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フキトリバ

2016年10月31日(月)
フキトリバ 撮影日:2012/08/16,2011/06/26,07/14

 トリバガ科のフキトリバを紹介します。
 壁に腹部が白っぽいトリバガ科の仲間が止まっています。

フキトリバ
赤矢印で示した「く」の字紋が同定ポイントとなっているフキトリバ
 トガリバガ科ではエゾギクトリバ同様にフキトリバも簡単に同定が出来ます。
 その訳は決め手となる紋があるからです。
 それは赤矢印で示した「く」の字紋(左右対称に並んでいます。)です。
 その紋の外側が白くなっているので見やすくなっています。

フキトリバ
前翅も後翅も外縁から「く」の字紋まで細く裂けているフキトリバ。
 翅の数は左右合計4枚ですが,2枚のように見えます。それは,前翅と後翅がぴったり重なっているからです。

フキトリバ
小さい体に似合わず長い触角と足を持っているフキトリバ。

 科名 トリバガ科
 和名 フキトリバ
 大きさ 開張 20㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島
 出現月 3~8月
 食餌動植物 幼虫はフキ,オタカラコウ,ツワブキの葉を食べます。成虫は花の蜜です。
 特徴 「く」の字紋があります。
     
ポイントは 翅中央に くの字紋


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tag : フキトリバ

ヒメノコメエダシャク

2016年10月30日(日)
ヒメノコメエダシャク 撮影日:2016/10/30

 シャクガ科エダシャク亜科のヒメノコメエダシャクを紹介します。
 2枚の三角形の翅を左右に伸ばして壁や柱に止まっている蛾がいます。

ヒメノコメエダシャク
床の上で写した写真ですが,実際は右側を下にして止まっていたヒメノコメエダシャク
前翅長は30㎜ありました。

 2日前には1匹が止まっていました。ところが,今日(2016年10月30日)は3匹も止まっています。1つの種が1度に3匹も出現するのはあまりありません。これは餌としている植物が広範囲に及んでいるからだと思われます。

ヒメノコメエダシャク
オオノコメエダシャクと似ていますが,赤矢印から赤矢印まで並んでいる黒い点列があるヒメノコメエダシャク
この点列があればヒメノコメエダシャクです。

 ヒメノコメエダシャクは止まるときの格好に特徴があります。
 これらの3匹とも壁や柱に止まっていたものを床に下ろして写真を撮ったものです。全然羽ばたかず,そのままの格好で床に下りました。

ヒメノコメエダシャク
黒紋が濃いヒメノコメエダシャク。紋や色の濃さは個体差があります。
 どの写真のヒメノコメエダシャクも腹部が真っ直ぐでなく曲がっています。
 それは腹端を地面の方に向けて止まっていたからです。
 1枚目と2枚目の蛾は左の翅が下になるように止まっていました。
 3枚目の蛾は右の翅が下になるように止まっていました。

ヒメノコメエダシャク
最初の写真の蛾を正面から写しました。触角が櫛歯状なので雄のヒメノコメエダシャクです。
桃矢印で示したものは後翅の後縁です。90度上に反り返っています。


 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 ヒメノコメエダシャク
 大きさ 開張 雄48~53㎜ 雌47~50㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月 10~11月
 食餌動植物 幼虫はブナ科,ニレ科,バラ科,ニシキギ科,ミズキ科,ツツジ科,エゴノキ科,カバノキ科,ミツバウツギ科,キブシ科の葉を食べます。成虫は樹液,腐った果実です。
 特徴 腹端を地面の方に向けて止まります。
     
ポイントは 外横線が 点列に


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tag : ヒメノコメエダシャク

エゾギクトリバ

2016年10月29日(土)
エゾギクトリバ 撮影日:2010/10/05,2011/09/28,2012/08/16 場所:勿来の関

 トリバガ科のエゾギクトリバを紹介します。
 Tの字をした昆虫が葉の裏に止まっています。

エゾギクトリバ
この様な簡単の姿をしている蛾は初めてだったエゾギクトリバ
 こんな単純な形をした蛾がいるなんて初めは信じられませんでした。
 止まっているときの格好が空を飛んでいる鳥の姿に似ているのでトリバガ科に分類されたのでしょう。

エゾギクトリバ
台形紋ははっきりしていますが,その紋の外側の紋は,はっきりしないエゾギクトリバ
 トリバガ科の仲間は格好が似ていますが紋様が違っているので同定出来ます。
 エゾギクトリバには次のような特徴が見られます。
 ①赤矢印の所には台形の形をした紋があります。すぐ外側の紋より濃いのが普通です。
 ②桃矢印の所にも紋がありますが,あまりはっきりしていません。
 ③黄矢印の所には白い筋があります。

エゾギクトリバ
トリバガ科の翅は天を向いているので頭の方から写さないときちんと撮れないエゾギクトリバ。

 科名 トリバガ科
 和名 エゾギクトリバ
 大きさ 開張 12~18㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,沖縄
 出現月 7,9~10月
 食餌動植物 幼虫はヒメムカシヨモギなどの花,蕾,茎やエゾギク,キンセンカなどのキク科植物の葉を食べます。成虫は花の蜜です。
 特徴 キク科植物の茎内を食い入り,開花を妨げてしまう害虫です。
     
ポイントは 台形紋と 白い筋


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tag : エゾギクトリバ

クビキリギス

2016年10月28日(金)
クビキリギス 撮影日:2016/08/27,08/28 場所:勿来の関

 キリギリス科クサキリ亜科のクビキリギスを紹介します。
 灯火に飛来したキリギリスの仲間が隅に止まっています。
 頭から翅端まで60㎜もある大きな昆虫です。

クビキリギス
赤矢印で示したように胸部と翅の縁には白い筋が見られるクビキリギス
 次のような特徴があります。
 ①頭頂は尖っています。
 ②胸部背がほぼ平らで菱形です。
 ③赤矢印で示したように胸部・翅の縁が白いです。
 ④口の周囲が赤いです。
 ⑤前脚には小さな刺があります。

クビキリギス
胸部背はほぼ平らで菱形になっているクビキリギス
 名前のいわれは,指に噛みつくと離さず,無理に引っ張ると首が抜けるのでこの名がついたと言われています。
 ですから,クビキリ,ギスとカンマの所で区切って読むと分かりやすいです。

クビキリギス
翅に隠れて腹部の様子が分かりませんが,ハヤシノウマオイのような腹端が透けて見えるクビキリギス。

クビキリギス
矢印で口の周囲を示しています。ご覧のようにクビキリギスの口周辺は赤くなっています。
この写真では,よく分かりませんが前脚には短い刺が生えています。これは昆虫も食べるという事を物語っています。


