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オビカレハ

2014年6月30日(月)
オビカレハ   撮影日:2014/06/28 場所:勿来の関

 カレハガ科のオビカレハを紹介します。
 この蛾もヒメシロモンドクガと同じく幼虫を先に見ています。最初に幼虫<写真はこちら>を見てから3年後に,やっと成虫を見ることができました。地の色が水色で柔らかい毛が生えた奇麗な幼虫に見えました。
 幼虫たちは枝に糸を張り共同の巣を作るそうです。それでテンマクケムシとも呼ばれます。
 幼虫の写真は写してありましたが,名前は成虫が出てくるまで分かりませんでした。「みんなで作る日本産蛾類図鑑」で成虫の後に幼虫の写真が掲載されていたので分かったのです。
オビカレハ
黄色い地に2本筋だけのオビカレハ雄。雌は筋と筋の間が全部褐色になっていて帯のように見えます。
 オビカレハの写真を見て,何科に属するのか見当が付きませんでした。先ず,「四国産蛾類図鑑」と私のHP「北茨城・勿来 周辺の博物誌 蛾の図鑑」でヤガ科のコヤガ類を探しました。見つかりません。でも,写真を見ているうちに後翅がはみ出ていることに気がつきました。(3枚目の写真の青矢印)
 今までの観察で,このようにはみ出ているのはシャチホコガ科とカレハガ科だけです。毛深くないのでシャチホコガ科ではないと判断しました。そのとき,触角を外に出し体に寄せるようにしている仲間がカレハガ科にいることを思い出しオビカレハを見つけました。

オビカレハ
触角を外に出し体に寄せるようにしているオビカレハ雄。
 オビカレハは卵を枝に何回りも産みます。丁度それが帯のように見えます。
 雄と雌では翅の筋模様が違います。雄は写真のように2本の筋が等間隔に並んでいるだけです。
 雌の方は筋が無く,その代わりに,それらの間を褐色の帯が左右に伸びています。これが,名の由来になっていると思われます。
 卵の産み付けられた卵の様子も雌の翅の様子も二つとも帯状に成っているところが不思議です。

オビカレハ
後翅が前翅からはみ出ている(青矢印)オビカレハ。これに気がつき手がかりとなって名前が分かりました。

 科名 カレハガ科
 和名 オビカレハ
 大きさ 開張♂30~35mm,♀40~45mm
 食餌植物 幼虫はウメ、サクラ、モモ、リンゴ、バラ、ヤナギ、ミズナラ、クヌギ、ナシ、カキ、ウツギ、コナラ、ササなどを食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州・対馬・,屋久島
 出現月 5~6月,7~8月

 特徴 卵が枝に何回りも産み付けられます。卵で越冬します。幼虫は枝に糸をはって膜を作り共同の巣を作ります。そのため,テンマクケムシとも呼ばれています。

前翅から はみ出る後翅 手がかりに 見つけて嬉し 初夏の関かな


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tag : オビカレハ

マメドクガ

2014年6月29日(日)
マメドクガ

 ドクガ科のマメドクガを紹介します。
 勿来の関では毎年,6月下旬になるとマメドクガが見られます。このドクガも怖がる必要はありません。毒針毛を持たない蛾だからです。
 マメドクガの雌雄は,翅の色よりも触角の様子で区別した方が確実です。ヒメシロモンドクガと違って雌でも焦茶色のがいれば,雄でも薄茶色のがいるからです。
マメドクガ
長くて大きな触角を持つ雄のマメドクガ。 撮影日:2011/06/24 場所:勿来の関
 でも,触角の様子を見て判断すれば間違いはありません。最初の写真のように長くて大きい櫛歯状の触角を持つ個体は雄で,2番目の写真のように貧弱な触角を持つのは雌だからです。

マメドクガ
雄と比べると貧弱な触角を持つ雌のマメドクガ。 撮影日:2011/06/28 場所:勿来の関
 どうして,このような違いが生まれたのか蛾の習性を考えれば分かります。
 ①蛾の多くは夜,行動します。
 ②そのとき一番,頼りになるのは触角です。
 ③雄は雌がどこに居るか,雌の出すフェロモン(匂い)を触角で嗅ぎ取って見つけます。
 ④速く確実に匂いを嗅ぎ取るために雄の触角が大きくなっているのです。

マメドクガ
ドクガでも毒針毛を持たない安心なマメドクガ。毛深い足の突き出しと立派な触角でドクガ科を連想させます。
 撮影日:2014/06/28 場所:勿来の関

 科名 ドクガ科
 和名 マメドクガ
 大きさ 開張♂29~40mm,♀42~47mm
 食餌植物 幼虫はダイズ、フジ、カイドウ、ケヤキ、ウツギ、コナラ、クヌギ、エノキ、バラを食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州・与那国島
 出現月 6月~9月
 特徴 幼虫は毒針毛を持ちませんが,強い接触で軽い発赤を生じ1時間程度で治るそうです。
     雌の方が雄より大きいです。

雄雌は 色よりヒゲが 確実だ   (ヒゲ=触角)


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tag : マメドクガ

ヒメシロモンドクガ

2014年6月28日(土)
ヒメシロモンドクガ   撮影日:2014/06/25 場所:勿来の関

 ドクガ科のヒメシロモンドクガを紹介します。
 一見して,この蛾はドクガ科だと思いました。毛深い前足を前方に突き出し,触角を左右に伸ばしているからです。図鑑でドクガ科を調べるとヒメシロモンドクガの雌と分かりました。
 名前に「ヒメ」が付いているので,大きなシロモンドクガが存在するのか探しましたが,見つかりません。もっと上手に名前を付けて欲しいと思います。
ヒメシロモンドクガ
ドクガ科と分かっても心配がいらないヒメシロモンドクガ。毒針毛を持っていないから安心なのです。前翅翅頂付近にある白紋で雌であることが分かります。
 最初に観察したのは幼虫の方<写真はこちら>でした。その後,成虫を見たのは4年経った今年(2014年)でした。しかも,雄ではなく雌の方です。
 灯火に飛来してくるのは,圧倒的に雄が多いのですが,今回は雌が1匹いました。
 ヒメシロモンドクガ雌の特徴
 ①前翅翅頂に白紋があります。
 ②全体的に薄茶色です。(雄は焦茶色です。)
 ③触角の櫛歯は短く小さいです。
 ④10月に羽化するものは翅が退化しています。

ヒメシロモンドクガ
雌は雄をあちこちと飛び回って探す必要がないので小さな短い櫛歯状の触角を持つヒメシロモンドクガ雌。
 ドクガ科のチャドクガ・ドクガ・モンシロドクガ・キドクガ・ゴマフリドクガは毒針毛を持っているので触ったら赤くなってとてもかゆくなるそうです。
 でも,このヒメシロモンドクガには毒針毛がありませんので大変なことにはなりません。<ドクガ科の記事はこちらです。>
 ドクガ科の多くの成虫は口が無いそうです。成虫になったらいちはやく交尾をして一生を終えるようです。雄の触角が異様に大きく見えるのは,雌をはやく見つけられるようにしているためなのでしょう。

ヒメシロモンドクガ
10月に羽化する雌は翅が退化しているヒメシロモンドクガめす。雄は雌より小さくて焦茶色をしています。

 科名 ドクガ科
 和名 ヒメシロモンドクガ
 大きさ 開張♂21~29mm,♀30~42mm
 食餌植物 幼虫はリンゴ、ウメ、サクラ、スモモ、クワ、クヌギ、ポプラ、ヤナギ科、ハンノキ科、ダイズ、インゲンマメ、ホップ、ハマボウを食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現月 6月,8月,10月
 特徴 幼虫は毒針毛を持ちませんが,強い接触で軽い発赤を生じ1時間程度で治るそうです。
 10月に出る雌は翅が退化しています。
 口は退化していると思われます。

