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コムラサキ

2014年6月18日(水)
コムラサキ   撮影日:2014/06/15 場所:勿来の関

 タテハチョウ科のコムラサキを紹介します。
 樹液を出すコナラが勿来の関には3本あります。大駐車場南にあるコナラは春,コツバメが見られた頃までは樹液を出していました。それで,ルリタテハ・ヒオドシチョウ・アカタテハが集まって来ました。
 ところが,暖かくなってきたら全然チョウが集まって来ません。不思議に思い匂いを嗅いだら全く匂いがしません。北駐車場から少し離れた所にあるコナラも暖かくなったら樹液を出さなくなりました。
 ところが,北駐車場に近い所にあるコナラは逆に暖かくなってきたら,樹液を出すようになってきました。樹液が発酵して酸っぱい匂いが回りに漂っているのでいろいろな昆虫が集まって来ます。チョウ・蛾・ハチ・アオカナブンなどです。でも,毎年出すわけではありません。去年はとうとう出しませんでした。
 このコナラに集まっている昆虫を見るのが毎日の楽しみの1つになっています。
コムラサキ
今日も,サトキマダラヒカゲが来ていると思ってよく見ると勿来の関では初見のコムラサキでした。
2014年6月15日は特別な日でした。食事中は近づいても逃げないことが多いので少し安心していますが,それでも,木の陰からそっと覗いてみました。いつも来ているヒカゲチョウ・クロヒカゲ・サトキマダラヒカゲにかわって見慣れぬチョウが樹液を吸っていました。

コムラサキ
見る角度や方向によって翅が青く光るコムラサキ
 まず,逃げられないうちにパチリと1枚撮りました。

 樹液を吸いながら,翅を広げます。そこで,また1枚パチリ。何度か開いたり閉じたりします。

 タイミングを合わせてまた,パチリ。このチョウの脇では恐ろしいスズメバチの仲間が大いばりで樹液を食べています。フラッシュを焚いても驚かないことを祈りひやひやしながら何枚も写真を撮りました。

コムラサキ
すぐ脇ではスズメバチの仲間が大いばりで樹液を食べていますがこのコムラサキは場所を譲らず樹液を吸っていました。
 カメラの画像に左前翅が青く光っているものがありましたので,コムラサキだと分かりました。見る角度によって青く光ることがあることを初めて知りました。

 科名 タテハチョウ科
 和名 コムラサキ
 大きさ 前翅長30~42mm
 食餌植物 幼虫はアカメヤナギ、シダレヤナギ、コリヤナギ、ネコヤナギなどを食べます。
 分布 北海道~九州
 出現月 5~11月
 特徴 メスはオスよりやや大きくなります。
     雄雌とも樹液や熟した果実に集まり、花にはあまり集まりません。


光ります 見る方向で コムラサキ


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