クロコハマキ
2017年2月28日(火)
クロコハマキ 撮影日:2017/02/28 場所:勿来の関
ハマキガ科ハマキガ亜科のクロコハマキを紹介します。
外縁に近い部分を除けば黒っぽい蛾が床に下りています。
牙が無く全体の形が釣鐘型なのでハマキガ科を探しました。

チャハマキの雄に似た前縁褶(赤矢印と青矢印)があるクロコハマキ。
黒ずんだ翅は,黒くはなく紫を帯びていました。
更によく見ると黒い筋模様が見られます。
その黒い筋模様の部分は,黒い鱗粉が重なって盛り上がっています。
所々に白い鱗粉が散らばっています。

黒い筋模様の部分には鱗粉が重なって盛り上がっているクロコハマキ。
前翅後縁の後ろ3分の1は茶褐色を帯びています。
この部分は紫を帯びた鱗粉が重なっていないためか薄くなっているように見えます。
クロコハマキにはチャハマキの雄に見られるような前縁褶(赤矢印と青矢印)があります。
出現月が3~5月,9~10月なので,この個体は越冬した個体だと思われます。

前翅後方3分の1は茶褐色のクロコハマキ。
科名 ハマキガ科ハマキガ亜科
和名 クロコハマキ
大きさ 開張 17~20㎜
分布 本州,四国,九州
出現月 3~5,9~10月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴
ポイントは 外縁近く 茶色なり

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クロコハマキ 撮影日:2017/02/28 場所:勿来の関
ハマキガ科ハマキガ亜科のクロコハマキを紹介します。
外縁に近い部分を除けば黒っぽい蛾が床に下りています。
牙が無く全体の形が釣鐘型なのでハマキガ科を探しました。

チャハマキの雄に似た前縁褶(赤矢印と青矢印)があるクロコハマキ。
黒ずんだ翅は,黒くはなく紫を帯びていました。
更によく見ると黒い筋模様が見られます。
その黒い筋模様の部分は,黒い鱗粉が重なって盛り上がっています。
所々に白い鱗粉が散らばっています。

黒い筋模様の部分には鱗粉が重なって盛り上がっているクロコハマキ。
前翅後縁の後ろ3分の1は茶褐色を帯びています。
この部分は紫を帯びた鱗粉が重なっていないためか薄くなっているように見えます。
クロコハマキにはチャハマキの雄に見られるような前縁褶(赤矢印と青矢印)があります。
出現月が3~5月,9~10月なので,この個体は越冬した個体だと思われます。

前翅後方3分の1は茶褐色のクロコハマキ。
科名 ハマキガ科ハマキガ亜科
和名 クロコハマキ
大きさ 開張 17~20㎜
分布 本州,四国,九州
出現月 3~5,9~10月
食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
特徴
ポイントは 外縁近く 茶色なり

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tag : クロコハマキ
8月に見られた蛾⑯
2017年2月27日(月)
1477 8月に見られた蛾⑯ 撮影日:2016/08/19 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月19日に飛来した蛾です。

①ホソナミアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が見られるので,アツバの仲間だと分かります。
前翅にも後翅にも5本の横線が見られます。頭部に近い方からあげますと次の様になります。
①内横線(細かく波を打っています。)
②中横線(細かく波を打っています。)
③外横線(細かく波を打っています。)
④亜外縁線(波を打っていません。)
⑤外縁線(破線になっています。)

②ヒメツマオビアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
後方へ反り返った下唇鬚(かしんひげ)があるので,アツバの仲間だと分かります。
内横線は前縁近くで,急に真上に曲がります。
太い焦茶色の亜外縁線が翅頂から出ていることが大事な同定ポイントです。
外横線から外縁方向へ縦筋が何本も見られます。

③マエキオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅前縁が黄色を帯びていることからマエキオエダシャクと呼ばれるのでしょう。
触角の付け根から下唇鬚(かしんひげ)までも黄色を帯びています。
後翅外縁中央(赤矢印)が僅かに内側に凹んでいます。

④トビモンコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
白い外横線の様子がニレキリガに似ていたのでキリガ類を調べました。
残念ながら見つからなかったので,コヤガ類から探し出しました。
色は個体差があって茶色を帯びたものから焦茶色のものまであります。

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1477 8月に見られた蛾⑯ 撮影日:2016/08/19 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月19日に飛来した蛾です。

①ホソナミアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が見られるので,アツバの仲間だと分かります。
前翅にも後翅にも5本の横線が見られます。頭部に近い方からあげますと次の様になります。
①内横線(細かく波を打っています。)
②中横線(細かく波を打っています。)
③外横線(細かく波を打っています。)
④亜外縁線(波を打っていません。)
⑤外縁線(破線になっています。)

②ヒメツマオビアツバ(ヤガ科クルマアツバ亜科)
後方へ反り返った下唇鬚(かしんひげ)があるので,アツバの仲間だと分かります。
内横線は前縁近くで,急に真上に曲がります。
太い焦茶色の亜外縁線が翅頂から出ていることが大事な同定ポイントです。
外横線から外縁方向へ縦筋が何本も見られます。

③マエキオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅前縁が黄色を帯びていることからマエキオエダシャクと呼ばれるのでしょう。
触角の付け根から下唇鬚(かしんひげ)までも黄色を帯びています。
後翅外縁中央(赤矢印)が僅かに内側に凹んでいます。

④トビモンコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
白い外横線の様子がニレキリガに似ていたのでキリガ類を調べました。
残念ながら見つからなかったので,コヤガ類から探し出しました。
色は個体差があって茶色を帯びたものから焦茶色のものまであります。

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tag : 8月に見られた蛾⑯
ベニヘリコケガ
2017年2月26日(日)
ベニヘリコケガ 撮影日:2016/08/19,2011/06/30,08/24 場所:勿来の関
ヒトリガ科コケガ亜科のベニヘリコケガを紹介します。
淡い色をした綺麗なコケガ科の蛾が止まっています。

淡い色で綺麗に見えるベニヘリコケガ。
淡い黄色の地や前縁後半から外縁までの淡紅色が奇麗な蛾です。

中横線が消失しているベニヘリコケガ。
似たような名前の蛾にハガタベニコケガやオオベニヘリコケガが居ます。
写真の蛾のように内横線と外横線はあっても中横線がない蛾も居ます。
勿来の関で見られるものは中横線が消失しているようです。

前翅長10mm程度の小さなベニヘリコケガ。
科名 ヒトリガ科コケガ亜科
和名 ベニヘリコケガ
大きさ 開張 20~25㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 5~6,7~8,8~9月
食餌動植物 幼虫は地衣類を食べます。成虫は花の蜜です。
特徴
美しや 淡い紅色 薄黄色

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ベニヘリコケガ 撮影日:2016/08/19,2011/06/30,08/24 場所:勿来の関
ヒトリガ科コケガ亜科のベニヘリコケガを紹介します。
淡い色をした綺麗なコケガ科の蛾が止まっています。

淡い色で綺麗に見えるベニヘリコケガ。
淡い黄色の地や前縁後半から外縁までの淡紅色が奇麗な蛾です。

中横線が消失しているベニヘリコケガ。
似たような名前の蛾にハガタベニコケガやオオベニヘリコケガが居ます。
写真の蛾のように内横線と外横線はあっても中横線がない蛾も居ます。
勿来の関で見られるものは中横線が消失しているようです。

前翅長10mm程度の小さなベニヘリコケガ。
科名 ヒトリガ科コケガ亜科
和名 ベニヘリコケガ
大きさ 開張 20~25㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 5~6,7~8,8~9月
食餌動植物 幼虫は地衣類を食べます。成虫は花の蜜です。
特徴
美しや 淡い紅色 薄黄色

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tag : ベニヘリコケガ
8月に見られた蛾⑮
2017年2月25日(土)
8月に見られた蛾⑮ 撮影日:2016/08/15,08/16 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月15日と8月16日に飛来した蛾です。

①クロクモヒロズコガ(ヒロズコガ科フサクチヒロズコガ亜科)
小さい蛾で頭部が白いものは,ヒロズコガ科を探すと見つかることが多いです。
この写真には写っていませんが下唇鬚(かしんひげ)が白い毛に被われています。
だから,房口(フサクチ)ヒロズコガ亜科に属するのでしょう。
黒紋を黒い雲に見立ててクロクモヒロズコガと名付けたのでしょう。

②ウスオビヒメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅にある黒くて短い筋模様が髭に見えてしまいます。
目の周りだけ髭の無い男の顔に見えます。
雄の触角は櫛歯状で雌は糸状なので,この蛾は雄です。
雄の触角は先端から3分の1までは糸状になっています。

③ナガサキヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
灰褐色のヒメシャク亜科は,ナガサキヒメシャクくらいなので直ぐ種が分かります。
触角は付け根部分がつながっていて白いです。

④ウスグロセニジモンアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科) シタバガ亜科
腹部背に数対の輝く紋があります。
中横線が黒くて太く,亜外縁線と外横線が後縁近くで接近しています。
シタバガ亜科からカギアツバ亜科へ移動しました。

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8月に見られた蛾⑮ 撮影日:2016/08/15,08/16 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月15日と8月16日に飛来した蛾です。

①クロクモヒロズコガ(ヒロズコガ科フサクチヒロズコガ亜科)
小さい蛾で頭部が白いものは,ヒロズコガ科を探すと見つかることが多いです。
この写真には写っていませんが下唇鬚(かしんひげ)が白い毛に被われています。
だから,房口(フサクチ)ヒロズコガ亜科に属するのでしょう。
黒紋を黒い雲に見立ててクロクモヒロズコガと名付けたのでしょう。

②ウスオビヒメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅にある黒くて短い筋模様が髭に見えてしまいます。
目の周りだけ髭の無い男の顔に見えます。
雄の触角は櫛歯状で雌は糸状なので,この蛾は雄です。
雄の触角は先端から3分の1までは糸状になっています。

③ナガサキヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
灰褐色のヒメシャク亜科は,ナガサキヒメシャクくらいなので直ぐ種が分かります。
触角は付け根部分がつながっていて白いです。

④ウスグロセニジモンアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科) シタバガ亜科
腹部背に数対の輝く紋があります。
中横線が黒くて太く,亜外縁線と外横線が後縁近くで接近しています。
シタバガ亜科からカギアツバ亜科へ移動しました。

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tag : 8月に見られた蛾⑮
8月に見られた蛾⑭
2017年2月24日(金)
8月に見られた蛾⑭ 撮影日:2016/08/14,08/15 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月14日と8月15日に飛来した蛾です。

①サツマキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
開張13~16㎜の小さい蛾です。
イノウエノメイガと同じくらい小さいです。
緑矢印で示した半円に2本のひもがぶら下がった紋が目印になっています。
黄色い地に焦茶色の筋と触角を背負っていることからツトガ科と分かります。

②アカウスグロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
この蛾は雌です。
雄には後翅後縁沿に沿って膨らんだ部分(表側に出張っている所)があるからです。
翅色が焦茶色で触角を背負っていますからツトガ科と分かります。
縁毛が前翅も後翅も白い色であるのも大事な同定ポイントです。

③ナカスジシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端を出しているのでシャチホコガ科と分かります。
この蛾はカメラを近付けても逃げません。
シャチホコガ科は成虫になると餌を食べません。
無駄なエネギーを使いたくないのでしょう。

④トビモンシロノメイガ(ツトガ科モンメイガ亜科)
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科であることが分かります。
前足を立てて体を起こして止まります。
ヘクソカズラを食餌植物としています。
白い地に薄褐色から焦茶色までの紋があるのでトビモンシロノメイガと名付けられたのでしょう。

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8月に見られた蛾⑭ 撮影日:2016/08/14,08/15 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月14日と8月15日に飛来した蛾です。

①サツマキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
開張13~16㎜の小さい蛾です。
イノウエノメイガと同じくらい小さいです。
緑矢印で示した半円に2本のひもがぶら下がった紋が目印になっています。
黄色い地に焦茶色の筋と触角を背負っていることからツトガ科と分かります。

②アカウスグロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
この蛾は雌です。
雄には後翅後縁沿に沿って膨らんだ部分(表側に出張っている所)があるからです。
翅色が焦茶色で触角を背負っていますからツトガ科と分かります。
縁毛が前翅も後翅も白い色であるのも大事な同定ポイントです。

③ナカスジシャチホコ(シャチホコガ科)
外縁から腹端を出しているのでシャチホコガ科と分かります。
この蛾はカメラを近付けても逃げません。
シャチホコガ科は成虫になると餌を食べません。
無駄なエネギーを使いたくないのでしょう。

④トビモンシロノメイガ(ツトガ科モンメイガ亜科)
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科であることが分かります。
前足を立てて体を起こして止まります。
ヘクソカズラを食餌植物としています。
白い地に薄褐色から焦茶色までの紋があるのでトビモンシロノメイガと名付けられたのでしょう。

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tag : 8月に見られた蛾⑭
ハガタベニコケガ
2017年2月23日(木)
ハガタベニコケガ 撮影日:2016/08/10,2012/06/26,2011/06/12 場所:勿来の関
ヒトリガ科コケガ亜科のハガタベニコケガを紹介します。
赤橙色の鮮やかな蛾が壁に止まっています。

長くて鋭い牙が幾本も並んでいるハガタベニコケガ。
コケガ亜科の蛾で赤橙色をしたものはスジベニコケガやゴマダラベニコケガが居ます。
いずれも赤橙色が鮮やかで目を奪ばわれます。

前縁の縁から外縁の縁にかけて赤橙色が鮮やかなハガタベニコケガ。
鋭い牙が幾本も並んでいるような外横線をハガタと見立ててハガタベニコケガと名付けたのでしょう。

交尾中のハガタベニコケガ。下になっている方が大きいので雌と思われます。
科名 ヒトリガ科コケガ亜科
和名 ハガタベニコケガ
大きさ 開張 20~25㎜
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 5~6,8,8~9月
食餌動植物 幼虫は地衣類を食べます。成虫は花の蜜です。
特徴
鋭さや 牙が幾つも 並んでる

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ハガタベニコケガ 撮影日:2016/08/10,2012/06/26,2011/06/12 場所:勿来の関
ヒトリガ科コケガ亜科のハガタベニコケガを紹介します。
赤橙色の鮮やかな蛾が壁に止まっています。

長くて鋭い牙が幾本も並んでいるハガタベニコケガ。
コケガ亜科の蛾で赤橙色をしたものはスジベニコケガやゴマダラベニコケガが居ます。
いずれも赤橙色が鮮やかで目を奪ばわれます。

前縁の縁から外縁の縁にかけて赤橙色が鮮やかなハガタベニコケガ。
鋭い牙が幾本も並んでいるような外横線をハガタと見立ててハガタベニコケガと名付けたのでしょう。

交尾中のハガタベニコケガ。下になっている方が大きいので雌と思われます。
科名 ヒトリガ科コケガ亜科
和名 ハガタベニコケガ
大きさ 開張 20~25㎜
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 5~6,8,8~9月
食餌動植物 幼虫は地衣類を食べます。成虫は花の蜜です。
特徴
鋭さや 牙が幾つも 並んでる

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tag : ハガタベニコケガ
8月に見られた蛾⑬
2017年2月22日(水)
8月に見られた蛾⑬ 撮影日:2016/08/15 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月15日に飛来した蛾です。

①シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
緑色をした翅なのでアオシャク亜科ばかりを何回も探したことを思い出します。
「青いもの必ずしもアオシャクと限らず。」をこのとき知りました。
前縁や縁毛は黄色を帯びています。

②リンゴドクガ(ドクガ科)
雌は全体が灰白色で2つの横線があります。
雄は中央付近に褐色の帯があります。
ドクガ科とシャチホコガ科には腹端を外縁から覗かせ毛深い前足を伸ばして止まる習性があります。

③リョクモンオオキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)
腹部背に毛の束があり,前翅に金色紋があるのでキンウワバの仲間を探して見つけました。金色の部分は見る角度によって緑色に見えるときがあります。
だから,リョクモンオオキンウワバと名付けられたのでしょう。
円らな瞳が可愛い蛾です。

④コスジシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
今までは触角が櫛歯状の雄ばかりでしたが,珍しく雌を見つけました。
糸状の触角を見て気が付きました。
前翅にも後翅にも黒点があります。
中横線がその黒点を避けて内側に曲がっています。
前翅後縁にふさふさした毛がはえています。

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8月に見られた蛾⑬ 撮影日:2016/08/15 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月15日に飛来した蛾です。

①シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
緑色をした翅なのでアオシャク亜科ばかりを何回も探したことを思い出します。
「青いもの必ずしもアオシャクと限らず。」をこのとき知りました。
前縁や縁毛は黄色を帯びています。

②リンゴドクガ(ドクガ科)
雌は全体が灰白色で2つの横線があります。
雄は中央付近に褐色の帯があります。
ドクガ科とシャチホコガ科には腹端を外縁から覗かせ毛深い前足を伸ばして止まる習性があります。

③リョクモンオオキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)
腹部背に毛の束があり,前翅に金色紋があるのでキンウワバの仲間を探して見つけました。金色の部分は見る角度によって緑色に見えるときがあります。
だから,リョクモンオオキンウワバと名付けられたのでしょう。
円らな瞳が可愛い蛾です。

④コスジシロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
今までは触角が櫛歯状の雄ばかりでしたが,珍しく雌を見つけました。
糸状の触角を見て気が付きました。
前翅にも後翅にも黒点があります。
中横線がその黒点を避けて内側に曲がっています。
前翅後縁にふさふさした毛がはえています。

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tag : 8月に見られた蛾⑬
8月に見られた蛾⑫
2017年2月21日(火)
8月に見られた蛾⑫ 撮影日:2016/08/13~08/14 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月13日~8月14日に飛来した蛾です。

①ホシオビコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
前翅中央を大きく波打つ外横線が走っています。
その外横線には大小合わせて20個くらいの黒点が帯状に並んでいます。
この黒点を星に見立ててホシオビコケガと名付けたのでしょう。

②フタテンヒメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
暗褐色の地に白い紋が目立つ中くらいの蛾です。
白紋は瓢箪形と小さな点の2種類の紋です。

③リンゴコブガ(コブガ科コブガ亜科)
開張17~24㎜の小さな蛾です。
前翅中央に褐色帯があります。
コブガ亜科の翅の表面は瘤状の突起物があって凸凹しています。

④カクバネヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科)
止まるときには触角を左右に伸ばしています。
さらに,腹端を45度くらい上げて止まることが多いです。
後方へ反り返った大きい下唇鬚(かしんひげ)でキバガ科と分かります。

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8月に見られた蛾⑫ 撮影日:2016/08/13~08/14 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月13日~8月14日に飛来した蛾です。

①ホシオビコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)
前翅中央を大きく波打つ外横線が走っています。
その外横線には大小合わせて20個くらいの黒点が帯状に並んでいます。
この黒点を星に見立ててホシオビコケガと名付けたのでしょう。

②フタテンヒメヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
暗褐色の地に白い紋が目立つ中くらいの蛾です。
白紋は瓢箪形と小さな点の2種類の紋です。

