ウスアオキノコヨトウ インディアンハットを被る

2014年7月31日(木)
ウスアオキノコヨトウ   撮影年:2014/07/29 場所:勿来の関

 ヤガ科キノコヨトウ亜科のウスアオキノコヨトウを紹介します。
 蛾の幼虫で地衣類を食べるものといえばヒトリガ科とばかり思っていました。
 ところが,何とヤガ科でも地衣類を食べる蛾がいたのです。それが,このウスアオキノコヨトウです。

ウスアオキノコヨトウ
前翅長10mm程度の小さいウスアオキノコヨトウ。前翅はうっすらと緑色がかっています。
 キノコヨトウ亜科の仲間は幼虫のとき地衣類を食べるようです。それなら,キノコヨトウといわずコケヨトウにすれば良かったと思うのですが・・・。地衣類は背丈が低く湿った場所を好むので,そうやたらに分布していません。
 だからこの蛾を見たのは2011/08/01が初めてで,それから今回で2度目です。

ウスアオキノコヨトウ
斜め上後方から見ると,まるでインディアンハットを被っているように見えるウスアオキノコヨトウ。
 ウスアオキノコヨトウは,ちょっと変わった格好をしています。胸部の上に毛が立っていてインディアンハットのように見えます。斜め上から見るとウスアオキノコヨトウがインディアンハットを被っている格好に見えてしまいます。
 ブログでその毛がよく確認できない画像がありますが,擦れて無くなったものと思われます。私が出会った蛾は羽化したばかりの個体と思われます。

ウスアオキノコヨトウ
名前にキノコとありますが地衣類を幼虫は食べるウスアオキノコヨトウ。

 科名 ヤガ科キノコヨトウ亜科
 和名 ウスアオキノコヨトウ
 大きさ 開張 21~23mm
 食餌動植物 幼虫は,地衣類を食べます。
 分布 本州・四国・九州・対馬
 出現月 7~8月
 特徴 胸部背にインディアンハットのような毛が見られます。

ブログ「こんちゅう探偵団」のだんちょう さんの情報によりますと
北海道にも分布しているそうです。

インディアン 帽子を被る ヨトウかな


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tag : ウスアオキノコヨトウ

ヤブガラシ

2014年7月30日(火)
ヤブガラシ   撮影日:2014/07/07①,07/30②③ 場所:勿来の関

 ブドウ科のヤブガラシを紹介します。
 ヤブガラシという名前は,藪を覆って枯らしてしまうほど生い茂るという意味です。
 最初写真,ヤブガラシを見て下さい。これは全体を写した写真です。橙色と桃色のものが花です。「えっ。花弁も雄しべも無いのに花なのですか。」と思われたでしょう。
ヤブガラシ
ヤブガラシ全体を写しました。葉は5枚で,橙色と桃色のものが花です。
 拡大したのが2枚目の写真です。ちゃんと花弁(緑色をしたもの)も雄しべもついています。橙色した花盤には溜まっている蜜が光っています。この花はやがて横を向き花盤の色が桃色になります。もう蜜は出さなくなります。
 私はどちらの花もなめてみました。先ず,桃色の花からです。ほとんど味はありません。次に,橙色の花です。甘い味がします。

ヤブガラシ
②ヤブガラシの花を拡大すると橙色の花には花弁も雄しべもついているのが分かります。しかし,それらが見られるのは午前中だそうです。花盤の中央に1本突き出ているのが雌しべです。
 ヤブガラシは雄しべも花弁もない花だと思っていました。いつ見ても,橙色や桃色の花盤だけしか見られなかったからです。でも,花盤の中央に雌しべだけあって雄しべが無い花など,あるとは思えませんでした。
 ところが,ブログを拝見すると雄しべも花弁も付いているではありませんか。不思議に思って「山溪ハンディ図鑑1 野に咲く花」を読みました。すると何としたことか,「雄しべも花弁も午前中に落ちてしまいます。」と書かれてありました。
 そこで,早速午前10時頃確認のためヤブガラシの写真を撮りました。
 すると雄しべも花弁も付いていました。これで,長い間の疑問が解決しました。

 この花に集まるチョウについては,「ヤブガラシに集まる昆虫」<記事はこちら>で前に取り上げました。スズメバチの仲間も蜜を求めてやってきます。
 ヤブガラシは昆虫達にとって魅力あるレストランのようです。つい最近までそう思っていました。ところが,勿来の関で,毎日通る道端のヤブガラシを観察していますが,チョウやスズメバチの仲間が一度も蜜を吸っている姿を見ておりません。それなのに何故,平潟では蜜を吸う姿が見られたのでしょう。狭い地域の平潟でヤブガラシがあるのは1箇所だけなので集まって来たと思っています。

ヤブガラシ
③橙色の花には溜まっている蜜が光っています。しかし,役目を終えた花は桃色になり,蜜を出しません。しかも,横を向いています。蜜をなめてみると甘い味がしました。
ヤブガラシの花は一度に全部は開花せず少しずつ開花して長い間,昆虫に蜜を提供しているようです。


 科名 ブドウ科
 和名 ヤブガラシ
 草本・木本 つる性の草本(多年草)
 分布 北海道・本州・四国・九州・沖縄・小笠原
 花期 6~8月
 特徴 緑色の花弁と雄しべは午前中に落ち,花盤は橙色から桃色に変わります。
     花盤は蜜が豊富でハチ・チョウが集まります。
     多くは3倍体で実をつけませんが2倍体のものは緑(やがて黒)の実をつけます。

小さいが 蜜は豊富な ヤブガラシ

ヤブガラシ 開花ずらして 虫を呼ぶ
 


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tag : ヤブガラシ

ヨツスジハナカミキリ

2014年7月29日(火)
ヨツスジハナカミキリ   撮影場所:勿来の関

 カミキリムシ科ハナカミキリ亜科のヨツスジハナカミキリを紹介します。
 勿来の関では,毎年7月に入るとこのカミキリムシが見られます。初めての人には黒と黄色の筋模様からハチに見え,ぎょっと思われるでしょう。
 それがヨツスジハナカミキリの作戦なのです。ハチに擬態して自分の身を守っていると考えられています。
ヨツスジハナカミキリ
写す条件によって金色に輝くヨツスジハナカミキリ。 2012/07/01
 昨日はアカハナカミキリを紹介しましたが,このカミキリムシにも名前に「ハナ」が付きます。ネットで調べてみると成虫が,主に花粉を食べるために花に集まる習性から「ハナ」が付いたと思われます。

ヨツスジハナカミキリ
黒と黄色の横縞でハチに擬態していると思われるヨツスジハナカミキリ。 2014/07/02
 調べたところによりますとハナカミキリ亜科の幼虫は,ほぼ全種が枯死・腐朽した材を食べるそうです。その中でヨツスジハナカミキリの幼虫は針葉樹の倒木・枯れ木などを食べるそうです。

ヨツスジハナカミキリ
花粉を食べに花に集まるので名前に「ハナ」が付くヨツスジハナカミキリ。 2014/07/20

 科名 カミキリムシ科ハナカミキリ亜科
 和名 ヨツスジハナカミキリ
 大きさ 体長 12~20mm
 食餌動植物 幼虫は,針葉樹の倒木・枯れ木などを食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現月 6~8月
 特徴 成虫は花粉・樹液を食べるようです。
     4本の黒と黄色の縞模様でハチに擬態していると思われています。

黄色縞 蜂に化けてる 身を守る 


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tag : ヨツスジハナカミキリ

アカハナカミキリ

2014年7月28日(月)
アカハナカミキリ   撮影年:2014/07/21②③,07/22① 場所:勿来の関

 カミキリムシ科のアカハナカミキリを紹介します。
 私が最初にアカハナカミキリを見たのはアキノキリンソウの花の上でした。
 7月下旬からアカハナカミキリが目につくようになりました。
アカハナカミキリ
①ヒヨドリバナの上で休んでいるアカハナカミキリ
 いろいろな葉の上や最近ではヒヨドリバナの蕾の上に止まっていました。胸部や上翅が赤茶色なので緑色した葉の上や白い花の上では目立つ存在です。

アカハナカミキリ
②ウツギの葉の上で休んでいるアカハナカミキリ。
 カメラを近づけると,こちらを見るような格好をとります。大きく撮ろうとしてカメラを更に近づけると逃げてしまうことが多い昆虫です。
 ヘリコプターがゆっくり進んでいるような飛び方です。

アカハナカミキリ
③顔の様子を撮ろうとしてカメラを近づける度に警戒するアカハナカミキリ。

 科名 カミキリムシ科
 和名 アカハナカミキリ
 大きさ 体長 12~22mm
 食餌動植物 幼虫は,マツ・ハンノキ・クヌギなどの枯木や伐採木を食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州・対馬
 出現月 6~8月
 特徴 成虫は花粉を食べるようです。
     胸部・上翅・各脛節は赤茶色で外は黒い色です。

