キシタエダシャク


キシタエダシャク
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前翅の紋様はヒョウモンエダシャクに似ているキシタエダシャク 撮影日:2012/06/21 場所:勿来の関

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キシタエダシャクは後翅の地色が全部黄色です。 撮影日:2012/06/21 場所:勿来の関

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キシタエダシャクは触角を翅に乗せて止まります。 撮影日:2012/06/21 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科の蛾キシタエダシャクを紹介します。
 この蛾は前に紹介したヒョウモンエダシャクに似ています。
 それは何故でしょう。天敵の鳥から身を守るためだと思われます。食餌植物であるアセビ・ツツジ類はどちらもツヅジ科の植物で毒があるそうです。幼虫がこれらの植物を食べることによって体内に毒が溜められます。鳥は食べると不味いので二度と食べなくなるそうです。
 キシタエダシャクもヒョウモンエダシャクもお互いに似ることによって得をしています。つまり,お互いに擬態していると考えられます。
 このキシタエダシャクの雌の触角も糸状です。ですから,3枚とも全部雄のキシタエダシャクです。ヒョウモンエダシャクの雌は灯火に飛来することは前(07/29)に取り上げました。
 しかし,キシタエダシャクの雌は,まだ見ていません。キシタエダシャクの雌は慎重派なのでしょうか,
 ところで,このキシタエダシャクの止まる格好は,シャクガ科の外の蛾が止まる姿と違っています。大部分のシャクガ科の蛾は触角を翅の下にして止まります。
 しかし,このキシタエダシャクは,写真のように触角を翅の上にして止まっているのです。更に驚くことには,「みんなで作る日本産蛾類図鑑」の写真を見るとヒョウモンエダシャクも触角を翅の上にして止まっているものがいるではありませか。止まる格好まで擬態して,念には念を入れているようです。念の入れように感嘆してしまいます。

 キシタエダシャクと呼ばれるのは,後翅の地色が黄色だからです。(後翅は前翅の下になっています。)

【綺麗な「ヒョウモンエダシャク」には毒がある】の記事のURLは下記の通りです。
http://choyukkuri.exblog.jp/1627258/

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 キシタエダシャク
 大きさ 開張34-44mm
 出現月  7-8月
 食餌植物 アセビ、ミヤマキリシマ、レンゲツツジ、ヤマツツジ
 特徴
 ・ヒョウモンエダシャクに似ていて互いに擬態していると思われる。
 ・ツトガ科やメイガ科のように触角を翅の上に乗せて止まる。


五七五

お互いに 擬態し合って だましてる

翅を乗せて 止まる姿も まねしてる


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tag : キシタエダシャク

ハングロアツバ


ハングロアツバ
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ハングロアツバはヤマガタアツバに似ていますが前翅前縁中央付近に茶色の部分があります。 撮影日:2011/05/21 場所:勿来の関

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ハングロアツバは外横線の外側が藤色になっています。胸部からの白い線が茶色の部分で止まります。 撮影日:2011/06/02 場所:勿来の関

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驚くことにハングロアツバの左右の下唇鬚(かしんしゅ)が上下にずれています。 撮影日:2013/07/30 場所:勿来の関

 ヤガ科アツバ亜科の蛾ハングロアツバを紹介します。
前翅長12-13mm 程度の小さな蛾です。
 ヤマガタアツバ,シラクモアツバ,シモフリヤマガタアツバといった,この蛾に似た蛾がいるので迷ってしまいます。

 「富山県産蛾類博物館」には次のように書かれてあります。
 「シラクモアツバの一部に似てたりする。真ん中の濃色部は前縁側が薄い。内横線は前半出っ張る。基部中央から出る白い線は外横線の手前で後縁の赤褐色部に刺さって消える。」

 「みんなで作る日本産蛾類図鑑」には「前翅外側が藤色になる。」と書かれてあります。つまり,外横線の外側が藤色になるということでしょう。

 上の二つのサイトが言っていることを踏まえ④を追加して,私はハングロアツバと結論を出しました。
 ①胸部近くから前翅前縁中央付近まで白い線がある。
 ②その白い線が止まる所から外横線までの部分が茶色になっている。
 ③外横線から外側が白っぽい藤色に見える。
 ④外横線から外側にある黒っぽい斑模様が幾つかのサイトの画像と似ている。

 科名 ヤガ科アツバ亜科
 和名 ハングロアツバ
 大きさ 前翅長12-13mm
 出現月  5-8月
 食餌植物 ミツバツツジ、ヤマツツジ、サツキ、ウメ、ズミ
 特徴
 ・前翅外側が藤色になる。
 ・ヤマガタアツバ,シラクモアツバ,シモフリヤマガタアツバに似る。

 ヤガ科で語尾にアツバと付く蛾は,これらの写真のように下唇鬚(かしんしゅ)が発達しています。この下唇鬚は先端が左右に分かれているだけで1本だと暫く思っていました。ところが,最後の写真のように下唇鬚が上下に(上から見て左が上で,右が下になっています。)ずれている写真を幾つか見てきました。それらを見てから下唇鬚は左右合わせて2本からなり,上下に動かせるものだと思うようになりました。もしかして,キバガ科のフサキバガ類のように下に折れて飛ぶときに前が見えるようになっているかも知れません。


五七五

迷うたが 決め手合わせて ハングロに

驚いた 下唇鬚動く 上下に


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ヒョウモンエダシャク


ヒョウモンエダシャク
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交尾中のヒョウモンエダシャク。上は雄で下は雌です。撮影日:2012/06/21 場所:勿来の関

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触角が櫛歯状なので雄のヒョウモンエダシャクです。撮影日:2011/06/19 場所:勿来の関

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触角が糸状なので雌のヒョウモンエダシャクです。撮影日:2011/06/24 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科の蛾ヒョウモンエダシャクを紹介します。
前翅長20 mm以上の大きな蛾です。写真を撮っておこうという気が起きないほど勿来の関では沢山見られます。
 沢山見られる訳は何故でしょうか。その理由は2つ考えられます。
 その一つは,食餌植物が沢山あることが考えられます。下に示した中のアセビがいたる所に生育しているからだと思われます。このアセビには毒があってシカは食べません。だから,奈良公園の『ささやきの小道』には,シカクワズ(鹿食わず)とも呼ばれるアセビが沢山残っています。
2つ目には,天敵である鳥が食べないことが考えられます。毒があるアセビを食べ体に溜め込んでいるため,不味くて鳥が食べないというのです。
 ヒョウモンエダシャクの雄の触角は櫛歯状です。それに対して雌の方は糸状です。
従って,交尾している場面を撮った最初の写真では上の方に見えるのが雄で,下の方に見えるのは雌です。
 蛾は灯火に飛来して来ますが,そのほとんどが雄の方です。雌が飛来してくるのは珍しいことです。そのときは,気に留めませんでしたが,この事実は何を語っているのでしょうか。天敵の鳥が食べないので,雌まで行動が大胆になったのでしょうか。
 この記事を書いていて,ヒョウモンエダシャクには,関心が薄れていましたが,新たな目標ができました。それは,雌がどれくらい灯火に飛来してくるかこれから調べようと思います。

 後翅の外縁近くの模様をヒョウに見立ててヒョウモンエダシャクと呼ばれるのでしょう。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 ヒョウモンエダシャク
 大きさ 開張41-50mm
 出現月  6-7月
 食餌植物 アセビ、ハナヒリノキ、レンゲツツジ、クロマメノキ
 特徴
 ・後翅外縁のみ黄色くなっている。
 ・不思議なことに雌まで灯火に飛来する。


五七五

不思議だな 雌が灯りに 飛来する


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スズキドクガ


スズキドクガ   撮影日は全て2013/06/13,場所は全て勿来の関
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前翅前縁中央の白紋の微妙な違いで苦労したスズキドクガ

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スズキドクガも毒蛾科の例に漏れず毛深い足を伸ばし櫛歯状の触角を出しています。

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つぶらな瞳でふっくらとしていて可愛いスズキドクガ

 ドクガ科の蛾スズキドクガを紹介します。
 この蛾に今まで,会ったことがありませんでした。毛深い足を前にして大きな触角を見せながら止まっているので,真っ先にドクガ科を探しました。でも,ぱっと見て同じだなと思われる画像はありませんでした。(実はあったのですが,紋様が少し違っていたので見つけられませんでした。)
 それからが大変でした。ヤガ科の蛾にも似ていましたので,探しましたが見つかりません。次に,シャチホコガ科かもしれないと思い探しました。見つかりません。案外トガリバガ亜科だったりしてと思い探しました。見つかりません。
 こんなときには,諦めて違うことをした方がいいのでほっておきました。3週間過ぎた頃,「みんなで作る日本産蛾類図鑑」でドクガ科を探しているうちに偶然にスズキドクガを見つけ,手を叩いて喜んでしまいました。
 やはり,最初に感じた直感は当たっていました。即ち,毛深い足を前に出し,発達した櫛歯状の触角を出していたらドクガ科の可能性が高いということです。
 こんな結果になったのは,私が写した写真がたまたま,Web図鑑の画像にあまり似ていなかっただけで探せなかった私の力不足でした。言い換えると次のようになります,私は前翅前縁中央付近の白っぽい紋を手がかりに探していました。私がいつも利用させていただいているWeb図鑑の画像とそこの所が微妙に違い見過ごしていたのです。
 蛾に精通している方でも,なかなか分からなかったという話を聞きました。
 名前の最初に付いているスズキは昆虫学者かなと思い調べました。ところが,日本には鈴木さんが沢山いらっしゃるので途中で断念しました。

