12月に見られた蛾②
2016年12月28日(水)
12月に見られた蛾② 撮影日:2016/12/19,12/25 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ12月19日から12月25日に飛来した蛾です。

①クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科)
体の小さい割には,大きな両櫛歯状の触角を持っています。
腹端が覗いていればすぐシャチホコガ科と分かるのですが,
それが隠れているため何の仲間か見当がつきません。
前翅前縁近くの薄褐色紋が同定ポイントになっています。

②イチモジフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
一見エダシャク亜科の仲間に見えてしまいます。
「冬尺蛾」の仲間です。
だから,雌は翅が退化していて胴体の半分ほどしかありません。
当然,飛べません。

③フタスジクリイロハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
前翅長が10㎜以下の小さい蛾です。
割と見掛ける蛾です。
それというのも,勿来の関周辺には普通に見られるツヅジ科のネジキやヤマツヅジの葉を食餌植物にしているからでしょう。
平行な2本の直線が斜めになっているのが同定ポイントです。

④ナミスジフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
普通に見られる蛾です。
幼虫が広食性でカバノキ科,ブナ科,バラ科など多くの広葉樹の葉を食べるからでしょう。
赤矢印で示した所(前縁から後縁まで)は波状になっているのでナミシャク亜科と分かります。
この蛾も「冬尺蛾」で雌の翅は胴体の半分くらいしかありません。
この蛾の雌と思われる記事はこちらです。

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12月に見られた蛾② 撮影日:2016/12/19,12/25 場所:勿来の関
今日,紹介するのは勿来の関の灯火へ12月19日から12月25日に飛来した蛾です。

①クシヒゲシャチホコ(シャチホコガ科)
体の小さい割には,大きな両櫛歯状の触角を持っています。
腹端が覗いていればすぐシャチホコガ科と分かるのですが,
それが隠れているため何の仲間か見当がつきません。
前翅前縁近くの薄褐色紋が同定ポイントになっています。

②イチモジフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
一見エダシャク亜科の仲間に見えてしまいます。
「冬尺蛾」の仲間です。
だから,雌は翅が退化していて胴体の半分ほどしかありません。
当然,飛べません。

③フタスジクリイロハマキ(ハマキガ科ハマキガ亜科)
前翅長が10㎜以下の小さい蛾です。
割と見掛ける蛾です。
それというのも,勿来の関周辺には普通に見られるツヅジ科のネジキやヤマツヅジの葉を食餌植物にしているからでしょう。
平行な2本の直線が斜めになっているのが同定ポイントです。

④ナミスジフユナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
普通に見られる蛾です。
幼虫が広食性でカバノキ科,ブナ科,バラ科など多くの広葉樹の葉を食べるからでしょう。
赤矢印で示した所(前縁から後縁まで)は波状になっているのでナミシャク亜科と分かります。
この蛾も「冬尺蛾」で雌の翅は胴体の半分くらいしかありません。
この蛾の雌と思われる記事はこちらです。

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