ゆっくりと 浮いてるように 進み行く 

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tag : アカハナカミキリ

コガタコガネグモ

2014年7月27日(日)
コガタコガネグモ   撮影年:2014/07/26 場所:勿来の関

 コガネグモ科のコガタコガネグモを紹介します。
 勿来の関にある建物の窓を見ると白い×印のあるクモの巣が目につきました。昨日まではありませんでしたからできたばかりの巣です。どんなクモなのか観察するために近付きました。
 クリーム色の腹部に赤や黒の紋がある奇麗なクモです。早速,角度を変えながら写真を撮りました。
 ところで,太くて白くなっている部分を昔は,クモが隠れるためだろうと考え隠れ帯と呼んでました。今は白帯とかスタビリメンタムともいいます。誤解を避けるために,ここでは白帯と呼ぶことにします。
コガタコガネグモ
白帯の外側は黄矢印で示したように網の目が粗いコガタコガネグモの巣。
 それにしてもなぜこのような白帯をつけるのでしょうか。
 幼い頃私は,わざわざ白帯をつけたら「クモの巣がここにあるぞ。」と昆虫に知られてしまい逆効果だろうと思っていました。

「渡部健博士のカタ-リウズグモが形成する円網構造の可塑性とその機能に関する生態学的研究」によると次のようなことが明らかになりました。<詳しくはこちら>

 カタ-リウズグモが作る白帯は紫外線を反射し餌昆虫を引きつける。
 私は,コガタコガネグモについても,同じことがいえるだろうと考えました。

 ①白帯が紫外線を反射する。
 ②それに引き寄せられて昆虫が網にかかる。
 ③網にかかった昆虫をすぐ捕まえて食べる。

コガタコガネグモ
白帯の内側は網の目が細かくなっているコガタコガネグモの巣。
A 反射した紫外線に引き寄せられた昆虫が網にかかる場所は端よりも白帯の近くだろうと私は考えました。
B それならば白帯に近い部分の目を細かくしてあるはずです。その外側は目を細かくしても無意味だろうと考えました。

 そこで私は,写した写真を拡大してBの考えを確かめてみました。
 予想通り白帯がある部分の網の目は細かく,その外は粗くなっていることが分かりました。

コガタコガネグモ
クリーム色の腹部に赤や黒の紋があって奇麗なコガタコガネグモ。

 科名 コガネグモ科
 和名 コガタコガネグモ
 大きさ 体長 雌6~12 雄4.5mm
 食餌動植物 
 分布 本州・四国・九州・沖縄
 出現月 7~10月
 特徴 白帯(隠れ帯・スタビリメンタムともいいます。)を円網につけます。

白帯を つける理由は 餌寄せに

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tag : コガタコガネグモ

イラガ

2014年7月26日(土)
イラガ   撮影年:2014/07/26 場所:勿来の関

 イラガ科のイラガを紹介します。
 イラガの幼虫が食べるものは,カキ・ナシ・リンゴ・ウメ・ソメイヨシノ・クヌギ・ヤナギ等の葉ですから勿来の関で観察できると思っていました。ソメイヨシノは道路沿いに何本も植えられています。イラガの幼虫も観察しています。ところが,2011年~2014年6月まで観察されませんでした。
イラガ
ヤガ科アツバ類の蛾のように発達した下唇鬚(かしんしゅ)が見られるイラガ。
 しかし,やっと今日(2014年7月26日),会うことができました。最後の観察場所の壁に見たいと思い続けてきたイラガが止まっていたので感激しました。写しながら,ヤガ科のアツバ類のように下唇鬚(かしんしゅ)が発達していると感じました。 胸部背(翅の付け根付近)の黄色い毛がほとんどないので擦れた個体です。だから,もっと新鮮なイラガに会いたくなりました。

イラガ
なぜか前足を立てて頭を起こしているイラガ。
 イラガの幼虫・繭は<こちら>をご覧下さい。最後に載っています。
 幼虫の刺に触るとしばらくの間,傷みが続きます。こんなことがありました。サクラの葉の裏にカメムシがいるかも知れないと思い葉をつかんで裏を見ようとしたら,ビリィッときました。3~4時間,指がひりひり痛みました。そのときは何が起きたか分かりませんでしたが,今思えばイラガの幼虫に触ったのだと思っています。

イラガ
幼虫には刺があり刺さるとしばらく痛みが続くイラガ。

 科名 イラガ科
 和名 イラガ
 大きさ 開張 32~34mm
 食餌動植物 幼虫は,カキ・ナシ・リンゴ・ウメ・ソメイヨシノ・クヌギ・ヤナギを食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州・対馬
 出現月 6~9月
 特徴 ヤガ科アツバ類のように発達した下唇鬚(かしんしゅ)があります。
     幼虫のとげに刺さるとしばらく痛みます。

幼虫の 刺に刺されて 痛い目に


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tag : イラガ

アカイロトリノフンダマシ

2014年7月25日(金)
アカイロトリノフンダマシ   撮影年:2014/07/20 ①,07/24②③場所:勿来の関

 コガネグモ科トリノフンダマシ属のアカイロトリノフンダマシを紹介します。
 いつも通るアオキの葉を見るとナシカメムシが3匹見つかりました。一度に同じ所で見つかるとは,おそらく今日羽化したばかりの個体なのでしょう。ナシカメムシとは大分前,桜の幹で見つけて以来,しばらくぶりの再会です。
 もしかして,外にも居るかも知れないと思いアオキの葉の表や裏を探していると葉の縁に赤っぽい小さな個体がいました。写真を撮って確かめると赤い地に白い紋があるテントウムシのようです。
アカイロトリノフンダマシ
初めて見たときにはテントウムシだと思ったアカイロトリノフンダマシ。小さくてどこが頭か分かりませんでした。アオキの葉の裏に止まっていました。
 しかし,一対の黒い点が白い紋の中にあります。このような模様を持つテントウムシは見たことがありません。何か変だと思いながら,もう少し拡大すると前方から足のようなものが見えます。テントウムシにはこのような足はないのでクモかも知れないと思いました。

アカイロトリノフンダマシ
4日後,もっとよく写そうと思い同じ場所を探すと2匹のアカイロトリノフンダマシがいました。地面の上で撮ろうと思い移動すると逃げ出しました。足が6本しか写っていませんが8本あります。ピンぼけでこの写真にしました。
 サイトでクモの仲間を検索しても似た画像はありませんでした。このクモを見つけた方が少ないからでしょう。ある朝,いつものように今日はどんな昆虫を紹介されているかブログ(失礼ながらブログ名を忘れてしまいました。)を見ているとそっくりな画像が出ていて名前が分かりました。

アカイロトリノフンダマシ
もう一匹の方は体を縮めて動こうとしないアカイロトリノフンダマシ。

 科名 コガネグモ科トリノフンダマシ属
 和名 アカイロトリノフンダマシ
 大きさ 体長 5mm程度
 食餌動植物 
 分布 
 出現月
 特徴 

似た模様 テントウムシと だましてる


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tag : アカイロトリノフンダマシ

シオヤアブ

2014年7月24日(木)
シオヤアブ   撮影場所:①北茨城,②③勿来の関

 ムシヒキアブ科のシオヤアブを紹介します。
 7月下旬になるとブビィーンという羽音を出しなから飛ぶ昆虫が目につくようになります。シオヤアブです。草の間を自由自在に飛んだり,ときには交尾しながら飛んだりしています。2014/07/23の10時頃,勿来の関を歩いているとワラビの葉の上に懐かしいシオヤアブが止まりました。
シオヤアブ
顔も黄色い毛が生えていてご老人のように見える雌のシオヤアブ。セマダラコガネの体液を吸っているようです。
 撮影日:2010/07/06

 すかさず撮影開始です。初めは遠くから次第に近寄って写しました。不思議なことにかなり近付いても逃げません。
 それもそのはずです。食事中だったからです。ゆっくり落ち着いて食べたいのでしょう。イトトンボも食事中のときには写真撮影に協力してくれます。

シオヤアブ
ハチ類かアブ類の体液を吸っている雌のシオヤアブ。 撮影日:2014/07/24
 シオヤアブは昆虫界きってのアサシン(暗殺者)です。何しろスズメバチ・オニヤンマなどを鋭い口吻の一撃によって獲物の神経節を切断し即死させてしまうからだそうです。でも,失敗して獲物になってしまうことがあるそうです。
 こんな強いシオヤアブならもっともっと数が増えて当然ですが,シオヤアブより上手がいるのです。その昆虫の名はタマゴクロバチです。
 シオヤアブ等の卵はこれに寄生するタマゴクロバチ科の昆虫の絶好の餌なので,個体数の増加には限度があります。

 雄の腹端が白いのを塩に見立ててシオヤアブと名付けられたようです。

シオヤアブ
腹端に白い毛が生えているので雄のシオヤアブだと分かります。この白い毛を塩に見立ててシオヤアブと名付けられたようです。 撮影日:2014/07/24
一番下
 科名 ムシヒキアブ科
 和名 シオヤアブ
 大きさ 体長 23~30mm
 食餌動植物 幼虫は、土中や朽ち木の中にいて、他の昆虫などを食べて育つそうです。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現月 6~9月
 特徴 雄は腹端に白い毛が生えています。
     昆虫を捕まえ体液を吸う昆虫界最強の捕食者だそうです。

