クリアナアキゾウムシ

2016年4月30日(土)
1166 クリアナアキゾウムシ 撮影日:2016/04/26,04/29 場所:勿来の関

 コウチュウ目ゾウムシ科のクリアナアキゾウムシを紹介します。
 ゾウの鼻を思わせる長い部分を吻(ふん)といいます。その吻から左右に出ている細いものは触角です。
クリアナアキゾウムシ
クリアナアキゾウムシ
表面にある多くの凹みを穴に見立てて名付けられたクリアナアキゾウムシ
不思議にも撮影中落下せず止まっていてくれました。

 幼虫はクリ・クヌギ・コナラなどの根を食べて育ちます。
 体の表面に多くの凹みが見られます。それらを穴と見立ててクリアナアキゾウムシと名付けられたられたようです。

クリアナアキゾウムシ
ゾウの鼻を思わせる長い吻(ふん)を持つクリアナアキゾウムシ。
 多くのゾウムシ科の仲間は,危険が迫ると落下しますが,このクリアナアキゾウムシは撮影中は落下しませんでした。何かキツネにつままれた気分でした。
 ところが,2016/04/30に写真を撮っていると,突然落下しました。このクリアナアキゾウムシもゾウムシ科の習性を持っていたんだと感じました。

クリアナアキゾウムシ
触角の先は棍棒のよう膨らんでいるクリアナアキゾウムシ。
 黒い点状の筋模様が縦に並んできれいにみえます。
 触角の先は紡錘あるいは棍棒のような形をしています。

クリアナアキゾウムシ
赤褐色の斑紋が,胸部に2つあります。赤褐色点の列が前翅の上部に1本,下部に2本の合計3本あるクリアナアキゾウムシ。

 科名 コウチュウ目ゾウムシ科
 和名 クリアナアキゾウムシ
 大きさ 体長 13~16㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州
 出現月(羽化する月) 5~9月
 食餌動植物 幼虫はクリ,クヌギ,コナラなどの根を食べます。
 特徴 マツアナアキゾウムシ・リンゴアナアキゾウムシに似ています。

表面に 多くの凹み 見られます


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tag : クリアナアキゾウムシ

アオシャチホコ

2016年4月29日(金)
アオシャチホコ 撮影日:2015/04/28,2016/04/27,2012/06/18 場所:勿来の関

 シャチホコガ科のアオシャチホコを紹介します。

 アオシャチホコの前翅にも緑色の部分があります。
 しかし,オオアオシャチホコのようにはっきりした褐色部はありません。
アオシャチホコ
中央が褐色部で分断されないアオシャチホコ
 アオシャチホコの前翅を見ますと,胸部に近い部分の緑色部が濃くなっています。そのため,分断されているように見えてしまいます。

アオシャチホコ
全体に毛深く腹端が外縁から覗いていてるシャチホコガ科らしいアオシャチホコ。
 最初の写真を見て下さい。前翅中央付近に白点があります。その白点から斜め下方前縁にも白点があります。その2点をつないで頭部の方へ伸ばしていくとまた,白点があります。 この様に,白点が三つ並んでいるアオシャチホコが「みんなで作る日本蛾類図鑑」でも見られます。
 最後の写真はフラッシュを焚いたために灰色になっています。

アオシャチホコ
フラッシュを焚いたために灰色を帯びた色になってしまったアオシャチホコ。

 科名 シャチホコガ科
 和名 アオシャチホコ
 大きさ 開張 雄40~45㎜,雌 約52㎜
 分布  本州,四国,九州
 出現月(羽化する月) 5,7~8月
 食餌動植物 幼虫はエゴノキの葉を食べます。成虫は何も食べません。
 特徴 オオアオシャチホコに似ています。

真ん中も 緑色部 見えている


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tag : アオシャチホコ

オオアオシャチホコ

2016年4月28日(木)
オオアオシャチホコ 撮影日:2012/04/25,05/01,04/24 場所:勿来の関

 シャチホコガ科のオオアオシャチホコを紹介します。
 オオアオシャチホコの前翅には緑色の部分と褐色部の部分があります。
 アオシャチホコとオオアオシャチホコは似ていて初めて見る人には同じ種に見えてしまいがちです。

 しかし,次のような違いがあるので区別することが出来ます。
 ①緑色部分が中央部分(赤矢印から水色矢印まで)で分断されています。
  ただし,後縁に沿った部分は緑色部分が残っていて分断されていません。
 ②二つの部分の境には黒い線か黒い点線があって,見分けるときに役立ちます。

オオアオシャチホコ
ホームベースのような形のオオアオシャチホコ
 赤矢印の所にはふさふさした毛が見られます。これは後翅に生えている毛がはみ出しているためです。
 最初の写真のオオアオシャチホコは,ホームベースの形に見えます。それは,後翅の横幅が大きくてはみ出しているからです。でも,止まるときに後翅を少し開き気味にしたときはホームベースの形にはなりません。

オオアオシャチホコ
立派な両櫛歯状の触角を持つオオアオシャチホコ。
 シャチホコガ科の多くは,成虫になると何も食べません。活動するときのエネルギーは,幼虫のとき食べて得られた養分です。シャチホコガ科の蛾は,近付いても滅多に逃げません。
それは無闇矢鱈に逃げ回って大切なエネルギーを無駄遣いしたくないからでしょう。
 シャチホコガ科の仲間は毛深くて,腹端が翅からはみ出ていることを記憶していると同定に役立ちます。

オオアオシャチホコ
全体に毛深く腹部は太いオオアオシャチホコ。

 科名 シャチホコガ科
 和名 オオアオシャチホコ
 大きさ 開張 雄32~47㎜ 雌43~50㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月(羽化する月) 4~6,7~8月
 食餌動植物 幼虫はエゴノキ、ハクウンボクの葉を食べます。
 特徴 アオシャチホコに似ていますが,緑色部分が翅の中央部分で分断されています。

上下に 緑色部 分かれてる


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tag : オオアオシャチホコ

4月下旬の蛾②

2016年4月27日(水)
4月下旬の蛾② 撮影日:2016/04/23~04/25 場所:勿来の関

 勿来の関で4月下旬頃,見られた蛾を紹介します。
 満月が過ぎ月明かりが暗くなったせいか灯火に飛来する蛾が多くなっています。

フサヤガ
①フサヤガ(ヤガ科)
前翅長を測ると16.5㎜~17㎜ありました。
「みんなで作る日本蛾類図鑑」によるとコフサヤガの前翅長は15㎜くらいとあります。
だから,フサヤガと判断しました。
雄の触角は両櫛歯状というので今度採集して確かめたいと思っています。


オオエグリシャチホコ
②オオエグリシャチホコ(シャチホコガ科)
頭部が突き出ているので,ワニのように見えてしまう蛾です。
左右の翅が合わさる後縁の部分がえぐられたように見え前翅長が30㎜と大きいのでオオエグリシャチホコと名が付いたのでしょう。
腹端が外縁からはみ出しているのでシャチホコガ科と予想がつきます。