 ネットで調べるとスズキドクガの資料が少なく感じます。皆さんの役に立つ資料に加われたら嬉しいです。

 科名 ドクガ科
 和名 スズキドクガ
 大きさ 開張♂35-43mm
 出現月  5-6,8月
 食餌植物 不明
 特徴
 ・目印は前翅前縁中央付近の白っぽい紋。
 ・幼虫のときも成虫のときも毒針毛を持っていない。
 ・毛深い前足を前方に伸ばし櫛歯状の触角を出して止まるというドクガの特徴を示している。(運が悪いときは触角は翅の下に隠れています。)


短歌

あちこちと 探してみたが 見つからず 直感通り ドクガ科でした



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ハナオイアツバ


ハナオイアツバ   写真の撮影日は全て2013/07/27,場所は勿来の関です。
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ハナオイアツバの背中に下唇鬚が乗っているようです。

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横から写すと下唇鬚がLの字に曲がっているのが分かります。

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ハナオイアツバは大小2つの白紋が目印です。

 ヤガ科の蛾ハナオイアツバの雄を紹介します。
 頭部からLの字に曲がり背中まで伸びている下唇鬚(かしんしゅ)が立派なので,ハナオイアツバは好きな蛾の一つです。雌の下唇鬚は小さいですが,雄のものはこれらの写真のように大きく立派です。あたかも鼻(ここでは下唇鬚を指しています。)を背負っているように見えるので,ハナオイアツバと呼ばれています。
 去年も7月下旬頃から観察できました。でも,大小2つの白紋の形を覚えていなかったので,画像を見るまでハナオイアツバと分かりませんでした。
 名前が分かってから,この立派な下唇鬚(かしんしゅ)を上手く写そうと何枚も写しました。真上から写すと平凡な写真になってしまうので,横や斜め後方・斜め上から狙いました。
 カメラを近付けるとぱっと入口の方に逃げられてしまいました。外に行ってしまうのかなあと思いながらじっと見ていたら幸いにも戻ってきてくれました。
 それにしても,この下唇鬚(かしんしゅ)は,どんな働きをしているのでしょうか。

 科名 ヤガ科クルマアツバ亜科
 和名 ハナオイアツバ
 大きさ 前翅長 18mm
 出現月  7-8,9月
 食餌植物 不明

 特徴
 ・雄の下唇鬚(かしんしゅ)は大きく立派である。
 ・雌の下唇鬚(かしんしゅ)は小さい。


五七五

惹きつける でかく見事な 下唇鬚が


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マイマイガ


マイマイガ
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マイマイガの雄。足は白黒の斑。胸部近くの傷から羽化の途中で事故に遭遇した模様です。 撮影日:2011/07/19 場所:勿来の関

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マイマイガの雌。足は黒い。 撮影日:2011/08/07 場所:勿来駅西公園

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マイマイガ幼虫を上から撮影。赤い斑点8対,青い斑点5対。右端頭部。 撮影日:2013/07/26 場所:勿来の関

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マイマイガの頭部 撮影日:2011/08/07 場所:勿来

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マイマイガの卵塊 孵化のときには穴が開き毒針毛を持った幼虫が沢山出現。撮影日:2010/11/02 場所:植田中央公園

 ドクガ科の蛾マイマイガを紹介します。
 昨日サクラの木でカシワマイマイの幼虫を見つけたので,もっといるかも知れないと思い探しました。カシワマイマイは昨日の場所の近くにいました。外に見つけたのは,マイマイガの幼虫1匹だけでした。体長71mmの大きな毛虫でした。大きくて体色が薄黄色なので終齢幼虫と思われます。背には赤い斑点6対と青い斑点5対がありそこには毛が生えています。体色は黒っぽい色から黄色っぽい色までありますが,背にこのような青と赤の斑点が対になって並んでいたらマイマイガの幼虫のようです。

 (ところで,昨日のカシワマイマイの幼虫は毒針毛が無いというので勇気を出し人指し指で触ってみました。8時間経った今でも指に変化がないので大丈夫なようです。)

 マイマイガの幼虫は昨晩の雨を避けるためでしょうか,苔が盛り上がった下の方にいました。二時間後に元いた場所を探しましたが見当たりません。葉を食べに行ったのでしょうか。蛹になる用意をするために場所を探しに行ったのでしょうか。

 青い斑点がある右が頭です。顔は2枚目の写真を見て下さい。

 マイマイガの成虫は1枚目と2枚目の写真です。1枚目は櫛歯状の触角があるので雄です。胸部の下に傷があるのは羽化の途中,何らかの事故にあったのでしょう。
2枚目のは雌です。雌の触角は鋸歯状です。雄の翅の色は褐色で,雌の方は白っぽい色をしています。どちらにも翅の中央付近に「への字形」の黒い紋があります。ただ,雄でも雌でも紋の一部が欠損していることがあります。
 雄の足の色は白黒の斑ですが,雌は黒く何か不気味です。

 最後の写真はマイマイガの卵塊です。孵化の時に穴が開いて一齢幼虫が出現してきます。この幼虫は一生の内で,この時期だけ毒針毛を持つといわれていますので触らないで下さい。

 幼虫のときに糸をはいてぶら下がり,風に揺られて移動するのでブランコ毛虫と呼ばれます。

 科名 ドクガ科
 和名 マイマイガ
 大きさ 開張 ♂45-61mm ♀62-93mm
 出現月  7-8月
 食餌植物 サクラ、リンゴ、クヌギ、クリ、ウメ、バラ、ヤナギ、ケヤキ、ハンノキ、アラカシ

 特徴
 ・雄は褐色,雌は白っぽい色でどちらの翅にも「への字形」の黒い紋がある。
 ・一齢幼虫のときだけ毒針毛を持つ。


五七五

雄と雌 色が違うぞ 白は雌

気をつけろ 孵化した毛虫 毒を持つ


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カシワマイマイ


カシワマイマイ
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カシワマイマイ 背に灰色の突起が対になって並んでいます。左端が頭です。撮影日:2013/07/25 場所:勿来の関

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カシワマイマイ 左端が頭です。突起物は八対あり,頭に近いものが一番大きいです。右端からは黒い毛の束が4つ出ています。撮影日:2013/07/25 場所:勿来の関

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カシワマイマイ 突起物からは毛が出ています。頭の両脇からも黒い毛の束が出ています。撮影日:2013/07/25 場所:勿来の関

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カシワマイマイ(成虫) 毛深い足を前に出し発達した触角が運良く見られれば,ほぼ毒蛾です。撮影日:2011/08/17 場所:勿来の関

 ドクガ科の蛾カシワマイマイを紹介します。
 今朝(2013年7月25日),いつもの道を歩いていたら,サクラの木に何やら見慣れないものがいました。近づいてみると72mmの大きな毛虫でした。体の前方にも後方にも長くて黒い毛が伸びています。背には灰色の突起物が八対,二列並んでいています。その突起物からは放射状に刺が出ています。毒針毛を持っている可能性があるような気がしたので触るのは止しました。
 家に帰り小学館の図鑑で,サクラに来る虫で調べるとカシワマイマイの幼虫と分かりました。カシワマイマイはドクガ科の蛾ですが毒針毛は持たないという話ですが,写真で見ると触ったら痛そうなので触るには勇気がいりそうです。
 カシワマイマイの成虫の紋様は白黒ですが微妙に色が変化していて奇麗に感じます。ドクガ科の止まる姿は,毛深い足を前に伸ばし発達した櫛歯状の触角を出しています。(運悪く翅の下にしているときもあります。)

 科名 ドクガ科
 和名 カシワマイマイ
 大きさ 開張 ♂44-52mm
 出現月  7-8月
 食餌植物 カシワ、コナラ、クヌギ、クリ、サクラ、リンゴ、イロハモミジ、アラカシ、アベマキ

 特徴
 ・毛深い足を前に伸ばし発達した櫛歯状の触角を出して止まっているときは直ぐドクガ科の蛾と分かります。
 ・幼虫も成虫も毒針毛はないといいますが,幼虫の刺を見ると刺されたら皮膚炎も痒痛感も起きそうな感じです。


五七五

触角と 毛深い足で 毒蛾なり


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サラサエダシャク


サラサエダシャク
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普段はこのようにして止まるサラサエダシャク 撮影日:2013/07/01 場所:勿来の関

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90°回転させ見やすくしました。 撮影日:2011/07/01 場所:勿来の関

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滅多に開かない翅を開いたサラサエダシャク。残念ながら縦に撮ってしまいました。慌てていたのです。 撮影日:2011/07/09 場所:勿来の関

