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シタクモエダシャク

2017年2月11日(土)
シタクモエダシャク 撮影日:2016/08/02,06/14,2014/08/12,06/09 場所:勿来の関

 メイガ科マダラメイガ亜科のウスアカマダラメイガを紹介します。
 地味な蛾が壁に止まっています。
 (個体差が大きく翅の色は薄褐色から茶色・焦茶色まであります。)

シタクモエダシャク
後翅の内側が濃くなっているシタクモエダシャク
触角が櫛歯状なので雄だと分かります。

 後翅が見えるように前翅を開き,壁に貼り付くように止まっています。
 翅に厚みが感じられればヤガ科の可能性がありますが,薄い感じなのでエダシャク亜科を探して見つけました。

シタクモエダシャク
個体差が大きく全体が薄褐色のシタクモエダシャク
この個体も触角が櫛歯状なので雄です。

 次のような特徴からシタクモエダシャクと同定しました。
 ①外横線(青矢印)が点列になっています。
  個体差があってこの点列がはっきりしないものも居ます。
 ②緑矢印の所が焦茶色になっています。
 ③前翅後角付近も焦茶色になっています。

シタクモエダシャク
触角が糸状なので雌のシタクモエダシャク。
 ④前翅前縁には黒紋が4つ並んでいます。
 ⑤桃矢印で示した所に太い焦茶色線があります。
 ⑥桃矢印から外縁まで焦茶色の筋模様があるので黒ずんで見えます。

シタクモエダシャク
この個体も触角が糸状なので雌のシタクモエダシャク。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 シタクモエダシャク
 大きさ 開張 23~29㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月 4~6,8~9月
 食餌動植物 幼虫はクロヅル,コマユミ,ツルウメモドキの葉を食べます。成虫は花の蜜です。
 特徴 雄の触角は櫛歯状,雌は糸状です。

 ポイントは 外横線が 点列に


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