの葉を食べます。
特徴 

カバマダラ 斑模様が 彼方此方に


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tag : カバマダラヨトウ

8月に見られた蛾①

2017年8月5日(土)
8月に見られた蛾① 撮影日:2017/08/03,08/04 場所:勿来の関

 今日,紹介する蛾は勿来の関の灯火に8月3日から8月4日に飛来した蛾です。

ヒメカギバアオシャク
①ヒメカギバアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
緑色の濃淡のある筋模様が美しい蛾です。
羽化後時間が経つにつれ翅の緑色は薄れてしまいます。


ウスオビトガリメイガ
②ウスオビトガリメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
白い内横線がある蛾です。
この内横線を境に内側と外側で色ががらっと変わる蛾です。


カシワマイマイ
③カシワマイマイ(ドクガ科)
実物はもっと濃淡が,はっきりしていて見た瞬間どぎっとします。
ドクガといっても毒針毛が無いので安心です。


シロマダラノメイガ
④シロマダラノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
スカシノメイガ,チビスカシノメイガ,クワノメイガに似たような紋様が見られます。
食餌植物はガガイモ,キョウチクトウなどです。



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tag : 8月に見られた蛾①

ナカジロフトメイガ

2017年8月4日(金)
ナカジロフトメイガ 撮影日:2017/07/31,2015/07/21 場所:勿来の関

メイガ科フトメイガ亜科のナカジロフトメイガを紹介します。
頭を上にしたとき,中央に白い横帯がある蛾が止まっています。

ナカジロフトメイガ
斜め横から撮ったら反り返った下唇鬚(かしんひげ)が上手く撮れたナカジロフトメイガ
最初の写真では立派なキバが見えるのでキバガの仲間かと思ってしまいます。
しかし,触角を背負っていますので,メイガ科・ツトガ科だと分かります。

ナカジロフトメイガ
フトメイガ亜科の蛾は個体差がある仲間です。写真の蛾は外横線外側が赤味を帯びているナカジロフトメイガ
一見,ナカアオフトメイガに似ていますが,区別は簡単です。
前翅前縁に赤矢印や青矢印で示した様な紋がナカジロフトメイガにはあるからです。

ナカジロフトメイガ
赤矢印や青矢印で示した紋様が同定ポイントとなるナカジロフトメイガ。

科名 メイガ科フトメイガ亜科
和名 ナカジロフトメイガ
大きさ 前翅長 28㎜
分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 5~8月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

メイガでも 反り返るキバ 持っている


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tag : ナカジロフトメイガ

シロオビカマヒメハマキ

2017年8月3日(木)
シロオビカマヒメハマキ 撮影日:2017/08/03 場所:勿来の関

ハマキガ科ヒメハマキガ亜科のシロオビカマヒメハマキを紹介します。
小さい蛾が窓ガラスに止まっています。
逆光で上手く撮れないだろうと思いながらシャッターを押しました。
それは,2017/07/30の朝でした。
案の定,奇麗に撮れませんでしたが,同定することが出来ました。

シロオビカマヒメハマキ
褐色のマフラーをしているようなシロオビカマヒメハマキ
胸部背には土偶のような紋があります。

「四国産蛾類図鑑」に掲載されていたからです。
それによると,シロオビカマヒメハマキを土佐町横瀬山で2008.3.29 に撮影しています。
しかし,「ブログ 高知の自然 2」に最初に出てくるのが「土佐清水市ライトトラップの2015.10.15」です。
だから,しばらく名前が不明でしたが,2015年10月頃名前が分かったことを物語っています。

シロオビカマヒメハマキ
円らな瞳が可愛いシロオビカマヒメハマキ。
それから,4日後の朝に,また,同じ種類の蛾に再会しました。
今度は運が良いことに,壁に止まっています。
赤矢印で示したヒメハマキ模様(白い筋模様)があるのでヒメハマキガ亜科と分かります。
胸部を取り囲む様な薄褐色の紋も同定ポイントです。
この蛾に関する資料は大変少なくたった12件しかありません。