毛深いな ドクガ特徴 備えてる


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tag : ヒメシロモンドクガ

マエモンツマキリアツバ

2014年6月28日(土)
マエモンツマキリアツバ   撮影日:2014/06/22 場所:勿来の関

 ヤガ科シタバガ亜科のマエモンツマキリアツバを紹介します。
 マエモンツマキリアツバを漢字で表記すると前紋端切厚羽となるでしょう。意味は,前翅前縁に白紋のある外縁が切られたように直線的な厚手の翅を持った蛾となるでしょう。
マエモンツマキリアツバ
後翅の外縁は円いのに前翅の外縁は2本の直線から成っているマエモンツマキリアツバ。それが,つまを切ったようなのでツマキリと名が付いています。
 この蛾を見たのは丁度2年前です。そのときは運が悪く上手く写せませんでした。それで,いつか奇麗に撮ろうと思っていました。
 2014年6月22日の午後,建物の中に入ると見覚えのある紋を持った蛾が壁に止まっていました。逃げないように工夫しながら写真を撮りました。6月に入ると気温が高く昆虫にとっていつでも飛べる温度になっているからです。

マエモンツマキリアツバ
光の当たる量が多くなると赤い紋が鮮やかになるマエモンツマキリアツバ。この蛾が止まっていたガラス窓の外は夏至の頃の4時前で明るい時でした。私のデジカメは逆光と認識し画像が暗くならないように普通より明るく光ったためだろうと思っています。
 マエモンツマキリアツバの前翅外縁は2つの直線から成っています。それと対照的なのが円味のある外縁の後翅です。ツマキリアツバの仲間は,このような前翅を持っています。
 幼虫の食餌植物がサクラなので道路に沿ってサクラが植えられている勿来の関では,もっと多く観察されてもいいと思っています。

マエモンツマキリアツバ
アツバの仲間は顔の前に,この蛾のような大きな下唇鬚(かしんしゅ)を持っているマエモンツマキリアツバ。

 科名 ヤガ科シタバガ亜科
 和名 マエモンツマキリアツバ
 大きさ 前翅長28mm  開張26~29mm
 食餌植物 幼虫はサクラを食べます。
 分布 本州・四国・九州・対馬・屋久島
 出現月 5~8月
 特徴

紅白の 鮮やかな紋 見とれたり


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tag : マエモンツマキリアツバ

ツマトビキエダシャク

2014年6月27日(金)
ツマトビキエダシャク   撮影日:2014/06/21 場所:北茨城市大津町五浦

 シャクガ科エダシャク亜科のツマトビキエダシャクを紹介します。
 ツマトビキエダシャクを漢字で表記すると端鳶黄枝尺となるでしょう。意味は,はしが鳶色(焦茶)で地の色が黄色のエダシャクとなります。写真を見ると名前通りに体全体が黄色で前翅外縁と後翅前縁が焦茶色になっています。

ツマトビキエダシャク
前翅長28mmと大きなツマトビキエダシャク
 五浦に用があった帰りに五浦観光ホテルの駐車場に寄りました。以前から,ここの外灯の明かりに飛来してくる蛾が多いと聞いていたからです。
 まず,外灯の回りを探しました。居たのは勿来の関で普通に見られるシタクモエダシャク1匹だけでした。

ツマトビキエダシャク
勿来の関では,未だ一度も見ていない初見のツマトビキエダシャクでした。
 やはり,外灯が点いている夜間に来ないと元居た場所に戻ってしまうのかと,がっかりしながら少し離れたイタドリまで歩いて来ました。すると,大きくて黄色の蛾が葉の上に止まっていました。キエダシャクに似ているけれども,初見の蛾かなと思いながら角度を変えて写真を撮りました。

ツマトビキエダシャク
食餌植物がクワ(普通に見られる樹木)なのでもっと沢山見られると思っているツマトビキエダシャク。
 一見して,エダシャク亜科と分かりましたので,すばやく調べられました。名前はツマトビキエダシャクでした。幼虫がクワの葉を食べる蛾だそうですが,それにしてはほとんど,見かけないのが不思議です。食餌植物のクワは普通に見かける植物だからです。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 ツマトビキエダシャク
 大きさ 前翅長28mm  開張35~45mm
 食餌植物 幼虫はクワを食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現月 5~7,8~9月
 特徴

久し振り 大きい蛾にぞ 出会えたり

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tag : ツマトビキエダシャク

トンボ沼1

2014年6月26日(木)
トンボ沼1   撮影日:2014/06/25 場所:北茨城市平潟

 北茨城市立平潟小の校門の近くに小さな沼があります。私はトンボ沼と呼んでいます。ここには何種類かのトンボが生息しています。それらのトンボを時々これから紹介していきます。

アオモンイトトンボ♂
①黄矢印の所に副性器が見られるので雄のアオモンイトトンボです。
腹部は第10節(頭に近い方から数えます)までありますが,第8節(赤矢印)が水色,第9節下半分が水色,第10節(青矢印)黒色になっています。


コシアキトンボ
②白い部分が,腰が空いているように見えるのでコシアキトンボと呼ばれています。
その部分が真っ白いので成熟したコシアキトンボです。
 縄張りのパトロールに休みなく励んでいるコシアキトンボも,このように休憩することがあります。


コシアキトンボ
③腰の部分が少し黄色を帯びているので未熟なコシアキトンボです。

オオシオカラトンボ♀
④初めて見るトンボです。雄のオオシオカラトンボは度々見ていましたが雌は未だ一度も見たことがありませんでした。翅基部の黒褐色斑と黄色の斑模様を手がかりに雌のオオシオカラトンボだと分かりました。

シオカラトンボ♂
⑤一見,オオシオカラトンボに似ていますが,腹部後半が黒いので雄のシオカラトンボです。


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tag : トンボ沼1

ヒメカマキリモドキ

2014年6月25日(水)
ヒメカマキリモドキ   撮影日:2014/06/11 場所:北茨城市平潟

 カマキリモドキ科のヒメカマキリモドキを紹介します。
 この昆虫は昨日,紹介したキスジトラカミキリの2日前に玄関の戸に止まっていました。
 以前に紹介したキカマキリモドキ(記事はこちら)と似ていますが,それより小さい昆虫です。
ヒメカマキリモドキ
飛び出ている異様に大きな目が目立つヒメカマキリモドキ
 命名するときに小さいものには「ヒメ」とか「コ」を付けます。似ているものには「モドキ」とか「ニセ」を付けます。
 おそらくヒメカマキリモドキは日本に生息するカマキリモドキ科6種類の中で一番小さいのでヒメが付いたのでしょう。

ヒメカマキリモドキ
鎌状のものは前足が進化したものだと思われるヒメカマキリモドキ。
 昆虫の足は6本です。ヒメカマキリモドキが止まっている面に接触している足は4本です。残りの2本は鎌状に発達した前足で,合計6本です。

ヒメカマキリモドキ
小さくてカマキリに似ているのでヒメカマキリモドキと名付けられたのでしょう。
 科名 カマキリモドキ科
 和名 ヒメカマキリモドキ
 大きさ 開張 23~24mm
 食餌動植物 小型昆虫を食べます。
 分布 北海道・本州・四国・九州
 出現月 4~9月
 特徴 草木の葉上で生活します。エドコマチグモの卵囊に寄生するそうです。

仲間内 一番小で ヒメとなる


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tag : ヒメカマキリモドキ

キスジトラカミキリ

2014年6月24日(火)
キスジトラカミキリ   撮影日:2014/06/13 場所:北茨城市平潟

 カミキリムシ科のキスジトラカミキリを紹介します。
 我が家には年に2回くらい窓ガラスに昆虫が止まっていることがあります。今回はカミキリムシの仲間が止まっていました。体には2本の鮮やかな黄色い筋があります。見たことがない昆虫だったので,慌ててカメラを取りに行きいろいろな角度から写真を撮りました。

キスジトラカミキリ
戸に止まっている昆虫を見て一瞬どきっとしました。ハチに似たカミキリムシの仲間キスジトラカミキリです。
 このカミキリムシを見たときには,ハチの仲間かなと思い一瞬,体がすくんでしまいました。でも,翅に「八」と「一」の字紋を持つ昆虫はカミキリムシだったので今回も心配しませんでした。おそらくキスジトラカミキリはハチに擬態して身を守っているのでしょう。

