アカエグリバ 枯葉擬態の特攻隊

2015年7月31(金)
アカエグリバ 枯葉擬態の特攻隊 撮影日:2015/07/31 場所:勿来の関

 ヤガ科エグリバ亜科のアカエグリバの紹介です。
 壁を見ますと顔だけが橙色の茶色の蛾が止まっています。四年前に一回見ただけのアカエグリバです。
アカエグリバ
橙色の顔にある大きい円らな瞳が可愛いアカエグリバ
 翅頂近くから出る筋は葉脈を,後縁の凸凹しているのは千切れた様子を表現しているようで上手く枯葉に擬態していると感じられます。
 細い葉脈まで出ていて枯葉の感じが出ています。

アカエグリバ
太い葉脈や細い葉脈があり,千切れた部分もあって枯葉に擬態していると思われるアカエグリバ。
 橙色の顔に大きい円らな瞳があって可愛らしさを演出しています。でも,反対側から写した写真からは尖った口先にある黒筋が髭のようで成人男子に見えてしまいます。頭部と胸部の境にある薄橙色の帯が鉢巻きのように見え特攻隊のようです。
 何故か今日のアカエグリバは最後の写真のように壁に対して垂直に止まらず斜めになっていました。弱っているのかなと思いながら触ったら,その途端逃げて行ってしまいました。

アカエグリバ
頭部と胸部の境には薄橙色の帯があって,まるで鉢巻きをした特攻隊のように見えるアカエグリバ。

 科名 ヤガ科エグリバ亜科
 和名 アカエグリバ
 大きさ 開張47~50mm
 食餌動植物 幼虫はアオツヅラフジの葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島,南大東島,西表島
 出現月 4~11月 
 特徴 胸部背は鶏冠(とさか)のように隆起しています。前翅基部は淡褐色です。外横線後縁の近い所に白点2対が焦茶紋を挟んでいます。

葉脈も ちぎれ具合も 真似ている


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tag : アカエグリバ

ウンモンキノコヨトウ 鶏冠がある蛾

2015年7月30(木)
ウンモンキノコヨトウ 鶏冠がある蛾 撮影日:2015/07/27 場所:勿来の関

 ヤガ科キノコヨトウ亜科のウンモンキノコヨトウの紹介です。
 前日,高い場所にいて撮影を断念していた蛾が気になっていました。逃げずに今日もいてくれたらいいなと思いながら,周りを探しますと運良く昨日より低い所に止まっています。
0494_convert_20150730164516.jpg
前日写した画像には胸部辺りがやけに大きく写っていたウンモンキノコヨトウ。フラッシュを焚いて横から写したお陰で初めて様子が分かりました。
 ぶれないようにフラッシュを焚いたり,台を用意したりして写しました。画像を見て驚きました。胸部背が鶏冠(とさか)のように隆起していたからです。この格好は以前に観察したウスアオキノコヨトウ<記事はこちらです。>にそっくりです。
 これを手掛かりにしてキノコヨトウ亜科を探しますと,ウンモンキノコヨトウだと分かりました。同じキノコヨトウ亜科の仲間だったので胸部背が鶏冠のように隆起していたのでしょう。

ウンモンキノコヨトウ
同定ポイントになるのは,鶏冠のような隆起物の外に桃矢印で示したような紋があるウンモンキノコヨトウ
この紋が無い蛾もいます。

 同定のポイントとして前翅後縁近くの外横線外側に桃矢印で示したような紋があります。勿来の関で見られたものにはありましたが,無いウンモンキノコヨトウもいます。
 もう一つのポイントは前翅基部の色が淡褐色になっていることです。

ウンモンキノコヨトウ
前翅基部にある淡褐色の紋も目立つウンモンキノコヨトウ。

 科名 ヤガ科キノコヨトウ亜科
 和名 ウンモンキノコヨトウ
 大きさ 開張25~27mm
 食餌動植物 幼虫は樹皮上の地衣類を食べます。
 分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月 7~10月 
 特徴 胸部背は鶏冠(とさか)のように隆起しています。前翅基部は淡褐色です。外横線後縁の近い所に白点2対が焦茶紋を挟んでいます。

面白い 鶏冠(とさか)のような 突起物


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tag : ウンモンキノコヨトウ

ナカアオフトメイガ 突起物を持つ雄

2015年7月29(水)
ナカアオフトメイガ 突起物を持つ雄 撮影日:2015/07/25,07/22,07/28 場所:勿来の関

 メイガ科フトメイガ亜科のナカアオフトメイガの紹介です。
 勿来の関売店脇にある自動販売機を見ますと内横線と外横線の間が白い蛾が止まっています。この様なタイプの蛾は初めてです。撮った画像を見ますと頭部に突起物があります。この突起物がよく写るように何枚か撮りました。
ナカアオフトメイガ
内横線と外横線の間が少し緑色を帯びているナカアオフトメイガ。そのためナカアオフトメイガと名付けられたのでしょう。
腹部背には黒三角の紋が見られます。

 三日後には,全体の色が黒ずんだ紫色の格好が似た蛾がいました。その間が少し緑色を帯びています。翅の中央が緑色を帯びているのでナカアオフトメイガと名付けられたのでしょう。腹部背には黒三角の紋があります。

ナカアオフトメイガ
上の写真の蛾と格好が似ているがその間は白いナカアオフトメイガ。翅の色は個体差が大きい蛾です。
頭部に突起物(桃矢印)があるので雄です。

 全体の色が黒ずんだ紫色の蛾を観察してから更に三日後には,似たような格好の蛾が2匹自動販売機に止まっていました。頭部の突起物の有無を確かめるために斜め横からも写しました。1匹は突起物があり,もう1匹にはありませんでした。

ナカアオフトメイガ
同じ日,下の写真の蛾の近くに止まっていたナカアオフトメイガ。頭部の突起物(桃矢印)から雄と分かります。
 これらの観察から次のことが分かったので紹介します。
 翅色には2つのタイプがあります。
 ①内横線と外横線の間が白くなっているものがいます。
 ②内横線と外横線の間も全体と似たような色で僅かに緑色を帯びています。
 ③頭部に突起物があるのは雄で,無いものは雌です。

ナカアオフトメイガ
こちらの蛾の頭部には突起物が無いので雌のナカアオフトメイガ。

 科名 メイガ科フトメイガ亜科
 和名 ナカアオフトメイガ
 大きさ 開張30~35mm
 食餌動植物 幼虫はバラ,ボケ,オランダイチゴ,クマノミズキ,クリの葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
 出現月 6~8月 
 特徴 内横線と外横線の間が白いものと緑色を帯びた黒ずんだ紫色のものがいます。腹部背に黒い三角が出ることが多いです。雄の頭部には後方へ長く伸びる突起物があります。

翅の色が 個体差大で 苦労する


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コネアオフトメイガ 長い突起物

2015年7月28(火)
コネアオフトメイガ 長い突起物 撮影日:2015/07/28 場所:勿来の関

 メイガ科フトメイガ亜科のコネアオフトメイガの紹介です。
 内壁に初見の蛾が止まっています。フトメイガ亜科らしい蛾です。
コネアオフトメイガ
頭部後方へ伸びた突起物が目立つコネアオフトメイガ。フトメイガ亜科の雄の蛾にはこの様な突起物が見られます。
横から写すとその様子が分かります。

 何枚か撮っているうちに外へ逃げられてしまいました。焦茶色の外壁を探すと運が良いことに止まっていてくれました。明るい光の下での画像はくっきりとしていました。
 最初の画像で確認すると前翅基部の色が緑色を帯びています。前翅10mm程度の小さい蛾です。これらの特徴からコネアオ(小根緑)フトメイガと呼ばれるのでしょう。