③リンゴコブガ(コブガ科コブガ亜科)
開張17~24㎜の小さな蛾です。
前翅中央に褐色帯があります。
コブガ亜科の翅の表面は瘤状の突起物があって凸凹しています。

④カクバネヒゲナガキバガ(ヒゲナガキバガ科)
止まるときには触角を左右に伸ばしています。
さらに,腹端を45度くらい上げて止まることが多いです。
後方へ反り返った大きい下唇鬚(かしんひげ)でキバガ科と分かります。

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tag : 8月に見られた蛾⑫
8月に見られた蛾⑪
2017年2月20日(月)
8月に見られた蛾⑪ 撮影日:2016/08/12~08/13 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月12日~8月13日に飛来した蛾です。

①サラサエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
翅を閉じて止まります。
この様な格好で花に止まればチョウと間違えてしまいます。
翅頂付近にある白紋の様子を覚えていれば大丈夫でしょう。
インド起源の木綿地の文様染め更紗(さらさ)に似た感じなので名付けられたのでしょう。

②オオトビスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
この蛾はウスジロエダシャクに似ています。
しかし,緑矢印で示した外横線がぐにゃぐにゃと大きく曲がっているので区別がつきます。
また,赤矢印の所にはW紋が見られます。

③チャオビヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
前翅中央に濃い焦茶色の帯状紋が見られます。
赤矢印で示した所から外縁に沿うように太くてうねっている帯模様があります。
幼虫は茎に丈夫な棘がついているカナムグラの葉を食餌植物としています。

④アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
チズモンアオシャクと似ていますが,次の様に違っています。
①桃矢印で示した線が後縁と直角で交わります。
②青矢印で示した所が富士山のような形になります。

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8月に見られた蛾⑪ 撮影日:2016/08/12~08/13 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月12日~8月13日に飛来した蛾です。

①サラサエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
翅を閉じて止まります。
この様な格好で花に止まればチョウと間違えてしまいます。
翅頂付近にある白紋の様子を覚えていれば大丈夫でしょう。
インド起源の木綿地の文様染め更紗(さらさ)に似た感じなので名付けられたのでしょう。

②オオトビスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
この蛾はウスジロエダシャクに似ています。
しかし,緑矢印で示した外横線がぐにゃぐにゃと大きく曲がっているので区別がつきます。
また,赤矢印の所にはW紋が見られます。

③チャオビヨトウ(ヤガ科ヨトウガ亜科)
前翅中央に濃い焦茶色の帯状紋が見られます。
赤矢印で示した所から外縁に沿うように太くてうねっている帯模様があります。
幼虫は茎に丈夫な棘がついているカナムグラの葉を食餌植物としています。

④アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
チズモンアオシャクと似ていますが,次の様に違っています。
①桃矢印で示した線が後縁と直角で交わります。
②青矢印で示した所が富士山のような形になります。

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tag : 8月に見られた蛾⑪
8月に見られた蛾⑩
2017年2月19日(日)
8月に見られた蛾⑩ 撮影日:2016/08/10,~08/12 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月10日~8月12日に飛来した蛾です。

①カエデシャチホコ(シャチホコガ科)
腹端が外縁から出ていればシャチホコガ科と分かるのですがあいにく出ていません。
ですから,ヤガ科やシャチホコガ科を探さなければなりません。
でも,種が少ないシャチホコガ科から探した方が速く見つかります。
成虫は何も食べません。

②モントガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
桃色の紋が沢山あって目を引きます。
翅頂が鉤のように曲がっていればカギバガ科と分かるのですが・・・。
また,翅頂が鋭角に尖っていればトガリバガ亜科と予想がつくのですが・・・。
ヤガ科を何回も探して見つからず苦労したのを思い出します。

③オオキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
黄色い地で褐色の紋があり,触角を背負っていれば,ツトガ科ノメイガ亜科です。
開張が42~45㎜の中くらいの蛾ですが大きく見えます。
前翅外縁から後翅翅頂に並ぶ楕円紋が同定ポイントです。

④ハミスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
中横線や外横線がはっきり分からず同定に苦労しました。
黄矢印の所で中横線と外横線が接近して太くなっています。
緑矢印の所に焦茶紋があって,外側が白っぽくなっています。
焦茶色の細かい筋が沢山ある蛾です。

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8月に見られた蛾⑩ 撮影日:2016/08/10,~08/12 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月10日~8月12日に飛来した蛾です。

①カエデシャチホコ(シャチホコガ科)
腹端が外縁から出ていればシャチホコガ科と分かるのですがあいにく出ていません。
ですから,ヤガ科やシャチホコガ科を探さなければなりません。
でも,種が少ないシャチホコガ科から探した方が速く見つかります。
成虫は何も食べません。

②モントガリバ(カギバガ科トガリバガ亜科)
桃色の紋が沢山あって目を引きます。
翅頂が鉤のように曲がっていればカギバガ科と分かるのですが・・・。
また,翅頂が鋭角に尖っていればトガリバガ亜科と予想がつくのですが・・・。
ヤガ科を何回も探して見つからず苦労したのを思い出します。

③オオキノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
黄色い地で褐色の紋があり,触角を背負っていれば,ツトガ科ノメイガ亜科です。
開張が42~45㎜の中くらいの蛾ですが大きく見えます。
前翅外縁から後翅翅頂に並ぶ楕円紋が同定ポイントです。

④ハミスジエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
中横線や外横線がはっきり分からず同定に苦労しました。
黄矢印の所で中横線と外横線が接近して太くなっています。
緑矢印の所に焦茶紋があって,外側が白っぽくなっています。
焦茶色の細かい筋が沢山ある蛾です。

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tag : 8月に見られた蛾⑩
8月に見られた蛾⑨
2017年2月18日(土)
8月に見られた蛾⑨ 撮影日:2016/08/09,08/10 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月9日と8月10日に飛来した蛾です。

①ウスオビトガリメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
背にしている触角が途中から翅の下になっていますが,メイガ科・ツトガ科の仲間であると分かります。
足を伸ばして上体を起こし腹端を反らせています。
内横線がはっきりしていて翅が赤味を帯びているからメイガ科です。

②カギシロスジアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
内横線や外横線が前翅前縁近くで急に頭の方へ曲がっています。
その曲がっている様子が鉤状なのでカギシロスジアオシャクと名付けられたのでしょう。
開張29~45㎜の中くらいの蛾です。

③ハラキカバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
腹部が赤味を帯びているのでハラアカウスアオナミシャクと思いました。
でも,内横線や外横線がそれ程はっきりしていません。
亜外縁線が鋸歯状でないのでハラキカバナミシャクと判断しました。

④イノウエノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っていて,黄色の地に褐色の紋様とくればツトガ科ノメイガ亜科と相場が決まっています。
前翅長6㎜程度の小さな蛾です。
ノメイガ亜科ではサツマキノメイガと並んで最小クラスの蛾です。

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8月に見られた蛾⑨ 撮影日:2016/08/09,08/10 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月9日と8月10日に飛来した蛾です。

①ウスオビトガリメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
背にしている触角が途中から翅の下になっていますが,メイガ科・ツトガ科の仲間であると分かります。
足を伸ばして上体を起こし腹端を反らせています。
内横線がはっきりしていて翅が赤味を帯びているからメイガ科です。

②カギシロスジアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
内横線や外横線が前翅前縁近くで急に頭の方へ曲がっています。
その曲がっている様子が鉤状なのでカギシロスジアオシャクと名付けられたのでしょう。
開張29~45㎜の中くらいの蛾です。

③ハラキカバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
腹部が赤味を帯びているのでハラアカウスアオナミシャクと思いました。
でも,内横線や外横線がそれ程はっきりしていません。
亜外縁線が鋸歯状でないのでハラキカバナミシャクと判断しました。

④イノウエノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
触角を背負っていて,黄色の地に褐色の紋様とくればツトガ科ノメイガ亜科と相場が決まっています。
前翅長6㎜程度の小さな蛾です。
ノメイガ亜科ではサツマキノメイガと並んで最小クラスの蛾です。

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tag : 8月に見られた蛾⑨
8月に見られた蛾⑧
2017年2月17日(金)
8月に見られた蛾⑧ 撮影日:2016/08/09 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月9日に飛来した蛾です。

①ヨツモンマエジロアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
前翅前縁が白くなっています。
前翅後角と後翅翅頂に白紋が合計4つあるのでヨツモンマエジロアオシャクと名付けられたのでしょう。
勿来の関には道路に沿って食餌植物のヌスビトハギが沢山分布しているので,ヨツモンマエジロアオシャクは普通に見られます。

②スジベニコケガ雌(ヒトリガ科コケガ亜科)
雌雄で翅色が違います。
紅色の筋が目立つのは雄で,雌はその筋が薄い紅色になっています。
だから,全体に薄橙色に見えます。
その上,内横線も外横線もつながっています。

③ナミテンアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が前方に突き出ていて目立っているのでアツバの仲間と分かります。
この写真の蛾は外横線が焦茶色で二重になっているので雌です。
雄の外横線は淡色で二重ではありません。
外横線と頭部の間に小白紋があります。

④ナカトビフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
触角を背負っていますので,メイガ科・ツトガ科と分かります。
フトメイガ亜科は個体差が大きく同定が困難です。
次のような特徴から同定しました。
①前翅後縁中程が茶色を帯びています。
②縁毛が二層になっていて黒い斑模様があります。

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8月に見られた蛾⑧ 撮影日:2016/08/09 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月9日に飛来した蛾です。

①ヨツモンマエジロアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
前翅前縁が白くなっています。
前翅後角と後翅翅頂に白紋が合計4つあるのでヨツモンマエジロアオシャクと名付けられたのでしょう。
勿来の関には道路に沿って食餌植物のヌスビトハギが沢山分布しているので,ヨツモンマエジロアオシャクは普通に見られます。

②スジベニコケガ雌(ヒトリガ科コケガ亜科)
雌雄で翅色が違います。
紅色の筋が目立つのは雄で,雌はその筋が薄い紅色になっています。
だから,全体に薄橙色に見えます。
その上,内横線も外横線もつながっています。

③ナミテンアツバ(ヤガ科アツバ亜科)
下唇鬚(かしんひげ)が前方に突き出ていて目立っているのでアツバの仲間と分かります。
この写真の蛾は外横線が焦茶色で二重になっているので雌です。
雄の外横線は淡色で二重ではありません。
外横線と頭部の間に小白紋があります。

④ナカトビフトメイガ(メイガ科フトメイガ亜科)
触角を背負っていますので,メイガ科・ツトガ科と分かります。
フトメイガ亜科は個体差が大きく同定が困難です。
次のような特徴から同定しました。
①前翅後縁中程が茶色を帯びています。
②縁毛が二層になっていて黒い斑模様があります。

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tag : 8月に見られた蛾⑧
8月に見られた蛾⑦
2017年2月16日(木)
8月に見られた蛾⑦ 撮影日:2016/08/05~08/07 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月5日~8月7日に飛来した蛾です。

①ヒトツメオオシロヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
シャクガ科と分かりましたが,その後ナミシャク亜科・エダシャク亜科を探してもなかなか見つかりません。
最後に,ヒメシャク亜科を調べたらやっと見つかりました。
こんなに大きなヒメシャク亜科の蛾がいるなんて驚きです。
前翅中央の大きな円紋を目にたとえてヒトツメオオシロヒメシャクと名付けたのでしょう。

②ニワトコドクガ(ドクガ科)
ドクガ科でもアカヒゲドクガの様に毛深い前足は出ていません。
薄黄色の地にいびつな楕円紋が合計4つあります。
翅頂から前翅前縁にかけて三角紋が見られます。

③シロスジキノコヨトウ(ヤガ科キノコヨトウ亜科)
黒ずんだ地に真っ白な筋があるので目に止まる蛾です。
横方向から見ると胸部背に鶏冠のようなものがあります。
幼虫は地衣類を食べます。

④アカヒゲドクガ(ドクガ科)
灰色の地に褐色の細かい点が散在している蛾です。
毛深い前足を前方に伸ばして止まっているのでドクガ科と分かります。
黄矢印の場所に羽を広げたチョウの様な紋があります。

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8月に見られた蛾⑦ 撮影日:2016/08/05~08/07 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月5日~8月7日に飛来した蛾です。

①ヒトツメオオシロヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)
シャクガ科と分かりましたが,その後ナミシャク亜科・エダシャク亜科を探してもなかなか見つかりません。
最後に,ヒメシャク亜科を調べたらやっと見つかりました。
こんなに大きなヒメシャク亜科の蛾がいるなんて驚きです。
前翅中央の大きな円紋を目にたとえてヒトツメオオシロヒメシャクと名付けたのでしょう。

②ニワトコドクガ(ドクガ科)
ドクガ科でもアカヒゲドクガの様に毛深い前足は出ていません。
薄黄色の地にいびつな楕円紋が合計4つあります。
翅頂から前翅前縁にかけて三角紋が見られます。

③シロスジキノコヨトウ(ヤガ科キノコヨトウ亜科)
黒ずんだ地に真っ白な筋があるので目に止まる蛾です。
横方向から見ると胸部背に鶏冠のようなものがあります。
幼虫は地衣類を食べます。

④アカヒゲドクガ(ドクガ科)
灰色の地に褐色の細かい点が散在している蛾です。
毛深い前足を前方に伸ばして止まっているのでドクガ科と分かります。
黄矢印の場所に羽を広げたチョウの様な紋があります。

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tag : 8月に見られた蛾⑦
ミツボシツマキリアツバ
2017年2月15日(水)
ミツボシツマキリアツバ 撮影日:2016/08/03 場所:勿来の関
ヤガ科ツマキリアツバ亜科のミツボシツマキリアツバを紹介します。
以前に見たことがあるような蛾が止まっています。

シロモンツマキリアツバやシロツマキリアツバに似ているミツボシツマキリアツバ。
後翅中央付近には大きな白紋が3つあります。
小さな白紋も入れると5つくらいあります。
下唇鬚(かしんひげ)が目立つのでアツバの仲間と分かります。
シタバガ亜科からツマキリアツバに移動しました。
勿来の関周辺では,ハルニレを見ていないので同じニレ科のケヤキの葉を食べていると思われます。

白紋が大きくはっきりしているミツボシツマキリアツバ。
シロツマキリアツバやシロモンツマキリアツバに似ています。
でも,次の様な違いがあるので区別がつきます。
①赤矢印で示した外横線の外側に黄緑矢印で示した焦茶紋(大小の山が並んだ紋)があります。
②後翅外縁中央(黄緑矢印の元の近く)が大きく凹んでいます。
③白紋と焦茶紋と後翅外縁の凹みは真っ直ぐに並んでいます。
④外横線の外側の色は前翅も後翅も似ていて薄褐色です。

黄緑矢印で示した焦茶色紋が目立つミツボシツマキリアツバ。
外横線(赤矢印)の外側は前翅も後翅も似たような色をしています。
科名 ヤガ科ツマキリアツバ亜科(シタバガ亜科から移動しました。)
和名 ミツボシツマキリアツバ
大きさ 開張 26~28㎜
分布 北海道,本州,四国,九州
出現月 6~7月
食餌動植物 幼虫はハルニレの葉を食べます。成虫は果実です。
特徴 後翅には3つの白紋があります。
ポイントは 凹む外縁 焦茶紋

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ミツボシツマキリアツバ 撮影日:2016/08/03 場所:勿来の関
ヤガ科ツマキリアツバ亜科のミツボシツマキリアツバを紹介します。
以前に見たことがあるような蛾が止まっています。

シロモンツマキリアツバやシロツマキリアツバに似ているミツボシツマキリアツバ。
後翅中央付近には大きな白紋が3つあります。
小さな白紋も入れると5つくらいあります。
下唇鬚(かしんひげ)が目立つのでアツバの仲間と分かります。
シタバガ亜科からツマキリアツバに移動しました。
勿来の関周辺では,ハルニレを見ていないので同じニレ科のケヤキの葉を食べていると思われます。

白紋が大きくはっきりしているミツボシツマキリアツバ。
シロツマキリアツバやシロモンツマキリアツバに似ています。
でも,次の様な違いがあるので区別がつきます。
①赤矢印で示した外横線の外側に黄緑矢印で示した焦茶紋(大小の山が並んだ紋)があります。
②後翅外縁中央(黄緑矢印の元の近く)が大きく凹んでいます。
③白紋と焦茶紋と後翅外縁の凹みは真っ直ぐに並んでいます。
④外横線の外側の色は前翅も後翅も似ていて薄褐色です。

黄緑矢印で示した焦茶色紋が目立つミツボシツマキリアツバ。
外横線(赤矢印)の外側は前翅も後翅も似たような色をしています。
科名 ヤガ科ツマキリアツバ亜科(シタバガ亜科から移動しました。)
和名 ミツボシツマキリアツバ
大きさ 開張 26~28㎜
分布 北海道,本州,四国,九州
出現月 6~7月
食餌動植物 幼虫はハルニレの葉を食べます。成虫は果実です。
特徴 後翅には3つの白紋があります。
ポイントは 凹む外縁 焦茶紋

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tag : ミツボシツマキリアツバ
8月に見られた蛾⑥
2017年2月14日(火)
8月に見られた蛾⑥ 撮影日:2016/08/03 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月3日に飛来した蛾です。

①ツマグロシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
この蛾はマエモンシマメイガに似ています。
しかし,ツマグロシマメイガは写真の様に前方へ下唇鬚(かしんひげ)が飛び出しています。
マエモンシマメイガは,翅を開いて止まることがあります。
でも,ツマグロシマメイガは翅を閉じたままで止まることが多いです。

②ウスイロギンモンシャチホコ(シャチホコガ科)
3つの大きな白紋が目立つ蛾です。
外縁から腹端がかなり飛び出ている蛾です。
この腹端が二股に分かれているのをよく見ます。
翅色は薄褐色のものと茶色を帯びているものがいます。

③シロモンシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
トビイロフタスジシマメイガと似ています。
けれども,シロモンシマメイガの縁毛は前翅も後翅も小豆色なので同定は簡単です。
足を突っ立てて体を起こし腹端を上げて止まる習性があります。

④スズキシャチホコ(シャチホコガ科)
後縁沿いに体が盛り上がっているように見えます。
それは,腹部が発達していて太いからです。
幼虫の時期に食べた養分をこの腹部に蓄えているのです。
シャチホコガ科の仲間は近付いても逃げようとはしません。

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8月に見られた蛾⑥ 撮影日:2016/08/03 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月3日に飛来した蛾です。

①ツマグロシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
この蛾はマエモンシマメイガに似ています。
しかし,ツマグロシマメイガは写真の様に前方へ下唇鬚(かしんひげ)が飛び出しています。
マエモンシマメイガは,翅を開いて止まることがあります。
でも,ツマグロシマメイガは翅を閉じたままで止まることが多いです。

②ウスイロギンモンシャチホコ(シャチホコガ科)
3つの大きな白紋が目立つ蛾です。
外縁から腹端がかなり飛び出ている蛾です。
この腹端が二股に分かれているのをよく見ます。
翅色は薄褐色のものと茶色を帯びているものがいます。

③シロモンシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科)
トビイロフタスジシマメイガと似ています。
けれども,シロモンシマメイガの縁毛は前翅も後翅も小豆色なので同定は簡単です。
足を突っ立てて体を起こし腹端を上げて止まる習性があります。

④スズキシャチホコ(シャチホコガ科)
後縁沿いに体が盛り上がっているように見えます。
それは,腹部が発達していて太いからです。
幼虫の時期に食べた養分をこの腹部に蓄えているのです。
シャチホコガ科の仲間は近付いても逃げようとはしません。

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tag : 8月に見られた蛾⑥
8月に見られた蛾⑤
2017年2月12日(日)
8月に見られた蛾⑤ 撮影日:2016/08/02,08/03 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月2日~8月3日に飛来した蛾です。

①クロオビシロフタオ(ツバメガ科)
前翅長が10㎜以下の小さい蛾です。
後翅の一部分が外縁から少しはみ出ているのをツバメの尾に見立ててツバメガ科にしたのでしょう。
この蛾の後翅は後縁近くが畳まれていますが,開くと桃矢印の所が目になりお面のようです。

②アトキスジクルマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
筋模様が綺麗な蛾です。
頭部から外縁方向へ走る縦筋だけでなく外縁に沿った横筋もあります。
前縁には薄褐色の太い筋があります。

③チャハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
チャハマキは雄と雌では格好が違う蛾です。
雄か雌かは,外見を見ただけで分かります。
赤矢印のような前縁褶があるのは雄です。

④コトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
トビモンシャチホコに似ています。
しかし,トビモンシャチホコは標高の高い山地に分布しているので勿来の関周辺には居ないと思われます。
内横線は二重になっています。
外横線には,白い縁取りがあります。
外縁から太い腹端が覗いていてシャチホコガ科の仲間と分かります。
成虫は恐らくこの腹部に養分を溜めているので,何も食べなくても平気なのでしょう。

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8月に見られた蛾⑤ 撮影日:2016/08/02,08/03 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月2日~8月3日に飛来した蛾です。

①クロオビシロフタオ(ツバメガ科)
前翅長が10㎜以下の小さい蛾です。
後翅の一部分が外縁から少しはみ出ているのをツバメの尾に見立ててツバメガ科にしたのでしょう。
この蛾の後翅は後縁近くが畳まれていますが,開くと桃矢印の所が目になりお面のようです。

②アトキスジクルマコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
筋模様が綺麗な蛾です。
頭部から外縁方向へ走る縦筋だけでなく外縁に沿った横筋もあります。
前縁には薄褐色の太い筋があります。

③チャハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
チャハマキは雄と雌では格好が違う蛾です。
雄か雌かは,外見を見ただけで分かります。
赤矢印のような前縁褶があるのは雄です。

④コトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
トビモンシャチホコに似ています。
しかし,トビモンシャチホコは標高の高い山地に分布しているので勿来の関周辺には居ないと思われます。
内横線は二重になっています。
外横線には,白い縁取りがあります。
外縁から太い腹端が覗いていてシャチホコガ科の仲間と分かります。
成虫は恐らくこの腹部に養分を溜めているので,何も食べなくても平気なのでしょう。

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tag : 8月に見られた蛾⑤
8月に見られた蛾④
2017年2月12日(日)
8月に見られた蛾④ 撮影日:2016/08/02 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月2日に飛来した蛾です。

①テンスジヒメナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
チビヒメナミシャクと似ています。
両者の大きな違いは茶色の帯がテンスジヒメナミシャクにはあることです。
それは,前翅に2つあります。
1つ目は,桃矢印の横線より内側にあります。
2つ目は,桃矢印と緑矢印の横線の間にあります。

②ウンモンスズメ(スズメガ科)
翅の色が緑色のタイプと褐色のタイプがあります。
羽化後間もないものは,瑞々しい緑色で綺麗です。
頭部から胸部にかけて緑色が濃くなっています。

③マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
オオマエキトビエダシャクに似ています。
オオマエキトビエダシャクは青矢印で示した所が尖ります。
しかし,マエキトビエダシャクは平行四辺形が乗っかった感じです。

④コヨツメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
前翅長10mm程度の小さい蛾です。
この個体は縁毛が綺麗に生え揃っていて緑色が濃いので羽化間もないものと思われます。
時間が経つにつれ緑色が薄れていきます。

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8月に見られた蛾④ 撮影日:2016/08/02 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月2日に飛来した蛾です。

①テンスジヒメナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
チビヒメナミシャクと似ています。
両者の大きな違いは茶色の帯がテンスジヒメナミシャクにはあることです。
それは,前翅に2つあります。
1つ目は,桃矢印の横線より内側にあります。
2つ目は,桃矢印と緑矢印の横線の間にあります。

②ウンモンスズメ(スズメガ科)
翅の色が緑色のタイプと褐色のタイプがあります。
羽化後間もないものは,瑞々しい緑色で綺麗です。
頭部から胸部にかけて緑色が濃くなっています。

③マエキトビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
オオマエキトビエダシャクに似ています。
オオマエキトビエダシャクは青矢印で示した所が尖ります。
しかし,マエキトビエダシャクは平行四辺形が乗っかった感じです。

④コヨツメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
前翅長10mm程度の小さい蛾です。
この個体は縁毛が綺麗に生え揃っていて緑色が濃いので羽化間もないものと思われます。
時間が経つにつれ緑色が薄れていきます。

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tag : 8月に見られた蛾④
シタクモエダシャク
2017年2月11日(土)
シタクモエダシャク 撮影日:2016/08/02,06/14,2014/08/12,06/09 場所:勿来の関
メイガ科マダラメイガ亜科のウスアカマダラメイガを紹介します。
地味な蛾が壁に止まっています。
(個体差が大きく翅の色は薄褐色から茶色・焦茶色まであります。)

後翅の内側が濃くなっているシタクモエダシャク。
触角が櫛歯状なので雄だと分かります。
後翅が見えるように前翅を開き,壁に貼り付くように止まっています。
翅に厚みが感じられればヤガ科の可能性がありますが,薄い感じなのでエダシャク亜科を探して見つけました。

個体差が大きく全体が薄褐色のシタクモエダシャク。
この個体も触角が櫛歯状なので雄です。
次のような特徴からシタクモエダシャクと同定しました。
①外横線(青矢印)が点列になっています。
個体差があってこの点列がはっきりしないものも居ます。
②緑矢印の所が焦茶色になっています。
③前翅後角付近も焦茶色になっています。

触角が糸状なので雌のシタクモエダシャク。
④前翅前縁には黒紋が4つ並んでいます。
⑤桃矢印で示した所に太い焦茶色線があります。
⑥桃矢印から外縁まで焦茶色の筋模様があるので黒ずんで見えます。

この個体も触角が糸状なので雌のシタクモエダシャク。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 シタクモエダシャク
大きさ 開張 23~29㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 4~6,8~9月
食餌動植物 幼虫はクロヅル,コマユミ,ツルウメモドキの葉を食べます。成虫は花の蜜です。
特徴 雄の触角は櫛歯状,雌は糸状です。
ポイントは 外横線が 点列に

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シタクモエダシャク 撮影日:2016/08/02,06/14,2014/08/12,06/09 場所:勿来の関
メイガ科マダラメイガ亜科のウスアカマダラメイガを紹介します。
地味な蛾が壁に止まっています。
(個体差が大きく翅の色は薄褐色から茶色・焦茶色まであります。)

後翅の内側が濃くなっているシタクモエダシャク。
触角が櫛歯状なので雄だと分かります。
後翅が見えるように前翅を開き,壁に貼り付くように止まっています。
翅に厚みが感じられればヤガ科の可能性がありますが,薄い感じなのでエダシャク亜科を探して見つけました。

個体差が大きく全体が薄褐色のシタクモエダシャク。
この個体も触角が櫛歯状なので雄です。
次のような特徴からシタクモエダシャクと同定しました。
①外横線(青矢印)が点列になっています。
個体差があってこの点列がはっきりしないものも居ます。
②緑矢印の所が焦茶色になっています。
③前翅後角付近も焦茶色になっています。

触角が糸状なので雌のシタクモエダシャク。
④前翅前縁には黒紋が4つ並んでいます。
⑤桃矢印で示した所に太い焦茶色線があります。
⑥桃矢印から外縁まで焦茶色の筋模様があるので黒ずんで見えます。

この個体も触角が糸状なので雌のシタクモエダシャク。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 シタクモエダシャク
大きさ 開張 23~29㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 4~6,8~9月
食餌動植物 幼虫はクロヅル,コマユミ,ツルウメモドキの葉を食べます。成虫は花の蜜です。
特徴 雄の触角は櫛歯状,雌は糸状です。
ポイントは 外横線が 点列に

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tag : シタクモエダシャク
8月に見られた蛾③
2017年2月10日(金)
8月に見られた蛾③ 撮影日:2016/08/02 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月2日に飛来した蛾です。

①ナカキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
地の色が黄色から薄褐色と個体差がある蛾です。
横に走る線も褐色から焦茶色まであります。
外縁に沿った所で後角付近の筋模様が濃くなっています。
この写真の様に腹端を上げて止まることもあります。

文②アミメオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
開張60~65㎜の大きな蛾です。
こんなに大きくても未だ幼虫が何を食べるか分かっていません。

③クロスジアオナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
開張11~17㎜の緑を帯びた小さい蛾です。
前翅前縁に2つの黒紋があります。
一番外側の黒紋から出ている横線が波を打っているのでナミシャク亜科と分かります。
この横線から内横線まで全部波を打っています。
頭を下にして止まることが多いです。
幼虫は葉でなくイタドリの花,ムラサキシキブの花を食べます。

④ツマグロシロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
実物はこの写真より綺麗な蛾です。
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科の蛾だと分かります。
地色が白で翅頂付近が黒ずんでいるのでツマグロシロノメイガと名付けられたのでしょう。

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8月に見られた蛾③ 撮影日:2016/08/02 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月2日に飛来した蛾です。

①ナカキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
地の色が黄色から薄褐色と個体差がある蛾です。
横に走る線も褐色から焦茶色まであります。
外縁に沿った所で後角付近の筋模様が濃くなっています。
この写真の様に腹端を上げて止まることもあります。

文②アミメオオエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
開張60~65㎜の大きな蛾です。
こんなに大きくても未だ幼虫が何を食べるか分かっていません。

③クロスジアオナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
開張11~17㎜の緑を帯びた小さい蛾です。
前翅前縁に2つの黒紋があります。
一番外側の黒紋から出ている横線が波を打っているのでナミシャク亜科と分かります。
この横線から内横線まで全部波を打っています。
頭を下にして止まることが多いです。
幼虫は葉でなくイタドリの花,ムラサキシキブの花を食べます。

④ツマグロシロノメイガ(ツトガ科ノメイガ亜科)
実物はこの写真より綺麗な蛾です。
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科の蛾だと分かります。
地色が白で翅頂付近が黒ずんでいるのでツマグロシロノメイガと名付けられたのでしょう。

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tag : 8月に見られた蛾③
8月に見られた蛾②
2017年2月9日(木)
8月に見られた蛾② 撮影日:2016/08/01~08/02 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月1日~8月2日に飛来した蛾です。

①ミノオマイマイ(ドクガ科)
地の色が真っ白なノンネマイマイに似ています。
しかし,地の色が灰色を帯びています。
勿来の関周辺は,標高が50m未満の所です。
「ノンネマイマイは山地生で比較的涼しいところに生息する。」
というのでミノオマイマイと同定しました。
ミノオマイマイの成虫は何も食べません。
「ミノオ」とは大阪府箕面で発見されたので名付けられました。

②ナカグロモクメシャチホコ(シャチホコガ科)
2016年に初めて見つけた蛾です。
それは,勿来の関周辺には食餌植物のヤナギが少ないからでしょう。
純白な地に,橙の縁取りがある黒紋が映えて奇麗に見えました。
ホシナカグロモクメシャチホコと似ていて迷いました。
しかし,翅頂に近い黒紋から出る横線が不明瞭なのでナカグロモクメシャチホコとしました。

③ウスアオキノコヨトウ(ヤガ科キノコヨトウ亜科)
真上から見ると気が付きませんが,横の方から見ると,胸部に鶏冠のようなものがあることに気が付きます。
開張が21~23㎜の小さな蛾ですが,この鶏冠のようなものがあるので好きな蛾の一つです。幼虫は地衣類を食べます。

④ツマジロシャチホコ(シャチホコガ科)
翅頂付近が薄褐色で白っぽく見えることからツマジロシャチホコと名付けられたのでしょう。
僅かですが,外縁から腹端が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。
横から見ると胸部背に鶏冠状のものと腹部背に毛束があることに気が付きます。

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8月に見られた蛾② 撮影日:2016/08/01~08/02 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月1日~8月2日に飛来した蛾です。

①ミノオマイマイ(ドクガ科)
地の色が真っ白なノンネマイマイに似ています。
しかし,地の色が灰色を帯びています。
勿来の関周辺は,標高が50m未満の所です。
「ノンネマイマイは山地生で比較的涼しいところに生息する。」
というのでミノオマイマイと同定しました。
ミノオマイマイの成虫は何も食べません。
「ミノオ」とは大阪府箕面で発見されたので名付けられました。

②ナカグロモクメシャチホコ(シャチホコガ科)
2016年に初めて見つけた蛾です。
それは,勿来の関周辺には食餌植物のヤナギが少ないからでしょう。
純白な地に,橙の縁取りがある黒紋が映えて奇麗に見えました。
ホシナカグロモクメシャチホコと似ていて迷いました。
しかし,翅頂に近い黒紋から出る横線が不明瞭なのでナカグロモクメシャチホコとしました。

③ウスアオキノコヨトウ(ヤガ科キノコヨトウ亜科)
真上から見ると気が付きませんが,横の方から見ると,胸部に鶏冠のようなものがあることに気が付きます。
開張が21~23㎜の小さな蛾ですが,この鶏冠のようなものがあるので好きな蛾の一つです。幼虫は地衣類を食べます。

④ツマジロシャチホコ(シャチホコガ科)
翅頂付近が薄褐色で白っぽく見えることからツマジロシャチホコと名付けられたのでしょう。
僅かですが,外縁から腹端が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。
横から見ると胸部背に鶏冠状のものと腹部背に毛束があることに気が付きます。

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tag : 8月に見られた蛾②
ウスアカマダラメイガ
2017年2月8日(水)
ウスアカマダラメイガ 撮影日:2016/08/14 場所:勿来の関
メイガ科マダラメイガ亜科のウスアカマダラメイガを紹介します。
見掛けない蛾が柱に止まっています。

はじめ足をつんと立てて止まったときの姿はホソガ科の様だったウスアカマダラメイガ。
小さいうえに遠くて写真が撮れません。
逃げられても駄目元なので棒で下に落としました。
すると,途中の壁に止まりました。
1枚だけ撮ると下に下りてしまいました。

でも,細長くて斑模様があるのでマダラメイガ亜科と分かったウスアカマダラメイガ。
細長くて斑模様があるので直ぐメイガ科マダラメイガ亜科を探しました。
マダラメイガ亜科は似たような種が居て,しかも写すときの条件でイメージが変わり別な種と間違えてしまいそうになるからです。
でも次のような特徴から,ウスアカマダラメイガと同定しました。
①赤矢印の所に黒い筋があります。
②黒い筋の外には赤い斑模様があります。
③黒い筋の内には白い縁取りがあります。
④青矢印で示した所に小黒点が斜めに2つ並んでいます。
⑤首が赤いです。

似た種類が居ましたが,矢印で示した特徴があるのでウスアカマダラメイガと同定しました。
科名 メイガ科マダラメイガ亜科
和名 ウスアカマダラメイガ
大きさ 開張 8~11㎜
分布 北海道,本州,対馬
出現月 5,7~8月
食餌動植物 幼虫はミズナラの葉を食べます。
特徴
ポイントは 赤い斑の 模様あり
ウスアカマダラメイガ メイガ科マダラメイガ亜科開張(mm)】 前翅長8-11分布】 北海道,本州,対馬 食餌植物】ミズナラ

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ウスアカマダラメイガ 撮影日:2016/08/14 場所:勿来の関
メイガ科マダラメイガ亜科のウスアカマダラメイガを紹介します。
見掛けない蛾が柱に止まっています。

はじめ足をつんと立てて止まったときの姿はホソガ科の様だったウスアカマダラメイガ。
小さいうえに遠くて写真が撮れません。
逃げられても駄目元なので棒で下に落としました。
すると,途中の壁に止まりました。
1枚だけ撮ると下に下りてしまいました。

でも,細長くて斑模様があるのでマダラメイガ亜科と分かったウスアカマダラメイガ。
細長くて斑模様があるので直ぐメイガ科マダラメイガ亜科を探しました。
マダラメイガ亜科は似たような種が居て,しかも写すときの条件でイメージが変わり別な種と間違えてしまいそうになるからです。
でも次のような特徴から,ウスアカマダラメイガと同定しました。
①赤矢印の所に黒い筋があります。
②黒い筋の外には赤い斑模様があります。
③黒い筋の内には白い縁取りがあります。
④青矢印で示した所に小黒点が斜めに2つ並んでいます。
⑤首が赤いです。

似た種類が居ましたが,矢印で示した特徴があるのでウスアカマダラメイガと同定しました。
科名 メイガ科マダラメイガ亜科
和名 ウスアカマダラメイガ
大きさ 開張 8~11㎜
分布 北海道,本州,対馬
出現月 5,7~8月
食餌動植物 幼虫はミズナラの葉を食べます。
特徴
ポイントは 赤い斑の 模様あり
ウスアカマダラメイガ メイガ科マダラメイガ亜科開張(mm)】 前翅長8-11分布】 北海道,本州,対馬 食餌植物】ミズナラ

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tag : ウスアカマダラメイガ
フタホシシロエダシャク
2017年2月7日(火)
フタホシシロエダシャク 撮影日:2014/04/26,2011/04/25 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のフタホシシロエダシャクを紹介します。
壁には白い翅を広げて蛾が止まっています。

一見真っ白に見えますが,薄褐色の小黒点が散在しているフタホシシロエダシャク。
白く見える翅には細かい薄褐色の点が散在しています。
その散在している点は後翅より前翅の方が濃く見えます。

左右の黒紋をつなぐように内横線と外横線が走っているフタホシシロエダシャク。
ぱっと見て目立つのは,前翅前縁にある2対の黒紋です。
左右の黒紋をつなぐようにぎざぎざした薄褐色の内横線と外横線があります。
後翅には外横線はありますが内横線は見えません。
前翅内横線と外横線の間に小黒点(前縁寄りに)があります。

内横線と外横線の間に小黒点(前縁寄りに)があるフタホシシロエダシャク。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 フタホシシロエダシャク
大きさ 開張 23~24㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 4~7月
食餌動植物 幼虫はソメイヨシノ,カスミザクラ,マメザクラ,ウワミズザクラ,ナナカマド,モモの葉を食べます。
特徴 黒紋が2対あり,左右の紋をつなぐように薄褐色の横線が走っています。
ポイントは 黒紋つなぐ 細い線