キスジトラカミキリ
「ハチ」と「一」の黄色紋を持つカミキリムシの仲間は触角が短いキスジトラカミキリ。
 長い触角を持つカミキリムシばかり見てきたので,これが本当にカミキリムシの仲間なのかと思ってしまいます。
 写真を見て意外だったのは,体全体に毛が生えていることでした。
 平潟は崖に囲まれています。崖の上には樹木が茂っていて,昆虫には住みよい地域のようです。

キスジトラカミキリ
体全体に毛が生えているキスジトラカミキリ。

 科名 カミキリムシ科
 和名 キスジトラカミキリ
 大きさ 体長14mm
 食餌植物 幼虫は各種広葉樹の伐採木やクリなどの花に集まります。
 分布 北海道・本州・四国・九州・屋久島
 出現月 5~7月
 特徴 2本の黄色い帯があり,足は飴色で全身に細かい毛が生えています。

身を守る 黄色の筋で ハチに似せ

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tag : キスジトラカミキリ

ムカシヤンマ

2014年6月23日(月)
ムカシヤンマ   撮影日:2014/06/10 場所:勿来の関

 ムカシヤンマ科のムカシヤンマを紹介します。
 9時50分頃,勿来の関を歩いていると,石で作られたベンチの上にオニヤンマらしいトンボが止まっていました。
ムカシヤンマ
前胸部にある長方形の2つの紋を手がかりに同定できたムカシヤンマ
 オニヤンマは物にぶら下がって止まりますから,オニヤンマではないと分かりました。物の上に乗るようにして止まっているのでサナエトンボの仲間かなと思いました。しかし,複眼が緑色でなく黒くなっているのでサナエトンボの仲間でもありません。

ムカシヤンマ
物の上に乗るようにして止まるムカシヤンマ。
 腹部にある黄色い筋模様に合うトンボはなかなか見つかりません。そのうちに前胸にある2つの長方形紋に気がつきました。この紋を持つのはムカシヤンマでしたので同定することができました。

ムカシヤンマ
成虫になるまでに3年かかるムカシヤンマ。

 科名 ムカシヤンマ科
 和名 ムカシヤンマ
 大きさ 体長70mm前後
 分布 本州・九州
 出現月 4~7月
 特徴 幼虫は山の斜面の浅い流れや湧水のある所で湿った土やコケがあるような所で育ちます。湿地のミズゴケの中や泥にトンネルをほってすみます。成虫になるまでに3年かかります。

前胸の 四角い紋で 名前知れ


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tag : ムカシヤンマ

アサギマダラ

2014年6月22日(日)
アサギマダラ   撮影日:2010/10/06 場所:北茨城市水沼ダム

 タテハチョウ科マダラチョウ亜科のアサギマダラを紹介します。
 アサギマダラを見たのは,水沼ダムにヤマボウシの実が赤く実る頃でした。ふわふわと飛んで,近くのミゾソバの花に止まりました。薄青い色の斑模様が美麗なチョウです。そっと近付くのですが,何度も逃げられながらも追いかけて写しました。滅多に見られないチョウだからです。
アサギマダラ
黄矢印の所が黒ずんでいるので雄のアサギマダラです。
 アサギマダラは翅裏を見れば雌雄が分かります。黄矢印で示した所が黒くなっていれば雄です。だから,この写真のアサギマダラは,黒ずんでいるので雄です。

アサギマダラ
昔,薄青い色を浅黄色と呼んでいたので,薄青い斑模様のあるこのチョウをアサギマダラと名付けたのでしょう。
 薄青い色を昔,浅葱(あさぎ)色と呼んでいたのが名の由来です。
 敵がいないかのように,ふわふわと飛ぶ理由は,ガガイモ科の毒を体内に取り込んでいるから,それを知っている敵が食べないからだと考えられています。

アサギマダラ
秋に台湾まで渡る個体が発見されているアサギマダラ。

 科名 タテハチョウ科 マダラチョウ亜科
 和名 アサギマダラ
 大きさ 前翅長43~65mm
 食餌植物 幼虫はキジョラン、イケマ、カモメヅル、サクラランなどのガガイモ科の植物を食べます。
 分布 本州・四国・九州・沖縄
 出現月 4~7月,9~10月
 特徴 秋に日本から南西諸島・台湾へ渡る個体が発見されています。初夏から夏には,その逆のコースで北上している個体が少数発見されています。

食べ物の 毒を取り込み 身を守る


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tag : アサギマダラ

ツマグロキチョウ

2014年6月21日(土)
ツマグロキチョウ   撮影日:2010/10/02 場所:北茨城市水沼ダム

 シロチョウ科モンキチョウ亜科のツマグロキチョウを紹介します。
 キタキチョウだと思いながら撮った写真が何とツマグロキチョウでした。幸運にも写したときが秋でしたので翅裏の濃い筋模様が見え同定が楽でした。
ツマグロキチョウ
写したのが秋だったので翅裏の筋模様から同定が楽だったツマグロキチョウ
 このツマグロキチョウは普通に見られるチョウではなく,あまり見かけないチョウです。それというのもツマグロキチョウの食餌植物はカワラケツメイだからです。
河原や道端に生える植物ですが河川改修により帰化植物が分布を広げカワラケツメイが減少しているためです。それを餌にしているツマグロキチョウも当然,数が減ってしまいます。減り続けて絶滅寸前の地域があります。

ツマグロキチョウ
河川下改修のため帰化植物が分布を広げカワラケツメイの減少で激減しているツマグロキチョウ。
 私が写した水沼ダム周辺は,植物の分布が安定していてツマグロキチョウが見られる場所になっています。ところで,カワラケツメイはマメ科の植物ですが,花の形がマメ科らしからぬ形をしています。ですから,葉の様子がクサネムと似ていますが花を見れば区別がつきます。

カワラケツメイ
葉の様子はクサネムに似ていますが花はマメ科らしからぬカワラケツメイ。この植物をツマグロキチョウの幼虫は食べます。 撮影日:2002/09/08 場所:北茨城市水沼ダム
 科名 シロチョウ科 モンキチョウ亜科
 和名 ツマグロキチョウ
 大きさ 前翅長16~22mm
 食餌植物 幼虫はカワラケツメイを食べます。
 分布 本州(福島県以西)・四国・九州・屋久島
 出現月 3~11月
 特徴 秋型は裏面に濃い筋模様があります。


妻でなく 端(つま)が黒くて ツマグロに


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tag : ツマグロキチョウ

テングチョウ

2014年6月20日(金)
テングチョウ   撮影日:2014/06/16 場所:勿来の関

 タテハチョウ科のテングチョウを紹介します。
 ルリタテハが樹液吸いに来ていた春,一瞬ですがテングチョウを見かけました。前翅の白い紋がある部分を残すようにえぐられた翅の形と天狗のように突き出た下唇鬚(かしんしゅ)が印象に残りました。
テングチョウ
天狗の鼻ような長い突起物(下唇鬚(かしんしゅ))が目立つテングチョウ
 それから,2ヶ月余り経った2014年6月16日に,テングチョウに再会することができました。突然目の前に現れました。写真を撮ろうと近づくと逃げてしまいました。でも,余り飛ばずにまた,止まりました。そっと近づきましたが,また逃げられました。そんなことを何回か繰り返すうちに元居た所の近くに戻ることが分かりました。林の中へ消えましたが,外の昆虫の写真を撮りながら待っていました。

テングチョウ
ストローのような口を伸ばし床の表面にある物質を吸い取っているテングチョウ。吸い取りながら少しずつ移動しています。
 待った甲斐があって道路に止まっいるのを遠くから写すことに成功しました。そのうち,建物の中に入りました。何をしているのかと覗きました。ゆっくり体が前の方に移動しています。写すチャンスは今しかないと続けて何枚か撮りました。

 写真を見て,気がついたことが2つあります。
 ①道路に止まったときにはストローのような口を伸ばしていません。
 ②建物の中のテングチョウはストローのような口を伸ばしています。