背後から 一撃で刺し 液を吸う


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tag : シオヤアブ

クロバネフトメイガ

2014年7月23日(水)
クロバネフトメイガ   撮影年:2014/07/20 場所:勿来の関

 メイガ科フトメイガ亜科のクロバネフトメイガを紹介します。
 初見の蛾です。初見の蛾で大変なことは名前調べです。でも,この写真を見て触角が翅の上に乗っているのでほっとしました。
 止まっているときこのような性質を示すのは,メイガ科とツトガ科の蛾に多いからです。さらに地の色が黄色のものが多いツトガ科でなく,黒いからメイガ科を探しました。
クロバネフトメイガ
触角を翅の上にのせているので,メイガ科かツトガ科と分かるクロバネフトメイガ
「みんなで作る日本産蛾類図鑑」では多くの資料から探し出さなければなりません。見つけ出すのが大変なので,初見の蛾のときはいつも,「四国産蛾類図鑑」で探しています。

クロバネフトメイガ
前翅前縁の頭部から外横線を少し越えるまで薄褐色のクロバネフトメイガ
 この蛾は前翅前縁が頭部から外横線線を少し越えるまで薄褐色という特徴があるので速く見つけ出すことができました。
 クロバネフトメイガよりも,マエキフトメイガとした方がぴったりの感じです。
 この蛾について掲載しているサイトは,あまりありませんでした。

クロバネフトメイガ
これら3枚の写真は同一個体のクロバネフトメイガです。
 科名 メイガ科フトメイガ亜科
 和名 クロバネフトメイガ
 大きさ 開張 20mm
 食餌動植物 分かっておりません。 
 分布 本州,四国,九州
 出現月 7月
 特徴 前翅前縁が頭部から外横線を少し越える所まで薄褐色です。

触角が 翅の上にある メイガ科だ


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tag : クロバネフトメイガ

ニイジマトラカミキリ

2014年7月22日(火)
ニイジマトラカミキリ   撮影年:2014/07/22 場所:勿来の関

 カミキリムシ科のニイジマトラカミキリを紹介します。

 草木の葉の上を見ながら歩いていました。シダ植物の葉の上に昆虫がいましたので近づいて見るとアシナカバチに似た昆虫でした。一瞬ぎょっとしましたが,何か雰囲気がトラカミキリの仲間に似ています。
ニイジマトラカミキリ
ハチに似て黒い地に黄色の横縞があるニイジマトラカミキリ。ハチに擬態していると思われます。
 写真を撮って確かめますと,初見のカミキリムシ科の昆虫です。早速,斜め上・横・前方からといろいろ角度を変えて写しました。光が当たった方がぶれずに鮮やかに写せるので日向にずらしても写しました。

ニイジマトラカミキリ
前胸背に黄色の横縞がある種類は数少ないニイジマトラカミキリ
 前胸背に黄色の横筋があるカミキリムシは数少ないので,すぐにニイジマトラカミキリと同定できました。
 北海道帝国大学の教授、林学の学者である新島善直博士に敬意を表して命名されました。

ニイジマトラカミキリ
腹部一番上の筋は褐色がかっているニイジマトラカミキリ。

ニイジマトラカミキリ
小さいながらも鋭い歯を持っているニイジマトラカミキリ。

 科名 カミキリムシ科
 和名 ニイジマトラカミキリ
 大きさ 体長7~13.5mm
 食餌動植物 各種広葉樹
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月 6~8月
 特徴 前胸背の中央より少し下に黄色の横筋があります。

ハチに似た 黄色い筋で 驚かす


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ウコンエダシャク

2014年7月20日(日)
ウコンエダシャク
 シャクガ科エダシャク亜科のウコンエダシャクを紹介します。
 いわき市植田町中央公園で,このウコンエダシャクを初めて見たときには,驚きました。色が鮮やかで変わった形をしていたからです。更に,透明の目玉模様があって印象が深い蛾です。

ウコンエダシャク
雄には透明の目玉模様があるウコンエダシャク。そのため,この蛾を見ていると仮面のように見えてしまいます。
 撮影日:2010/10/22 場所:いわき市植田町中央公園

 もっと驚くことには,その透明な目玉模様を使って音を出すというのです。

 ウコンエダシャクは,次の2点で普通の蛾と違っています。
 ①雌も雄も明かりに飛来します。
 ②雄の触角が発達していません。

ウコンエダシャク
不思議にも灯火に飛来する雌のウコンエダシャク。灯火に飛来するのは,ほとんどの種で雄の方です。
 撮影日:2011/08/31 場所:勿来駅西公園

 これらのことを総合して考えると,ウコンエダシャクの雄が音を出すと雌がその音を頼りに雄のところにやって来るのでしょう。そのとき,暗い色では雄の居場所が分かりにくいので鮮やかな黄色い色をしていると思われます。

 香辛料、着色料、生薬として用いられるウコンに似て黄色いのが,名の由来です。

ウコンエダシャク
透明の目玉模様を使って音を出し,雌に合図していると思われるウコンエダシャク。前翅後縁には2つの紋が並んでいます。目玉模様に近い方が大きいのでウコンエダシャクと同定できます。 撮影日:2014/07/21 場所:勿来の関

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 ウコンエダシャク
 大きさ 前翅長16mm
 食餌動植物 ダンコウバイ、タブノキ、シロダモ。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄諸島沖縄本島,石垣島,西表島
 出現月 5~9月
 特徴 目のような透明部分は,雄だけにあります。その部分を使って音を出すそうです。


透明の 目玉模様で 音を出し


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tag : ウコンエダシャク

ウンモンスズメ

2014年7月20日(日)
ウンモンスズメ   撮影年:2014/07/18~19 場所:勿来の関

 スズメガ科のウンモンスズメを紹介します。
 褐色系が多いスズメガ科の中で,ウンモンスズメは緑色の模様が美しい蛾です。前回見たのは2011/07/20ですので,3年ぶりの再会です。それというのも,食餌植物のハルニレ・アキニレは見かけませんし,ケヤキは数えるほどしか生育していないからです。
ウンモンスズメ
灯火に飛来してきて,明かりが消えてもそのまま居残るウンモンスズメ
 反対にモモスズメは,掃いて捨てるほど出現しています。食餌植物のサクラ・ウワミズザクラが勿来の関には沢山分布しているからです。

ウンモンスズメ
翌日も少し場所を変えただけで居残るウンモンスズメ。
 「みんなで作る日本産蛾類図鑑」にはウンモンスズメの分布を本州,四国,九州,対馬にしておりますが,だんちょうさんのブログ「こんちゅう探偵団」(北海道で見られる生き物を扱っています。)には,北海道札幌市・石狩市・夕張群・小樽市産のウンモンスズメが載っておりますので分布は拡大しています。

ウンモンスズメ
緑色の模様が奇麗なウンモンスズメ。前翅を持ち上げて後翅の紅色紋を撮ればよかったと後悔しています。

 科名 スズメガ科
 和名 ウンモンスズメ
 大きさ 前翅長32mm
 食餌動植物 ケヤキ、ハルニレ、アキニレ、マユミ。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月 5~9月
 特徴 前翅は美しい緑色ですが,死後褐色になります。後翅には紅色の紋があります。

ウンモンの 緑の模様 美しき


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tag : ウンモンスズメ

初夏の花6

2014年7月19日(土)
初夏の花6   撮影日:2014/07/19  ③のみ2002/07/14 場所:北茨城

 北茨城で見られる園芸種(①・②)や野草(③~⑤)を紹介します。

ベニバナサワギキョウ
①ベニバナサワギキョウ(ギキョウ科) 別名ロベリア・カルディナリス
 北米原産です。日本には形はそっくりで青い花が咲くサワギキョウがありますが,北米原産のものは真っ赤な色で目を惹きつけます。
 この花がキキョウの仲間とは,とても信じられませんが,その証となるものが1つあります。それは茎や葉を傷つけると白い汁が出ることです。今朝,試しに葉を千切ってみますと予想通り白い汁が出てきました。


サフランモドキ
②サフランモドキ(ヒガンバナ科)
 西インド諸島・メキシコ原産です。花弁が奇麗な桃色なので好きな花です。


ナミキソウ  ナミキソウ
③ナミキソウ(シソ科)
 ナミキソウを漢字で表現すると波来草となります。波が来そうな場所に生育しているから,そのような名が付いたものと思われます。北茨城では砂浜に生育していました。花壇の土でもどんどん殖えていく丈夫な植物です。
 茎は四角形で葉は対生というシソ科独特の特徴を持っています。


カリガネソウ
④カリガネソウ(クマツヅラ科からシソ科)
 私が学生の頃はクマツヅラ科でしたが新しい分類法になってからシソ科に移りま
した。漢字で書くと雁草となります。雁とはカモ科の水鳥を指しています。花弁の様子を雁に見立てているようです。
 雌しべや雄しべが長く突き出ているので帆掛草の名もあります。
 最大の特徴は匂いです。私が初めて見たときは変わった花で青い花弁が奇麗でしたので車に乗せて家に持って帰りました。運転しながら何か異様な臭いがするので気になっていました。名前を調べるときになって初めて,その匂いはカリガネソウが出していたことに気付きました。
 北茨城市石岡に自生している花の種子を取ってきて蒔いたらどんどん殖えましたので,お知り合いに分けてあげました。そのお陰で北茨城市平潟には2箇所で見られるようになりました。肝心の石岡からは用水路工事のため無くなってしまいました。
 どういう訳か石岡では8月下旬に咲いたのに,平潟では7月下旬から咲いています。