コネアオフトメイガ
この蛾の内横線と外横線は薄褐色の筋と思われるコネアオフトメイガ
 フトメイガ亜科の雄の頭部には,後方へ伸びた突起物があるので念のため横からも写しました。予想した通り突起物(黄矢印)がありました。
 内壁に止まっていたときの触角は最後の写真のように翅の上に乗っていました。ところが,逃げて外壁に止まったときの触角は,その突起物の下に隠れています。でも,最初の写真で,腹部背の黒斑部分に触角の端が見えています。
 メイガ科やツトガ科以外の蛾の触角は前翅前縁の下に収納されます。

コネアオフトメイガ
この日には違う場所でも見られたコネアオフトメイガ。勿来の関の自動販売機に止まっていました。

 科名 メイガ科フトメイガ亜科
 和名 コネアオフトメイガ
 大きさ 開張18~21mm
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。 
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月 6~8月 
 特徴 内横線と外横線は薄褐色の部分と思われます。雄の触角基部には,後方に長くのびた突起があります。

何のため 頭の上の 突起物


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tag : コネアオフトメイガ

ニセシロフコヤガ 二重の白横線

2015年7月27(月)
ニセシロフコヤガ 二重の白横線 撮影日:201506/09,07/12 場所:勿来の関

 ヤガ科コヤガ亜科のニセシロフコヤガの紹介です。
 梁を見上げると後縁中央より外の部分に白横線がある蛾がいます。
ニセシロフコヤガ
白横線が1本の似た蛾がいるので二重の白横線は重要なポイントとなるニセシロフコヤガ。翅色が黒っぽい蛾です。
 環状紋や腎状紋があってヤガ科らしいと分かりました。ヤガ科は多くの亜科に分かれていて探すのが大変な仲間です。

ニセシロフコヤガ
翅色が茶褐色のニセシロフコヤガ
 前翅長10mm程度だったのでコヤガ亜科を探しました。二重の白横線(黄矢印)がポイントになって見つけ出すことが出来ました。

ニセシロフコヤガ
環状紋と腎状紋の間が離れた感じがするニセシロフコヤガ。

 科名 ヤガ科コヤガ亜科
 和名 ニセシロフコヤガ
 大きさ 前翅長 9.5~13mm
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。 成虫は花の蜜です。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月 5,7~8月 
 特徴 翅色には黒っぽいものと茶褐色のものがいます。白い横線は二重になっています。

ニセシロフ 白横線が 二重なり


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tag : ニセシロフコヤガ

マエモンコヤガ 紋の中に薄茶紋

2015年7月26(日)
マエモンコヤガ 紋の中に薄茶紋 撮影日:2015/07/24 場所:勿来の関

 ヤガ科コヤガ亜科のマエモンコヤガの紹介です。
 灰褐色の地に大小2個の黒紋があるコヤガが窓ガラスに止まっています。
マエモンコヤガ
ウスチャマエモンコヤガと紋様が似ているマエモンコヤガ
 マエモンコヤガは,ウスチャマエモンコヤガに似ています。地の紋様以外の違いは次の通りです。
 ①大きい紋に薄褐色の部分(桃矢印)があります。・・・マエモンコヤガ
 ②大きい紋はどこも焦茶色です。       ・・・ウスチャマエモンコヤガ

マエモンコヤガ
大きい紋の中に薄褐色(桃矢印)の紋があるのがマエモンコヤガです。
 食餌植物はカマツカだけなので観察されたのは2012年と2015年に一回ずつの計2回しかありません。

マエモンコヤガ
食餌植物がカマツカだけなので観察数が少ないマエモンコヤガ。

 科名 ヤガ科コヤガ亜科
 和名 マエモンコヤガ
 大きさ 開張 19~20mm
 食餌動植物 幼虫はカマツカの葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州
 出現月 5~9月 
 特徴 ウスチャマエモンコヤガに似ていますが,大きい方の紋に薄くなった部分がありません。

似ているが 薄い部分が あるのです


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tag : マエモンコヤガ

チャバネツトガ 胸部に毛無し

2015年7月25(土)
チャバネツトガ 胸部に毛無し 撮影日:2013/08/08,2015/07/25 場所:勿来の関

 ツトガ科ツトガ亜科のチャバネツトガの紹介です。
 壁には見慣れたような茶褐色の蛾が止まっています。恐らくシャチホコガ科だろうと思いながらシャッターを切りました。腹端が外縁から出ていたからです。
チャバネツトガ
腹端が覗いていたのでシャチホコガ科の仲間だと思ってしまったチャバネツトガ
 ところが,画像を見て驚きました。何と触角が体の上に乗っているではありませんか。
 今まで,触角が体の上に乗っているシャチホコガ科の仲間は見たことがありません。この時点で,この蛾はツトガ科かメイガ科と断定しました。

チャバネツトガ
でも胸部には毛が無いのでウスキシャチホコではないとすぐ分かったチャバネツトガ
 黄褐色や茶褐色の蛾はツトガ科に多いので,ツトガ科を探しますとチャバネツトガだと分かりました。ウスキシャチホコに似ていますが違いは次の通りです。
 ①胸部に毛が生えています。 ・・・ウスキシャチホコ
 ②胸部に毛がありません。  ・・・チャバネツトガ

チャバネツトガ
前翅中央付近に黒点があるのも大切な同定ポイントであるチャバネツトガ。

 科名 ツトガ科ツトガ亜科
 和名 チャバネツトガ
 大きさ 開張 雌35mm,前翅長15mm
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
 分布 本州,四国,九州
 出現月 5~7月 
 特徴 腹端が外縁から出ていてシャチホコガ科と紛らわしい。

似ていても 胸に毛が無い チャバネかな


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tag : チャバネツトガ

アカスジシロコケガ 微妙な違い

2015年7月24(金)
アカスジシロコケガ 微妙な違い 撮影日:2015/07/23 場所:勿来の関

 ヒトリガ科コケガ亜科のアカスジシロコケガの紹介です。
 前に一度,雌を見たことがありました。カメラを近付けたら逃げられてしまいました。黒点の数が1対だったので雌だったのです。
アカスジシロコケガ
雌は雄より出現時期が遅いアカスジシロコケガ雌。
 それ以来,黒点の数が1対のものを探し続けましたが,見るものはいつも雄ばかりでした。ところが,昨日(2015年7月23日),雌が2匹も飛来しているではありませんか。おまけに雄も1匹だけいました。
 今までの蛾の観察では,雌が明かりに飛来することは滅多にないことです。雄は早くから出現していました。これは,生命力の強い雄の遺伝子を残そうとしている仕組みのように私には思われます。

アカスジシロコケガ
赤筋が枝分かれせず,黒点の数が合計2つのアカスジシロコケガ雌。
 赤筋と黒点の簡単な紋様ですが,雄と雌ではその様子が次のように少し違っています。
  赤筋の違い(黒点を挟んで並んでいる2本の線を指しています。)
   雌・・・枝分かれしません。
   雄・・・黒点のある位置で枝分かれしています。
  黒点の違い
   雌・・・円いものが一個ずつあります。
   雄・・・円と三角のものが一個ずつあります。(後縁に近い方が三角です。)