 おそらく建物の床表面にある物質を自分の体液で溶かして吸収しているのでしょう。それを吸収したくて建物の中に入りたがっていたのが,やっと分かりました。

 天狗のように長く突き出た下唇鬚(かしんしゅ)が名の由来です。

テングチョウ
道路に初めの頃は止まっていたテングチョウ。このときは,ただ休んでるだけだと分かりました。ストローのような口が伸びていないからです。
 科名 タテハチョウ科
 和名 テングチョウ
 大きさ 前翅長19~29mm
 食餌植物 幼虫はエノキ,リュウキュウエノキの葉を食べます。
 分布 本州・四国・九州・沖縄
 出現月 3~6月,9~11月
 特徴 頭部には天狗の鼻のような突起物(下唇鬚(かしんしゅ))があります。


目立ちます 天狗のような 下唇鬚(かしんしゅ)が


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tag : テングチョウ

コムラサキ

2014年6月18日(水)
コムラサキ   撮影日:2014/06/15 場所:勿来の関

 タテハチョウ科のコムラサキを紹介します。
 樹液を出すコナラが勿来の関には3本あります。大駐車場南にあるコナラは春,コツバメが見られた頃までは樹液を出していました。それで,ルリタテハ・ヒオドシチョウ・アカタテハが集まって来ました。
 ところが,暖かくなってきたら全然チョウが集まって来ません。不思議に思い匂いを嗅いだら全く匂いがしません。北駐車場から少し離れた所にあるコナラも暖かくなったら樹液を出さなくなりました。
 ところが,北駐車場に近い所にあるコナラは逆に暖かくなってきたら,樹液を出すようになってきました。樹液が発酵して酸っぱい匂いが回りに漂っているのでいろいろな昆虫が集まって来ます。チョウ・蛾・ハチ・アオカナブンなどです。でも,毎年出すわけではありません。去年はとうとう出しませんでした。
 このコナラに集まっている昆虫を見るのが毎日の楽しみの1つになっています。
コムラサキ
今日も,サトキマダラヒカゲが来ていると思ってよく見ると勿来の関では初見のコムラサキでした。
2014年6月15日は特別な日でした。食事中は近づいても逃げないことが多いので少し安心していますが,それでも,木の陰からそっと覗いてみました。いつも来ているヒカゲチョウ・クロヒカゲ・サトキマダラヒカゲにかわって見慣れぬチョウが樹液を吸っていました。

コムラサキ
見る角度や方向によって翅が青く光るコムラサキ
 まず,逃げられないうちにパチリと1枚撮りました。

 樹液を吸いながら,翅を広げます。そこで,また1枚パチリ。何度か開いたり閉じたりします。

 タイミングを合わせてまた,パチリ。このチョウの脇では恐ろしいスズメバチの仲間が大いばりで樹液を食べています。フラッシュを焚いても驚かないことを祈りひやひやしながら何枚も写真を撮りました。

コムラサキ
すぐ脇ではスズメバチの仲間が大いばりで樹液を食べていますがこのコムラサキは場所を譲らず樹液を吸っていました。
 カメラの画像に左前翅が青く光っているものがありましたので,コムラサキだと分かりました。見る角度によって青く光ることがあることを初めて知りました。

 科名 タテハチョウ科
 和名 コムラサキ
 大きさ 前翅長30~42mm
 食餌植物 幼虫はアカメヤナギ、シダレヤナギ、コリヤナギ、ネコヤナギなどを食べます。
 分布 北海道~九州
 出現月 5~11月
 特徴 メスはオスよりやや大きくなります。
     雄雌とも樹液や熟した果実に集まり、花にはあまり集まりません。


光ります 見る方向で コムラサキ


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tag : コムラサキ

勿来の関で見られた蛾16

2014年6月14日(土) 日付と曜日を変更する
勿来の関で見られた蛾16   撮影日:2014/06/17 場所:勿来の関

キバラヒメアオシャク
①キバラヒメアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
 腹部背中央付近にある褐色の紋が名の由来と思われます。
 この紋はおそらく時間が経つと黄色に変わり,それを見て命名したと思います。 縁毛に黒い筋があって洒落て見えます。

キエダシャク
②キエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
 北茨城市磯原町で見たのが最初でしたが,今日,勿来の関で再会することができ感激しました。幼虫の食餌植物はノイバラなのでもっと観察されてもいいと思っています。

ゴマフキエダシャク
③ゴマフキエダシャク♂(シャクガ科エダシャク亜科)
 この蛾に今日,4匹会いました。前翅長30mmと大きな蛾です。
 触角が櫛歯状なので,雄の蛾です。触角の表面積を広くし雌の出す微かなフェロモンをも嗅ぎ取ろうとしています。雌の触角は糸状です。

キスジコヤガ
④キスジコヤガ(ヤガ科)
 後翅の紅色に黄色の筋模様がある小さな蛾です。今日,紹介する中で唯一のヤガ科の蛾です。

アトグロアミメエダシャク
⑤アトグロアミメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)
 後翅の外縁部が褐色で黒く見え,網の目状の紋があるのが名の由来だと思われます。

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tag : 勿来の関で見られた蛾

勿来の関で見られた蛾15

2014年6月14日(土)
勿来の関で見られた蛾15   撮影場所:すべて勿来の関
クロオビノメイガ
①クロオビノメイガ(ツトガ科) 撮影日2014/06/13
 外横線・内横線が黒褐色なのが名前の由来と思われます。シロオビノメイガという蛾もいますが,クロオビノメイガの方が明るい色なのでずっと奇麗に見えます。

ホソバナミシャク
②ホソバナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)撮影日2014/06/16
 翅が細長いのが名前の由来と思われます。
 前翅にも後翅にも黒点があるので,顔が2つあるように見えます。
 前翅の方の顔は頬の赤い女性,後翅の方の顔は眼鏡をかけた男性に見えます。

クロスジアオナミシャク
③クロスジアオナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)撮影日2014/06/16
 緑色が濃く縁毛(外側に生えている毛)が奇麗に揃っているので羽化したばかりの蛾と思われます。
 緑色は時間が経つにつれて薄くなっていきます。

ヨツボシホソガ♀
④ヨツボシホソガ♀(ヒトリガ科コケガ亜科)撮影日2014/06/16
 ♀42-48マエグロホソバに似ています。次のようなことから,ヨツボシホソガとしました。
 ①♀の開張(前翅長×2)は42~48mmとなっています。この写真の前翅長は
23mmありました。
 一方,マエグロホソバ♀の開張は40mmですので写真の蛾は大きすぎます。
 ②ヨツボシホソガの♂は以前から観察されています。しかし,マエグロホソバの雄は観察されていません。

シロモンアオヒメシャク
⑤シロモンアオヒメシャク(シャクガ科ヒメシャク亜科)撮影日2014/06/15
 この蛾を初めて見られる方は,翅の色が青いのでアオシャク亜科だと思ってしまうでしょう。私もそう思ったヒトリです。それでいくら探しても見つかりませんでした。ヒメシャク亜科を偶々見たときに偶然見つけました。

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tag : 勿来の関で見られた蛾

アトスジグロナミシャク

2014年6月13日(金)
アトスジグロナミシャク   撮影場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科のアトスジグロナミシャクを紹介します。
 シロシタトビイロナミシャクと似ていて,しばらくの間混同していました。間違いに気付いたのは「新・蛾像掲示板」に投稿された画像を見たときでした。シロシタトビイロナミシャクとばかり思っていましたら,驚くことにアトスジグロナミシャクとなっていたからです。
アトスジグロナミシャク
前翅後縁には2本の黒筋が見られるアトスジグロナミシャク。 2014/06/02

 そこでどこが違うのか検討しました。
 アトスジグロナミシャクの特徴は次の通りです。
 ①前翅後縁にある2本の黒筋(桃矢印と水矢印)は下の方(水矢印)が少し長くなっています。

 シロシタトビイロナミシャクの特徴は次の通りです。
 ②3本の黒筋(赤・黄・緑の各矢印)があります。
 ③一番下の黒筋(緑矢印)が上の黒筋(黄矢印)より短く,斜めに出る線(白矢印)があります。