ツユクサ
⑤ツユクサ(ツユクサ科)
 この花の青い汁はやがて消えてしまいますが,ものにつきます。それで,つきくさがなまってツユクサになったという説があります。

 写真をクリックしてどれが花粉を沢山出している雄しべか見て下さい。

 雄しべが6つあるうち,青い花弁に近いπの字に似た黄色い3つはほとんど花粉を出さない偽の雄しべだそうです。前方に大きく突き出た2つの雄しべは沢山花粉を出しています。その途中にある黄色い1つの雄しべは少しだけ花粉を出しています。


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tag : 初夏の花6

チビクロアツバ

2014年7月19日(土)
チビクロアツバ   撮影年:2014/07/12~13 場所:勿来の関

 ヤガ科 ムラサキアツバ亜科のチビクロアツバを紹介します。
 この蛾は見た目は真っ黒で小さい蛾です。でも,光を当てて写すと青い地に黒の横縞が見られます。しかも,前翅中央前縁寄りに黄色の紋があります。
チビクロアツバ
近付くとすぐ逃げるので,遠くからフラッシュを焚いて写したチビクロアツバ。発達した触角が見えるので雄と思われます。

チビクロアツバ
光を沢山浴びるとこのように写るチビクロアツバ

チビクロアツバ
見た目はこのように真っ黒で小さい蛾のチビクロアツバ。でも,写真で見ると何となく模様が見られます。

 科名 ヤガ科 ムラサキアツバ亜科
 和名 チビクロアツバ
 大きさ 前翅長10~12mm
 食餌動植物 分かっていません。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄諸島沖縄本島
 出現月 6~8月
 特徴 見た目は黒くて小さい蛾です。フラッシュを焚いて写すと青い地に黒い横縞が見られます。前翅中央よりも前縁近くに黄色い紋があります。

真っ黒な チビクロアツバ すぐ逃げる


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tag : チビクロアツバ

初夏の花5

2014年7月18日(金)
初夏の花5

トモエソウ
①トモエソウ(オトギリソウ科) 撮影日:2001/07/02 場所:北茨城
 花弁がよじれて渦を巻くように見えるのでトモエソウと名付けられました。オトギリソウに似ていますが,大きい花です。
 花は一日くらいしかもたず萎れてしまいます。細かい種子が沢山でき種子で殖やすことができます。


ノカンゾウ
②ノカンゾウ(ユリ科) 撮影日:2001/07/09 場所:北茨城
 花弁は一重なので似ている八重のヤブカンゾウと区別がつきます。ヤブカンゾウと比べて数はぐっと少ないです。


ネジバナ ネジバナ
③ネジバナ(ラン科)左の写真は花のねじれ方が反対のものです。ペアのように接して育っているものに多く見られます。 右の写真のように,ほとんど花の付き方がねじれないものもあります。 撮影日:2003/07/013 場所:北茨城
 花の色は濃いものから薄いものまであります。中には白花のネジバナまであります。桃色が濃い方が奇麗に見えるので,濃いものを探して写しました。
 花の付き方がねじれているのでネジバナと名が付きました。ねじれ方が右巻と左巻きがあるのを先輩から教えて頂きました。それまでは「ネジバナは奇麗だな」としか見ていませんでした。よくそこまで気がつかれたと感心しました。
 私の観察では,ねじれ方が反対のものを探すには,2本対になっているものを探すと半分以上反対になっています。
 ところで,左の花のねじれ方が左巻で,右の方の花のねじれ方は右巻です。

 芝生になっている所を探すと必ずネジバナは見つかります。


ウメガサソウ
④ウメガサソウ(イチヤクソウ科) 撮影日:2000/07/02 場所:北茨城
 林の周辺で見られる小さな植物です。いつも斜め上から写真を撮っていたので花の美しさは分かりませんでした。でも,あるとき下から覗いたら花弁の付け根が桃色で雌しべの回りをY字形の雄しべが行儀よく並んでいるのを見て,その美しさに感動してしまいました。
 梅の花に似て,下向きに咲く花の様子が笠・傘のようなのでウメガサソウと呼ばれるのでしょう。


スカシユリ
⑤スカシユリ(ユリ科) 撮影日:2000/07/07
 花は上を向いて咲きます。花弁と花弁の間が空いていて透けているのでスカシユリと名が付けられました。ヤマユリは良い香がしますが,スカシユリは全然香がありません。ただ鮮やかな赤橙色で目立ちますので見つけると家で育てたくなってしまいます。そんなときには実ができるまで我慢して中の種を蒔いて下さい。時間はかかりますが,一度に沢山ふやせます。


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tag : 初夏の花5

初夏の花4

2014年7月17日(木)
初夏の花4   撮影年:2014

最近,目にする花を紹介します。
ノウゼンカズラ
①ノウゼンカズラ(ノウゼンカズラ科) 撮影日:07/14 場所:北茨城
 中国原産のつる性落葉低木です。この朱色の花が咲き出すと茨城県は梅雨明け間近になります。茎が蔓になる植物には,普通,語尾に「カズラ」が付きます。
 北米には赤味が強くて花筒が長いアメリカノウゼンカズラがあります。


アルストロメリア
②アルストロメリア(ヒガンバナ科) 撮影日:07/14 場所:北茨城
 チリ・ブラジル原産でユリズイセン・インカノユリの別名があります。


キキョウ
③キキョウ(キキョウ科) 撮影日:07/14 場所:北茨城
 この植物の葉や茎を切ると,白い汁が出てきます。これがキキョウ科の特徴です。


ヤブカンゾウ
④ヤブカンゾウ(ユリ科) 撮影日:07/14 場所:北茨城
 ユリの花に似ています。一重のものと八重咲きのものがあります。
 一重のものをノカンゾウといいますが,北茨城ではほとんど見かけません。
 普通,見られるものはヤブカンゾウの方です。八重咲きのものには種子ができないものが多いように,ヤブカンゾウにもできません。若葉は甘みがあって美味しいそうです。


センリョウ
⑤センリョウ(センリョウ科) 撮影日:07/10 場所:勿来の関
 毎年,我が家ではお正月に上げている植物です。赤橙の実が葉の上に付きます。 花は大変変わっていて,花弁も萼も無く子房の横に白い雄しべが1つ付くだけの簡単な花です。


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tag : 初夏の花4

アオカナブン

2014年7月16日(水)
アオカナブン   撮影場所:勿来の関

 勿来の関には現在,樹液を出しているコナラが1本あります。毎日昆虫が訪れては樹液を食べている姿が見られます。
 今朝,この幹を覗き込みましたか,毎日訪れているオオスズメバチの姿も外の昆虫の姿もありませんでした。珍しいこともあるものだと思いました。
アオカナブン
目が覚めるほど鮮やかな色をしているアオカナブン。山の宝石・動く宝石エメラルド・樹液を食う宝石と名付けたいほどです。 撮影日:2014/07/16
 散歩の行きも帰りも見ているので,帰りに寄ると目が覚めるように鮮やかな緑色の昆虫が樹液を食べていました。あまりに奇麗なので動く宝石のようです。
 去年の今頃は樹液を出さなかったので見られませんでしたが,2年前には,くすんだ銅色と緑色のカナブンが揃って樹液を食べる姿が見られました。カナブンには,くすんだ銅色から緑色をしたものまで変化に富む個体がいることを知ったのはこのときです。

アオカナブン
オオスズメバチに追い出されたアオカナブン。追い出した張本人は美味しそうに樹液を食べています。 撮影日:2014/07/16
 アオカナブンが樹液を食べているところへ,悪名高いオオスズメバチが飛んで来ました。どうなるのか興味を持って私は観察を続けました。オオスズメバチはアオカナブンに近付くと頭付きで何発も攻撃しました。初めは退こうとしなかったアオカナブンでしたが,連続攻撃に恐れを感じ2枚目の写真の位置まで退きました。
 今日のオオスズメバチは気まぐれで少し樹液を食べたかと思うとすぐ,飛び去ってしまいました。その後,どう展開するのか見ていますと,やがてアオカナブンは
元居た場所の近くへ移動して樹液を食べ始めました。

カナブン
くすんだ銅色から緑色まで変化に富むカナブン。古いデジカメなのでフラッシュを焚かないと写りません。でも,そうすると色が正しく表現できなかった古いデジカメでした。 撮影日:2012/07/18

 科名 コガネムシ科
 和名 アオカナブン
 大きさ 体長 22~27mm
 食餌動植物 幼虫は朽ち木などの腐植物を食べます。成虫は樹液等を食べます。 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現月 7~8月
 特徴 目が覚めるような鮮やかな緑色をしています。

樹液食う 動く宝石 エメラルド


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tag : アオカナブン

初夏の花3

2014年7月13日(日)
初夏の花3  写真をクリックすると大きくなります。

ヒメヒオウギズイセン
①ヒメヒオウギズイセン(アヤメ科)  撮影日:2014/07/10 場所:勿来の関
 ヨーロッパ原産の園芸種で明治時代に渡来し,現在では野生化しています。
 ヒメヒオウギズイセンを漢字で表記すると姫檜扇水仙となります。檜扇(ひおうぎ)とは、宮中で用いられた木製の扇のことですが,根元から出る葉の様子が檜扇に似ていることから名付けられたと思っています。