アカスジシロコケガ
赤筋が枝分かれしていて,黒点の数が合計4つのアカスジシロコケガ雄。

 科名 ヒトリガ科コケガ亜科
 和名 アカスジシロコケガ
 大きさ 開張30~38mm,前翅長15mm
 食餌動植物 幼虫は地衣類を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,種子島,沖縄
 出現月 6~7,8~9月 
 特徴 黒点が雄は2対,雌は1対です。

上下とも 雌の赤筋 枝分かれ
飛来する 雄だけでなく 雌もまた



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tag : アカスジシロコケガ

フタスジヨトウ 目立つ内横線と外横線

2015年7月23(木)
フタスジヨトウ 目立つ内横線と外横線 撮影日:2015/07/23 場所:勿来の関

 ヤガ科ヨトウガ亜科のフタスジヨトウの紹介です。
 明かりには2本の黒い筋がある蛾が止まっています。角度を変えて撮っていると下の方に逃げられました。
フタスジヨトウ
腹部背には毛束が見られるフタスジヨトウ
 床を探すと先ほどの蛾が見つかりました。画像を見ますと,環状紋と腎状紋の外に楔(くさび)の形に似た楔状紋(けつじょうもん)があります。この楔状紋と2本の内横線・外横線を手掛かりにヤガ科のモンヤガ亜科を探しました。タマナヤガに楔状紋(けつじょうもん)があったのを覚えていたからです。

フタスジヨトウ
2本の内横線と外横線が目立つフタスジヨトウ
 予想は外れ見つかりません。次に,環状紋・腎状紋があるのはヨトウガ亜科なので,そちらを探しました。すると,最初の方に2本の黒い筋が目立つ画像が見つかり探し当てることが出来ました。
 横方向から写した写真を見ると,フタスジヨトウの腹部背には毛束が見られることが分かりました。

フタスジヨトウ
楔状紋(けつじょうもん)が内横線にぶら下がっているように見えるフタスジヨトウ。更に,外横線に腎状紋が触れています。

 科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
 和名 フタスジヨトウ
 大きさ 開張24~38mm,前翅長14mm
 食餌動植物 幼虫はヒノキの葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州
 出現月 5~6,7~8月 
 特徴 内横線・外横線は黒くて明瞭です。楔状紋(けつじょうもん)・環状紋・腎状紋があります。腹部背に毛束が見られます。

目立ちます 楔状紋(けつじょうもん)と 黒い筋


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tag : フタスジヨトウ

ゴマフボクトウ 青味を帯びる斑

2015年7月22(水)
ゴマフボクトウ 青味を帯びる斑 撮影日:2015/07/22,2013/08/10 場所:勿来の関

 ボクトウガ科のゴマフボクトウの紹介です。
 勿来の関売店脇にある自動販売機を見ますと去年は観察されなかったゴマフボクトウが止まっています。自動販売機に止まる蛾は滅多にありませんが,今日(2015年7月22日)は2種類も止まっていました。
ゴマフボクトウ
斑模様と足は反射具合で青味を帯びて見えるゴマフボクトウ
 白地に青味を帯びた黒斑模様が沢山並んでいます。反射の具合で金属光沢のように見えるときがあります。この斑をゴマに見立ててゴマフボクトウと名付けたのでしょう。
 足が黒く見えますが,これも反射の具合で青味がかった金属光沢に見えるときがあります。

ゴマフボクトウ
珍しく自動販売機に止まっていたゴマフボクトウ。
これと下の写真はクリックすると大きくなり触角の様子がよく分かるようになります。

 ゴマフボクトウを横から写すと触角の様子が分かります。触角の付け根から半分くらいまで両櫛歯です。

ゴマフボクトウ
鱗粉が剥がれやすいのか,翅が透けた感じに見えるゴマフボクトウ。

 科名 ボクトウガ科
 和名 ゴマフボクトウ
 大きさ 開張40~70mm,前翅長22mm
 食餌動植物 幼虫は多くの広葉樹の幹に穴をあけ食害します。
 分布 本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島
 出現月 6~9月 
 特徴 成虫になるまでに2年かかるそうです。雄の触角は付け根から半分あたりまで両櫛歯です。雌は糸状に近いそうです。白地に青を帯びた黒色の斑模様が沢山あります。

涼しげに 斑模様が 見えている


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tag : ゴマフボクトウ

ナカジロフトメイガ 前縁に黒紋あり

2015年7月21(火)
ナカジロフトメイガ 前縁に黒紋あり 撮影日:2015/07/21 場所:勿来の関

 メイガ科フトメイガ亜科のナカジロフトメイガの紹介です。
 建物の壁に未だ見たことの無いフトメイガ亜科の蛾が止まっています。ネグロフトメイガ(記事はこちらです。)に似ていますが基部に白紋があったり,前翅前縁に2つの黒紋があったりするので未見の蛾だと分かりました。
ナカジロフトメイガ
基部に白紋があるナカジロフトメイガ。前縁には大小の黒紋が並んでいます。
 ナカジロフトメイガは止まるときに①や②の姿勢をとるので見ただけでメイガ科・ツトガ科と分かってしまいす。
 ①触角を体の上に乗せています。
 ②更に,上体を起こし,腹端を曲げています。

ナカジロフトメイガ
キバガ科のように尖った触角が見えるナカジロフトメイガ。
でも,頭部にくっついている感じが離れている感じのキバガ科と違います。

 ナカジロフトメイガとネグロフトメイガの違いは次の通りです。
 基部(翅の付け根)付近の様子
 ①ナカジロフトメイガ・・・前縁に白紋があります。
 ②ネグロフトメイガ ・・・黒いです。

 内横線と外横線の間の白い部分の様子
 ①ナカジロフトメイガ・・・前縁に黒紋が2つあります。
 ②ネグロフトメイガ ・・・短い黒条線があります。

ナカジロフトメイガ
ネグロフトメイガの内横線は後縁近くでこれ程湾曲しないナカジロフトメイガ。

 科名 メイガ科フトメイガ亜科
 和名 ナカジロフトメイガ
 大きさ 開張28mm,前翅長12mm
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
 分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月 5~8月 
 特徴 外横線ははっきりしない個体がありますが,細い線になります。触角は白いです。

似ているが 付け根に白い 紋がある


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tag : ナカジロフトメイガ

シロモンウスチャヒメシャク 白い触角の蛾

2015年7月19(月)
シロモンウスチャヒメシャク 白い触角の蛾 撮影日:2015/07/19 場所:勿来の関

 シャクガ科ヒメシャク亜科のシロモンウスチャヒメシャクの紹介です。
 壁には今まで見たことが無い色の蛾が止まっています。しかも,後翅には割と大きな黒縁取りの紋がついています。中心は白いようです。
シロモンウスチャヒメシャク
一見,エダシャク亜科に見えますがヒメシャク亜科に属するシロモンウスチャヒメシャク
 どう見てもエダシャク亜科にしか見えないので調べ始めると似たような画像が出てきません。そこで,ナミシャク亜科には見えませんでしたが,そこの仲間を探しました。やはり見つかりません。
 最後にヒメシャク亜科を探してやっと見つけ出しました。

 どう見てもエダシャク亜科にしか見えないので調べ始めると似たような画像が出てきません。そこで,ナミシャク亜科には見えませんでしたが,そこの仲間を探しました。やはり見つかりません。
 最後にヒメシャク亜科を探してやっと見つけ出しました。

シロモンウスチャヒメシャク
もっと白っぽいものが多いですが,この様に赤茶色のものも居るシロモンウスチャヒメシャク

 この蛾はクロモンウスチャヒメシャクと似ています。違いは次の通りです。
 ①外横線が線です。  ・・・シロモンウスチャヒメシャク
②外横線が点列です。 ・・・クロモンウスチャヒメシャク
 名前にウスチャとあるように翅色は白っぽいものが多いようですが,この写真のように赤茶色の物も居ます。

