コオニヤンマ

《人気ブログランキングへ》コオニヤンマ   撮影日:2010/07/21 場所:北茨城市冨士ヶ丘
コオニヤンマ
複眼が離れ,胸部背面にはL字の黄色い紋が向かい合っているコオニヤンマ。腹端が下がり「へ」の字に見えます。胸部が分厚く大きくて異様に見えます。

 サナエトンボ科のコオニヤンマを紹介します。
 スイレンが咲く沼でクロイトトンボを写していたら,何とオニヤンマによく似たトンボがスイレンの葉の上に止まりました。私はオニヤンマと思いましたが,何か雰囲気が違います。サイトや図鑑で調べるとコオニヤンマだと分かりました。オニヤンマに似て体が少し小さいのでコオニヤンマと名付けられていますが,全く別の仲間です。コオニヤンマの特徴は次の通りです。
 ①名前にヤンマと付きますが,サナエトンボ科に属します。
 ②複眼は緑色で離れています。
 ③胸部背面にある黄色の紋はL字が向かい合っているように見えます。
 ④昨日紹介したオニヤンマは,ぶら下がって止まりますが,コオニヤンマは腹が横になるように止まります。
 ⑤雄の腹端は下に曲がり「へ」の字に見える。

 科名 サナエトンボ科
 和名 コオニヤンマ
 大きさ 体長80~90mm 腹長60mm
 特徴 複眼が緑色。サナエトンボ科の中で日本最大種。
     複眼は離れている。
     止まり方はずぶら下がらずに物の上に乗るような感じです。
     5~10月に観察されます。

よく似てる ヤンマと違い 目が離れ 止まるときには ぶら下がりせず


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オニヤンマ

《人気ブログランキングへ》オニヤンマ
オニヤンマ
腹端から突き出た産卵管が見られないので雄のオニヤンマとわかります。 撮影日:2010/09/18 場所:北茨城市冨士ヶ丘

オニヤンマ
複眼が離れてなく接しているように見えるオニヤンマ。枝にぶら下がるオニヤンマ。 撮影日:2010/08/03 場所:北茨城市冨士ヶ丘

オニヤンマ
息絶えて何日か過ぎるとあの緑色に輝いていた複眼は焦げ茶色になってしまうオニヤンマ。 撮影日:2010/09/04 場所:いわき市勿来町6号国道で発見

オニヤンマ
雌のオニヤンマには腹端より長い産卵管があります。 撮影日:2010/09/04 場所:いわき市勿来町6号国道で発見

 オニヤンマ科のオニヤンマを紹介します。
 道路やへりに沿って何度も往復する姿をよく見かけます。ほとんど休まず活動しますので,止まったときを逃さず写真を撮るしかありません。
 オニヤンマの止まり方で驚いたのは,腹端を上げたり,腹を水平にしたりせずにぶら下がることがあることです。

 オニヤンマを捕まえたいと思うのは大きいことと複眼が緑色に輝いているからだと思っています。明日紹介するサナエトンボ科との違いの1つに複眼の位置が上げられます。下のような違いがあります。
 オニヤンマ科の複眼 ・・・点で接するかごくわずか離れています。
 サナエトンボ科の複眼・・・離れています。

 勿来海水浴場に自転車で向かう途中,息絶えたオニヤンマを見つけました。帰り忘れずに持ち帰ろうと道路の隅に置いておきました。ところが,運悪く忘れてしまい次の日,家に持ち帰りました。
 オニヤンマの姿を見て2つ驚いたことがあります。一つは緑色に輝いていた目が焦茶色になっていたことです。もう一つは産卵弁が長く腹端をこしていたことです。この腹端の様子から雌のオニヤンマと分かりました。無事産卵を終え役目を果たして息が絶えたオニヤンマを私が見つけたのでしょう。

 科名 オニヤンマ科
 和名 オニヤンマ
 大きさ 体長90~103mm 腹長72mm
 特徴 複眼が緑色。日本最大のトンボ。雌の方が大きい。
    複眼は点で接するか,ごくわずか離れている。
    産卵弁は長く腹端をこす。
    水平に止まらずぶら下がる。
    6~10月に観察されます。

目が緑 離れず並ぶ オニヤンマ

止まり方 横にはならず ぶら下がる



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コシアキトンボ

《人気ブログランキングへ》コシアキトンボ
コシアキトンボ
雄も雌も後翅の付け根が黒いです。黄白色の部分に黒の横縞があれば雌のコシアキトンボです。このコシアキトンボは黒の横縞がありませんから雄です。 撮影日:2011/07/11 場所:北茨城市平潟町

コシアキトンボ
腹が白くて空いたように見えるのでコシアキトンボと名付けられました。顔を見ただけでも白いので雄と分かります。 撮影日:2011/07/11 場所:北茨城市平潟町

コシアキトンボ
顔(前額)が白い雄のコシアキトンボ。雄は成熟するとこのように腹部第3~4節が黄白色から白くなります。 撮影日:2011/07/03 場所:北茨城市平潟町

 トンボ科のコシアキトンボを紹介します。
 コシアキトンボを写すのは大変です。雄は自分の縄張りを守るために絶えず行ったり来たりしています。休むのはほんの少しです。その機会を逃したらまた暫くの間,待たなければなりません。そんなとき,雄が進入すると追い出しにかかりますので,ますます待つ時間が長くなります。
 コシアキトンボは見た瞬間,名前が分かります。それは腹の部分が白いからです。丁度,両側が黒く間が空いているように見えるから腰空(コシアキ)トンボと名前が付けられたのでしょう。

 雄の体の特徴は次の通りです。
  ①顔(前額)が白いです。未成熟時は黄色で次第に白くなります。
  ②腹部第3~4節が未成熟時は黄白色,成熟すると白く変わります。
  ③後翅の付け根が黒いです。

 雌の体の特徴は次の通りです。
  ①腹部第3~4節が黄白色で,途中黒い横縞が入っています。
  ②顔(前額)は黒いです。
  ③後翅の付け根が黒いです。

 科名 トンボ科
 和名 コシアキトンボ
 大きさ 体長41~50mm 腹長30mm
 特徴 雄の腹部第3~4節は未成熟時は黄白色,成熟すると白く変わります。
    雌の腹部第3~4節は黄白色で黒い横縞があります。
    雌の顔(前額)は黒く,雄の顔は成熟するにつれ黄色から白く変わります。
    後翅の付け根が雄も雌も黒いです。
    6~10月に観察されます。

腹と顔 白くて目立つ 雄の方

雌の方 腹は黄色で 顔は黒



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シオカラトンボ

《人気ブログランキングへ》シオカラトンボ   撮影日:2010/07/10 場所:北茨城市水沼ダム
シオカラトンボ
顔(前額)が水色なのでシオカラトンボの雄と分かります。腹が平たくいまにも折れそうな感じに見えてしまいます。

シオカラトンボ
雌と未成熟な雄はこのような姿をしていて区別がつかないシオカラトンボ。もう少し後ろに回って尾部上付属器を写真に撮れば区別をすることができました。

 トンボ科のシオカラトンボを紹介します。
 前日紹介したオオシオカラトンボににていますが,雄は顔(前額)の色で,雌と未成熟な雄は腹の斑模様で区別することができます。
 最初の写真のように雄の顔(前額)は水色で複眼は青緑色をしています。
 一方,雌の前額は黄褐色です。

 シオカラトンボの腹にある黄色の斑模様が円弧を描くのでオオシオカラトンボの雌と区別がつきます。

 やっかいなことに,雌と未成熟な雄の体色は似ていて紛らわしいのです。雄雌を確実に区別するには,腹端(尾部上付属器(びぶじょうふぞくき))の様子に頼るのが一番良いようです。そこにある左右の2本を尾毛(びもう)と呼びますが,その間にある三角突起が見られれば雌です。

