fc2ブログ

奇麗な蛾が多いミズメイガ亜科

マダラミズメイガ 奇麗な蛾が多いツトガ科ミズメイガ亜科の蛾
マダラミズメイガ クロスジマダラミズメイガ キオビミズメイガ アトモンミズメイガ  ゼニガサミズメイガ
st0300_convert_20130418162704.jpg
マダラミズメイガ クロスジマダラミズメイガ 撮影日:2011/09/08 場所:勿来の関

 ミズメイガ亜科に属する蛾の幼虫は水に溶けている酸素を気管腮(きかんさい)から取り入れ水生植物を食べるという生活をしています。鮮やかな黄色の筋がある種が多いです。ですから,目を引き奇麗に見えます。

 最初の写真の蛾はマダラミズメイガクロスジマダラミズメイガです。クロスジマダラミズメイガととてもよく似ていて私には区別がつきません。マダラミズメイガの方が資料数が多いのでこの蛾を暫定的にマダラミズメイガとしておきます。
 最初の写真は,クロスジマダラミズメイガです。マダラミズメイガににていて同定するのが大変でしたがやっと違いが分かりました。詳しくはこのブログのクロスジマダラミズメイガをご覧下さい。

st0299_convert_20130418162737.jpg
キオビミズメイガ 撮影日:2011/08/31 場所:勿来の関

 2枚目の写真の蛾の名前はキオビミズメイガです。こちらは,マダラミズメイガよりも多く観察されているようです。流水中の蘚苔類を食べるようです。勿来の関には沢沿いに小さな川が流れています。それから,大駐車場の隣にある吹風殿の中に浅い池(田植えの頃は蛙の声が聞こえてきます。)があります。この二つの水場にある水生植物を食べているのでしょう。あんな小さな細々とした環境でも生物の命を育んでいるのですから大切にしていかなくてはいけないと思います。まさに水ある所,命ありです。

st0304_convert_20130418162806.jpg
アトモンミズメイガ 撮影日:2012/07/25 場所:勿来の関

 3枚目の写真の蛾はアトモンミズメイガです。4つの蛾の中では一番小さな蛾です。丁度,壁の隅にいたので上の方から写せずピントがあった写真が撮れませんでした。後翅の外縁に沿って黒い紋が並んでいます。それで,アト(後)モンミズメイガと名付けたのでしょう。

st0306_convert_20130418162849.jpg
ゼニガサミズメイガ 撮影日:2012/07/23 場所:勿来の関

 4枚目の写真はゼニガサミズメイガです。後翅にある白い楕円形の紋を銭瘡(ぜにがさ:『大辞泉《患部が銭のように円形になるところから》田虫(たむし)の古名』)に見立てたのでしょう。スジグロミズメイガとよく似ていて区別がつきませんでしたが資料の多いゼニガサミズメイガと暫定的にしました。
 
 これらのミズメイガ亜科の蛾は,いずれも暑くなってから観察される蛾です。(私の観察では,6月下旬~9月上旬に見られました。)


五七五

 ミズメイガ 黄色の筋が 引き立てる

 幼虫は 水中に住む 驚きだ

 ゼニガサは 田虫の古名 白い紋

スポンサーサイト



テーマ : 写真ブログ
ジャンル : ブログ

tag : クロスジマダラミズメイガキオビミズメイガアトモンミズメイガゼニガサミズメイガ

クリック応援お願いします。
ブログカウンター
リンク
長方形で囲まれた日を押すとその日の記事がでます。
03 | 2013/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
分野別にまとめてあります。関心のある分野の記事が続けて見られます。
多くの蛾を一度にたくさん見るときには  「蛾の掲載数」 をクリックして下さい。
最新記事:上にあるものほど新しい記事です。
月毎に記事がまとめて見られます。
最新コメント
検索フォーム
掲載写真