アカジママドガ
③アカジママドガ(マドガ科)
左右に伸びる筋の色が赤いのでアカジママドガというのでしょうが,どういう訳か勿来の関で見られるものは筋が黒いものばかりです。
網の目模様が美しい蛾です。


ニジュウシトリバ
④ニジュウシトリバ(トリバガ科)
鳥の羽のような物が左に12本,右にも12本合計24本あります。だから,それが名前のいわれとなっています。


フタナミトビヒメシャク
⑤フタナミトビヒメシャク(シャクガ科)
何故フタナミというのか理解できない蛾です。
黒点が目に見えて何か笑っているように見えます。



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tag : 4月下旬の蛾②

4月下旬の蛾①

2016年4月26日(火)
4月下旬の蛾① 撮影日:2016/04/19~04/23 場所:勿来の関

 勿来の関で4月下旬頃,見られた蛾を紹介します。
 4月下旬に入ると観察される蛾の種類は増えてきました。

ギンモンカギバ
①ギンモンカギバ(カギバガ科)
翅頂が鉤のように曲がっているのでカギバガ科だと分かります。
翅全体に銀色の鱗粉が見られることが名前のいわれと思われます。


ワモンノメイガ
②ワモンノメイガ(ツトガ科)
触角が翅の上に乗っているのでツトガ科・メイガ科の仲間であることが分かります。
前翅中央に円い紋が二つ並んでいれば,直ぐワモンノメイガと分かるのですが個体変異があってこの様な紋様のものもいます。
細長い蛾で前翅を重ねて止まることが多いです。


ヨホシナミシャク
③ヨホシナミシャク(シャクガ科)
4月には茶褐色をしたカバナミシャクの姿を見るたびがっかりしてしまいますが,白っぽい色をしたものは珍しく興味が引かれます。
似たような紋様のものがいますが前翅前縁の付け根部分が黒いので区別がつきます。


マダラキヨトウ
④マダラキヨトウ?(ヤガ科)
内横線が出ていればはっきり分かるのでですが,外横線に沿う線が見られることでマダラキヨトウと判断しました。


ウラベニエダシャク
⑤ウラベニエダシャク(シャクガ科)
4月下旬になるとよく見掛けるようになる蛾です。
前翅長10㎜程度の小さな蛾で翅の紋様には個体差があります。
勿来の関では食餌植物スイカズラがよく分布しているので出現数が多いのでしょう。



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tag : 4月下旬の蛾①

ソトウスグロアツバ

2016年4月25日(月)
1161 ソトウスグロアツバ 撮影日:2010/10/08,2011/09/24,2013/09/24 場所:勿来の関

 ヤガ科クルマアツバ亜科のソトウスグロアツバを紹介します。

 正直に申し上げまして,ヒロオビウスグロアツバに似ていて同定が困難です。
ソトウスグロアツバ
翅の表面に毛が生えたような感じで昨日紹介しましたヒロオビウスグロアツバの様なざらざら状態感じには見えないソトウスグロアツバ
 でも,「みんなで作る日本蛾類図鑑」等に出ていた次の二点をもとに今までの写真からソトウスグロアツバを選び出しました。

ソトウスグロアツバ
紋様がヒロオビウスグロアツバに似ていますが,表面は柔らかな感じでざらざらとした感じとは違う
ソトウスグロアツバ。

 ①翅の表面が滑らかでざらついた感じがしません。
 ②関東では夏に多いそうです。

ソトウスグロアツバ
前の二つの個体とは違う紋様ですが,ざらざらした感じに見えないソトウスグロアツバ。

 科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
 和名 ソトウスグロアツバ
 大きさ 前翅長11~13㎜
 分布  本州,四国,九州,対馬,沖縄
 出現月(羽化する月) 5~12月
 食餌動植物 幼虫は枯葉,ヤッコソウ,コケ類,シダ類,針葉樹,クヌギの生葉,岩場のツゲ,沼沢地のカヤツリグサ科,イネ科,マタタビの果実を食べます。
 特徴 翅の表面は滑らかでザラついた感じがしません。
    関東では夏に多いそうです。
    ヒロオビウスグロアツバに似ています。

見た感じ ざらざら感が ありません


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tag : ソトウスグロアツバ

ヒロオビウスグロアツバ

2016年4月24日(日)
ヒロオビウスグロアツバ 撮影日:2011/05/19,2016/04/17 場所:勿来の関

 ヤガ科クルマアツバ亜科のヒロオビウスグロアツバを紹介します。
 正直に申し上げまして,ソトウスグロアツバに似ていて同定は私にとって不可能です。
ヒロオビウスグロアツバ
前翅がざらざらしていて,しかも春の頃観察されるヒロオビウスグロアツバ。2011/05/19撮影
 でも,「みんなで作る日本蛾類図鑑」に出ていた次の二点をもとにしてヒロオビウスグロアツバを選び出しました。

ヒロオビウスグロアツバ
翅がざらざらした感じで2016/04/17観察したヒロオビウスグロアツバ。
 ①翅の表面がざらざらとした感じがあります。
 ②関東では春に多いそうです。

ヒロオビウスグロアツバ
この蛾はアツバの仲間なので下唇鬚(かしんひげ)が発達しているヒロオビウスグロアツバ。

 科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
 和名 ヒロオビウスグロアツバ
 大きさ 開張 20~25㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州
 出現月(羽化する月) 4~8月
 食餌動植物 幼虫は枯葉を食べます。
 特徴 翅はざらざらとした感じがあります。
    関東では春に多いそうです。
    ソトウスグロアツバに似ています。

見た感じ ざらざらとした 感じする


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tag : ヒロオビウスグロアツバ

ニセアカマエアツバ

2016年4月23日(土)
1159 ニセアカマエアツバ 撮影日:2011/08/26,2013/09/13 場所:勿来の関

 ヤガ科クルマアツバ亜科のニセアカマエアツバを紹介します。

ニセアカマエアツバ
触角に瘤があるので雄と分かるニセアカマエアツバ
 オオアカマエアツバに似ていて長い間悩んできました。
 そこで,「みんなで作る日本蛾類図鑑」の画像を改めて見ました。

ニセアカマエアツバ
下唇鬚(かしんひげ)が太くて先端が「V」字形に開いているのでニセアカマエアツバの雄と分かります。
 見ているうちに,ある共通点を発見しました。それは次の通りです。
 ①雄の下唇鬚(かしんひげ)は,太くて先端が「V」字形に開いています。
 ②雄の触角には瘤(赤矢印)があります。

ニセアカマエアツバ
亜外縁線が鮮明で太いという説明だけでは不安でしたが下唇鬚(かしんひげ)の様子で同定出来ると分かり安心したニセアカマエアツバ。

 科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
 和名 ニセアカマエアツバ
 大きさ 開張 30㎜
 分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄
 出現月(羽化する月) 3~10月
 食餌動植物 幼虫は枯葉を食べます。
 特徴 雄の触角には瘤があります。
    雄の下唇鬚(かしんひげ)は太くて先端が「V」字形に開いています。
    アカマエアツバ・オオアカマエアツバに似ています。