 残念ながら,2枚目の写真は尾部上付属器がはっきり写っていないので,雌か未成熟な雄かは分かりません。

シオカラトンボの性別判断に詳しいサイト<記事はこちら>を紹介します。

 科名 トンボ科
 和名 シオカラトンボ
 大きさ 体長50~55mm 腹長36mm
 特徴 成熟した雄の複眼は青緑色で顔(前額)は薄い青色です。
     雌と未熟な雄の体色は茶褐色です。
     雌の腹端突起物(尾部上付属器)には2本の棒状突起物(眉毛びもう)と間に三角状突起物があります。
     雄の腹は平たく折れそうな感じに見えます。
     4~10月に観察されます。

顔の色 雄は水色 雌黄色

折れそうな 腹を持ってる 雄たちは



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オオシオカラトンボ

《人気ブログランキングへ》オオシオカラトンボ
オオシオカラトンボ
顔にはハラビロトンボのような水色に輝くものは無く黒褐色の顔をしているオオシオカラトンボ雄。青い腹と胸が素敵に見えます。 撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市水沼ダム

オオシオカラトンボ
雄の後翅付け根にも黒い紋があるオオシオカラトンボ雄。腹は黒くなる前の所までは,ほぼ同じ太さです。 撮影日:2010/09/18 場所:北茨城市水沼ダム

オオシオカラトンボ
第8腹節が膨らんでいるオオシオカラトンボ雌。 撮影日:2010/09/18 場所:北茨城市水沼ダム

オオシオカラトンボ
雌と未成熟の雄はよく似ています。第8腹節に膨らみがないので未成熟なオオシオカラトンボ雄と思われます。 撮影日:2011/07/15 場所:友部北山霊園

 トンボ科のオオシオカラトンボを紹介します。
 腹部が青色のトンボはシオカラトンボ・ハラビロトンボ・オオシオカラトンボ・コフキトンボの4種類もいるとは知りませんでした。どれもシオカラトンボだと思っていました。しかし,それぞれ特徴があって区別できることが分かりました。
 オオシオカラトンボの特徴を挙げると次の通りです。
  ①後翅の付け根が雄も雌も黒くなります。(4種類の中で黒くなるのはオオシオカラトンボだけです。)
  ②顔が黒褐色でハラビロトンボのように水色の部分はありません。
  ③雄の腹は青い部分がほぼ同じ太さになっています。

 科名 トンボ科
 和名 オオシオカラトンボ
 大きさ 体長51~61mm 腹長34mm
 特徴 雄も雌も後翅の付け根が黒くなります。
    顔は黒褐色で水色に輝く部分はありません。
    雌の第8腹節は膨らんでいます。
    5~10月に観察されます。

雄雌で 共に付け根が 黒いなり

顔黒く 青い輝き ありません



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ハラビロトンボ

《人気ブログランキングへ》ハラビロトンボ   写真をクリックすると全て大きくなります。
ハラビロトンボ
クリックして拡大すると青い帽子を被った達磨さんのような顔に見えるハラビロトンボ雄。 撮影日:2010/07/17 場所:北茨城市関本町

ハラビロトンボの顔
上の写真を拡大したハラビロトンボ雄の顔。目を入れたら達磨さんそっくりになるでしょう。クリックすると更に大きくなります。 

ハラビロトンボ
顔に光が当たるとますます青く輝くハラビロトンボ雄。 撮影日:2010/07/05 場所:北茨城市関本町

ハラビロトンボ
一見シオカラトンボの雄と見間違ってしまうハラビロトンボおす。腹が扁平で短いのがハラビロトンボの特徴です。 撮影日:2010/07/02 場所:北茨城市関本町

ハラビロトンボ
未熟な雄もこのような体色をしているハラビロトンボ雌。拡大すると腹端には2本の棒状突起物の間に半円状のものが見えます。 撮影日:2010/06/24 場所:北茨城市関本町

ハラビロトンボ
腹端には2本の棒状突起物の間に半円状のものが見えるからこのトンボもハラビロトンボ雌です。 撮影日:2010/07/05 場所:北茨城市関本町

 トンボ科のハラビロトンボを紹介します。
 6月下旬,北茨城市関本町の沼に向かう途中,休耕田がありました。体色が黄色と青色のトンボが目に止まりました。写した画像を見ると腹が押し潰されて扁平な感じのトンボでした。腹の長さが短いので横幅が余計広く見えます。これがハラビロトンボと名が付いた由来でしょう。
 雄も雌も未熟なうちは体色が黄色です。やがて,雄の体色は青くなります。
 雌の腹端には2本の突起物とその間に黄色い半円状のものが見られます。

 何よりも面白いのは雄の顔です。白い部分が達磨さんの顔に見えるからです。
 次に目を惹くのは,顔にある青色に見える部分です。特に光が当たると青く輝き素敵です。
 雌にもあるようですがハラビロトンボは警戒心が強くて近づくとすぐ逃げられてしまい正面から写せませんでした。斜め上からの画像で辛うじて青い部分があると確認できる状態です。

 科名 トンボ科
 和名 ハラビロトンボ
 大きさ 体長31~39mm 腹長22mm
 特徴 腹部が上下に押し潰されたように扁平で,幅広く腹の長さは短い。
    雄の腹部は青く,雌は黄色で黒い縦縞模様があります。
    未熟な雄も黄色で黒い縦縞模様があります。
    雌の腹端には2本の突起物の間に黄色の半円状のものがあります。
    6~10月に観察されます。

白いとこ 達磨に似てる 雄の顔

雄雌も 未熟なうちは 黄色なり

前額(まえひたい) 青く輝き 惹きつける



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ネキトンボ

《人気ブログランキングへ》ネキトンボ   撮影日:2010/07/01 場所:北茨城市水沼ダム
ネキトンボ
翅の付け根が黄橙色のネキトンボ雄。付け根が黄色でネキ(根黄)トンボの名前が付けられました。

 トンボ科のネキトンボを紹介します。
 一見,腹部が赤くなるアキアカネに似ていますが,翅の付け根が黄橙色なので区別がつきます。このように付け根が黄であることが名前の由来と思われます。
 このネキトンボを撮影したのは7月1日なので,早くから腹部が赤くなるようです。

 科名 トンボ科
 和名 ネキトンボ
 大きさ 体長37~44mm 腹長26mm
 特徴 翅の付け根が黄橙色です。
    雄は早く腹部が赤くなるようです。
    6~11月に観察されます。

翅の付け根 黄色に染まる ネキトンボ


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マユタテアカネ

《人気ブログランキングへ》マユタテアカネ   撮影日:2010/07/18 場所:冨士ヶ丘
マユタテアカネ
腹端の突起物が反り上がるマユタテアカネの雄。胸の中央にある黒条は下の方で太い線でつながらずにぽつんと孤立しているように見えます。(アキアカネの写真4枚目の黒条と見比べて下さい。)

マユタテアカネ
顔の中央にある黒い紋は眉ではなく鼻の穴に見えてしまいまうマユタテアカネの顔。

マユタテアカネ
今年の秋には成熟した赤いマユタテアカネを撮りたいと思っています。

 トンボ科のマユタテアカネを紹介します。
 このトンボの雄も腹部が赤くなります。雌は成熟しても黄褐色のものも赤くなるものもいるようです。さらには,ノシメトンボのように翅の先端が褐色になるものもいます。それは他のアカネ属との異種間交尾がマユタテアカネの雄に見られることに原因がありそうです。
 マユタテアカネには3つの部分に特徴があります。
  ①顔
  ②腹端
  ③胸の黒条

 最初は①の顔からです。
 何と言ってもマユタテアカネの特徴は眉に見立てた黒い紋が顔にあることです。縦長の黒紋を立った眉に見立てていますが,私にはどうも眉には見えず鼻の穴に見えてしまいます。だからといってハナアナアカネやブタハナアカネでは品がないので,マユタテアカネと命名したのでしょう。