カシワバアジサイ
②カシワバアジサイ(アジサイ科)  撮影日:2014/07/13 場所:北茨城
 北米東南部原産の木本です。
 今年初めてこの植物を見ました。花が穂状に咲くのでアジサイの仲間だとは思い
ませんでした。港が見える道路を歩いていると先日写したと物と同じ葉を見つけました。何の仲間か見当が付かず困っていたので育てている人に尋ねました。
「カシワバアジサイです。3軒隣の家にも咲いています。」
そう言われて初めて,カシワの葉に似ていると気付きました。


ボタンクサギ
③ボタンクサギ(しそ科)  撮影日:2014/07/14 場所:北茨城
 中国南部原産の低木です。
 私が学生の頃,クサギはクマツヅラ科の植物でしたが,分類法が変わりシソ科に移動しています。そこで,もしかしてボタンクサギも変わっているかも知れないと思いました。予想したとおり,新しい分類法に基づくいているものはシソ科になっていました。
 クサギに似た匂いがあるのでクサギと名付けられたと思っています。クサギの名誉のためにお知らせしますが,花はよい匂いがして,実は美麗です。
 あるサイトで微かに良い香がしますと書かれてありましたので確かめに行きました。持続しない香ですが,その場に佇んでいると香ってきたときがありました。


ムクゲ
④ムクゲ(アオイ科)  撮影日:2014/07/14 場所:北茨城
 中国原産の木本です。
 花の中央にある真っ赤な紋に魅せられました。


インドハマユウ
⑤インドハマユウ(ヒガンバナ科)  撮影日:2014/07/13 場所:北茨城
 インド原産の草本です。
 私はこの花をハマユウと誤解していました。北茨城には寒くて見られないことを知り,調べ直してインドハマユウと分かりました。


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tag : 初夏の花3

ヒメスズメバチ

2014年7月14日(月)
537ヒメスズメバチ ヤブガラシに集まる昆虫2  撮影日:2010/09/01 場所:北茨城

 スズメバチ科のヒメスズメバチを紹介します。
 ヤブガラシにはチョウやオオスズメバチだけでなくヒメスズメバチも飛んで来ます。
 2枚目の写真を見て下さい。腹端(水色矢印)が黒くなっています。このように腹端が黒ければヒメスズメバチです。腹端が黒いのはヒメスズメバチだけです。
 赤矢印で示した所が赤褐色になっているのも特徴です。
 オオスズメバチに比べて小さいのでヒメと名付けられたように思われます。
ヒメスズメバチ
花の蜜や樹液を食べるヒメスズメバチ。
 ヒメスズメバチの行動はアシナガバチの活動に合わせています。それはアシナガバチの巣を襲い幼虫やサナギの体液を吸いそれをヒメスズメバチの幼虫に与えるからです。

ヒメスズメバチ
腹端が黒ければヒメスズメバチです。オオスズメバチより小さいのでヒメを付けたのだと思われます。
 攻撃性が一番強いオオスズメバチに比べると比較的穏和だそうです。
 オオスズメバチは巣に近付いただけで襲ってくるそうですが,ヒメスズメバチは巣に触られるとカチカチと威嚇し,それでも遠ざからないと襲ってくるそうです。

ヒメスズメバチ
幼虫には各種アシナガバチの巣を襲い幼虫やサナギの体液を吸ったものを与えるヒメスズメバチ。
 科名 スズメバチ科
 和名 ヒメスズメバチ
 大きさ 体長 働き蜂 25~36mm
 食餌動植物 樹液・花の蜜,各種アシナガバチの幼虫・サナギの体液を吸いヒメスズメバチの幼虫に与えます。
 分布 本州・四国・九州・沖縄
 出現月 5~10月
 特徴 毒性はあまり強くなく,威嚇行動をとるが攻撃性は強くありません。
     花の蜜・樹液・各種アシナガバチの幼虫の体液を食べます。

合わせてる アシナガバチの 活動に


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tag : ヒメスズメバチ

オオスズメバチ

2014年7月13日(日)
オオスズメバチ   ヤブガラシに集まる昆虫1

 スズメバチ科のオオスズメバチを紹介します。
 以前にヤブガラシに集まるチョウを4種類<その中のアオスジアゲハはこちら>紹介しましたが,チョウだけでなくハチの仲間も集まってきます。北茨城周辺ではオオスズメバチ・ヒメスズメバチ・コガタスズメバチの3種類のスズメバチの仲間が見られます。その中で一番大きいのはオオスズメバチです。
オオスズメバチ
ヤブガラシの花の蜜は少しなのであっという間に食べてしまうオオスズメバチ。ですからシャッターチャンスは極わずかです。 撮影日:2010/09/10 場所:北茨城
3種類のスズメバチが揃えば区別がつきますが,そんな機会はあまりないでしょう。
 でも,大きさの外にも,特徴があるので区別がつきます。それは腹部の模様です。 2枚目の写真で示した2つの矢印の所が決め手となっています。
 オオスズメバチは腹端(水色矢印)が黄色です。
 しかし,これだけではコガタスズメバチも黄色なので混同してしまいます。

 そこでポイントになるのが青矢印の部分の黒い細線です。この2つが確認できればオオスズメバチです。

 オオスズメバチは花の蜜だけではなく,樹液を食べに来ます。飲むのかなめるのか分かりませんが,樹液の場合は長時間食べています。そこへ外のオオスズメバチや昆虫が来ると威嚇して追い払います。「ここは俺の場所だ。あっちへ行け。」と謂わんばかりの態度です。

オオスズメバチ
いつまでもコナラの樹液を貪り食べるオオスズメバチ。青矢印と水色矢印のところがポイントです。
 撮影日:2014/07/05 場所:勿来の関

 オオスズメバチでこわい経験をしたことがあります。
 ある朝,用を足しにトイレに入りました。良い香りが漂っていました。その後,40分くらい経った頃オオスズメバチが電球に止まっていた外灯にやって来ました。高い外灯で電球とは3m以上も離れているので安心して明かりに飛来した蛾を探していました。
 ところが突然,爆撃機のような羽音とともにオオスズメバチが頭の回りを何回も旋回し始めました。私は恐怖のあまりその場に佇んでいました。うっかり振り払おうとして攻撃されたらとんでもないのでじっとしていました。羽音が大きくなったり小さくなったり何回か続いた後やっと静かになりました。
 このようになった訳は香水の香りにあります。オオスズメバチは匂いに敏感で微量な匂いでも分かるそうです。私が香水の香りを浴びて40分も経って薄まった匂いが分かる程ですから。
 オオスズメバチは特に香水の香りに敏感で興奮するというニュースを思い出しました。
 それ以来,私は勿来の関に行くときには香水は避けております。

 腹端が尖っていれば雌で刺されます。雄の方は平で針はありません。
 巣に近付くと攻撃されるそうです。

オオスズメバチ
尻が尖っているので雌のオオスズメバチと思われます。毒性はハチの中で一番強いので用心に越したことはありません。 撮影日:2010/09/10 場所:北茨城

 科名 スズメバチ科
 和名 オオスズメバチ
 大きさ 体長 働き蜂 27~37mm ♂27~39mm
 食餌動植物 樹液・昆虫の幼虫などを食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州
 出現月 4~10月
 特徴 毒性はハチの中で一番強く,夏から秋にかけては攻撃性が強まります。
     雌は尻の先が尖り雄は平です。

樹の幹で 威張り散らして 樹液食べ

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tag : オオスズメバチ

ニホンセセリモドキ あっミヤマセセリ?

2014年7月12日(土)
ニホンセセリモドキ あっミヤマセセリ?   撮影年:2014/ 場所:勿来の関

 セセリモドキガ科のニホンセセリモドキを紹介します。
 ルリタテハが樹液を吸いに来ているか「樹液への道」(覚えやすくするために私が愛称を付けました。)を進んでいくと足下から突然昆虫が飛び立ちました。追いかけてパチリとやろうとしたところ逃げられてしまいました。それでもしつこく追い回しやっと写真が撮れました。

「やったあ,スプリング・エフェメラルをとった。」
と写真を見ながら喜んでしまいました。スプリング・エフェメラルの写真は,コツバメに続いて2度目だったからです。
 ところが,ミヤマセセリの画像と比べると似ていますがどっか違っています。大きく違うのは後翅にある黄色い斑紋の数です。ミヤマセセリは10個以上なのに,こちらはたった4つです。
ニホンセセリモドキ
ミヤマセセリとよく似ていたニホンセセリモドキ。でも触角の先端が太くなっていません。写真をクリックすると胸部の近くから左右に何かが出ているのが分かります。 撮影日04/08
 違いはもう一つありました。触角の様子です。
 ミヤマセセリは先端が太くなっていて棍棒のようです。  チョウの特徴
 名前が分からない方は,逆に細くなっています。     ガの特徴
 以上の理由からこの昆虫はガの仲間のだと思いヤガ科シタバガ亜科を探しました。後翅に黄色い紋があったからです。しかし,期待は裏切られ見つかりません。外の科も探しましたが,見つからないので諦めました。

