マガモ
2014年2月28日(金)
マガモ 撮影日:2006/01/01 場所:福島県いわき市沼部町

美しく緑に輝く頭部と黄橙の嘴が対照的なマガモ雄。水面下に橙色の足が見えています。

マガモ雌は地味な色をしています。オナガガモの雌と似ていますが嘴と足が橙なので区別がつきます。
aマガモ雌 bマガモ雄 cユリカモメ dコガモ雌(dの脇の緑の羽色で判断しました。)

マガモの雄も足は橙いろです。白い首輪模様があり,お洒落な雄。
aマガモ雄 bオナガガモ雄 cコガモ雄
カモ科のマガモを紹介します。
マガモも外の冬鳥たちと共に一緒に渡って来て福島県いわき市沼部町で見られます。ただ,渡ってくる数はわずかです。
雄の頭部は緑で光が当たると美しく輝いて見えます。しかも,嘴は黄色で白い首輪模様があり色鮮やかです。
野鳥の例に漏れず,雌は地味でオナガガモと混同してしまいますが嘴を見ると区別がつきます。それは,マガモ雌の嘴は赤橙色をしているからです。また,雄も雌も足の色が赤橙なので,足だけ見てもマガモかどうか分かります。
雄のエクリプス(カモ類の雄が繁殖期経過後,一時的に雌のような地味な羽色になる状態)は雌にそっくりですが,嘴だけは黄色のままなので雌雄の区別はつきます。
科名 カモ科
和名 マガモ
特徴 冬季に越冬のためシベリアの方から飛来してきます。
雄と雌では色が違います。
雄は緑色の頭に黄色の嘴と白い首輪があります。足は赤橙色です。
雌は通常の野鳥のように地味で褐色です。嘴と足が赤橙色です。
雄のエクリプス(カモ類の雄が繁殖期経過後,一時的に雌のような地味な羽色になる状態)は雌にそっくりですが,嘴だけは黄色のままです。
嘴が 橙色で 見分けられ
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マガモ 撮影日:2006/01/01 場所:福島県いわき市沼部町

美しく緑に輝く頭部と黄橙の嘴が対照的なマガモ雄。水面下に橙色の足が見えています。

マガモ雌は地味な色をしています。オナガガモの雌と似ていますが嘴と足が橙なので区別がつきます。
aマガモ雌 bマガモ雄 cユリカモメ dコガモ雌(dの脇の緑の羽色で判断しました。)

マガモの雄も足は橙いろです。白い首輪模様があり,お洒落な雄。
aマガモ雄 bオナガガモ雄 cコガモ雄
カモ科のマガモを紹介します。
マガモも外の冬鳥たちと共に一緒に渡って来て福島県いわき市沼部町で見られます。ただ,渡ってくる数はわずかです。
雄の頭部は緑で光が当たると美しく輝いて見えます。しかも,嘴は黄色で白い首輪模様があり色鮮やかです。
野鳥の例に漏れず,雌は地味でオナガガモと混同してしまいますが嘴を見ると区別がつきます。それは,マガモ雌の嘴は赤橙色をしているからです。また,雄も雌も足の色が赤橙なので,足だけ見てもマガモかどうか分かります。
雄のエクリプス(カモ類の雄が繁殖期経過後,一時的に雌のような地味な羽色になる状態)は雌にそっくりですが,嘴だけは黄色のままなので雌雄の区別はつきます。
科名 カモ科
和名 マガモ
特徴 冬季に越冬のためシベリアの方から飛来してきます。
雄と雌では色が違います。
雄は緑色の頭に黄色の嘴と白い首輪があります。足は赤橙色です。
雌は通常の野鳥のように地味で褐色です。嘴と足が赤橙色です。
雄のエクリプス(カモ類の雄が繁殖期経過後,一時的に雌のような地味な羽色になる状態)は雌にそっくりですが,嘴だけは黄色のままです。
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tag : マガモ
コガモ
2014年2月27日(木)
コガモ クリックすると大きくなります。

緑色の過眼線が美しいので何回も写真を撮ることになるコガモ雄です。脇腹の模様が風紋に似た緻密な模様で暫く写真に見入ってしまいました。 撮影日:2013/0312 場所:福島県いわき市植田町渋川

野鳥の雌は地味の通説通り褐色で目立たなくしているコガモ雌。 撮影日:2013/0312 場所:福島県いわき市植田町渋川

こぼれた餌を食べに陸に上がるコガモ雄。緑色の過眼線が仮面を被っているように見えます。 撮影日:2006/01/01 場所:福島県いわき市沼部町
カモ科のコガモを紹介します。
コガモは福島県いわき市沼部町まで行かなくても,その途中にある蛭田川(びんだがわ)にも見られることを今年(2014年)になってから分かりました。
この川の名前について思っていることがあるので少し聞いて下さい。この蛭田川は福島県と茨城県のほぼ県境にあります。小学生の頃,田植えの時期に茨城県北茨城市関南町の田に裸足で入って手伝ったことがありました。
何か踝のあたりが痒いので見てみると,黒い紐のようなものが吸い付いて血を吸っていました。それは,蛭でした。私は初めて見る不気味な生き物に驚き「ギャー」と声を上げました。私が育った蛭田川沿いの田には居ないので不思議に思いました。あるとき次のような仮説が浮かび今も同じ考えでいます。
昔,この川より南(茨城県の方)には蛭が居て,北の方(福島県の方)には居ないから,この川を「蛭田川」と呼ぶことになったのだろう。
その外にも植田町を南北に流れる渋川にも見られることを去年分かりました。
水面から5m上の橋から,そっと写したものが1枚目と2枚目の写真です。目が良くて人を見ると逃げられるのでカメラだけ出して写しました。今日改めて画像を見たところ,脇腹の模様の美しさに気付きました。風紋にも似た緻密さに暫し見とれてしまいました。
科名 カモ科
和名 コガモ
特徴 冬季に越冬のためシベリアの方から飛来してきます。
雄と雌では色が違います。
雄は茶色の頭に緑の太い帯状の過眼線があります。
雌は通常の野鳥のように地味で褐色です。マガモやオナガガモに似ていますが小さいので見分けがつきます。
餌をあげると寄ってきます。
雄のエクリプス(カモ類の雄が繁殖期経過後,一時的に雌のような地味な羽色になる状態)は雌にそっくりです。
コガモさん 緑の仮面 素敵です
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緑色の過眼線が美しいので何回も写真を撮ることになるコガモ雄です。脇腹の模様が風紋に似た緻密な模様で暫く写真に見入ってしまいました。 撮影日:2013/0312 場所:福島県いわき市植田町渋川

野鳥の雌は地味の通説通り褐色で目立たなくしているコガモ雌。 撮影日:2013/0312 場所:福島県いわき市植田町渋川

こぼれた餌を食べに陸に上がるコガモ雄。緑色の過眼線が仮面を被っているように見えます。 撮影日:2006/01/01 場所:福島県いわき市沼部町
カモ科のコガモを紹介します。
コガモは福島県いわき市沼部町まで行かなくても,その途中にある蛭田川(びんだがわ)にも見られることを今年(2014年)になってから分かりました。
この川の名前について思っていることがあるので少し聞いて下さい。この蛭田川は福島県と茨城県のほぼ県境にあります。小学生の頃,田植えの時期に茨城県北茨城市関南町の田に裸足で入って手伝ったことがありました。
何か踝のあたりが痒いので見てみると,黒い紐のようなものが吸い付いて血を吸っていました。それは,蛭でした。私は初めて見る不気味な生き物に驚き「ギャー」と声を上げました。私が育った蛭田川沿いの田には居ないので不思議に思いました。あるとき次のような仮説が浮かび今も同じ考えでいます。
昔,この川より南(茨城県の方)には蛭が居て,北の方(福島県の方)には居ないから,この川を「蛭田川」と呼ぶことになったのだろう。
その外にも植田町を南北に流れる渋川にも見られることを去年分かりました。
水面から5m上の橋から,そっと写したものが1枚目と2枚目の写真です。目が良くて人を見ると逃げられるのでカメラだけ出して写しました。今日改めて画像を見たところ,脇腹の模様の美しさに気付きました。風紋にも似た緻密さに暫し見とれてしまいました。
科名 カモ科
和名 コガモ
特徴 冬季に越冬のためシベリアの方から飛来してきます。
雄と雌では色が違います。
雄は茶色の頭に緑の太い帯状の過眼線があります。
雌は通常の野鳥のように地味で褐色です。マガモやオナガガモに似ていますが小さいので見分けがつきます。
餌をあげると寄ってきます。
雄のエクリプス(カモ類の雄が繁殖期経過後,一時的に雌のような地味な羽色になる状態)は雌にそっくりです。
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tag : コガモ
キンクロハジロ
2014年2月26日(水)
キンクロハジロ 撮影日:2006/01/01/ 場所:福島県いわき市沼部町

腹の部分の色が3枚目の写真のように真っ白でないのでエクリプス(カモ類の雄が繁殖期経過後、一時的に雌のような地味な羽色になる状態)のキンクロハジロ雄と思われます。後頭部に長い毛が垂れているので雄です。

後頭部に短い毛が垂れているので雌のキンクロハジロです。

左は雌で右は雄のキンクロハジロです。白いのはユリカモメと思われます。
カモ科のキンクロハジロを紹介します。
福島県いわき市沼部町にはコハクチョウの外にも少数ですが,キンクロハジロも見られます。
目の色の黄色を金に見立てて,羽を広げたときに初列風切・字列風切(詳しくは「鳥体各部の名称」参照。<記事はこちら>)が白いのでキンクロハジロの名前があります。
餌をあげると大部分の野鳥は寄ってくるのにキンクロハジロは近くには寄ってきませんでした。それは,どうやらキンクロハジロの食性にあったようです。シジミなどの貝を潜って食べているのだそうです。
雌の方は野鳥の特徴で雄よりも地味な色をしています。両者の違いは次のようです。
黒い体に腹の部分が白いキンクロハジロ雄は遠くからでも目立つ存在です。しかも目の色が黄色で冠羽もありますから誰が見ても間違えることはないでしょう。
ところが,雄は繁殖期経過後,一時的に白い部分が褐色になってどれが雌か分からなくし敵の目を撹乱しています。
科名 カモ科
和名 キンクロハジロ
特徴 冬季に越冬のためシベリアの方から飛来してきます。繁殖期は5-7月。
雄と雌では色が違います。
雄雌共に冠羽があります。雄は長く,雌は短いです。
水中に潜って巻き貝や二枚貝をとります。
沼部で冬の間観察される中では,数が少ないです。
雄にはエクリプス(カモ類の雄が繁殖期経過後,一時的に雌のような地味な羽色になる状態)がいます。
目が黄色 腹は白くて 目立つ雄
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キンクロハジロ 撮影日:2006/01/01/ 場所:福島県いわき市沼部町

腹の部分の色が3枚目の写真のように真っ白でないのでエクリプス(カモ類の雄が繁殖期経過後、一時的に雌のような地味な羽色になる状態)のキンクロハジロ雄と思われます。後頭部に長い毛が垂れているので雄です。

後頭部に短い毛が垂れているので雌のキンクロハジロです。

左は雌で右は雄のキンクロハジロです。白いのはユリカモメと思われます。
カモ科のキンクロハジロを紹介します。
福島県いわき市沼部町にはコハクチョウの外にも少数ですが,キンクロハジロも見られます。
目の色の黄色を金に見立てて,羽を広げたときに初列風切・字列風切(詳しくは「鳥体各部の名称」参照。<記事はこちら>)が白いのでキンクロハジロの名前があります。
餌をあげると大部分の野鳥は寄ってくるのにキンクロハジロは近くには寄ってきませんでした。それは,どうやらキンクロハジロの食性にあったようです。シジミなどの貝を潜って食べているのだそうです。
雌の方は野鳥の特徴で雄よりも地味な色をしています。両者の違いは次のようです。
腹 | 目 | 冠羽 (頭部の冠状の羽) | |
雄の特徴 | 白 | 黄 | 長い |
雌の特徴 | 褐色 | 黄 | 短い |
黒い体に腹の部分が白いキンクロハジロ雄は遠くからでも目立つ存在です。しかも目の色が黄色で冠羽もありますから誰が見ても間違えることはないでしょう。
ところが,雄は繁殖期経過後,一時的に白い部分が褐色になってどれが雌か分からなくし敵の目を撹乱しています。
科名 カモ科
和名 キンクロハジロ
特徴 冬季に越冬のためシベリアの方から飛来してきます。繁殖期は5-7月。
雄と雌では色が違います。
雄雌共に冠羽があります。雄は長く,雌は短いです。
水中に潜って巻き貝や二枚貝をとります。
沼部で冬の間観察される中では,数が少ないです。
雄にはエクリプス(カモ類の雄が繁殖期経過後,一時的に雌のような地味な羽色になる状態)がいます。
目が黄色 腹は白くて 目立つ雄
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tag : キンクロハジロ
オナガガモ
2014年2月25日(火)
オナガガモ 撮影日:2006/01/01 場所:福島県いわき市沼部町