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フタホシシロエダシャク 撮影日:2014/04/26,2011/04/25 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のフタホシシロエダシャクを紹介します。
壁には白い翅を広げて蛾が止まっています。

一見真っ白に見えますが,薄褐色の小黒点が散在しているフタホシシロエダシャク。
白く見える翅には細かい薄褐色の点が散在しています。
その散在している点は後翅より前翅の方が濃く見えます。

左右の黒紋をつなぐように内横線と外横線が走っているフタホシシロエダシャク。
ぱっと見て目立つのは,前翅前縁にある2対の黒紋です。
左右の黒紋をつなぐようにぎざぎざした薄褐色の内横線と外横線があります。
後翅には外横線はありますが内横線は見えません。
前翅内横線と外横線の間に小黒点(前縁寄りに)があります。

内横線と外横線の間に小黒点(前縁寄りに)があるフタホシシロエダシャク。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 フタホシシロエダシャク
大きさ 開張 23~24㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現月 4~7月
食餌動植物 幼虫はソメイヨシノ,カスミザクラ,マメザクラ,ウワミズザクラ,ナナカマド,モモの葉を食べます。
特徴 黒紋が2対あり,左右の紋をつなぐように薄褐色の横線が走っています。
ポイントは 黒紋つなぐ 細い線

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tag : フタホシシロエダシャク
フタスジオエダシャク
2017年2月6日(月)
フタスジオエダシャク 撮影日:2016/08/06,2013/08/24,05/12 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のフタスジオエダシャクを紹介します。
壁には褐色の地に焦茶色の二筋が目立つ蛾が止まっています。

後翅外縁中央(青矢印)がわずかに凹んでいるフタスジオエダシャク。
赤矢印で示した所に小黒点があります。前翅内横線が不明瞭です。
フタスジオエダシャクには次のような特徴が見られます。
①外横線は太く明瞭です。
②内横線は細く前縁近くで急に頭の方へ曲がります。
2枚目と3枚目の写真を見るとはっきり出ています。
③赤矢印で示した所に小黒点があります。
④後翅外縁の中央付近(青矢印)が僅かに凹みます。
⑤胸部背に2つの白い紋があります。
この紋は,はっきり現れるものとそうでないものが居ます。
⑥触角は白いです。

窓ガラスに止まると逆光になってしまうので上手く写るように工夫したフタスジオエダシャク。
食餌植物がアオハダ,ミヤマウメモドキ,タンナサワフクギという数少ない植物なのであまり見掛けない蛾です。

内横線や外横線の白い縁取りがはっきりしているフタスジオエダシャク。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 フタスジオエダシャク
大きさ 開張 24~28㎜
分布 本州,四国,九州,対馬
出現月 5~6,8~9月
食餌動植物 幼虫はアオハダ,ミヤマウメモドキ,タンナサワフクギの葉を食べます。
特徴
ポイントは 褐色の地に 2本筋

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フタスジオエダシャク 撮影日:2016/08/06,2013/08/24,05/12 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のフタスジオエダシャクを紹介します。
壁には褐色の地に焦茶色の二筋が目立つ蛾が止まっています。

後翅外縁中央(青矢印)がわずかに凹んでいるフタスジオエダシャク。
赤矢印で示した所に小黒点があります。前翅内横線が不明瞭です。
フタスジオエダシャクには次のような特徴が見られます。
①外横線は太く明瞭です。
②内横線は細く前縁近くで急に頭の方へ曲がります。
2枚目と3枚目の写真を見るとはっきり出ています。
③赤矢印で示した所に小黒点があります。
④後翅外縁の中央付近(青矢印)が僅かに凹みます。
⑤胸部背に2つの白い紋があります。
この紋は,はっきり現れるものとそうでないものが居ます。
⑥触角は白いです。

窓ガラスに止まると逆光になってしまうので上手く写るように工夫したフタスジオエダシャク。
食餌植物がアオハダ,ミヤマウメモドキ,タンナサワフクギという数少ない植物なのであまり見掛けない蛾です。

内横線や外横線の白い縁取りがはっきりしているフタスジオエダシャク。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 フタスジオエダシャク
大きさ 開張 24~28㎜
分布 本州,四国,九州,対馬
出現月 5~6,8~9月
食餌動植物 幼虫はアオハダ,ミヤマウメモドキ,タンナサワフクギの葉を食べます。
特徴
ポイントは 褐色の地に 2本筋

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tag : フタスジオエダシャク
キムジノメイガ
2017年2月5日(日)
キムジノメイガ 撮影日:2016/08/02,2013/07/06,2012/08/20 場所:勿来の関
ツトガ科ノメイガ亜科のキムジノメイガを紹介します。
壁には黄色一色で無地の蛾が止まっています。

翅色が黄系統で触角を背負っていればツトガ科ノメイガ亜科まで分かるキムジノメイガ。
黄色といっても鮮やかな黄色から橙色まであります。
黄色系統で触角を背負っていますのでツトガ科の蛾と分かります。

足は白いキムジノメイガ。
そのほか次のような特徴があります。
触角の先の方を「ハ」の字に広げて止まる傾向があります。
前方に突き出ている下唇鬚(かしんひげ)は目の直径より大きいです。
足は白いです。

下唇鬚(かしんひげ)の長さは目の直径より長いキムジノメイガ。
科名 ツトガ科ノメイガ亜科
和名 キムジノメイガ
大きさ 開張 28~35㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 5~6月
食餌動植物 幼虫はチシマザサの葉を食べます。
特徴 秋にも出現するようです。葉の裏に素早く隠れます。
ポイントは 黄色一色 飾り無し

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キムジノメイガ 撮影日:2016/08/02,2013/07/06,2012/08/20 場所:勿来の関
ツトガ科ノメイガ亜科のキムジノメイガを紹介します。
壁には黄色一色で無地の蛾が止まっています。

翅色が黄系統で触角を背負っていればツトガ科ノメイガ亜科まで分かるキムジノメイガ。
黄色といっても鮮やかな黄色から橙色まであります。
黄色系統で触角を背負っていますのでツトガ科の蛾と分かります。

足は白いキムジノメイガ。
そのほか次のような特徴があります。
触角の先の方を「ハ」の字に広げて止まる傾向があります。
前方に突き出ている下唇鬚(かしんひげ)は目の直径より大きいです。
足は白いです。

下唇鬚(かしんひげ)の長さは目の直径より長いキムジノメイガ。
科名 ツトガ科ノメイガ亜科
和名 キムジノメイガ
大きさ 開張 28~35㎜
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現月 5~6月
食餌動植物 幼虫はチシマザサの葉を食べます。
特徴 秋にも出現するようです。葉の裏に素早く隠れます。
ポイントは 黄色一色 飾り無し

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tag : キムジノメイガ
ハジマヨトウ
2017年2月4日(土)
ハジマヨトウ 撮影日:2016/08/02,07/25 場所:勿来の関
ヤガ科キリガ亜科のハジマヨトウを紹介します。
前翅中央に五角形の薄褐色紋がある蛾が壁に止まっています。

中央付近が薄褐色のハジマヨトウ。
ハジマヨトウは,ヨトウガ亜科から新設されたキリガ亜科に移動しました。
胸部背には複数の毛束とインディアンハットのようなものが見られます。
このハジマヨトウの同定ポイントは翅頂付近から前縁途中までの様子にあります。

翅頂から薄褐色の紋が立ち上がるハジマヨトウ。
①青矢印で示した所に白い斑紋があります。
②緑矢印で示した所に焦茶色の三角紋があります。
③黄矢印で示した所に白く縁取られた長方形紋があります。
④赤矢印で示した所には,明瞭な白い筋があります。
⑤長方形紋と三角形紋の境には不明瞭な白い筋があります。

胸部背に複数の毛束とインディアンハットの様なものがあるハジマヨトウ。
科名 ヤガ科キリガ亜科(ヨトウガ亜科から新設された亜科に移動しました。)
和名 ハジマヨトウ
大きさ 開張 35~50㎜
分布 本州,伊豆諸島,隠岐島,四国,九州,対馬,沖縄
出現月 7~8月
食餌動植物 幼虫はハチク,マダケ,モウソウチク,食用タケノコ,メダケの葉を食べます。
特徴 個体変異が大きい種です。
翅頂から 白紋のぼる ハジマかな

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ハジマヨトウ 撮影日:2016/08/02,07/25 場所:勿来の関
ヤガ科キリガ亜科のハジマヨトウを紹介します。
前翅中央に五角形の薄褐色紋がある蛾が壁に止まっています。

中央付近が薄褐色のハジマヨトウ。
ハジマヨトウは,ヨトウガ亜科から新設されたキリガ亜科に移動しました。
胸部背には複数の毛束とインディアンハットのようなものが見られます。
このハジマヨトウの同定ポイントは翅頂付近から前縁途中までの様子にあります。

翅頂から薄褐色の紋が立ち上がるハジマヨトウ。
①青矢印で示した所に白い斑紋があります。
②緑矢印で示した所に焦茶色の三角紋があります。
③黄矢印で示した所に白く縁取られた長方形紋があります。
④赤矢印で示した所には,明瞭な白い筋があります。
⑤長方形紋と三角形紋の境には不明瞭な白い筋があります。

胸部背に複数の毛束とインディアンハットの様なものがあるハジマヨトウ。
科名 ヤガ科キリガ亜科(ヨトウガ亜科から新設された亜科に移動しました。)
和名 ハジマヨトウ
大きさ 開張 35~50㎜
分布 本州,伊豆諸島,隠岐島,四国,九州,対馬,沖縄
出現月 7~8月
食餌動植物 幼虫はハチク,マダケ,モウソウチク,食用タケノコ,メダケの葉を食べます。
特徴 個体変異が大きい種です。
翅頂から 白紋のぼる ハジマかな