ニホンセセリモドキ
しかも,後翅の黄色い斑紋が4つで少ないニホンセセリモドキ。さらに翅の下から毛が覗いています。上の写真では翅の左右から毛が出ています。 撮影日04/10
 昨日(2014年7月11日),初夏の花2でムラサキシキブを紹介しようとしていたとき,この植物の葉を食べる昆虫はいるのかと思い知りたくなりました。
 そこで,「みんなで作る日本産蛾類図鑑」の検索を使うことにしました。「食餌植物」の欄にムラサキシキブを入れて検索すると14件の昆虫がヒットしました。一つずつ見ていくと,10番目に私が3ヶ月前に写した昆虫と同じ画像が出てきました。何と名前はニホンセセリモドキというミヤマセセリに似ている昆虫でした。 写真を見て疑問がわきました。翅の下から毛が出ているからです。4月8日(火)には,「なんだこの毛は,地面にあったごみかな。」としか思いませんでした。
 しかし,4月10日(木)に撮ったときも毛が写っています。これはごみではなく何か特別なものだと感じ調べますとヘアペンシルであることが分かりました。
 雌を誘うために匂いを出す器官であることが分かりました。

 ヘアペンシルを持つ昆虫はアサギマダラ・ツマムラサキマダラ・アサギマダラ・オオカバマダラ・オオゴマダラ等が知られています。全部雄の方が持っています。
 しかし,ある図鑑ではヘアペンシルを持つニホンセセリモドキの個体を雌にしています。上の事実から考えて雄と勘違いしていると思われます。

ニホンセセリモドキ
ムラサキシキブを食べる昆虫を検索したら偶然にニホンセセリモドキの画像が出てきて名前が分かりました。 撮影日04/10
 科名 セセリモドキガ科
 和名 ニホンセセリモドキ
 大きさ 前翅長13~15mm
 食餌動植物 幼虫はムラサキシキブ、ヤブムラサキ、コムラサキを食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州
 出現月 7月
 特徴 7月に羽化し夏~冬を過ごし成虫越冬して3月~4月活動します。
     昼行性の蛾です。
     雄はヘアペンシルからフェロモンを出して雌を誘います。
     ニホンセセリモドキはムラサキシキブから毒を作り身を守っていると考えている方がいます。これに擬態しているのがミヤマセセリだというのです。

雄の知恵 ヘアペンシルで 雌誘う



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tag : ニホンセセリモドキ あっミヤマセセリ?

初夏の花2

2014年7月11日(金)
初夏の花2   撮影年:2014 場所:勿来の関
 現在,勿来の関を歩くと5種類の植物の花が見られます。

ムラサキシキブ
ムラサキシキブ 撮影日06/30
①ムラサキシキブ(クマツヅラ科)
 花も実も紫色の植物です。花が満開のときには,側を通ると独特の香がします。
 今朝,ムラサキシキブを食べる昆虫を調べていたら,とても嬉しいことがありました。三ヶ月も名前が分からなかった昆虫の名前が分かったからです。
 ムラサキシキブより多くの実を付けるコムラサキがあります。


ウツボグサ
②ウツボグサ(シソ科) 撮影日07/03
 昔,矢を入れるために使っていた靫(うつぼ)に花の穂が似ているので名付けられました。しそ科なので茎は四角で葉は対生です。


オカトラノオ
③オカトラノオ(サクラソウ科) 撮影日07/07
 沢山の花が付いた穂をトラの尾にたとえています。同じ仲間には,じめじめした場所に生育し穂がぴんと立つヌマトラノオがあります。


ドクダミ
④ドクダミ(ドクダミ科) 撮影日07/08
 十人に一人は葉の匂いをいい匂いと感じるそうです。それを薬剤師の方にお話ししたら,「匂いがきついだけで嫌な匂いではありません。」と答えられました。
 それ以来,私も嫌な匂いでなく,きつい匂いと感じるようになりました。
 十種類の薬効があるという意味から十薬とも呼ばれています。


バイカツツジ
⑤バイカツヅジ(ツヅジ科) 撮影日06/23
 ウメのような花を付けるところから,バイカの名が付きました。
 花弁にある赤い斑点がアクセントを付けていて素敵に見えます。


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tag : 初夏の花2

ツマキホソハマキモドキ 美麗種

2014年7月10日(木)
ツマキホソハマキモドキ 美麗種撮影日:2014/06/23 場所:勿来の関

 ホソハマキモドキガ科のツマキホソハマキモドキを紹介します。
 2010年7月3日に初めてこの蛾の写真を撮ることができました。そのときは,平潟小北にあるトンボ沼(私が分かりやすいように名付けた名称です。)にアオモンイトトンボを写しに行ったときでした。撮影中にふと脇のショウブの茎を見ると,見たことがない奇麗な昆虫が止まっていました。

 撮った後からが大変でした。どこを探しても似た画像が見つからないのです。2010年から,勿来の関にはどんな蛾がいるか取り組み始めたばかりで何も分からないでいたからです。名前が分かるまでには1年以上かかりました。何しろ,ホソハマキモドキガ科という小さな科などあること自体分かりませんでした。
ツマキホソハマキモドキ
奇麗な蛾でしたが一年以上も名が分からないでいたツマキホソハマキモドキ
 灯火採集で撮った写真を掲載しているサイトを探しても見つかる訳がありません。どうやらツマキホソハマキモドキは昼行性らしいのです。それを裏付けるようにサイトに載っている写真は,布・ネットではなくショウブに止まっています。

ツマキホソハマキモドキ
後ろの足を動かして触角と思わせているというツマキホソハマキモドキ。
 ツマキホソハマキモドキは外の蛾には見られない行動をとります。それは止まっているとき,両方の後ろ足を動かす行動です。
 この行動を次のように考えている人がいます。天敵に動いている後ろ足を触角と思わせ頭部への攻撃を避けているというのです。
 3枚の写真は同じ蛾を続けて撮ったものです。触角は動いていないのに足の位置は変化しています。

ツマキホソハマキモドキ
翅のつまの方(=端の方)が黄色なのが名の由来であるツマキホソハマキモドキ。
 資料が何も無くて確かなことは言えませんが,最後の写真がツマキホソハマキモドキの巣だと思っています。葉を2つに折って白い糸で周りを囲んでいます。
 翅の端(つま:はしの意味)が橙色なのが名の由来です。

ツマキホソハマキモドキの巣?
白い糸を張り巡らして作ったツマキホソハマキモドキの巣。上の巣は先端を折り返しています。下にも巣があります。

 科名 ホソハマキモドキガ科ホソハマキモドキガ亜科
 和名 ツマキホソハマキモドキ
 大きさ 開張15~19mm
 食餌動植物 幼虫はショウブ、セキショウの茎を食べます。
 分布 本州,四国,九州,対馬
 出現月 6~8月
 特徴 止まっているとき後ろ足を動かします。
     糸を張り巡らして巣を作るようです。

だましてる 足動かして 触角に



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tag : ツマキホソハマキモドキ

シロスジアツバ

2014年7月9日(水)
シロスジアツバ   撮影日:2014/07/08 場所:勿来の関

 ヤガ科クルマアツバ亜科のシロスジアツバを紹介します。
 あまり見かけない蛾がすみの方に止まっていました。白い筋のある黒い蛾です。逃げられないように,そっと近付き写しました。画像を見ると立派な下唇鬚(かしんしゅ)がありました。
シロスジアツバ
斜め後方からせまると大きな下唇鬚(かしんしゅ)を持っているのが分かるシロスジアツバ
 下唇鬚(かしんしゅ)を上手く写すには,真上からせまらず斜め後ろから頭にピントを合わせることがこつなのです。
 横からもせまると曲がっている様子がよく分かります。真上からばかりせまっていた頃は立派な下唇鬚(かしんしゅ)を表現できず悔しい思いをしていました。

シロスジアツバ
真上からせまると翅の模様はよく分かるが下唇鬚(かしんしゅ)は目立たなくなるシロスジアツバ
 足の一番先の節が白くて,白い長靴を履いたようです。黒と白の二色でまとめ,とんがり帽子をかぶった洒落た蛾のように見えます。
 この写真のように下唇鬚(かしんしゅ:蛾の頭部にある鼻のように見える部分)を持つ蛾はヤガ科のアツバ類なので速く調べられます。

シロスジアツバ
白い長靴を履きとんがり帽子を被ったように見えるシロスジアツバ。

シロスジアツバ
横から見ると曲がっている具合がよく分かるシロスジアツバ。

 科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
 和名 シロスジアツバ
 大きさ 開張19~26mm
 食餌動植物 幼虫は枯葉を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州
 出現月 6~9月
 特徴 下唇鬚(かしんしゅ)が発達しています。

アツバ類 でかい下唇鬚(かしんしゅ) 目印だ

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tag : シロスジアツバ

モモブトカミキリモドキ

2014年7月8日(火) 日付と曜日を変更する
モモブトカミキリモドキ   撮影年:2014 場所:勿来の関

 カミキリモドキ科のモモブトカミキリモドキを紹介します。
 5月5日,タンポポの花を覗くと,黒緑色の小さくて細長い昆虫がもぞもぞ動いていました。どんな昆虫なのか写真を撮って確かめることにしました。
 画像を見て驚きました。足が異様に太かったからです。外の個体を撮ってみたら,何と細い足のものもいました。
モモブトカミキリモドキ
後ろ足が異様に太く驚いた雄のモモブトカミキリモドキ。 撮影日05/08
 最初に太い足の個体に会えていなければ,この昆虫に興味を持つことは無かっただろうと思うと,私は何と幸運だったのだろうと感じました。
 なかなか名前は分かりませんでしたが,後ろ足が太い特徴を手がかりにモモブトカミキリモドキと分かりました。