 科名 シャクガ科ヒメシャク亜科
 和名 シロモンウスチャヒメシャク
 大きさ 開張27mm,前翅長14mm
 食餌動植物 幼虫はタブノキの葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄
 出現月 4,7,8月 
 特徴 外横線ははっきりしない個体がありますが,細い線になります。触角は白いです。

シロモンの 白い触角 洒落ている


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tag : シロモンウスチャヒメシャク

コウンモンクチバ 鳶色濃淡蛾

2015年7月19(日)
コウンモンクチバ 鳶色濃淡蛾 撮影日:2014/07/27,2013/07/30,2011/07/22 場所:勿来の関

 ヤガ科シタバガ亜科のコウンモンクチバの紹介です。
 建物の隅の床に見たことのあるヤガ科の蛾が止まっています。あまり大きくはありませんが下唇鬚(かしんひげ)が見えていますので,クチバの仲間かアツバの仲間です。今までの資料からコウンモンクチバと分かりました。
コウンモンクチバ
鳶色濃淡色が並んでいて落ち着いた色調のコウンモンクチバ
 今日(2015年7月19日)写した画像より以前の物の方が良いので,それらを載せることにしました。

コウンモンクチバ
前翅前縁の中央付近が凹んでいるコウンモンクチバ。
 同定のポイントになるのは,次のように2つあります。
 ①前翅中央付近に小白点があります。(桃矢印)
 ②左と右の翅頂を結ぶように亜外縁線が走っています。(水色矢印)

コウンモンクチバ
翅色には個体差があるコウンモンクチバ。

 科名 ヤガ科シタバガ亜科
 和名 コウンモンクチバ
 大きさ 開張54~58mm
 食餌動植物 幼虫はフジ,ナツフジ,ニセアカシア,ハギ類科,ヤブマメ,スイバの葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月 6~8月 
 特徴 左右の翅頂を結ぶ亜外縁線があります。前翅中室付近に2個の小白点があります。

コウンモン 違う鳶色 並んでる


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tag : コウンモンクチバ

ヘリスジシャチホコ 割れた枝に擬態

2015年7月18(土)
ヘリスジシャチホコ 割れた枝に擬態 撮影日:2015/07/18 場所:勿来の関

 シャチホコガ科のヘリスジシャチホコの紹介です。
 一見,カバイロモクメシャチホコに似ている蛾です。しかし,頭部から胸部までが灰色の毛でおおわれています。前翅にはそのような毛が無く,頭部だけ刈り残されたヒツジのように見えてしまいます。
ヘリスジシャチホコ
窓枠にいたヘリスジシャチホコを写しやすいように移動しました。
大人しそうに見え触っても飛び立たないような感じが的中しました。

 今年になって初めて見る初見の蛾です。
 外縁から腹端が覗いていれば,最初からシャチホコガ科を探したのですが,ヤガ科から調べ始めたので時間がかかりました。
 食餌植物については「みんなで作る日本蛾類図鑑」に掲載されていませんでしたが,やっと「山陰産蛾類図鑑」に載っているのが分かりました。

ヘリスジシャチホコ
最初はこの様に窓枠に止まっていたヘリスジシャチホコ
頭部から胸部までしか灰色の毛が無いので何か裸の蛾を見ているように感じてしまいます。

 ヘリスジシャチホコをじっと見ていると小枝が縦に割れて中が見えているように感じます。詰まり,縦に割れた小枝に擬態しているように思われます。
 しかし,枝に擬態していると思われる蛾でもヘリスジシャチホコとキバラモクメエダシャクでは,次のように様子が違っています。
 2種類の蛾の擬態の違い
 ヘリスジシャチホコ  ・・・縦割れの枝に擬態(少しまるい枝の部分を残しています。)
 キバラモクメエダシャク・・・まるい小枝に擬態

ヘリスジシャチホコ
頭部から胸部まで灰色の毛があるのでまるい小枝が途中から縦に割れたように見えるヘリスジシャチホコ。

 科名 シャチホコガ科
 和名 ヘリスジシャチホコ
 大きさ 前翅長45~50mm 前翅長21mm
 食餌動植物 幼虫はアセビの葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州,対馬
 出現月 5~9月 
 特徴 頭部から胸部まで灰色の毛でおおわれています。

枝割れて 中が見えてる 筋模様


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アオフシラクモヨトウ 変異大の蛾

2015年7月17(金)
アオフシラクモヨトウ 変異大の蛾 撮影日:2015/06/12 場所:勿来の関

 ヤガ科ヨトウガ亜科のアオフシラクモヨトウの紹介です。
 このアオフシラクモヨトウは初見の蛾です。ヤガ科だとは直感で分かるのですが,亜科名がぴんときませんでした。
アオフシラクモヨトウ
ヤガ科のヨトウガ亜科と絞れてもなかなか名前が分からなかったアオフシラクモヨトウ
 環状紋と腎状紋が目立つのでヨトウが亜科を中心に探していました。個体変異が大きく似た画像がなかなか見つかりません。それで,諦めていました。

アオフシラクモヨトウ
楔状紋(けつじょうもん)(黄矢印)や茶色紋(桃矢印)を手掛かりにやっと分かったアオフシラクモヨトウ。
 その後,手掛かりになるものを探していると3つ見つかりました。
 ①楔状紋(けつじょうもん)(黄矢印)があります。
 ②腎状紋の下には茶色の紋があります。
 ③内横線・外横線の中央近くには白い部分があります。

 あるとき,全くの偶然からアオフシラクモヨトウだと分かりました。

アオフシラクモヨトウ
茶色紋(桃矢印)に気づいていなければ名前は分からなかっただろうと思われるアオフシラクモヨトウ。

 科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
 和名 アオフシラクモヨトウ
 大きさ 前翅長17~19mm
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
 分布 本州,佐渡島,隠岐島,四国,九州,対馬
 出現月 5~6月 
 特徴 楔状紋(けつじょうもん)があります。腎状紋の下には茶色の紋があります。

手掛かりは 楔状紋(けつじょうもん)と 茶色紋


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tag : アオフシラクモヨトウ

ウスオビトガリメイガ 目立つ立ち姿

2015年7月16(木)
ウスオビトガリメイガ 目立つ立ち姿 撮影日:2013/08/06,08/05 場所:勿来の関

 メイガ科シマメイガ亜科のウスオビトガリメイガの紹介です。
 このウスオビトガリメイガは,シマメイガ亜科の小さな蛾です。この仲間は止まり方が変わっています。2枚目の写真のように,足を伸ばし体を起こして止まります。しかも腹端を上に上げて止まります。
ウスオビトガリメイガ
白い内横線が目立っているウスオビトガリメイガ
 ウスオビトガリメイガは白い内横線が目立っています。この内横線を紅色の筋が縁取っているのでよく目立っています。

 外の科の蛾と比べてもう一つ際立った特徴があります。それは,触角を体の上に乗せて居ることです。この特徴はメイガ科とツトガ科の蛾に見られるものです。

ウスオビトガリメイガ
止まる姿が立っているように見えるウスオビトガリメイガ。
 外縁に沿って紅色の縁取りがありますが,その外側には白い縁毛が生え揃っていてなかなか手の込んだ模様が見られます。
 前翅前縁には白紋が規則正しく並び,手の込んだ工芸品のようです。