下唇鬚 太くてV字 開いてる


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tag : ニセアカマエアツバ

春の花⑦

2016年4月23日(金)
春の花⑦ 撮影日:2016/04/21~04/22 場所:勿来の関

 勿来の関で4月21日~4月22日に見られた花等を紹介します。
アカメガシワ
①アカメガシワ
これは花ではありませんが,若葉の赤い芽吹きが美しいアカメガシワです。赤いビロードの様な若葉です。10枚以上葉がありますが,大抵1枚くらい虫に食われていますが珍しく虫に食われていない芽吹きです。


マムシグサ
②マムシグサ
春の花③で載せたミミガタテンナンショウの仲間です。この花は紫色を帯びません。耳たぶのように見えるものもありません。根元から出ている褐色の斑模様がマムシに似ていることから名が付いたようです。


ニガイチガ
③ニガイチゴ
モミジイチゴの花は下向きに咲きますが,ニガイチゴの花は横向きか斜め上向きに咲きます。赤く熟した実は甘いですが,種に゛苦味があります。それでニガイチゴと名付けられました。


サルトリイバラ
④サルトリイバラ
3本の縦葉脈が目立つ葉をつけます。雌雄異株で,雌株の方には秋になると鮮やかな赤い実が球状に実ります。茎には名の通り刺があり,サルが引っかかるというので名が付いたようです。


ニワトコ
④サルトリイバラ
3本の縦葉脈が目立つ葉をつけます。雌雄異株で,雌株の方には秋になると鮮やかな赤い実が球状に実ります。茎には名の通り刺があり,サルが引っかかるというので名が付いたようです。



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tag : 春の花⑦

ウスキヒゲナガ

2016年4月21日(木)
ウスキヒゲナガ 撮影日:2016/04/21,2013/04/19,2012/04/29 場所:勿来の関

 ヒゲナガガ科のウスキヒゲナガを紹介します。

 体の割にとても長い触角は白く見えますが,白と黒の斑模様があります。
ウスキヒゲナガ
やっと前翅後角の縁毛(水色矢印)が白くなっているのが撮れたウスキヒゲナガ。触角は白く見えますが白と黒の模様があります。
 ウスキヒゲナガにはアトボシウスキヒゲナガという似た種類が居ます。両者の違いは前翅後縁に中央付近に白紋があるかどうかで決まります。
 ①前翅後縁中央付近に白紋がありません。・・・ウスキヒゲナガ
 ②前翅後縁中央付近に白紋があります。 ・・・アトボシウスキヒゲナガ

ウスキヒゲナガ
日光にあたり明るく輝いているウスキヒゲナガ。格子模様が美しい蛾です。
 今日(2016年4月21日)以前に写した写真では,前翅後角から出ている縁毛(水色矢印)が白くなっているのを確認出来ないでいました。運良く今日その縁毛が白くなっているのを確認出来たためウスキヒゲナガを投稿することが出来ました。

ウスキヒゲナガ
頭部は焦茶色ですが,目と目の間は薄茶色のウスキヒゲナガ。

 科名 ヒゲナガガ科
 和名 ウスキヒゲナガ
 大きさ 開張 19~21㎜
 分布  本州,四国,九州
 出現月(羽化する月) 4~5月
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。 成虫は花の蜜です。
 特徴 アトボシウスキヒゲナガに似ますが、本種は後角部の縁毛のみが白いです。

名の通り 長い触角 驚きだ


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tag : ウスキヒゲナガ

春の花⑥

2016年4月20日(水)
春の花⑥ 撮影日:2016/04/13~04/19 場所:勿来の関

 勿来の関で4月13日~4月19日に見られた花を紹介します。

アオキ
文①アオキ
春の花③でアオキの雄花を紹介しました。今度は雌花の紹介です。
アオキは雌雄別株の植物です。ですから雄株と雌株に分かれて生育しています。
雄株には雄花(写真はこちらです。)が,雌株には雌花が咲き実がなります。
4枚の小豆色の花弁中央に見える黄緑色のものが雌しべで雄しべはありません。
実の色は黄緑色から次第に赤くなり花が咲く頃には真っ赤になります。


キバナオドリコソウ
②キバナオドリコソウ
黄色のオドリコソウには20年以上山野を歩いていて,出会ったことが無い植物です。白っぽい色のオドリコソウを黄色にした植物です。
茎の形が四角形で葉が対生だからシソ科の植物だと信じて図鑑で調べましたが掲載されていません。暫く探すのを諦めていました。
最近になって,「オドリコソウ黄色」とネットで検索すると見事にヒットしました。ヨーロッパの東部~西アジア原産で名前はキバナオドリコソウといい園芸植物として導入されたようです。
葉に白い斑が入るのが特徴です。


ヤマフキ
③ヤマブキ
江戸時代頃までは好まれた花だったようです。というのも花の色が大判・小判の色に似た色だからです。
太田道灌の故事に出てくるヤマブキは「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだに無きぞ悲しき」とありますのでヤエヤマブキでこの写真のヤマブキとは違います。


ウリカエデ
④ウリカエデ
枝や幹の色が緑色をしていますので,「ウリカエデ」か「ウリハダカエデ」だと思っていました。
葉脈が細かいウリハダカエデと違って荒いのでウリカエデと判断しました。
ウリカエデは桃矢印で示した鱗片葉が赤味を帯びていて開花の頃までが綺麗です。残念ながらその後落ちてしまいます。
撮影してから7日経った4月20日には,もう小さい実ができていました。


ドウダンツツジ
⑤ドウダンツツジ
小さい白鈴が沢山ぶら下がったように見えて可愛い花です。
花柄の元から若葉が出ているのが見えます。
春は花が楽しめ秋は真っ赤に染まった葉が楽しめるツツジです。



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tag : 春の花⑥

4月中旬の蛾②

2016年4月19日(火)
4月中旬の蛾② 撮影日:2016/04/13,04/15 場所:勿来の関

 勿来の関で4月中旬に見られた蛾を紹介します。
 4月に入ると次第に観察される蛾が増えてきて嬉しく思っています。

エグリヅマエダシャク
①エグリヅマエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
三角形の戦闘機を思わせる蛾です。
外縁がえぐられたような形をしていることからエグリヅマエダシャクと名付けられました。


クロオビシロフタオ
②クロオビシロフタオ(ツバメガ科)
前翅長10㎜程度の小さな蛾です。
後翅外縁から2本の白い突起が出ているのをツバメの尾に見立ててツバメガ科の仲間に入れていると思われます。


フタトビスジナミシャク
③フタトビスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
内横線が前縁近くで「V」字形にくびれています。これが同定のポイントです。
外横線と外縁の間に波の模様があることからナミシャク亜科と予想がつきます。
2つの鳶色(褐色)の筋があるのでフタトビスジナミシャクと名付けられたのでしょう。


クロテンヨトウ
④クロテンヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
先日紹介しましたクロテンヨトウよりも黒点が大きいので,別種かと思い探しましたがどうやらこれもクロテンヨトウのようです。