 科名 キリギリス科クサキリ亜科
 和名 クビキリギス
 大きさ 頭から翅端まで 57~65㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,沖縄
 出現月 3~5,8~11月
 食餌動植物 イネ科の雑草の葉や昆虫
 特徴 頭頂は尖っています。口の周囲が赤いです。成虫で越冬します。
     ジィーーと鳴きます。春に鳴くのはクビキリギスだけです。
     
ポイントは 背中菱形 平らなり


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tag : クビキリギス

ヘリグロツユムシ

2016年10月27日(木)
ヘリグロツユムシ 撮影日:2016/08/28 場所:勿来の関

 ツユムシ科ヘリグロツユムシ属のヘリグロツユムシを紹介します。
 灯火に飛来したツユムシの仲間が壁に止まっています。

ヘリグロツユムシ雄
赤矢印で示した縁の部分が濃い褐色であるヘリグロツユムシ雄。前脚が茶色になっているのが特徴です。
 前脚に刺が無く,キリギリスの仲間では無いことが分かります。そこで,その種と似ているツユムシ科を探して見つけました。赤矢印で示したように縁が濃い褐色であることがヒントになりました。
 ヘリグロツユムシは珍しいことに樹上で生活する昆虫です。雄だけでなく雌も鳴くそうです。

ヘリグロツユムシ雄
ツユムシ科雌特有の直角に曲がった産卵管が無いのでヘリグロツユムシの雄と分かります。
 写真のヘリグロツユムシは雄です。ツユムシ科の雌は産卵管が途中で上に直角に曲がるからです。

ヘリグロツユムシ雄
腹部背には褐色帯があるヘリグロツユムシ雄。

 科名 ツユムシ科ヘリグロツユムシ属
 和名 ヘリグロツユムシ
 大きさ 体長 38~56㎜
 分布  本州,四国,九州,種子島
 出現月  7~9月
 食餌動植物 
 特徴 広葉樹上に生息しています。
     雌には上向きの産卵管があります。

木の上で 翅の縁黒く 暮らします


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tag : ヘリグロツユムシ

セスジツユムシ

2016年10月26日(水)
セスジツユムシ 撮影日:2016/10/26 場所:勿来の関

 キリギリス科ツユムシ亜科のセスジツユムシを紹介します。
 今日(2016年10月26日),窓枠を見ますとアシグロツユムシに似た昆虫を見つけました。
 <アシグロツユムシの記事はこちらです。>

セスジツユムシ
アシグロツユムシの雌と同じで産卵管の先端が上を向いているセスジツユムシ
この様子がよく似ているから同じ仲間だろうと推測がつきます。

 違う所が2つあります。
 ①6本の脚が付け根から先端まで全部緑色です。
  アシグロツユムシは褐色になっている部分があります。
 ②雌の背筋が黄白色です。
  アシグロツユムシ雌の背筋は茶色です。

セスジツユムシ
セスジツユムシの背中には黄白色の筋が見られます。
餌は植物なので肉食性のウマオイと違い脚に刺がありません。

 似ている点は産卵管が上を向いていることです。

 肉食性のハヤシノウマオイと違い,前脚・中脚には刺が生えていません。それもそのはずです。セスジツユムシはキク科,ヒユ科,マメ科,ウリ科,シソ科,クワ科,ナス科を食べるので獲物を逃さないようにするための刺は必要ないからです。

セスジツユムシ
セスジツユムシの触角はとても長いです。

 科名 キリギリス科ツユムシ亜科
 和名 セスジツユムシ
 大きさ 体長 35㎜
 分布  本州,四国,九州,沖縄
 出現月  8~11月
 食餌動植物 キク科,ヒユ科,マメ科,ウリ科,シソ科,クワ科,ナス科などを食べます。
 特徴 雄の背中には茶褐色の筋が、雌の背中には黄白色の筋があります。
     雌には上向きの産卵管があります。

ポイントは 背筋が白く 脚緑


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tag : セスジツユムシ

ハヤシノウマオイ

2016年10月25日(火)
ハヤシノウマオイ 撮影日:2016/10/01,10/04 場所:勿来の関

 キリギリス科ウマオイ亜科のハヤシノウマオイを紹介します。
 灯火近くの壁にバッタの仲間が止まっています。

ハヤシノウマオイ
赤矢印で示したものが産卵管です。ですからこれはハヤシノウマオイの雌です。
 画像を見て驚きました。赤矢印で示したように太くて立派な産卵管があるではありませんか。これと比べたらエンマコオロギのは貧弱に見えます。
 前脚・中脚には刺が生えています。これらは,肉食性であることを物語っています。即ち,この鋭い刺で捕らえた獲物を逃さないようにできるからです。

ハヤシノウマオイ
前脚と中脚には刺が見られるハヤシノウマオイ雌。この刺があるので捕らえた獲物は逃げられません。
即ち,この刺は肉食性を物語っています。

 ハヤシノウマオイとハタケノウマオイは似ていて外見では区別がつかないそうです。
 しかし,鳴き声で次のように区別がつけられるそうです。
 ①ハヤシノウマオイ・・・スイーッチョンと鳴く。
 ②ハタケノウマオイ・・・シィチョ・シィチョと鳴く。
 観察された場所に木が生育している所なので,ハヤシノウマオイとしました。

ハヤシノウマオイ
頭部背には太い褐色の筋が見られるハヤシノウマオイ雌。

 科名 キリギリス科ウマオイ亜科
 和名 ハヤシノウマオイ
 大きさ 体長 38㎜
 分布  本州,四国,九州
 出現月  8~11月
 食餌動植物 幼虫も成虫も生きた昆虫や死んで間もない新鮮な死骸を食べます。
 特徴 夜行性です。

ポイントは 産卵管と 脚の刺


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tag : ハヤシノウマオイ

テングチョウ

2016年10月24日(月)
テングチョウ 撮影日:2016/10/14 場所:勿来の関

 タテハチョウ科テングチョウ亜科のテングチョウを紹介します。
 今年(2016年)の春は天候不順のためか,テングチョウに会えませんでした。

テングチョウ
体温を上げるため翅を全開にしているテングチョウ
 今年の10月14日に初めてテングチョウに会えました。
 アカタテハを撮っていたときです。どこからともなく現れ,アメリカセンダングサの葉に止まりました。気温が20℃くらいだったので翅を開いて体温を上げようとしています。
 その後,アメリカセンダングサの花の蜜を吸い始めました。蜜は少ししか出ないので,満足するほど食べるには時間がかかります。その間に閉じて蜜を吸っている写真が撮れました。

テングチョウ
少ししか出てない蜜を一心不乱に吸うテングチョウ。
 テングチョウの頭部を横から見ますと,天狗の鼻のように長く突起した下唇鬚(かしんひげ)があるのが分かります。これを天狗の鼻に見立ててテングチョウと名付けたのだと思われます。