 シャクガ科エダシャク亜科の蛾サラサエダシャクを紹介します。
 このサラサエダシャクは蛾の中では特異な存在です。というのは,1枚目と2枚目の写真のように翅を閉じたまま止まるからです。翅を閉じて止まる蛾にはサラサエダシャクの外に,イカリモンガがいます。
 上を向いて止まるか下を向いて止まるか観察しましたら,別に決まりはなく,そのときの状況によるようです。
 最後の写真は慌てて取ったので,サラサエダシャクを縦に写してしまいました。偶然に翅を開いて止まったのです。時は2011年7月9日午後8時10分でした。
サラサエダシャクのサラサとは何か調べました。どうやら,インド起源の木綿地の文様染め製品更紗(さらさ)を指しているような気がします。おそらく,この蛾の紋様を更紗染に見立てたのでしょう。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 サラサエダシャク
 大きさ 開張 23-34mm
 出現月  5E-7B,8月
 食餌植物 オニグルミ、コナラ、マメザクラ、キブシ、タニウツギ、トチノキ、ミツバウツギ

 特徴 イカリモンガと並んで,翅を閉じて止まる特異な蛾である。


短歌

珍しや 閉じて止まるは チョウのよう イカリモンガと サラサエダシャク


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tag : サラサエダシャク

アカウスグロノメイガ


アカウスグロノメイガ
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アカウスグロノメイガ 後翅後縁沿いに膨らんだ部分があり雄と分かります。撮影日:2011/07/20 場所:勿来の関

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アカウスグロノメイガ この蛾にも脹らみがあるので雄です。雄の腹は細長いです。撮影日:2011/07/23 場所:勿来の関

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アカウスグロノメイガ 雌の後翅後縁近くには脹らみがありません。撮影日:2011/07/25 場所:勿来の関

 ツトガ科ノメイガ亜科の蛾アカウスグロノメイガを紹介します。
 この蛾は7月下旬頃から見られるようになります。雌はヒメアカウスグロノメイガとよく似ていて写真だけでは区別がつけにくいですが,雄ははっきりとした目印があって簡単に区別がつきます。その目印とは後翅後縁沿いに縦長に膨らんだ部分(表側に出張っている所)です。これを見つけて下さったのは「富山県産蛾類博物館」さんです。お陰様でこれを知ってからは同定が簡単になりました。ヒメアカウスグロノメイガの雌は「みんなで作る日本産蛾類図鑑」によると後翅にシワがないそうです。
 この蛾は光の反射具合によって別種かと思われるほど違って写ります。具体的に言いますと黄色・赤黒茶・黒っぽい色になります。
 最後の写真の蛾をアカウスグロノメイガの雌と判断した理由は次の2つです。
  ①後翅に皺があるように見えます。
  ②アカウスグロノメイガの雄がいるから雌もいるだろうと思うからです。

 科名 ツトガ科ノメイガ亜科
 和名 アカウスグロノメイガ
 大きさ 前翅長 10mm程度
 出現月 6-8月
 食餌植物 不明
 特徴 雄には後翅後縁沿いに縦長に膨らんだ部分がある。
    雌の後翅には,皺がある。ヒメアカウスグロノメイガの雌にはない。
雌の腹部は雄に比べて太くて短い傾向がある。
光の反射具合によって黄色っぽくなったり,赤黒茶になったりする。

短歌

雌よりも 雄の区別は 簡単だ 後翅後縁 脹らみぞあり 

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キバラエダシャク


キバラエダシャク   写真は全て勿来の関で2013/07/19に撮影しました。
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キバラエダシャク 外横線の内側に白い紋があり,後翅外縁が鋸のようにぎざぎざになっています。

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キバラエダシャク 名前を裏付けるように黄腹です。顔も黄です。裏を写して初めて名のいわれが分かりました。

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キバラエダシャク このように立っていられるとカメラの位置をどこにするか考えてしまいます。

 シャクガ科エダシャク亜科の蛾キバラエダシャクを紹介します。
 勿来の関で,この蛾は毎年7月上旬に見られます。明るい茶色に立ち姿(翅全体を壁につけずに頭部・胸部を離している姿)で止まっているので,すぐ目に付きます。2枚目と3枚目の写真を見て下さい。このブログで紹介したオオウスベニトガリメイガのような格好で止まっています。(ただし,腹端はあげていません。)
 外横線の内側には白い紋がありますが,個体変異が大きくこのような紋様が無いものもいます。しかし,どちらも後翅の外縁が鋸の歯のようにぎざぎざしています。
 写真を撮りながら,何故キバラエダシャクというのだろうと考えました。腹が黄色だからかも知れないと考えました。いつもは表側を写して終わりにしていましたが裏側を写して確かめることにしました。幸いにも,キバラエダシャクは写しやすい格好をしていますので,すぐ写真が撮れました。2枚目の写真から分かるように,腹は顔と同じ色で橙色をしていました。おそらく,この色を黄色と見立ててキバラエダシャクと名付けたと思っています。

 科名 シャクガ科エダシャク亜科
 和名 キバラエダシャク
 大きさ 前翅長 17mm
 出現月 7-9月
 食餌植物 モミジイチゴ、ヤマツツジ、エゾイボタ、イボタノキ、ヤブデマリ、ミズキ、カバノキ科、ニレ科
 特徴 別種かと思うほど個体変異大で紋様が大きく違うものがいる。
    前足を立てて止まるので頭部・胸部は止まる面から離れている。
    後翅外縁は鋸歯のようにぎざぎざしている。


五七五

立ち姿 黄色い腹が 覗いてる


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tag : キバラエダシャク

キクキンウワバ


キクキンウワバ  写真は全て,撮影日:2013/07/21 場所:最初のみ勿来の関,外は自宅
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キクキンウワバ 光の当たり具合によって金色になったり,下のように黄色になったりします。
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キクキンウワバ 胸部の上が盛り上がっています。

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キクキンウワバ 光の当たり具合によって金色になったり,下のように黄色になったりします。
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キクキンウワバ 光の当たり具合によって金色になったり,下のように黄色になったりします。
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キクキンウワバ 胸部の上が盛り上がっています。

 ヤガ科キンウワバ亜科の蛾キクキンウワバを紹介します。
 金色に輝くものは金だけに非ず,蛾にも存在することを今日(2013年7月21日)知りました。キクキンウワバは今日初見の蛾です。
 いつもの建物の上の方を見上げますと翅が妖しく光るヤガ科の蛾が止まっていました。良い写真を撮るために上って写しました。画像を見て確かめるとどうやらキクキンウワバのようです。詳しく写したいので棒につかまらせようとしました。つかまるのを嫌がり下に落ちました。シャクガ科やハマキガ科の蛾なら,床に着く前に羽ばたくのですが,屋根形にして止まるヤガ科の蛾は体温を上げてからでないと羽ばたけないようです。床に落ちたキクキンウワバを見ると小刻みに翅を振るわせています。逃げないうちにとカメラを出していたら,外へ飛んで行ってしまいました。すかさず追いかけ行方を見てました。幸い近くの地面に止まりました。でも,翅を小刻みに振るわせ今にも遠くへ飛んでいきそうです。ここで逃げられたら,いつ会えるか分かりません。こんなときのために,用意してあるビニル袋をポケットから出しました。ところがです,袋を開こうとしても内面が粘りついて開きません。キクキンウワバの羽ばたきは速くなっています。焦るとかえって上手くいきません。そのとき,もう1枚ポケットに入れてあることに気が付き,急いで口を開いて蛾を袋の中に入れました。危機一髪でした。
 家に帰り,部屋の戸を全て閉めてからキクキンウワバを袋から出しました。案の定,明るい窓に向かって飛んでいきました。写しにくい所だったので移動させたら明るい窓の方ではなく天井近くに止まりました。やっとのことで,明るい光が当たっているカーテンに止まってくれました。今までの蛾は必ず,窓カラスに向かって飛んでいき,気に入った所が見つかるまで羽ばたきながら上下左右に動く蛾ばかりでした。このキクキンウワバの行動パターンは少し違うようです。
 キクキンウワバの翅の色は光の当たり具合によって金色になるときと黄色になるときがあります。肉眼で見たときの色は黄色です。ところが,後翅の色は6枚目の写真のように褐色です。この蛾の幼虫は菊を食べます。だから,漢字で表現すれば菊金上羽となるでしょう。つまり,キクを食べる前翅が金色の蛾というのが名のいわれと思っています。
 胸部が屋根形のように高く盛り上がっているので,毛が逆立っているように見えてしまいます。

 科名 ヤガ科キンウワバ亜科
 和名 キクキンウワバ
 大きさ 前翅長 14-15mm
 出現月 北海道9-10,温暖地4-11月
 食餌植物 タンポポ、ハルジオン、キク、エゾギク、ゴボウ、シオン、ヤマアザミ、セリ、ニンジン、イラクサ、オランダイチゴ
 特徴 光の当たり具合によって金色に輝くときと黄色のときがある。