ウスオビトガリメイガ
外縁に沿う紅色の帯と白い縁毛,前翅前縁に並んでいる白紋が綺麗に見せているウスオビトガリメイガ。

 科名 メイガ科シマメイガ亜科
 和名 ウスオビトガリメイガ
 大きさ 開張20mm
 食餌動植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
 分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月 7~9月 
 特徴 立ち上がったような姿勢で止まります。前翅は基部から3分の2くらいまで薄褐色で,外側は紅色です。

目立ちたる 内横線と 立ち姿


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ミヤマクワガタ2 警戒する雄の行動

2015年7月15日(水)
ミヤマクワガタ2 警戒する雄の行動 撮影:2015/07 撮影場所:いわき市

 昨日に引き続きミヤマクワガタ雄の行動について観察したことをお話しします。
 昨日,ミヤマクワガタが居た樹液がでる木を見に行きました。すると,昨日のカップルの雌がまだ,樹液をなめていたではありませんか。雄の左大顎(おおあご)先端近くに木くずのような物がついていたから昨日見た雄と断定しました。
ミヤマクワガタ
昨日と同じ場所で樹液をなめずにじっとしていたミヤマクワガタ雄。右下にはコクワガタがいます。
このミヤマクワガタ雄の前翅にはうっすらと金毛が生えています。羽化後間もない個体と思われます。

 昨日より甲虫類が集まっています。雄の下に何か居るようなので覗きました。何と昨日と同じく一心不乱に樹液をなめ続けている雌が居るではありませんか。でも,お互いの腹端はかなりずれています。

ミヤマクワガタ
なんと雄の下では雌が樹液を黙々となめ続けていたミヤマクワガタ。
雌は場所を移動せずにずっとなめ続けていたのでしょうか。多くの元気な卵を産むためなのでしょう。

 そこで私は考えました。交尾もせずに何故雌の側に居るのだろう。交尾は既に済んでいるのかもしれない。もし,この雄が昨日から樹液をなめ続けている雌の側を離れたりすれば外の雄に交尾され,自分の遺伝子を残せなくなってしまうからだろう。
 この予想が正しければ,雄は雌が産卵するのを見届けるのでしょう。自分の遺伝子を残すために雄は目の前にあるご馳走に目もくれず,ひたすら警戒を怠らない体力と忍耐が必要なのだと感じました。

 次の日は,ミヤマクワガタは姿を消していました。恐らく,産卵するために移動したのでしょう。コクワガタと小さな甲虫が樹液をなめていました。

コクワガタ
3日目にはミヤマクワガタのカップルは姿を消し,コクワガタと小さな甲虫が樹液をなめていました。。


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tag : ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタ雄の行動

2015年7月14日(火)
ミヤマクワガタ雄の行動 撮影:2015/07 撮影場所:いわき市

 7月に見られる昆虫の紹介です。
 ミヤマクワガタは灯火にも樹液にも飛来します。
 去年は,通るたびに毎日観察していましたが,飛来したミヤマクワガタは見られませんでした。
ミヤマクワガタ
今年は,この木の樹液に飛来したミヤマクワガタ。クロヒカゲ(蝶)も来ていました。
 ところが,今年は運良く観察することが出来ました。一匹のミヤマクワガタの雄が樹液に飛来していましたので,角度を変えながら写真を撮っていました。

ミヤマクワガタ
写真を撮り続けていると突然ミヤマクワガタ雄が体を上げました。何とその下には雌が食事中でした。交尾中だったような気がしました。でも,それにしては腹端が離れすぎているような気もしました。
 交尾中だったのかと腹端あたりを見ますと大分離れています。危険を感じ素早く交尾をやめたのかも知れませんが・・・。

ミヤマクワガタ
撮影中の私に危険を感じて上の方に移動するミヤマクワガタ。
 やがて,更に危険を感じた雄が上の方に移動し始めました。それでも雌は一心不乱に食事
を続けていました。

ミヤマクワガタ
雄とは裏腹に,一心不乱で樹液をなめているミヤマクワガタ雌。
 ミヤマクワガタの外にもクロヒカゲや小さな甲虫やアリが樹液に来ていました。
 その後,雄がどんな行動をとるのか興味がありましたが,私は,この場を離れました。


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tag : ミヤマクワガタ

タイワンモンキノメイガ 熨斗目模様の蛾

2015年7月13(月)
タイワンモンキノメイガ 熨斗目模様の蛾 撮影日:2015/07/13,2012/07/17,2011/08/22 場所:勿来の関

 ツトガ科ノメイガ亜科のタイワンモンキノメイガの紹介です。
 建物の壁を見ると紋様が綺麗で縁毛はきちんと生えそろっている蛾が止まっています。恐らく羽化したばかりなのでしょう。
タイワンモンキノメイガ
羽化したばかりなのでしょう紋様も縁毛も綺麗だったタイワンモンキノメイガ
縁毛には黒褐色と黄白色の紋が交互に並んで品位を高めています。

 前翅と後翅には大小7~8つの黄白色紋が並んでいます。後翅後縁側には黒褐色と黄白色の紋が交互に並んでいます。後翅後縁寄りには「熨斗目(のしめ)」模様が見られます。

タイワンモンキノメイガ
触角を体の上に乗せているのでツトガ科・メイガ科の蛾だと分かるタイワンモンキノメイガ
 タイワンモンキノメイガの品を良くしているのは,黒褐色の縁毛が規則正しく並んでいるからだと思います。
 台湾で最初に見つかったから,タイワンモンキノメイガと名が付いたのでしょうか。

タイワンモンキノメイガ
後翅後縁寄りに熨斗目(のしめ)模様が見られるタイワンモンキノメイガ。

 科名 ツトガ科ノメイガ亜科
 和名 タイワンモンキノメイガ
 大きさ 開張 34mm
 食餌動植物 幼虫はノブドウの葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州,対馬
 出現月 6~8月 
 特徴 地色は黒褐色で前翅・後翅共に黄白色の紋が多数あります。

後翅には 熨斗目模様が 見られるぞ


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tag : タイワンモンキノメイガ

セスジノメイガ 外縁沿いの太い帯

2015年7月12(日)
セスジノメイガ 外縁沿いの太い帯 撮影日:2011/07/03,06/28,06/29 場所:勿来の関

 ツトガ科ノメイガ亜科のセスジノメイガの紹介です。
 橙を帯びた黄色のツトガ科に属する蛾です。前翅後翅の外縁沿いに暗褐色の太い帯が見られるます。更に,止まるときには三角形になっているので,簡単にセスジノメイガとわかります。
セスジノメイガ
外灯の枠に止まっているセスジノメイガ
 腹部背に白い筋模様が見られるのでセスジノメイガと名付けたのでしょうが,この様な筋模様を持つ蛾は外にも居ますのであまり良い命名ではありません。
 前足には黄と白の斑模様があって洒落た感じです。

セスジノメイガ
足元を照らす明かりに飛来したセスジノメイガ。
 セスジノメイガも止まったときの触角の様子が,ツトガ科の特徴を示しています。それは,触角を体の上に乗せるようにしていることです。

セスジノメイガ
三角形になるように止まるセスジノメイガ。外縁沿いの太い帯が目立ちます。

 科名 ツトガ科ノメイガ亜科
 和名 セスジノメイガ
 大きさ 開張 26mm
 食餌動植物 幼虫はマダケ,モウソウチク,クロチク,オカメザサ,ハチク,タンバハチク,ホウライチク,クマザサ,ナリヒラダケ,ヤダケ,メダケなどの葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月 6~7月 
 特徴 主に竹林周辺に多いそうです。