テングチョウ
翅裏は地味で翅表は派手なテングチョウ。

 科名 タテハチョウ科テングチョウ亜科
 和名 テングチョウ
 大きさ 前翅長 19~29㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,沖縄
 出現月  3~6,9~11月
 食餌動植物 幼虫はエノキの葉を食べます。
 特徴 前翅の外縁は鉤状に曲がっています。

ポイントは 前翅外縁 L字状



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表示する方にお願いがあります。
2016年10月21日(金)に投稿したキノカワガの記事が検索されません。

出来るなら①か②のどちらかでお願いします。
①北茨城周辺の生き物 キノカワガ
http://kitaibaraki987.blog.fc2.com/blog-date-20161021.html

②北茨城周辺の生き物 キノカワガ
http://kitaibaraki987.blog.fc2.com/blog-entry-1367.html

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ムラサキトガリバ

2016年10月23日(日)
ムラサキトガリバ 撮影日:2016/10/23 場所:勿来の関

 カギバガ科トガリバガ亜科のムラサキトガリバを紹介します。
 今日(2016年10月22日)も,何も収穫が無いのかと灯火を見ますと何度か見たことがあるムラサキトガリバが灯火の枠に巻きついています。

ムラサキトガリバ
矢印の所にトガリバガ亜科特有の特徴を持つムラサキトガリバ
 翌日(2016年10月23日)も,灯火の枠に巻きついています。巻きついた状態では上手く写真が撮れないので自宅まで連れて帰りました。

ムラサキトガリバ
何故か胸部背の毛(赤矢印)が左右に分かれているムラサキトガリバ。
 気温が低いせいかビニル袋から出しても大人しく紙の上に乗ったままです。
 次のような特徴があります。
 ①翅頂から斜め上に上がる線(桃矢印)があります。
  この線があったらトガリバガ亜科を探すと速く見つかります。
 ②胸部背には左右に分かれた毛(赤矢印)があります。
  左右に分かれるのはトガリバガ亜科の性質のようです。
 ③前翅中央付近に大小1つずつの黒筋(青矢印)があります。
 これらの特徴を覚えておくと同定が速くなります。

ムラサキトガリバ
翅頂から斜め上に出る線があればトガリバガ亜科を探すと速いムラサキトガリバ。

 科名 カギバガ科トガリバガ亜科
 和名 ムラサキトガリバ
 大きさ 開帳 31~38㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月  11月(関東だと10月中旬~11月上旬)
 食餌動植物 アラカシ,アカガシ,ミズナラ,コナラ,シラカシ,カシワ
 特徴 前翅中央部が白っぽい個体も多いです。

ポイントは 角から上がる 黒い線


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tag : ムラサキトガリバ

マルモンヤマメイガ

2016年10月22日(土)
マルモンヤマメイガ 撮影日:2011/07/09,2012/07/13,07/07 場所:勿来の関

 ツトガ科ヤマメイガ亜科のマルモンヤマメイガを紹介します。
 壁に細くて小さな灰色の蛾が止まっています。

マルモンヤマメイガ
触角を背負っているのでツトガ科・メイガ科だと分かってしまうマルモンヤマメイガ
 触角を背負っていますので,ツトガ科・メイガ科を探せば見つかります。
 ウスグロヤマメイガに似ていますが,桃矢印で示した「火」文字紋があるのでマルモンヤマメイガと同定しました。

マルモンヤマメイガ
赤矢印で示した黒紋が円みを帯びた紋なのでマルモンヤマメイガと名付けられたのでしょう。
 初めは,何故「マルモン」というのか分かりませんでした。
 しかし,3枚の画像を見ているうちにその理由が分かりました。
 それは,赤矢印で示した黒紋が円みを帯びた紋だからと思われます。

マルモンヤマメイガ
似ている蛾はいますが,桃矢印で示した「火」文字紋のお陰でマルモンヤマメイガと同定しました。

 科名 ツトガ科ヤマメイガ亜科
 和名 マルモンヤマメイガ
 大きさ 開帳14㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州(四国は四国産蛾類図鑑によります。)
 出現月  夏の頃のようです。
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
 特徴 

ポイントは 前翅に見える 火文字紋


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tag : マルモンヤマメイガ

キノカワガ

2016年10月21日(金)
キノカワガ 撮影日:2016/10/21 場所:勿来の関

 コブガ科キノカワガ亜科のキノカワガを紹介します。
 2016年10月19日(水)の朝,ガラス窓を見ますとがっちりとした釣鐘型の蛾が止まっています。

キノカワガ
窓に止まっていた写真は逆光で上手く撮れませんでした。それで家で放して撮影したキノカワガ
 翅を見ると堅い感じがします。前翅後縁に沿うように黒い縦筋があります。
 更に前翅には薄く緑がかった所があります。今回は,ぱっと見ただけでキノカワガと分かりましたが,初めての同定のときはヤガ科ばかり探したので探し出すことは出来ませんでした。

キノカワガ
短くて可愛い下唇鬚(かしんひげ)と円らな瞳が見えるキノカワガ。
 キノカワガは個体変異が大きい蛾です。前翅の色(明るいのから暗いのまで)は勿論,紋様・筋模様まで違うのです。
 下記に主な特徴を上げます。
 ①赤矢印で示した筋があります。(無い個体もいます。)
 ②桃矢印で示した線(亜外縁線)が外縁沿いに見られます。
 ③全体的な形は釣鐘型です。
<前回の記事はこちらです。>

キノカワガ
2日前に採集してビニル袋に入れて置いたら桃矢印に近い翅頂部分が破損していたキノカワガ。

 科名 コブガ科キノカワガ亜科
 和名 キノカワガ
 大きさ 体長 38~43㎜
 分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄
 出現月  3~4, 6~11月
 食餌動植物 幼虫はカキ,マメガキ,ニワウルシ,サクラ類の葉を食べます。
 特徴 成虫で越冬します。木の幹に止まると見つけにくいです。
     色や紋様は個体差が大きいです。

ポイントは 黒筋2本 真ん中に


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tag : キノカワガ

コガネオオハリバエ

2016年10月20日(木)
コガネオオハリバエ 撮影日:2016/10/11 場所:勿来の関

 ハエ目ヤドリバエ科のコガネオオハリバエを紹介します。
 セイタカアワダチソウの蜜を求めて昆虫が飛来しているか探していたら突然目の前の葉に止まったものがいます。あまりに体が大きいのでアプの仲間かと思ってしまいました。

コガネオオハリバエ
貧弱な触角からアブかハエの仲間だと思われたコガネオオハリバエ
 写真を撮っている内に,ハエの仲間らしいと感じてきました。
 ハエの仲間にしては大きな昆虫です。それもそのはずです。コガネオオハリバエは日本最大のハエだからです。

コガネオオハリバエ
腹部背に生えている黒い毛は堅そうに見えるコガネオオハリバエ。
 横から写した写真を見ると腹部には黒くて堅そうな毛が生えています。
 幼虫は節足動物に寄生して大きくなります。