五七五

金色に 輝くときときも 黄のときも


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リンゴドクガ


リンゴドクガ
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リンゴドクガ 毛深い足を前に伸ばし触角を出していたらドクガ科の可能性が高い。撮影日:2012/05/25 場所:勿来の関

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リンゴドクガ このように触角を翅の下にしているときもある。毒針毛が無いので触っても大丈夫です。撮影日:2011/05/03 場所:勿来の関

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リンゴドクガ 奇麗な毛虫です。毒針毛はありません。撮影日:2012/07/20 場所:勿来の関

 ドクガ科の蛾リンゴドクガを紹介します。
リンゴドクガはドクガ科の蛾ですが,毒針毛を持っていないので卵・幼虫・蛹・成虫のどのときに触っても大丈夫です。
 リンゴドクガの幼虫は大変奇麗です。黄緑の体に薄黄色や赤い毛が生えていて鮮やかです。おまけに背には4つの毛束があり1番目と2番目,2番目と3番目の毛束の間には黒い紋まであります。この黒い紋は刺激を受けると大きくなるそうです。3枚目の写真を撮ったときには,そんなことを知らなかったので残念に思っています。
 リンゴドクガの雌は,白っぽく2本の横線があります。それに対して,雄は2本の線の間が灰褐色になっています。
 リンゴドクガの幼虫の食餌植物はリンゴ、ナシ、サクラ、ヤナギ、クヌギ、コナラ、アベマキ、カエデ、ポプラ、ドロノキです。勿来の関にはサクラ、コナラ、カエデが沢山生育しています。それで,勿来の関ではリンゴドクガが普通に(多く)見られています。

 余談になりますが毒蛾について知って欲しいので読んで下さい。
 日本にいるドクガ科の蛾は50種を越えます。その中で一生涯毒針毛を持っているのは,ドクガ・チャドクガ・モンシロドクガ・キドクガ・ゴマフリドクガ・サカグチキドクガ・フタホシドクガ・マガリキドクガです。それらの蛾の特徴は,次の通りです。
 ①足が毛深くて前翅後縁に逆立った毛があります。
 ②それらの蛾は白・黒・黄のいずれかの色をしています。
 ドクガ科に属するマイマイガの成虫には,毒針毛がありませんが一齢虫の時期には毒針毛を持っています。
 幼虫の時期に毒針毛を持っているのは,ドクガ科、カレハガ科、ヒトリガ科、イラガ科、マダラガ科に属する一部の蛾です。ある先輩に教えて頂いた重要なことを紹介します。
 【観察で大事なことは五つの「し」に気を付けることです。
  マムシ
  ウルシ
  ツタウルシ
  ケムシ
  ヤマカガシ
 判で押したように語尾には「シ」が付きます。シは死に繋がるということで,昔の人は韻を含めていたのです。】
 この教えの中にケムシが入っているのは,赤く発疹ができて激しい痒みが10日も続くからです。そうですから触ったら大変です。刺されたら水で流すかセロテ-プではがして取って下さい。


 科名 ドクガ科
 和名 リンゴドクガ
 大きさ 開張 ♂36-46mm,♀49-60mm
 出現月 1化4-5月,2化7-8月
 食餌植物 リンゴ、ナシ、サクラ、ヤナギ、クヌギ、コナラ、アベマキ、カエデ、ポプラ、ドロノキ
 特徴 毒針毛を持たないドクガである。
    幼虫は刺激されると黒い紋を大きくする。
毛深い前足を前方に伸ばし櫛歯状の触角を出していたらドクガ科の可能性が高い。


五七五

触角と 毛深い足で 毒蛾なり


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カバイロキバガ


カバイロキバガ
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カバイロキバガ 前翅後縁に暗褐色の紋があり,そこからの色の変化が奇麗です。撮影日:2013/06/04 場所:勿来の関

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カバイロキバガ 立派なキバ(下唇鬚(かしんしゅ))が目立ちます。撮影日:2013/06/04 場所:勿来の関

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カバイロキバガ 。撮影日:2013/06/04 場所:勿来の関

 キバガ科の蛾カバイロキバガを紹介します。
 7月17日にムモンフサキバガを紹介しましたが,その蛾と同じ科に属しています。房になった物からではなく,くの字形の下唇鬚(かしんしゅ)が目の近くから出ているところがムモンフサキバガと違っています。前翅後縁に暗褐色の紋があって目印になっています。
 暗褐色・白い筋・茶色・薄茶色・茶褐色と帯になって並んでいる模様に見とれてしまいます。
 蒲の穂のような色をしたキバガという意味でカバイロキバガというのでしょう。

 科 キバガ科
 和名 カバイロキバガ
 大きさ 開張17-21mm
 出現月 6月
 食餌植物 サクラ、ウメ、エドヒガン、ソメイヨシノ、オウトウ、スモモ、ブンゴウメ
 特徴 前翅後縁には暗褐色の紋がある。
    前翅後縁沿いに2対の黒い縦筋がある。


短歌

樺色と 外縁にある 黒い紋 キバも目に付く カバイロキバガ

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ヒメカギバアオシャク


ヒメカギバアオシャク
ヒメカギバアオシャク
ヒメカギバアオシャク 羽化したばかりなのか緑色が濃いです。黒い下唇鬚が見えます。撮影日:2011/08/23 場所:勿来の関

ヒメカギバアオシャク
ヒメカギバアオシャク 下唇鬚が見えないのが不思議です。撮影日:2013/07/17 場所:勿来の関

 シャクガ科アオシャク亜科の蛾ヒメカギバアオシャクを紹介します。
 カギバアオシャクという開張が55-70mmの大きい蛾がいるので,小さいという意味のヒメをつけ,前翅の翅頂が下の方に折れ曲がったように尖っているのを鉤に見立ててヒメカギバアオシャクというのでしょう。
 2枚写真を撮った後で,もう少し奇麗な場所で写そうと思いました。近くに落ちているマツの葉を取ってきて胸部の下に差し込み持ち上げました。すると,マツの葉にしがみつかずに翅を2回ほどばたつかせて前の方に動いてくれました。そこでまた,写真を撮りました。
 翅の裏が黄色であることを知っていたらビニル袋に入れて採集してきたのですが,分からなかったので後悔しています。
 2年前に写した写真と比べてみると下唇鬚(かしんしゅ)が写っていないので不思議に思っています。フサキバガ類の仲間には折りたたみができる下唇鬚を持った蛾がいることを「新 YAMKEN 画像BBS(掲示板)」で教えて頂きましたが,ヒメカギバアオシャクも折りたたみができる下唇鬚(かしんしゅ)を持っているのでしょうか。ネットでヒメカギバアオシャクの写真を見ると、下唇鬚(かしんしゅ)がはっきり写っているものと,そうでないものがあるので確かめたいと思っています。
 2年前に写した写真のヒメカギバアオシャクは緑色が濃いですが,羽化してあまり時間が経っていないからだと思われます。翅の外縁に縁毛が生えていますが,2年前の写真の蛾には縁毛がそろっていることが,それをうなずけています。
 今年写した写真の蛾には,擦れていて縁毛がほとんどありません。羽化してから大分時間が経っているので緑色が薄くなったと思っています。

 科 シャクガ科アオシャク亜科
 和名 ヒメカギバアオシャク
 大きさ 前翅長 20mm
 出現月 5-11月
 食餌植物 アラカシ、コナラ、クリ、ツノハシバミの皮
 特徴 翅の裏は黄色


五七五

裏も是非 写真に撮りたい ヒメカギバ

下唇鬚が 写らぬ訳が 知りたいな

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ムモンフサキバガ


ムモンフサキバガ
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ムモンフサキバガ 近くでフラッシュを焚いたため翅にまだら模様ができてしまいました。撮影日:2013/05/19 場所:勿来の関

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ムモンフサキバガ ふさふさした下唇鬚は上から見ても横から見ても黄土色です。撮影日:2013/05/19 場所:勿来の関

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ムモンフサキバガ 斜め後方から写した方がキバの様子を上手く捉えられます。撮影日:2012/06/07 場所:勿来の関

 キバガ科の蛾ムモンフサキバガを紹介します。
 この蛾に似たものに,カバオオフサキバガ,フジフサキバガ,などがいます。いずれも,細長い体型でふさふさした下唇鬚(かしんしゅ)から斜め後方にキバガが伸びています。私には,このキバが格好良く見え好きな蛾の一つです。
 昨日に引き続きHP「北茨城・勿来 周辺の博物誌」の中の「蛾の図鑑」の「キバガのなかま」に掲載されているカバオオフサキバガをモンフサキバガに訂正しなければならなくなりました。写真の写し方によって翅の色は多少変わりますが,カバオオフサキバガはもっと茶色い色をしていて,もっと大事なことには,ふさふさした下唇鬚(かしんしゅ)が焦茶色をしているからです。
 翅に紋が無く,キバが出ている下唇鬚(かしんしゅ)がふさふさしているのでムモンフサキバガと呼ばれるのでしょう。
 一方,カバイロキバガにはふさふさした下唇鬚(かしんしゅ)がなく頭部からいきなりキバが出ているので名前にフサが付きません。
 真上から写真を撮るとこのキバを上手く撮れません。ですから,横や斜め後ろから写すと格好良くキバが撮れます。
 幼虫の食餌植物はウメ、リンゴとなっていますが,近くにそれらがないので同じバラ科のサクラも食べていると思っています。

