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アヤメ科の植物 晩春から初夏の花

アヤメ科の植物 晩春から初夏の花
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左:アヤメ  右:カキツバタ(1番水湿を好む)
垂れ下がる外花被片 立ち上がる内花被片 先反る雌しべ
 撮影日:左2007/05/27  右2010/08/11

①名のいわれ

 アヤメはその昔(万葉集編纂の頃)花アヤメと呼ばれていました。花に網目模様があるからと言われますが,単にアヤメと呼ばれていたショウブと葉が根元から出る様子が斜めに交わって似ています。その模様を文目(アヤメ)模様といいます。だから,どちらにもアヤメがついたと思われます。

 牧野富太郎博士によればカキツバタは書き付け花の転訛だそうです。書き付けとは,こすりつけることで,この花の汁を布にこすりつけて染める昔の行事に由来するようです。一番湿地を好みます。

ノハナショウブは野に咲く花ショウブだと思われます。

アヤメ科の植物の花のつくり
 アヤメで説明します。aが外花被片(3枚あります),bが内花被片(3枚あります),cが雌しべ(いずれも先が反り上がっている。3個あります)です。
 雄しべは雌しべの下にあります。

③見分け方
 外花被片の基のところに、アヤメは網目状の模様,ノハナショウブは黄色の筋、カキツバタは白い筋がそれぞれあることで区別できます
  
 私はこの点を知らなかったので,苦労しました。これが分かっていれば,みんな同じに見えなかったはずです。


 これらの3つの花はどれも青い花の印象があります。しかし,写真で見るとノハナショウブだけは花の色が青く写りません。その花被片の色は赤紫です。
 ノハナショウブを品種改良して様々なハナショウブ(園芸植物)が生まれています。面白いことにどの品種の外花被片にも黄色の筋が残っています。これは親がすべてノハナショウブだったことを物語っています。


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ノハナショウブ  花の色は赤紫 撮影日:左2000/06/28

③短歌と五七五

 葉の出方 どちらも似てる そのために アヤメもショウブも アヤメと呼ばれ

 似ていても 外花被片の 筋の色 カキツバタ白 黄色はノハナ

 垂れ下がる 外花被片に 立ち上がる 内花被片と 先反る雌しべ

 ハナショウブ すべて黄色の 筋がある 

 似ていても 外花被片の 色で分け

 雌しべどこ 先が僅かに 反り返る

 雄しべどこ 雌しべの下で 見えぬなり

 一つだけ 赤味があるは ノハナなり


次回はセンボンヤリかハナネコノメ・クモキリソウのもとの名は・ガマの仲間
・クサアジサイ・ニッコウキスゲ・マタタビ・サルナシ・ヒツジグサ・オオマツヨイクサ
・3月に見られた蛾・アヤメ科の植物 のうちのいずれかを計画しています。




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tag : アヤメ科 アヤメ ノハナショウブ カキツバタ ショウブ

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