 2枚目の写真の蛾は特徴①なのでアトスジグロナミシャクです。

アトスジグロナミシャク
2本の黒筋のうち下の方(水矢印)が長くなっているアトスジグロナミシャク。 2014/06/07

 どちらも前翅後縁に黒い筋があるのでアトスジグロとなり命名するとき困ったと思われます。
 ただ,最後の蛾は後翅(下の方の翅)が白く褐色(鳶色)なのでシロシタトビイロナミシャクになったものと思われます。
 でも,アトスジグロナミシャクの後翅の色が何色か知りたいので来年,見つけたらビニル袋に入れて確かめようと思っています。

シロシタトビイロナミシャク
3つも黒い筋があるシロシタトビイロナミシャク。一番下の黒筋(緑矢印)からは斜めに出る線(白矢印)が見られます。2011/05/20

 科名 シャクガ科ナミシャク亜科
 和名 アトスジグロナミシャク
 大きさ 開張27~30mm
 食餌植物 幼虫はヒノキ科(カイヅカイブキ)の葉を食べます。
 分布 本州(東北地方以南),四国,九州,対馬
 出現月 5~6月
 特徴 晩春から初夏にのみ出現します。
     前翅後縁に下側の方が少し長い2本の黒筋があります。

黒筋の 数と長さで 違い知る


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tag : アトスジグロナミシャクシロシタトビイロナミシャク

勿来の関で見られた蛾14

2014年6月14日(土)
勿来の関で見られた蛾14   撮影場所:すべて勿来の関

カシノシマメイガ
①カシノシマメイガ(メイガ科シマメイガ亜科) 撮影日2014/06/12
触角を体の上に乗せているのでメイガ科・ツトガ科と見ただけで分かります。
シマメイガ亜科には腹端を上にあげて止まる蛾が多いです。

幼虫の食べ物は貯穀、菓子、干果、動物の乾燥糞です。貯穀害虫の大御所の一つだそうです。

ナイシラガ
②ナシイラガ(イラガ科)撮影日2014/06/14
幼虫食餌植物はクヌギ・ソメイヨシノ・クリなどです。中でもソメイヨシノは勿来の関に沢山ありますので,毎年普通に見られる蛾です。体色が橙色なので目立つ蛾です。
止まる格好はシャチホコガ科に似ていますが,足が太くごっつい感じがします。

ムラサキイラガ
③ムラサキイラガ(イラガ科)撮影日2014/06/13
焦茶色に近い濃い紫色をしています。胸部に白点があってアクセントになっています。このイラガは腹部をほとんど見えるほど外に出して止まる習性があります。
ウスムラサキイラガに似ていて外見だけで同定するのは私にはできませんが,色が濃いのでムラサキイラガにしています。

ネジロキノカワガ
④ネジロキノカワガ(コブガ科)撮影日2014/06/10
この蛾は何の仲間か分からず名前探しで大変苦労しました。ヤガ科を探しても見つからず困ってしまいました。コブガ科に属する蛾だとは全く知りませんでした。
翅の付け根が白いのがネジロの由来です。

モンシロクルマコヤガ
⑤モンシロクルマコヤガ(ヤガ科)撮影日2014/06/10
前翅長12mm前後の小さい蛾です。幼虫の食餌植物はヒサカキの枯葉です。
翅を広げて壁に張り付いてる姿はシャクガ科を思わせますが,ヤガ科ホソコヤガ亜科に属する蛾です。

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tag : 勿来の関で見られた蛾

クロマダラシロヒメハマキ

2014年6月13日(金)
クロマダラシロヒメハマキ   撮影日:2014/06/09 場所:勿来の関

 ハマキガ科ヒメハマキガ亜科のクロマダラシロヒメハマキを紹介します。
 ハマキガ科の蛾もメイガ科・ツトガ科のように触角を翅の下に収めず外に出しています。ただ,後者は翅の上に乗せていることが多いのに対して,ハマキガ科の蛾は写真のように触角を浮かせていることが多いです。
クロマダラシロヒメハマキ
黄矢印から黄矢印の間に見られるヒメハマキ模様からヒメハマキガ亜科と分かるクロマダラシロヒメハマキ
その外にも,ヒメハマキガ亜科の仲間はヒメハマキ模様を持つものが多いです。ヒメハマキ模様というのは最初の写真で黄矢印から黄矢印までに見られるような白い筋模様をいいます。このような模様を持つ蛾を見つけたらヒメハマキガ亜科を探して下さい。

クロマダラシロヒメハマキ
この写真のクロマダラシロヒメハマキようにいつも真上からばかり撮っているとヒメハマキ模様がよく写りませんので横や斜め上からも写しておくと同定のときに役立ちます。
 黒い斑(まだら)模様が白い地にある蛾なのが名の由来です。幼虫の食餌植物となっているソメイヨシノは勿来の関に沢山植えられていますが,今年初見の蛾です。もっと普通に観察されてもよいのに不思議です。幼虫のときに鳥に食べられてしまうのでしょうか。

クロマダラシロヒメハマキ
ハマキガ科の蛾は写真のように触角を浮かせていることが多いクロマダラシロヒメハマキ。
 科名 ハマキガ科ヒメハマキガ亜科
 和名 クロマダラシロヒメハマキ
 大きさ 開張16~19mm
 食餌植物 幼虫はミヤマザクラ、ナナカマド、アズキナシ、エドヒガン、ソメイヨシノ、ズミ、ミチノクナシを食べます。
 分布 北海道,本州,伊豆諸島伊豆大島,四国,九州,対馬,屋久島
 出現月 6~8月
 特徴 前翅前縁に白い筋模様(ヒメハマキ模様)がありヒメハマキ亜科と分かります。

白い筋 見つけて嬉し ヒメハマキ


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tag : クロマダラシロヒメハマキ

勿来の関で見られた蛾13

2014年6月13日(金)
勿来の関で見られた蛾13   撮影場所:すべて勿来の関

マダラエグリバ
①マダラエグリバ(ヤガ科) 撮影日2014/06/06
前翅後縁にあたる背が凸凹しています。だから,翅を開くと後縁がえぐられたようになっています。これがエグリバという名前の由来です。

モンクロシャチホコ
②モンクロシャチホコ(シャチホコガ科)撮影日2014/06/05
シャチホコガ科の蛾としては珍しく腹端を覗かせている姿を未だ見たことがありません。お盆の頃,サクラの木の下を歩いていて黒くて丸い粒を見つけたら,モンクロシャチホコの幼虫の糞です。良い香がします。幼虫も香があって美味しいそうです。

ウスベニコヤガ
③ウスベニコヤガ(ヤガ科)撮影日2014/06/07
頭部が黄橙色をした洒落た蛾だと思っています。この頭部を写すにはカメラの位置を少し頭の方にずらす必要があります。そうしないと翅の影に隠れて全体が写りません。

モンシロドクガ
④モンシロドクガ(ドクガ科)撮影日2014/06/07
黒い紋があって体色が白いのが名前の由来です。
毛が生えている所が足だけでなく,前翅前縁から立ち上がっている毛があったら毒針毛を持つ危険な毒蛾です。毒針毛を持つ蛾の体色は白と黄色です。

白と黄の 毛深い蛾には 近づくな

毒針毛は大変小さく無数にあるそうです。風で飛ぶので近づかないのが無難です。
HPにあるドクガの記事は<こちら>です。

アカマダラメイガ
⑤アカマダラメイガ(メイガ科)撮影日2014/06/02
赤白黄色の奇麗な蛾だと思っています。メイガ科の特徴は触角を2本揃えて翅の上に乗せ止まります。
ヤガ科ではないのに下唇鬚(かしんしゅ:目の前にある突起物)が目立ちます。

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tag : 勿来の関で見られた蛾

キクビヒメヨトウ

2014年6月12日(木)
キクビヒメヨトウ   撮影日:2014/06/07 場所:勿来の関

 ヤガ科ヨトウガ亜科のキクビヒメヨトウを紹介します。
 この蛾を見た瞬間,はじめて見る蛾だと思いました。白いベルト付き緑半纏を着たような格好をしていたからです。直感でヤガ科だと思いました。
 ヤガ科は種類が多く探すのが大変です。でも,白ベルト模様が腎状紋(瓢簞形)をしているので語尾に「ヨトウ」という言葉が付く仲間だと分かります。