 科 キバガ科
 和名 ムモンフサキバガ
 大きさ 前翅長 10mm程度
 出現月 5-7月
 食餌植物 ウメ、リンゴ
 特徴 翅には紋が無い
    下唇鬚(かしんしゅ)の色は黄土色である。
    この下唇鬚(かしんしゅ)から斜め後方にキバが伸びている。


短歌と五七五

下唇鬚の 色の違いに 気が付いた 黄土色のは ムモンフサなり

驚きだ 下唇鬚からも キバが出る

格好いい 後ろに伸びる 下唇鬚が

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オオキクチブサガ


オオキクチブサガ
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オオキクチブサガ 背に黒紋と白い筋がある。両脇にも白い筋が一本ずつある。撮影日:2013/07/02 場所:勿来の関

オオキクチブサガ
オオキクチブサガ 口をふさぐように斜め倒立をしています。撮影日:2013/07/02 場所:勿来の関

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オオキクチブサガ 同じ日に外でも見つけました。撮影日:2013/07/02 場所:勿来の関

 クチブサガ科の蛾オオキクチブサガを紹介します。
 このオオキクチブサガは2枚目の写真のように変わった止まり方をするときがあります。つまり,下唇鬚(かしんしゅ)を止まる面に付けるようにして,腹端をあげ斜め倒立をして止まるのです。
 クチブサガ科の蛾にはこのような止まり方をするものが外にもいます。口をふさぐようにしているのでクチブサガと呼ばれるようになったのだろうと私は予想しています。  
以前,私は勿来の関で,この蛾らしきものを写していました。そのとき,オオキクチブサガなのか,それともクロテンキクチブサガなのか迷った末に後者にしてしまいました。背の中央に黒紋があったからです。
 でも,今この記事を書きながら間違いに気が付きました。両者にはどちらも背の中央に黒紋があるからです。どちらにも背の中央に白い線がありますが,この線に沿った白い線がオオキクチブサガにはあります。私のHP「北茨城・勿来 周辺の博物誌」の中の「蛾の図鑑」にある「その他の科」のクロテンキクチブサガをオオキクチブサガに改めなければなりません。そもそも,去年はっきり写さなかった私が悪いのです。
 今年は,黄色の蛾なので色が飛んでしまわないように懐中電灯を使って工夫して写しました。だから,白い線がはっきり写り同定が楽でした。この蛾の資料が少ないだけに皆さんの参考資料となれば嬉しいです。

 科 クチブサガ科
 和名 オオキクチブサガ
 大きさ 前翅長 10mm程度
 出現月 6-9月
 食餌植物 不明
 特徴 触角を前方に伸ばして止まる。
    前翅後縁近くに黒紋がある。
その黒紋を通る白い筋とその筋に沿うように,もう一本白い筋がある。
    口をふさぐように斜め倒立の姿勢で止まることがある。


五七五

白い筋 背と両脇に 一つずつ

口ふさぐ 斜め倒立 不思議なり


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チャドクガ


チャドクガ
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チャドクガ ドクガ科の蛾は毛深い前足を前方に伸ばして止まる。撮影日:2013/07/15 場所:平潟

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チャドクガ 白っぽい内横線と外横線がチャドクガの目印である。撮影日:2013/07/15 場所:平潟

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チャドクガ 黄色い地でも黒い小黒点の紋様が上の蛾と同じである。撮影日:2012/10/15 場所:平潟

 ドクガ科の蛾チャドクガを紹介します。
 今朝(2013年7月15日),玄関のレールにチャドクガ止まっていました。毛深い前足を前方に伸ばし,翅に黄色があるものは毒針毛をもつ超危険な毒蛾です。大騒ぎになるので,私は黙って処理する方法を考えました。
 ①袋詰めにしようかとも考えましたが,しくじったら酷い目(蕁麻疹様の皮膚炎を起こし,痒痛感激烈で治癒に約10日もかかる)にあう可能性があります。
 ②濡れタオルで叩いてしまおうとも考えましたが,そのタオルには毒針毛が付いていて使えなくなってしまいます。
 ③蠅叩きで叩こうとも考えましたが,叩いた瞬間に微細な毒針毛が飛び散って皮膚に付いたら大変です。蠅叩きを水でよく流さないといけなくなります。
 結局,どの方法を選らんでもチャドクガの方が有利です。外に良い方法が浮かばなかったのでほっておきました。
 そしたら,いつの間にか姿を消してくれました。おそらく明るい外を目指して飛んでいったのでしょう。
 今まで私が見てきたチャドクガは,黄色の地に細かな黒点が沢山ある蛾でした。ところが,今日,玄関にいたチャドクガは黒っぽい蛾でした。
 自宅周辺にはチャドクガの幼虫の食餌植物であるツバキやサザンカが生育しています。外灯の明かりに飛来した蛾が帰り遅れ,その近くにある我が家を訪問してきたのでしょう。
 毒蛾についての詳しい情報は,このブログの「ドクガ科で毒のある蛾」と私のHP「北茨城・勿来 周辺の博物誌」の中の「蛾の図鑑」→「ドクガ」を御覧下さい。URLは下の通りです。
http://itotonbosan.web.fc2.com/dokuga.html

 7月と10月はチャドクガの出現月(羽化する月)ですので触ったりしないよう気を付けましょう。毒針毛は飛び散りますので近寄らぬ方が無難です。

 科 ドクガ科
 和名 チャドクガ
 大きさ 前翅長 12mm程度
 出現月 7,10月
 食餌植物 チャ、ツバキ、サザンカ
 特徴 足が毛深く,前翅後縁に立っている毛がある。
    黄色の蛾と黒い蛾がいる。
一生涯毒針毛を持ち触ると10日も痒みが止まらない。
    W字形の白っぽい内横線と外横線がある。

五七五

変異大 黄や黒もいる チャドクガに

チャドクガは 二本の横線 目印だ

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tag : チャドクガ

ニッコウフサヤガ


ニッコウフサヤガ
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ニッコウフサヤガ 真っ黒い蛾が変身したかのように感じました。撮影日:2013/07/14 場所:勿来の関

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ニッコウフサヤガ 色彩豊かな紋様が見られ奇麗です。撮影日:2013/07/14 場所:勿来の関

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ニッコウフサヤガ 何故か腹部が右に曲がっています。撮影日:2013/07/14 場所:勿来の関

 ヤガ科フサヤガ亜科の蛾ニッコウフサヤガを紹介します。
 見た目には黒い蛾に見えましたが,何と画像の蛾はいろんな色で染められた紋様がちりばめられて奇麗に見えるではありませんか。とても信じられなくて窓ガラスに止まっている蛾を見ましたが,やはり黒っぽく見えます。(ニッコウフサヤガが止まっていた窓ガラスの外は明るかったので逆光のせいだったかも知れません。)フラッシュを焚くと色が強調されてこのように見えるのでしょう。
 この蛾ニッコウフサヤガは腹端を左に曲げて止まっています。フサヤガやコフサヤガも曲げて止まる傾向がありますが,その他の種でも見られます。このようにする訳をある学者は,「左右対称に見えると生き物であることが,天敵の鳥に見破られてしまい食べられてしまう。それで,わざわざ曲げている。」というのです。
 この蛾をじっと見ているとフサヤガの仲間に見えたので,フサヤガ亜科を探しました。直ぐ,ニッコウフサヤガと分かりました。今までの経験が生きていると感じ嬉しくなりました。


 科 ヤガ科 フサヤガ亜科
 和名 ニッコウフサヤガ
 大きさ 前翅長 12mm程度
 出現月 6,8月
 食餌植物 オオモミジ
 特徴 灰色の地に色彩豊かな紋様がちりばめられている。


五七五

黒い蛾を 写してみたら 奇麗なり

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ツマキトガリホソガ


ツマキトガリホソガ
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ツマキトガリホソガ 目が赤くカザリバガ科の特徴を示しています。撮影日:2013/07/13 場所:勿来の関

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ツマキトガリホソガ Yの字に見える白い筋があります。撮影日:2013/07/13 場所:勿来の関

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ツマキトガリホソガ 端の黄に黒紋ありて奇麗なり。撮影日:2013/07/13 場所:勿来の関

 カザリバガ科の蛾ツマキトガリホソガを紹介します。
前翅長5mm程度の小さい蛾です。最近は小さい蛾を見つけると嬉しくなってしまいます。奇麗な蛾が多いからです。私はむしろ大きい蛾より奇麗だと思っています。特に,翅の端が黄色でそこにある黒紋が,黄色を引き立てているところが鮮やかさを増しています。カザリバガ科の特徴である目が赤い所も彩りを奇麗にしています。
 ウスイロカザリバガにも縦に白い筋がありますが,ツマキトガリホソガにはYの字に見える所があります。
 翅の端が黄色で尖っているからツマキ(妻ではなく端です。)トガリホソガと呼ばれるのでしょう。