尾がとても長くて目立ちます。その上,更に胸から後頭部まで白いので遠くからでも目立っているオナガガモ雄。

鳥の世界では雌は地味色と決まっているオナガガモ雌。嘴の灰色紋が雄と似ています。マガモ・コガモの雌と混ざってしまうと似ているために見分けが困難になってしまいます。
カモ科のオナガガモを紹介します。
2014年2月22日(土)より紹介している場所で,一番多く見られるのが今日,紹介するオナガガモです。コハクチョウ紹介の最初の写真にはコハクチョウ13羽に対してオナガガモは17羽もいます。
雄も雌も尾が長いのでオナガガモの名がつけられていますが,雄の方が雌よりも大変長く名前に違わない姿をしています。尾が長いだけでも区別がつきますが,その上更に,雄は胸から後頭部まで白いので,離れていてもオナガガモの雄と見分けることができます。
ところが雌の方は地味でマガモ・コガモの雌と混ざってしまうと色が似ているため,私には見分けられなくなります。外の種と同系色の姿になることによって外敵が特定の種をねらうのを防いでいるのでしょう。素晴らしい考えだと私は感心しています。
ただ,嘴の灰色紋が雄も雌も似ています。少しだけ違いを残し同じ仲間だと瞬時に分かるようにしている知恵にも私は感心しています。
藻を食べるとき,オナガガモは逆立ちのポーズをとります。
科名 カモ科
和名 オナガガモ
特徴 冬季に越冬のためシベリアの方から飛来してきます。
雄と雌では色が違います。
逆立ちして食物を捕ります。
沼部で冬の間観察される中では一番数が多いです。
尾が長く 後頭部まで 白くなる
餌ねだり 人の近くへ 寄るオナガ
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オナガガモ 撮影日:2006/01/01 場所:福島県いわき市沼部町

尾がとても長くて目立ちます。その上,更に胸から後頭部まで白いので遠くからでも目立っているオナガガモ雄。

鳥の世界では雌は地味色と決まっているオナガガモ雌。嘴の灰色紋が雄と似ています。マガモ・コガモの雌と混ざってしまうと似ているために見分けが困難になってしまいます。
カモ科のオナガガモを紹介します。
2014年2月22日(土)より紹介している場所で,一番多く見られるのが今日,紹介するオナガガモです。コハクチョウ紹介の最初の写真にはコハクチョウ13羽に対してオナガガモは17羽もいます。
雄も雌も尾が長いのでオナガガモの名がつけられていますが,雄の方が雌よりも大変長く名前に違わない姿をしています。尾が長いだけでも区別がつきますが,その上更に,雄は胸から後頭部まで白いので,離れていてもオナガガモの雄と見分けることができます。
ところが雌の方は地味でマガモ・コガモの雌と混ざってしまうと色が似ているため,私には見分けられなくなります。外の種と同系色の姿になることによって外敵が特定の種をねらうのを防いでいるのでしょう。素晴らしい考えだと私は感心しています。
ただ,嘴の灰色紋が雄も雌も似ています。少しだけ違いを残し同じ仲間だと瞬時に分かるようにしている知恵にも私は感心しています。
藻を食べるとき,オナガガモは逆立ちのポーズをとります。
科名 カモ科
和名 オナガガモ
特徴 冬季に越冬のためシベリアの方から飛来してきます。
雄と雌では色が違います。
逆立ちして食物を捕ります。
沼部で冬の間観察される中では一番数が多いです。
尾が長く 後頭部まで 白くなる
餌ねだり 人の近くへ 寄るオナガ
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tag : オナガガモ
ホシハジロ
2014年2月24日(月)
ホシハジロ 撮影日:2006/01/01 場所:いわき市沼部町

頭が明るい茶色で眼が赤く羽が白くて目立つホシハジロの雄。

頭が焦げ茶で羽が灰色の地味な雌のホシハジロ。嘴も灰色の細い地味な紋です。

もう一つ雌と違う所は嘴に太くて白い幅広紋があるホシハジロの雄。
カモ科のホシハジロを紹介します。
いわき市の鮫川と四時川の合流地点沼部町では毎年コハクチョウと共に飛来してくるようで一緒に見ることができます。コハクチョウより数は少なく十羽前後です。いです。
一般に鳥類は雌は地味な色で,雄は派手な色をしています。このホシハジロも例外ではありません。その違いは次の通りです。
頭 目 羽 嘴
雄 茶色 赤 白 太幅白紋
雌 焦げ茶 黒 灰色 灰色紋
ホシハジロのほしは何を意味しているか分かりませんが,羽を広げたときに白い部分が横に並んで見えるのでハジロ(羽白)の名があるようです。
科名 カモ科
和名 ホシハジロ
特徴 冬季に越冬のためシベリアから飛来してきます。
雄と雌では色が違います。
潜水して食物を捕ります。
沼部では12~2月の間観察されます。
眼が赤く 頭が茶色 目立つ雄
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ホシハジロ 撮影日:2006/01/01 場所:いわき市沼部町

頭が明るい茶色で眼が赤く羽が白くて目立つホシハジロの雄。

頭が焦げ茶で羽が灰色の地味な雌のホシハジロ。嘴も灰色の細い地味な紋です。

もう一つ雌と違う所は嘴に太くて白い幅広紋があるホシハジロの雄。
カモ科のホシハジロを紹介します。
いわき市の鮫川と四時川の合流地点沼部町では毎年コハクチョウと共に飛来してくるようで一緒に見ることができます。コハクチョウより数は少なく十羽前後です。いです。
一般に鳥類は雌は地味な色で,雄は派手な色をしています。このホシハジロも例外ではありません。その違いは次の通りです。
頭 目 羽 嘴
雄 茶色 赤 白 太幅白紋
雌 焦げ茶 黒 灰色 灰色紋
ホシハジロのほしは何を意味しているか分かりませんが,羽を広げたときに白い部分が横に並んで見えるのでハジロ(羽白)の名があるようです。
科名 カモ科
和名 ホシハジロ
特徴 冬季に越冬のためシベリアから飛来してきます。
雄と雌では色が違います。
潜水して食物を捕ります。
沼部では12~2月の間観察されます。
眼が赤く 頭が茶色 目立つ雄
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コハクチョウ
2014年2月22日(土)
コハクチョウ 撮影日:2006/01/01 場所:いわき市沼部町 画像クリックで大きくなります。

いわき市沼部町で見られる渡り鳥
a:コハクチョウ成鳥 b:コハクチョウ幼鳥 c:オナガガモ♂ d:オナガガモ♀ e:ホシハジロ f:ユリカモメ

いわき市沼部町で見られる渡り鳥で一番多いのはオナガガモです。尾が長いから名付けられました。オナガガモの雌は褐色でマガモ・コマガモの雌と似たような色なので見分けるのに苦労します。
c:オナガガモ♂ d:オナガガモ♀

いわき市沼部町で見られる渡り鳥
コハクチョウは成鳥になると嘴に黄橙紋が見られます。その紋は円味があり真ん中まで届かず短いです。
コハクチョウの幼鳥の羽・頭・首は灰色がかっています。
カモ科のコハクチョウを紹介します。
コハクチョウが見られるというので,みんなについて行きました。行き先場所はいわき市の鮫川と四時川の合流地点沼部町です。
車から降りて1分も立たないうちに鳥の声がして数十羽の見慣れぬ渡り鳥の群れがいました。
際立って大きい白い鳥がまず目に留まりました。コハクチョウ(a)です。中には真っ白でなく灰色を帯びた鳥もいました。コハクチョウの幼鳥(b)です。
茨城県那珂市瓜連町の古徳沼ではオオハクチョウが見られます。はじめの頃は,両者の違いが分かりませんでしたが最近やっと違いに気づきました。
コハクチョウの特徴は次の通りです。
①嘴にある黄橙紋は真ん中より短いです。
②その黄橙紋の先端は円みがあります。(矢印を見て下さい。)
(オオハクチョウの黄紋は真ん中を過ぎて細長い。)
3時を過ぎる頃,近所の人が袋に玄米やパン屑を入れて持って来ました。それを見た途端,今まで岸から離れていた渡り鳥たちは一斉に餌のある方へ寄ってきました。餌を放り投げるとオナガガモが我先に頭を水中に沈め食べてしまいます。
コハクチョウは警戒してオナガガモ(♂c,♀d)のようにあまり近くには寄って来ないので餌を投げても届かないない所で食べられずにいました。
それを可哀想に思った人がパン屑を遠くに投げると,待ってましたとばかりにユリカモメ(f)が空中でくわえてしまい,何時まで経ってもコハクチョウは食事にありつけませんでした。
科名 カモ科
和名 コハクチョウ
特徴 雄も雌も同じ色で,成熟すると真っ白くなります。
幼鳥は灰色を帯びています。
成鳥の嘴の黄橙紋は先端が真ん中より短く円みがあります。
オオハクチョウの嘴の黄紋は真ん中を過ぎて長く細長い形です。
沼部では12~2月の間観察されます。
コハクチョウ 餌が欲しくて そばに寄る
黒ずんだ 色がやがては 白くなる
コハクチョウ 嘴の紋 短けり
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コハクチョウ 撮影日:2006/01/01 場所:いわき市沼部町 画像クリックで大きくなります。

いわき市沼部町で見られる渡り鳥
a:コハクチョウ成鳥 b:コハクチョウ幼鳥 c:オナガガモ♂ d:オナガガモ♀ e:ホシハジロ f:ユリカモメ

いわき市沼部町で見られる渡り鳥で一番多いのはオナガガモです。尾が長いから名付けられました。オナガガモの雌は褐色でマガモ・コマガモの雌と似たような色なので見分けるのに苦労します。
c:オナガガモ♂ d:オナガガモ♀

いわき市沼部町で見られる渡り鳥
コハクチョウは成鳥になると嘴に黄橙紋が見られます。その紋は円味があり真ん中まで届かず短いです。
コハクチョウの幼鳥の羽・頭・首は灰色がかっています。
カモ科のコハクチョウを紹介します。
コハクチョウが見られるというので,みんなについて行きました。行き先場所はいわき市の鮫川と四時川の合流地点沼部町です。
車から降りて1分も立たないうちに鳥の声がして数十羽の見慣れぬ渡り鳥の群れがいました。
際立って大きい白い鳥がまず目に留まりました。コハクチョウ(a)です。中には真っ白でなく灰色を帯びた鳥もいました。コハクチョウの幼鳥(b)です。
茨城県那珂市瓜連町の古徳沼ではオオハクチョウが見られます。はじめの頃は,両者の違いが分かりませんでしたが最近やっと違いに気づきました。
コハクチョウの特徴は次の通りです。
①嘴にある黄橙紋は真ん中より短いです。
②その黄橙紋の先端は円みがあります。(矢印を見て下さい。)
(オオハクチョウの黄紋は真ん中を過ぎて細長い。)
3時を過ぎる頃,近所の人が袋に玄米やパン屑を入れて持って来ました。それを見た途端,今まで岸から離れていた渡り鳥たちは一斉に餌のある方へ寄ってきました。餌を放り投げるとオナガガモが我先に頭を水中に沈め食べてしまいます。
コハクチョウは警戒してオナガガモ(♂c,♀d)のようにあまり近くには寄って来ないので餌を投げても届かないない所で食べられずにいました。
それを可哀想に思った人がパン屑を遠くに投げると,待ってましたとばかりにユリカモメ(f)が空中でくわえてしまい,何時まで経ってもコハクチョウは食事にありつけませんでした。
科名 カモ科
和名 コハクチョウ
特徴 雄も雌も同じ色で,成熟すると真っ白くなります。
幼鳥は灰色を帯びています。
成鳥の嘴の黄橙紋は先端が真ん中より短く円みがあります。
オオハクチョウの嘴の黄紋は真ん中を過ぎて長く細長い形です。
沼部では12~2月の間観察されます。
コハクチョウ 餌が欲しくて そばに寄る
黒ずんだ 色がやがては 白くなる
コハクチョウ 嘴の紋 短けり
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tag : コハクチョウ
アミメクサカゲロウ
2014年2月21日(金)
アミメクサカゲロウ(別名アミメカゲロウ)
撮影日:2011/12/04 場所:勿来の関

網目模様の翅脈が美しいアミメクサカゲロウ。

フラッシュで赤く輝くアミメクサカゲロウの複眼。画像をクリックして見て下さい。

とても長い触角を持ち翅の中央から後縁よりに大きな班があるアミメクサカゲロウ。
クサカゲロウ科のアミメクサカゲロウを紹介します。
壁に張り付くように翅を立てずに平行にして止まっている昆虫がいました。薄い翅の様子からウスバカゲロウの仲間だと感じました。翅は編み目模様の緑色翅脈が奇麗なのでアミメクサカゲロウという名前は的を射た見方だと思います。
この仲間はよく葉の裏に止まっています。葉も体も緑色で同系色のため気づかないことが多いです。
私がこのアミメクサカゲロウに惹かれたのはフラッシュで眼が赤く輝いている写真を見たからです。でも,その写真のように目が輝いている様子を上手く撮ることができませんでした。今年はこれに挑戦しようと考えています。
画像がこのように青くなっているのはシャッターを押してもシャッターが切れないので懐中電灯(PATORIO6)で照らしながら明るくして写したからです。被写体からの光が届かないとシャッターが切れませんが,このように工夫すると上手くいきます。欠点は画像が青くなってしまうことです。
科名 クサカゲロウ科
和名 アミメクサカゲロウ(別名クサカゲロウ)
大きさ 前翅長22~26mm前後 腹長mm(分かりません。)
特徴 触角が非常に長いです。
前翅中央より後縁近くに斑点があります。
フラッシュで複眼は赤味がかった色に輝きます。
翅を止まる面に対して平行にします。張り付いているように見えます。
この仲間は葉の裏に隠れていることが多いです。
6~12月観察されます。成虫で越冬します。
翅の模様 細かい編み目 美しき
フラッシュに 赤く輝く 美しさ
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アミメクサカゲロウ(別名アミメカゲロウ)
撮影日:2011/12/04 場所:勿来の関