目立つのは 外縁沿いの 太い帯


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tag : セスジノメイガ

コヨツメノメイガ 勾玉紋の蛾

2015年7月11(土)
コヨツメノメイガ 勾玉紋の蛾 撮影日:2015/06/02,07/10 場所:勿来の関

 ツトガ科ノメイガ亜科のコヨツメノメイガの紹介です。
 ヨツメノメイガに似ていて同定に苦労しますが,HP「Mushi Navi」によると勾玉(まがたま)状の白紋の凹みで同定が出来ると書いてあります。
コヨツメノメイガ
天井に止まっていたコヨツメノメイガ
 両者の勾玉(まがたま)状白紋の凹みの違い
 ①勾玉の凹みが深いです。・・・コヨツメノメイガ
 ②勾玉の凹みが浅いです。・・・ヨツメノメイガ

 勿来の関で観察されるこの様な写真の蛾は白い勾玉状紋の凹みが,前翅も後翅も深いのでコヨツメノメイガと同定しました。

コヨツメノメイガ
勾玉紋の凹みが深いのでコヨツメノメイガと同定しました。暗くて離れていたのでフラッシュを焚いたら明るい色に写りました。
 コヨツメノメイガの幼虫の食餌動植物はフユイチゴ,ホウロクイチゴです。このうちフユイチゴは勿来の関で普通に見られるつる性の植物です。冬の頃,赤い実が見られます。
 ところが,このフユイチゴの分布は関東地方以西になっています。それにも関わらず,コヨツメノメイガは北海道にもいるというのてす。つまり,フユイチゴ,ホウロクイチゴ以外も幼虫は食べているということになります。

コヨツメノメイガ
触角を体の上に載せてツトガ科・メイガ科の特徴を示しているコヨツメノメイガ。

 科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
 和名 コヨツメノメイガ
 大きさ 開張 22~25mm
 食餌動植物 幼虫はフユイチゴ,ホウロクイチゴの葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄
 出現月 5~9月 
 特徴 ヨツメノメイガに似ています。勾玉(まがたま)状の白紋の凹みは深くなる傾向がある点で区別できるそうです。

コヨツメは 勾玉紋が 並んでる


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tag : コヨツメノメイガ

フタテンヒメヨトウ 腎状紋が真っ白

2015年7月10(金)
フタテンヒメヨトウ 腎状紋が真っ白 撮影日:2015/07/10,2013/08/01,2011/07/04 場所:勿来の関

 ヤガ科ヨトウガ亜科のフタテンヒメヨトウの紹介です。
 上窓枠に大きめの白紋が目立つヤガ科の蛾が止まっています。地色が赤褐色なので離れていても白紋が目立っています。
フタテンヒメヨトウ
この様に腎状紋が真っ白く大きめなので離れていても目立つフタテンヒメヨトウ
 内横線・外横線・亜外縁線が白く縁取られています。2番目の蛾のように白い縁取りが無いものもいます。
 外横線の近くには大きい白紋があります。これは腎状紋です。内横線を挟むように白点が並んでいます。フタテンヒメヨトウのフタテンとはこの白い点2つを指しているのでしょうか。腎状紋に近い方の白点は環状紋です。

フタテンヒメヨトウ
この写真のように内横線・外横線・亜外縁線が白くふちどりされない蛾もいるフタテンヒメヨトウ。
 幼虫は実が衣服につくセンダングサの仲間の葉を食べます。道端によく見られる植物ですから,もっと観察されても良いと思っています。しかし,樹木の方が葉の数は草よりも多いので,草の葉を食餌植物にしている蛾は出現数が少ないのでしょう。

フタテンヒメヨトウ
木の葉でなく草であるセンダングサの仲間の葉を食べるフタテンヒメヨトウ。

 科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
 和名 フタテンヒメヨトウ
 大きさ 開張 28~32mm
 食餌動植物 幼虫はアメリカセンダングサ,シロノセンタングサ,タウコギの葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島
 出現月 5~9月 
 特徴 地色が赤茶色で,環状紋と腎状紋が白色です。

真っ白な 腎状紋が 目立ちます


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tag : フタテンヒメヨトウ

シマキリガ 白筋目立つ蛾

2015年7月9(木)
シマキリガ 白筋目立つ蛾 撮影日:2015/07/08 場所:勿来の関

 ヤガ科ヨトウガ亜科のシマキリガの紹介です。
 外灯には未だ見たことが無い蛾が止まっています。
シマキリガ
茶褐色の地に3本の白い筋が目立つシマキリガ。だからシマキリガと名付けられたのでしょう。
 環状紋・腎状紋があるのでヤガ科までは簡単に絞れましたが,次にヨトウガ亜科・モンヤガ亜科を探しても見つかりません。どの亜科を探せば良いか見当がつかず時間がかかりました。やっと,キリガ亜科(「四国産蛾類図鑑」の分類)からシマキリガを見つけました。

シマキリガ
薄褐色の楔状紋(けつじょうもん)(桃矢印)がはっきりあらわれているシマキリガ。
 茶褐色の地に3本の白い筋が目立っています。頭に近い方から内横線・外横線・亜外縁線です。この縞模様が目立つことからシマキリガと名付けられたのでしょう。
 更に,白い縁取りの環状紋と前縁の方が白く縁取りされた腎状紋があります。
 腎状紋より後縁側に近い所には薄褐色の楔状紋(けつじょうもん)があります。個体によっては,楔状紋(けつじょうもん)が目立たないものや無いものもいます。

シマキリガ
腎状紋が白く縁取りされて目立っているシマキリガ。

 科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
 和名 シマキリガ
 大きさ 開張 27~31mm
 食餌動植物 幼虫はエノキの葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州,屋久島
 出現月 6~7月 
 特徴 茶褐色の地に白色の内横線・外横線・環状紋が目立ちます。
     雄の触角は繊毛状,雌では糸状です。1年1化で,卵で越冬します。
     地色は黒褐色・茶褐色・薄緑色と変異が大きい。

3本の 白筋目立ち シマキリガ


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tag : シマキリガ

ゲンジボタル 昼間も光る蛍

2015年7月8(水)
ゲンジボタル 昼間も光る蛍 撮影日:2015/07/01 場所:勿来の関

 コウチュウ目ホタル科のゲンジボタルの紹介です。
 朝の6時50分の頃です。オオオバボタル(記事はこちらです。)にしては大きいなと思いながら写真を撮っていますと突然腹端が黄緑に光り出しました。
ゲンジボタル
オオオバボタルにしては大きいと思いながら写していると突然光り出したゲンジボタル
 このとき初めて,今目の前にいるのはホタルであることが分かったのです。明るくなるのは周期があるようで,だんだん明るくなり,その後だんだん暗くなります。少し間があった後,また明るくなったり暗くなったりを繰り返します。
 写真はほとんど光っていないとき,一番明るいときを狙って写しました。

ゲンジボタル
やがてだんだん暗くなったゲンジボタル
 家でゲンジボタルなのかヘイケボタルなのかを調べました。すると,ゲンジボタルだと分かりました。
 両者の胸部(赤い部分)の違いは次の通りです。
 ①細い縦黒条線の中央が「+」字になっています。・・・ゲンジボタル
 ②縦黒条線が太くなっています。       ・・・ヘイケボタル