 科 カザリバガ
 和名 ツマキトガリホソガ
 大きさ 前翅長 5mm程度
 出現月 7-8月
 食餌植物 不明
 特徴 目が赤い。上の方の白い筋がYの字に見える所がある。


五七五

妻でなく 端が黄色で ツマキなり

端の黄に 目が奪われる 鮮やかさ


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tag : ツマキトガリホソガ

スジウスキキバガ


スジウスキキバガ
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スジウスキキバガ 外縁付近の様子とキバ(下唇鬚(かしんしゅ))がよく写っています。撮影日:21013/07/12 場所:勿来の関

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スジウスキキバガ 上からも写さないと紋様の様子がよく分かりません。撮影日:21013/07/12 場所:勿来の関

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スジウスキキバガ ピンぼけで済みません。撮影日:21013/07/12 場所:勿来の関

 キバガ科の蛾スジウスキキバガを紹介します。
前翅長5mmの小さい蛾です。今日(2013年7月12日)より前に写真は,撮っていました。しかし,上手く撮れませんでした。今日奇麗に撮れたので,記事を書くことにしました。
 上手く写せない訳は,この蛾が白っぽいからなのです。白っぽい蛾にフラッシュを焚くと紋様がはっきり写らず白い部分の面積が増えてしまいます。ですから,細い線や細かい紋様の蛾で白っぽい蛾を見ると写す気力が萎えていました。でも,あるとき偶然なことから良い方法を見つけたのです。何回もシャッターボタンを押してもピントが合わず困っていたとき,ライトで蛾を照らしたらシャッターが切れました。でも,光が当たり過ぎて色が飛んでしまいました。何度やっても同じです。そこで,シャッターを押すときには蛾に当てていた光を反らせばいいかも知れないと思い実行してみました。蛾は色が飛ばずに奇麗に写っていました。それ以来白い蛾や黄色い蛾にはこの方法で写しています。
 今までは,灯火に飛来してくる蛾ばかりを狙っていました。ところが,一週間前頃から,葉の陰に蛾は隠れていることが多いと分かったので,植物の葉をたたき蛾を追い出しては見つけて写真を撮っています。でも,この方法には欠点があります。追い出された蛾の行方をじっと見ていて何処に止まるか見ていなければなりません。2匹以上飛び出したときにはどれか1匹に的を絞ります。かえって少ない方が目移りしないでいいのです。
 蛾によって飛び方に違いがあります。オビカクバネヒゲナガキバガの動きは素早く,スジウスキキバガの方は,いろは坂の道のようにあっちに行ったり,こっちに行ったりしてなかなか止まってくれません。
 名前のように筋が薄い蛾で筋がはっきり出ないのかなと思っていましたら意外と濃く写ることが分かりました。

 科 キバガ
 和名 スジウスキキバガ
 大きさ 前翅長 5mm程度
 出現月 6-7月
 食餌植物 コナラ
 特徴 


五七五

スジウスキ 薄いどころか 濃く写る

白い蛾の 写す方法 極めたり


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tag : スジウスキキバガ

カレハヒメマルハキバガ


カレハヒメマルハキバガ
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カレハヒメマルハキバガ 黒点が2つ足りませんが個体変異なのでしょう。撮影日:2013/07/11 場所:勿来の関

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カレハヒメマルハキバガ やはりキバは斜め前方から狙うに限ります。撮影日:2013/07/11 場所:勿来の関

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カレハヒメマルハキバガ 斜め前方から狙うとキバよく撮れました。フラッシュを焚いたため頭部に白い線が出てしまいました。撮影日:2013/07/11 場所:勿来の関

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カレハヒメマルハキバガ 黒点が4つありますがピンぼけで済みません。撮影日:2013/07/06 場所:勿来の関

 マルハキバガ科の蛾カレハヒメマルハキバガを紹介します。
前翅長5mmの小さい蛾です。7月6日(土)に写真を撮りましたが,ピンぼけの写真ばかりでがっかりしていました。ところが今日,別なカレハヒメマルハキバガに出会いましたので,ピンぼけしないように注意しながら,何枚も写真を撮りました。
 しかし,記事を書いている最中にとんでもないことに気が付きました。それは,淡い線の近くにもう1つずつ黒い小さな点が,ほとんどどの写真にも付いているのにこの蛾にはないことに気が付いたのです。マルハキバガ科らしくキバ(下唇鬚(かしんしゅ))が上手く撮れたと喜んでいたのにがっかりしてしまいました。
 改めて,「みんなで作る日本産蛾類図鑑」のカレハヒメマルハキバガの写真を見るとその点が小さいものや薄いもの・消えかかっているものもあるので個体変異として処理できると思います。それで,ピンぼけですが,黒点がきちんとそろっている写真もいっしょに載せることにしました。
 この蛾は灯火に飛来した蛾ではなく,葉をたたいて追い出した蛾です。葉の陰から飛び出した蛾の行方をじっと見ていて着陸地点を見失わないようにして,やっと写した写真です。真上から撮ると明るい色のキバが上手く撮れないので,横からや斜め前方から写しました。

 科 マルハキバガ
 和名 カレハヒメマルハキバガ
 大きさ 前翅長 5mm程度
 出現月 6-8月
 食餌植物 枯葉
 特徴 前翅4/5の淡色線を堺に翅端側が濃色になる。
前翅に黒点は4つある。


五七五

淡い線 そこより外は 濃い色に

横からと 斜め前から キバ狙う

黒点が 4つあるもの 写したい

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tag : カレハヒメマルハキバガ

オカトラノオ


オカトラノオ       画像をクリックすると大きくなります。
オカトラノオ
オカトラノオ 撮影日:2000/06/25

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ヌマトラノオ 極彩色の雌しべに目が惹きつけられます。こちらの方が奇麗に見えます。撮影日:2013/07/05

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オカトラノオ 極彩色の欄干に気付いたのはこちらの方が先です。撮影日:2013/07/05

 サクラソウ科オカトラノオ属の花オカトラノオとヌマトラノオを紹介します。
 植物に関心を持ち始めていた頃,オカトラノオとヌマトラノオの違いが分かりませんでした。簡単にいうとオカトラノオの花穂は垂れますが,ヌマトラノオは垂れません。

 オカトラノオの花穂・・・斜め下に垂れる。
 ヌマトラノオの花穂・・・垂れずに上に伸びる。

 私はオカトラノオの花穂が斜め下に垂れ,その先端が上に反り上がるなだらかな曲線が好きです。その様子を撮ったのが最初の写真です。
 全体の様子ばかりでなく,一つの花を大きく写したらどうだろうとあるとき思いました。そう思って写したのが,2枚目と3枚目の写真です。
 それらの画像を見て感動してしまいました。雌しべが緑・朱色・金色と極彩色で彩られていたからです。まるでおとぎ話に出てくるような極彩色の欄干のようです。皆さんも御覧になって下さい。奇麗さに感動します。

 さて,生育場所ですが,どちらかというとオカトラノオは乾燥した所をヌマトラノオは,じめじめした場所を好むようです。でも,ヌマトラノオは,じめじめした所だけでなく,オカトラノオが生育している比較的乾燥した所でも見られます。


短歌

奇麗です 極彩色の 欄干が 写真を撮りて 初めてぞ知る


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カクバネヒゲナガキバガ


カクバネヒゲナガキバガ
カクバネヒゲナガキバガ
カクバネヒゲナガキバガ 斜め倒立をして止まります。その上真っ白な触角を左右に広げるので目立ちます。撮影日:2012/07/08 場所:勿来の関

カクバネヒゲナガキバガ
カクバネヒゲナガキバガ キツネの顔のように私には見えてしまいます。撮影日:2013/08/23 場所:勿来の関

カクバネヒゲナガキバガ
カクバネヒゲナガキバガ 腹部に見える横線のようなものは後ろ足の一部のようです。撮影日:2013/07/08 場所:勿来の関

 ヒゲナガキバガ科の蛾カクバネヒゲナガキバガを紹介します。
 昨日,紹介したオビカクバネヒゲナガキバガと同じくらい小さな蛾ですが,止まるときに斜めに倒立するという珍しい止まり方をするので,一度見たら忘れられません。その上真っ白な触角を左右に広げているので目立ちます。幼虫の食餌植物が枯葉のためか,わりと多く見かけます。
 前翅には,褐色で長短の紋があるので,長い方が眉,短い方が目に,そして外縁の濃い褐色の部分が耳に見え,キツネの顔のようです。


 科 ヒゲナガキバガ
 和名 カクバネヒゲナガキバガ
 大きさ 前翅長 6mm程度
 出現月 4-10月
 食餌植物 枯葉
 特徴 長い白いヒゲ(触角)を左右に広げ,斜め倒立の格好で止まる。


五七五

長いヒゲ 左右に広げ 逆立ちす

白いヒゲ 斜め倒立 目立ちます

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オビカクバネヒゲナガキバガ


オビカクバネヒゲナガキバガ
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オビカクバネヒゲナガキバガ 前翅外縁寄りにある黒帯で名前にオビが付いたのでしょう。撮影日:2013/07/02 場所:勿来の関