 次は②の腹端です。
 アキアカネやショウジョウトンボの雄の腹端からは2本の突起物が真っ直ぐ出ています。ところが,最初の写真のようにマユタテアカネは上に反り返っています。 
 3番目は③の胸の黒条です。
 アキアカネの最後の写真に水色で示した先端が尖った黒条がありますが,マユタテアカネには下の所が太い線でつながっておらずに極細い線でつながっているように見える黒条があります。

 以上の3つの理由で私は,これらの写真のトンボをマユタテアカネとしました。今年は成熟してもっと赤くなったマユタテアカネを写真に撮りたいです。

 科名 トンボ科
 和名 マユタテアカネ
 大きさ 体長30~38mm 腹長24mm
 特徴 腹端の先端が上に反り返ります。
    雄は腹部が赤くなります。
    顔に黒い斑点が2つ並び名前の由来となっています。
    6~11月に観察されます。
    雄は他のアカネ属との異種間交尾が見られることがあるそうです。

黒い紋 眉には見えず 鼻の穴


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tag : マユタテアカネ

アキアカネ

《人気ブログランキングへ》アキアカネ
アキアカネ
腹端から出ている2本の突起物が離れていないので雄のアキアカネと分かります。 撮影日:2008/10/19 場所:北茨城市冨士ヶ丘

アキアカネ
腹端から出ている2本の突起が離れているので雌のアキアカネです。腹端ほど次第に細くなるのが雌の特徴です。 撮影日:2008/10/18 場所:北茨城市冨士ヶ丘

アキアカネ
交尾中のアキアカネ。寒い青森県では赤くなるのが早いのでしょうか。 撮影日:2000/09/19 場所:青森県弘前市

アキアカネ
未熟なアキアカネはこのように黄褐色をしています。どの写真もそうですがクリックすると大きくなります。水色の部分の黒条の先端が尖っているのが分かります。アキアカネとナツアカネの区別はこの部分を見るのが1番です。 撮影日:2010/07/15 場所:北茨城市下小津田休耕田

 トンボ科のアキアカネを紹介します。
 昨日紹介しましたナツアカネと似ているトンボがアキアカネです。未成熟のときは最後の写真のように両者は黄褐色です。この時期には水色矢印↓で示した部分で見分けるのが一番確実です。この写真のように先端が尖っていればアキアカネです。 一方,ナツアカネの方は先端が直角に切られたように平になっています。

 最初の写真は,成熟したアキアカネの雄です。そう判断できるのは次の通りです。  ①10月中旬になっても胸の部分が赤くないからアキアカネです。
  ②腹部が一旦細くなりまた太くなって細くなっています。
  ③腹端から2本の突起物が出ています。

 2枚目の写真はアキアカネの雌です。そう判断できるのは次の通りです。
  ①10月中旬になっても胸の部分が赤くないからアキアカネです。
  ②腹部が腹端に進むつれて次第に細くなっています。
  ③腹端から出ている2本の突起物が離れています。

 3枚目の写真は交尾中のアキアカネです。

 羽化したてのアキアカネは休耕田で観察できます。

 昨日,紹介した外に両者の違いを詳しく説明しているのは次のサイト「類似 アキアカネとナツアカネ : 蝶鳥ウォッチング」<記事はこちら>です。

 科名 トンボ科
 和名 アキアカネ
 大きさ 体長33~46mm 腹長26mm
 特徴 胸の黒条の先端が尖ります。
    成熟しても顔・胸は赤くなりません。
    休耕田等で生育する。
    6~11月に観察されます。

腹だけが 赤い蜻蛉が アキアカネ

胸の線 先が尖るぞ アキアカネ

羽化したて 田んぼの周り 飛び回る やがて山行く 暑さを避けて


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tag : アキアカネ

ナツアカネ

《人気ブログランキングへ》ナツアカネ
ナツアカネ
茶色の複眼を除いて全身真っ赤なナツアカネの雄。顔も胸も腹も赤いことが分かります。 撮影日:20010/09/18 場所:北茨城市

ナツアカネ
雌は胸まで赤くなりませんのでこのナツアカネは雄です。 撮影日:2009/09/19 場所:北茨城市

ナツアカネ
このナツアカネも胸が赤いので雄です。 撮影日:2006/09/11 場所:北茨城市

 トンボ科のナツアカネを紹介します。
 今日,取り上げるアカトンボは,ナツアカネなのかアキアカネなのか大変悩みました。胸の黒い紋が分からないと,ナツアカネとアキアカネは似ていて同定するのが難しい種です。
 胸の黒い紋がはっきり写すことができれば一番確実なのですが,大抵の場合,水平にのばした羽が邪魔になって上手く写せません。胸の黒紋が分からない写真を手がかりにして,何とか分からないものかといろいろ調べたました。
 私なりに知り得た成熟した雄の違いは下の通りです。

 雄のナツアカネの特徴     雄のアキアカネの特徴
  ①顔・胸・腹が赤くなる。   ①腹が赤くなる。

 両者の区別方法について詳しく載せているサイト「いきもの通信 Vol.425[今日のいきもの]アキアカネとナツアカネの判別方法」<記事はこちら>を紹介します。

 科名 トンボ科
 和名 ナツアカネ
 大きさ 雄の腹長23mm 体長33~41mm
 活動 6~11月に観察されます。

ナツアカネ 顔胸腹も 赤くなる

ナツアカネ 雌は腹だけ 赤くなる



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ショウジョウトンボ

《人気ブログランキングへ》ショウジョウトンボ   撮影日:2010/07/16 場所:平潟
ショウジョウトンボ
全身が目の覚めるような赤い色のショウジョウトンボ。 

ショウジョウトンボ
翅の付け根が橙色になるショウジョウトンボ。普通見かける赤蜻蛉より少し大きめです。 

ショウジョウトンボ
水面近くを飛んで自分の縄張りを守るショウジョウトンボ。このショウジョウトンボは足まで赤くなります。 

 トンボ科のショウジョウトンボを紹介します。
 今日紹介するショウジョウトンボは,三日前(2014-01-18)に紹介したチョウトンボと同じ場所で観察されました。あのような小さな池に4種類以上のトンボがいるなんて驚きですが,まさに「水あるところトンボあり」です。
 これら3枚の写真は初夏の夕方,チョウトンボを探していましたら何と目の前に全身真っ赤なトンボが茎の先に止まりました。アカトンボにしては少し体色が違う感じを受けたので写真を撮ったものです。
 ネットや図鑑で調べますとショウジョウトンボであることが分かりました。ショウジョウ(猩猩)とは全身が赤い毛で覆われた伝説の動物ですが,その色に似ていることからショウジョウトンボと名が付いたのでしょう。
 2枚目の写真のように翅の付け根が橙色です。雌の体色は黄褐色です。

 科名 トンボ科
 和名 ショウジョウトンボ
 大きさ 体長44~55mm
 特徴 翅の付け根が橙色です。
    5~10月に観察されます。

水面を 赤蜻蛉飛ぶ 初夏の池

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tag : ショウジョウトンボ

ミヤマアカネ空飛ぶ宝石

《人気ブログランキングへ》ミヤマアカネ 空飛ぶ宝石
ミヤマアカネ
光が当たると腹も顔も縁紋(翅の前縁にある赤い紋)も明るく赤く輝くミヤマアカネ。 撮影日:2010/07/11 場所:北茨城市冨士ヶ丘

ミヤマアカネ
縁紋は蛍光色に輝き宝石のように見えます。それで,日本一,いや世界一美しいアカトンボという方がいるミヤマアカネ。飛ぶ姿は空飛ぶ宝石のようです。 撮影日:2010/07/11 場所:北茨城市冨士ヶ丘