ゲンジボタル
少し間があってからまた明るく光り出したゲンジボタル。
胸部(赤い部分)に細い縦黒条線があるのでゲンジボタルと分かりました。


 科名 コウチュウ目ホタル科
 和名 ゲンジボタル
 大きさ 体長15mm前後
 食餌動植物 幼虫はカワニナを食べます。 成虫は水分を摂取するだけだそうです。
 分布 本州,四国,九州
 出現月 5~7月 
 特徴 昼は深い草陰で休んでいて夜に活動します。成虫の期間は2~3週間ほどしかないそうです。


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tag : ゲンジボタル

キオビミズメイガ 鮮やかな蛾

2015年7月7(火)
キオビミズメイガ 鮮やかな蛾 撮影日:2015/07/06,2014/08/31 場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科のクロスジアオナミシャクの紹介です。
 建物の中に入りますと,黄色い筋模様の蛾が壁に止まっています。一目でミズメイガ亜科に属する蛾だと分かりました。
キオビミズメイガ
白地に黄色の筋模様を見ただけでミズメイガ亜科の蛾であると思ったキオビミズメイガ
 ミズメイガ亜科の蛾は,ほとんどどの蛾も目立つ存在です。それは,目が覚めるような鮮やかな黄色い筋模様をしているからです。その上キオビミズメイガは黒い斑模様まであるので,ひときわ目立ちます。
 前翅外縁近くにある紋様が「山」の漢字に見えます。

キオビミズメイガ
下唇鬚(かしんひげ)がキバガのように見えるキオビミズメイガ
 ミズメイガ亜科の幼虫の生活は変わっています。それは,水中の蘚類を食べて大きくなるからです。
 今までは陸上の植物を食べるものばかりと思っていましたが,水中の植物を食べるものもいるとは驚きです。

キオビミズメイガ
蛾に光が当たり背景が黒いと鮮やかに見えるキオビミズメイガ。

 科名 ツトガ科ミズメイガ亜科
 和名 キオビミズメイガ
 大きさ 開張 26mm
 食餌動植物 幼虫は流水中の蘚類を食べます。
 分布 本州,四国,九州,屋久島
 出現月 6~8月 
 特徴 ミズメイガ亜科の多くの種は、幼虫が淡水中で生活します。

幼虫は 水の中にて 生活す


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tag : キオビミズメイガ

6月に見られる花

2015年7月6日(月)
6月に見られる花  撮影場所:勿来の関,北茨城

 6月に見られる花の紹介です。
 勿来の関周辺では6月に次のような花が見られます。

オオバギボウシ
①最初の花はオオバギボウシです。
 若い蕾の集まりが橋の欄干につける擬宝珠(ぎぼうし)に似ていることから名付けられました。
 花もさることながら幾つも並ぶ葉脈も美しい植物です。

スイカズラ
②次の花はスイカズラです。
 甘い香りを放つ蔓性の植物です。花の蜜は甘いです。別名キンギンカといいますが,花の色が白から黄色に変わるからです。白を銀に,黄色を金に見立てています。呼びやすいように順番を変えています。

ドクダミ
③ドクダミです。
 臭いのきつい植物です。でも,十人に一人は,この臭いを好むようです。最初,臭(くさ)いと感じていた私はドクダミの臭いに慣れてきたら,いやな臭いと感じなくなりました。
 ドクダミが群生しているのは,種子で増えるだけではなく,ちぎれた地下茎からでも繁殖するからです。

ウメガサソウ
ウメガサソウです。
 高さ20㎝に満たない小さい植物です。梅の花に似ていて下向きに花が咲きます。下向きに咲く様子を傘に見立ててウメガサソウと名付けられました。
 下から花を覗くと紅を帯びた10個の雄しべが,雌しべを囲んでいるのを見られて綺麗です。その様子は以前の記事に載っています。

ノアザミ
⑤ノアザミです。
 初夏の頃,咲くのはノアザミです。8月の頃から,見られるのがノハラアザミです。黄矢印の部分を総苞といいます。ここに触ると粘るのがノアザミです。粘らないのがノハラアザミです。
 見ただけで分かるようになったらベテランです。総苞の部分に付いているのを総苞片といいます。その先が反り返っているので横から見れば分かるのです。
 ノアザミの方は粘りがあるので,その先は離れずについています。

キョウカノコ
⑥キョウカノコです。
 明るい桃色の花が咲くのでとても奇麗です。葉はカエデの葉にそっくりです。花や蕾の様子が鹿の子絞りに似ているために名前がキョウカノコと呼ばれています。

テイカカズラ
⑦テイカカズラです。
 最後は,樹木に絡みついて生長する蔓性の植物テイカカズラです。花びらは捻れていてスクリューのようです。テイカカズラの開花は目でも鼻でも分かります。花が芳香を放つからです。でも,どういう訳か今年はテイカカズラの芳香には出会えませんでした。

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tag : スイカズラ ウメガサソウ

クロスジアオナミシャク 緑色のナミシャク

2015年7月4(土)
クロスジアオナミシャク 緑色のナミシャク 撮影日:2014/07/022,06/16,2015/06/20 場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科のクロスジアオナミシャクの紹介です。
 緑色をした前翅長10mm未満の小さな蛾が壁に止まっています。写真を見ると黒い筋模様があります。
クロスジアオナミシャク
黒い筋模様は個体差があるクロスジアオナミシャク。前翅長10mmに満たない小さな蛾です。
 この黒い筋は個体差があって紋様は様々ですが,1つだけ似た点があります。それは前翅前縁付近で太くなっていることです。

クロスジアオナミシャク
前翅前縁の近くは黒い筋がはっきりしているクロスジアオナミシャク
 緑色をしていてもアオシャク亜科に属する蛾ではありません。止まるときの格好を見れば分かります。アオシャク亜科の蛾は,この写真のような三角の格好では止まらないからです。
幼虫はイタドリ・ムラサキシキブ・クリの花やセンニチソウ,ヒヨドリバナ,キイチゴの葉を食べるようですが,花を食べたり,葉を食べたりと変わった習性の蛾だと思っています。

クロスジアオナミシャク
緑色をしていてもアオシャク亜科でなくナミシャク亜科のクロスジアオナミシャク。

 科名 シャクガ科ナミシャク亜科
 和名 クロスジアオナミシャク
 大きさ 開張 11~17mm
 食餌動植物 幼虫はイタドリの花,ムラサキシキブの花,クリの花穂やセンニチソウ,ヒヨドリバナ,キイチゴの葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月 4~7月 
 特徴 黒い筋は、前翅前縁付近で太くて明瞭だが個体差は大きいです。

緑地に 黒筋のある 小さい蛾



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tag : クロスジアオナミシャク

シロジマエダシャク 名の訳は腹部背に

2015年7月4(土)
シロジマエダシャク 名の訳は腹部背に 撮影日:2015/06/20,2014/07/01 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のシロジマエダシャクの紹介です。
 以前に北茨城で観察したことがある蛾でしたが,ぶれて見られる写真ではありませんでした。それで,また会いたいと望んでいました。
 すると去年から連続して観察されるようになりました。不思議に思って食餌植物を調べると幼虫はモチノキの葉を食べることが分かりました。
シロジマエダシャク
斑模様は灰色を帯びているのが特徴のシロジマエダシャク
 勿来の関でシロジマエダシャクを見つけた北外灯周辺を探すとモチノキの大木がありました。勿来の関には外灯が三箇所ありますが,近くにモチノキがあるのは,北外灯周辺だけです。という訳で,シロジマエダシャクを探すにはモチノキが近くにある外灯周辺を探せば良いことが分かりました。