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tag : ハジマヨトウ
ヨモギエダシャク
2017年2月3日(金)
ヨモギエダシャク 撮影日:2016/08/02,2014/05/31,2011/07/25 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のヨモギエダシャクを紹介します。
腹部が太いセブトエダシャクに似た蛾が止まっています。

腹部が太くセブトエダシャクに似ているヨモギエダシャク。
でも次の様な特徴があるので区別がつきます。
①赤矢印で示した所に褐色の筋で囲まれた紋があります。その中は地の色と同じです。
個体差があり紋の形や大きさはばらばらです。
②桃矢印で示した所にも褐色の筋で囲まれた紋があります。
③青矢印から青矢印で示した所は黒ずんでいます。

黄緑で示した外横線がはっきりしないヨモギエダシャク。
しかし,赤矢印と桃矢印で示した紋は,はっきりしています。
④個体差がありますが,黄緑矢印で示した外横線は焦茶色で細かく波を打っています。
前翅の外横線がはっきりしていない個体もあります。
⑤腹部が太くなっています。
⑥後翅外縁は,えぐられた様に5箇所ほど小さく凹んでいます。

黄緑矢印で示した外横線は茶褐色で波を打っているヨモギエダシャク。
青矢印から青矢印で示した所は黒ずんでいます。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ヨモギエダシャク
大きさ 開張 雄35~48㎜,雌43~56㎜
分布 本州,小笠原,四国,九州,対馬,種子島,屋久島
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はクワ,リンゴ,ミカン,チャ,ニンジン,キク,マリーゴールド,コスモス,ダイズ,モリシマアカシア,インゲンマメ,アズキ,ラッカセイ,カンキツ,ナス,ボロボロノキの葉を食べます。
特徴 個体変異が大きい種です。
褐色の 筋で囲んだ 紋を持つ

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ヨモギエダシャク 撮影日:2016/08/02,2014/05/31,2011/07/25 場所:勿来の関
シャクガ科エダシャク亜科のヨモギエダシャクを紹介します。
腹部が太いセブトエダシャクに似た蛾が止まっています。

腹部が太くセブトエダシャクに似ているヨモギエダシャク。
でも次の様な特徴があるので区別がつきます。
①赤矢印で示した所に褐色の筋で囲まれた紋があります。その中は地の色と同じです。
個体差があり紋の形や大きさはばらばらです。
②桃矢印で示した所にも褐色の筋で囲まれた紋があります。
③青矢印から青矢印で示した所は黒ずんでいます。

黄緑で示した外横線がはっきりしないヨモギエダシャク。
しかし,赤矢印と桃矢印で示した紋は,はっきりしています。
④個体差がありますが,黄緑矢印で示した外横線は焦茶色で細かく波を打っています。
前翅の外横線がはっきりしていない個体もあります。
⑤腹部が太くなっています。
⑥後翅外縁は,えぐられた様に5箇所ほど小さく凹んでいます。

黄緑矢印で示した外横線は茶褐色で波を打っているヨモギエダシャク。
青矢印から青矢印で示した所は黒ずんでいます。
科名 シャクガ科エダシャク亜科
和名 ヨモギエダシャク
大きさ 開張 雄35~48㎜,雌43~56㎜
分布 本州,小笠原,四国,九州,対馬,種子島,屋久島
出現月 5~9月
食餌動植物 幼虫はクワ,リンゴ,ミカン,チャ,ニンジン,キク,マリーゴールド,コスモス,ダイズ,モリシマアカシア,インゲンマメ,アズキ,ラッカセイ,カンキツ,ナス,ボロボロノキの葉を食べます。
特徴 個体変異が大きい種です。
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tag : ヨモギエダシャク
8月に見られた蛾①
2017年2月2日(木)
8月に見られた蛾① 撮影日:2016/08/01 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月1日に飛来した蛾です。

①オオミズアオ(ヤママユガ科)
緑色を帯びた淡い水色の美しい蛾です。
オナガミズアオに似ていて同定は難しい種です。
「四国産蛾類図鑑」によりますと,両者の比は10:1で圧倒的にオオミズアオが多いそうです。
成虫は何も食べません。人が近付いても逃げようとはしません。
右上の小さい蛾はヒョウモンエダシャクです。

②アオシャチホコ(シャチホコガ科)
オオアオシャチホコに似ています。
オオアオシャチホコの前翅の色は内横線と外横線の間が茶色を帯びるので区別がつきます。
それに対してアオシャチホコの前翅は一様です。
外縁から腹端が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。

③ウスベニコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
前翅長8~11㎜程度の小さい蛾です。
頭部は薄褐色です。
一見,シャクガ科のように見えますが,翅に厚みがあるように感じます。
こんなときは,コヤガの仲間を調べると速く見つかります。

④ヒメムラサキシキブマイコガ(ニセマイコガ科)
勿来の関に食餌植物のムラサキシキブが沢山分布しているのでこの蛾が見られます。
この蛾はおかしな格好をしています。
①左右に大きく伸びて途中,刺が見られるものは後ろ足です。
②下唇鬚(かしんひげ)が前方に伸びず左右から頭部を囲むようにしています。

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8月に見られた蛾① 撮影日:2016/08/01 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年8月1日に飛来した蛾です。

①オオミズアオ(ヤママユガ科)
緑色を帯びた淡い水色の美しい蛾です。
オナガミズアオに似ていて同定は難しい種です。
「四国産蛾類図鑑」によりますと,両者の比は10:1で圧倒的にオオミズアオが多いそうです。
成虫は何も食べません。人が近付いても逃げようとはしません。
右上の小さい蛾はヒョウモンエダシャクです。

②アオシャチホコ(シャチホコガ科)
オオアオシャチホコに似ています。
オオアオシャチホコの前翅の色は内横線と外横線の間が茶色を帯びるので区別がつきます。
それに対してアオシャチホコの前翅は一様です。
外縁から腹端が覗いているのでシャチホコガ科と分かります。

③ウスベニコヤガ(ヤガ科コヤガ亜科)
前翅長8~11㎜程度の小さい蛾です。
頭部は薄褐色です。
一見,シャクガ科のように見えますが,翅に厚みがあるように感じます。
こんなときは,コヤガの仲間を調べると速く見つかります。

④ヒメムラサキシキブマイコガ(ニセマイコガ科)
勿来の関に食餌植物のムラサキシキブが沢山分布しているのでこの蛾が見られます。
この蛾はおかしな格好をしています。
①左右に大きく伸びて途中,刺が見られるものは後ろ足です。
②下唇鬚(かしんひげ)が前方に伸びず左右から頭部を囲むようにしています。

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tag : 8月に見られた蛾①
9月に見られた蛾(25)
2017年2月1日(水)
9月に見られた蛾(25) 撮影日:2016/09/25~09/30 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年9月25日~9月30日に飛来した蛾です。

①アシベニカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
以前のブログ(2017年1月24日(火))9月に見られた蛾⑰で紹介したものは,
後翅の下半分が黄色の個体でした。
今回のものは全体が茶褐色の個体です。
これで同じ種かと思われるほど違っています。
でも,桃矢印で示した所にある白い「>」紋が同じ種であることを物語っています。

②シロテンツマキリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
勿来の関には食餌植物のキブシが普通に分布していますが,あまり見掛けない蛾です。
でも,2016年には2回見ることが出来ました。
頭部を見ると細い下唇鬚(かしんひげ)が見られるので,アツバの仲間だと分かります。

③ウスキツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
勿来の関には①コガタツバメエダシャク・②ウスキツバメエダシャク・③シロツバメエダシャクといった3種類の似たようなツバメエダシャクの仲間がいます。
前方から顔の様子を撮った写真があれば同定は正しく出来ます。
それらの違いは次の<ブログ>を見て下さい。

④マエテンアツバ(ヤガ科ムラサキアツバ亜科)
前方に突き出た下唇鬚(かしんひげ)からアツバの仲間だと分かります。
赤矢印で示した白紋(跳馬のような形)を手掛かりに探しました。

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9月に見られた蛾(25) 撮影日:2016/09/25~09/30 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ2016年9月25日~9月30日に飛来した蛾です。

①アシベニカギバ(カギバガ科カギバガ亜科)
以前のブログ(2017年1月24日(火))9月に見られた蛾⑰で紹介したものは,
後翅の下半分が黄色の個体でした。
今回のものは全体が茶褐色の個体です。
これで同じ種かと思われるほど違っています。
でも,桃矢印で示した所にある白い「>」紋が同じ種であることを物語っています。

②シロテンツマキリアツバ(ヤガ科カギアツバ亜科)
勿来の関には食餌植物のキブシが普通に分布していますが,あまり見掛けない蛾です。
でも,2016年には2回見ることが出来ました。
頭部を見ると細い下唇鬚(かしんひげ)が見られるので,アツバの仲間だと分かります。

③ウスキツバメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
勿来の関には①コガタツバメエダシャク・②ウスキツバメエダシャク・③シロツバメエダシャクといった3種類の似たようなツバメエダシャクの仲間がいます。
前方から顔の様子を撮った写真があれば同定は正しく出来ます。
それらの違いは次の<ブログ>を見て下さい。

④マエテンアツバ(ヤガ科ムラサキアツバ亜科)
前方に突き出た下唇鬚(かしんひげ)からアツバの仲間だと分かります。
赤矢印で示した白紋(跳馬のような形)を手掛かりに探しました。

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tag : 9月に見られた蛾(25)