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オビカクバネヒゲナガキバガ 触角は前方に突き出し後ろは上がっています。撮影日:2013/07/06 場所:勿来の関

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オビカクバネヒゲナガキバガ 足がぶれているのは飛び立つ瞬間だったからです。撮影日:2013/07/06 場所:勿来の関

 ヒゲナガキバガ科の蛾オビカクバネヒゲナガキバガを紹介します。
今まで見たことがなく今年7月2日に初見の蛾となりました。毎朝,通る展望台への道でした。歩いていますと小さな昆虫が,人影に驚き逃げ回る姿に出会いました。止まった場所を見定めてから,驚かないようにゆっくり近付いて写真を撮りました。触角を前方に伸ばして止まることと,前翅の黒い紋様から初見の蛾であることが分かりました。
 この蛾がどこにいたのか調べるために,ウルシやツタウルシに触らぬように気を付けながら近くの植物を揺すってみました。アセビの木を揺すったときに限って沢山の蛾が飛び出すような気がしました。それで,道沿いにある植物を揺すって確かめました。その結果,アセビ以外の植物にも多少は隠れていますが,一番,アセビに隠れていることが多いと分かりました。
 今日紹介しているオビカクバネヒゲナガキバガの外にもカクバネヒゲナガキバガやキイロホソバヒゲナガキバガ・オオキクチブサガ等(和名不明のものもいました)が観察されました。
 7月2日以来,外灯が一晩中ついている場所以外にも蛾かいる所が分かり見つける楽しみが増えました。
最後の写真は足がぶれて写っていますが,それは飛び出す瞬間だったからです。 偶然とはいえこのことから,止まっているときの蛾の足がなぜ曲がっているのか少し分かったような気がします。足が真っ直ぐのびていたら,先ず最初に翅を動かす必要があります。最後の写真のように足を曲げていれば,足を伸ばして飛び上がれば素早く逃げられます。だから,わざわざ足を曲げて止まっているのだと,私は考えました。
画像を見て大きな牙(下唇鬚(かしんしゅ))が見られるので,いつものように「四国産蛾類図鑑」の中の「キバガのなかま」から探して名前を調べました。

 科 ヒゲナガキバガ
 和名 オビカクバネヒゲナガキバガ
 大きさ 前翅長 6mm程度
 出現月 5-6月
 食餌植物 不明
 特徴 長いヒゲ(触角をさしている)を前方に伸ばして止まる。
前翅外縁寄りに黒帯があるので名前にオビが付くのでしょう。


五七五

長いヒゲ 前に突き出し 尾は上に


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ニジュウシトリバ


ニジュウシトリバ
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ニジュウシトリバ 左右合わせて24本の翅があるように見えます。撮影日:2013/07/07 場所:勿来の関

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ニジュウシトリバ 上と同じ蛾を少しだけ角度を変えて写しています。撮影日:2013/07/07 場所:勿来の関

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ニジュウシトリバ 翅脈と翅脈の間に膜や鱗粉がなく驚きです。撮影日:2011/07/23 場所:勿来の関

 ニジュウシトリバガ科の蛾ニジュウシトリバを紹介します。
 翅頂から翅頂までが15mmしかない大変小さな蛾で気を付けて見ないと見過ごしてしまいます。
 この蛾の画像を見て驚いたことは,独立したように見える翅が左側に12本,右側にも12本あったことです。さらに,1本1本の翅の両側には羽毛のような毛が生えていて驚いてしまいます。この毛が沢山あるので空気を捉えることができ飛ぶことができるのでしょう。
 多くの蛾のように翅脈と翅脈の間を膜や鱗粉で被うと重くなるのでこんな構造にしているのでしょう。

 じっとニジュウシトリバを見ていると,できる限り体の重さを軽くする工夫の究極の姿を見ている感じで感動してしまいます。

 そのような翅が24本あるのでニジュウシトリバと名付けられたのでしょう。

 科 ニジュウシトリバガ
 和名 ニジュウシトリバ
 大きさ 前翅長 7mm前後
 出現月 6-8月成虫越冬
 食餌植物 スイカズラ
 特徴 左側に12本,右側に12本の翅脈が独立したような翅があるのでニジュウシトリバと名付けられたのでしょう。


五七五

二十四も 飾りの模様の 翅を付ける

できるだけ 軽くしようと 考えた


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キンモンガ


キンモンガ
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キンモンガ 羽化したばかりのような瑞々しい感じの個体。撮影日:2013/07/06 場所:勿来の関

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キンモンガ 珍しいことに黄色の紋様が濃く撮れました。撮影日:2011/09/10 場所:勿来の関

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キンモンガ 縁毛があまりないので羽化後大分時間が経っている。撮影日:2012/08/28 場所:勿来の関

 アゲハモドキガ科の蛾キンモンガを紹介します。
ツトガ科の蛾は葉の裏に隠れますが,キンモンガは葉の表に止まります。それもそのはずです。この蛾は昼行性の蛾で成虫は花の蜜を吸います。多くの蛾は天敵の鳥を恐れ昼間は飛びません。それは迂闊に昼間飛ぶと鳥に見つかり食べられてしまうからです。それにもかかわらずキンモンガが昼間飛んでいるのを私は見たときがあります。
 キンモンガは黒地に黄色の斑紋があって目を惹く蛾です。おまけに外縁に水色の紋がありなかなか洒落ています。前翅と後翅にある大きい黄色の斑紋は,もっと濃い黄色なのですが,写真に写すと薄黄色になってしまいます。
 ところで,勿来の関では黄色の紋をしたものばかりですが,白い紋をしたものもいるそうです。
 最近気になっているのは。食餌植物の開花に合わせて成虫が出現しているように思われることです。最初に気付いたのは,ウツギヒメハマキです。ウツギの花が咲いているときに注意して葉を見ていくと必ずウツギヒメハマキが見つかりました。
 次に気付いたのは,もう少しでリョウブの花が開花し始める今日この頃,それを食餌植物にしているキンモンガが出現したからです。

 科 アゲハモドキガ科
 和名 キンモンガ
 大きさ 開張32-39mm
 出現月 6~7月
 食餌植物 リョウブ
 特徴 黄色の紋様が九州・中部地方では淡黄色タイプが多く,白色は九州北部から西部にかけて見られるそうです。


五七五

どうしてか 黄色の紋が 薄くなる

縁毛に 水色混じり 洒落ている



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ビロードハマキ


ブログ126ビロードハマキ
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ビロードハマキ 黒地や赤地にちりばめられた白紋が目を惹きます。撮影日:2013/07/05 場所:勿来の関

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ビロードハマキ 横顔は目をつり上げたブルドックのようでこわいです。撮影日:2013/07/05 場所:勿来の関

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ビロードハマキ 前足もお洒落に見えます。白紋が大きいので雌と思われます。撮影日:2013/07/05 場所:勿来の関

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ビロードハマキ 白紋が小さいので雄と思われます。撮影日:2011/09/18 場所:勿来の関

 ハマキガ科ハマキガ亜科の蛾ビロードハマキを紹介します。
 ハマキガといわれるのは,幼虫が葉を巻くから葉巻蛾なのです。
 英名でbell mothといわれるのは,止まった姿が丁度鐘の形に見えるからです。
 ハマキガ科の蛾は個体変異が大きく同定が難しいものが多いですがこのビロードハマキは迷わずすぐに分かります。主に黒地に白い斑点が沢山並んでいます。この白い斑点が沢山並んでいて目を惹きます。
 この白い斑点が最後の写真のように小さいと雄のようです。ビロードハマキの雄は雌より小さいです。
 ビロードハマキは,おそらくハマキガ科最大の蛾と思われます。前翅長24mmもありました。普通に見られるハマキガ科の大きさは大きいチャハマキでも前翅長15mm以下だからです。

 顔を横から見ると目がつり上がったブルドックに見えてこわいです。

 蛾を検索すると決まっていつも「Web東奥/とうおう写真館・あおもり昆虫記」が出てきます。青森県で見られる昆虫を紹介していますが,なぜかビロードハマキでは登場してきませんでした。その訳が分かりました。ビロードハマキは暖かい地方で見られる蛾なので,寒い青森県で見られないのでしょう。
 【「みんなで作る日本産蛾類図鑑」には「2003年から都内での発生量が増加している。既知の北限は茨城県新治群か?」】と書かれていますが,2013/07/05現在では北限は福島県いわき市勿来の関を越えていると思われます。ビロードハマキは,勿来の関では珍しくなく普通に見られる蛾です。

 科 ハマキガ科ハマキガ亜科
 和名 ビロードハマキ
 大きさ 前翅長 24mm(ハマキガ科最大と思われます。)
 出現月 1化6~7月,2化9月~10月
 食餌植物 カエデ,アセビ,ツバキ,ヤマモモ,オガタマノキ,カシ
 特徴 雌は雄より大きい。白い斑点が大きいのは雌の可能性が大。
    後翅の地は黄色
「みんなで作る日本産蛾類図鑑」では北限を茨城県新治郡辺りとしていますが,一気に福島県いわき市まで北上しました。