キクビヒメヨトウ
白いベルト付きの半纏を着ているようなキクビヒメヨトウ
 ヨトウガ亜科・ヒメヨトウ亜科・キノコヨトウ亜科・カラスヨトウ亜科・ツマキリヨトウ亜科があげられますが,独特な曲線模様のあるツマキリヨトウ亜科を除いた亜科を調べれば探せます。

キクビヒメヨトウ
白い紋(腎状紋)が瓢簞形をしているので語尾にヨトウが付く亜科を探し速く見つけたキクビヒメヨトウ
 名前はキクビヒメヨトウでした。似た名前の蛾で以前に紹介したキクビゴマケンモン<記事はこちら>がいます。頭部と胸部の境に褐色の毛が生えています。それを首に見立てたのがキクビの由来です。正面から撮った写真が無いので断定はできませんが,キクビヒメヨトウもおそらくその境に褐色の毛が生えていると思われます。

キクビヒメヨトウ
緑の紋は息絶えた後,橙に変わるというキクビヒメヨトウ。

 科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
 和名 キクビヒメヨトウ
 大きさ 開張22~30mm
 食餌植物 幼虫はカラマツを食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月 5~6月,7~8月
 特徴 鮮明な緑色は生きているときだけで,息が絶えると橙色に変わるそうです。

キクビヒメ 緑半纏 着てるよう

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tag : キクビヒメヨトウ

コシロオビアオシャク

2014年6月11日(水)
コシロオビアオシャク

 シャクガ科アオシャク亜科のコシロオビアオシャクを紹介します。
 昨日,カギシロスジアオシャクとコシロオビアオシャクを混同していたことをブ
ログでお話ししました。混同している方は私一人ではありませんでした。ちょっと見た感じでは,両者は同じく見えることを物語っています。
コシロオビアオシャク
カギシロスジアオシャクと似ていたため混同していました。外横線の一部分が太くなっているコシロオビアオシャク。 撮影日:2011/06/24 場所:勿来の関

 コシロオビアオシャクの特徴は次の通りです。最後の写真を見ながら確認して下さい。
 ①外横線が赤矢印の所で外側に曲がりながら白紋に入っています。カギシロスジアオシャクとは反対方向に曲がっています。
 ②黄矢印で示したように外横線の一部分が太くなります。

コシロオビアオシャク
毎年,6月下旬に見られるのに今年は10日以上も早く現れたコシロオビアオシャク。 撮影日:2014/06/10 場所:勿来の関

「四国産蛾類図鑑」には日本で見られるほとんどの蛾が掲載されていますが,コシロオビアオシャクは載っていません。食餌植物のコナラは四国には分布していますから,寒いシベリアでは育っても暖かい四国や九州では生育できないのでしょう。

コシロオビアオシャク
赤矢印の所で外横線はカギシロスジアオシャクと反対に曲がるコシロオビアオシャク。 撮影日:2013 /06/22 場所:勿来の関

 勿来の関では,コシロオビアオシャクは6月下旬に現れていました。ところが今年に限って6月10日に現れました。


 科名 シャクガ科アオシャク亜科
 和名 コシロオビアオシャク
 大きさ 開張43~48mm
 食餌植物 幼虫はコナラ属(コナラ,ミズナラ,ナラカシワ,カシワ,クヌギ,アカガシワ,アベマキ)を食べます。
 分布 北海道,本州;シベリア,朝鮮,中国
 出現月 6~8月
 特徴 外横線は前翅後縁付近で太くなります。
     外横線は前翅前縁の白紋に外側に曲がりながら入ります。
     カギシロスジアオシャクに似ています。

一部分 外横線が 太くなる


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tag : コシロオビアオシャク

カギシロスジアオシャク

2014年6月10日(火)
カギシロスジアオシャク

カギシロスジアオシャク
前翅前縁の白紋付近で2つの線が鉤状に曲がるカギシロスジアオシャク。そのことが名の由来になっていると思われます。 撮影日:2013/06/12 場所:勿来の関

 シャクガ科アオシャク亜科のカギシロスジアオシャクを紹介します。
 2014年6月8日まで,コシロオビアオシャクもカギシロスジアオシャクも同じ蛾のように見えていました。

カギシロスジアオシャク
外横線の外側に薄い線が見られるカギシロスジアオシャク。 撮影日:2013/06/8 場所:勿来の関

 前翅前縁の白紋付近で両者とも曲がっているように見えたからです。
 しかし,コシロオビアオシャクの外横線が後縁近くで太くなっているのに気付かないでいました。6月8日に私のHP「北茨城・勿来 周辺の博物誌」の蛾の図鑑を見たときに右端の蛾はカギシロスジアオシャクであることに気がつきました。すぐ訂正しました。

カギシロスジアオシャク
この写真のように,下を向いて止まることが多いカギシロスジアオシャク。おそらく飛び立つときに下に少し落下するので,下の様子が把握しやすいからだと思っています。 撮影日:2014/06/02 場所:勿来の関

 勿来の関では,カギシロスジアオシャクは6月上旬に現れていました。それに対し,コシロオビアオシャクは6月下旬の出現でした。

 科名 シャクガ科アオシャク亜科
 和名 カギシロスジアオシャク
 大きさ 開張29~45mm
 食餌植物 幼虫はコナラ、クヌギ、ミズナラなどの葉やクリの球果を食べます。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月 5~8月
 特徴 内横線も外横線も前翅前縁の白紋付近で鉤状に曲がります。
     後翅前縁は大きく曲がり外側に膨らんでいます。
     コシロオビアオシャク

鉤状に 2つの線が 曲がります


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tag : カギシロスジアオシャク

勿来の関で見られた蛾12

2014年6月8日(日)
勿来の関で見られた蛾12   撮影日:2014/06/09 場所:勿来の関

アセビツバメスガ
①アセビツバメスガ?(スガ科)
シロツバメスガと似ていて外見だけでの同定は困難です。
シロツバメスガの幼虫は何を食べるのか,まだ分かっておりません。
アセビツバメスガの幼虫はアセビを食べます。そのアセビは勿来の関に沢山分布していますのでアセビツバメスガとしました。
何科に属する蛾なのか分からず名前調べが大変でした。 

クワゴモドキシャチホコ
②クワゴモドキシャチホコ(シャチホコガ科)
翅を屋根形にして腹端を出して止まっていればシャチホコガ科を調べると速く見つかります。

クロマダラシロヒメハマキ
③クロマダラシロヒメハマキ(ハマキガ科ヒメハマキ亜科)
ハマキガ科の蛾は触角を翅の下に置かず,外から見えるようにして止まっています。
2本の黄矢印の間に白い筋が何本か見られます。このような模様をヒメハマキ模様といいます。こんな模様が見られる蛾はヒメハマキ亜科を調べると速く見つかります。この蛾は未見の蛾でしたが,ヒメハマキ模様から名前は速く分かりました。

モモスズメ
④モモスズメ(スズメガ科)
幼虫食餌植物はサクラ、ヤマブキ、ウワミズザクラです。これらは勿来の関に沢山分布していますのでモモスズメは普通に見られます。
後翅の色の桃色が名の由来だと思われます。

トビギンスジシャチホコ
⑤トビギンスジシャチホコ(シャチホコガ科)
茶色の地に前翅前縁が白く光る筋模様なのでトビギンスジシャチホコと名付けられたのでしょう。トビとは鳶の羽のような茶褐色を意味しています。

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tag : 勿来の関で見られた蛾12

勿来の関で見られた蛾11

2014年6月8日(日)
勿来の関で見られた蛾11   撮影日:2014/06/02 場所:勿来の関
ホソオビヒゲナガ
①ホソオビヒゲナガ(ヒゲナガ科)
触角が長く途中で太さと色が変わる蛾です。
黄色の細い帯の上下で色が変わり橙色をした頭で色彩豊かな美麗蛾です。
翅には金色に光る毛が生えていてきらきら光っています。

カギシロスジアオシャク
②カギシロスジアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)
前翅前縁で外横線が鉤状に曲がっているのが特徴です。
コシロオビアオシャクという似た蛾がいます。その蛾の前翅外横線の後縁近くが太くなっているので区別がつきます。