網目模様の翅脈が美しいアミメクサカゲロウ。

フラッシュで赤く輝くアミメクサカゲロウの複眼。画像をクリックして見て下さい。

とても長い触角を持ち翅の中央から後縁よりに大きな班があるアミメクサカゲロウ。
クサカゲロウ科のアミメクサカゲロウを紹介します。
壁に張り付くように翅を立てずに平行にして止まっている昆虫がいました。薄い翅の様子からウスバカゲロウの仲間だと感じました。翅は編み目模様の緑色翅脈が奇麗なのでアミメクサカゲロウという名前は的を射た見方だと思います。
この仲間はよく葉の裏に止まっています。葉も体も緑色で同系色のため気づかないことが多いです。
私がこのアミメクサカゲロウに惹かれたのはフラッシュで眼が赤く輝いている写真を見たからです。でも,その写真のように目が輝いている様子を上手く撮ることができませんでした。今年はこれに挑戦しようと考えています。
画像がこのように青くなっているのはシャッターを押してもシャッターが切れないので懐中電灯(PATORIO6)で照らしながら明るくして写したからです。被写体からの光が届かないとシャッターが切れませんが,このように工夫すると上手くいきます。欠点は画像が青くなってしまうことです。
科名 クサカゲロウ科
和名 アミメクサカゲロウ(別名クサカゲロウ)
大きさ 前翅長22~26mm前後 腹長mm(分かりません。)
特徴 触角が非常に長いです。
前翅中央より後縁近くに斑点があります。
フラッシュで複眼は赤味がかった色に輝きます。
翅を止まる面に対して平行にします。張り付いているように見えます。
この仲間は葉の裏に隠れていることが多いです。
6~12月観察されます。成虫で越冬します。
翅の模様 細かい編み目 美しき
フラッシュに 赤く輝く 美しさ
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tag : アミメクサカゲロウ
オオツノトンボ
2014年2月20日(木)
オオツノトンボ 撮影日:2011/07/19 場所:勿来の関 クリックすると大きくなります。

トンボの仲間に見えてしまいますがこんなに長い触角を持っているトンボはいません。しかも,その先端が膨らんでいるオオツノトンボ。

褐色横縞紋様が腹部の縦筋を中心に左右対称に並ぶオオツノトンボ。

ウスバカゲロウに近い仲間のオオツノトンボです。
ツノトンボ科のオオツノトンボを紹介します。
茨城県の小中学校が夏休みに入ろうとしている時期に勿来の関に行くと見たことがない昆虫が床に止まっていました。変わった触角を見た瞬間ツノトンボだと思いました。図鑑で見たことがあるだけの昆虫です。
翅を広げて止まっている姿はトンボそっくりです。でも,触角が長くて棍棒のような丸いものが付いています。トンボの仲間は触角が短く,そのような丸いものは先に付いていません。まるで長い角が生えたようです。トンボに似ていて角が生えたようなのでツノトンボという名前は的を射た見方だと思います。
気温は7月で高く用心しないと逃げてしまいます。慎重に近づき,これが記念にと何枚も写真を撮りました。
ツノトンボかオオツノトンボか迷いました。観察されている方が少なくて判断材料に乏しいながら次のようなことからオオツノトンボと判断しました。
①腹部の形が真ん中頃から細くなっています。
②腹部の褐色横縞紋様が縦の筋を中心にして左右対称に並んでいます。
科名 ツノトンボ科
和名 オオツノトンボ
大きさ 体長 30mm前後 腹長mm(分かりません。)
特徴 触角が長く先端に丸いものが付いています。
ウスバカゲロウに近い仲間でトンボの仲間ではありません。
6~9月観察されます。
似ているが トンボと違う 仲間なり
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オオツノトンボ 撮影日:2011/07/19 場所:勿来の関 クリックすると大きくなります。

トンボの仲間に見えてしまいますがこんなに長い触角を持っているトンボはいません。しかも,その先端が膨らんでいるオオツノトンボ。

褐色横縞紋様が腹部の縦筋を中心に左右対称に並ぶオオツノトンボ。

ウスバカゲロウに近い仲間のオオツノトンボです。
ツノトンボ科のオオツノトンボを紹介します。
茨城県の小中学校が夏休みに入ろうとしている時期に勿来の関に行くと見たことがない昆虫が床に止まっていました。変わった触角を見た瞬間ツノトンボだと思いました。図鑑で見たことがあるだけの昆虫です。
翅を広げて止まっている姿はトンボそっくりです。でも,触角が長くて棍棒のような丸いものが付いています。トンボの仲間は触角が短く,そのような丸いものは先に付いていません。まるで長い角が生えたようです。トンボに似ていて角が生えたようなのでツノトンボという名前は的を射た見方だと思います。
気温は7月で高く用心しないと逃げてしまいます。慎重に近づき,これが記念にと何枚も写真を撮りました。
ツノトンボかオオツノトンボか迷いました。観察されている方が少なくて判断材料に乏しいながら次のようなことからオオツノトンボと判断しました。
①腹部の形が真ん中頃から細くなっています。
②腹部の褐色横縞紋様が縦の筋を中心にして左右対称に並んでいます。
科名 ツノトンボ科
和名 オオツノトンボ
大きさ 体長 30mm前後 腹長mm(分かりません。)
特徴 触角が長く先端に丸いものが付いています。
ウスバカゲロウに近い仲間でトンボの仲間ではありません。
6~9月観察されます。
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tag : オオツノトンボ
ホソミオツネントンボ
2014年2月19日(水)
ホソミオツネントンボ

雌を捕まえておけるように腹部先端が曲がっているホソミオツネントンボ雄。よくこの格好で長時間止まっていられると思うのですが・・・。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市

犬の「ダルメシアン」を青く染めたような柄のホソミオツネントンボ雄。複眼も青いです。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市

左は羽化したばかりのホソミオツネントンボ雄。この色のままで越冬。上には抜け殻が見えます。
右は交尾中のホソミオツネントンボ。この頃,雄は青く雌は褐色を帯びた緑色になります。
撮影日:左2010/07/11 右2010/06/07 場所:北茨城市

尾のような鰓が3本あるホソミオツネントンボ幼虫。目が明るく光っています。 撮影日:2010/07/11 場所:北茨城市
アオイトトンボ科のホソミオツネントンボを紹介します。
スイレンの花咲く沼でクロイトトンボを写していると突然,犬の「ダルメシアン」を青く染めたような柄のイトトンボが目の前に現れました。
「私も写してよ。」
と言わんばかりに,目の前の葉の中程に止まり体をほぼ水平に保っています。
写しながら何とも言えない美しく青い体と目を暫し眺めていました。
沼を後にして休耕田に行きました。同じ休耕田でも水が溜まっている田にはイトトンボの姿が見られました。まさに「水ある所トンボあり」です。褐色のイトトンボがいました。今度は,犬の「ダルメシアン」を褐色に染めたような柄のイトトンボです。止まっている草には抜け殻が多数付いています。それを見て羽化したばかりのイトトンボだと理解しました。
次に,もしかして,イトトンボの幼虫(ヤゴ)もいるかも知れないと思い探しました。気づかれると潜ってしまうのでそっと歩きました。写した写真を見て驚きました。尾のような鰓が3本もあったからです。水が少ないときに鰓が多いほど沢山の酸素を取り入れられるように工夫しているのだと感心しました。
羽化した成虫は褐色のまま冬を越し春になって暖かくなると体色が青く変わるそうです。秋から初春の間,植物の葉は黄・橙・赤・褐色等に変化するので天敵に見つからないように褐色の体色を選んだのでしょう。
ところで,このイトトンボについている「オツネン」とは何を意味しているのでしょうか。
漢字で表すと「細身越年蜻蛉」です。「ホソミエツネントンボ」が訛って「ホソミオツネントンボ」になったと思われます。
ホソミオツネントンボ・アオイトトンボ・コバネアオイトトンボ・オオアオイトトンボ(成熟すると複眼は黄緑になるそうです)の4種類はアオイトトンボ科に属しています。その理由を私は複眼が青い時期があるからと考えています。
科名 アオイトトンボ科
和名 ホソミオツネントンボ
大きさ 体長 35~42mm 腹長 30mm
特徴 夏型(越冬個体)雄の体色は青色ですが,越冬型(夏に羽化した個体)は褐色です。
雄の複眼は青色です。
成虫のままで越冬するので越年(えつねん)トンボが訛ってオツネントンボとなったようです。
1年中観察されます。(成虫のまま越冬するので)
細い身で 冬を越すとは 驚きだ
褐色で 春には青く なるという
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ホソミオツネントンボ

雌を捕まえておけるように腹部先端が曲がっているホソミオツネントンボ雄。よくこの格好で長時間止まっていられると思うのですが・・・。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市

犬の「ダルメシアン」を青く染めたような柄のホソミオツネントンボ雄。複眼も青いです。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市


左は羽化したばかりのホソミオツネントンボ雄。この色のままで越冬。上には抜け殻が見えます。
右は交尾中のホソミオツネントンボ。この頃,雄は青く雌は褐色を帯びた緑色になります。
撮影日:左2010/07/11 右2010/06/07 場所:北茨城市

尾のような鰓が3本あるホソミオツネントンボ幼虫。目が明るく光っています。 撮影日:2010/07/11 場所:北茨城市
アオイトトンボ科のホソミオツネントンボを紹介します。
スイレンの花咲く沼でクロイトトンボを写していると突然,犬の「ダルメシアン」を青く染めたような柄のイトトンボが目の前に現れました。
「私も写してよ。」
と言わんばかりに,目の前の葉の中程に止まり体をほぼ水平に保っています。
写しながら何とも言えない美しく青い体と目を暫し眺めていました。
沼を後にして休耕田に行きました。同じ休耕田でも水が溜まっている田にはイトトンボの姿が見られました。まさに「水ある所トンボあり」です。褐色のイトトンボがいました。今度は,犬の「ダルメシアン」を褐色に染めたような柄のイトトンボです。止まっている草には抜け殻が多数付いています。それを見て羽化したばかりのイトトンボだと理解しました。
次に,もしかして,イトトンボの幼虫(ヤゴ)もいるかも知れないと思い探しました。気づかれると潜ってしまうのでそっと歩きました。写した写真を見て驚きました。尾のような鰓が3本もあったからです。水が少ないときに鰓が多いほど沢山の酸素を取り入れられるように工夫しているのだと感心しました。
羽化した成虫は褐色のまま冬を越し春になって暖かくなると体色が青く変わるそうです。秋から初春の間,植物の葉は黄・橙・赤・褐色等に変化するので天敵に見つからないように褐色の体色を選んだのでしょう。
ところで,このイトトンボについている「オツネン」とは何を意味しているのでしょうか。
漢字で表すと「細身越年蜻蛉」です。「ホソミエツネントンボ」が訛って「ホソミオツネントンボ」になったと思われます。
ホソミオツネントンボ・アオイトトンボ・コバネアオイトトンボ・オオアオイトトンボ(成熟すると複眼は黄緑になるそうです)の4種類はアオイトトンボ科に属しています。その理由を私は複眼が青い時期があるからと考えています。
科名 アオイトトンボ科
和名 ホソミオツネントンボ
大きさ 体長 35~42mm 腹長 30mm
特徴 夏型(越冬個体)雄の体色は青色ですが,越冬型(夏に羽化した個体)は褐色です。
雄の複眼は青色です。
成虫のままで越冬するので越年(えつねん)トンボが訛ってオツネントンボとなったようです。
1年中観察されます。(成虫のまま越冬するので)
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tag : ホソミオツネントンボイトトンボ科
モノサシトンボ
2014年2月18日(火)
モノサシトンボ

腹端には雄特有の付属器が見えるモノサシトンボ雄。縦長の眼側紋(複眼の脇にあるので眼後紋と言わずに眼側紋と付けました。)があります。 撮影日:2010/06/24 場所:北茨城市

腹部各節前縁に同じような班が等間隔に並び物差しのように見えるのでモノサシトンボと呼ばれるのでしょう。 撮影日:2010/07/10 場所:北茨城市

複眼を見れば可愛いと見えますが,口を見ると怖いモノサシトンボの顔。 撮影日:2010/07/05 場所:北茨城市

肩黒条中に三日月紋があることがモノサシトンボを見分ける大切なポイントです。縦長の眼側紋がはっきり見えます。 撮影日:2010/07/05 場所:北茨城市

胸部が黄緑色なのでモノサシトンボ成熟雌です。 撮影日:2010/06/24 場所:北茨城市

複眼も体色も褐色なので羽化したばかりのモノサシトンボ雌と思われます。 撮影日:2010/07/06 場所:北茨城市
モノサシトンボ科のモノサシトンボを紹介します。
近づいてもすぐ逃げないトンボです。だからよい角度から写真が写せるトンボです。腹部がこれまでのどのトンボより長く大きいと感じます。雄のイトトンボの体色は一部を除き青と黒がほとんどです。
あるとき褐色のモノサシトンボらしいものを写しました。そんな体色のトンボを見たことがなかったので,今日まで同定を保留にしていました。
アオイトトンボの羽化したばかりの未熟雌の複眼が褐色だったことから推測すると,最後の写真のは羽化したばかりのモノサシトンボ雌だとおもわれます。
このモノサシトンボを同定するのはとても簡単です。それは肩黒条中に三日月紋があるからです。雄にも雌にもあるから助かります。たまに欠損しているモノサシトンボがいますが,そのときは縦長の眼側紋を確認すれば済みます。
科名 モノサシトンボ科
和名 モノサシトンボ
大きさ 体長 38~51mm 腹長 35mm
特徴 雄の腹部第3~7節前縁に青白班があります。雌には黄緑班があります。
眼後紋というより眼側紋が縦長にならんでいます。
普通に見られる大きいイトトンボです。
肩黒条中に三日月紋があることがモノサシトンボの特徴です。
4~10月に観察されます。
モノサシは 三日月紋が 目印に
縦長の 眼側紋も ポイントだ
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モノサシトンボ

腹端には雄特有の付属器が見えるモノサシトンボ雄。縦長の眼側紋(複眼の脇にあるので眼後紋と言わずに眼側紋と付けました。)があります。 撮影日:2010/06/24 場所:北茨城市

