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ヒメヤママユ

2014年10月26日(日)
ヒメヤママユ   撮影日:2014/10/25 場所:勿来の関

 ヤママユガ科のヒメヤママユを今年最初に見たのは,10月17日でした。例年ですと11月になってから普通に見られるようになりますが,必ず一匹は一週間以上も早く出現する個体があることが不思議です。
 ヒメヤママユはサクラ・クリ・ミズキ・ウツギ・ガマズミ・カエデなどを食餌植物としています。これらの植物は勿来の関では普通に分布しているので,毎年複数回観察されます。
ヒメヤママユ
いろいろな樹木の葉を食べるので出現数が多いのでしょう。毎年複数回見られるヒメヤママユ
 ヒメヤママユは最初の写真のような状態で壁に止まっていました。何枚か撮った後で,ヤママユ科の蛾は後翅にも眼状紋があることを思い出したので前翅外縁付近を持ち上げて4つの眼状紋を写すことにしました。ぐずぐずしていると翅が下がり眼状紋が隠れてしまうので,すばやく写したのが2枚目の写真です。

ヒメヤママユ
後翅の眼状紋は前翅を頭の方に持ち上げると見られるようになるヒメヤママユ。
 9月になると外灯の周りにはクモの巣が目立つようになります。夏の頃は1つもなかったのに急に増えるから不思議です。ヒメヤママユやウスタビガ等の大型蛾を捕獲するためなのでしょう。栄養状態が良いクモはまるまる太っています。
 今日,ヒメヤママユがクモの巣にかかったいました。1匹のジョロウグモがその蛾の少し上の所でちょこちょこ動いています。何をしているのかと見ていると,やがて,餌食になったヒメヤママユが落ちてきました。固い翅は残ったままですが,柔らかい腹はありませんでした。
 ヒメヤママユの雄は触角が最後の写真のように発達しています。

ヒメヤママユ
触角が雄はこのように発達しているヒメヤママユ。画像をクリックすると大きくなります。

 科名 ヤママユガ科
 和名 ヒメヤママユ
 大きさ 前翅長43mm
 食餌動植物 幼虫はサクラ、ナシ、ウメ、クリ、クヌギ、ミズキ、ウツギ、カエデ、ガマズミ、ケヤキなど、いろいろな樹木の葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月(羽化する月) 10~11月
 特徴 紋が不鮮明です。

翅に一つ 眼状紋が 付いている

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