アシベニカギバ
③アシベニカギバ(カギバガ科)
足が赤くて前翅翅頂が鉤状に曲がっているのが名前の由来です。
前翅前縁近くの中央付近に白い><印の紋があります。
個体差が大きく後翅の黄色いものもいます。

シロオビクロナミシャク
④シロオビクロナミシャク(シャクガ科ナミシャク亜科)
昼行性の蛾です。今年になって初めて見ることができました。


カクモンキシタバ
⑤カクモンキシタバ(ヤガ科)
前翅長30mm前後の大きな蛾です。キシタバの名の通り後翅には橙色の鮮やかな紋があります。
幼虫はヤマハギの葉を食べます。そのヤマハギが勿来の関には沢山分布しているので普通に見られる蛾です。

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tag : 勿来の関で見られた蛾

ダイミョウセセリ

2014年6月7日(土)
ダイミョウセセリ

 セセリチョウ科のダイミョウセセリを紹介します。
 5月下旬,ウツギの花が咲き出すと,このダイミョウセセリが目立つようになります。縄張り争いで黒い個体が目の前を横切ったり,ウツギの花の蜜吸いをしたりします。ウツギの花にはアオスジアゲハも飛来し,蜜吸いにあちらに行ったり。こちらに来たりとせわしく飛び回っています。
ダイミョウセセリ
翅を開いて止まることが多いダイミョウセセリ。 撮影日:2013/08/18 場所:勿来の関
 ウツギの花が甘い蜜を出しているか私は確かめてみました。沢山の蜜はないけれど,甘く感じました。少なめに分泌して多くの花を訪問してもらい受粉させようとしているのでしょう。

 ダイミョウセセリは翅を開いたまま止まることが多いので,蛾だと思われる方が多いことでしょう。しかし,蛾ではなくセセリチョウ科の蝶です。蛾の多くは近づいても逃げないものが多いですが,ダイミョウセセリは近づけば逃げます。少し離れていても,体を少し動かしただけで逃げてしまいます。

ダイミョウセセリ
後翅中央に白帯のない関東型のダイミョウセセリ。でもよく見ると,わずかに白帯の痕跡が残っています。 
撮影日:2010/07/29 場所:勿来の関
 このダイミョウセセリは後翅に白帯がないので関東型です。関ヶ原より西の方には後翅に白帯がある関西型がいます。
 しかし,これらの写真をよく見ると関東型にも微かに白く見える部分があります。

 科名 セセリチョウ科
 和名 ダイミョウセセリ
 大きさ 前翅長15~21mm
 食餌植物 幼虫はヤマノイモ、オニドコロ、ツクネイモ、ニガカシュウなどの葉を食べます。
 分布 北海道、本州、四国、九州
 出現月 4~10月
 特徴 後翅中央に白帯のある関西型と白帯のない関東型があります。

蛾のように 羽を開いて 止まります

ダイミョウセセリ
触角の先端が少し太くなっているのでチョウの仲間であるダイミョウセセリ。 撮影日:2010/08/09 場所:勿来の関

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tag : ダイミョウセセリ

ハナマガリアツバ

2014年6月6日(金)
ハナマガリアツバ   撮影日:2014/06/02 場所:勿来の関
写真をクリックすると大きくなりますので触角の瘤を見て下さい。

 ヤガ科クルマアツバ亜科のハナマガリアツバを紹介します。
 やっとハナマガリアツバ雄の登場でヒメハナマガリアツバとの違いが分かりました。以前(2013-08-31)に,ヒメハナマガリアツバ<記事はこちら>について書きましたが,そのときは両者の違いがよく分かりませんでした。
ハナマガリアツバ
私は画像を見て嬉しくなりました。触角に瘤のあるハナマガリアツバの雄が写っていたからです。
 今回灯火に飛来したのが雄だったので幸運でした。
 ハナマガリアツバ雄の特徴は次のようです。
 ①触角の真ん中あたりに瘤があります。(同定の大事なポイントです。)
 ②内横線外側の近くに小黄点があるものが多いです。
 ③下唇鬚(かしんしゅ)が大きく胸部の上に折れ曲がっています。これが名の由来になっています。

ハナマガリアツバ
内横線外側の近くに小黄点があるものが多いハナマガリアツバ。
 クルマアツバ亜科にはハナオイアツバ・トビスジアツバ・ソトウスアツバのように下唇鬚(かしんしゅ)が大きい仲間こちら>がいます。

 科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
 和名 ハナマガリアツバ
 大きさ 開張26~34mm
 食餌植物 分かっていません。
 分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
 出現月 5~9月
 特徴 雄の触角にはは瘤状結節があります。
     内横線外側の近くに小黄点があるものが多いです。
     ヒメハナマガリアツバに似ています。

似ているが ひげに瘤ある ハナマガリ

ハナマガリアツバ
下唇鬚(かしんしゅ)が大きく胸部の上に折れ曲がっています。これが名の由来になっているハナマガリアツバ。

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tag : ハナマガリアツバ

フジホソガ

2014年6月5日(木)
フジホソガ   撮影日:2014/06/04 場所:勿来の関
写真をクリックすると大きくなります。

 ホソガ科のフジホソガを紹介します。
 この蛾は,建物の壁に下の写真のような格好で頭を下にして止まっていました。まるで,犬がお座りの姿勢をとっているようです。体が細くてこのような姿勢をとる蛾はホソガです。
フジホソガ
犬がお座りをしているような格好で止まるフジホソガ
カザリバガ科やホソガ科にはフジホソガのように赤い目をしたものがいます。

 画像を見るとまだ未見のホソガです。嬉しくなりましたが,また,名前が付いてないホソガかも知れないと思うと喜びは半分になります。まだ,よく調べられていない蛾がホソガ科には多いのです。何しろ体長が7mm前後でしかも細いので目に留まらないのです。この蛾を見つけたときもゴミが壁に付いているようにしか思えませんでした。でも,小さいからといって軽く見てはいけません。驚くほど奇麗な蛾がいるからです。

フジホソガ
触角の先端から4分の1ほどの所が白くなっているフジホソガ。前翅後縁が白いので背が白くなります。
 脇からだけでなく後ろの方からも写しておいて幸運でした。白い背が確認できなければフジホソガとはっきり同定できなかったからです。

カザリバガ科やホソガ科には赤い目をしたものがいます。

 フジホソガの特徴
 ①後縁が白いです。(背が白いです。)
 ②触角の先端から4分の1ほどの所が白いです。
 ③目が赤いです。
 ④下唇鬚(かしんしゅ)がキバガのように上に折れ曲がっています。

フジホソガ
写真を撮ってはじめて様子が分かるほど小さいフジホソガ。
 科名 ホソガ科
 和名 フジホソガ
 大きさ 開張7~8mm
 食餌植物 幼虫はフジを食べます。
 分布 本州、四国、九州
 出現月 6~10月
 特徴 前縁が白いです。
    触角の先端から4分の1ほどの所が白いです。

ホソガ科は 止まる姿勢で 分かります 


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tag : フジホソガ

ウラナミシジミ

2014年6月4日(水)
ウラナミシジミ

 シジミチョウ科のウラナミシジミを紹介します。
 北茨城市冨士ヶ丘にトンボを写しに行ったとき見かけたチョウです。体が小さいのでシジミチョウの仲間だと分かりました。
ウラナミシジミ
ヤマトシジミばかり見てきた私には新鮮に見えたウラナミシジミ。 撮影日:2010/10/12 場所:北茨城市冨士ヶ丘

 それまで見てきたシジミチョウはヤマトシジミだけでした。翅表は鮮やかな青色ですが,翅裏は白い地色に黒い斑点が並ぶヤマトシジミに比べると褐色の地色に白い筋模様を持つウラナミシジミは新鮮に見えました。
 しかも,黒い紋の回りに橙色の紋があり,さらに尾状突起まで付いているではありませんか。はじめて見るウラナミシジミに興奮しながら写真を撮ったことが思い出されます。