ミヤマアカネ
羽化後しばらくの間は,雄も雌も体の色は黄土色をしてるミヤマアカネ。 撮影日:2010/06/28 場所:北茨城市冨士ヶ丘

 トンボ科のミヤマアカネを紹介します。
 私はナツアカネの写真を撮って名前を調べるまで,腹部が赤いトンボをアカトンボというのだとばかり思っていました。ところが,腹部が赤いトンボにはナツアカネの外にショウジョウトンボ・ミヤマアカネ等3種類以上いることが分かり驚きました。
 ミヤマアカネの写真を撮りながら,翅の先端付近に黒褐色の帯があるので,このトンボはノシメトンボかなと思っていました。でも,光が当たると蛍光色のように明るく赤く輝く部分(縁紋)が前縁にあることに気がつきました。腹部の赤色と同じくらい輝いていて宝石を見ているようでした。飛んでいる姿はまるで空飛ぶ宝石です。
 だから,このミヤマアカネを日本一,いや世界一美しいアカトンボという方がいるのでしょう。ところが,羽化したときからこのように鮮やかな色をしているかというとそうではありません。羽化してからしばらくの間は,最後の写真のように黄土色をしています。縁紋も赤くなく白っぽく見えます。雌は縁紋が11月頃桃色になるようですが,体の色もくすんだ桃色になるようです。雄だけが鮮やかな赤い色に変わるのです。

 この雄と雌の色の変化について詳しく知りたい方は「ミヤマアカネの世界」<記事はこちら>をご覧下さい。

 このミヤマアカネはミヤマ(深山)と名が付いていますが,奥山ではなく里山辺りで見られます。東日本には普通に見られ,西日本には多くないそうです。

 科名 トンボ科
 和名 ミヤマアカネ
 大きさ 体長32~39mm
 特徴  翅には翅頂より内側に黒褐色の太い帯があります。翅頂付近からその帯にかかる縁紋(えんもん)があります。
     雄の翅の縁紋(えんもん)は白から赤に変化します。
     雌の縁紋は桃色になりますが,雄より時期が遅いようです。
     6~12月に見られます。

縁紋も ミヤマアカネは 赤くなり

顔も赤 腹も赤くて 縁紋も



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チョウトンボ

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チョウトンボ
光の当たり具合によって輝く色の様子が微妙に違ってくる雄のチョウトンボ。 撮影日:2010/08/03 場所:北茨城市平潟町

チョウトンボ
翅に光が当たり紫の色が赤紫・青・水色に輝く雄のチョウトンボ。 撮影日:2010/08/03 場所:北茨城市平潟町

チョウトンボ
翅の紋様の大きさ・形には個体差がある雄のチョウトンボ。前翅の翅頂にはこのトンボだけ黒い紋が2つあります。 撮影日:2010/08/03 場所:北茨城市平潟町

チョウトンボ
後翅の幅が前翅より広いことがチョウトンボの仲間の特徴です。 撮影日:2010/08/03 場所:北茨城市平潟町

チョウトンボ
腹端を高く上げて自分の縄張りを誇示している雄のチョウトンボ。 撮影日:2011/07/15 場所:友部市北山霊園蓮池

 トンボ科のチョウトンボを紹介します。
 北茨城市関南町には大きな川が流れていないので,灌漑用としてあちこちに沼があります。その中の1つにヒシが生育している池があります。この沼で私は,初めてチョウトンボを見たのです。翅に光が当たると青紫色が赤紫・青・紺・黒に分かれ,溜め息が出るほど奇麗な色に輝いて見えます。あいにくこのときは,カメラがなかったので,後で行って見ると沼の周りは金網で囲まれ護岸工事がなされていました。その工事のためか,チョウトンボの姿を見ることができませんでした。
 もうこれでチョウトンボは見ることができなくなったとがっかりしていました。 ところが,イトトンボの写真を撮ろうと平潟小の北側にある小さな池に出かけたところ何とあの奇麗なチョウトンボが飛んでいるではありませんか。私はもうすっかり嬉しくなって,キャノンの一眼レフカメラを取り出し何枚も写しました。
 チョウトンボの名のいわれは,2つあるようです。
 ①チョウのようにひらひら飛ぶから。
 ②翅はほとんど透明なものが多いのに,チョウのような奇麗な翅があるから。

 素早く飛ぶ姿を見ていて,何か納得できずに私はいました。でも,②の理由も付け加えて,「ひらひら飛ぶときがあってチョウのように奇麗な翅を持っているから」チョウトンボと名が付いていますと説明されたら説得力があると思っています。

 科名 トンボ科
 和名 チョウトンボ
 大きさ 腹長24mm
 特徴 雄の翅の色は青紫色で雌は黒ずんだ色です。
    6~9月に観察されます。

紫の 色の変化が 美しく 夏の水辺で うっとりとする

翅に光り 当たりて色が 様様に 

水あれば 町の中でも トンボあり



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ハッチョウトンボの♀

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ハッチョウトンボの♀   撮影日:2010/08/06 場所:北茨城市
ハッチョウトンボ
光が当たり赤味がかった茶色の紋に見えるハッチョウトンボの♀。派手な色の雄とは対照的に,雌は地味な色をしていると分かっていれば,わざわざ後から写真を撮りに行かなくてすんだのです。

ハッチョウトンボ
腹部にある茶色の紋は光が当たらないと暗い茶色のままです。天敵に見つからないように,このようなくすんだ色をしているハッチョウトンボの♀

 トンボ科のハッチョウトンボの雌を紹介します。
 前回は雄<記事はこちら>を紹介しましたので今回は雌です。2010年7月15日のお昼頃は,目の覚めるような鮮やかな赤い色をしたハッチョウトンボを撮り気をよくしていました。
 ところが,夕方には後悔の念に駆られました。というのも,雄とは似ても似つかない地味な色をしている雌の写真を撮らないで帰って来たからです。雌も一緒に居たのでしょうが,目立たぬ色のためか見つけられなかったのでょう。
 その地味な雌を見つけて写真を撮りたくなったので,3週間後にハッチョウトンボが棲んでいる湿地に向かいました。湿地の中に立っていると何やら小さい昆虫が飛んでいました。止まった場所に近づくと,何と雌のハッチョウトンボでした。茶色(日光が当たると赤い色に見える)と白や黒の縞模様が腹部にあるので確信を持ちました。

 名前のいわれは江戸時代の頃,名古屋市の矢田川付近だけに見られたトンボなので,そこの古い地名からハッチョウトンボと名付けられたようです。

 科名 トンボ科
 和名 ハッチョウトンボ
 大きさ 体長17~21mm
 特徴 頭から腹端までが一円玉(直径2cm)とほぼ同じ大きさです。
    雄の体の色は橙色から赤く変わます。
    雌は地味で茶・白・黒等の横縞模様があります。
    5~9月に観察される。

雌を未だ 撮っていないと 気づくへま

ハッチョウも 目立たぬ雌と 派手な雄



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tag : ハッチョウトンボの♀

ハッチョウトンボの雄

《人気ブログランキングへ》ハッチョウトンボの雄   撮影日:2010/07/15 場所:北茨城市
ハッチョウトンボ
複眼の下が黒く頬ひげが濃い奴さんの顔立ちのようなハッチョウトンボの雄。

