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センノカミキリ

2015年2月6日(金)
センノカミキリ  撮影日:2014/06/21,06/27 場所:勿来の関

 カミキリムシ科のセンノカミキリを紹介します。
 天牛と書けば「カミキリムシ」を意味します。それは頭部が牛に似ているからだと思っています。斜め前方から見たときが一番「牛」の頭部に似ていると感じています。
センノカミキリ
同定には個体差が大きく苦労しましたが,地色が黄褐色で足や触角が青みのある灰色なのでセンノカミキリとしました。
 触角は長く体長の2倍ほどです。翅色は黄褐色で黒点が散在しています。足は青みがかった灰色を帯びています。触角も足と似た色をしていますが,写す角度によって赤みを帯びるようです。それは最後の写真を見ると分かります。向かって左側の触角がカメラに近い所ほど赤みが差しています。

センノカミキリ
センノカミキリの胸部が赤いのは赤いダニが寄生しているからです。
 センノカミキリの名前を調べるのは簡単ではありませんでした。それはセンノカミキリは写真を写すときの条件によって微妙に文様が違ってくるからだと思っています。即ち,これらの写真と同じ紋様の画像がなかったからです。
 でも,地色・足・触角の色から判断しましてセンノカミキリといたしました。
 胸部には鋭い刺が一対あります。

センノカミキリ
胸部には鋭い刺が一対あるセンノカミキリ。
 センノカミキリの名前は,幼虫がセンノキ(ハリギリともいいます。栓の木とも)の生木を食べるので付いた名だと思われます。
 刺の根元が赤いのは赤いダニが寄生しているからです。

センノカミキリ
写すときの角度によって触角の色が変化するセンノカミキリ。

 科名 カミキリムシ科
 和名 センノカミキリ
 大きさ 体長 20~37mm
 食餌動植物 幼虫はタラノキ,センノキ,ヤツデ,ウドの生木を成虫はウコギ科の葉や若い枝を食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現月 6~8月
 特徴 触角は体長の2倍くらいの長さです。

難しい 写真写りが まちまちで


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