コガネオオハリバエ
こうして上から見ると何となくハエの仲間だと思われたコガネオオハリバエ。

 科名 ハエ目ヤドリバエ科
 和名 コガネオオハリバエ
 大きさ 体長 13~20㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,沖縄
 出現月  5~10月
 食餌動植物 幼虫は節足動物に寄生します。

ポイントは 黒筋2本 腹部背に


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tag : コガネオオハリバエ

アカタテハ

2016年10月19日(水)
アカタテハ 撮影日:2016/10/15,10/18 場所:勿来の関
撮影日:2012/06/08
 タテハチョウ科タテハチョウ亜科のアカタテハを紹介します。撮影日:2014/04/07
 勿来の関で最初にアカタテハを見たのは6月ウツギの花盛りの頃でした。盛んに花の蜜を吸っていました。

アカタテハ
後翅の褐色紋が外縁に沿って2列に,橙色の帯も外縁に沿ってあるだけなのでヒメアカタテハと区別することが出来るアカタテハ
翅を全開にして体を温めています。

 次に見たのは,コナラの樹液を吸っている姿でした。早春の4月7日でしたから成虫で越冬した個体だったと思われます。

アカタテハ
ナンブアザミの出す蜜の量は少しなので満足する量を得るまでには時間がかかるアカタテハ。
 そして今年(2016年)は,ナンブアザミの蜜を吸う姿です。10月15日(土)から毎日観察されるようになりました。この花は小さな花が沢山集まって出来ていますが,一つ一つの花の蜜は少量なので,満足する蜜を得るには時間がかかります。その間,ほとんど羽ばたきしないのでカメラマンにとっては好都合です。
 そのときにシャッターを切れば良いのでアザミの蜜を吸う昆虫を撮るのは楽です。

アカタテハ
後翅の裏は褐色で地味なアカタテハ。

 科名 タテハチョウ科タテハチョウ亜科
 和名 アカタテハ
 大きさ 体長 30~35㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,沖縄
 出現月  3~11月(成虫越冬のため早春のものは越冬個体。)
 食餌動植物 幼虫はカラムシ,クサマオ,ヤブマオ,ケヤキ,ハルニレの葉を食べます。成虫は花の蜜・樹液です。
 特徴 

ポイントは 後翅の紋が 外側に


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アシグロツユムシ

2016年10月18日(火)
アシグロツユムシ 撮影日:2016/10/18 場所:勿来の関

 キリギリス科ツユムシ亜科のアシグロツユムシを紹介します。
 セイタカアワダチソウに集まってくるのはチョウだけではありません。バッタの仲間と思われる昆虫も集まります。横から見ていたら花を食べているようでした。

アシグロツユムシ
胸部背が褐色なのでウマオイかなと思いましたが上向きの産卵管を見て違う種類だと分かったアシグロツユムシ
 腹部の様子を撮ろうと腹端を見ますと上方に90度近く曲がっているものがあります。産卵管(赤矢印)です。食草の葉の縁を囓り,産卵管を差し込んで卵を産むそうです。そのため上に曲がっているのでしょうか。

アシグロツユムシ
上の写真を見ると白い刺状の突起が出ているのが分かるアシグロツユムシ
 6年も前に幼虫を見たときには,小さいながら明るい色をしていたので綺麗な昆虫だと見とれたことがあります。幼虫は関節の所が,黒くなっています。成虫は関節付近から足先まで褐色になっています。そのため,アシグロツユムシと名付けられたのでしょう。

アシグロツユムシ幼虫
関節が黒いアシグロツユムシ幼虫。触角には,幼虫も成虫も白い斑があります。

 科名 キリギリス科ツユムシ亜科
 和名 アシグロツユムシ
 大きさ 体長 19~23㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州
 出現月  7~10月
 食餌動植物 植物全般を食べます。
 特徴 雌には上向きの産卵管があります。関節付近が黒褐色です。

ポイントは 関節付近 黒いです


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ギンスジキンウワバ

2016年10月17日(月)
ギンスジキンウワバ 撮影日:2016/10/16場所:勿来の関

 ヤガ科キンウワバ亜科のギンスジキンウワバを紹介します。
 最近は満月に近いため,月明かりが明るくて蛾の飛来が期待できない日が続いています。昨日(2016年10月16日)も諦めムードで灯火の周りを探していると前翅中央に2つの白紋があるキンウワバ亜科に属する蛾が壁に止まっていました。

ギンスジキンウワバ
セアカキンウワバに似ていますが矢印で示した所に特徴があるギンスジキンウワバ
 初めはセアカキンウワバかなと思いました。しかし,何となく感じが違います。具体的にいいますと亜外縁線(黄矢印)の様子が違うのです。
 写した写真の数字紋を見ているうちに,この蛾は前に撮ったことがある蛾だと思い出しました。よく見ると頭の方から123と並んでいます。改めて<2015年5月12日(火)のギンスジキンウワバ>の写真を見ますと似たような紋が並んでいます。個体差があってそっくり同じではありません。

ギンスジキンウワバ
赤矢印で示した所に銀の筋があるのでギンスジキンウワバと名付けられたのでしょう。
 ギンスジキンウワバの特徴は次の通りです。
 ①白紋の下に3の紋があります。
 ②赤矢印で示したように銀の筋があります。
 ③亜外縁線がぎざぎざになっています。

ギンスジキンウワバ
胸部背に鶏冠のようなものがあるギンスジキンウワバ。

 科名 ヤガ科キンウワバ亜科
 和名 ギンスジキンウワバ
 大きさ 前翅長50~75㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月  5~9月
 食餌動植物 幼虫はオオバコの葉を食べます。
 特徴 セアカキンウワバに似ています。

ポイントは 数字の紋と 銀の筋


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モンキアゲハ

2016年10月16日(日)
モンキアゲハ 撮影日:2016/10/14 場所:勿来の関

 アゲハチョウ科のモンキアゲハを紹介します。
 クサギの花を見ていたら,ひらひらと大きな黒いチョウが現れました。
 クサギの芳香に誘われてやって来たのです。後翅の大きな白紋が目印となり,ぱっと見ただけでモンキアゲハと分かりました。

モンキアゲハ
この後翅の大きい白紋が目印となっているモンキアゲハ
紋の色は白いのに何故モンキアゲハというのでしょう。命が絶えると色が変わるのでしょうか。

 すかさずカメラを出してシャッターを押そうとしましたが,絶えず羽ばたいていてピントが合った写真が撮れません。
 しかも,運が悪いことに夕方で薄暗くなっています。こんなときにはシャッター速度は遅くなりぶれた写真しか撮れません。