ノヒラトビモンシャチホコ
⑤ノヒラトビモンシャチホコ(シャチホコガ科)
毛深い前足に,腹端が覗いて見えているのでシャチホコガ科の仲間だと予想がつきます。



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tag : 4月中旬の蛾②

4月中旬の蛾

2016年4月18日(月)
4月中旬の蛾 撮影日:2016/04/18 場所:勿来の関

 勿来の関で4月中旬に見られた蛾を紹介します。
 2016/04/18の朝には昨晩灯火に飛来した蛾が,そのまま居残って6種類もの蛾が見られました。

グミオオウスツマヒメハマキ
①グミオオウスツマヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキガ亜科)
体の割に目が大きく円らなので可愛く見えます。
前翅付け根から前縁中頃まで見られる白い筋模様からヒメハマキガ亜科と分かります。


ホソバトガリエダシャク
②ホソバトガリエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
今年初めて,この様な筋模様の蛾がホソバトガリエダシャクだとわかりました。
2本の横線のうち頭部に近い方の線が後縁に接する部分が低くなっているからです。


オオハガタナミシャク
③オオハガタナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
上の方の横筋中央の黒紋が目玉のようで仮面を被った人のように見えます。


ナニワクビグロクチバ
④ナニワクビグロクチバ(ヤガ科キリガ亜科)
黒くなった胸部を首に見立ててナニワクビグロクチバと名付けたのでしょう。
ヒメクビグロクチバに似ていますが,桃矢印の延長線上に小白点があるのでナニワクビグロクチバと分かります。


クロテンヨトウ
⑤クロテンヨトウ(ヤガ科キリガ亜科)
頭部に一番近い横線の外側近くにある小黒点からクロテンヨトウと分かります。


フトフタオビエダシャク
⑥フトフタオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
前翅中央付近にあり黒く見える紋がW字紋になっています。更には,この紋の左右に茶褐色の帯があることからフトフタオビエダシャクと分かります。


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tag : 4月中旬の蛾

キバラケンモン

2016年4月17日(日)
キバラケンモン 撮影日:2016/04/17 場所:勿来の関

 ヤガ科ウスベリケンモン亜科のキバラケンモンを紹介します。

 頭を下にして止まっている蛾が居ます。白い地に黒い筋模様が鮮やかな蛾です。去年は息が絶えている状態で見つけましたが,今年は生きているものを見つけました。
キバラケンモン
名の通り腹部上面が黄色だったキバラケンモン
勿来の関の灯火から袋詰めにして持ってきたキバラケンモンをビニル袋の外から写しています。

 腹部(赤矢印)が黄色いのでキバラケンモンと呼ばれるのでしょうが,後翅後縁沿い(水色矢印)も黄色です。

キバラケンモン
桃矢印の黒色部が短いのでキバラケンモンと同定しました。
 ニセキバラケンモン・キタキバラケンモンに似ていますが,後翅裏面外縁沿いにある黒色部(桃矢印)が短いのでキバラケンモンと同定しました。
 詳しくは「nabeさんのキバラケンモンとニセキバラケンモンとキタキバラケンモンの比較」を見て下さい。

キバラケンモン
裏面の黒色部の様子から雌だと分かったキバラケンモン。
 水色矢印の元の左に円い黒紋,右に長方形の黒紋があるので雌のキバラケンモンであると思われます。
 腹部下面中央にある白い筋(黄緑矢印)が黒横筋の腹端側で薄れています。雄の場合は5本の黒横筋全てにおいて薄れること無くはっきりした筋があります。2枚目写真を参照して下さい。

キバラケンモン
灯火に飛来するのは雄が多いのに雌が飛来したキバラケンモン。
 幼虫はサクラ類の葉を食べるので,桜の名所である勿来の関では,毎年,複数回観察されてもよいのに7年間で見たのは2回しかありません。

キバラケンモン
触角の付け根が白く洒落た感じのキバラケンモン。

 科名 ヤガ科ウスベリケンモン亜科
 和名 キバラケンモン
 大きさ 開張 雄40~48㎜ 雌50~52㎜
 分布  北海道,本州,佐渡,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月(羽化する月) 5~9月
 食餌動植物 幼虫はコゴメウツギ,タチバナモドキ,ヒサカキ,シャシャンボ,シャクナゲ,ヒドラツツジ,ネジキ,ブナ,ヤマザクラ,ソメイヨシノ,カマツカ,イヌシデ,クマシデ,シラカンバの葉を食べます。
 特徴 キタキバラケンモン,ニセキバラケンモンに似ています。

名の通り 裏側見れば 黄腹なり


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tag : キバラケンモン

ヒゲブトクロアツバ

2016年4月16日(土)
ヒゲブトクロアツバ 撮影日:2011/05/04,2014/09/04,09/21 場所:勿来の関

 ヤガ科クルマアツバ亜科のヒゲブトクロアツバを紹介します。

 珍しいことには,触角に瘤がある蛾を写していました。頭部を拡大していれば発達した下唇鬚(かしんひげ)に気づけたのですが,後になってそれに気が付き同定が出来ました。
ヒゲブトクロアツバ
触角に瘤のあるヒゲブトクロアツバ。瘤があるので雄だと分かります。
 2枚目・3枚目の写真は黒くて紋様が分かりづらく同定には苦労しました。でも,画像処理ソフトで紋様をはっきり現せることが分かり同定が捗りました。

ヒゲブトクロアツバ
黒い地に黒い紋様だったのでなかなか同定が出来なかったヒゲブトクロアツバ
 主な特徴は次の通りです。
 ①内横線・外横線は鋸歯状です。
 ②亜外縁線には白い縁取りがあります。(点状になることが多いようです。)
 ③雄の触角には瘤があります。

ヒゲブトクロアツバ
亜外縁線の白い縁取りが同定に役立ったヒゲブトクロアツバ。

 科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
 和名 ヒゲブトクロアツバ
 大きさ 開張 23~31㎜
 分布  本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月(羽化する月) 4~11月
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。 成虫は花の蜜です。
 特徴 雄の触角には瘤があります。

ヒゲブトは 雄の瘤にて 種が分かり


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tag : ヒゲブトクロアツバ

オオシラナミアツバ

2016年4月15日(金)
オオシラナミアツバ 撮影日:2014/05/07,2013/07/20 場所:勿来の関

 ヤガ科クルマアツバ亜科のオオシラナミアツバを紹介します。

 発達した下唇鬚(かしんひげ)が見られます。このような蛾は,ヤガ科に属する蛾で語尾にアツバがつきます。その下唇鬚を見ると頭部から離れていたり,接近したりしているものが見られます。
 だから,下唇鬚は上下に動かすことが出来るものだと思っています。
オオシラナミアツバ
下唇鬚(かしんひげ)が頭部に接近しているオオシラナミアツバ
 オオシラナミアツバはシラナミアツバに似ています。でも,違いがあるので同定は楽です。その違いは赤矢印で示した亜外縁線が,外縁の方に2箇所で大きく出張ることです。
 両者の違いは次の通りです。
 ①オオシラナミアツバ・・・亜外縁線が外縁の方に2箇所が大きく出張ります。
 ②シラナミアツバ  ・・・亜外縁線が外縁の方に1箇所が小さく出張ります。

