ウツギヒメハマキ
ウツギヒメハマキ

ウツギヒメハマキ 黄色の帯が目印です。触角はハの字に開き翅の上に乗せています。 撮影日:2013/06/03 場所:勿来の関
今朝(2013年6月3日)見られたウツギヒメハマキを紹介します。
今日は朝から気持ちよく晴れていたので少々寒い感じでした。ウツギの花が3日ほど前あたりから開花し始めました。今日は更に開いている花が増え3部咲きくらいです。このウツギの咲き出しに合わせるように,ウツギヒメハマキが草の葉の上にいるのを3匹見つけました。去年,初めて灯火に飛来したウツギヒメハマキを観察しているので,昼間見られるなんて思いませんでした。
毎日,道路脇の植物にも注意を払って歩いていますが,今日のように同じ種類の蛾が3匹も見つかるなんて初めてです。前翅長が10mmにも満たない小さな蛾ですが,黒い地に黄色の紋があるので目に付きやすい蛾です。
写真を1枚撮って画像を見ますとヒメハマキ模様(前翅前縁にある褐色あるいは白い筋)がありました。この模様が奇麗に出るように写しました。
ところで,ウツギの咲き出しに合わせるように,ウツギヒメハマキは出現したのでしょうか。食餌植物がウツギ類になっていますが,幼虫は葉だけでなく花も食べるのでしょうか。
それとも,成虫に口があるならば羽化してすぐに,ウツギの花(卯の花)の蜜が吸えるようにと花の咲く時期と出現する時期を合わせているのでしょうか。因みにウツギの花は蜜を出しているかどうか確かめてみました。雄しべの束をもぎって嘗めるとかすかに甘い味がします。薄いのでウツギヒメハマキは蜜吸いに多くの花を訪れます。そうすればウツギの多くの花は受粉させてもらえます。だから,わざわざ甘さを薄くしているように思われます。

ウツギヒメハマキ 前翅前縁後半にヒメハマキ模様が見られます。 撮影日:2013/06/03 場所:勿来の関

ウツギヒメハマキ 撮影日:2013/06/03 場所:勿来の関

ウツギヒメハマキ 触角は左右に広げています。 撮影日:2013/06/03 場所:勿来の関
五七五
黒い地に 黄色の筋が よく目立つ
卯の花の 開花に合わせ 出現す
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