腹部各節前縁に同じような班が等間隔に並び物差しのように見えるのでモノサシトンボと呼ばれるのでしょう。 撮影日:2010/07/10 場所:北茨城市

複眼を見れば可愛いと見えますが,口を見ると怖いモノサシトンボの顔。 撮影日:2010/07/05 場所:北茨城市

肩黒条中に三日月紋があることがモノサシトンボを見分ける大切なポイントです。縦長の眼側紋がはっきり見えます。 撮影日:2010/07/05 場所:北茨城市

胸部が黄緑色なのでモノサシトンボ成熟雌です。 撮影日:2010/06/24 場所:北茨城市

複眼も体色も褐色なので羽化したばかりのモノサシトンボ雌と思われます。 撮影日:2010/07/06 場所:北茨城市
モノサシトンボ科のモノサシトンボを紹介します。
近づいてもすぐ逃げないトンボです。だからよい角度から写真が写せるトンボです。腹部がこれまでのどのトンボより長く大きいと感じます。雄のイトトンボの体色は一部を除き青と黒がほとんどです。
あるとき褐色のモノサシトンボらしいものを写しました。そんな体色のトンボを見たことがなかったので,今日まで同定を保留にしていました。
アオイトトンボの羽化したばかりの未熟雌の複眼が褐色だったことから推測すると,最後の写真のは羽化したばかりのモノサシトンボ雌だとおもわれます。
このモノサシトンボを同定するのはとても簡単です。それは肩黒条中に三日月紋があるからです。雄にも雌にもあるから助かります。たまに欠損しているモノサシトンボがいますが,そのときは縦長の眼側紋を確認すれば済みます。
科名 モノサシトンボ科
和名 モノサシトンボ
大きさ 体長 38~51mm 腹長 35mm
特徴 雄の腹部第3~7節前縁に青白班があります。雌には黄緑班があります。
眼後紋というより眼側紋が縦長にならんでいます。
普通に見られる大きいイトトンボです。
肩黒条中に三日月紋があることがモノサシトンボの特徴です。
4~10月に観察されます。
モノサシは 三日月紋が 目印に
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キイトトンボ
2014年2月17日(月)
キイトトンボ

腹部第7節から10節まで背面に真っ黒い班があるキイトトンボ雄。キイトトンボは外のイトトンボの仲間に比べて雄でも腹部が太くがっしりしているように見えます。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市冨士ヶ丘

左のものは複眼が褐色で胸部が茶色なので未だ未熟なキイトトンボ雌(腹端が太い)。
成熟すると雄も雌も複眼が黄緑色になります。 撮影日:左2010/06/28 右2010/07/01 場所:北茨城市冨士ヶ丘
イトトンボ科のキイトトンボを紹介します。
黒い体に青い紋,橙色した体,金属光沢の体等のイトトンボを見てきた私には,黄色い色したイトトンボは新鮮に映りました。
羽化したばかりのキイトトンボの複眼は褐色に近く次第に雄も雌も黄緑色になっていくようです。また,胸部も橙色から緑色になるようです。
雄の腹部第7節~10節背面には真っ黒い班があります。雌の班は薄黒いです。
科名 イトトンボ科
和名 キイトトンボ
大きさ 体長 31~44mm 腹長 28mm
特徴 雄の腹部第7~10節背面に黒い班があります。雌の班は薄黒いです。
雄と雌の複眼は黄緑色です。
成熟した雌の胸部は黄緑ですが,腹部は黄色型と黄緑型があるようです。
5~10月に観察されます。
名の通り 腹が黄色の イトトンボ
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キイトトンボ

腹部第7節から10節まで背面に真っ黒い班があるキイトトンボ雄。キイトトンボは外のイトトンボの仲間に比べて雄でも腹部が太くがっしりしているように見えます。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市冨士ヶ丘


左のものは複眼が褐色で胸部が茶色なので未だ未熟なキイトトンボ雌(腹端が太い)。
成熟すると雄も雌も複眼が黄緑色になります。 撮影日:左2010/06/28 右2010/07/01 場所:北茨城市冨士ヶ丘
イトトンボ科のキイトトンボを紹介します。
黒い体に青い紋,橙色した体,金属光沢の体等のイトトンボを見てきた私には,黄色い色したイトトンボは新鮮に映りました。
羽化したばかりのキイトトンボの複眼は褐色に近く次第に雄も雌も黄緑色になっていくようです。また,胸部も橙色から緑色になるようです。
雄の腹部第7節~10節背面には真っ黒い班があります。雌の班は薄黒いです。
科名 イトトンボ科
和名 キイトトンボ
大きさ 体長 31~44mm 腹長 28mm
特徴 雄の腹部第7~10節背面に黒い班があります。雌の班は薄黒いです。
雄と雌の複眼は黄緑色です。
成熟した雌の胸部は黄緑ですが,腹部は黄色型と黄緑型があるようです。
5~10月に観察されます。
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オオアオイトトンボ
2014年2月16日(日)
オオアオイトトンボ

アオイトトンボと違い,成熟しても(11月になっても)胸部に白い粉を生じないオオアオイトトンボ雌。腹端が膨らんでいるので雌と分かります。 撮影日:2010/11/08 場所:水沼ダム

金属光沢の部分が赤矢印の第2側縫線まで達しているオオアオイトトンボ雌。 撮影日:2010/11/08 場所:水沼ダム

アオイトトンボ科は止まるときには翅を開いて止まるオオアオイトトンボ。 撮影日:2010/10/06 場所:水沼ダム

複眼は緑色で,胸部が金属光沢の金緑色に輝いているオオアオイトトンボ雌。 撮影日:2010/11/08 場所:水沼ダム
アオイトトンボ科のオオアオイトトンボを紹介します。
アオイトトンボに似ていて暫く同定に迷っていました。しかし,何度も写真を見ているうちに違いに気づきました。その違いは次の通りです。
①複眼の色が黄緑です。(アオイトトンボの複眼は青いです。)
②金属光沢部が第2側縫線まで届いている。
③11月下旬になっても胸部に白い粉を生じていません。(アオイトトンボは9月下旬には既に白い粉を生じています。)
オオアオイトトンボ雄は生息場所によっては青い複眼をしているそうです。この青い複眼の特徴を捉えてアオイトトンボ・オオアオイトトンボ・ホソミオツネントンボ等をまとめてアオイトトンボ科に入れていると思われます。
アオイトトンボ科の面白い特徴として,止まるときには翅を開いていることをあげることができます。
このオオアオイトトンボは樹皮に卵を産む習性があるそうです。枝が沼に被さる木を選ぶようです。
科名 アオイトトンボ科
和名 オオアオイトトンボ
大きさ 体長 41~51mm 腹長 36mm
特徴 アオイトトンボに似ています。
雌の複眼は緑色です。
成熟した雄の複眼は青と緑があるようです。
成熟しても白い粉を生じることはありません。
止まるときには,翅を開いています。
5~10月に観察されます。
この仲間 羽を開いて 止まります
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オオアオイトトンボ

アオイトトンボと違い,成熟しても(11月になっても)胸部に白い粉を生じないオオアオイトトンボ雌。腹端が膨らんでいるので雌と分かります。 撮影日:2010/11/08 場所:水沼ダム

金属光沢の部分が赤矢印の第2側縫線まで達しているオオアオイトトンボ雌。 撮影日:2010/11/08 場所:水沼ダム

アオイトトンボ科は止まるときには翅を開いて止まるオオアオイトトンボ。 撮影日:2010/10/06 場所:水沼ダム

複眼は緑色で,胸部が金属光沢の金緑色に輝いているオオアオイトトンボ雌。 撮影日:2010/11/08 場所:水沼ダム
アオイトトンボ科のオオアオイトトンボを紹介します。
アオイトトンボに似ていて暫く同定に迷っていました。しかし,何度も写真を見ているうちに違いに気づきました。その違いは次の通りです。
①複眼の色が黄緑です。(アオイトトンボの複眼は青いです。)
②金属光沢部が第2側縫線まで届いている。
③11月下旬になっても胸部に白い粉を生じていません。(アオイトトンボは9月下旬には既に白い粉を生じています。)
オオアオイトトンボ雄は生息場所によっては青い複眼をしているそうです。この青い複眼の特徴を捉えてアオイトトンボ・オオアオイトトンボ・ホソミオツネントンボ等をまとめてアオイトトンボ科に入れていると思われます。
アオイトトンボ科の面白い特徴として,止まるときには翅を開いていることをあげることができます。
このオオアオイトトンボは樹皮に卵を産む習性があるそうです。枝が沼に被さる木を選ぶようです。
科名 アオイトトンボ科
和名 オオアオイトトンボ
大きさ 体長 41~51mm 腹長 36mm
特徴 アオイトトンボに似ています。
雌の複眼は緑色です。
成熟した雄の複眼は青と緑があるようです。
成熟しても白い粉を生じることはありません。
止まるときには,翅を開いています。
5~10月に観察されます。
この仲間 羽を開いて 止まります
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アオイトトンボ
2014年2月15日(土)
アオイトトンボ

羽化したばかりの雄の複眼は薄茶色で,成熟するにつれて青くなるアオイトトンボ雄。羽化したばかりの方が金属光沢はまばゆいばかりに輝いています。 撮影日:左2010/07/10 右2010/08/20 場所:水沼ダム

更に成熟すると胸には白い粉が生じてくるアオイトトンボ雄。 撮影日:2010/09/18 場所:水沼ダム

老熟すると金属光沢に輝いていた胸は白い粉をふきあの輝きを失ってしまうアオイトトンボ雄。
腹部第2節の下側に副性器(突起物)が見られ雄であることが確認できます。 撮影日:2010/09/24 場所:水沼ダム

雄の複眼は青色で雌の方は褐色であることが分かるアオイトトンボ。 撮影日:2010/09/24 場所:水沼ダム
アオイトトンボ科のアオイトトンボを紹介します。
水沼ダムでオゼイトトンボを探していたら,薄茶色の眼をして胸に緑色の板を貼り付けたようなトンボを見つけました。その胸は金属光沢を放ち宝石のように輝いています。
早速私の図鑑で調べましたが載っていません。それから約一ヶ月後,眼が青いトンボを見つけて初めて,アオイトトンボの羽化後間もない姿であることが分かりました。その約一月後には胸や腹端の方に白粉を生じたアオイトトンボを見つけました。羽化したばかりのときと老熟した姿とは雲泥の差があり同じ種のアオイトトンボとは思えません。
アオイトトンボ雄の特徴は次のようです。
①複眼の変化・・・薄茶色→青色。
②成熟すると青い複眼に変わります。
③成熟すると腹部第9節は白くなります。第8節の下側も白いです。
④成熟すると翅を開いて止まります。
⑤成熟につれて胸部は白粉を生じてきます。
科名 アオイトトンボ科
和名 アオイトトンボ
大きさ 体長 38~45mm 腹長 31mm
特徴 オオアオイトトンボに似ています。
成熟した雄の複眼は青いです。
成熟した雄の腹部第9節と10節は白っぽいです。第8節は下側が白いです。
翅を開いたままで止まります。( 羽化したての頃は閉じています。)
5~10月に観察されます。
青い眼と 胸の緑に 魅せられる
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アオイトトンボ


羽化したばかりの雄の複眼は薄茶色で,成熟するにつれて青くなるアオイトトンボ雄。羽化したばかりの方が金属光沢はまばゆいばかりに輝いています。 撮影日:左2010/07/10 右2010/08/20 場所:水沼ダム

更に成熟すると胸には白い粉が生じてくるアオイトトンボ雄。 撮影日:2010/09/18 場所:水沼ダム

老熟すると金属光沢に輝いていた胸は白い粉をふきあの輝きを失ってしまうアオイトトンボ雄。
腹部第2節の下側に副性器(突起物)が見られ雄であることが確認できます。 撮影日:2010/09/24 場所:水沼ダム

雄の複眼は青色で雌の方は褐色であることが分かるアオイトトンボ。 撮影日:2010/09/24 場所:水沼ダム
アオイトトンボ科のアオイトトンボを紹介します。
水沼ダムでオゼイトトンボを探していたら,薄茶色の眼をして胸に緑色の板を貼り付けたようなトンボを見つけました。その胸は金属光沢を放ち宝石のように輝いています。
早速私の図鑑で調べましたが載っていません。それから約一ヶ月後,眼が青いトンボを見つけて初めて,アオイトトンボの羽化後間もない姿であることが分かりました。その約一月後には胸や腹端の方に白粉を生じたアオイトトンボを見つけました。羽化したばかりのときと老熟した姿とは雲泥の差があり同じ種のアオイトトンボとは思えません。
アオイトトンボ雄の特徴は次のようです。
①複眼の変化・・・薄茶色→青色。
②成熟すると青い複眼に変わります。
③成熟すると腹部第9節は白くなります。第8節の下側も白いです。
④成熟すると翅を開いて止まります。
⑤成熟につれて胸部は白粉を生じてきます。
科名 アオイトトンボ科
和名 アオイトトンボ
大きさ 体長 38~45mm 腹長 31mm
特徴 オオアオイトトンボに似ています。
成熟した雄の複眼は青いです。
成熟した雄の腹部第9節と10節は白っぽいです。第8節は下側が白いです。
翅を開いたままで止まります。( 羽化したての頃は閉じています。)
5~10月に観察されます。
青い眼と 胸の緑に 魅せられる
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tag : アオイトトンボ
オゼイトトンボ
2014年2月14日(金)
オゼイトトンボ 写真をクリックすると大きくなります。

雄にも雌にも眼後紋があり後頭条でつながっているオゼイトトンボ。
撮影日:左 2010/07/10 右 2010/07/15 場所:北茨城市水沼ダム

腹部第8節と第9節には小さな円形の黒紋がかすかに2つ見えているオゼイトトンボ。 撮影日:左 2010/07/10 右 2010/07/15 場所:北茨城市水沼ダム