オオシラナミアツバ
下唇鬚(かしんひげ)が頭部から離れているオオシラナミアツバ。
 外横線にも次のような違いが見られます。
 ①オオシラナミアツバ・・・曲がり方が激しいです。
 ②シラナミアツバ  ・・・曲がり方が緩やかです。

オオシラナミアツバ
2つの赤矢印で示したように亜外縁線が2箇所で出張るオオシラナミアツバ。

 科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
 和名 オオシラナミアツバ
 大きさ 開張 19~25㎜
 分布  本州,小笠原,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄
 出現月(羽化する月) 5,7~10月
 食餌動植物 幼虫は広葉樹の枯葉やヒメジョオン,ノゲシ等の枯葉を食べます。
 特徴 シラナミアツバに似ています。

オオシラは 線の曲がりが 激しいぞ


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tag : オオシラナミアツバ

ハラゲチビエダシャク

2016年4月14日(木)
1150 ハラゲチビエダシャク 撮影日:2014/05/07,2013/07/20 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のハラゲチビエダシャクを紹介します。
ハラゲチビエダシャク
茶色味が強いハラゲチビエダシャク。弓形紋よりも白い亜外縁線が目立ちます。
 前翅外縁中央から外横線に沿うように黒褐色の弓形帯が見られます。これが同定ポイントになっています。

ハラゲチビエダシャク
外横線に沿う黒い弓形帯が目立つハラゲチビエダシャク
 更に白い亜外縁線も見られます。
 前翅長10㎜程度の小さい蛾です。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 ハラゲチビエダシャク
 大きさ 開張 19~24㎜
 分布  本州,四国,九州,対馬
 出現月(羽化する月) 4,6~8月
 食餌動植物 幼虫はコナラ,クヌギの葉を食べます。
 特徴 雄の腹部側面に毛束が生えています。

線に沿う 弓形帯が 見られます


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tag : ハラゲチビエダシャク

春の花⑤

2016年4月13日(水)
春の花⑤ 撮影日:2016/04/08~04/12 場所:勿来の関

 勿来の関・北茨城市で4月8日~4月12日に見られた花を紹介します。

ミツバアケビ
①ミツバアケビ
アケビの仲間にはミツバアケビとアケビがありますが,写真のように3枚の葉が出ているのでこれはミツバアケビです。勿来の関ではどちらかというとミツバアケビの方が多く見られます。
花は濃紫色で同じ株に雌花と雄花に分かれて咲きます。雌花(水色矢印)は大きく,雄花は小さく房状に雌花の下につきます。


キュウリグサ
②キュウリグサ
揉むとキュウリの匂いがするというので名付けられましたが別にそのような匂いは感じられませんでした。
この花は大変小さいものですが,花序は渦巻状に並んでいます。根元から先端の方に順に開花していき,開いては伸び開いては伸びを繰り返します。写真では下の方に蕾が5つ並んでいるのが分かります。


センボンヤリ
③センボンヤリ
花びらは上から見ると白く,下から見ると紅を帯びて見えるのでなかなか洒落た花です。花茎が伸びるに従ってその傾向が強く現れます。
春の頃はこの様な素敵な花を咲かせますが,夏が過ぎる頃から閉鎖花を何本もつけます。
その様子を槍に見立ててセンボンヤリと名付けられました。


ムラサキケマン
④ムラサキケマン
やや湿った所に群がって咲いているのをよく見掛けます。柔らかい草で傷をつけると悪臭を放つ汁が出ます。


キケマン
⑤キケマン
茨城県には記録が無いと思われるキケマンが平潟港の荒れ地で見られます。
生長すると大きな株になります。この植物もムラサキケマンと同じケシ科なので嫌な臭いを放ちます。ゴミをどかすのに触れただけで手に悪臭がついてしまいました。


レンギョウ
⑥レンギョウ
この黄色い花が咲くと春が来たのを実感します。この仲間はいくつかありますが,まとめて私はレンギョウと呼んでいます。
この植物は見て楽しむほかに,遊ぶことも出来ます。この花をつぶさぬように取って空中に放り投げるとくるくる回りながら落ちてきます。是非ためして下さい。



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tag : 春の花⑤

4月上旬の蛾②

2016年4月12日(火)
4月上旬の蛾② 撮影日:2016/04/10,04/06,04/02 場所:勿来の関

 勿来の関で4月上旬に見られた蛾を紹介します。

アシブトチズモンアオシャク
①アシブトチズモンアオシャク(シャクガ科亜科)
褐色の地に黄緑色で地図の紋様の様なものがあるので名付けられたと思われます。
この蛾と似た紋様の蛾にチズモンアオシャクがいます。両者の違いは,こちらをご覧下さい。


シタコバネナミシャク
②シタコバネナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
同定ポイントは前翅後縁中央付近にある茶色の紋です。


ウスミドリコバネナミシャク
③ウスミドリコバネナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
名前とは裏腹に緑色の部分は無く薄茶褐色の帯になっています。
緑色の帯模様があるウスミドリコバネナミシャクの画像はこちらです。


ウスバキエダシャク
④ウスバキエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
フタヤマエダシャクと似ていますがウスバキエダシャクには,白い亜外縁線があるので簡単に区別がつきます。


マダラコバネエダシャク
⑤マダラコバネナミシャク
前翅後縁中央付近の黒い筋と外縁に沿って並ぶ対になった黒点が同定ポイントです。



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tag : 4月上旬の蛾②

春の花④(スミレ科)

2016年4月11日(月)
1146 春の花④ 撮影日:2016/04/10 場所:勿来の関

 勿来の関で4月10日に見られたスミレ科の植物を紹介します。

ヒメスミレ
①ヒメスミレ
今まで,アスファルトや砂利のすきまの日当たりが良いところで見掛けていました。ところが,わりと湿った感じで苔が生育している場所に見られたヒメスミレです。


ヘイリンジスミレ
②ヘイリンジスミレ(名前は発見地の埼玉県岩槻市平林寺に因んでいます。)
ヒメスミレとスミレの交雑種です。勿来の関では日当たりの良いアスファルトのすきまに見られます。
葉の大きさが花の咲いている時期から長いのでヒメスミレと区別がつきます。
同じ時期にヒメスミレも開花していますが,葉の大きさが小さいです。
上の写真と比べればお分かりになると思います。


ニオイタチツボスミレ
③ニオイタチツボスミレ(香を届けられないのが残念です。)
この花の特徴は何といっても,品の良い香があることです。同定で迷いましたら,鼻を使って花の香の有無を確かめればよいのです。香があればニオイタチツボスミレです。
姿勢良く立った姿と花の色気・香が何ともいえない品の良さを醸し出しています。
私の好きな花の一つです。


タチツボスミレ
④タチツボスミレ
どこでも普通に見られるスミレです。群がっても咲きます。花の色は淡紫色から少し濃い淡紫色までさまざまです。日当たりのよい所の株は花つきがいいです。


マキノスミレ
⑤マキノスミレ
シハイスミレに似ていて同定に苦労します。でも,分布は東日本に多く分布するマキノスミレ,西日本に多く分布するシハイスミレとに分かれています。
更に葉の裏が紫色にならず緑色なのでマキノスミレと同定しました。
花の両脇に葉の裏が見えていますが緑色です。