モンキアゲハ
アメリカセンダングサが出す僅かな蜜を吸うためにほとんど羽ばたきしないモンキアゲハ。
 ですから,晴天の日にモンキアゲハに出会いたいと願っていました。
 するとアメリカセンダングサとセイタカアワダチソウが咲いている場所であのモンキアゲハが花の蜜を求めて活動しているではありませんか。

モンキアゲハ
小さな花の集まりなのでどの花からも蜜を吸って花粉を媒介してほしいと思っているアメリカセンダングサ。
それで出す量を少しにしているのでせっせと蜜吸いをしなければならないモンキアゲハ。

 クサギの花の蜜吸いと違い翅の動きがゆっくりです。もっと都合の良いことには暫く花に止まって吸っています。

モンキアゲハ
白い大きな白紋が見えないとモンキアゲハらしく見えません。
 私には,アメリカセンダングサの花は蜜を出しているように思えませんでした。そこで,花を裂いてなめてみました。すると僅かしか甘くありません。一回の動作では蜜は少ししか吸えませんが何回も繰り返せば吸う蜜が多くなります。
 多くの蜜を提供したのでは蜜吸いはすぐ終わりになってしまいます。そこで,アメリカセンダングサは出す蜜の量をほんの僅かにしているのでしょう。

モンキアゲハ
セイタカアワダチソウも小さな花なので多くの花の蜜を吸っているモンキアゲハ。

 科名 アゲハチョウ科
 和名 モンキアゲハ
 大きさ 前翅長50~75㎜
 分布  本州,四国,九州,対馬,沖縄
 出現月  4~10月
 食餌動植物 幼虫はミカン科,カラスザンショウ,コクサギ,ユズ,カラタチの葉等を食べます。成虫は花の蜜です。
 特徴 南方系で西日本に多く紀伊半島の海岸沿いには多くの個体数がいます。

黒い翅に でかい白紋 目立ちたり


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tag : モンキアゲハ

ヒメクロホウジャク

2016年10月15日(土)
ヒメクロホウジャク 撮影日:2016/10/15 場所:勿来の関

 スズメガ科ホウジャク亜科のヒメクロホウジャクを紹介します。
 道端にナンブアザミの花が横向きに咲いています。
 その花にハチのようなブーンという羽音を立てながら近付く昆虫が居ます。

ヒメクロホウジャク
腹端が黒くその中に矢印で示したような白点や白筋があるヒメクロホウジャク
翅が移っていて止まっているように見えますが空中でホバリングしています。
ホウジャクとは漢字で蜂雀と書きます。ハチのような羽音を立てながら飛ぶからでしょうか。

 花の前で羽ばたきながら空中に止まります。口吻を伸ばして花の蜜を吸います。
 吸い終わると隣の花に移ります。
 忙しく動き回るのでピントがなかなか合いません。
 フラッシュを焚いて写してもぶれてしまいます。
 今日(2016年10月15日)は,晴天で明るいため絶好の機会です。
 お昼頃,花の前で待っているとブーンと音を立てて近付くものが居ます。
 待ちに待っていたヒメクロホウジャクの登場です。
 数多く写せばピントが合ったものが撮れると思い何枚も写しました。

ヒメクロホウジャク
止まっているように見えますが空中でホバリングしながらナンブアザミの蜜を吸うヒメクロホウジャク。
口先からストローのような長い口吻が伸びています。

 次のような特徴があります。
 ①腹端が黒くなっています。
 ②桃矢印で示した白点が左右に一つずつあります。
 ③黄矢印で示した白い筋があります。
 ④赤矢印で示したように頭部腹側から胸部腹側まで白くなっています。

ヒメクロホウジャク
横から見ると口先から胸部腹側まで白くなっているヒメクロホウジャク。
ぶれ防止にフラッシュを焚いたため瞳がどの写真も白く写っています。


 科名 スズメガ科ホウジャク亜科
 和名 ヒメクロホウジャク
 大きさ 開張40㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島,徳之島,石垣島
 出現月  5,7~10月
 食餌動植物 幼虫はアカネ,ヘクソカズラ,アケビの葉を食べます。成虫は花の蜜です。
 特徴 昼行性でホバリングしながら花の蜜を吸います。

黒帯の 中の白点 白い帯


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tag : ヒメクロホウジャク

オオハナアブ

2016年10月14日(金)
オオハナアブ 撮影日:2016/10/14,2008/11/02 場所:勿来の関

 ハナアブ科のオオハナアブを紹介します。
 今日(2016年10月14日)は久し振りに晴れました。セイタカアワダチソウの黄色い花には蜜や花粉を求めて昆虫が訪問しています。その中に太った丸い体型の黒いアブがいました。

オオハナアブの雌
雄と違って複眼が離れたままで接近している所がないオオハナアブの雌。
 次のような特徴があります。
 ①腹部に黄橙色の太い帯があります。
 ②複眼には黒い色の筋模様があります。
 ③赤矢印で示したように雄の複眼は接近しています。

オオハナアブの雌
アブやハエの仲間は触角がなんとなく貧弱な感じがするオオハナアブの雌。
 ④雌の複眼は接近せず離れています。
 ⑤触角(桃矢印)は小さくて目立ちません。
 ⑥幼虫は水生なので池や湿地が多い草原で見られます。

オオハナアブの雄
赤矢印の所で複眼が接近しているから雄と分かるオオハナアブ。

 科名 ハナアブ科
 和名 オオハナアブ
 大きさ 体長14~16㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,沖縄
 出現月  4~11月
 食餌動植物 幼虫は水生で腐食物を食べます。成虫は花の蜜や花粉です。
 特徴 

ポイントは 腹部の黄帯 目の模様


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tag : オオハナアブ

コホソスジハマキ

2016年10月13日(木)
コホソスジハマキ 撮影日:2016/06/05,2012/09/14,2016/09/19,2012/08/19 場所:勿来の関

 ハマキガ科ハマキガ亜科のコホソスジハマキを紹介します。
 壁に細長い小蛾が止まっています。前翅長が10㎜に満たない蛾ですが横線が2本あります。小さい蛾なりに紋様を工夫しています。

コホソスジハマキ
細い2本の横線が見られるコホソスジハマキ
 濃い薄いがありますが,2本の横線が見られます。
 ①中央より少し上の方に赤矢印で示したような太めの横線があります。
 ②外縁に近い方には細めの横線があります。

コホソスジハマキ
頭部に近い方の線は濃く,遠い方の線は細くて弱々しいコホソスジハマキ
 ③頭部に近い方の線は前縁付近で太くなっているものとあまり太さが変わらないものがあります。
 ④外縁に近い方の横線も前縁付近で太くなっているものと細いままのものがあります。