ハッチョウトンボ
翅の付け根が橙黄色をしているハッチョウトンボの雄。

ハッチョウトンボ
体長が一円玉(直径が2㎝)と同じくらいのハッチョウトンボの雄。

 トンボ科のハッチョウトンボを紹介します。
 ハッチョウトンボを以前から見たいと思ってましたが,どんな所にいるのか分からず見つけることができずにいました。
 ところがある湿地に行きましたら,体の色はナツアカネにそっくりなのですが,体長がずっと小さいトンボが茎に止まっていました。大きさから考えてこのトンボが,ハッチョウトンボだと思いましたので,いろいろな角度から写真を撮りました。撮っていてハッチョウトンボの顔を見たときにひげで頬が黒い奴さんのように見えおかしくなってしまいました。
 図鑑やネットで調べると以下の三点が合っているのでハッチョウトンボであることが分かりました。
 ①大きさが小さい。
 ②翅の付け根が橙黄色。
 ③複眼の下が黒い。

 江戸時代の頃,名古屋市の矢田川付近で最初に発見され,そこの古い地名がハッチョウトンボの名のいわれのようです。

 科名 トンボ科
 和名 ハッチョウトンボ
 大きさ 体長17~21mm
 特徴 頭から腹端までが一円玉(直径2cm)とほぼ同じ大きさです。
    雄の体の色は橙色から赤く変わます。
    雌は地味で茶・白・黒等の横縞模様があります。
    5~9月に観察される。

雄の顔 奴のようで 面白く


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ナミスジフユナミシャクの雌 またも発見 

《人気ブログランキングへ》ナミスジフユナミシャク
ナミスジフユナミシャク
2013/12/26に見つけた雌と同じく前翅に2本の黒い横線が見られるナミスジフユナミシャクの雌。 撮影日:2014/01/07 場所:勿来の関

ナミスジフユナミシャク
腹部の脇には円い紋様が並ぶナミスジフユナミシャクの雌。体の割に足が大きく見えます。翅が短く飛べないのでこの足で移動します。この雌には前足が1本ありません。 撮影日:2014/01/07 場所:勿来の関

ナミスジフユナミシャク
この蛾にもナミスジフユナミシャク雌特有の円い紋様が腹部脇に並んでいます。 撮影日:2014/01/09 場所:勿来の関

ナミスジフユナミシャク
この雌の前翅にはイチモジフユナミシャクの雌のように1本の黒い横線しかありませんが,翅や体が青くないのでナミスジフユナミシャクの雌と判断しました。 撮影日:2014/01/09 場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科のナミスジフユナミシャクを紹介します。
 このフユシャク(冬尺蛾)の♀を去年の暮れ(2013年12月26日)に初めて見つけることができたことはブログ<記事はこちら>にのせましたが,その後,続けて2回も発見することができました。

 植物でも蛾でも一度見つけると,こつが分かり次々と見つかることを何度か経験してきました。今回もそれと同じことが起きたのです。2回目の発見はナミスジフユナミシャクの雌を見つけた所からあまり離れていない建物の中でした。ここは暗い夜間の間は電灯が付いて明るい場所なので,雄と同様雌もあかりに誘われて歩いて来たのでしょう。この2つの雌の前翅と腹部背の紋様は多少個体差があるようです。
 三度目に雌を発見場所は二百m近く南の方に離れています。そこの建物の中の蛍光灯に止まっていました。高くて離れていたため小さなゴミが付いているように見えました。でも,二度も見ているので見ているうちにフユシャク(冬尺蛾)の雌だと分かりました。ススキの先で下の方にずらすと床に落ちて動きません。写真を撮りやすくするため窓枠にのせると足が動き生きていることが分かりました。この雌の画像を見ると腹部脇の円い模様は同じなのに前翅にある黒い横線や腹部背の紋様が前に見つけたナミスジフユナミシャク雌の模様とは少し違っています。特に気になったのは,前翅の横線が2本ではなく1本であることでした。それが1本の雌はイチモジフユナミシャクですので「新・蛾像掲示板」でお尋ねしたところ,前翅の色が青くないのでナミスジフユナミシャクですと教えて頂きました。ナミスジフユナミシャクの紋様には個体差があるようです。

 科名 シャクガ科ナミシャク亜科
 和名 ナミスジフユナミシャク
 大きさ ♂前翅長18mm前後 ♀前翅長6mm:体長10mm
 食餌動植物 幼虫はカバノキ科,ブナ科,クルミ科,バラ科,ニレ科,ムクロジ科,アオイ科,ツツジ科の葉を食べる。
       成虫は何も食べないらしい。
 特徴 雄は12~1月まで普通に観察される。
    雌の翅はフユシャクとしては長いが飛べないので歩いて移動する。
    コナミフユナミシャクとオオナミフユナミシャクの2種に分けられていたが,ナミスジフユナミシャクに統一された。

腹の脇 円い紋様 並びます


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tag : ナミスジフユナミシャク

ウスモンフユシャク

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ウスモンフユシャク
内横線も外横線も不明瞭なウスモンフユシャク。翅頂から斜めに立ち上がる線はありません。 撮影日:2014/01/07 場所:勿来の関

ウスモンフユシャク
内横線と外横線に囲まれた部分の色が濃くなっているのはウスバフユシャクに似ているウスモンフユシャク。しかし,翅頂から斜めに立ち上がる線も内横線・外横線同様不明瞭です。 撮影日:2014/01/08 場所:勿来の関

ウスモンフユシャク
内横線も外横線も全く見られないウスモンフユシャク。翅頂から斜めに立ち上がる線も見られません。 撮影日:2014/01/09 場所:勿来の関

 シャクガ科フユシャク亜科のウスモンフユシャクを紹介します。
 勿来の関で,大晦日から新年にかけて発生する3大フユシャク(冬尺蛾)は,ウスバフユシャク<記事はこちら>,クロテンフユシャク<記事はこちら>,ウスモンフユシャクです。これらの3種類は,翅を重ねて止まることが多く,同じような形をしていて紋様も似ています。注意して見ないと間違えてしまいますが,それぞれ特徴があります。
 このウスモンフユシャクの主な特徴は次の通りです。
 ①内横線も外横線も無いかはっきりしません。
 ②黒い点も無いかはっきりしません。
 ③前翅翅頂から斜めに立ち上がる黒い線がありません。

 線や点などの紋があっても不明瞭なのでウスモンフユシャクと名付けられたのでしょう。

 この蛾の雌を未だ見つけていないので,いつかは見たいと思いながら探しています。

 科名 シャクガ科フユシャク亜科
 和名 ウスモンフユシャク
 大きさ ♂前翅長14~18.5mm ♀体長8~9mm無翅
 食餌動植物 幼虫はカワヤナギ、ツノハシバミ、カシワ、アベマキ、ヤマザクラ、ホザキカエデの葉を食べる。
 特徴 12~1月に観察される。
    雌の翅は無く飛べないから歩いて移動する。

黒点も 横線等も 不明瞭


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クロテンフユシャク

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クロテンフユシャク
外横線が黒い点の外側で曲がり角ができているクロテンフユシャク。内横線にも外横線にも白い縁取りはありません。 撮影日:2014/01/09 場所:勿来の関

クロテンフユシャク
内横線が緩く曲線を描きながら曲がるクロテンフユシャク。褐色系のクロテンフユシャク。 撮影日:2013/02/10 場所:勿来の関

クロテンフユシャク
黒い点の外側で外横線が曲がる灰色系のクロテンフユシャク。 撮影日:2013/02/02 場所:勿来の関

クロテンフユシャク
外横線が黒い点の外側で曲がるクロテンフユシャク。内横線にも外横線にも白い縁取りはありません。 撮影日:2013/02/02 場所:勿来の関

 シャクガ科フユシャク亜科のクロテンフユシャクを紹介します。
 大晦日から勿来の関では,このクロテンフユシャクが見られるようになります。昨日(2014年1月10日)紹介しましたウスバフユシャクと似ていて初対面のときには同定に迷いました。同定の場数を踏んでいてもこれはどちらに属するのだろうと迷うときもあります。このクロテンフユシャクの主な特徴は次の通りです。
 ①外横線が前縁近くで折れ曲がり角ができています。
  ウスバフユシャクは緩い曲線になり角はできていません。
 ②内横線は直角には曲がらず曲線になっています。
 ③外横線の外側にも内横線の内側にも白い縁取りはありません。