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tag : 春の花④(スミレ科)

エゾヨツメ

2016年4月10日(日)
エゾヨツメ 撮影日:2016/04/06,04/10 場所:勿来の関

 ヤママユガ科のエゾヨツメを紹介します。

 2013/04/18以来3年ぶりにエゾヨツメに会うことが出来ました。嬉しいことに今年は既に2回観察できました。その年によって出現数にむらがあるようです。
エゾヨツメ
勿来の関にいたものをビニル袋に入れて持ち帰り部屋のカーテンに止まらせると
頭を上にして翅を閉じたまま動かなくなったエゾヨツメ
そのままにして寝てしまったらどこかへ隠れてしまいました。その晩,部屋の電気を付けていたら明かり目指して飛んできました。

 エゾヨツメは止まるときに,普通の蛾と違って翅を閉じて止まります。翅の裏はくすんだ色で目立ちません。

エゾヨツメ
今日,電話ボックスにいたので翅を開いた写真を撮ろうと思って連れて来たエゾヨツメ。
部屋の中で放つと明るい窓を目指して飛んでいき翅を開いて止まりました。

 ところが,翅を開くと明るい茶色地の中央付近に円い紋が1つずつあるので目を引きます。特に後翅にある紋は中が青く光り見る者をとりこにしてしまいます。
 前翅・後翅共に翅頂近くには白ずんだ紋があります。

エゾヨツメ
違う部屋に連れて行き袋から出すと,やはり明るい窓を目指して飛んでいったエゾヨツメ。

 科名 ヤママユガ科
 和名 エゾヨツメ
 大きさ 前翅長 32㎜ (実際に私が測定した値です。)
 分布  北海道,本州,四国,九州
 出現月(羽化する月) 4~5月
 食餌動植物 幼虫はカバノキ,ハンノキ,ブナノキ,クリ,コナラ,カシワ,カエデの葉を食べます。
 特徴 前翅・後翅の中央に円い紋があります。

エゾヨツメ 後翅円紋 青光り


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tag : エゾヨツメ

カギモンキリガ

2016年4月9日(土)
1145 カギモンキリガ 撮影日:2016/04/09 場所:勿来の関

 ヤガ科ヨトウガ亜科のカギモンキリガを紹介します。
 カギモンキリガはあまり観察されない蛾です。その訳は食餌植物の分布と関連があると思っています。
 ツルグミ・ナツグミの葉を幼虫は食べますが,それらの分布が少しだからと思います。
 一方,カギモンヤガは普通に見掛ける蛾です。それは食餌植物のサトイモ科(ウラシマソウ),ユリ科(アマドコロ)がわりと多く見られるからだと思います。
カギモンキリガ
「L」字紋を鉤に見立てて名前名付けられたカギモンキリガ
 名前が似ていて混同しがちな蛾にカギモンヤガがいます。両者の違いは次の通りです。
 ①カギモンキリガ・・・直角に曲がる「L」字紋があります。
 ②カギモンヤガ ・・・【 】左の様な一対の紋があります。

カギモンキリガ
撮影しやすい所に置いたら前足をつんと伸ばして格好良く構えてくれたカギモンキリガ。
 それぞれの名前の意味は次の通りです。
 カギモンキリガを観察する機会はそう多くありません。その理由は食餌植物であるツルグミ・ナツグミの分布が多くないからです。
 ①カギモンキリガ・・・鉤紋キリガの意味です。(ものを引っ掛ける鉤状紋があります。)
 ②カギモンヤガ ・・・鍵紋ヤガの意味です。(鍵穴に似ている紋があります。)

カギモンキリガ
前方に突き出た下唇鬚(かしんひげ)(黄緑矢印)が牙のように見えるカギモンキリガ。

 科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
 和名 カギモンキリガ
 大きさ 前翅長 17㎜ (実際に私が測定した値です。)
 分布  本州,佐渡島,四国,九州,対馬,屋久島,西表島
 出現月(羽化する月) 4月
 食餌動植物 幼虫はツルグミ,ナツグミの葉を食べます。

鉤状に 曲がった紋で 名前付き



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tag : カギモンキリガ

春の花③

2016年4月8日(金)
春の花③ 撮影日:2016/03/29~04/06 場所:勿来の関

2016/04/07現在,検索しても表示されないブログ記事があります。表示されるようになったものもありますが,違った記事が表示されるものと検索されないものがあります。
下の通りです。

 ブログのタイトル            表示の様子
① 春の花②(04/07)            検索されません
② 3月に見られた蛾②(04/06)     検索されません
③ 3月に見られた蛾(04/05)      検索されません
④ 4月上旬の蛾(04/04)         検索されません
⑤ ホソバトガリエダシャク(04/03)   検索されません
⑥ ホソバトビケラ(04/02)        正しく検索されるようになりました。
⑦ ウスジロエダシャク(04/01)      検索されません
⑧ オオトビスジエダシャク(03/31)   北茨城周辺の生き物 に変化しただけです。
⑨ ウロコアシナガグモ(03/26)     北茨城周辺の生き物 に変化しただけです。
⑩ ツチイロキバガ(03/25)        北茨城周辺の生き物 に変化しただけです。
⑪ キンバネツツミノガ(03/24)     北茨城周辺の生き物 に変化しただけです。
どうか速やかなる対応をお願い申し上げます。

 勿来の関で3月下旬頃から見られた植物を紹介します。

モミジイチゴ
①モミジイチゴ(バラ科)
桃矢印で示したように,葉がモミジの葉に似ているので名が付きました。
黄色い実(美味しい実です)がなるのでキイチゴと呼ぶ地方もあります。
また,実が木になるのでキイチゴと呼ぶ方も居ります。
ニガイチゴと違って花は下向きに咲きます。


ミミガタテンナンショウ
②ミミガタテンナンショウ(サトイモ科)
マムシグサに似ていますが,赤矢印で示しましたが耳たぶの様に見える物が見られるので区別がつきます。横から見ると丁度,耳の形のようなのでミミガタテンナンショウと名付けられました。


ヤマザクラ
③ヤマザクラ(バラ科)
ソメイヨシノとは違って,葉の展開と開花がほぼ同時なので区別がつきます。
開花時は花だけのソメイヨシノの方が綺麗だと思ってきました。しかし,赤味のある葉を展開させるヤマザクラが綺麗だと思える様になってきました。


コブシ
④コブシ(モクレン科)
大木のコブシが満開になったら見事ですが,勿来の関には大木のコブシがありません。ハクモクレンと似ていて区別がつきませんでした。しかし,ハクモクレンは葉が展開する前に開花します。
コブシはこの写真から開花のときに葉が1枚見られます。


アオキ
⑤アオキ(ミズキ科)
アオキは雄株と雌株に分かれています。
この写真は実が実らない雄株の方です。写っている花は雄花です。(雌花は後で紹介します。)
雌株の方は開花しているか3日後に確かめました。それでも,まだ雌花は開花していません。
勿来の関では今頃(2016年4月8日)から花の盛りを迎えます。写真のものはまだ少し開花しただけですが,満開のときは小豆色の花弁に四つの葯が目立ち,まるで満天の星のようです。