シロジマエダシャク
腹部背の白い縞模様が名のいわれと思われるシロジマエダシャク。
 撮った写真を見ると斑模様の色が黒くなく灰色を帯びています。去年のものも今年のものもです。変だと思い外の方々の写真をネットで見ました。しかし,私の写した写真と同じく灰色でした。
 このシロジマエダシャクの翅には白い縞模様が見られません。それなのに何故,シロジマエダシャクという名前が付いているのか不思議に思っていました。写真を見つめているうちに腹部背の紋様が灰と白の縞模様になっていることに気がつきました。
 腹部背に白い縞模様があるのでシロジマエダシャクと名付けられたのでしょう。

シロジマエダシャク
モチノキの分布はあまり多くないので観察例が少ないと思われるシロジマエダシャク。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 シロジマエダシャク
 大きさ 開張 38~46mm
 食餌動植物 幼虫はモチノキの葉を食べます。 成虫は花の蜜です。
 分布 本州,四国,九州,対馬
 出現月 7~8月 
 特徴 前翅にある斑模様の色は,黒というより灰色です。

シロジマと 名が付く訳は 腹部背に


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tag : シロジマエダシャク

イカリモンガ 昼行性の蛾

2015年7月3(金)
イカリモンガ 昼行性の蛾 撮影日:2015/07/2 場所:勿来の関

 イカリモンガ科のイカリモンガの紹介です。歩道を歩いていると突然,ベニシジミ風の昆虫が飛び出してオカトラノオの花に止まりました。蜜を吸う姿を見て喜びがこみ上げてきました。長い間,出会いを待ち望んでいたイカリモンガだったからです。
イカリモンガ
オカトラノオの花の蜜吸いに夢中なイカリモンガ。そのためか何枚も写真が撮れました,
 近づこうとして体を動かすと逃げられてしまうので,手だけ動かして写真を撮りました。何枚か撮った後,近付いて撮りまくりました。絵になる光景なので力が入りました。
 余談になりますが,オカトラノオの花を拡大すると雌しべ(青矢印)のカラフルな欄干のような姿に驚きます。オカトラノオの記事はこちらです。

イカリモンガ
突然飛び出した姿は一見ベニシジミ風だったイカリモンガ。翅を閉じて止まる習性があります。
 ところで,このイカリモンガは蛾ですが,普通の蛾とは様子・行動が違っています。
 イカリモンガの特徴
 ①昼間行動する昼行性の蛾です。
 ②翅を閉じて止まります。
 ③雄が雌をフェロモンで引き寄せます。
 ④触角は雄も雌も糸状です。(昼行性のため交尾相手探しは目に頼るためでしょう。)

イカリモンガ
昼行性のため触角は発達していないイカリモンガ。前翅にある赤橙色の紋が碇の格好をしているためイカリモンガと名付けられました。

 科名 イカリモンガ科
 和名 イカリモンガ
 大きさ 開張 35mm
 食餌動植物 幼虫はシダ植物のイノデ(常緑)の葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州
 出現月 4~5,7~8月 
 特徴 昼行性の蛾です。

ベニシジミ? 碇紋見て カメラ取る


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tag : イカリモンガ

リンゴコブガ 鱗粉が物語る蛾

2015年7月2(木)
リンゴコブガ 鱗粉が物語る蛾 撮影日:2015/06/28,06/13 場所:勿来の関

 コブガ科コブガ亜科のリンゴコブガの紹介です。
 新鮮な個体に近いと思われるリンゴコブガを写して驚きました。それは,所々が銀色に光っていたからです。
 こうなるのは散在している銀色鱗粉が光るためだそうです。
リンゴコブガ
銀鱗粉が付いている個体ほど新鮮な個体であるリンゴコブガ
 擦れた個体ばかり見てきたので,リンゴコブガが,これほど奇麗な蛾だとは予想外です。翅の表面にちょこんと付いているような感じの銀色鱗粉だから,剥がれやすかったのでしょう。つまり,この鱗粉が付いている個体は,ほとんど擦れていないことになります。
 だから,これらの写真は紋様が綺麗なのでしょう。

リンゴコブガ
新鮮な個体ほど綺麗な紋様が見られるリンゴコブガ。
 日本大百科全書(ニッポニカ)の解説の抜粋
「コブガの前翅には鱗粉の塊によるこぶ状の隆起がある。成虫はすべて夜行性で、よく灯火に飛来する。分類上はヒトリガ科やヤガ科に近縁とされている。」

リンゴコブガ
前翅には胸部付近にいくつか瘤があるリンゴコブガ。

 科名 コブガ科コブガ亜科
 和名 リンゴコブガ
 大きさ 開張 17~24mm
 食餌動植物 幼虫はクヌギ、コナラ、サクラ、リンゴの葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月 6~8月 
 特徴 銀色の鱗粉の散在によりきらきら光る場合があります。

鱗粉が 付いているほど 新しい


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tag : リンゴコブガ

ウスクモエダシャク 雌も灯火に飛来する

2015年7月1(水)
ウスクモエダシャク 雌も灯火に飛来する 撮影日:2012,2013 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科のウスクモエダシャクの紹介です。
 クワエダシャクと感じが似た蛾ですが内横線脇の黒点(桃矢印)の有無,外横線半分から後角までの薄褐色紋(以後:亜外縁線紋,黄矢印)の有無で区別がつきます。
ウスクモエダシャク
拡大して触角が櫛歯状だったので雄と分かったウスクモエダシャク。一重タイプです。 2013/05/02撮影
 個体差が大きく次のような2つのタイプに分けられます。
 ①前翅内横線・外横線が一重です。           ・・・一重タイプ
 ②前翅内横線・外横線が二重です。前縁近くは一重です。 ・・・二重タイプ

ウスクモエダシャク
縁毛が揃っていて擦れていないと思われますが,あっさりした紋様のウスクモエダシャク。触角が櫛歯状なので雄と分かります。内横線・外横線が一重タイプの蛾です。 2012/05/11撮影
 更に雄と雌では次のような紋様の違いが見られます。
 ③亜外縁線紋とその周りの色の明度差が大きいです。(雌)
 ④亜外縁線紋とその周りの色の明度差が小さいです。(雄)

ウスクモエダシャク
触角が櫛歯状なので雄と分かるウスクモエダシャク。内横線・外横線が二重タイプの蛾です。 2012/07/28撮影
 このウスクモエダシャクは雌も灯火に飛来するところが外の種と違っています。蛾の多くの種は,灯火に飛来しますが,ほとんど雄ばかりで雌は滅多に飛来することはありません。

ウスクモエダシャク
触角が糸状なので雌のウスクモエダシャク。亜外縁線紋が明るい薄褐色で周囲との明度差が大きいのが雌の特徴です。 2013/08/19撮影

ウスクモエダシャク
桃矢印に黒点があり,クワエダシャクと違うウスクモエダシャク。
前翅の内横線も外横線(青矢印)も二重になっています。 触角が糸状なので雌と分かります。
亜外縁線紋に茶褐色の部分があり上の写真の蛾より目立ちませんが周囲と比べると明るい紋です。 2012/05/11撮影


 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 ウスクモエダシャク
 大きさ 開張 28~40mm
 食餌動植物 幼虫はブナ科,カバノキ科,クスノキ科,ムクロジ科,クロウメモドキ,イタドリの葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
 出現月 4~5,7~9月 
 特徴 雄の触角は櫛歯状,雌は糸状です。後翅の外縁中央から後角までの色は薄褐色になりますが雄の方が明度差は小さいです。

雄の方 後翅外縁 ぼんやりと

ウスクモは 雌も灯火に 飛来する



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tag : ウスクモエダシャク

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