 この三点が揃っていればクロテンフユシャクです。翅の色は褐色系のものと灰色系のものがあります。

 面白いことに山本哲史 さんによると,クロテンフユシャクは寒さが影響して,初冬型と晩冬型の2つのタイプ(種)に分けられるそうです。その記事については<こちら>をご覧下さい。

 科名 シャクガ科フユシャク亜科
 和名 クロテンフユシャク
 大きさ ♂前翅長12.5~19mm ♀体長9~11mm無翅
 食餌動植物 幼虫はオニグルミ、アカシデ、クマシデ、ブナ、クリ、コナラ、クヌギ、ミズナラ、アラカシ、ケヤキ、ヤマモミジ、ヤマツツジの葉を食べる。
 特徴 12~3月に観察される。
    雌の翅は無く飛べないから歩いて移動する。

目印は 外横線に 角がある


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ウスバフユシャク

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ウスバフユシャク
内横線は直角に曲がり,外横線は緩やかに曲がるウスバフユシャク。 撮影日:2012/01/10 場所:勿来の関

ウスバフユシャク
内横線の内側(頭の方)と外横線の外側(外縁の方)に白い縁取りがあるウスバフユシャク 撮影日:2012/01/13 場所:勿来の関

ウスバフユシャク
何故かフユシャク亜科の雄は止まるとき,このウスバフユシャクのように翅を重ねて止まります。左右の翅のどちらが上になるかは決まっていないそうです。 撮影日:2014/01/02 場所:勿来の関

 シャクガ科フユシャク亜科のウスバフユシャクを紹介します。
 年が明けると勿来の関では,このウスバフユシャクが見られるようになります。でも,クロテンフユシャクと似ていて注意を要するフユシャク(冬尺蛾)です。区別点は以下の通りです。
 ①内横線が前縁近くで直角に曲がります。
 ②外横線の外側(外縁側)に白い縁取りがあります。
 ③内横線の内側(頭の方)にも白い縁取りがあります。
 ④前翅外横線が緩やかな曲線を描きます。

 この四点が確かめられれば間違いなくウスバフユシャクです。明日,クロテンフユシャクの記事を載せますので違いを見比べて下さい,

 ウスバフユシャクはフユシャク亜科に属する蛾ですので雌の翅はありません。移動のときは足で歩きます。腹端にある毛の束は卵を産んだ後,その毛を卵の上に被せるそうです。ですから,毛の束が少ない雌は既に産卵を終えています。寒さを防いだり,乾燥から守ったりするために毛を被せるようです。このことをよく観察されてブログに載せているのは「星谷 仁のブログ」<こちら>です。

 科名 シャクガ科フユシャク亜科
 和名 ウスバフユシャク
 大きさ ♂前翅長14~18mm ♀体長9~10mm無翅
 食餌動植物 幼虫はコナラ、アベマキ、ケヤキ、エノキ、ウメ、サクラ、ソメイヨシノ、ウワミズザクラ、カエデ、カキの葉を食べる。
 特徴 12~2月に観察される。
    雌の翅は無く飛べないから歩いて移動する。

目印は 内横線が 直角に 外横線は 緩りと曲がる


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tag : ウスバフユシャク

イチモジフユナミシャク

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イチモジフユナミシャク
外横線がほぼ真っ直ぐな一の文字に見えるイチモジフユナミシャク。 撮影日:2012/01/06 場所:勿来の関

イチモジフユナミシャク
内横線と外横線の間には,中央より少し前縁よりに黒い小さな点が見られるイチモジフユナミシャク。 撮影日:2014/01/09 場所:勿来の関

イチモジフユナミシャク
左右の前翅が重なると中央付近が盛り上がりなだらかな曲線になるイチモジフユナミシャクの外横線。 撮影日:2014/01/09 場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科のイチモジフユナミシャクを紹介します。
 勿来の関で見られるフユシャクには,①チャバネフユエダシャク・②ナミスジフユナミシャク・③クロオビフユナミシャク・④シロオビフユシャク・⑤ウスモンフユシャク・⑥ウスバフユシャク・⑦クロテンフユシャクの外に⑧イチモジフユナミシャクがいます。
 雄は前翅長18~19mmと大きいです。毎年,年が明けて1月初めに姿を現します。焦げ茶色の細い線(外横線)が漢字の一の文字のように横に走って目立つので,イチモジフユナミシャクと名付けられたのでしょう。その外横線の少し上の方に小さな黒点があるイチモジフユナミシャクもいます。
 この蛾の雌はナミスジフユナミシャクの雌に似て短い翅があります。その翅は美しい青緑色なので素敵です。未だ見たことが無いので一度は見たいと思っています。

 科名 シャクガ科ナミシャク亜科
 和名 イチモジフユナミシャク
 大きさ ♂前翅長18~19mm ♀体長8~10mm前翅長3~5mm
 食餌動植物 幼虫はハルニレ、ケヤキ、リンゴ、ソメイヨシノの葉を食べる。
 特徴 雄は12~1月に観察される。
    雌の翅は短く飛べないから歩いて移動する。

一の字の 外横線で イチモジと


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シロオビフユシャク

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シロオビフユシャク
地上125cmの木製の柵に止まっていたシロオビフユシャクの雌。私はクモだと思ってしまいました。 撮影日:2014/01/06 場所:勿来の関

シロオビフユシャク
体の割には長い足を持っているシロオビフユシャクの雌。上と同じ蛾を横から写しました。胸部側面中央付近に見られる白い縦長のものは,退化した翅の痕跡だと思っています。 撮影日:2014/01/06 場所:勿来の関

シロオビフユシャク
雄のシロオビフユシャクは,このように翅を重ねて止まるのが普通です。クロバネフユシャクと似ていて迷っていましたが,勿来の関で見つけた雌に横縞模様がはっきり出ているのでシロオビフユシャクで間違いないと思われます。 撮影日:2012/01/19 場所:勿来の関

シロオビフユシャク
珍しいことに翅を重ねずに開いて止まっているシロオビフユシャクの雄。 撮影日:2014/01/07 場所:勿来の関

 シャクガ科フユシャク亜科のシロオビフユシャクを紹介します。
ナミスジフユナミシャクの雌を発見した場所で11日後,シロオビフユシャクの雌を見つけました。一見,小柄な黒いクモだと思いました。翅が無く丸っこい体をしていたからです。しかし近づいても,息を吹きかけても逃げません。クモだったら逃げるはずです。手で触ってみたくなりましたが,写真を撮ってからにしました。触って逃げられては見つけた甲斐がありません。
 画像を確かめると,何と翅のない冬尺蛾ではありませんか。正面や横や下方から写した後,下に落ちているマツの葉で冬尺蛾に触るとわずかに体が動いただけでした。家に帰りネットで名前を探しましたが,名前はすぐには分かりませんでした。去年の暮れに続けて見つけた3種類目の冬尺蛾の雌の名前を探しているうちに偶然似たような画像を見つけ名前がシロオビフユシャクの雌と分かりました。この蛾は毎年,年の暮れになると出現しているので,年が明けた1月6日に雌が見られても不思議ではないのでシロオビフユシャクの雌と同定しました。
 この冬尺蛾も口がないらしく,羽化したら何も食べずに産卵して一生を終えるようです。液体を体内に取り入れると気温が低下したときに氷ってしまい息絶えてしまうからだそうです。翅もないので飛べませんから,歩いて移動するほかに方法はありません。そのためでしょうか,小柄な体の割には,長い足を持っていると感じています。
 シロオビフユシャクは内横線と外横線で囲まれた部分が黒いのでクロオビフユシャクの名が相応しいと思っています。でも,命名者にはその黒い帯を縁取るようにしている白い筋が印象深かかったのでしょう。
 シロオビフユシャクの雄は3枚目の写真のように翅を重ねて止まるのが普通です。ところが,最後の写真のは翅を重ねずに開いて止まっています。その経緯は高い場所の蛍光灯に止まっていたのでススキの茎で触って下に落とそうとしたら,流石に寒さに強いフユシャクだけあってひらひらと羽ばたきながら窓枠に翅を開いて止まりました。
 因みに,同じ時期に見られるクシヒゲシャチホコは,羽ばたきもせず落ちるだけです。不思議にも,シャクガ科の蛾は約2.5m下の床にぶつかる前に羽ばたきます。