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tag : 春の花③

春の花②

2016年4月7日(木)
1143 春の花② 撮影日:2016/03/27 場所:勿来の関

 勿来の関で3月下旬に見られた蛾を紹介します。

ヤシャブシ
①ヤシャブシ
この花が目立つようになると周囲に甘い香りが漂います。
この香りはどうも雄花から出ているようです。まだ,雌花の匂いは確かめていません。
桃矢印:雌花。黄矢印:去年実った実。薄黄色の垂れ下がり:雄花(振ると花粉が出ます。)


ヤマウグイスカグラ
②ヤマウグイスカグラ
可愛い桃色の花を下向きに咲かせます。枝に触るとぷらぷら揺れるので垂れ下がっている感じです。6月には甘みのある実(食用)をぶら下げます。
「狩り座」が訛ったカグラとはウグイスなどの小鳥を捕らえる場所という意味が有力です。
花弁の外側に毛が生えているのでヤマウグイスカグラとしました。


ヒメカンスゲ
③ヒメカンスゲ(カヤツリグサ科)
株になって山野の林内に見られます。
写真のように花が咲いているとき,花を揺らすと黄色い花粉が飛びます。


ヒメスミレ
④ヒメスミレ
勿来の関では駐車場の敷石やアスファルトの隙間に見られます。乾燥した日当たりのよい場所で見られます。スミレとヒメスミレの交雑種であるヘイリンジスミレも見られます。
花や葉は名前のように小さくて可愛いです。


ショウジョウバカマ
⑤ショウジョウバカマ
湿り気のある法面に見られる植物です。薄青紫から薄赤紫まで様々な色の花があります。
私は,この写真のような赤紫の花の方が暖かい感じがして好きです。
花茎はこれからどんどん伸びて長くなります。あまりにも長くなると,ろくろ首のようです。
花の色から名が付いたように言われてきていますが,冬も枯れずにいる葉の色が青矢印で示したような赤みがかった色をしていることから名が付いたようです。



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tag : 春の花②

3月に見られた蛾②

2016年4月6日(水)
3月に見られた蛾② 撮影日:2016/03/05~03/27 場所:勿来の関

 勿来の関で3月に見られた蛾を紹介します。

ホソバキリガ
①ホソバキリガ(ヤガ科)
ブナキリガに似ています。初めての方には同定で迷うことと思います。
ホソバキリガは黄緑矢印で示したように線がずれるので区別が出来ます。
早春に現れるキリガの仲間です。


ハスオビエダシャク
ハスオビエダシャク
ハスオビエダシャク
②ハスオビエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
斜めの褐色線が前翅後縁中央付近から翅頂に向かってはしります。
この帯には,点線のもの・細い線のもの・太い線のものの3種類があります。
斜めになった帯があるエダシャクという意味で名付けられたと思われます。


スモモキリガ
③スモモキリガ(ヤガ科)
一番大きな特徴は,大小1つずつの黒点が外縁近くにあることです。
翅中央の黒い紋は腎状紋の内側の部分です。
幼虫がスモモの葉を食べることからスモモキリガと名付けられたのでしょう。


シロフフユエダシャク
④シロフフユエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
「冬尺蛾」の仲間で雌の翅は退化しています。前翅長が2~3㎜で短く飛べません。
雄の前翅には白い横帯が見られ,斑になっているのでシロフフユエダシャクと呼ばれるのでしょう。


ヒゲマダラエダシャク
⑤ヒゲマダラエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
写真をクリックして拡大しますと触角が櫛歯状になっているのが分かります。
この蛾はシャクガ科にもかかわらず,触角を翅の上に乗せて止まる変わり種です。
この蛾の名前をなかなか覚えられませんでしたが,名付けられた理由が分かってからは,名前が直ぐ出て来ます。
水色矢印で示したように触角(ここでは,しょっかく=ひげ)が焦茶色と薄茶色の斑になっているのでヒゲマダラエダシャクと名付けられたのです。



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tag : 3月に見られた蛾②

3月に見られた蛾

2016年4月5日(火)
3月に見られた蛾 撮影日:2016/03/07~03/13 場所:勿来の関

 勿来の関で3月に見られた蛾を紹介します。
クロモンキリバエダシャク
①クロモンキリバエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
黒い三角紋や「へ」字紋があって,外縁が刃物で切られたように真っ直ぐな2辺から出来ているのでクロモンキリバエダシャクと名付けられたのでしょう。


カバキリガ
②カバキリガ(ヤガ科)
明るい茶色のグラデーションが綺麗な蛾です。私の好きな蛾の一つです。
明るい茶色を樺色というのでカバキリガと名付けられたのでしょう。


ウスベニスジナミシャク
③ウスベニスジナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
紋様がチャオビコバネナミシャクと似ていますが,黄緑矢印で示した出っ張りがウスベニスジナミシャクにはあるので区別がつきます。


マツキリガ
④マツキリガ(ヤガ科)
幼虫は松の葉を食べます。その松が至る所に見られるのが勿来の関です。
葉の柔らかいアカマツが沢山分布していますが,マツキリガを見るたびに,幹の色に似ていると感じています。
食餌植物が豊富なので勿来の関では普通に見られる蛾です。


アトジロエダシャク
⑤アトジロエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
勿来の関ではごく普通に見られる蛾です。黒褐色なので綺麗とは感じませんが,普通の蛾には無いものが見られます。それは桃矢印で示したものです。まるで飛行機の垂直尾翼のようです。この蛾の前翅表面は凸凹していて,いったん重なってしまうと,なかなか開くことが出来ないから,重なり防止のために付いているのだと思っています。
後翅が白いので名前を後白エダシャクにしたのでしょう。



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tag : 3月に見られた蛾

4月上旬の蛾

2016年4月4日(月)
4月上旬の蛾 撮影日:2016/04/04 場所:勿来の関

 勿来の関で4月上旬に見られた蛾を紹介します。
 夕方から雨が降り始めたら期待できませんが,夜更けてからだったので,蛾の飛来はあるだろうと予想して出掛けました。予想通り数種類飛来していました。
カギモンヤガ
①カギモンヤガ(ヤガ科)
昔の鍵穴のような紋様(前翅中央付近にある黒い紋)があるのでカギモンヤガと名付けられたと思われます。


ナカモンキナミシャク
②ナカモンキナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
外横線が水色矢印の所でグニャリと頭部の方へ曲がっているので,モンキキナミシャクとは違う種です。勿来の関ではナカモンキナミシャクが見られます。しかし,モンキキナミシャクはまだ見ていません。


ニッコウエダシャク
③ニッコウエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
大きな蛾で貫禄があります。腹部背には黒点が6組もあります。
後翅外縁の縁毛が鋸の刃のように凸凹しています。
頭部と胸部の境には,はっきりした黒い線が見られます。