腹部第2節にはワイングラス紋があるオゼイトトンボ雄。 撮影日:左 2010/07/10 右 2010/07/15 場所:北茨城市水沼ダム
イトトンボ科エゾイトトンボ属のオゼイトトンボを紹介します。
オゼイトトンボはエゾイトトンボ・オオイトトンボと似ていて同定が困難でした。オゼイトトンボもエゾイトトンボも図鑑に掲載されていないためにネットだけが頼りでした。手がかりは眼後紋・ワイングラス紋・腹部第4節と腹部第5節の青色紋・腹部第8節の黒紋でした。
オゼイトトンボ雄の特徴は次のようです。
①青い三角状の眼後紋があり後頭条でつながっています。
②腹部第2節にワイングラス紋があります。エゾイトトンボはキノコ状です。
③エゾイトトンボの腹部第4節と腹部第5節の青色紋は節の半分近くあります。オゼイトトンボのはそれより幅が狭いです。
④腹部第8節と第9節には小さな円形の黒紋がかすかに2つ見えています。
(3枚目の写真を拡大して見て下さい。)
科名 イトトンボ科エゾイトトンボ属
和名 オゼイトトンボ
大きさ 体長 mm 腹長 mm (分かりません)
特徴 エゾイトトンボ・オオイトトンボに似ています。
雄と雌の眼後紋は青い三角状で後頭条があります。
雄の腹部第8節にはかすかに黒い紋あります。
雄の腹部各節前縁には青色紋があり第2節~第6節までは大きいです。
雄の腹部第2節にはワイングラス紋があります。
5~8月に観察されます。
グラス紋 眼後紋を 手がかりに
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オゼイトトンボ 写真をクリックすると大きくなります。


雄にも雌にも眼後紋があり後頭条でつながっているオゼイトトンボ。
撮影日:左 2010/07/10 右 2010/07/15 場所:北茨城市水沼ダム

腹部第8節と第9節には小さな円形の黒紋がかすかに2つ見えているオゼイトトンボ。 撮影日:左 2010/07/10 右 2010/07/15 場所:北茨城市水沼ダム

腹部第2節にはワイングラス紋があるオゼイトトンボ雄。 撮影日:左 2010/07/10 右 2010/07/15 場所:北茨城市水沼ダム
イトトンボ科エゾイトトンボ属のオゼイトトンボを紹介します。
オゼイトトンボはエゾイトトンボ・オオイトトンボと似ていて同定が困難でした。オゼイトトンボもエゾイトトンボも図鑑に掲載されていないためにネットだけが頼りでした。手がかりは眼後紋・ワイングラス紋・腹部第4節と腹部第5節の青色紋・腹部第8節の黒紋でした。
オゼイトトンボ雄の特徴は次のようです。
①青い三角状の眼後紋があり後頭条でつながっています。
②腹部第2節にワイングラス紋があります。エゾイトトンボはキノコ状です。
③エゾイトトンボの腹部第4節と腹部第5節の青色紋は節の半分近くあります。オゼイトトンボのはそれより幅が狭いです。
④腹部第8節と第9節には小さな円形の黒紋がかすかに2つ見えています。
(3枚目の写真を拡大して見て下さい。)
科名 イトトンボ科エゾイトトンボ属
和名 オゼイトトンボ
大きさ 体長 mm 腹長 mm (分かりません)
特徴 エゾイトトンボ・オオイトトンボに似ています。
雄と雌の眼後紋は青い三角状で後頭条があります。
雄の腹部第8節にはかすかに黒い紋あります。
雄の腹部各節前縁には青色紋があり第2節~第6節までは大きいです。
雄の腹部第2節にはワイングラス紋があります。
5~8月に観察されます。
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セスジイトトンボ
2014年2月13日(木)
セスジイトトンボ 撮影日:2010/08/17 場所:いわき市沼部

肩黒条中に「b」のような細線があるセスジイトトンボ雄。
眼後紋は大きな青い三角状(a)で後頭条はありません。
腹部第2節にくびれた黒いワイングラス紋(c)があります。

腹部各節前縁に青い班があります。特に第3節~6節が幅広くなっています。
腹部第8節になだらかな山形の黒い線があるセスジイトトンボ雄。
イトトンボ科クロイトトンボ属のセスジイトトンボを紹介します。
セスジイトトンボ雄はムスジイトトンボ雄・オオイトトンボ雄に似ていて同定するのに困ってしまいます。それは腹部第8節~10節が青いからです。
でも,次のような特徴があるので見分けられます。
セスジイトトンボ雄の特徴
①肩黒条中に「b」のような細線があります。しかも矢印の場所で切れた線が重なっています。(クリックすると大きくなり確かめられます。)
②腹部第8節になだらかな山形の黒い線があります。
③眼後紋は大きな青い三角状(a)で後頭条はありません。
④腹部各節前縁に青い班があります。特に第3節~6節が幅広いです。
⑤腹部第2節にくびれた黒いワイングラス紋(c)があります。
①から④のような特徴があったらセスジイトトンボです。
名前には「セスジ」が付いていますが,肩黒条に細線があるので「セスジ」と呼ばれるのでしょう。
科名 イトトンボ科クロイトトンボ属
和名 セスジイトトンボ
大きさ 体長27~37mm 腹長23mm
特徴 ムスジイトトンボ・オオイトトンボ・クロイトトンボに似ています。
雄の肩黒条に細線があります。・・b
雄の眼後紋は大きな青い三角状で後頭条がありません。・・a
雄の腹部第8節にはなだらかな山形の黒い線があります。
雄の腹部第2節にはくびれたワイングラス紋があります。・・C
5~10月に観察されます。
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セスジイトトンボ 撮影日:2010/08/17 場所:いわき市沼部

肩黒条中に「b」のような細線があるセスジイトトンボ雄。
眼後紋は大きな青い三角状(a)で後頭条はありません。
腹部第2節にくびれた黒いワイングラス紋(c)があります。

腹部各節前縁に青い班があります。特に第3節~6節が幅広くなっています。
腹部第8節になだらかな山形の黒い線があるセスジイトトンボ雄。
イトトンボ科クロイトトンボ属のセスジイトトンボを紹介します。
セスジイトトンボ雄はムスジイトトンボ雄・オオイトトンボ雄に似ていて同定するのに困ってしまいます。それは腹部第8節~10節が青いからです。
でも,次のような特徴があるので見分けられます。
セスジイトトンボ雄の特徴
①肩黒条中に「b」のような細線があります。しかも矢印の場所で切れた線が重なっています。(クリックすると大きくなり確かめられます。)
②腹部第8節になだらかな山形の黒い線があります。
③眼後紋は大きな青い三角状(a)で後頭条はありません。
④腹部各節前縁に青い班があります。特に第3節~6節が幅広いです。
⑤腹部第2節にくびれた黒いワイングラス紋(c)があります。
①から④のような特徴があったらセスジイトトンボです。
名前には「セスジ」が付いていますが,肩黒条に細線があるので「セスジ」と呼ばれるのでしょう。
科名 イトトンボ科クロイトトンボ属
和名 セスジイトトンボ
大きさ 体長27~37mm 腹長23mm
特徴 ムスジイトトンボ・オオイトトンボ・クロイトトンボに似ています。
雄の肩黒条に細線があります。・・b
雄の眼後紋は大きな青い三角状で後頭条がありません。・・a
雄の腹部第8節にはなだらかな山形の黒い線があります。
雄の腹部第2節にはくびれたワイングラス紋があります。・・C
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オオイトトンボ
2014年2月12日(水)
オオイトトンボ

腹部第8節と9節が青く,第8節にはV字状の黒い紋があるオオイトトンボ雄。 撮影日:2010/09/18 場所:北茨城市

青い三角状の眼後紋と後頭条が見られるオオイトトンボ。 撮影日:2010/09/18 場所:北茨城市

腹部背面は黒く各節前縁には青色班があるオオイトトンボ雄。第3節から6節の青色班は幅広くなっています。 撮影日:2010/07/18 場所:北茨城市

複眼の上側は黒く下側は緑色になっているオオイトトンボ雄。 撮影日:2010/07/18 場所:北茨城市
イトトンボ科のオオイトトンボを紹介します。
ネットで調べられるから図鑑はいらないと思ってしまいますが,専門家が書かれた図鑑は細かく説明してあるので持っていると便利です。私は蛾やトンボの名前を調べるときに「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」(南方新社3500円+税)を使っています。
この図鑑によるとこのオオイトトンボ雄の特徴が次のように書かれてあります。
①腹部第8節と9節が全部青いです。
②腹部第8節にV字状の黒い紋があります。
③各節前縁に青い班があります。特に第3節~6節が幅広いです。
④眼後紋は大きな青い三角状で後頭条があります。
⑤肩黒条中に細線がありません。
名前には「オオ」が付いていますが,外のイトトンボと比べて,それほど大きくはないそうです。クロイトトンボ属の中では大きいという意味があるのでしょう。
科名 イトトンボ科
和名 オオイトトンボ
大きさ 体長30~40mm 腹長25mm
特徴 クロイトトンボ属の中では大きいです。
雄の眼後紋は大きな青い三角状で後頭条があります。
雄の複眼の下側は緑色です。
5~10月に観察されます。
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オオイトトンボ

腹部第8節と9節が青く,第8節にはV字状の黒い紋があるオオイトトンボ雄。 撮影日:2010/09/18 場所:北茨城市

青い三角状の眼後紋と後頭条が見られるオオイトトンボ。 撮影日:2010/09/18 場所:北茨城市

腹部背面は黒く各節前縁には青色班があるオオイトトンボ雄。第3節から6節の青色班は幅広くなっています。 撮影日:2010/07/18 場所:北茨城市

複眼の上側は黒く下側は緑色になっているオオイトトンボ雄。 撮影日:2010/07/18 場所:北茨城市
イトトンボ科のオオイトトンボを紹介します。
ネットで調べられるから図鑑はいらないと思ってしまいますが,専門家が書かれた図鑑は細かく説明してあるので持っていると便利です。私は蛾やトンボの名前を調べるときに「昆虫の図鑑 採集と標本の作り方」(南方新社3500円+税)を使っています。
この図鑑によるとこのオオイトトンボ雄の特徴が次のように書かれてあります。
①腹部第8節と9節が全部青いです。
②腹部第8節にV字状の黒い紋があります。
③各節前縁に青い班があります。特に第3節~6節が幅広いです。
④眼後紋は大きな青い三角状で後頭条があります。
⑤肩黒条中に細線がありません。
名前には「オオ」が付いていますが,外のイトトンボと比べて,それほど大きくはないそうです。クロイトトンボ属の中では大きいという意味があるのでしょう。
科名 イトトンボ科
和名 オオイトトンボ
大きさ 体長30~40mm 腹長25mm
特徴 クロイトトンボ属の中では大きいです。
雄の眼後紋は大きな青い三角状で後頭条があります。
雄の複眼の下側は緑色です。
5~10月に観察されます。
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アジアイトトンボ
《人気ブログランキングへ》2014年2月11日(火)
アジアイトトンボ

上から見ると腹部背面の黒い紋だけが写るので,真っ黒いトンボに見えるアジアイトトンボ雄。上からでも第9節が青いことが分かります。この画像は2枚の写真を必要な所だけ切り取って合成したものです。上は真上から写し,下は少し斜めから写しました。 撮影日:2010/08/25 場所:北茨城市平潟

このように横から雄を写すと腹端の青い紋の様子がよく分かります。腹部第9節(先端から2番目の節)のみが全部青いのでアジアイトトンボ雄と分かります。 撮影日:2010/08/25 場所:北茨城市平潟

下のような未熟雌が成熟するとこの写真のような成熟したアジアイトトンボ雌になります。 撮影日:2010/08/25 場所:北茨城市平潟

未熟雌アジアイトトンボは胸部も眼後紋も橙色です。成熟するとそれらは緑色に変わり,眼後紋をつないでいる後頭条は消えます。 撮影日:2010/09/01 場所:北茨城市平潟
イトトンボ科のアジアイトトンボを紹介します。
沼も池もない我が家の庭でアジアイトトンボを見つけたので不思議に思っています。おそらく平潟小近くの沼から道路沿いに飛んできたものと思っています。
アオモンイトトンボかアジアイトトンボか暫く迷っていました。しかし,腹端を観察しているうちに両者の違いに気づき同定することができました。
雄の特徴は次のようです。
①腹部第9節が全部青いです。(アオモンイトトンボは腹部第8節が全部青いです。)
②腹部第10節が下半分青いです。
③腹部第8節の下側が青いです。
④眼後紋は青い三角状です。
雌の特徴は次のようです。
⑤未熟雌の胸部は橙色をしています。
⑥未熟めすの眼後紋も橙色です。
⑦この眼後紋は線(後頭条)でつながっています。
⑧成熟するに従い後頭条は消え橙色の眼後紋は青くなります。
⑨腹部第1節と第2節背面には黒い紋があります。
科名 イトトンボ科
和名 アジアイトトンボ
大きさ 体長29~33mm 腹長22mm
特徴 雄は腹部第9節が全部青くなります。第8節下部と第10節下半分も青いです。
雄の眼後紋は小さくて青い三角状です。
未熟雌の胸部と眼後紋は橙色です。その眼後紋は橙色の後頭条でつながっています。成熟するに従って後頭条は無くなり眼後紋の色は青くなります。
雌の第1と第2腹節の背面には黒い紋があります。
4~10月に観察されます。
橙の 眼後紋は 青くなる
胸の色 やがて緑に 変わりけり
目も胸も 橙の紋 変化する 橙色が やがて緑に
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アジアイトトンボ

上から見ると腹部背面の黒い紋だけが写るので,真っ黒いトンボに見えるアジアイトトンボ雄。上からでも第9節が青いことが分かります。この画像は2枚の写真を必要な所だけ切り取って合成したものです。上は真上から写し,下は少し斜めから写しました。 撮影日:2010/08/25 場所:北茨城市平潟

このように横から雄を写すと腹端の青い紋の様子がよく分かります。腹部第9節(先端から2番目の節)のみが全部青いのでアジアイトトンボ雄と分かります。 撮影日:2010/08/25 場所:北茨城市平潟