コホソスジハマキ
頭部に近い方の線が太くて濃く,遠い方の線は前縁付近が太くなっているコホソスジハマキ。

コホソスジハマキ
2本の線の前縁付近はどちらも太くなっているコホソスジハマキ。

 科名 ハマキガ科ハマキガ亜科
 和名 コホソスジハマキ
 大きさ 開張 12.5~16㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月  5~10月
 食餌動植物 幼虫は枯葉を食べるようです。
 特徴 

ポイントは 横線2つ 並んでる


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tag : コホソスジハマキ

オオタバコガ

2016年10月12日(水)
オオタバコガ 撮影日:2011/09/22,2011/10/07,2010/10/05 場所:勿来の関

 ヤガ科タバコガ亜科のオオタバコガを紹介します。
 葉の上に薄茶色の蛾が止まっています。

オオタバコガ
左右の翅を重ねて止まることもあるオオタバコガ
赤矢印で示したものが環状紋です。この輪の中に黒い点があります。

 同定まで時間がかかりました。タバコガという似た種類が居たからです。

オオタバコガ
黄緑色の目をしているオオタバコガ
 次のような特徴があます。
 ①亜外縁線(桃矢印)がぎざぎざに曲がりません。
   (2枚目3枚目の蛾よりも,もっと大きく曲がります。)
 ②薄くてはっきりしない環状紋(赤矢印)があります。
   (円い輪の中に黒点があります。)
 ③環状紋の外側には腎状紋があります。
   (1枚目2枚目の紋の色は黒で3枚目のものは茶色です。)
 ④翅の色は薄茶色と茶色のものがあります。

オオタバコガ
このような茶色のもいるオオタバコガ。

 科名 ヤガ科タバコガ亜科
 和名 オオタバコガ
 大きさ 開張 29~39㎜,前翅長15㎜
 分布  北海道,本州,小笠原,四国,九州,対馬,屋久島,沖縄
 出現月  6~7,9~10月
 食餌動植物 幼虫はヘトウモロコシ,シコクビエ,キビ,ワタ,オクラ,カキ,キャベツ,ダイコン,スイカ,キュウリ,メロン,レタス,キク,ニンジン,トマト,ピーマン,ナス,タバコ,カーネーション,ナデシコ,セキチク,バラ,トルコギキョウの葉を食べます。
 特徴 

ポイントは 亜外縁線 なだらかに



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tag : オオタバコガ

ホシヒメホウジャク

2016年10月11日(火)
ホシヒメホウジャク 撮影日:2016/10/11,2015/10/18 場所:勿来の関

 スズメガ科ホウジャク亜科のホシヒメホウジャクを紹介します。
 灯火に飛来したものが,梁(はり)にぶら下がっています。この日の飛来数は多く5匹もいました。写真を撮るには離れすぎているので,ビニル袋に入れて持ち帰り家で写すことにしました。

ホシヒメホウジャク
ビニル袋から出した途端,細かく羽ばたき始めたホシヒメホウジャク。そのため後翅の出っ張り2つが見えなくなっています。
 袋から出し紙の上に乗せた途端,羽ばたき運動を始めました。写真を撮りながら様子を見ていました。やがて飛び上がり明るい窓ガラスの方に進んで行きました。

ホシヒメホウジャク
やがてこんな格好で窓枠に止まったホシヒメホウジャク
右側の後翅がずれたため黄橙色の紋が見えています。
しかし,2つの出っ張りは前翅に隠れてしまいました。

 次のような特徴があます。
 ①止まっているときは赤矢印で示した後翅が見えます。
   (フタコブラクダのように2つ出ています。)
 ②桃矢印で示した所には黒紋が有り白筋が見えます。
 ③胸部背に半円状の紋が有ります。
   (その紋の中央を黒い帯状のものが頭部から突き通っています。)
 ④後翅には三角形の黄橙紋が有ります。
 ⑤腹端を上げて止まる習性があります。

ホシヒメホウジャク
普通に止まるとこの様に後翅の2つの出っ張りが見られるホシヒメホウジャク。
腹部がとてもふくれているので雌と思われます。


 科名 スズメガ科ホウジャク亜科
 和名 ホシヒメホウジャク
 大きさ 開張 35~40㎜,前翅長17㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島
      (四国産蛾類図鑑に掲載されているので四国を入れました。)
 出現月  6~7,8~10月
 食餌動植物 幼虫はヘクソカズラの葉を食べます。
 特徴 幼虫には紫色型、橙色型、緑色型、緑色無紋型の4種類があります。
     昼行性で、花の蜜を吸います。

ポイントは 胸部背にある 半月紋


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アオアツバ

2016年10月10日(月)
アオアツバ 撮影日:2016/10/10,2014/09/23 場所:勿来の関

 ヤガ科アツバ亜科のアオアツバを紹介します。
 黒ずんだ三角形の蛾が壁に止まっています。矢の先に付いている矢尻の形なのでヤガ科に分類されたと思われます。

アオアツバ
薄暗い場所なので実際にはもっと黒ずんで見えたアオアツバ
 アオアツバを見るのは今日で2回目です。2年前に見たものは薄褐色でした。それで紋様は似ていましたが,半信半疑でいました。

アオアツバ
赤矢印で示した内横線はWの形をしているアオアツバ。
 しかし,次のような特徴があるのでアオアツバと同定しました。
 ①桃矢印で示した内横線がWの形になっています。
   (後縁近くで水平になっています。)
 ②赤矢印で示した所から黒点が並んで亜外縁線になっています。
   (赤矢印で示した周辺が白っぽくなる個体が居ます。)
 ③外横線(赤矢印より頭に近い方にある線)は,なだらかな曲線を描いています。

アオアツバ
なだらかな曲線を描く外横線があるアオアツバ。

アオアツバ
円らな瞳が可愛いアオアツバ。

 科名 ヤガ科アツバ亜科
 和名 アオアツバ
 大きさ 開張 20~24㎜,前翅長13㎜
 分布  本州,四国,九州,沖縄
      (四国産蛾類図鑑に掲載されているので四国を入れました。)
 出現月  4~11月
 食餌動植物 幼虫はメドハギ,マルバハギの葉を食べます。
 特徴 

ポイントは W形の 内横線


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tag : アオアツバ

トビスジトガリナミシャク

2016年10月9日(日)
トビスジトガリナミシャク 撮影日:2013/10/03,2016/10/09,2011/10/16 場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科のトビスジトガリナミシャクを紹介します。
 褐色の蛾が壁に止まっています。一見して,尖った感じがする蛾です。

トビスジトガリナミシャク
尖った感じのするトビスジトガリナミシャク
 カバナミシャクの仲間に似た感じがする蛾です。翅頂から前翅外縁中央まで真っ直ぐに切られた様な感じです。
 褐色の筋模様のある尖った感じがするナミシャクという意味で命名したと思われます。