 科名 シャクガ科フユシャク亜科
 和名 シロオビフユシャク
 大きさ ♂前翅長20mm前後 ♀体長6~7mm
 食餌動植物 幼虫はハンノキ,ウメ,サクラ,リンゴ,アカシデ,コナラ,クヌギ,キツネヤナギの葉を食べる。
       成虫は何も食べないらしい。
 特徴 雄は12~2月に観察される。
    雌の翅は無いので歩いて移動する。

柵の上 クモかと思い 近づいた


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クロオビフユナミシャク

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クロオビフユナミシャク
雄にはこの写真のような鋸歯状の触角があるクロオビフユナミシャク。 撮影日:2011/12/27 場所:勿来の関

クロオビフユナミシャク
翅頂から斜めに立ち上がる黒い線があるクロオビフユナミシャク。しかも,中央線が大きく波打っているのでナミスジフユナミシャクと区別できる。 撮影日:2013/12/13 場所:勿来の関

クロオビフユナミシャク
雄と比べて雌の翅は小さく飛べない雌のクロオビフユナミシャク。 撮影日:2013/12/26 場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科のクロオビフユナミシャクを紹介します。
 この蛾は昨日紹介しましたナミスジフユナミシャクと紋様が似ていますが,次の2つの点が違うので見分けることができます。
 ①前翅翅頂から斜めに立ち上がる黒い線がある。
 ②中央線が大きく波打つ。

 中央線から外側に黒っぽい帯状の紋様が見られるからクロオビフユナミシャクと呼ばれるのでしょう。

 このクロオビフユナミシャクの雌も翅が短い冬尺蛾として知られています。是非,一度見たいと思いながら探していたところ,ついに2013年12月26日に案内板に止まっているのを見つることができました。この雌は擦れているため紋様がはっきりしませんが,体長10mmで前翅長6mmですからクロオビフユナミシャクの雌で間違いないと思っています。

 冬尺蛾については,詳しく載っているフユシャク図鑑<こちら>をご覧下さい。
http://www.geocities.jp/issun_no_mushi/fuyushaku.htm

 科名 シャクガ科ナミシャク亜科
 和名 クロオビフユナミシャク
 大きさ ♂前翅長20mm前後 ♀前翅長6mm:体長10mm
 食餌植物 幼虫はアカシデ、クマシデ、イヌブナ、クヌギ、コナラ、アベマキ、シラカシ、アラカシタ、カオカエデ、ヤマツツジの葉と花を食べる。
      成虫は何も食べないらしい。
 特徴 雄は11~1月まで観察される。

クロオビは 斜めに上がる 線がある

クロオビは 中央線が うねり大



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ナミスジフユナミシャク 雌をついに

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ナミスジフユナミシャク
体長11mmに対して前翅長3mmと短く,飛べないので歩いて移動するナミスジフユナミシャクの雌。午前11時40分撮影。昼間見られるなんて思いませんでした。 撮影日:2013/12/26 場所:勿来の関

ナミスジフユナミシャク
前翅にある黒い筋模様も個体差があるナミスジフユナミシャクの雌。 撮影日:2013/12/26 場所:勿来の関

ナミスジフユナミシャク
腹の脇の丸い紋が特徴であるナミスジフユナミシャクの雌。 撮影日:2013/12/26 場所:勿来の関

ナミスジフユナミシャク
翅の紋様は個体差があるナミスジフユナミシャクの雄。 撮影日:2013/12/25 場所:勿来の関

ナミスジフユナミシャク
後翅が前翅の外縁からはみ出て止まることが多いナミスジフユナミシャクの雄。 撮影日:2013/12/26 場所:勿来の関

 シャクガ科ナミシャク亜科のナミスジフユナミシャクを紹介します。
 12月下旬の頃から,ナミスジフユナミシャクは見られます。灯火に飛来してきて,ごく普通に見られる蛾です。
 冬に成虫が発生するシャクガ科の総称をフユシャク(冬尺蛾)といいます。
 ナミスジフユナミシャクはそのフユシャク(冬尺蛾)に入ります。冬尺蛾に関心がある方は多いと思います。その理由は雌の姿が変わっているからです。翅が体の半分以下だったり,無かったりするからです。私も関心を持っている一人ですが,なかなか見つけることができずにいます。ネットで調べると樹木の幹ばかりでなく木製ではない柵にも雌が止まっている写真がありました。
 それから,幹や柵やガードレールを探して2年も経ちますが,見つけることができず諦めかけていました。ところが,念願叶って2013年12月26日にナミスジフユナミシャクの雌を見つけることができたのです。
 その日は黒っぽい冬尺蛾を見つけたばかりなので,もしかすると外にも居るかもしれないと辺りを探しました。すると,木の柵の上の方に何やら白くて小さいものが目にとまりました。近づいて見ると正に,翅が体の半分にも満たない冬尺蛾の雌です。二度の発見に思わず嬉しくなって「万歳。万歳。」と声が出てしまいました。
 翅の長さと腹の脇の丸い紋を手がかりにして名前を探すとナミスジフユナミシャクの雌だと分かりました。
 雄の写真は,早い年で12月23日に撮っています。同じ時期に雄を見ているから間違いないと確信を持ちました。

 ところで,このナミスジフユナミシャクはクロオビフユナミシャクと似ていて同定するに苦労しましたが,次のことを覚えていると区別が楽になります。
 ナミスジフユナミシャクは翅頂から斜めに立ち上がる黒い線がありません。
 一方,よく似ているクロオビフユナミシャク<近いうちに記事にします>には,その黒い線があります。

 冬尺蛾については,詳しく載っているフユシャク図鑑<こちら>をご覧下さい。

 科名 シャクガ科ナミシャク亜科
 和名 ナミスジフユナミシャク
 大きさ ♂前翅長18mm前後 ♀前翅長3mm:体長11mm
 食餌動植物 幼虫はカバノキ科,ブナ科,クルミ科,バラ科,ニレ科,ムクロジ科,アオイ科,ツツジ科の葉を食べる。
       成虫は何も食べないらしい。
 特徴 雄は12~1月まで普通に観察される。
    雌の翅はフユシャクとしては長いが飛べないので歩いて移動する。
    コナミフユナミシャクとオオナミフユナミシャクの2種に分けられていたが,ナミスジフユナミシャクに統一された。

柵の上 雌のフユシャク 見つけたり

木の柵で 飛べない雌が 待っている



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tag : ナミスジフユナミシャク

チャバネフユエダシャク

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チャバネフユエダシャク
下のタイプと似ていますが前翅中央から前縁よりの場所に黒い紋が見られるチャバネフユエダシャク。 撮影日:2013/12/18 場所:勿来の関

チャバネフユエダシャク
直線的な外横線が見られるチャバネフユエダシャク。中央付近から少し内側に上がりその部分が太くなるタイプです。 撮影日:2012/12/22 場所:勿来の関

チャバネフユエダシャク
外横線が滑らかな曲線を描き前翅の色が黄色味が濃いタイプのチャバネフユエダシャク。外横線の外側には濃い茶褐色の帯が見られます。 撮影日:2011/12/20 場所:勿来の関