下のような未熟雌が成熟するとこの写真のような成熟したアジアイトトンボ雌になります。 撮影日:2010/08/25 場所:北茨城市平潟

未熟雌アジアイトトンボは胸部も眼後紋も橙色です。成熟するとそれらは緑色に変わり,眼後紋をつないでいる後頭条は消えます。 撮影日:2010/09/01 場所:北茨城市平潟
イトトンボ科のアジアイトトンボを紹介します。
沼も池もない我が家の庭でアジアイトトンボを見つけたので不思議に思っています。おそらく平潟小近くの沼から道路沿いに飛んできたものと思っています。
アオモンイトトンボかアジアイトトンボか暫く迷っていました。しかし,腹端を観察しているうちに両者の違いに気づき同定することができました。
雄の特徴は次のようです。
①腹部第9節が全部青いです。(アオモンイトトンボは腹部第8節が全部青いです。)
②腹部第10節が下半分青いです。
③腹部第8節の下側が青いです。
④眼後紋は青い三角状です。
雌の特徴は次のようです。
⑤未熟雌の胸部は橙色をしています。
⑥未熟めすの眼後紋も橙色です。
⑦この眼後紋は線(後頭条)でつながっています。
⑧成熟するに従い後頭条は消え橙色の眼後紋は青くなります。
⑨腹部第1節と第2節背面には黒い紋があります。
科名 イトトンボ科
和名 アジアイトトンボ
大きさ 体長29~33mm 腹長22mm
特徴 雄は腹部第9節が全部青くなります。第8節下部と第10節下半分も青いです。
雄の眼後紋は小さくて青い三角状です。
未熟雌の胸部と眼後紋は橙色です。その眼後紋は橙色の後頭条でつながっています。成熟するに従って後頭条は無くなり眼後紋の色は青くなります。
雌の第1と第2腹節の背面には黒い紋があります。
4~10月に観察されます。
橙の 眼後紋は 青くなる
胸の色 やがて緑に 変わりけり
目も胸も 橙の紋 変化する 橙色が やがて緑に
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クロイトトンボ
《人気ブログランキングへ》2014年2月10日(月)
クロイトトンボ 画像をクリックすると大きくなります。

青い眼後紋(複眼の後方にある紋)が三角状のクロイトトンボ雄。腹部第8節と第9節が青くなっています。 撮影日:2010/06/11 場所:北茨城市

腹端突起物2つが八の字状に開くクロイトトンボ雄。このように体が黒いのでクロイトトンボと名がついたのでしょう。 撮影日:2010/06/09 場所:北茨城市

腹部第8節の青紋に黒い山が2つあるクロイトトンボ雄。成熟した雄の胸部は青白粉を帯びます。 撮影日:2010/06/09 場所:北茨城市
イトトンボ科のクロイトトンボを紹介します。
私が最初にクロイトトンボを見たのは,スイレン花咲く沼の葉上でした。次に見たのはヒシの花咲く沼の葉上でした。クロイトトンボは葉の上に止まる習性があるようです。
このトンボの同定は迷わずできました。雄には次のような特徴が見られるからです。
①腹部第8節と第9節が青くなっています。
②その第8節には三角状の黒紋が2つあります。
③腹端突起物2つは八の字に開いています。
④眼後紋は青い三角状です。
⑤成熟すると青白粉を帯びます。
⑥浮葉植物の葉上に止まります。
クロイトトンボの名は体全体が黒いから名付けられたと思われます。イトトンボの中で最も多く見られるようです。
科名 イトトンボ科
和名 クロイトトンボ
大きさ 体長27~37mm 腹長24mm
特徴 雄は腹部第8節と第9節が青くなります。
腹端の突起二つは八の字に開きます。
雄の腹部第8節には三角の黒紋2つがあります。
雄の眼後紋は青い三角状です。
成熟した雄は青白粉を帯びます。
雄は浮葉植物の葉の上に止まります。
5~10月に観察されます。
青紋に 黒山二つ 目印に
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クロイトトンボ 画像をクリックすると大きくなります。

青い眼後紋(複眼の後方にある紋)が三角状のクロイトトンボ雄。腹部第8節と第9節が青くなっています。 撮影日:2010/06/11 場所:北茨城市

腹端突起物2つが八の字状に開くクロイトトンボ雄。このように体が黒いのでクロイトトンボと名がついたのでしょう。 撮影日:2010/06/09 場所:北茨城市

腹部第8節の青紋に黒い山が2つあるクロイトトンボ雄。成熟した雄の胸部は青白粉を帯びます。 撮影日:2010/06/09 場所:北茨城市
イトトンボ科のクロイトトンボを紹介します。
私が最初にクロイトトンボを見たのは,スイレン花咲く沼の葉上でした。次に見たのはヒシの花咲く沼の葉上でした。クロイトトンボは葉の上に止まる習性があるようです。
このトンボの同定は迷わずできました。雄には次のような特徴が見られるからです。
①腹部第8節と第9節が青くなっています。
②その第8節には三角状の黒紋が2つあります。
③腹端突起物2つは八の字に開いています。
④眼後紋は青い三角状です。
⑤成熟すると青白粉を帯びます。
⑥浮葉植物の葉上に止まります。
クロイトトンボの名は体全体が黒いから名付けられたと思われます。イトトンボの中で最も多く見られるようです。
科名 イトトンボ科
和名 クロイトトンボ
大きさ 体長27~37mm 腹長24mm
特徴 雄は腹部第8節と第9節が青くなります。
腹端の突起二つは八の字に開きます。
雄の腹部第8節には三角の黒紋2つがあります。
雄の眼後紋は青い三角状です。
成熟した雄は青白粉を帯びます。
雄は浮葉植物の葉の上に止まります。
5~10月に観察されます。
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アオモンイトトンボ
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2014年2月8日(土)
アオモンイトトンボ 雄そっくり同色型雌も発見

成熟した雄のアオモンイトトンボ。 撮影日:2010/06/13 場所:北茨城市

成熟した雄のアオモンイトトンボ。下の写真のように腹部第2節の青い紋が水平でなく,bが低くなっているのは雄の証拠です。「これは私が見つけた大発見です。」 撮影日:2010/07/03 場所:北茨城市

同色型雌のアオモンイトトンボ。腹部第2節(矢印がついた部分)の青い紋がほぼ水平になっていれば雌です。「これは私が見つけた大発見です。」 撮影日:2010/06/22 場所:北茨城市

胸部が濃い橙色なので羽化間もない未熟な雌のアオモンイトトンボ。腹部背面には未だはっきりと黒条が現れていません。 撮影日:2010/07/02 場所:北茨城市

胸部が橙色なので未だ未熟な雌のアオモンイトトンボ。腹部背面にはっきりと黒条が現れています。 撮影日:2010/06/15 場所:北茨城市

胸部が橙色なので未だ未熟な雌のアオモンイトトンボ。 撮影日:2010/06/15 場所:北茨城市

未熟雌と交尾するアオモンイトトンボ。(上は雄。下は雌) 撮影日:2010/07/03 場所:北茨城市

異色型雌との交尾するアオモンイトトンボ。(上は雄。下は雌) 撮影日:2010/06/22 場所:北茨城市
イトトンボ科のアオモンイトトンボを紹介します。
アオモンイトトンボの写真を見て雄雌を見分けようとしたら,3つのタイプのアオモンイトトンボがいて頭が混乱してしまいました。たった3つだけですが,雄そっくりな雌がいたからです。
生殖器を見れば確実なのでしょうがその知識がありません。何とか外見だけで見分けられないものかと朝から何度も見比べているうちにやっと雄と同色型の雌の特徴を見つけることができました。
3枚目の写真を見て下さい。私はこのアオモンイトトンボを雄だとばかり思っていました。ところが,雄そっくりな雌がいるというので,1~3のアオモンイトトンボの性別は,つけられなくなってしまいました。それでも何か違いがあるかもしれないと探しているうちについにそれを見つけました。それは次のような違いでした。
特 徴 該当写真
同色型雌・・・aとbは,ほぼ同じ高さです。 3
雄・・・aよりもbが低くなっています。 1・2
あるサイト「Mushi Navi」に「海岸近くの水辺に多く、汽水域でも繁殖することができる。」と書いてありましたので,北茨城市にある沼という沼を調べました。すると,海に近い2つの沼にアオモンイトトンボが見られました。
科名 イトトンボ科
和名 アオモンイトトンボ
大きさ 体長31~36mm 腹長24mm
特徴 雄は腹部第8節全部と第9節下半分が青くなります。
雄の体色は青か緑です。
未熟雌の胸部は橙色で成熟するとくすんだ褐色になります。腹部背面に黒条があります。
ところが,雄そっくりな雌がいます。腹部第2節の青い紋で見分けます。
雄の眼後紋は青円型です。
未熟雌の眼後紋は角型(つのがた)で橙色の線でつながっています。
5~10月に観察されます。
青円の 眼後紋は 雄である
水平だ 第2腹節 青い紋 同色雌の 一つの違い
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2014年2月8日(土)
アオモンイトトンボ 雄そっくり同色型雌も発見

成熟した雄のアオモンイトトンボ。 撮影日:2010/06/13 場所:北茨城市

成熟した雄のアオモンイトトンボ。下の写真のように腹部第2節の青い紋が水平でなく,bが低くなっているのは雄の証拠です。「これは私が見つけた大発見です。」 撮影日:2010/07/03 場所:北茨城市

同色型雌のアオモンイトトンボ。腹部第2節(矢印がついた部分)の青い紋がほぼ水平になっていれば雌です。「これは私が見つけた大発見です。」 撮影日:2010/06/22 場所:北茨城市

胸部が濃い橙色なので羽化間もない未熟な雌のアオモンイトトンボ。腹部背面には未だはっきりと黒条が現れていません。 撮影日:2010/07/02 場所:北茨城市

胸部が橙色なので未だ未熟な雌のアオモンイトトンボ。腹部背面にはっきりと黒条が現れています。 撮影日:2010/06/15 場所:北茨城市

胸部が橙色なので未だ未熟な雌のアオモンイトトンボ。 撮影日:2010/06/15 場所:北茨城市

未熟雌と交尾するアオモンイトトンボ。(上は雄。下は雌) 撮影日:2010/07/03 場所:北茨城市

異色型雌との交尾するアオモンイトトンボ。(上は雄。下は雌) 撮影日:2010/06/22 場所:北茨城市
イトトンボ科のアオモンイトトンボを紹介します。
アオモンイトトンボの写真を見て雄雌を見分けようとしたら,3つのタイプのアオモンイトトンボがいて頭が混乱してしまいました。たった3つだけですが,雄そっくりな雌がいたからです。
生殖器を見れば確実なのでしょうがその知識がありません。何とか外見だけで見分けられないものかと朝から何度も見比べているうちにやっと雄と同色型の雌の特徴を見つけることができました。
3枚目の写真を見て下さい。私はこのアオモンイトトンボを雄だとばかり思っていました。ところが,雄そっくりな雌がいるというので,1~3のアオモンイトトンボの性別は,つけられなくなってしまいました。それでも何か違いがあるかもしれないと探しているうちについにそれを見つけました。それは次のような違いでした。
特 徴 該当写真
同色型雌・・・aとbは,ほぼ同じ高さです。 3
雄・・・aよりもbが低くなっています。 1・2
あるサイト「Mushi Navi」に「海岸近くの水辺に多く、汽水域でも繁殖することができる。」と書いてありましたので,北茨城市にある沼という沼を調べました。すると,海に近い2つの沼にアオモンイトトンボが見られました。
科名 イトトンボ科
和名 アオモンイトトンボ
大きさ 体長31~36mm 腹長24mm
特徴 雄は腹部第8節全部と第9節下半分が青くなります。
雄の体色は青か緑です。
未熟雌の胸部は橙色で成熟するとくすんだ褐色になります。腹部背面に黒条があります。
ところが,雄そっくりな雌がいます。腹部第2節の青い紋で見分けます。
雄の眼後紋は青円型です。
未熟雌の眼後紋は角型(つのがた)で橙色の線でつながっています。
5~10月に観察されます。
青円の 眼後紋は 雄である
水平だ 第2腹節 青い紋 同色雌の 一つの違い
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モートンイトトンボ
《人気ブログランキングへ》モートンイトトンボ 場所:北茨城市 撮影日:1枚目 2010/06/09 2~5枚目 2010/06/11

胸部がまだ緑色になっていないので,あと少しで成熟するモートンイトトンボ雄。目にあるチェック状の眼後紋で雄と分かります。

胸部が緑色になっているので,成熟しているモートンイトトンボ雄。目にあるチェック状の眼後紋で雄と分かります。

体全体が橙色で猫目状の眼後紋なのでモートンイトトンボ未熟雌と分かります。

腹端に近い部分が未だ橙色で猫目状の眼後紋からモートンイトトンボほぼ成熟間近雌と分かります。

腹端にごく近い部分だけが橙色で猫目状の眼後紋からモートンイトトンボほぼ成熟雌と分かります。成熟雌の腹部背面には,このような黒条があります。

上は猫目状の眼後紋からモートンイトトンボ雌です。
下はチェック状の眼後紋からモートンイトトンボ雄です。
イトトンボ科のモートンイトトンボを紹介します。
梅雨のときだけ湿地になっているような場所の草にモートンイトトンボは止まっていました。湿地の前の草に足を踏み込むと何やらか細い糸のような生き物が数匹もふんわり飛びながら次の場所に移動しました。まだ出会ったことのない昆虫の出現に目を見張りながら何が起こったのか理解できずに立っていました。
これがイトトンボ仲間との最初の出会いでありました。草に止まっているイトトンボを見ているうちに2種類以上のイトトンボがいることに気がつきました。写真を撮りましたが,このときは眼後紋(目の後方にある紋)の形状が種を決める重要なポイントであることを知りませんでしたので,また出かけて行って写し直しました。
モートンイトトンボは雄雌でも体色が違う上に,成熟の度合いでも,また,違うので同定にはこんがらかってしまいます。その違いは次のようです。
未熟 成熟 眼後紋
雄 ・・・薄橙色 胸は緑で腹は橙 チェック紋
雌 ・・・橙色 体は緑で腹部背面に黒条 猫目紋
科名 イトトンボ科
和名 モートンイトトンボ
大きさ 体長25~30mm 腹長21mm
特徴 雌の体色は橙色から緑色に変化します。
雄の体色は薄橙色から胸部のみ緑色に変化します。
雌の眼後紋は猫目紋(縦線)です。
雄の眼後紋はチェック紋です。
5~8月に観察されます。
雌雄は 眼後紋も 決め手なり
色変わる 成熟につれ モートンは
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胸部がまだ緑色になっていないので,あと少しで成熟するモートンイトトンボ雄。目にあるチェック状の眼後紋で雄と分かります。