シロオビカマヒメハマキ
初めて見る蛾でしたが,ヒメハマキ模様(赤矢印から赤矢印の間にある白い筋)で仲間が分かったシロオビカマヒメハマキ。

科名 ハマキガ科ヒメハマキガ亜科
和名 シロオビカマヒメハマキ
大きさ 前翅長 6.5㎜ 体長7.5㎜
分布  現在分かっているのは本州,四国です。
出現月 分かっていません。
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴 

褐色の マフラー巻いた ヒメハマキ


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tag : シロオビカマヒメハマキ

アカウラカギバ

2017年8月2日(水)
アカウラカギバ 撮影日:2017/07/28,08/02 場所:勿来の関

カギバガ科のアカウラカギバを紹介します。
一見してカギバガと分かる蛾が壁に止まっています。
でも,普通,見掛けているカギバガ科と少し違う気がしました。
まず,大きさが左右に長いと感じました。
写しながら,今まで1度も見たことが無い蛾だと思えてきました。
ネットで探すとアカウラカギバであることが分かりました。
名前を知ってから,もしかして翅裏が赤いのではと思いました。

アカウラカギバ
普通のカギバよりも左右に長いアカウラカギバ
桃矢印から鉤(かぎ)状に曲がっているのでカギバガ科と分かります。

そこまで考えずに表を写しただけで,全てを写した気になっていました。
翌朝,今日もいるかも知れないと期待しながら見回しましたが,居ません。
ところが,5日後また姿を現してくれました。
ビニル袋に入れて持ち帰ることにしました。
途中で会ったご婦人が,ビニル袋を覗き込んで,
「葉っぱかと思ったら蛾なんですか。」と仰った後で裏を見るなり
「わあ。見事な赤ですね。」と目を丸くしました。

アカウラカギバ
窓の近くで袋を開けると窓ガラスに止まったアカウラカギバ。
前翅よりも後翅の方が橙色が濃くなっています。胸部と足の裏側だけは黄色くなっています。

窓ガラスの近くで袋を開けるとガラスに止まってくれました。
窓の外から翅裏の様子を撮りました。
次に前方から写しました。
赤いと言うよりも顔・足・腹が橙色であることが分かりました。
この蛾の資料は116件と少ないです。
それは,ユズリハを縁起を担いで植える人間との関わりで分布が限られてしまうからでしょう。

アカウラカギバ
顔と足の表側の橙色が見えるアカウラカギバ。

科名 カギバガ科科
和名 アカウラカギバ
大きさ 開張 37~48㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島,沖縄
出現月 5~10月
食餌動植物 幼虫はユズリハの葉を食べます。
特徴 

裏の赤 特に濃いのは 顔と足



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エゾシモフリスズメ

2017年8月1日(火)
エゾシモフリスズメ 撮影日:2017/08/01 場所:勿来の関

スズメガ科のエゾシモフリスズメを紹介します。
灯火近くの柱に大きな蛾が止まっています。
ジェット戦闘機の様な格好からスズメガ科の仲間だと分かりました。

エゾシモフリスズメ
大きな蛾で前翅長が55㎜くらいあったエゾシモフリスズメ
灰褐色の地に黒い縦筋が目立つ蛾はあまり居ませんので直ぐ2つに絞ることが出来ました。
それはエゾシモフリスズメとシモフリスズメの2つです。
同定のポイントは翅中央の黒い縦筋にありました。
エゾシモフリスズメの特徴
2本の黒い縦筋の内,外側のもの(赤矢印)が太くて長く明瞭な線になっています。
一方,シモフリスズメの方はどちらの縦筋も太さがほぼ同じです。

エゾシモフリスズメ
シモフリスズメと似ているエゾシモフリスズメ。
このエゾシモフリスズメは,今まで1度も見たことが無かった蛾です。
その原因として考えられるのは餌としているホオノキの分布が少ないからです。
大きなホオノキですが,1本しか無いからだと思っています。

エゾシモフリスズメ
2本の黒い縦筋(桃矢印と赤矢印)の内,外側の黒い筋(赤矢印)が太くて長いエゾシモフリスズメ。
フラッシュを焚いて写したため色が濃くなっています。


科名 スズメガ科
和名 エゾシモフリスズメ
大きさ 開張 100~120㎜
分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 6,7~8月
食餌動植物 幼虫はホオノキの葉を食べます。
特徴 シモフリスズメに似ています。

黒筋は 片方だけが 太くなり


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