スギタニキリガ
④スギタニキリガ(ヤガ科)
力強い紋様と大きさから圧倒される蛾です。私の好きな蛾の一つです。


アカバキリガ
⑤アカバキリガ(ヤガ科)
前翅中央付近に「I」字紋がある蛾です。翅が全体的に赤みがかっているので,アカバキリガと名付けられたのでしょう。



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tag : 4月上旬の蛾

ホソバトガリエダシャク

2016年4月3日(日)
ホソバトガリエダシャク 撮影日:2016/04/01,2015/03/22 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のホソバトガリエダシャクを紹介します。

 この画像を見て,てっきりナミシャク亜科の蛾だと思ってしまいました。前翅中央に薄桃色を帯びた帯模様があります。その帯模様の外縁側が波の模様をしているからです。
 まだ,この様な紋様の蛾にはお目にかかったことがないので,嬉々として名前調べをしました。予想は見事に外れナミシャク亜科を探しても見つかりません。
 櫛歯状の触角を見て,ナミシャク亜科の蛾には櫛歯状のものは居なかったように思いましたので,エダシャク亜科を調べました。しかし,見つかりません。
ホソバトガリエダシャク
外横線に波の模様があるのでナミシャク亜科だと思ってしまったホソバトガリエダシャク。しかし,ナミシャク亜科には触角が櫛歯状のものは多くないので困ってしまいました。
 探すのを二日間諦めていました。2日後の2016/04/03にヒロバトガリエダシャクの写真を撮りました。念のために確かめようとサイトを見ているうちに似た画像が見つかりホソバトガリエダシャクと判明しました。
「波の模様があるもの必ずしもナミシャク亜科に非ず」ということが分かりました。どんな場合にも例外がある事を思い知りました。

ホソバトガリエダシャク
フラッシュを焚いて写すとこの様に写るホソバトガリエダシャク。この蛾は個体変異が大きく翅色が薄桃色を帯びるものが見られます。
 ホソバトガリエダシャクの特徴は次の通りです。
 ①赤矢印の頂点が桃矢印の頂点より低いです。
 ②灰白色のものが普通ですが,薄桃色から薄赤紫を帯びるものが居ます。(個体変異大)
  ヒロバトガリエダシャクの翅色は灰白色だけの様な気がします。

ヒロバトガリエダシャク
この灰白色の蛾はヒロバトガリエダシャクです。
ホソバトガリエダシャクは赤矢印の頂点が桃矢印の頂点より少し低くなります。


 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 ホソバトガリエダシャク
 大きさ 開張 31~38㎜
 分布  本州,四国,九州
 出現月(羽化する月) 3~4月
 食餌動植物 幼虫はアカシデ,コナラ,クヌギ,クリ,リンゴ,ヤマツツジの葉を食べます。
 特徴 ヒロバトガリエダシャクに似ています。
    翅色が薄赤紫を帯びる個体が居ます。

驚きだ 波の模様で エダシャクだ


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ホソバトビケラ

2016年4月2日(土)
ホソバトビケラ 撮影日:2011/08/04,2013/09/04,2010/08/06 場所:勿来の関・北茨城市

 トビケラ目ホソバトビケラ科のホソバトビケラを紹介します。

 この昆虫との出会いは浅い小さな池でした。池を上から見ると,3枚目の写真のようなものがゆっくり動いたのです。よく見ると1つでなく沢山います。土のかたまりのようなものが動いたので驚きしました。
ホソバトビケラ
触角・前足が黒く中足・後ろ足が薄褐色なのでホソバトビケラと同定しました。
 池から取り上げてみると,砂粒が集まって出来ています。裏返しにすると穴が空いています。意地悪して裏返しのまま池に置いてみました。すると,驚いたことに白くて細いものが穴から出て縮んだとたん反転して元に戻りました。面白くなって何回かやってみましたが,何度やっても反転しました。

ホソバトビケラ
 初めの頃,ホソバトビケラは蛾の仲間のようにも見えました。でも,2枚目の写真の胸部背あたりから毛が見えるので蛾の仲間ではなくトビケラの仲間と確信しました。何故なら,蛾の翅には鱗粉はあっても毛は生えていないからです。翅色が黒っぽいのでクロホソバトビケラの可能性があります。
 こんな珍しいものは誰も見たことがないだろうと思いながらネットで調べますと,結構,知られていることが分かりました。

ホソバトビケラ
池の中から動く物体を取り上げますと砂粒が集まって出来ているホソバトビケラの巣。
 幼虫については,分かりましたが,成虫はどんな姿をしているのか1年以上分かりませんでした。トビゲラについて,詳しく観察されていないので少ないデーターの中からやっと似ている画像を探し出しホソバトビケラと同定しました。

ホソバトビケラ
裏返しますと何と幼虫が出たり入ったりする穴が空いていたホソバトビケラの巣。

 科名 トビケラ目ホソバトビケラ科
 和名 ホソバトビケラ
 大きさ 開張 22~30㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州
 出現月(羽化する月) 4~8月
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
 特徴 幼虫は砂粒を絹糸で絡めてつなぎ楯状の巣を作ります。

驚きだ 白いイモムシ 飛び出した


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tag : ホソバトビケラ

ウスジロエダシャク

2016年4月1日(金)
ウスジロエダシャク 撮影日:2011/05/02,2012/04/21,04/26,2013/04/15 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のウスジロエダシャクを紹介します。

 エダシャク亜科のEctropis属には似ているものがいます。その上,個体差があるので同定を避けていたものがあります。それが今日紹介するウスジロエダシャクです。
ウスジロエダシャク
この蛾の外横線は比較的真っ直ぐに見えるウスジロエダシャク
 次のような観点で幾つかある画像の中から選び出しました。
 ①前翅外横線(赤矢印)が比較的直線的なもの
 ②後翅外横線(桃矢印)も比較的直線的なもの
 ③腹部背に幅の広い白い帯(黄緑矢印)が見られるもの

ウスジロエダシャク
全体に色が濃くて別種に見えてしまうウスジロエダシャク。でも,前翅外横線はフトフタオビエダシャクのように上に上がっていません。
 その外に目立つ特徴は次のものです。
 ④前翅外横線中央の外側にW字紋が見られます。
 ⑤前翅後翅外横線の外側に少し薄い色の帯模様が見られます。
  これについてはフトフタオビエダシャクとよく似ているところです。

ウスジロエダシャク
これはどちらの外横線も真っ直ぐな感じで典型的なウスジロエダシャクと思っています。
 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 ウスジロエダシャク
 大きさ 開張 22~30㎜
 分布  北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月(羽化する月) 4~8月
 食餌動植物 幼虫はヤナギ科,クルミ科,ブナ科,バラ科,ダイズ,マメ科,カエデ科,スイカズラ科,リンゴ,オニグルミ,スイカズラ科:タニウツギ,マツ科,カシワの葉を食べます。
 特徴 フトフタオビエダシャク・ウストビスジエダシャク・オオトビスジエダシャクに似ています。

ウスジロエダシャク
後翅外横線は直線的でありませんが,前翅外横線は比較的真っ直ぐに見えるウスジロエダシャク。

比較的 外横線が 真っ直ぐだ


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