トビスジトガリナミシャク
赤矢印の所を見ると垂れ下がった波模様があるトビスジトガリナミシャク
その模様があるのでナミシャク亜科を探して見つけました。

 次のような特徴が見られます。
 ①前翅翅頂から斜め上に立ち上がる線があります。
   (この性質はトガリバガ亜科の蛾に似ています。)
 ②外横線は赤矢印の所で鍾乳石のように大きく垂れ下がっています。
   (この様な筋模様があれば,ナミシャク亜科を探すと同定が捗ります。)

トビスジトガリナミシャク
翅頂から斜めの線が立ち上がっているのも特徴の1つであるトビスジトガリナミシャク。

 科名 シャクガ科ナミシャク亜科
 和名 トビスジトガリナミシャク
 大きさ 開張 17㎜
 分布  本州,四国,九州
 出現月  3,9~10月
 食餌動植物 幼虫はセンニンソウの葉を食べます。
 特徴 

翅頂から 斜めの線が 立ち上がる


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クロテンカバアツバ

2016年10月8日(土)
クロテンカバアツバ 撮影日:2016/07/01,06/29,2012/09/20 場所:勿来の関

 ヤガ科亜科不確定のクロテンカバアツバを紹介します。
 薄褐色の蛾が外壁に止まっています。小さな蛾で前翅長10㎜以下の大きさです。
 同じヤガ科の亜科不確定に紋様が似たフタテンチビアツバが居ます。

クロテンカバアツバ
大きな紋(桃矢印)が外横線に接しているクロテンカバアツバ
 次のような特徴が見られます。
 ①前翅中央より翅頂の方へずれた所に焦茶紋があります。
 ②この紋は薄くてはっきりしない外横線に接しています。
 ③この大きな焦茶紋の外側に中黒点が3つ(赤矢印で示した紋の左右に1つずつ)有ります。

クロテンカバアツバ
中焦茶紋が外縁に沿うように並んでいるクロテンカバアツバ
 クロテンカバアツバはヤガ科シタバガ亜科に属していましてが,亜科不確定に移っています。
 内横線も外横線もはっきりしないのがクロテンカバアツバの特徴のようです。

クロテンカバアツバ
内横線も外横線もはっきりしないクロテンカバアツバ。

 科名 ヤガ科亜科不確定
 和名 クロテンカバアツバ
 大きさ 開張 13~16㎜,前翅長7~8
 分布  北海道,本州,四国,九州
 出現月  6~10月
 食餌動植物 幼虫はズミの葉を食べます。
 特徴 シタバガ亜科から亜科不確定になりました。

焦茶紋 外横線に 接してる


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tag : クロテンカバアツバ

ウスバフタホシコケガ

2016年10月7日(金)
ウスバフタホシコケガ 撮影日:2012/08/21,2016/10/06,2011/09/24 場所:勿来の関

 ヒトリガ科コケガ亜科のウスバフタホシコケガを紹介します。
 薄褐色の蛾が壁に止まっています。小さな蛾で前翅長10㎜以下の大きさです。

ウスバフタホシコケガ
星に見立てた黒点が四つありますが片方の翅の黒点の数だけ数えて命名したウスバフタホシコケガ
 写した後,カメラで画像を確かめると翅が透けているように見えますが,パソコンでは短い毛が生えているのが分かりました。
 写しながら感じたことは翅が透けているように見えるからウスバの名前が付いたのだろうということです。

ウスバフタホシコケガ
縁毛が綺麗に生え揃っているので羽化後間もないと思われるウスバフタホシコケガ
 左前翅も右前翅も黒点の数は2個ずつです。そこで,黒点を星に見立ててウスバフタホシコケガと名付けられたと思われます。

ウスバフタホシコケガ
幼虫は地衣類を食べますが,それをコケ類に含めてコケガ亜科としたものと思われるウスバフタホシコケガ。

 科名 ヒトリガ科コケガ亜科
 和名 ウスバフタホシコケガ
 大きさ 開張 20㎜,前翅長8~10
 分布  本州,四国,九州,対馬
 出現月  4~7,9~10月
 食餌動植物 幼虫は地衣類を食べます。
 特徴 

透けている ように見えるが 生えている


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ゴマフキエダシャク

2016年10月6日(木)
ゴマフキエダシャク 撮影日:2014/06/17,2012/06/21,2016/08/28 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のゴマフキエダシャクを紹介します。
 窓ガラスに小黒斑のある黄色い蛾が止まっています。
 後翅が見えるくらい前翅を上に上げて壁に貼り付くように止まるのはシャクガ科の習性です。

ゴマフキエダシャク
触角が櫛歯状なので雄のゴマフキエダシャク
 派手な色をした毎年見掛ける普通種の蛾です。よく見掛けるのは,いろいろな植物の葉を食べることが出来るからでしょう。
 ゴマフキエダシャク(胡麻斑黄枝尺)という名はゴマ粒のような斑紋がある黄色い地色のエダシャクという意味でしょう。

ゴマフキエダシャク
外縁中央に少し凹みが見られるゴマフキエダシャク雄。
この写真の様に縁毛に黒紋が無いゴマフキエダシャクもいます。

 次のような特徴が見られます。
 ①後翅外縁中央(赤矢印)がわずかに凹んでいます。
 ②縁毛に黒紋が有るものも無いものも居ます。
 ③雄の触角は櫛歯状です。
 ④8月以降に羽化するものは小さいです。

ゴマフキエダシャク
この蛾の縁毛には大きめの黒紋が有るゴマフキエダシャク雄。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 ゴマフキエダシャク
 大きさ 開張 35~48(1回目),21~25㎜(2回目)
 分布  本州,四国,九州
 出現月  6~7,8~月
 食餌動植物 幼虫はカバノキ科,ブナ科,ニレ科,マメ科,トチノキ科,アワブキ科,ツツジ科,スイカズラ科,ミカン科の葉を食べます。
 特徴 黒点の数や大きさには個体差があります。

ゴマフキや 黄色い地色の 鮮やかさ


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tag : ゴマフキエダシャク

ホソバヤマメイガ

2016年10月5日(水)
ホソバヤマメイガ 撮影日:2016/06/27,2012/07/23,2013/05/14 場所:勿来の関

 ツトガ科ヤマメイガ亜科のホソバヤマメイガを紹介します。
 窓ガラスに灰色の細長い蛾が止まっています。

ホソバヤマメイガ
触角を背負っていることからツトガ科かメイガ科であることが分かるホソバヤマメイガ
 どの写真を見ても触角を背負っています。だから,ツトガ科かメイガ科の蛾であることが分かります。黄色い地に褐色の紋様があれば,直ぐツトガ科ノメイガ亜科となるのですが,細くて灰色の地なのでヤマメイガ亜科に属することが分かります。

ホソバヤマメイガ
黒い縦筋が3対ほどあるホソバヤマメイガ
 次のような特徴が見られます。
 ①白い内横線と白い外横線があります。
 ②内横線と頭部の間に,一対の黒い縦筋があります。
 ③内横線に接するように外側に,一対の黒い縦筋があります。
 ④赤矢印の褐色紋の中にも黒い縦筋があります。