胸部が緑色になっているので,成熟しているモートンイトトンボ雄。目にあるチェック状の眼後紋で雄と分かります。

体全体が橙色で猫目状の眼後紋なのでモートンイトトンボ未熟雌と分かります。

腹端に近い部分が未だ橙色で猫目状の眼後紋からモートンイトトンボほぼ成熟間近雌と分かります。

腹端にごく近い部分だけが橙色で猫目状の眼後紋からモートンイトトンボほぼ成熟雌と分かります。成熟雌の腹部背面には,このような黒条があります。

上は猫目状の眼後紋からモートンイトトンボ雌です。
下はチェック状の眼後紋からモートンイトトンボ雄です。
イトトンボ科のモートンイトトンボを紹介します。
梅雨のときだけ湿地になっているような場所の草にモートンイトトンボは止まっていました。湿地の前の草に足を踏み込むと何やらか細い糸のような生き物が数匹もふんわり飛びながら次の場所に移動しました。まだ出会ったことのない昆虫の出現に目を見張りながら何が起こったのか理解できずに立っていました。
これがイトトンボ仲間との最初の出会いでありました。草に止まっているイトトンボを見ているうちに2種類以上のイトトンボがいることに気がつきました。写真を撮りましたが,このときは眼後紋(目の後方にある紋)の形状が種を決める重要なポイントであることを知りませんでしたので,また出かけて行って写し直しました。
モートンイトトンボは雄雌でも体色が違う上に,成熟の度合いでも,また,違うので同定にはこんがらかってしまいます。その違いは次のようです。
未熟 成熟 眼後紋
雄 ・・・薄橙色 胸は緑で腹は橙 チェック紋
雌 ・・・橙色 体は緑で腹部背面に黒条 猫目紋
科名 イトトンボ科
和名 モートンイトトンボ
大きさ 体長25~30mm 腹長21mm
特徴 雌の体色は橙色から緑色に変化します。
雄の体色は薄橙色から胸部のみ緑色に変化します。
雌の眼後紋は猫目紋(縦線)です。
雄の眼後紋はチェック紋です。
5~8月に観察されます。
雌雄は 眼後紋も 決め手なり
色変わる 成熟につれ モートンは
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ニホンカワトンボ
《人気ブログランキングへ》ニホンカワトンボ

このように縁紋が白くても簡単に雌のニホンカワトンボとは決められません。未成熟な雄も,このように縁紋が白で体色が金属光沢の青緑色だからです。でも,腹端が膨らんでいるので雌だと分かります。冨士ヶ丘には翅が透明なニホンカワトンボだけが見られました。 撮影日:2010/06/28 場所:北茨城市冨士ヶ丘

縁紋が褐色なので雄のニホンカワトンボです。胸部や腹部の一部が白粉を帯びているので老熟なニホンカワトンボだと分かります。 撮影日:2010/06/28 場所:北茨城市冨士ヶ丘

腹端が膨らんでいて,縁紋が白いので雌のニホンカワトンボだと分かります。撮影日:2010/06/28 場所:北茨城市冨士ヶ丘
カワトンボ科のニホンカワトンボを紹介します。
北茨城市冨士ヶ丘にイトトンボを撮りに行きました。西を向いて立つと左に小川が流れ,右に休耕田が広がっている所がありました。休耕田にはあちこちに水が溜まっています。「水ある所命あり」でこういう所には必ずトンボが見られます。
静かに歩いていくとイトトンボより少し,がっちりした体のトンボが草に止まっています。後で写真を見て気がついたことですが,そのトンボには白い縁紋が見られました。
同時に,縁紋が白ではなく褐色のトンボも見られました。
ネットや図鑑で調べるとニホンカワトンボであることが分かりました。なお,このニホンカワトンボには次の6つのタイプがあることが分かりました。
縁紋が褐色の雄のニホンカワトンボ
①翅が透明
②翅が淡橙色
③翅が橙色
縁紋が白い雌のニホンカワトンボ
④翅が透明
⑤翅が淡橙色
縁紋が白く体色が金属光沢の青緑色のニホンカワトンボ
⑥未成熟な雄か,成熟した雌
⑥のようなニホンカワトンボがいるので,縁紋が白ければすぐ雌とは決められません。
しかし,雌雄は腹端を見れば下のような違いがあるので,迷うことはありません。
※雌雄の区別は腹端を見れば分かります。
雌・・・第8節と第9節が膨らんでいる。
雄・・・膨らんでいない。
今回見られたのは,①と④のニホンカワトンボでした。
未成熟な個体はメタリックな青緑色で、成熟した個体は腹全体に白い粉を帯びるそうです。
科名 カワトンボ科
和名 ニホンカワトンボ
大きさ 体長50~68mm 腹長45mm (雄の方が大きい)
特徴 雌の縁紋は白いです。(縁紋とは翅の前縁先端付近にある紋をいいます。)
雄の縁紋は褐色です。
老熟すると胸部は褐色になり腹部は白粉を帯帯びます。
5~8月に観察されます。
何となく がっちりとした 体なり
縁紋は 雌が白くて 雄茶色

このように縁紋が白くても簡単に雌のニホンカワトンボとは決められません。未成熟な雄も,このように縁紋が白で体色が金属光沢の青緑色だからです。でも,腹端が膨らんでいるので雌だと分かります。冨士ヶ丘には翅が透明なニホンカワトンボだけが見られました。 撮影日:2010/06/28 場所:北茨城市冨士ヶ丘

縁紋が褐色なので雄のニホンカワトンボです。胸部や腹部の一部が白粉を帯びているので老熟なニホンカワトンボだと分かります。 撮影日:2010/06/28 場所:北茨城市冨士ヶ丘

腹端が膨らんでいて,縁紋が白いので雌のニホンカワトンボだと分かります。撮影日:2010/06/28 場所:北茨城市冨士ヶ丘
カワトンボ科のニホンカワトンボを紹介します。
北茨城市冨士ヶ丘にイトトンボを撮りに行きました。西を向いて立つと左に小川が流れ,右に休耕田が広がっている所がありました。休耕田にはあちこちに水が溜まっています。「水ある所命あり」でこういう所には必ずトンボが見られます。
静かに歩いていくとイトトンボより少し,がっちりした体のトンボが草に止まっています。後で写真を見て気がついたことですが,そのトンボには白い縁紋が見られました。
同時に,縁紋が白ではなく褐色のトンボも見られました。
ネットや図鑑で調べるとニホンカワトンボであることが分かりました。なお,このニホンカワトンボには次の6つのタイプがあることが分かりました。
縁紋が褐色の雄のニホンカワトンボ
①翅が透明
②翅が淡橙色
③翅が橙色
縁紋が白い雌のニホンカワトンボ
④翅が透明
⑤翅が淡橙色
縁紋が白く体色が金属光沢の青緑色のニホンカワトンボ
⑥未成熟な雄か,成熟した雌
⑥のようなニホンカワトンボがいるので,縁紋が白ければすぐ雌とは決められません。
しかし,雌雄は腹端を見れば下のような違いがあるので,迷うことはありません。
※雌雄の区別は腹端を見れば分かります。
雌・・・第8節と第9節が膨らんでいる。
雄・・・膨らんでいない。
今回見られたのは,①と④のニホンカワトンボでした。
未成熟な個体はメタリックな青緑色で、成熟した個体は腹全体に白い粉を帯びるそうです。
科名 カワトンボ科
和名 ニホンカワトンボ
大きさ 体長50~68mm 腹長45mm (雄の方が大きい)
特徴 雌の縁紋は白いです。(縁紋とは翅の前縁先端付近にある紋をいいます。)
雄の縁紋は褐色です。
老熟すると胸部は褐色になり腹部は白粉を帯帯びます。
5~8月に観察されます。
何となく がっちりとした 体なり
縁紋は 雌が白くて 雄茶色
ハグロトンボ
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腹部に光が当たると金属光沢のある青緑色に輝き魅力的に見えるハグロトンボ雄。 2010/07/06 撮影日:場所:北茨城市華川町上小津田

腹部に光が当たっても褐色のままのハグロトンボ雌。 2010/07/25 撮影日:場所:北茨城市関南町

雄も雌も足には長い毛が生えているハグロトンボ。肉食だけあって口元には何本かの牙らしいものが見え怖そうです。 2010/07/25 撮影日:場所:北茨城市関南町

翅には何本もの翅脈があるのが分かります。 2010/07/01 撮影日:場所:北茨城市華川町上小津田
カワトンボ科のミヤマカワトンボを紹介します。
関南町にある牛舎の南側を江戸川(北茨城市にあっても江戸川なのです。)が流れています。橋の上から川の方を眺めました。すると,どうでしょう。何と翅が黒いトンボがひらひらと何匹も飛び交っているではありませんか。以前に関南の沼で見ていますが,写真を撮ろうと近づくと逃げられてしまい悔しい思いをしていました。何匹もいるので良い写真が撮れるだろうと期待して取り組みました。
近づけば逃げるのは同じでしたが,近寄らなくても撮れるように望遠レンズに取り換えて撮りました。
雄は腹部に光が当たると金属光沢のある青緑色に輝いて魅力的に見えます。
雌は腹部が褐色なので目立ちません。雌雄とも翅が黒いのでハグロ(羽黒)トンボといわれるのでしょう。
科名 カワトンボ科
和名 ハグロトンボ
大きさ 体長53~68mm 腹長47mm
特徴 翅が黒いトンボでひらひら飛びます。
雌の腹部は褐色です。
雄の腹部は金属光沢のある緑色です。
足には長い毛が生えています。
5~10月に観察されます。
名のいわれ 羽が黒くて ハグロなり
雄の腹 青緑色 まぶしいな

腹部に光が当たると金属光沢のある青緑色に輝き魅力的に見えるハグロトンボ雄。 2010/07/06 撮影日:場所:北茨城市華川町上小津田

腹部に光が当たっても褐色のままのハグロトンボ雌。 2010/07/25 撮影日:場所:北茨城市関南町

雄も雌も足には長い毛が生えているハグロトンボ。肉食だけあって口元には何本かの牙らしいものが見え怖そうです。 2010/07/25 撮影日:場所:北茨城市関南町

翅には何本もの翅脈があるのが分かります。 2010/07/01 撮影日:場所:北茨城市華川町上小津田
カワトンボ科のミヤマカワトンボを紹介します。
関南町にある牛舎の南側を江戸川(北茨城市にあっても江戸川なのです。)が流れています。橋の上から川の方を眺めました。すると,どうでしょう。何と翅が黒いトンボがひらひらと何匹も飛び交っているではありませんか。以前に関南の沼で見ていますが,写真を撮ろうと近づくと逃げられてしまい悔しい思いをしていました。何匹もいるので良い写真が撮れるだろうと期待して取り組みました。
近づけば逃げるのは同じでしたが,近寄らなくても撮れるように望遠レンズに取り換えて撮りました。
雄は腹部に光が当たると金属光沢のある青緑色に輝いて魅力的に見えます。
雌は腹部が褐色なので目立ちません。雌雄とも翅が黒いのでハグロ(羽黒)トンボといわれるのでしょう。
科名 カワトンボ科
和名 ハグロトンボ
大きさ 体長53~68mm 腹長47mm
特徴 翅が黒いトンボでひらひら飛びます。
雌の腹部は褐色です。
雄の腹部は金属光沢のある緑色です。
足には長い毛が生えています。
5~10月に観察されます。
名のいわれ 羽が黒くて ハグロなり
雄の腹 青緑色 まぶしいな
tag : ハグロトンボ
ミヤマカワトンボ
《人気ブログランキングへ》ミヤマカワトンボ 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市

翅の先端近くに白い偽縁紋が無い雄のミヤマカワトンボ。腹は金属光沢のある緑色できらきらと輝き奇麗です。

翅の先端近くに白い偽縁紋がある雌のミヤマカワトンボ。腹は褐色で目立たない色をしています。翅の褐色は雄は濃く雌は薄いようです。

雌雄とも翅先端に暗褐色の帯が後翅にだけあるミヤマカワトンボ。
カワトンボ科のミヤマカワトンボを紹介します。
北茨城市上小津田にある小さな川にどんなトンボが見られるか行きました。何やらひらひら飛ぶものがいましたので近寄りました。関南町を流れる江戸川には翅が真っ黒いハグロトンボが見られますが,ここに生息するトンボは翅が茶色なのです。 光の当たり具合で茶色に見えているのであろうと考えていました。観察しながら写真を撮り続けていたら,2種類のトンボがいることに気づきました。
一つは翅の色が全部茶色のトンボです。更にこのトンボの方は,腹が金属光沢のある緑色できらきらと光ります。
もう一つは,翅の先端近くに白い偽縁紋があるトンボです。前者と違ってこちらは,腹が褐色で光沢がありません。
調べた結果,茶色の翅を持つトンボの名はミヤマカワトンボでした。白い偽縁紋があるトンボの方が雌で,無い方が金属光沢のある雄だと分かりました。
ミヤマカワトンボは近づくとすぐ逃げてしまうので,撮影は何度も失敗しました。その都度追いかけ,そっと近づきながら,やっと5・6枚撮ることができました。
科名 カワトンボ科
和名 ミヤマカワトンボ
大きさ 体長62~78mm 腹長57mm
特徴 翅が茶色で暗褐色の帯が後翅先端近くにあります。
雌には白い偽縁紋があります。
日本最大のカワトンボです。
5~10月に観察されます。
翅が茶色 雄は緑で 奇麗なり
きらきらと 緑輝く 腹の色