五七五

南の蛾 今は関越え みちのくへ

ちりばめた 白い斑点 美しき


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オスグロトモエ


オスグロトモエ
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オスグロトモエ 春型はこのようにくすんだ色で目立ちません。 撮影日:2013/07/04 場所:勿来の関

今日(2013年7月4日),電話ボックスの中にいる春型のオスグロトモエを見つけました。表はくすんだ色で目立ちません。

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オスグロトモエ 夏観察しましたが,春型です。個体変異が大きいようです。 撮影日:2012/08/07 場所:勿来の関

巴模様が現れる所の紋様が上の春型より濃く出ています。

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オスグロトモエ 夏型で雄です。撮影日:2011/08/24 場所:勿来の駅西公園

夏型にはこのように雄にも雌にも巴模様が見られます。

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オスグロトモエ フラッシュを焚くと鮮やかな色になってしまいます。撮影日:2013/07/04 場所:勿来の関

昨日のカキバトモエのように裏は赤橙色です。

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オスグロトモエ これが本当の色に近い画像です。ヒヨドリが突然襲ってきたのには驚きました。 撮影日:2013/07/04 場所:勿来の関

 ヤガ科シタバガ亜科の蛾オスグロトモエを紹介します。
 この蛾は春型と夏型では,翅の紋様が違います。春型は1と2の写真のような目立たない紋様をしています。しかし,夏型は3枚目の写真のようにはっきりとした巴模様が現れます。夏型の雌は,もう少し明るい彩りで,外横線の外側に白くて太いはっきりとした線があります。
 翅の表側は,昨日のカキバトモエと同じく目立たない色ですが,裏側はフラッシュを焚いて写すと目が覚めるような赤橙色です。特に,胸から腹の胴体は鮮やかな色です。実際には,翅の方は少しくすんだ赤橙色です。丁度,最後の写真のような感じです。
 電話ボックスの中で写した写真は逆光で暗くなってしまったので部屋の中で写し直すことにしました。透明な袋を開けると蛾はいつも決まった行動をとります。必ず,明るい窓の方に向かって飛んでいきます。つかまる所を探して暫くバタバタ翅を動かしていましたが,ようやくつかまる所を見つけ止まりました。その写真が最初の写真です。
 次に,裏側の写真も奇麗に撮ろうと透明な窓ガラスがある部屋の中で放しました。透明なガラスは滑りやすいのか,いつまでも翅をバタバタさせています。すると,どこで見ていたのでしょう,突然2羽のヒヨドリが現れ窓ガラスを突っつき始めました。慌てて私は,ヒヨドリを追い払いました。撮影半ばの大事な蛾が食べられてしまうと錯覚してしまいました。今から考えれば窓ガラスがあって食われることはないので,どうなるか観察していればよかったのです。
 いつまで経っても止まらないので,カーテンの後ろから箒で押さえて撮りました。しかし,翅を閉じたままだったので思ったような写真はできませんでした。でも,全体の彩りが,目で見たように写せました。フラッシュを焚いて写すと,どうしても鮮やかな感じになってしまいます。


 科 ヤガ科シタバガ亜科
 和名 オスグロトモエ
 大きさ 前翅長 32mm
 出現月 1化4~6月,2化7月~9月
 食餌植物 ネムノキ,アカシア
 特徴 春型は雌雄ともくすんだ色。巴模様が無く個体変異がある。
    夏型は巴模様がはっきり出る。雄は暗い感じで,雌は外横線線の外側に太く白い筋模様がある。
翅の裏は赤橙色。春型の方が鮮やか。


五七五

春型は 巴が無くて 裏赤し


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カキバトモエ


カキバトモエ
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カキバトモエ 表側はくすんだ色で目立ちません。撮影日:2013/07/03 場所:勿来の関

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カキバトモエ ところが翅の裏は柿の葉が紅葉したような色で目を惹きます。撮影日:2013/07/03 場所:勿来の関

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カキバトモエ 胸から腹も赤橙色です。撮影日:2013/07/03 場所:勿来の関

 ヤガ科シタバガ亜科の蛾カキバトモエを紹介します。
 去年は写真を撮ろうとしたら逃げられてしまい悔しい思いをしたのでそっと近付いて撮りました。2,3枚撮った後,逃げる気配がなかったので正面から撮ったり,前翅長を測ったりすることができました。
翅の表側はくすんだ色で目立ちませんが,裏側を写して驚きました。黒い筋以外は柿の葉が紅葉したような赤橙色をしていたからです。胸部に生えた毛の色の鮮やかさには圧倒されてしまいます。
 命名者が1番目についたのは,この見事な色だったと推測しています。更に,表側の固い感じの筋模様も柿の葉を思い起こさせるのでカキバトモエと名付けたのでしょう。

 科 ヤガ科シタバガ亜科
 和名 カキバトモエ
 大きさ 前翅長 32mm以上  
 出現月 1化5月,2化7~9月
 食餌植物 ネムノキ、フサアカシア(オーストラリア原産)、モリシマアカシア(オーストラリア原産)
 特徴 翅の裏に巴のような黒い模様がある。
     翅の裏は柿の葉が紅葉したような見事な色です。

 ここのところ,暑い日が続いたせいか蛾の飛来数が増えてきています。特に,今日(2013年7月3日)は,カキバトモエ(1匹)・オオアヤシャク(4匹)・ヒョウモンエダシャク(2匹)といった大きな蛾が目立ちました。蛾の種類はざっと数えて21種を越えていました。


五七五

翅の裏の 色が見事で 柿葉かな



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トビイロシマメイガ


トビイロシマメイガ
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トビイロシマメイガ 縁毛の金色と後翅の明るい紅が目を惹きます。撮影日:2011/06/27 場所:勿来の関

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トビイロシマメイガ この蛾も体をのけ反らせます。撮影日:2011/06/24 場所:勿来の関

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トビイロシマメイガ 後翅が見えないと何という蛾だろうと思ってしまいます。撮影日:2011/06/06 場所:勿来の関

トビイロシマメイガを紹介します。
 シマメイガ亜科の蛾には,このように紅色のものが何種類かいます。名前についているトビイロは飛び色ではなく鳶色(茶褐色)を意味します。鳶色というより暗い紅色なので,もう少し気の利いた名前はなかったのでしょうか。
 後翅が明るい紅色で,前翅も後翅も縁毛が金色に輝いているので奇麗に見えてしまいます。前翅長が10 mm以下の小さな蛾ですが目を惹きます。しかし,最後の写真のように後翅が見えないように止まると全く目立ちません。それよりも,こんな蛾に会ったことがないように錯覚してしまいます。
 昨日紹介したオオウスベニトガリメイガと同じように触角を翅の上に乗せていますので,メイガ科かツトガ科に属する蛾で,紅色の蛾はメイガ科に多いと覚えておくと検索が早くなります。
 この蛾も体をのけ反らして止まりますが,それほど頭を壁から離しては止まりません。。

 科名 メイガ科シマメイガ亜科
 和名 トビイロシマメイガ
 大きさ 前翅長 8~10mm以下
 出現月 6月~9月
 食餌植物 不明
 特徴 頭も腹端も上げ,体を反らして止まります。
触角を翅の上に乗せているのでメイガ科かツトガ科と判断できる。
縁毛の橙色が金色に見え後翅の明るい紅色が目を惹きます。

五七五

金色と 明るい紅で 目立つなり


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オオウスベニトガリメイガ


オオウスベニトガリメイガ
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オオウスベニトガリメイガ 体をのけ反らして止まります。撮影日:2013/07/01 場所:勿来の関

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オオウスベニトガリメイガ 触角が翅の上にあるのでメイガ科かツトガ科を探すと速く見つけられます。撮影日:2013/07/01 場所:勿来の関

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オオウスベニトガリメイガ 縁毛がふさふさしているので羽化して間もない蛾でしょう。撮影日:2011/06/23 場所:勿来の関

 メイガ科シマメイガ亜科の蛾オオウスベニトガリメイガを紹介します。
 この蛾の止まり方は変わっています。シャクガ科のほとんどの蛾は壁にぴったり張り付くように止まりますが,このオオウスベニトガリメイガは足を突っ張って頭を壁から離し,しかも腹端を持ち上げるようにして止まります。

【科名探究ポイント】
 触角の先端が見えなくなっていますが,体の上に乗せているので,メイガ科かツトガ科とすぐ判断がつきます。
 こんな濃い紅色の蛾はツトガ科にはほとんどいません。
 従いまして,触角が翅や体の上で濃い紅色の蛾は,メイガ科を探すと速く見つけられます。

 科 メイガ科シマメイガ亜科
 和名 オオウスベニトガリメイガ
 大きさ 前翅長 10mm以下  
 出現月 5月~8月
 食餌植物 不明
 特徴 頭も腹端も上げ,体を反らして止まります。
触角を翅の上に乗せているのでメイガ科かツトガ科と判断できる。
前翅前縁の白い斑模様が美しさに変化を持たせてくれている。


五七五

奇妙だな 体反らして 止まるとは


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