ホソバヤマメイガ
内横線も外横線も白いホソバヤマメイガ。

 科名 ツトガ科ヤマメイガ亜科
 和名 ホソバヤマメイガ
 大きさ 開張 13~14㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州(四国は四国産蛾類図鑑の掲載より。)
 出現月  5~10月
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
 特徴 

ポイントは 白い横線 黒い筋


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tag : ホソバヤマメイガ

コブノメイガ

2016年10月4日(月)
コブノメイガ 撮影日:2010/08/28,2016/10/02 場所:勿来の関

 ツトガ科ノメイガ亜科のコブノメイガを紹介します。
 黄色い地に褐色の紋や横線などがあるツトガ科の蛾が止まっています。

コブノメイガ雌
この蛾の名前がコブノメイガと分かったとき何故瘤も無いのにコブノメイガというのだろうと不思議でした。
 触角を背負った黄色い地色の蛾はノメイガ亜科に属する蛾です。
 畑で見たのが最初の出会いでした。慎重に近づいてもノメイガ亜科の蛾には直ぐ逃げられてしまいます。真ん中の写真は灯火に飛来した雌です。

コブノメイガ雌
珍しいことに雌が灯火に飛来したコブノメイガ雌。
 次のような特徴があります。
 ①前翅をあまり開かずに止まると,外横線は一直線になります。
 ②そのとき内横線は,緩い曲線になっています。
 ③前翅前縁中央(短い線の近く)に瘤が無いのは雌です。
   雄に瘤があることから,コブノメイガと名付けられたのでしょう。
 ④腹端には白と黒の縞模様(赤矢印)があります。

コブノメイガ雌
何度も逃げられやっと写すことが出来たコブノメイガ雌。

 科名 ツトガ科ノメイガ亜科
 和名 コブノメイガ
 大きさ 開張 18㎜
 分布  北海道,本州,小笠原,四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島,沖縄
 出現月  5~6,7~8,8~9,9~11月
 食餌動植物 幼虫はアワ,エノコログサ,ヒエ,ジュズダマ,コムギ,オオムギ,サトウキビ,スズメノヒエ,イヌビエ,カラスムギ,ハダカムギ,イネの葉を食べます。
 特徴 雄の前翅前縁には,瘤があり,雌にはありません。

腹端の 白と黒との 縞模様


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tag : コブノメイガ

タイワンウスキノメイガ

2016年10月3日(日)
タイワンウスキノメイガ 撮影日:2016/10/02 場所:勿来の関

 ツトガ科ノメイガ亜科のタイワンウスキノメイガを紹介します。
 窓枠に黄色い地に褐色紋のあるツトガ科の蛾が止まっています。

タイワンウスキノメイガ
前翅前縁の中央近くにある褐色斑(赤矢印)には白い「>」紋があるタイワンウスキノメイガ
右の方は,はっきりしていますが左の方はにじんでいます。

 触角を背負った黄色い地色の蛾はノメイガ亜科に属する蛾です。
 このタイワンウスキノメイガは初見の蛾です。食餌植物のポプラが勿来の関周辺にはほとんど分布していません。それで観察されることが少ないのでしょう。

タイワンウスキノメイガ
外縁沿いにテリア犬のシルエットのような紋があるタイワンウスキノメイガ。
 次のような特徴があります。
 ①赤矢印の褐色斑には白い「>」の紋があります。
 ②外縁沿いにはテリア犬を横から見たような紋(桃矢印)があります。

タイワンウスキノメイガ
勿来の関周辺にはポプラが無いので何を餌にしているのか謎のタイワンウスキノメイガ。

 科名 ツトガ科ノメイガ亜科
 和名 タイワンウスキノメイガ
 大きさ 開張 30㎜
 分布  本州,四国,九州,沖縄
 出現月 8~9月
 食餌動植物 幼虫はポプラの葉を食べます。
 特徴 

ポイントは 外縁沿いに テリア犬


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tag : タイワンウスキノメイガ

ゴボウハマキモドキ

2016年10月2日(日)
ゴボウハマキモドキ 撮影日:2016/07/23 場所:勿来の関

 ハマキモドキガ科のゴボウハマキモドキを紹介します。
 体長10㎜未満の褐色を帯びた蛾が止まっています。

ゴボウハマキモドキ
未見の蛾でキバガ科・ハマキガ科などに見え同定に時間がかかったゴボウハマキモドキ
 2010年間から蛾の観察を始めて未だ見たことがない蛾です。
 何の仲間か分からず同定には時間がかかりました。

ゴボウハマキモドキ
黒紋の中に銀紋があるゴボウハマキモドキ
 目立つ特徴として次のことが上げられます。
 ①後縁の後ろ半分を内側に少し巻き込んでいます。
 ②黒紋の中に銀色の紋があります。

ゴボウハマキモドキ
前翅後縁の後半を内側に巻き込んでいるゴボウハマキモドキ。

 科名 ハマキモドキガ科
 和名 ゴボウハマキモドキ
 大きさ 開張 8~10㎜
 分布  本州,四国,九州,沖縄
 出現月 3~10月
 食餌動植物 幼虫はゴボウ,ハハコグサ,シュンギクの葉を食べます。
 特徴 昼行性ですが,灯火にも飛来します。銀色の紋が黒紋にあります。

ポイントは 銀色の紋 ちりばめる


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tag : ゴボウハマキモドキ

フタテンチビアツバ

2016年10月1日(土)
フタテンチビアツバ 撮影日:2011/06/30,2015/09/02,2013/07/20 場所:勿来の関

 ヤガ科のフタテンチビアツバを紹介します。
 褐色を帯びた小さな蛾が壁に止まっています。
 シタバガ亜科に分類されたことがありますが、現在亜科不確定とされています。

フタテンチビアツバ
ポイントは中ほどにある2つの黒点であるフタテンチビアツバ
 前翅中央付近に2つの黒点があり,前翅長8㎜より小さいことからフタテンチビアツバと名が付けられたのでしょう。

フタテンチビアツバ
翅頂から赤矢印の黒点まで焦茶紋があるフタテンチビアツバ
 主な特徴は次の通りです。
 ①前翅中央付近に黒点が2つあります。
 ②その2つの黒点の前縁側に焦茶紋があります。
 ③翅頂から赤矢印で示した黒点まで焦茶紋があります。

フタテンアツバ
アツバとは名ばかりで立派な下唇鬚(かしんひげ)は無いフタテンチビアツバ

 科名 ヤガ科
 和名 フタテンチビアツバ
 大きさ 開張 11~15㎜
 分布  本州,四国,九州,屋久島
 出現月 6~10月
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
 特徴 

ポイントは 中ほどにある 二黒点


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