 シャクガ科 エダシャク亜科のチャバネフユエダシャクを紹介します。
チャバネフユエダシャクの雄は12月下旬頃から普通に見られる大きな蛾です。色や線の様子は多少個体変異があります。
 雄と比べて雌の方は,予想もつかないほど姿が違います。未だ雌の姿を見ていませんが,ぜひ見たいと願いなから毎日探しています。違いは次の通りです。

 チャバネフユエダシャクの雌の特徴
 ①翅はほとんど無く飛べない。歩いて移動する。
 ②体長11~15mmで白と黒の斑模様。
 ③雄も雌も何も食べないらしい。

 「勿来の関でどんな蛾が見られるか。」という目的で観察するまでは,真冬に活動する蛾なんているとは思いませんでした。チャバネフユエダシャクを含め10種類以上もの蛾が真冬に活動していることが分かりました。
 では何故,寒い冬を活動時期に選んだのでしょう。それは天敵が少なくなる冬の方が自分たちの仲間をより多く残せると考えているからだと思っています。

 科名 シャクガ科 エダシャク亜科
 和名 チャバネフユエダシャク
 前翅長 雄21~27mm  雌の前翅1mm:雌の体長11~15mm
 食餌動植物 幼虫はコナラ,クヌギ,ヤナギ,ブナ,バラ,ニレ,カバノキ,ツツジなどの広葉樹の葉を食べる。
       成虫は何も食べないらしい。
 特徴 雄は12~2月普通に観察される。
    雌はほとんど翅が無く歩いて移動する。

雌いずこ 雄は普通に 見られるが


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tag : チャバネフユエダシャク

キバラモクメキリガ

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キバラモクメキリガ
このような角度から見るとコケが生えた小枝のように見えてしまうキバラモクメキリガです。 撮影日:2013/12/21 場所:勿来の関

キバラモクメキリガ
頭部には年輪模様があり,その外側には焦げ茶色の樹皮に似た部分があるキバラモクメキリガ。翅を水平に上げ飛び立つ準備をしています。 撮影日:2013/12/21 場所:勿来の関

キバラモクメキリガ
蛾に向かって右側の触角は体の脇に付けているキバラモクメキリガ。ツトガ科とメイガ科を除きほとんどの蛾の止まる姿は,このように触角を体に付けます。 撮影日:2013/12/21 場所:勿来の関

キバラモクメキリガ
触角を左右に伸ばし前足を踏ん張ってくれたので格好良く写せたキバラモクメキリガ。 撮影日:2012/04/04 場所:勿来の関

キバラモクメキリガ
私が近づくと羽ばたき運動を始め飛び立つをするキバラモクメキリガ。このように翅を開いてしまうと擬態効果はなくなってしまいます。 撮影日:2013/12/21 場所:勿来の関

キバラモクメキリガ
頭部には黒褐色の紋があるキバラモクメキリガ幼虫。尾脚も確認できます。ゆっくりでも動いていると上手く写せないので息を吹きかけるとこのように丸まりました。 撮影日:2011/06/10 場所:勿来の関

 ヤガ科ヨトウガ亜科のキバラモクメキリガを紹介します。
 「あれっ。こんな所に何故木の枝が。」と窓枠を見て思ったほど木の枝に似ているキバラモクメキリガです。おそらく木の枝に擬態して天敵の目から逃れているのでしょう。
 正面から見れば木目模様に見え,脇から見るとサクラの樹皮に見えます。
 だから,斜め前から見ると丁度サクラの枝が転がっているように見えてしまいます。枝の断面ように見える内側(頭部)には年輪のような褐色の縞模様があり,その外側には樹皮ように見える焦げ茶色の部分があって手が込んでいます。
 その上更に,前翅には暗褐色の環状紋や腎状紋,白っぽく見える斑模様があってコケが生えた枝のように見え念には念を入れています。
 キバラモクメキリガの幼虫はバラ科マメ科ケシ科タデ科キク科ナス科ブナ科モクレン科等の多数の植物の葉を食べ,成虫は樹液,腐った果実の汁を吸います。
 幼虫は頭部に褐色の紋があるまるまる太った芋虫です。尾脚も確認できます。ゆっくりでも動いていると上手く写せないので息を吹きかけるとこのように丸まります。幼虫はたいていの場合,息を吹きかけると動きを止めてしばらくじっとしています。そして,また動き出します。そこでまた息を吹きかけると止まる場合と急いで逃げ出す場合に分かれます。

 科名 ヤガ科ヨトウガ亜科
 和名 キバラモクメキリガ
 前翅長 28mm
 食餌動植物 成虫:樹液,腐った果実
    幼虫:サクラ,タケニグサ,イタドリ,ギシギシ,クヌギ,シデコブシ
 特徴 3~5月,11~1月に観察される。
    成虫で越冬する。

木の枝に キバラモクメは 擬態して


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アカヘリサシガメ

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アカヘリサシガメ
体液を吸う口は体の下に折り曲げているアカヘリサシガメ。 撮影日:2006/06/10 場所:北茨城市関南

アカヘリサシガメ
胸と腹の縁が赤いアカヘリサシガメ。 撮影日:2006/06/10 場所:北茨城市関南

アカヘリサシガメ
小さい昆虫をとらえてその体液を吸うアカヘリサシガメ。 撮影日:2010/07/06 場所:北茨城市関南

 サシガメ科のアカヘリサシガメを紹介します。
 ヨコヅナサシガメの白黒の紋様を赤白に変えたようなアカヘリサシガメです。ただ違うところはアカヘリサシガメには胸の縁にも赤い紋様があります。
 この特徴を上手くとらえてアカヘリサシガメと命名したと思われます。サシガメ科の仲間は小さい昆虫をとらえてその体液を吸います。体液を吸う口は体の下に折り曲げています。

 科名 サシガメ科
 和名 アカヘリサシガメ
 体長 12~15mm
 食餌動植物 ガやチョウの幼虫や,ハムシなどの体液
 特徴 5~8月に観察される。
    胸と腹の縁が赤い

アカヘリは 縁が赤いぞ 胸と腹


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トゲカメムシ

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トゲカメムシ ミズヒキに止まるトゲカメムシ
人間でいうと肩のところにあるトゲが目立つトゲカメムシ。小楯板後端に白紋がありツマジロカメムシかなと一瞬,思ってしまいますがトゲを見て違いを感じ取ることができます。 撮影日:2006/09/02 場所:勿来の関

トゲカメムシ
首の左右と脇腹に白い筋があるトゲカメムシ。 撮影日:2010/08/20 場所:勿来の関

トゲカメムシ
触角の最後の節の下3分の1が白いトゲカメムシ。 撮影日:2010/08/20 場所:勿来の関

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 カメムシ科のトゲカメムシを紹介します。
 前胸背側角にあるトゲを除けば雰囲気がどことなくツマジロカメムシに似ています。それは小楯板後端と腹部縁に似たような白紋があるからです。
 でも,細かく観察すると下のように4つ違いが見つかります。分かりやすいように人にたとえて説明します。
 ①前胸背側角(肩)にトゲがある。
 ②首の左右に白い筋があります。
 ③前胸背前側縁(乳首あたりに)に小さな白紋があります。
 ④触角の最後の節の下3分の1が白いです。

 人間でいうと肩のところにあるトゲが目立つのでトゲカメムシの名が付けられたと思われます。

 新年早々,刺刺しい話になりましたが,本年もお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。

 科名 カメムシ科
 和名 トゲカメムシ
 体長 7~11mm
 食餌植物 ヨモギ,フキ,アザミ類,モミジイチゴ,クマイチゴ,タラノキ,ウド
 特徴 6~11月に観察される。
    小楯板後端と前胸背前側縁に白紋
    前胸背側角が尖る。

肩尖り 首と脇腹 白い筋


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