翅の先端近くに白い偽縁紋が無い雄のミヤマカワトンボ。腹は金属光沢のある緑色できらきらと輝き奇麗です。

翅の先端近くに白い偽縁紋がある雌のミヤマカワトンボ。腹は褐色で目立たない色をしています。翅の褐色は雄は濃く雌は薄いようです。

雌雄とも翅先端に暗褐色の帯が後翅にだけあるミヤマカワトンボ。
カワトンボ科のミヤマカワトンボを紹介します。
北茨城市上小津田にある小さな川にどんなトンボが見られるか行きました。何やらひらひら飛ぶものがいましたので近寄りました。関南町を流れる江戸川には翅が真っ黒いハグロトンボが見られますが,ここに生息するトンボは翅が茶色なのです。 光の当たり具合で茶色に見えているのであろうと考えていました。観察しながら写真を撮り続けていたら,2種類のトンボがいることに気づきました。
一つは翅の色が全部茶色のトンボです。更にこのトンボの方は,腹が金属光沢のある緑色できらきらと光ります。
もう一つは,翅の先端近くに白い偽縁紋があるトンボです。前者と違ってこちらは,腹が褐色で光沢がありません。
調べた結果,茶色の翅を持つトンボの名はミヤマカワトンボでした。白い偽縁紋があるトンボの方が雌で,無い方が金属光沢のある雄だと分かりました。
ミヤマカワトンボは近づくとすぐ逃げてしまうので,撮影は何度も失敗しました。その都度追いかけ,そっと近づきながら,やっと5・6枚撮ることができました。
科名 カワトンボ科
和名 ミヤマカワトンボ
大きさ 体長62~78mm 腹長57mm
特徴 翅が茶色で暗褐色の帯が後翅先端近くにあります。
雌には白い偽縁紋があります。
日本最大のカワトンボです。
5~10月に観察されます。
翅が茶色 雄は緑で 奇麗なり
きらきらと 緑輝く 腹の色
tag : ミヤマカワトンボ
ノシメトンボ
《人気ブログランキングへ》ノシメトンボ 画像は全部クリックすると大きくなります。

成熟すると腹部背面に赤味が出てくるノシメトンボ雄。腹端を上げるのは体を大きく見せて縄張りを示しているという説と,日光で体を暖めているという説があります。 撮影日:2010/08/17 場所:友部市北山霊園

翅の端が黒褐色に染まっているのが目印のノシメトンボ。 撮影日:2008/10/19 場所:友部市北山霊園

胸部脇中央の黒条が上縁まで達している(矢印参照)ノシメトンボ。腹部には上下が橙色で中に黒い筋が見られますが,この模様が腰の部分だけ模様がある熨斗目模様の着物に似ているからノシメトンボと名付けられたようです。 撮影日:2011/07/15 場所:友部市北山霊園
トンボ科のノシメトンボを紹介します。
翅の先端が黒褐色のトンボはノシメトンボばかりと思っていました。しかし,ノシメトンボ・コノシメトンボ・リスアカネ・マユタテアカネの♀(薄黒褐色)の4種類もいることが分かり驚きました。
マユタテアカネの♀は翅端が薄黒褐色なので区別がつきます。残りのコノシメトンボとリスアカネは成熟すれば,腹部が赤くなるので区別がつきます。しかし,何時成熟したかどうか見分けられませんので胸部脇の黒条を見て区別するのが一番良いようです。
幸いにも,その黒条が3枚の写真ともよく分かるように撮れていましたので簡単に同定することができました。大切な点は3本ある黒条のうち真ん中の線が上縁まで達しているかどうかです。詳しくは次の通りです。
①ノシメトンボ ・・・太い線が上縁に達している。(3枚目の写真矢印参照)
②コノシメトンボ・・・途中で合流してから上縁に達している。
③リスアカネ ・・・上縁に達していない。
3枚の写真とも真ん中の黒条が上縁まで達していますので,ノシメトンボであると断定することができました。
熨斗目(のしめ)トンボとは武士の着物で腰に紋様があるものと,トンボの腹部脇上下が橙色で真ん中に黒い線がある模様とが似ていることから付けられたようです。
これらのトンボの見分け方が詳しく載っているサイトを紹介します。
「赤トンボいろいろ/ノシメトンボとコノシメトンボ - いきもの通信」<記事はこちら>
「アカトンボの見分け方」<記事はこちら>
科名 トンボ科
和名 ノシメトンボ
大きさ 体長41~49mm 腹長28mm
特徴 翅の先端が黒褐色です。
胸部側面の中央の黒条は太く上縁に達しています。
成熟すると雄は腹部背面が暗褐色になります。
6~11月に観察されます。
翅の先が ノシメトンボは 黒いなり
熨斗目(のしめ)とは 腹部の黒い 斑紋を

成熟すると腹部背面に赤味が出てくるノシメトンボ雄。腹端を上げるのは体を大きく見せて縄張りを示しているという説と,日光で体を暖めているという説があります。 撮影日:2010/08/17 場所:友部市北山霊園

翅の端が黒褐色に染まっているのが目印のノシメトンボ。 撮影日:2008/10/19 場所:友部市北山霊園

胸部脇中央の黒条が上縁まで達している(矢印参照)ノシメトンボ。腹部には上下が橙色で中に黒い筋が見られますが,この模様が腰の部分だけ模様がある熨斗目模様の着物に似ているからノシメトンボと名付けられたようです。 撮影日:2011/07/15 場所:友部市北山霊園
トンボ科のノシメトンボを紹介します。
翅の先端が黒褐色のトンボはノシメトンボばかりと思っていました。しかし,ノシメトンボ・コノシメトンボ・リスアカネ・マユタテアカネの♀(薄黒褐色)の4種類もいることが分かり驚きました。
マユタテアカネの♀は翅端が薄黒褐色なので区別がつきます。残りのコノシメトンボとリスアカネは成熟すれば,腹部が赤くなるので区別がつきます。しかし,何時成熟したかどうか見分けられませんので胸部脇の黒条を見て区別するのが一番良いようです。
幸いにも,その黒条が3枚の写真ともよく分かるように撮れていましたので簡単に同定することができました。大切な点は3本ある黒条のうち真ん中の線が上縁まで達しているかどうかです。詳しくは次の通りです。
①ノシメトンボ ・・・太い線が上縁に達している。(3枚目の写真矢印参照)
②コノシメトンボ・・・途中で合流してから上縁に達している。
③リスアカネ ・・・上縁に達していない。
3枚の写真とも真ん中の黒条が上縁まで達していますので,ノシメトンボであると断定することができました。
熨斗目(のしめ)トンボとは武士の着物で腰に紋様があるものと,トンボの腹部脇上下が橙色で真ん中に黒い線がある模様とが似ていることから付けられたようです。
これらのトンボの見分け方が詳しく載っているサイトを紹介します。
「赤トンボいろいろ/ノシメトンボとコノシメトンボ - いきもの通信」<記事はこちら>
「アカトンボの見分け方」<記事はこちら>
科名 トンボ科
和名 ノシメトンボ
大きさ 体長41~49mm 腹長28mm
特徴 翅の先端が黒褐色です。
胸部側面の中央の黒条は太く上縁に達しています。
成熟すると雄は腹部背面が暗褐色になります。
6~11月に観察されます。
翅の先が ノシメトンボは 黒いなり
熨斗目(のしめ)とは 腹部の黒い 斑紋を
tag : ノシメトンボ
ヤマサナエ
《人気ブログランキングへ》ヤマサナエ 撮影日:2010/07/17 場所:北茨城市関南町

ひょうきんに見えるヤマサナエの顔。サナエトンボ科特有の複眼が離れています。

胸部背面にある「L」字状の太い黄班が向かい合っているのがヤマサナエの特徴です。

サナエトンボ科の雄は腹端が「へ」の字に曲がるように思われるヤマサナエ。
サナエトンボ科のヤマサナエを紹介します。
JR常磐線西側にある関南町の田に夏の花を探しに歩いていくと,足下にオニヤンマに似たようなトンボが地面に止まっていました。でも,緑の複眼が離れているのでオニヤンマ科のトンボではないことが分かりました。腹端が横に広がっていないのでミヤマサナエでもありません。
家に帰りネットや図鑑で調べるとごく普通に見られるヤマサナエであることが分かりました。その決め手になったのは胸部背面のL字状の太い黄班です。
複眼が離れている・・・サナエトンボ科
複眼が接している・・・オニヤンマ科
科名 サナエトンボ科
和名 ヤマサナエ
大きさ 体長63~69mm 腹長47mm
特徴 複眼が緑色で離れている。
胸部背面にL字状の太い黄班が向かい合っています。
4~8月に観察されます。
似ているが 太いL字が 決め手なり
目を離し ひょうきんな顔 作り出し

ひょうきんに見えるヤマサナエの顔。サナエトンボ科特有の複眼が離れています。

胸部背面にある「L」字状の太い黄班が向かい合っているのがヤマサナエの特徴です。

サナエトンボ科の雄は腹端が「へ」の字に曲がるように思われるヤマサナエ。
サナエトンボ科のヤマサナエを紹介します。
JR常磐線西側にある関南町の田に夏の花を探しに歩いていくと,足下にオニヤンマに似たようなトンボが地面に止まっていました。でも,緑の複眼が離れているのでオニヤンマ科のトンボではないことが分かりました。腹端が横に広がっていないのでミヤマサナエでもありません。
家に帰りネットや図鑑で調べるとごく普通に見られるヤマサナエであることが分かりました。その決め手になったのは胸部背面のL字状の太い黄班です。
複眼が離れている・・・サナエトンボ科
複眼が接している・・・オニヤンマ科
科名 サナエトンボ科
和名 ヤマサナエ
大きさ 体長63~69mm 腹長47mm
特徴 複眼が緑色で離れている。
胸部背面にL字状の太い黄班が向かい合っています。
4~8月に観察されます。
似ているが 太いL字が 決め手なり
目を離し ひょうきんな顔 作り出し
tag : ヤマサナエ
ミヤマサナエ
《人気ブログランキングへ》ミヤマサナエ 撮影日:2010/08/06 場所:北茨城市

胸部背面にL字状の緑班が向き合うミヤマサナエ。腹部背面には第7節まで黄色の筋が見られます。

第7~9腹節が横に広がり,第8腹節に大きな黄班があるミヤマサナエ。

この記事の4枚の写真は同じミヤマサナエですが,腹部脇第8腹節まで黄班が並んでいないので雄だと思われます。

ミヤマサナエは複眼が離れているのでオニヤンマ科でなくサナエトンボ科の仲間です。
サナエトンボ科のミヤマサナエを紹介します。
ハッチョウトンボの雌を写そうとして道路を歩いていると突然目の前にオニヤンマに似たトンボが止まりました。
逃げないようにと祈りながら何枚か写真を撮ることにしました。途中何度か飛び去りましたが,また,戻ってくる性質がトンボにはあるのでカメラを構えて待っていました。そのようにして角度を変えながら写真を撮ることができました。
撮りながら腹端が横に広がっているからオニヤンマでないことが分かりました。更に,複眼が離れていて,しかも胸部が分厚いからオニヤンマ科でないことも分かりました。横に広がった腹端とそこにある黄班を手がかりにネットや図鑑で調べるとミヤマサナエであることが分かりました。山奥で見られるトンボなのでミヤマ(深山)サナエと呼ばれるのでしょう。
科名 サナエトンボ科
和名 ミヤマサナエ
大きさ 腹長40mm
特徴 複眼が緑色で離れています。
第7~9腹節が横に広がっています。
第8腹節に大きな黄班があります。
胸部背面にL字状の緑班があります。
5~10月に観察されます。
腹端が ミヤマは横に 広くなる

胸部背面にL字状の緑班が向き合うミヤマサナエ。腹部背面には第7節まで黄色の筋が見られます。

第7~9腹節が横に広がり,第8腹節に大きな黄班があるミヤマサナエ。

この記事の4枚の写真は同じミヤマサナエですが,腹部脇第8腹節まで黄班が並んでいないので雄だと思われます。

ミヤマサナエは複眼が離れているのでオニヤンマ科でなくサナエトンボ科の仲間です。
サナエトンボ科のミヤマサナエを紹介します。
ハッチョウトンボの雌を写そうとして道路を歩いていると突然目の前にオニヤンマに似たトンボが止まりました。
逃げないようにと祈りながら何枚か写真を撮ることにしました。途中何度か飛び去りましたが,また,戻ってくる性質がトンボにはあるのでカメラを構えて待っていました。そのようにして角度を変えながら写真を撮ることができました。
撮りながら腹端が横に広がっているからオニヤンマでないことが分かりました。更に,複眼が離れていて,しかも胸部が分厚いからオニヤンマ科でないことも分かりました。横に広がった腹端とそこにある黄班を手がかりにネットや図鑑で調べるとミヤマサナエであることが分かりました。山奥で見られるトンボなのでミヤマ(深山)サナエと呼ばれるのでしょう。
科名 サナエトンボ科
和名 ミヤマサナエ
大きさ 腹長40mm
特徴 複眼が緑色で離れています。
第7~9腹節が横に広がっています。
第8腹節に大きな黄班があります。
胸部背面にL字状の緑班があります。
5~10月に観察されます。
腹端が ミヤマは横に 広くなる
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