モモブトカミキリモドキ
どの足も細い雌のモモブトカミキリモドキ。 撮影日05/08
 モモブトカミキリモドキを観察していると,花の奥に頭を突っ込んでいるものと花の表面で頭部をちょこちょこ動かしているものがいることに気がつきました。
 おそらく前者は花の蜜を後者は花粉を食べているのでしょう。でも,タンポポって花の蜜を出しているとは思えないので近いうちになめて確かめようと思っています。

モモブトカミキリモドキ
花粉を食べ食べ歩く雄のモモブトカミキリモドキ。 撮影日05/11
 タンポポの花の時期が終わり,しばらくモモブトカミキリモドキを見られませんでしたが,ハルジオンの花が咲き出すと観察できるようになりました。ただ,ハルジオンは風で揺れやすいので,ぶれて困ってしまいます。
 7月になるとモモブトカミキリモドキは観察できなくなりました。
 尚,モモブトカミキリモドキは8mmに満たない大きさですが,雄か雌かは花の上にいる個体を見ただけで分かります。上から見ても分かるほど雄の後ろ足は太いからです。

 モモブトカミキリモドキのような小さな昆虫が花粉の出でいる花の上を歩き回ってくれるお陰で種子ができるのですから,世の中は持ちつ持たれつ共生の世界であることを感じます。

モモブトカミキリモドキ
花粉を媒介してくれるモモブトカミキリモドキ(雌)のお陰で種子ができます。 撮影日05/09

 科名 カミキリモドキ科
 和名 モモブトカミキリモドキ
 大きさ 体長5.5~8mm
 食餌動植物 幼虫はススキの枯れた茎や朽ち木を成虫は花の蜜や花粉を食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現月 4~6月
 特徴 後ろ足腿節が雄は太いです。雌は太くありません。
     体液に触れると皮膚炎(水疱)を起こすそうです。

雄だけが 足が太くて 目立ちます


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うわぁネムノキの花が 初夏の花1

2014年7月7日(月)
うわぁネムノキの花が 初夏の花1   撮影日:2014/07/07 場所:勿来の関

 今日,勿来の関を歩いていたら3種類の樹木が花を咲かせていました。それらの3つを紹介します。
ネムノキ
 ネムノキ(マメ科)
葉が夕方頃から閉じ始めます。一方,花は日没前頃から開花します。
葉が閉じることが眠るようなので,ネムノキと名付けられました。
北茨城市では夏休みが始まる(7月20日)頃,花盛りを迎えます。
以前にネムノキについて2回記事<それらはこちらこちら>を書いていますので,ご覧下さい。


アカメガシワ
 アカメガシワ雄株(トウダイグサ科)
 雄株と雌株に分かれています。写真をクリックすると多数の雄しべが確認できますのでこの写真アカメガシワは雄株です。
 新芽が赤く,カシワの葉と同じく食物をのせるのに使ったのでアカメガシワと名付けられました。              
トウダイグサ科の植物なので葉や茎を傷つけると白い汁が出ます。


リョウブ
 リョウブ(リョウブ科)
 新芽は天ぷらやまぜご飯にしたそうです。昔は,飢饉に備え保存しておいたそうです。樹皮は古くなると薄くはがれ落ち,まだら模様になります。ナツツバキの樹皮に似ています。


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tag : うわぁネムノキの花が 初夏の花1

ネグロアツバ

2014年7月7日(月)
ネグロアツバ   撮影日:2014/07/03 場所:勿来の関
 ヤガ科クルマアツバ亜科のネグロアツバを紹介します。
 この蛾は余り見かけない蛾です。2年前に見てから2度目です。
ネグロアツバ
余り見かけないネグロアツバ。私はまだ2回しか見ていません。
 少ない訳には理由があります。蘚類を食餌植物にしているからです。蘚類の中にはスギゴケ,ミズゴケ,ヒョウタンゴケ等があります。それらは湿った所で見られますが,極限られた狭い所です。

ネグロアツバ
食餌植物が蘚類で分布が限られているため少ないと思われるネグロアツバ
 この蛾を最初に見たときには何の仲間か見当が付きませんでした。腹端を上にあげて止まるのはメイガ科に多いのでメイガ科を調べました。見つかりません。次に,少数ですがシャクガ科にもいるので探しました。見つかりません。小さいので,コヤガ類を探しましたが同じ画像はありません。諦めてしばらく放っておきました。あるとき,クルマアツバ亜科を探していたら偶然見つけることができました。

 翅の付け根の黒いのが名前の由来です。

ネグロアツバ
翅の付け根の黒いのが名前の由来となっているネグロアツバ。
 科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
 和名 ネグロアツバ
 大きさ 開張18~22mm
 食餌動植物 幼虫は蘚類を食べます。
 分布 北海道,本州
 出現月 5~8月
 特徴 秋田県:絶滅危惧種II類、茨城県:希少種になっています。

翅の付け根 黒くて名前 ネグロなり

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tag : ネグロアツバ

オオオバボタル

2014年7月6日(日)
オオオバボタル   撮影日:2014 場所:勿来の関

 ホタル科のオオオバボタルを紹介します。
 7月3日(木)にオバボタルについて紹介<記事はこちら>しました。そのときにはオオオバボタルとの違いをきちんと把握していませんでした。その後,毎日オオオバボタルに会っていたので2種類の違いが分かってきました。
オオオバボタル
赤紋外側と胸部縁との間隔がほぼ同じであるオオオバボタル。そのため赤紋が大きく見えます。 撮影日07/06
 7月5日に会えたオオオバボタルは写真(3番目の写真)も撮れ体長も測れました。巻き尺を近づけると度々逃げられていたので,そっと近づけて測ると14~15mmありました。オバボタルの体長は7~12mmですので3番目の写真のホタルはオオオバボタルになります。この写真を元にオオオバボタルとオバボタルとに分けることができるようになりました。


オオオバボタル
赤紋の内側下部には凹みがあるオオオバボタル。 撮影日07/04

オオオバボタル
慎重に巻き尺を近づけて測り体長14~15mmだったのでオオオバボタルと分かりました。このお陰でオオオバボタルとオバボタルの写真判定ができるようになりました。 撮影日07/05
 胸部の赤紋の様子がオオオバボタルは次のようになっています。
 ①赤紋外側と胸部の縁は,ほぼ同じ間隔です。
  ※オバボタルは腹部に近付くにつれて離れるので赤紋は細長く小さいです。
 ②赤紋の腹部に近い内側は少し凹んでいます。
 ③赤紋は①のようなのでオバボタルと比べると大きいです。

 この結果,オバボタル記事の最初の写真はオオオバボタルです。
 勿来の関では,オバボタルの出現は5月下旬からと早く,オオオバボタルは6月下旬と遅いです。
 今日も胸部赤紋をちらつかせながら,か弱い飛び方でとんだ後ススキの葉に止まりました。一見して,オオオバボタルと分かりました。赤紋が大きかったからです。

オオオバボタル
赤紋外側と胸部縁との間隔が腹部に近付くにつれて広くなるオバボタル。そのため赤紋が細長く小さく見えます。
 撮影日05/30


 科名 ホタル科
 和名 オオオバボタル
 大きさ 体長13~15mm
 食餌動植物 幼虫はミミズを食べます。
 分布 本州・四国・九州
 出現月 4~10月
 特徴 幼虫の生活場所は朽木の中です。胸部の赤斑が大きい。

体長を 測って分かる オオオバと




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tag : オオオバボタル

アオカミキリモドキ

2014年7月5日(土)
アオカミキリモドキ   撮影場所:勿来の関
 カミキリモドキ科のアオカミキリモドキを紹介します。
 勿来の関にある建物の壁には外灯の明かりに飛来した昆虫が止まっています。その中にジョウカイボンに似た昆虫が止まっていました。でも,翅の色は青くて美しい金属光沢です。目だけ飛び出ていて目立ちます。
アオカミキリモドキ
この昆虫が体に止まってもたたかないで逃がしてあげましょう。アオカミキリモドキは毒液を持っているからです。
 撮影日 2014/06/01

 ジョウカイボンの仲間を探しましたが同じ画像が見つかりません。カミキリムシのように触角が長いのでカミキリムシ科も調べましたが出ていません。
 幸いにも市立図書館から借りている「甲虫図鑑」がありました。それで調べると何とカミキリモドキ科に属する昆虫でした。カミキリモドキ科があるなんていままで知りませんでした。

アオカミキリモドキ
青い金属光沢で胸部から口先まで橙なので目を惹くアオカミキリモドキ。 撮影日 2014/05/28
 アオカミキリモドキの体液には,皮膚炎を起こす毒が含まれているそうです。手や腕に止まってもたたいて潰すと水ぶくれができ痛いそうです。2週間かかると治るそうです。
 弱々しく見えるので毒で身を守っているのでしょう。

アオカミキリモドキ
写し方の違いによって翅の色が黒くなってしまったアオカミキリモドキ。 撮影日 2014/05/28

 科名 カミキリモドキ科
 和名 アオカミキリモドキ
 大きさ 体長11~15mm
 食餌動植物 幼虫は朽木を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,屋久島
 出現月 6~8月

 特徴 アオカミキリモドキの体液に触れると皮膚炎を起こします。

潰したら 毒液が出て 皮膚炎に

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tag : アオカミキリモドキ

シロコブゾウムシ

2014年7月4日(金)
シロコブゾウムシ   撮影日:2014/06/16 場所:勿来の関
下3枚の写真はわずかに角度が変わっています。大きく動くとシロコブゾウムシに落下されるからです。