ウラナミシジミ
夏の頃開花するマメ科の花を食べるウラナミシジミの出現は遅いです。 撮影日:2010/10/12 場所:北茨城市冨士ヶ丘

 シジミチョウ科の幼虫の食餌植物は花です。春から咲くカタバミの花を食べるヤマトシジミよりウラナミシジミの出現は遅れます。マメ科の植物の開花は夏だからです。

ウラナミシジミ
目玉模様と尾状突起で頭部に見せかけているウラナミシジミ。その目玉模様にある銀色模様は目が光っている所に見えなかなか細工が細かいです。 撮影日:2010/9/18 場所:北茨城市冨士ヶ丘

 科名 シジミチョウ科
 和名 ウラナミシジミ                          
 大きさ 前翅長13~18mm
 食餌植物 幼虫はエンドウ、アズキ、ソラマメ、クズ、ハギ類など、マメ科植物の花や若い果実を食べます。
 分布 北海道南部以南、本州、四国、九州、沖縄
 出現月 7~11月
 特徴 後翅後角にある2黒紋と尾状突起は,頭部(複眼と触角)に似せて天敵の目を欺いていると考えられています。

ウラナミは マメの花食べ 育ちます

だましてる 目玉模様で 天敵を



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tag : ウラナミシジミ

サトキマダラヒカゲ

2014年6月3日(火)
サトキマダラヒカゲ 写真をクリックすると大きくなり青い線がよく見えるようになります。

 タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科のサトキマダラヒカゲを紹介します。
 昨日紹介した線引きによって同定が大変簡単になったので今までの写真を整理してみました。
サトキマダラヒカゲ
住宅や商店街があるいわき市植田町中央公園にいたサトキマダラヒカゲ 撮影日:2010/09/04 場所:いわき市植田町中央公園

 話を進める前に同定方法の確認をします。
 後翅にある付け根に近い3つの円味のある紋の位置を問題にします。
 ①頭に近い紋と中央の紋の黒っぽい縁取りの上端を線で結すびます。
 ②その線を腹端の方へ延ばします。
 ③腹端に近い紋(以下その紋)が,その延長線のどこにあるかで同定します。
  Aその紋が延長線より上にある・・・ヤマキマダラヒカゲ。
  Bその紋が延長線より下にある・・・サトキマダラヒカゲ
  C延長線がその紋を通る   ・・・サトキマダラヒカゲ
  延長線がその紋の縁取りか端を通る
   Dその紋が離れていて小さい・・・ヤマキマダラヒカゲ。
   Eその紋が離れ中央紋と同じくらい大きい・・・サトキマダラヒカゲ。
Fその紋がくっつき中央紋と同じくらい大きい・・・サトキマダラヒカゲ。

サトキマダラヒカゲ
両端のチョウはヤマキマダラヒカゲです。中央のチョウはサトキマダラヒカゲです。このように勿来の関は,どちらのチョウも生息している地域であることが分かります。 撮影日:2012/08/17 場所:勿来の関

 最初の写真のチョウはBに該当するのでサトキマダラヒカゲです。
 2番目の写真
  左端のチョウはAに該当するのでヤマキマダラヒカゲ
  右端のチョウもAに該当するのでヤマキマダラヒカゲ
  中央のチョウはFに該当するのでサトキマダラヒカゲ

サトキマダラヒカゲ
いわき市田人は僻地で山の中にありますがこんなサトキマダラヒカゲが見られます。 
撮影日:2010/08/11 場所:いわき市田人

 3番目の写真
  Eに該当するのでサトキマダラヒカゲ


 科名 タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
 和名 サトキマダラヒカゲ
 大きさ 前翅長26~39mm
 食餌植物 幼虫はササ・タケ類を食べます。
 分布 北海道、本州、四国、九州
 出現月 5~8月
 特徴 樹液などに集まります。

違い知り 2種類もいる 勿来には

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tag : サトキマダラヒカゲ

ヤマキマダラヒカゲ

2014年6月2日(月)
ヤマキマダラヒカゲ   撮影日:2014/06/01場所:勿来の関

 タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科のヤマキマダラヒカゲを紹介します。
 昨日(2014年6月1日),樹液を出しているコナラの幹を覗いてみました。すると,ムネアカオオアリといっしょに樹液を吸っているジャノメチョウ亜科のチョウがいました。このタイプのチョウは今まで敬遠していました。ヤマキマダラヒカゲとサトキマダラヒカゲのどちらなのか分からなかったからです。
 でも,今日,ダンダラさんのブログ「小畦川日記」<記事はこちら>を読んで簡単な同定方法を知りました。この方法が一番分かりやすく確かなので皆さんにも紹介します。

ヤマキマダラヒカゲ
去年は樹液を出さなかったコナラが今年は出すようになってムネアカオオアリやヤマキマダラヒカゲが集まって食事中です。実際はチョウの頭が上ですが見やすくするために90度時計方向に回転してあります。

 最後の写真の青い線をご覧下さい。この青い線を挟むように小さな円味を帯びた紋が左に2つ,右に1つあります。このように並んでいればヤマキマダラヒカゲです。

 サトキマダラヒカゲの場合は青い線を挟んで右の紋が青い線より右側になく,青い線より左側にずれていて青い線がその紋上を通るようになります。

ヤマキマダラヒカゲ
ストローのような口を伸ばして樹液を吸っているヤマキマダラヒカゲ。食事中のためかカメラを近づけても逃げませんでした。

 今回は線引きによって上手く分けられましたが,どちらか迷うときには,次に上げることを判断材料に入れて総合して判断して下さい。以下でいう3つの紋とは青い線に接している紋です。

サトキマダラヒカゲ
 ①3つの紋が大きくてくっつき合っていることが多い。
 ②3つの紋の縁取りが細くて薄い。

ヤマキマダラヒカゲ
 ①3つの紋が小さくて離れることが多い。
 ②3つの紋の縁取りが太くて濃い。

ヤマキマダラヒカゲ
ダンダラさんのお陰でサトキマダラヒカゲとヤマキマダラヒカゲの区別が簡単になりました。

 科名  タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科
 和名 ヤマキマダラヒカゲ
 大きさ 前翅長27~37mm
 食餌植物 幼虫はタケ・ササ類を食べます。
 分布 北海道、本州、四国、九州
 出現月 5~9月
 特徴 樹液などに集まります。

すんなりと 見分けるこつを 教えられ


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tag : ヤマキマダラヒカゲ

カッコウメダカカミキリ

2014年6月1日(日)
カッコウメダカカミキリ   撮影日:2014/06/01場所:勿来の関

 カミキリムシ科のカッコウメダカカミキリを紹介します。
 昨日(2014年5月31日),建物の壁を見るとジョウカイボンの脇にゴミのような物がついているように見えました。何なのか写真を撮り画像を見て驚きました。
カッコウメダカカミキリ
長い触角を前に伸ばして止まっているカッコウメダカカミキリ
 翅にはトラカミキリのような模様があり左右の鋭いあごも見えましたのでカミキリムシの仲間だと分かりました。こんな小さなカミキリムシを見るのは初めてでした。様子がよく分かるように角度を変えながら写真を撮りました。

カッコウメダカカミキリ
大きな目玉が飛び出ていることから目高の名が付いたカッコウメダカカミキリ
 名前はカッコウメダカカミキリと訳の分からぬ言葉が並んでいました。漢字で表記すると郭公目高天牛となるでしょう。郭公(かっこう)とこのカミキリムシとの関係は分かりませんが,メダカの意味だけは分かりました。
 写真をクリックすると目が大きくて飛び出ている様子がよく分かります。その様子を目高と表現しているのでしょう。カミキリムシの横顔は牛の顔に似ているので天牛と書くのだと思われます。

カッコウメダカカミキリ
幼虫はアケビやフジなどの蔓の枯枝を食べるカッコウメダカカミキリ。
 小さい体に似合わない長い触角を前に伸ばしている姿が印象に残っています。

 科名 カミキリムシ科
 和名 カッコウメダカカミキリ
 大きさ 体長7~8mm
 食餌植物 幼虫はアケビ、フジ、クリ、クヌギ、ツルグミなどの枯枝を食べます。
 分布 本州、隠岐、四国、九州、対馬
 出現月 5~9月
 特徴 静止すると触覚を前に伸ばす姿勢をとるようです。

小さいが 蔓に穴開け 食べている


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