 ゾウムシ科のシロコブゾウムシを紹介します。
 この写真のゾウムシの体色が白いので理解できないでいました。サイトや図鑑の写真と比べて白すぎるからです。しかし,腹端に大きな瘤があるものは外に見当たりません。全く別な昆虫なのかなと思いましたが,今日(2014年7月4日)その訳が分かりました。
シロコブゾウムシ
こんなに白い画像は図鑑にもサイトにもありませんでした。羽化したばかりの個体だったからだと思われるシロコブゾウムシ
 「昆虫エクスプローラ」に「灰褐色のゾウムシ(体は黒色だが、灰色や黄褐色、灰白色の鱗片で全身がおおわれている)。」と書かれてあったからです。
 即ち,私が写したシロコブゾウムシは羽化したばかりの新鮮な個体だったので,灰白色の鱗片がはがれていなかったので白っぽかったのです。
 羽化したての昆虫は人間が近付いてもなかなか逃げません。私がこのシロコブゾウムシを写したときも逃げないで居たから何枚も写真が撮れたのです。

シロコブゾウムシ
腹端近くの瘤が名の由来と思われるシロコブゾウムシ。
 しかし,私が違う角度からも写そうと動いて止まっている木に手が触れてわずかに揺れた途端,シロコブゾウムシは自分から落下しました。
「仰天!?眼をつむるシロコブゾウムシ - 星谷 仁のブログ - Yahoo!ブログ」に面白い記事<こちら>が載っていますので私は簡単に紹介します。
 落下したシロコブゾウムシを見ると足を縮めて死んだ振りをし,しかも,目をつぶっているように見えたそうです。実は,触角で目を隠していたそうです。
 今度会ったら確かめようと思っています。

シロコブゾウムシ
今度出会ったら目を触角で隠して死んだ振りをしているか確かめたいシロコブゾウムシ。

 科名 ゾウムシ科
 和名 シロコブゾウムシ
 大きさ 体長13~17mm
 食餌動植物 幼虫はクズ、ハギ、ニセアカシア、フジなど、マメ科植物の葉を食べます。
 分布 本州,四国,九州
 出現月 4~8月

 特徴 危険を感じると落下して死んだ振りをし,触角で目を隠すそうです。

落下して 尚目を隠し 死んだ振り

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tag : シロコブゾウムシ

オバボタル

2014年7月3日(木)
オバボタル   撮影日:すべて2014 場所:勿来の関
 ホタル科のオバボタルを紹介します。
初めて,このオバボタルを見たときには理解に苦しみました。勿来の関には小さな川しかないので,とてもホタルが生息する環境ではないと思っているからです。ですから,「なぜ川もないこんな山の中にホタルがいるのだろう。」と疑問を持ったのです。
 図鑑で調べましたら,陸生のホタルであることが分かりました。ホタルの仲間は幼虫時代,水の中で生活するのだろうとばかり思っていたので驚きました。
オバボタル
赤い紋がこの個体だけ大きいのでオバボタルでなくオオオバボタルかも知れません。あのとき大きさを測っておけばよかったと後悔しています。  撮影日:06/25 
この個体は赤斑が下の写真の個体より大きいのでオオオバボタルです。詳しいことは7月6日の記事オオオバボタルをご覧下さい。

 7月上旬昼,勿来の関を歩いていると,黒い体でか弱い飛び方をする昆虫が見られます。体が大きければオオオバボタルです。体長が7~12と小さければオバボタルです。胸部に赤い紋があり,ヘイケボタルに似ています。
 しかし,オバボタルには赤紋の回りに黒い縁取りがあるのでヘイケボタルと区別がつきます。

オバボタル
ヘイケボタルに似ていますが赤い紋の回りが黒くなっているオバボタル。 撮影日:05/29 
 どうも,最初の写真の昆虫は赤い紋が大きいのでオオオバボタルだと思っているのですが,専門家ではないのではっきりしたことは言えません。
 私は,オオオバボタルをオオバボタルと覚えていました。大きいオバボタルの意味だったのかと思いました。

参照
オバボタル - 日本産ホタル科の全図鑑
オオオバボタル - 日本産ホタル科の全図鑑

オバボタル
雄雌の伝達手段は発光でなく性フェロモンによるオバボタル。そのため複眼は小さく触角が発達しています。  
撮影日:06/13 


 科名 ホタル科
 和名 オバボタル
 大きさ 体長7~12mm
 食餌動植物 幼虫はミミズを食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,屋久島,対馬
 出現月 6~7月

 特徴 幼虫の生活場所は浅い土中や朽木の下などです。

赤紋の 黒縁取りが 区別点


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tag : オバボタル

ミドリヒョウモン

2014年7月2日(水)
ミドリヒョウモン   撮影日:2014/07/01 場所:勿来の関

 タテハチョウ科のミドリヒョウモンを紹介します。
 勿来の関には交差点が一つあります。そこはY字路になっていまして下り坂の方を進むと北茨城市に続いています。
 その付近には青紫花のウツボグサと白い花のヌマトラノオが咲き誇っています。ここを10時23分頃通りますと鮮やかな橙色のチョウが飛んで来てウツボグサの蜜を吸い始めました。
ミドリヒョウモン
鮮やかな橙色のミドリヒョウモン雄。最後の写真が撮れていたから裏の紋様が分かりミドリヒョウモンだと分かったのです。
 翅を開いたときをねらってパチリ,パチリと撮りました。翅の開閉に合わせてシャッターを押すのですが,どうもタイミングがずれてしまいます。でも,このことが良かったのです。表の紋様は似ていますが,裏の様子は種によってはっきりした違いが見られるからです。

ミドリヒョウモン
この写真のミドリヒョウモンは雄です。前翅後縁に沿って3本の褐色筋があるからです。
 翅の紋様を見てヒョウモンの仲間だと分かりましたが,似ている種があって迷いました。ところが,ミドリヒョウモンは後翅の裏に白い「ツ」の字形の縦筋があることに気がつきました。最後の写真を見て下さい。白い「ツ」の字形の縦筋があるのでこのチョウはミドリヒョウモンだと分かりました。
 ところで,この写真のミドリヒョウモンは橙色が濃いので雌だとばかり思っていました。でも,いろいろなサイトでこれは雌だろうと思って見ると雄と書いてあります。どこで判断しているのだろうと思っていました。ついにそれを見つけました。
 前翅表側後縁に沿って褐色の筋が3本あれば雄なのです。

ミドリヒョウモン
後翅裏には白い「ツ」の字形の縦筋があるミドリヒョウモン。この紋がトレードマークです。雄の翅裏が緑色なのがミドリの名の由来と思われます。

 科名 タテハチョウ科
 和名 ミドリヒョウモン
 大きさ 前翅長35~40mm
 食餌植物 幼虫はスミレ類を食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現月 5~6月,9~10月

 特徴 後翅裏側は黄緑色で白い「ツ」の字形の縦筋があります。この斑紋で類似種のクモガタヒョウモン、ウラギンスジヒョウモン、オオウラギンスジヒョウ、メスグロヒョウモンなどと区別することができます。

似ているが 後翅の裏に ツの字あり

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tag : ミドリヒョウモン

ウスキモンアツバ

2014年7月1日(火)
ウスキモンアツバ   撮影日:2014/06/28 場所:勿来の関

 ヤガ科クルマアツバ亜科のウスキモンアツバを紹介します。
 HP「四国産蛾類図鑑」によりますと『講談社の蛾類大図鑑を見ると常緑カシ林に生息する種のよう。日本では本州(伊豆以西)、四国、九州、対馬、屋久島に分布すると記述されている。』のように書かれています。
 私が観察している勿来の関は茨城県とは目と鼻の先です。ですから,分布は東北南部までひろがっています。ただ,余り見かけない蛾です。
ウスキモンアツバ
翅は地味な色ですが橙色の可愛いひよこ紋があるウスキモンアツバです。
 撮影日:2012/07/25 場所:勿来の関

この蛾にはゾウの鼻のように長く前方に突き出た下唇鬚(かしんしゅ)があります。このような感じの蛾はヤガ科の中でアツバ類(語尾にアツバが付く仲間)に属しますので,「四国産蛾類図鑑」ですとアツバのなかま・アツバ亜科・クルマアツバ亜科等を探すと速く探すことができます。

ウスキモンアツバ
講談社の蛾類大図鑑では分布が伊豆以西となっているそうですが東北南部まで広げているウスキモンアツバ。 撮影日:2012/07/25 場所:勿来の関
 焦茶色の地に橙色のひよこ紋があります。

ウスキモンアツバ
ゾウの鼻のように突き出た下唇鬚(かしんしゅ)を持つウスキモンアツバです。このような感じの蛾は名前の語尾にアツバが付きます。 撮影日:2014/06/26 場所:勿来の関

 科名 ヤガ科
 和名 ウスキモンアツバ
 大きさ 開張20~25mm
 食餌植物 幼虫は何を食べるか分かっていません。
 分布 本州・四国・九州・対馬・,屋久島
 出現月 6~8月

 特徴 前翅に橙色のひよこ紋があります。

地味な蛾に 可愛いひよこ 乗っている


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